JP5037400B2 - 熱交換器の製造方法と、空気調和機の室内機 - Google Patents

熱交換器の製造方法と、空気調和機の室内機 Download PDF

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Description

本発明は、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器の製造方法と、この熱交換器を備えた空気調和機の室内機に関する。
冷凍サイクルには、フィンに熱交換パイプ(伝熱管)を熱交換空気の流通方向に沿って複数列設けた構造の熱交換器が多用される。この種の熱交換器を、特に暖房運転時に凝縮器として使用すると、冷媒入り口部ではガス冷媒が導かれ、空気もしくは水と熱交換するのにともなって冷媒は凝縮する。
すなわち、ガス冷媒に液冷媒が混合する二相域に変る。さらに熱交換が進むと、液冷媒の割合が大になっていき、冷媒出口部手前で液冷媒だけの単相域に相変化する。ガス冷媒と液冷媒の二相域では等温変化をなすが、液冷媒だけの単相域では過冷却により冷媒温度が低下し温度勾配がある。そして、二相域と単相域とで、大きな温度勾配が生じる。
上記二相域と単相域との大きな温度勾配により、フィンを介して熱交換パイプ同士で熱伝導が生じ、空気側への熱伝達の阻害要因となる。そこで、たとえば[特許文献1]および[特許文献2]では、冷媒温度に差のある熱交換空気の流通方向に隣接する熱交換パイプ間に、熱を遮断するためのスリットを設けている。
特に[特許文献1]では、凝縮器における冷媒出口方向のパスの数が最も少ない配管部付近を、空気の主流方向に対して風上側に配置する。これら配管に隣接する風下側の配管との間にあるフィンに、熱伝導を遮断するスリットをフィンの長手方向に設け、熱伝導的に分離したことを特徴としている。
このようにフィンの一端縁から熱伝導を遮断するためのスリットを切込むと、フィンは3辺が独立した形になる。すなわち、風上側の辺部と、フィンの長手方向の辺部と、スリットが設けられた辺部とのそれぞれが、熱的に開放される。そのため、遮熱効果が大きくなり、冷媒出口部における冷媒の過冷却度が増す、と考えられる。
特開平10−2638号公報 特開2004−85139号公報
しかしながら、スリットをフィンの一端縁から切込んだ状態にすると、切込まれたフィン端部の剛性が大きく低下してしまう。フィンは、極く薄肉の1枚の大きな板体に対して連続的にプレス加工を行うことで成形されるが、端縁から切込みを設けると、この切込み周辺がまくれ上がるなど、変形し易い。
しかも、フィンは互いに狭小の間隙を存して並べられ、これらフィンに熱交換パイプを貫通し、かつ固定することで熱交換器を得る。このとき既に、一部が変形したフィンがあれば、互いに接触して狭小の間隙を保持できない。完成した熱交換器でありながら、フィン相互間に熱交換空気が流通できず、熱交換効率の低下を招く。
スリットの長さを可能な限り短縮することで、フィンの部分的な変形を防止することができるが、伝熱の遮断効果が低減してしまう。そこで、[特許文献2]のように、風上側と風下側の熱交換パイプ相互の熱伝達を遮断するためのスリットを、フィンの端縁から間隙を存した位置に設けている。
フィンの端縁と、ここに設けられるスリットの端縁との間は切断されない非切断部となる。しかも、過冷却領域の全長に亘って複数のスリットを断続的に設けていて、これらスリット相互間にも非切断部が存在する。合計すると、無視できない程度の非切断部が存在し、熱遮断効果に影響を及ぼす。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、フィンに熱交換パイプを貫通してなり、前側熱交換器部と後側熱交換器部とから側面視で略逆V字状をなす熱交換器であり、風上側列と下流側列の熱交換パイプ取付け用孔との間に熱遮断用スリットを設けるにあたって、フィンの剛性を損なうことなく、暖房運転時に温度勾配をもつ過冷却領域と、温度勾配のない二相域との間での熱干渉を防止し、性能向上を図れるとともに小型化を得る熱交換器の製造方法を提供しようとするものである。
さらに、上述の製造方法で得られた熱交換器を備え、熱交換性能の向上を得られる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、所定間隔を存して並設される複数枚のフィンと、これらフィンに貫通し熱交換空気の流通方向に沿って複数列設けられる熱交換パイプとからなり、前側熱交換器部と後側熱交換器部とから側面視で略逆V字状をなすよう構成される熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であり、
