JP5045434B2 - 電極積層体、該電極積層体を用いた電気デバイス、およびそれらの製造方法 - Google Patents

電極積層体、該電極積層体を用いた電気デバイス、およびそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、化学電池要素やキャパシタ要素などに用いられる電極積層体、この電極積層体を用いた電池やキャパシタに代表される電気デバイス、およびそれらの製造方法に関する。
化学電池やキャパシタは、複数の正極板と複数の負極板とをセパレータを介して交互に積層した電極積層体を、電解質とともに、金属やフィルムなどからなる外装材で気密封止(以下、単に「封止」という)した構成を有している。正極板および負極板(以下、正極と負極を区別しない場合は単に電極板という)は、金属箔の両面に電極材料が塗布されて構成されている。電極板からは、外部引き出し用のリード部と接続するために、電極材料が塗布されていない金属箔の部分が延びている。従来、電極板とセパレータとの相互位置がずれで電極板の一部がセパレータの外にはみ出し、正極板と負極板とが接触して短絡することを防止するために、セパレータを袋状とし、その中に、電極材料の非塗布部分を延出させた状態で電極板を収容して、正極板と負極板とを交互に積層することが行われている。
例えば特開平8−96829号公報(以下、特許文献1という)には、四隅が切り取られた形状の正極板および負極板をセパレータに収容して交互に重ね、重なり合ったセパレータ同士をその四隅部で熱融着することによって、正極板および負極板の積層位置関係を固定することが開示されている。特許第3511443号明細書(以下、特許文献2という)には、セパレータを、その四隅部を含み、かつ電極板の中心線に対して軸対称となる位置で熱融着して袋状とすることによって、セパレータへのしわの発生を防止することが開示されている。特開2002−324571号公報(以下、特許文献3という)には、電極板の四辺に沿ってセパレータの全周を熱融着し、袋状となったセパレータ内への異物の混入を防止するとともに、電極材料の飛散を防止している。
電極積層体においては、正極板と負極板との間でショートが発生しないように、負極板と正極板との間に確実にセパレータが位置していることが重要である。前述のようにセパレータを袋状とし、その中に電極板を収容することは、電極板の位置ずれ防止に有効である。特に、特許文献1、2に記載のものは、セパレータの四隅部が熱融着されることによって、セパレータ内での電極板の位置を規制することができる。
セパレータの四隅部を熱融着して電極板の位置を規制するようにした場合、電極板は電極材料の非塗布部分をセパレータから突出させなければならないので、少なくとも電極材料の非塗布部分を電極材料が塗布された部分よりも幅狭に形成する必要がある。しかし、電極材料の非塗布部分を幅狭に形成すると、電流通路が狭くなり、電池抵抗の増大につながる。このような電池抵抗の観点や、電極板の製造上の簡便性を考えると、電極板は電極材料の非塗布部分も含めて単純な矩形であることが好ましい。しかし、単純な矩形の電極板では、電極材料の非塗布部分を幅狭にした場合のような引っ掛かりを作ることができない。そのため、非塗布部分をセパレータから突出させた状態では、その突出方向に電極板がセパレータから抜け易くなってしまう。
さらに、電極積層体においては、セパレータと電極板との位置関係だけでなく、電極板同士、すなわち正極板と負極板との相対的な位置関係も重要である。正極板と負極板との相対的な位置がずれると、それぞれの電極板に塗布されている電極材料同士の対向面積が変動する。このことは、電極積層体の電池としての充放電特性のばらつきをもたらす。
本発明の主たる目的は、セパレータと電極板との位置ずれが生じないようにしつつ、より簡便に電極積層体を製造できるようにし、その結果、正極板と負極板との間でショートが発生しない、信頼性の高い電気デバイスを得ることである。
本発明の第2の目的は、上記目的に加え、正極板と負極板との相対的な位置決めが容易に行え、その結果、特性の安定した電極積層体および電気デバイスを得ることである。
上記目的を達成するため本発明の電極積層体は、複数の正極用の電極板と複数の負極用の電極板とが、セパレータを介して互いに積層された構成を有する。電極板は、電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、この領域の1辺から延びた、電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である。セパレータは、電極板の電極材料が塗布されていない領域の辺を延出させて、正極用および負極用の電極板の少なくとも一方を1枚ずつ間において電極板の両側に配置されるものであり、少なくとも1辺が連続または間欠的に熱融着されて電極板を収容する場合と、2つ折りにされて電極板を収容する場合と、シート状の2枚のセパレータからなる場合とがある。セパレータの間に配置された電極板には、少なくとも一部がセパレータに覆われる部位に切除部が形成されており、セパレータの切除部を通して対向する領域同士が熱融着されている。
上記のとおり構成された本発明の電極積層体では、切除部を電極板に形成し、切除部を形成した電極板を挟んでセパレータが対向配置される。そして、電極板を挟んで対向配置されたセパレータが、電極板の切除部を通して対向する領域で互いに熱融着されるので、これによって切除部が形成された電極板とセパレータとの相互位置が規制され、切除部が形成された電極板とセパレータとの位置ずれが抑制される。さらに、好ましくは凹形状とされる切除部の内部でセパレータの対向する領域が熱融着されているので、電極材料が塗布されていない領域の延出方向およびその反対方向の両方向に対してセパレータから電極板が抜けることが防止される。このことにより、少ない熱融着部の数で、全方向についてのセパレータと電極板との位置ずれが規制される。
