JP2003334484A - 塗料供給装置および塗料供給方法 - Google Patents

塗料供給装置および塗料供給方法

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JP2003334484A JP2002142993A JP2002142993A JP2003334484A JP 2003334484 A JP2003334484 A JP 2003334484A JP 2002142993 A JP2002142993 A JP 2002142993A JP 2002142993 A JP2002142993 A JP 2002142993A JP 2003334484 A JP2003334484 A JP 2003334484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストの上昇および色替え時の塗料の無
駄を抑制しつつ、短時間で色替え作業を行えるようにす
る。 【解決手段】 塗料共通循環配管1に、第1のカラーチ
ェンジバルブ5を介して複数の塗料個別循環配管3を接
続する。複数の塗料個別循環配管3の他の部分には、第
2のカラーチェンジバルブ9を接続し、第2のカラーチ
ェンジバルブ9には塗装ガン7を接続する。各塗料個別
循環配管3内には、互いに異なる色の塗料が収容され、
塗料を貯蔵するタンク53と塗料を圧送するポンプ55
を設ける。タンク53内に塗料が充分ある場合でかつ未
塗装時には、ポンプ55を作動して塗料個別循環配管3
内で塗料を循環させる。塗装時は、第2のカラーチェン
ジバルブ9を開放し、塗装ガン7から塗料を噴出する。
色替え時には、第2のカラーチェンジバルブ9を切り替
えて、他の塗料個別循環配管3内の塗料を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
塗装ラインにおいて、車体の塗色を適宜変更可能とする
塗料供給装置および塗料供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の塗色に対して共通の塗料循
環配管を持ち、この塗料循環配管内に、ピグと呼ばれる
部材を通すことにより色替えを行う塗料供給装置があ
る。このような塗料供給装置において、例えば1分〜
1.5分程度の極めて短いサイクルで色替えを可能とす
る手段として、特開2000−312844号公報に
は、前記した共通の塗料循環配管を複数持ち、これらを
順次切り替えていく方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の塗料供給装置にあっては、共通の塗料循環配
管および、塗色の切り替えに必要な付帯装置、例えばピ
グを挿入するピグ挿入器や切替弁が、複数の塗料循環配
管に対応してそれぞれ必要となるので、設備コストの上
昇を招いている。
【0004】特に、ピグが通過する共通の塗料循環配管
は、主にピグへの損傷や塗料残り量を低減するために、
内壁の粗度を平滑にしたり、段差を減らす必要があるこ
とから、高価なものを使用することになる。また、その
長さについても、通常塗装ガンは複数備えることから、
その複数の塗装ガンを配置してある塗装ブース外周をく
まなく通過させる必要があったり、塗装ブースと塗料調
合室とを結ぶ距離が必要になるなど、70〜200m程
度と長くなる傾向にある。
【0005】また、共通の塗料循環配管と、塗料圧送部
および塗装ガンとの接続部分も、複数の共通の塗料循環
配管に対応して複数必要になるとともに、この接続部分
に塗色切替時の残留塗料が発生して、全体として塗料使
用量が増大する傾向にある。
【0006】そこで、この発明は、設備コストの上昇お
よび色替え時の塗料の無駄を抑制しつつ、短時間で色替
え作業を行えるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、各色の塗料をそれぞれ収容する
複数の塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で
循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去
する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管に、
この塗料共通循環配管から複数に分岐可能な第1の分岐
手段を接続するとともに、塗装ガンの上流側には、この
塗装ガンから複数に分岐可能な第2の分岐手段を接続
し、前記第1の分岐手段と第2の分岐手段との間に、各
色の塗料が個別に循環可能な塗料個別循環配管を配置
し、この塗料個別循環配管に、複数の被塗装物に対して