長手方向に連続して前側熱交換器部を形成するフィンと後側熱交換器部を形成するフィンとを一体に成形するとともに、前側熱交換器部のフィンと後側熱交換器部のフィンのそれぞれにおいて最も風上側列となる熱交換パイプ取付け用孔と風下側列の熱交換パイプ取付け用孔との間に互いの一端部同士がフィンの幅方向に重なるもしくは互いに連通するようにフィンの長手方向に沿って熱遮断用スリットを設ける工程と、前側熱交換器部と後側熱交換器部のそれぞれに設けられる熱遮断用スリットの一端部同士に形成される重なり部分もしくは連通部分に跨りフィンの幅方向にカットする工程と、カット部を上端として前側熱交換器と後側熱交換器部とを側面視で略逆V字状になるように配置する工程とを具備する。
上記目的を満足するため本発明における空気調和機の室内機は、吸込み口および吹出し口を備えた室内機本体と、この室内機本体内に配置されるとともに側面視で略逆V字状をなし、室内機本体の前面側に位置する前側熱交換器部および後面側に位置する後側熱交換器部とから構成される熱交換器と、熱交換器の前側熱交換器部と後側熱交換器部間に配置される送風機とを具備し、上記熱交換器は上記記載の熱交換器の製造方法をもって製造される。
本発明によれば、風上側列と下流側列の熱交換パイプ取付け用孔との間に熱遮断用スリットを設けるにあたって、フィンの剛性を損なうことはなく、熱干渉を防止して性能向上を図れ、熱交換器の小型化を得るという効果を奏する。
さらに、上述の製造方法で得られた熱交換器を備え、熱交換性能の向上を得られる空気調和機の室内機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、空気調和機の室内機を概略的に断面にした縦断面図である(なお、説明しても符号を付していない部品は図示していない。図示し説明しても符号を付していない部品もある)。
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後側筐体を構成する後本体3とからなり、上下方向に対して幅方向に横長状に形成される。室内機本体1の前面側一部に前面吸込み口4が開口され、前面吸込み口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される開閉パネル2Aが嵌め込まれている。
図1に示す運転停止時は、開閉パネル2Aは前面パネル2と同一面となり前面吸込み口4を閉成するが、運転時には手前側に突出変位して周囲に室内と連通する隙間を生じ、前面吸込み口4を室内に開放する。室内機本体1の上部には上面吸込み口5が開口されていて、この上面吸込み口5には複数の空間部に仕切る枠状の桟が嵌め込まれる。
上記室内機本体1の前面下部に吹出し口6が開口されていて、この吹出し口6には2枚の吹出しルーバー7a,7bが略並行して設けられる。各吹出しルーバー7a,7bは、それぞれの回動姿勢によって上記吹出し口6を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定できるようになっている。
室内機本体1内には、後述する熱交換器8が配置される。この熱交換器8は、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとで、側面視で略逆V字状に形成される。前側熱交換器部8Aは、前面吸込み口4全体および上面吸込み口5一部と対向し湾曲状に形成される。後側熱交換器部8Bは、直状で斜めに傾斜し上面吸込み口5一部と対向する。
熱交換器8の前後側熱交換器部8A,8B相互間に、送風機10が配置される。送風機10は、室内機本体1の一側端のスペースに配置されたファンモータと、このファンモータの回転軸に連結される横流ファンとから構成される。横流ファンの軸方向長さは熱交換器8の幅方向長さと同一に設定され、互いに正しく対向するように配置される。
前側熱交換器部8Aの下端部は前ドレンパン12a上に載り、後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン12b上に載る。前、後ドレンパン12a,12bは、それぞれ上記後本体3に一体に成形され、熱交換器部8A,8Bから滴下するドレン水を受けて図示しない排水ホースを介し屋外へ排水できるようになっている。
