JP2006325879A - 遊技機及び遊技プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の公平性を図りつつ、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむこと。
【解決手段】 遊技球が所定の入賞領域14,15を通過した場合に、特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段43と、遊技者によって操作される操作手段41と、操作手段41からの操作結果に基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態(確変状態)又は非特定通常遊技状態(非確変状態)に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択する決定モード選択手段43と、決定モード選択手段43によって選択された決定モードに基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段43と、具備したこと。
【選択図】図16

Description

本発明は、遊技状態に応じた遊技動作の制御を行うパチンコ遊技機,スロット遊技機等の遊技機、及び遊技プログラムに関する。
パチンコ遊技機等の遊技機にあっては、通常遊技状態中に、例えば始動入賞口に遊技球が入賞した場合に、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(所謂大当たり遊技状態)へ移行するか否かの判定(所謂大当たり判定)が行わる。そして、前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合には、前記特別遊技状態における遊技動作の制御が行われる。更に、前記特別遊技状態終了後には、前記通常遊技状態に復帰して、前記通常遊技状態における遊技動作の制御が行われる。
近年、前記パチンコ遊技機にあっては、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態として、前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態(所謂確変状態)、及び前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態(所謂非確変状態)を有することが多く、特許文献1に示すように、前記特別遊技状態中に、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態と前記非特定通常遊技状態のいずれかに決定している。即ち、前記特別遊技状態における所謂特別図柄ゲームの最終ラウンドにおいて所定の個数以上の遊技球が大入賞口に入賞した場合には、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態に決定する。また、前記特別図柄ゲームの最終ラウンドにおいて所定の個数以上の遊技球が大入賞口に入賞しなかった場合には、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記非特定通常遊技状態に決定する。
特開2002−369939号公報
ところで、前述のように、特許文献1に示す前記パチンコ遊技機にあっては、前記特別図柄ゲームの最終ラウンドにおいて所定の個数以上の遊技球が大入賞口に入賞したか否かによって、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態になるか否かを決定するため、技術度合いの高い遊技者にとっては、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態にすることが容易であるものの、技術度合いの低い遊技者にとっては、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態にすることが極めて困難で、遊技の公平性に欠けるという問題がある。
また、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態になるか否かを決定するための決定モードが1種類しかなく、前記決定モードに対応した遊技動作が単調になる。そのため、遊技者が遊技を重ねていくに伴って、遊技者が遊技に関して飽きてしまい、遊技を十分に楽しむことができないという問題がある。
そこで、本発明は、遊技の公平性を図りつつ、遊技者が十分に遊技を楽しむことができる、新規な構成の遊技機及び遊技プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の発明特定事項は、遊技球が所定の入賞領域を通過した場合に、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段と、
前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段と、を具備した遊技機において、
遊技者によって操作される操作手段と、
前記操作手段からの操作結果に基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択する決定モード選択手段と、を具備し、
前記通常遊技状態決定手段は、前記決定モード選択手段によって選択された前記決定モードに基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態と前記非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定することを特徴とする。
第1の発明特定事項によると、前記決定モード選択手段は、前記操作手段からの操作結果に基づいて、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択するため、遊技者に前記決定モードの選択の自由を与えることができる。これによって、技術度合いの低い遊技者であっても、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態にすることが必ずしも困難であると限らなくなり、遊技の公平性を図ることできる。
また、前記決定モード選択手段は、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択するため、換言すれば、前記遊技機は、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態になるか否かを決定するための複数種の決定モードを有しているため、前記決定モードに対応した遊技動作を変化に富んだものにすることができる。これによって、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
本発明の第2の発明特定事項は、第1の発明特定事項の他に、前記決定モード選択手段によって選択された前記決定モードに対応した演出動作の制御を行う演出制御手段と、
を具備したことを特徴とする。
第2の発明特定事項によると、第1の発明特定事項による作用の他に、前記演出制御手段は、前記決定モードに対応した演出動作の制御を行うため、前記決定モードに対応した演出動作も変化に富んだものにすることができる。これによって、遊技者の遊技に関する飽きをより抑えることができる。
本発明の第3の発明特定事項は、第1又は第2の発明特定事項の他に、複数種の前記決定モードを表示する表示手段と、
遊技者が複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択できるように前記表示手段の表示動作の制御を行う表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする。
第3の発明特定事項によると、第1又は第2の発明特定事項による作用の他に、前記表示制御手段は、遊技者が複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択できるように前記表示手段の表示動作の制御を行うため、遊技者による前記決定モードの選択ミスを防止することができる。
本発明の第4の発明特定事項は、第1から第3のいずれかの発明特定事項の他に、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、前記操作手段の操作を有効化する操作有効化手段と、
を具備したことを特徴とする。
第4の発明特定事項による作用の他に、第1から第3のいずれかの発明特定事項による作用の他に、前記操作有効化手段は、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、前記操作手段の操作を有効化するため、前記操作手段が有効化されたことによって遊技者に達成感を与えることができる。これによって、遊技者が遊技をより十分に楽しむことができる。
本発明の第5の発明特定事項は、第4の発明特定事項の他に、前記操作有効化手段は、前記操作手段の操作を所定の有効期間(所定の有効時間を含む)に限って有効化するようになっており、
前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間経過時に最終的に保持された前記操作結果に基づいて、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択することを特徴とする。
第5の発明特定事項によると、第4の発明特定事項による作用の他に、前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間経過時に最終的に保持された前記操作結果に基づいて、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択するため、前記所定の有効期間内に限って、遊技者が一旦選択した前記決定モードを変更することができる。
本発明の第6の発明特定事項は、第5の発明特定事項の他に、前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間内に前記操作手段からの前記操作結果がない場合に、前記所定の有効期間の経過時又は経過後に複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを任意に選択することを特徴とする。
第6の発明特定事項によると、第5の発明特定事項による作用の他に、前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間内に前記操作手段からの前記操作結果がない場合に、前記所定の有効期間の経過時又は経過後に複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを任意に選択するため、遊技者が前記所定の有効期間内に前記決定モードの選択を忘れても、前記決定モードが自動的に選択され、遊技の進行の妨げにならない。
本発明の第7の発明特定事項は、コンピュータに、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定機能と、
前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定機能によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定機能によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定機能と、を実現させる遊技プログラムにおいて、
更に、前記コンピュータに、遊技者の操作による操作結果に基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択する決定モード選択機能を実現させ、
前記通常遊技状態決定機能は、前記決定モード選択機能によって選択された前記決定モードに基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態と前記非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定することを特徴とする。
