JP2009055272A - 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】画像の内容を容易に確認することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出する検出手段
(注目領域検出モジュール62)と、検出手段によって検出された複数の注目領域に基づ
いてサムネイル画像を生成する生成手段(注目領域抽出モジュール63、サムネイル画像
生成モジュール64)と、複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、複数の
注目領域が所定の位置関係で表示されるようにサムネイル画像を表示する表示手段(表示
モジュール67)と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出する検出手段
(注目領域検出モジュール62)と、検出手段によって検出された複数の注目領域に基づ
いてサムネイル画像を生成する生成手段(注目領域抽出モジュール63、サムネイル画像
生成モジュール64)と、複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、複数の
注目領域が所定の位置関係で表示されるようにサムネイル画像を表示する表示手段(表示
モジュール67)と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラムに関する。
プリンタ、ディジタルカメラ、および、携帯電話機のように、小型の表示デバイスを有
する装置で画像を扱う場合、表示デバイスの画面サイズが小さいことから、画像の詳細を
確認することが困難であるという問題点がある。
そこで、特許文献1に示すように、原画像から縦方向または横方向に切り出した画像の
一部を表示し、ユーザに所望の画像を選択させる技術が提案されている。
また、特許文献2に示すように、原画像から特定領域を切り出してサムネイル画像を生
成することにより、画像の拡大・縮小率の影響を抑えつつ原画像と同じレベルの視認性を
確保する技術が提案されている。
特開2007−133063号公報
特開2001−128109号公報
する装置で画像を扱う場合、表示デバイスの画面サイズが小さいことから、画像の詳細を
確認することが困難であるという問題点がある。
そこで、特許文献1に示すように、原画像から縦方向または横方向に切り出した画像の
一部を表示し、ユーザに所望の画像を選択させる技術が提案されている。
また、特許文献2に示すように、原画像から特定領域を切り出してサムネイル画像を生
成することにより、画像の拡大・縮小率の影響を抑えつつ原画像と同じレベルの視認性を
確保する技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、画像の内容とは無関係に原画像の一
部が切り出されるため、画像を選択する際に、十分な情報が得られない可能性があるとい
う問題点がある。
また、特許文献2に開示される技術では、例えば、集合写真のように特定領域となる対
象が複数存在する場合には、十分な情報が得られず、技術自体の有効性が低下するという
問題点がある。
部が切り出されるため、画像を選択する際に、十分な情報が得られない可能性があるとい
う問題点がある。
また、特許文献2に開示される技術では、例えば、集合写真のように特定領域となる対
象が複数存在する場合には、十分な情報が得られず、技術自体の有効性が低下するという
問題点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像の内容を容易に確認するこ
とが可能な画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラムを提供することを
目的とする。
とが可能な画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラムを提供することを
目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域
を画像から検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に
基づいてサムネイル画像を生成する生成手段と、前記複数の注目領域が所定の順序で表示
されるか、または、前記複数の注目領域が所定の位置関係で表示されるように前記サムネ
イル画像を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
を画像から検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に
基づいてサムネイル画像を生成する生成手段と、前記複数の注目領域が所定の順序で表示
されるか、または、前記複数の注目領域が所定の位置関係で表示されるように前記サムネ
イル画像を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し
、前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、前記表
示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、前記算出手段によって
算出された注目度に応じた順序で表示することを特徴とする。
この構成によれば、注目領域毎に一つのサムネイル画像を生成し、注目度に応じた順番
で表示する。このため、複数の画像に対応するサムネイル画像を一覧表示する場合であっ
ても、それぞれの表示領域が重ならないため、所望の画像を容易に見つけることが可能に
なるとともに、例えば、注目度が高い順にサムネイル画像を表示することにより、所望の
画像を迅速に見つけることが可能になる。
、前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、前記表
示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、前記算出手段によって
算出された注目度に応じた順序で表示することを特徴とする。
この構成によれば、注目領域毎に一つのサムネイル画像を生成し、注目度に応じた順番
で表示する。このため、複数の画像に対応するサムネイル画像を一覧表示する場合であっ
ても、それぞれの表示領域が重ならないため、所望の画像を容易に見つけることが可能に
なるとともに、例えば、注目度が高い順にサムネイル画像を表示することにより、所望の
画像を迅速に見つけることが可能になる。
また、本発明は、上記発明において、前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し
、前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、前記表
示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、相互に重複しないよう
に、かつ、前記画像中における前記注目領域の位置関係に対応する位置関係で、かつ、前
記算出手段によって算出された注目度に応じた大きさで表示することを特徴とする。
この構成によれば、注目領域毎に一つのサムネイル画像を生成し、画像中における注目
領域の注目度に応じた大きさで相互に重ならないように同一画面上に注目領域の位置関係
に対応する位置関係で表示する。このため、一つの画像に対するサムネイル画像を同時に
見ることができるので、所望の画像を迅速に見つけることが可能になるとともに、例えば
、注目度が高いサムネイル画像を大きく表示すれば、目的とする注目領域を容易に把握す
ることができる。
、前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、前記表
示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、相互に重複しないよう
に、かつ、前記画像中における前記注目領域の位置関係に対応する位置関係で、かつ、前
記算出手段によって算出された注目度に応じた大きさで表示することを特徴とする。
この構成によれば、注目領域毎に一つのサムネイル画像を生成し、画像中における注目
領域の注目度に応じた大きさで相互に重ならないように同一画面上に注目領域の位置関係
に対応する位置関係で表示する。このため、一つの画像に対するサムネイル画像を同時に
見ることができるので、所望の画像を迅速に見つけることが可能になるとともに、例えば
、注目度が高いサムネイル画像を大きく表示すれば、目的とする注目領域を容易に把握す
ることができる。
また、本発明は、上記発明において、前記生成手段は、前記画像に含まれる前記複数の
注目領域を合成して一つの前記サムネイル画像を生成することを特徴とする。
この構成によれば、一つの画像に含まれる複数の注目領域から一つのサムネイル画像を
生成して表示する。このため、サムネイル画像の数を減らすことにより、サムネイル画像
を記憶する記憶領域の容量を削減することができる。
注目領域を合成して一つの前記サムネイル画像を生成することを特徴とする。
この構成によれば、一つの画像に含まれる複数の注目領域から一つのサムネイル画像を
生成して表示する。このため、サムネイル画像の数を減らすことにより、サムネイル画像
を記憶する記憶領域の容量を削減することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し
、前記生成手段は、前記注目領域が前記注目度に応じた大きさとなるように前記複数の注
目領域を合成して一つの前記サムネイル画像を生成することを特徴とする。
この構成によれば、一つの画像に含まれる複数の注目領域をその注目度に応じた大きさ
にて一つのサムネイル画像を合成して表示する。このため、サムネイル画像の数を減らす
ことにより、サムネイル画像を記憶する記憶領域の容量を削減することができるとともに
、例えば、注目度が高い注目領域を大きなサイズで表示すれば、所望の画像を迅速に見つ
けることが可能になる。
、前記生成手段は、前記注目領域が前記注目度に応じた大きさとなるように前記複数の注
目領域を合成して一つの前記サムネイル画像を生成することを特徴とする。
この構成によれば、一つの画像に含まれる複数の注目領域をその注目度に応じた大きさ
にて一つのサムネイル画像を合成して表示する。このため、サムネイル画像の数を減らす
ことにより、サムネイル画像を記憶する記憶領域の容量を削減することができるとともに
、例えば、注目度が高い注目領域を大きなサイズで表示すれば、所望の画像を迅速に見つ
けることが可能になる。
また、本発明は、上記発明において、前記注目領域と、ユーザによって表示対象から除
外された注目領域との類似性を判定する判定手段を有し、前記ユーザによって表示対象か
ら除外された注目領域に類似すると判定された注目領域については、前記生成手段がサム
ネイル画像の生成対象から除外するか、または、前記表示手段が表示対象から除外するこ
とを特徴とする。
この構成によれば、表示対象から除外された注目領域に類似する注目領域についてはサ
ムネイル画像の生成対象から除外されるか、または、表示対象から除外される。この結果
、ユーザによって表示対象から除外された必要性が低い注目領域についてはサムネイル画
像の作成対象、または、表示対象から除外することにより所望の画像を迅速に見つけるこ
とができる。また、サムネイル画像の数を減らすことにより、サムネイル画像を記憶する
記憶領域の容量を削減することができる。
外された注目領域との類似性を判定する判定手段を有し、前記ユーザによって表示対象か
ら除外された注目領域に類似すると判定された注目領域については、前記生成手段がサム
ネイル画像の生成対象から除外するか、または、前記表示手段が表示対象から除外するこ
とを特徴とする。
この構成によれば、表示対象から除外された注目領域に類似する注目領域についてはサ
