JP5036479B2 - 縦型mosfet構造の半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電界効果トランジスタ(MOSFET)を備える縦型MOSFET構造の電力用半導体装置に関するものである。
炭化珪素(SiC)半導体を用いた半導体装置は、シリコン(Si)半導体を用いたものと比較して高電圧、大電流、高温動作に優れているため、次世代の電力用半導体装置として開発が進められている。電力用半導体装置では、大電流を実現するために多数のMOSFETのセルを並列に接続した素子構造を採用することが一般的である。
図7は、従来の電力用半導体装置のセルのパターン配置を示す。また図8は、図7のB−B断面図である。尚、図7,8の符号cは単位セルの範囲を示している。この電力用半導体装置では、高濃度のn型(以下、n+と称する)SiC基板1の一方主面上に、エピタキシャル成長により低濃度のn型(以下、n-と称する)ドリフト領域2が形成されている。ここでSiC基板1は、シリコンよりもバンドギャップの広いワイドバンドギャップの半導体基板である。
ドリフト領域2の表層には、縦横に互いに間隔を空けて配置された複数のp型ベース領域4が形成されている。各p型ベース領域4の表層には、そのp型ベース領域4に囲まれる様にn+型ソース領域3が形成されている。各ソース領域3の中央部には、その直下のベース領域4まで貫通する様にp+型ベースコンタクト領域5が形成されている。尚、ベースコンタクト領域5は、ベース領域4に電気的な接続を取るためのものである。
ドリフト領域2上には、ゲート酸化膜6が形成されている。ゲート酸化膜6上には、例えばポリシリコン膜のゲート電極7が形成されると共にそのゲート電極7を被覆する様に層間絶縁膜8が形成されている。ゲート電極7は、各ソース領域3の端もしくは内側に開口部がある格子状の形状をしている。尚、ゲート酸化膜6および層間絶縁膜8に形成された開口12は、ソース領域3およびベースコンタクト領域5にコンタクトを取るためのコンタクトホールとして機能し、ゲート酸化膜6および層間絶縁膜8をエッチング除去して形成される。
層間酸化膜8上には、例えばアルミニウム製の第1の外部接続電極10が形成されている。第1の外部接続電極10は、コンタクトホール12を介してソース領域3とベースコンタクト領域5に電気的に接続されている。また半導体基板1の他方主面には、第2の外部接続電極11が形成されている。
この電力用半導体装置では、第1および第2の外部接続電極10,11間に高電圧を印加しても、ゲート電極7に電圧を印加していない場合は、ゲート電極7直下のベース領域4にチャネル領域が形成されないので、電流は流れず、オフ状態である。この状態でゲート電極7に正電圧を印加すると、ゲート電極7直下のベース領域4にチャネル領域が形成される。これにより、第1の外部接続電極10→ソース領域3→当該チャネル領域→ドリフト領域2→SiC基板1→第2の外部接続電極11の経路で電流が流れ、オン状態になる。この様にゲート電圧により電流のオンオフが制御できる。
その際のオン抵抗は、電極−半導体(例えば第1の外部接続電極10−ソース領域3、第2の外部接続電極11−半導体基板1)間のコンタクト抵抗と、半導体(例えばソース領域3、当該チャネル領域、ドリフト領域2、半導体基板1)の内部の抵抗で決まる。
また当該チャネル領域の抵抗は、そのチャネル幅(即ちベース領域4の幅)に反比例する。従ってセルcを微細化して単位面積あたりのチャネル幅を大きくすればオン抵抗を下げることができる。そのため電力用半導体装置は、できるだけセルcを微細化して単位面積あたりのセル数を増やす様に設計されている。
尚、この様な従来の電力用半導体装置に関連する先行技術として特許文献1〜4に記載されたものがある。
特開平05−102487号公報 特開平11−074511号公報 特開平09−213951号公報 特開平03−142972号公報
しかし従来の電力用半導体装置では、上記の様に各セルcのソース領域3の中にベースコンタクト領域5が形成されるので、セルcを微細化すると、ソース領域3とベースコンタクト領域5との両方の面積を十分に確保できなくなり、コンタクト抵抗が増大する。そのため、微細化は制限される。
