JP5035607B2 - 昇降式の物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品収納棚の支柱に設けられた物品載置用のビームを移載対象として、物品を移載する移載装置と、その移載装置を昇降駆動する昇降駆動手段と、前記移載装置と一体的に昇降して、前記ビームを検出するビーム検出手段と、前記移載装置の昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前記ビーム検出手段及び前記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置を前記ビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降すべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられた昇降式の物品搬送装置に関する。
上記昇降式の物品搬送装置の従来例として、移載装置と一体的に昇降してビームを検出するビーム検出手段としての光反射式の光センサを備えて、移載装置をビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降させるときには、制御手段が、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて停止用準備高さに昇降させる1次昇降処理を実行した後、物品を卸す場合には卸し用の適正移載高さ、具体的には、光センサがビームの下端を検出する位置まで、又、物品を掬う場合には掬い用の適正移載高さ、具体的には、光センサがビームの下端を検出する位置から設定距離だけ下方の位置まで、停止用準備高さからビーム検出用の低速で下降させる2次昇降処理を実行する形態で、前記移載装置を昇降させるように前記昇降駆動手段を作動させるように構成されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
上述の従来構成は、移載装置をビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降させるときに、上述のように1次昇降処理と2次昇降処理を実行するので、物品の重みや経年変化によりビームの位置が変動しても、移載装置をビームに対して設定される適正移載装置に正確に昇降させて物品の移載を適切に行うことができるものである。
ちなみに、特許文献1の実施形態に記載された構成では、移載装置が停止用準備高さに位置するときに光センサがビームを検出するような高さに停止用準備高さが設定され、かつ、光センサがビームの下端を検出するときの移載装置の昇降位置に基づいて適正移載高さが設定されているため、停止用準備高さは、適正移載高さより上方に位置する。したがって、1次昇降処理が移載装置を下降させるものである場合には、2次昇降処理における移載装置の昇降方向と1次昇降処理における移載装置の昇降方向とが一致することになるので、移載装置を停止用準備高さにおいて昇降停止させることなく適正移載高さまで下降させることが可能であるが、1次昇降処理が移載装置を上昇させるものである場合には、1次昇降処理と2次昇降処理とでは移載装置の昇降方向が逆転することになるので、停止用準備高さにおいて移載装置の昇降作動を一旦停止させてから、適正移載高さまで下降させなければならない。
また、移載装置を掬い用の適正移載高さに昇降させる場合には、移載装置を、1次昇降処理により停止用準備高さに昇降させた後、2次昇降処理により、光センサかビームの下端を検出するまで下降させた後、さらに、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて設定距離だけ下降させるようになっている。
特許第3761012号公報
上記従来構成のように、制御手段が、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて停止用準備高さに昇降させる1次昇降処理を実行した後、物品を卸す場合には卸し用の適正移載高さまで、又、物品を掬う場合には掬い用の適正移載高さまで、停止用準備高さからビーム検出用の低速で下降させる2次昇降処理を実行する形態で、前記移載装置を昇降させるように前記昇降駆動手段を作動させるように構成されたものであると、停止用準備高さから卸し用の又は掬い用の適正移載高さまでビーム検出用の低速で下降させなければならないので、移載装置の昇降作動が適正移載高さ周辺で緩慢になり、物品搬送作業の迅速化により搬送効率の向上を図る場合に不利である。
説明を加えると、移載装置の昇降位置を検出する昇降位置検出手段は、例えば、移載装置の昇降経路の端部から移載装置に向けて測距用レーザを投射するレーザ測距計やロータリエンコーダ等を用いて構成されることになり、その昇降位置検出手段の検出情報に基づいて移載装置を目標位置に昇降させるときには、現在位置と目標位置との差を常に把握して、つまり、移載装置の昇降速度を減速させる位置や移載装置を停止させる位置と現在位置との差を常に把握して、遅れなく減速や停止を行うことができるため、移載装置の昇降速度を高速化できるものであるが、光反射式の光センサ等にて構成されるビーム検出手段にてビームの下端を精度良く検出するには、移載装置の昇降速度を充分に低速にして、ビーム検出手段がビームの下端を検出するタイミングを捉える必要があり、このことに起因して、搬送効率の向上を図り難いものであった。
ところで、近年では、物品収納棚を構成するビーム等の部材の剛性が従来に比べ向上したことや物品収納棚の設計精度及び組み立て精度が向上したこと等により、物品の重みや経年変化によりビームの撓みが発生して適正移載高さが変動するということや設計上のビームの高さと組み立て後の実際のビームの高さが一致しないということも少なくなった。このような状況においても、ビームの撓みや設計誤差等を考慮して移載装置をビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降させる度に、実際のビームの位置に基づいて適正移載高さを検出することは、搬送効率向上の観点から好ましくないものである。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、搬送効率が高いものでありながら、物品の移載を適切に行うことができる昇降式の物品搬送装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る昇降式の物品搬送装置は、物品収納棚の支柱に設けられた物品載置用のビームを移載対象として、物品を移載する移載装置と、その移載装置を昇降駆動する昇降駆動手段と、前記移載装置と一体的に昇降して、前記ビームを検出するビーム検出手段と、前記移載装置の昇降位置を検出する昇降位置検出手段としてのレーザ距離計と、前記ビーム検出手段及び前記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置を前記ビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降すべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられたものであって、