切除部が正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに形成されている場合、他方の電極板には、セパレータの一方の電極が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に第2切除部を形成してもよい。この第2切除部を利用して、セパレータに対する他方の電極板の位置決めが可能となる。特に、一方の電極板のセパレータから延出した辺に沿った方向での、セパレータの寸法が他方の電極板の寸法よりも大きい場合には、上記の第2切除部の代わりに、位置決め用のマークを形成してもよい。
本発明の電気デバイスは、上記本発明の電極積層体と、電極積層体の、正極用および負極用の電極板の電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ接続された、正極用および負極用のタブと、タブを延出させて電極積層体を封止する外装材と、を有する。
本発明の電気デバイスは、上述した本発明の電極積層体を有しているので、各電極板とセパレータとの相互の位置精度が向上し、特性の安定した電気デバイスが達成される。
本発明の電極積層体の製造方法は、電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、この領域の1辺から延びた電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である複数の正極用および負極用の電極板を形成する工程と、正極用および負極用の電極板の少なくとも一方に、切除部を形成する工程と、を有する。さらに本発明の電極積層体の製造方法は、切除部が形成された電極板をそれぞれ、電極板の一方の面側に位置する第1の部分と、他方の面側に位置する第2の部分とを有するように、少なくとも1辺が連続または間欠的に熱融着されるか、または2つ折りにされたセパレータに、切除部の少なくとも一部がセパレータに覆われ、かつ、電極板の電極材料が塗布されていない領域側の辺をセパレータから延出させて収容する工程と、電極板を収容したセパレータの、切除部を通して対向する領域同士を熱融着する工程と、セパレータの熱融着後、正極用の電極板と負極用の電極板とを交互に積層する工程と、を有する。あるいは、切除部が形成された電極板をそれぞれ、シート状の2枚のセパレータで、切除部の少なくとも一部がセパレータに覆われ、かつ、電極板の電極材料が塗布されていない領域側の辺がセパレータから延出するように挟む工程と、電極板を挟んだセパレータの、切除部を通して対向する領域同士を熱融着する工程と、セパレータの熱融着後、正極用の電極板と負極用の電極板とを交互に積層する工程と、を有する。
本発明の電極積層体の製造方法では、実質的に矩形状の電極板を用いるので、電極板に対する特殊な加工や工程が不要であり、さらに、電極板の積層時に、切除部を形成した電極板とセパレータとの位置決めも不要であり、上述した本発明の電極積層体の製造を容易に行える。
さらに、切除部を正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに形成してもよい。この場合、他方の電極板には、セパレータの一方の電極が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に第2切除部を形成すると、この第2切除部を利用して、セパレータに対する他方の電極板の位置決めを容易に行うことができる。特に、一方の電極板のセパレータから延出した辺に沿った方向での、セパレータの寸法が他方の電極板の寸法よりも大きい場合には、上記の第2切除部の代わりに、位置決め用のマークを形成し、このマークを用いて、セパレータに対する他方の電極の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の電気デバイスの製造方法は、上述した本発明の電極積層体の製造方法を用いて電極積層体を作製する工程と、電極積層体の、正極用および負極用の電極板の電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ、正極用および負極用のタブを接続する工程と、タブを延出させて、外装材内に前記電極積層体を封止する工程と、を有する。
本発明によれば、各電極板とセパレータとの位置合わせ精度が向上し、信頼性が高いとともに特性の安定した電極積層体および電気デバイスを達成することができ、しかもそれらを容易に製造することができる。
本発明の一実施形態による電気デバイスであるフィルム外装電池の分解斜視図である。 図1に示す電極積層体の分解斜視図である。 図2に示す正極板の切除部近傍の拡大平面図である。 図2に示す負極板の切除部近傍の拡大平面図である。 図2に示す正極板および負極板の製造方法の一例を説明する図である。 図2に示す正極板および負極板の製造方法の一例を説明する図である。 図5Aおよび図5Bの工程を経て作製されセパレータに収容された正極板の平面図である。 正極板の他の形態を示す、切除部近傍での拡大平面図である。 正極板のさらに他の形態を示す、切除部近傍での拡大平面図である。 正極板に保持されるセパレータの他の形態を示す、正極板およびセパレータの分解斜視図である。 正極板に保持されるセパレータのさらに他の形態を示す、正極板およびセパレータの分解斜視図である。 負極板の他の形態を示す、切除部近傍での拡大平面図である。 負極板の他の形態を示す、非塗布部近傍での拡大平面図である。
符号の説明
1 フィルム外装電池
2 電極積層体
3a 正極タブ
3b 負極タブ
4,5 外装フィルム
6 熱融着部
11,41 正極板
11a 正極材料塗布部
11b,16b 非塗布部
12,17,22,42,67 切除部
15,45,53,55,65,75 セパレータ
16,66,76 負極板
16a 負極材料塗布部
16b 非塗布部
20 金属箔
21 電極板
21a 電極材料塗布部
21b 非塗布部
77 マーク