またセルc内の各領域はフォトリソグラフィ技術で形成されるが、そこで使用する露光機の解像度や重ね合わせ精度などのプロセス装置の性能によっても、セルcの微細化は制限される。例えばセルc内では、ベースコンタクト領域5の大きさが最小寸法となるため、微細化のレベルが、プロセス装置によりベースコンタクト領域5のパターンが形成できないレベルに達すると、それ以上微細化ができなくなる。
またベースコンタクト領域5は、理想的にはソース領域3の中にソース領域3と重ならない様に形成されるが、実際は露光装置の重ね合わせ性能により重なってしまう。そのため、重なってもベースコンタクト領域5の面積が十分に確保できる様に十分なマージンを確保してソース領域3とベースコンタクト領域5とを設計する必要がある。そのマージンによっても微細化が制限される。
この様に従来の電力用半導体装置では、セルcの微細化が制限されるので、オン抵抗を低減するのが困難であるという問題点があった。
またソース領域3とベースコンタクト領域5との重ね合わせのずれは、ウエハ間やウエハ内の位置によっても異なる場合があるので、チップによってオン抵抗にばらつきが生じるという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みて為されたものであり、オン抵抗およびオン抵抗のばらつきを低減できる縦型MOSFET構造の半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の形態は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の一方主面上に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域の表層に互いに間隔を空けて形成された複数の矩形状の第2導電型のベース領域と、前記複数のベース領域のうちの所定数のベース領域の各々の表層にそのベース領域に囲まれる様に形成された第1導電型のソース領域と、前記複数のベース領域のうちの残りのベース領域の各々の表層にそのベース領域に囲まれる様に形成され、そのベース領域よりも高不純物濃度の第2導電型のベースコンタクト領域と、前記ドリフト領域の表層に形成され、前記ベースコンタクト領域の形成された前記ベース領域が前記ソース領域の形成された1つ以上の前記ベース領域と接続される様に、隣接する前記各ベース領域の角部同士を接続する第2導電型のベース領域接続部と、表面に露出した前記ベース領域上にゲート酸化膜を介して形成されたゲート電極と、露出された前記ソース領域上および前記ベースコンタクト領域上に形成された第1の外部接続電極とを備え、前記ソース領域の形成された前記ベース領域に対する前記ベースコンタクト領域の形成された前記ベース領域の割合が、電流オンオフの過渡期に前記ベース領域の電位を固定できる範囲に設定されているものである。
本発明の第1の形態によれば、複数のベース領域のうち、所定数のベース領域の各々の表層にソース領域が形成され、残りのベース領域の各々の表層にベースコンタクト領域が形成されるので、少なくとも下記(A)〜(C)の効果の何れかが得られる。
(A)各ベース領域の中にはソース領域およびベースコンタクト領域の何れか一方だけが形成されるという単純な構造を取る事ができるので(即ち従来の様にベース領域の中にソース領域が形成され、更にそのソース領域の中にベースコンタクト領域が形成されるという複雑な構造を避ける事ができるので)、セルを微細化できる。これにより単位面積あたりのチャネル幅を大きくでき、オン抵抗を低減できる。
(B)従来の様にソース領域とベースコンタクト領域との重ね合わせマージンを考慮する必要が無いので、セルを更に微細化でき、これにより単位面積あたりのチャネル幅を更に大きくでき、オン抵抗を更に低減できる。
(C)ソース領域とベースコンタクト領域との重ね合わせのずれによるベースコンタクト領域の面積のばらつきが無くなるので、チップによってオン抵抗がばらつく事を防止できる。これにより再現性良くオン抵抗の低い半導体装置を得る事ができる。
実施の形態1.