その第1特徴構成は、
前記ビーム検出手段が、前記移載装置と一体的に昇降して、前記ビームに対して検出作用することにより前記移載装置の前記ビームに対する相対上下位置を検出するように構成され、
前記制御手段が、
前記物品移載用の適正移載高さに対応する前記移載装置の目標昇降位置情報として設計数値に基づいて算出した、前記ビームに対して物品を卸す卸し移載を行うための卸し用適正移載高さと、前記ビームに対して物品を掬う掬い移載を行うための掬い用適正移載高さとを記憶するように構成され
前記ビーム検出手段として、卸し用ビーム検出手段と掬い用ビーム検出手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記昇降位置検出手段の検出情報及び記憶した前記目標昇降位置情報に基づいて、前記適正移載高さ及びその適正移載高さよりも設定距離手前の減速開始高さを判別する形態で、且つ、前記減速開始高さに移動用昇降速度で昇降させ、次に昇降速度を前記移動用昇降速度から目標低速度に漸次減速させる形態で、前記移載装置を前記適正移載高さに昇降させるべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する昇降制御処理、並びに、
前記移載装置を前記適正移載高さに昇降させた後に、前記ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲内に位置するか否かを判別する停止位置確認処理を実行するように構成され
前記卸し移載を伴う搬送指令が指令された場合は、前記停止位置確認処理において、前記卸し用ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記卸し用適正移載高さに対応して定めた卸し用許容昇降範囲内に位置するか否かを判別し、前記掬い移載を伴う搬送指令が指令された場合は、前記停止位置確認処理において、前記掬い用ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記掬い用適正移載高さに対応して定めた掬い用許容昇降範囲内に位置するか否かを判別するように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は前記昇降制御処理を実行して、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、記憶した目標昇降位置情報に対応する適正移載高さに移載装置を昇降させるべく、昇降駆動手段の作動を制御するので、移載装置が適正移載高さよりも設定距離手前の減速開始高さに位置するまでは移動用昇降速度で昇降し、減速開始高さに位置してからは、目標低速度に漸次減速するようにして適正移載高さに昇降する。
そして、移載装置を減速開始高さや適正移載高さに昇降させることを、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて行うものであるから、移載装置の現在位置と目標とする減速開始高さや適正移載高さとの差を把握しながら、遅れなく減速や停止を行うことができるため、移載装置の昇降速度を高速化して、移載装置が昇降を開始してから適正移載高さに停止するまでに要する時間を短縮させて搬送効率の向上を図ることができるものとなる。
そして、制御手段は、移載装置を適正移載高さに昇降させた後に、停止位置確認処理を実行して、ビーム検出手段の検出情報に基づいて、移載装置が適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲内に位置するか否かを判別するので、何らかの原因で目標昇降位置情報又は現実のビームの位置が変化して、目標昇降位置情報が現実のビームの位置に対応しない不適正なものとなった場合に、昇降制御処理によりその不適正な目標昇降位置情報に基づいて移載装置の昇降作動が制御されることで、移載装置が現実のビームに対する適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲内に位置しないといった異常事態が発生しても、その異常事態の発生を検出することができる。
したがって、上記のような異常事態が発生しても、これを検出して移載作業を中断する等の措置を取ることで、物品の移載に失敗して落下事故等を防止することができる。このように、ビームに対する物品の移載に失敗することを事前に予防することで物品の移載を適切に行うことができるものとなる。
以上のように、本発明の第1特徴構成によると、搬送効率が高いものでありながら、物品の移載を適切に行うことができる昇降式の物品搬送装置を得るに至った。
本発明に係る昇降式の物品搬送装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記制御手段が、前記停止位置確認処理において前記移載装置が前記許容昇降範囲内に位置していないと判別した場合には、前記ビーム検出手段の検出情報に基づいて前記許容昇降範囲内に昇降させるべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する修正昇降処理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は、停止位置確認処理において、昇降制御処理の実行により目標昇降位置情報及び昇降位置検出手段の検出情報に基づいて昇降させた移載装置が、その目標昇降位置情報についての適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲内に位置していないと判別した場合には、昇降制御処理が正常に完了しなかったとして、修正昇降処理を実行し、移載装置をビーム検出手段の検出情報に基づいて適正移載高さに昇降させるので、記憶した目標昇降位置情報が適正移載高さに適切に対応したものでない状態で昇降制御処理を実行したことが原因で移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかった場合や、ビームの位置が経年変化したことが原因で移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかった場合等、昇降制御処理の実行が完了したときに移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかった場合に、移載装置をビームに対する適正移載高さに対応した許容昇降範囲内に位置した状態とすることができる。
