JP5043827B2 - 不揮発性メモリの複数段階プログラミングにおけるデータラッチの使用 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、電気的に消去可能でプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)およびフラッシュEEPROMのような不揮発性半導体メモリに関し、特に、高速パス書き込みを実施する方法、または他の複数段階プログラミング技術に関する。
電荷の不揮発性記憶が可能であって、特に、小形形状のファクタカードとしてパッケージ化されたEEPROMおよびフラッシュEEPROMの形態をとる固体メモリは、近年、様々なモバイルおよびハンドヘルド装置、特に、情報機器および家庭用電化製品において選択される記憶装置になった。固体メモリでもあるRAM(ランダムアクセスメモリ)とは異なって、フラッシュメモリは不揮発性であって、電源がオフに転換された後でも、記憶されたデータを保存する。高い費用にもかかわらず、フラッシュメモリは、大容量記憶用途においてますます用いられてきている。ハードドライブおよびフロッピー(登録商標)ディスクのような回転磁気媒体に基づく従来の大容量記憶装置は、モバイルおよびハンドヘルド環境に不適切である。その理由は、巨大になりがちなディスクドライブが、機械的に故障する傾向にあり、高遅延および大電力要件を有するためである。これらの所望されていない属性は、大部分のモバイルおよび携帯用途において、ディスクに基づく記憶装置を非実用的なものにする。その一方で、埋め込まれたフラッシュメモリと、取り外し可能なカードの形態をとるフラッシュメモリとの双方は、小形、低電力消費量、高速および高信頼性の特徴によってモバイルおよびハンドヘルド環境に理想的に適する。
EEPROMおよび電気的にプログラム可能な読み出し専用メモリ(EPROM)は、消去することができ、新たなデータをメモリセルに書き込む、または「プログラムする」ことができる不揮発性メモリである。双方とも、電界効果トランジスタ構造においてソース領域とドレイン領域との間にある半導体基板内のチャネル領域上に配置された導電性フローティング(非結合)ゲートを用いる。フローティングゲート上には、コントロールゲートが設けられている。トランジスタのしきい値電圧特性は、フローティングゲート上に保存されている電荷の量によって制御される。すなわち、フローティングゲート上の所定の電荷レベルに対して、対応する電圧(しきい値)が存在し、ソース領域とドレイン領域との間で導通を可能にするためにトランジスタが「オン」に転換される前に、この対応する電圧をコントロールゲートに印加する必要がある。
フローティングゲートは電荷の範囲を保持することができ、従って、フローティングゲートをしきい値電圧ウィンドウ内の任意のしきい値電圧レベルにプログラムすることができる。しきい値電圧ウィンドウの大きさは、フローティングゲート上にプログラムできる電荷の範囲に対応する装置の最小および最大しきい値レベルによって区切られている。一般的に、しきい値ウィンドウは、メモリ装置の特性、動作条件および経歴に依存する。原則として、ウィンドウ内の各々異なる分解可能なしきい値電圧レベル範囲を用いて、セルの限定されたメモリ状態を指定することができる。
メモリセルとして作用するトランジスタは、一般的に、2つの機構のうちの1つによって「プログラムされた」状態にプログラムされる。「ホットエレクトロン注入」では、ドレインに加えられた高電圧は、基板のチャネル領域にわたって電子を加速する。これと同時に、コントロールゲートに印加された高電圧は、薄肉ゲート誘電体を介してホットエレクトロンをフローティングゲートに引き込む。「トンネル注入」では、高電圧はコントロールゲートへ基板に対して印加される。このように、電子は基板から、介在するフローティングゲートへ引き込まれる。
メモリ装置を多数の機構によって消去することができる。EPROMの場合、フローティングゲートから紫外放射により電荷を取り除くことによってメモリは一括消去可能である。EEPROMの場合、基板へコントロールゲートに対して高電圧を印加し、これによって、薄肉酸化物をトンネルして基板のチャネル領域へフローティングゲート内の電子を誘導すること(すなわち、ファウラ−ノルドハイムトンネル現象)によってメモリセルは電気的に消去可能である。一般的に、EEPROMはバイトごとに消去可能である。フラッシュEEPROMの場合、メモリは、一斉にすべてのブロックを、または1回に1つ以上のブロックを電気的に消去可能である。ブロックは、512バイト以上のメモリで構成することができる。
不揮発性メモリセルの例
一般的に、メモリ装置は、カード上に装着することができる1つ以上のメモリチップを備える。各メモリチップは、復号器、消去回路、書き込み回路および読み出し回路のような周辺回路によって支援されたメモリセルのアレイを備える。より精巧なメモリ装置は、知的かつ高水準のメモリ動作およびインターフェイスを実行するコントローラをも備える。今日、用いられている不揮発性固体メモリ装置が数多く商業的に成功している。これらのメモリ装置は異なる種類のメモリセルを用いることができ、各々の種類は1つ以上の電荷記憶素子を有する。
図1A〜1Eには、不揮発性メモリセルの異なる例を線図的に示す。
図1Aには、電荷を記憶するフローティングゲートを有するEEPROMセルの形態をとる不揮発性メモリを線図的に示す。電気的に消去可能でプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)はEPROMに類似の構造を有するが、適切な電圧が印加されると、UV放射にさらす必要なしにフローティングゲートから電荷を電気的に取り込みかつ取り除く機構をさらに備える。このようなセルおよびその製造方法の例が、米国特許第5,595,924号(特許文献1)に示されている。
図1Bには、選択ゲートと、コントロールまたはステアリングゲートとの双方を有するフラッシュEEPROMセルを線図的に示す。メモリセル10は、ソース拡散領域14とドレイン拡散領域16との間に「分割チャネル」12を有する。セルは、直列になっている2つのトランジスタT1,T2で効果的に形成されている。T1は、フローティングゲート20およびコントロールゲート30を有するメモリトランジスタとして作用する。フローティングゲートは、選択可能な量の電荷を記憶することができる。チャネルのT1部分を流れることができる電流の量は、コントロールゲート30上の電圧と、介在するフローティングゲート20に存在する電荷の量とに依存する。T2は、選択ゲート40を有する選択トランジスタとして作用する。選択ゲート40の電圧によってT2がオンに転換されると、これによって、チャネルのT1部分の電流がソースとドレインとの間を通過することができる。選択トランジスタは、コントロールゲートの電圧と独立してソース−ドレインチャネルと一緒にスイッチを構成する。1つの利点は、フローティングゲートの(正の)電荷空乏によってゼロのコントロールゲート電圧でも依然として導通しているこれらのセルをオフに転換するのに用いることができるということである。他の利点は、ソース側注入プログラミングを容易に実施できるということである。
分割チャネルメモリセルの簡単な一実施形態は、図1Bに示す破線によって線図的に示されているように同一のワード線に選択ゲートおよびコントロールゲートが接続されている場合である。これは、チャネルの一部にわたって配置された電荷記憶素子(フローティングゲート)と、他のチャネル部分および電荷記憶素子にわたって配置された(ワード線の一部である)コントロールゲート構造とを有することによって達成される。これによって、直列になっている2つのトランジスタでセルを効果的に形成し、一方(メモリトランジスタ)が電荷記憶素子上の電荷の量とワード線上の電圧との組み合わせを用いて、チャネルの対応部分を流れることができる電流の量を制御し、他方(選択トランジスタ)がゲートとして作用するワード線のみを有する。このようなセル、メモリシステムでの使用およびその製造方法の例が、米国特許第5,070,032号(特許文献2)、第5,095,344号(特許文献3)、第5,315,541号(特許文献4)、第5,343,063号(特許文献5)、および第5,661,053号(特許文献6)に示されている。
図1Bに示す分割チャネルセルのさらなる精密な実施形態は、選択ゲートおよびコントロールゲートが独立し、それらの間の破線によって接続されていない場合である。1つの実施例は、ワード線に対して垂直にある制御(またはステアリング)線に接続されたセルのアレイ内に一列のコントロールゲートを有する。その効果は、選択されたセルを読み出し、またはプログラムする場合に同時に2つの機能を実行する必要があることからワード線を開放するということである。これら2つの機能は、(1)選択トランジスタのゲートとして作用することであって、従って、選択トランジスタをオンおよびオフに転換するのに適切な電圧を必要とし、(2)ワード線と電荷記憶素子との間の電界(容量性)結合を介して電荷記憶素子の電圧を所望のレベルに駆動することである。これら機能の双方を単一電圧で最適に実行することは困難であることが多い。コントロールゲートおよび選択ゲートに別個の制御を用いると、ワード線は、機能(1)を実行するだけで足り、その一方で、追加の制御線は機能(2)を実行する。この能力によって、プログラミング電圧が対象のデータに適合された高性能なプログラミング設計を可能にする。フラッシュEEPROMアレイでの独立したコントロール(またはステアリング)ゲートの使用が、例えば、米国特許第5,313,421号(特許文献7)、および第6,222,762号(特許文献8)に記載されている。
図1Cには、2重フローティングゲートと、独立した選択ゲートおよびコントロールゲートとを有する別のフラッシュEEPROMセルを線図的に示す。直列になっている3つのトランジスタを効果的に有すること以外、メモリセル10’は、図1Bのメモリセルに類似する。この種のセルでは、2つの記憶素子(すなわち、T1左側およびT1右側の記憶素子)は、それらの間に選択トランジスタT2を有するソース拡散領域とドレイン拡散領域との間のチャネル上に含まれる。メモリトランジスタはそれぞれフローティングゲート20’,20”およびコントロールゲート30’,30”を有する。選択トランジスタT2は選択ゲート40’によって制御される。どの時点においても、一対のメモリトランジスタの一方のみが、読み出しまたは書き込みのためにアクセスされる。記憶ユニットT1左側がアクセスされる場合、T2およびT1右側の双方はオンに転換されて、チャネルのT1左側部分の電流をソースとドレインとの間に流すことができる。これと同様に、記憶ユニットT1右側がアクセスされる場合、T2およびT1左側はオンに転換される。フローティングゲートに接近して選択ゲートポリシリコンの一部を有し、フローティングゲート内に記憶された電子が選択ゲートポリシリコンをトンネルすることができるのに充分な正の電圧(例えば、20V)を選択ゲートに印加することによって消去は達成される。
図1Dには、NANDセルに編成されたメモリセルのストリングを線図的に示す。NANDセル50は、ソースおよびドレインによってデイジーチェーンに構成された一連のメモリトランジスタM1,M2,...Mn(n=4,8,16またはそれ以上)から成る。一対の選択トランジスタS1,S2は、NANDセルのソース端子54およびドレイン端子56を介する外部とのメモリトランジスタチェーン接続を制御する。メモリアレイでは、ソース選択トランジスタS1がオンに転換されると、ソース端子はソース線に結合される。これと同様に、ドレイン選択トランジスタS2がオンに転換されると、NANDセルのドレイン端子は、メモリアレイのビット線に結合される。チェーン内の各メモリトランジスタは、意図されたメモリ状態を表すために所定量の電荷を記憶する電荷記憶素子を有する。各メモリトランジスタのコントロールゲートは、読み出しおよび書き込み動作を制御する。各選択トランジスタS1,S2のコントロールゲートは、ソース端子54およびドレイン端子56をそれぞれ介してNANDセルへのアクセスを制御する。
NANDセル内のアドレス指定されたメモリトランジスタがプログラミング中に読み出されベリファイされる場合、コントロールゲートには適切な電圧が供給される。これと同時に、NANDセル50内の残りのアドレス指定されていないメモリトランジスタは、充分な電圧がコントロールゲートに印加されることによって完全にオンに転換される。このように、導通経路は、個々のメモリトランジスタのソースからNANDセルのソース端子54へ効果的に生成され、これと同様に、個々のメモリトランジスタのドレインからセルのドレイン端子56へ効果的に生成される。このようなNANDセル構造を有するメモリ装置が、米国特許第5,570,315号(特許文献9)、第5,903,495号(特許文献10)、および第6,046,935号(特許文献11)に記載されている。
図1Eには、電荷を記憶するため、誘電体層を有する不揮発性メモリを線図的に示す。前述した導電性フローティングゲート素子の代わりに、誘電体層が用いられる。誘電体記憶素子を用いるこのようなメモリ装置は、エイタンらによる「NROM:新規な局所的トラッピング、2ビット不揮発性メモリセル」,IEEE電子デバイスレター,第21巻,第11号,2000年11月,543〜545頁 (Eitan et al., “NROM: A Novel Localized Trapping, 2‐Bit Nonvolatile Memory Cell," IEEE Electron Device Letters, vol. 21, no. 11, November, 2000, pp. 543-545) (非特許文献1)に記載されている。ONO誘電体層は、ソース拡散領域とドレイン拡散領域との間のチャネルにわたって延在する。1つのデータビットに対する電荷は、ドレインに隣接する誘電体層内に局限され、他のデータビットに対する電荷は、ソースに隣接する誘電体層内に局限される。例えば、米国特許第5,768,192号(特許文献12)および第6,011,725号(特許文献13)は、2つの二酸化ケイ素層間に挟まれた捕捉誘電体を有する不揮発性メモリセルを開示している。多状態データ記憶は、誘電体内の空間的に分離された電荷記憶領域の2値状態を別々に読み出すことによって実施される。
メモリアレイ
一般的に、メモリ装置は、行および列に配置され、ワード線およびビット線によってアドレス指定可能であるメモリセルの2次元アレイから成る。NOR形またはNAND形構造に従ってアレイを形成することができる。
NORアレイ
図2には、メモリセルのNORアレイの一例を示す。NOR形構造を有するメモリ装置は、図1Bまたは図1Cに示す種類のセルを用いて実施される。メモリセルの各行はソースおよびドレインによってデイジーチェーンに接続されている。この設計は、仮想接地設計と称されることがある。各メモリセル10はソース14、ドレイン16、コントロールゲート30および選択ゲート40を有する。行内のセルは、ワード線42に接続された選択ゲートを有する。列内のセルは、選択されたビット線34,36にそれぞれ接続されたソースおよびドレインを有する。メモリセルが、独立して制御されるコントロールゲートおよび選択ゲートを有する幾つかの実施形態では、ステアリング線36も列内のセルのコントロールゲートを接続する。
多くのフラッシュEEPROM装置は、互いに接続されたコントロールゲートおよび選択ゲートが各々に形成されたメモリセルを用いて実施される。この場合、ステアリング線およびワード線が各行に沿ってセルのすべてのコントロールゲートおよび選択ゲートを単に接続する必要はない。これらの設計の例は、米国特許第5,172,338号(特許文献14)および第5,418,752号(特許文献15)に開示されている。これらの設計では、ワード線は本質的に2つの機能、すなわち、読み出しまたはプログラムするための行選択と行内のすべてのセルにコントロールゲート電圧を供給することとを実行する。
NANDアレイ
図3には、図1Dに示すようなメモリセルのNANDアレイの一例を示す。NANDセルの各列に沿って、ビット線は各NANDセルのドレイン端子56に結合されている。NANDセルの各行に沿って、ソース線はすべてのソース端子54を接続することができる。また、行に沿って延在するNANDセルのコントロールゲートは、一連の対応するワード線に接続されている。接続されたワード線を介してコントロールゲートに適切な電圧を用いて一対の選択トランジスタ(図1D参照)をオンに転換することによってNANDセルの行全体をアドレス指定することができる。NANDセルのチェーン内のメモリトランジスタが読み出されると、チェーンに流れる電流が、読み出されるセル内に記憶された電荷のレベルに本質的に依存するようにチェーン内の残りのメモリトランジスタは関連するワード線を介して確実にオンに転換される。NAND構造アレイおよびメモリシステムの一部としての動作の例が、米国特許第5,570,315号(特許文献9)、第5,774,397号(特許文献16)、および第6,046,935号(特許文献17)に記載されている。
ブロック消去
電荷記憶メモリ装置のプログラミング動作は、さらなる電荷を電荷記憶素子に追加することしかできない。従って、プログラミング動作より前に、電荷記憶素子内に存在する電荷を除去(または消去)する必要がある。メモリセルの1つ以上のブロックを消去する消去回路(図示せず)が設けられている。EEPROMのような不揮発性メモリは、セルのアレイ全部またはアレイのセルのかなりの部分が電気的に同時に(すなわち、一瞬に)消去される場合に「フラッシュ」EEPROMと称される。消去されると、次に、セルのこの部分を再プログラムすることができる。同時に消去できるセルのこの部分は、1つ以上のアドレス指定可能な消去単位を構成することができる。一般的に、消去単位またはブロックは1つ以上のページのデータを記憶し、ページはプログラミングおよび読み出しの単位であるが、単一の動作で2つ以上のページをプログラムまたは読み出すことができる。一般的に、各ページは1つ以上のセクタのデータを記憶し、セクタの大きさはホストシステムによって定義される。一例として、磁気ディスクドライブによって確立された規格に従う512バイトのユーザデータと、ユーザデータおよび/またはそれらが記憶されたブロックに関する幾らかのバイト数のオーバーヘッド情報とから成るセクタが挙げられる。
読み出し/書き込み回路
通常の2状態EEPROMセルでは、少なくとも1つの電流区切り点レベルは、導通ウィンドウを2つの領域に区画するように確立される。予め決定された一定の電圧を印加することによってセルが読み出される場合、ソース/ドレイン電流は、区切り点レベル(または、基準電流IREF )と比較することによってメモリ状態に分解される。電流読み出しが区切り点レベルの読み出しよりも高い場合、セルは一方の論理状態(例えば、「0」状態)にあると決定される。その一方で、電流が区切り点レベルの電流よりも少ない場合、セルは他方の論理状態(例えば、「1」状態)にあると決定される。従って、このような2状態セルは1ビットのデジタル情報を記憶する。外部からプログラムすることができる基準電流源は、メモリシステムの一部として区切り点レベルの電流を発生するために設けられることが多い。
メモリ容量を増大するため、フラッシュEEPROM装置は、半導体技術の状態が進歩するにつれて、ますます高い密度で製造されてきている。記憶容量を増大させる別の方法は、各メモリセルに3つ以上の状態を記憶させることである。
多状態またはマルチレベルEEPROMメモリセルの場合、各セルが2ビット以上のデータを記憶することができるように導通ウィンドウは2つ以上の区切り点によって3つ以上の領域に区画される。従って、所定のEEPROMアレイが記憶できる情報は、各セルが記憶できる状態の数と共に増大される。多状態またはマルチレベルメモリセルを有するEEPROMまたはフラッシュEEPROMが、米国特許第5,172,338号(特許文献14)に記載されている。
実際には、セルのメモリ状態は、基準電圧がコントロールゲートに印加されているときにセルのソースおよびドレイン電極にわたる伝導電流を検知することによって一般に読み出される。従って、セルのフローティングゲート上の所定の電荷ごとに、一定の基準コントロールゲート電圧に対して対応する伝導電流を検出することができる。これと同様に、フローティングゲート上にプログラムできる電荷の範囲は、対応するしきい値電圧ウィンドウまたは対応する伝導電流ウィンドウを定義する。
あるいはまた、区画された電流ウィンドウ内の伝導電流を検知する代わりに、所定のメモリ状態に対して試験用にコントロールゲートでしきい値電圧を設定し、伝導電流がしきい値電流よりも低いかまたは高いかを検出することが可能である。1つの実施例では、しきい値電流に対する伝導電流の検出は、伝導電流がビット線のキャパシタンスを介して放電している速度を検査することによって達成される。
図4には、フローティングゲートがどの時点においても選択的に記憶できる4つの異なる電荷Q1〜Q4についてソース−ドレイン電流ID とコントロールゲート電圧VCGとの間の関係を示す。4つの実線のID 対VCG曲線は、4つの可能なメモリ状態にそれぞれ対応してメモリセルのフローティングゲート上にプログラムできる4つの可能な電荷レベルを表す。一例として、セルの母集団のしきい値電圧ウィンドウは、0.5Vから3.5Vまでの範囲に及ぶことができる。しきい値ウィンドウを0.5Vごとの間隔で5つの領域に区画することによって6つのメモリ状態を画定することができる。例えば、図に示すように2μAの基準電流IREF が用いられる場合、曲線が、VCG=0.5Vおよび1.0Vにより区画されたしきい値ウィンドウの領域内でIREF と交差するので、Q1でプログラムされたセルをメモリ状態「1」にあると見なすことができる。これと同様に、Q4はメモリ状態「5」にある。
前述したことから分かるように、メモリセルに記憶させる状態が多くなるほど、より細かくしきい値ウィンドウが分割される。これによって、必要とされる分解能を達成できるようにプログラミングおよび読み出し動作に高い精度が必要とされる。
米国特許第4,357,685号(特許文献18)には、2状態EPROMをプログラムする方法であって、セルが所定の状態にプログラムされる場合、逓増的な電荷をフローティングゲートに追加するたびにセルが連続的なプログラミング電圧パルスを受ける方法が開示されている。パルス間では、セルは、区切り点レベルに対するソース−ドレイン電流を決定するために読み返され、またはベリファイされる。電流状態が所望の状態に達したことがベリファイされたら、プログラミング動作は停止する。用いられるプログラミングパルス列は、逓増的な期間または振幅を有することができる。
