JP5038740B2 - 帯域通過フィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主としてUWB(Ultra Wide Band)に用いるための広帯域の通過帯域を実現できる帯域通過フィルタおよびその製造方法に関するものである。
近年、数百メガビット毎秒の高速なデータ伝送を可能とする無線通信技術としてUWBの商用化が進められている。米国連邦通信委員会では、UWBで使用できる周波数帯域を3.1〜10.6GHzとし、帯域幅を500MHzあるいは中心周波数の25%としている。UWBでは既存の他の無線利用技術(たとえば、GPS(全地球測位システム)では1.6GHz帯を使用している)への影響を抑制し、かつ広帯域の帯域幅を確保する必要があるから、GHz帯において2GHz程度の通過帯域幅を有する帯域通過フィルタを構成することが課題になっている。
この種の問題を解決する技術としては、リングフィルタにスタブ回路を組み合わせた多段フィルタが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の従来技術には、マイクロストリップ線路で実現されたオープンスタブ回路付きのリング共振器を5段備えた帯域通過フィルタが示されている。各リング共振器は減衰極周波数を異ならせてあり、縦続接続することにより各リング共振器の周波数特性を組み合わせて目的の通過帯域が得られるようにしてある。
ただし、リング共振器は、帯域阻止フィルタ(ノッチフィルタ)として動作し、通過を阻止する帯域幅は狭いから、広帯域の帯域通過フィルタを構成できるものの、通過させたくない周波数まで通過させてしまうという問題を有していることが特許文献1に記載されており、直流成分を除去するためにオープンスタブ回路に代えてショートスタブ回路を採用することが記載されている。
また、特許文献1には、各リング共振器の減衰極周波数を可変とするためにオープンスタブ回路の先端に可変容量ダイオードを装荷し、可変容量ダイオードにより装荷する容量を変化させることで、特性インピーダンスを極端に小さくすることなく減衰極周波数を可変にする技術が記載されている。
特開2005−295316号公報
ところで、特許文献1に記載された技術では、リング共振器を用いているから、特許文献1に記載されているとおり、目的の通過帯域を得ることができるものの、目的外の周波数も通過するという問題がある。直流成分に関してはショートスタブ回路を用いることにより解決されるが、通過帯域に隣接する周波数については阻止することができないという問題がある。
この種の問題を解決するために、リング共振器にスタブ回路を付設するだけではなく、リング共振器とは別に設けたスタブ回路をリング共振器に縦続接続した帯域通過フィルタも提案されている。この構成では、リング共振器で阻止しきれない帯域をスタブ回路で減衰させることができるから、目的とする周波数特性をほぼ満足させることができる。
しかしながら、リング共振器は、1周が1波長程度になるものであるから、UWBの周波数帯域では直径が数mmから1cm程度になり、しかも多段を縦続接続しなければならないから、基板上で比較的大きな面積を占有し、大型化につながるという問題を有している。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、目的の通過帯域のみを通過させ、目的外の周波数の減衰率を大きくとることができ、しかも小型化が可能な帯域通過フィルタおよびその製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、圧電体層を上部電極および下部電極の間に挟み込んだ構造を有し目的の通過帯域に設計されたBAWフィルタと、誘電体層を介して地導体層および信号導体層を積層したストリップ線路からなり信号導体層に形成したスタブ回路を用いてBAWフィルタの阻止帯域を減衰させる平面パターンフィルタとを備え、BAWフィルタと平面パターンフィルタとは、共通の基板に形成され、平面パターンフィルタの信号導体層に設けた伝送線路を介して接続され、スタブ回路は、信号導体層において伝送線路から離間したローディング部と、一端が伝送線路に連続し他端がローディング部における両端間の中間位置に連続するタップ部とを有し、前記平面パターンフィルタの前記誘電体層は、前記BAWフィルタの前記圧電体層と同じ誘電体材料により形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記平面パターンフィルタの前記誘電体層と、前記BAWフィルタの前記圧電体層とは厚み寸法が等しいことを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記誘電体材料はPZTであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタの製造方法であって、前記基板の主表面側に基板の主表面に前記下部電極および前記地導体層となる導電材料の薄膜を成膜し、導電材料の薄膜において下部電極となる部位に結晶配向を制御するシード層を形成した後に、前記圧電体層および前記誘電体層を成膜し、さらに圧電体層および誘電体層の主表面に前記上部電極と前記信号導体層と前記スタブ回路とになる導電材料の薄膜を成膜することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタの製造方法であって、前記基板の主表面側において、前記平面パターンフィルタを形成する部位に前記地導体層および前記誘電体層を順に成膜し、前記BAWフィルタを形成する部位に基板と同材料を成膜して誘電体層と平坦化し、その後、基板の主表面に前記下部電極となる導電材料の薄膜を成膜するとともに誘電体層の主表面に前記信号導体層となる導電材料の薄膜を成膜し、導電材料の薄膜において下部電極となる部位に結晶配向を制御するシード層を形成した後に、前記圧電体層を成膜し、さらに圧電体層の主表面に前記上部電極となる導電材料の薄膜を成膜することを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、BAWフィルタと平面パターンフィルタとを併用したことにより、BAWフィルタで通過帯域を確保するとともに平面パターンフィルタで阻止帯域の減衰量を確保することができるから、目的とする通過帯域では減衰量が略一定であり、通過帯域ではない阻止帯域での減衰量と通過帯域での減衰量との差が大きく、しかも通過帯域と阻止帯域との境界領域の特性が急峻である(周波数当たりの減衰率が大きい)帯域通過フィルタを提供することができる。しかも、同周波数に対する基板の占有面積をリング共振器よりも小さくなるBAWフィルタを用いるから、従来構成よりも小型化が可能になる。加えて、スタブ回路として、タップ部にローディング部を連続させた形状のものを用いているから、ローディング部を設けていない場合に比較すると同周波数に対するタップ部の長さが短縮され、この構成によっても基板の小型化が可能になる。
その上、平面パターンフィルタの誘電体層とBAWフィルタの圧電体層とが同じ誘電体材料により形成されているので、構造や製造プロセスの簡略化につながる。
請求項2の発明の構成によれば、平面パターンフィルタの誘電体層と、BAWフィルタの圧電体層との厚み寸法を等しくしているから、誘電体層および圧電体層が同材料であることとあいまって製造プロセスの一層の簡略化につながる。
請求項3の発明の構成によれば、誘電体材料としてPZTを用いているから、BAWフィルタを構成した場合に、窒化アルミニウム(AlN)のような圧電体材料を用いる場合に比較すると通過帯域を広帯域化することができる。
請求項4の発明の方法によれば、BAWフィルタの下部電極とストリップ線路の地導体層とを同時に形成することができ、またBAWフィルタの上部電極と信号導体層およびスタブ回路とを同時に形成するから、各部位の導電膜を個別に成膜する場合に比較すると製造プロセスが少なくなり、製造が容易になる。BAWフィルタの下部電極とストリップ線路の地導体層とを分離しない場合には、下部電極と地導体層とのパターニングも容易になる。また、シード層の成膜により圧電体層の結晶配向を制御することで、BAWフィルタの減衰特性を制御することが可能になる。
請求項5の発明の方法によれば、BAWフィルタの下部電極と信号導体層およびスタブ回路とを同時に形成するから、各部位の導電膜を個別に成膜する場合に比較すると製造プロセスが少なくなり、製造が容易になる。また、シード層の成膜により圧電体層の結晶配向を制御することで、BAWフィルタの減衰特性を制御することが可能になる。
