JP5039852B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、表示装置に関し、更に詳しくは、遊技機に用いることができる表示装置に関するものである。
従来より、スロットマシンなどの遊技機においては、当選や入賞の報知演出を行うために、前扉の上部にアーチランプや液晶等を設けたり、遊技機の近傍等に、光源が発する光を回転反射板に反射させることにより光源が発する光を周囲に旋回させながら照射可能に形成されている回転灯装置等を設けたりしているものが多数存在する。
また、特許文献1に開示されている発明では、遊技機の遊技盤に、発光体と、発光体の周囲を旋回して発光体の光を反射する反射板と、反射板を回転させる駆動手段とを有する回転灯を備え、その回転灯とは別に可動体を備えるとともに、可動体を可動可能にすることにより、回転灯の光の演出と、可動体の動きの演出とのトータルで演出効果を向上することができるとされている。
特開2004−73325号公報
しかし、上述ような、アーチランプや液晶や回転灯装置等を有する遊技機は多数存在するため、これらものを用いた演出のみでは、当初は面白く感じられても、遊技を続けて行くにつれて次第に単調に感じられ、遊技者に飽きられてしまい面白みに欠けるものとなってしまう。
また、特許文献1に開示されている発明においても、回転灯の光の演出と、可動体の動きの演出とのトータルで演出効果を向上させることができるとされているが、やはり、多数の遊技機で設けられている回転灯を用いることには変わりがなく、遊技を続けていくにつれて、やはり単調に感じられてしまい遊技者に飽きられてしまう可能性があった。
そこで、本発明は、上記状況に鑑み以下の点を目的とする。
すなわち、本発明は、後方光源により表示部に装飾体が投影表示されることによる演出を行うことができ、今までにない多彩な演出をすることが可能な表示装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
以下にそれぞれ記載された発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
(特徴点)
第1の発明は、表示装置を有する遊技機であって、
表示装置は、
前方へ向けて光を照射可能な後方光源と、
後方光源の前方に備えられるとともに、表示装置において占める位置が不変に形成され、かつ、後方光源から照射された光が透過不可能に形成され、かつ、人型の形状に形成されている装飾体と、
装飾体の前方に備えられ、かつ、後方光源から照射された光が透過可能に形成されている表示部と、
表示部の上方に備えられ、かつ、下方へ向けて光を照射可能な直接光源とを備え、
後方光源の発光により装飾体に遮られる光と表示部に達する光とが生じ、表示部の前方から装飾体の形状を視認できること特徴とする。
遊技機としては、スロットマシンS、パチンコ及びその他の遊技機を含むものである。
また、「後方光源62」は、前方へ向けて光を照射可能に形成されている。具体的には、例えば、光を照射可能なランプやLED等を後方光源62に備えるように形成することができる。そして、具体的には、板状等に形成された部材の前面に、前方へ向けて光を照射するように、後方光源62を構成するランプやLEDを設けることにより、後方光源62を形成することができる。
(第2の発明)
(特徴点)
第2の発明は、表示装置を有する遊技機であって、
表示装置は、
前方へ向けて光を照射可能な後方光源と、
後方光源の前方に備えられるとともに、左右方向へ移動可能に形成され、かつ、後方光源から照射された光が透過不可能に形成されている装飾体と、
装飾体の前方に備えられ、かつ、後方光源から照射された光が透過可能に形成されている表示部と
表示部の上方に備えられ、かつ、下方へ向けて光を照射可能な直接光源とを備え、
後方光源の発光により装飾体に遮られる光と表示部に達する光とが生じ、表示部の前方から装飾体の形状を視認できること特徴とする。
本発明によれば、後方光源と、装飾体と、表示部とを備え、後方光源が光を照射すると、表示部に装飾体を投影表示させることが可能に形成されている表示装置を遊技機に備えるようにした。
これにより、表示部に装飾体が投影表示されることによる演出を行うことができ、今までにない多彩な演出をすることが可能な表示装置を備えた遊技機を提供することができる。
第1の実施の形態にかかる表示装置を備えた遊技機であるスロットマシンの外観正面図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置を備えた遊技機であるスロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる演出抽選手段を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置の断面図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置の分解断面図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置の後方光源点灯時又は直接光源点灯時の正面図である。 第1の実施の形態にかかる表示装置を備えた遊技機であるスロットマシンの動作を示すフロー図である。 第2の実施の形態にかかる表示装置を示した概略図である。 第3の実施の形態にかかる表示装置を示した概略図である。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
以下、第1の実施の形態にかかる遊技機であるスロットマシンSについて図面を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態にかかる表示装置60を備えた遊技機であるスロットマシンSの外観正面図である。図2は、第1の実施の形態にかかる表示装置60を備えた遊技機であるスロットマシンSの入力、制御及び出力を示すブロック図である。図3は、第1の実施の形態にかかる演出抽選手段330を示すブロック図である。図4は、第1の実施の形態にかかる表示装置60の断面図である。図5は、第1の実施の形態にかかる表示装置60の分解断面図である。図6は、第1の実施の形態にかかる表示装置60の後方光源62点灯時又は直接光源66点灯時の正面図である。図7は、第1の実施の形態にかかる表示装置60を備えた遊技機であるスロットマシンSの動作を示すフロー図である。
なお、ここで、「前面」や「前方向」とは、遊技者等が、遊技機(スロットマシンS)の正面側に、遊技機(スロットマシンS)の方を向いて位置している場合の、かかる遊技者等から見たときの奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向とは、遊技機(スロットマシンS)の奥から正面へ向かう方向を意味する。また、「背面」や「後方向」とは、遊技者等が、遊技機(スロットマシンS)の正面側に、スロットマシンSの方を向いて位置している場合の、かかる遊技者等から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機(スロットマシンS)の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機(スロットマシンS)の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態にかかる遊技機はスロットマシンSである。本実施の形態にかかるスロットマシンSは、メダルの投入を遊技の開始条件とし、遊技の結果に基づいて、所定の数量のメダルが払出口41から払出されるように形成されているものである。
また、本実施の形態にかかるスロットマシンSは、図1に示すように四角形状の筐体ユニット1を備えている。また、スロットマシンSは、筐体ユニット1正面の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉3を備えている。また、この前扉3は、筐体ユニット1正面の開口部の上側部分を開閉自在に塞ぐ上扉30と、筐体ユニット1正面の開口部の下側部分を開閉自在に塞ぐ下扉40とから構成されている。
上扉30は、筐体ユニット1の開口上部13を開閉自在に塞ぐためのものである。この上扉30は、板状の扉であり、筐体ユニット1に回転可能かつロック可能に形成されている。また、図1に示すように、この上扉30のほぼ中央部には、前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる四角窓状の図柄表示窓32が形成されている。また、この上扉30の正面上部には、表示装置60とランプ33とが設けられている。また、図示はしないが、上扉30の裏面上部の左右には、種々の音を出力するためのスピーカ49が設けられている。
また、下扉40は、筐体ユニット1の開口下部を開閉自在に塞ぐためのものである。また、図1に示すように、下扉40は、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板に回転可能かつロック可能に形成されている。また、この下扉40の上面は、閉扉時には、上扉30よりも前側に突出するように形成されている。
また、この下扉40の下部には、遊技の結果に基づいて、所定の数量のメダル払い出すための払出口41と、払出口41から払い出されたメダルを貯留するための下皿43とが形成されている。
また、下扉40の上面右側には、メダル投入口42が設けられ、また、下扉40の上面左側には、ベットスイッチ52が設けられ、また、下扉40の正面上部には、全ての回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチ54と、3個のストップスイッチ55とが設けられている。ここで、また、ストップスイッチ55は、回転リール23の回転を停止させるためのものである。また、ストップスイッチ55は、各回転リール23にそれぞれ対応して設けられている。
