JP5040281B2 - 配線基板の接続構造およびその接続検査方法 - Google Patents

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本発明は、配線基板の接続構造およびその接続検査方法に関するものである。
電子機器などでは、駆動信号や駆動電圧を供給するために配線基板を用いていて、2つの配線基板を接続して用いる場合がある。そのような場合には、例えば図7(a)に示すように、第1の配線基板の各電極端子部A1,A2,A3と第2の配線基板の各接続端子B1,B2,B3との配列ピッチを合わせて確実に接続する必要がある。その際に、例えば、前記電極端子部A1〜A3と接続端子B1〜B3とがその配列方向に位置ズレが生じることがあり、位置ズレが大きい場合は隣の電極端子部および接続端子と短絡を起こしてしまうことがある。そこで、配線基板同士を接続する際の位置ズレをチェックするための端子を設けて機能検査を行うことが考えられる。そのようなものとして、電子機器の駆動とは関係のないチェック用端子を別に設け、位置ズレを起こしたときに、チェック端子同士がずれるのを利用したものが知られている(例えば特許文献1,2,3参照)。
このようにすれば、チェック用端子の導通検査により、導通の可否や抵抗値の差異に基づいて、電気的に一度に位置ずれを検知することができる。
特開平05−121854号公報(段落0021,0026および図1) 特開2003−158354号公報(段落0026,0030および図3) 特開2001−183692号公報(段落0035〜0037および図1,図2)
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のものでは、電気的に役割を担う配線や端子に加えて、チェックのために配線や端子を特別に設けているので、本来必要な配線や端子以外に、余分に配線や端子を設ける必要があり、コストアップの原因となり、また省スペース化の面においても好ましくない。
さらに、最近の配線の高密度化に伴い、例えば、図7(b)のように電極端子部A1〜A3と接続端子B1〜B3との位置ズレ量が公差の範囲内にあり、電気的に短絡していない状態で接続されているが、それらの間隔が狭くなっている場合がある。このような場合、製造時での検査では配線の接続検査が合格とされるが、使用中などに時間が経過すると、マイグレーションなどが発生して、駆動していく間に電気的に短絡に至るおそれがある。このような潜在的な短絡に至る可能性がある位置ズレは、外観検査においても特定するには不正確で、生産性も悪く、さらに、従来のような機能検査を用いても、短絡していないため検知できないという問題があった。
そこで、本発明は、このような潜在的な短絡を起こさせるような位置ズレを検知できるとともに、配線基板が本来備える電極端子部や接続端子に、位置ズレを検査する機能を持たせる(つまり兼用させる)ことで、検査のための端子などを追加することなく、位置ズレを少ない部品構成で安価に検査することができる配線基板の接続構造およびその接続検査方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、インクジェット式記録装置の本体側制御装置と、インクジェットヘッドとの間を接続する、2枚の配線基板の端部同士を相互に重ね合わせて接続した配線基板の接続構造であって、前記インクジェットヘッドは、圧電アクチュエータ駆動式とされ、一方の前記配線基板は、前記端部に、前記本体側制御装置からの圧電アクチュエータ用印刷データ信号用配線、分極用配線、及びアース用配線の各々の配線用電極端子の端子群を備え、かつ、前記端子群の配線用電極端子それぞれの端子形状は矩形で揃えられているとともに前記分極用配線と前記アース用配線との配線用電極端子は隣接配置されるものであり、他方の前記配線基板は、前記一方の配線基板の端部に接続される前記端部に、前記配線用電極端子の端子群と同ピッチ及び同種の対応する配線用接続端子の端子群を備えるものであり、前記分極用配線と前記アース用配線との前記配線用接続端子は、片方の配線用接続端子がもう片方の配線用接続端子の方向に向かって、間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を前記矩形の端子形状に付属して有する
ことを特徴とする。
このようにすれば、前記他方の配線基板の端部に配置された端子群のうち、分極用配線の配線用接続端子とアース用配線の配線用接続端子との片方が、もう片方の端子方向に向かって、間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を前記矩形の端子形状に付属して有するようにしているので、2枚の配線基板の端部同士を相互に重ね合わせて接続した後、一方の配線基板における分極用配線の配線用接続端子と、他方の配線基板におけるアース用配線の配線用電極端子との間の短絡で接続状態を検査し、潜在的な短絡を誘発する位置ズレを検査することができる。つまり、位置ズレが起こった場合、分極用配線とアース用配線との短絡が、他の隣り合う配線の短絡よりも早くなるため、潜在的な短絡を引き起こす位置ズレ量をより精度良く確実に検知することができる。加えて、分極用破線とアース用配線との配線用接続端子の片方が、もう片方の端子方向に向かって、間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を前記矩形の端子形状に付属して有するものとして、位置ズレの検査に利用しているので、検査のための端子などを特別に設けることなく、少ない構成で位置ズレを安価に検査でき、省スペース化もできる。
