JP4741858B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機,スロット遊技機等の遊技機及び遊技プログラムに関する。
パチンコ遊技機等の遊技機にあっては、通常遊技状態中に、例えば始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(所謂大当たり遊技状態)へ移行するか否かの判定(所謂大当たり判定)が行わる。そして、前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、前記特別遊技状態における遊技動作の制御が行われる。更に、前記特別遊技状態終了後には、前記通常遊技状態に戻って、前記通常遊技状態における遊技動作の制御が行われる。
また、近年、遊技場に設置されている一般的な前記パチンコ遊技機にあっては、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、特定通常遊技状態(所謂確変状態)と非特定通常遊技状態(所謂非確変状態)のうちのいずれかに決定し、この決定に基づいて、前記特別遊技状態終了後から次回の前記特別遊技状態へ移行するまで、前記特定通常遊技状態又は前記非特定通常遊技状態における遊技動作の制御が行われる(特許文献1参照)。ここで、前記特定通常遊技状態とは、前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い通常遊技状態のことをいい、前記非特定通常遊技状態とは、前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い通常遊技状態のことをいう。
特開2004−267363号公報
ところで、前記特定通常遊技状態中に、前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われ、更に、前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態が前記非特定通常遊技状態に決定されると、前記特別遊技状態終了後に、前記非特定通常遊技状態における遊技動作の制御が行われる。そのため、前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われたにも拘わらず、遊技者に大きな喪失感を与えることになる。一方、遊技者に大きな喪失感を与えないように、前記特定通常遊技状態をむやみに連続させると、遊技者の射幸心を煽ることになりかねない。
そこで、本発明は、遊技者の射幸心を抑えつつ、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止することができる、新規な構成の遊技機及び遊技プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の発明特定事項は、通常遊技状態中に、該通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段と、
前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、前記特別遊技状態における遊技動作の制御を行う特別遊技制御手段と、
前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段と、
前記特定通常遊技状態中に、前記非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う非特定通常遊技状態移行判定手段と、
前記通常遊技状態決定手段によって前記特定通常遊技状態に決定されたことを条件として、前記特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うと共に、前記通常遊技状態決定手段によって前記非特定通常遊技状態に決定されたこと又は前記非特定通常遊技状態移行判定手段によって前記非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、前記非特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行う通常遊技状態制御手段と、
前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記通常遊技状態に、前記特別遊技状態移行判定手段による単位時間当たりの判定機会が増加する時短状態を伴わすか否か判定を行う時短状態判定手段と、を具備してあって、
前記通常遊技状態制御手段は、前記時短状態判定手段によって前記時短状態を伴わすという判定が行われたことを条件として、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記通常遊技状態に前記時短状態を付加して遊技動作の制御を行い、
前記通常遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態へ移行する前の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態であることを条件として、移行すると判定された特別遊技状態が、その特別遊技状態終了後に前記時短状態を伴わない特定通常遊技状態へ移行する特別遊技状態でないと判断された場合であっても、特定通常遊技状態から非特定通常遊技状態へ移行する高確率フラグのクリア処理を実行せずに、前記特別遊技状態終了後に、引き続き、前記特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行い、
前記通常遊技状態制御手段は、前記非特定通常遊技状態移行判定手段によって前記非特定通常遊技状態へ移行する前の前記特定通常遊技状態が前記時短状態を伴っていることを条件として、前記非特定通常遊技状態へ移行後に、引き続き、前記非特定通常遊技状態に前記時短状態を付加して遊技動作の制御を行い、
さらに、前記特別遊技状態移行手段によって前記特別遊技状態へ移行しないという判定が行われるまでを1回分として、所定の回数分だけ、前記非特定通常遊技状態において、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記非特定通常遊技状態に前記時短状態を付与する時短状態付与判定手段と、を具備したことを特徴とする。
第1の発明特定事項によると、前記特別遊技状態へ移行する前の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態であることを条件として、前記特別遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態終了後に、引き続き、前記特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うため、前記特定通常遊技状態中に、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、前記特別状態終了後の前記通常遊技状態が前記非特定通常遊技状態になることはなく、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止することができる。
また、前記特定通常遊技状態中に、前記非特定通常遊技状態移行判定手段は、前記非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行うため、前記特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止して、遊技者の射幸心を抑えることができる。
また、前記時短状態判定手段によって前記時短状態を伴わすという判定が行われたことを条件として、前記通常遊技制御手段は、前記特別遊技状態終了後に、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記通常遊技状態に前記時短状態を付加して遊技動作の制御を行うため、前記遊技機の遊技性を多様化させることができる。
さらに、前記時短状態付与判定手段は、所定の回数分だけ、前記非特定通常遊技状態において、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記非特定通常遊技状態に前記時短状態を付与することにより、遊技者の期待感を与えることができる。
以上如き、本発明によれば、前記特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止することができると共に、前記特定通常遊技状態中に、前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、前記特別状態終了後の前記通常遊技状態が前記非特定通常遊技状態になることはないため、遊技者の射幸心を抑えつつ、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止して、遊技者の射幸心を抑えることができる。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の機械的な構成について図1及び図2を参照して説明する。
ここで、図1は、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の正面図であって、図2は、パチンコ遊技機の遊技盤を示す図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機1は、箱形の遊技機本体2をベースとして具備しており、この遊技機本体2には、ガラス板3を備えた扉部材4がヒンジ5を介して開閉可能に設けられている。また、扉部材4の裏側には、ガラス板3を通して外部から視認可能な遊技盤6が設けられており、この遊技盤6は、透明な樹脂等からなるものである。更に、遊技盤6には、遊技球を案内する円弧状のレール7が設けられており、このレール7の内側には、遊技領域Aが区画されている。
遊技機本体2の左側下部には、遊技領域Aに向けて遊技球を発射操作するための発射ハンドル8が設けられている。また、遊技機本体2における発射ハンドル8の左側には、賞球又は貸し球としての遊技球を溜める上皿9が設けられており、遊技機本体2における上皿9の下側には、上皿9から排出された遊技球を溜める下皿10が設けられている。また、扉部材4の上部には、音声を出力する複数のスピーカ11が設けられている。
遊技盤6の裏側には、液晶表示装置(LCD)12が設けられており、この液晶表示装置12は、識別情報としての複数の識別図柄の変動表示・停止表示したり、演出等を表示したりするものである。なお、液晶表示装置12に限らず、プラズマディスプレイ、CRT(陰極線管)、エレクトロルミネッセンス等を用いてもよい。また、遊技盤6の上部中央には、識別情報としての特別図柄を表示する特別図柄表示器13が設けられており、この特別図柄表示器13は、7セグメントから構成される。
ここで、液晶表示装置12に表示される複数の識別図柄は、特別図柄表示器13によって表示される特別図柄と対応関係にある。また、第1の実施形態にあっては、特別図柄として4種類の図柄が設定されており、特別図柄の種類に応じて識別図柄として12種類の図柄が設定されている。そして、特別図柄の停止態様が所定の特別図柄用特別停止態様になったときに、パチンコ遊技機1の遊技状態は、後述の通常遊技状態から後述の特別遊技状態(所謂大当り遊技状態)へ移行する。また、特別図柄の停止態様が所定の特別図柄用停止態様になると、複数の識別図柄の停止態様も所定の識別図柄用特別停止態様になる。
なお、所定の識別図柄用特別停止態様とは、例えば、液晶表示装置12の左部に停止表示される識別図柄(左停止図柄という)、液晶表示装置12の中央部に停止表示される識別図柄(中停止図柄という)、及び液晶表示装置12の右部に停止表示される識別図柄(右停止図柄という)が同じ種類に揃った停止態様のことをいう。また、所定の特別図柄用特別停止態様になったときの特別図柄、所定の識別図柄用停止態様になったときの複数の識別図柄のことを大当り図柄いい、この大当り図柄には、特定大当り図柄(所謂確変大当り図柄)、時短大当り図柄、及び通常大当り図柄がある。
遊技盤6の中央部よりもやや下側には、スタートチャッカーと呼ばれる一対の始動入賞口14,15が設けられており、始動入賞口14,15に遊技球が入賞すると、例えば5個の遊技球が賞球として払い出されると共に、後述する特別図柄ゲームが開始されて、特別図柄表示器13による特別図柄の変動表示及び液晶表示装置12による複数の識別図柄の変動表示が開始されるようになっている。また、一方の始動入賞口14は、遊技球が入賞困難な始動入賞口閉状態と、遊技球が入賞容易な始動入賞口開状態とに切替可能な普通電動役物16を備えている。なお、遊技盤6の上部左側には、始動入賞口14,15に入賞した遊技球を保留玉として表示する4つの特別図柄始動記憶表示器17が設けられている。
遊技盤6における始動入賞口14の下側には、アタッカーと呼ばれる大入賞口18が設けられており、大入賞口18に遊技球が入賞すると、例えば15個の遊技球が賞球として払い出されるようになっている。また、大入賞口18は、遊技球が入賞困難(入賞不能を含む)な大入賞口閉状態と、遊技球が入賞容易な大入賞口開状態とに切替可能なシャッタ19を備えており、大入賞口18の内部には、V入賞口(図示省略)と特定入賞口(図示省略)が形成されている。
なお、遊技盤6における特別図柄表示器13の下側近傍には、後述のラウンド数を表示するラウンド数表示器20が設けられており、このラウンド数表示器20は、7セグメントから構成される。
遊技盤6におけ特別図柄表示器13の右側近傍には、一対の普通図柄表示器21U,21Dが上下に設けられており、一方の普通図柄表示器21Uは、識別情報としての○形の普通図柄を点灯表示するものであって、他方の普通図柄表示器21Dは、識別情報としての×形の普通図柄を点灯表示するものである。また、遊技盤6の左部及び右部には、普通図柄作動ゲート22がそれぞれ設けられており、普通図柄作動ゲート22に遊技球が通過することによって、後述の普通図柄ゲームが開始されて、一対の普通図柄表示器21U,21Dが交互に点灯動作するようになっている。そして、普通当り判定の結果に基づいて所定の時間経過後に一方の普通図柄表示器21Uが○形の普通図柄を点灯表示した状態になっていると、始動入賞口14が始動入賞口閉状態から始動入賞口開状態に切替わるようになっている。なお、液晶表示装置12の上部左側には、普通図柄作動ゲート22を通過した遊技球を保留玉として表示する4つの普通図柄始動記憶表示器23が設けられている。
遊技盤6の下部には、複数の一般入賞口24が設けられており、一般入賞口24に遊技球が入賞すると、例えば5個の遊技球が賞球として払い出されるようになっている。また、遊技盤6における大入賞口18の下側には、入賞しなかった遊技球を回収するアウト口25が設けられており、遊技盤6の下側周縁には、複数の装飾ランプ26が設けられている。
次に、パチンコ遊技機1の遊技状態について簡単に説明する。
パチンコ遊技機1の遊技状態は、通常遊技状態と、該通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(所謂大当り遊技状態)とに大別される。そして、特別遊技状態へ移行すると、大入賞口開状態に切替わってから大入賞口閉状態に復帰するまでを1ラウンドとする大入賞口18の切替動作の制御を、大入賞口18におけるV入賞口への入賞を次のラウンドへ移行する条件として、所定のラウンド数(第1の実施形態にあっては15ラウンド)まで継続して行うようになっている。ここで、大入賞口18は、大入賞口開状態に切替わってから、10個の遊技球が大入賞口18に入賞するか又は例えば30秒経過することによって、大入賞口閉状態に復帰するようになっている。