従来技術のプログラミング回路は、しきい値ウィンドウを通して消去または接地状態から、対象の状態が達成されるまでのステップに単にプログラミングパルスを適用する。実際には、適切な分解能を可能にするため、区画または画定された各領域は、交差するために少なくとも約5つのプログラミングステップを必要とする。この性能は、2状態メモリセルに受け入れられる。しかし、多状態セルに対しては、必要とされるステップの数は区画の数と共に増大し、従って、プログラミング精度または分解能を増大させる必要がある。例えば、16状態セルは、対象の状態にプログラムするために平均して少なくとも40個のプログラミングパルスを必要とすることがある。
図5には、行復号器130および列復号器160を介して読み出し/書き込み回路170によってアクセスできるメモリアレイ100の一般的な配置を有するメモリ装置を線図的に示す。図2および図3に関連して説明したように、メモリアレイ100内のメモリセルのメモリトランジスタは、一連の選択された(1つ以上の)ワード線および(1つ以上の)ビット線を介してアドレス指定可能である。適切な電圧を、アドレス指定されたメモリトランジスタのそれぞれのゲートに印加するため、行復号器130は1つ以上のワード線を選択し、列復号器160は1つ以上のビット線を選択する。アドレス指定されたメモリトランジスタのメモリ状態を読み出しまたは書き込む(プログラムする)読み出し/書き込み回路170が設けられている。読み出し/書き込み回路170は、ビット線を介してアレイ内のメモリ素子と接続できる多数の読み出し/書き込みモジュールを備える。
図6Aは、個々の読み出し/書き込みモジュール190の略ブロック図である。本質的に、読み出しまたはベリファイ中、センス増幅器は、選択されたビット線を介して接続されたアドレス指定されたメモリトランジスタのドレインに流れる電流を決定する。この電流は、メモリトランジスタに記憶された電荷と、コントロールゲート電圧とに依存する。例えば、多状態EEPROMセルでは、フローティングゲートを、幾つかの異なるレベルの1つに充電することができる。4レベルセルの場合、2ビットのデータを記憶するのに用いることができる。センス増幅器によって検出されたレベルは、データラッチに記憶すべき一連のデータビットへレベル−ビット変換論理装置によって変換される。
読み出し/書き込み性能および精度に影響を及ぼす要因
読み出しおよびプログラミング性能を改善するため、アレイ内の複数の電荷記憶素子またはメモリトランジスタは並列に読み出され、またはプログラムされる。従って、メモリ素子の論理「ページ」が同時に読み出され、またはプログラムされる。既存のメモリ構造では、一般的に、行は、インターリーブされた幾つかのページを含む。ページの全メモリ素子は同時に読み出され、またはプログラムされる。列復号器は、インターリーブされたページのそれぞれ1つを対応する数の読み出し/書き込みモジュールに選択的に接続する。例えば、1つの実施例では、メモリアレイは、532バイト(512バイト+20バイトのオーバーヘッド)のページサイズを有するように設計される。各列がドレインビット線を含み、1行当たりに、インターリーブされたページが2つある場合、合計して8,512個の列になり、各ページが4,256個の列と関連する。4,256個の検知モジュールは、すべての偶数ビット線または奇数ビット線のどちらかを並列に読み出しまたは書き込むように接続可能である。このように、並行して4,256ビット(すなわち、532バイト)のページのデータはメモリ素子のページから読み出され、またはメモリ素子のページにプログラムされる。読み出し/書き込み回路170を形成する読み出し/書き込みモジュールを様々な構造に配置することができる。
図5に関して、読み出し/書き込み回路170は、読み出し/書き込みスタック180のバンクに編成されている。各読み出し/書き込みスタック180は、読み出し/書き込みモジュール190のスタックである。メモリアレイでは、列間隔は、それを占有する1つまたは2つのトランジスタの大きさによって決定される。しかし、図6Aから分かるように、読み出し/書き込みモジュールの回路を、多くのさらなるトランジスタおよび回路素子を用いて実施する可能性があり、従って、多くの列にわたる空間を占有することになる。占有された列のうちの2つ以上の列に作用するため、複数のモジュールは、互いの上部に重ねられる。
図6Bには、読み出し/書き込みモジュール190のスタックによって従来通りに実施された図5の読み出し/書き込みスタックを示す。例えば、読み出し/書き込みモジュールは16個の列にわたって延在することができ、次に、8つの読み出し/書き込みモジュールのスタックを有する読み出し/書き込みスタック180を用いて8つの列に同時に作用することができる。列復号器を介して読み出し/書き込みスタックを、バンク間の8つの奇数(1,3,5,7,9,11,13,15)列または8つの偶数(2,4,6,8,10,12,14,16)列のどちらかに結合することができる。
前述したように、従来のメモリ装置は、一度にすべての偶数または奇数のビット線に対して大規模に並列に動作することによって読み出し/書き込み動作を改善する。インターリーブされた2つのページから成る列のこの構造は、読み出し/書き込み回路のブロックを適合させるという問題を軽減するのに役立つ。このことは、ビット線間容量結合を制御するという考慮事項によっても影響を受ける。ブロック復号器は、一連の読み出し/書き込みモジュールを偶数ページまたは奇数ページに多重化するのに用いられる。このように、1セットのビット線が読み出されまたはプログラムされるときはいつでも、インターリーブなセットを接地して、すぐ隣との結合を最小限にすることができる。
しかし、インターリーブページ構造は、少なくとも3つの態様において不利である。第1に、インターリーブページ構造は、追加の多重化回路を必要とする。第2に、インターリーブページ構造は、遅い性能を有する。ワード線によって接続されたメモリセルまたは1行内のメモリセルの読み出しまたはプログラミングを終了するため、2度の読み出しまたは2度のプログラミング動作が必要とされる。第3に、インターリーブページ構造は、奇数ページおよび偶数ページに別々に行われるような2つの隣接部分が異なる時点でプログラムされるとき、フローティングゲートレベルで隣接する電荷記憶素子間の電界結合のような他の妨害による影響に対処するのにも最適ではない。
メモリトランジスタ間の間隔が接近するにつれて、隣接する電界結合の問題は顕著になる。メモリトランジスタでは、電荷記憶素子は、チャネル領域とコントロールゲートとの間に挟まれている。チャネル領域に流れる電流は、コントロールゲートおよび電荷記憶素子の領域が一因となって結果として生じた電界の関数である。密度が増大するにつれて、メモリトランジスタは互いにますます接近して形成される。従って、隣接する電荷素子からの電界は、影響を受けるセルの、結果として生じた電界の著しい一因となる。隣接による電界は、隣接する電荷記憶素子内にプログラムされた電荷に依存する。この摂動場は、隣接する電荷記憶素子のプログラミング状態と共に変化するので実際には動的である。従って、影響を受けたセルは、隣接する電荷記憶素子の状態の変化に依存して異なる時点で異なって読み出すことがある。
従来のインターリーブページの構造は、隣接するフローティングゲートの結合によって生じる誤差を悪化させる。偶数ページおよび奇数ページは互いに独立してプログラムされ読み出されるので、一連の条件の下でページをプログラムするが、その間にインターリーブページに起こったことに依存して、一連の完全に異なる条件の下で読み返すことがある。読み出し誤差は、より正確な読み出し動作を必要とする密度の増大につれてさらに深刻になり、多状態の実施に対してしきい値ウィンドウの区画が厳密でなくなる。性能は損害を受け、多状態の実施に対する潜在能力は制限される。
米国公開特許出願第2004/0060031号(特許文献19)には、メモリセルの対応するブロックを並列に読み出し書き込む大規模なブロックの読み出し/書き込み回路を有する高性能かつ小形の不揮発性メモリ装置が開示されている。特に、メモリ装置は、ブロックの読み出し/書き込み回路において冗長性を最小限まで減少させる構造を有する。空間および電力の著しい節約は、時分割的にかなり小規模なセットの共通部分と相互作用しながら並列に動作するブロック読み出し/書き込みモジュール中核部分へブロックの読み出し/書き込みモジュールを再分散することによって達成される。特に、複数のセンス増幅器とデータラッチとの間の読み出し/書き込み回路間のデータ処理は、共有プロセッサによって実行される。
従って、一般的に、高性能かつ大容量の不揮発性メモリが必要とされる。特に、読み出し/書き込み回路間でデータを処理するため、多用途であるが小形かつ効率良い改善されたプロセッサを有し、読み出しおよびプログラミング性能が強化された小形の不揮発性メモリが必要とされる。
米国特許第5,595,924号 米国特許第5,070,032号 米国特許第5,095,344号 米国特許第5,315,541号 米国特許第5,343,063号 米国特許第5,661,053号 米国特許第5,313,421号 米国特許第6,222,762号 米国特許第5,570,315号 米国特許第5,903,495号 米国特許第6,046,935号 米国特許第5,768,192号 米国特許第6,011,725号 米国特許第5,172,338号 米国特許第5,418,752号 米国特許第5,774,397号 米国特許第6,046,935号 米国特許第4,357,685号 米国公開特許出願第2004/0060031号 米国公開特許出願第2004/0109357号 米国特許出願第11/026,536号 米国特許第6,738,289号 米国特許第6,643,188号 2005年3月16日出願の「電力が節約された読み出しおよびプログラム−ベリファイ動作を有する不揮発性メモリおよび方法」という米国特許出願 米国特許出願第11/015,199号 米国特許出願第11/013,125号 エイタンらによる「NROM:新規な局所的トラッピング、2ビット不揮発性メモリセル」,IEEE電子デバイスレター,第21巻,第11号,2000年11月,543〜545頁
本発明の一態様によれば、本発明は、不揮発性メモリにおいて複数段階プログラミング処理を管理する方法および対応する回路を提供する。特に、例示的な実施形態は、単一のプログラミングパスが用いられるが、選択されたメモリセルが目標値に近づくとこのメモリセルのバイアスがプログラミング速度を落とすように変更される高速パス書き込み技術を用いる。各プログラミングパルスの後、メモリは第1の低いベリファイ値でベリファイされ、その後、第2の高いレベルで第2のベリファイが行われる。第2のレベルは、選択されたセルをさらなるプログラミングからロックアウトするのに用いられる。第1の低いベリファイレベルは、プログラミング段階を変更するのに用いられる。例示的な実施形態では、このことは、選択されたメモリセルのチャネルの電圧レベルを上昇させることによって行われる。本発明の態様の原則は、この低いレベルでベリファイした結果を記憶するため、対応するビット線に沿っている選択された各メモリセルに接続できる読み出し/書き込み回路と関連するラッチを導入する。N状態メモリでは、プログラムするために選択された各メモリセルは、N+1個のラッチ、すなわち、目標データを追跡し続けるN個のラッチと、プログラミング段階を管理する(N+1)番目のラッチとに関連付けられる。