本実施形態は、図1に示すように、圧電体の薄膜のバルク波(厚み方向の振動)を用いて通過帯域を制限するBAWフィルタ1と、ストリップ線路からなりスタブ回路24を形成した平面パターンフィルタ2とを組み合わせた構成を有している。BAWフィルタ1と平面パターンフィルタ2とは1枚の基板3に形成されている。以下に説明する実施形態では、基板3としてシリコンを代表例とする半導体基板を用いるが、半導体装置の製造において用いられている通常のプロセスを適用できる材料であれば半導体以外の材料を用いてもよい。
本実施形態で用いるBAWフィルタ1は、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)であって、基板3においてBAWフィルタ1を配置する部位には深堀り(異方性エッチングやディープ反応性異方性エッチングなどの技術を用いる)によるキャビティ13(図6参照)を形成している。
BAWフィルタ1は、基板3の主表面に導電材料の薄膜により形成した下部電極11と、圧電体材料により形成された圧電体層10と、導電材料の薄膜により形成され圧電体層10を介して下部電極11に対向する上部電極12とを積層して構成されている。また、基板3においてBAWフィルタ1を配置する部位にキャビティ13を形成していることにより、圧電体層10が厚み方向に振動可能になる。したがって、BAWフィルタ1の共振により下部電極11と上部電極12との間の通過帯域を制限することができる。
一般に、BAWフィルタ1は、Q値が大きく低損失で急峻な減衰特性が得られることが知られている。圧電体層10に用いる圧電体材料には、AlN、SiO(水晶)、PZT、ZnO、LiTaO、BaTiOなどを用いる。
本実施形態では、通過帯域を広帯域にするために機械的品質係数の小さい材料を選択するのが望ましい。したがって、AlNよりはPZTのほうが望ましい材料といえる。ただし、圧電体材料としてPZTを用いた通常のBAWフィルタでは、三方晶系(菱面体晶系)で〔111〕方向を厚み方向に配向させた(111)配向の圧電体層10用いており、この構造では、自発分極の方向が圧電体層10の厚み方向に沿っている180°ドメインと、自発分極の方向が圧電体層10の厚み方向に直交する面に沿っている90°ドメインとが、圧電体層10に混在して存在するので、90°ドメインで横振動モードの振動が発生してエネルギーの損失が生じ、BAWフィルタ1の特徴である通過帯域と阻止帯域との境界での急峻な減衰特性を得ることができない。
そこで、本実施形態では、正方晶系で〔001〕方向を厚み方向に配向させた(001)配向のPZT膜を圧電体層10に用い、90°ドメインを低減させ、横振動モードの振動の発生を抑制することで、通過帯域を広帯域に保ったままでカットオフ特性を向上させている。(001)配向のPZT膜を成膜するには、後述するように、結晶配向を制御するシード層を形成し、シード層の上に圧電体層10を形成する。
なお、通過帯域の中心周波数が等しい場合にはAlNのほうがPZTよりも占有面積が大きくなるが、それだけBAWフィルタ1を形成する際の加工は容易になるから、通過帯域の帯域幅として300MHz以上が必要である場合にはPZTを用い、180MHz程度でよい場合にはAlNを用いればよい。
本実施形態では、図2に等価回路で示すように、4個のBAWフィルタ1を用い、信号が通過する経路(以下、「信号経路」という)に2個のBAWフィルタ1を直列接続し、一端を接地したBAWフィルタ1の他端を直列接続した2個のBAWフィルタ1の各一端にそれぞれ接続している。このように複数個のBAWフィルタを梯子状に接続したラダー型フィルタを構成することにより、BAWフィルタ1の特性が強調されて減衰特性が一層急峻になる。BAWフィルタ1の個数はとくに限定をする主旨ではなく、BAWフィルタ1の個数は、目的とする通過帯域特性に応じて適宜に調節される。
基板3の主表面には、図1のように、平面パターンフィルタ2を形成する部位の略全面に亘って導電材料の薄膜により地導体層21が形成される。また、誘電体材料により形成した誘電体層20が地導体層21に積層され、導電材料の薄膜により形成された信号導体層22が誘電体層20を介して地導体層21の一部に対向する形で誘電体層20に積層されている。つまり、基板3にはBAWフィルタ1を配置した部位を除いてマイクロストリップ線路が形成されている。