更に、通常遊技状態は、特定通常遊技状態(所謂確変状態)と非特定通常遊技状態(所謂非確変状態)とに分けられる。ここで、特定通常遊技状態とは、高確率大当り判定用テーブルを参照して大当り判定が行われる特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い通常遊技状態のことをいい、具体的には、高確率大当り判定用テーブルを参照して大当り判定が行われる通常遊技状態のことをいう。また、非特定通常遊技状態とは、特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い通常遊技状態のことをいい、低確率大当り判定用テーブルを参照して大当り判定が行われる通常遊技状態のことをいう。
また、通常遊技状態(特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態)は、時短状態を伴っている場合と、時短状態を伴っていない場合がある。ここで、時短状態とは、単位時間当りの判定機会(大当り判定の機会)が増加する状態のことをいい、例えば、時短状態には、特別図柄又は普通図柄の変動時間が相対的に短い状態、始動入賞口を始動入賞口開状態に切替える回数が相対的に多い状態、始動入賞口を始動入賞口開状態に切替えた時間が相対的に長い状態等が含まれる。
次に、図3を参照して第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機1の制御システムについて説明する。
ここで、図3は、第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機のブロック図である。
パチンコ遊技機1は、メイン基板27に実装された遊技制御回路としての主制御回路28と、サブ基板29に実装された演出制御回路としての副制御回路30と、二つの基板と異なる基板(図示省略)に実装された払出・発射制御回路31とを具備している。ここで、主制御回路28は、遊技動作のうちの遊技者の利益に影響を与える動作を主として制御するものであって、副制御回路30は、主制御回路28からのコマンドに応じて遊技動作のうちの演出動作の制御を行うものであって、払出・発射制御回路31は、遊技球の払出動作及び遊技球の発射動作の制御を行うものである。
主制御回路28には、V入賞口に入賞した遊技球を計数するV・カウントスイッチ32、特定入賞口に入賞した遊技球を計数するカウントスイッチ33、一般入賞口24に遊技球が入賞したことを検知する一般入賞口スイッチ34、普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過したことを検知する通過ゲートスイッチ35、及び始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを検知する始動入賞口スイッチ36がそれぞれ接続されている。また、主制御回路28には、始動入賞口14を始動入賞口閉状態と始動入賞口開状態とに切替えるように普通電動役物を駆動させる始動入賞口ソレノイド37、大入賞口18を大入賞口閉状態と大入賞口開状態とに切替えるようにシャッタ19を駆動させる大入賞口ソレノイド38、大入賞口18に入賞する遊技球をV入賞口と特定入賞口のいずれかに振り分けるシーソーソレノイド39がそれぞれ接続されている。更に、主制御回路28には、電源オフ時等にバックアップされたデータをクリアにするバックアップクリアスイッチ40が接続されている。
主制御回路28、副制御回路30、払出・発射制御回路31の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、主制御回路28は、遊技動作の制御を行うための基本的な遊技制御プログラムを記憶するメインROM41と、このメインROM41に記憶された遊技制御プログラムを解釈して実行するメインCPU42と、このメインCPU42の作業領域を提供するメインRAM43と、所定の周波数のクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路44と、電源投入時に初期処理を実行するための信号を生成する初期リセット回路45と、メインCPU42によって生成されたコマンドを副制御回路30へ送信するシリアル通信用IC46と、表示器(特別図柄表示器13、ラウンド数表示器20、及び普通図柄表示器21U,21D)の点灯動作の制御を行うランプ制御回路47とを備えている。
ここで、メインROM41には、メインCPU42が遊技動作の制御を行うための遊技制御プログラムの他に、特定通常遊技状態において大当りの判定を行う際に参照される高確率大当り判定用テーブル、非特定通常遊技状態において大当りの判定を行う際に参照される低確率大当り判定用テーブル、普通当りの判定を行う際に参照される普通当り判定用テーブル、特定通常遊技状態中に非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う際に参照される転落抽選用テーブル、特別図柄変動パターンを選択する際に参照される特別図柄変動パターン選択用テーブル、大当り図柄を決定する際に参照される大当り図柄決定用テーブル、はずれのはずれ図柄を決定する際に参照されるはずれ図柄決定用テーブル等、種々のテーブルが記憶されている。なお、高確率大当り判定用テーブルを参照する場合は、低確率大当り判定用テーブルを参照する場合に比べて、大当りであるという判定が行われ易くなっている。
また、メインRAM43には、大当りの判定を行う際に用いられる大当り判定用乱数カウンタ、普通当りの判定を行う際に用いられる普通当り判定用乱数カウンタ、特定通常遊技状態中に非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う際に用いられる転落抽選用乱数カウンタ、特別図柄変動パターンを選択する際に用いられる特別図柄変動パターン選択用乱数カウンタ、大当りの図柄を決定する際に用いられる大当り図柄決定用乱数カウンタ、はずれ図柄を決定する際に用いられるはずれ図柄決定用乱数カウンタ等、種々の乱数カウンタが設けられている。
また、メインRAM43には、特別図柄ゲームの制御状態を示す制御状態フラグ、普通図柄ゲームの制御状態を示す普通図柄制御状態フラグ、現在の通常遊技状態が特定通常遊技状態であるか又は非特定通常遊技状態であるかを示す高確率フラグ、現在の通常遊技状態が時短状態を伴っているか否かを示す時短フラグ、普通当りか否かを示す普通当りフラグ等、種々のフラグが設けられている。
なお、高確率フラグに(77)がセットされている場合には、現在の通常遊技状態が特定通常遊技状態にあることを示しており、高確率フラグに(00)がセットされている場合には、現在の通常遊技状態が非特定通常遊技状態にあることを示している。また、時短フラグに(33)がセットされている場合には、現在の通常遊技状態に時短状態を伴っていることを示しており、時短フラグに(00)がセットされている場合には、現在の通常遊技状態に時短状態を伴ってないことを示している。
更に、メインRAM43には、特別図柄ゲームの進行に用いられる待ち時間タイマ、普通図柄ゲームの進行に用いられる普通図柄待ち時間タイマ、大入賞口18の大入賞口開状態(開放状態)の時間をセットする大入賞口時間タイマ、普通図柄ゲームの進行に用いられる普通図柄待ち時間タイマ、始動入賞口の始動入賞口開状態(開放状態)の時間をセットする普通電役開放時間タイマ等、種々のタイマーが設けられている。また、メインRAM43には、特別遊技状態における大入賞口18の開放回数(ラウンド数)を示す大入賞口開放カウンタ、特別遊技状態における1ラウンド中にV・カウントスイッチ32又はカウントスイッチ33によって検知された回数を示す大入賞口入賞カウンタ、始動入賞口スイッチ36によって検知された回数を示す普通電役入賞カウンタ、保留されている特別図柄の変動回数(特別図柄変動の保留個数)を示す入賞記憶カウンタ、保留されている普通図柄の変動回数(普通図柄変動の保留個数)を示す通過記憶カウンタ、時短回数を示す時短カウンタ等、種々のカウンタが設けられている。
また、副制御回路30は、演出動作の制御を行うための演出制御プログラを記憶するプログラムROM48と、プログラムROM48に記憶された演出制御プログラムを解釈して実行するサブCPU49と、このサブCPU49の作業領域を提供するワークRAM50と、液晶表示装置12による表示の制御を行う表示制御回路51と、スピーカ11から発生される音声の制御を行う音声制御回路52と、装飾ランプ26等の点灯動作の制御を行うランプ制御回路53とを備えている。
ここで、プログラムROM48には、演出制御プログラムの他に、演出態様を示す演出パターンの選択する際に参照される演出パターン選択用テーブル等、演出に関する種々のテーブルが記憶されている。ワークRAM50には、演出パターンを選択する際に用いられる演出パターン選択乱数カウンタ等、演出に関する種々の乱数カウンタが設けられている。
更に、表示制御回路51は、識別図柄の画像データ,識別図柄変動パターンの画像データ,背景パターンの画像データ,演出パターンの画像データ等の各種の画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶された画像データから液晶表示装置12に表示するための表示画像データを生成する画像データプロセッサ(VDP)55と、このVDP55によって生成された表示画像データを画像信号として変換して液晶表示装置12に出力するD/Aコンバータ56と、電源投入時にリセット信号を発生する初期リセット回路57とを備えている。
払出・発射制御回路31には、遊技球を払出す払出装置58、遊技球を発射する発射装置59、及びカードユニット60が接続されており、カードユニット60には、貸し球操作パネル61が接続されている。そして、払出・発射制御回路31は、主制御回路28から送信された賞球コマンド、又はカードユニット60から送信された貸し球コマンドに基づいて、遊技球を払出すための払出信号を払出装置58に出力するようになっている。また、払出・発射制御回路31は、発射ハンドル8の操作に応じて遊技球を発射するための発射信号を発射装置59に出力するようになっている。
次に、メインCPU42によるシステムタイマ割込処理について図4を参照して説明する。
ここで、図4は、メインCPUによるシステムタイマ割込処理を示す制御フローチャートである。なお、メインCPU42によるシステムタイマ割込処理は、所定の周期(例えば2msec)毎に実行される。
図4に示すように、まず、メインCPU42は、レジスタ退避処理を実行する(ステップ111)。この処理において、メインCPU42は、各レジスタの内容をメインRAM43に退避させる。
ステップ111が終了した後に、メインCPU42は、乱数更新処理を実行する(ステップ112)。この処理において、メインCPU42は、大当り判定用乱数カウンタの大当り判定用乱数値、大当り図柄決用乱数カウンタの大当り図柄決定用乱数値、普通当り判定用乱数カウンタの普通当り判定用乱数値を記憶更新する。
ステップ112が終了した後に、メインCPU42は、スイッチ入力処理を実行する(ステップ113)。この処理において、メインCPU42は、V・カウントスイッチ32、カウントスイッチ33、一般入賞口スイッチ34、通過ゲートスイッチ35、及び始動入賞口スイッチ36から入力された入力信号を検知する。また、メインCPU42は、始動入賞口スイッチ36からの入力信号を検知した場合には、入賞記憶カウンタのカウント値(特別図柄変動の保留個数)が4より小さいことを条件として、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り停止図柄決定用カウンタから大当り停止図柄決定用乱数値を抽出する。そして、メインCPU42は、抽出した大当り判定用乱数値及び大当り停止図柄決定用乱数値をメインRAM43の特別図柄記憶領域に記憶する。
ステップ113が終了した後に、メインCPU42は、タイマ更新処理を実行する(ステップ114)。この処理において、メインCPU42は、待ち時間タイマ、大入賞口時間タイマ等のタイマの値を記憶更新する。
ステップ114が終了した後に、メインCPU42は、遊技情報出力処理を実行する(ステップ115)。この処理において、メインCPU42は、賞球として払出された遊技球の個数、大当りの回数等をホールコンピュータに送信するための遊技情報を生成し、メインRAM43に記憶する。
ステップ115が終了した後に、メインCPU42は、ポート出力処理を実行する(ステップ116)。この処理において、メインCPU42は、駆動制御するための駆動信号を始動入賞口ソレノイド37、大入賞口ソレノイド38、シーソーソレノイド39等に出力する。
ステップ116が終了した後に、メインCPU42は、コマンド出力処理を実行する(ステップ117)。この処理において、メインCPU42は、デモ表示の開始を示すデモ開始コマンド、特別図柄を示す特別図柄コマンド、特別図柄の変動の開始を示す特別図柄変動開始コマンド、特別図柄変動パターンを示す特別図柄変動パターンコマンド等の各種のコマンドを副制御回路30に送信する。
ステップ117が終了した後に、メインCPU42は、ランプ制御処理を実行する(ステップ118)。この処理において、メインCPU42は、決定された特別図柄及び特別図柄変動パターンに基づく特別図柄表示器13による特別図柄の変動・停止表示の制御、普通図柄変動パターンに基づく普通図柄表示器21U,21Dによる普通図柄の変動・停止表示の制御、球切れ等のエラーを検知した場合におけるエラーが発生した旨を示すランプの制御等を行う。
ステップ118が終了した後に、メインCPU42は、払出処理を実行する(ステップ119)。この処理において、メインCPU42は、賞球数を含む賞球コマンドを払出・発射制御回路31に送信する。この結果、払出・発射制御回路31は、賞球コマンドに含まれる賞球数の払出すための払出信号を払出装置58に出力して、払出装置58から遊技球が賞球数分だけ払出される。
ステップ119が終了した後に、メインCPU42は、レジスタ復帰処理を実行する(ステップ120)。この処理において、メインCPU42は、ステップ111の処理によってメインRAM43に退避させたレジスタの内容を再度レジスタに格納する。
ステップ120が終了した後に、メインCPU42は、割込許可処理を実行する(ステップ121)。この処理において、メインRAM43等に設けられたフラグ等を更新することによって、次の割込の許可を実行する。
なお、ステップ121の処理が終了すると、本サブルーチンを終了して、割込発生前のアドレスに復帰して後述のメインCPU42によるメイン処理を実行する。
次に、メインCPUによるメイン処理について図5を参照して説明する。
ここで、図5は、メインCPUによるメイン処理を示す制御フローチャートである。
図5に示すように、メインCPU42は、初期化処理を実行する(ステップ131)。この処理において、メインCPU42は、レジスタを電断状態前の状態に復帰させるか、又はメインRAM43等の作業領域を初期化する。
ステップ131が終了した後に、メインCPU42は、特別図柄制御処理を実行する(ステップ132)。この処理において、メインCPU42は、特別図柄ゲームの進行に関する制御、液晶表示装置の表示の制御等を行う。なお、特別図柄処理の詳細は、後述する。
ステップ132が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄処理を実行する(ステップ133)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄ゲームの進行に関する制御、普通図柄表示器21U、21Dの点灯の制御等を行う。なお、普通図柄処理の詳細は、後述する。