ムネイル画像の生成対象から除外されるか、または、表示対象から除外される。この結果
、ユーザによって表示対象から除外された必要性が低い注目領域についてはサムネイル画
像の作成対象、または、表示対象から除外することにより所望の画像を迅速に見つけるこ
とができる。また、サムネイル画像の数を減らすことにより、サムネイル画像を記憶する
記憶領域の容量を削減することができる。
また、本発明は、ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出し、前
記検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像を生成し、前記複数の注目領
域が所定の順序で表示されるか、または、前記複数の注目領域が所定の位置関係で表示さ
れるように前記サムネイル画像を表示することを特徴とする。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
記検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像を生成し、前記複数の注目領
域が所定の順序で表示されるか、または、前記複数の注目領域が所定の位置関係で表示さ
れるように前記サムネイル画像を表示することを特徴とする。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
また、本発明は、ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出する検
出手段、前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像
を生成する生成手段、前記複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、前記複
数の注目領域が所定の位置関係で表示されるように前記サムネイル画像を表示させる表示
制御手段、としてコンピュータを機能させる。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
出手段、前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像
を生成する生成手段、前記複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、前記複
数の注目領域が所定の位置関係で表示されるように前記サムネイル画像を表示させる表示
制御手段、としてコンピュータを機能させる。
この構成によれば、画像中の複数の注目領域を所定の順序または位置関係にて表示する
。このため、複数の注目領域を有する画像の内容を容易に確認することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下では、本発明の
画像処理装置を印刷装置として実施した場合を例に挙げて説明する。また、本発明の画像
処理方法および画像処理プログラムは、印刷装置の動作および印刷装置を制御するプログ
ラムとして説明する。
画像処理装置を印刷装置として実施した場合を例に挙げて説明する。また、本発明の画像
処理方法および画像処理プログラムは、印刷装置の動作および印刷装置を制御するプログ
ラムとして説明する。
(A)実施の形態の構成の説明
図1は、本発明を適用した実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す図である。図1に
示すように、印刷装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read
Only Memory)12、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)1
3、RAM(Random Access Memory)14、画像処理部15、I/F(Interface)16
、バス17、LCD18、操作ボタン19、カードI/F回路20、メモリカードMが挿
入されるカードスロット21、プリンタエンジンコントローラ22を有している。また、
この例では、ディジタルカメラ40が接続ケーブル41によって接続可能とされている。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す図である。図1に
示すように、印刷装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read
Only Memory)12、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)1
3、RAM(Random Access Memory)14、画像処理部15、I/F(Interface)16
、バス17、LCD18、操作ボタン19、カードI/F回路20、メモリカードMが挿
入されるカードスロット21、プリンタエンジンコントローラ22を有している。また、
この例では、ディジタルカメラ40が接続ケーブル41によって接続可能とされている。
ここで、CPU11は、ROM12に格納されているプログラム12aに応じて各種演
算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する。ROM12は、CPU11が実行す
るプログラム12aおよびその他のデータを格納している半導体メモリである。RAM1
4は、CPU11が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納する半導体メモリ
である。EEPROM13は、CPU11における演算処理結果の所定のデータ等が格納
され、印刷装置の電源が切断された後もこのデータを保持することが可能な不揮発性の半
導体メモリである。画像処理部15は、CPU11から供給された描画命令に基づいて描
画処理を実行し、得られた画像データをLCD18に供給して表示させる。I/F16は
、操作ボタン19、カードI/F回路20、プリンタエンジンコントローラ22、および
、ディジタルカメラ40の間で情報を授受する際に、データの表現形式を適宜変換する装
置である。バス17は、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像
処理部15、および、I/F16、を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とす
るための信号線群である。
算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する。ROM12は、CPU11が実行す
るプログラム12aおよびその他のデータを格納している半導体メモリである。RAM1
4は、CPU11が実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納する半導体メモリ
である。EEPROM13は、CPU11における演算処理結果の所定のデータ等が格納
され、印刷装置の電源が切断された後もこのデータを保持することが可能な不揮発性の半
導体メモリである。画像処理部15は、CPU11から供給された描画命令に基づいて描
画処理を実行し、得られた画像データをLCD18に供給して表示させる。I/F16は
、操作ボタン19、カードI/F回路20、プリンタエンジンコントローラ22、および
、ディジタルカメラ40の間で情報を授受する際に、データの表現形式を適宜変換する装
置である。バス17は、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像
処理部15、および、I/F16、を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とす
るための信号線群である。
操作ボタン19は、ユーザの操作に応じた所定の情報を生成して出力する。メモリカー
ドMは、例えば、ディジタルカメラ等によって撮像された画像データ(静止画)が格納さ
れている不揮発メモリである。カードスロット21は、印刷装置10の筐体の一部に設け
られており、この部分にメモリカードMが挿入される。カードI/F回路20は、メモリ
カードMに情報を書き込んだり、メモリカードMから情報を読み出したりするためのイン
タフェースである。プリンタエンジンコントローラ22はプリンタ制御するための制御部
である。
ドMは、例えば、ディジタルカメラ等によって撮像された画像データ(静止画)が格納さ
れている不揮発メモリである。カードスロット21は、印刷装置10の筐体の一部に設け
られており、この部分にメモリカードMが挿入される。カードI/F回路20は、メモリ
カードMに情報を書き込んだり、メモリカードMから情報を読み出したりするためのイン
タフェースである。プリンタエンジンコントローラ22はプリンタ制御するための制御部
である。
ディジタルカメラ40は、被写体の光画像を対応する画像に変換し、図示せぬ不揮発性
メモリに格納するとともに、接続ケーブル41によって印刷装置10に接続された場合に
は、不揮発性メモリに格納されている画像を印刷装置10に供給する。接続ケーブル41
は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルによって構成され、USB規格に
基づいた信号を、ディジタルカメラ40からI/F16に伝送する。
メモリに格納するとともに、接続ケーブル41によって印刷装置10に接続された場合に
は、不揮発性メモリに格納されている画像を印刷装置10に供給する。接続ケーブル41
は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルによって構成され、USB規格に
基づいた信号を、ディジタルカメラ40からI/F16に伝送する。
つぎに、図2を参照して、図1に示すROM12に格納されているプログラム12aが
実行されることにより、ソフトウエアとしてのプログラム12aと、ハードウエアとして
のCPU11その他が協働することにより実現される機能ブロック群について説明する。
図2に示すように、プログラム12aが実行されることにより実現される機能ブロック群
60としては、画像入力モジュール61、注目領域検出モジュール62(請求項中「検出
手段」に対応)、注目領域抽出モジュール63(請求項中「生成手段」に対応)、サムネ
イル画像生成モジュール64(請求項中「生成手段」に対応)、中央制御モジュール65
(請求項中「算出手段」および「判定手段」に対応)、操作情報入力モジュール66、お
よび、表示モジュール67が主に存在する。
ここで、画像入力モジュール61は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40から
画像を入力する処理を実行する。注目領域検出モジュール62は、画像の内容を判断する
際にユーザに注目される領域としての注目領域を検出する。なお、注目領域の詳細につい
ては後述する。注目領域抽出モジュール63は、注目領域検出モジュール62によって検
出された注目領域を原画像から抽出する。サムネイル画像生成モジュール64は、注目領
域抽出モジュール63によって抽出された注目領域に基づいてサムネイル画像を生成する
。中央制御モジュール65は、処理の中核となるモジュールであり、一連の処理が適切に
実行されるように他のモジュールを制御する。操作情報入力モジュール66は、操作ボタ
ン19が操作されて生成された情報を入力する。表示モジュール67は、サムネイル画像
生成モジュール64によって生成されたサムネイル画像をLCD18に表示する。
実行されることにより、ソフトウエアとしてのプログラム12aと、ハードウエアとして
のCPU11その他が協働することにより実現される機能ブロック群について説明する。
図2に示すように、プログラム12aが実行されることにより実現される機能ブロック群
