JP3589277B2 - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦振動モードの圧電振動子の伸縮によりノズル開口からインク滴を吐出させて画像や文字を記録用紙に記録するインクジェット式記録ヘッド、より詳細には複数の圧電振動子を固定基板に一定のピッチで固定して構成された振動子ユニットに駆動信号を供給するフレキシブルケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録ヘッドの中でも、高速駆動が可能である縦振動モードの圧電振動子を使用した記録ヘッドは、ノズル開口、及びリザーバに連通する圧力発生室の一部を弾性板によりインク吐出部を形成し、軸長方向に伸縮する圧電振動子を、その一端を一定ピッチで固定基板に固定した振動子ユニットにより駆動するように構成されている。
【0003】
このような振動子ユニットCは、図11(イ)に示したような圧電振動子の配列ピッチに合わせて、先端に接続パターンA、A、A‥‥が形成されたフレキシブルケーブルBを用い、図11(ロ)に示したように振動子ユニットCの各圧電振動子D、D、D‥‥の接続部E、E、E、‥‥にフレキシブルケーブルBの接続パターンA、A、A‥‥を半田付けにより接続して外部駆動回路からの駆動信号を圧電振動子D、D、D‥‥に供給して、圧電振動子D、D、D‥‥を伸縮させるように構成されている。
【0004】
フレキシブルケーブルBと振動子ユニットCとの接続は、フレキシブルケーブルBの接続パターンA、A、A‥‥を圧電振動子D、D、D‥‥の接続部E、E、E、‥‥のおおよその位置にセットした後、拡大鏡等で観察しながらフレキシブルケーブルBを圧電振動子D、D、D‥‥の表面に沿ってスライドさせて精密に位置決めし、位置決め終了後に半田付けするという手法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧電振動子との接続を容易に行うために、接続パターンA、A、A‥‥にはフレキシブルケーブルBの表面から若干突出する半田層が形成され、かつ溶融した半田による短絡を防止するため、圧電振動子D、D、D‥‥の配列間隔よりも接続パターンA、A、A‥‥の幅が狭く設定されているため、図11(ハ)に示したように接続パターンA、A、A‥‥が圧電振動子D、D、D‥‥の間に落ち込み、この状態でフレキシブルケーブルBを移動させて位置合わせすると、圧電振動子D、D、D‥‥のエッジがフレキシブルケーブルBの接続パターンA、A、A‥‥に引っ掛けられて大きな力を受け、これに起因して欠けが生じて接続面積が減少し、接続不良が生じる等の問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは縦振動モードの振動子ユニットに破損を招くこと無く、確実に接続することができる振動子ユニットのフレキシブルケーブルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために請求項1の発明は、ノズル開口に連通する圧力発生室を縦振動モードで加圧する圧電振動子を、複数個、所定のピッチで固定基板に一端を固定して構成された振動子ユニットと、前記圧電振動子に駆動信号を供給するフレキシブルケーブルとからなるインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記フレキシブルケーブルの前記圧電振動子の並び方向の両端に、前記圧電振動子のセグメント電極に接続される接続部が、前記セグメント電極との間に間隙を形成できる程度の凸部を有し、前記フレキシブルケーブルを前記セグメント電極に位置決めする際には前記間隙により前記セグメント電極との接触を防止し、位置決め後には前記フレキシブルケーブルを前記圧電振動子ユニット側に押圧しつつ導電関係を形成するように固着して前記接続部を前記セグメント電極に接続した。
【0007】
【作用】
フレキシブルケーブルが凸部により圧電振動子から若干浮いた状態となっているため、たとえフレキシブルケーブルを位置決めのために移動させても引っ掛かりを起こすことなくスムーズに移動するから、圧電振動子がフレキシブルケーブルの移動で破損されることはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1、図2は本発明のフレキシブルケーブルが使用されるインクジェット式記録ヘッドの一実施例を示すものであって、図中符号1はノズルプレートで、所定のピッチ、例えば180DPIとなるようにノズル開口2、2、2‥‥が穿設されている。
【0009】
3は、後述する弾性板4とノズルプレート1の間に挟まれて配置される流路形成板で、ノズル開口2に対応するように圧力発生室5、リザーバ6、これらを接続するインク供給口7を形成するための通孔を形成して構成されている。
【0010】
4は前述の弾性板で、流路形成板3を介してノズルプレート1と対向するように固定されて圧力発生室5を形成するもので、後述する振動子ユニット20の圧電振動子21の先端が当接して圧力発生室5の容積を膨張、収縮させるものである。
【0011】
図3(イ)、(ロ)は、同上振動子ユニット20の一実施例を示すものであって、図中符号21、21、21‥‥は、圧電振動子で、一方の極となる電極22と、他方の極となる電極23とを圧電材料24を介してサンドイッチ状に積層し、一方の電極22を先端側に、また他方の電極23を後端側に露出させて、各端面で共通電極25、及びセグメント電極26に接続されて構成され、固定基板27に一定のピッチで固定されている。
【0012】