したがって、昇降制御処理により移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかった場合でも移載装置の位置が自動的に適正移載高さに対応した許容昇降範囲内に修正されるので、移載装置を確実に適正移載高さに対応した許容昇降範囲内に位置させることができ、昇降制御処理により移載装置が許容昇降範囲内に位置した場合と同様に、その後のビームへの物品の移載を継続して行うことができる。
このように、本発明の第2特徴構成によると、搬送効率が高いものでありながら、物品の移載を適切に行うことができ、しかも、昇降制御処理により移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかった場合でも、移載装置によるビームに対する物品の移載作業を適切に行うことができる昇降式の物品搬送装置を得るに至った。
本発明に係る昇降式の物品搬送装置の第3特徴構成は、第2特徴構成において、前記制御手段が、前記修正昇降処理が完了すると、前記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、記憶している前記目標昇降位置情報を更新する更新記憶処理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、制御手段は、修正昇降処理が完了すると、更新記憶処理を実行して、昇降位置検出手段の検出情報により示される昇降位置情報を、適正移載高さを示す目標昇降位置情報として更新して記憶するので、ビームに対する適正移載高さに対応する目標昇降位置情報として適切でない情報が記憶されている場合に、昇降制御処理により移載装置が許容昇降範囲内に位置しなかったときには、修正昇降処理が実行されて、移載装置がビームに対する適正移載高さに位置した状態にされた上で、その状態における昇降位置検出手段の検出情報により示される昇降位置情報が、ビームに対する適正移載高さを示す正しい目標昇降位置情報として記憶される。
したがって、ビームに対する適正移載高さに正しく対応する目標昇降位置情報が記憶された状態を維持することができるものとなり、昇降制御処理により移載装置が許容昇降範囲内に位置する確実性が高い状態を維持することができる。これにより、昇降制御処理を実行した後に修正昇降処理が実行される機会を少なくすることができ、昇降制御処理を実行した後に移載装置をさらに昇降させることなく速やかに移載装置による物品の移載が行える状態を維持することができる。
このように、本発明の第3特徴構成によると、搬送効率が高いものでありながら、物品の移載を適切に行うことができ、しかも、昇降制御処理を実行した後に移載装置をさらに昇降させることなく速やかに移載装置による物品の移載が行える状態を維持することができる昇降式の物品搬送装置を得るに至った。
以下、本発明の昇降式の物品搬送装置の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態においては、図1に示すように、昇降式の物品搬送装置が、収納棚1を備えた自動倉庫設備SUに設置されたスタッカークレーン2にて構成されている。
スタッカークレーン2は、スタッカークレーン2の自走と、スタッカークレーン2に上下昇降自在に取り付けた移載装置TMの上下昇降とにより、入出庫対象の物品A(具体的には荷Wを載置したパレットP)の受渡しをするための荷受け台4並びに収納棚1の各物品収納部Kに対して、移載装置TMを物品Aの移載のための適正位置に位置させ、移載装置TMを作動及び昇降させて物品Aを卸し又は掬うことにより、収納棚1に対する入出庫を行わせるものである。
収納棚1は、図1及び図2に示すように、鉛直方向に立設された長尺状の複数本の支柱5と、これら支柱5間にわたって連結固定された物品載置用の長尺状のビーム6、並びに、必要に応じて配設された複数本のブレース7などによって枠組みされ、収納棚前後方向に並ぶビーム6間にわたって物品Aを載置支持する状態で保管する。
スタッカークレーン2は、図1及び図2に示すように、走行台車10に、それの移動方向で前後一対の昇降用支柱11a,11bが立設され、走行台車10が地上側の走行レール8に走行案内されると共に、昇降用支柱11a,11bの上端部が天井側の案内レール9に案内され、収納棚1の横方向に移動自在としてある。
一対の昇降用支柱11a,11b間には昇降台3が案内昇降自在に配置され、昇降台3には、前記移載装置TMや収納棚1のビーム6に反射する検出光を受光することによりビーム6を光学的に検出するビーム検出手段BSが設けられている。そして、昇降台3が上下昇降すると、移載装置TMとビーム検出手段BSとが一体的に昇降する。
詳しくは後述するが、ビーム検出手段BSは、図18に示すように、上下方向に間隔を隔てて並設した第1光センサS1〜第4光センサS4の4つのビーム検出センサにて構成されており、各センサの検出状態の組合せに基づいて移載装置TMのビーム6に対する相対上下位置を検出する。なお、ビーム検出手段BSは、走行台車10の移動経路方向で左右の両側の収納棚1に対応して、それぞれの棚1のビーム6を検出すべく、昇降台3の左右に設けられているが、以下の説明では、一方側のビーム検出手段BSについて説明し、他方側のビーム検出手段BSについては説明を省略する。
移載装置TMには、物品AのパレットPを載置支持する左右一対のスライドフォーク機構20、このスライドフォーク機構20を出退駆動するフォーク用モータ22及び出退用量検出手段としての出退用ロータリエンコーダ23が設けられている。
走行台車10には、走行台車10の駆動輪を回動駆動する水平駆動手段としての走行用モータ12と、移載装置TMが設置された昇降台3を昇降駆動する昇降駆動手段としての昇降用モータ13とが備えられている。昇降用モータ13は、昇降台3を吊下げ支持する一対の索状体14を送り出し及び巻き取り駆動して昇降台3を昇降させる。
また、走行台車10には、地上側に設置された走行位置検出手段としての走行用レーザ測距計15から投射される測距用のレーザ光線を反射させる走行位置検出用反射板16と、昇降位置検出手段としての昇降用レーザ測距計17と、この昇降用レーザ測距計17から略水平に投射される測距用のレーザ光線を、略鉛直方向の光線に変更して、昇降台3の底面に設けられた昇降位置検出用反射板18に対して測距用のレーザ光線を作用させる光軸変更用反射板19が設けられている。