例示的な実施形態は、特に全ビット線構造のNAND形のメモリである。上昇する階段波形のプログラミング波形は、選択されたワード線に沿って加えられる。最初のプログラミング段階では、選択されたメモリセルは、プログラミングを容易にするために、対応するビット線を接地点に設定することによって、接地点に設定されたチャネルを有する。低いベリファイレベルのベリファイが成功した後、選択されたメモリセルのチャネルが高電圧レベルに達することができるように、例示的な実施形態において一連のビット線クランプのレベルを介してビット線電圧は上昇され、これによってプログラミング速度を落とす。例示的な実施形態は、ビット線クランプを用いてビット線のバイアスレベルを調整する。各ビット線と関連する読み出し/書き込みスタックは、書き込み処理を管理するのに使用できる一連のデータラッチを有し、これらのラッチの1つは、低レベルでベリファイした結果を記憶するのに用いられ、これによってプログラミング段階を管理し、これらのラッチは、標準のプログラミング処理を監視する充分なラッチをも有する。
本発明の追加の特徴および利点を、添付図面と併せて理解すべき以下の好適な実施形態の説明から理解できよう。
図7Aには、本発明の改善されたプロセッサが実施され、区画された読み出し/書き込みスタックのバンクを有する小形メモリ装置を線図的に示す。メモリ装置は、2次元アレイのメモリセル300、制御回路310および読み出し/書き込み回路370を含む。メモリアレイ300は、行復号器330を介してワード線によってアドレス指定可能であり、列復号器360を介してビット線によってアドレス指定可能である。読み出し/書き込み回路370は、区画された読み出し/書き込みスタック400のバンクとして実施され、(「ページ」とも称する)ブロックのメモリセルを並列に読み出させるかまたはプログラムさせる。好適な実施形態では、ページは、連続する一行のメモリセルから構成される。別の実施形態では、一行のメモリセルが複数のブロックまたはページに区画されている場合、読み出し/書き込み回路370を個々のブロックに多重化するブロックマルチプレクサ350が設けられている。
制御回路310は読み出し/書き込み回路370と共働してメモリアレイ300のメモリ動作を実行する。制御回路310は、状態マシン312、オンチップアドレス復号器314および電源制御モジュール316を含む。状態マシン312はメモリ動作のチップレベル制御を行う。オンチップアドレス復号器314は、ホストまたはメモリコントローラによって用いられるアドレスと、復号器330,370によって用いられるハードウェアアドレスとの間のアドレスインターフェイスを行う。電源制御モジュール316は、メモリ動作中、ワード線およびビット線に供給された電源および電圧を制御する。
図7Bには、図7Aに示された小形メモリ装置の好適な配置を示す。様々な周辺回路によるメモリアレイ300へのアクセスはアレイの両側で左右対称に実施され、これによって、両側にあるアクセス線および回路は半分に減少される。従って、行復号器は行復号器330A,330Bに分割され、列復号器は列復号器360A,360Bに分割されている。一行のメモリセルが複数のブロックに区画されている実施形態では、ブロックマルチプレクサ350はブロックマルチプレクサ350A,350Bに分割されている。これと同様に、読み出し/書き込み回路は、アレイ300の下部からビット線に接続する読み出し/書き込み回路370Aと、アレイ300の上部からビット線に接続する読み出し/書き込み回路370Bとに分割されている。このように、読み出し/書き込みモジュールの密度、従って、区画された読み出し/書き込みスタック400の密度は、本質的に半分だけ減少される。
図8には、図7Aに示された読み出し/書き込みスタック内の基本的な構成要素の一般的な配置を線図的に示す。本発明の一般的な構造によれば、読み出し/書き込みスタック400は、k個のビット線を検知するセンス増幅器212のスタックと、I/Oバス231を介してデータを入力または出力するI/Oモジュール440と、入力または出力データを記憶するデータラッチ430のスタックと、読み出し/書き込みスタック400間のデータを処理し記憶する共通プロセッサ500と、スタック構成要素間の通信を行うスタックバス421とを備える。読み出し/書き込み回路370間のスタックバスコントローラは、読み出し/書き込みスタック間の様々な構成要素を制御するため、線411を介して、制御およびタイミング信号を供給する。
図9には、図7Aおよび図7Bに示された読み出し/書き込み回路間の読み出し/書き込みスタックの好適な1つの配置を示す。各読み出し/書き込みスタック400は、一群のk個のビット線に対して並列に動作する。ページがp=r×k個のビット線を有する場合、r個の読み出し/書き込みスタック400−1,...,400−rが存在する。
並列に動作する区画された読み出し/書き込みスタック400のバンク全体は、行に沿っているp個のセルのブロック(またはページ)を並列に読み出させるかまたはプログラムさせる。従って、行全体のセルに対してp個の読み出し/書き込みモジュールが存在する。各スタックがk個のメモリセルに作用するので、バンク内の読み出し/書き込みスタックの総数は、r=p/kによって示される。例えば、rがバンク内のスタックの数である場合、p=r×kである。一例のメモリアレイは、p=512バイト(512×8ビット)、k=8、従ってr=512を有することができる。好適な実施形態では、ブロックは、一続きの行全体のセルである。別の実施形態では、ブロックは、行内のセルのサブセットである。例えば、セルのサブセットを、行全体の半分または行全体の4分の1とすることができる。セルのサブセットを一続きの連続するセルとすることができ、あるいはセルのサブセットを他のセルごとまたは所定数のセルごととすることができる。
実質的に、400−1のような各読み出し/書き込みスタックは、k個のメモリセルのセグメントに並列に作用するセンス増幅器212−1〜212−kのスタックを含む。好適なセンス増幅器は、米国公開特許出願第2004/0109357号(特許文献20)に開示されている。この公開特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
スタックバスコントローラ410は、線411を介して、制御およびタイミング信号を読み出し/書き込み回路370に供給する。スタックバスコントローラ自体は線311を介してメモリコントローラ310に依存する。各読み出し/書き込みスタック400間の通信は、相互接続するスタックバス421によって達成され、スタックバスコントローラ410によって制御される。制御線411は、スタックバスコントローラ410から制御およびクロック信号を読み出し/書き込みスタック400−1の構成要素に供給する。
好適な配置では、スタックバスは、共通プロセッサ500とセンス増幅器212のスタックとの間で通信するSABus422と、プロセッサとデータラッチ430のスタックとの間で通信するDBus423とへ分割される。
データラッチ430のスタックは、データラッチ430−1〜430−kから成り、データラッチは、スタックと関連する各メモリセルに対する。I/Oモジュール440は、データラッチに、I/Oバス231を介して外部とデータを交換させることができる。
共通プロセッサは、誤り状態のようなメモリ動作の状態を示すステータス信号を出力する出力部507をも含む。ステータス信号は、ワイヤードOR構成のフラグバス509に結合されたn形トランジスタ550のゲートを駆動するのに用いられる。フラグバスをコントローラ310によってプリチャージするのが好ましく、ステータス信号が読み出し/書き込みスタックのいずれかによってアサートされると、フラグバスはプルダウンされる。
図10には、図9に示された共通プロセッサの改善された実施形態を示す。共通プロセッサ500は、外部回路、入力論理装置510、プロセッサラッチPLatch520および出力論理装置530と通信するプロセッサバスPBus505を備える。
入力論理装置510はPBusからデータを受信し、信号線411を介すスタックバスコントローラ410からの制御信号に応じて論理状態の1つ「1」、「0」または「Z」(浮遊)に変換されたデータとしてBSIノードに出力する。次に、セット/リセットラッチPLatch520はBSIをラッチし、結果として、MTCHおよびMTCH*として相補的な一対の出力信号を生じさせる。
出力論理装置530はMTCHおよびMTCH* 信号を受信し、信号線411を介すスタックバスコントローラ410からの制御信号に応じて論理状態の1つ「1」、「0」または「Z」(浮遊)に変換されたデータとしてPBus505に出力する。
どの時点においても、共通プロセッサ500が、所定のメモリセルに関連するデータを処理する。例えば、図10には、メモリセルがビット線1に結合された場合を示す。対応するセンス増幅器212−1は、センス増幅器データが現れるノードを備える。好適な実施形態では、ノードは、データを記憶するSAラッチ214−1の形態を想定する。これと同様に、対応する一連のデータラッチ430−1は、ビット線1に結合されたメモリセルと関連する入力または出力データを記憶する。好適な実施形態では、一連のデータラッチ430−1は、nビットのデータを記憶するのに充分なデータラッチ434−1,...,434−nを備える。
一対の相補的な信号SAP,SANによって伝送ゲート501が有効にされたとき、共通プロセッサ500のPBus505は、SBus422を介してSAラッチ214−1にアクセスする。これと同様に、一対の相補的な信号DTP,DTNによって伝送ゲート502が有効にされたとき、PBus505は、DBus423を介して一連のデータラッチ430−1にアクセスする。信号SAP,SAN,DTP,DTNは、スタックバスコントローラ410からの制御信号の一部として明示されている。
図11Aには、図10に示された共通プロセッサの入力論理装置の好適な実施形態を示す。入力論理装置510はPBus505上のデータを受信し、制御信号に依存して、同一であるか、反転されたか、または浮遊された出力BSIを有する。実質的に、出力BSIノードは、伝送ゲート522の出力、またはVddに直列につながれたp形トランジスタ524,525を備えるプルアップ回路、または接地点に直列につながれたn形トランジスタ526,527を備えるプルダウン回路のいずれかによって影響を受ける。プルアップ回路は、信号PBus,ONEによってそれぞれ制御されるp形トランジスタ524,525のゲートを有する。プルダウン回路は、信号ONEB<1>,PBusによってそれぞれ制御されるn形トランジスタ526,527のゲートを有する。
図11Bには、図11Aの入力論理装置の真理値表を示す。この論理装置は、PBusと、スタックバスコントローラ410からの制御信号の一部である制御信号ONE,ONEB<0>,ONEB<1>とによって制御される。実質的に、3つの伝送モードPASSTHROUGH,INVERT,FLOATが支援される。
BSIが入力データと同じであるPASSTHROUGHモードの場合、信号ONEは論理「1」であり、ONEB<0>は「0」であり、ONEB<1>は「0」である。このことは、プルアップまたはプルダウンを無効にするが、伝送ゲート522を有効にしてPBus505上のデータを出力523へ受け渡す。BSIが入力データの反転であるINVERTモードの場合、信号ONEは「0」であり、ONEB<0>は「1」であり、ONEB<1>は「1」である。このことは、伝送ゲート522を無効にする。しかも、PBusが「0」である場合、プルアップ回路は有効にされるが、プルダウン回路は無効にされ、結果として、「1」であるBSIを生じさせる。これに類似して、PBusが「1」である場合、プルダウン回路は有効にされるが、プルアップ回路は無効にされ、その結果として、「0」であるBSIを生じさせる。最後に、FLOATモードの場合、信号ONEを「1」とし、ONEB<0>を「1」とし、ONEB<1>を「0」とすることによって出力BSIを浮遊させることができる。実際には、FLOATモードは用いられないが、完全性のため、表に記載されている。