また、検査用の配線や端子を別に設けるスペースを必要としないため、省スペース化でき配線の高密度化および小型化にも対応できる。また低コストである。さらに、インクジェットヘッドの配線のうち、通常使用時にアース電位となるものや圧電層を分極する際に用いるものを利用していることになるので、通常使用時において経時変化により短絡しても、その短絡が動作に影響することがない。
請求項に記載のように、請求項1の配線基板の接続構造において、前記変形部は、平面視で、前記もう片方の配線用接続端子の方向に向かって突出する矩形状部分である構成とすることできる。
このようにすれば、請求項1の効果に加えて、前記一方の配線用接続端子が付属して有する変形部を、前記もう片方の配線用接続端子の方向に向かって突出する矩形状部分とすることで、それの隣の配線用接続端子との間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を構成するようにしているので、構成が簡単である。
請求項に記載のように、請求項1配線基板の接続構造において、前記もう片方の配線用接続端子は、平面視で、前記突出する変形部に対応して、窪んだ部分を有することもできる。
このようにすれば、請求項1の効果に加えて、前記もう片方の配線用接続端子が、前記突出する変形部に対応して窪んだ部分を有することで、前記間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を構成するようにしているので、突出する変形部と窪んだ部分との組み合わせで位置ズレの検査が確実となる。
請求項4に記載のように、請求項1配線基板の接続構造において、前記もう片方の配線用接続端子は、平面視で、切り欠き部を有し、前記片方の配線用接続端子は前記切り欠き部に対応して鍵状の変形突部を有する一方、前記もう片方の配線用接続端子に対応する前記配線用電極端子は、前記鍵状の変形突部に間隔を存して噛み合う鍵状の突部を有する構成とすることもできる。
このようにすれば、請求項1の効果に加えて、前記もう片方の配線用接続端子に対応する前記配線用電極端子は、前記鍵状の変形突部に間隔を存して噛み合う鍵状の突部を有するようにしているので、位置ズレを精度よく検査することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの配線基板の接続構造を得るために、請求項1〜4のいずれか1つに記載の配線基板の接続構造を得るために、2枚の配線基板の端部同士を重ね合わせる位置決めをしつつ端子間に導電性ろう材を配置し、加熱接続して構造体とした後に行う、前記構造体についての接続時における端子配列方向での位置ズレを確認する配線基板の接続検査方法であって、前記2枚の配線基板の一方の配線基板における分極用配線の配線用接続端子と、他方の配線基板におけるアース用配線の配線用電極端子との間の導通検査にて導通/非導通を確認することにより、前記接続時の端子配列方向での位置ズレを、隣接する端子間の間隔長さと比較して、大きく確保されているか確保されていないかを検査することを特徴とする
このようにすれば、2枚の配線基板の一方の配線基板における分極用配線の配線用接続端子と、他方の配線基板におけるアース用配線の配線用電極端子との間の導通検査にて導通/非導通を確認することにより、潜在的な短絡を引き起こす可能性のある位置ズレを簡単かつ確実に検査することができる。
また、アース電位や圧電層を分極する際にのみ用いる配線用接続端子の配線を利用しているので、通常使用時には、アース電位となるものや圧電層を分極する際に用いるものを利用していることになり、通常使用時において、経時変化により短絡しても、その短絡が動作に影響することがないようにして、検査できる。
以上説明したように、本発明は、2枚の配線基板うち一方の配線基板における分極用配線の配線用接続端子と、他方の配線基板におけるアース用配線の配線用電極端子との間の導通検査にて導通/非導通を確認することにより、潜在的な短絡をおこさせる可能性のある位置ズレを検査することができる。特に、配線基板が本来備える、分極用配線とアース用配線との配線用接続端子の片方を、もう片方の配線用接続端子の方向に向かって、間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を付属させた端子形状として、位置ズレの検査に利用しているので、検査のための端子などを特別に追加することなく、少ない部品構成で位置ズレを安価に検査することができる。