マイクロストリップ線路の信号導体層22の一部は、帯状である伝送線路23を形成し、伝送線路23の一端はBAWフィルタ1を用いたラダー型フィルタに接続される。つまり、ラダー型フィルタの最終段のBAWフィルタ1における下部電極11または上部電極12(図示例では上部電極12)に伝送線路23の一端が接続される。伝送線路23の他端は出力端になる。ここに、伝送線路23は反射を生じなければ直線状でなくともよい。
平面パターンフィルタ2は、マイクロストリップ線路の伝送線路23にスタブ回路24を接続した形で形成されており、スタブ回路24は、マイクロストリップ線路の信号導体層22に連続する形で形成されている。スタブ回路24は、伝送線路23の側方に伝送線路23から離間して形成されたローディング部24aと、一端が伝送線路23に連続し他端がローディング部24aの両端間の中間位置に連続するタップ部24bとを備える。なお、中間位置は、中央のみを意味しているのではなく、ローディング部24aの両端間であればどの位置でもよいことを意味している。また、図示例ではローディング部24aを直線状(ないし帯状)に形成しているが、コ字状やL字状などの他の形状を採用することも可能である。タップ部24bは伝送線路23の延長方向に対して直交する方向に延出する。
ローディング部24aの一端部は、地導体層21と短絡することで接地してもよい。ローディング部24aを地導体層21と短絡すればショートスタブ回路になるから、伝送線路23における直流成分の通過を阻止することができる。また、ローディング部24aを地導体層21と短絡しなければオープンスタブ回路になる。
マイクロストリップ線路の特性インピーダンスは、信号導体層22の幅、誘電体層20の厚み、誘電体層20の誘電率などにより決まる。具体的には、振動導体層22の幅をW、誘電体層20の厚みをd、実効比誘電率をεeとするとき、特性インピーダンスZは数1で表される。
Figure 0005038740
また、スタブ回路24は、図2に等価回路として示すように、リアクタンス回路として機能する。たとえば、伝送線路23の延長方向に直交する方向に延出した帯状のオープンスタブ回路であれば、伝送線路23を伝送される波長の4分の1波長の長さに形成することにより、共振回路として機能し、共振周波数において減衰するノッチフィルタになる。
信号導体層22での波長短縮率は、誘電体層20の実効比誘電率の平方根倍であり、実効比誘電率が4であれば伝送線路23を伝送される波長は元の波長の2分の1になる。つまり、スタブ回路24の共振周波数が等しければ、誘電体層20に高誘電率材料を用いるほうが、伝送線路23からのスタブ回路24の突出寸法を小さくすることができる。言い換えると、スタブ回路24により形成される平面パターンフィルタ2を小型化できる。また、ローディング部24aを設けて装荷していることによっても、伝送線路23からのタップ部24bの突出寸法を小さくすることができる。
平面パターンフィルタ2は、上述したように、ショートスタブ回路であるから、伝送線路23では直流成分の伝送が阻止される。また、平面パターンフィルタ2を構成するスタブ回路24は、伝送線路23に複数個(図示例では4個)設けてある。つまり、スタブ回路24を縦続接続して平面パターンフィルタ2を構成している。本実施形態で用いる平面パターンフィルタ2は、各スタブ回路24の共振周波数をずらすことによって、目的の特性を得ることができる。
一般にBAWフィルタ1は、通過帯域と阻止帯域との境界での減衰率が大きいが、阻止帯域において通過帯域との減衰量の差を十分に大きくとることができない。つまり、おおむね図3(a)に示すような周波数特性になる。一方、平面パターンフィルタ2は、通過待機と阻止帯域との減衰量の差が大きいが、通過帯域と阻止帯域との境界での減衰率が小さい。つまり、おおむね図3(b)に示すような周波数特性になる。本実施形態では、BAWフィルタ1と平面パターンフィルタ2とを伝送線路23を介して縦続接続しているから、全体の通過周波数特性は、BAWフィルタ1と平面パターンフィルタ2との周波数特性を重ね合わせた特性になり、おおむね図3(c)のようになることが予想できる。