また、ベットスイッチ52の左側近傍には精算スイッチ53が設けられている。
また、メダル投入口42の下方であって、下扉40の裏側(筐体ユニット1の内側)には、メダルセレクターが設けられている。また、メダルセレクターは、メダル投入口42から投入されたメダルを検知するための投入検知手段175を備えている。
また、スロットマシンS内部には、リールユニット20が備えられている。また、リールユニット20は、図示はしないが、筐体ユニット1内の中板の上に載置され、開口上部の内部に収納されるものである。なお、リールユニット20は、筐体ユニット1の筐体天板に吊り下げられるような形で支持される構造に形成することで、中板の上方に収納するようにしてもよい。また、リールユニット20は、図示はしないが、複数の駆動モータを有し、各駆動モータの回転軸には、各々、周囲における回転方向の所定の位置に所定の図柄を表示することにより、所定の図柄配列が形成されている回転リール23が固定されている。また、リールユニット20は、3個の駆動モータと、各々の駆動モータの出力軸に固定された3個の回転リール23とから構成されている。
また、図柄表示窓32は、3個の回転リール23の回転が停止した際に、回転リール23における連続した所定の個数の図柄を視認可能に形成されている。すなわち、図柄表示窓32は、回転リール23の回転が停止した際、回転リール23に形成されている図柄配列の一部が視認可能に形成されている。
また、スロットマシンSの内部には、メダル投入口42から投入されて投入検知手段175により投入が検知されたメダルを収納するホッパー5が備えられている。また、ホッパー5は、筐体ユニット1の底板の上面に固定されている。また、ホッパー5は、投入されたメダルを貯留し、かつ、貯留するためのものである。
また、スロットマシンSにおける上扉30正面の図柄表示窓32の上方には、表示装置60が備えられている。また、この表示装置60は、後述する表示装置制御手段400により、その動作が制御されている。
また、スロットマシンSの内部には、スロットマシンSの全体の動作を制御するための制御装置200が備えられている。
また、本実施の形態におけるスロットマシンSは、通常行われる遊技である通常遊技と、通常遊技よりも遊技者に対して大きな利益を付与可能な遊技である有利遊技とが実行可能に形成されている。また、本実施の形態では、有利遊技として、後述するように、特定導入遊技(BBゲーム)、特定遊技(RBゲーム)及び特定当選遊技(JACゲーム)が実行可能に形成されている。
また、スロットマシンSの図柄表示窓32を含む前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、メダルの投入枚数が、2本の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
そして、ストップスイッチ55を3個全て操作し終わると、3個の回転リール23の回転が全て停止し、図柄表示窓32の入賞有効ライン上に予め設定された図柄が停止すると入賞となるように、本実施の形態であるスロットマシンSは形成されている。
(制御装置200)
制御装置200は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
制御装置200は、図示はしないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
(1)遊技制御装置210
(2)演出制御装置220
制御装置200には、図2に示すように、スタートスイッチ54及びストップスイッチ55等の操作により、回転リール23の回転及び停止を制御するための遊技制御装置210と、演出を行うためのスピーカ49やランプ33や表示装置60等を制御するための演出制御装置220とが備えられている。また、CPUは、遊技制御装置210及び演出制御装置220に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、あるいは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置210)
遊技制御装置210は、スタートスイッチ54及びストップスイッチ55等の操作による回転リール23の回転の制御等をするためのものである。そして、この遊技制御装置210は、次の(1)ないし(5)の手段として機能するものである。
(1)通常遊技制御手段260
(2)特別遊技制御手段270
(3)当選抽選手段280
(4)回転リール制御手段266
(5)入賞判定手段268
また、遊技制御装置210としては、上記した(1)ないし(5)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置220)
演出制御装置220は、主として演出データに関するものであって、演出に対応したスピーカ49やランプ33や表示装置60等の動作を制御するためのものである。そして、遊技制御装置210の内部データの信頼性を確保するため、遊技制御装置210と演出制御装置220との間での信号のやりとりは、遊技制御装置210から演出制御装置220への一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置210から、演出制御装置220へ向かって出力信号のみが出力され、この演出制御装置220から遊技制御装置210へ向かっていかなる信号も出力されないように設定されている。これにより、当選確率等の遊技の抽選に関するデータを有する遊技制御装置210のデータ保護を容易にしている。
そして、この演出制御装置220は、次の(1)ないし(4)の手段として機能する。
(1)ランプ制御手段310
(2)スピーカ制御手段320
(3)表示装置制御手段400
(4)演出抽選手段330
また、演出制御装置220としては、上記した(1)ないし(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでも良い。
また、ここで、スロットマシンSは、図示はしないが、遊技制御装置210を配置した主基板と演出制御装置220を配置したサブ基板とを設けている。このため、サブ基板を交換することにより、演出内容の一部だけ異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、サブ基板のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に交換することができるため、演出内容だけを容易に変更することができる。
また、スロットマシンSに使用する制御プログラムを開発するにあたって、主基板とサブ基板とに分離されていることにより、開発中のバグが、主基板側に存在するのか、サブ基板側に存在するのかの判断を容易に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなければならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行うことができることにより、制御プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
また、遊技の制御を行う主基板と演出データ等を有するサブ基板とを有しているため、主基板は外部からの操作や交換や異物の混入が難しい密閉式の容器内に堅固に固定し、サブ基板は外部からの交換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付けることが可能になる。これにより、演出データ等は、簡単に他ものに交換することができるが、当選率等の重要なデータは外部から操作できないような構造のものに設計することが容易になる。
また、制御装置200の入力側には、主として制御装置200に信号を送る入力手段が配置され、制御装置200の出力側には、主として制御装置200からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段)
制御装置200の入力側には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)ベットスイッチ52
(2)精算スイッチ53
(3)スタートスイッチ54
(4)ストップスイッチ55
(5)投入検知手段175
なお、入力手段としては、上記した(1)ないし(5)のパーツに限定されるものではない。
(ベットスイッチ52)
ベットスイッチ52は、図1に示すように、回転リール23の下方に位置するスイッチであって、クレジットされているメダルを減じて、投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ53)
精算スイッチ53は、図1に示すように、回転リール23の左斜め下方に位置するスイッチであって、貯留されているメダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ54)
スタートスイッチ54は、全ての回転リール23の回転を開始させるためものである。また、スタートスイッチ54は、図1に示すように、回転リール23の左斜め下方に位置するスイッチであって、メダルの投入を条件に、又は、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット20の駆動、すなわち、全ての回転リール23の回転を開始させるためのものである。また、スタートスイッチ54を操作すると、スタートスイッチ54は、回転開始信号をリールユニット20及び当選抽選手段280へ向けて出力する。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段280の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ55)