以下、本発明は、電子機器などの配線基板間の配線を接続する接続構造およびその接続検査方法に関し、インクジェットヘッドに適用されたものである。図1は本発明を適用するインクジェットヘッドの上面にフレキシブル配線基板が接合された状態を示す斜視図である。
図1に示すように、インクジェットヘッド1は、特開2006−198903号公報に記載された公知のものと同様に流路ユニット2上に、アクチュエータユニット3、およびフレキシブル配線材4とを積層して構成している。インクジェットヘッド1は、記録用のインクジェット式記録装置に用いられるもので、具体的に図示していないが、インクジェットヘッド1は、記録用紙の搬送方向Y(副走査方向)と直交する方向X(主走査方向)に往復移動するキャリッジに搭載されている。
インクジェットヘッド1の流路ユニット2は、複数枚のプレート部材が積層された積層体で、複数の配列された圧力室2aと、各圧力室2aに連通する複数のノズル(図示せず)と、図示しないインク供給源からのインクを各圧力室2aおよびノズルに連通するインク流路(図示せず)とを備える。
また、アクチュエータユニット3は、複数の圧電層23(例えばPZT)が積層された積層体で、複数の圧力室2aに対応して複数の個別電極(図示せず)と、複数の圧力室2aに共通の内部電極(図示せず)が、各圧電層23を挟んで構成されている。共通の内部電極はグランドに接続され、個別電極に選択的に電圧を印加することにより、個別電極および前記内部電極とで挟まれる圧電層23の部分が圧電変形部として、選択的に駆動されることで変形し、圧力室内のインクに圧力を与え、複数のノズルを通じて選択的にインクが吐出され、記録用紙(被記録媒体)に対して記録動作が行われる。
また、アクチュエータユニット3の最上面には、表面個別電極22および表面内部電極24が銀−パラジウム系の導電部材にてスクリーン印刷形成され、表面個別電極22および表面内部電極24は、特開2003-80709号公報に記載の公知の構成と同様に、積層された圧電層23の積層方向に貫通したスルーホール(図示せず)に充填された導電性材料を介して、圧電層23内の個別電極および共通の内部電極にそれぞれ導通されている。
このアクチュエータユニット3の上面には、フレキシブル配線基板4が積層される。フレキシブル配線基板4は、図2に示すように、第1の配線基板5と第2の配線基板6とが接続されて構成される。第1の配線基板5には、複数の配線11A〜11Dおよび配線13が、第2の配線基板6には、配線12A〜12Dがそれぞれフレキシブル配線材4の長手方向(X方向)に延びて形成されていて、各配線11A〜11D、12A〜12Dの互いに接続する端部に設けられた電極端子部11Aa、11Ba、11Ca、11Da(総称する場合は11)、接続端子12Aa、12Ba、12Ca、12Da(総称する場合は12)が、対応して重なって接続されることでフレキシブル配線材4が構成される。
第1の配線基板5と第2の配線基板6は、本実施例においては、一例として、例えば、第1の配線基板5および第2の配線基板6をフレキシブルプリント基板(FPC)を用いている。
第2の配線材6は、電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂材(例えばポリイミド樹脂)からなる帯状のベース材の片面に、銅などの複数の配線12A、12B、12C、12D・・・がフォトレジスト等により自由に設計配線されていて、これらの表面を電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂(例えばポリイミド樹脂)からなるカバーレイにて被覆させている。第2の配線材6の第1の配線材5と接続する側の一端側には、配線12A〜12Dに接続端子12Aa、12Ba、12Ca、12Da・・・が幅方向(Y方向)にそれぞれ等ピッチで設けられていて、また、他端側にも配線12A〜12Dに対応して別の接続端子15(総称する)が等ピッチで設けられ、本体側と電気的に接続するためのコネクタに接続される。第2の配線材6はフレキシブルプリント基板であるため、配線12A〜12Dの配線幅は自由に設計でき、図2のように、一般的なコネクタの所定幅に等しくされた他端側の幅よりも、一端側の幅を短くすることができる。このようにすることで、後述する第1の配線材6と接続しても、流路ユニット2およびアクチュエータユニット3の小型化に対応して配線基板4も小型化かつ、高密度な配線も可能である。
また、第1の配線基板5には、その長手方向(X方向)の一端側の裏面に、アクチュエータユニット3の各表面個別電極22および表面内部電極24に対応して形成された個別電極バンプ13aおよび表面電極バンプ11AAが設けられていて、他端側(ドライバIC7が設けられている側)には、電極端子部11Aa、11Ba、11Ca、11Da・・が並んで設置され、第2の配線材6の各電極端子部12と同ピッチに対応して設けられている。また、第1の配線基板5上には、その幅方向(Y方向)に延びる駆動回路であるドライバIC7が実装され、本体側の制御装置からの印字データなどの駆動信号や駆動電圧などをアクチュエータユニット3に伝達して、アクチュエータユニット3を選択的に駆動させている。