図1を参照すると、本発明の一実施形態による電気デバイスであるフィルム外装電池1が示される。フィルム外装電池1は、複数の正極板および複数の負極板がセパレータを介して積層された構造を有する電極積層体2と、電極積層体2を電解液とともに封止する2枚の外装フィルム4,5と、外装フィルム4,5から先端部を延出させた状態で電極積層体2の正極板および負極板にそれぞれ接続された正極タブ3aおよび負極タブ3bと、を有する。
外装フィルム4,5は、電極積層体2をその厚み方向(積層方向)両側から挟んで包囲することができるようにするため、電極積層体2の平面寸法よりも大きな平面寸法を有する。外装フィルム4,5の電極積層体2の周囲で重なり合った対向面同士を熱融着することで、電極積層体2が封止される。図1では、外装フィルム4,5の熱融着された領域を、熱融着部6として斜線で示している。各外装フィルム4,5には、電極積層体2を包囲する空間を形成するために、中央領域にカップ部4a,5aを有する。熱融着部6は、このカップ部4a,5aの全周に亘って形成されている。カップ部4a,5aの加工は、深絞り成形によって行うことができる。本実施形態では各外装フィルム4,5にカップ部4a,5aを形成しているが、一方の外装フィルムのみにカップ部を形成してもよいし、また、カップ部を形成せずに外装フィルム4,5の柔軟性を利用して電極積層体2を包囲してもよい。
外装フィルム4,5としてはラミネートフィルムを好ましく用いることができる。ラミネートフィルムとしては、柔軟性を有しており、かつ電解液が漏洩しないように熱融着によって電極積層体2を封止できるものを用いることができる。代表的には、熱融着性樹脂からなる熱融着樹脂層と、金属薄膜などからなる非通気層と、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのフィルムからなる保護層とをこの順に積層したものが挙げられる。外装フィルム4,5は、これらのうち少なくとも熱融着樹脂層と非通気層とを有していればよく、保護層は必要に応じて設けられる。電極積層体2を封止するに際しては、熱融着樹脂層を対向させて電極積層体2を包囲する。
非通気層を構成する金属薄膜としては、例えば、厚さが10〜100μmのAl、Ti、Ti合金、Fe、ステンレス、Mg合金などの箔を用いることができる。熱融着樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、これらの酸変成物、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル等、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが使用できる。熱融着性樹脂層の厚さは10μm〜200μmが好ましく、より好ましくは30μm〜100μmである。
次に、電極積層体2について詳しく説明する。
図2に、電極積層体2の分解斜視図を示す。電極積層体2は、複数の正極板11と、複数の負極板16とを、負極板16が最上面および最下面に位置するように、交互に積層した構造を有する。
正極板11は、正極を構成する金属箔の両面に正極活物質を塗布した実質的に長方形の部材である。正極活物質は、金属箔の一端部を除いた領域に矩形状に塗布されており、これによって正極板11は、正極活物質が塗布された矩形状の正極材料塗布部11aと、正極材料塗布部11aの1辺からそのまま延びた何も塗布されていない非塗布部11bとに区画されている。負極板16も、負極を構成する金属箔の両面に負極活物質を塗布した実質的に長方形の部材である。負極活物質は、金属箔の一端部を除いた領域に矩形状に塗布されており、これによって負極板16は、負極活物質が塗布された矩形状の負極材料塗布部16aと、負極材料塗布部16aの1辺からそのまま延びた何も塗布されていない非塗布部16bとに区画される。
正極板11および負極板16は、非塗布部11b,16bを互いに反対側に向けて、かつ非塗布部11b,16bを突出させて積層される。正極板11および負極板16の非塗布部11b,16bは、それぞれ一括して超音波溶接され、集電部を形成する。正極板11の集電部および負極板16の集電部は、図1に示したように、それぞれ正極タブ3aおよび負極タブ3bと接続される。
正極板11、負極板16、電解液等の材料は、この電極積層体2の用途、すなわちフィルム外装電池1の種類に応じて適宜選択される。フィルム外装電池1の種類は特に限定されるものではなく、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムメタル一次電池あるいは二次電池、リチウムポリマー電池など、種々の化学電池が挙げられる。例えば、リチウムイオン二次電池用の電極積層体2とする場合、正極板11としては、リチウム・マンガン複合酸化物、コバルト酸リチウム等の正極活物質を、厚さ3〜50μmのアルミニウム箔の両面に塗付したものを用いることができる。負極板16としては、リチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を、厚さ3〜50μmの銅箔の両面に塗布したものを用いることができる。この場合、電解液としては、リチウム塩を含む電解液を用いることができる。さらに、正極の金属箔にアルミニウム箔を用いた場合、正極タブ3aにはアルミニウム板を用いることができ、負極の金属箔に銅箔を用いた場合、負極タブ3bにはニッケル板または銅板を用いることができる。負極タブ3bを銅板で構成する場合、その表面にニッケルめっきを施してもよい。これらの材料は、一般的なリチウムイオン二次電池に用いられるものなので、詳細な説明は省略する。