ストップスイッチ55は、下扉40の正面上部に設けられている。また、ストップスイッチ55は、回転リール23の回転を停止させるためものである。
また、ストップスイッチ55は、リールユニット20の駆動の停止、すなわち、各ストップスイッチ55に対応して設けられている各回転リール23の回転をそれぞれ停止させることができる。
また、ストップスイッチ55は、図1に示すように、各回転リール23に対応した3個のスイッチから構成され、対応する各回転リール23の下方に1個ずつ配置されている。具体的には、ストップスイッチ55は、左回転リール23aに対応する左ストップスイッチ55aと、中回転リール23bに対応する中ストップスイッチ55bと、右回転リール23cに対応する右ストップスイッチ55cとから構成されている。
また、各ストップスイッチ55が操作されると、それぞれ回転リール制御手段266へ向けて各回転リール23を停止させるための回転停止信号を出力することにより、上記した各ストップスイッチ55に対応した回転リール23を停止させることができるように形成されている。
また、ストップスイッチ55には、押ボタン式のスイッチを用いており、ストップスイッチ55の操作とは、ストップスイッチ55である押しボタン式のスイッチを押すことである。
(投入検知手段175)
投入検知手段175は、メダル投入口42に投入されたメダルを検知するためのものである。また、投入検知手段175は、メダルセレクターに設けられているものである。
また、投入検知手段175は、メダルの移動によって生じる光の遮断を検知することによりメダルの投入を検知する光学式センサーを用いている。また、投入検知手段175としての光学式センサーは、メダルの進行方向に沿って並列に設けられた2個のフォトセンサーから構成されている。また、各フォトセンサーは、光を発する発光部と、発光部から発せされた光を受光する受光部とを備えている。また、各フォトセンサーは、メダルセレクターに設けられたメダルが通過する通路の一方側の位置に発光部を備え、メダルが通過する通路を挟んだ発光部の対向する他方側の位置に受光部を備えている。また、投入検知手段175を構成する各フォトセンサーは、発光部が発する光が、メダルにより遮光されることにより、メダルが通路を通過したことを検出する。また、投入検知手段175は、メダルの通過を検出すると、メダルを検知する毎に、メダル検知信号を遊技制御装置210へ出力する。
また、投入検知手段175は、2個のフォトセンサーをメダルの進行方向に沿って並列に設けている。これにより、メダルが通路を流下するときの、メダルが通過する通路の上流に設けたフォトセンサーと下流の設けたフォトセンサーとを遮る時間のズレにより、メダルが正常か否かの判定や、イタズラ等の異常の判定をすることができる。
(出力手段)
制御装置200の出力側には、図2に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット20
(2)ホッパー5
(3)スピーカ49
(4)ランプ33
(5)表示装置60
なお、出力手段としては、上記した(1)ないし(5)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット20)
リールユニット20は、図示はしないが、枠体に固定あるいは支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール23とから構成されている。そして、各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープを備えている。また、このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。すなわち、回転リール23の周囲には、複数の図柄が付されている。そして、モータによる回転を開始した後、スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
また、リールユニット20は、スタートスイッチ54から出力される回転開始信号を受信すると、全ての回転リール23を回転させる。また、リールユニット20は、回転リール制御手段266により、各回転リール23の停止動作が制御されている。
また、回転リール23は、合計3個備えられている。すなわち、図1の向かって左端側に位置する左回転リール23aと、図1の向かって右端側に位置する右回転リール23cと、この左回転リール23a及び右回転リール23cの間に位置する中回転リール23bとの3個回転リール23が備えられている。
(ホッパー5)
ホッパー5は、スロットマシンSに投入されたメダルを収納し、遊技の結果に基づいて、収納したメダルを遊技者に払い出すためのものである。
(スピーカ49)
スピーカ49は、電子音等により、遊技者に、入賞やスロットマシンSの異常等を知らせるものである。また、スピーカ49には、ダイナミック型のものを用いている。また、ダイナミック型のものに限られず、コンデンサ型等、他の型のスピーカを用いても良い。
また、スピーカ49は、入賞時における所定の入賞音を発生させる。スピーカ49の所定の入賞音は、演出制御装置220により制御され、実行されている。
(ランプ33)
ランプ33には、LEDを用いている。ランプ33は、LEDの点灯、消灯又は点滅することにより、遊技者に入賞等を知らせるものである。LEDの点灯、消灯又は点滅等の動作は、演出制御装置220により制御され、実行されている。
(表示装置60)
表示装置60は、スロットマシンSの演出を行うためのものである。また、表示装置60は、上扉30正面における図柄表示窓32の上方の位置に備えられている。
また、表示装置60には、後方光源62と、装飾体68と、表示部64と、直接光源66とが備えられている。また、後方光源62は、前方へ向けて光を照射可能に形成されている。また、装飾体68は、後方光源62の前方に備えられている。また、装飾体68は、後述する表示部64の後方に備えられている。すなわち、装飾体68は、後方光源62と、表示部64との間に備えられている。
また、表示部64は、装飾体68の前方に備えられている。また、表示部64は、後方光源62から照射された光を透過可能に形成されている。また、表示部64は、外方から表示部64の外周部64aへ向けて照射された光が前方から視認可能に形成されている。
また、直接光源66は、表示部64の外周部64aへ向けて光を照射可能に形成されている。
また、表示装置60は、後方光源62が光を照射すると、表示部64に装飾体68を投影表示させることが可能に形成されている。
また、表示装置60には、拡散シート70が備えられている。また、拡散シート70は、表示部64の後方に備えられている。すなわち、拡散シート70は、装飾体68と、表示部64との間に備えられている。また、拡散シート70は、後方光源62から照射された光を透過するとともに、後方光源62から照射された光を拡散するためのものである。
また、具体的には、表示装置60は、図4及び図5に示すように、円筒部材74と、円筒部材74の内部に設けられている後板72と、後板72の前面に設けられている後方光源62と、円筒部材74の内部であって、後板72の前方に備えられているプリズムシート76と、円筒部材74の内部であって、プリズムシート76の前方に備えられ、装飾体68が取り付けられている透明板68aと、円筒部材74の内部であって、装飾体68の前方に備えられている拡散シート70と、円筒部材74の内部であって、拡散シート70の前方に備えられている表示部64とを備えている。すなわち、上記した表示装置60は、円筒部材74の内部に、前方へ向かって、前面に後方光源62が設けられている後板72、プリズムシート76、装飾体68が取り付けられている透明板68a、拡散シート70及び表示部64の順番になるように形成されている。このように形成することにより、後方光源62の前方に装飾体68を備えることができ、また、装飾体68の前方に表示部64を備えることができる。
また、図4及び図5に示すように、円筒部材74の内部であって、表示部64の外方の位置には、直接光源66が設けられている。
また、円筒部材74は、樹脂等を用いて円筒形状に形成されている。また、円筒部材74は、上側の半分を形成する上側円筒部材74aと、下側の半分を形成する下側円筒部材74bとから構成されている。また、円筒部材74の内面には所定の位置に、内方へ向けて突出した凸部や、溝が形成されており、上側円筒部材74aと下側円筒部材74bを合わせて円筒部材74を形成する際に、この円筒部材74の内面に形成されている凸部や溝に、後板72、プリズムシート76、透明板68a、拡散シート70及び表示部64を嵌めることにより、後方光源62が備えられている後板72、プリズムシート76、装飾体68が取り付けられている透明板68a、拡散シート70及び表示部64が所定の位置に固定されるように形成されている。また、具体的には、図4及び図5に示すように、円筒部材74の後部には、後板72が嵌るように形成されている。また、図4及び図5に示すように、円筒部材74の前部には、表示部64が備えらている。また、表示部64は、円筒部材74の前部に形成されている内方突出部74cの後面に当接するようにして備えられている。そして、円筒部材74の内部に形成されている溝に、プリズムシート76、透明板68aび拡散シート70を嵌めることにより、所定の位置に、後方光源62、装飾体68、拡散シート70及び表示部64を備えることができる。