また、第1の配線基板5には、その駆動信号および駆動電圧等をドライバIC7に入力するための複数の入力側配線11B(VSS2),11C(VDD2)、11Dおよび、ドライバIC7からアクチュエータユニット3に出力する複数の出力側配線13と、表面電極バンプ11AAとが形成されている。また、内部電極と電気的に接続される配線11A(COM)が、配線基板4の長手方向(X方向)に延びて形成されている。そして、出力側配線13は、ドライバIC7から、X方向に延びて、個別電極バンプ13aとそれぞれ接続されることで個別電極と電気的に接続されている。
電極端子部11Aa,11Ba,11Caは、複数の電極端子部11が配列される方向(Y方向)の両端付近に略対称にこの順に並んで配置されている。そして、複数の電極端子部11が配列される方向(Y方向)の中央部分には、残りの他の電極端子部11Da,・・・が複数並んで配置されている。つまり、配線基板の幅方向(Y方向)の両端縁には、それぞれ端子部11Aa、11Ba、11Caがこの順で略対称に2箇所設けられていて、その内側に端子部11Daが複数並んで配置されている。また、電極端子部11Aa〜11Daは、前述した等ピッチで形成された接続端子12Aa〜12Daと相互に対応し、同ピッチで形成され、それらが互いに重なって電気的に接続されることで1つの配線基板4となっている。第1の配線材5も、第2の配線材6と同様の構成で、電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂材(例えばポリイミド樹脂)からなる帯状のベース材の片面に、銅などの複数の配線11A〜11D,13がフォトレジスト等により形成されていて、これらの表面を、電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂(例えばポリイミド樹脂)からなるカバーレイにて被覆させている。
ここで、第1の配線材5と第2の配線材6との接続について説明する。第1の配線材5の一端の電極端子11を下側面(ドライバIC7の実装側と反対側)に露出し、第2の配線材6は、その第1の配線材5と接続する一端において、表面の電気絶縁被膜を除去することで銅線を露出して接続端子12とする。各電極端子11、接続端子12が同ピッチで対称に配列されているため、露出した各端子を一対一で対応させて重ね合わせ、どちらか一方の表面に形成された導電性ろう材(はんだ)を、加熱することで接続される。例えば、第2の配線材6を固定して接続端子12の接続面側に導電性ろう材を載置し、第1の配線材5の電極端子11を上側に重ね合わせ、電極端子11側からヒーターによって加熱させる。さらに、その接続部の端子が露出している側を覆って電気絶縁テープ(図示せず)が貼着される。このように接続することで、配線11A〜11Dと配線12A〜12Dとも1対1で接続される。図3に示すように、電極端子11の幅が、接続端子12の幅よりも広くなっているのは、両者の接続時に公差内にあって潜在的な短絡が起きない程度の位置ズレならば補正することができ、また、導電性ろう材の逃げパターンとして機能させるためである。また、第2の配線材6のコネクタと接続される側の接続端子15は、その配線の片側面の電気絶縁被覆が第2の配線板6の面方向に沿って除去されて配線を露出してコネクタと接続されている。
ここで、第1の配線基板5の配線11A〜11Dについて、詳細を説明する。
第1の配線基板5の幅方向(Y方向)の最外両端縁には、電極端子11Aa、11Aaから延びる各配線11Aが第1の配線基板5の長手方向(X方向)の側縁に沿って平行に延びていて、表面電極バンプ11AAを介して内部電極と電気的に接続されていて、アース電位となっている。
電極端子部11Aa、11Aaの内側で隣の電極端子部11Ba、11Baの各配線11Bは、各配線11Aの内側においてドライバIC7付近まで延び、ドライバIC7の実装位置において、両者の電極端子部11Ba、11Baを結ぶループを形成して互いに接続されている。そして、そのループ付近の配線部分で、ドライバIC7の下で図示しないドライバIC7の入力側接続端子と接続されている。この配線11Bは、後述するように、製造工程において、アース電位となる前記内部電極との間に所定の電圧を印加し、圧電層23を分極する際に用いる配線VSS2である。配線VSS2はインクジェットプリンタ装置の通常駆動時においては、アースされている。
電極端子部11Baの内側で隣の電極端子部11Ca、11Caの各配線11Cも、配線11A,11Bの内側においてドライバIC7付近まで延び、ドライバIC7の実装位置において、両者の電極端子部11Ca、11Caを結ぶループを形成して互いに接続されている。そして、そのループ近傍の配線部分で、ドライバIC7の下で図示しないドライバIC7の入力接続端子とが接続されている。この配線11Cは、ドライバIC7に駆動電圧(ここでは30V)を供給するための配線VDD2である。