図12Aには、図10に示された共通プロセッサの出力論理装置の好適な実施形態を示す。入力論理装置510からのBSIノードの信号は、プロセッサラッチPLatch520内にラッチされる。出力論理装置530は、制御信号に依存してPLatch520の出力からデータMTCH,MTCH* を受信し、PASSTHROUGH、INVERTまたはFLOATモードにあるとしてPBus上に出力する。言い換えれば、4つの分岐部分は、PBus505に対する駆動器として作用して、PBus505を能動的にハイ(HIGH)、ロー(LOW)または浮遊(FLOAT)状態とする。このことは、PBus505に対する4つの分岐回路、すなわち2つのプルアップ回路および2つのプルダウン回路によって達成される。第1のプルアップ回路は、Vddに直列につながれたp形トランジスタ531,532を備え、MTCHが「0」である場合、PBusをプルアップすることができる。第2のプルアップ回路は、接地点に直列につながれたp形トランジスタ533,534を備え、MTCHが「1」である場合、PBusをプルアップすることができる。これと類似して、第1のプルダウン回路は、Vddに直列につながれたn形トランジスタ535,536を備え、MTCHが「0」である場合、PBusをプルダウンすることができる。第2のプルダウン回路は、接地点に直列につながれたn形トランジスタ537,538を備え、MTCHが「1」である場合、PBusをプルダウンすることができる。
本発明の1つの特徴は、PMOSトランジスタを用いてプルアップ回路を構成し、NMOSトランジスタを用いてプルダウン回路を構成することである。NMOSによるプル(引っ張り)は、PMOSのプルよりもずっと強力なので、いかなる競合であっても、プルダウンは常にプルアップを圧倒する。言い換えれば、ノードまたはバスは常にプルアップまたは「1」状態に初期設定することができ、所望に応じて、プルダウンによってノードまたはバスを常に「0」状態に反転することができる。
図12Bには、図12Aの出力論理装置の真理値表を示す。この論理装置は、入力論理装置からラッチされたMTCH、MTCH* と、スタックバスコントローラ410からの制御信号の一部である制御信号PDIR,PINV,NDIR,NINVとによって制御される。4つの動作モード、PASSTHROUGH、INVERT、FLOATおよびPRECHARGEが支援されている。
FLOATモードでは、4つのすべての分岐部分は無効にされる。このことは、初期設定値でもある信号PINV=1、NINV=0、PDIR=1およびNDIR=0を有することによって達成される。PASSTHROUGHモードでは、MTCH=0の場合、PBus=0が必要とされる。このことは、n形トランジスタ535,536を有するプルダウン分岐部分のみを有効にし、NDIR=1を除いて、すべての制御信号は初期設定値であることによって達成される。MTCH=1の場合、PBus=1が必要とされる。このことは、p形トランジスタ533,534を有するプルアップ分岐部分のみを有効にし、PINV=0を除いて、すべての制御信号は初期設定値であることによって達成される。INVERTモードでは、MTCH=0の場合、PBus=1が必要とされる。このことは、p形トランジスタ531,532を有するプルアップ分岐部分のみを有効にし、PDIR=0を除いて、すべての制御信号は初期設定値であることによって達成される。MTCH=1の場合、PBus=0が必要とされる。このことは、n形トランジスタ537,538を有するプルダウン分岐部分のみを有効にし、NINV=1を除いて、すべての制御信号は初期設定値であることによって達成される。PRECHARGEモードでは、PDIR=0およびPINV=0の制御信号設定は、MTCH=1の場合、p形トランジスタ531,532を有するプルアップ分岐部分を有効にするか、または、MTCH=0の場合、p形トランジスタ533,534を有するプルアップ分岐部分を有効にする。
共通プロセッサの動作は、2004年12月29日出願の米国特許出願第11/026,536号(特許文献21)にさらに詳細に説明されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
全ビット線構造における高速パス書き込み
不揮発性メモリの性能の1つの重要な態様は、プログラミング速度である。このセクションでは、多状態不揮発性メモリのプログラミング性能を改善する方法を、NANDメモリが全ビット線(ABL)構造を有するという状況で説明する。特に、高速パス書き込みを実施する、図10に示された共通プロセッサのレジスタの使用を説明する。
メモリをプログラムする目標は、データを高速かつ正確に書き込むことである。2値メモリでは、プログラムされる状態のすべてを、特定のしきい値レベルを上回って書き込みさえすればよく、その一方で、プログラムされない場合は、特定のしきい値レベルを下回ったままである。多状態メモリでは、状況はもっと複雑である。その理由は、中間状態の場合、特定のしきい値を上回るが、高すぎないようにレベルを書き込む必要があり、または、状態の分布が、次のレベルを上げることに影響を及ぼすためである。この問題は、状態の数が増大するにつれて、または、利用可能なしきい値ウィンドウが減少されるにつれて、あるいは、その両方が生じるにつれて悪化する。
状態の分布を制限する1つの技術は、同一データを複数回プログラムすることである。一例として、米国特許第6,738,289号(特許文献22)に記載された粗い−細かいプログラミング方法が挙げられる。この特許は、本願明細書において参照により援用されている。図13には、同一メモリ状態に対応する記憶素子の2つの分布を示す。第1のパスでは、セルは、分布1301を生成するために第1の低いベリファイレベルVLを用いるプログラミング波形PW1で書き込まれた。次に、第2のパスに対してプログラミング波形は低い値で再出発する。第2のパスの場合、プログラミング波形PW2は第2の高いベリファイレベルVHを用いて、これを分布1303にシフトする。これによって、第1のパスはセルを粗い分布内に配置することができ、粗い分布は第2のパスにおいて制限される。プログラミング波形の一例を図14に示す。第1の階段波PW1 1401は、低いベリファイレベルVLを用いるが、PW2は、高いベリファイレベルVHを用いる。第2のパス(PW2 1403)は、異なるベリファイレベルを除いて処理が同じであるが、米国特許第6,738,289号(特許文献22)に記載されたような小さいステップサイズを用いることができる。
このアプローチの欠点は、1401を実行し1403で再出発する双方の全階段波を通過するプログラミング波形を各プログラミング列が必要とするということである。分布が、低いベリファイVLに基づく最初のプログラミング段階に従うことができるが、この最初のレベルが達成された後、処理の速度を低下し、高いベリファイVHを用いて分布を詳細化できる単一の階段波を用いることが可能である場合、より高速に書き込みを実行することができる。このことを、プログラミング波形に対して単一の階段波列でプログラムするためビット線バイアスを用いる「高速パス書き込み」によって達成することができる。このアルゴリズムは、2パス書き込みの効果に類似する効果を獲得し、米国特許第6,643,188号(特許文献23)にさらに詳細に記載されている。この特許は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。プログラミング波形QPW1501を図15に示し、第1段階において、処理は、ベリファイがVLおよびVHレベル(詳しくは図18を参照)で実行されることを除いて2パスアルゴリズムの第1段階に関して進められる。しかし、VLでベリファイが行われた後、階段波波形を再出発するよりはむしろ、セルがVHでベリファイされるまで継続するように、階段波は、処理を減速するために上昇されたビット線電圧を有する。ここで留意すべきは、このことによって、プログラミング波形のパルスが単調非減少しうることである。このことを、図16を参照してさらに説明する。
図16には、全ビット線構造におけるNAND形アレイの一部およびその周辺回路を示す。この図は、複数の先行図面に示した配置に類似するが、この説明に関する素子のみが示され、他の素子は、説明を簡潔にするために省略されている。図16には、読み出し/書き込みスタックの他の素子から分離してビット線クランプ621をも明示する。ワード線クランプの詳細は、2005年3月16日出願の「電力が節約された読み出しおよびプログラム−ベリファイ動作を有する不揮発性メモリおよび方法」という米国特許出願(特許文献24)、特に、2004年12月16日出願の米国特許出願第11/015,199号(特許文献25)にさらに詳細に説明されている。これら特許出願の双方は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。本発明は、全ビット線構造を用いるNAND形アレイに関して主に説明されているが、本発明はそのように限定されるものではないことに留意すべきである。以下において分かるように、本発明は、高速パス書き込みに関し、一般的に、2段階のプログラミング処理と、この処理を監視し制御するデータラッチの使用とに関する。説明を目的とするために特定の実施形態に基づいて本発明を説明するが、本発明をもっと一般的に適用することができる。
図16には、対応するビット線に沿ってビット線クランプ621を介してそれぞれのセンス増幅器SA−A〜SA−C601A〜Cに各々接続された3つのNANDストリング610A〜Cを示す。各センス増幅器SA601は、前述したSAラッチ214(例えば、図10)に対応し明示されているデータラッチDLS603を有する。ビット線クランプ621は、対応するNANDストリングのビット線に沿った電流の流れと電圧レベルとを制御するのに用いられ、アレイの一区分内の異なるクランプは、電圧VBLC によって共通に制御される。各NANDストリング610では、ソース選択ゲート(SGS615)およびドレイン選択ゲート(SGD611)が明示され、行全体に対してVSGD およびVSGS によってそれぞれ制御される。ワード線WL625に沿っているセル(613)の行は、以下の説明のために例示的に選択された行として用いられる。
613Aのような選択されたメモリセルは、コントロールゲートとチャネルとの間に電圧差を確立して、電荷をフローティングゲート上に蓄積させることによってプログラムされる。図15のプログラミング波形QPW1501は、選択されたワード線WL625に沿って加えられる。WL625に沿っているセルがストリングA,BにプログラムされるがストリングCにはプログラムされない場合を考える。行A内のセル613Aおよび行B内のセル613Bのようなプログラムすべきセルに対して、チャネルは、必要とされる電位差を確立するためにロー(接地点)に保持される。このことは、プルダウン回路によってビット線BLA,BLBを(プログラムされたデータ「0」に対応するように)接地点に設定し、VT が適切なしきい値電圧である場合にVBLC =VSGD =Vdd+VT を設定することによってビット線クランプ621およびドレイン側の選択トランジスタをオンに転換し、VSGS をロー(LOW)とすることによってソース側の選択ゲートをオフに転換することによって行われる。このことは、NAND−AおよびNAND−B内のチャネルを接地点に保持し、613Aおよび613Bのゲートのプログラミングパルスは電荷をフローティングゲートに伝送する。