また、後板72は、樹脂等を用いて円板形状に形成されている。また、後板72の前面には、後方光源62が前方へ向けて光を照射可能に取付けられている。また、後方光源62は、後板72の前面の所定の位置に、所定の個数備えられている。また、本実施の形態においては、後方光源62は、図示はしないが、所定の位置に合計4個設けられている。また、後方光源62は、装飾体68を表示部64に投影表示させるとともに、表示装置60の前方にいる遊技者に、後方光源62が照射する光及び装飾体68の投影表示を綺麗に見せることができる位置に設けられている。また、本実施の形態においては、後方光源62には、光を照射可能な所定の個数のLEDが備えられている。
また、プリズムシート76は、図4及び図5に示すように、円筒部材74の内部であって、後板72の前方の位置に設けられている。また、プリズムシート76は、円板状に形成されている。また、プリズムシート76は、後方光源62から照射された光を前方へ向けて集光するためのものである。また、プリズムシート76は、プリズムシート76を通過した光(透過した光)を、前方向へ向けて集光して照射することができるように形成されたシートである。これにより、後方光源62が照射した光は、拡散せずに、前方へ向けて集光して前方に備えられている装飾体68及び表示部64に到達することができる。
また、透明板68aは、図4ないし図6に示すように、円筒部材74の内部であって、プリズムシート76の前方に位置に設けられている。また、透明板68aは、透明な樹脂を用いて円板状に形成されている。また、透明板68aには、所定の位置に装飾体68が取り付けられている。また、装飾体68は、図6に示すように、板状の材料を用いて人型の形状に形成されている。また、装飾体68は、後方光源62から照射された光を透過しないような材料を用いて形成されている。また、透明板68a及び装飾体68は、後方光源62から光が照射された場合、綺麗に表示部64に投影表示される位置に設けられている。
また、拡散シート70は、図4及び図5に示すように、円筒部材74の内部であって、透明板68aの前方の位置に設けられている。また、拡散シート70は、後方光源62から照射された光を、拡散して前方へ向けて照射するためのものである。また、拡散シート70を透過した光は、拡散されることにより、ぼやけた状態で表示部64に至ることになり、装飾効果を上げることができる。また、拡散シート70を、後述する直接光源66が照射した光の一部又は全部が透過せず、直接光源66が照射した光の一部又は全部を前方(表示部64が備えられている方向)へ向けて反射するように形成することもできる。このように形成することにより、直接光源66が照射した光を効率よく前方へ向けて照射可能にすることができ、表示部64を、外方に位置する直接光源66から外周部64aへ向けて照射された光が前方からより鮮明に可視可能にすることができる。
また、表示部64は、円筒部材74の内部であって、拡散シート70の前方の位置に設けられている。また、表示部64は、光を透過可能な透明な材料(ガラスや樹脂等)を用いて形成されている。また、表示部64は、透明な材料を用いて形成されているので、後述する直接光源66から照射された光を、前方から可視可能に形成することができる。また、表示部64は、前面が凸形状の曲面になるような加工(レンズ加工)が施されている。また、表示部64の後面には、サンドブラスト加工が施されている。また、表示部64の後面に施されているサンドブラスト加工により、表示部64は、後方から照射された光(後方光源62から照射された光)を、ぼやかして前方へ向けて透過することが可能になるとともに、後述する直接光源66が照射した光の一部又は全部を反射することにより、直接光源66の光を、前方からより鮮明に可視可能になるように形成されている。また、表示部64は、表示部64の前面に施されているレンズ加工により、装飾体68の投影表示を、より装飾的効果を上げて前方から視認可能になるように形成されている。
また、直接光源66は、図4及び図5に示すように、円筒部材74の内部に、表示部64の外周部64aへ向けて光を照射可能なように設けられている。また、具体的には、直接光源66は、表示部64の上方に対応する位置に1個、表示部64の下方に対応する位置に1個、表示部64の左方に対応する位置に1個及び表示部64の右方に対応する位置に1個の合計4個備えられている。また、各直接光源66には、それぞれ光を照射可能な所定の個数のLEDが備えられている。
また、上述のように表示装置60を形成することにより、後方光源62が光を照射すると、図6(A)に示すように、装飾体68である人形の形状を表示部64に投影表示させることができる。すなわち、表示部64に投影された装飾体68の影を前方から視認可能にすることができるようになる。
また、後方光源62が光を照射せず、直接光源66のみが光を照射すると、図6(B)に示すように、装飾体68である人形の形状は、明確には表示部64に投影表示させずに、直接光源66から照射された光を前方から可視可能にすることができる。
なお、表示装置60の後方光源62から光を照射させるとともに、直接光源66からも光を照射させることにより、後方光源62が照射した光と直接光源66が照射した光とが合成された光を前方から視認可能なるように表示装置60を形成することもできる。
また、表示装置60は、後述する表示装置制御手段400により、その動作が制御されている。
(通常遊技制御手段260)
通常遊技制御手段260は、スロットマシンSにおける、通常一般的に行われる遊技である通常遊技を実施させるためのものである。
ここで、スロットマシンSにおける、通常一般的に行われる遊技である通常遊技とは、以下の遊技をいう。すなわち、メダルの投入、ベットスイッチ52による投入を条件に、又は、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ54を操作すると、リールユニット20が駆動され、3個の回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ55を3個全て操作し終わると、3個の回転リール23の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓32の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、ホッパー5を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別遊技(有利遊技)となる特別当選と、入賞した場合、メダルの払い出しは無いが、メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる再遊技(リプレイ、Replay)当選(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が有利遊技である特別遊技に当選した場合に、有利遊技である特別遊技に対応した当選フラグが成立し、この有利遊技である特別遊技に対応した当選フラグ成立中に、リールユニット20の回転リール23における停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な遊技である特別遊技(有利遊技)を行わせるように形成されている。
また、抽選により特別遊技に対応した当選フラグが成立したが、回転リール23の停止図柄の組み合わせが当選図柄と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール23の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ55の操作のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ55を操作した後、190ms以内に回転リール23が停止するように設定されているため、ストップスイッチ55を操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール23の円周上の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール23は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段270)
特別遊技制御手段270は、通常遊技よりも遊技者に対して大きな利益を付与可能な遊技である、有利遊技としての特別遊技を制御するためのものである。
有利遊技としての特別遊技を制御するための特別遊技制御手段270は、当選抽選手段280の抽選結果に基づいて、遊技者に、有利遊技である特別遊技を行わせる。
本実施の形態においては、有利遊技である特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えば「RBゲーム」は、特定導入遊技、例えば「BBゲーム」中に所定回数範囲内で行われるように設定されているが、特にこれに限定されるものではなく、「BBゲーム」中で無い場合にも単独で行われるように設定しても良いものである。また、上記特定当選遊技、いわゆる「JACゲーム」は、「RBゲーム」中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
具体的には、例えば、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、ホッパー5を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、「BBゲーム」が開始される。
そして、特別遊技制御手段270は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段271(BBゲーム制御手段)