図4に示すように、走行用レーザ測距計15、昇降用レーザ測距計17、及び、出退用ロータリエンコーダ23、並びに、第1ビームセンサS1〜第4ビームセンサS4が入力としてまた、走行用モータ12、昇降用モータ13、及びフォーク用モータ22が出力として、地上側に設置されてスタッカークレーン2の作動を制御するクレーン制御装置Hと接続されている。なお、スタッカークレーン2に搭載された機器(例えば、モータやセンサ)とクレーン制御装置Hとは、図外の光通信装置等を経由して接続されている。
クレーン制御装置Hは、上位の管理用コンピュータやその他の指令入力手段等から搬送指令が指令されると、移載装置TMを水平移動及び昇降移動させるべく、上記センサ類の検出情報に基づいて、走行用モータ12、昇降用モータ13、及びフォーク用モータ22の作動を制御するよう構成されている。
収納棚1の横方向での移載装置TMの水平移動は、クレーン制御装置Hが水平制御処理を実行して、地上側に設置された走行用レーザ測距計15の検出情報に基づいて、物品収納部K毎に設定された物品Aの移載のための収納棚横方向における適正位置すなわち適正移載用横方向位置に走行させることにより行われる。
収納棚1の上下方向での移載装置TMの昇降移動は、クレーン制御装置Hが昇降制御処理を実行して、走行台車10に備えられた昇降用レーザ測距計17の出力信号に基づいて、物品収納部K毎に設定された物品Aの移載のための収納棚1の縦方向における適正位置、すなわち適正移載用高さに昇降させ、かつ、停止位置確認処理を実行して、ビーム検出手段BSの検出情報に基づいて、移載装置TMが適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲Z内に位置するか否かを判別することにより行われる。
移載装置TMに支持している物品Aをビーム6上に移載(以下、この移載種別を「卸し動作」という)するときは、移載装置TMを後述の卸し用適正移載高さHpdに位置させた状態でスライドフォーク機構15を収納棚1側へ突出作動させて物品Aを前後一対のビーム6の上方に位置させ、移載装置TMを若干下降させて物品Aをビーム6上に載置した後にスライドフォーク機構15を引退させる。一方、移載装置TMによりビーム6上の物品Aを移載装置TM上に移載(以下、この移載種別を「掬い動作」という)するときは、移載装置TMを掬い用適正移載高さHpuに位置させた状態で、スライドフォーク機構15を収納棚1側へ突出作動させてパレットPのフォーク挿入溝21に挿入し、移載装置TMを若干上昇させた後にスライドフォーク機構15を引退させる。
つまり、あるビーム6に対応する物品収納部Kについての搬送指令が指令されると、クレーン制御装置Hは、当該ビーム6に対して物品Aを移載するべく、走行用レーザ測距計15の検出情報に基づいて、走行台車10を適正移載用横方向位置に走行させるべく、走行用モータ12の作動を制御するとともに、昇降用レーザ測距計17及に基づいて、移載装置TMをビーム6に対する物品移載用の適正移載高さ(後述する卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpu)に昇降させ、ビーム検出手段BS検出情報に基づいて、移載装置TMが許容昇降範囲Z内に位置するか否かを判別し、移載装置3が、適正移載高さに位置した状態で、出退用ロータリエンコーダ23の検出情報に基づいて、スライドフォーク機構20を突出位置まで突出作動させ、昇降台3を上昇(掬い動作の場合)、又は、下降(卸し動作の場合)して、スライドフォーク機構20を引退位置に戻して物品Aの移載を行う。
このように、クレーン制御装置Hは、昇降用レーザ測距計17及びビーム検出手段BSの検出情報に基づいて、移載装置TMをビーム6に対する物品移載用の適正移載高さに昇降すべく、昇降用モータ13の作動を制御するように構成されており、本発明の制御手段として機能している。
適正移載高さは、図3(イ)に示すように、スライドフォーク機構20に支持されている物品AのパレットPの下面がビーム6の上端より所定距離(本実施形態では、図18に示すように、25[mm]としている。)だけ離間した状態でスライドフォーク機構20が出退できる昇降高さである卸し用適正移載高さHpuと、図3(ロ)に示すように、ビーム6に支持されている物品AのパレットPのフォーク挿入溝21に対してスライドフォーク機構20が所定距離(本実施形態では、20[mm]としている。)だけ離間した状態で互いに接触することなくスライドフォーク機構20が出退できる昇降高さである掬い用適正移載高さHpuとの2種類がある。
そして、第1光センサS1〜第4光センサS4の昇降台3における設置位置は、図3(イ)及び(ロ)に示すように、移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに位置するときにビーム6の下端高さが第1光センサS1と第2光センサS2の中間位置に位置し、また、移載装置TMが掬い用適正移載高さHpuに位置するときにビーム6の下端高さが第3光センサS3と第4光センサS4の中間位置に位置するように、パレットPや移載装置TM並びにビーム6の設計寸法に基づいて調整されている。
本実施形態では、第1光センサS1及び第2光センサS2は上下方向に20[mm]の間隔を隔てて設けられ、第3光センサS3及び第4光センサS4は上下方向に30[mm]の間隔を隔てて設けられている。
また、本実施形態では、移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに位置した状態でのパレットPの下端位置とビーム6の上端位置との離間量が25[mm]であり、かつ、移載装置TMが掬い用適正移載高さHpuに位置した状態でのスライドフォーク機構15の上面位置とビーム6に支持されたパレットPの天板の裏面(フォーク挿入溝21の上部)位置との離間量が20[mm]となることから、卸し用適正移載高さHpdと掬い用適正移載高さHpuは昇降方向で45[mm]の差がある。
このように、第1光センサS1及び第2光センサS2、並びに、第3光センサS3及び第4光センサS4を、昇降台3の収納棚1側の端面において上下方向に分散配置することで、各センサの検出状態の組合せによりビーム6に対する移載装置3の相対上下位置を検出することができる。
そして、クレーン制御装置Hは、停止位置確認処理において、当該搬送指令にて指令された移載種別が卸し動作であれば、第1光センサS1及び第2光センサS2の検出状態の組み合わせに基づいて、移載装置がTMが卸し用適正移載高さHpdに対応して定めた卸し用許容昇降範囲Z内に位置するか否かを判別し、当該搬送指令にて指令された移載種別が掬い動作であれば、第3光センサS3及び第4光センサS4の検出状態の組み合わせに基づいて、移載装置TMが掬い用適正移載高さHpuに対応して定めた掬い用許容昇降範囲Z内に位置するか否かを判別する。
このように、第1光センサS1及び第2光センサS2は卸し用のビーム検出手段BS(以下、卸し用ビーム検出手段BSpdという。)として機能し、第3光センサS3及び第4光センサS4は掬い用のビーム検出手段BS(以下、掬い用ビーム検出手段BSpdという。)として機能している。
以下、移載装置TMを適正移載高さに昇降させるための制御について図5〜図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、図5のフローチャートは、搬送指令により物品収納部Kが指定されたときのクレーン制御手段Hの制御動作のうち、移載装置TMの昇降作動に関するものを示しており、図5の処理と平行して実行される水平制御処理に関する制御動作については記載を省略している。
図5のフローチャートに示すように、クレーン制御装置Hは、ステップ#A1で搬送指令が指令されると、ステップ#A2で、搬送指令により指定された移載対象の物品収納部Kが位置するビーム6についての目標昇降位置情報を、適正移載高さテーブルを参照して取得する。
適正移載高さテーブルは、複数の物品収納部Kの全てについての適正移載高さが、卸し動作と掬い動作の移載種別に分けて記憶手段に記憶された2つのテーブルで構成されている。すなわち、適正移載高さテーブルは、複数の物品収納部Kの全てについての卸し用適正移載高さHpd及び掬い用適正移載高さHpuを設計数値に基づいて算出し、記憶手段に予め記憶させたデータテーブルである。適正移載高さテーブルを参照することで、移載種別及びビーム6が特定されれば、その移載種別によるそのビーム6についての適正移載高さを簡単に取得することができる。
ステップ#A3で、昇降制御処理を実行する。詳しくは後に図6のフローチャートを参照しながら説明するが、昇降制御処理では、前述のように、昇降用レーザ測距計17の検出情報及び適正移載高さテーブルを参照して取得した目標昇降位置情報に基づいて、適正移載高さ(卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpu)及びその適正移載高さよりも設定距離手前の減速開始高さHbr(移載種別が掬い動作か卸し動作かにより高さが異なる)を判別する形態で、且つ、減速開始高さHbrに移動用昇降速度Vmで昇降させ、次に昇降速度を移動用昇降速度Vmから目標低速度VLに漸次減速させる形態で、移載装置TMを適正移載高さに昇降させるべく、昇降用モータ13の作動を制御する。
ステップ#A4で停止位置確認処理を実行する。詳しくは後に図7のフローチャートを参照しながら説明するが、停止位置確認処理では、昇降制御処理による昇降作動を完了した後、搬送指令の移載種別が卸し動作である場合には、卸し用ビーム検出手段Bpdである第1光センサS1及び第2光センサS2の検出情報に基づいて、移載装置TMが卸し用許容昇降範囲Zpd内に位置するか否かを判別し、搬送指令の移載種別が掬い動作である場合には、掬い用ビーム検出手段Bpuである第3光センサS3及び第4光センサS4の検出情報に基づいて、移載装置TMが掬い用許容昇降範囲Zpu内に位置するか否かを判別する。停止位置確認処理では、確認結果が後述する停止位置コードに記録される。
ステップ#A5では、停止位置確認処理で生成した停止位置コードの値をチェックし、停止位置コードが「E0」であれば、移載装置TMが、卸し用許容昇降範囲Zpd(卸し動作の場合)内又は掬い用許容昇降範囲Zpu(掬い動作の場合)内に位置するとして、ステップ#A8に移行して移載処理を実行する。移載処理では、搬送指令にて指令された移載種別(卸し動作又は掬い動作)にて物品Aを移載すべく、スライドフォーク機構20の出退と昇降台3の昇降とを組み合わせて、物品収納部Kに対する移載作業を完了させる。
ステップ#A5で停止位置コードをチェックした結果、値が「E0」でなければ、移載装置TMが、卸し用許容昇降範囲Zpd(卸し動作の場合)内又は掬い用許容昇降範囲Zpu(掬い動作の場合)内に位置していないとして、ステップ#A6の修正昇降処理を実行する。詳しくは後に図8のフローチャートを参照しながら説明するが、修正昇降処理では、移載種別が卸し動作であれば、卸し用ビーム検出手段Bpdの検出情報に基づいて、移載装置TMを卸し用許容昇降範囲Zpd内に昇降させるべく、昇降用モータ13の作動を制御し、移載種別が掬い動作であれば、掬い用ビーム検出手段Bpuの検出情報に基づいて、移載装置TMを掬い用許容昇降範囲Zpu内に昇降させるべく、昇降用モータ13の作動を制御する。
クレーン制御装置Hは、ステップ#A6の修正昇降処理を完了すると、ステップ#A7の更新記憶処理を実行する。更新記憶処理では、クレーン制御装置Hが、昇降用レーザ測距計17の検出情報に基づいて、記憶手段に記憶している適正移載高さテーブルのデータのうち、当該搬送処理の対象となっている物品収納部Kについての目標昇降位置情報を、昇降用レーザ測距計17の現在値により上書き更新する。
なお、更新記憶処理による適正移載高さテーブルのデータの更新は、移載種別が卸し動作であれば、適正移載高さテーブルのデータのうち、搬送指令に係る物品収納部Kについての卸し用適正移載高さHpdに対応する目標昇降位置情報を書き換えるだけでなく、卸し用適正移載高さHpdと掬い用適正移載高さHpuとの高さの差(本実施形態では、前述の通り45[mm]となっている。)に基づいて、適正移載高さテーブルのデータのうち当該物品収納部Kについての掬い用適正移載高さHpuに対応する目標昇降位置情報も書き換えるようにしている。移載種別が卸し動作である場合も同様に、適正移載高さテーブルのデータのうち、搬送指令に係る物品収納部Kについての掬い用適正移載高さHpuに対応する目標昇降位置情報を書き換えるだけでなく、当該物品収納部Kについての卸し用適正移載高さHpdに対応する目標昇降位置情報も書き換える。
そして、ステップ#A8の移載処理を実行するときには、移載装置TMの昇降位置は、卸し動作及び掬い動作の移載種別に応じて卸し用許容範囲Zpd、又は、掬い用許容範囲Zpu内に位置しており、ビーム6に対して適切に物品を卸し又は掬うことができる位置に停止している。