塗装可能となる量の塗料を貯蔵する塗料貯蔵手段と、こ
の塗料貯蔵手段に貯蔵されている塗料を圧送する塗料圧
送手段とをそれぞれ設け、前記塗料貯蔵手段内の塗料貯
蔵量が設定値以下に減少したときに、前記塗料共通循環
配管側の塗料を、必要に応じて前記残留塗料除去具によ
り色替えを行った上で、前記第1の分岐手段を通して前
記塗料個別循環配管の塗料貯蔵手段に塗料を補給するよ
う指示する指示手段を設けた構成としてある。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、前記塗料個別循環配管の数を、あらかじめ設
定した塗色の数以上とした構成としてある。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、前記塗料貯蔵手段がタンクであり、
このタンクに、タンク内の塗料貯蔵量を検出する塗料セ
ンサを設け、前記指示手段は、前記塗料センサの検出信
号を受けて、前記第1の分岐手段および、前記各塗料容
器と前記塗料共通循環配管との間に配置される塗料供給
手段を、それぞれ駆動制御するコントローラである構成
としてある。
【0010】請求項4の発明は、各色の塗料が個別に循
環可能な複数の塗料個別循環配管のそれぞれに、塗料貯
蔵手段と塗料圧送手段とを設け、前記塗料貯蔵手段で複
数の被塗装物を塗装可能な量の塗料を貯蔵しつつ、前記
塗料圧送手段で塗料を圧送し、各色の塗料をそれぞれ収
容する塗料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で
循環可能で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去
する残留塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管か
ら、第1の分岐手段を介して前記複数の塗料個別循環配
管の任意の一つに塗料を補給するとともに、前記複数の
塗料個別循環配管の他の一つから、第2の分岐手段を介
して塗装ガンに塗料を供給する塗料供給方法としてあ
る。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明の塗料
供給方法において、前記塗料個別循環配管の数を、あら
かじめ設定した塗色の数以上としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1または4の発明によれば、ある
塗色に指定した被塗装物に対し塗装を行う際には、その
指定色塗料を、循環させつつ貯蔵している塗料個別循環
配管の塗料貯蔵手段から、塗料圧送手段により圧送し、
第2の分岐手段を介して塗装ガンに供給することができ
る。
【0013】上記した指定色塗料による被塗装物への塗
装が終了し、塗料貯蔵手段の塗料貯蔵量が設定値以下に
減少すると、指示手段の指示により、塗料共通循環配管
が、必要に応じて残留塗料除去具による色替えを行った
上で、第1の分岐手段を介して塗料個別循環配管の塗料
貯蔵手段に塗料を補給することができる。
【0014】被塗装物への塗装色を変更する際には、対
応する色の塗料が循環する塗料個別循環配管を、第2の
分岐手段で切り替えればよく、その都度塗料共通循環配
管で色替えする必要はないので、塗料共通循環配管が1
本であっても、短時間で色替え作業を行うことができ、
また、塗料共通循環配管が1本で済み、塗料共通循環配
管と塗料圧送部および塗装ガンとの接続部分の複雑化も
回避できるので、設備コストの上昇および色替え時の塗
料の無駄を抑制することができる。
【0015】請求項2または5の発明によれば、塗料個
別循環配管については色替えする必要がなく、塗料や洗
浄剤の使用量を低減できるとともに、残留塗料除去具な
どの摩耗による交換頻度を低減することができる。
【0016】請求項3の発明によれば、簡素な構成で、
短時間での色替え作業を確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0018】図1は、この発明の実施の一形態を示す塗
料供給装置の全体構成図である。この塗料供給装置は、
1本の塗料共通循環配管1と複数の塗料個別循環配管3
とが、第1の分岐手段としての第1のカラーチェンジバ
ルブ5により接続されるとともに、前記複数の塗料個別
循環配管3と塗装ガン7とが、第2の分岐手段としての
第2のカラーチェンジバルブ9により接続されている。
【0019】塗料共通循環配管1には、両側に開閉バル
ブ13,15を備えたピグ挿入器17が設けられてい
る。このピグ挿入器17には、塗料共通循環配管1内の
塗料の色替えを行う際に、塗料共通循環配管1内を移動
して内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具としての