前後ドレンパン12a,12bの一部側壁外面は送風機10に近接して設けられ、これらで送風機10の横流ファンに対するノーズを構成している。上記ノーズとなる前後ドレンパン12a,12bの側壁部分と吹出し口6の各辺部との間は、隔壁部材14によって連結される。
前記室内送風機10を駆動することにより、隔壁部材14で囲まれる空間が、ノーズと吹出し口9とを連通する吹出し通風路15Aとなる。これに対して、前記前面吸込み口4および上面吸込み口5から熱交換器8に至る間に、吸込み通風路15Bが形成されることになる。
前面吸込み口4と熱交換器8の前側熱交換器部8A一部との間に前面エアフィルタ16が取付けられ、上面吸込み口5と前側熱交換器部8A一部および後側熱交換器部8Bとの間に上面エアフィルタ17が取付けられる。前面エアフィルタ16と上面エアフィルタ17は熱交換器8と前面パネル2との間に設けられる上部枠体に移動自在に支持される。
上部枠体には、エアフィルタ清掃ユニットWも取付けられている。このエアフィルタ清掃ユニットWは、前面パネル2の前面上端と上面前端との間のデッドスペースに配置され、かつ前面エアフィルタ16の上端部と、上面エアフィルタ17の前端部との間に介在している。
制御部からの制御信号にしたがって、前面エアフィルタ16を上面エアフィルタ17の上面側に往動させ、しかる後、復動させる。移動途中で、前面エアフィルタ16はエアフィルタ清掃ユニットWを通過する。エアフィルタ清掃ユニットWは、前面エアフィルタ16が捕捉し付着したまま残っている塵埃を自動で除去する。
引き続いて、上面エアフィルタ17を前面エアフィルタ16の前面側に往復移動させ、移動途中でエアフィルタ清掃ユニットWは付着している塵埃を自動で除去する。除去した塵埃は自動で屋外へ排出する。このように、エアフィルタ清掃ユニットWは、前面エアフィルタ16と上面エアフィルタ17を自動清掃し、メンテナンス手間の軽減を図る。
熱交換器8の前側熱交換器部8Aと前面エアフィルタ16との間に、電気集塵機と、その電源部からなる空気清浄ユニットYが取付けられる。上記電気集塵機は、前面エアフィルタ16と上面エアフィルタ17に捕捉されずに通過してくる微細な塵埃に電荷を与えて、捕捉し集塵する機能を備えている。
近時の電気集塵機は、イオンを発生する機能も備えている。たとえば冷房運転時には、熱交換器8に導かれてきた空気を冷気に変えるとともに除湿乾燥をなす。このことで、室内機本体1内の湿度が上昇し、長期の使用に亘ると熱交換器8にカビ類が発生し易い雰囲気になる。そこでイオンを発生してカビ類を殺菌し、異臭の発生を抑える。
つぎに、このようにして構成される空気調和機の室内機における作用について説明する。
使用者がリモコン(遠隔操作盤)の運転ボタンを押圧操作すると、送風機10が駆動され、空気清浄ユニットYが作用する。さらに、室内機と冷媒管を介して連通する室外機において圧縮機が駆動され、冷凍サイクル運転が開始される。
室内空気は前面吸込み口4および上面吸込み口5から室内機本体1内に吸込まれ、吸込み通風路15Bに沿って導かれて、前面エアフィルタ16および上面エアフィルタ17を通過する。このとき、室内空気中に含まれる塵埃が前面エアフィルタ16および上面エアフィルタ17に捕捉される。
さらに、空気清浄ユニットYは、より微細な塵埃を電気的に集塵し、かつ脱臭する。清浄化した室内空気は熱交換器8を流通し、ここに導かれる冷媒と熱交換作用が行われる。そのあと、熱交換空気は吹出し通風路15Aに沿って導かれ、吹出し口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出され、効率のよい空調運転を継続する。
つぎに、上記熱交換器8について詳述する。
この熱交換器8は側面視で略逆V字状に形成される。熱交換器8は、上下方向の略中間部が円弧状で上下部が直状をなす第1の熱交換器部8Aと、全体が直状に形成される第2の熱交換器部8Bとが、互いの端部を境に連結される。
これら第1の熱交換器部8Aと第2の熱交換器部8Bとの連結部は、カット形成されていて、実際の連結部分はわずかでしかない。この連結部から第2の熱交換器部8Bを所定角度に折り曲げることによって、側面視で略逆V字状に形成される。なお、連結部を完全に切断して側面視で略逆V字状(略ハの字状を含む)に配置してもよい。
このような熱交換器8を室内機本体1内に組み込んだ状態で、第1の熱交換器部8Aが前面側に位置するところから、この部分を「前側熱交換器部」8Aと呼び、これよりも後部に位置する第2の熱交換器部を「後側熱交換器部」8Bと呼ぶ。