そして、両側の電極端子部11Caの間の複数の電極端子部11Da・・・の複数の配線11Dは、ドライバIC7にまで延びて接続され、入力信号を供給する信号線として機能している。
電極端子部11Daに入力された入力信号は、ドライバIC7を介して特開2002-160372号公報に公知の駆動制御と同様にして制御されることで、圧電変形部(図4におけるPZT)を変形させる。図4を参照すると、ドライバIC7内には、シフトレジスタ111、Dフリップフロップ112、ドライバ105等が構成されている。ノズル数に対応して、シフトレジスタ111、Dフリップフロップ112は複数設けられ、これらの駆動電圧を供給するための導線が、導線VDD1、VSS1である。また、ドライバ105、符号C(PZT)の圧電変形部もノズル数に応じて複数用意されていて、これらの駆動電圧(ここでは30V)を供給するための導線が導線VDD2、VSS2であり、前述した配線基板4の配線11B、配線11Cである。VSS2は、ドライバ105の共通電位の部分に共通して接続されていて、通常アースされている。また、圧電変形部PZTのドライバIC5と反対側の電極を共通接続した導線COMが、前述した配線11Aであり、導線COMと導線VSS2とが導線65で接続されている。
このドライバIC7に入力信号がシリアルに入力され、パラレル信号に変換されるとともに、配線11C(VDD2)から入力された駆動電圧に対応した電圧を有する駆動信号に変換される。そして、その駆動信号は、ドライバIC7から出力側配線13および端子部13aを通して個別電極に供給され、各圧電変形部(PZT)が駆動される。各圧電変形部に供給する駆動信号を生成するドライバ105は、各圧電変形部ごとに独立して設けられ、それぞれ配線11Cから駆動電圧を供給され、各配線13を通して駆動信号を出力する。なお、前記共通電極は、配線11A(COM)を通して接地されている。また、配線12A〜12Dは、配線11A〜11Dと接続されるため、同様の目的で用いられた配線である。
次に、特定の接続端子12Aaを用いた配線基材間の接続構造とその接続検知方法について説明する。
第2の配線材6の配線12A(COM)の接続端子12Aaは、配線COMの電極端子部であるとともに、特定の電極端子部12Aaとして位置ズレ検知機能を兼ね備えている。図3は、図2に示すように配線COM,VSS2、VDD2の各電極端子部11および電極端子部12との接続部100aを示している。なお、説明のため、各電極端子部11および接続端子12の配列方向(Y方向)のうち、図2において接続部100a側をY1方向とし、その反対側をY2方向とする。
特定の電極端子部12Aaは、図3(a)のように他の電極端子部12Ba,12Ca,12Da,・・・と異なる形状を有し、それの隣の電極端子部12Baとの間隔が部分的に小さくなる検査部分12Aaaを備えている。つまり、他の電極端子部12Ba,12Ca,12Da,・・・は,平面視矩形状であるが、特定の電極端子部12Aaは、平面視で、検査部分12Aaaとして、隣の電極端子部12Ba側に突出する、小さな矩形状部分を有する。この検査部分12Aaaの突出量は、製造後の検査では合格とされるが、使用により時間が経過するとマイグレーションなどが発生して電気的に短絡に至るおそれがある場合に、短絡する程度とされる。電極端子部12は、フレキシブルプリント基板であるため、異なる形状とすることは容易である。
これにより、例えば、第2の配線基板6の各接続端子12に対して第1の配線基板5の各電極端子11を互いに重ねて接合させる場合には、その配列方向(Y方向)のうち、第1の配線基板5がY1方向に位置ズレして接続された場合に、第2の配線基板6の配線12A(COM)の接続端子12Aaの検査部分12Aaaが、第1の配線基板5の配線11B(VSS2)の電極端子11Baと接触しているかどうか、つまり配線COMと配線VSS2の導通状態の有無により、各電極端子部11A〜11Dと各接続端子12A〜12Dとの接続時に潜在的な短絡を誘発させる位置ズレが起こっているどうかを検査することができる。また、図4(a)に示すように、図2において、配線基板4の接続部100aとは幅方向(Y方向)に反対側(Y2方向側)の接続部100bにおいても、同様の構成を採用することができる。つまり接続端子12Aaの検査部12Aaaが同様に隣の接続端子12Ba側に突出する、小さな矩形状部分を有していて、隣の接続端子12Baとの間隔が部分的に小さくなっていれば、接続端子12Aaの検査部分12Aaaと電極端子部11Baが接触しているかどうかで、配列方向(Y方向)のうち、Y2方向への位置ズレが起こった場合にも、配線COMと配線VSS2の導通状態の有無を検知することによって、Y2方向への潜在的な短絡を誘発する位置ズレを検知することができる。
なお、上述の例は第2の配線材6に対しての第1の配線材5への接続に対しての例に挙げたが、相対的に位置ズレに対して配線COMと配線VSS2が接触することで導通状態が確認できれば良いため、逆に第1の配線材5に対しての第2の配線材6を接合したときでも位置ズレも検知できることはいうまでもない。