ピグ19が挿入される。ピグ挿入器17から挿入された
ピグ19は、色替え後の塗料が塗料共通循環配管1内に
供給されることで、この塗料に押されて図1中で矢印P
で示す方向に移動する。
【0020】開閉バルブ15の下流側の塗料共通循環配
管1には、複数(ここでは2本)の塗料供給配管21が
接続され、各塗料供給配管21の下端は塗料容器23に
接続されている。各塗料容器23には、A色、B色から
なる互いに異なる色の塗料が収容され、この各塗料は、
塗料供給配管21に設けた塗料ポンプ25により、塗料
切替バルブ27を通して塗料共通循環配管1に供給され
る。上記塗料ポンプ25と塗料切替バルブ27とで塗料
供給手段を構成している。
【0021】なお、ここではA,B2色を使用する構成
としてあるが、使用する塗色は2色に限ることはない。
【0022】また、開閉バルブ13の上流側の塗料共通
循環配管1には、塗料戻り配管29が接続され、塗料戻
り配管29の下端は前記した塗料容器23に接続されて
いる。塗料戻り配管29には開閉バルブ31が設けら
れ、塗料共通循環配管1内の塗料は、この開閉バルブ3
1を通して塗料容器23に戻される。
【0023】前記した開閉バルブ27と開閉バルブ15
との間の塗料共通循環配管1および、開閉バルブ31の
さらに上流側の塗料共通循環配管1には、開閉バルブ3
3を備えた洗浄液分岐供給配管35がそれぞれ接続され
ている。また、ピグ挿入器17にも、開閉バルブ33を
備えた洗浄液分岐供給配管35がそれぞれ接続されてい
る。これら各洗浄液分岐配管35は、洗浄液ポンプ37
を備えた洗浄液供給配管39に接続され、洗浄液供給配
管39の下端は、洗浄液が収容されている洗浄液容器4
1に接続されている。
【0024】すなわち、洗浄液容器41内の洗浄液は、
洗浄液ポンプ37により洗浄供給配管39から各洗浄液
分岐配管35を経て塗料共通循環配管1に供給され、色
替え時の新たな塗料を送り込む前に塗料共通循環配管1
内を洗浄する。
【0025】また、開閉バルブ13と開閉バルブ31と
の間の塗料共通循環配管1と、洗浄液容器41とは、開
閉バルブ43を備えた洗浄液戻り配管44によって接続
されており、塗料共通循環配管1内を洗浄後の洗浄液が
洗浄液容器41に戻されるようになっている。
【0026】前記したピグ挿入器17の開閉バルブ13
側には、開閉バルブ45を備えた廃液用配管47が接続
され、廃液用配管47の下端は廃液容器49に接続され
て、ピグ挿入器17内の廃液が廃液容器49に排出され
るようになっている。
【0027】前記した第1のカラーチェンジバルブ5
は、バルブ主体部5aと、このバルブ主体部5aの両側
に設けた複数の分岐部5bとをそれぞれ備えている。バ
ルブ主体部5aには、開閉バルブ27の下流側の塗料共
通循環配管1が接続され、各分岐部5bには、塗料個別
循環配管3がそれぞれ個別に接続されている。
【0028】前記した第2のカラーチェンジバルブ9
は、バルブ主体部9aと、このバルブ主体部9aの両側
に設けた複数の分岐部9bとをそれぞれ備えている。バ
ルブ主体部9aには、前記した塗装ガン7が塗装配管5
1を介して接続され、各分岐部9bには、塗料個別循環
配管3がそれぞれ個別に接続されている。
【0029】ここでの塗料個別循環配管3は、塗料共通
循環配管1側での塗料の色数(A,Bの2色)以上、す
なわち2本以上としてあり、各塗料個別循環配管3に
は、前記A色,B色のいずれかの塗料が矢印Qの方向に
循環する。
【0030】上記した塗料個別循環配管3の第1のカラ
ーチェンジバルブ5の下流側には、塗料貯蔵手段として
のタンク53と、塗料を圧送する塗料圧送手段としての
ポンプ55とが順次設けられている。上記したタンク5
3は、複数の被塗装物に対して塗装が可能となる量の塗
料を貯蔵するとともに、塗料貯蔵量を検出する塗料セン
サ57を備えている。
【0031】図2は、上記した塗料供給装置における制
御ブロック図で、塗装ガン7を制御する塗装ガン制御盤
59、塗料個別循環配管3におけるポンプ55や第1,
第2の各カラーチェンジバルブ5,9を制御する個別配
管制御盤61、塗料共通循環配管1に付帯する各種バル
ブやポンプを制御する共通配管制御盤63をそれぞれ備
え、これらは指示手段としてのコントローラ65によっ
て制御される。このコントローラ65には、タンク53
の塗料センサ57の検出信号が入力される。
【0032】次に、作用を説明する。塗料個別循環配管
3のタンク53内に塗料が充分ある場合で、かつ未塗装
時には、第1,第2の各カラーチェンジバルブ5,9の
各分岐部5b,9bの塗料個別循環配管3への接続部を
閉じ、この状態で図3に示すように、ポンプ55を作動