60としては、画像入力モジュール61、注目領域検出モジュール62(請求項中「検出
手段」に対応)、注目領域抽出モジュール63(請求項中「生成手段」に対応)、サムネ
イル画像生成モジュール64(請求項中「生成手段」に対応)、中央制御モジュール65
(請求項中「算出手段」および「判定手段」に対応)、操作情報入力モジュール66、お
よび、表示モジュール67が主に存在する。
ここで、画像入力モジュール61は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40から
画像を入力する処理を実行する。注目領域検出モジュール62は、画像の内容を判断する
際にユーザに注目される領域としての注目領域を検出する。なお、注目領域の詳細につい
ては後述する。注目領域抽出モジュール63は、注目領域検出モジュール62によって検
出された注目領域を原画像から抽出する。サムネイル画像生成モジュール64は、注目領
域抽出モジュール63によって抽出された注目領域に基づいてサムネイル画像を生成する
。中央制御モジュール65は、処理の中核となるモジュールであり、一連の処理が適切に
実行されるように他のモジュールを制御する。操作情報入力モジュール66は、操作ボタ
ン19が操作されて生成された情報を入力する。表示モジュール67は、サムネイル画像
生成モジュール64によって生成されたサムネイル画像をLCD18に表示する。
(B)実施の形態の動作の概要説明
つぎに、本実施の形態の動作の概要について説明する。本実施の形態では、メモリカー
ドMがカードスロット21に挿入され、または、ディジタルカメラ40が接続ケーブル4
1によってI/F16に接続されると、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格
納されている画像が読み出され、それぞれの画像の注目領域が検出される。一例として、
図3に示す2人の人物81,82を被写体とする画像80では、人物81,82の顔が注
目領域83,84とされ、これらの注目領域83,84から注目領域のサムネイル画像(
以下、単に「注目領域サムネイル画像」と称する)86,87が生成される。また、この
とき、画像80からは全体像のサムネイル画像(以下、単に「全体像サムネイル画像」と
称する)85が生成される。そして、このような全体像サムネイル画像85と、注目領域
サムネイル画像86,87とは原画像80と対応付けされてRAM14に格納される。
つぎに、本実施の形態の動作の概要について説明する。本実施の形態では、メモリカー
ドMがカードスロット21に挿入され、または、ディジタルカメラ40が接続ケーブル4
1によってI/F16に接続されると、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格
納されている画像が読み出され、それぞれの画像の注目領域が検出される。一例として、
図3に示す2人の人物81,82を被写体とする画像80では、人物81,82の顔が注
目領域83,84とされ、これらの注目領域83,84から注目領域のサムネイル画像(
以下、単に「注目領域サムネイル画像」と称する)86,87が生成される。また、この
とき、画像80からは全体像のサムネイル画像(以下、単に「全体像サムネイル画像」と
称する)85が生成される。そして、このような全体像サムネイル画像85と、注目領域
サムネイル画像86,87とは原画像80と対応付けされてRAM14に格納される。
つづいて、全体像サムネイル画像をLCD18に一覧表示する指示が操作ボタン19を
操作することによってなされると、所定数(例えば、9枚)の全体像サムネイル画像がR
AM14から取得され、表示モジュール67に供給される。この結果、LCD18には、
図4に示すような情報が表示される。この例では、画面100には9枚の全体像サムネイ
ル画像102〜110と、それぞれの画像のファイル名111〜119が表示されている
。このような画面100を参照して、例えば、全体像サムネイル画像105を詳細表示す
るための操作がなされると、図5に示すように、全体像サムネイル画像105以外の全て
の全体像サムネイル画像102〜104,106〜110がグレイアウト状態となり(灰
色表示された状態となり)、選択不能の状態になる。そして、選択した全体像サムネイル
画像105に対する注目領域サムネイル画像を表示するための操作が操作ボタン19に対
してなされると、図6に示すように、全体像サムネイル画像105の右側に注目領域サム
ネイル画像86が表示される。つづいて、操作ボタン19の同じボタンが再度操作される
と、図7に示すように、全体像サムネイル画像105の右側に注目領域サムネイル画像8
7が注目領域サムネイル画像86に換えて表示される。このような表示は、操作ボタン1
9が操作される度に繰り返される。したがって、ユーザは、全体像サムネイル画像105
の画像80に含まれている注目領域83,84を、全体像サムネイル画像105よりも注
目領域が大きい注目領域サムネイル画像86、87によって確認することができるので、
LCD18の表示サイズが小さい場合であっても、画像の内容を的確に確認することがで
きる。
操作することによってなされると、所定数(例えば、9枚)の全体像サムネイル画像がR
AM14から取得され、表示モジュール67に供給される。この結果、LCD18には、
図4に示すような情報が表示される。この例では、画面100には9枚の全体像サムネイ
ル画像102〜110と、それぞれの画像のファイル名111〜119が表示されている
。このような画面100を参照して、例えば、全体像サムネイル画像105を詳細表示す
るための操作がなされると、図5に示すように、全体像サムネイル画像105以外の全て
の全体像サムネイル画像102〜104,106〜110がグレイアウト状態となり(灰
色表示された状態となり)、選択不能の状態になる。そして、選択した全体像サムネイル
画像105に対する注目領域サムネイル画像を表示するための操作が操作ボタン19に対
してなされると、図6に示すように、全体像サムネイル画像105の右側に注目領域サム
ネイル画像86が表示される。つづいて、操作ボタン19の同じボタンが再度操作される
と、図7に示すように、全体像サムネイル画像105の右側に注目領域サムネイル画像8
7が注目領域サムネイル画像86に換えて表示される。このような表示は、操作ボタン1
9が操作される度に繰り返される。したがって、ユーザは、全体像サムネイル画像105
の画像80に含まれている注目領域83,84を、全体像サムネイル画像105よりも注
目領域が大きい注目領域サムネイル画像86、87によって確認することができるので、
LCD18の表示サイズが小さい場合であっても、画像の内容を的確に確認することがで
きる。
(C)実施の形態の動作の詳細説明
つぎに、本発明の実施の形態の動作について詳細に説明する。図8は、図2に示す機能
ブロックにより実行される処理を説明するフローチャートである。この処理は、画像が格
納されたメモリカードMがカードスロット21に挿入されるか、または、ディジタルカメ
ラ40が接続ケーブル41によってI/F16に接続された場合に実行される。
なお、これらの行為をトリガとして直ちに処理を実行するのではなく、ユーザから指示
がなされた場合に処理を実行したり、印刷装置10のCPU11の稼働率を参照し、稼働
率が低い場合に以下の処理を実行するようにしたりしてもよい。また、以下の処理を実行
中において、印刷処理が実行された場合には処理を一旦中断し、印刷処理を優先して実行
するようにしてもよい。
図8に示す処理が実行されると、まず、中央制御モジュール65は、画像入力モジュー
ル61に対して、1枚の画像を読み込むように指示する。この結果、画像入力モジュール
61は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40から、所定の読み込み単位(例えば
、メモリカードMのデータの読み込み単位)で画像を読み込みRAM14に格納する(ス
テップS10)。
つぎに、本発明の実施の形態の動作について詳細に説明する。図8は、図2に示す機能
ブロックにより実行される処理を説明するフローチャートである。この処理は、画像が格
納されたメモリカードMがカードスロット21に挿入されるか、または、ディジタルカメ
ラ40が接続ケーブル41によってI/F16に接続された場合に実行される。
なお、これらの行為をトリガとして直ちに処理を実行するのではなく、ユーザから指示
がなされた場合に処理を実行したり、印刷装置10のCPU11の稼働率を参照し、稼働
率が低い場合に以下の処理を実行するようにしたりしてもよい。また、以下の処理を実行
中において、印刷処理が実行された場合には処理を一旦中断し、印刷処理を優先して実行
するようにしてもよい。
図8に示す処理が実行されると、まず、中央制御モジュール65は、画像入力モジュー
ル61に対して、1枚の画像を読み込むように指示する。この結果、画像入力モジュール
61は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40から、所定の読み込み単位(例えば
、メモリカードMのデータの読み込み単位)で画像を読み込みRAM14に格納する(ス
テップS10)。
つづいて、中央制御モジュール65は、サムネイル画像生成モジュール64に対して、
ステップS10で読み込んだ画像のサムネイル画像(全体像サムネイル画像)を生成する
ように指示する。その結果、サムネイル画像生成モジュール64は、RAM14に格納さ
れている画像を取得し、取得した画像を所定の間隔で間引きし、全体像サムネイル画像を
生成する(ステップS11)。なお、サムネイル画像のサイズとしては、例えば、160
×120画素とすることができる。このようにして生成された全体像サムネイル画像は、
例えば、所定のファイル名が付与され、RAM14に格納される。ファイル名としては、
原画像のファイル名の末尾に全体像サムネイル画像を示す「−00」を付与する。より詳
細には、原画像のファイル名が「P01001」である場合には、全体像サムネイル画像
のファイル名は「P01001−00」となる。なお、例えば、EXIF(Exchangeable
Image File Format)形式の画像ファイルのように画像ファイルがもともとサムネイル画
像を有している場合には、全体像サムネイル画像を生成する処理を実行せずに、画像ファ
イルがもともと有しているサムネイル画像を全体像サムネイル画像として使用するように
してもよい。
ステップS10で読み込んだ画像のサムネイル画像(全体像サムネイル画像)を生成する
ように指示する。その結果、サムネイル画像生成モジュール64は、RAM14に格納さ
れている画像を取得し、取得した画像を所定の間隔で間引きし、全体像サムネイル画像を
生成する(ステップS11)。なお、サムネイル画像のサイズとしては、例えば、160
×120画素とすることができる。このようにして生成された全体像サムネイル画像は、
例えば、所定のファイル名が付与され、RAM14に格納される。ファイル名としては、
原画像のファイル名の末尾に全体像サムネイル画像を示す「−00」を付与する。より詳
細には、原画像のファイル名が「P01001」である場合には、全体像サムネイル画像
のファイル名は「P01001−00」となる。なお、例えば、EXIF(Exchangeable
Image File Format)形式の画像ファイルのように画像ファイルがもともとサムネイル画
像を有している場合には、全体像サムネイル画像を生成する処理を実行せずに、画像ファ
イルがもともと有しているサムネイル画像を全体像サムネイル画像として使用するように
してもよい。
つづいて、中央制御モジュール65は、注目領域検出モジュール62に対して、RAM
14に格納されている対象となる画像から注目領域を検出するように指示する。その結果