(2)特定遊技制御手段272(RBゲーム制御手段)
(特定導入遊技制御手段271)
特定導入遊技制御手段271は、「BBゲーム」を制御するためのBBゲーム制御手段である。
また、「BBゲーム」中の小役遊技では、通常遊技と同様の小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、この「BBゲーム」中に、「RBゲーム」に移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後「RBゲーム」に移行するものである。
なお、通常、「BBゲーム」中は「RBゲーム」への移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目の「RBゲーム」が終了した後は、また、前述したような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、「BBゲーム」では、「BBゲーム」中の「RBゲーム」が所定の最大回数、例えば3回か、あるいは「BBゲーム」中の小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、「BBゲーム」は終了するものである。もちろん、「BBゲーム」中の「RBゲーム」や、小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、スロットマシンSの種類の違いにより、他の回数(例えば、「RBゲーム」の最大回数が2回)に設定されているものでも良いものである。
(特定遊技制御手段272)
特定遊技制御手段272は、「RBゲーム」を制御するためのものである。
具体的には、「RBゲーム」に移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール23の所定の図柄が図柄表示窓32のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、「RBゲーム」では、当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、あるいは最大12回の特定当選遊技の終了により、「RBゲーム」は終了するものである。
(当選抽選手段280)
当選抽選手段280は、図柄の組み合わせにより構成される当選役に当選したか否かを抽選するためのものである。また、当選抽選手段280は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。また、当選抽選手段280は、メダルが投入されていることを条件に、スタートスイッチ54の操作を契機に、当選か否かの抽選を行うためのものである。また、当選抽選手段280は、スタートスイッチ54から出力された回転開始信号を受信することにより、スタートスイッチ54が操作されたことを認識する。
また、当選抽選手段280は、抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う)、当選役に対応した当選フラグが成立するように形成されている。また、この当選フラグ成立中に、回転リール23の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
当選抽選手段280は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段281
(2)乱数抽出手段282
(3)当選判定テーブル283
(4)判定手段284
なお、当選抽選手段280としては、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段281)
乱数発生手段281は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進法で0ないし65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段281」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。
(乱数抽出手段282)
乱数抽出手段282は、乱数発生手段281が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ54の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を当選抽出用の抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル283)
当選判定テーブル283は、乱数発生手段281がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データを有するものである。また、これらの当選判定テーブル283には、特に図示しないが、各々の設定値ごとに、通常遊技用、特別遊技用等の複数の当選判定テーブル283が設けられていて、これらの当選判定テーブル283の当選確率を平均したものが、各設定値ごとの当選確率となる。
(判定手段284)
判定手段284は、乱数抽出手段282が抽出した抽出乱数データと、設定値に対応した当選判定テーブル283の当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(回転リール制御手段266)
回転リール制御手段266は、各ストップスイッチ55の操作を契機に、当選抽選手段280の抽選結果に基づいて、操作されたストップスイッチ55に対応する回転リール23の回転を停止させるものである。
本実施の形態においては、回転リール制御手段266は、各ストップスイッチ55の操作を契機に、当選抽選手段280の当選判定結果に基づいて、操作されたストップスイッチ55に対応する回転リール23の停止位置を制御するものである。すなわち、ストップスイッチ55から回転リール制御手段266へ向けて出力される、回転リール23を停止させるための操作信号である回転停止信号を受信すると、ストップスイッチ55を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール23の図柄を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄までの範囲で回転リール23を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どのまで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するものである。
具体的には、当選判定の抽選において何らかの当選役が当選したときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力有効入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定することとなる。何らかの当選役に当選したときには、当該当選に対応して当選フラグが成立するので、その成立した当選フラグの有無及び種類に従って、停止させるべき図柄を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。
(入賞判定手段268)
入賞判定手段268は、全ての回転リール23の回転が停止した際の図柄の配列に基づいて当選役に入賞したか否かの判定等を含む入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選抽選手段280の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選にかかる当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するように形成されている。なお、入賞信号には、当選役に対応したメダルの払い出し枚数に関する情報も含まれる。
入賞信号は、種々の手段に出力される。例えば、入賞信号を受信した演出制御手段は入賞演出を実行する。また、例えば、再遊技入賞信号を受信した通常遊技制御手段260は、再遊技を実行する。また、例えば、特別入賞信号を受信した特別遊技制御手段270は、特別遊技を開始(実行)する。また、例えば、入賞信号を受信した、ホッパー5を制御するための制御手段は、入賞信号に基づき、ホッパー5から所定の枚数のメダルを排出させる。
(ランプ制御手段310)
ランプ制御手段310は、ランプ33の所定の演出パターンを、実行させるためのものである。ランプ制御手段310は、ランプ制御記憶手段及びランプ制御実行手段とを有している。
ランプ制御記録手段は、ランプ33の演出パターンを記憶するためのものである。具体的には、ランプ33の点灯や点滅、及びそれらの時間等の演出パターンが情報として記憶されている。
ランプ制御実行手段は、ランプ制御記憶手段からの演出パターンの情報に基づいて、所定のランプ33の演出を行うためのものである。ランプ制御手段310により実行される演出パターンは、演出抽選手段330により決定されたものである。
(スピーカ制御手段320)
スピーカ制御手段320は、スピーカ49に所定の演出パターンを、実行させるためのものである。スピーカ制御手段320は、スピーカ制御記憶手段とスピーカ制御実行手段とを有している。
スピーカ制御記憶手段は、スピーカ49の演出パターンを記憶するためのものである。具体的には、スピーカ49から発生される電子音の音色やその音量や発生時間等の演出パターンが情報として記憶されている。
スピーカ制御実行手段は、スピーカ制御記憶手段からの演出パターンの情報に基づいて、所定のスピーカ49の演出を行うためのものである。スピーカ制御手段320により実行される演出パターンは、演出抽選手段330により決定されたものである。
