JP5036331B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルビデオカメラ等で撮影した動画像を、キャプチャし、静止画像として印刷する動画像印刷装置に係り、特に、動画中の移動体画像をユーザの指示によって編集可能な動画像印刷装置に関する。
ビデオカメラ等の動画撮影装置による風景、静止物の撮影時に、通行している人や自動車等の移動体が存在すると、その動画像をキャプチャして静止画像を生成する際、上記移動体が邪魔になり、ユーザが所望する静止画像を得ることができない場合がある。
動画像を構成する複数フレームにおいて、各同一画像のヒストグラムに基づいて、出現頻度の高い画素データが背景データであると判別し、移動体を含まない静止画像を生成する画像生成装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。これによって、移動体を含まない静止画像を生成することができる。
また、基準フレーム画像と隣接フレーム画像との差分情報に基づいて、基準フレーム内の移動体を包含する移動体領域を検出し、移動体領域に対応するエリアに、移動体が含まれない他のフレーム画像を検索する。そして、上記移動体領域を、移動体が含まれない画像に置き換えることによって、移動体を含まない静止画を合成する画像生成装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
図7は、従来の画像生成装置の処理内容を示す概念図である。
図7では、同一背景上を、人物702が右方向に移動し、車703が左方向に移動していることを示している。また、フレーム画像704は、動画像701の各フレーム画像を、時系列順(フレームn−1→フレームn→フレームn+1)に並べた画像である。
このような動画像を、キャプチャし、人物702と車703とを除いた背景画像のみを生成する場合を考える。
まず、連続する複数フレームにおいて、同一画像における画素データのヒストグラムを算出し、同一画素における画像データの中で、最も出現頻度の高い画素データを選択する。そして、同一画素に注目した場合、その画素に、移動物体が存在している期間において、各フレームで、画素データに変化が生じるが、背景部分が存在している期間においては、画像データに変化が生じない。したがって、最も出現頻度の高い画素データを選択することによって、背景部分のみの画像を生成することができる。
たとえば、フレーム画像704の各フレームにおいて、A点とB点との画素データ(画素A、画素B、×印が記載されている画素のデータ)は、背景部分が2回出現し、移動体部分が1回出現している。A点とB点とにおいて、出現頻度の高い画素データを選択すると、移動している人物702や車703の画素データではなく、背景部分の画素データが選択される。この手法を、全ての画素に適応することによって、動画像中の移動体を背景に置き換えた静止画像705を生成することができる。
特開平9−149364号公報 特開2005−202706号公報
しかし、上記従来の画像生成装置は、動画像中の移動物体を検出し、背景に置き換えることができるが、複数の移動体が存在する動画像において、移動体を選択して背景に置き換えることができないという問題がある。
たとえば、同一背景上を、人物と車とが移動している動画像において、人物を残したまま、車のみを背景に置き換えた静止画を生成することはできない。また、検出された移動体を、異なる位置へレイアウト移動することや、倍率変更等の編集処理を施すこともできない。
従来の画像生成装置では、動画中の特定エリアに限定することによって、選択的に移動体を消去することはできるが、移動体検出を行うエリアを、ユーザが動画像を見ながら設定しなければならない。したがって、上記従来例では、移動体検出を行うエリアを、ユーザが動画像を見ながら設定するという煩雑な操作を、ユーザに強いるという問題がある。
また、従来の画像生成装置では、検出された移動体が、背景上の好みの位置に配置されている静止画を生成する場合や、移動体のサイズを拡大/縮小した静止画像を生成する場合、不都合が生じる。つまり、抽出された移動体画像を、パーソナルコンピュータ等の他の処理装置に取り込み、画像処理アプリケーションソフトを用いて編集する等の作業が必要になり、移動体画像を編集した静止画像を、ユーザが容易に生成することができない。