、注目領域検出モジュール62は、RAM14から画像を取得し、画像中に含まれている
注目領域を検出する(ステップS12)。
ここで、注目領域を検出する方法としては、例えば、「特開2001−126070号
公報(注目領域抽出装置およびそれを用いた自動構図決定装置)に詳細に開示されている
「誘目度」を利用することができる。
14に格納されている対象となる画像から注目領域を検出するように指示する。その結果
、注目領域検出モジュール62は、RAM14から画像を取得し、画像中に含まれている
注目領域を検出する(ステップS12)。
ここで、注目領域を検出する方法としては、例えば、「特開2001−126070号
公報(注目領域抽出装置およびそれを用いた自動構図決定装置)に詳細に開示されている
「誘目度」を利用することができる。
注目領域の検出が完了すると、中央制御モジュール65は、注目領域抽出モジュール6
3に対して、ステップS12で検出された注目領域を抽出するように指示する。この結果
、注目領域抽出モジュール63は、注目領域に含まれる画像を抽出し(切り出し)、中央
制御モジュール65に供給する(ステップS13)。図3の例では、注目領域83,84
が画像80から抽出され、中央制御モジュール65に供給される。
つづいて、中央制御モジュール65は、抽出された注目領域の画像を、サムネイル画像
生成モジュール64に供給し、注目領域サムネイル画像を生成するように指示をする。そ
の結果、サムネイル画像生成モジュール64は、供給された注目領域の画像が所定のサイ
ズ(例えば、160×120画素)になるように調整するとともに、所定のファイル名を
付与して注目領域サムネイル画像ファイルを生成する(ステップS14)。ファイル名と
しては、例えば、原画像のファイル名の末尾に注目領域サムネイル画像の枚数を示す「−
xx」(xxは枚数を示す)を付与する。より詳細には、原画像のファイル名が「P01
001」である場合、1枚目の注目領域サムネイル画像のファイル名は「P01001−
01」となり、2枚目の注目領域サムネイル画像のファイル名は「P01001−02」
となる。なお、注目領域サムネイル画像のサイズは、全体像サムネイル画像と同じであっ
ても、異なっていてもよい。例えば、大きいサイズに設定すれば、注目領域を高い解像度
で確認することができる。また、小さいサイズに設定すれば、データ量を削減することが
できる。
3に対して、ステップS12で検出された注目領域を抽出するように指示する。この結果
、注目領域抽出モジュール63は、注目領域に含まれる画像を抽出し(切り出し)、中央
制御モジュール65に供給する(ステップS13)。図3の例では、注目領域83,84
が画像80から抽出され、中央制御モジュール65に供給される。
つづいて、中央制御モジュール65は、抽出された注目領域の画像を、サムネイル画像
生成モジュール64に供給し、注目領域サムネイル画像を生成するように指示をする。そ
の結果、サムネイル画像生成モジュール64は、供給された注目領域の画像が所定のサイ
ズ(例えば、160×120画素)になるように調整するとともに、所定のファイル名を
付与して注目領域サムネイル画像ファイルを生成する(ステップS14)。ファイル名と
しては、例えば、原画像のファイル名の末尾に注目領域サムネイル画像の枚数を示す「−
xx」(xxは枚数を示す)を付与する。より詳細には、原画像のファイル名が「P01
001」である場合、1枚目の注目領域サムネイル画像のファイル名は「P01001−
01」となり、2枚目の注目領域サムネイル画像のファイル名は「P01001−02」
となる。なお、注目領域サムネイル画像のサイズは、全体像サムネイル画像と同じであっ
ても、異なっていてもよい。例えば、大きいサイズに設定すれば、注目領域を高い解像度
で確認することができる。また、小さいサイズに設定すれば、データ量を削減することが
できる。
つづいて、中央制御モジュール65は、原画像と、全体像サムネイル画像と、注目領域
サムネイル画像とを対応付けするための情報(関連づけ情報)を生成し、RAM14にテ
ーブルとして格納する(ステップS15)。図9は、ステップS15の処理により生成さ
れるテーブルの一例を示す図である。この例では、原画像ファイル名と、全体像サムネイ
ル画像ファイル名と、複数の注目領域サムネイル画像ファイル名とが対応付けされて格納
されている。例えば、1番目のレコード(行)には、原画像ファイル名として「P010
01」が格納され、全体像サムネイル画像ファイル名として「P01001−00」が格
納され、注目領域サムネイル画像ファイル名として「P01001−01」〜「P010
01−04」が対応付けされて格納されている。なお、この例では、4種類の注目領域サ
ムネイル画像ファイル名が格納されているが、本発明は4種類には限定されない。
そして、中央制御モジュール65は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格
納されている全ての画像に対する処理が完了したか否かを判定し(ステップS16)、完
了していない場合(ステップS16;No)にはステップS10に戻って前述の場合と同
様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS16;Yes)には処理を終了する。
以上の処理により、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格納されている画像
が読み込まれて、全体像サムネイル画像が生成されてRAM14に格納されるとともに、
画像から注目領域が抽出されて注目領域サムネイル画像が生成されRAM14に格納され
る。さらに、原画像と全体像サムネイル画像と注目領域サムネイル画像とを対応付けする
ためのテーブルが生成されてRAM14に格納される。
なお、これらの情報をEEPROM13、ディジタルカメラ40、または、メモリカー
ドMに記憶するようにしてもよい。そのような方法によれば、印刷装置10の電源がオフ
にされた場合でも、これらの情報を保持できることから、一旦これらの情報を生成した後
は、同情報を繰り返し使用することができる。すなわち、同一の画像に対して図8に示す
処理を繰り返し実行する必要がない。
サムネイル画像とを対応付けするための情報(関連づけ情報)を生成し、RAM14にテ
ーブルとして格納する(ステップS15)。図9は、ステップS15の処理により生成さ
れるテーブルの一例を示す図である。この例では、原画像ファイル名と、全体像サムネイ
ル画像ファイル名と、複数の注目領域サムネイル画像ファイル名とが対応付けされて格納
されている。例えば、1番目のレコード(行)には、原画像ファイル名として「P010
01」が格納され、全体像サムネイル画像ファイル名として「P01001−00」が格
納され、注目領域サムネイル画像ファイル名として「P01001−01」〜「P010
01−04」が対応付けされて格納されている。なお、この例では、4種類の注目領域サ
ムネイル画像ファイル名が格納されているが、本発明は4種類には限定されない。
そして、中央制御モジュール65は、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格
納されている全ての画像に対する処理が完了したか否かを判定し(ステップS16)、完
了していない場合(ステップS16;No)にはステップS10に戻って前述の場合と同
様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS16;Yes)には処理を終了する。
以上の処理により、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格納されている画像
が読み込まれて、全体像サムネイル画像が生成されてRAM14に格納されるとともに、
画像から注目領域が抽出されて注目領域サムネイル画像が生成されRAM14に格納され
る。さらに、原画像と全体像サムネイル画像と注目領域サムネイル画像とを対応付けする
ためのテーブルが生成されてRAM14に格納される。
なお、これらの情報をEEPROM13、ディジタルカメラ40、または、メモリカー
ドMに記憶するようにしてもよい。そのような方法によれば、印刷装置10の電源がオフ
にされた場合でも、これらの情報を保持できることから、一旦これらの情報を生成した後
は、同情報を繰り返し使用することができる。すなわち、同一の画像に対して図8に示す
処理を繰り返し実行する必要がない。
つぎに、図10を参照して、以上のようにして生成された全体像サムネイル画像および
注目領域サムネイル画像(以下、これらを総称して単に「サムネイル画像」と称する)を
用いて画像の一覧表示を行う場合の動作について説明する。図10に示す処理は、図8に
示す処理によりサムネイル画像が生成された後に、ユーザによってサムネイル画像の一覧
表示を行う要求が操作ボタン19を操作することによってなされた場合に実行される。
この処理が実行されると、まず、中央制御モジュール65は、RAM14に格納されて
いる全体像サムネイル画像を所定数(例えば、9つ)読み出すとともに、それぞれの画像
のファイル名を示す情報を表示モジュール67に供給する。表示モジュール67は、供給
された全体像サムネイル画像を所定の間隔で配置して描画処理するとともに、それぞれの
画像のファイル名を画像に対応付けして描画処理する。その結果、LCD18には、図4
に示すような情報が表示される。この例では、画面100の最上部にはタイトル101と
しての「画像一覧表示画面」が表示され、その下には全体像サムネイル画像102〜11
0が表示され、それぞれの全体像サムネイル画像102〜107の下にはファイル名11
1〜119が表示されている。なお、図4に示す表示状態において、操作ボタン19の不
図示のカーソルボタンが操作された場合には、一覧表示される全体像サムネイル画像が変
化し、次または前の一群の全体像サムネイル画像が表示される。
このような画面を参照し、ユーザが操作ボタン19を操作して、所定の全体像サムネイ
ル画像の細部を確認する指示を行ったとする(例えば、不図示のカーソルボタンを操作し
て不図示のカーソルを所望の全体像サムネイル画像上に移動させた後、不図示の選択ボタ
ンを操作したとする)と、中央制御モジュール65は、操作情報入力モジュール66から
の情報により、細部確認指示がなされたと判定し(ステップS31;Yes)、ステップ
S32に進み、それ以外の場合には指示がされていないと判定し(ステップS31;No
)、ステップS30に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、図4に示す画面におい
て、全体像サムネイル画像105に対して細部確認指示がなされた場合にはステップS3
2に進む。
注目領域サムネイル画像(以下、これらを総称して単に「サムネイル画像」と称する)を
用いて画像の一覧表示を行う場合の動作について説明する。図10に示す処理は、図8に
示す処理によりサムネイル画像が生成された後に、ユーザによってサムネイル画像の一覧
表示を行う要求が操作ボタン19を操作することによってなされた場合に実行される。
この処理が実行されると、まず、中央制御モジュール65は、RAM14に格納されて
いる全体像サムネイル画像を所定数(例えば、9つ)読み出すとともに、それぞれの画像
のファイル名を示す情報を表示モジュール67に供給する。表示モジュール67は、供給
された全体像サムネイル画像を所定の間隔で配置して描画処理するとともに、それぞれの
画像のファイル名を画像に対応付けして描画処理する。その結果、LCD18には、図4
に示すような情報が表示される。この例では、画面100の最上部にはタイトル101と
しての「画像一覧表示画面」が表示され、その下には全体像サムネイル画像102〜11
0が表示され、それぞれの全体像サムネイル画像102〜107の下にはファイル名11
1〜119が表示されている。なお、図4に示す表示状態において、操作ボタン19の不
