JP5093163B2 - 液体吐出装置及び液体吐出装置の製造方法 - Google Patents
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図1は、液体吐出装置たるプリンタ装置100の要部を示す模式的平面図である。図1に示すように、プリンタ装置100は、左右方向へ延びる一対のガイドレール102,103が略平行に配設されており、このガイドレール102,103に液体供給ユニット104が走査方向にスライド可能に支持されている。ガイドレール103の左右の端部付近には一対のプーリ105,106が設けられ、液体供給ユニット104は、このプーリ105,106に巻き掛けられたタイミングベルト107に接合されている。一方のプーリ106には正逆回転駆動するモータ(図示せず)が設けられており、そのプーリ106が正逆回転駆動することでタイミングベルト107が左方向及び右方向へと往復移動可能になっており、これに伴って液体供給ユニット104がガイドレール102,103に沿って左右方向へ往復走査される。
図2はプリンタ装置100が備える液体吐出ヘッド2の構成を示す分解斜視図である。この図2に示すように、液体吐出ヘッド2は、圧電アクチュエータ12を上方から流路ユニット11に接合して成るヘッド本体15と、このヘッド本体15の上部にて圧電アクチュエータ12に接合されたフレキシブル基板13とを備えている。また、流路ユニット11は、複数のプレート部材が積層された構成となっている。図6は配線板の底面図である。
図4は、流路ユニット11と圧電アクチュエータ12とが接合された状態でのヘッド本体15を、図2のIV-IV線(即ち、ノズル列方向に沿った線)で切断したときの構成を示す断面図であり、図5は、圧電アクチュエータ12の平面図である。
次に、フレキシブル基板13について説明する。図2に示すように、フレキシブル基板13は、駆動回路66が実装された第1フレキシブル基板としてのCOF(Chip On film)64と、第2フレキシブル基板としてのFPC(Flexible Printed Circuits)65とから構成されている。これらCOF64及びFPC65は、長方形状を成すポリイミドなどの電気絶縁性の可撓性シート材である第1ベースシート64a及び第2ベースシート65aの片面に複数の配線が形成され、互いに、そして圧電アクチュエータ12とも接続される。即ち、COF64は、駆動回路66の出力側に圧電アクチュエータ12が接続されると共に、駆動回路66及び圧電アクチュエータ12の夫々へ独立して配線される第1グランド線を有し、FPC65は、COF64に対して駆動回路66の入力側に接続されると共に、各第1グランド線に対して独立して接続される第2グランド線を有している。以下、このようなCOF64及びFPC65について詳細に説明する。
図8は、上述した流路ユニット11、圧電アクチュエータ12、及びフレキシブル基板13を積層接合した液体吐出ヘッド2を搭載する液体供給ユニット104の構成を示す断面図である。図8に示すように、液体供給ユニット104はボックス状のヘッドホルダ90を備えており、該ヘッドホルダ90の下部に、金属製の支持フレーム91を介してヘッド本体15(流路ユニット11及び圧電アクチュエータ12)が支持されている。なお、支持フレーム91とこれに支持されるヘッド本体15が有する流路ユニット11とは、その流路内を流通するインクを通して電気的に導通した状態となっている。
図9は、ヒートシンク93の他の構成を示す液体供給ユニット104の一部拡大断面図であり、(a)はバンプ88と支持フレーム91との非接触状態を、(b)は両者の接触状態を夫々示している。図9(a)に示すように、このヒートシンク93では、押圧部93cに対して側壁93bとは反対側であって、押圧部93cの基部近傍に位置する底壁93aの部分には、薄肉部93dが設けられている。この薄肉部93dは、底壁93aの他の部分よりも肉厚寸法が小さく形成されているため、側壁93bに外力を加えると、該薄肉部93dを基点として、側壁93bと共に押圧部93cがヒートシンク93の内外方へと揺動し得るようになっている。そして、側壁93に外力が付与されていない状態では、押圧部93cの下端は相対的に上方に位置し、側壁93に外力が付与されて外方へと揺動されると、押圧部93cの下端は相対的に下方に位置する。また、ヘッドホルダ90には、外方へ揺動した状態の側壁93の上端部を係止するストッパ90aが設けられている。