熱交換器8は、互いに狭小の間隙を存して並べられる多数枚のフィンFと、これらフィンFを貫通し、かつ拡管手段によって嵌着される熱交換パイプPからなる、いわゆるフィンドチューブタイプである。
熱交換パイプPは、直状部分が長いU字状に折り返し形成されて、フィンFに設けられる熱交換パイプ取付け用孔を貫通する。U字管の折り返し部は並べられたフィンFの一側端から突出する。
これらU字管の他端開口部は、並べられたフィンFの他側端から突出する。隣接するU字管の開ロ端相互は、Uベンドや三方ベンドあるいはジャンパパイプ等で接続される。したがって、熱交換器8を構成する熱交換パイプPは、並べられたフィンFを一側端から他側端に亘って蛇行しながら貫通した状態となる。
前側熱交換器8Aは、この幅方向に亘って熱交換パイプPが2列に並設される2列部構成と、3列に並設される3列部構成とが存在している。具体的には、上下方向の略中間位置にある円弧状部から上部側が3列部構成であり、円弧状部を含む下部側が2列部構成となっている。後側熱交換器は、全体に3部列構成である。
たとえば、2列部構成の熱交換パイプPには、直径7mmのものが選択される。3列部構成で、最も風上側列と、最も風下側列の熱交換パイプPには、直径5mmのものが選択される。中間列の熱交換パイプPには、直径5mmまたは直径6.35mmものが選択される。
後述するように、暖房運転時は前側熱交換器部8Aにおける2部列構成の風下側列熱交換パイプPが冷媒の入り口部となる。そして、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの3部列構成の熱交換パイプPを介して、それぞれの最上端の熱交換パイプPが冷媒出口部となる。
このとき熱交換器8は凝縮器として作用するが、冷媒入り口側の熱交換パイプP直径を他の部位の熱交換パイプP直径よりも太いものを選択した。熱交換パイプP内の熱伝達率は若干低下する反面、冷媒流通抵抗が大幅に低下し、その結果、熱交換能力としては大幅に増大する。
また、冷房運転時は暖房運転時とは逆方向に冷媒が流れて、蒸発器として作用する。上記したように、この冷房運転では冷媒入り口側の熱交換パイプP直径を他の部位の熱交換パイプP直径よりも細くている。このことにより、熱交換パイプP内の熱伝達率が向上して、熱交換能力が大幅に増大する。
上記前側熱交換器部8Aにおける熱交換パイプP列のうち、前面吸込み口4に対向する側の列が熱交換空気の導入側となるので、前側熱交換器部8Aの最も風上側列となる。室内送風機10と対向する側の列が熱交換空気の導出側になるので、前側熱交換器部8Aの最も風下側列となる。
同様に、上記後側熱交換器8Bにおける熱交換パイプP列も、上面吸込み口5に対向する側の列が熱交換空気の導入側となるので、後側熱交換器部8Bの最も風上側列となる。室内送風機10と対向する側の列が空気導出側になるので、後側熱交換器部8Bの最も風下側列となる。
前側熱交換器部8Aにおける最も風上側列で、図の最上部にハッチングで示す熱交換パイプP領域および、後側熱交換器部8Bにおける最も風上側列で、図の最上部にハッチングで示す熱交換パイプP領域は、それぞれ過冷却領域Rであって、これについては後述する。
図2は、熱交換器8のパス構成図であり、暖房運転時における冷媒の流れを示している。
前側熱交換器部8Aの最も風下側列で、中間部よりやや下部側に、2方向に分流する冷媒入り口部A1が設けられる。この冷媒入り口部A1から前側熱交換器部8Aの風下側列の上部側と下部側とに分流する。それぞれが風下側列から風上側列に移り、下部側と上部側に流れ、略中間部で前側熱交換器部8Aから出て合流する。
合流部A2から再熱除湿用の除湿弁Jに接続され、さらに上記除湿弁Jから出て分流部A3で2方向に分流される。分流の一方は前側熱交換器部8Aの3列部構成の最も風下側列に導かれ、分流の他方は後側熱交換器部8Bの3列部構成の最も風下側列に導かれる。前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bでは、分流部A4で上下2方向に分流される。
そして、それぞれが中間列に入り、中間列における合流部A5で合流する。中間列の合流部A5から最も風上側列における最下端にジャンピングする。それから最上端へ向って上昇し、最上端から出て、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとが折曲げ形成される部位の近傍部位で合流する冷媒出口部A6となる。