ステップ133が終了した後に、メインCPU42は、はずれ図柄/演出関連乱数更新処理を実行する(ステップ134)。この処理において、メインCPU42は、はずれ図柄決定用乱数カウンタのはずれ図柄決定用乱数値、特別図柄変動パターン選択用乱数カウンタの特別図柄変動パターン選択用乱数値等を更新記憶する。
なお、ステップ134の処理が終了した後に、再びステップ132に処理を移す。つまり、メインCPU42は、ステップ131の処理が終了した後に、ステップ132からステップ134の処理を繰り返して実行する。
次に、図5におけるステップ132において実行される特別図柄処理について図6を参照して説明する。
ここで、図6は、メインCPUによる特別図柄制御処理を示す制御フローチャートである。なお、図6において、ステップ151からステップ160の左側の数値は、対応するステップの制御状態フラグの数値を示しており、この制御状態フラグの数値に応じてステップの処理が実行される。
図6に示すように、まず、メインCPU42は、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップ151)。この処理において、メインCPU42は、メインRAM43から制御状態フラグを読み出す。
ステップ151の処理が終了した後に、メインCPU42は、特別図柄記憶チェック処理を実行する(ステップ152)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)である場合に、保留されている特別図柄変動の保留個数を入賞記憶カウンタから読み出し、特別図柄変動の保留個数をチェックする。そして、メインCPU42は、特別図柄変動の始動記憶数があると判断すると、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットして、大当り判定、特別図柄の決定、特別図柄変動パターンの決定等の処理を実行する。また、メインCPU42は、決定された特別図柄変動パターンに対応する時間(変動時間)を待ち時間タイマにセットする。なお、特別図柄記憶チェック処理の詳細は、後述する。
ステップ152が終了した後に、メインCPU42は、特別図柄変動時間管理処理を実行する(ステップ153)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)である場合に、ステップ152の処理により待ち時間タイマにセットされた変動時間だけ待機する。そして、メインCPU42は、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットして、確定後待ち時間を待ち時間タイマにセットする。なお、特別図柄変動時間管理処理の詳細は、後述する。
ステップ153が終了した後に、メインCPU42は、特別図柄表示時間管理処理を実行する(ステップ154)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)である場合に、ステップ153の処理により待ち時間タイマにセットされた確定後待ち時間だけ待機する。次に、メインCPU42は、確定後待ち時間が経過した後に、大当りか否かの判定を行う。そして、メインCPU42は、大当りであるという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するという判定を行う場合には、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットして、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU42は、大当りでないという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行しないという判定を行う場合には、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)に制御状態フラグをセットする。なお、特別図柄表示時間管理処理の詳細は、後述する。
ステップ154が終了した後に、メインCPU42は、大当り開始インターバル管理処理を実行する(ステップ155)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)である場合に、ステップ154の処理により待ち時間タイマにセットされた大当り開始インターバルに対応する時間だけ待機する。そして、メインCPU42は、大入賞口18が大入賞口開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。また、メインCPU42は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットして、開放上限時間を大入賞口時間タイマにセットする。なお、大当り開始インターバル管理処理の詳細は、後述する。
ステップ155が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口再開放待ち時間処理を実行する(ステップ156)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)である場合に、大入賞口開放カウンタのカウント値を1加算して更新する。そして、メインCPU42は、大入賞口開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットして、開放上限時間を大入賞口時間タイマにセットする。なお、大入賞口再開放待ち時間処理の詳細は、後述する。
ステップ156が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口開放中処理を実行する(ステップ157)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口開放中処理を示す値(04)である場合に、大入賞口カウンタのカウント値が10以上であるという条件、ステップ155或いはステップ156の処理により大入賞口時間タイマにセットした開放上限時間が経過したという条件のうちいずれかを満たすか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、いずれかの条件を満たしていると判断した場合には、大入賞口18が大入賞口開状態から大入賞口閉状態に切替わるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。また、メインCPU42は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットして、大入賞口内残留球監視時間を待ち時間タイマにセットする。なお、大入賞口開放中処理の詳細は、後述する。
ステップ157が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口内残留球監視処理を実行する(ステップ158)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)である場合に、ステップ156の処理により待ち時間タイマにセットされた大入賞口内残留球監視時間だけ待機する。次に、メインCPU42は、ラウンド中にV・カウントスイッチ32によって遊技球が計数されなかったという条件、大入賞口開放カウンタのカウント値が15以上であるという条件のうちいずれかを満たすか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、いずれかの条件を満たしていると判断した場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットして、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU42は、いずれの条件も満たしていないと判断した場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットして、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。なお、大入賞口内残留球監視処理の処理の詳細は、後述する。
ステップ158が終了した後に、メインCPU42は、大当り終了インターバル処理を実行する(ステップ159)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)である場合に、ステップ158の処理によりセットされた大当り終了インターバルに対応する時間だけ待機する。そして、メインCPU42は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。大当り終了インターバル処理の詳細は、後述する。
ステップ159が終了した後に、メインCPU42は、特別図柄ゲーム終了処理を実行する(ステップ160)。この処理において、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、特別図柄変動の始動記憶数を1減算して更新する。また、メインCPU42は、次回の特別図柄ゲームを実行するために、特別図柄記憶図柄領域のデータ(1〜4)を特別図柄記憶領域のデータ(0〜3)へシフトさせて、特別図柄記憶チェックを示す値(00)を制御状態フラグにセットする。そして、ステップ160の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。なお、特別図柄ゲーム終了処理の詳細は、後述する。
図6おけるステップ152において実行される特別図柄記憶チェック処理について図7を参照して説明する。
ここで、図7は、メインCPUによる特別図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。
図7に示すように、まず、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断をする(ステップ171)。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、ステップ172に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ171の処理により制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、メインCPU42は、入賞記憶カウンタに示される特別図柄変動の保留個数が0であるか否かの判断をする(ステップ172)。この処理において、メインCPU42は、入賞記憶カウンタのカウント値が0であるか否か判断する。そして、メインCPU42は、特別図柄変動の保留個数が0であると判断した場合には、ステップ173に処理を移す一方、特別図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、ステップ174に処理を移す。
ステップ172の処理により特別図柄変動の保留個数が0であると判断した場合には、メインCPU42は、デモ表示処理を実行する(ステップ173)。この処理において、メインCPU42は、デモンストレーション表示を開始するためのデモ表示開始コマンドを生成し、メインRAM43に記憶する。なお、この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ172の処理により特別図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、メインCPU42は、特別図柄可変時間管理を示す値を(01)を制御状態フラグにセットする(ステップ174)。
ステップ174が終了した後に、メインCPU42は、高確率フラグ(77)がセットされているか否かの判断をする(ステップ175)。そして、メインCPU42は、高確率フラグ(77)がセットされていると判断した場合には、ステップ176に処理を移す一方、高確率フラグ(77)がセットされていないと判断した場合には、ステップ179に処理を移す。
ステップ175の処理により高確率フラグ(77)がセットされていると判断した場合には、メインCPU42は、転落抽選処理を実行する(ステップ176)。この処理において、メインCPU42は、転落抽選用テーブルを参照しつつ、転落抽選用カウンタから抽出された転落抽選用乱数値に基づいて、転落抽選、換言すれば、特定通常遊技状態中に非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う(ステップ176)。
ステップ176の処理が終了した後に、メインCPU42は、転落抽選の結果に基づく処理を実行する(ステップ177)。この処理において、メインCPU42は、転落抽選に当選した場合、換言すれば、非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われた場合には、ステップ178の処理を移す一方、転落抽選に落選した場合、換言すれば、非特定通常遊技状態へ移行しないという判定が行われた場合には、ステップ179の処理を移す。
ステップ176,177の処理により転落抽選に当選した場合、メインCPU42は、高確率フラグ(77)のクリア処理を実行する(ステップ178)。この処理によって、通常遊技状態が特定通常遊技状態から非特定通常遊技状態へ移行することになる。
ここで、ステップ176,177の処理により転落抽選に当選した場合であっても、メインCPU42は、時短フラグ(33)のクリア処理を実行することがなく、転落抽選に当選する前に、特定通常遊技状態が時短状態を伴っていれば、メインCPU42は、非特定通常遊技状態へ移行後に、引き続き、非特定通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うようになっている。
ステップ178の処理が終了した場合、ステップ176の処理により高確率フラグがセットされていないと判断された場合、及びステップ177の処理により転落抽選に当選してい場合には、メインCPU42は、大当り判定処理を実行する(ステップ179)。この処理において、メインCPU42は、高確率フラグ(77)がセットされている場合、換言すれば、通常遊技状態が特定通常遊技状態である場合には、高確率大当り判定用テーブルを選択すると共に、高確率フラグ(77)がセットされていない場合、換言すれば、通常遊技状態が非特定通常遊技状態である場合には、低確率大当り判定用テーブルを選択する。そして、メインCPU42は、高確率フラグに応じて選択した大当り判定用テーブルを参照しつつ、メインRAMの特別図柄記憶領域から読み出した大当り判定用乱数値に基づいて、大当りの判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う。
ステップ179の処理が終了した後に、メインCPU42は、大当りの判定結果に基づく処理を実行する(ステップ180)。そして、メインCPU42は、大当りであるという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行するという判定が行った場合をしたには、ステップ181に処理を移す一方、大当りでないという判定、換言すれば、特別遊技状態へ移行しないという判定を行った場合には、ステップ182に処理を移す。
ステップ179,180の処理により大当りであるという判定を行った場合には、メインCPU42は、大当り図柄の決定処理を実行する(ステップ181)。この処理において、メインCPU42は、大当り図柄決定用テーブルを参照しつつ、メインRAMの特別図柄記憶領域から読み出した大当り図柄用乱数値に基づいて、大当り図柄を決定し、メインRAM43に記憶する。