これら圧電振動子21、21、21‥‥の両側にはダミーの圧電振動子28、28が配置されていて、各圧電振動子21、21、21、‥‥の共通電極25は、ダミーの圧電振動子28、28に固定された導電性材料からなる接続部材29により共通に接続されて導電パターン30を介して固定基板27の接続パターン31に導かれている。
【0013】
一方、各圧電振動子21、21、21‥‥のセグメント電極26は、それぞれが独立していて、圧電振動子21、21、21‥‥の後端の表面に露出されていて、ここをフレキシブルケーブル40との接続部とするように構成されている。
【0014】
再び図1、図2に戻って、図中符号10は、フレームで、高分子材料の射出成形等により振動子ユニット20の収容室11を備えた筒状体として構成され、一端に振動子ユニット20を収容する開口12を、また他端には弾性板4、流路形成板3、及びノズルプレート1を積層する固定部13を残すように固定部12と同一面に圧電振動子21の先端を露出させる窓14を形成して構成されている。
【0015】
図4、図5は、本発明が特徴とするフレキシブルケーブル40で、この実施例においてはポリイミド等の耐熱性電気絶縁フィルムをベース材41とし、これの表面に銅箔等を張り付けて導電層42を形成し、この導電層42を圧電振動子21、21、21‥‥に信号を供給するのに適したパターンにエッチングするとともに、図5(ハ)に示したように先端には圧電振動子21、21、21‥‥のセグメント電極26、26、26‥‥に一致するピッチで、望ましくはセグメント電極26、26、26‥‥の幅よりも若干狭い幅、例えばセグメント電極26、26、26‥‥の幅が60乃至80μmの場合には、50μm程度の幅を持つ半田メッキが施された接続部44、44、44‥‥が形成されている。導電層42の表面を覆うカバーコート43は、少なくも圧電振動子21に接続されたとき、圧電振動子21の後端21aよりも圧電振動子21の先端側に若干延びる位置から後端側に形成されている。
【0016】
また固定基板27に形成された共通電極25の接続パターン31、31に対向する両側には、カバーコート43を除去してベース材41ともに導電層42をエンボス加工したり(図5(イ))、またはベース材41をも除去して導電層42だけをエンボス加工して(図5(ロ))、フレキシブルケーブル40を振動子ユニット20の表面にセットしたとき、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥が圧電振動子21、21、21‥‥の間隙に落ち込まない程度の高さに位置させる高さを備えた凸部45、45が形成され、その突出側の面には半田層が形成されている。
【0017】
この実施例において、振動子ユニット20を、そのセグメント電極26、26、26‥‥を上面とするようにして治具に固定し、またフレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥を下方にして振動子ユニット20に当接させると、図6に示したようにフレキシブルケーブル40の先端の両側に形成されている接続用の凸部45、45が固定基板27に当接して、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥は、圧電振動子21、21、21‥‥の間隙に落ち込まない程度の高さに位置する。
【0018】
この状態で、フレキシブルケーブル40を上下方向にたわませることなく、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥が圧電振動子21のセグメント電極26の所定の位置に対向するように移動させる。もとより、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥は圧電振動子21、21、21‥‥から若干浮いた状態となっているため、たとえフレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥の幅が、圧電振動子21と圧電振動子21との間隙よりも狭くてもここに落ち込むことがなく、フレキシブルケーブル40は引っ掛かりを起こすことなくスムーズに移動するから、圧電振動子21、21、21‥‥がフレキシブルケーブル40の移動で破損されることはない。
【0019】
所定の位置に位置合わせできた段階で、フレキシブルケーブル40のベース材41の側から加熱治具により圧力を掛けながら加熱すると、フレキシブルケーブル40の接続部44、凸部45、及び接続パターン31の半田が溶融してセグメント電極26、26、26‥‥とフレキシブルケーブル40の接続部44、44、44‥‥、及びフレキシブルケーブル40の凸部45、45と固定基板27の接続パターン31、31とが同時に半田付けされる。
【0020】
この半田付け時の押圧によりフレキシブルケーブル40の凸部45が、固定基板27の接続パターン31に、凸部が存在しない場合よりも強い力で圧接されるため、フレキシブルケーブル40の両側が固定基板27に確実に半田付けされ、外力に抗して剥がれを防止することができる。
【0021】
このようにしてフレキシブルケーブル40が接続された圧電振動子20は、フレーム10に挿入され、ケーブル40の他端が窓17を備えた回路基板16等に接続される。このときフレキシブルケーブル40に応力等が作用するが、フレキシブルケーブル40の先端側は固定基板27に接着剤46で接着、固定され、かつ圧電振動子21、21、21、‥‥の端部のエッジ21aに対向する領域はフレキシブルケーブル40のカバーコート43で覆われているため、ケーブル40の導電層42にクラックが入る等の虞はない。なお、図中符号15は、シールド手段を兼ねる枠体を示す。
【0022】