本発明は、ユーザが、動画像における移動体に対応する移動体画像を適切に編集させて、編集された移動体画像と背景画像とが合成された画像を出力させることができる画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、動画像を構成する複数のフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における移動体に対応する移動体画像を取得する第1の取得手段と、上記動画像を構成するいずれかのフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における背景に対応する背景画像を取得する第2の取得手段と、上記複数のフレームに共通に含まれている複数の移動体のそれぞれに対応する複数の移動体画像が上記第1の取得手段により取得された場合、ユーザによる指示に応じて、取得された当該複数の移動体画像から編集対象の移動体画像を個別に特定する特定手段と、上記特定手段により上記複数の移動体画像の1つが特定される場合、ユーザによる指示に応じて、当該特定される1つの移動体画像に対する編集処理を個別に指定する指定手段と、上記特定手段により特定された複数の編集対象の移動体画像に、上記指定手段により当該複数の移動体画像のそれぞれに対して個別に指定された編集処理を実行する編集手段と、上記編集手段により編集された上記複数の編集対象の移動体画像と、上記第2の取得手段が取得した背景画像とが合成された画像を出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは、動画像における移動体に対応する移動体画像を適切に編集させて、編集された移動体画像と背景画像とが合成された画像を出力させることができる。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である動画像印刷装置100を示す構成図である。
動画像印刷装置100は、制御部101と、動画像入力部102と、フレームメモリ103と、移動体検出分離部104と、移動体画像メモリ105と、背景画像メモリ106と、編集メモリ107と、操作部108と、表示部109とを有する。また、動画像印刷装置100は、画像合成部110と、印刷部111とを有する。
制御部101は、装置全体の動作を制御し、各ブロックは、制御部101の制御に従って動作する。
動画像入力部102は、動画像データを入力するインタフェース部であり、ビデオカメラ等の動画撮影装置と接続され、動画像データを動画像印刷装置に入力する。また、動画像入力部102は、メモリカード等のメモリデバイスを読み出すインタフェース部を有し、動画像データが記憶されているメモリカードを読み出すことによって、動画像データを、動画像印刷装置に送る。
フレームメモリ103は、動画像入力部102が入力した動画像データを、フレーム単位で蓄積し、動画中の移動体検出に必要な複数フレーム分の動画像データを蓄積する画像メモリである。また、オペレータの指示によって動画像をキャプチャして印刷する場合、ビデオカメラやメモリカードから読み出された動画像データを、一旦このフレームメモリ103に蓄積する。蓄積された動画像データは、表示部109に表示され、オペレータは表示部109を確認しながらキャプチャしたいシーンを検索する。
移動体検出分離部104は、動画像中の移動体を検出し、移動体のみが含まれている移動体画像と、移動体部分を背景に置き換えた背景画像とを生成する。キャプチャするシーンをオペレータが指定すると、フレームメモリ103に蓄積されている動画像データを読み出し、オペレータが指定するシーンのフレームデータと、その前後の複数フレームデータとから、移動体画像と背景画像とを生成する。
移動体画像メモリ105と背景画像メモリ106とは、移動体検出分離部104が生成した移動体画像と背景画像とをそれぞれ蓄積する画像メモリである。
編集メモリ107は、オペレータの操作によって編集された移動体画像を記憶する画像メモリであり、オペレータの編集処理に従って、逐次画像データが書き換えられる。
操作部108は、オペレータが動画像印刷装置100を操作するための操作部であり、各種操作キーや、LCD等の表示部109によって構成されている。また、表示部109上にタッチパネルを設置し、タッチパネルの押下状態を検出することによって、動画像印刷装置100を操作することも可能である。
表示部109は、フレームメモリ103に蓄積されているフレームデータを表示することによって、動画像を再生する。また、編集メモリ107の画像データを、表示部109に表示し、オペレータは、表示部109で編集状況を確認しながら、移動体画像を編集する。
画像合成部110は、オペレータが編集した移動体画像と、移動体検出分離部104が生成した背景画像とを合成し、静止画像を生成する。編集画像データを背景画像データに上書きすることによって、静止画像を生成する。
印刷部111は、インクジェット方式等のカラープリンタで構成され、画像合成部110が生成した静止画像を、カラー画像として記録紙に印刷する。
フレームメモリ103、移動体画像メモリ105、背景画像メモリ106、編集メモリ107は、DRAM等の汎用メモリで構成されている。なお、実施例1では、各画像メモリ103、105、106、107が、互いに別々のメモリであるが、同一のメモリをエリア分割して使用するようにしてもよい。
次に、動画像印刷装置100の動作について説明する。
図2は,実施例1における動作を示すフローチャートである。