図4に実測結果を示す。図4(a)は、圧電体層10を形成する圧電体材料としてPZTを用いたBAWフィルタ1の周波数特性を示しており、図4(b)は、誘電体層20を形成する高誘電率材料として圧電体層10と同じPZTを用いた平面パターンフィルタ2の周波数特性を示している。図4(a)の特性を有するBAWフィルタ1と図4(b)の特性を有する平面パターンフィルタ2とを、伝送線路23を通して直結すると、図4(c)のような特性が得られた。BAWフィルタ1の通過帯域は3.5〜3.9GHz付近であり、平面パターンフィルタ2も通過帯域をほぼ一致させるように設計した。
予想された通り、BAWフィルタ1を単体で用いる場合に比較して、通過帯域での減衰はほとんど生じておらず、阻止帯域ではほとんどの領域で減衰量が大きくなっている。ただし、3GHz付近にはBAWフィルタ1を単体で用いる場合よりも減衰量が小さくなった特異点が生じている。この特異点は、BAWフィルタ1と平面パターンフィルタ2とのいずれにおいても単体では生じていないが、両者を直結したことにより生じたものと考えられる。
これに対して、BAWフィルタ1と平面パターンフィルタ2との間に−3dBのアッテネータ4(図2参照)を挿入したところ、図4(d)のように、上述の特異点が解消され、良好な特性が得られた。ここにおいて、BAWフィルタ1および平面パターンフィルタ2は、半導体の基板3の上に形成しているから、基板3に抵抗を作り込むことによりπ形アッテネータのようなアッテネータ4を基板3に設けることができる。
以下では、上述した構造の帯域通過フィルタを製造するプロセスを簡単に説明する。基板3には、主表面(BAWフィルタ1および平面パターンフィルタ2を形成する面)が(100)面である単結晶シリコン基板を用いる。基板3の厚み方向の両面に、たとえば、熱酸化法によりシリコン酸化膜(SiO)を形成した後、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して基板3の主表面におけるシリコン酸化膜のうちキャビティ13を形成する予定の領域を除去し、未除去のシリコン酸化膜をマスクに用いてアルカリ系溶液を用いた異方性エッチングを施してキャビティ13を形成する。その後、基板3の両面のシリコン酸化膜を除去する(図5(a)参照)。
次に、基板3の主表面に全面に亘って、図5(b)のように、シリコン酸化膜の犠牲層14を形成する。犠牲層14は、たとえばCVD法により成膜する。さらに、図5(c)のように、キャビティ13内にのみ犠牲層14を残して基板3の主表面を平坦化する。平坦化は、たとえば、基板3の主表面をCMP(化学的機械研磨)法で研磨する。
図5(c)のように平坦化された基板3の主表面の全面に亘って、図5(d)のように、導電材料の薄膜として金属層15を成膜する。この金属層15は、BAWフィルタ1の下部電極11と平面パターンフィルタ2の地導体層21とになる。金属層15の材料には、たとえばPt、Irを用い、必要に応じて複数の金属を積層する。また、成膜法としては、たとえば、スパッタ法や蒸着法を用いる。
次に、図5(e)のように、基板3の主表面に形成された金属層15においてBAWフィルタ1を形成する領域に、全面に亘って圧電体材料からなるシード層16を形成する。シード層16を形成する圧電体材料は、PZTではなく、たとえばPbTiOあるいはPbLaTiOを用いる。これらの圧電体材料の成膜法としては、たとえば、スパッタ法やゾルゲル法やMOCVD法を用いる。シード層16は(001)配向で形成される。
さらに、図5(f)のように、シード層16の上に圧電体層10を成膜するとともに、基板3の主表面に形成された金属層15において平面パターンフィルタ2を形成する領域に、全面に亘って高誘電率材料からなる誘電体層20を成膜する。ここでは、誘電体層20は圧電体層10と同材料であるPZTを用いる。シード層16は(001)配向としているから、シード層16の上に形成される圧電体層10も(001)配向になる。圧電体層10および誘電体層20は、スパッタ法やゾルゲル法やMOCVD法などによって成膜した後、700℃程度の基板温度で焼結させる。なお、誘電体層20は、圧電体層10とは別材料により形成し、圧電体層10とは別にSiOやSiなどを成膜して形成してもよい。