図11は、他の構成を成すヘッド本体15aの構成を示す断面図であり、ノズル列方向に沿った線で切断したときの構成を示す断面図である。なお、該ヘッド本体15aが備える流路ユニット11は、既に説明したものと同様の構成であるため、同一又は対応する部分に同一符号を付すことによりその説明は省略する。また、以下に説明又は図示する構成のうち、既に説明又は図示したものと同一又は対応する部分についても、同一符号を付すことによりその説明は省略する。
11 流路ユニット
12 圧電アクチュエータ
13 フレキシブル基板
31 第1低電位バイアス線(第1グランド線:COM)
33 第1高電位バイアス線(電力線:VCOM)
53 圧力室
64 COF(第1フレキシブル基板)
64a 第1ベースシート
65 FPC(第2フレキシブル基板)
65a 第2ベースシート
65b 延設シート
65c バンプ支持片
66 駆動回路
73 第1低電位駆動線(第1グランド線:VSS)
74 第1高電位駆動線(VDD)
83 第2低電位駆動線(第2グランド線:VSS)
84 第2高電位駆動線(VDD)
85 第2高電位バイアス線(電力線:VCOM)
86 第2低電位バイアス線(第2グランド線:COM)
88 バンプ
90 ヘッドホルダ
90a ストッパ
93 ヒートシンク
93c 押圧部
100 液体吐出装置
Claims (6)
- 流路ユニット内の液体に吐出圧力を付与するアクチュエータを駆動する駆動回路と、実装される前記駆動回路への入出力線及び前記アクチュエータへの入力線が形成されたフレキシブル基板とを備える液体吐出装置であって、
前記フレキシブル基板は、
前記駆動回路が実装されると共にその出力側に前記アクチュエータが接続され、前記駆動回路及び前記アクチュエータの夫々へ独立して配線される第1グランド線が第1ベースシート上に形成されて成る第1フレキシブル基板と、
前記第1フレキシブル基板に対して前記駆動回路の入力側に接続され、前記第1グランド線の夫々に独立して接続される第2グランド線が第2ベースシート上に形成されて成る第2フレキシブル基板とから構成され、
前記第2ベースシートは、前記第1グランド線と前記第2グランド線との接続箇所から前記各第2グランド線が更に延設された延設シートを有し、
該延設シートには、前記接続箇所から更に延設された前記第2グランド線同士を短絡させると共に前記流路ユニットに対して導通して該流路ユニットをグランド電位にする接点が形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
- 前記フレキシブル基板には、前記アクチュエータ及び前記駆動回路の夫々へ配線される各電力線が、前記第1フレキシブル基板及び前記第2フレキシブル基板の両方にわたって形成されており、前記第2グランド線は、前記電力線を挟んで配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記フレキシブル基板を挟んで前記流路ユニットとは反対側に設けられ、前記駆動回路からの熱を伝熱させるヒートシンクを備え、該ヒートシンクは、前記接点を前記流路ユニットに当接させるべく該接点を押圧する押圧部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記押圧部は、前記ヒートシンクが前記駆動回路に対して設けられた状態で、前記接点を押圧する位置と押圧しない位置との間で可変に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 前記第2ベースシートが有する延設シートは、前記接点近傍に設けられた余剰部分が屈曲されて成る接点支持片を具備し、前記接点は、前記ヒートシンクの押圧部により押圧されていない状態では、前記接点支持片によって前記流路ユニットに接触しないように支持されることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
- 請求項4に係る液体吐出装置の製造方法であって、
前記駆動回路が実装された前記第1フレキシブル基板と前記接点が設けられた前記第2フレキシブル基板とを接続して前記フレキシブル基板を形成する工程と、
前記流路ユニットに接続された前記アクチュエータに前記第1フレキシブル基板を接続する工程と、
前記フレキシブル基板を挟んで前記流路ユニットとは反対側にヒートシンクを設ける工程と、
液体を収容する液体タンクを前記流路ユニットへ液体を供給可能なように設ける工程と、
前記液体タンクを設けた後に、前記ヒートシンクが有する前記押圧部によって、前記接点を前記流路ユニットに導通接続させる工程と
を備えることを特徴とする液体吐出装置の製造方法。
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