ここで、決定された大当り図柄を示すデータは、図4のステップ117の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄を示すコマンドとして送信される。
一方、ステップ179,180の処理により大当りでないという判定を確認した場合には、メインCPU42は、はずれ図柄の決定処理を実行する(ステップ182)。この処理において、メインCPU42は、はずれ図柄決定用テーブルを参照しつつ、はずれ図柄決定用乱数カウンタから抽出されたはずれ図柄用乱数値に基づいて、はずれ図柄を決定し、メインRAM43に記憶する。
ここで、決定されたはずれ図柄を示すデータは、図4のステップ117の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄を示すコマンドとして送信される。
ステップ182の処理が終了した後に、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされているか否かの判断をする(ステップ183)。そして、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされていると判断した場合には、ステップ186に処理を移す一方、時短フラグ(33)がセットされていないと判断した場合には、ステップ187に処理を移す。
ステップ183の処理により時短フラグ(33)がセットされていると判断した場合には、メインCPU42は、時短カウンタのカウント値(時短回数)から1を減算して更新する(ステップ184)。
ステップ184の処理が終了した後に、メインCPU42は、時短カウンタのカウント値が0になったか否かの判断をする(ステップ185)。そして、メインCPU42は、時短カウンタのカウント値が0になったと判断した場合には、ステップ186に処理を移す一方、時短カウンタのカウント値が0になっていないと判断した場合には、ステップ187に処理を移す。
ステップ185の処理により時短カウンタのカウント値が0になったと判断した場合には、メインCPU42は、時短フラグ(33)のクリア処理を実行する(ステップ186)。この処理によって、時短状態を伴っていない通常遊技状態(特定通常遊技状態又は非特定通常遊技状態)へ移行することになる。
ステップ181又はステップ186の処理が終了した場合、ステップ183の処理により時短フラグ(33)がセットされていないと判断した場合、及びステップ185の処理により時短カウンタの値が0になったと判断した場合には、メインCPU42は、変動パターン決定処理を実行する(ステップ187)。この処理において、メインCPU42は、特別図柄変動パターン選択用テーブルを参照しつつ、特別図柄変動パターン選択用乱数カウンタから抽出した特別図柄変動パターン選択用乱数に基づいて特別図柄変動パターンを選択し、メインRAM43に記憶する。
ここで、メインRAM43に記憶された特別図柄変動パターンを示すデータは、図4のステップ117の処理によって主制御回路28から副制御回路30へ特別図柄変動パターンコマンドとして送信される。そして、サブCPU49及びVDP55は、特別図柄を示すコマンド及び特別図柄変動パターンコマンドに基づいて識別図柄を変動・停止表示させることができる。
ステップ187の処理が終了した後に、メインCPU42は、決定した特別図柄変動パターンに対応する変動表示時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ188)。
ステップ188の処理が終了した後に、メインCPU42は、今回の変動表示に用いられた記憶領域のクリア処理を実行する(ステップ189)。この処理において、メインCPU42は、今回の変動表示に用いられた記憶領域を初期化する。なお、ステップ189の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ153において実行される特別図柄変動時間管理処理について図8を参照して説明する。
ここで、図8は、メインCPUによる特別図柄変動間管理処理を示す制御フローチャートである。
図8に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かの判断をする(ステップ211)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であると判断した場合には、ステップ212に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ211の処理により制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であると判断した場合には、図7のステップ188の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ212)。そして、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ213に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ212の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、制御状態フラグとして特別図柄表示時間管理を示す値(02)をセットする(ステップ213)。この処理において、メインCPU42は、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ213の処理が終了した後に、メインCPU42は、確定後待ち時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ214)。なお、ステップ214の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ154において実行される特別図柄表示時間管理処理について図9を参照して説明する。
ここで、図9は、メインCPUによる特別図柄表示時間管理処理を示す制御フローチャートである。
図9に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かの判断をする(ステップ231)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であると判断した場合には、ステップ232に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ231の処理により制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であると判断した場合には、メインCPU42は、図8のステップ214の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ232)。そして、メインCPU42は、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ233に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ232の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、大当りの判定結果の確認を行う(ステップ233)。そして、メインCPU42は、大当りであるという判定を行ったことを確認した場合をしたには、ステップ234に処理を移す一方、大当りでないという判定を行ったこと確認した場合には、ステップ235に処理を移す。
ステップ233の処理により大当りであるという判定を行ったことを確認した場合には、メインCPU42は、制御状態フラグとして大当り開始インターバル管理を示す値(03)をセットする(ステップ234)。この処理において、メインCPU42は、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ234の処理が終了した後に、メインCPU42は、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ236)。
ステップ236の処理が終了した後に、メインCPU42は、遊技状態フラグの退避処理を実行する(ステップ237)。この処理において、メインCPU42は、高確率フラグ(77)及び時短フラグ(33)を退避させる。なお、ステップ237の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ233の処理により大当りでないという判定を行ったことを確認した場合には、制御状態フラグとして特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする(ステップ235)。この処理において、メインCPU42は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグに記憶する。なお、ステップ235の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ155において実行される大当り開始インターバル管理処理について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、メインCPUによる大当り開始インターバル処理を示す制御フローチャートである。
図10に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であるか否かの判断をする(ステップ251)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であると判断した場合には、ステップ252に処理を移す一方、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ231の処理により制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であると判断した場合には、図9のステップ236の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ252)。そして、メインCPU42は、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ253に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ252の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、大入賞口開放設定処理を実行する(ステップ253)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口18が大入賞口開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。
ステップ253の処理が終了した後に、制御状態フラグとして大入賞口開放中を示す値(04)をセットする(ステップ254)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ254の処理が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口開放中に対応する時間を大入賞口開放時間タイマにセットする(ステップ255)。なお、ステップ255の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ157において実行される大入賞口開放中処理について図11を参照して説明する。
ここで、図11は、メインCPUによる大入賞口開放中処理を示す制御フローチャートである。
図11に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)であるか否かの判断をする(ステップ271)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)であると判断した場合には、ステップ272に処理を移す一方、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ271の処理により制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)であると判断した場合には、メインCPU42は、大入賞口入賞カウンタのカウント値が10以上であるか否かの判断を行う(ステップ272)。そして、メインCPU42は、大入賞口入賞カウンタのカウント値が10以上であると判断した場合には、ステップ274に処理を移す一方、大入賞口入賞カウンタのカウント値が10以上でないと判断した場合には、ステップ273に処理を移す。
ステップ272の処理により大入賞口入賞カウンタのカウント値が10以上でないと判断した場合には、メインCPU42は、図10のステップ255又は後述の図13のステップ316の処理によりセットした大入賞口開放時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ273)。そして、メインCPU42は、大入賞口開放時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ274に処理を移す一方、大入賞口開放時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ272の処理により大入賞口入賞カウンタのカウント値が10以上であると判断した場合、又はステップ273の処理により大入賞口開放時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、制御状態フラグとして大入賞口内残留球監視を示す値(05)をセットする(ステップ274)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ274の処理が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口閉鎖設定処理を実行する(ステップ275)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口18が大入賞口開状態から大入賞口閉状態に切替わるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。
ステップ275の処理が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口内残留球監視時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ276)。なお、ステップ276の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ158において実行される大入賞口内残留球監視処理について図12を参照して説明する。
ここで、図12は、メインCPUによる大入賞口内残留球監視処理を示す制御フローチャートである。