図7は、本発明の第2実施例を示すものであって、フレキシブルケーブル40の凸部45を、ダミーの圧電振動子28、28と対向する領域にカバーコート43を除去して前述の図5(イ)に示すのと同様にベース材41とともに導電層42をエンボス加工したり、またカーバコート43とベース材41とを除去して導電層42だけを図5(ロ)に示すのと同様にエンボス加工して、フレキシブルケーブル40を圧電振動子ユニット20の表面にセットしたとき、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44、‥‥が圧電振動子21、21、21、‥‥の間隙に落ち込まない程度の高さを備えるとともに、その突出端近傍には半田層が形成されている。
【0023】
この実施例において、振動子ユニット20を、そのセグメント電極26、26、26、‥‥を上面とするように治具に固定し、またフレキシブルケーブル40の接触部44、44、44、‥‥を下方として振動子ユニット20に当接させると、図7に示したようにフレキシブルケーブル40の凸部45、45がダミーの振動子28、28に当接するから、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44、‥‥が圧電振動子21、21、21、‥‥の表面から若干浮き上がり、圧電振動子21、21、21、‥‥の間隙に落ち込むことがない。
【0024】
この状態でフレキシブルケーブル40を上下方向にたわませることなく、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44、‥‥が圧電振動子21のセグメント電極26に対して所定の位置となるようにフレキシブルケーブル40を移動させる。もとより、フレキシブルケーブル40の接続部44、44、44、‥‥は、上述したように圧電振動子21、21、21、‥‥から若干浮いた状態となっているため、たとえフレキシブルケーブル40の接続部44、44、44、‥‥の幅が、隣接する圧電振動子21間の間隙より狭くても、この間隙に落ち込むことがなく、フレキシブルケーブル40は圧電振動子21に引っ掛かりを起こすことなくスムーズに移動するから、圧電振動子21がフレキシブルケーブル40により破損されることはない。
【0025】
振動子ユニット20とフレキシブルケーブル40との位置合わせが終了した段階で、フレキシブルケーブル40のベース材41側から加熱治具により圧力を掛けながら加熱すると、フレキシブルケーブル40の接続部44、凸部45の半田が溶融し、接続部44、44、44、‥‥と振動子ユニット20の各圧電振動子21、21、21、‥‥のセグメント電極26、26、26、‥‥、及びフレキシブルケーブル40の凸部45、45とダミー振動子28、28の共通電極25、25が同時に半田付けされる。
【0026】
この半田付け時の押圧によりフレキシブルケーブル40の凸部45が、ダミーの圧電振動子28、28の共通電極25、25またはセグメント電極26、26に、凸部45の分だけ突出しているため強い力で圧接されるため、フレキシブルケーブルの両端がダミーの圧電振動子28に確実に半田付けされ、外力に十分に抗して剥がれを防止できる。そして、この実施例によれば前述の実施例において振動子ユニット20に形成されている導電パターン30及び接続パターン31(図3(イ))が不要となる。
【0027】
図8は、凸部45を形成するための他の実施例を示すものであって、図8(イ)に示した実施例においては、カバーコート43を剥離してエンボス加工すべき領域にほぼカバーコート43と同程度の厚みを有する半田層47が形成されている。
【0028】
図8(ロ)に示した実施例においては凸部45の領域のフレキシブルケーブル40のベース材41を隔離する一方、前述の実施例と同様にカバーコート43を剥離してエンボス加工すべき領域にほぼカバーコート43と同程度の厚みを有する半田層47が形成されている。
【0029】
なお、これら半田層47は、エンボス加工の前後のいずれの時点で形成しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0030】
図9は本発明の他の実施例を示すものであって、この実施例においてはフレキシブルケーブル40の先端に、振動子ユニット20上の接続部材29と同様の形状の接続パターン46を半田層として形成し、圧電振動子21の共通電極25に加熱治具により圧力を掛けながら加熱すると、フレキシブルケーブル40の他の接続部と同様に半田が溶融して、各圧電振動子21、21、21、‥‥の共通電極25とダミーの圧電振動子28、28のセグメント電極26、26とがフレキシブルケーブル40の接続パターン46に半田付けされて圧電振動子ユニット20に接続部材29を形成する必要がなくなる。
【0031】
なお、上述の実施例においては、導電関係の形成を半田付けにより行う場合について説明したが、異方性導電材料や導電性接着剤を用いても同様の作用を奏することは明らかである。
【0032】
また、上述の実施例においては、凸部を用い圧電振動子の共通電極に対して導電関係を形成する場合について説明したが、凸部による導電関係の形成が必要でない場合、例えば圧電振動子の形成領域外での導電接続を必要としない圧電振動子ユニットにあっては、図10(イ)に示したようにフレキシブルケーブル全体をエンボス加工したり、また図10(ロ)に示したように凸部45を形成すべき領域には導電層42を形成することなくこの領域をカバーコート43により他の領域と同一程度にまで被覆してエンボス加工したり、さらには(ハ)に示したように凸部45となる領域のベース材41、及び導電層42を剥離してカバーコート材43だけをエンボス加工するようにしても、落ち込みを防止できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録ヘッドの一実施例を示す組み立て斜視図である。
