以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明における弾球遊技機の一例としてのパチンコ機PMについて説明する。図1は、パチンコ機PMの全体正面図であり、図2は、パチンコ機PMの遊技盤正面図である。
このパチンコ機PMには、遊技機の外郭保持枠をなす外枠1と、この外枠1と開閉自在に軸支された前枠2が設けられている。そして、前枠2はガラス扉(図示略)、球受け皿4と、打球ハンドル5と、操作スイッチ6と、レール7で区画された遊技領域10を備える遊技盤8等から構成されている。
押圧操作が可能である操作スイッチ6には、LED等から構成される操作有効ランプ6a(図1においてハッチングで示す部分)が設けられている。操作有効ランプ6aは、操作スイッチ6の入力(押圧)操作が有効であることを点灯や点滅により遊技者に報知する。なお、本実施形態では、操作有効ランプ6aの点灯により操作スイッチ6の入力(押圧)操作が有効であることを遊技者に報知している。
なお、操作有効ランプ6aは、本実施形態のように操作スイッチ6に設けるのではなく、遊技者が可視及び操作可能な別位置に設置してもよい。また、操作スイッチ6の操作が有効になった旨が分かるように、(図柄表示装置20等において)図柄や画像の表示、又は(スピーカ等を用いて)音声等により報知してもよい。
遊技領域10には、賞球の払出条件となる複数の一般入賞口11と、賞球の払出条件となるとともに図柄表示装置20の図柄の変動開始条件となる始動入賞口12と、大入賞口13と、遊技球を回収するアウト口14と、打球の落下に影響を与える風車15と、図示しない多数の遊技釘とが設けられている。そして、遊技領域10の略中央には、各種の演出パターン等の画像及び図柄を表示する図柄表示装置20が設けられている。
図柄表示装置20の下部には、図柄表示装置20による図柄の変動中に始動入賞口12に入った入賞球数を表示する4個のLED等から構成される保留球ランプ30が設けられている。本実施形態では、4個を上限として、(図柄変動中に)始動入賞口12に入賞があるごとに、保留球ランプ30を1個ずつ点灯させる。そして、図柄表示装置20において変動図柄の変動表示が開始されるごとに、点灯している保留球ランプ30を1個ずつ消灯させる。
このような構成のパチンコ機PMにおいて、遊技者が打球ハンドル5を操作すると、球受け皿4から遊技球が1個ずつ打球発射部(不図示)に送られ、操作量に応じた強度で遊技領域10に打球が発射される。発射された打球は上述した入賞口11,12あるいはアウト口14に流下し、上述した入賞口11,12に入賞した場合には所定の賞球が球受け皿4に払い出される。また、上述した入賞口11,12のうち始動入賞口12に打球が入賞すると、所定の賞球が球受け皿4に払い出され、図柄表示装置20に表示された図柄は変動を開始して、所定時間経過した後に停止表示される。そして、この停止表示された図柄が予め定められた当たりとなる図柄の組み合わせ(例えば、1〜9のぞろ目)の場合には、大当たりとなり、開放されて入賞が容易となった大入賞口13に打球が入賞すると、遊技者には大量の賞球が払い出されるようになっている。
なお、本実施形態では、図柄の変動表示中は操作有効ランプ6aが点灯し(但し、期待度の表示中、図柄変動過程における開始時及び終了時は除く)、遊技者により操作スイッチ6が入力操作される毎に、図柄表示装置20には図柄が仮停止表示され、当該変動における期待度が一時的に視認可能となるように構成される。
以上のように構成されたパチンコ機PMに設けられている制御装置について図を用いて説明する。図3及び図4は、この制御装置による制御の概略を示すブロック図である。この制御装置は、CPU,ROM,RAM等の種々の電子部品より構成されている遊技制御手段50によりゲームの制御を行う。
遊技制御手段50には、操作スイッチ6に内蔵されて操作スイッチ6の入力(押圧)操作を検出するための操作検出装置6bと、一般入賞口11に内蔵された一般入賞口入賞検出装置11aと、始動入賞口12に内蔵された始動口入賞検出装置12aと、大入賞口駆動手段711に内蔵された大入賞口入賞検出装置13aと、大入賞口駆動手段711内の特定領域(図示せず)に内蔵された特定領域通過検出装置13b等が電気的に接続しており、これらから検出信号が遊技制御手段50に入力される。
遊技制御手段50は、上記のように入力された検出信号に応じて各種作動制御を行うものであり、この制御対象として、操作スイッチ6の操作が有効であることを示す操作有効ランプ6aと、賞球の払い出しを行う賞球払出装置45と、大入賞口駆動手段711を開放作動させる大入賞口駆動装置13mと、画像及び図柄を表示する図柄表示装置20、保留球ランプ30等が電気的に接続している。これらは全て遊技制御手段50からの制御信号に基づいて作動制御される。
続いて、遊技制御手段50の制御内容について説明する。遊技制御手段50は、このゲームの制御のために、通常遊技実行手段60と、特別遊技実行手段70と、高確率遊技設定手段80と、払出制御手段90とを備えている。
通常遊技実行手段60は、パチンコ機PMの通常遊技を実行・制御するためのものであり、遊技領域10に設けられた各入賞口への入賞に関する処理を行う入賞口入賞処理手段61と、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを決定する特別遊技移行判定手段62とを備えている。なお、入賞口入賞処理手段61については、従来と変わらないのでここでの詳細な説明は省略する。
特別遊技移行判定手段62は、図柄要素取得手段621と、保留球情報記憶手段622と、当たり乱数判定手段623と、演出決定手段624と、図柄制御手段625と、期待度表示制御手段626とを備えている。
図柄要素取得手段621は、図柄表示装置20に表示する図柄又は画像を決定するための要素(例えば、当たり乱数、停止図柄乱数、演出乱数)を取得するためのもので、当たり乱数取得手段621aと、停止図柄乱数取得手段621bと、演出乱数取得手段621cとを備えている。