第7の発明特定事項によると、前記決定モード選択機能により、遊技者の操作による前記操作結果に基づいて、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択するため、遊技者に前記決定モードの選択の自由を与えることができる。これによって、技術度合いの低い遊技者であっても、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態にすることが必ずしも困難であると限らなくなり、遊技の公平性を図ることできる。
また、前記決定モード選択機能により、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択するため、換言すれば、前記遊技プログラムは、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態になるか否かを決定するための複数種の決定モードを生成するため、前記決定モードに対応した遊技動作を変化に富んだものにすることができる。これによって、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
以上の如き、本発明によれば、遊技の公平性を図りつつ、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の機械的な構成について図1及び図2を参照して説明する。
ここで、図1は、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の正面図であって、図2は、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の遊技盤を示す図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機1は、枠状の遊技機フレーム2をベースとして具備しており、この遊技機フレーム2には、ガラス板3を備えた扉部材4がヒンジ5を介して開閉可能に設けられている。また、扉部材4の裏側には、ガラス板3を通して外部から視認可能な遊技盤6が設けられており、この遊技盤6は、透明な樹脂等からなるものである。更に、遊技盤6には、遊技球を案内する円弧状のレール7が設けられており、このレール7の内側には、遊技領域Aが区画されている。
遊技機フレーム2の正面視右側下部には、遊技領域Aに向けて遊技球を発射操作するための発射ハンドル8が設けられている。また、遊技機フレーム2における発射ハンドル8の左側には、賞球又は貸し球としての遊技球を溜める上皿9が設けられており、遊技機フレーム2における上皿9の下側には、上皿9から排出された遊技球を溜める下皿10が設けられている。また、扉部材4の上部には、音声を発生する複数のスピーカ11が設けられている。
遊技盤6の裏側には、液晶表示装置(LCD)12が設けられており、この液晶表示装置12は、識別情報としての複数の識別図柄の変動表示・停止表示したり、演出等を表示したりするものである。なお、液晶表示装置12に限らず、プラズマディスプレイ、CRT(陰極線管)、エレクトロルミネッセンス等を用いてもよい。また、遊技盤6の上部中央には、識別情報としての特別図柄を表示する特別図柄表示器13が設けられており、この特別図柄表示器13は、7セグメントから構成される。
ここで、液晶表示装置12に表示される複数の識別図柄は、特別図柄表示器13によって表示される特別図柄と対応関係にある。また、第1の実施形態にあっては、特別図柄として4種類の図柄が設定されており、特別図柄の種類に応じて識別図柄として12種類の図柄が設定されている。そして、特別図柄の停止態様が所定の特別図柄用特別停止態様になったときに、パチンコ遊技機1の遊技状態は、後述の通常遊技状態から後述の特別遊技状態(所謂大当り遊技状態)へ移行する。また、特別図柄の停止態様が所定の特別図柄用停止態様になると、複数の識別図柄の停止態様も所定の識別図柄用特別停止態様になる。
なお、所定の識別図柄用特別停止態様とは、例えば、液晶表示装置12の左部に停止表示される識別図柄(左停止図柄という)、液晶表示装置12の中央部に停止表示される識別図柄(中停止図柄という)、及び液晶表示装置12の右部に停止表示される識別図柄(右停止図柄という)が同じ種類に揃った停止態様のことをいう。また、所定の特別図柄用特別停止態様になったときの特別図柄、所定の識別図柄用停止態様になったときの複数の識別図柄のことを大当り図柄いい、
遊技盤6の中央部よりもやや下側には、スタートチャッカーと呼ばれる一対の始動入賞口14,15が設けられており、始動入賞口14,15に遊技球が入賞すると、例えば5個の遊技球が賞球として払い出されると共に、後述する特別図柄ゲームが開始されて、特別図柄表示器13による特別図柄の変動表示及び液晶表示装置12による複数の識別図柄の変動表示が開始されるようになっている。また、一方の始動入賞口14は、遊技球が入賞困難な始動入賞口閉状態と、遊技球が入賞容易な始動入賞口開状態とに切替可能な普通電動役物16を備えている。なお、遊技盤6の上部左側には、始動入賞口14,15に入賞した遊技球を保留玉として表示する4つの特別図柄始動記憶表示器17が設けられている。
遊技盤6における始動入賞口14の下側には、アタッカーと呼ばれる大入賞口(入賞装置)18が設けられており、大入賞口18に遊技球が入賞すると、例えば15個の遊技球が賞球として払い出されるようになっている。また、大入賞口18は、遊技球が入賞困難(入賞不能を含む)な大入賞口閉状態と、遊技球が入賞容易な大入賞口開状態とに切替可能なシャッタ19を備えており、大入賞口18の内部には、V入賞口(図示省略)と特定入賞口(図示省略)が形成されている。
なお、遊技盤6における特別図柄表示器13の下側近傍には、後述のラウンド数を表示するラウンド数表示器20が設けられており、このラウンド数表示器20は、7セグメントから構成される。
遊技盤6におけ特別図柄表示器13の右側近傍には、一対の普通図柄表示器21U,21Dが上下に設けられており、一方の普通図柄表示器21Uは、識別情報としての○形の普通図柄を点灯表示するものであって、他方の普通図柄表示器21Dは、識別情報としての×形の普通図柄を点灯表示するものである。また、遊技盤6の左部及び右部には、普通図柄作動ゲート22がそれぞれ設けられており、普通図柄作動ゲート22に遊技球が通過することによって、普通図柄ゲームが開始されて、一対の普通図柄表示器21U,21Dが交互に点灯動作するようになっている。そして、普通当り判定の結果に基づいて所定の時間経過後に一方の普通図柄表示器21Uが○形の普通図柄を点灯表示した状態になっていると、始動入賞口14が始動入賞口閉状態から始動入賞口開状態に切替わるようになっている。なお、液晶表示装置12の上部左側には、普通図柄作動ゲート22を通過した遊技球を保留玉として表示する4つの普通図柄始動記憶表示器23が設けられている。
遊技盤6の下部には、複数の一般入賞口24が設けられており、一般入賞口24に遊技球が入賞すると、例えば5個の遊技球が賞球として払い出されるようになっている。また、遊技盤6における大入賞口18の下側には、入賞しなかった遊技球を回収するアウト口25が設けられており、遊技盤6の下側周縁には、複数の装飾ランプ26が設けられている。
次に、パチンコ遊技機1の遊技状態について簡単に説明する。
パチンコ遊技機1は、通常遊技状態と、該通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(所謂大当り遊技状態)とを有している。そして、特別遊技状態へ移行すると、特別図柄ゲームが開始され、大入賞口18が大入賞口開状態に切替わってから大入賞口閉状態に復帰するまでを1ラウンドとして、所定のラウンド数(第1の実施形態にあっては15ラウンド)まで特別図柄ゲームを継続して行うようになっている。なお、大入賞口18は、大入賞口開状態に切替わってから、10個の遊技球が大入賞口18に入賞するか又は例えば30秒経過することによって、大入賞口閉状態に復帰するようになっている。
更に、特別遊技状態終了後の通常遊技状態は、特定通常遊技状態(所謂確変状態)と非特定通常遊技状態(所謂非確変状態)とに分かれる。ここで、特定通常遊技状態とは、特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い通常遊技状態のことをいい、具体的には、高確率大当り判定用テーブルを参照して大当り判定が行われる通常遊技状態のことをいう。また、非特定通常遊技状態とは、特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い通常遊技状態のことをいい、具体的には、低確率大当り判定用テーブルを参照して大当り判定が行われる通常遊技状態のことをいう。
次に、特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モード(決定態様)について図3を参照して説明する。
ここで、図3は、複数種の決定モードを説明する図である。
図3に示すように、第1決定モードは、特別図柄ゲームの最終ラウンド終了時に、特定通常遊技状態の決定率(確変決定率)が50%の通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、後述の通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第1決定モードにおいては、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映されない。
第2決定モードは、所定の有効期間(本発明の実施形態にあっては、特別図柄ゲームの開始してから40秒間)経過時に、確変決定率が50%の通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第2決定モードにおいては、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映されない。
第3決定モードは、特別図柄ゲームの最終ラウンド終了時に、特別図柄ゲームにおける大入賞口18の入賞数に応じて選択した通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第3決定モードにおいては、大入賞口18の入賞数の多い場合であっても、確変決定率の高い通常遊技状態決定用テーブルが選択されるとは限らず、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合が反映されない。
第4決定モードは、特別図柄ゲームの最終ラウンド終了時に、特別図柄ゲームの消化時間に応じて選択した通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第4決定モードにおいては、特別図柄ゲームの消化時間が短い場合であっても、確変決定率の高い通常遊技状態決定用テーブルが選択されるとは限らず、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映されない。
第5決定モードは、特別図柄ゲームの最終ラウンド終了時に、特別図柄ゲームにおける大入賞口18の入賞数の大小に応じて選択した通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第5決定モードにおいては、大入賞口18の入賞数の多い場合には、確変決定率の高い通常遊技状態決定用テーブルが選択され、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映される。つまり、第5決定モードは、技術介入度が高いモードである。
第6決定モードは、特別図柄ゲームの最終ラウンド終了時に、特別図柄ゲームの消化時間の長短に応じて選択した通常遊技状態決定用テーブルを参照しつつ、通常遊技状態決定用乱数カウンタから抽出した通常遊技状態決定用乱数値に基づいて、特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれに決定するモードである。この第6決定モードにおいては、特別図柄ゲームの消化時間が短い場合には、確変決定率の高い通常遊技状態決定用テーブルが選択され、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映される。つまり、第6決定モードは、技術介入度が高いモードである。