操作部108を介して、オペレータが操作することによって、動画像をキャプチャする指示を行うと,処理が開始される(S201)。動画像入力部102が入力した動画像データを、フレームメモリ103を介して、表示部109に表示し、オペレータがキャプチャするシーンが指定されるまで、再生を継続する(S202〜S203)。動画像の再生において、オペレータが早送り/巻き戻し等を指示すると、この指示に応じて、ビデオカメラやメモリカードから画像データを読み出し、再生する。フレームメモリ103の画像データは、動画像の再生にあわせて、常に更新され、再生中のフレームデータとその前後の複数フレームデータとを記憶するように制御される。
続いて、オペレータの指示によって、キャプチャするシーンが指定されると(S203)、キャプチャするフレームと、その前後の複数フレームのデータとを、フレームメモリ103から読み出し、移動体検出分離部104が移動体を検出する(S204)。また、指定シーンの動画像を、移動体画像と背景画像とに分離し、分離された移動体画像、背景画像を、それぞれ、移動体画像メモリ105、背景画像メモリ106に蓄積する(S205)。そして、分離された移動体画像を、編集メモリ107に転送し、オペレータによる編集処理を開始する(S206)。編集メモリ107の画像データは、表示部109に表示され、オペレータは、表示部109を確認しながら、編集処理を行う。
移動体が複数検出された場合、まず、編集する移動体を特定する(S207)。移動体を特定する場合、操作部の選択キーを、オペレータが押下することによって移動体を特定する。タッチパネルを有する装置であれば、編集したい移動体部分を押下することによって、移動体を特定する。
続いて、オペレータの操作によって指定された移動体画像の編集処理を実施する。移動体を指定した後に、消去キー等を押下すると(S208)、選択中の移動体データを、編集メモリ107から消去する(S209)。また、矢印キーが押下された場合や、タッチパネルでドラッグされた場合(S210)、選択中の移動体データを、編集メモリ107上で移動する(S211)。さらに、キー操作によって変倍処理が指示された場合(S212)、選択中の移動体データに拡大/縮小処理を施し、編集メモリ107の移動体データを更新する(S213)。
次に、オペレータの操作によって印刷キーが押下されると(S215)、編集メモリ107の画像データと背景画像メモリ106の画像データとを合成し、静止画像を生成する(S216)。そして、生成された静止画像データを、印刷部111に転送し、印刷画像を出力する(S217)。
なお、実施例1では、画像合成部110で生成された静止画像を、印字部111が印刷するように制御する。しかし、生成された静止画像を保存する旨を、オペレータが操作すると、画像合成部110が合成した静止画像を、動画像入力部102に設けられているメモリカードに記憶するようにしてもよい。
図3は、実施例1における動画編集処理の具体例を示す図である。
動画像301は、人物302が右方向に移動し、車303が左方向に移動している動画像である。この動画像301をキャプチャし、移動物体である人物302を、オペレータが指定する位置に移動し、かつ車303を消去した静止画像を生成し、印刷する場合について説明する。
動画像301は、フレーム画像304に示すように、連続する複数のフレーム画像(……、フレームn−1、フレームn、フレームn+1、……)によって構成されている。このフレーム画像304において、同一画素における画素データのヒストグラム情報に基づいて、動画像中の移動体を検出し、動画像301を、背景画像305と移動体画像306とに分離する。分離された移動体画像306は、編集メモリ107に転送され、移動体画像を表示部に表示しながら、オペレータの操作による編集処理を施す。
オペレータは、操作部の選択キー操作やタッチパネルの押下によって、人物302を選択し、矢印キー操作やタッチパネルのドラッグ操作を用い、人物302を、好みの位置に移動する。また、選択キー操作やタッチパネルを押下することによって、車303を選択し、消去キーを押下し、車303を消去する。編集処理は、編集メモリ107上のメモリ操作で実施され、編集画像307が生成される。続いて、オペレータがキー操作し、印刷指示すると、背景画像305と編集画像307とを合成した合成画像308を生成し、印刷部111が合成画像308を印刷する。
図4は、本発明の実施例2の動画像印刷装置200を示す構成図である。
動画像印刷装置200は、動画像印刷装置100に、スキャナ412と、編集指示検出部413とを追加した実施例である。
また、移動体画像メモリ105の画像データを、印刷部111が印刷可能である。さらに、実施例1では、操作部108にLCD等の表示部109を設けているが、実施例2では、画像データを表示可能な表示手段を有しない動画像印刷装置である。
スキャナ412は、CCDやCIS等の光電変換素子で構成される読み取りデバイスであり、原稿を読み取り、デジタル画像データを得る。
編集指示検出部413は、スキャナ412が読み取った画像データと、移動体画像メモリのデータとを比較し、オペレータが指定する編集処理内容を検出する。