当たり乱数取得手段621aは、大当たりを発生させるか否かを決定するための乱数(以下、「当たり乱数」と称する)を取得するためのものである。例えば、ハードウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜65535(65536通り)の乱数を上述した始動口入賞検出装置12aからの入賞信号に基づいて、取得している。なお、明細書中の乱数とは、インクリメントカウンタのように規則性のあるものであっても、その取得タイミングに規則性がないために実際に乱数として機能するものを含む概念である。
停止図柄乱数取得手段621bは、図柄表示装置20に表示させる停止図柄を決定するための乱数(以下、「停止図柄乱数」と称する)を取得するためのものである。例えば、左図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得する左図柄決定乱数と、中図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得する中図柄決定乱数と、右図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得する右図柄決定乱数等からなる。
演出乱数取得手段621cは、(演出パターン群メモリ624bからいずれかの)演出パターンを取得するための乱数(以下、「演出乱数」)を取得するためのものである。例えば、ソフトウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜255(256通り)の乱数を当たり乱数判定手段623により当たりを判定する前に取得している。
保留球情報記憶手段622は、図柄制御手段625による図柄の変動表示中に始動入賞口12へ入賞した(すなわち、始動口入賞検出装置12aにより検出された)遊技球の入賞情報を、入賞した遊技球に対応させて、所定上限個分(本実施形態では4個分)記憶するためのものである。なお、本実施形態では、入賞情報として、当たり乱数、停止図柄乱数、演出乱数、保留球数等が記憶されている。また、保留球情報記憶手段622に、保留球の入賞情報が所定上限個分記憶されている場合は、それ以上の遊技球が始動入賞口12に入賞しても、その遊技球に対する入賞情報は記憶されず無効となる。すなわち、図柄変動中において始動入賞口12を通過する4個の遊技球に対して取得された情報は記憶することができるが、5個目以降の遊技球は始動入賞口12を通過しても無視されて賞球のみ払い出しが行われるようになっている。なお、本実施形態においては記憶可能な保留球数の上限値を4個としたが、これに限定されるものではなく適宜変更可能である。
当たり乱数判定手段623は、当たり乱数に応じて特別遊技を行うか否か、すなわち大当たりか否かを判定するためのものである。例えば、ROMに記憶された当たり値「0〜200」と先の当たり乱数として取得された乱数値(0〜65535のうちの1つ)とを比較し、この乱数値が当たり値「0〜200」である場合に「当たり」と判定する。なお、後述する確率変動中には、高確率遊技設定手段80により、例えば、当たり値が上記「0〜200」のうち奇数の乱数値に対して、大当たり確率を高確率(すなわち当たり値を「0〜1280」)に変動している。
演出決定手段624は、図柄表示装置20にて図柄の変動を開始させてから停止表示させる際に、図柄表示装置20における様々な演出を決定するためのものであり、停止図柄決定手段624aと、演出パターン群メモリ624bと、演出パターン選択手段624cとを備えている。
停止図柄決定手段624aは、停止図柄乱数に応じて停止図柄を決定するためのものである。なお、本実施例において停止図柄は、左図柄、右図柄、中図柄から構成されて、各図柄とも0〜9までの数字を表示できる。なお、図柄に描かれるものは、本実施例のように数字に限定されるものではなく、例えば、星などのキャラクタ等を用いることも可能である。
なお、停止図柄には、当たり図柄及び外れ図柄がある。当たり図柄とは、当たり乱数判定手段623により当該遊技が当たりであると判定された場合、図柄の変動表示後に停止表示される図柄の組み合わせのことであり、図5(a)に示すように、左図柄、右図柄、中図柄に表示された3つの数字が全て一致する図柄の組み合わせである。一方、外れ図柄とは、当たり乱数判定手段623により当該遊技が当たりと判定されなかった場合(すなわち外れの場合)、図柄の変動表示後に停止表示される図柄の組み合わせのことであり、図5(b),(c)に示すように、3つの数字が一致しない図柄の組み合わせである。
演出パターン群メモリ624bは、図柄表示装置20に変動図柄の変動表示をさせた後に停止図柄を停止表示させる図柄変動過程が定められている演出パターンを複数記憶しているメモリであり、図4に示すように、特別当たり演出パターン群メモリP1と、通常当たり演出パターン群メモリP2と、外れ演出パターン群メモリP3とを備えている。
特別当たり演出パターン群メモリP1は、当たり乱数判定手段623に当たりと判定され且つ停止図柄が当たり図柄のうち確変図柄(本実施形態では、奇数のぞろ目)に決定されたとき、選択される図柄の変動開始から図柄の停止までの一連の図柄演出パターン(特別当たり演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。
なお、この特別当たり演出パターン群メモリP1には、当たり図柄発生確率が変動する際に行われる特定演出が設定されており、これにはリーチ変動とプレミアム予告が設定されている。なお、プレミアム予告とは、極めて出現頻度が低い予告演出であり、この演出がなされた場合は当該変動における抽選結果が当たりとなる確率が極めて高いものである。このような特定の演出を用いることにより、遊技者は、図柄の変動表示中から、当該変動後に表示される停止図柄が当たり図柄である確率、すなわち大当たり確率が高いことを把握でき、当該変動における遊技者の大当たりへの期待度を増すことができるようになっている。