セパレータ15は、互いに重ね合わせられた2枚のシートの周囲3辺が、それらの辺に沿って間欠的または連続的に熱溶着されて構成されている。これによって、セパレータ15は、熱融着されていない残りの1辺が開放した袋状に形成されている。正極板11は、非塗布部11b側の辺がセパレータ15から延出するように、正極材料塗布部11a、および非塗布部11bの一部が、袋状に形成されたセパレータ15内に収容されており、これによって、正極板11と負極板16とが、セパレータ15を介して積層された構造とされる。セパレータ15としては、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂から作られた、マイクロポーラスフィルム(微多孔フィルム)、不織布あるいは織布など、電解液を含浸することのできる部材を用いることができる。
正極板11の非塗布部11bには、正極板11のセパレータ15への挿入方向に沿った互いに対向する2つの辺、すなわちセパレータ15から延出した辺に隣接する2つの辺の長さ方向中間位置で非塗布部11bを部分的に切除することによって、凹状の切除部12が形成されている。図3にも示すように、切除部12は、セパレータ15によって完全に覆われる位置に形成されている。そして、この切除部12を覆った部分を含む領域で、袋状のセパレータ15の切除部12を挟んで互いに対向する面同士が熱融着されて熱融着部15aが形成されている。
正極板11に切除部12を設け、この切除部12を含む領域で、正極板11を間において対向するセパレータ15同士を熱融着することにより、セパレータ15に対して正極板11の位置が保持される。これにより、正極板11と負極板16とを積層する工程において、正極板11とセパレータ15との位置ずれを防止することができる。その結果、正極板11と負極板16との間でショートが発生するのを防止することができる。また、切除部12が非塗布部11bに形成されているので、正極材料塗布部11aの面積に何ら影響はない。
特に、切除部12を凹状に形成し、その切除部12の内部で対向するセパレータ15同士を熱融着することにより、図2に示すX方向の両方向とも、正極板11とセパレータ15との位置ずれが防止される。X方向についての位置ずれの防止効果は、切除部12が1箇所であっても同様であり、1つの熱融着箇所でセパレータ15の位置ずれの自由度をこれほど多く規正できる構成は従来提案されていない。さらに、切除部12が1箇所であったとしても、切除部12が設けられた辺と対向する辺において、セパレータ15が開放されていなければ、すなわち連続または間欠的に熱融着されていれば、セパレータ15の熱融着部と、切除部12内での熱融着部とに正極板11が挟まれ、図2に示すY方向についての位置ずれも規正される。結果的に、全方向についての位置ずれが規正されることとなる。
ここで、図2に示すX方向は、電極積層体2において正極板11の正極材料塗布部11aから非塗布部11bが延びる方向(負極板16の負極材料塗布部16aから非塗布部16bが延びる方向)を意味し、Y方向は、X方向と直角な方向を意味する。なお、正極板11および負極板16のセパレータ15から延出した辺はY方向に平行である。
しかも正極板11は、切除部12が形成された部分を除いて実質的に長方形であるので、帯状の素材を用いて簡易に製造することができる。また、正極タブ3a(図1参照)と接続する非塗布部11bの幅を正極材料塗布部11aの幅と等しく、結果的に正極タブ3aも幅広のものを用い、その抵抗値を低くすることができるので、大電流対応のフィルム外装電池1(図1参照)とすることができる。ここで、「幅」とは、図2に示すY方向を意味する。
このように、正極板11の切除部12は、上述のように、セパレータ15を保持するのに利用される。そのため、切除部12は、正極板11を挟んで対向配置されるセパレータ15の対向面同士が切除部12で熱融着されるのに十分なサイズを有していれば、その形状は任意である。
さらに本実施形態では、図2および図4に示すように、負極板16にも一対の切除部17が形成されている。負極板16の切除部17も、正極板11の切除部12と同様に、負極板16の互いに対向する2つの辺の長さ方向中間位置で非塗布部16bを部分的に切除することによって形成されている。また、この切除部17が形成される位置は、セパレータ15の、正極板11の非塗布部11bが延出した側と反対側の端縁に対応する位置、具体的にはセパレータ15に収容された正極板11上の正規の位置へ負極板16を重ねたときに、セパレータ15の、正極板11の非塗布部11b側とは反対側の端縁上に重なる位置とされる。
正極板11の非塗布部11bと負極板16の非塗布部16bとが互いに反対側に延びるように正極板11と負極板16とを積層していく場合、例えば、正極板11を収容しているセパレータ15のサイズが、その上に重ねられた負極板16の下に隠れるようなサイズであると、正極板11に対する負極板16の位置合せが難しくなる。そこで、上述のように負極板16に切除部17を形成することで、切除部17を通してセパレータ15の端縁を認識することができ、負極板16をセパレータ15に対して容易に位置決めすることができる。正極板11は熱融着部15aによってセパレータ15に対する位置が固定されているので、負極板16とセパレータ15との位置決めがなされることによって、正極板11と負極板16との位置決めがなされる。
負極板16の切除部17の形状やサイズは、切除部17を通して下側のセパレータ15を確認できるものであれば任意である。
本実施形態では負極板16の切除部17を互いに対向する2つの辺に設けている。しかし、一方の辺について負極板16とセパレータ15との位置関係が分かれば、両者のある程度の位置合せは可能であるので、切除部17は一方の辺にのみ設けてもよい。
フィルム外装電池1の出力特性(放電特性)を決定する要素の一つとして、正極材料塗布部11aと負極材料塗布部16aとの対向面積が挙げられる。上述のように正極板11と負極板16との位置決めがなされることによって、正極材料塗布部11aと負極材料塗布部16aとの対向面積もばらつきの少ない安定したものとなり、結果的に、出力特性のばらつきの少ないフィルム外装電池1が得られる。
次に、上述したフィルム外装電池1の製造手順の一例について説明する。
〈正極板および負極板の作製〉