移載処理では、当該搬送指令にて指令された物品収納部Kに対して、指令された移載種別により物品Aを移載するべく、スライドフォーク機構20の出退作動及び昇降台3の昇降作動が制御される。具体的には、移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに昇降して物品Aをビーム6に卸す卸し動作が行われる場合は、スライドフォーク機構15の突出作動、移載装置TMの下降作動、スライドフォーク機構15の引退作動が順次行われ、移載装置TMが掬い用適正移載高さHpuに昇降して物品Aをビーム6から掬う掬い動作が行われる場合は、スライドフォーク機構15の突出作動、移載装置TMの上昇作動、スライドフォーク機構15の引退作動が順次行われる。なお、卸し動作においてスライドフォーク機構15を突出させながら移載装置TMを下降させることや、掬い動作においてスライドフォーク機構15を引退させながら移載装置TMを上昇させること等、スライドフォーク機構15及び移載装置TMの作動は一部平行して行われ、移載処理の実行の開始から完了までの時間の短縮が図られている。物品Aの物品収納部Kに対する移載処理が完了すると、ステップ#A1へ戻って、次の搬送指令の待機状態となる。
次に、上述したステップ#A3の昇降制御処理、ステップ#A4の停止位置確認処理、及び、ステップ#A6の修正昇降処理の夫々についてフローチャートに基づいて詳しく説明する。
まず、昇降制御処理について説明する。クレーン制御装置Hは、図6のフローチャートに示すように、ステップ#B1で移載装置TMを移動用昇降速度Vmで昇降させ、ステップ#B2で昇降用レーザ測距計17の検出情報に基づいて、減速開始高さHbrまで昇降したと判別すると、ステップ#B3で昇降速度の減速を開始し、目標低速度VLまで減速すると、ステップ#B5で減速を終了し、ステップ#B7で昇降用レーザ測距計17の検出情報に基づいて、適正移載高さまで昇降したと判別すると、とステップ#B8で移載装置TMの昇降を停止させる。なお、移載装置TMの昇降速度は、クレーン制御装置Hが昇降用レーザ測距計17の検出情報の時間変化率を演算することにより検出している。
例えば、移載対象とする物品収納部Kのビーム6に対する適正移載高さよりも低い位置に移載装置TMが位置する場合は、昇降制御処理が実行されると、移載装置TMは、図10において線種イで示すような速度パターン(昇降高さと昇降速度との関係)にて昇降し、適正移載高さよりも高い位置から移載装置TMの昇降が開始される場合は、図10において線種ロで示すような速度パターンにて昇降する。
図10の線種イ及び線種ロは、移載装置TMを卸し用適正移載高さHpdに昇降させる場合の速度パターンを示している。移載装置TMを同じ物品収納部Kについてのビーム6の掬い用適正移載高さHpuに昇降させる場合、掬い用適正移載高さHpuは卸し用適正移載位置Hpdより低いので、減速開始高さHbrは、図10に示す減速開始高さHbrより、掬い用適正移載高さHpuと卸し用適正移載位置Hpdとの差(本実施形態では45[mm])だけ低い位置になる。
このように、クレーン制御装置Hは、昇降制御処理において、昇降用レーザ測距計17の検出情報に基づいて、卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpu及びこれらの適正移載高さよりも設定距離手前に各別に設定される減速開始高さHbrを判別する形態で、且つ、減速開始高さHbrに移動用昇降速度Vmで昇降させ、次に昇降速度を移動用昇降速度Vmから目標低速度VLに漸次減速させる形態で、移載装置TMを卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpuに昇降させるように構成されている。
次に、停止位置確認処理について説明する。クレーン制御装置Hは、図7のフローチャートに示すように、ステップ#C1で、今回行われた昇降が卸し動作のためのものか、掬い動作のためのものかを判別し、卸し動作のための昇降であれば、ステップ#C2〜ステップ#C4の判別処理により、第1光センサS1及び第2光センサS2の検出情報に基づいて移載装置TMが位置している停止位置範囲が判別され、ステップ#C5〜ステップ#C8の何れかの処理が実行されて、判別された停止位置範囲に対応した停止位置コードが生成され記憶される。
一方、今回行われた昇降が掬い動作のためのものであれば、ステップ#C9〜ステップ#C11の判別処理により、第3光センサS3及び第4光センサS4の検出情報に基づいて移載装置TMが位置している停止位置範囲が判別され、ステップ#C12〜ステップC#15の何れかの処理が実行されて、判別された停止位置範囲に応じた停止位置コードが生成され記憶される。
停止位置コードは、図9(イ)及び(ロ)に示すように、卸し動作用及び掬い動作用に、停止位置コードE0を共通にして、それぞれ4種ずつ計7種用意されており、卸し動作であれば、第1光センサS1及び第2光センサS2の検出情報の組合せ毎に、掬い動作であれば、第3光センサS3及び第4光センサS4の検出情報の組合せ毎に、図9に示すような移載装置TMのビーム6に対する相対上下位置となる停止位置範囲に対応して生成される。
本実施形態においては、図3(イ)に示すように、第1光センサS1と第2光センサS2とが上下に30[mm]離して設置されているので、移載装置TMをビーム6に対する卸し用適正移載高さHpdに位置させた場合、ビーム6の下端位置から下方に15[mm]の位置に第1光センサS1が、上方に15[mm]の位置に第2光センサS2が位置する。したがって、移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdを中心として上下に夫々15[mm]の範囲内に位置する場合に、正常位置を示す停止位置コードE0が生成される。すなわち、卸し用許容昇降範囲Zpdは、卸し用適正移載高さHpdを中心として上下に夫々15[mm]までの範囲であり、その上下幅は30mmである。
また、本実施形態においては、図3(ロ)に示すように、第3光センサS3と第4光センサS4とが上下に20[mm]離して設置されているので、移載装置TMをビーム6に対する掬い用適正移載高さHpuに位置させた場合、ビーム6の下端位置から下方に10[mm]の位置に第3光センサS3が、上方に10[mm]の位置に第4光センサS4が位置する。したがって、移載装置TMが掬い用適正移載高さHpuを中心として上下に夫々10[mm]の範囲内に位置する場合に、正常位置を示す停止位置コードE0が生成される。すなわち、掬い用許容昇降範囲Zpuは、掬い用適正移載高さHpuを中心として上下に夫々10[mm]までの範囲であり、その上下幅は20mmである。