通常当たり演出パターン群メモリP2は、当たり乱数判定手段623に当たりと判定され、停止図柄が当たり図柄のうち確変図柄以外の通常当たり図柄(本実施形態では、偶数のぞろ目)に決定されたときに選択される、図柄表示装置20に表示される図柄の変動開始から図柄の停止まで一連の図柄演出パターン(通常当たり演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。なお、通常当たり演出パターン群メモリP2に、上記のプレミアム予告を設定することも可能である。
外れ演出パターン群メモリP3は、当たり乱数判定手段623に外れと判定されときに選択される、図柄の変動開始から図柄の停止までの一連の図柄演出パターン(外れ演出パターン)を複数種類記憶するためのメモリである。
演出パターン選択手段624cは、まず、停止図柄決定手段624aにより決定された停止図柄に基づいて演出パターン群メモリ624bからいずれかの演出パターン群メモリP1〜P3を選択する。次に、この選択された演出パターン群メモリから、演出乱数取得手段621cにより取得された演出乱数に基づいて1つの演出パターンを選択する。
図柄制御手段625は、当たり乱数判定手段623による判定結果に基づいて、図柄表示装置20に複数の図柄を変動表示させた後に所定の順序で停止表示させる図柄変動過程を制御するためのものである。例えば、本発明においては、始動入賞口12に遊技球が入賞すると(すなわち、始動口入賞検出装置12aにより検出されると)、図柄表示装置20において演出パターン選択手段624cにより決定された演出パターンに基づいて図柄変動態様を所定時間表示させた後、停止図柄決定手段624aにより決定された停止図柄を左図柄、右図柄、中図柄の順で表示させる。
期待度表示制御手段626は、図柄の変動表示中に、当該図柄の変動表示後に停止表示される図柄の組み合わせが当たりとなる(すなわち、停止図柄が当たり図柄となる)期待度を図柄表示装置20に表示するためのものである。本実施形態では、期待度表示制御手段626は、遊技者により操作スイッチ6が入力操作される毎に期待度を変更表示する。さらに、期待度表示制御手段626は、図柄表示装置20において変動表示中の図柄を遊技者に視認可能な程度に揺れながら表示(仮停止状態)させることにより、期待度を表示する。
期待度は、図柄表示装置20で用いられている図柄(具体的には、図6(a)〜(c)に示すように、0〜9の数字や星などのキャラクタの組み合わせ、表示される図柄の数等)により構成されている。以下に示す本実施形態では、図柄に描かれた0〜9の数字を用いてパーセント(期待度が高いほど、表示される数値が上がる)で表示している(図6(a)参照)。
但し、期待度を表示する方法は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、図6(b)に示すように星のキャラクタを設定し、これらの組み合わせで表示したり(本例では、期待度が高いほど、黒星の数が減って白星の数が増える)、あるいは図6(c)に示すように視認可能な図柄の数(本例では、期待度が高いほど、一時的に視認可能となる図柄の数が増える)で表示したりするなど、遊技者に分かるように期待度を報知できるものであればよい。
このような期待度は、図7に示すような期待度テーブルに予め設定されており、期待度表示制御手段626は、詳細は後述するが、演出パターン選択手段624cにより選択された演出パターン及び(当たり乱数判定手段623による当たり判定結果に基づいた)所定の選択確率に応じて、該期待度テーブルから該当する期待度Aを読み込み、この読み込んだ期待度Aを図柄表示装置20にて一時的に視認可能となるように表示制御している。
なお、期待度は必ずしも図7に示すような期待度テーブルから読み出される必要はなく、後述するように例えば操作スイッチ6の入力操作される毎に所定式から計算してもよい(図26参照)。
特別遊技実行手段70は、当たり乱数判定手段623により当たりと判定された(すなわち、停止表示される図柄の組み合わせが当たりである)場合に、特別遊技を実行するためのものであり、単位遊技実行手段71と、継続判定手段72と、確率遊技移行判定手段73とを備えている。
単位遊技実行手段71は、特別遊技中における単位遊技を行うためのものであり、大入賞口駆動手段711と、単位遊技終了判定手段712とを備えている。
大入賞口駆動手段711は、大入賞口13を開放して遊技球の入賞を容易にするように、大入賞口駆動装置13mを作動させるためのものである。
単位遊技終了判定手段712は、予め設定された単位遊技終了条件に基づいて、単位遊技を終了させるか否かを判定するためのものである。
継続判定手段72は、予め設定された継続条件に基づいて、特別遊技を終了させるか否かを判定するためのものである。
確率遊技移行判定手段73は、特別遊技終了後に確率変動を実行するか否かを判定するためのものである。本実施形態では、図柄表示装置20に表示された当たり図柄が予め定められた確変図柄(すなわち、当たり図柄のうち一部の図柄)であるか否かを判定している。
高確率遊技設定手段80は、確率遊技移行判定手段73によりその判定結果が肯定的、すなわち確変図柄であると判定された場合に、当該特別遊技終了後の当たり図柄発生確率を低確率から高確率に変動させるように、確率抽選テーブルをセットするためのものである。例えば、当たり乱数判定手段623によって参照する当たり値を「0〜200」の他に「201〜1280」を加えて、当たり図柄発生確率が通常よりも高確率になるようにしている。
払出制御手段90は、賞球払出装置45から賞球を払い出させる制御を行うためのものである。
次に、本実施例における制御概要を図8〜図20に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図8は、このパチンコ機PMのメインフローチャートである。遊技制御手段50は、まずステップS1で遊技機全体の初期設定を行った後、ステップS2の通常遊技処理、ステップS3の特別遊技処理を行った後、再びステップS2の通常遊技処理に戻る。この動作は電源が遮断されるまで繰り返し実行される。ステップS2の通常遊技処理とステップS3の特別遊技処理については後述する。
図9は、ステップS2の通常遊技処理のフローチャートである。通常遊技処理S2は、各入賞口への入賞をチェックする入賞口入賞チェック処理(ステップS20)と、特別遊技を移行するか否かを判定する特別遊技移行判定処理(ステップS21)とを実行した後、本処理を終了する。