(消去済みデータまたはロックアウトされたデータ「1」に対応する)プログラムすべきでない、またはプログラムが禁止されたセル613Cに対して、同一電圧をビット線クランプ、選択ゲートおよびワード線に印加されるが、センス増幅器にラッチされたデータ「1」に基づいて、クランプ621Cより上のビット線BLCをVddに設定する。621CのゲートがVBLC =Vdd+VT であるので、トランジスタ621Cを効率良く切断し、これによって、NAND−Cのチャネルを浮遊させることができる。その結果として、プログラミングパルスが613Cに加えられると、チャネルはプルアップされ、プログラムを禁止される。
これまで説明したように、この手順は、2パスプログラミングの第1パスと、標準の単一パスプログラミングとに対して行われる場合とかなり類似する。プログラミングパルス間でベリファイが実行される。セルをプログラムすべきかどうかは、目標状態のVH値に対応する。2パスプログラミングアルゴリズムでは、第1のパスのベリファイは、低いVLレベルを用いるが、第2のパスのベリファイはVHレベルを用いる。本発明の技術は、パルス間で実行されるベリファイに対してVLレベルおよびVHレベルの双方が用いられるという点と、この低いレベルでセルがベリファイされた後に行われるという点とで2パス技術とは異なる。2パス技術では、低いVLレベルでの成功裏のベリファイの後、プログラミング波形は再出発するが、今回は、VHレベルを用いてベリファイする。本願明細書では、プログラミング波形は継続するが、ビット線バイアスが変更され、プログラミング速度を落とすために上昇されたプログラミング波形が継続する。(高速パス書き込みの変形では、第2段階が開始した後、VHベリファイのみを残すために、低いベリファイを中止することができる。これに類似して、最初の数パルスでは、VHベリファイを省略することができる。しかし、このことは動作の複雑さを増大し、節約は比較的小さいので、この実施形態は、所定の書き込み処理を通してVLベリファイおよびVHベリファイの双方を含む。)
従って、ビット線バイアスをプログラミングパルスの始まりに設定する手順は、データラッチ内のプログラムベリファイVHデータを用いてセンス増幅器ラッチ603i内のデータを設定してビット線BLiを(選択されたセルをプログラムするため)0または(選択されていないセルのプログラムを禁止するため)Vddに充電することであって、ビット線クランプは、選択されていないビット線上で充分なVddまでビット線充電を可能にするようにVBLC =Vdd+VT に既に設定されている。次に、ビット線クランプ621i上の電圧VBLC を、トランジスタ621iが完全にオンである場合にVBLC =Vdd+VT から、VQPW がVddを下回る場合にVBLC =VQPW +VT へ移動することによってビット線値を上昇させることができる。セルの1つが、目標状態に対してVLレベルでベリファイされ、次に、この結果がセンス増幅器ラッチ603iへ返信された後、ビット線電圧レベルは上昇される。選択されたビット線の場合、これによって、ビット線を接地点からVQPW へ上昇させて、プログラミングを減速する。禁止されたビット線の場合、これらを浮動させたままにする。WL625に沿って供給されたプログラミング電圧波形が階段波を上げ続けるとしても、選択されたNANDストリングのチャネルは多少上昇し、プログラミング速度を落とすが、選択されていないセルは依然としてプログラムを禁止される。
ビット線電圧が上昇された後、第2段階は同一のプログラミング波形に従って継続するが、パルス間ベリファイは、高いVHレベルを目標状態に用いる。セルが個々にベリファイされながら、これらセルは、対応するラッチDLS603が反転するとロックアウトされ、ビット線はVddまで上昇される。この処理は、全部のページの書き込みが終了するまで継続する。
図17には、この処理を実施する例示的な全ビット線構造の430のデータラッチ434i(図10)の使用を示す。説明を簡潔にするため、図17は、例示的な接続形態に配置された図10の選択された項目のみを再現する。これらは、データI/O線231に接続されたデータラッチDL0 434−0と、線423によって共通プロセッサ500に接続されたデータラッチDL1 434−1と、線435によって他のデータラッチと共通に接続されたデータラッチDL2 434−2と、線422によって共通プロセッサ500に接続された(図10の214と等しい)センス増幅器データラッチDLS603とを含む。
2つのみのデータビットが各メモリ記憶素子にプログラムされるが、各ビット線は、3つの関連付けられたデータラッチを有する。(より一般的なnビットの場合、データラッチの数はn+1となる。)追加のラッチDL2 434−2の導入は、高速パス書き込みアルゴリズムが実行される2つのうちのどちらか一方のプログラミング段階を管理するのに用いられる。前述したように、また、本願明細書で援用されている他の参考文献でのように、データラッチDL0 434−0,DL1 434−1は、「標準の」ベリファイレベルVHに基づいて2ビットのデータをセルに書き込むために用いられる。下ページがプログラムされるとき、これらラッチのうちの1つのみが厳密に必要とされる。しかし、上ページがプログラムされるとき、これらラッチの一方が上ページのデータに用いられ、上ページプログラミングがこの配置の下ページの状態に依存するため、他方のラッチが、前にプログラムされた下ページに用いられる。追加のラッチDL2 434−2の導入によって、低いVLレベルでのベリファイの結果を示すためにラッチを用いることができ、この時点で、選択された素子のチャネルがロー(LOW)に保持される高速パス書き込みの第1段階から、プログラミング速度を落とすためにチャネルレベルが上昇される第2段階へ変化する。
図17では、レジスタ434−iには、2値メモリの場合に類似して実施される下ページの高速パス書き込みに関して符号が付されている。下ページの原データはI/O線231に沿ってDL0 434−0にロードされ、VHベリファイに作用するDL1 434−1へ伝送され、その後、DLS603に伝送され、DLS603では、伝送されたデータは、ビット線がプログラム可能であるかまたは禁止であるかを決定するのに用いられる。ラッチDL2 434−2は、VLロックアウトに用いられる。
選択されたワード線WL625に加えられた図18に詳細に示されたような波形を有するプログラミングパルス間でプログラムベリファイを実行することができる。波形は接地点(1801)から第1の低いベリファイレベルVL(1803)へ上昇され、次に、高いVH(1805)にさらに上昇される。本願明細書で援用されている前述した参考文献に記載されているように、アレイ上の他の電圧レベルは一般的な読み出し値にある。これによって、2つのプログラムベリファイを、以下のステップに従って連続して行うことができる。
(1)第1のベリファイレベルは、低いベリファイレベルVL(1803)を用い、次に、データをデータラッチDL2 434−2に伝送する。
(2)第2のベリファイは、ベリファイ波形が1805にあるときに実行される高いベリファイレベルである。VHの結果をデータラッチDL1 434−1に伝送する。プログラミングパルス中、ビット線バイアス設定は、VLベリファイ結果およびVHベリファイ結果の双方に依存する。
(3)VHベリファイ結果をSAデータラッチDLS603に伝送してビット線を0またはVddのどちらかに充電する。
(4)NDLのVLベリファイ結果をSAデータラッチDLS603に伝送してビット線を(セルがベリファイされた場合)0からVQPW へ充電するか、または(データが「0」である場合)ビット線を0に保持する。
この処理は、図19のフローチャートにさらに詳細に説明されている。
図19は、例示的な全ビット線の実施形態の読み出し/書き込みスタックのラッチに基づく一連のプログラム/ベリファイ動作のフローチャートである。ステップ701〜703においてデータラッチの初期条件を確立し、ステップ711〜717においてプログラミングバイアス条件を設定しプログラミング波形を適用し、ステップ721〜725においてベリファイ段階を行う。ここでの順序は例示的な実施形態の順序であり、例えば、ワード線にパルスが加えられる前に正確なバイアスレベルが確立される限り、多くのステップの順序を再配置することができる。ステップ701では、ライン231上のデータをラッチDL0 434−0へ読み込み、次に、ステップ702では、ラッチDL1 434−1へ伝送する。ステップ703では、データをさらにラッチDL2 434−2へ伝送する。これによって、書き込み処理に対する目標データを設定する。「0」の値が、プログラムすることに対応し、「1」の値が、プログラムを禁止することに対応するという規則が用いられる。
ラッチに基づく正確なバイアス条件を設定することによってプログラミング段階を開始する。ステップ711では、ビット線クランプ線の電圧をVdd+VT 、すなわち高速パス書き込みの第1段階の正常なプログラミングレベルに設定し、ステップ712では、ラッチに保持された値DL0/DL1をセンス増幅器のラッチDLS603に伝送する。「0」の値(プログラム)によってビット線は接地点に保持され、「1」の値(プログラム禁止)はVddのビット線値を生じさせる。このこと(ステップ713)はビット線クランプ線の電圧をVdd+VT に設定し、これによって、プログラムするために、選択されたビット線に沿っているチャネルを接地点に保持し、プログラムを禁止するために、選択されていないビット線に沿っているチャネルを浮遊したままにしておく。ステップ714では、クランプ電圧をVBLC =Vdd+VT からVBLC =VQPW +VT へ低下する。ステップ715では、DL2 434−2の値をセンス増幅器データラッチDLS603に伝送する。最初の繰り返しでは、この値は、DL2で設定された初期値となる。セルがVLでベリファイされた後、ステップ714で設定された低下されたVBLC 値によって、次に、プログラムされるセルにおいてビット線レベルを0からVQPW へ上昇させ、これによってプログラミング速度を落とし、高速パス書き込みの第2段階に移行する。
ステップ717では、プログラミングパルス(図15のQPW1501)を、選択されたワード線WL625に加え、先行するステップで確立された他の線にバイアスを加える。パルス間ベリファイ段階をステップ721で開始し、選択されたワード線をVLに上昇する前に様々なバイアス電圧のオンを確立する。ステップ722では、ワード線のベリファイ波形は、低いレベルVL(図18の1803)に上昇し、セルがベリファイされた場合、検知SA601内のラッチは反転し、DLS603内の値は「0」から「1」へ切り替わり、次に、ステップ723では、この結果を、共通プロセッサ500によってDL2434−2に伝送する。次に、ステップ724では、ベリファイレベルを、高いレベルVH(1805)に上昇し、セルがベリファイされた場合、DLS603を設定し、次に、ステップ725では、この結果を共通プロセッサによってDL1 434−1に伝送する。