このように、クレーン制御装置Hは、卸し用ビーム検出手段BSpdとしての第1光センサS1及び第2光センサS2、並びに、掬い用ビーム検出手段BSpdとしての第3光センサS3及び第4光センサS4の検出情報に基づいて、移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに対応して設定した卸し用許容昇降範囲Zpu内に位置しているか否か、及び、掬い用適正移載高さHpuに対応して設定した掬い用許容昇降範囲Zpd内に位置しているか否かを判別する停止位置確認処理を実行するように構成されている。
次に、修正昇降処理について説明する。修正昇降処理は、昇降制御処理により移載装置TMを卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpuに昇降させたにも拘わらず、移載装置TMが卸し用許容昇降範囲Zpd又は掬い用許容昇降範囲Zpuに位置しなかった場合に、昇降制御処理における目標低速度VLよりも低速のビーム検出用昇降速度Vbで移載装置TMを昇降させ、第1光センサS1又は第2光センサS2の検出情報に基づいて卸し用適正移載高さHpdを検出する態様で、或いは、第3光センサS3又は第4光センサS4の検出情報に基づいて掬い用適正移載高さHpuを検出する態様で、移載装置TMを卸し用適正移載高さHpd又は掬い用適正移載高さHpuに昇降させる処理である。
修正昇降処理について説明を加えると、図8に示すように、ステップ#D1で判別される移載種別によって、その後の処理が大別され、今回の搬送指令に基づく昇降制御処理による昇降が、卸し動作のためのものであればステップ#D2〜ステップ#D11までの処理が実行され、掬い動作のためのものであればステップ#D12〜ステップ#D21までの処理が実行される。以下の説明では、今回の昇降制御処理による昇降が卸し動作のためのものである場合を代表として説明する。
ステップ#D2で、移載装置TMを、昇降制御処理により昇降させた位置から、ビーム検出用昇降速度Vbで下降させ、第1光センサS1がオンからオフに変化した時点(ステップ#D4)から、昇降用レーザ測距計の検出情報に基づいて、10[mm]だけ下降した時点で、第1光センサS1がビーム6の下端から10[mm]だけ下方に位置して移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに位置したとして、移載装置TMの下降を停止させる(ステップ#5)。
これにより、移載装置TMが卸し用許容昇降範囲Zpd内に停止しなかった場合で、卸し用適正移載高さHpdより上方に停止したことにより、停止位置コードがEu1、Eu2又はEx1となっていれば、移載措置3を下降させることで卸し用適正移載高さHpdに位置させることができる(図9(イ)参照。)。
そして、移載装置TMの下降がタイマT1の設定時間以上経過すると、ステップ#D3でタイマT1がタイムアップし、ステップ#D6が実行され移載装置TMの下降が停止し、ステップ#D7で停止位置コードがEx1であることが確認され、確かに停止位置コードがEx1であれば、ステップ#D8においてビーム検出用昇降速度Vbでの上昇が開始され、ステップ#D10で第2光センサS2がオフからオンに変化したことを検出した時点から、昇降用レーザ測距計の検出情報に基づいて、10[mm]だけ上昇させた時点で、第2光センサS2がビーム6の下端から10[mm]だけ上方に位置して移載装置TMが卸し用適正移載高さHpdに位置したとして、移載装置TMの上昇を停止させる。
移載装置TMが卸し用許容昇降範囲Zpd内に停止しなかった場合で、卸し用適正移載高さHpdより下方に停止したことにより、停止位置コードがEx1となっている場合には、タイマT1がタイムアップすると下降を停止させることで、移載対象と物品収納部Kについてのビーム6の一段下の別のビーム6の下端を本来検出すべきビーム6の下端として第1光センサS1の検出情報に基づいて誤検出しないようにし、その後、タイマT1がタイムアップするまでに下降した量以上に上昇させることで、第2光センサS2の検出情報に基づいてビーム6の下端を検出する形態で、移載装置TMを卸し用適正移載高さHpdに昇降させるようにしている。
なお、停止位置コードがEx1でないにも拘わらず、タイマT1がタイムアップした場合、並びに、停止位置コードがEx1で、タイマT1及びタイマT2の両方がタイムアップして下降及び上昇のいずれの方向に昇降させても、卸し用適正移載高さHpdを検出することができない場合には、ステップ#D7及びステップ#D9で異常発生処理に分岐させ、スタッカークレーン2の作動制御を中止して、アラーム等の報知手段を作動させるようにしている。
このように、クレーン制御装置Hは、停止位置確認処理において移載装置TMが許容昇降範囲内に位置していないと判別した場合に、卸し動作のための昇降であれば第1光センサS1及び第2光センサS2の検出情報に基づいて卸し用適正移載高さHpdに昇降させるべく、掬い動作のための昇降であれば第3光センサS3及び第4光センサS4の検出情報に基づいて掬い用適正移載高さHpuに昇降させるべく、昇降用モータ13の作動を制御する修正昇降処理を実行するように構成されている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、ビーム検出手段を、卸し用ビーム検出手段BSpd及び掬い用ビーム検出手段BSpuにて構成し、夫々が上下一対の光センサを備えて構成されたものを例示したが、これに限らず、例えば、上下方向を長手方向とするリニアセンサアレイや、検出作用方向を切り換え可能なエリアセンサを用いて、一つのセンシングデバイスにてビーム検出手段を構成してもよく、ビーム検出手段の具体的構成は適宜変更可能である。
(2)上記実施の形態では、移載装置が適正移載高さより低い位置から上昇する場合も、高い位置から下降する場合も、減速開始高さが適正移載高さより同じ設定距離だけ手前の位置であるものを例示したが、これに代えて、移載装置が適正移載高さより高い位置から下降する場合は、減速開始高さを適正移載高さから下降用設定距離だけ手前の位置に設定し、移載装置が適正移載高さより低い位置から上昇する場合は、減速開始高さを適正移載高さから下降用設定距離よりも短い上昇用設定距離だけ手前の位置に設定するようにしてもよい。
このように、適正移載高さと減速開始高さとの距離を、昇降移動方向に応じて異ならせることで、移動用昇降速度で昇降する区間を装置の減速能力の範囲で極力長くして、搬送効率を向上させることができる。
(3)上記実施の形態では、ビーム6が、物品Aを棚の奥行き方向で手前側端部及び奥側端部で支持する長尺状のもので構成されたものを例示しているが、ビーム6を板状に形成して、物品Aの底面の全体を支持する構成とする等、その具体構成は種々変更可能である。