(表示装置制御手段400)
表示装置制御手段400は、表示装置60の動作を制御するためのものである。
また、表示装置制御手段400は、所定の場合に表示装置60が所定の動作を実行するように形成されている。具体的には、表示装置制御手段400は、後方光源62の点灯動作及び直接光源66の点灯動作を制御するように形成されている。
また、具体的には、本実施の形態におけるスロットマシンSは、当選抽選手段280の抽選結果、「BBゲーム」に当選し、かつ、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に装飾体68を投影表示させるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400は、表示装置60の後方光源62から光を照射させ、表示部64に装飾体68を投影表示するように、表示装置60の動作を制御する。
また、本実施の形態にスロットマシンSは、当選抽選手段280の抽選結果により、「RBゲーム」に当選し、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に、装飾体68の投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように動作させるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400は、表示装置60の後方光源62から光を照射させずに、直接光源66からのみに光を照射させ、直接光源66から照射された光を前方から可視可能にするように、表示装置60の動作を制御する。すなわち、表示部64に装飾体68を明確には投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように、表示装置60の動作を制御する。
(演出抽選手段330)
演出抽選手段330は、予め定めた当選率に基づいて種々の演出を行うか否かの抽選を行うものである。この演出抽選手段330は、抽選により、いずれかの演出を行うか否かの決定と、演出を行う場合には、いずれの演出を行うかの演出の種類の決定とを行う。そして、演出抽選手段330による抽選結果が所定の当選である場合には、決定された演出がランプ33、スピーカ49及び表示装置60を介して実行されるものである。
上記演出抽選手段330は、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)演出乱数発生手段332
(2)演出乱数抽出手段334
(3)演出判定テーブル336
(4)演出判定手段338
なお、演出抽選手段330としては、上記した(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(演出乱数発生手段332)
演出乱数発生手段332は、演出抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進法で0ないし65535)で発生させるものである。
なお、ここで、演出乱数発生手段332及び演出乱数抽出手段334には、当選抽選手段280の項目で説明したような、あたかも乱数のような分布となるものを含むものである。
(演出乱数抽出手段334)
演出乱数抽出手段334は、演出乱数発生手段332が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ54の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を演出抽選用の抽出乱数データとする。
(演出判定テーブル336)
演出判定テーブル336は、演出乱数発生手段332がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を示すものである。具体的には、演出判定テーブル336は、当選の種類により、BB当選用の演出判定テーブル、RB当選用の演出判定テーブル、チェリー当選用の演出判定テーブル等の複数個の演出判定テーブルを設けてある。そして、各演出判定テーブルの0ないし65535の数値領域(十進数)は、「演出しない」と、演出の種類により「演出パターン1」と、「演出パターン2」と、「演出パターン3」と、・・・等の複数個の領域に分割されている。そして、各演出パターンごとに、ランプ33、スピーカ49、及び表示装置60の動作やその組み合わせの演出パターンが定められている。具体的には、表示装置60の表示部64に装飾体68を投影表示させるような演出を含む演出パターン(表示装置60の後方光源62から光を照射させ、表示部64に装飾体68を投影表示するような演出パターン)や、表示装置60の表示部64に、装飾体68の投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように動作させるような演出を含む演出パターン(表示装置60の後方光源62から光を照射させずに、直接光源66からのみに光を照射させ、直接光源66から照射された光を前方から可視可能にするような演出パターン、すなわち、表示部64に装飾体68を明確には投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるような演出パターン)やその組み合わせの演出パターンが定められている。
なお、表示装置60の後方光源62から光を照射させるとともに、直接光源66からも光を照射させることにより、後方光源62が照射した光と直接光源66が照射した光とが合成された光を前方から可視可能なるような演出を含む演出パターンを含めるようにしても良い。
(演出判定手段338)
演出判定手段338は、演出乱数抽出手段334が抽出した演出抽選用の抽出乱数データと、演出判定テーブル336の数値領域データを基に演出乱数発生手段332がとる乱数の全領域中の各項目の領域からなる演出抽選用の判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する項目を決定するものである。これにより、決定した項目が、「演出しない」であれば、最終的に、演出は行われない結果となり、「演出パターン1」、「演出パターン2」、「演出パターン3」・・・等であれば、各演出パターンごとに定められた、ランプ33、スピーカ49及び表示装置60の動作やその組み合わせの演出パターンが実行される。
(スロットマシンSの動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンSの動作の概略について、図7に示したフロー図を用いて説明する。
先ず、図7に示すステップ101において、遊技者より、所定枚数のメダルのメダル投入処理が行われる。このメダル投入処理には、実際にメダルが投入される場合と、スロットマシンS内部に予め貯留したメダル(クレジットメダル)が、ベットスイッチ52の操作に基づき投入される場合とのいずれも含まれる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、遊技者より、スタートスイッチ54が操作され、スタートスイッチ54がONとなる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、当選抽選手段280により当選抽選処理が行われ、当選抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、演出抽選手段330により演出抽選処理が行われ、演出抽選処理の評価が決定される。演出抽選処理の評価に基づき、所定の演出パターンが、ランプ33、スピーカ49及び表示装置60により実行される。また、この際、当選抽選手段280の抽選結果により、「BBゲーム」又は「RBゲーム」に当選した場合には、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60に所定の演出を行わせる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール23の回転が開始する。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選抽選手段280の抽選結果及び演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60に所定の演出を行わせる演出パターンに当選したか否かが判定される。すなわち、表示装置60を用いた演出を実行することに当選したか否かが判定される。そして、表示装置60に所定の演出を行わせる演出パターンに当選した場合には、次のステップ110に進む。また、表示装置60に所定の演出を行わせるパターンに当選しなかった場合には、次のステップ110を飛び越してステップ112に進む。