暖房運転時は、室外機に備えられる圧縮機で圧縮され高温高圧化した冷媒ガスが室内機本体1内に備えられる熱交換器8に導かれる。冷媒ガスは冷媒入り口部A1で分流され、前側熱交換器部8Aの2列部構成された熱交換パイプPからなる冷媒流路を導かれる。この間に、送風機10の駆動により熱交換器8を流通する室内空気と熱交換する。
冷媒ガスが前側熱交換器部8Aの冷媒流路から出て合流部A2で合流し、さらに除湿弁Jを介して分流部A3で分流される。このとき冷媒は、室内空気との熱交換作用により、ガス冷媒と液冷媒との二相域となっているが、ガス冷媒の占める割合は大である。
分流部A3から出た冷媒は、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの最も風下側列における分流部A4で分流され、中間列へ移動する。冷媒は、ガス冷媒よりも液冷媒の占める割合が大となっているが、依然として二相域であることは変りがない。
前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bのそれぞれにおいて、中間列の合流部A5に到達したとき、ほとんどのガス冷媒が熱交換されて液冷媒に変っている。そして、中間列の合流部A5から最も風上側列の最下端部にジャンピングし、さらに最上端部に向って上昇流通するときは全て液冷媒に変っているばかりか、過冷却状態となる。
前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとが、側面視で略逆V字状に形成された状態で温度勾配をもつ過冷却領域Rは、図にハッチングで示すように、前側熱交換器部8Aの最も風上側列における最上端部から4段目までの熱交換パイプPと、後側熱交換器部8Bの最も風上側列における最上端部から4段目までの熱交換パイプPに存在する。
前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bにおける過冷却領域R以外の大部分の流域は、ガス冷媒と液冷媒とが混合する二相領域であって、冷媒は等温変化する。そして、冷媒出口部A6は、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの、最も風上側列の最上端部から出た近傍部位に位置している。
加えて、過冷却領域Rをなす、前側熱交換器部8Aの風上側列における最上端部から4段目までの熱交換パイプPおよび、後側熱交換器部8Bの風上側列における最上端部から4段目までの熱交換パイプPを囲むように、熱遮断用スリットKが設けられている。
特に、過冷却領域Rを囲む熱遮断用スリットKは、それぞれの風下側列の熱交換パイプPとの間と段間にかけて、鍵状(L字状)に切込み形成されている。熱遮断用スリットKの上端部は、それぞれがフィンFの端縁に連通していて、これによって過冷却領域RのフィンF部分は、3辺が独立した形となる。
なお説明すると、過冷却領域RのフィンF部分は、風上側の辺部と、折り曲げ部側の辺部および、熱遮断用スリットKが設けられる辺部とが開放される。わずかに、熱遮断用スリットKの鍵状に形成される部分の先端と、フィンF端縁との間のみが連結されて熱伝導を許すが、他の3辺が独立して熱の遮断をなす。
したがって、熱遮断用スリットKが、温度勾配がある過冷却領域(低温度)Rと、温度勾配のない等温変化の二相領域のフィンF部との間での熱干渉を防止する。過冷却領域Rを形成するフィンF部分に対する遮熱がほとんど完全になされ、過冷却度が増して、熱交換性能の大幅な向上化を得られる。
なお、過冷却領域Rの熱交換パイプP間でも熱干渉が生じる。そこで、これら熱交換パイプP相互間(たとえば、最上端から2段目の熱交換パイプPと3段目の熱交換パイプPとの間)にも補助スリットKdを設けることで、温度勾配による熱干渉を防止する。
また、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bにおける過冷却領域Rのうちで、最も低温となるのは、冷媒出口部A6において合流する直前の、最も風上側列で最上端の熱交換パイプPである。
冷媒出口部A6近傍部位における風上側列の最上端の熱交換パイプP周辺に設けられる熱遮断用スリットKは、フィンFの上端縁まで切り込まれている。この切込みにより、中間列と最も風下側列の熱交換パイプPが貫通するフィンF部分とは完全に離間して、熱遮断効果が大きい。