その他のブロックにおける動作は、実施例1における動作と同様である。
次に、実施例2の動画像印刷装置の動作について説明する。
図5は、実施例2における動作を示すフローチャートである。
操作部108の操作によって、動画像のキャプチャをオペレータが指示すると、処理が開始される(S501)。動画データを表示する手段を有しない動画印刷装置であれば、ビデオカメラ等において、キャプチャしたいシーンの時刻(データ開始からの時刻)を予め確認し、キャプチャしたい時刻を、オペレータが指定する(S502)と、キャプチャするシーンが決定される。
動画像入力部102が動画データを入力し、オペレータが指定したシーンと、その前後の数フレームの画像データとを、フレームメモリ103に蓄積する(S503)。
フレームメモリ103に蓄積されている複数フレームの画像データの中から、移動体検出分離部104が、移動体を検出する(S504)。また、動画像を、移動体画像と背景画像とに分離し、この分離された移動体画像、背景画像の各画像を、それぞれ、移動体画像メモリ105、背景画像メモリ106に蓄積する(S505)。移動体画像メモリ105に蓄積された移動体画像データは、印字部111に転送され、移動体画像として印刷される(S506)。
オペレータは、移動体に施したい編集内容を、印刷された移動体画像にマーキングする(S507)。オペレータが記入するマークは、予め定められた形状である。たとえば、移動体に施す編集内容が、移動体の消去である場合、×印をマーキングし、移動体を、異なる位置にレイアウトする(移動する)ことを望む場合、移動したい方向に、矢印(→印)をマーキングする。
続いて、オペレータがマーキングした移動体画像を、スキャナ412で読み取る(S508)。編集指示検出部413は、スキャナ412が読み取った画像データと、移動体画像メモリ105に格納されている画像データとの差分を算出することによって、オペレータが記入したマークを検出する。検出されたマークの形状と、予め定められた編集内容を示すマークとのパターンマッチングを行い、オペレータが指定した編集内容を検出する(S509)。
そして、編集指示検出部413が検出した編集内容に従って、移動体画像データの編集処理を実施する。移動体画像メモリ105のデータは、編集メモリ107に転送され、編集メモリ107上のメモリ操作によって、編集処理を実行する(S510)。検出された編集内容が消去であれば、編集メモリ107から、指定された移動体のデータを消去する。また、検出された編集内容がレイアウトの変更(移動)であれば、編集メモリ107上で、指定された移動体のデータを移動する。
編集終了後に、編集メモリ107の画像データと背景画像メモリ106の画像データとを、画像合成部110が合成し(S511)、合成された静止画像を、印刷部111が印刷し(S512)、処理を終了する。
なお、実施例2では、印刷された移動体画像に所定のマークを記入し、これをスキャナで読み取ることによって、編集内容を指示する。しかし、S506で、移動体画像を印刷する際に、検出された複数の移動体に番号を付記し、印刷し、オペレータの操作に基づいて、移動体の番号と編集内容の入力とを、操作部108を介して実行するようにしてもよい。このようにして、それぞれの移動体に施す編集内容を指示する。
図6は、実施例2における動画編集処理の具体例を示す図である。
動画像601は、人物602が右方向に移動し、車603が左方向に移動している動画像である。この動画像601を、キャプチャし、移動物体である人物602を、オペレータが指定する位置に移動し、かつ、車603を消去した静止画像を生成し、印刷する場合について説明する。
実施例1の図3の説明と同様に、動画像601を構成する複数のフレーム画像において、同一画素における画素データのヒストグラム情報に基づいて、動画像中の移動物体を検出し、動画像601を背景画像605と移動体画像606とに分離する。
分離された移動体画像606を、印字部111で印刷し、オペレータは、印刷された移動画像に、編集内容を示すマーキングを行う。印刷された移動体画像607に対して、オペレータは、レイアウトを移動する人物の近傍に、移動したい向きと移動量に相当する長さの矢印(→)とを記入する。
また、消去する車603に消去処理を示す×印を記入する。続いて、オペレータがマーキングした移動体画像607を、スキャナ412で読み取り、オペレータの記入した編集内容を、編集指示検出部413が検出する。また、検出された編集内容に従って、編集メモリ107の移動体画像データについて、メモリ操作を実施する(メモリ上で、編集する)。矢印が記入された人物602のデータは、矢印の向きと長さとに相当する位置に移動し、×印が記入された車603を、編集メモリ107から消去し、編集画像608を生成する。さらに、背景画像605と編集画像608とを合成した合成画像609を生成し、印刷部111が合成画像609を印刷する。
