JP5044386B2 - 塗料供給設備及びその運転方法 - Google Patents
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Description
(特許文献2参照)。
塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段を、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあってもよい。
前記制御手段は、前記塗装ガン装備部の運転スケジュールに基づいて、その運転スケジュール上で全ての塗装ガン装備部が所定時間にわたり運転休止となる全体休止期間のとき、塗料種別の塗料循環運転の全てをセーブ運転、又は、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてあってもよい。
前記制御手段は、塗料種別の塗料循環運転のうち、いずれかの塗装ガン装備部において塗料取り出し状態にある塗料種の塗料循環運転を正規運転にし、かつ、いずれの塗装ガン装備部においても塗料取り出し状態にない塗料種の塗料循環運転をセーブ運転、又は、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてあってもよい。
塗装作業域へ順次搬入する被塗物をその塗装作業域内の前記塗装ガン装備部において前記塗料取出部からの選択取り出し塗料により順次に塗装するとともに、塗装済の被塗物を塗装作業域から順次に搬出するのに対して、
前記制御手段は、被塗物夫々の前記搬出入の検出情報及び被塗物夫々の使用塗料種の情報を外部から取得し、それらの取得情報に基づいて、塗料種別の塗料循環運転のうち、塗装作業域内にある被塗物の使用塗料種についての塗料循環運転を正規運転にし、かつ、その他の塗料種の塗料循環運転をセーブ運転、又は、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてあってもよい。
本発明の第1特徴構成は塗料供給設備に係り、その特徴は、
塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗料種別の塗料循環運転のうち、いずれかの塗装ガン装備部において塗料取り出し状態にある塗料種の塗料循環運転を正規運転にし、かつ、前記塗装ガン装備部の運転スケジュールに基づいて、その運転スケジュール上で全ての塗装ガン装備部が所定時間にわたり運転休止となる全体休止期間のとき、塗料種別の塗料循環運転の全てを、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある点にある。
つまり、この構成によれば、正規運転では、背圧調整手段により塗料往路内の塗料圧力を正規運転用の目標圧力として指定される設定正規圧力値に調整する状態で、可変速の塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となるように変速制御するから、それら設定正規圧力値及び設定正規流量値として夫々、適当な圧力値及び流量値を設定しておけば、各塗料種について、その塗料循環運転を正規運転にすることにより、各塗装ガン装備部においてその塗料種の塗料を該当塗料種の塗料往路から塗料バイパス路及び塗料取出路を通じ適当かつ安定的な圧力・流量状態で良好に取り出すことができる。
また、セーブ運転では、背圧調整手段により塗料往路内の塗料圧力をセーブ運転用の目標圧力として指定される設定セーブ圧力値に調整する状態で、可変速の塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となるように変速制御するから、その設定セーブ圧力値として適当な圧力値を設定するとともに、その設定セーブ流量値として正規運転用の上記設定正規流量値によりも小さく、かつ、塗料沈降を防止し得る適当な流量値を設定しておけば、各塗料種について、その塗料循環運転をセーブ運転にすることで、塗料沈降を十分に防止しながらも正規運転時に比べ塗料供給ポンプの消費動力を効果的に低減することができる。
したがって、これら塗料供給ポンプにより塗料往路から塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を塗装ガン装備部の運転状況に応じて制御手段により正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える上記構成によれば、各塗装ガン装備部において所要塗料種の塗料を適当かつ安定的な圧力・流量状態で良好に取り出すことができるとともに、塗料沈降も十分に防止しながら省エネも効果的に達成でき、全体として一層優れた塗料供給設備にすることができる。
なお、第1特徴構成の実施において正規運転用の設定正規圧力値及び設定正規流量値、並びに、セーブ運転用の設定セーブ圧力値及び設定セーブ流量値の夫々は、必ずしも一定の値である必要はなく、それら各値を適当に変化させるようにしてもよい。