さらに、熱交換器8を構成する前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bのそれぞれにおいて、(最も)風上側列の熱交換パイプPと風下側列の熱交換パイプPとの間や、同じ列の熱交換パイプPで段間には、フィンFの剛性を損なわない程度に補助的に熱遮断用のスリットcが設けられている。
つぎに、熱交換器8の製造方法について説明する。
図3は、プレス加工により成形されるフィンFに熱交換パイプPを貫通して取付けた状態を示している。
製造方法として、はじめに、極く薄肉の板体を図中矢印の方向に移動し、図に示すフィンFをプレス加工により成形する工程が行われる。いわゆる、列方向送りの加工である。
すなわち、前側熱交換器部8AのフィンFと後側熱交換器部8BのフィンFとなる部分に対し、熱交換空気の流通方向に対して複数列の熱交換パイプ取付け用孔aを設ける工程が行われる。
上述したように、前側熱交換器部8Aにおいて、図の上下方向の略中間部から下部側(は、フィンFの幅方向に沿って熱交換パイプPは2列部構成であり、上部側が3列部構成である。また、後側熱交換器部8Bにおいては、フィンFの幅方向に3列部構成となっている。
この熱交換パイプ取付け用孔aを設ける工程と同時、もしくは次の工程として、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの熱交換パイプ取付け用孔a相互間(段部間)に、切起しbを設ける工程が行われる。
上記切起しbは、2列部構成の熱交換パイプ取付け用孔a相互間には、フィンFの幅方向に沿って3列の切起しbが設けられる。また、3列部構成の熱交換パイプ取付け用孔a相互間には、2列の切起しbが設けられる。
この切起しbを設ける工程と同時に、もしくは次の工程として、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8BのフィンFにおいて、風上側列と風下側列との熱交換パイプ取付け用孔a相互間に、長手方向に断続的に補助スリットcを設け、前側熱交換器部8Aの熱交換パイプ取付け用孔aの段間にも補助スリットcを設ける工程がある。
同時に、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8BのフィンFにおける、最も風上側列となる熱交換パイプ取付け用孔aと、この風下側列の熱交換パイプ取付け用孔aとの間に、熱遮断用スリットKを設ける工程がある。この熱遮断用スリットKは、ハッチングで示す上述した過冷却領域Rを囲んで設けられている。
同時に、過冷却領域Rにおける最上端から2段目の熱交換パイプPと3段目の熱交換パイプPとの段間に、補助スリットKdを設ける工程がある。これら熱遮断用スリットKと補助スリットKdは過冷却領域Rに係るので、上記した補助スリットcとは別符号にして示している。
前側熱交換器部8AのフィンFに設けられる熱遮断用スリットKの上端部と、後側熱交換器部8BのフィンFに設けられる熱遮断用スリットKの下端部同士は、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとの連結部Mにおいて、フィンFの幅方向に互いに重なる(ラップする)ように設けられる。
また、前側熱交換器部8AのフィンFに設けられる熱遮断用スリットKの下端部と、後側熱交換器部8BのフィンFに設けられる熱遮断用スリットKの上端部同士は、フィンFの風上側端縁へ向って鍵状に形成される。この鍵状の先端とフィンFの風上側端縁との間にはわずかな非切断部dが残される。
最後に、フィンF全体を、図3に示す形状に打ち抜く(切り離す)。この工程により、下部側に前側熱交換器部8AをなすフィンFが、上部側に後側熱交換器部8BをなすフィンFが、互いに長手方向に連続して一体に成形される。
この状態で、前側熱交換器部8AのフィンFは、図の上下方向の略中間部が略円弧状をなし、円弧状部の上部側と下部側が直状に形成される。後側熱交換器部8Bは、全体に亘って直状をなす。前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとの境をなす連結部Mは、大きく切込まれていて、幅方向寸法が狭く、括れて形成される。
なお、上記した各工程の順序は、特に限定されるものではない。
つぎに、上記前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8BのそれぞれフィンFに設けられる熱交換パイプ取付け用孔aに、適合した直径の熱交換パイプPを挿通する。この状態で、熱交換パイプPはU字状に折り曲げられたU字管である。このU字管を所定の状態に挿入したあと熱交換パイプPを拡管加工し、フィンFに嵌着固定する工程が行われる。