ステップ110において、表示装置60に所定の演出を行わせる演出パターンを実行する表示装置実行処理が行われる。具体的には、当選抽選手段280の抽選結果により、「BBゲーム」に当選し、かつ、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に、装飾体68を投影表示させるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400により、表示装置60の後方光源62から光を照射させ、表示部64に装飾体68を投影表示するように、表示装置60の動作は制御される。これにより、表示装置60は、表示部64に装飾体68を投影表示させる。また、当選抽選手段280の抽選結果により、「RBゲーム」に当選し、かつ、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に、装飾体68の投影表示をさせずに表示装置60の表示部64を光らせるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400により、表示装置60の後方光源62は光を照射せずに、直接光源66のみから光を照射させ、直接光源66から照射された光を前方から可視可能にするように、表示装置60の動作は制御される。すなわち、表示部64に装飾体68を明確には投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように、表示装置60の動作は制御される。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、遊技者により、ストップスイッチ55が操作され、ストップスイッチ55がオンになる。そして、次のステップ114に進む。
また、ステップ114において、回転リール制御手段266により、回転リール23の停止処理が行われる。そして次のステップ116に進む。
ステップ116において、3個の回転リール23に対応するストップスイッチ55の操作が行われた否かが判定される。そして、3個の回転リール23に対応するストップスイッチ55の操作が行われたと判定された場合、次のステップ118に進む。また、3個の回転リール23に対応するストップスイッチ55の操作が行われていないと判定された場合には、ステップ112に戻る。
ステップ118おいて、所定の入賞が確定したか否かが判定される。具体的には、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否かが判定される。そして、所定の入賞が確定したと判定された場合には、次のステップ120へ進む。また、所定の入賞が確定していないと判定された場合には、本実施の形態におけるスロットマシンSの遊技が終了する。
ステップ120において、当選役に対応するメダルが排出される。そして、本実施の形態におけるスロットマシンSの遊技が終了する。
(作用・効果)
本実施の形態において、遊技機であるスロットマシンSに備えられている表示装置60は、所定の場合、具体的には、当選抽選手段280の抽選結果により「BBゲーム」に当選し、かつ、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に、装飾体68を投影表示させるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400により、表示装置60の後方光源62から光を照射させ、表示部64に装飾体68を投影表示するように制御されている。
また、当選抽選手段280の抽選結果により、「RBゲーム」に当選し、かつ、演出抽選手段330の抽選結果により、表示装置60の表示部64に、装飾体68の投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように動作させるような演出を含む演出パターンに当選した場合、表示装置制御手段400により、表示装置60の後方光源62から光を照射させずに、直接光源66のみに光を照射させ、表示部64に装飾体68の投影表示させずに表示装置60の表示部64のみを光らせるように制御されている。
これにより、一つの表示装置60単体で、表示部64に装飾体68が投影表示されることによる演出と、表示部64に装飾体68を投影表示させずに直接光源66により表示部64を光らせる演出とを行うことができ、今までにない多彩な演出をすることが可能な表示装置60を遊技機に備えることができる。
また、本実施の形態においては、装飾体68の前方であって、かつ、表示部64の後方に、後方光源62から照射された光を、拡散して前方へ向けて照射するため拡散シート70が備えられている。具体的には、円筒部材74の内部であって、透明板68aの前方の位置に、拡散シート70が設けられている。
これにより、後方光源62が照射する光を広い範囲に拡散することにより、拡散シート70を透過した光を、ぼやけた状態で表示部64に至させることができ、より高い装飾効果を有する表示装置60を遊技機に備えることができる。
また、拡散シート70を、直接光源66が照射した光の一部又は全部が透過せず、直接光源66が照射した光の一部又は全部を前方(表示部64が備えられている方向)へ向けて反射するように形成することもできる。このように形成することにより、直接光源66が照射した光を効率よく前方へ向けて照射可能にすることができ、表示部64を、外方に位置する直接光源66から外周部64aへ向けて照射された光が前方からより鮮明に可視可能にすることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
図8は、第2の実施の形態にかかる表示装置60を示した概略図である。
第1の実施の形態においては、表示装置60が備える装飾体68は、一つのみであり、一つの装飾体68を表示部64に投影表示させたり、装飾体68を投影表示させずに直接光源66が照射した光を表示部64から可視可能にしたりするように形成されている。
これに対し、第2の実施の形態においては、複数の装飾体68を設けるとともに、装飾体68を入れ替えることが可能に形成されている。
また、第2の実施の形態における表示装置60には、後方光源62の周囲を回転可能に設けられた回転部材80が備えられている。また、回転部材80には、周囲に複数の装飾体68が設けられている。また、第2の実施の形態における表示装置60は、回転部材80が後方光源62の周囲を回転すると、装飾体68が入れ替わるように形成されている。
具体的には、第2の実施の形態における表示装置60は、図8に示すように、円筒状に形成された回転部材80と、回転部材80を回転させるための回転軸とを備えている。また、回転部材80は、透明な樹脂を用いて円筒形状に形成されている。また、図示はしないが、回転部材80は天板を有している。そして、天板の裏面における回転部材80の中心に該当する位置に、回転軸の一端が取り付けられている。そして、回転軸が回転すると、回転部材80が回転するように形成されている。また、表示装置60には、図示はしないが、回転軸を回転させるための駆動装置が備えられている。
また、このように形成した場合、表示装置制御手段400を、後方光源62の点灯動作及び直接光源66の点灯動作に加えて、回転軸を回転させるための駆動装置の動作も制御するように形成する。
また、回転部材80の周囲には、複数の装飾体68が設けられている。装飾体68は、板状の材料を用いて所定の形状に形成されている。また、装飾体68は、第1の実施の形態と同様に、後方光源62から照射された光を透過しないように形成されている。また、図8に示すように、回転部材80の周囲が後方光源62と表示部64との間に位置するように、本実施の形態にかかる表示装置60は形成されている。また、装飾体68が、後方光源62と表示部64との間の位置にある場合、後方光源62から光が照射されると、表示部64に投影表示されるように装飾体68は取り付けられている。
また、その他の、後方光源62、プリズムシート76、拡散シート70及び表示部64については、第1の実施の形態と同様に形成されている。すなわち、第2の実施の形態における表示装置60も、前方へ向かって、後方光源62、プリズムシート76、回転部材80に取り付けられている装飾体68、拡散シート70及び表示部64の順番になるように形成されている。
また、第2の実施の形態における表示装置60は、図8に示すように、回転軸を回転させるための駆動装置が駆動すると、回転軸が回転することにより、回転部材80が後方光源62の周囲を回転し、装飾体68が入れ替わるように形成されている。
また、本実施の形態のように表示装置60を形成した場合、装飾体68を、回転リール23の周囲に表示されている図柄を示すような形状に形成することができる。また、このとき、表示装置制御手段400を、当選抽選手段280の抽選結果により当選した当選図柄に対応した装飾体68を後方光源62と表示部64との間の位置に停止させるように、回転部材80を回転させる駆動装置の動作を制御するように形成することができる。これにより、当選図柄に対応した装飾体68を、表示部64に投影表示させることができる。
また、その他の事項については、第1の実施の形態と同様である。
(作用・効果)
このように形成しても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、表示装置制御手段400が、回転部材80を回転させることにより、装飾体68が入れ替わるように形成されているので、複数の装飾体68を用いた演出をすることができとともに、多数の装飾体68を容易に変更することができる表示装置60を遊技機であるスロットマシンSに備えることができる。
また、本実施の形態によれば、当選抽選手段280の抽選結果により、当選した当選図柄に対応した装飾体68を、表示部64に投影表示させるので、表示装置60を用いた、当選図柄を報知するような演出をすることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明にかかる第3の実施の形態について図面を用いて説明する。
図9は、第3の実施の形態にかかる表示装置60を示した概略図である。
第1の実施の形態においては、表示装置60が備える装飾体68は、一つのみであり、一つの装飾体68を表示部64に投影表示させたり、装飾体68を投影表示させずに直接光源66が照射した光を表示部64から可視可能にしたりするように形成されている。
これに対し第3の実施の形態においては、複数の装飾体68を設けるとともに、装飾体68を入れ替えることが可能に形成されている。