図10は、ステップS20の入賞口入賞チェック処理のフローチャートである。入賞口入賞チェック処理S20は、まず遊技球がいずれかの一般入賞口11への入賞が一般入賞口入賞検出装置11aにより検出されると(ステップS201)、その検出信号は遊技制御手段50に送られ、一般入賞フラグがセットされる(ステップS202)。そして、このフラグに基づいて払出制御手段90により賞球払出装置45に作動信号が出力され、この信号を受けて賞球払出装置45が作動して、各入賞球に対して所定数(例えば、10球)の賞球を賞球払出装置45から球受け皿4に払い出す。なお、ここでセットされたフラグは、賞球動作に基づき適宜リセットされる。また、始動入賞口12への遊技球の入賞が始動口入賞検出装置12aにより検出されると(ステップS203)、その検出信号は遊技制御手段50に送られ、始動入賞フラグがセットされる(ステップS204)。そして、このフラグに基づいて払出制御手段90により賞球払出装置45に作動信号が出力され、この信号を受けて、賞球払出装置45が作動して始動入賞口12への入賞球に対して所定数(例えば、5球)の賞球を賞球払出装置45から球受け皿4に払い出す。
上述の入賞口入賞チェック処理S20が終了すると、次に特別遊技移行判定処理S21を実行する。図11はステップS21の特別遊技移行判定処理の前段フローチャート、図12はステップS210の図柄要素取得処理のフローチャート、図13は(図11から続く)ステップS21の特別遊技移行判定処理の後段フローチャート、図14はステップS400の期待度表示処理の前段フローチャート、図15はステップS410の入力タイミング判定処理のフローチャート、図16はステップS400の期待度表示処理の中段フローチャート、図17はステップS400の期待度表示処理の後段フローチャートである。
特別遊技移行判定処理S21は、図11に示すように、まず図柄要素取得処理S210を行う。
図柄要素取得処理S210は、図12に示すように、始動入賞口12に入賞したか否かを確認するために始動入賞フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS211)。オンでない場合はこの処理を終了し、オンである場合は始動入賞フラグをオフする(ステップS212)。次に、記憶されている始動入賞口12へ入賞した保留球の数が記憶上限個(例えば、4個)に達しているかどうか確認する(ステップS213)。ここで、保留球の数が上限個に達している場合は、このまま図柄要素取得処理S210を終了する。また、ステップS213にて、保留数の数が記憶上限個に達しておらず記憶が可能である場合は、(この時点での)保留球の数を保留球情報記憶手段622で記憶する。続いて、保留球ランプ30を1つ点灯させ(ステップS214)、当たり乱数取得手段621aにより当たり乱数を取得し(ステップS215)、停止図柄乱数取得手段621bにより停止図柄乱数を取得し(ステップS216)、演出乱数取得手段621cにより演出乱数を取得し(ステップS217)、これら取得した乱数を各保留球の数n(n=1,2,3,4)に対応して保留球情報記憶手段622に設けられている情報記憶エリアへ格納し(ステップS218)、図柄要素取得処理S210を終了する。
特別遊技移行判定処理S21は、図11に戻り、保留球情報記憶手段622に保留球の記憶があるか否かの確認を行う(ステップS230)。ここで、保留球の記憶がない場合には本処理を終了し、保留球の記憶がある場合には保留球の数n=1に対応する(保留球情報記憶手段622の)情報記憶エリアに格納されている情報を読み出し(ステップS231)、この情報記憶エリアの値をシフトする(ステップS232)。なお、ステップS231では、図21(a)で示すように保留球の数n=1に対応する当たり乱数の値Aを読み出し、次のステップS232では、図21(b)に示すように保留球の数n=2,3,4に対応する情報記憶エリアに格納されている値B,C,Dを、保留球の数n−1に対応する情報記憶エリアにシフトして格納する。
そして、特別遊技移行判定処理S21は、図13に示すステップS233に進み、上記のステップS231で読み出した(保留球情報記憶手段622に記憶されている最も古い遊技球に対して取得された)当たり乱数に基づいて、当たり乱数判定手段623により当たりであるか否かの判定を行う。ここで、当たりであると判定された場合は、ステップS231で読み出された停止図柄乱数に基づいて、停止図柄決定手段624aにより所定の停止図柄(すなわち当たり図柄)が決定され(ステップS234)、この当たり図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS235)。ここで、当たり図柄が確変図柄であると判定された場合は、該停止図柄とS231で読み出された演出乱数に基づいて、演出パターン選択手段624cにより特別当たり演出パターン群メモリP1から特別当たり演出パターンが決定され(ステップS236)、ステップS240に進む。
一方、ステップS235において、当たり図柄が確変図柄ではないと判定された場合は、該停止図柄とS231で読み出された演出乱数に基づいて、演出パターン選択手段624cにより通常当たり演出パターン群メモリP2から通常当たり演出パターンが決定され(ステップS237)、ステップS240に進む。
また、上記のステップS233において、当たり乱数の判定結果が当たりでない、すなわち外れであると判定された場合は、ステップS231で読み出された停止図柄乱数に基づいて、停止図柄決定手段624aにより所定の停止図柄すなわち外れ図柄が決定され(ステップS238)、この停止図柄とステップS231で読み出された演出乱数に基づいて、演出パターン選択手段624cにより外れ演出パターン群メモリP3から外れ演出パターンが決定され(ステップS239)、ステップS240に進む。