第7決定モードは、特別図柄ゲームの所定のラウンド(例えば4ラウンド)終了時に、所定のラウンド中に4つの特別図柄始動記憶表示器17が点灯したか否かによって特別通常遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定するモードである。この第7決定モードは、特別図柄ゲームの所定のラウンド中に、4つの特別図柄始動記憶表示器17が点灯した場合に限り、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定され、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態に決定されるか否かについて、遊技者の技術度合いが反映される。つまり、第7決定モードは、技術介入度が高いモードである。
なお、これらの複数種の決定モードは、決定モード選択用テーブルとして、ROM等の記憶手段に記憶されている。
次に、図4を参照して第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機1の制御システムについて説明する。
ここで、図4は、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機1のブロック図である。
パチンコ遊技機1は、メイン基板27に実装された遊技制御回路としての主制御回路28と、サブ基板29に実装された演出制御回路としての副制御回路30と、二つの基板と異なる基板(図示省略)に実装された払出・発射制御回路31とを具備している。ここで、主制御回路28は、遊技動作のうちの遊技者の利益に影響を与える動作を主として制御するものであって、副制御回路30は、主制御回路28からのコマンドに基づいて遊技動作のうちの演出動作の制御を行うものであって、払出・発射制御回路31は、遊技球の払出動作及び遊技球の発射動作の制御を行うものである。
主制御回路28には、V入賞口に入賞した遊技球を計数するV・カウントスイッチ32、特定入賞口に入賞した遊技球を計数するカウントスイッチ33、一般入賞口24に遊技球が入賞したことを検知する一般入賞口スイッチ34、普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過したことを検知する通過ゲートスイッチ35、及び始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを検知する始動入賞口スイッチ36がそれぞれ接続されている。また、主制御回路28には、始動入賞口14を始動入賞口閉状態と始動入賞口開状態とに切替えるように普通電動役物を駆動させる始動入賞口ソレノイド37、大入賞口18を大入賞口閉状態と大入賞口開状態とに切替えるようにシャッタ19を駆動させる大入賞口ソレノイド38、大入賞口18に入賞する遊技球をV入賞口と特定入賞口のいずれかに振り分けるシーソーソレノイド39、電源オフ時等にバックアップされたデータをクリアにするバックアップクリアスイッチ40がそれぞれ接続されている。更に、主制御回路28には、遊技者によって操作される操作スイッチ(操作手段)41が接続されており、この操作スイッチ41は、遊技盤6の下側に配設されている(図1参照)。
主制御回路28、副制御回路30、払出・発射制御回路31の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、主制御回路28は、遊技動作の制御を行うための基本的な遊技制御プログラムを記憶するメインROM42と、このメインROM42に記憶された遊技制御プログラムを解釈して実行するメインCPU43と、このメインCPU43の作業領域を提供するメインRAM44と、所定の周波数のクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路45と、電源投入時に初期処理を実行するための信号を生成する初期リセット回路46と、メインCPU43によって生成されたコマンドを副制御回路30へ送信するシリアル通信用IC47と、表示器(特別図柄表示器13、ラウンド数表示器20、及び普通図柄表示器21U,21D)の点灯動作の制御を行うランプ制御回路48とを備えている。
ここで、メインROM42には、メインCPU43が遊技動作の制御を行うための遊技制御プログラムの他に、特定通常遊技状態において大当りの判定を行う際に参照される高確率大当り判定用テーブル、非特定通常遊技状態において大当りの判定を行う際に参照される低確率大当り判定用テーブル、普通当りの判定を行う際に参照される普通当り判定用テーブル、7種類の決定モードのうちいずれかの決定モードを任意に選択する際に参照される決定モード選択用テーブル、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定する際に参照される確変決定率の異なる複数の通常遊技状態決定用テーブル、特別図柄変動パターンを選択する際に参照される特別図柄変動パターン選択用テーブル、大当り図柄を決定する際に参照される大当り図柄決定用テーブル、はずれのはずれ図柄を決定する際に参照されるはずれ図柄決定用テーブル等、種々のテーブルが記憶されている。なお、高確率大当り判定用テーブルを参照する場合は、低確率大当り判定用テーブルを参照する場合に比べて、大当りであるという判定が行われ易くなっている。
また、メインRAM44には、大当りの判定を行う際に用いられる大当り判定用乱数カウンタ、普通当りの判定を行う際に用いられる普通当り判定用乱数カウンタ、7種類の決定モードのうちいずれかの決定モードを任意に選択する際に用いられる決定モード選択用乱数カウンタ、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定する際に用いられる通常遊技状態決定用乱数カウンタ、特別図柄変動パターンを選択する際に用いられる特別図柄変動パターン選択用乱数カウンタ、大当りの図柄を決定する際に用いられる大当り図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄を決定する際に用いられるはずれ図柄決定用乱数カウンタ等、種々の乱数カウンタが設けられている。
また、メインRAM44には、特別図柄ゲームの制御状態を示す制御状態フラグ、操作スイッチ41の操作が有効化されているか否かを示す操作有効化フラグ、所定の有効期間中にメインCPU43を介して操作スイッチ41からの入力がされている否かを示す入力済フラグ、操作スイッチ41からの操作信号が第1決定モードから第7決定モードのうちのいずれの決定モードに対応しているかを示す決定モード識別フラグ、現在の通常遊技状態が特定通常遊技状態であるか又は非特定通常遊技状態であるかを示す高確率フラグ等、種々のフラグが設けられている。ここで、決定モード識別フラグに「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、又は「7」がセットされている場合には、操作スイッチ41からの操作信号が第1決定モード、第2決定モード、第3決定モード、第4決定モード、第5決定モード、第6決定モード、又は第7決定モードにそれぞれ対応していることを示している。
更に、メインRAM44には、特別図柄ゲームの進行に用いられる待ち時間タイマ、所定の有効期間(有効時間)をセットする有効時間タイマ、大入賞口18の大入賞口開状態(開放状態)の時間をセットする大入賞口時間タイマ、始動入賞口の始動入賞口開状態(開放状態)の時間をセットする普通電役開放時間タイマ等、種々のタイマが設けられている。また、メインRAM44には、特別遊技状態における大入賞口18の開放回数(ラウンド数)を示す大入賞口開放カウンタ、特別遊技状態における1ラウンド中にV・カウントスイッチ32又はカウントスイッチ33によって検知された回数を示す大入賞口入賞カウンタ、始動入賞口スイッチ36によって検知された回数を示す普通電役入賞カウンタ、保留されている特別図柄の変動回数(特別図柄変動の保留個数)を示す入賞記憶カウンタ、保留されている普通図柄の変動回数(普通図柄変動の保留個数)を示す通過記憶カウンタ等、種々のカウンタが設けられている。
また、副制御回路30は、演出動作の制御を行うための演出制御プログラムを記憶するプログラムROM49と、プログラムROM49に記憶された演出制御プログラムを解釈して実行するサブCPU50と、このサブCPU50の作業領域を提供するワークRAM51と、液晶表示装置12の表示動作の制御を行う表示制御回路52と、スピーカ11から発生される音声の制御を行う音声制御回路53と、装飾ランプ26等の点灯動作の制御を行うランプ制御回路54とを備えている。
ここで、プログラムROM49には、演出制御プログラムの他に、演出に関する種々のテーブルが記憶されている。ワークRAM51には、演出に関する種々の乱数カウンタが設けられている。
更に、表示制御回路52は、識別図柄の画像データ,識別図柄変動パターンの画像データ,複数種の決定モードを示す画像データ,演出パターン(決定モードに対応した演出パターンを含む)の画像データ,背景パターンの画像データ等の各種の画像データを記憶する画像データROM55と、画像データROM55に記憶された画像データから液晶表示装置12に表示するための表示画像データを生成する画像データプロセッサ(VDP)56と、このVDP56によって生成された表示画像データを画像信号として変換して液晶表示装置12に出力するD/Aコンバータ57と、電源投入時にリセット信号を発生する初期リセット回路58とを備えている。
払出・発射制御回路31には、遊技球を払出す払出装置59、遊技球を発射する発射装置60、及びカードユニット61が接続されており、カードユニット61には、貸し球操作パネル62が接続されている。そして、払出・発射制御回路31は、主制御回路28から送信された賞球コマンド、又はカードユニット61から送信された貸し球コマンドに基づいて、遊技球を払出すための払出信号を払出装置59に出力するようになっている。また、払出・発射制御回路31は、発射ハンドル8の操作に応じて遊技球を発射するための発射信号を発射装置60に出力するようになっている。
次に、液晶表示装置12の表示動作の制御の特徴部分について図5及び図6を参照して説明する。
ここで、図5は、複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択できるように7数種の決定モードを円グラフ状に表示した状態を示す図であって、図6は、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードが選択された状態を示す図である。
図5に示すように、サブCPU50は、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するためのデータをVDP56に出力すると、VDP56は、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択できるように液晶表示装置12の表示動作の制御を行う。
具体的には、VDP56は、液晶表示装置12の画面に7種類の決定モードの表示領域を円グラフ状に区画しつつ、7種類の決定モードの表示領域が時計回りに順次点滅(図5において点ハッチングを施した部分)するように、液晶表示装置12の表示動作の制御を行う。なお、この場合、液晶表示装置12の画面における大当り図柄の上側には「決定モードを選んで!」のメッセージが表示されると共に、各々の決定モードの表示領域には決定モードの確変決定率等を示す文字等が表示されるようになっている。
図6に示すように、所定の有効期間中に遊技者によって操作スイッチ41が操作されると、VDP56は、操作スイッチ41の操作時に点滅していた所定の決定モードの表示領域を強調表示するように、液晶表示装置12の表示動作の制御を行う。なお、この場合、液晶表示装置12の画面における大当り図柄の上側に「所定の決定モード(例えば、第3決定モード)!を受け付けました」のメッセージが表示される。