図示のカーソルボタンが操作された場合には、一覧表示される全体像サムネイル画像が変
化し、次または前の一群の全体像サムネイル画像が表示される。
このような画面を参照し、ユーザが操作ボタン19を操作して、所定の全体像サムネイ
ル画像の細部を確認する指示を行ったとする(例えば、不図示のカーソルボタンを操作し
て不図示のカーソルを所望の全体像サムネイル画像上に移動させた後、不図示の選択ボタ
ンを操作したとする)と、中央制御モジュール65は、操作情報入力モジュール66から
の情報により、細部確認指示がなされたと判定し(ステップS31;Yes)、ステップ
S32に進み、それ以外の場合には指示がされていないと判定し(ステップS31;No
)、ステップS30に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、図4に示す画面におい
て、全体像サムネイル画像105に対して細部確認指示がなされた場合にはステップS3
2に進む。
細部確認指示がなされたと判定すると、中央制御モジュール65は、表示モジュール6
7に対してステップS31において指定された全体像サムネイル画像以外のサムネイル画
像(非指定のサムネイル画像)をグレイアウトするように指示する。表示モジュール67
は、非指定のサムネイル画像に対して、例えば、ハッチング画像を重畳する処理を実行す
る。また、これと並行して、中央制御モジュール65は、非指定のサムネイル画像に対す
る操作を無効化する。より具体的には、全体像サムネイル画像105が指定された場合に
は、図5に示すように全体像サムネイル画像102〜104,106〜110がグレイア
ウトするとともに、これらに対する操作が無効となる。
7に対してステップS31において指定された全体像サムネイル画像以外のサムネイル画
像(非指定のサムネイル画像)をグレイアウトするように指示する。表示モジュール67
は、非指定のサムネイル画像に対して、例えば、ハッチング画像を重畳する処理を実行す
る。また、これと並行して、中央制御モジュール65は、非指定のサムネイル画像に対す
る操作を無効化する。より具体的には、全体像サムネイル画像105が指定された場合に
は、図5に示すように全体像サムネイル画像102〜104,106〜110がグレイア
ウトするとともに、これらに対する操作が無効となる。
中央制御モジュール65は、ステップS31において指示された全体像サムネイル画像
に対応する注目領域サムネイル画像のひとつをRAM14から取得し、表示モジュール6
7に供給して表示させる(ステップS34)。より詳細には、中央制御モジュール65は
、図9に示すテーブルから、指定された画像に対応する注目領域サムネイル画像のファイ
ル名を取得し、このファイル名に基づいて、RAM14から該当する注目領域サムネイル
画像ファイルを取得する。そして、取得した注目領域サムネイル画像ファイルを表示モジ
ュール67に供給し、指示された全体像サムネイル画像の近傍に表示する。その結果、図
6に示すような情報がLCD18の画面に表示される。この例では、全体像サムネイル画
像105が選択されているので、全体像サムネイル画像105に対応する1枚目の注目領
域サムネイル画像86が表示されている。
に対応する注目領域サムネイル画像のひとつをRAM14から取得し、表示モジュール6
7に供給して表示させる(ステップS34)。より詳細には、中央制御モジュール65は
、図9に示すテーブルから、指定された画像に対応する注目領域サムネイル画像のファイ
ル名を取得し、このファイル名に基づいて、RAM14から該当する注目領域サムネイル
画像ファイルを取得する。そして、取得した注目領域サムネイル画像ファイルを表示モジ
ュール67に供給し、指示された全体像サムネイル画像の近傍に表示する。その結果、図
6に示すような情報がLCD18の画面に表示される。この例では、全体像サムネイル画
像105が選択されているので、全体像サムネイル画像105に対応する1枚目の注目領
域サムネイル画像86が表示されている。
つづいて、中央制御モジュール65は、操作ボタン19が操作されて、次の注目領域サ
ムネイル画像を表示する指示がなされたか否かを判定し(ステップS35)、指示がなさ
れた場合(ステップS35;Yes)にはステップS34に戻って前述の場合と同様の処
理を実行し、それ以外の場合(ステップS35;No)にはステップS36に進む。例え
ば、操作ボタン19のカーソルボタン(不図示)が操作されて、次を表示する指示がなさ
れた場合にはステップS34に戻り、図7に示すように次の注目領域サムネイル画像87
が表示される。この図7の例では、注目領域サムネイル画像87が注目領域サムネイル画
像86に換えて表示されている。なお、次を表示する指示が連続してなされた場合には、
ステップS34,S35の処理の繰り返しにより、注目領域サムネイル画像がテーブルに
格納されている順番に繰り返し表示されることになる。
ムネイル画像を表示する指示がなされたか否かを判定し(ステップS35)、指示がなさ
れた場合(ステップS35;Yes)にはステップS34に戻って前述の場合と同様の処
理を実行し、それ以外の場合(ステップS35;No)にはステップS36に進む。例え
ば、操作ボタン19のカーソルボタン(不図示)が操作されて、次を表示する指示がなさ
れた場合にはステップS34に戻り、図7に示すように次の注目領域サムネイル画像87
が表示される。この図7の例では、注目領域サムネイル画像87が注目領域サムネイル画
像86に換えて表示されている。なお、次を表示する指示が連続してなされた場合には、
ステップS34,S35の処理の繰り返しにより、注目領域サムネイル画像がテーブルに
格納されている順番に繰り返し表示されることになる。
つづいて、中央制御モジュール65は、一覧に戻るか否かを判定する(ステップS36
)。例えば、操作情報入力モジュール66の出力を参照し、中央制御モジュール65が所
定のボタンが操作されたことから、一覧に戻ると判定した場合(ステップS36;Yes
)は、ステップS30に戻り、例えば、図4に示す一覧画面を表示する。また、一覧に戻
らないと判定した場合(ステップS36;No)は、ステップS37に進む。
つぎに、中央制御モジュール65は、印刷指示がなされたか否かを判定する(ステップ
S37)。例えば、所定のボタンが操作されたことから、印刷指示がなされたと判定した
場合(ステップS37;Yes)は、ステップS38に進んで印刷処理を実行する。また
、印刷指示がされていないと判定した場合(ステップS37;No)は、ステップS35
に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。例えば、図6または図7に示す状態におい
て、印刷を指示するボタンが操作された場合にはステップS38に進む。
)。例えば、操作情報入力モジュール66の出力を参照し、中央制御モジュール65が所
定のボタンが操作されたことから、一覧に戻ると判定した場合(ステップS36;Yes
)は、ステップS30に戻り、例えば、図4に示す一覧画面を表示する。また、一覧に戻
らないと判定した場合(ステップS36;No)は、ステップS37に進む。
つぎに、中央制御モジュール65は、印刷指示がなされたか否かを判定する(ステップ
S37)。例えば、所定のボタンが操作されたことから、印刷指示がなされたと判定した
場合(ステップS37;Yes)は、ステップS38に進んで印刷処理を実行する。また
、印刷指示がされていないと判定した場合(ステップS37;No)は、ステップS35
に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。例えば、図6または図7に示す状態におい
て、印刷を指示するボタンが操作された場合にはステップS38に進む。
印刷が指示された場合、中央制御モジュール65は、その時点において、選択されてい
る画像の原画像ファイル名を図9に示すテーブルから取得し、該当する画像ファイルをメ
モリカードMまたはディジタルカメラ40から取得する。そして、取得した画像ファイル
に対して復号処理を施すとともに、ハーフトーン処理その他を施し、得られたデータをI
/F16を介してプリンタエンジンコントローラ22に供給する。プリンタエンジンコン
トローラ22は、供給されたデータに基づいて、プリンタを制御し、画像を図示せぬ印刷
用紙に対して印刷する。これにより、指定された画像が印刷用紙上に、例えば、カラー画
像として印刷される。
つづいて、中央制御モジュール65は、処理を終了するか否かを判定し(ステップS3
9)、終了しないと判定した場合(ステップS39;No)にはステップS30に戻って
、前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS39;Yes)には
処理を終了する。
る画像の原画像ファイル名を図9に示すテーブルから取得し、該当する画像ファイルをメ
モリカードMまたはディジタルカメラ40から取得する。そして、取得した画像ファイル
に対して復号処理を施すとともに、ハーフトーン処理その他を施し、得られたデータをI
/F16を介してプリンタエンジンコントローラ22に供給する。プリンタエンジンコン
トローラ22は、供給されたデータに基づいて、プリンタを制御し、画像を図示せぬ印刷
用紙に対して印刷する。これにより、指定された画像が印刷用紙上に、例えば、カラー画
像として印刷される。
つづいて、中央制御モジュール65は、処理を終了するか否かを判定し(ステップS3
9)、終了しないと判定した場合(ステップS39;No)にはステップS30に戻って
、前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS39;Yes)には
処理を終了する。
以上の実施の形態によれば、メモリカードMまたはディジタルカメラ40に格納されて
いる画像の全体像サムネイル画像をLCD18に一覧表示し、所定の全体像サムネイル画
像が選択された場合には、対応する注目領域サムネイル画像が全体像サムネイルとほぼ同
じサイズで順番に表示される。これにより、例えば、集合写真に写っている個々の人物を
注目領域サムネイル画像として表示することにより、目的の人物が写っているかを確認し
た後に、印刷を行うことができる。これにより、LCD18の表示サイズが小さい場合で
あっても、画像の内容を的確に確認することができる。
いる画像の全体像サムネイル画像をLCD18に一覧表示し、所定の全体像サムネイル画
像が選択された場合には、対応する注目領域サムネイル画像が全体像サムネイルとほぼ同
じサイズで順番に表示される。これにより、例えば、集合写真に写っている個々の人物を
注目領域サムネイル画像として表示することにより、目的の人物が写っているかを確認し
た後に、印刷を行うことができる。これにより、LCD18の表示サイズが小さい場合で
あっても、画像の内容を的確に確認することができる。
また、以上の実施の形態では、画像から複数の注目領域を抽出してサムネイル画像を生
成し、これを順次表示するようにした。これにより、複数の注目領域に基づいて、所望の
画像であるか否かを的確に判断することができる。
成し、これを順次表示するようにした。これにより、複数の注目領域に基づいて、所望の
画像であるか否かを的確に判断することができる。
また、以上の実施の形態によれば、ステップS31において細部確認指示の対象となっ
ていない全体像サムネイル画像については、グレイアウトするようにしたので、対象とな
っている画像を明確に示すとともに、誤操作がなされることを防止できる。
ていない全体像サムネイル画像については、グレイアウトするようにしたので、対象とな
っている画像を明確に示すとともに、誤操作がなされることを防止できる。
(D)変形実施の態様
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の