この実施の形態に係る縦型MOSFET構造の半導体装置1は、例えば電力用半導体装置に使用されるものである。この半導体装置1では、図1および図2の様に、例えば高濃度のn型(第1電動型)(以下、n+と称する)SiC基板1を有し、その一方主面上に、エピタキシャル成長により例えば低濃度のn型(以下、n-と称する)ドリフト領域2が形成されている。ここでSiC基板1は、シリコンよりもバンドギャップの広いワイドバンドギャップの半導体基板である。
ドリフト領域2の表層には、複数のp型(第2導電型)のベース領域4が形成されている。各ベース領域4は、それぞれ例えば矩形形状に形成されており、互いに間隔を空けて縦横に配置されている。上記の複数のベース領域4のうち、所定数のベース領域4の各々の表層には、そのベース領域4に囲まれる様にn+型(第1導電型)のソース領域3が形成されており、残りのベース領域4の各々の表層には、そのベース領域4に囲まれる様に、そのベース領域4よりも高不純物濃度のp+型(第2導電型)のベースコンタクト領域5が形成されている。尚、ベースコンタクト領域5は、ベース領域4に電気的な接続を取るためのものである。
尚、図1および図2中の符号cは、単位セルの範囲を示している。即ちこの発明では、ベース領域4の中にベースコンタクト領域5の形成されたセル(以後、ベースコンタクトセルと呼ぶ)と、ベース領域4の中にソース領域3の形成されたセル(以後、ソースセルと呼ぶ)との2種類のセルが存在している。尚、図1では、一例として、1個のベースコンタクトセルの周囲に9個のソースセルが縦横に配置した状態が示されている。
ドリフト領域2の表層には、ベースコンタクトセルが1つ以上のソースセルと接続される様に各セルCのベース領域4を互いに接続するp型のベース領域接続部20が形成されている。ここではベース領域接続部20は、例えば十字形状に形成され、各ベース領域4の4つの全ての角部4aをそれぞれ、その角部4aに隣接する他の4つの角部(即ち他の4つのベース領域4の角部)4aと接続している。即ちベース領域接続部20は、隣接する4つの角部(ベース領域4の角部)4aを互いに接続している。尚ここでは、各ベース領域4の4つの全ての角部4aがそれぞれ、その角部4aに隣接する他の4つの角部4aと接続されるが、他の1つ、2つまたは3つの角部4aだけと接続される様にしてもよい。ベース領域接続部20はベース領域4と同時に形成する事が可能であるが、これらは別々に形成しても良い。例えば図9の断面図に示した様に、ベース領域接続部20をp+型ベースコンタクト領域5と同時に形成しても良い。この場合、ベース領域接続部20はp+型になるため、接続抵抗が下がる効果が期待できる。更に図10の断面図に示す様に、ベース領域接続部20をベース領域4と同時に形成し、更にこの部分にベース領域接続部20の形成と同時にp+型層を形成しても良い。この場合、更に接続抵抗が下がる効果が期待できる。
ドリフト領域2上には、ゲート酸化膜6が形成されている。ゲート酸化膜6上には、例えばポリシリコン膜のゲート電極7が形成されると共にそのゲート電極7を被覆する様に酸化珪素製の層間絶縁膜8が形成されている。尚、ゲート酸化膜6および層間絶縁膜8に形成された開口12は、ソース領域3およびベースコンタクト領域5にコンタクトを取るためのコンタクトホールとして機能し、ゲート酸化膜6および層間絶縁膜8をエッチング除去して形成される。ゲート電極7は、各ソース領域3の端もしくは内側に開口部がある格子状の形状をしている。
層間酸化膜8上には、例えばアルミニウム製の第1の外部接続電極10が膜状に形成されている。第1の外部接続電極10は、コンタクトホール12を介してソース領域3とベースコンタクト領域5とに電気的に接続されている。また半導体基板1の他方主面には、第2の外部接続電極11が形成されている。
この半導体装置1は、第1および第2の外部接続電極10,11間に高電圧を印加しても、ゲート電極7に電圧を印加していない場合は、ゲート電極7直下のベース領域4にはチャネル領域が形成されないので、電流は流れず、オフ状態である。この状態でゲート電極7に正電圧を印加すると、ゲート電極7直下のベース領域4にチャネル領域が形成される。これにより、第1の外部接続電極10→ソース領域3→当該チャネル領域→ドリフト領域2→SiC基板1→第2の外部接続電極11の経路で電流が流れ、オン状態になる。この様にゲート電圧により電流のオンオフが制御できる。