また、休日や夜間あるいは単位作業期間どうしの間の直間や休憩時間など、予め設定された運転スケジュール上で全ての塗装ガン装備部が所定時間にわたり運転休止となる全体休止期間には、塗料種別の塗料循環運転の全てを、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にするから、これら全体休止期間のときにも全ての塗料種について固定速の塗料供給ポンプを運転して塗料の循環状態を塗料の取り出しが可能な高圧力・高流速状態に常時維持するようにしていた先述の従来設備などに比べ、大幅な省エネ効果を得ることができる。
また、全体休止期間のとき塗料種別の塗料循環運転の全てを上記セーブ用交互運転とするから、一時的な正規運転の繰り返しにより塗料沈降を一層効果的かつ確実に防止することができ、しかも、その分、設定インターバル時間のセーブ運転における設定セーブ流量値を更に小さくしてさらに高い省エネ効果を期待することもできる。
本発明の第2特徴構成は、
塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗料種別の塗料循環運転のうち、いずれかの塗装ガン装備部において塗料取り出し状態にある塗料種の塗料循環運転を正規運転にし、かつ、いずれの塗装ガン装備部においても塗料取り出し状態にない塗料種の塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある点にある。
つまり、この構成によれば、塗装ガン装備部で塗装を行う塗装作業期間(換言すれば前記の全体休止期間を除く期間)においても、全ての塗装ガン装備部において塗料取り出しが行われていない塗料種については、その塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にするから、塗装作業期間の全期間にわたり全ての塗料種の塗料循環運転を正規運転にして、いずれかの塗装ガン装備部でのいずれかの塗料種の塗料取り出しに備えるのに比べ、塗料種別の塗料供給ポンプ全体としての消費動力を一層効果的に低減することができて、一層高い省エネ効果を得ることができる。
なお、この構成の実施においては、いずれかの塗装ガン装備部での塗料取り出しの開始時点よりもある程度早い時点で、その取り出し塗料種についての塗料循環運転を正規運転に切り換えるようにして、その運転切り換えで生じる塗料流量や塗料圧力の過渡的な変動現象が塗装ガン装備部での塗料取り出しに影響を及ぼすことを防止するようにするのが望ましい。
本発明の第3特徴構成は、
塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗装作業域へ順次搬入する被塗物をその塗装作業域内の前記塗装ガン装備部において前記塗料取出部からの選択取り出し塗料により順次に塗装するとともに、塗装済の被塗物を塗装作業域から順次に搬出するのに対して、
前記制御手段は、被塗物夫々の前記搬出入の検出情報及び被塗物夫々の使用塗料種の情報を外部から取得し、それらの取得情報に基づいて、塗料種別の塗料循環運転のうち、塗装作業域内にある被塗物の使用塗料種についての塗料循環運転を正規運転にし、かつ、その他の塗料種の塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある点にある。
つまり、この構成によれば、前記第2特徴構成と同様、塗装ガン装備部で塗装を行う塗装作業期間(換言すれば前記の全体休止期間を除く期間)においても、塗装ガン装備部での塗装のために塗装作業域内にある被塗物の使用塗料種以外の塗料種については、その塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にするから、塗装作業期間の全期間にわたり全ての塗料種の塗料循環運転を正規運転にして、いずれかの塗装ガン装備部でのいずれかの塗料種の塗料取り出しに備えるのに比べ、塗料種別の塗料供給ポンプ全体としての消費動力を一層効果的に低減することができて、一層高い省エネ効果を得ることができる。
また、被塗物夫々の搬出入の検出情報に基づき運転の切り換えを行うから、運転切り換えのタイミングを計るための制御システムを簡素なものにし得るとともに、塗装作業域内における塗装ガン装備部での塗料取り出しの開始や停止に対し時間的な余裕のある状態で運転の切り換えを行わせることができて、運転切り換えの安定性や確実性も高めることができる。
そしてまた、塗装作業域内における塗装ガン装備部での塗料取り出しの開始時点よりも早い時点で、その取り出し塗料種についての塗料循環運転を正規運転に切り換えることができるから、その運転切り換えで生じる塗料流量や塗料圧力の過渡的な変動現象が塗装ガン装備部での塗料取り出しに影響を及ぼすことも効果的に防止することができる。
順次搬送される被塗物を前記塗装ガン装備部において前記塗料取出部からの選択取り出し塗料により順次に塗装することにおいて、順次搬送する被塗物の列を形成するのに、
全部の前記塗装ガン装備部又は一部の複数の前記塗装ガン装備部が同時に使用塗料種の同じ被塗物を塗装する状態が生じるように被塗物を配列する点にある。