金属層15を、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニングすることにより下部電極11および地導体層21を形成する。パターニングは圧電体層10および誘電体層20を成膜する前にパターニングしてもよい。また、金属層15のパターニング後に犠牲層14を除去する。
次に、図5(g)のように、圧電体層10および誘電体層20の表面に導電材料の薄膜として金属層17を成膜する。この金属層17は、BAWフィルタ1の上部電極12と平面パターンフィルタ2の信号導体層22およびスタブ回路24とになる。金属層17の材料には、金属層15と同材料を用い、成膜法も金属層15と同方法でよい。金属層17の成膜後に、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて金属層17のパターニングを行うことにより、上部電極12および信号導体層22およびスタブ回路24を形成する。信号導体層22にはスタブ回路24も連続して形成される。図5に示したプロセスによって図6に示す構造の帯域通過フィルタが得られる。
上述した構成例では、BAWフィルタ1として、キャビティ13を有するFBARを用いているが、図7に示すように、音響ミラー18を備えるSMR(Solidly Mounted Resonator)を用いてもよい。音響ミラー18の材料にはWを用いる。SMRは、音響ミラー18を多層膜として形成するから、FBARに比較すると損失が大きくなるが、キャビティ13の形成が不要であるとともに、犠牲層14の形成および除去が不要であるから製造が容易である。音響ミラー14は、基板3の主表面にシリコン酸化膜19との多層膜として形成する。つまり、シリコン酸化膜19に音響ミラー14が多層に埋め込まれる。他の構成および動作はFBARを用いる場合と同様である。
上述した構成例は、BAWフィルタ1の下部電極11および平面パターンフィルタ2の地導体層21とを同平面上に配置しているが、図9に示すように、BAWフィルタ1の下部電極11と平面パターンフィルタ2の信号導体層22およびスタブ回路24とを同平面上に形成してもよい。図9に示す構成例では、隣接するBAWフィルタ1の間のシリコン酸化膜19に分離溝19aを形成している。分離溝19aを設けていることにより、隣接するBAWフィルタ1の干渉を防止することができる。
図9に示す帯域通過フィルタを製造するには、図5に示したプロセスと同様に、基板3として、主表面(BAWフィルタ1および平面パターンフィルタ2を形成する面)が(100)面である単結晶シリコン基板を用いる。また、基板3の厚み方向の一面に、シリコン酸化膜19と音響ミラー18とを交互に積層する。このプロセスでは、たとえば、基板3の主表面に熱酸化によるシリコン酸化膜19を形成した後に音響ミラー18を成膜してパターニングし、その後、シリコン酸化膜19と音響ミラー18とを成膜する(図8(a))。図示例では、音響ミラー18を2層で表しているが、さらに多層にしてもよい。
音響ミラー18とシリコン酸化膜19とを積層する過程において、平面パターンフィルタ2の地導体層21となる金属層を成膜しパターニングし、さらに地導体層21の上にシリコン酸化膜19を成膜する。図8(b)のように、シリコン酸化膜19に音響ミラー18および地導体層21が埋め込まれた状態で、シリコン酸化膜19の主表面をCMPなどの技術で平坦化し、BAWフィルタ1の下部電極21および平面パターンフィルタ2の信号導電層22およびスタブ回路24となる金属層31を成膜する。金属層31には、上述した金属層15と同様の材料および成膜法を採用すればよい。
この金属層31をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりパターニングし、さらに、反応性イオンエッチングなどの技術を用いることにより、図8(c)のように、分離溝19a,19bを形成する。分離溝19bは、BAWフィルタ1の領域と平面パターンフィルタ2の領域とを分離する。その後、図8(d)のように、BAWフィルタ1の圧電体層10を成膜し、圧電体層10に上部電極22となる金属層を成膜してパターニングする。上部電極22となる金属層には上述した金属層15と同様の材料および成膜法を採用すればよい。