図12に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であるか否かの判断をする(ステップ291)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であると判断した場合には、ステップ292に処理を移す一方、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ291の処理により制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であると判断した場合には、図11のステップ273の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ292)。そして、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ293に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ292の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、V入賞口に遊技球が入賞したか否かの判断を行う(ステップ293)。この処理において、メインCPU42は、V・カウントスイッチ32から入力された検知信号に基づいて、V入賞口に遊技球が入賞したか否かの判断を行う。そして、メインCPU42は、V入賞口に遊技球が入賞したと判断した場合には、ステップ294に処理を移す一方、V入賞口に遊技球が入賞してないと判断した場合には、ステップ295に処理を移す。
ステップ293によりV入賞口に遊技球が入賞したと判断した場合には、更に、メインCPU42は、大入賞口開放回数が15以上であるか否か判断する(ステップ294)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口開放回数カウンタのカウント値が15以上であるか否か判断する。そして、メインCPU42は、大入賞口開放回数カウンタのカウント値15以上であると判断した場合には、ステップ295に処理を移す一方、大入賞口開放回数カウンタのカウント値15以上でないと判断した場合には、ステップ296に処理を移す。
ステップ293の処理によりV入賞口に遊技球が入賞してないと判断した場合、又はステップ294の処理により大入賞口開放回数カウンタのカウント値15以上であると判断した場合には、メインCPU42は、制御状態フラグとして大当り終了インターバルを示す値(07)をセットする(ステップ295)。この処理において、メインCPU42は、大当り終了インターバルを示す値(07)を別図柄制御状態フラグに記憶する。
ステップ295の処理が終了した後に、メインCPU42は、大当たり終了インターバルを待ち時間タイマにセットする(ステップ297)。なお、ステップ297の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ294の処理により大入賞口開放回数カウンタのカウント値15以上でないと判断した場合には、メインCPU42は、制御状態フラグとして大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)をセットする(ステップ296)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を特別柄制御状態フラグに記憶する。
ステップ296の処理が終了した後に、メインCPU42は、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする(ステップ298)。なお、ステップ298の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ156において実行される大入賞口再開放待ち時間管理処理について図13を参照して説明する。
ここで、図13は、メインCPUによる大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す制御フローチャートである。
図13に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であるか否かの判断をする(ステップ311)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であると判断した場合には、ステップ312に処理を移す一方、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ311の処理により制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であると判断した場合には、図12のステップ298の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ312)。そして、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ313に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ312の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、大入賞口開放カウンタのカウント値に1加算して更新する(ステップ313)。
ステップ313の処理が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口開放設定処理を実行する(ステップ314)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口18が開状態になるように大入賞口ソレノイド38を駆動制御する。
ステップ314の処理が終了した後に、メインCPU42は、制御状態フラグとして大入賞口開放中を示す値(04)をセットする(ステップ315)。この処理において、メインCPU42は、大入賞口開放中を示す値(04)を特別柄制御状態フラグに記憶する。
ステップ315の処理が終了した後に、メインCPU42は、大入賞口開放中に対応する時間を大入賞口開放時間タイマにセットする(ステップ316)。なお、ステップ316の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図6おけるステップ159において実行される大当たり終了インターバル処理について図14を参照して説明する。
ここで、図14は、メインCPUによる大当たり終了インターバル処理を示す制御フローチャートである。
図14に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが大当たり終了インターバルを示す値(07)であるか否かの判断をする(ステップ331)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが大当たり終了インターバルを示す値(07)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが大当たり終了インターバルを示す値(07)であると判断した場合には、ステップ332に処理を移す一方、制御状態フラグが大当たり終了インターバルを示す値(07)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ331の処理により制御状態フラグが大当たり終了インターバルを示す値(07)であると判断した場合には、図12のステップ297の処理によりセットした待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ332)。そして、待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ333に処理を移す一方、待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ332の処理により待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、制御状態フラグとして特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする(ステップ333)。この処理において、メインCPU42は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を特別柄制御状態フラグに記憶する。
ステップ333の処理が終了した後に、メインCPU42は、大当たり遊技前の遊技状態フラグの復帰処理を実行する(ステップ334)。この処理において、メインCPU42は、高確率フラグ(77)及び時短フラグ(33)に復帰させる。
ステップ334の処理が終了した後に、メインCPU42は、大当たり図柄が特定大当り図柄(所謂確変図柄)であるか否かの判断を行う(ステップ335)。この処理において、メインCPU42は、図7のステップ181の処理により決定された大当り図柄が特定大当り図柄であるか否かの判断を行う。そして、メインCPU42は、大当り図柄が特定大当り図柄であると判断した場合には、ステップ336に処理を移す一方、大当り図柄が特定大当り図柄でないと判断した場合には、ステップ337に処理を移す。
ステップ335の処理により大当り図柄が特定大当り図柄であると判断した場合には、メインCPU42は、高確率フラグ(77)をセットする(ステップ336)。なお、ステップ316の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ335の処理により大当り図柄が特定大当り図柄でないと判断した場合には、メインCPU42は、大当り図柄が時短大当り図柄であるか否かを判断する(ステップ337)。そして、メインCPU42は、大当り図柄が時短大当り図柄であると判断した場合には、ステップ338に処理を移す一方、大当り図柄が時短大当り図柄でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。また、ステップ337の処理により大当り図柄が時短大当り図柄であると判断した場合には、メインCPU42は、時短フラグ(33)をセットする(ステップ338)。そして、メインCPU42は、時短カウンタにカウント値を100加算する(ステップ339)。これにより、特別遊技状態へ移行しないという判定が行われるまでを1回分として、所定の回数分(100回分)だけ、特別遊技状態終了後の非特定遊技状態に時短状態を付与することができる。なお、ステップ339の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
ここで、ステップ335の処理により大当り図柄が特定大当り図柄でないと判断した場合であっても、メインCPU42は、高確率フラグ(77)のクリア処理を実行することがなく、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が特定通常遊技状態であれば、特別遊技状態終了後に、引き続き、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うようになっている。同様に、ステップ335の処理により大当り図柄が特定大当り図柄であると判断した場合又はステップ337の処理により大当り図柄が時短図柄でないと判断した場合であっても、メインCPU42は、時短フラグ(33)のクリア処理を実行することがなく、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が時短状態を伴っていれば、特別遊技状態終了後に、引き続き、通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うようになっている。
図6おけるステップ160において実行される特別図柄ゲーム終了について図15を参照して説明する。
ここで、図15は、メインCPUによる特別図柄ゲーム終了処理を示す制御フローチャートである。
図15に示すように、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)であるか否かの判断をする(ステップ351)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ151の処理によりメインRAM43から読み出した制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)であると判断した場合には、ステップ352に処理を移す一方、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ351の処理により制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)であると判断した場合には、特別図柄変動の保留個数を1減算して更新する(ステップ352)。この処理において、メインCPU42は、入賞記憶カウンタのカウント値を1減算して更新する。
ステップ352の処理が終了した後に、メインCPU42は、メインRAMの特別図柄記憶領域(1〜4)に記憶されているデータを特別図柄記憶領域(0〜3)へシフトさせる(ステップ353)。この処理において、メインCPU42は、次回の特別図柄ゲームを実行するために、大当り判定用乱数カウンタの大当り判定用乱数値、大当り図柄決定用乱数カウンタの大当り図柄決定用乱数を順次シフトさせる。
ステップ353の処理が終了した後に、メインCPU42は、メインRAMの特別図柄記憶領域(4)にクリアデータをセットする(ステップ355)。
ステップ355の処理が終了した後に、メインCPU42は、制御状態フラグとして特別図柄記憶チェックを示す値(00)をセットする(ステップ355)。この処理において、メインCPU42は、特別記憶チェックを示す値(00)を特別柄制御状態フラグに記憶する。なお、ステップ355の処理が終了した場合、本サブルーチンを終了する。
次に、図5におけるステップ133において実行される普通図柄処理について図16を参照して説明する。
ここで、図16は、メインCPUによる普通図柄制御処理を示す制御フローチャートである。なお、図16において、ステップ371からステップ376の左側の数値は、対応するステップの普通図柄制御状態フラグの数値を示しており、この普通図柄制御状態フラグの数値に応じてステップの処理が実行される。
図16に示すように、まず、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップ371)。この処理において、メインCPU42は、普通制御状態制御状態フラグをメインRAMから読み出す。
ステップ371の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄記憶チェック処理を実行する(ステップ372)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェック処理を示す値(00)である場合に、保留されている普通図柄の変動回数(保留個数)を通過記憶カウンタから読み出し、普通図柄変動の保留個数をチェックする。そして、メインCPU42は、普通図柄変動の保留個数があると判断すると、普通当り判定、普通図柄変動パターンコマンドのデータのセット、普通図柄変動時間管理を示す値(01)のセット等の処理を実行する。また、メインCPU42は、普通図柄変動パターンに対応する時間(変動時間)を普通図柄待ち時間タイマにセットする。なお、普通図柄記憶チェック処理の詳細は、後述する。
ステップ372が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄表示時間監視処理を実行する(ステップ373)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄変動時間管理を示す値(01)である場合に、ステップ372の処理により普通図柄待ち時間タイマにセットされた変動時間だけ待機する。そして、メインCPU42は、普通図柄表示時間監視を示す値(02)を普通図柄制御状態フラグにセットして、確定後待ち時間を普通図柄待ち時間タイマにセットする。なお、普通図柄変動時間管理処理の詳細は、後述する。