つぎに、熱遮断用スリットKの一端部同士に形成される重なり部分もしくは連通部分に跨り、フィンFの幅方向にカット加工を行ってカット部Kbを形成する工程が行われる。カット部KbはフィンFの風上側端縁から切込まれ、この先端はフィンの風下側端縁とわずかな間隙を存する。
つぎに、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bを、上記工程で得られたカット部Kbから折曲し、カット部Kbを上端部として、前側熱交換器8Aと後側熱交換器部8Bとを側面視で略逆V字状に折り曲げる工程が行われる。
なお、上記フィンFの幅方向のカット加工をフィンを幅方向の全長に亘って行い、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bを完全に分離するようにしてもよい。分離された前側熱交換器8Aと後側熱交換器部8Bとは、カット部を上端部として、側面視で略逆V字状に配置される。この場合、互いの上端部を離間させると、略ハの字状に形成されるが、この形態も含まれる。
最後に、フィンFに嵌着固定された熱交換パイプPで、隣り合うU字管の開口端相互にUベンド等を流路構成に合せてロー付けすることで、熱交換器8が完成する。
このようにして、熱交換器8を構成する前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとを製造するのと同時に、過冷却領域Rを囲む熱遮断用スリットKを設けているので、製造上の手間がかからず、工数に影響しないですむ。
熱遮断用スリットKは、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの一端側である連結部M側が、互いにフィンFの幅方向に重なる (ラップする)ように設けられて、熱遮断用スリットKの他端側は、風上側に折曲して鍵状に形成される。
鍵状の先端とフィンFの風上側端縁間にはわずかな非切断部dが残されていて、この状態で、熱遮断用スリットKの両端側に非切断部が存在する。したがって、プレス加工された状態でのフィンF単体での剛性低下は少くてすみ、フィンFの変形が小さく、製造性に大きな悪影響はない。
また、鍵状の熱遮断用スリットK部分は、熱交換パイプP相互の段間(フィンFの長手方向)を仕切り、かつわずかな非切断部dを残すのみであるため、フィンFの長手方向に隣接する熱交換パイプP同士の熱伝達も防止できる。
先に説明した実施の形態では、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとの連結部Mにおいて、熱遮断用スリットKの一端部同士を重なる(ラップ)するように設けたが、これに限定されるものではない。
図4は、プレス加工され、熱交換パイプPが挿入固定されたフィンFの一部を拡大した正面図である。
すなわち、若干フィンFの剛性は低下するが、前側熱交換器8Aと後側熱交換器のスリットの一端部同士が連通するように形成し、この連通部Kcに対してカット部Kbを設けるようにしてもよい。
熱交換パイプ取付け用孔aに熱交換パイプPを挿入し、拡管加工を行ってフィンFに固着した後、熱遮断用スリットKにおける鍵状部分の先端と、フィンFの風上側端縁との間に残された非切断部dを、完全にカットするようにしてもよい。このようにすれば、過冷却領域R部分は二相域フィンF部分とは完全に独立し、熱交換性能がより向上する。
図5は、熱交換器8の両側部に設けられる端板20の正面図である。
上記端板20は、熱交換器8を構成する前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bの両側部に位置して、フィンFを貫通する熱交換パイプPを支持する支持用孔21が設けられる。ただし、上述した過冷却領域Rに位置する熱交換パイプPに対しては、風上側端縁から切込まれ、一端部が開放される長孔部22となっている。
フィンFにおいては、過冷却領域Rの熱交換パイプPを囲むように熱遮断用スリットKが設けられている。熱遮断用スリットKは、鍵状部分先端とフィンFの風上側端縁との間にはごくわずかな非切断部dが残されているに過ぎないため、過冷却領域Rを形成する熱交換パイプPに対して図5の二点鎖線矢印に示す方向に力を付勢すると、上記非切断部dが比較的容易に変形する。
その結果、熱遮断用スリットKの幅寸法が拡大するし、過冷却領域Rのみ隣接するフィンF部分から離間し独立する。隣接するフィンF部分からの直接的な伝熱を遮断するばかりでなく、輻射熱の伝導も防止でき、熱交換性能がより向上する。