その際のオン抵抗は、電極−半導体(例えば第1の外部接続電極10−ソース領域3、第2の外部接続電極11−半導体基板1)間のコンタクト抵抗と、半導体(例えばソース領域3、チャネル領域、ドリフト領域2、半導体基板1)の内部の抵抗で決まる。
またチャネル領域の抵抗は、チャネル幅(即ちベース領域4の幅)に反比例する。従ってセルcを微細化して単位面積あたりのチャネル幅を大きくすればオン抵抗を下げることができる。
尚、この半導体装置1では、ベースコンタクト領域5は電流を流さないので、ベースコンタクトセルの分だけ面積あたりのオン抵抗は増加する。しかしベースコンタクトセルは、電流オンオフの過渡期にベースの電位を固定できる抵抗が確保されていればよいので、ソースセルに対するベースコンタクトセルの割合を必要最小限度にすることにより、ベースコンタクトセルによるオン抵抗の増加を最小限に抑える事が可能になる。例えば図1では、ソースセルとベースコンタクトセルとの割合が9:1にしているが、これを100:1にしても通常の設計では問題なく動作する。この様にベースコンタクトセルの割合を小さくしても、ベースコンタクトセルのベース領域4がベースコンタクト領域5を介して抵抗の低いアルミニウム製の第1の外部接続電極10と接続されていること、およびソースセルのベース領域4がベース領域接続部20によりベースコンタクトセルのベース領域4と接続されていることから、全てのセルcのベース領域4と第1の外部接続電極10との間の電気的接続は十分に確保されている。
またベースコンタクトセルの配置はソースセルの配列の中に或る割合で均等に配置すればよいが、セル配列の中心と周辺とでその割合を変えてもよい。例えばセル配列の周辺では、隣のセルが無く周辺の影響を受けやすいので、ベースコンタクトセルの割合を増やしてもよい。
以上の様に構成された半導体装置1によれば、複数のベース領域4のうち、所定数のベース領域4の各々の表層にソース領域3が形成され、残りのベース領域4の各々の表層にベースコンタクト領域5が形成されるので、少なくとも下記(A)〜(C)の効果の何れかが得られる。
(A)ベース領域4の中にソース領域3およびベースコンタクト領域5の何れか一方だけが形成されるという単純な構造を取る事ができので(即ち従来の様にベース領域4の中にソース領域3が形成され、更にそのソース領域3の中にベースコンタクト領域5が形成されるという複雑な構造を避ける事ができるので)、セルcを微細化できる。これにより単位面積あたりのチャネル幅を大きくでき、オン抵抗を低減できる。
(B)従来の様にソース領域3とベースコンタクト領域5との重ね合わせマージンを考慮する必要が無いので、セルcを更に微細化でき、これにより単位面積あたりのチャネル幅を更に大きくでき、オン抵抗を更に低減できる。
(C)ソース領域3とベースコンタクト領域5との重ね合わせのずれによるベースコンタクト領域5の面積のばらつきが無くなるので、チップによってオン抵抗がばらつく事を防止できる。これにより再現性良くオン抵抗の低い半導体装置を得る事ができる。
またベース領域接続部20は、各ベース領域4の4つの全ての角部4aをそれぞれその角部4aに隣接する他の角部(即ち他のベース領域4の角部)4aと接続するので、各ベース領域4間の電気的接続の度合いを高める事ができる。
尚、この実施の形態では、ベース領域接続部20により、全てのセルcのベース領域4を相互に接続する場合で説明したが、或るブロック毎にセルcのベース領域4を相互に接続してもよい。例えば図3の様に、各ブロックが縦横3列の9個のセル(例えばその中心にベースコンタクトセルが配置し、その周囲にソースセルが配置したもの)からなる場合に、ベース領域接続部20により、ブロック毎にセルcのベース領域4を相互に接続してもよい。
尚、この実施の形態では、半導体がSiCのものについて説明したが、シリコンなど他の半導体のものでも同様な効果が得られる。
実施の形態2.