また、第3の実施の形態にかかる表示装置60には、第1回転体92と、第1回転体92とは所定の距離を開けて設けられている第2回転体94と、第1回転体92と第2回転体94との間に跨るように設けられ、かつ、複数の装飾体68が形成されている連続装飾部材90とが備えられ、第1回転体92及び第2回転体94がいずれかの方向へ向けて回転すると、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が、所定の方向へ向けて移動することにより、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が入れ替わるように形成されている。
具体的には、第3の実施の形態における表示装置60は、図9に示すように、円柱状に形成された第1回転体92と、円柱状に形成された第2回転体94と、第1回転体92と第2回転体94との間を跨るように形成された連続装飾部材90とを備えている。また、図示はしないが、表示装置60は、第1回転体92及び第2回転体94を回転駆動させるための駆動装置が備えている。
また、このように形成した場合、表示装置制御手段400を、後方光源62の点灯動作及び直接光源66の点灯動作に加えて、第1回転体92及び第2回転体94を回転させるための駆動装置の動作も制御するように形成する。
また、連続装飾部材90には複数の装飾体68が形成されている。また、連続装飾部材90は、帯状に形成された透明なテープ等に装飾体68が取り付けられることにより形成されている。装飾体68は、連続装飾部材90を構成する帯状に形成されてテープの長手方向に並んで取り付けられている。また、装飾体68は、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、後方光源62から照射された光を透過しないように形成されている。
また、連続装飾部材90は、第1回転体92と、第2回転体94との間を跨るように備えられている。また、連続装飾部材90は、少なくとも第1回転体92又は第2回転体94のどちらか一方に巻き取られた状態で備えられている。そして、第1回転体92及び第2回転体94が、所定の一方向に回転すると、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が移動するように形成されている。
具体的には、第1回転体92に連続装飾部材90の一部が巻き取られている状態において、第1回転体92及び第2回転体94を、第1回転体92から第2回転体94方向へ向けて回転させると、連続装飾部材90が第1回転体92から第2回転体94方向へ向けて移動することにより、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が第1回転体92から第2回転体94方向へ向けて移動するように形成されている。
また、第2回転体94に連続装飾部材90の一部が巻き取られている状態において、第1回転体92及び第2回転体94を、第2回転体94から第1回転体92方向へ向けて回転させると、連続装飾部材90が第2回転体94から第1回転体92方向へ向けて移動することにより、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が第2回転体94から第1回転体92方向へ向けて移動するように形成されている。
また、ここで、第1回転体92及び第2回転体94は、連続装飾部材90の装飾体68が、第1回転体92と第2回転体94との間の位置に至った場合に、後方光源62から照射された光により、表示部64に投影表示されるように、互いに距離を開けて備えられている。
また、その他の、後方光源62、プリズムシート76、拡散シート70及び表示部64については、第1の実施の形態と同様に形成されている。すなわち、第2の実施の形態における表示装置60も、前方へ向かって、後方光源62、プリズムシート76、連続装飾部材90に形成されている装飾体68、拡散シート70及び表示部64の順番になるように形成されている。
また、第3の実施の形態における表示装置60は、図9に示すように、第1回転体92及び第2回転体94を回転させるための駆動装置が駆動すると、第1回転体92及び第2回転体94が第1回転体92から第2回転体94へ向けて、又は第2回転体94から第1回転体92へ向けて回転するとともに、連続装飾部材90が、第1回転体92及び第2回転体94の回転に対応して移動し、連続装飾部材90に形成されている装飾体68もそれに伴い移動することにより、表示装置60において、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が入れ替わるように形成されいている。
また、本実施の形態にように表示装置60を形成した場合、装飾体68を、所定の意味付けを有するように形成することができる。具体的には、例えば、矢印等の所定の回転リール23やストップスイッチ55等を示すような形状に形成することができる。また、このとき、遊技機であるスロットマシンSを、例えば、報知された停止操作順にストップスイッチ55を操作すると、確実に入賞できる遊技であるアシストタイム遊技を実行可能に形成する。そして、表示装置制御手段400を、アシストタイム遊技が実行されている場合、確実に入賞できる操作を示す装飾体68(所定のストップスイッチ55や所定の回転リール23を示す矢印等の装飾体68)を、後方光源62と表示部64との間の位置に停止させるように、第1回転体92及び第2回転体94を回転駆動させるための駆動装置の動作を制御するように形成することができる。これにより、アシストタイム遊技時等に、遊技者に、ストップスイッチ55等の操作を示す装飾体68を、表示部64に投影表示させることができる。
また、その他の事項については、第1の実施の形態と同様である。
(作用・効果)
このように形成した場合にも、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、表示装置制御手段400が、第1回転体92及び第2回転体94を回転させることにより、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が移動し、表示装置60において、連続装飾部材90に形成されている装飾体68が入れ替わるように形成されいているので、複数の装飾体68を用いた演出をすることができとともに、多数の装飾体68を容易に変更することができる表示装置60を遊技機であるスロットマシンSに備えることができる。
また、本実施の形態によれば、アシストタイム遊技が実行されている場合、確実に入賞できる操作を示す装飾体68を、表示部64に投影表示させることができるので、アシストタイム遊技時に、表示装置60を用いた、確実に入賞できる操作を示す演出をすることができる。
S スロットマシン
1 筐体ユニット 3 前扉
5 ホッパー 20 リールユニット
23 回転リール 23a 左回転リール
23b 中回転リール 23c 右回転リール
30 上扉
32 図柄表示窓 33 ランプ
40 下扉 41 払出口
42 メダル投入口 43 下皿
49 スピーカ
52 ベットスイッチ 53 精算スイッチ
54 スタートスイッチ 55 ストップスイッチ
55a 左ストップスイッチ 55b 中ストップスイッチ
55c 右ストップスイッチ
60 表示装置 62 後方光源
64 表示部 64a 外周部
66 直接光源 68 装飾体
68a 透明板 70 拡散シート
72 後板 74 円筒部材
74a 上側円筒部材 74b 下側円筒部材
74c 内方突出部 76 プリズムシート
80 回転部材
90 連続装飾部材 92 第1回転体
94 第2回転体 175 投入検知手段
200 制御装置
210 遊技制御装置 220 演出制御装置
260 通常遊技制御手段 266 回転リール制御手段
268 入賞判定手段 270 特別遊技制御手段
271 特定導入遊技制御手段 272 特定遊技制御手段
280 当選抽選手段
281 乱数発生手段 282 乱数抽出手段
283 当選判定テーブル 284 判定手段
310 ランプ制御手段 320 スピーカ制御手段
330 演出抽選手段
332 演出乱数発生手段 334 演出乱数抽出手段
336 演出判定テーブル 338 演出判定手段
400 表示装置制御手段

Claims (2)

  1. 表示装置を有する遊技機であって、
    表示装置は、
    前方へ向けて光を照射可能な後方光源と、
    後方光源の前方に備えられるとともに、表示装置において占める位置が不変に形成され、かつ、後方光源から照射された光が透過不可能に形成され、かつ、人型の形状に形成されている装飾体と、
    装飾体の前方に備えられ、かつ、後方光源から照射された光が透過可能に形成されている表示部と、
    表示部の上方に備えられ、かつ、下方へ向けて光を照射可能な直接光源とを備え、
    後方光源の発光により装飾体に遮られる光と表示部に達する光とが生じ、表示部の前方から装飾体の形状を視認できること特徴とする遊技機。
  2. 表示装置を有する遊技機であって、
    表示装置は、
    前方へ向けて光を照射可能な後方光源と、
    後方光源の前方に備えられるとともに、左右方向へ移動可能に形成され、かつ、後方光源から照射された光が透過不可能に形成されている装飾体と、
    装飾体の前方に備えられ、かつ、後方光源から照射された光が透過可能に形成されている表示部と
    表示部の上方に備えられ、かつ、下方へ向けて光を照射可能な直接光源とを備え、
    後方光源の発光により装飾体に遮られる光と表示部に達する光とが生じ、表示部の前方から装飾体の形状を視認できること特徴とする遊技機。
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