本実施形態では、正極板11および負極板16は、具体的な寸法は互いに異なるものの、実質的には同じ形状および構成を有しているので、同様の工程を経て作製することができる。以下の説明では特にことわりがない限り、正極板11と負極板16に共通のものとして説明し、正極および負極を総称して電極という。
図5Aに示すように、帯状の金属箔20の両面に、金属箔20の長手方向に一定のピッチで間欠的に活物質塗布することによって、金属箔20に電極材料塗布部21aと非塗布部21bとを交互に形成する。金属箔20の長手方向での電極材料塗布部21aおよび非塗布部21bの長さは、最終的に得られる電極板での電極材料塗布部21aおよび非塗布部21bの長さよりも数mm程度長くする。
次いで、図5Bに示すように、活物質が塗布された金属箔20を、電極材料塗布部21aが形成された部分で、金属箔20の幅方向に沿って切断する。金属箔20の切断は、金属箔20の長手方向での電極材料塗布部21aの端縁を基準にして、電極材料塗布部21aの長さが最終的に得られる電極板での電極材料塗布部21aの長さに等しくなるように行う。電極材料塗布部21aの寸法は、得られる電池の性能に大きく影響する。一方で、塗布膜は寸法のばらつきを厳密に制御するのが難しく、電極材料塗布部21aは塗布長さのばらつきが比較的大きくなる傾向にある。したがって、上述のように電極材料塗布部21a上で金属箔20を切断して所定の寸法とすることにより、電極材料塗布部21aの寸法をより正確に管理することができる。
金属箔20の切断と同時または切断の後、金属箔20の非塗布部21bに、金属箔20の幅方向両側部をパンチ加工することによって、切除部22を形成する。これによって、電極板21が作製される。金属箔20およびその両面に塗布する活物質として正極用の材料を用いれば、得られたものは正極板となり、金属箔20およびその両面に塗布する活物質として負極用の材料を用いれば、得られたものは負極板となる。
電極板21を正極板として作製する場合、切除部22は、電極材料塗布部21aをカバーするセパレータが熱融着される部分であり、また、セパレータは負極板の位置決めにも利用される。一方、電極板21を負極板として作製する場合、切除部22は、セパレータとの位置決めに利用される。そのため、電極材料塗布部21aに対する切除部22の位置は重要である。そこで、切除部22の位置は、切断によって所定の寸法とされた電極材料塗布部21aの端縁を基準にして決定することが好ましい。
以上のように、正極板11および負極板16は、電極材料が塗布された帯状の金属箔20を一定の間隔で幅方向に切断するとともに、所定の箇所に切除部22を形成するだけで作製することができる。金属箔20の切断は一般的な裁断機によって行うことができるし、切除部22の形成もパンチ加工によって行うことができるので、正極板11および負極板16の作製は極めて簡単である。
〈電極積層体の作製〉
まず、図5Cに示すように、上述のように作製した正極板11を、袋状に形成したセパレータ15の中に挿入する。袋状のセパレータ15は、2枚のセパレータ用シートを互いに重ね合わせ、正極板11の非塗布部11bが延出する辺のみが開口するように周囲3辺を熱融着することによって形成することができる。あるいは1枚のシートを2つ折りにし、正極板11の非塗布部11bが延出する辺のみが開口するように残りの開放した2辺を熱融着することによってセパレータ15を形成することもできる。
正極板11をセパレータ15内に挿入した後、正極板11を挟んで対向したセパレータ15を切除部12の位置で熱融着する。これにより、正極板11とセパレータ15とが固定される。
次いで、図2に示したように、負極板16とセパレータ15に収容保持した正極板11とを交互に積み重ねていく。前述したように、正極板11の正極材料塗布部11aと負極板16の負極材料塗布部16aとの対向面積は電池の特性に大きく影響を及ぼすので、正極板11と負極板16との積層は、互いに位置合せしながら行う。
X方向についての位置合せは、図4に示したように、X方向でのセパレータ15の端縁15bの位置が負極板16の切除部17と一致するように行う。より詳しくは、負極板16の上に正極板11を重ねるときには、セパレータ15の端縁15bが切除部17の上に位置するように正極板11を重ね、正極板11の上に負極板16を重ねるときには、切除部17を通してセパレータ15の端縁15cが見えるように負極板16を重ねる。Y方向についても、負極板16の切除部17とセパレータ15の側縁15cとの位置関係に基づいて、正極板11と負極板16との位置合せを行うことができる。これらの位置合せは、作業者の目視によって行うこともできるし、光学的検出装置を用いて行うこともできる。
所定数の正極板11および負極板16を重ねたら、正極板11および負極板16の積層状態を、クリップまたはテープ等の固定具を用いて保持する。
次いで、正極板11および負極板16の延出している非塗布部11b,16bの先端部を、電極材料が塗布されている部分が残らないように切り揃え、それぞれ一括して、正極板11の非塗布部11bは正極タブ3a(図1参照)とともに、負極板16の非塗布部16bは負極タブ3b(図1参照)とともに超音波溶接する。
以上の工程を経て、電極積層体2(図1参照)が作製される。
〈電極積層体の封止〉
電極積層体2が作製されたら、作製された電極積層体2を電解液とともに外装フィルム4,5(図1参照)によって封止する。電極積層体2の封止は、例えば、以下のようにして行うことができる。
まず、図1に示すように、2枚の外装フィルム4,5で電極積層体2を、正極タブ3aおよび負極タブ3bが外装フィルム4,5から延出するようにして挟み、外装フィルム4,5の周囲の3辺を熱融着する。このとき、電極積層体2の積層状態を保持している固定具がクリップである場合は、外装フィルム4,5を熱融着する前にクリップを取り外す。固定具がテープである場合は、テープを装着したままでもよい。その後、熱融着されていない残りの1辺から電解液を注入し、電極積層体2に含浸させる。電極積層体2に電解液を含浸させたアセンブリを真空チャンバ内に入れ、減圧雰囲気中で外装フィルム4,5の残りの1辺を熱融着する。これによって、電極積層体2が封止される。