図6は、図5で説明した加工をなしたあとの熱交換器8の一部正面図である。ここでは、前側熱交換器部8A上端と後側熱交換器部8Bの下端において熱遮断用スリットKが互いに連通するよう設けられる場合を示している。上記加工は、前側熱交換器8Aと後側熱交換器部8Bとを側面視で略逆V字状に配置した後に行なうことも可能である。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における一実施の形態に係る、空気調和機の室内機の概略縦断面図。 同実施の形態に係る、暖房運転時における熱交換器のパス構成図。 同実施の形態に係る、プレス加工されたフィンの正面図。 同実施の形態に変形例に係る、プレス加工されたフィンの一部正面図。 同実施の形態に係る、熱交換器端板の正面図。 同実施の形態に係る、得られる熱交換器の一部正面図。
符号の説明
F…フィン、P…熱交換パイプ、8A…前側熱交換器部、8B…後側熱交換器部、8…熱交換器、a…熱交換パイプ取付け用孔、K…熱遮断用スリット、Kb…カット部、d…非切断部、20…端板、22…長孔部、4…前面吸込み口、5…上面吸込み口、6…吹出し口、1…室内機本体、10…送風機、R…過冷却領域、A6…冷媒出口部。

Claims (6)

  1. 所定間隔を存して並設される複数枚のフィンと、これらフィンに貫通し熱交換空気の流通方向に沿って複数列設けられる熱交換パイプとからなり、前側熱交換器部と後側熱交換器部とから側面視で略逆V字状をなすよう構成される熱交換器を製造する熱交換器の製造方法において、
    長手方向に連続して、上記前側熱交換器部を形成するフィンと上記後側熱交換器部を形成するフィンとを一体に成形するとともに、前側熱交換器部のフィンと後側熱交換器部のフィンのそれぞれにおいて、最も風上側列となる熱交換パイプ取付け用孔と風下側列の熱交換パイプ取付け用孔との間に、互いの一端部同士がフィンの幅方向に重なる、もしくは互いに連通するように、フィンの長手方向に沿って熱遮断用スリットを設ける工程と、
    上記前側熱交換器部と後側熱交換器部のそれぞれに設けられる上記熱遮断用スリットの一端部同士に形成される重なり部分もしくは連通部分に跨り、フィンの幅方向にカットする工程と、
    上記カット部を上端として上記前側熱交換器と後側熱交換器部とを側面視で略逆V字状になるように配置する工程と
    を具備することを特徴とする熱交換器の製造方法。
  2. 上記前側熱交換器部と後側熱交換器部のそれぞれに設けられる上記熱遮断用スリットは、互いの他端部が、フィンの風上側端縁へ向って折曲して設けられ、その先端はフィンの風上側端縁と間隙を存し非切断部が残される
    ことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の製造方法。
  3. 上記前側熱交換器部および後側熱交換器部の側部に、上記熱交換パイプを貫通支持する端板が設けられ、
    これら端板は、上記熱遮断用スリットより風上側列の熱交換パイプを、さらに風上側へ変位可能にする長孔部を備えた
    ことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
  4. 吸込み口および吹出し口を備えた室内機本体と、
    この室内機本体内に配置されるとともに側面視で略逆V字状をなし、上記室内機本体の前面側に位置する前側熱交換器部および後面側に位置する後側熱交換器部とから構成される熱交換器と、
    上記熱交換器の前側熱交換器部と後側熱交換器部間に配置される送風機とを具備し、
    上記熱交換器は、上記請求項1ないし請求項3記載のいずれかの熱交換器の製造方法をもって製造されることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 上記熱交換器を構成する前側熱交換器部と後側熱交換器部において、暖房運転時に、上記熱遮断用スリットよりも風上側列の熱交換パイプが過冷却領域となるように冷媒流路が構成されることを特徴とする請求項4記載の空気調和機の室内機。
  6. 上記熱遮断用スリットよりも風上側列で過冷却領域を構成する熱交換パイプは、最上端に位置する熱交換パイプが冷媒出口部となるように構成されることを特徴とする請求項5記載の空気調和機の室内機。
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