ステップ373が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄表示時間管理処理を実行する(ステップ374)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)である場合に、ステップ373の処理により普通図柄待ち時間タイマにセットされた確定後待ち時間だけ待機する。次に、メインCPU42は、普通当りフラグ(77)がセットされているか否かの判断を行う。そして、メインCPU42は、普通当りフラグ(77)がセットされていると判断した場合には、普通電役開放を示す値(03)を普通図柄制御状態フラグにセットして、普通電役開放時間タイマに所定の待ち時間をセットする一方、普通当りフラグ(77)がセットされていないと判断した場合には、普通図柄ゲーム終了を示す値(04)を普通図柄制御状態フラグにセットする。なお、普通図柄表示時間監視処理の詳細は、後述する。
ステップ374が終了した後に、メインCPU42は、普通電役開放処理を実行する(ステップ375)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通電役開放を示す値(03)である場合に、始動入賞口14が始動入賞口閉状態から始動入賞口開状態に所定回数だけ切替わるように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御する。そして、メインCPU42は、普通電役入賞カウンタのカウント値が4になるか或いは普通電役開放時間タイマにセットされた所定の待ち時間が経過すると、普通図柄ゲーム終了を示す値(04)を普通図柄制御状態フラグにセットして、始動入賞口14が始動入賞口開状態から始動入賞口閉状態に切替わるように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御する。なお、普通電役開放処理の詳細は、後述する。
ステップ375の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄ゲーム終了処理を実行する(ステップ376)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)である場合に、普通図柄変動の保留個数を1減算して更新する。そして、メインCPU42は、次回の普通図柄ゲームを実行するために、普通図柄記憶図柄領域のデータ(1〜4)を普通図柄記憶領域のデータ(0〜3)へシフトさせて、普通図柄記憶チェックを示す値(00)を普通図柄制御状態フラグにセットする。なお、ステップ160の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。なお、普通図柄ゲーム終了処理の詳細は、後述する。
図16おけるステップ372において実行される普通図柄記憶チェック処理について図17を参照して説明する。
ここで、図17は、メインCPUによる普通図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。
図17に示すように、まず、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断をする(ステップ391)。この処理において、メインCPU42は、図16のステップ371の処理によりメインRAMから読み出した制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、ステップ392に処理を移す一方、普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ391の処理により普通図柄制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(00)であると判断した場合には、メインCPU42は、普通図柄変動の保留個数が0であるか否かの判断を行う(ステップ392)。この処理において、メインCPU42は、通過記憶カウンタのカウント値が0であるか否か判断する。そして、メインCPU42は、普通図柄変動の保留個数が0(換言すれば、通過記憶カウンタのカウント値が0)であると判断した場合には、ステップ393に処理を移す一方、普通図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、ステップ394に処理を移す。
ステップ392の処理により普通図柄変動の保留個数が0であると判断した場合には、メインCPU42は、デモ表示処理を実行する(ステップ393)。この処理において、メインCPU42は、デモンストレーション表示を開始するためのデモ表示開始コマンドを生成し、メインRAM43に記憶する。なお、この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ392の処理により普通図柄変動の保留個数が0でないと判断した場合には、メインCPU42は、普通当り判定処理を実行する(ステップ394)。この処理において、メインCPU42は、普通当り判定用テーブルを参照しつつ、メインRAMの特別図柄記憶領域から読み出した普通当り判定用乱数値に基づいて、普通当りの判定を行う。そして、メインCPU42は、普通当りであるという判定を行う行う場合には、普通当りフラグ(77)をセットする。
ステップ394の処理が終了した後に、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされているか否か判断する(ステップ395)。そして、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされていると判断した場合には、ステップ396に処理を移す一方、時短フラグ(33)がセットされていないと判断した場合には、ステップ397に処理を移す。
ステップ395の処理により時短フラグ(33)がセットされていると判断された場合には、メインCPU42は、5.1秒の普通図柄変動パターンコマンドのデータをメインRAM43に記憶し、普通図柄待ち時間タイマに5.1秒をセットする(ステップ396)。
一方、ステップ395の処理により時短フラグ(33)がセットされていないと判断された場合には、メインCPU42は、30秒の普通図柄変動パターンコマンドのデータをメインRAM43に記憶し、普通図柄待ち時間タイマに30秒をセットする(ステップ397)。
ステップ396又はステップ397の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄変動時間管理を示す値を(01)を制御状態フラグにセットする(ステップ398)。
ステップ398の処理が終了した後に、メインCPU42は、今回の変動表示に用いられた記憶領域のクリア処理を実行する(ステップ399)。この処理において、メインCPU42は、今回の変動表示に用いられた記憶領域を初期化する。なお、ステップ399の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図16おけるステップ373において実行される普通図柄変動時間監視処理について図18を参照して説明する。
ここで、図18は、メインCPUによる普通図柄変動時間監視処理を示す制御フローチャートである。
図18に示すように、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かの判断をする(ステップ411)。この処理において、メインCPU42は、図16のステップ371の処理によりメインRAMから読み出した制御状態フラグが普通図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、制御状態フラグが普通図柄変動時間監視を示す値(01)であると判断した場合には、ステップ412に処理を移す一方、普通図柄制御状態フラグが普通図柄変動時間監視を示す値(01)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ411の処理により普通図柄制御状態フラグが普通図柄変動時間監視を示す値(01)であると判断した場合には、図17のステップ396又はステップ397の処理によりセットした普通図柄待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ412)。そして、普通図柄待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ413に処理を移す一方、普通図柄待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ412の処理により普通図柄待ち時間タイマが0であると判断した場合には、普通図柄制御状態フラグとして普通図柄表示時間監視を示す値(02)をセットする(ステップ413)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグに記憶する。
ステップ413の処理が終了した後に、メインCPU42は、確定後待ち時間を普通図柄待ち時間タイマにセットする(ステップ414)。なお、ステップ414の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図16おけるステップ374において実行される普通図柄表示時間監視処理について図19を参照して説明する。
ここで、図19は、メインCPUによる普通図柄表示時間監視処理を示す制御フローチャートである。
図19に示すように、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)であるか否かの判断をする(ステップ431)。この処理において、メインCPU42は、図16のステップ371の処理によりメインRAMから読み出した普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)であると判断した場合には、ステップ432に処理を移す一方、普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ431の処理により普通図柄制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す値(02)であると判断した場合には、メインCPU42は、図18のステップ414の処理によりセットした普通図柄待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ432)。そして、メインCPU42は、普通図柄待ち時間タイマが0であると判断した場合には、ステップ433に処理を移す一方、普通図柄待ち時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ432の処理により普通図柄待ち時間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、普通当りフラグ(77)がセットされているか否かの判断を行う(ステップ433)。そして、メインCPU42は、普通当りフラグ(77)がセットされていると判断した場合には、ステップ434に処理を移す一方、普通当りフラグ(77)がセットされていないと判断した場合には、ステップ435に処理を移す。
ステップ433の処理により普通当りフラグ(77)がセットされていると判断した場合には、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされているか否か判断する(ステップ434)。そして、メインCPU42は、時短フラグ(33)がセットされていると判断した場合には、ステップ436に処理を移す一方、時短フラグ(33)がセットされていないと判断した場合には、ステップ437に処理を移す。
ステップ434の処理により時短フラグ(33)がセットされていると判断された場合には、メインCPU42は、時短時普通電役開放設定処理を実行する(ステップ436)。この処理において、メインCPU42は、始動入賞口14が1回当り1.8秒の始動入賞口開状態に3回繰り返すように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御するための駆動信号を生成し、メインRAM43に記憶する。そして、メインCPU42は、普通電役開放時間タイマに6.7秒の待ち時間をセットする(ステップ438)。
一方、ステップ434の処理により時短フラグ(33)がセットされていないと判断された場合には、メインCPU42は、通常時普通電役開放設定処理を実行する(ステップ437)。この処理において、メインCPU42は、始動入賞口14が0.3秒だけ始動入賞口開状態になるように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御するための駆動信号を生成し、メインRAM43に記憶する(ステップ437)。そして、メインCPU42は、普通電役開放時間タイマに0.3秒の待ち時間をセットする(ステップ439)。
ステップ438の処理又はステップ439の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグとして普通電役開放を示す値(03)をセットする(ステップ440)。なお、ステップ440の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップ434の処理により普通当りフラグ(77)がセットされていないと判断した場合には、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグとして普通図柄ゲーム終了を示す値(04)をセットする(ステップ435)。なお、ステップ435の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図16おけるステップ375において実行される普通電動役物開放処理について図20を参照して説明する。
ここで、図20は、メインCPUによる普通電役開放処理を示す制御フローチャートである。
図20に示すように、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通電役開放を示す値(03)であるか否かの判断をする(ステップ451)。この処理において、メインCPU42は、図16のステップ371の処理によりメインRAMから読み出した普通図柄制御状態フラグが普通電役開放を示す値(03)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄電役開放を示す値(03)であると判断した場合には、ステップ452に処理を移す一方、普通図柄制御状態フラグが普通電役開放を示す値(03)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ451の処理により普通図柄制御状態フラグが普通電役開放を示す値(03)であると判断した場合には、メインCPU42は、始動入賞口14が始動入賞口閉状態から始動入賞口開状態に所定回数(時短時において3回、通常時において1回)だけ切替わるように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御すると共に、普通電役入賞カウンタのカウント値が4以上であるか否か判断する(ステップ452)。そして、メインCPU42は、普通電役入賞カウンタのカウント値が4以上であると判断した場合には、ステップ454に処理を移す一方、普通電役入賞カウンタのカウント値が4以上でないと判断した場合には、ステップ453に処理を移す。