ここで、サブCPU50及びVDP56は、遊技者が7種類の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択できるように液晶表示装置12の表示動作の制御を行う表示制御手段としての機能を有することになる。
次に、メインCPU43によるメイン処理について図7を参照して説明する。
ここで、図7は、メインCPU43によるメイン処理を示す制御フローチャートである。
図7に示すように、メインCPU43は、初期化処理を実行する(ステップ111)。この処理において、メインCPU43は、レジスタを電断状態前の状態に復帰させるか、又はメインRAM44等の作業領域を初期化する。
ステップ111が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄制御処理を実行する(ステップ112)。この処理において、メインCPU43は、特別図柄ゲームの進行に関する制御、サブCPU50に対して液晶表示装置12に表示動作させるための制御を行う。なお、特別図柄制御処理の詳細は、後述する。
ステップ112が終了した後に、メインCPU43は、普通図柄処理を実行する(ステップ113)。この処理において、メインCPU43は、普通図柄ゲームの進行に関する制御、普通図柄表示器21U、21Dの点灯の制御等を行う。
なお、ステップ113の処理が終了した後に、再びステップ112に処理を移す。つまり、メインCPU43は、ステップ113の処理が終了した後に、ステップ112とステップ113の処理を繰り返して実行する。
次に、メインCPU43によるシステムタイマ割込処理について図8を参照して説明する。
ここで、図8は、メインCPU43によるシステムタイマ割込処理を示す制御フローチャートである。なお、メインCPU43によるシステムタイマ割込処理は、所定の周期(例えば2msec)毎に実行される。
図8に示すように、まず、メインCPU43は、乱数更新処理を実行する(ステップ131)。この処理において、メインCPU43は、大当り判定用乱数カウンタの大当り判定用乱数値、通常遊技状態決定用乱数カウンタの通常遊技状態決定用乱数値、決定モード選択用乱数カウンタの決定モード選択用乱数値、大当り図柄決定用乱数カウンタの大当り図柄決定用乱数値、普通当り判定用乱数カウンタの普通当り判定用乱数値等を記憶更新する。
ステップ131が終了した後に、メインCPU43は、スイッチ入力検出処理を実行する(ステップ132)。この処理において、メインCPU43は、V・カウントスイッチ32、カウントスイッチ33、一般入賞口スイッチ34、通過ゲートスイッチ35、及び始動入賞口スイッチ36から検知信号が入力されているか否かを検出する。なお、スイッチ入力検出処理の詳細は、後述する。
ステップ132が終了した後に、メインCPU43は、タイマ更新処理を実行する(ステップ133)。この処理において、メインCPU43は、待ち時間タイマ、有効時間タイマ、大入賞口時間タイマ等のタイマの値を記憶更新する。
ステップ133が終了した後に、メインCPU43は、ポート出力処理を実行する(ステップ134)。この処理において、メインCPU43は、駆動制御するための駆動信号を始動入賞口ソレノイド37、大入賞口ソレノイド38、シーソーソレノイド39等に出力する。
ステップ134が終了した後に、メインCPU43は、コマンド出力処理を実行する(ステップ135)。この処理において、メインCPU43は、デモ表示の開始を示すデモ開始コマンド、特別図柄を示す特別図柄コマンド、特別図柄の変動の開始を示す特別図柄変動開始コマンド、特別図柄変動パターンを示す特別図柄変動パターンコマンド、決定モードに対応した演出パターンを示す決定モード演出パターンコマンド等の各種のコマンドを副制御回路30に送信する。
ステップ135が終了した後に、メインCPU43は、払出処理を実行する(ステップ136)。この処理において、メインCPU43は、賞球数を含む賞球コマンドを払出・発射制御回路31に送信する。この結果、払出・発射制御回路31は、賞球コマンドに含まれる賞球数の払出すための払出信号を払出装置59に出力して、払出装置59から遊技球が賞球数分だけ払出される。
なお、ステップ136の処理が終了すると、本サブルーチンを終了して、割込発生前のアドレスに復帰して後述のメインCPU43によるメイン処理を実行する。
図8におけるステップ132において実行されるスイッチ入力検出処理について図9を参照して説明する。
ここで、図9は、メインCPU43によるスイッチ入力検出処理を示す制御フローチャートである。
図9に示すように、まず、メインCPU43は、賞球関連スイッチチェック処理を実行する(ステップ151)。この処理において、メインCPU43は、賞球に関連のあるセンサ(V・カウントスイッチ32、カウントスイッチ33、一般入賞口スイッチ34、通過ゲートスイッチ35、及び始動入賞口スイッチ36)から検知信号が入力されているか否か検出する。そして、メインCPU43は、賞球に関連のあるセンサから入力された検知信号に基づいて、賞球の数を決定し、メインRAM44に記憶する。
ステップ151の処理が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄関連スイッチチェック処理を実行する(ステップ152)。この処理において、メインCPU43は、特別図柄に関連のある始動入賞口スイッチ36から検知信号が入力されているか否か検出する。そして、メインCPU43は、始動入賞口スイッチ36からの検知信号を検知した場合には、入賞記憶カウンタのカウント値(特別図柄変動の保留個数)が4より小さいことを条件として、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り停止図柄決定用カウンタから大当り停止図柄決定用乱数値を抽出する。そして、メインCPU43は、抽出した大当り判定用乱数値及び大当り停止図柄決定用乱数値をメインRAM44の特別図柄記憶領域に記憶する。
ステップ152の処理が終了した後に、メインCPU43は、普通図柄関連スイッチチェック処理を実行する(ステップ153)。この処理において、メインCPU43は、普通図柄に関連のある通過ゲートスイッチ35から検知信号を入力されているか否かを検出する。
ステップ153の処理が終了した後に、メインCPU43は、操作スイッチ入力処理を実行する(ステップ154)。この処理において、メインCPU43は、操作スイッチ41から操作信号が入力されているか否か検出する。なお、ステップ154の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。また、操作スイッチ入力処理の詳細は、後述する。
図9におけるステップ154において実行される操作スイッチ入力処理について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、メインCPU43による操作スイッチ入力処理を示す制御フローチャートである。
図10に示すように、まず、メインCPU43は、所定の有効期間中であるか否か判断する(ステップ171)。この処理において、メインCPU43は、有効時間タイマにセットされた所定の有効期間(有効時間)中であるか否か判断する。そして、メインCPU43は、所定の有効期間中であると判断した場合には、ステップ172に処理を移す一方、所定の有効期間中でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ171の処理により所定の有効期間中であると判断した場合には、メインCPU43は、操作スイッチ41から操作信号が入力されているか否か判断する(ステップ172)。そして、メインCPU43は、操作スイッチ41から操作信号が入力されていると判断した場合には、ステップ173に処理を移す一方、操作スイッチ41から操作信号が入力されていないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ172の処理により操作スイッチ41から操作信号が入力されていると判断した場合には、メインCPU43は、入力済フラグのセットをセットする(ステップ173)。この処理において、メインCPU43は、入力済フラグをセットする他に、決定モード識別フラグに操作信号に対応した変数をセットする。なお、ステップ173の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
次に、図7におけるステップ112において実行される特別図柄処理について図11を参照して説明する。
ここで、図11は、メインCPU43による特別図柄制御処理を示す制御フローチャートである。なお、図11において、ステップ191からステップ200の左側の数値は、対応するステップの制御状態フラグの数値を示しており、この制御状態フラグの数値に応じてステップの処理が実行される。
図11に示すように、まず、メインCPU43は、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップ191)。この処理において、メインCPU43は、メインRAM44から制御状態フラグを読み出す。
ステップ191の処理が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄記憶チェック処理を実行する(ステップ192)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)である場合に、保留されている特別図柄変動の保留個数を入賞記憶カウンタから読み出し、特別図柄変動の保留個数をチェックする。そして、メインCPU43は、特別図柄変動の始動記憶数があると判断すると、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットして、大当り判定、特別図柄の決定、特別図柄変動パターンの決定等の処理を実行する。また、メインCPU43は、決定された特別図柄変動パターンに対応する時間(変動時間)を待ち時間タイマにセットする。なお、特別図柄記憶チェック処理の詳細は、後述する。
ステップ192が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄変動時間管理処理を実行する(ステップ193)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)である場合に、ステップ192の処理により待ち時間タイマにセットされた変動時間だけ待機する。そして、メインCPU43は、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットして、確定後待ち時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ193が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄表示時間管理処理を実行する(ステップ194)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)である場合に、ステップ193の処理により待ち時間タイマにセットされた確定後待ち時間だけ待機する。次に、メインCPU43は、確定後待ち時間が経過した後に、大当りか否かの判定を行う。そして、メインCPU43は、大当りであるという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するという判定である場合には、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットして、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU43は、大当りでないという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行しないという判定である場合には、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)に制御状態フラグをセットする。なお、特別図柄表示時間管理処理の詳細は、後述する。