(4)上記実施の形態では、クレーン制御装置Hが、昇降制御処理が掬い動作のための昇降であった場合には、修正昇降処理において、第3光センサS3及び第4光センサS4及の検出情報に基づいて移載装置TMを掬い用許容昇降範囲Zpd内に昇降させるように構成されているものを例示したが、これに代えて、第1光センサS1及び第2光センサS2の検出情報に基づいて移載装置TMを掬い用許容昇降範囲Zpd内に昇降させるように構成されているものでもよい。
(5)上記実施の形態では、移載装置として、いわゆるスライドフォーク機構15を備えたものを例示したが、例えば、物品Aの側面部を把持する把持部が出退自在に設けられたものや、物品Aの一部を係支するフックが出退自在に設けられたもの等、移載装置の具体構成は種々変更可能である。
(6)上記実施の形態では、ビーム6の収納棚1の横方向に隣接する支柱5間に、物品収納部Kを二つ設けた場合を例示しているが、ビーム6の収納棚1の横方向に隣接する支柱5間に単一の物品収納部Kを設けたものでもよいし、又、三つ以上の物品収納部Kを設けたものでもよい。
(7)上記実施の形態では、昇降式の物品搬送装置がスタッカークレーンであるものを例示したが、これに代えて、収納棚1の横幅と略同じ長さの昇降レールに対して移載装置TMを収納棚1の横方向に移動操作自在に支持すると共に、その昇降レールを昇降させて移載装置TMを上下方向並びに横方向に移動させるように構成されたもの等、昇降式の物品搬送装置の具体構成は種々変更可能である。
)上記実施の形態では、クレーン制御装置Hが、修正昇降処理において移載装置TMをビーム検出用昇降速度Vbにて昇降させるものを例示したが、修正昇降処理において移
載装置TMを昇降させる場合の昇降速度は適宜変更可能である。
本発明の昇降式の物品搬送装置が備えられた物品保管設備の斜視図 スタッカークレーンの正面図 移載装置が卸し用適正移載高さに位置した状態(イ)と掬い用適正移載高さに位置した状態(ロ)の側面図 クレーン制御装置の制御構成のブロック図 クレーン制御のフローチャート 昇降制御処理のフローチャート 停止位置確認処理のフローチャート 修正昇降処理のフローチャート 卸し動作のための昇降制御処理が実行された場合(イ)及び掬い動作のための昇降制御処理が実行された場合(ロ)における移載装置の相対上下位置と停止位置コードとの対応を示す図 昇降制御処理が実行された場合の移載装置の昇降動作を示す図
符号の説明
A 物品
BS ビーム検出手段
BSpd 卸し用ビーム検出手段
BSpu 掬い用ビーム検出手段
H 制御手段
Hpd,Hpu 適正移載高さ
Hpd 卸し用適正移載高さ
Hpu 掬い用適正移載高さ
Hbr 減速開始高さ
TM 移載装置
Vm 移動用昇降速度
VL 目標低速度
Zpd,Zpu 許用昇降範囲
1 物品収納棚
5 支柱
6 ビーム
13 昇降駆動手段
17 昇降位置検出手段(レーザ距離計)

Claims (3)

  1. 物品収納棚の支柱に設けられた物品載置用のビームを移載対象として、物品を移載する移載装置と、
    その移載装置を昇降駆動する昇降駆動手段と、
    前記移載装置と一体的に昇降して、前記ビームを検出するビーム検出手段と、
    前記移載装置の昇降位置を検出する昇降位置検出手段としてのレーザ距離計と、
    前記ビーム検出手段及び前記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置を前記ビームに対する物品移載用の適正移載高さに昇降すべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する制御手段とが設けられた昇降式の物品搬送装置であって、
    前記ビーム検出手段が、前記移載装置と一体的に昇降して、前記ビームに対して検出作用することにより前記移載装置の前記ビームに対する相対上下位置を検出するように構成され、
    前記制御手段が、
    前記物品移載用の適正移載高さに対応する前記移載装置の目標昇降位置情報として設計数値に基づいて算出した、前記ビームに対して物品を卸す卸し移載を行うための卸し用適正移載高さと、前記ビームに対して物品を掬う掬い移載を行うための掬い用適正移載高さとを記憶するように構成され
    前記ビーム検出手段として、卸し用ビーム検出手段と掬い用ビーム検出手段とが設けられ、
    前記制御手段が、前記昇降位置検出手段の検出情報及び記憶した前記目標昇降位置情報に基づいて、前記適正移載高さ及びその適正移載高さよりも設定距離手前の減速開始高さを判別する形態で、且つ、前記減速開始高さに移動用昇降速度で昇降させ、次に昇降速度を前記移動用昇降速度から目標低速度に漸次減速させる形態で、前記移載装置を前記適正移載高さに昇降させるべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する昇降制御処理、並びに、
    前記移載装置を前記適正移載高さに昇降させた後に、前記ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記適正移載高さに対応して定めた許容昇降範囲内に位置するか否かを判別する停止位置確認処理を実行するように構成され
    前記卸し移載を伴う搬送指令が指令された場合は、前記停止位置確認処理において、前記卸し用ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記卸し用適正移載高さに対応して定めた卸し用許容昇降範囲内に位置するか否かを判別し、前記掬い移載を伴う搬送指令が指令された場合は、前記停止位置確認処理において、前記掬い用ビーム検出手段の検出情報に基づいて、前記移載装置が前記掬い用適正移載高さに対応して定めた掬い用許容昇降範囲内に位置するか否かを判別するように構成されている昇降式の物品搬送装置。
  2. 前記制御手段が、前記停止位置確認処理において前記移載装置が前記許容昇降範囲内に位置していないと判別した場合には、前記ビーム検出手段の検出情報に基づいて前記許容昇降範囲内に昇降させるべく、前記昇降駆動手段の作動を制御する修正昇降処理を実行するように構成されている請求項1記載の昇降式の物品搬送装置。
  3. 前記制御手段が、前記修正昇降処理が完了すると、前記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、記憶している前記目標昇降位置情報を更新する更新記憶処理を実行するように構成されている請求項2記載の昇降式の物品搬送装置。
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