範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
たとえば、以上の実施の形態では、注目領域サムネイル画像を、検出または抽出された
順番に表示するようにしたが、例えば、注目領域のそれぞれについて注目度を計算し、注
目度が高い順番に注目領域サムネイル画像を表示するようにしてもよい。例えば、図11
に示すように、3人の人物201〜203が写っている画像において、それぞれの人物の
注目領域(顔の領域)204〜206のそれぞれについて注目度を計算する。具体的には
、画像の中央に存在し、また、注目領域の大きさが大きい人物(すなわち、大きく写って
いる人物)ほど注目度が高いと判定する。加えて、注目領域のピントが正確に合っている
ものほど注目度が高いと判定する。これら複数の要素に重み付けして加算したした結果を
注目度とし、注目度の大小に応じて注目領域の表示の順序を決定する。図11の例では、
画像の中央に存在している人物202の注目度が“20”と判定され、左端の人物201
の注目度が“5”と判定され、また、右端の人物203の注目度が“10”と判定されて
いる。したがって、これらから生成される注目領域サムネイル画像211〜213は、注
目領域サムネイル画像212,213,211の順番で表示される。
このように、注目領域の注目度を計算し、計算結果に基づいた順番によって、注目領域
サムネイル画像を表示することにより、注目度が高い情報を優先して参照することができ
るので、目的の画像であるか否かを迅速に判断することができる。
なお、以上は、人物の場合を例に挙げて説明したが、その他の被写体(例えば、風景、
物等)の場合には、例えば、前述の場合のように、画像の中央に近いか否か、ピントが合
っているか否か、および/または、その面積等に応じて注目度を計算するようにすればよ
い。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の
範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
たとえば、以上の実施の形態では、注目領域サムネイル画像を、検出または抽出された
順番に表示するようにしたが、例えば、注目領域のそれぞれについて注目度を計算し、注
目度が高い順番に注目領域サムネイル画像を表示するようにしてもよい。例えば、図11
に示すように、3人の人物201〜203が写っている画像において、それぞれの人物の
注目領域(顔の領域)204〜206のそれぞれについて注目度を計算する。具体的には
、画像の中央に存在し、また、注目領域の大きさが大きい人物(すなわち、大きく写って
いる人物)ほど注目度が高いと判定する。加えて、注目領域のピントが正確に合っている
ものほど注目度が高いと判定する。これら複数の要素に重み付けして加算したした結果を
注目度とし、注目度の大小に応じて注目領域の表示の順序を決定する。図11の例では、
画像の中央に存在している人物202の注目度が“20”と判定され、左端の人物201
の注目度が“5”と判定され、また、右端の人物203の注目度が“10”と判定されて
いる。したがって、これらから生成される注目領域サムネイル画像211〜213は、注
目領域サムネイル画像212,213,211の順番で表示される。
このように、注目領域の注目度を計算し、計算結果に基づいた順番によって、注目領域
サムネイル画像を表示することにより、注目度が高い情報を優先して参照することができ
るので、目的の画像であるか否かを迅速に判断することができる。
なお、以上は、人物の場合を例に挙げて説明したが、その他の被写体(例えば、風景、
物等)の場合には、例えば、前述の場合のように、画像の中央に近いか否か、ピントが合
っているか否か、および/または、その面積等に応じて注目度を計算するようにすればよ
い。
また、以上の実施の形態では、指定された全体像サムネイル画像に対応する注目領域サ
ムネイル画像のみを、当該全体像サムネイル画像の近くに表示するようにしたが、例えば
、図12に示すように、一覧表示されている全ての全体像サムネイル画像に対応する注目
領域サムネイル画像を、全体像サムネイル画像に換えて一覧表示するようにしてもよい。
図12の例では、図4に示す画像の1枚目の注目領域サムネイル画像が一覧表示されてい
る。そして、このような画面が表示されている場合に、次の表示を指示する操作がユーザ
によってなされた場合には、次の注目領域サムネイル画像が表示される。そして、全ての
注目領域サムネイル画像の表示が終了した場合には、全体像サムネイル画像に戻って表示
を繰り返すか、または、最後の注目領域サムネイル画像を表示し続けるようにすればよい
。なお、表示する順番としては、検出または抽出がされた順番であっても、注目度に基づ
く順番であってもよい。そして、目的の画像が見つかった場合には、当該画像を選択し、
印刷の指示をすることで、印刷を行うことができる。このような方法によれば、全ての画
像の注目領域サムネイル画像を同時に見ることができるので、所望の画像をより迅速に見
つけることができる。
ムネイル画像のみを、当該全体像サムネイル画像の近くに表示するようにしたが、例えば
、図12に示すように、一覧表示されている全ての全体像サムネイル画像に対応する注目
領域サムネイル画像を、全体像サムネイル画像に換えて一覧表示するようにしてもよい。
図12の例では、図4に示す画像の1枚目の注目領域サムネイル画像が一覧表示されてい
る。そして、このような画面が表示されている場合に、次の表示を指示する操作がユーザ
によってなされた場合には、次の注目領域サムネイル画像が表示される。そして、全ての
注目領域サムネイル画像の表示が終了した場合には、全体像サムネイル画像に戻って表示
を繰り返すか、または、最後の注目領域サムネイル画像を表示し続けるようにすればよい
。なお、表示する順番としては、検出または抽出がされた順番であっても、注目度に基づ
く順番であってもよい。そして、目的の画像が見つかった場合には、当該画像を選択し、
印刷の指示をすることで、印刷を行うことができる。このような方法によれば、全ての画
像の注目領域サムネイル画像を同時に見ることができるので、所望の画像をより迅速に見
つけることができる。
また、以上の実施の形態では、注目領域サムネイル画像を順番に一つずつ表示するよう
にしたが、例えば、図13に示すように、細部確認指示がされた全体像サムネイル画像の
近くに、同時に表示するようにしてもよい。図13の例では、全体像サムネイル画像10
5の上側および右側に注目領域サムネイル画像86,87がそれぞれ表示されている。な
お、サムネイル画像の配置方法としては、対象となる全体像サムネイル画像と注目領域サ
ムネイル画像とが互いに重複しないように間隔を開けるとともに、各注目領域サムネイル
画像と全体像サムネイル画像とが相互に関連していることが理解できる配置であればよい
。このような表示方法によれば、対象となる画像の注目領域サムネイル画像を同時に見る
ことができるので、所望の画像であるか否かを迅速に判断することができる。
なお、原画像における各注目領域の位置を示す情報(例えば、座標値)をテーブルに格
納しておき、この情報を参照して、注目領域サムネイル画像の位置関係を調整して表示す
るようにすれば、例えば、図14,15に示すように、原画像における位置関係を保った
状態で、注目領域サムネイル画像を表示することができる。すなわち、図14では、全体
像サムネイル画像105は3人の人物が横に並んで写った画像となっており、これらの人
物の位置関係に応じて、注目領域サムネイル画像250〜252が横方向に同じ順序で並
べて表示されている。また、図15では、全体像サムネイル画像106は2人の人物が上
下に写った画像となっており、これらの人物の位置関係に応じて、注目領域サムネイル画
像270,271が縦方向に同じ順番で並べて表示されている。
このような実施の形態によれば、原画像における注目領域の位置関係に基づいて注目領
域サムネイル画像を同様の配置状態で表示することができるので、注目領域サムネイル画
像と原画像との対応関係を容易に把握することができる。
にしたが、例えば、図13に示すように、細部確認指示がされた全体像サムネイル画像の
近くに、同時に表示するようにしてもよい。図13の例では、全体像サムネイル画像10
5の上側および右側に注目領域サムネイル画像86,87がそれぞれ表示されている。な
お、サムネイル画像の配置方法としては、対象となる全体像サムネイル画像と注目領域サ
ムネイル画像とが互いに重複しないように間隔を開けるとともに、各注目領域サムネイル
画像と全体像サムネイル画像とが相互に関連していることが理解できる配置であればよい
。このような表示方法によれば、対象となる画像の注目領域サムネイル画像を同時に見る
ことができるので、所望の画像であるか否かを迅速に判断することができる。
なお、原画像における各注目領域の位置を示す情報(例えば、座標値)をテーブルに格
納しておき、この情報を参照して、注目領域サムネイル画像の位置関係を調整して表示す
るようにすれば、例えば、図14,15に示すように、原画像における位置関係を保った
状態で、注目領域サムネイル画像を表示することができる。すなわち、図14では、全体
像サムネイル画像105は3人の人物が横に並んで写った画像となっており、これらの人
物の位置関係に応じて、注目領域サムネイル画像250〜252が横方向に同じ順序で並
べて表示されている。また、図15では、全体像サムネイル画像106は2人の人物が上
下に写った画像となっており、これらの人物の位置関係に応じて、注目領域サムネイル画
像270,271が縦方向に同じ順番で並べて表示されている。
このような実施の形態によれば、原画像における注目領域の位置関係に基づいて注目領
域サムネイル画像を同様の配置状態で表示することができるので、注目領域サムネイル画
像と原画像との対応関係を容易に把握することができる。
また、各注目領域の注目度を計算してテーブルに格納するとともに、図16,17に示
すように、画面上に標準表示と注目度に基づく表示の切り替えを行うためのボタン300
,301を表示し、選択されたボタンに応じた形態で表示を行うようにしてもよい。具体
的には、図16に示すように標準表示を選択するボタン300が選択された場合には、原
画像中における注目領域の位置関係に応じて注目領域サムネイル画像310,311を横
方向に同じ順序で並べて表示する。また、図17に示すように、注目度に基づく表示を選
択するボタン301が選択された場合には、テーブルに格納されている注目度に応じたサ
イズにより、注目領域サムネイル画像320,321を表示する。このとき、注目領域サ
ムネイル画像を表示する位置関係は、原画像中の注目領域に応じた位置関係となるように
してもよい。なお、図17の例では、注目領域サムネイル画像321の方が注目領域サム
ネイル画像320よりも注目度が高いので、前者の方が後者よりも大きいサイズで表示さ
れている。なお、このような表示を行うためには、図8のステップS14の処理において
、注目領域サムネイル画像を生成する際に、注目度に応じてサムネイル画像のサイズを調
整する。例えば、注目度が高い場合には注目領域サムネイル画像のサイズが大きくなるよ
うにし、注目度が低い場合には注目領域サムネイル画像のサイズが小さくなるようにする
。一例として、注目度を低、中、高の3段階に分け、低の場合には160×120画素の
サイズとし、中の場合には240×180画素のサイズとし、高の場合には320×24
0画素のサイズとする。なお、これ以外であってもよい。そして、ボタン301が選択さ
れた場合にはこれらの異なるサイズの注目領域サムネイル画像を表示する。また、ボタン
300が選択された場合にはこれらのサイズを同じになるように調整して表示する。なお
、ボタン300が選択された場合の同一サイズの注目領域サムネイル画像を別途生成して
おき、これらを用いて表示を行うようにしてもよい。
このような実施の形態によれば、必要に応じて表示形態を選択することが可能になると