ステップ194が終了した後に、メインCPU43は、大当り開始インターバル管理処理を実行する(ステップ195)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)である場合に、ステップ194の処理により待ち時間タイマにセットされた大当り開始インターバルに対応する時間だけ待機する。そして、メインCPU43は、大入賞口18が大入賞口開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。また、メインCPU43は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットして、開放上限時間を大入賞口時間タイマにセットする。なお、大当り開始インターバル管理処理の詳細は、後述する。
ステップ195が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口再開放待ち時間処理を実行する(ステップ196)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)である場合に、大入賞口開放カウンタのカウント値を1加算して更新する。そして、メインCPU43は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットして、開放上限時間を大入賞口時間タイマにセットする。
ステップ196が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口開放中処理を実行する(ステップ197)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが大入賞口開放中処理を示す値(04)である場合に、大入賞口カウンタのカウント値が10以上であるという条件、ステップ195或いはステップ196の処理により大入賞口時間タイマにセットした開放上限時間が経過したという条件のうちいずれかを満たすか否かの判断をする。そして、メインCPU43は、いずれかの条件を満たしていると判断した場合には、大入賞口18が大入賞口開状態から大入賞口閉状態に切替わるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。また、メインCPU43は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットして、大入賞口内残留球監視時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ197が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口内残留球監視処理を実行する(ステップ198)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)である場合に、ステップ196の処理により待ち時間タイマにセットされた大入賞口内残留球監視時間だけ待機する。次に、メインCPU43は、大入賞口開放カウンタのカウント値が15以上であるか否かの判断をする。そして、メインCPU43は、大入賞口開放カウンタのカウント値が15以上であると判断した場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットして、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU43は、大入賞口開放カウンタのカウント値が15以上でないと判断した場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットして、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ198が終了した後に、メインCPU43は、大当り終了インターバル処理を実行する(ステップ199)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)である場合に、ステップ198の処理によりセットされた大当り終了インターバルに対応する時間だけ待機する。そして、メインCPU43は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
ステップ199が終了した後に、メインCPU43は、特別図柄ゲーム終了処理を実行する(ステップ200)。この処理において、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、特別図柄変動の始動記憶数を1減算して更新する。また、メインCPU43は、次回の特別図柄ゲームを実行するために、特別図柄記憶図柄領域のデータ(1〜4)を特別図柄記憶領域のデータ(0〜3)へシフトさせて、特別図柄記憶チェックを示す値(00)を制御状態フラグにセットする。そして、ステップ200の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図11おけるステップ192において実行される特別図柄記憶チェック処理について図12を参照して説明する。
ここで、図12は、メインCPU43による特別図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。
図12に示すように、まず、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断をする(ステップ211)。そして、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、ステップ212に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ211の処理により制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、メインCPU43は、入賞記憶カウンタに示される特別図柄変動の保留個数が0であるか否かの判断をする(ステップ212)。この処理において、メインCPU43は、入賞記憶カウンタのカウント値が0であるか否か判断する。そして、メインCPU43は、特別図柄変動の保留個数が0であると判断した場合には、ステップ213に処理を移す一方、特別図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、ステップ214に処理を移す。
ステップ212の処理により特別図柄変動の保留個数が0であると判断した場合には、メインCPU43は、デモ表示処理を実行する(ステップ213)。この処理において、メインCPU43は、デモンストレーション表示を開始するためのデモ表示開始コマンドを生成し、メインRAM44に記憶する。なお、この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ212の処理により特別図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、メインCPU43は、特別図柄可変時間管理を示す値を(01)を制御状態フラグにセットする(ステップ214)。
ステップ214が終了した後に、メインCPU43は、大当り判定処理を実行する(ステップ215)。この処理において、メインCPU43は、高確率フラグがセットされている場合、換言すれば、通常遊技状態が特定通常遊技状態である場合には、高確率大当り判定用テーブルを選択すると共に、高確率フラグがセットされていない場合、換言すれば、通常遊技状態が非特定通常遊技状態である場合には、低確率大当り判定用テーブルを選択する。そして、メインCPU43は、選択した大当り判定用テーブルを参照しつつ、メインRAMの特別図柄記憶領域から読み出した大当り判定用乱数値に基づいて、大当りの判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う。
ステップ215の処理が終了した後に、メインCPU43は、大当りの判定結果に基づく処理を実行する(ステップ216)。そして、メインCPU43は、大当りであるという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するという判定を行った場合には、ステップ217に処理を移す一方、大当りでないという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行しないという判定を行った場合には、ステップ218に処理を移す。
ステップ215,216の処理により大当りであるという判定を行った場合には、メインCPU43は、大当り図柄の決定処理を実行する(ステップ217)。この処理において、メインCPU43は、大当り図柄決定用テーブルを参照しつつ、メインRAM44の特別図柄記憶領域から読み出した大当り図柄用乱数値に基づいて、大当り図柄を決定し、メインRAM44に記憶する。
ここで、決定された大当り図柄を示すデータは、図8のステップ135の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄を示すコマンドとして送信される。
一方、ステップ215,216の処理により大当りでないという判定を確認した場合には、メインCPU43は、はずれ図柄の決定処理を実行する(ステップ218)。この処理において、メインCPU43は、はずれ図柄決定用テーブルを参照しつつ、はずれ図柄決定用乱数カウンタから抽出されたはずれ図柄用乱数値に基づいて、はずれ図柄を決定し、メインRAM44に記憶する。
ここで、決定されたはずれ図柄を示すデータは、図8のステップ135の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄を示すコマンドとして送信される。
ステップ217又はステップ218の処理が終了した後に、メインCPU43は、変動パターン決定処理を実行する(ステップ219)。この処理において、メインCPU43は、特別図柄変動パターン選択用テーブルを参照しつつ、特別図柄変動パターン選択用乱数カウンタから抽出した特別図柄変動パターン選択用乱数に基づいて特別図柄変動パターンを選択し、メインRAM44に記憶する。
ここで、メインRAM44に記憶された特別図柄変動パターンを示すデータは、図8のステップ135の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄変動パターンコマンドとして送信される。そして、サブCPU50及びVDP56は、特別図柄を示すコマンド及び特別図柄変動パターンコマンドに基づいて識別図柄を変動・停止表示させることができる。
ステップ219の処理が終了した後に、メインCPU43は、決定した特別図柄変動パターンに対応する変動表示時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ220)。
ステップ220の処理が終了した後に、メインCPU43は、今回の変動表示に用いられた記憶領域のクリア処理を実行する(ステップ221)。この処理において、メインCPU43は、今回の変動表示に用いられた記憶領域を初期化する。なお、ステップ221の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図11おけるステップ194において実行される特別図柄表示時間管理処理について図13を参照して説明する。
ここで、図13は、メインCPU43による特別図柄表示時間管理処理を示す制御フローチャートである。