して塗料を塗料個別循環配管3内で循環させる。これに
より、塗料個別循環配管3内での塗料の顔料分や光輝材
の沈降が防止される。この場合、ポンプ55の作動は、
連続運転でもよいが、間欠運転としてもよい。
【0033】次に、被塗装物である自動車の車体が図示
しない塗装ブースに入り、塗装ガン7が運転される場合
には、その運転直前にポンプ55は所定の圧力で塗料を
圧送し、かつ第2のカラーチェンジバルブ9における塗
料個別循環配管3と塗装配管51との接続部を連通状態
とする。これにより、塗料は塗装配管51を経て塗装ガ
ン7の末端まで速やかに充填される。
【0034】この状態で、図4に示すように、塗装ガン
7を運転することで、塗料は塗装ガン7から噴射され、
車体への塗装作業がなされる。塗料個別循環配管3にお
けるタンク53内の塗料により、複数台分の車体の塗装
が完了し、このときタンク53の塗料センサ57が、設
定値以下に塗料が減少した状態を検出すると、コントロ
ーラ65が共通配管制御盤63に該当塗料の補給命令を
発する。
【0035】ここで、補給したい塗料の色と、そのとき
の塗料共通循環配管1内の塗料の色とが異なる場合に
は、ピグ19をピグ挿入器17から挿入して塗料共通循
環配管1内を移動させ、さらに洗浄液を送り込む作業を
行って、該当塗色に色替えする。
【0036】色替え後は、図5に示すように、第1のカ
ラーチェンジバルブ5を開くとともに、該当する塗色
(ここではA色)の塗料タンク23に対応する塗料切替
バルブ27を開き、同対応する塗料ポンプ25を駆動す
る。これにより、設定値以下に減少している塗料個別循
環配管3のタンク53に塗料が補給される。
【0037】補給したい塗料の色と、そのときの塗料共
通循環配管1内の塗料の色とが同じ場合には、上記した
色替え作業は行わず、塗料共通循環配管1側の塗料をそ
のまま塗料個別循環配管3のタンク53に補給する。
【0038】上記した塗料の補給により、塗料センサ5
7が設定値を超える塗料を検出したら、第1のカラーチ
ェンジバルブ5が閉となり、塗料の補給動作が停止す
る。補給動作停止後に、別の塗料個別循環配管3におけ
るタンク53内の塗料貯蔵量が設定値以下となっている
場合には、塗料共通循環配管1側は、別の塗料個別循環
配管3内の塗料への色替え動作に移行し、設定値を超え
ている場合には前記図3と同様な待機状態となる。
【0039】上記した塗料供給装置において、車体への
塗装色を変更する際には、対応する塗料個別循環配管3
を、第2のカラーチェンジバルブ9で切り替えればよ
い。このため、色替え時には塗料共通循環配管1側で色
替えする必要はないので、塗料共通循環配管1が1本で
あっても、短時間で色替え作業を行うことができる。ま
た、塗料共通循環配管1および、塗色の切り替えに必要
なピグ19およびピグ挿入器17などの付帯装置が複数
必要ないので、設備コストは低く抑えることができる。
【0040】特に、色替え時にピグ19を通過させる塗
料共通循環配管1は、高価で長さも長くなりがちである
ことから、複数用いず1本とすることで、設備コスト低
下には有効である。一方、塗料個別循環配管3について
は複数必要となるものの、ピグを挿入する必要がないの
で、テフロン(登録商標)ホースなど安価な配管が使用で
き、かつ長さも、塗装ガン7に接続される第2のカラー
チェンジバルブ9と、第1のカラーチェンジバルブ5と
を接続し、その途中にタンク53とポンプ55を設ける
だけでよいので、5m〜20m程度と従来に比べて短く
することができる。
【0041】また、塗料共通循環配管1が1本であるた
め、この塗料共通循環配管1に付属する塗料圧送部(燃
料供給配管21)および、塗装ガン(塗料個別循環配管
3)との接続部分も複数必要なく簡素化され、このため
この接続部分の塗色切替時の残留塗料が、塗料共通循環
配管1を複数有する場合に比較して減少し、全体として
塗料使用量も少なくて済む。洗浄液の使用量について
も、上記した塗料と同様に、1本の塗料共通循環配管1
に対応して洗浄液圧送部を設ければよいので、塗料共通
循環配管1を複数有する場合に比較して少なくて済む。
【0042】なお、塗料個別循環配管3は、塗料共通循
環配管1の塗色分(ここではA,B2色)設定すればよ
く、色替えしないことが望ましいが、随時色替えして使
用することもできる。その際は、第1,第2の各カラー
チェンジバルブ5,9における塗料個別循環配管3を接
続していない各分岐部5b,9bに、エア,洗浄液およ
び廃液の各配管をそれぞれ接続し、塗料個別循環配管3
内を随時洗浄して色替えを行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す塗料供給装置の
全体構成図である。