ステップS240では保留球ランプ30を1個消灯して、図柄変動処理S250及び期待度表示処理S400(図14〜図17参照)を並行に行う(なお、これらの処理については後述する)。続いて、上記のステップS233において当たり乱数判定手段623による当たり判定は当たりであったか否かを確認する(ステップS261)。ここで、当たり判定が当たりであった場合は、特別遊技フラグをオンし(ステップS262)、ステップS263に進む。一方、ステップS261において、(上記のステップS233において)当たり乱数判定手段623による当たり判定は当たり判定が当たりではなかった、すなわち外れであった場合は、ステップS263に進む。ステップS263では、ステップS231で読み出した情報を消去して、本処理を終了する。
図柄変動処理S250では、上記ステップで取得した演出パターン及び停止図柄を、図柄制御手段625により図柄表示装置20において表示する。具体的には、ステップS233における抽選結果が当たりで且つ停止図柄が確変図柄である場合には、図柄表示装置20に、特別当たり演出パターンに基づいて図柄の変動表示を行った後に、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示して、確変図柄(確変当たりとなる図柄の組み合わせ)を表示する。また、ステップS233における抽選結果が当たりで且つ停止図柄が確変図柄ではない場合には、図柄表示装置20に、通常当たり演出パターンに基づいて図柄の変動表示を行った後に、左図柄、右図柄及び中図柄の順に停止表示して、通常当たり図柄(通常当たりとなる図柄の組み合わせ)を表示する。また、ステップS233における抽選結果が外れで且つ停止図柄が外れ図柄である場合には、図柄表示装置20において、外れ演出パターンに基づいて図柄の変動表示を行った後に、左図柄、右図柄及び中図柄の順に停止表示して、外れ図柄(外れとなる図柄の組み合わせ)を表示する。
期待度表示処理S400は、上記したように、図柄変動処理S250と並列して行われる処理であり、図柄の変動表示の開始後から停止表示されるまでの間に実行される処理である。
図14に示すように、期待度表示処理S400は、まず、操作スイッチ6の入力操作を許可するタイミングであるか否かを判定するための入力タイミング判定処理を行う(ステップS410)。
入力タイミング判定処理S410は、図15に示すように、現在の遊技状態は図柄の変動表示中であるか否かを確認する(ステップS411)。ここで、図柄の変動表示中でない場合は、本処理を終了する。一方、ステップ411で、図柄の変動中であることが確認された場合は、期待度Aが表示中であるか否かを判定する(ステップS412)。ここで、期待度Aが表示中であると判定された場合は、本処理を終了する。一方、ステップS412で、期待度Aは表示中ではないと判定された場合は、当該変動において図柄が停止表示されるまで残り時間が、期待度Aを1回表示するために必要な時間よりも多いか否かを判定する(ステップS413)。ここで、当該変動において図柄が停止表示されるまでの残り時間が期待度Aを1回表示するために必要な時間よりも少ないと判定された場合は、本処理を終了する。一方、ステップS413で、当該変動において図柄が停止表示されるまでの残り時間が、期待度Aを1回表示するために必要な時間よりも多いと判定された場合は、入力許可フラグをセットして(ステップS414)、本処理を終了する。
期待度表示処理S400は、上記の入力タイミング判定処理S410に続いて、図14に示すように入力許可フラグはオンであるか否かを判定する(ステップS420)。ここで、入力許可フラグはオンではない、すなわち操作スイッチ6の入力操作を許可するタイミングではないと判定された場合は、ステップS424に進む。一方、ステップS420で、入力許可フラグはオンである、すなわち操作スイッチ6の入力操作を許可するタイミングであると判定された場合は、その旨を遊技者に報知するため、操作有効ランプ6aを点灯する(ステップS421)。そして、この操作有効ランプ6aの点灯中に、操作検出装置6bにより操作スイッチ6における入力操作の検出が行われたか否か、すなわち遊技者により操作スイッチ6が入力操作されたか否かを判定する(ステップS422)。ここで、操作スイッチ6の入力操作が行われなかったと判定された場合は、操作有効ランプ6aが点灯してから所定時間(例えば5秒)が経過したか否かを判定する(ステップS423)。ここで、所定時間が経過していないと判定された場合は、この処理を終了する。一方、ステップS423で、所定時間が経過したと判定された場合は、操作スイッチ6の入力操作の受付を終了したことを示すため、操作有効ランプ6aを消灯し(ステップS424)、この処理を終了する。一方、ステップS422で、操作スイッチ6の入力操作が行われたと判定された場合は、操作有効ランプ6aを消灯し(ステップS425)、入力許可フラグをオフする(ステップS426)。
続いて、期待度表示処理S400では、操作スイッチ6の入力操作がある毎に変更表示される期待度を求める。以下においては、操作スイッチ6の入力操作毎に、図柄表示装置20に表示される期待度が1ずつ加算されていく場合について説明する。図16(a)に示すように、まず、今回の操作スイッチ6の入力操作が当該変動における1回目の入力操作か否かを判定する(ステップS430)。ここで、1回目の入力操作であると判定された場合は、期待度テーブル(図7参照)から上記ステップで選択した演出パターン及び所定の選択確率に応じて期待度A(=初期値A0)を読み込み(ステップS431)、ステップS460に進む。一方、ステップS430において、1回目の入力操作ではないと判定された場合は、現在の期待度Aに1加算し(ステップS432)、ステップS460に進む。
ここで、上記ステップ(S430〜S432)について画面例を用いて説明すると、例えば、当該変動において、図柄表示装置20に1回目の入力操作後に期待度として「40」が表示された場合(図22(a)参照)、続く2回目の入力操作後に表示される期待度は1回目に表示された期待度に1加算されて「41」(図22(b)参照)、3回目の入力操作後に表示される期待度は2回目に表示された期待度に1加算されて「42」(図22(c)参照)…というように、期待度が変更表示される構成となっている。