ステップ452の処理により普通電役入賞カウンタのカウント値が4以上でないと判断した場合に、メインCPU42は、普通電動開放時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップ453)。そして、メインCPU42は、普通電動開放間タイマが0であると判断した場合には、ステップ454に処理を移す一方、普通電動開放時間タイマが0でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ452の処理により普通電役入賞カウンタのカウント値が4以上であると判断した場合、又はステップ453の処理により普通電動開放間タイマが0であると判断した場合には、メインCPU42は、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグとして普通図柄ゲーム終了を示す値(04)をセットする(ステップ454)。
ステップ454の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通電役閉鎖処理を実行する(ステップ455)。この処理において、メインCPU42は、始動入賞口14が始動入賞口開状態から始動入賞口閉状態に切替わるように始動入賞口ソレノイド37を駆動制御する。なお、ステップ455の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
図16おけるステップ376において実行される普通図柄ゲーム終了について図21を参照して説明する。
ここで、図21は、メインCPUによる普通図柄ゲーム終了処理を示す制御フローチャートである。
図21に示すように、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)であるか否かの判断をする(ステップ471)。この処理において、メインCPU42は、図6のステップ371の処理によりメインRAMから読み出した普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)であるか否かの判断をする。そして、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)であると判断した場合には、ステップ472に処理を移す一方、普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)でないと判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップ471の処理により普通図柄制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す値(04)であると判断した場合には、普通図柄変動の保留個数を1減算して更新する(ステップ472)。この処理において、メインCPU42は、通過記憶カウンタのカウント値を1減算して更新する。
ステップ472の処理が終了した後に、メインCPU42は、メインRAMの普通図柄記憶領域(1〜4)に記憶されているデータを普通図柄記憶領域(0〜3)へシフトさせる(ステップ473)。この処理において、メインCPU42は、次回の普通図柄ゲームを実行するために、普通図柄記憶領域に記憶された普通当り判定用乱数値を順次シフトさせる。
ステップ473の処理が終了した後に、メインCPU42は、メインRAMの普通図柄記憶領域(4)にクリアデータをセットする(ステップ474)。
ステップ474の処理が終了した後に、メインCPU42は、普通図柄制御状態フラグとして普通図柄記憶チェックを示す値(00)をセットする(ステップ475)。この処理において、メインCPU42は、普通図柄記憶チェックを示す値(00)を普通図柄制御状態フラグに記憶する。なお、ステップ475の処理が終了した場合、本サブルーチンを終了する。
ここで、前述の図7のステップ179,180の処理を実行するメインCPU42は、通常遊技状態中に特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段としての機能を有することになる。また、図6のステップ153からステップ160の処理を実行するメインCPU42は、特別遊技状態移行判定手段によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、特別遊技状態における遊技動作の制御を行う特別遊技制御手段としての機能を有することになる。
図14のステップ335の処理を実行するメインCPU42は、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段としての機能を有することになる。また、図7のステップ176,177の処理を実行するメインCPU42は、特定通常遊技状態中に、非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定(転落抽選)を行う非特定通常遊技状態移行判定手段としての機能を有することになる。
図17のステップ395及び図19のステップ434の処理を実行するメインCPU42は、通常遊技状態決定手段によって決定された通常遊技状態に時短状態を伴わすか否か判定を行う時短状態判定手段としての機能を有することになる。また、図14のステップ337の処理を実行するメインCPU42は、特別遊技状態移行手段によって特別遊技状態へ移行しないという判定が行われるまでを1回分として、所定の回数分(100回分)だけ、特別遊技状態終了後の非特定通常遊技状態に時短状態を付与するか否か判定を行う時短状態付与判定手段としての機能を有することになる。
図7のステップ178からステップ189の処理を実行するメインCPU42は、通常遊技状態決定手段によって特定通常遊技状態に決定されたことを条件として、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うと共に、通常遊技状態決定手段によって非特定通常遊技状態に決定されたこと又は非特定通常遊技状態移行判定手段によって非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、非特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行う通常遊技状態制御手段としての機能を有することになる。また、図17のステップ396及び図19のステップ436,438の処理を実行するメインCPU42は、時短状態判定手段によって時短状態を伴わすという判定が行われたことを条件として、通常遊技状態決定手段によって決定された通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うようになっている。
前述のように、メインCPU42は、転落抽選に当選する前に、特定通常遊技状態が時短状態を伴っていれば、非特定通常遊技状態へ移行後に、引き続き、非特定通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うようになっている。また、メインCPU42は、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が特定通常遊技状態であれば、特別遊技状態終了後に、引き続き、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うようになっていると共に、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が時短状態を伴っていれば、特別遊技状態終了後に、引き続き、通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うようになっている。
次に、パチンコ遊技機1の遊技状態のフローについて図22から図25を参照して説明する。
ここで、図22から図25は、パチンコ遊技機の遊技状態のフローチャートである。
図22に示すように、パチンコ遊技機1のゲームを開始すると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態になる(図22のステップ511)。続いて、非特定通常遊技状態中に、始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを条件として、大当り判定が行われる(図22のステップ512)。そして、大当りであるという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態から特別遊技状態(図22のステップ513)へ移行する。一方、大当りでないという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態(図22のステップ511)へ戻ることになる。
図22のステップ512において、特定大当りであった場合(換言すれば、大当り図柄が特定大当り図柄であった場合)には、特別遊技状態(図22のステップ513)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない特定通常遊技状態(図23のステップ514)へ移行する。また、時短大当りであった場合(換言すれば、大当り図柄が時短大当り図柄であった場合)には、特別遊技状態(図22のステップ513)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態(図24のステップ518)へ移行する。更に、通常大当りであった場合(換言すれば、大当り図柄が特定大当り図柄又は時短大当り図柄でなかった場合)には、特別遊技状態(図22のステップ513)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態(図22のステップ511)に戻ることになる。
パチンコ遊技機1の遊技状態が時短状態を伴っていない特定通常遊技状態(図23のステップ514)へ移行すると、始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを条件として、転落抽選が行われる(図23のステップ515)。そして、転落抽選に当選すると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態(図22のステップ512)へ移行する。
図23のステップ515において、転落抽選に落選すると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない特定通常遊技状態に維持され、高確率の大当り判定が行われる(図23のステップ516)。そして、大当りであるという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない特定通常遊技状態から特別遊技状態(図23のステップ517)へ移行する。一方、大当りでないという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない特定通常遊技状態(図23のステップ514)へ戻ることになる。
図23のステップ516において、特定大当り又は通常当りであった場合には、特別遊技状態(図23のステップ517)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴っていない特定通常遊技状態(図23のステップ514)に戻ることになる。また、時短大当りであった場合には、特別遊技状態(図23のステップ517)終了後に、パチンコ遊技1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態(図25のステップ521)へ移行する。
パチンコ遊技機1の遊技状態が時短状態を伴った非特定通常遊技状態へ移行すると(図24のステップ518)、パチンコ遊技機1の遊技状態は、始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを条件として、大当り判定が行われる(図24のステップ519)。そして、大当りであるという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態から特別遊技状態(図24のステップ520)へ移行する。
一方、大当りでないという判定が行われると、時短回数が1減算されて、時短回数が0になったか否か(換言すれば、時短状態が終了したか否か)判断される(図24のステップ521)。そして、時短回数が0になったと判断された場合には、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態から時短状態を伴っていない非特定通常遊技状態(図22のステップ511)へ移行することになる。また、時短回数が0になっていないと判断された場合には、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態に維持される。
図24のステップ519において、特定大当りであった場合には、特別遊技状態(図24のステップ520)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態(図25のステップ522)へ移行する。また、時短大当り又は通常当りであった場合には、特別遊技状態(図24のステップ520)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態(図24のステップ518)に戻ることになる。
パチンコ遊技機1の遊技状態が時短状態を伴った特定通常遊技状態(図25のステップ522)へ移行すると、始動入賞口14,15に遊技球が入賞したことを条件として、転落抽選が行われる(図25のステップ523)。そして、転落抽選に当選すると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った非特定通常遊技状態(図24のステップ519)へ移行する。
図25のステップ523において、転落抽選に落選すると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態に維持され、高確率の大当り判定が行われる(図25のステップ524)。そして、大当りであるという判定が行われると、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態から特別遊技状態(図25のステップ525)へ移行する。
一方、図25のステップ524において、大当りでないという判定が行われると、時短回数が1減算されて、時短回数が0になったか否か判断される(図25のステップ525)。そして、時短回数が0になったと判断された場合には、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態から時短状態を伴っていない特定通常遊技状態(図23のステップ514)へ移行することになる。また、時短回数が0になっていないと判断された場合には、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態に維持される。
図25のステップ524において、特定大当り、時短大当り、又は通常大当りのいずれかであった場合には、特別遊技状態(図25のステップ525)終了後に、パチンコ遊技機1の遊技状態は、時短状態を伴った特定通常遊技状態(図25のステップ522)にに戻ることになる。
次に、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が特定通常遊技状態であることを条件として、メインCPU42は、特別遊技状態終了後に、引き続き、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うため、特定通常遊技状態中に、メインCPU42によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、特別状態終了後の通常遊技状態が非特定通常遊技状態になることはなく、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止することができる。