また、前記検査に用いる特定の接続端子12Aaに接続している配線は配線COMであり、配線COMは、通常使用時にアース電位となる前記内部電極に接続されるものであり、隣の電極端子部11Baに接続している配線VSS2は、製造工程において、前記内部電極との間に所定の電圧を印加し、各圧電変形部を分極する際に用いるもので、通常使用時には同電位かつアースされているので通常使用時に接続端子12Aaと電極端子部11Baが経時変化により短絡しても、その短絡がインクジェットヘッド1の動作に影響することはない。
このように、各配線基板5および6のCOM配線(11A、12A)とVSS2配線(11B、12B)の電極端子11Aa、11Ba、接続端子12Aa、12Baのうちの隣り合う端子のいずれかにおいて、隣り合う端子間の幅を部分的に小さくした異なる形状を有した検査部が設けられ、COM配線とVSS2配線の導通が起こっていれば、潜在的な短絡を誘発させる位置ズレが起こっているかどうかを検査することができる。
そのため、図3(b)〜(d)及び図4に示すような別の実施の形態にすることも可能である。
(i)図3(b)に示すように、特定の接続端子12Aaは、平面視で、検査部分12Aabとして、それの隣の接続端子12B側に突出する、小さな山形形状部分を部分的に有する構成とすることも可能である。接続部100b側においても同様の構成を適用することができる。
(ii)また、図3(c)のように特定の接続端子12Aaに代えて、第1配線基板5の配線11B(VSS2)の特定の電極端子11Ba’が、他の電極端子11Aa’,11Ca、11Da・・と異なる形状を有し、それの隣の接続端子11Aa’との間隔が、部分的に小さくなる検査部分11Baaを備える構成とすることも可能である。つまり、特定の電極端子11Ba’(VSS2)が、それの隣の配線11A(COM)の特定の電極端子11Aa’側に突出する突出部11Baaを部分的に有し、それの隣の電極端子11Aaとの間隔が部分的に小さくなっている。それの隣の電極端子11Aa(COM)は、平面視で、突出した検査部分11Baaと噛み合うように窪んだ検査部分11Aaaを部分的に有する構成が良い。また、配線12の接続端子12Aa〜12Daは平面視矩形状である。
このような構成をすることで、先の接続方法と同様に第2の配線基板6に対して第1の配線基板5を接続する場合において、第1の配線基板5がY1方向に位置がずれて接続された場合、接続端子12Aa”(COM)と、電極端子部11Ba’(VSS2)の検査部11Baaが接触するため、配線COMと配線VSS2の導通を検査することで、潜在的な短絡を誘発する位置ズレを検知することができる。この場合も上述の実施形態と同様に、接続部100bでも同様の構成を適用することができ、Y2方向への位置ズレ検知を行なうことが可能である。
なお、この実施形態においては、第2の配線材6の各電極端子部12が平面視矩形状であるため、第2の配線材6はいわゆる一般的な汎用のフレキシブルケーブル(FFC)を用いることができる。FFCは、銅等の導電性の配線の表裏の面に電気絶縁被膜が被膜された構成で、平行な配線パターン(ピッチ幅1mm)がその長手方向に(X方向)に延び、幅方向(Y方向)に等ピッチで形成されていて、電極端子部も平行で等ピッチで形成される。FFCはフレキシブルプリント基板より安価であるため、コストの面において好ましい。
(iii)また、特定の電極端子部あるいは特定の接続端子は、平面視で、切り欠き部を有し、前記隣の電極端子部あるいは接続端子は前記切り欠き部に対応して鍵状の突出部を有する一方、前記特定の電極端子部あるいは特定の接続端子に対応する前記接続端子あるいは電極端子部は、前記鍵状の突部に間隔を存して噛み合う鍵状の突部を有する構成とすることも可能である。例えば図3(d)に示すように、電極端子11Aa”に切り欠き部11Aabを設け、その切り欠き部12Aab内に配置される鍵状の突出部分12Babを隣の電極端子11Ba”が有する。そして、その鍵状の突出部分11Babに噛み合う鍵状の検査部分11Aacを接続端子12Aac'''が部分的に備える構成とされる。この場合も同様に接続部100bにおいて同様の構成を設けることで、逆方向への位置ズレ検知も行なうことが可能である。
(iv)また、上述してきた実施形態においては、第1および第2の配線材5、6の配線
ピッチは互いに同ピッチであり、そのピッチ間隔は等ピッチに形成され、それに伴い電極端子部11および接続端子12も同ピッチかつ、等ピッチ間隔に設けられているが、特に等ピッチである必要はなく、両者の電極端子部11および接続端子12のピッチさえ、互いに同一ピッチでさえあれば、電極端子部11および接続端子12の配列ピッチ幅は等しくなくても、上述してきた検査部と同様の構成が適用でき、接続検査が可能である。その場合は、例えば図4(b)のように特定の接続端子12Aaの検査部分12Aaaの突起部分の長さは、その配列ピッチ長さに合わせて長くなるが、この検査部分12Aaaの突出量は、製造後の検査では合格とされるが、使用により時間が経過するとマイグレーションなどが発生して電気的に短絡に至るおそれがある場合に、短絡するように調整する。