続いて、図17に示すステップS460に進み、上記ステップで選択した演出パターン及び所定の選択確率に応じて、図7に示す期待度テーブルから上限値AMAXの許容範囲を読み出し、この許容範囲内に収まるように乱数抽選を行い上限値AMAXの具体値を決定する。
ここで、ステップS460について、図7を用いて具体例を挙げると、外れ演出パターンaが選択されている場合、期待度テーブルに記憶されている「40%〜50%」の範囲内に収まるように乱数抽選が行われ、上限値AMAXは例えば「47%」という値に決定される。
そして、期待度Aが、上記のように決定された上限値AMAX以下であるか否かを判定する(ステップS461)。ここで、期待度Aが上限値AMAX以下であると判定された場合は、図柄表示装置20に表示する期待度として、期待度Aの値をセットし(ステップS462)、ステップS464に進む。一方、ステップS461で、期待度Aが上限値AMAX以下ではない、すなわち期待度Aが上限値AMAXを上回っていると判定された場合は、図柄表示装置20に表示する期待度として、上限値AMAXの値をセットし(ステップS463)、ステップS464に進む。
ステップS464では、当該変動において、図柄制御手段625により左図柄が変動表示中であるか否か、すなわち、図23(b)に示すように全ての図柄が変動表示状態であるか否かを判定する。ここで、当該変動おいて左図柄が変動表示中であると判定された場合は、図23(c)に示すように、期待度表示制御手段626により上記ステップでセットされた期待度(具体的には、ステップS462でセットした期待度A、もしくはステップS463でセットした上限値AMAXのいずれか)を3桁で表示して(ステップS465)、本処理を終了する。
また、ステップS464で当該変動おいて左図柄が変動表示中ではないと判定された場合は、当該変動において図柄制御手段625により右図柄が変動表示中であるか否かを、すなわち、図23(e)に示すように、左図柄が停止表示され、右図柄及び中図柄が変動表示状態であるか否かを判定する(ステップS466)。ここで、当該変動において右図柄が変動表示中であると判定された場合は、図23(f)に示すように、期待度表示制御手段626により上記ステップでセットされた期待度(具体的には、ステップS462でセットした期待度A、もしくはステップS463でセットした上限値AMAXのいずれか)を2桁で表示して(ステップS467)、本処理を終了する。
また、ステップS466で当該変動において右図柄が変動表示中ではないと判定された場合は、当該変動において図柄制御手段625により中図柄が変動表示中であるか否かを、すなわち、図23(h)に示すように、左図柄及び右図柄が停止表示され、中図柄が変動表示状態であるか否かを判定する(ステップS468)。ここで、当該変動において中図柄が変動表示中であると判定された場合は、図23(i)に示すように、期待度表示制御手段626により上記ステップでセットされた期待度(具体的には、ステップS462でセットした期待度A、もしくはステップS463でセットした上限値AMAXのいずれか)を1桁で表示して(ステップS469)、この処理を終了する。一方、ステップS468において、当該変動において中図柄が変動表示中ではない、すなわち停止表示されていると判定された場合は、本処理を終了する。
次に、このような期待度表示処理S400において行われる、期待度の3桁表示(ステップS465参照)、2桁表示(ステップS467参照)、1桁表示(ステップS469参照)について、図23及び図24を用いて説明する。図23及び図24は画面例及びタイミングチャートであり、1回の図柄変動過程において、全図柄が変動表示されているとき、左図柄が停止表示され且つ他の図柄が変動表示されているとき、及び、左図柄及び右図柄が停止表示され且つ中図柄が変動表示されているとき、操作スイッチ6の入力操作が行われた場合を示すものである。なお、図24のタイミングチャートの下端に示す記号は、図23の画面例を示す図番と対応している。
図柄表示装置20において、まず、左、右、中の全図柄の変動表示が開始されると(図23(a),(b)及び図24(a),(b)の部分を参照)、操作スイッチ6の操作有効ランプ6aが点灯される。このように、ランプの点灯中であり且つ全図柄が変動表示されているときに、操作スイッチ6の入力操作があった場合は、全図柄が一時的に仮停止状態(遊技者に視認可能な程度に揺れながら表示された状態)となり3桁で期待度を表示する(図23(c)及び図24(c)の部分を参照)。そして、再び、全図柄の変動表示が行われ(図23(d)及び図24(d)の部分を参照)、操作スイッチ6の操作有効ランプ6aが点灯される。なお、図23(c)は、期待度を「0」,「8」,「8」という3桁の数字で表した例であり、当該変動において1回目に表示される期待度が「88%」であることを意味している。
上記のような全図柄の変動表示の再開後、続いて、左図柄が停止表示される(図23(e)及び図24(e)の部分を参照)。ここで、操作スイッチ6の操作有効ランプ6aが点灯中であり、且つ、左図柄が停止表示されて右図柄及び中図柄が変動表示されているときに、操作スイッチ6の入力操作があった場合は、右、中図柄が一時的に仮停止状態(遊技者に視認可能な程度に揺れながら表示された状態)となり2桁で期待度を表示する(図23(f)及び図24(f)の部分を参照)。そして、再び、右、中図柄の変動表示が行われ(図23(g)及び図24(g)の部分を参照)、操作スイッチ6の操作有効ランプ6aが点灯される。なお、図23(f)は、期待度を「8」,「9」という2桁の数字で表した例であり、当該変動において2回目に表示される期待度が(1回目に表示された期待度に1加算され)「89%」であることを意味している。
上記のような右、中図柄の変動表示の再開後、続いて、右図柄が停止表示される(図23(h)及び図24(h)の部分を参照)。ここで、操作スイッチ6の操作有効ランプ6aが点灯中であり、且つ、左図柄及び右図柄が停止表示されて中図柄が変動表示されているときに、操作スイッチ6の入力操作があった場合は、中図柄が一時的に仮停止状態(遊技者に視認可能な程度に揺れながら表示された状態)となり1桁で期待度を表示する(図23(i)及び図24(i)の部分を参照)。なお、図23(i)は、期待度を「9」という1桁の数字で表した例であり、当該変動において3回目に表示される期待度が(2回目に表示された期待度に1加算され)「90%以上」であることを意味している。