また、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が時短状態を伴っていることを条件として、メインCPU42は、特別遊技状態終了後に、引き続き、通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うため、特定遊技状態が終了して通常遊技状態へ移行しても、時短状態を維持することができ、遊技者に喪失感を与えることを十分に抑えることができる。また、非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われる前に、特定通常遊技状態が時短状態を伴っていることを条件として、メインCPU42は、非特定通常遊技状態へ移行後に、引き続き、非特定通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うため、特定通常遊技状態中に、非特定通常遊技状態へ移行されても、時短状態を維持することができ、遊技者に喪失感を与えることを更に抑えることができる。
更に、メインCPU42は、所定の回数分(100回分)だけ、特別遊技状態終了後の非特定通常遊技状態に時短状態を付与するか否か判定を行うことにより、遊技者の期待感を与えることができる。
また、特定通常遊技状態中に、メインCPU42は、非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定(転落抽選)を行うため、特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止して、遊技者の射幸心を抑えることができる。
更に、時短状態を伴わすという判定が行われたことを条件として、メインCPU42は、特別遊技状態終了後に、通常遊技状態に時短状態を付加して遊技動作の制御を行うため、パチンコ遊技機1の遊技性を多様化させることができる。
以上の如き、第1の実施形態によれば、特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止することができると共に、特定通常遊技状態中に、特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、特別状態終了後の通常遊技状態が非特定通常遊技状態になることはないため、遊技者の射幸心を抑えつつ、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止して、遊技者の射幸心を抑えることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係わる遊技プログラムについて図26を参照して説明する。
ここで、図26は、第2の実施形態に係わる遊技プログラムを示すブロック図である。
図21に示すように、第2の実施形態に係わる遊技プログラム62は、ROMカートリッジ、CO−ROM、DVD等の記憶媒体に記憶されたり、インターネット等の通信回線を利用して配布されるものである。
また、遊技プログラム62は、テレビゲーム又はパソコン等のコンピュータ63に、通常遊技状態中に特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定機能64と、特別遊技状態移行判定機能64によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、特別遊技状態における遊技動作の制御を行う特別遊技制御機能65と、特別遊技状態終了後の通常遊技状態を特定通常遊技状態と非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定機能66と、特定通常遊技状態中に非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う非特定通常遊技状態移行判定機能67と、通常遊技状態決定機能66によって特定通常遊技状態に決定されたことを条件として、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うと共に、通常遊技状態決定機能66によって非特定通常遊技状態に決定されたこと又は非特定通常遊技状態移行判定機能67によって非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、非特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行う通常遊技制御機能68と、を実現させるものである。更に、通常遊技制御機能68は、特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が特定通常遊技状態であることを条件として、特別遊技状態終了後に、引き続き、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うようになっている。
ここで、特別遊技状態とは、通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態のとことをいい、特定通常遊技状態とは、特別遊技状態移行判定機能64によって特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い通常遊技状態のことをいい、非特定通常遊技状態とは、特別遊技状態移行判定機能64によって特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い通常遊技状態のことをいう。
なお、コンピュータ63の画像モニタ69には遊技盤6全体の画像を写し出され、特定キー又は専用ボタン等の操作スイッチ70の操作によって模擬遊技が楽しめるようになっている。
次に、第2の実施形態の作用及び効果について説明する。
特別遊技状態へ移行する前の通常遊技状態が特定通常遊技状態であることを条件として、特別遊技制御機能65により、特別遊技状態終了後に、引き続き、特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うため、特定通常遊技状態中に、特別遊技状態移行判定機能64によって特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、特別状態終了後の通常遊技状態が非特定通常遊技状態になることはなく、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止することができる。
また、特定通常遊技状態中に、非特定通常遊技状態移行判定機能67により、非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行うため、特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止することができる。
以上の如き、第2の実施形態によれば、特定通常遊技状態をむやみに連続させることを防止することができると共に、特定通常遊技状態中に、特別遊技状態へ移行するという判定が行われた場合に、特別状態終了後の通常遊技状態が非特定通常遊技状態になることはないため、遊技者の射幸心を抑えつつ、遊技者に大きな喪失感を与えることを防止して、遊技者の射幸心を抑えることができる。
なお、本発明は、前述の発明の実施形態の説明に限るものではなく、適宜に変更を行うことができる。
第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の遊技盤を示す図である。 第1の実施形態に係わるパチンコ遊技機のブロック図である。 メインCPUによるシステムタイマ割込処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによるメイン処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄制御処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄変動間管理処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄表示時間管理処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大当り開始インターバル処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大入賞口開放中処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大入賞口内残留球監視処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる大当たり終了インターバル処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる特別図柄ゲーム終了処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通図柄制御処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通図柄記憶チェック処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通図柄変動時間監視処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通図柄表示時間監視処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通電役開放処理を示す制御フローチャートである。 メインCPUによる普通図柄ゲーム終了処理を示す制御フローチャートである。 パチンコ遊技機の遊技状態のフローチャートである。 パチンコ遊技機の遊技状態のフローチャートである。 パチンコ遊技機の遊技状態のフローチャートである。 パチンコ遊技機の遊技状態のフローチャートである。 第2の実施形態に係わる遊技プログラムを示すブロック図である。
符号の説明
1…パチンコ遊技機 2…遊技機本体 3…ガラス板
4…扉部材 5…ヒンジ 6…遊技盤 7…レール
8…発射ハンドル 9…上皿 10…下皿 11…スピーカ
12…液晶表示装置 13…特別図柄表示器 14,15…始動入賞口
16…普通電動役物 17…特別図柄始動記憶表示器 18…大入賞口
19…シャッタ 20…ラウンド数表示器
21U,21D…普通図柄表示器 22…普通図柄作動ゲート
23…普通図柄始動記憶表示器 24…一般入賞口 25…アウト口
26…装飾ランプ 27…メイン基板 28…主制御回路
29…サブ基板 30…副制御回路 31…払出・発射制御回路
32…V・カウントスイッチ 33…カウントスイッチ
34…一般入賞口スイッチ 35…通過ゲートスイッチ
36…始動入賞口スイッチ 37…始動入賞口ソレノイド
38…大入賞口ソレノイド 39…シーソーソレノイド
40…バックアップクリアスイッチ 41…メインROM
42…メインCPU 43…メインRAM
44…リセット用クロックパルス発生回路 45…初期リセット回路
46…シリアル通信用IC 47…ランプ制御回路
48…プログラムROM 49…サブCPU 50…ワークRAM
51…表示制御回路 52…音声制御回路 53…ランプ制御回路
54…画像データROM 55…VDP 56…コンバータ
57…初期リセット回路 58…払出装置 59…発射装置
60…カードユニット 61…球操作パネル 62…遊技プログラム
63…コンピュータ 64…特別遊技状態移行判定機能
65…特別遊技制御機能 66…通常遊技状態決定機能
67…非特定通常遊技状態移行判定機能 68…通常遊技制御機能
69…画像モニタ 70…操作スイッチ

Claims (1)

  1. 通常遊技状態中に、該通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの判定を行う特別遊技状態移行判定手段と、
    前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、前記特別遊技状態における遊技動作の制御を行う特別遊技制御手段と、
    前記特別遊技状態終了後の前記通常遊技状態を、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ易い特定通常遊技状態と、前記特別遊技状態移行判定手段によって前記特別遊技状態へ移行するという判定が相対的に行われ難い非特定通常遊技状態のうちのいずれかに決定する通常遊技状態決定手段と、
    前記特定通常遊技状態中に、前記非特定通常遊技状態へ移行するか否かの判定を行う非特定通常遊技状態移行判定手段と、
    前記通常遊技状態決定手段によって前記特定通常遊技状態に決定されたことを条件として、前記特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行うと共に、前記通常遊技状態決定手段によって前記非特定通常遊技状態に決定されたこと又は前記非特定通常遊技状態移行判定手段によって前記非特定通常遊技状態へ移行するという判定が行われたことを条件として、前記非特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行う通常遊技状態制御手段と、
    前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記通常遊技状態に、前記特別遊技状態移行判定手段による単位時間当たりの判定機会が増加する時短状態を伴わすか否か判定を行う時短状態判定手段と、を具備してあって、
    前記通常遊技状態制御手段は、前記時短状態判定手段によって前記時短状態を伴わすという判定が行われたことを条件として、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記通常遊技状態に前記時短状態を付加して遊技動作の制御を行い、
    前記通常遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態へ移行する前の前記通常遊技状態が前記特定通常遊技状態であることを条件として、移行すると判定された特別遊技状態が、その特別遊技状態終了後に前記時短状態を伴わない特定通常遊技状態へ移行する特別遊技状態でないと判断された場合であっても、特定通常遊技状態から非特定通常遊技状態へ移行する高確率フラグのクリア処理を実行せずに、前記特別遊技状態終了後に、引き続き、前記特定通常遊技状態における遊技動作の制御を行い、
    前記通常遊技状態制御手段は、前記非特定通常遊技状態移行判定手段によって前記非特定通常遊技状態へ移行する前の前記特定通常遊技状態が前記時短状態を伴っていることを条件として、前記非特定通常遊技状態へ移行後に、引き続き、前記非特定通常遊技状態に前記時短状態を付加して遊技動作の制御を行い、
    さらに、前記特別遊技状態移行手段によって前記特別遊技状態へ移行しないという判定が行われるまでを1回分として、所定の回数分だけ、前記非特定通常遊技状態において、前記通常遊技状態決定手段によって決定された前記非特定通常遊技状態に前記時短状態を付与する時短状態付与判定手段と、を具備したことを特徴とする遊技機。
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