【図2】同上装置の断面構造を示す図である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ振動子ユニットの一実施例を示す斜視図と、断面図である。
【図4】本発明のフレキシブルケーブルの一実施例を斜視図である。
【図5】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上フレキシブルケーブルのA−A線における断面図、及び図(ハ)は正面図である。
【図6】同上フレキシブルケーブルの接続部と圧電振動子の接続部との位置合わせ時の状態を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例を、フレキシブルケーブルの接続部と圧電振動子の接続部との位置合わせ時の状態を示す図である。
【図8】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の他の実施例を、凸部の形状で示す図である。
【図9】本発明のフレキシブルケーブルの他の実施例を斜視図である。
【図10】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ本発明の他の実施例を、凸部の形状で示す図である。
【図11】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ従来のフレキシブルケーブル、振動子ユニットとフレキシブルケーブルとの接続状態、及び位置合わ時の状態を示す図である。
【符号の説明】
20 振動子ユニット
21 圧電振動子
25 共通電極
26 セグメント電極
28 ダミーの振動子
40 フレキシブルケーブル
41 ベース材
42 導電層
43 カバーコート
44 セグメント電極との接続部
45 共通電極と接続する凸部
47 半田層
Claims (10)
- ノズル開口に連通する圧力発生室を縦振動モードで加圧する圧電振動子を、複数個、所定のピッチで固定基板に一端を固定して構成された振動子ユニットと、前記圧電振動子に駆動信号を供給するフレキシブルケーブルとからなるインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記フレキシブルケーブルの前記圧電振動子の並び方向の両端に、前記圧電振動子のセグメント電極に接続される接続部が、前記セグメント電極との間に間隙を形成できる程度の凸部を有し、前記フレキシブルケーブルを前記セグメント電極に位置決めする際には前記間隙により前記セグメント電極との接触を防止し、位置決め後には前記フレキシブルケーブルを前記圧電振動子ユニット側に押圧しつつ導電関係を形成するように固着して前記接続部を前記セグメント電極に接続したインクジェット式記録ヘッド。 - 前記フレキシブルケーブルが少なくともベース材と導電層とを積層して構成され、前記ベース材と前記導電層とを一体にエンボス加工して前記凸部が形成されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記凸部の形成領域に前記導電層のみが露出され、前記導電層をエンボス加工して前記凸部が形成されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記凸部が形成されている領域の前記導電層の表面に半田層が形成されている請求項2、また請求項3に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記凸部が前記圧電振動子の共通電極に導通されている請求項2、請求項3、または請求項4に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記フレキシブルケーブルがベース材と導電層とカバーコートとを積層して構成され、前記ベース材と前記導電層と前記カバーコートとを一体にエンボス加工して前記凸部が形成されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記フレキシブルケーブルがベース材と導電層とカバーコートとを積層して構成され、前記凸部を形成する領域の導電層が除去されて前記カバーコートが積層され、前記ベース材と前記カバーコートを一体にエンボス加工して前記凸部が形成されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記フレキシブルケーブルがベース材と導電層とカバーコートとを積層して構成され、前記凸部を形成する領域のベース材と導電層が除去されて前記カバーコートをエンボス加工して前記凸部が形成されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記フレキシブルケーブルが少なくともベース材と導電層とを積層して構成され、前記圧電振動子のエッジに対向する領域よりも先端側から引出し側にカバーコートが施されている請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記圧電振動子の並び方向の両端にダミーの圧電振動子を有し、前記フレキシブルケーブルの凸部が前記ダミーの振動子に当接する請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。
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