上記のような中図柄の変動表示の再開後(図23(j)及び図24(j)の部分を参照)、中図柄が停止表示される(図23(k)及び図24(k)の部分を参照)。なお、中図柄の変動表示再開した後に、期待度を表示するために必要な時間が残っている場合は操作スイッチ6の操作有効ランプ6aは点灯され、残っていない場合は操作スイッチ6の操作有効ランプ6aは(図柄変動表示中であっても)点灯されない。
本実施形態では、図23(i)で示すように、期待度を1桁の数字で表すときは、期待度の十の位を数字を表示するように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、期待度を示す割合の一の位を表示するように構成してもよく、期待度を示す割合が19%、29%、99%の場合は総じて図柄表示装置20に表示される期待度は「9」となる。この場合、遊技者は、期待度が「99%」なのか、それとも「9%」なのか、区別がつかないため、遊技者の大当たりに対する期待感をより高めることができる。
続いて、特別遊技処理S3を行う。この特別遊技処理S3は、ステップS215で取得した当たり乱数の抽選結果が当たりのとき、単位遊技を所定回数(例えば15回)だけ実行可能な特別遊技を成立させる処理である。図18は、特別遊技処理S3の前段フローチャート、図19は特別遊技処理S3の後段フローチャート、図20は特別遊技終了処理S320のフローチャートである。
図18に示すように、特別遊技フラグがオンであるか否かを確認する、すなわち取得した当たり乱数が当たりであったか否かを確認し(ステップS301)、外れであればこの処理を終了する。当たりの場合は、例えば特別遊技フラグをオフしたり、当たり図柄発生確率が高確率の場合は通常の低確率に変動させたりする等の特別遊技初期設定を行う(ステップS302)。次に、単位遊技を行うための各種の初期設定を行い(ステップS303)、単位遊技を開始する。
単位遊技では、大入賞口駆動手段711により大入賞口駆動装置13mを作動させて大入賞口13を開放して、第1回目の単位遊技を開始する。大入賞口13が開放されると、遊技領域空間を落下移動する遊技球は大入賞口13に非常に入賞しやすい状態となる。このような状態で大入賞口13に遊技球が入賞すると、払出制御手段90によりこの入賞球に対して所定の数(例えば、13個)の賞球が球受け皿4に払い出されるようになっている。
このような単位遊技が開始されると、単位遊技終了判定手段712により、以下に述べる単位遊技終了条件の達成の有無が判断される。なお、この単位遊技終了条件が達成されるまでは、大入賞口13の開放作動が継続される。
単位遊技終了条件として、「入賞球数」及び「制限時間」が要件として設定されている。「入賞球数」の要件とは、大入賞口13に入賞したトータルの遊技球の数が所定数(例えば、10球)に達した時点で単位遊技終了条件が達成されたと判断するというものである。また、「開放時間」の要件とは、単位遊技開始後における大入賞口13の開放時間が予め定められた時間(例えば、30秒)経過したときに、この単位遊技終了条件が達成されたと判断するというものである。
特別遊技処理S3では、上記の単位遊技終了条件における達成の有無を、図19に示すように進めていく。まず、(ステップS303より続いて)大入賞口入賞検出装置13aにより大入賞口13に入賞したか否かを判断する(ステップS304)。ここで、大入賞口13に入賞していないと判断された場合は、ステップS306に進む。一方、大入賞口13に入賞したと判断された場合は、大入賞口13に取り付けられている入賞球のカウンタ(不図示)から、予め設定されている単位遊技条件終了のために必要な入賞球数(例えば、10球)から1を減らし(ステップS305)、ステップS306に進む。ステップS306では、特定領域通過検出装置13bにより特定領域(図示せず)に遊技球が入賞したか否かを判断する。ここで、特定領域に入賞していないと判断された場合は、ステップS308に進む。一方、特定領域に入賞したと判断された場合は、特定領域フラグをセットし(ステップS307)、ステップS308に進む。ステップS308では、大入賞口13の入賞球数が所定の数(例えば、10球)に達したか否かを判定する(ステップS308)。ここで、大入賞口13の入賞球数が所定の数を満たしていた場合は、単位遊技終了条件が達成されたこととなり、ステップS310に進む。一方、大入賞口13の入賞球数が所定の数を満たしていない場合は、ステップS309に進む。ステップS309では、もう1つの単位終了条件である開放時間に達したか否かを判断する。ここで、開放時間が終了していない(すなわち、単位遊技終了条件が満たされていない)と判断された場合は、ステップS304へ戻って次の単位遊技を行う。一方、開放時間が終了した(すなわち、単位遊技終了条件を満たされた)と判断された場合は、ステップS310へ進む。
以上のように、「入賞球数」若しくは「制限時間」の条件のいずれか一方が満たされた時点で、単位遊技終了判定手段712は単位遊技終了条件が達成されたと判断し、単位遊技を終了させる。
そして、上記のような単位遊技終了条件を達成したときは、大入賞口13の開放を止め、継続判定手段72により継続判定条件が達成されているか否かを判断する(ステップS310)。この継続条件とは、単位遊技中に特定領域に遊技球が入賞して特定領域フラグがセットされたか否かという条件である。また、継続条件の達成とは、単位遊技中に特定領域への入賞があった場合である。ステップS310において、継続条件が達成されたと判断されなかった場合、すなわち特定領域への入賞がないまま単位遊技が終了した場合には、特別遊技終了処理S320を行う。