請求項1記載の発明によれば、動画像をキャプチャし、静止画像として印刷する際に、動画像中の移動体を自動的に検出できるので、複雑な移動体検出処理をユーザが駆使せずに、移動体部分を容易に編集することができる。また、移動体の編集処理において、動画像中の移動体を抽出した移動体画像のみを対象として編集処理するので、パーソナルコンピュータのような大容量メモリを持たないシステムや、画像処理能力の低いシステムであっても、編集処理を実施することができる。
請求項2、3記載の発明によれば、検出された複数の移動体をユーザが選択し、それぞれの移動体に対して消去、レイアウト移動、倍率変更等の編集処理を実行できるので、動画像からユーザの好みに応じた静止画像を生成することができる。
請求項4記載の発明によれば、印刷した記録紙にマーキングすることによって、移動体に施す編集処理内容を指示できるので、画像データを表示可能な大型の表示装置を持たない動画像印刷装置であっても、編集処理を容易に指示することができる。
なお、上記実施例において、フレームメモリ103は、ユーザが指定するフレームの画像データと、その前後の複数フレームの画像データとを取り込むキャプチャ手段の例である。移動体検出分離部104は、上記キャプチャ手段が取り込んだ複数フレームの画像データから、動画中の移動体画像を検出する移動体検出手段の例である。また、移動体検出分離部104は、ユーザが指定したフレーム画像を、上記移動体検出手段が検出した移動体画像と、背景画像とに分離する画像分離手段の例である。
制御部101は、ユーザの操作に応じて、上記移動体画像を編集する移動体画像編集手段の例である。画像合成部110は、上記移動体画像編集手段が編集した移動体画像と、上記背景画像とを合成し、静止画像を生成する静止画像生成手段の例である。印刷部111は、上記静止画像生成手段が生成した静止画像を印刷する印刷手段の例である。
この場合、上記移動体画像編集手段は、上記移動体検出分離手段が複数の移動体を検出した場合、検出された移動体毎に、互いに異なる編集処理を施す手段である。また、上記移動体画像編集手段は、移動体画像の消去、レイアウト移動、倍率変更のうちの少なくとも1つを実行する手段である。
また、上記実施例において、スキャナ412は、画像を読み取るスキャナの例である。印刷部111は、上記移動体検出分離手段が分離した移動体画像を印刷する第2の印刷手段の例である。スキャナ412は、印刷された移動体画像において、ユーザが施したい編集処理を、移動体画像に記入するマークであって、ユーザが記入したマークに関する印刷画像を、上記スキャナが読み取る手段の例である。編集指示検出部413は、読み取った画像データから、ユーザが記入したマークを検出し、指定する手段の例である。
さらに、上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、動画像を入力し、ユーザが指定するフレームを静止画像として印刷する動画像印刷装置の制御方法の例である。また、上記実施例は、ユーザが指定するフレームの画像データと、その前後の複数フレームの画像データとを取り込み、記憶装置に記憶するキャプチャ工程を実現する例である。上記実施例は、上記キャプチャ工程で取り込んだ複数フレームの画像データから、動画中の移動体画像を検出し、記憶装置に記憶する移動体検出工程を実現する例である。上記実施例は、ユーザが指定したフレーム画像を、上記移動体検出工程で検出した移動体画像と、背景画像とに分離し、記憶装置に記憶する画像分離工程を実現する例である。上記実施例は、ユーザの操作に応じて、上記移動体画像を編集し、記憶装置に記憶する移動体画像編集工程を実現する例である。上記実施例は、上記移動体画像編集工程で編集された移動体画像と、上記背景画像とを合成し、静止画像を生成し、記憶装置に記憶する静止画像生成工程と、上記静止画像生成工程で生成された静止画像を印刷する印刷工程とを実現する例である。
本発明の実施例1である動画像印刷装置100を示す構成図である。 実施例1における動作を示すフローチャートである。 実施例1における動画編集処理の具体例を示す図である。 本発明の実施例2の動画像印刷装置200を示す構成図である。 実施例2における動作を示すフローチャートである。 実施例2における動画編集処理の具体例を示す図である。 従来の画像生成装置の処理内容を示す概念図である。
符号の説明
100…動画像印刷装置、
101…制御部、
102…動画像入力部、
103…フレームメモリ、
104…移動体検出分離部、
105…移動体画像メモリ、
106…背景画像メモリ、
107…編集メモリ、
108…操作部、
109…表示部タッチパネル、
110…画像合成部、
111…印刷部、
200…動画像印刷装置、
412…スキャナ、
413…編集指示検出部。

Claims (9)

  1. 動画像を構成する複数のフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における移動体に対応する移動体画像を取得する第1の取得手段と;