(v)また、配線COMおよび配線VSS2は、他の配線との配置関係や他の配線に影
響が少ないように、配線基板の幅方向(Y方向)の両端縁側付近に、この順で中央部に向かって配列されているが、特に前述の制限がない場合であれば、この順で端付近に配置されていない場合においても、上述してきた実施形態を用いて、接続検査を行うことは可能である。
続いて、バンプ5Cが関連する分極工程について説明する。
インクジェットヘッド1の製造工程において、まず、複数のプレートを積層、接着した流路ユニット2の上に複数の圧電層23(PZT)を積層し焼成したアクチュエータユニット3を予め別々に作製し、両者を接着あるいは接合させたあと、そのアクチュエータユニット3の最上面の表面個別電極22および表面内部電極24と、フレキシブル配線基板4の個別電極バンプ13aおよび内部電極バンプ11AAを導電性ろう材(はんだ)を用いて電気的に接続する。フレキシブル配線基板4は予め第1の配線基板5と第2の配線基板6とを接続しておく。
その後、アクチュエータユニット3の各圧電変形部(圧電層23)を分極する。この分極の際に用いる電極端子部11Aa,11Baおよび配線11A,11Bを、前記検査に利用しているのである。
この分極工程を、図5に沿って説明する。分極装置101は、分極用電圧の一部を発生する回路102と、分極用電圧の残りの部分を発生するための上記吐出動作を行う電源と同等の電源103と、イネーブル信号およびリセット信号等の信号を発生する信号回路104とを備える。その電源103、信号発生回路104は、吐出動作を行うためにプリンタ本体内に設ける例えば特開2002-160372号の公知のものと同等であるので、詳細には説明しない。
それらの各回路104,102及び電源103は、フレキシブル配線基板4上に形成された前記各配線11A〜11Dの端子部分に接続される。回路102は、圧電層23下側の共通電極(アース電位)に接続した配線COM(配線11A)と、圧電層23上側の各個別電極22に接続したドライバIC7の各ドライバ105に接続される配線VSS2(配線11B)との間に分極用電圧を印加するための回路である。そのため、回路102は、負電源−VCC2と、スイッチSW1,SW2と、抵抗R2とを備える。また、配線VDD1と配線VSS1との間、及び配線VDD2(配線11C)と配線VSS2との間には、上記吐出動作を行うための電源と同等の電源103が接続される。なお、配線COMと配線VSS2との間が配線65にて接続されていない状態において、前記各圧電変形部の分極が行われる。
続いてこの分極の詳細な処理について、図5および図6に沿って説明する。なお、分極をする際には、スイッチSW1をG側、スイッチSW2をG側(グランド側)にしておく。換言すると、負電源−VCC2と配線COMとを接続しない側にしておき、この状態においてシフトレジスタ111及びDフリップフロップ112のリセット信号をHレベルとし、シフトレジスタ111及びDフリップフロップ112の全データを吐出あり0の状態にする。そして、イネーブル信号をLレベルからHレベルに立ち上げると、ORゲートの出力がHレベルとなり、全てのドライバ105が圧電変形部PZTへの通電を開始する。このときにはまだスイッチSW1,SW2がG側になっているため、圧電変形部PZTにかかる電圧Vpztは30V(抵抗R2による電圧低下分をここでは無視する)となる。これは吐出時に圧電変形部PZTに掛かる電圧と同じであるため、分極はなされない。
この状態からややあって、スイッチSW1,SW2がN側にされる。すると電源VCC2の電圧(ここでは−20V)が加わり、圧電変形部PZTの両端電圧は先の30Vに加えて合計50Vとなる。この電圧により分極が開始される。分極が完了するとイネーブル信号をLレベルにする。Dフリップフロップ112の出力はリセット信号によりLレベルにされているため、イネーブル信号がLレベルになるとORゲートの出力もLレベルになる。これによりドライバ105により圧電変形部PZTへの通電が停止され、圧電変形部PZTには電源VCC2による電圧40Vのみが掛かる。そしてここから所定時間経過後、スイッチSW2がG側に戻され、圧電変形部PZTの電圧Vpztがゼロとなる。こうして分極が完了すると、分極装置をフレキシブル配線基板4から取り外し、配線65で配線VSS2と配線COMを結線し、インクジェットヘッド1をプリンタ本体に取り付ける。
このような製造方法によれば、インクジェットヘッド1のフレキシブル配線基板4を接合させた後に分極を行なうので、分極の劣化が起きない。しかも分極に用いる電圧は、吐出用の電源電圧に対し、ドライバIC7とは逆側の電極の電位を下げることにより行なわれるので、ドライバIC7には高い電圧が掛かることはなく、従ってドライバIC7が分極中に故障するのが防止される。