ベリファイ段階がステップ721〜711で完了したので、共通プロセッサ500はセンス増幅器データラッチのバイアス条件を次のパルスに対して再確立する必要がある。もちろん、プログラムされるセルのすべてがVHにロックアウトされているか、または、プログラミング段階が別の方法で終了されている場合を除く。この再確立は、ステップ711に戻ることによって行われる。ステップ712では、現在はDL1 434−1内の値によって示されているVHベリファイ結果を伝送する。セルがVHでベリファイされた場合、セルにプログラムを禁止し、センス増幅器ビットを「0」から「1」へ変更してビット線をハイ(HIGH)にとり、さらなるプログラムを禁止する。ステップ715では、現在はDL2 434−2内の値によって示されているVLベリファイ結果をセンス増幅器データラッチDLS603に伝送する。次に、ステップ716では、セルがVLでベリファイされた場合、ビット線電圧を上昇する。
データラッチが正確に設定されたので、ステップ717では、次のプログラミングパルスを加える。その後、処理は前のように継続する。あるいはまた、処理は、例えば、低いベリファイおよびステップ722,723をもはや必要としない時点でこれらを削減することによって図18のベリファイ波形を変更することができる。
前の説明は、上ページ/下ページ配置の下ページに対するものである。上ページ/下ページ配置では、各メモリセルは2ビットの情報を記憶し、一方のビットは上ページに対応し、他方のビットは下ページに対応する。処理は、2値の場合と、これよりも高い他の多ページ配置の最初にプログラムされるページとの双方に対して既に説明された処理に類似して継続する。残りの説明も、多状態の場合を示すように1セル当たり2ビットの上ページ/下ページの実施形態に基づく。しかし、より多くの状態の記憶を導入する不要な複雑さを追加しない。多ページ形態を用いる多状態メモリの場合、セルの状態への多くのページの符号化を可能にし、これらのうちの幾つかを、例示的な上ページ/下ページ配置に対して説明する。これらの異なる符号化のさらなる詳細、これら符号化を実施できる方法およびこれらに関連する利点は、前に参照により援用されている2005年3月16日出願の「電力が節約された読み出しおよびプログラム−ベリファイ動作を有する不揮発性メモリおよび方法」という米国特許出願(特許文献24)に記載されている。
高速パス書き込みを用いる上ページのデータのプログラミングを、「従来のコード」を用いて最初に説明する。上ページ書き込みは、B状態およびC状態をプログラムするためであり、従って、2つのプログラムベリファイ周期を用いる。A状態は、前述した下ページ動作でプログラムされている。A、BおよびC状態に対する分布の関係を図20に示す。この図では、データ「11」に対応するプログラムされないE分布は示されていない。
図20には、高速パス書き込みのプログラミングの第1段階に用いられる各状態の低いベリファイVL、および第2段階に用いられる高いベリファイVHにそれぞれ対応する第1分布1301および第2分布1303を示す。上ページデータおよび下ページデータへのこれらプログラムされる状態の「従来の」符号化を分布の下に示す。この符号化では、前述したように下ページがプログラムされたとき、下ページデータ「0」を有する状態は、高速パス書き込みにおいてレベルVAL,VAHを用いて分布1303−Aにプログラムされる。上ページ書き込みは、BおよびC状態をプログラムするためである。
図21を参照してデータラッチDL0〜DL2の使用を説明する。図21は図17に類似するが、異なるラッチの使用を指摘する注釈はそれに応じて変更されている。図に示すように、下ページデータはDL0 434−0に読み込まれ、DL1 434−1は上ページのロックアウトデータに用いられ、VHベリファイ結果を受信し、この場合もDL2 434−2はVLロックアウトデータを保持するのに用いられる。下ページ書き込みの場合のように、1つのラッチは2つのベリファイレベルの各々に対して割り当てられ、DL1は実際の高いベリファイ結果に対し、DL2は高速パス書き込み段階の移行を生じさせるのに用いられる低いベリファイ結果に対するものである。
特に、VLロックアウト情報はデータラッチDL2 434−2に蓄積され、初期値はこの場合もDL1 434−1から伝送され、セルが上ページプログラミングを受けるかどうかを示す原プログラミングデータに対応する。この実施形態では、BおよびC状態の高速パス書き込みのビット線バイアスは同一である。変形例では、B状態およびC状態が異なるバイアスレベルを用いることができるように追加のラッチを導入することができる。また、一時的な記憶装置のみに対してVLロックアウト情報が用いられる。各VLベリファイでの検知を受け渡した後、VLに対するデータラッチDL2 434−2内のデータは「0」から「1」へ変更される。論理装置は、所定のプログラミングの実行中、「1」の値を「0」へ反転し直さないように構成されている。
VHロックアウトも、多くの異なるベリファイでの検知を介して蓄積される。ビットが所望のプログラミング状態のベリファイレベルを受け渡すとすぐに、データラッチ内のデータは「11」に変更される。例えば、B状態がベリファイVBHを受け渡した場合、データラッチ内のデータ「00」は「11」に変更される。C状態がベリファイVCHを受け渡した場合、データラッチ内のデータ「01」は「11」に変更される。論理装置は、所定のプログラミングの実行中、「1」の値を「0」へ反転し直さないように構成されている。ここで留意すべきは、上ページプログラミングの場合、VHロックアウトは、1つのみのデータラッチに基づいて生じる。
2004年12月14日出願の米国特許出願第11/013,125号(特許文献26)には、同じ一連の多状態メモリ素子によって保持された複数のページのプログラミングが重なり合うことができる方法が記載されている。例えば、下ページを書き込む間、対応する上ページのデータが利用可能である場合、上ページをプログラムし始める前に下ページが完了するのを待つというよりはむしろ、書き込み動作は、上ページおよび下ページが物理ページに一斉にプログラムされる全プログラミングシーケンスに切り替えることができる。高速パス書き込み技術を、全シーケンス動作にも適用することができる。
図22には、全シーケンス書き込みのためのデータラッチDL0〜DL2の使用を示す。図22は図17に類似するが、異なるラッチの使用を指摘する注釈はそれに応じて変更されている。図に示すように、DL0 434−0を上ページのロックアウトデータに用い、対応するVHベリファイ結果を受信し、DL1 434−1を下ページのロックアウトデータに用い、対応するVHベリファイ結果を受信し、この場合もDL2 434−2をVLロックアウトデータを保持するのに用いる。初期のDL2 434−2値が初期のプログラミングデータに対応する単一ページプログラミングとは異なって、全シーケンスが移行する時点の初期値は、上および下ページデータを考慮する。従って、適切な単一ページの原プログラミングデータをこの場合も単にDL2 434−2にロードするというよりはむしろ、ラッチDL0,DL1の双方が「1」である場合にDL2 434−2を「1」に設定するだけである。
例示的な実施形態では、高速パス書き込みを用いる全シーケンス動作は、以下のステップを含むことができる。
(1)第1のページデータをラッチDL0 434−0にロードし、前述したように下ページをプログラムし始めることができる。
(2)下ページプログラミングについて前述したように、下ページプログラミングデータをラッチDL1 434−1に伝送した後、ラッチDL0 434−0をリセットし、別のページを連続的にロードする準備をすることができ、これによって、同一のワード線WL625上の上ページを利用可能である場合に伝送することができる。
(3)上ページデータをロードし終えた後、下ページプログラミングが完了していない可能性が高い。この場合、米国特許出願第11/013,125号(特許文献26)に記載された全シーケンスプログラミングに従って同時に2ビットをプログラムするようにプログラミングアルゴリズムを変換してプログラミング速度を加速することができる。ページの書き込みが完了する前、上ページデータが利用可能でなかった場合、または、他の方法でロードされなかった場合、前述したように上ページを単独でプログラムする。
(4)下ページプログラミングから全シーケンス変換への変換前に、プログラムベリファイAを受け渡したセルに対して下ページの原データを「11」にロックアウトすることがある。これらデータをAレベルで読み出して原データを回復する必要がある。その理由は、2ビット全シーケンス書き込みがプログラムするのに下および上ページデータを必要とするためである。
(5)この2ビット全シーケンスプログラミングアルゴリズムでは、A,BおよびC状態に対するプログラムベリファイを、同時または別々に実行することができる。ロックアウト処理は、双方のラッチを同時にロックアウトすることもできる。
(6)プログラミングデータA,Bが完了した後、C状態のみはまだプログラムされていないので、処理は2値書き込みに類似する。残りのプログラミングデータをDL1に伝送することができ、これによって、ロードすべき次のページのデータに対してDL0を「1」にリセットすることができる。
高速パス書き込みを用いる上ページプログラミングに関する前の説明は、図20に示すような上および下ページへの状態E,A,B,Cの従来の符号化に基づく。2005年3月16日出願の「電力が節約された読み出しおよびプログラム−ベリファイ動作を有する不揮発性メモリおよび方法」という米国特許出願(特許文献24)にさらに詳細に記載されているように、他の符号化が有用であることが多い。2つの例を図23,24に示す。第1の例は「LM old」コードを示し、第2の例は「LM new」コードを示す。どちらにおいても、破線は、下ページプログラミングの結果である中間状態の分布を示し、双方のLMコードにおいて高速パス書き込みを用いる下ページ書き込みは、前述した下ページプログラミングに類似して行われる。次に、上ページプログラミングは、セルを中間分布から最終目標状態のBまたはC分布へ移動させ、「01」データを有するセルを「11」状態のE分布からA分布へプログラムする。双方のLMコードにおいて高速パス書き込みを用いる上ページ書き込みは、従来のコードに関して前述した上ページプログラミングに類似して行われる。また、下ページが状態Bおよび状態Cとしてロックアウトするという相違は、中間状態(破線)によってもたらされる。
双方のLMコードに対して高速パス書き込みは同じように行われるが、状態のベリファイに関して、2ビットを4つの状態へ異なって割り当てるため、B_new=C_oldおよびB_old=C_newであるように切り替えられる。この変更は、従来の符号化からの変更と同様に共通プロセッサ500によって達成される。共通プロセッサ500を介すデータ伝送論理のデータ伝送はコードに依存し、従って、それらは異なる。
VHベリファイの後に双方のVHロックアウトデータが更新されるという点で、LMコード用の上ページプログラミングアルゴリズムは、全シーケンス高速パス書き込みアルゴリズムにも類似する。LM oldコードの場合、下および上ページが、切り替えられるコードである場合、上ページは従来のコードとも同じであり、この場合、LM oldコードの上ページは全シーケンスプログラミングと同じである。
図25には、図22および前述した他の同様な図に類似してこの場合もデータラッチと、LMコードに対する割り当てとを示す。下ページデータはDL0 434−0へ読み込まれ、VHに基づく上ページのロックアウトデータはDL1 434−1内に保持され、この場合もDL2 434−2には、高速パス書き込み技術の段階の移行を制御するのに用いられるVLロックアウトデータが割り当てられる。