【図2】図1の塗料供給装置における制御ブロック図で
ある。
【図3】図1の塗料供給装置における塗料個別循環配管
にて塗料を循環させている状態を示す動作説明図であ
る。
【図4】図1の塗料供給装置における塗装ガンで塗料を
噴射している状態を示す動作説明図である。
【図5】図1の塗料供給装置における塗料個別循環配管
への塗料補給動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 塗料共通循環配管 3 塗料個別循環配管 5 第1のカラーチェンジバルブ(第1の分岐手段) 7 塗装ガン 9 第2のカラーチェンジバルブ(第2の分岐手段) 19 ピグ(残留塗料除去具) 23 塗料容器 25 塗料ポンプ(塗料供給手段) 27 塗料切替バルブ(塗料供給手段) 53 タンク(塗料貯蔵手段) 55 ポンプ(塗料圧送手段) 57 塗料センサ 65 コントローラ(指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 誠司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA01 AA72 AA74 AA81 CA47 CB36 DA06 DA23 DC12 EA07 4F042 AA09 AB00 BA09 CA01 CB02 CB08 CB10 CB12 CB20 CC04 CC07 CC15 CC30 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色の塗料をそれぞれ収容する複数の塗
    料容器に接続され、これら各色の塗料が単独で循環可能
    で、かつ塗色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留
    塗料除去具を挿入可能な塗料共通循環配管に、この塗料
    共通循環配管から複数に分岐可能な第1の分岐手段を接
    続するとともに、塗装ガンの上流側には、この塗装ガン
    から複数に分岐可能な第2の分岐手段を接続し、前記第
    1の分岐手段と第2の分岐手段との間に、各色の塗料が
    個別に循環可能な塗料個別循環配管を配置し、この塗料
    個別循環配管に、複数の被塗装物に対して塗装可能とな
    る量の塗料を貯蔵する塗料貯蔵手段と、この塗料貯蔵手
    段に貯蔵されている塗料を圧送する塗料圧送手段とをそ
    れぞれ設け、前記塗料貯蔵手段内の塗料貯蔵量が設定値
    以下に減少したときに、前記塗料共通循環配管側の塗料
    を、必要に応じて前記残留塗料除去具により色替えを行
    った上で、前記第1の分岐手段を通して前記塗料個別循
    環配管の塗料貯蔵手段に塗料を補給するよう指示する指
    示手段を設けたことを特徴とする塗料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記塗料個別循環配管の数を、あらかじ
    め設定した塗色の数以上としたことを特徴とする請求項
    1記載の塗料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記塗料貯蔵手段がタンクであり、この
    タンクに、タンク内の塗料貯蔵量を検出する塗料センサ
    を設け、前記指示手段は、前記塗料センサの検出信号を
    受けて、前記第1の分岐手段および、前記各塗料容器と
    前記塗料共通循環配管との間に配置される塗料供給手段
    を、それぞれ駆動制御するコントローラであることを特
    徴とする請求項1または2記載の塗料供給装置。
  4. 【請求項4】 各色の塗料が個別に循環可能な複数の塗
    料個別循環配管それぞれに、塗料貯蔵手段と塗料圧送手
    段とを設け、前記塗料貯蔵手段で複数の被塗装物を塗装
    可能な量の塗料を貯蔵しつつ、前記塗料圧送手段で塗料
    を圧送し、各色の塗料をそれぞれ収容する塗料容器に接
    続され、これら各色の塗料が単独で循環可能で、かつ塗
    色切替時に、内部に残る塗料を除去する残留塗料除去具
    を挿入可能な塗料共通循環配管から、第1の分岐手段を
    介して前記複数の塗料個別循環配管の任意の一つに塗料
    を補給するとともに、前記複数の塗料個別循環配管の他
    の一つから、第2の分岐手段を介して塗装ガンに塗料を
    供給することを特徴とする塗料供給方法。
  5. 【請求項5】 前記塗料個別循環配管の数を、あらかじ
    め設定した塗色の数以上としたことを特徴とする請求項
    4記載の塗料供給方法。
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