そして電圧印加の順序が、分極電圧−VDD2印加時には、ドライバIC7の出力電圧V0がVDD2電圧(30V)であるため、電流はドライバIC7から圧電変形部PZTに流れ出る方向となり、また、分極電圧−VDD2の放電時には、ドライバIC7の出力電圧V0はゼロ(0V)であるため、電流は圧電変形部PZTからドライバIC7に流入する方向となるように行われる。
従って、ドライバIC7の出力電圧V0は0〜VDD2の範囲の電圧のみが加えられるため、ドライバIC7が、分極中に故障する可能性が一層低くなる。
本願発明は、配線基板間の配線接続構造およびその接続検査方法について説明するため、インクジェットヘッドのフレキシブル配線材4の第1配線材5と第2の配線材6の接続構造およびその接続検査方法を例に挙げて説明してきたが、とくに制限されるものではなく、一般的な電子機器や検査機器など、電気配線を使う製品において、配線基板同士を接続する場合に本願発明を適用することができ、配線基板間の特定の電極端子部あるいは特定の接続端子が、それの隣の電極端子部あるいは接続端子との間隔が部分的に小さくなる部分を備え、他の端子部と異なる形状をしていれば、配線基板同士の位置ズレが起こった場合に、他の隣り合う電極端子部あるいは接続端子よりも早く短絡して、従来の機能検査では検査できなかった位置ズレ量を検知でき高い精度の接続検査ができる。また、検査のための端子なども特別に設けることなく、少ない構成で省スペース化でき、かつ、位置ズレを安価に簡単に検査でき生産性が良い。
本発明を適用するインクジェットヘッドの上面にフレキシブル配線基板が接合された状態を示す斜視図である。 第1の配線基板と第2の配線基板とが接続されてなる配線基板を示す図である。 (a)〜(d)はそれぞれ検査部分の説明図である。 (a)〜(d)はそれぞれ検査部分の説明図である。 分極工程を説明する回路である。 分極工程の説明図である。 (a)(b)はそれぞれ従来例の説明図である。
1 インクジェットヘッド
5,6 配線基板
11A,11B,11C,11D 配線
11Aa,11Ba,11Ca,11Da 電極端子部
12A,12B,12C,12D 配線
12Aa,12Ba,12Ca,12Da 接続端子

Claims (5)

  1. インクジェット式記録装置の本体側制御装置と、インクジェットヘッドとの間を接続する、2枚の配線基板の端部同士を相互に重ね合わせて接続した配線基板の接続構造であって、
    前記インクジェットヘッドは、圧電アクチュエータ駆動式とされ、
    一方の前記配線基板は、前記端部に、前記本体側制御装置からの圧電アクチュエータ用印刷データ信号用配線、分極用配線、及びアース用配線の各々の配線用電極端子の端子群を備え、かつ、前記端子群の配線用電極端子それぞれの端子形状は矩形で揃えられているとともに前記分極用配線と前記アース用配線との配線用電極端子は隣接配置されるものであり、
    他方の前記配線基板は、前記一方の配線基板の端部に接続される前記端部に、前記配線用電極端子の端子群と同ピッチ及び同種の対応する配線用接続端子の端子群を備えるものであり、
    前記分極用配線と前記アース用配線との前記配線用接続端子は、片方の配線用接続端子がもう片方の配線用接続端子の方向に向かって、間隔を保ちつつ部分的に突出した変形部を前記矩形の端子形状に付属して有することを特徴とする配線基板の接続構造。
  2. 前記変形部は、平面視で、前記もう片方の配線用接続端子の方向に向かって突出する矩形状部分であることを特徴とする請求項1記載の配線基板の接続構造。
  3. 前記もう片方の配線用接続端子は、平面視で、前記突出する変形部に対応して、窪んだ部分を有することを特徴とする請求項1記載の配線基板の接続構造。
  4. 前記もう片方の配線用接続端子は、平面視で、切り欠き部を有し、前記片方の配線用接続端子は前記切り欠き部に対応して鍵状の変形突部を有する一方、前記もう片方の配線用接続端子に対応する前記配線用電極端子は、前記鍵状の変形突部に間隔を存して噛み合う鍵状の突部を有することを特徴とする請求項1記載の配線基板の接続構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の配線基板の接続構造を得るために、2枚の配線基板の端部同士を重ね合わせる位置決めをしつつ端子間に導電性ろう材を配置し、加熱接続して構造体とした後に行う、前記構造体についての接続時における端子配列方向での位置ズレを確認する配線基板の接続検査方法であって、
    前記2枚の配線基板の一方の配線基板における分極用配線の配線用接続端子と、他方の配線基板におけるアース用配線の配線用電極端子との間の導通検査にて導通/非導通を確認することにより、前記接続時の端子配列方向での位置ズレを、隣接する端子間の間隔長さと比較して、大きく確保されているか確保されていないかを検査することを特徴とする配線基板の接続検査方法。
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