ともに、注目度が選択された場合には注目度に応じたサイズで注目領域サムネイル画像を
表示することにより、目的の画像を容易に見つけることが可能になる。
すように、画面上に標準表示と注目度に基づく表示の切り替えを行うためのボタン300
,301を表示し、選択されたボタンに応じた形態で表示を行うようにしてもよい。具体
的には、図16に示すように標準表示を選択するボタン300が選択された場合には、原
画像中における注目領域の位置関係に応じて注目領域サムネイル画像310,311を横
方向に同じ順序で並べて表示する。また、図17に示すように、注目度に基づく表示を選
択するボタン301が選択された場合には、テーブルに格納されている注目度に応じたサ
イズにより、注目領域サムネイル画像320,321を表示する。このとき、注目領域サ
ムネイル画像を表示する位置関係は、原画像中の注目領域に応じた位置関係となるように
してもよい。なお、図17の例では、注目領域サムネイル画像321の方が注目領域サム
ネイル画像320よりも注目度が高いので、前者の方が後者よりも大きいサイズで表示さ
れている。なお、このような表示を行うためには、図8のステップS14の処理において
、注目領域サムネイル画像を生成する際に、注目度に応じてサムネイル画像のサイズを調
整する。例えば、注目度が高い場合には注目領域サムネイル画像のサイズが大きくなるよ
うにし、注目度が低い場合には注目領域サムネイル画像のサイズが小さくなるようにする
。一例として、注目度を低、中、高の3段階に分け、低の場合には160×120画素の
サイズとし、中の場合には240×180画素のサイズとし、高の場合には320×24
0画素のサイズとする。なお、これ以外であってもよい。そして、ボタン301が選択さ
れた場合にはこれらの異なるサイズの注目領域サムネイル画像を表示する。また、ボタン
300が選択された場合にはこれらのサイズを同じになるように調整して表示する。なお
、ボタン300が選択された場合の同一サイズの注目領域サムネイル画像を別途生成して
おき、これらを用いて表示を行うようにしてもよい。
このような実施の形態によれば、必要に応じて表示形態を選択することが可能になると
ともに、注目度が選択された場合には注目度に応じたサイズで注目領域サムネイル画像を
表示することにより、目的の画像を容易に見つけることが可能になる。
また、以上の実施の形態では、一つの注目領域からは一つの注目領域サムネイル画像を
生成するようにしたが、例えば、図18に示すように、複数の注目領域を合成して一つの
注目領域サムネイル画像を生成するようにしてもよい。この例では、画像350には2人
の人物351,352が写っており、また、これらの人物351,352の顔が注目領域
353,354として選択されている。そして、これらの注目領域353,354が合成
されて1枚の注目領域サムネイル画像355が生成されている。なお、注目領域サムネイ
ル画像355は、全体像サムネイル画像と同一のサイズを有しているので、全体像サムネ
イル画像に比べて注目領域353,354の全体に占める割合を大きくすることができる
。このため、注目領域353,354の視認性を高めることができる。また、複数の注目
領域サムネイル画像を1枚にまとめることができることから、データ量を削減することが
できる。なお、このような処理を実現するためには、図8のステップS14において、複
数の注目領域から1枚の注目領域サムネイル画像を生成するようにすればよい。なお、注
目領域が多い場合(例えば、4つ以上存在する場合)には、これら全てを1枚の注目領域
サムネイル画像とするのではなく、2枚以上に分割してサムネイル化したり、あるいは、
4つの注目領域についてはサムネイル画像化し、それ以外は無視する(サムネイル化しな
い)ようにしたりしてもよい。
生成するようにしたが、例えば、図18に示すように、複数の注目領域を合成して一つの
注目領域サムネイル画像を生成するようにしてもよい。この例では、画像350には2人
の人物351,352が写っており、また、これらの人物351,352の顔が注目領域
353,354として選択されている。そして、これらの注目領域353,354が合成
されて1枚の注目領域サムネイル画像355が生成されている。なお、注目領域サムネイ
ル画像355は、全体像サムネイル画像と同一のサイズを有しているので、全体像サムネ
イル画像に比べて注目領域353,354の全体に占める割合を大きくすることができる
。このため、注目領域353,354の視認性を高めることができる。また、複数の注目
領域サムネイル画像を1枚にまとめることができることから、データ量を削減することが
できる。なお、このような処理を実現するためには、図8のステップS14において、複
数の注目領域から1枚の注目領域サムネイル画像を生成するようにすればよい。なお、注
目領域が多い場合(例えば、4つ以上存在する場合)には、これら全てを1枚の注目領域
サムネイル画像とするのではなく、2枚以上に分割してサムネイル化したり、あるいは、
4つの注目領域についてはサムネイル画像化し、それ以外は無視する(サムネイル化しな
い)ようにしたりしてもよい。
また、単に、同一の割合で合成するのではなく、図19に示すように、それぞれの注目
領域の注目度に応じたサイズとなるように合成することも可能である。具体的には、図1
9の例では、3人の人物371〜372が写った画像370からそれぞれの人物の顔の領
域が注目領域374〜376として選択されており、これらの注目領域374〜376の
それぞれの注目度に応じたサイズとなるように領域が合成され、サムネイル画像377が
生成される。なお、この例では、中央の人物372の注目度が“20”で最も高いのでそ
のサイズが最も大きくなっており、それ以外の人物の注目度はともに“10”で低いこと
から小さいサイズの画像として合成されている。なお、具体的な処理としては、図8のス
テップS14において注目領域サムネイル画像を生成する際に、各注目領域の注目度に応
じてサムネイル画像の領域を分割し、分割された各領域のサイズに応じて注目領域を拡大
・縮小し、得られた画像を1枚のサムネイル画像として合成する。
このような実施の形態によれば、複数の注目領域サムネイル画像を1枚にまとめること
ができるので、データ量を削減することができる。また、各注目領域の注目度に応じたサ
イズにより合成がなされるため、注目度が高い領域はより大きいサイズで見ることができ
るので視認性を高めることができる。この結果、必要な画像を迅速に見つけることができ
る。
領域の注目度に応じたサイズとなるように合成することも可能である。具体的には、図1
9の例では、3人の人物371〜372が写った画像370からそれぞれの人物の顔の領
域が注目領域374〜376として選択されており、これらの注目領域374〜376の
それぞれの注目度に応じたサイズとなるように領域が合成され、サムネイル画像377が
生成される。なお、この例では、中央の人物372の注目度が“20”で最も高いのでそ
のサイズが最も大きくなっており、それ以外の人物の注目度はともに“10”で低いこと
から小さいサイズの画像として合成されている。なお、具体的な処理としては、図8のス
テップS14において注目領域サムネイル画像を生成する際に、各注目領域の注目度に応
じてサムネイル画像の領域を分割し、分割された各領域のサイズに応じて注目領域を拡大
・縮小し、得られた画像を1枚のサムネイル画像として合成する。
このような実施の形態によれば、複数の注目領域サムネイル画像を1枚にまとめること
ができるので、データ量を削減することができる。また、各注目領域の注目度に応じたサ
イズにより合成がなされるため、注目度が高い領域はより大きいサイズで見ることができ
るので視認性を高めることができる。この結果、必要な画像を迅速に見つけることができ
る。
また、以上の実施の形態では、検出された注目領域については全て利用するようにした
が、ユーザの嗜好またはユーザの過去の選択行動に基づいて、必要性が低いと推定される
注目領域については注目領域サムネイル画像の生成対象または表示対象から除外するよう
にしてもよい。例えば、図20に示すように、3人の人物401〜403が写った画像4
00において、注目領域404〜406が検出された場合に、これらの領域を注目度解析
モジュール407に供給し、例えば、過去にユーザが必要性が低いと判断した注目領域と
類似する領域については注目領域サムネイル画像の生成の対象から除外するようにしても
よい。具体的には、図20の例では、注目領域404と同様の注目領域(不図示)が、例
えば、過去においてユーザによって必要性が低いか、または、削除されているので、注目
領域404から作成されるべき注目領域サムネイル画像408は生成されない。
より具体的には、例えば、図13に示す画面において、注目領域サムネイル画像86が
指定されて不要である旨の操作が行われた場合には、当該注目領域サムネイル画像86が
有する誘目度を「不要注目領域テーブル」に登録する。そして、図8のステップS12の
処理により検出された注目領域の誘目度と、不要注目領域テーブルに登録されている誘目
度とを比較し、所定の相関関係を有するものが存在する場合には、当該注目領域について
はステップS14においてサムネイル画像を生成しない。
が、ユーザの嗜好またはユーザの過去の選択行動に基づいて、必要性が低いと推定される
注目領域については注目領域サムネイル画像の生成対象または表示対象から除外するよう
にしてもよい。例えば、図20に示すように、3人の人物401〜403が写った画像4
00において、注目領域404〜406が検出された場合に、これらの領域を注目度解析
モジュール407に供給し、例えば、過去にユーザが必要性が低いと判断した注目領域と
類似する領域については注目領域サムネイル画像の生成の対象から除外するようにしても
よい。具体的には、図20の例では、注目領域404と同様の注目領域(不図示)が、例
えば、過去においてユーザによって必要性が低いか、または、削除されているので、注目
領域404から作成されるべき注目領域サムネイル画像408は生成されない。
より具体的には、例えば、図13に示す画面において、注目領域サムネイル画像86が
指定されて不要である旨の操作が行われた場合には、当該注目領域サムネイル画像86が
有する誘目度を「不要注目領域テーブル」に登録する。そして、図8のステップS12の
処理により検出された注目領域の誘目度と、不要注目領域テーブルに登録されている誘目
度とを比較し、所定の相関関係を有するものが存在する場合には、当該注目領域について
はステップS14においてサムネイル画像を生成しない。
このような処理によれば、必要性が低い注目領域については予め除外されることから、
ユーザの選別の負担を軽減することができる。
なお、「不要注目領域テーブル」に登録された注目領域に類似する注目領域サムネイル
画像については表示の対象から除外するようにしてもよい。すなわち、図10のステップ
S34の処理において、表示対象となる注目領域サムネイル画像が不要注目領域テーブル
に登録されている注目領域と類似している場合には、当該注目領域サムネイル画像につい
ては表示対象から除外するようにしてもよい。
このような処理によっても、表示される注目サムネイル画像の数を減らすことができる
ので、ユーザの負担を軽減できる。
ユーザの選別の負担を軽減することができる。
なお、「不要注目領域テーブル」に登録された注目領域に類似する注目領域サムネイル
画像については表示の対象から除外するようにしてもよい。すなわち、図10のステップ
S34の処理において、表示対象となる注目領域サムネイル画像が不要注目領域テーブル
に登録されている注目領域と類似している場合には、当該注目領域サムネイル画像につい
ては表示対象から除外するようにしてもよい。
このような処理によっても、表示される注目サムネイル画像の数を減らすことができる
ので、ユーザの負担を軽減できる。