図13に示すように、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かの判断をする(ステップ231)。この処理において、メインCPU43は、図11のステップ191の処理によりメインRAM44から読み出した制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU43は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であると判断した場合には、ステップ232に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ231の処理により制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であると判断した場合には、メインCPU43は、図11のステップ193の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ232)。そして、メインCPU43は、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ233に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ232の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU43は、大当りの判定結果の確認を行う(ステップ233)。そして、メインCPU43は、大当りであるという判定を行ったことを確認した場合には、ステップ234に処理を移す一方、大当りでないという判定を行ったこと確認した場合には、ステップ235に処理を移す。
ステップ233の処理により大当りであるという判定を行ったことを確認した場合には、メインCPU43は、操作有効化処理を実行する(ステップ234)。この処理において、メインCPU43は、操作有効化フラグをセットして、操作スイッチの操作を有効化する。
ステップ234の処理が終了した後に、メインCPU43は、所定の有効期間(有効時間、本発明の実施形態にあっては40秒間)を有効時間タイマにセットする(ステップ236)。
ステップ236の処理が終了した後に、メインCPU43は、制御状態フラグとして大当り開始インターバル管理を示す値(03)をセットする(ステップ237)。この処理において、メインCPU43は、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ237の処理が終了した後に、メインCPU43は、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ238)。なお、ステップ238の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ233の処理により大当りでないという判定を行ったことを確認した場合には、制御状態フラグとして特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする(ステップ235)。この処理において、メインCPU43は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグに記憶する。なお、ステップ235の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図11おけるステップ195において実行される大当り開始インターバル管理処理について図14を参照して説明する。
ここで、図14は、メインCPU43による大当り開始インターバル処理を示す制御フローチャートである。
図14に示すように、メインCPU43は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であるか否かの判断をする(ステップ251)。この処理において、メインCPU43は、図11のステップ191の処理によりメインRAM44から読み出した制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU43は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であると判断した場合には、ステップ252に処理を移す一方、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ252の処理により制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であると判断した場合には、図13のステップ238の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ252)。そして、メインCPU43は、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ253に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ252の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU43は、大入賞口開放設定処理を実行する(ステップ253)。この処理において、メインCPU43は、大入賞口18が大入賞口開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。
ステップ253の処理が終了した後に、制御状態フラグとして大入賞口開放中を示す値(04)をセットする(ステップ254)。この処理において、メインCPU43は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ254の処理が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口開放中に対応する時間を大入賞口開放時間タイマにセットする(ステップ255)。なお、ステップ255の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
ここで、図13に示す特別図柄表示時間管理処理からステップ234,236の処理を省略し、大当り開始インターバル管理処理におけるステップ252とステップ253の間にステップ234,236の処理と同じ処理を実行するようにしても差し支えない。
図11おけるステップ196において実行されるメインCPU43による大入賞口再開放待ち時間管理処理について図15を参照して説明する。
ここで、図15は、メインCPU43による大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す制御フローチャートである。
図15に示すように、メインCPU43は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であるか否かの判断をする(ステップ271)。この処理において、メインCPU43は、図11のステップ191の処理によりメインRAM44から読み出した制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU43は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であると判断した場合には、ステップ272に処理を移す一方、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ271の処理により制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であると判断した場合には、図11のステップ198の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ272)。そして、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ273に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ272の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU43は、大入賞口開放カウンタのカウント値に1加算して更新する(ステップ273)。
ステップ273の処理が終了した後に、メインCPU43は、有効時間タイマにセットした所定の有効期間(有効時間)を経過しているか否か判断する(ステップ274)。そして、メインCPU43は、所定の有効期間を経過していると判断した場合には、ステップ275に処理を移す一方、所定の有効期間を経過していないと判断した場合には、ステップ276に処理を移す。
ステップ274の処理により所定の有効期間を経過していると判断した場合には、メインCPU43は、決定モード選択処理を実行する(ステップ275)。この処理において、メインCPU43は、選択した決定モードによって特別遊技状態後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態に決定するためのデータをメインRAM44にセットする。なお、決定モード選択処理の詳細は後述する。
ステップ275の処理が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口開放設定処理を実行する(ステップ276)。この処理において、メインCPU43は、大入賞口18が開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。
ステップ276の処理が終了した後に、メインCPU43は、制御状態フラグとして大入賞口開放中を示す値(04)をセットする(ステップ277)。この処理において、メインCPU43は、大入賞口開放中を示す値(04)を特別柄制御状態フラグに記憶する。
ステップ277の処理が終了した後に、メインCPU43は、大入賞口開放中に対応する時間を大入賞口開放時間タイマにセットする(ステップ278)。なお、ステップ278の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図15おけるステップ275において実行されるメインCPU43による決定モード選択処理について図16を参照して説明する。
ここで、図16は、メインCPU43による決定モード選択処理を示す制御フローチャートである。
図16に示すように、まず、メインCPU43は、入力済フラグがセットされているか否か判断する(ステップ291)。そして、メインCPU43は、入力済フラグがセットされていると判断した場合には、ステップ292に処理を移す一方、入力済フラグがセットされていないと判断した場合には、ステップ293に処理を移す。
ステップ291の処理により入力済のフラグがセットされていると判断した場合には、メインCPU43は、操作スイッチ41の操作によって選択された決定モードに基づいて特別遊技状態後の通常遊技状態を決定するためのデータをセットする(ステップ292)。この処理において、メインCPU43は、決定モード識別フラグにセットされている変数に対応する決定モードを選択し(前述の通り、記憶手段に記憶されており、そこから選択する処理を行う)、選択された決定モードに基づいて特別遊技状態後の通常遊技状態を決定するためのデータを生成し、メインRAM44に記憶する。
ステップ291の処理により入力済のフラグがセットされていなと判断した場合には、換言すれば、所定の有効期間内に操作スイッチ41から操作信号が入力されなかった場合には、メインCPU43は、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを任意に選択して、任意に選択された決定モードに基づいて特別遊技状態後の通常遊技状態を決定するためのデータをセットする(ステップ293)。この処理において、メインCPU43は、決定モード選択用テーブルを参照しつつ、決定モード選択用乱数カウンタから抽出した決定モード選択用乱数値に基づいて7種類の決定モードの中からいずれかの決定モードを任意に選択する。そして、メインCPU43は、任意に選択された決定モードを示す変数(「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、又は「7」)を決定モード識別フラグにセットして、選択された決定モードに基づいて特別遊技状態後の通常遊技状態を決定するためのデータをメインRAM44に記憶する。
ステップ292又はステップ293の処理が終了した後に、メインCPU43は、メインCPU43は、選択された決定モードに対応した演出パターンを示す決定モード演出パターンコマンドをセットする(ステップ294)。この処理において、メインCPU43は、選択された決定モードに対応した演出パターンを示す決定モード演出パターンコマンドを生成し、メインRAM44に記憶する。なお、ステップ294の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