なお、平面パターンフィルタ2は、誘電体層20の厚み方向の一面に地導体層21を形成するとともに他面に信号導体層22を形成したマイクロストリップ線路に代えて、誘電体層20に信号導電体層22を埋入し誘電値層20の厚み方向の各一面に地導体層21をそれぞれ形成した平衡ストリップ線路を用いても形成することができる。
実施形態を示す外観斜視図である。 同上の等価回路を示す回路図である。 (a)は同上に用いるBAWフィルタの特性を示す説明図、(b)は同上に用いる平面パターンフィルタの特性を示す説明図、(c)はBAWフィルタと平面パターンフィルタとを併用した場合の特性を示す説明図である。 (a)は同上に用いるBAWフィルタの実測特性を示す説明図、(b)は同上に用いる平面パターンフィルタの実測特性を示す説明図、(c)はBAWフィルタと平面パターンフィルタとを併用した場合の実測特性を示す説明図、(d)はBAWフィルタと平面パターンフィルタとを併用するとともにアッテネータを付加した場合の実測特性を示す説明図である。 同上の製造プロセスの一例を示す工程図である。 図6に示すプロセスで製造される帯域通過フィルタの一例を示す断面図である。 図6に示すプロセスで製造される帯域通過フィルタの他例を示す断面図である。 同上の製造プロセスの他例を示す工程図である。 図8に示すプロセスで製造される帯域通過フィルタを示す断面図である。
符号の説明
1 BAWフィルタ
2 平面パターンフィルタ
3 基板
4 アッテネータ
10 圧電体層
11 下部電極
12 上部電極
13 キャビティ
18 音響ミラー
20 誘電体層
21 地導体層
22 信号導体層
23 伝送線路
24 スタブ回路
24a ローディング部
24b タップ部

Claims (5)

  1. 圧電体層を上部電極および下部電極の間に挟み込んだ構造を有し目的の通過帯域に設計されたBAWフィルタと、誘電体層を介して地導体層および信号導体層を積層したストリップ線路からなり信号導体層に形成したスタブ回路を用いてBAWフィルタの阻止帯域を減衰させる平面パターンフィルタとを備え、BAWフィルタと平面パターンフィルタとは、共通の基板に形成され、平面パターンフィルタの信号導体層に設けた伝送線路を介して接続され、スタブ回路は、信号導体層において伝送線路から離間したローディング部と、一端が伝送線路に連続し他端がローディング部における両端間の中間位置に連続するタップ部とを有し、前記平面パターンフィルタの前記誘電体層は、前記BAWフィルタの前記圧電体層と同じ誘電体材料により形成されていることを特徴とする帯域通過フィルタ。
  2. 前記平面パターンフィルタの前記誘電体層と、前記BAWフィルタの前記圧電体層とは厚み寸法が等しいことを特徴とする請求項1記載の帯域通過フィルタ。
  3. 前記誘電体材料はPZTであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の帯域通過フィルタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタの製造方法であって、前記基板の主表面側に基板の主表面に前記下部電極および前記地導体層となる導電材料の薄膜を成膜し、導電材料の薄膜において下部電極となる部位に結晶配向を制御するシード層を形成した後に、前記圧電体層および前記誘電体層を成膜し、さらに圧電体層および誘電体層の主表面に前記上部電極と前記信号導体層と前記スタブ回路とになる導電材料の薄膜を成膜することを特徴とする帯域通過フィルタの製造方法。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の帯域通過フィルタの製造方法であって、前記基板の主表面側において、前記平面パターンフィルタを形成する部位に前記地導体層および前記誘電体層を順に成膜し、前記BAWフィルタを形成する部位に基板と同材料を成膜して誘電体層と平坦化し、その後、基板の主表面に前記下部電極となる導電材料の薄膜を成膜するとともに誘電体層の主表面に前記信号導体層となる導電材料の薄膜を成膜し、導電材料の薄膜において下部電極となる部位に結晶配向を制御するシード層を形成した後に、前記圧電体層を成膜し、さらに圧電体層の主表面に前記上部電極となる導電材料の薄膜を成膜することを特徴とする帯域通過フィルタの製造方法。
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