なお、人物の場合には、誘目度ではなく、顔の特徴を示すフェースID(Identificati
on)を用いて、不要注目領域テーブルに登録されている人物と同一の人物か否かを判定す
ることもできる。すなわち、所定の注目領域サムネイル画像の削除が指示された場合には
、当該注目領域サムネイル画像に含まれる人物の顔からフェースIDを生成して不要注目
領域テーブルに登録する。そして、それ以降においては、注目領域サムネイル画像を表示
または作成する際には、当該注目領域サムネイル画像からフェースIDを生成し、不要注
目領域テーブルに類似するフェースIDが存在する場合には、当該注目領域サムネイル画
像は表示対象またはサムネイル画像の作成対象から除外する。
このような処理によれば、人物が複数含まれる集合写真が多く存在する場合であっても
、目的となる画像を迅速に見つけることができる。
on)を用いて、不要注目領域テーブルに登録されている人物と同一の人物か否かを判定す
ることもできる。すなわち、所定の注目領域サムネイル画像の削除が指示された場合には
、当該注目領域サムネイル画像に含まれる人物の顔からフェースIDを生成して不要注目
領域テーブルに登録する。そして、それ以降においては、注目領域サムネイル画像を表示
または作成する際には、当該注目領域サムネイル画像からフェースIDを生成し、不要注
目領域テーブルに類似するフェースIDが存在する場合には、当該注目領域サムネイル画
像は表示対象またはサムネイル画像の作成対象から除外する。
このような処理によれば、人物が複数含まれる集合写真が多く存在する場合であっても
、目的となる画像を迅速に見つけることができる。
また、以上では、本発明の画像処理装置をプリンタに適用した場合を例に挙げて説明し
たが、本発明は、これ以外にも多くの機器に適用することができる。具体的には、例えば
、ディジタルカメラ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機器
、および、その他小型表示部を有する電子機器に対して本発明を適用することができる。
たが、本発明は、これ以外にも多くの機器に適用することができる。具体的には、例えば
、ディジタルカメラ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機器
、および、その他小型表示部を有する電子機器に対して本発明を適用することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、画
像処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラ
ムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してお
くことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光デ
ィスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク
装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクに
は、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk
ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には
、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
像処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラ
ムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してお
くことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光デ
ィスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク
装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクに
は、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disk
ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には
、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、C
D−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータ
の記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピ
ュータにそのプログラムを転送することもできる。
D−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータ
の記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピ
ュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログ
ラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納す
る。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに
従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読
み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、
サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従
った処理を実行することもできる。
ラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納す
る。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに
従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読
み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、
サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従
った処理を実行することもできる。
10…印刷装置、62…注目領域検出モジュール(検出手段)、63…注目領域抽出モ
ジュール(生成手段)、64…サムネイル画像生成モジュール(生成手段)、65…中央
制御モジュール(算出手段、判定手段)、67…表示モジュール(表示手段)。
ジュール(生成手段)、64…サムネイル画像生成モジュール(生成手段)、65…中央
制御モジュール(算出手段、判定手段)、67…表示モジュール(表示手段)。
Claims (8)
- ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像を生成
する生成手段と、
前記複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、前記複数の注目領域が所定
の位置関係で表示されるように前記サムネイル画像を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し、
前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、
前記表示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、前記算出手段
によって算出された注目度に応じた順序で表示する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し、
前記生成手段は、一つの前記注目領域から一つの前記サムネイル画像を生成し、
前記表示手段は、一つの前記画像に対する前記複数のサムネイル画像を、相互に重複し
ないように、かつ、前記画像中における前記注目領域の位置関係に対応する位置関係で、
かつ、前記算出手段によって算出された注目度に応じた大きさで表示する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記生成手段は、前記画像に含まれる前記複数の注目領域を合成して一つの前記サムネ
イル画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記注目領域の注目度を算出する算出手段を有し、
前記生成手段は、前記注目領域が前記注目度に応じた大きさとなるように前記複数の注
目領域を合成して一つの前記サムネイル画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記注目領域と、ユーザによって表示対象から除外された注目領域との類似性を判定す
る判定手段を有し、
前記ユーザによって表示対象から除外された注目領域に類似すると判定された注目領域
については、前記生成手段がサムネイル画像の生成対象から除外するか、または、前記表
示手段が表示対象から除外する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出し、
前記検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像を生成し、
前記複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、前記複数の注目領域が所定
の位置関係で表示されるように前記サムネイル画像を表示する、
ことを特徴とする画像処理方法。 - ユーザに注目される領域を表す複数の注目領域を画像から検出する検出手段、
前記検出手段によって検出された前記複数の注目領域に基づいてサムネイル画像を生成
する生成手段、
前記複数の注目領域が所定の順序で表示されるか、または、前記複数の注目領域が所定
の位置関係で表示されるように前記サムネイル画像を表示させる表示制御手段、
としてコンピュータを機能させるコンピュータ読み取り可能な画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219384A JP2009055272A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム |
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---|---|---|---|
JP2007219384A JP2009055272A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=40505944
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JP2007219384A Withdrawn JP2009055272A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011248566A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Casio Comput Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
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2007
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