次に、メインCPU43による通常遊技状態決定処理について説明する。
所定の有効期間が経過した時、所定のラウンド(4ラウンド)が終了した時、特別図柄ゲームの最終ラウンドが終了した時に、メインCPU43は、図11に示すメインCPU43による特別図柄制御処理を中断して、通常遊技状態決定処理を実行する。
即ち、所定の有効期間が経過した時に、メインCPU43は、決定モード識別フラグに「2」がセットされているか否か判断する。そして、決定モード識別フラグが「2」がセットされている場合には、メインCPU43は、第2決定モードに基づいて、特別遊技状態後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定し、通常遊技状態決定処理を終了する。一方、決定モード識別フラグに「2」がセットされてない場合には、メインCPU43は、直ちに通常遊技状態決定処理を終了する。
また、所定のラウンドが終了した時に、メインCPU43は、決定モード識別フラグに「7」がセットされているか否か判断する。そして、決定モード識別フラグに「7」がセットされている場合には、メインCPU43は、第7決定モードに基づいて、特別遊技状態後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定し、通常遊技状態決定処理を終了する。一方、決定モード識別フラグに「7」がセットされていない場合には、メインCPU43は、直ちに通常遊技状態決定処理を終了する。
更に、特別図柄ゲームの最終ラウンドが終了した時に、メインCPU43は、決定モード識別フラグに「1」、「3」、「4」、「5」、又は「6」のいずれか変数がセットされているか否か判断する。そして、決定モード識別フラグに「1」、「3」、「4」、「5」、又は「6」のいずれか変数がセットされている場合には、メインCPU43は、決定モード識別フラグの変数に対応する決定モードに基づいて、特別遊技状態後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態のいずれかに決定し、通常遊技状態決定処理を終了する。一方、決定モード識別フラグに「1」、「3」、「4」、「5」、又は「6」のいずれか変数がセットされていない場合には、メインCPU43は、直ちに通常遊技状態決定処理を終了する。
次に、サブCPU50によるメイン処理について図17を参照して説明する。
ここで、図17は、サブCPU50によるメイン処理を示すフローチャートである。
図17に示すように、まず、サブCPU50は、初期化処理を実行する(ステップ311)。この処理において、サブCPU50は、レジスタを電断状態前の状態に復帰させるか、又はワークRAM51等の作業領域を初期化する。
ステップ311が終了した後に、サブCPU50は、コマンド解析処理を実行する(ステップ312)。この処理において、サブCPU50は、受信バッファに主制御回路28からコマンドが格納されているか否か判断する。そして、受信バッファにコマンドが格納されていると判断した場合には、サブCPU50は、コマンドに応じた処理を実行する。
ステップ312の処理が終了した後に、サブCPU50は、表示制御処理を実行する(ステップ313)。この処理において、サブCPU50は、変動パターンを示すデータ、演出パターン(決定モード演出パターンを含む)を示すデータ、背景パターンを示すデータ、デモ表示パターンを示すデータ等をVDP56に出力する。この結果、VDP56は、入力されたデータに基づいて、画像データROM55に記憶された画像データを読み出して、液晶表示装置12に表示するための表示画像データを生成する。そして、VDP56及びD/Aコンバータ57は、表示画像データを画像信号として変換して液晶表示装置12に出力する。よって、液晶表示装置12に識別図柄を変動表示させたり、演出等を表示させたりすることができる。
ステップ313が終了した後に、サブCPU50は、音声制御処理を実行する(ステップ314)。この処理において、サブCPU50は、主制御回路28からのコマンドに基づいて、スピーカ11から所定の音声が発生されるためのデータを音声制御回路53に出力する。この結果、音声制御回路53は、所定の音声を発生するための音声信号をスピーカ11に出力して、スピーカ11の音声の制御を行うことができる。
ステップ314が終了した後に、サブCPU50は、ランプ制御処理を実行する(ステップ315)。この処理において、サブCPU50は、主制御回路28からのコマンドに基づいて、複数の装飾ランプ26を点灯作動させるためのデータをランプ制御回路54に出力する。この結果、ランプ制御回路54は、複数の装飾ランプ26を点灯作動させるためのランプ信号を複数の装飾ランプ26に出力して、複数の装飾ランプ26の点灯作動の制御を行うことができる。
なお、ステップ315の処理が終了した後に、再びステップ312に処理を移す。つまり、サブCPU50は、ステップ311の処理が終了した後に、ステップ312からステップ315の処理を繰り返して実行する。
次に、サブCPU50によるコマンド受信割込処理について図18を参照して説明する。
ここで、図18は、サブCPU50によるコマンド受信割込処理を示すフローチャートである。
図18に示すように、まず、サブCPU50は、レジスタ退避処理を実行する(ステップ331)。この処理において、サブCPU50は、各レジスタの内容をワークRAM51に退避させる。
ステップ331が終了した後に、サブCPU50は、入力されたコマンドを受信バッファに格納する(ステップ332)。
ステップ332が終了した後に、サブCPU50は、レジスタの復帰処理を実行する(ステップ333)。この処理において、サブCPU50は、ステップ331の処理によってワークRAM51に退避させた各レジスタの内容を再度レジスタに格納する。
なお、ステップ333の処理が終了すると、本サブルーチンを終了して、割込発生前のアドレスに復帰してサブCPU50によるメイン処理を実行する。
次に、図17におけるステップ312のコマンド解析処理について図19を参照して説明する。
ここで、図19は、サブCPUによるコマンド解析処理を示すフローチャートである。
図19に示すように、まず、サブCPU50は、受信バッファにコマンドが格納されているか否か判断する(ステップ351)。この処理において、サブCPU50は、受信バッファにコマンドが格納されていると判断した場合には、ステップ352に処理を移す一方、受信バッファにコマンドが格納されていないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ351の処理により受信バッファにコマンドが格納されていると判断した場合には、サブCPU50は、コマンド読み出し処理を実行する(ステップ352)。この処理において、サブCPU50は、受信バッファに格納されているコマンドを読み出す。
ステップ352が終了した後に、サブCPU50は、読み出したコマンドが決定モード演出パターンコマンドであるか否か判断する(ステップ353)。そして、サブCPU50は、読み出したコマンドが決定モード演出パターンコマンドであると判断した場合には、処理をステップ354に移す一方、読み出したコマンドが決定モード演出パターンコマンドでないと判断した場合には、処理をステップ355に移す。
ステップ353の処理により読み出したコマンドが決定モード演出パターンコマンドであると判断した場合には、サブCPU50は、決定モードの確認処理を実行する(ステップ354)。
ステップ354の処理が終了した後に、サブCPU50は、読み出した決定モード演出パターンコマンドに基づいて、メインCPU43によって選択した決定モードに対応した演出パターンを示すデータをワークRAM51に記憶する(ステップ356)。なお、ステップ356の処理が終了した場合には、本サブルーチンは終了する。
ステップ353の処理により読み出したコマンドが決定モード演出パターンコマンドであると判断した場合には、サブCPU50は、その他のコマンドに対応する処理を実行する(ステップ355)。なお、ステップ355の処理が終了した場合には、本サブルーチンは終了する。
ここで、図12のステップ215からステップ216の処理を実行するメインCPU43は、遊技球が所定の入賞領域を通過した場合に(始動入賞口14,15に入賞した場合に)、特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段としての機能を有することになる。また、図13のステップ234及びステップ236の処理を実行するメインCPU43は、特別遊技状態移行判定手段によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、操作手段(操作スイッチ41)の操作を所定の有効期間に限って有効化する操作有効化手段としての機能を有することになる。
図16のステップ291からステップ293の処理を実行するメインCPU43は、所定の有効期間経過後に最終的に保持された操作手段からの操作結果(操作信号)に基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態に決定するための7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択する決定モード選択手段としての機能を有することになる。また、図16のステップ291及びステップ293の処理を実行するメインCPU43は、決定モード選択手段として、所定の有効期間内に操作手段からの操作結果がない場合に、所定の有効期間の経過時(又は経過後)に7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを任意に選択するようになっている。
決定モード選択処理を実行するメインCPU43は、決定モード選択手段によって選択された決定モードに基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段としての機能を有することになる。また、図19のステップ353、ステップ354、及びステップ356の処理を実行するサブCPU50は、決定モード選択手段によって選択された決定モードに対応した演出動作の制御を行う演出制御手段としての機能を有することになる。
次に、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
メインCPU43は、操作スイッチ41からの操作信号に基づいて、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するため、遊技者に決定モードの選択の自由を与えることができる。これによって、技術度合いの低い遊技者であっても、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態にすることが必ずしも困難であると限らなくなり、遊技の公平性を図ることできる。
メインCPU43は、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するため、換言すれば、パチンコ遊技機1は、特別遊技状態終了後の通常遊技状態が特定通常遊技状態になるか否かを決定するための7数種の決定モードを有しているため、決定モードに対応した遊技動作を変化に富んだものにすることができる。また、サブCPU50は、決定モードに対応した演出動作の制御を行うため、決定モードに対応した演出動作も変化に富んだものにすることができる。これによって、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。特に、メインCPU43によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、操作スイッチ41の操作を有効化するため、操作スイッチ41が有効化されたことによって遊技者に達成感を与えることができ、遊技者が遊技をより十分に楽しむことができる。