外装フィルム4,5の残りの1辺を熱融着した後、真空チャンバ内を大気圧に戻すと、外装フィルム4,5が大気圧によって電極積層体2に密着し、これによって外装フィルム4,5内での電極積層体2の位置が固定されたフィルム外装電池1が作製される。
上述したフィルム外装電池の製造方法では、正極板11および負極板16は実質的に矩形状であるので、これらの製造には帯状の素材を用いることができ、しかも後加工としては帯状の素材の切断と切除部の形成だけであるので、正極板11および負極板16を製造するのに特殊な加工や工程が不要である。また、正極板11と負極板16との積層時に、正極板11とセパレータ15との位置決めも不要である。さらに、負極板16に形成した切除部17を利用して正極板11と負極板16との位置決めも容易に行える。以上のように、本実施形態によれば、電極積層体2、ひいてはフィルム外装電池1を容易に行うことができる。
ここでは電極積層体2を減圧雰囲気中で封止する例を説明したが、この工程を大気圧中でおこなってもよい。また、外装材として2枚の外装フィルム4,5を用いた例を示したが、1枚の外装フィルムを2つ折りにして電極積層体2を挟んでもよい。さらに、外装材としてフィルムを用いた例を説明したが、これに限らず金属製の容器やプラスチック製の容器など、剛性を有する容器であってもよい。
以上、本発明について代表的な実施形態によって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば以下に述べる例のように、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更されうることは明らかである。
図6に、正極板の他の形態を示す。上述した例では正極板11の切除部12を、セパレータ15によって完全に覆われる位置に形成した例を示したが、図6に示すように、切除部17を、その一部がセパレータ15によって覆われる位置に形成し、切除部17にセパレータ15が存在しない領域が形成されるようにセパレータ15を熱融着してもよい。この場合は、正極板11へのセパレータ15の保持力は図3に示した例と比較して弱くなる。しかし、電極積層体2が外装材に封止された後は正極板11と負極板16との相互の位置ずれはほとんど生じないので、電極積層体2が外装材に封止されるまでの間、正極板11に対してセパレータ15を保持できれば十分である。
なお、図6に示す形態だけでなく図3に示す形態にもいえることであるが、正極板11を袋状のセパレータ15の中に収容する場合は、袋状のセパレータ15の中で正極板11の位置がある程度規正されるので、切除部12は正極板11の一方の辺だけに設けてもよい。
図7に、正極板のさらに他の形態を示す。図7に示す正極板41では、切除部42の位置が、図2に対応するX方向については図6に示した例と同じであるが、Y方向については正極板41の中間部位に形成されている。セパレータ45は切除部42の一部のみを覆っており、切除部42を覆っている部分を含む領域で熱融着されている。これによって、セパレータ45に熱融着部45aが形成され、セパレータ45は正極板41に保持されている。
図7では1つの切除部42を示したが、Y方向に沿って複数の切除部42を設け、それぞれの切除部ごとに熱融着部45aを形成してもよい。また、図7に示す切除部42と、図6に示す切除部12とを組み合わせることもできる。さらに、図7に示した構成は、正極側だけでなく負極側にも適用することができる。その場合は、熱融着部45aは不要である。
図8に、正極板を挟むセパレータの他の形態を示す。上述した形態ではセパレータは袋状のものであったが、袋状である必要はない。
セパレータの他の形態として、例えば、互いに重ね合わせられた2枚のシートの少なくとも1辺が連続または間欠的に熱融着されることによって形成したものが挙げられる。また、図8Aに示すように、シート状のセパレータ53を2つ折りにし、その間に正極板11を収容して、切除部12の部分でセパレータ53の対向する領域同士を熱融着することによって、正極板11にセパレータ53を保持させてもよい。この場合も袋状のセパレータに収容する場合と同様に、切除部12は1箇所であってもよい。ただし、セパレータ53の開放した側への正極板11の位置ずれを防止するために、セパレータ53の開放した側に対応する位置に切除部12を設けることが好ましい。上述した袋状のセパレータも含め、これらはいずれも、収容する電極板の一方の面側に位置する第1の部分と、他方の面側に位置する第2の部分とを有して、電極板を1枚ずつ挟んで収容するセパレータを構成する。
あるいは、図8Bに示すように、正極板11を間においてシート状の2枚のセパレータ55を対向配置し、切除部12の部分でセパレータ55同士を熱融着することによって、正極板11にセパレータを保持させてもよい。図8Bには、セパレータ55の熱融着される部分を網掛け領域で示している。前述したように、袋状のセパレータの場合は、正極板11に設ける切除部12は1箇所であってもよいが、本形態のようにシート状のセパレータ55の場合は、正極板11に対して位置ずれが生じ難いようにセパレータ55を保持するためには、少なくとも2箇所の切除部12が必要である。
図9に、負極板の他の形態を示す。図9に示す負極板66は、切除部67の形状を三角状とした点が上述した形態と異なっている。本形態においては、正極板(不図示)と負極板66との積層工程でセパレータ65と負極板66との位置合せの際に、切除部67の頂点の位置にセパレータ65の端縁65bが一致するように両者を位置合せすることができる。これによって、セパレータ65と負極板66との位置合せ精度が向上する。