この実施の形態に係る縦型MOSFET構造の半導体装置1Bは、実施の形態1において、ベース領域接続部20が、各ベース領域4の4つの角部4aのうちの一部の角部4aだけをその角部4aに隣接する他の角部(即ち他のベース領域4の角部)4aと接続する様にしたものである。以下、具体例を挙げて説明する。
この実施の形態のベース領域接続部20は、例えば図4の様に、各ベース領域4の一方の対角線上の角部4aだけをその対角線方向に隣接する他の角部(即ち他のベース領域4の角部)4aと接続する様に形成されている。尚、図4では一例として、図中の中心の縦列の各セルcが全てベースコンタクトセルになっており、その両側の縦列の各セルcが全てソースセルになっている。
以上の様に構成された半導体装置1Bによれば、実施の形態1との共通部分において共通の効果を得るほか、ベース領域接続部20は、各ベース領域4の4つの角部4aのうちの一部の角部4aだけをその角部4aに隣接する他の角部4aと接続する。具体的には、ベース領域接続部20は、各ベース領域4の一方の対角線上の角部4aだけをその対角線方向に隣接する他の角部4aと接続する。これにより、ゲート電極7への電圧印加時に、各ベース領域4の4つの辺4bからだけでなく、各ベース領域4の4つの角部4aのうちの他方の対角線上の角部(ベース領域接続部20が接続されていない角部)4aからも電流を流す事ができ、オン抵抗を一層低減できる。
尚、ベース領域接続部20は、各ベース領域4の一方の対角線方向の角部4aにしか接続されていないので、実施の形態1の場合よりもベースコンタクトセルの割合を大きくしなければ、第1の外部接続電極10とベース領域4との間の電気的接続を実施の形態1ほど十分に確保できないが、その分オン抵抗を一層低減できる。
実施の形態3.
この実施の形態では、実施の形態2のベース領域接続部20の他の具体例を示す。
この実施の形態では、例えば図5の様に、複数のベース領域4は、一列置きの各縦列の各ベース領域4の一方側(例えば上側)の横辺4buと、残りの一列置きの各縦列の各ベース領域4の他方側(例えば下側)の横辺4bdとが横一直線上に並ぶ様に、縦方向に交互にずれて縦横に配置されている。尚、図5では一例として、図中の中心の縦列の各セルcが全てベースコンタクトセルになっており、その両側の縦列の各セルcが全てソースセルになっている。
ベース領域接続部20は、上記の一列置きの各縦列の各ベース領域4については、その上側の横辺4bu上の角部4aだけをその横一直線方向に隣接する他の角部(即ち他のベース領域4の下側の横辺4bd上の角部)4aと接続し、上記の残りの一列置きの各ベース領域4については、その下側の横辺4bd上の角部4aだけをその横一直線方向に隣接する他の角部(即ち他のベース領域4の上側の横辺4bu上の角部)4aと接続する様に形成されている。
以上の様に構成された半導体装置1Cによれば、実施の形態1との共通部分において共通の効果を得るほか、ベース領域接続部20は、上記の一列置きの各縦列の各ベース領域4については、その一方側の横辺4bu上の角部4aだけをその横一直線方向に隣接する他の角部4aと接続し、上記の残りの一列置きの各ベース領域4については、その他方側の横辺4bd上の角部4aだけをその横一直線方向に隣接する他の角部4aと接続するので、ゲート電極への電圧印加時に、各ベース領域4の4つの辺4bからだけでなく、各ベース領域4の4つの角部4aのうちのベース領域接続部20の接続されていない角部4aからも電流を流す事ができ、オン抵抗を低減できる。
尚、ベース領域接続部20は、各ベース領域4の一方側の横辺4bu上の角部4aまたは他方側の横辺4bd上の対角4aにしか接続されていないので、実施の形態1の場合よりもベースコンタクトセルの割合を大きくしなければ、第1の外部接続電極10とベース領域4との間の電気的な接続を実施の形態1ほど十分に確保できないが、その分オン抵抗を低減できる。
実施の形態4.