    上記動画像を構成するいずれかのフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における背景に対応する背景画像を取得する第2の取得手段と;
    上記複数のフレームに共通に含まれている複数の移動体のそれぞれに対応する複数の移動体画像が上記第1の取得手段により取得された場合、ユーザによる指示に応じて、取得された当該複数の移動体画像から編集対象の移動体画像を個別に特定する特定手段と;
    上記特定手段により上記複数の移動体画像の1つが特定される場合、ユーザによる指示に応じて、当該特定される1つの移動体画像に対する編集処理を個別に指定する指定手段と;
    上記特定手段により特定された複数の編集対象の移動体画像に、上記指定手段により当該複数の移動体画像のそれぞれに対して個別に指定された編集処理を実行する編集手段と;
    上記編集手段により編集された上記複数の編集対象の移動体画像と、上記第2の取得手段が取得した背景画像とが合成された画像を出力する出力手段と;
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    上記編集手段は、移動体画像の消去、移動、倍率変更のうちの少なくとも1つを実行することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記出力手段は、上記編集手段により編集された複数の編集対象の移動体画像と、上記第2の取得手段が取得した背景画像とが合成された画像を印刷装置に出力して印刷させることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3において、
    上記第1の取得手段が取得した移動体画像を印刷装置に出力して印刷させる第2の出力手段と;
    上記第2の出力手段により印刷された記録紙が読取装置により読み取られて得られた画像データに基づき、ユーザにより当該記録紙に付加されたマークを判別する判別手段と;
    を有し、
    上記第2の出力手段により複数の移動体画像が記録紙へ印刷された場合、上記特定手段は上記記録紙上で上記判別手段により判別されたマークが付加された移動体画像を編集対象として特定し、上記指定手段は、マークに対応する編集処理を示す情報に基づき、当該編集対象に対応する編集処理を指定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    ユーザによる指示に応じて、動画像を構成する複数のフレームからいずれかのフレームを指定する指定手段を有し、
    上記第1の取得手段は、上記複数のフレームのうち少なくとも上記指定手段により指定されたフレームに含まれる移動体画像を取得し、上記第2の取得手段は、少なくとも上記指定手段により指定されたフレームに対応する背景画像を取得することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5において、
    上記第1の取得手段は、上記指定手段が指定したフレームを含む複数のフレームに対応する画像データに基づき、上記複数のフレームのいずれかのフレームから移動体画像を取得することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または6において、
    上記第2の取得手段は、上記指定手段が指定したフレームを含む複数のフレームに対応する画像データに基づき、背景画像を生成して取得することを特徴とする画像処理装置。
  8. 動画像を構成する複数のフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における移動体に対応する移動体画像を取得する第1の取得工程と;
    上記動画像を構成するいずれかのフレームに対応する画像データに基づき、上記動画像における背景に対応する背景画像を取得する第2の取得工程と;
    上記複数のフレームに共通に含まれている複数の移動体のそれぞれに対応する複数の移動体画像が上記第1の取得工程において取得された場合、ユーザによる指示に応じて、取得された当該複数の移動体画像から編集対象の移動体画像を個別に特定する特定工程と;
    上記特定工程において上記複数の移動体画像の1つが特定される場合、ユーザによる指示に応じて、当該特定される1つの移動体画像に対する編集処理を個別に指定する指定工程と;
    上記特定工程において特定された複数の編集対象の移動体画像に、上記指定工程において当該複数の移動体画像のそれぞれに対して個別に指定された編集処理を実行する編集工程と;
    上記編集工程で編集された上記複数の編集対象の移動体画像と、上記第2の取得工程で取得された背景画像とが合成された画像を出力する出力工程と;
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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