図10に、負極板のさらに他の形態を示す。図10に示すように、Y方向でのセパレータ75の寸法が負極板76の寸法よりも大きい場合は、セパレータ75の上に負極板76を重ねた状態でもセパレータ75を確認することができる。したがって、この場合、セパレータ75と負極板76との相互の位置を確認するために負極板76に設ける構成は、マーク77であってもよい。マーク77は、図10では三角状のものとしたが、セパレータ75の端縁75bの位置を示すことができるものであれば形状は任意であり、また、Y方向に平行に引かれたラインであってもよい。これらのマークは印刷等によって形成することができる。
上述した各形態では、正極板に切除部を形成し、この切除部でセパレータを熱融着することによって、正極板の表裏両面にセパレータを保持した例を示したが、この構成を正極板ではなく負極板に適用し、負極板の表裏両面にセパレータを保持した構成としてもよい。この場合、正極板にも一対の切除部またはマークを形成し、この切除部またはマークをセパレータと正極板との位置合せに利用することもできる。あるいは、正極板および負極板のそれぞれが、表裏両面にセパレータを保持し、正極板と負極板とを積層した状態では正極板と負極板との間に2枚のセパレータが存在する構成としてもよい。
また、以上説明した形態では化学電池を例に挙げたが、本発明は、電気二重層キャパシタなどのキャパシタや電解コンデンサなどに例示されるキャパシタ要素のような、電気エネルギーを内部に蓄積する電極積層体を外装材で封止した電気デバイスに適用可能である。

Claims (27)

  1. 電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、該領域の1辺から延びた前記電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である複数の正極用および負極用の電極板と、
    前記電極板の電極材料が塗布されていない領域側の辺を延出させて、前記正極用および負極用の電極板の少なくとも一方を1枚ずつ挟んで収容する複数のセパレータと、を有し、
    前記セパレータは、収容する前記電極板の一方の面側に位置する第1の部分と、他方の面側に位置する第2の部分とを有するように、少なくとも1辺が連続または間欠的に熱融着されるか、または2つ折りにされて形成され、
    前記セパレータに収容された電極板の少なくとも一部が前記セパレータに覆われる部位に、少なくとも1つの切除部が形成され、
    前記電極板を収容したセパレータは、前記切除部を通して対向する領域同士が熱融着され、
    前記正極用の電極板と前記負極用の電極板とが、前記セパレータを介して交互に積層されている電極積層体。
  2. 前記切除部の形状は凹形状である、請求項1に記載の電極積層体。
  3. 前記切除部は、前記電極材料が塗布されていない領域で、かつ前記電極板の前記セパレータから延出した辺に隣接した辺に形成されている、請求項1に記載の電極積層体。
  4. 前記切除部は、前記電極材料が塗布されていない領域の、前記セパレータから延出した辺に沿った方向における前記電極板の中間位置に形成され、かつ前記切除部の一部のみが前記セパレータに覆われている、請求項1に記載の電極積層体。
  5. 前記切除部は、前記切除部が形成される電極板の前記電極材料が塗布された領域の端縁を基準に形成されている、請求項1に記載の電極積層体。
  6. 前記切除部は、前記正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに形成され、
    他方の前記電極板には、前記セパレータの前記一方の電極板が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に第2切除部が形成されている、請求項1に記載の電極積層体。
  7. 電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、該領域の1辺から延びた前記電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である複数の正極用および負極用の電極板と、
    前記電極板の電極材料が塗布されていない領域側の辺を延出させて、前記正極用および負極用の電極板の少なくとも一方を1枚ずつ挟んで対向配置された、シート状の2枚のセパレータからなる複数のセパレータ対と、を有し、
    前記セパレータ対に挟まれた電極板の、少なくとも一部が前記セパレータに覆われている部位に、複数の切除部が形成され、
    前記セパレータ対は、前記切除部を通して対向する前記セパレータの領域同士が熱融着され、
    前記正極用の電極板と前記負極用の電極板とが、前記セパレータを介して交互に積層されている電極積層体。
  8. 前記切除部の形状は凹形状である、請求項7に記載の電極積層体。
  9. 前記切除部は、前記電極材料が塗布されていない領域で、かつ前記電極板の互いに対向する2つの辺に形成されている、請求項7に記載の電極積層体。
  10. 前記切除部は、前記切除部が形成される電極板の前記電極材料が塗布された領域の端縁を基準に形成されている、請求項7に記載の電極積層体。
  11. 前記切除部は、前記正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに形成され、
    他方の前記電極板には、前記セパレータの前記一方の電極板が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に第2切除部が形成されている、請求項7に記載の電極積層体。
  12. 請求項1に記載の電極積層体と、
    前記電極積層体の、前記正極用および負極用の電極板の前記電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ接続された、正極用および負極用のタブと、
    前記タブを延出させて前記電極積層体を封止する外装材と、を有する電気デバイス。
  13. 請求項7に記載の電極積層体と、