順次搬送される被塗物の個々を複数の塗装ガン装備部で順次に塗装する分担塗装方式を採ることにおいて、それら複数の塗装ガン装備部が同時に使用塗料種の同じ被塗物を塗装する状態が連続して複数回生じるように被塗物の搬送列を形成する点にある。
次の本発明の別実施形態を列記する。
4 塗料往路
5 塗料還路
10C 塗料補給路
2 塗装ガン装備部
p 塗料圧力
ps 目標圧力
R,22,23 背圧調整手段
3 塗装ガン
T 塗料
11 塗料取出部
12 塗料バイパス路
13 塗料取出路
14 塗料選択取出用の弁装置
L 吐出流量
24 制御手段
psa 設定正規圧力値
La 設定正規流量値
psb 設定セーブ圧力値
Lb 設定セーブ流量値
W 被塗物
Claims (5)
- 塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗料種別の塗料循環運転のうち、いずれかの塗装ガン装備部において塗料取り出し状態にある塗料種の塗料循環運転を正規運転にし、かつ、前記塗装ガン装備部の運転スケジュールに基づいて、その運転スケジュール上で全ての塗装ガン装備部が所定時間にわたり運転休止となる全体休止期間のとき、塗料種別の塗料循環運転の全てを、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある塗料供給設備。 - 塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗料種別の塗料循環運転のうち、いずれかの塗装ガン装備部において塗料取り出し状態にある塗料種の塗料循環運転を正規運転にし、かつ、いずれの塗装ガン装備部においても塗料取り出し状態にない塗料種の塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある塗料供給設備。 - 塗料供給ポンプと、その塗料供給ポンプの吐出側に接続した塗料往路と、前記塗料供給ポンプの吸入側に接続した塗料還路及び塗料補給路との夫々を複数の塗料種毎に設けて、それら塗料種別の塗料往路及び塗料還路を複数の塗装ガン装備部にわたらせて延設するとともに、塗料種別に前記塗料還路に接続する前記塗料往路の下流側端部の夫々にその塗料往路内の塗料圧力を目標圧力に調整する塗料種別の背圧調整手段を装備し、
前記塗装ガン装備部の夫々において、塗装ガンに供給する塗料を取り出す塗料取出部を構成するのに、塗料種別に前記塗料往路と前記塗料還路とを短絡的に接続する塗料種別の塗料バイパス路、及び、それら塗料種別の塗料バイパス路から各別に分岐した塗料種別の塗料取出路を設け、これら塗料種別の塗料取出路を選択的に開閉する塗料選択取出用の弁装置を設けてある塗料供給設備であって、
塗料種別の前記塗料供給ポンプの夫々を吐出流量の調整が可能な可変速ポンプにするとともに、
それら塗料供給ポンプにより前記塗料往路から前記塗料還路にわたって塗料を循環させる塗料種別の塗料循環運転を前記塗装ガン装備部の運転状況に応じて正規運転とセーブ運転とに自動的に切り換える制御手段を設け、
この制御手段は、正規運転では前記目標圧力として設定正規圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値となる状態に変速制御し、かつ、セーブ運転では前記目標圧力として設定セーブ圧力値を前記背圧調整手段に指定するとともに前記塗料供給ポンプをその吐出流量が設定正規流量値よりも小さい設定セーブ流量値となる状態に変速制御する構成にしてあると共に、
塗装作業域へ順次搬入する被塗物をその塗装作業域内の前記塗装ガン装備部において前記塗料取出部からの選択取り出し塗料により順次に塗装するとともに、塗装済の被塗物を塗装作業域から順次に搬出するのに対して、
前記制御手段は、被塗物夫々の前記搬出入の検出情報及び被塗物夫々の使用塗料種の情報を外部から取得し、それらの取得情報に基づいて、塗料種別の塗料循環運転のうち、塗装作業域内にある被塗物の使用塗料種についての塗料循環運転を正規運転にし、かつ、その他の塗料種の塗料循環運転を、設定インターバル時間のセーブ運転とその設定インターバル時間よりも短時間の一時的な正規運転とを交互に繰り返すセーブ用交互運転にする構成にしてある塗料供給設備。 - 請求項2又は3記載の塗料供給設備の運転方法であって、順次搬送される被塗物を前記塗装ガン装備部において前記塗料取出部からの選択取り出し塗料により順次に塗装することにおいて、順次搬送する被塗物の列を形成するのに、
全部の前記塗装ガン装備部又は一部の複数の前記塗装ガン装備部が同時に使用塗料種の同じ被塗物を塗装する状態が生じるように被塗物を配列する塗料供給設備の運転方法。 - 順次搬送される被塗物の個々を複数の塗装ガン装備部で順次に塗装する分担塗装方式を採ることにおいて、それら複数の塗装ガン装備部が同時に使用塗料種の同じ被塗物を塗装する状態が連続して複数回生じるように被塗物の搬送列を形成する請求項4記載の塗料供給設備の運転方法。
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