C状態よりも上にいかなる状態も存在しないので、(少なくとも状態の決定に関する限り)オーバープログラミングが大きな関心事ではないが、C分布がこれよりも下の分布から充分満足に定義されていることが重要な結果であるという点で2値の場合に状況が類似する。従って、AおよびB状態には高速パス書き込みを用いるが、C状態には用いず、その代わりに、この状態のVHレベルのみを用いるのが好ましい。(他の状態数を有するメモリの場合、これらの説明は、最高位状態、もっと厳密に言えば、最も多くプログラムされる状態に適用する。)
例えば、3つのすべての状態が高速パス書き込みを用いる場合、プログラムおよびベリファイの実施は、3つのすべての状態に対して高速パス書き込みが同じように行われるので簡単であることが多い。しかし、C状態分布を幅広いものにすることができ、C状態分布は依然として許容可能な余地を有するので、C状態に対して高速パス書き込みを省略してプログラミング時間を減少させることができる。
前述したように、低状態に対して高速パス書き込み(QPW)を用いるが、C状態に対して高速パス書き込みを用いないということは、プログラミングアルゴリズムを複雑にすることがある。例えば、書き込み処理の特定の時点で、プログラミングパルスの後、(QPWを用いる)ベリファイA、(QPWを用いる)ベリファイBおよび(QPWを用いない)ベリファイCが続き、その後、別のプログラミングパルスが続く。前述した高速パス書き込みアルゴリズムがプログラミングパルスに対して2つのデータ伝送(VHにロックアウトする第1のデータ伝送と、VLにロックアウトする第2のデータ伝送)を用いるので、第1のデータ伝送は3つのすべての状態に対して何の問題もないが、第2の伝送は、前述した配置の下、状態Cに対してプログラミングエラーを生じさせる。状態Cが低レベルでベリファイVCLを行わないので、DL2 434−2データラッチは、このビット線に対して更新されない。Cの高いVCHベリファイレベルを受け渡した後、このビット線をロックアウトする必要がある場合、VHロックアウトデータラッチは「1」をSAデータラッチに伝送して第1のデータ伝送後にプログラムを禁止する。しかし、更新するベリファイ結果がないので、VLデータラッチ(DL2 434−2)は依然としてデータを保持する。従って、第2のデータ伝送は「0」をビット線のDLS603に伝送する。この結果、プリチャージされたビット線を0に放電し、これによって、このビット線にオーバープログラミングを生じさせる。
この問題を克服するため、高速パス書き込みがC状態に用いられない場合、アルゴリズムは、高レベルのVCHのCベリファイを用いてVLデータラッチ(DL2 434−2)を更新することによって変更される。従って、セルがCレベルに対するVCHのベリファイを受け渡す場合、VHおよびVLロックアウトデータは「1」に変更され、プログラミングは禁止される。しかも、C状態は書き終えられないが、AおよびB状態が書き終えられた場合、C状態のみが残され、C状態は対応するVHベリファイレベルのみを用いるので、プログラミングアルゴリズムは、高速パス書き込みを用いない標準のプログラミング、または非QPWアルゴリズムに切り替えることができる。この場合、(VHレベルの)1つのみのデータ伝送が行われる(VLレベルは用いられない)。
特定の実施形態に関して本発明の様々な態様を説明してきたが、当然のことながら、本発明は、特許請求の範囲の全範囲内においてその権利が保護されるべきであることが理解できよう。
不揮発性メモリセルの一例を線図的に示す。 不揮発性メモリセルの異なる例を線図的に示す。 不揮発性メモリセルの異なる例を線図的に示す。 不揮発性メモリセルの異なる例を線図的に示す。 不揮発性メモリセルの異なる例を線図的に示す。 メモリセルのNORアレイの一例を示す。 図1Dに示すようなメモリセルのNANDアレイの一例を示す。 フローティングゲートがどの時点においても記憶できる4つの異なる電荷Q1〜Q4についてソース−ドレイン電流とコントロールゲート電圧との間の関係を示す。 行復号器および列復号器を介して読み出し/書き込み回路によってアクセスできるメモリアレイの一般的な配置を線図的に示す。 個々の読み出し/書き込みモジュールの略ブロック図である。 読み出し/書き込みモジュールのスタックによって従来通りに実施される図5の読み出し/書き込みスタックを示す。 本発明の改善されたプロセッサが実施される、区画された読み出し/書き込みスタックのバンクを有する小形メモリ装置を線図的に示す。 図7Aに示された小形メモリ装置の好適な配置を示す。 図7Aに示された読み出し/書き込みスタックにおける基本的な構成要素の一般的な配置を線図的に示す。 図7Aおよび図7Bに示された読み出し/書き込み回路間の読み出し/書き込みスタックの好適な1つの配置を示す。 図9に示された共通プロセッサの改善された実施形態を示す。 図10に示された共通プロセッサの入力論理装置の好適な実施形態を示す。 図11Aの入力論理装置の真理値表である。 図10に示された共通プロセッサの出力論理装置の好適な実施形態を示す。 図12Aの出力論理装置の真理値表である。 低および高ベリファイレベルに対し、同一のメモリ状態に対応する記憶素子の2つの分布を示す。 2パス書き込み技術に用いられるプログラミング波形の一例を示す。 高速パス書き込み技術に用いられるプログラミング波形の一例を示す。 全ビット線構造におけるNAND形アレイの一部およびその周辺回路を示す。 下データページに対して高速パス書き込みを実施する図10のデータラッチの使用を示す。 2つのベリファイレベルを示す例示的なベリファイ波形を示す。 高速パス書き込みアルゴリズムのフローチャートである。 従来の2つのページ符号化に対するメモリセルの分布を示す。 従来の符号化で上データページに対して高速パス書き込みを実施する図10のデータラッチの使用を示す。 全シーケンスプログラミングに対して高速パス書き込みを実施する図10のデータラッチの使用を示す。 交互に行われる2つのページ符号化に対するメモリセルの分布を示す。 交互に行われる2つのページ符号化に対するメモリセルの分布を示す。 交互に行われる2つのページ符号化で上データページに対して高速パス書き込みを実施する図10のデータラッチの使用を示す。

Claims (12)

  1. 不揮発性メモリ装置であって、
    Nが1以上であるNビットのデータを各々が記憶でき、かつ複数のビット線および複数のワード線に沿ってアレイに形成された複数のメモリセルである1つ以上のメモリセルと
    前記メモリセルに接続できる読み出し/書き込み回路であって、
    パルスの減少することのない階段波形のプログラミング波形を選択されたワード線に沿ったメモリセルに加えることにより、書き込み動作中、複数の選択されたメモリセルが一斉にプログラムされるプログラミング回路と、
    前記プログラミング波形が前記メモリセルに加えられるのと同時に前記メモリセルにバイアス条件を設定し、第1のバイアス条件セットが第1のプログラミング段階中に用いられ、第1のバイアス条件セットよりも高いビットライン電圧を有することによりプログラミングを部分的に禁止する第2のバイアス条件セットが第2のプログラミング段階中に用いられるバイアス回路と、
    記読み出し/書き込み回路が接続されたメモリセルの対応する1つのメモリセルと各々関連する1つ以上の一連のラッチであって、それぞれの一連のラッチのうちの第1のラッチが、動作中にあるプログラミング段階を管理する1つ以上の一連のラッチと
    プログラミング動作の過程において、前記メモリセルのうちの選択されたメモリセルに対するNビットのデータの1つ以上に対してベリファイ動作を実行する検知回路であって、前記ビットのデータの少なくとも1つに対するベリファイが、第1のレベルおよびこれよりも高い第2のレベルのベリファイを含み、第1のレベルでのベリファイの結果がプログラミング段階を管理する第1のラッチに記憶される検知回路とを備える読み出し/書き込み回路と、を備え、
    選択されたメモリセルの各々は、対応する一連のラッチへビット線の1つに沿って接続可能であり、それぞれの一連のラッチは、動作中にあるプログラミング段階を管理する第1のラッチを含み、
    前記メモリ装置は、前記ビット線のバイアスレベルを変更することによって、選択されたメモリセルが第1のプログラミング段階から第2のプログラミング段階へ個々に変化するように配置され、
    前記メモリセルは、共通に制御される対応するクランプ素子を介して、対応する一連のラッチへ前記ビット線の1つに沿って接続可能であり、第1のプログラミング段階から第2のプログラミング段階へビット線のバイアスレベルを変更することは、前記クランプ素子を制御することによって達成される不揮発性メモリ装置。
  2. 請求項1記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記メモリ装置は、第1のプログラミング段階中、選択されたメモリセルのチャネルが接地点に設定され、第2のプログラミング段階中、選択されたメモリセルのチャネルが第1のプログラミング段階中よりも高い電圧になることができるようにさらに配置される不揮発性メモリ装置。
  3. 請求項1または2記載の不揮発性メモリ装置において、
    それぞれの一連のラッチにおけるラッチの数は、N+1である不揮発性メモリ装置。
  4. 請求項3記載の不揮発性メモリ装置において、
    それぞれの一連のラッチにおける第1のラッチ以のN個のラッチは、対応するメモリセル内にプログラムすべきデータを保持するのに用いられる不揮発性メモリ装置。
  5. 請求項4記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記第1のラッチは、対応するメモリセル内にプログラムすべきデータに基づいて初期化される不揮発性メモリ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の不揮発性メモリ装置において、
    それぞれの一連のラッチにおけるラッチの数は、N+1である不揮発性メモリ装置。
  7. 請求項6記載の不揮発性メモリ装置において、
    それぞれの一連のラッチにおける第1のラッチ以のN個のラッチは、対応するメモリセル内にプログラムすべきデータを保持するのに用いられる不揮発性メモリ装置。
  8. 請求項7記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記メモリ装置は、対応するメモリセル内にプログラムすべきデータを保持するのに用いられるラチの値が、対応するメモリセルに対する第2のレベルでのベリファイの結果に基づいて更新されるように配置される不揮発性メモリ装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか記載の不揮発性メモリ装置において、
    Nは1よりも大きく、前記ビットのデータの少なくとも1つに対するベリファイは第1のレベルよりも高い第2のレベルのみのベリファイを含む不揮発性メモリ装置。
  10. 請求項記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記メモリ装置は、NAND形構造を有する不揮発性メモリ装置。
  11. 請求項10記載の不揮発性メモリ装置において、
    前記メモリ装置は、全ビット線配置を用いるNAND形構造を有する不揮発性メモリ装置。
  12. 請求項10記載の不揮発性メモリ装置において、
    Nは2に等しく、データは下ページ/上ページ形式に従って記憶される不揮発性メモリ装置。
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