メインCPU43は、所定の有効期間経過時に最終的に保持された操作信号に基づいて、7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するため、所定の有効期間内に限って、遊技者が一旦選択した前記決定モードを変更することができる。また、メインCPU43は、所定の有効期間内に操作スイッチ41からの操作信号がない場合に、所定の有効期間の経過時(又は経過後)に7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを任意に選択するため、遊技者が所定の有効期間内に決定モードの選択を忘れても、決定モードが自動的に選択され、遊技の進行の妨げにならない。
以上の如き、第1の実施形態によれば、遊技の公平性を図りつつ、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係わる遊技プログラムについて図20を参照して説明する。
ここで、図20は、第2の実施形態に係わる遊技プログラムを示すブロック図である。
図20に示すように、第2の実施形態に係わる遊技プログラム63は、ROMカートリッジ、CO−ROM、DVD等の記憶媒体に記憶されたり、インターネット等の通信回線を利用して配布されたるするものである。
また、遊技プログラム63は、テレビゲーム又はパソコン等のコンピュータ64に、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定機能65と、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定機能66と、を実現させるものである。ここで、特定通常遊技状態とは、特別遊技状態移行判定機能65によって特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い通常遊技状態のことをいい、非特定通常遊技状態とは、特別遊技状態移行判定機能65によって特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い通常遊技状態のことをいう。
更に、遊技プログラム63は、コンピュータ64に、遊技者の操作による操作結果に基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択する決定モード選択機能67を実現させものである。そして、通常遊技状態決定機能66は、決定モード選択機能67によって選択された決定モードに基づいて、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定するようになっている。
なお、コンピュータ64の画像モニタ68には遊技盤6全体の画像を写し出され、特定キー又は専用ボタン等の操作スイッチ69の操作によって模擬遊技が楽しめるようになっている。
次に、第2の実施形態の作用及び効果について説明する。
決定モード選択機能67により、遊技者の操作による操作結果に基づいて、複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するため、遊技者に複数種の決定モードの選択の自由を与えることができる。これによって、技術度合いの低い遊技者であっても、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態にすることが必ずしも困難であると限らなくなり、遊技の公平性を図ることできる。
また、決定モード選択機能67により、複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択するため、換言すれば、遊技プログラム63は、特別遊技状態終了後の通常遊技状態が特定通常遊技状態になるか否かを決定するための複数種の決定モードを生成するため、決定モードに対応した遊技動作を変化に富んだものにすることができる。これによって、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
以上の如き、第2の実施形態によれば、遊技の公平性を図りつつ、遊技者の遊技に関する飽きを抑えて、遊技者が遊技を十分に楽しむことができる。
なお、本発明は、前述の第1及び第2の実施形態の説明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の正面図である。 第1の実施形態に拘わるパチンコ遊技機の遊技盤を示す図である。 複数種の決定モードを説明する図である。 第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機のブロック図である。 複数種の決定モードの中からいずれかの決定モードを選択できるように7数種の決定モードを円グラフ状に表示した状態を示す図である。 7数種の決定モードの中からいずれかの決定モードが選択された状態を示す図である。 メインCPUによるメイン処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによるシステムタイマ割込処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによるスイッチ入力検出処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる操作スイッチ入力処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄制御処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄表示時間管理処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大当り開始インターバル処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる決定モード選択処理を示す制御フローチャートである。 サブCPUによるメイン処理を示すフローチャートである。 サブCPUによるコマンド受信割込処理を示すフローチャートである。 サブCPUによるコマンド解析処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係わる遊技プログラムを示すブロック図である。
符号の説明
1…パチンコ遊技機 2…遊技機フレーム 3…ガラス板 4…扉部材
5…ヒンジ 6…遊技盤 7…レール 8…発射ハンドル 9…上皿
10…下皿 11…スピーカ 12…液晶表示装置 13…特別図柄表示器
14…始動入賞口 16…普通電動役物 17…特別図柄始動記憶表示器
18…大入賞口 19…シャッタ 20…ラウンド数表示器
21D…普通図柄表示器 21U…普通図柄表示器
22…普通図柄作動ゲート 23…普通図柄始動記憶表示器
24…一般入賞口 25…アウト口 26…装飾ランプ 27…メイン基板
28…主制御回路 29…サブ基板 30…副制御回路 31…発射制御回路
32…カウントスイッチ 33…カウントスイッチ
34…一般入賞口スイッチ 35…通過ゲートスイッチ
36…始動入賞口スイッチ 37…始動入賞口ソレノイド
38…大入賞口ソレノイド 39…シーソーソレノイド
40…バックアップクリアスイッチ 41…操作スイッチ
42…メインROM 43…メインCPU 44…メインRAM
45…リセット用クロックパルス発生回路 46…初期リセット回路
47…シリアル通信用IC 48…ランプ制御回路
49…プログラムROM 50…サブPU 51…ワークRAM
52…表示制御回路 53…音声制御回路 54…ランプ制御回路
55…画像データROM 56…画像データプロセッサ(VDP)
57…D/Aコンバータ 58…初期リセット回路 59…払出装置
60…発射装置 61…カードユニット 62…球操作パネル
63…遊技プログラム 64…コンピュータ
65…特別遊技状態移行判定機能 66…通常遊技状態決定機能
67…決定モード選択機能 68…画像モニタ 69…操作スイッチ

Claims (7)

  1. 遊技球が所定の入賞領域を通過した場合に、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段と、
    前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段と、を具備した遊技機において、
    遊技者によって操作される操作手段と、
    前記操作手段からの操作結果に基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択する決定モード選択手段と、を具備し、
    前記通常遊技状態決定手段は、前記決定モード選択手段によって選択された前記決定モードに基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態と前記非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記決定モード選択手段によって選択された前記決定モードに対応した演出動作の制御を行う演出制御手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 複数種の前記決定モードを表示する表示手段と、
    遊技者が複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択できるように前記表示手段の表示動作の制御を行う表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、前記操作手段の操作を有効化する操作有効化手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の遊技機。
  5. 前記操作有効化手段は、前記操作手段の操作を所定の有効期間に限って有効化するようになっており、
    前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間経過時に最終的に保持された前記操作結果に基づいて、複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記決定モード選択手段は、前記所定の有効期間内に前記操作手段からの前記操作結果がない場合に、前記所定の有効期間の経過時又は経過後に複数種の前記決定モードの中からいずれかの前記決定モードを任意に選択することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. コンピュータに、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定機能と、
    前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定機能によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定機能によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定機能と、を実現させる遊技プログラムにおいて、
    更に、前記コンピュータに、遊技者の操作による操作結果に基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態に決定するための複数種の決定モードの中からいずれかの前記決定モードを選択する決定モード選択機能を実現させ、
    前記通常遊技状態決定機能は、前記決定モード選択機能によって選択された前記決定モードに基づいて、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を前記特定通常遊技状態と前記非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定することを特徴とする遊技プログラム。
JP2005152933A 2005-05-25 2005-05-25 遊技機及び遊技プログラム Withdrawn JP2006325879A (ja)

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