一方、ステップS310において、継続条件が達成されたと判断された場合、すなわち今回の単位遊技中に特定領域へ少なくとも1つの入賞球があった場合は、特定領域フラグをオフする(ステップS311)。そして、今回の特別遊技を開始した後における単位遊技のラウンド数を数えるために、予め所定回数(例えば、15回)がセットされたカウンタから1を減らす(ステップS312)。続いて、このラウンド数のカウンタが1未満になったか否か、つまり単位遊技の繰り返し回数が所定回数行われたか否かを判断する(ステップS313)。ここで、ラウンド数のカウンタが1未満ではない、すなわち所定回数繰り返されていない場合は、ステップS303に戻り、次の単位遊技を行う。また、ラウンド数のカウンタが1未満である場合、すなわち単位遊技が所定回数繰り返された場合は、ステップS313から特別遊技終了処理S320へ進む。
特別遊技終了処理S320は、図20に示しており、まず、確率遊技移行判定手段73により、当選時における停止図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS321)。ここで、確変図柄であると判断された場合は、高確率遊技設定手段80により、当たり図柄発生確率を通常よりも高確率になるように当たり値が設定されている確変抽選テーブルをセットする(ステップS322)。なお、この確率抽選テーブルは、ステップS302において適宜リセットされる。続いて、確率変動当選画面を図柄表示装置20に表示する(ステップS323)。この確率変動当選画面とは、遊技者の注目を引き、当たり図柄発生確率が高確率に変動したことを遊技者が容易に把握することできるように、例えば、「確変」の文字が大きく表示されるような画面表示態様である。一方、ステップS321において、停止図柄が確変図柄ではないと判定された場合は、確率変動非当選画面にて報知する(ステップS324)。なお、確率変動非当選画面とは、当たり図柄発生確率が通常のままで高確率にはならなかったことを遊技者に報知するため、例えば「ざんねん」といった文字が大きく表示されるような画面表示態様である。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
例えば、本実施形態では期待度を図柄表示装置において表示するが、これとは別に確率表示器40(図3参照)を設け、期待度を表示するように構成してもよい。なお、確率表示器40にて期待度を表示する際も、上記と同様である。すなわち、図柄表示装置20において図柄の変動表示した後に停止表示するまでの間、操作スイッチ6の入力操作が行われる毎に、確率表示器40において期待度が変更表示される。
また、上記の期待度表示処理S400では、操作スイッチ6の入力操作毎に図柄表示装置20に表示される期待度が1ずつ加算されていく場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図25に示すように、操作スイッチ6の入力操作回数と対応させた期待度を予めテーブルに記憶させておき、ここから操作スイッチ6の入力操作毎に該当する期待度を読み出して、図柄表示装置20に(一時的に視認可能に)表示するように構成してもよい。
より具体的には、期待度表示処理S400においてステップS426まで進んだ後、図16(b)に示すように、今回の操作スイッチ6の入力操作が、当該変動において何回目の入力操作であるか確認し(ステップS440)、入力操作回数に対応した期待度を図25に示す上記テーブルから読み込み(ステップS441)、上記のステップS460(図17参照)に進むように構成する。
このようなステップについて画面例を用いて説明すると、当該変動において、図25に示すテーブルからパターンpが選択された場合、1回目の操作スイッチ6の入力操作後に表示される期待度Aは50(図25(a)参照)、2回目の入力操作後に表示される期待度Aは60(図25(b)参照)、3回目の入力操作後に表示される期待度Aは70(図25(c)参照)…というように、操作スイッチ6の入力操作毎に期待度が変更表示される構成となっている。
また、期待度表示処理S400において、期待度を求めるための計算式を予め用意して、操作スイッチ6の入力操作毎に、この計算式を構成する項の値や符号を抽選決定し、これら決定された値と符号を用いて期待度Aを導き出して、図柄表示装置20に(一時的に視認可能に)表示するように構成してもよい。
ここでは、図26に示すように、期待度Aを求めるために「x」と、符号「+」又は「−」と、「y」とからなる計算式を用意して、操作スイッチ6の入力操作毎に、「x」及び「y」の値を乱数抽選等により決定し、符号「+」又は「−」のどちらかを選択決定し、これら決定された値及び符号を用いて(すなわち、期待度はA=x+y、又は、A=x−yのどちらかの式を用いて)期待度Aを計算する場合について説明する。
上記の期待度表示処理S400においてステップS426まで進んだ後、図16(c)に示すステップ450に進み、まず「x」の値を乱数抽選により決定し、符号「+」又は「−」のどちらかを選択し(ステップS451)、「y」の値を乱数抽選により決定する(ステップS452)。そして、これらの値及び符号を用いて期待度Aを計算し(ステップS453)、上記のステップS460(図17参照)に進むように構成する。
このようなステップについて画面例を用いて説明すると、当該変動において、1回目の操作スイッチ6の入力操作のときにxが40、符号が+、yが3に決定された場合、計算式A=x+y=40+3に基づき、表示される期待度Aは43(図26(a)参照)となり、2回目の入力操作のときにxが75、符号が−、yが8に決定された場合、計算式A=x−y=75−8に基づき、表示される期待度Aは67(図26(b)参照)となり、3回目の入力操作のときにxが68、符号が+、yが20に決定された場合、計算式A=x+y=68+20に基づき、表示される期待度Aは88(図26(c)参照)となり…というように、操作スイッチ6の入力操作毎に期待度が変更表示される構成となっている。但し、計算式により算出された期待値Aの値が0以下になった場合、表示される期待度Aは0とする。
なお、期待度Aを求める計算式は、上記に限定されるものではなく、例えば、式を構成する項の数を増やしたり、用いる符号の種類の増減する等、適宜設定可能である。