この実施の形態に係る縦型MOSFET構造の半導体装置1Dは、実施の形態1において、ベース領域接続部20ができるだけ短くなる様にベース領域4の配列を改良してものである。
この実施の形態では、例えば図6の様に、複数のベース領域4は、各ベース領域4の各対角線上に沿って各ベース領域4の角部4a同士が重なる様に縦横に配置されている。ここでは、各ベース領域4の4つの全ての角部4a上に、その角部4aの対角線方向に隣接する他の角部(他のベース領域4の角部)4aが重なっている。そしてそれら重なった部分がベース領域接続部20になっている。
以上の様に構成された半導体装置1Dによれば、実施の形態1との共通部分において共通の効果を得るほか、各ベース領域4は、各ベース領域4の各対角線上に沿って各ベース領域4の角部4a同士が重なる様に配置され、それらの重なった部分がベース領域接続部20になっているので、ベース領域接続部20の平面視方向の長さを短くでき、その分ベース間の接続抵抗を低減できる。
実施の形態1に係る半導体装置のセルのパターン配置を示した図である。 図1のA−A断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置のセルの他のパターン配置(ブロック毎にセルを相互接続した場合のパターン配置)を示した図である。 実施の形態2に係る半導体装置のセルのパターン配置を示した図である。 実施の形態3に係る半導体装置のセルのパターン配置を示した図である。 実施の形態4に係る半導体装置のセルのパターン配置を示した図である。 従来の半導体装置のセルのパターン配置を示した図である。 図7のB−B断面図である。 図2の変形例を示す図である。 図2の他の変形例を示す図である。
符号の説明
1 SiC基板、2 ドリフト領域、3 ソース領域、4 ベース領域、4a ベース領域の角部、4b ベース領域の辺、4bu ベース領域の上側の横辺、4bd ベース領域の下側の横辺、5 ベースコンタクト領域、6 ゲート酸化膜、7 ゲート電極、8 層間絶縁膜、10 第1の外部接続電極、11 第2の外部接続電極、12 コンタクトホール、20 ベース領域接続部、c セル。

Claims (8)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の一方主面上に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の表層に互いに間隔を空けて形成された複数の矩形状の第2導電型のベース領域と、
    前記複数のベース領域のうちの所定数のベース領域の各々の表層にそのベース領域に囲まれる様に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記複数のベース領域のうちの残りのベース領域の各々の表層にそのベース領域に囲まれる様に形成され、そのベース領域よりも高不純物濃度の第2導電型のベースコンタクト領域と、
    前記ドリフト領域の表層に形成され、前記ベースコンタクト領域の形成された前記ベース領域が前記ソース領域の形成された1つ以上の前記ベース領域と接続される様に、隣接する前記各ベース領域の角部同士を接続する第2導電型のベース領域接続部と、
    面に露出された前記ベース領域上にゲート酸化膜を介して形成されたゲート電極と、
    露出された前記ソース領域上および前記ベースコンタクト領域上に形成された第1の外部接続電極と、
    を備え
    前記ソース領域の形成された前記ベース領域に対する前記ベースコンタクト領域の形成された前記ベース領域の割合が、電流オンオフの過渡期に前記ベース領域の電位を固定できる範囲に設定されている
    ことを特徴とする縦型MOSFET構造の半導体装置。
  2. 前記複数のベース領域は縦横に配置され、
    前記ベース領域接続部は、前記各ベース領域の4つの全ての角部をそれぞれ他の前記ベース領域の角部と接続することを特徴とする請求項1に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  3. 前記複数のベース領域は縦横に配置され、
    前記ベース領域接続部は、前記各ベース領域の4つの角部のうちの一部の角部だけを他の前記ベース領域の角部と接続することを特徴とする請求項1に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  4. 前記ベース領域接続部は、前記各ベース領域の一方の対角線上の角部だけを他の前記ベース領域の角部と隣接することを特徴とする請求項3に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  5. 前記複数のベース領域は、一列置きの各縦列の前記各ベース領域の一方側の横辺と、残りの一列置きの各縦列の前記各ベース領域の他方側の横辺とが横一直線上に並ぶ様に、縦方向に交互にずれて縦横に配置され、
    前記ベース領域接続部は、前記一列置きの各縦列の前記各ベース領域については、その一方側の横辺上の角部だけをその横一直線方向に隣接する他の前記ベース領域の角部と接続し、前記残りの一列置きの前記各ベース領域については、その他方側の横辺上の角部だけをその横一直線方向に隣接する他の前記ベース領域の角部と接続することを特徴とする請求項3に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  6. 前記複数のベース領域は前記各ベース領域の各対角線上に沿って前記各ベース領域の角部同士が重なる様に縦横に配置され、それら重なった部分が前記ベース領域接続部になっていることを特徴とする請求項1に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  7. 前記ソース領域の形成された前記ベース領域に対する前記ベースコンタクト領域の形成された前記ベース領域の割合が100:1〜9:1である請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
  8. 前記半導体基板および前記ドリフト領域がSiCで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の縦型MOSFET構造の半導体装置。
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