    前記電極積層体の、前記正極用および負極用の電極板の前記電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ接続された、正極用および負極用のタブと、
    前記タブを延出させて前記電極積層体を封止する外装材と、を有する電気デバイス。
  14. 電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、該領域の1辺から延びた前記電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である複数の正極用および負極用の電極板を形成する工程と、
    前記正極用および負極用の電極板の少なくとも一方に、少なくとも1つの切除部を形成する工程と、
    前記切除部が形成された電極板をそれぞれ、前記電極板の一方の面側に位置する第1の部分と、他方の面側に位置する第2の部分とを有するように、少なくとも1辺が連続または間欠的に熱融着されるか、または2つ折りにされたセパレータに、前記切除部の少なくとも一部が前記セパレータに覆われ、かつ、前記電極板の前記電極材料が塗布されていない領域側の辺を前記セパレータから延出させて収容する工程と、
    前記電極板を収容したセパレータの、前記切除部を通して対向する領域同士を熱融着する工程と、
    前記セパレータの熱融着後、前記正極用の電極板と前記負極用の電極板とを交互に積層する工程と、を有する電極積層体の製造方法。
  15. 前記切除部を形成する工程は、前記切除部を凹形状に形成することを含む、請求項14に記載の電極積層体の製造方法。
  16. 前記電極板を形成する工程は、
    帯状の金属箔の両面に前記電極材料を、前記金属箔の長手方向に一定のピッチで間欠的に塗布する工程と、
    前記金属箔を、前記電極材料が塗布された部分で、前記金属箔の幅方向に沿って切断する工程と、を有する、請求項14に記載の電極積層体の製造方法。
  17. 前記金属箔を切断する工程は、前記金属箔の長手方向での、前記電極材料が塗布された部分の端縁を基準にした位置で前記金属箔を切断することを含む、請求項16に記載の電極積層体の製造方法。
  18. 前記電極板に切除部を形成する工程は、前記電極材料が塗布された領域の端縁を基準にした位置で前記電極板の一部を切除することを含む、請求項14に記載の電極積層体の製造方法。
  19. 前記電極板に切除部を形成する工程では、前記正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに前記切除部を形成し、
    他方の前記電極板の、前記セパレータの前記一方の電極板が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に、第2切除部を形成する工程をさらに有する、請求項14に記載の電極積層体の製造方法。
  20. 電極材料が両面に塗布された矩形状の領域と、該領域の1辺から延びた前記電極材料が塗布されていない領域とに区画され、実質的に矩形状である複数の正極用および負極用の電極板を形成する工程と、
    前記正極用および負極用の電極板の少なくとも一方に、複数の切除部を形成する工程と、
    前記切除部が形成された電極板をそれぞれ、シート状の2枚のセパレータで、前記切除部の少なくとも一部が前記セパレータに覆われ、かつ、前記電極板の前記電極材料が塗布されていない領域側の辺が前記セパレータから延出するように挟む工程と、
    前記電極板を挟んだセパレータの、前記切除部を通して対向する領域同士を熱融着する工程と、
    前記セパレータの熱融着後、前記正極用の電極板と前記負極用の電極板とを交互に積層する工程と、を有する電極積層体の製造方法。
  21. 前記切除部を形成する工程は、前記切除部を凹形状に形成することを含む、請求項20に記載の電極積層体の製造方法。
  22. 前記電極板を形成する工程は、
    帯状の金属箔の両面に前記電極材料を、前記金属箔の長手方向に一定のピッチで間欠的に塗布する工程と、
    前記金属箔を、前記電極材料が塗布された部分で、前記金属箔の幅方向に沿って切断する工程と、を有する、請求項20に記載の電極積層体の製造方法。
  23. 前記金属箔を切断する工程は、前記金属箔の長手方向での、前記電極材料が塗布された部分の端縁を基準にした位置で前記金属箔を切断することを含む、請求項22に記載の電極積層体の製造方法。
  24. 前記電極板に切除部を形成する工程は、前記電極材料が塗布された領域の端縁を基準にした位置で前記電極板の一部を切除することを含む、請求項20に記載の電極積層体の製造方法。
  25. 前記電極板に切除部を形成する工程では、前記正極用または負極用のいずれか一方の電極板のみに前記切除部を形成し、
    他方の前記電極板の、前記セパレータの前記一方の電極板が延出した側と反対側の端縁と対応する位置に、第2切除部を形成する工程をさらに有する、請求項20に記載の電極積層体の製造方法。
  26. 請求項14に記載の方法を用いて電極積層体を作製する工程と、
    前記電極積層体の、前記正極用および負極用の電極板の前記電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ、正極用および負極用のタブを接続する工程と、
    前記タブを延出させて、外装材内に前記電極積層体を封止する工程と、を有する電気デバイスの製造方法。
  27. 請求項20に記載の方法を用いて電極積層体を作製する工程と、
    前記電極積層体の、前記正極用および負極用の電極板の前記電極材料が塗布されていない領域を正極および負極ごとに一括して接合した集電部にそれぞれ、正極用および負極用のタブを接続する工程と、
    前記タブを延出させて、外装材内に前記電極積層体を封止する工程と、を有する電気デバイスの製造方法。
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