JP5034769B2 - 計測方法、計測装置及びプログラム - Google Patents

計測方法、計測装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計測方法、計測装置及びプログラム、より特定的には、電子部品を収納するキャリアテープの形状を計測する計測方法、計測装置及びプログラムに関する。
チップ型電子部品は、キャリアテープに設けられた凹部に所定の方向を向いた状態で収納される。そして、該チップ型電子部品は、この凹部がカバーテープにより封止された状態で出荷される。一方、実装時には、チップ型電子部品は、カバーテープがキャリアテープから剥がされた後に、凹部からノズルにより真空吸引されて取り出される。この際、チップ型電子部品の方向は、前記凹部により決定されている。凹部から取り出されたチップ型電子部品は、基板上に位置合わせされて実装される。
前記のように、キャリアテープの凹部は、チップ型電子部品の取り出し時の方向を決める役割を果たしている。そのため、運搬時の振動などによって、キャリアテープの凹部内においてチップ型電子部品の方向が変化してはならない。故に、キャリアテープの凹部は、チップ型電子部品のサイズと略同じサイズに精度良く成形される必要がある。
更に、近年、チップ型電子部品のサイズの小型化が進んでいる。チップ型電子部品のサイズの例としては、0.6mm×0.3mm×0.3mmや0.4mm×0.2mm×0.2mm等が存在する。このような微小なチップ型電子部品を収納するためには、従来よりも精度良くキャリアテープの凹部が形成される必要がある。また、キャリアテープを使用する前に、この凹部が精度良く成形されているかを計測して確認する必要がある。
しかしながら、前記のような微小なチップ型電子部品に対応したキャリアテープの凹部の内周面の形状を精度良く計測することは、従来の計測方法では困難であった。具体的には、以下の通りである。
キャリアテープの凹部の内周面の形状を計測する方法として、写真を用いて計測する方法(第1の計測方法)、キャリアテープを切断して計測する方法(第2の計測方法)、及び、特許文献1に記載のキャリアテープの検査方法が挙げられる。第1の計測方法では、計測者は、凹部の計測ポイントに手動によりカメラのピント合わせを行い、写真撮影を行う。続いて、計測者は、写真を用いて凹部の大きさを計測する。また、第2の計測方法では、計測者は、キャリアテープを切断して、その切断面により凹部の大きさを計測する。また、特許文献1のキャリアテープの検査方法では、電子部品収納用凹部に収納する部品と同じサイズの検査体を挿入して、該検査体の移動量の大小で不良部分の有無を検査する。
ところが、第1の計測方法では、計測者は、経験則に基づいてピント合わせを行う必要があるため、必ずしも凹部の正確なサイズを計測できるとは限らない。特に、凹部の深さ方向の中間点近傍における凹部の形状を計測するためには、計測者は、凹部を上視した状態で該凹部の深さ方向の中間点にピントを合わせなければならない。このような作業は、計測者にとって非常に困難な作業である。更に、凹部は、金型などによりキャリアテープを窪ませて形成されるので、凹部の底面と側面との境界は、曲面となってしまう。そのため、計測者は、カメラのピントを凹部の底面に合わせることも非常に困難である。
また、第2の計測方法では、切断時の応力により凹部が変形してしまう。そのため、計測者は、正確な凹部のサイズを計測することは困難である。
更に、特許文献1のキャリアテープの検査方法は、キャリアテープの電子部品収納用凹部の良/不良を検査するための方法である。故に、キャリアテープの凹部の形状を計測することはできない。
その他、特許文献2には、レーザ光を用いて、物体の外形を計測する3次元形状検出方法が記載されている。しかしながら、特許文献2には、キャリアテープの凹部の内周面の形状を計測することについては、言及されていない。
特開2000−264305号公報 特開平5−164520号公報
そこで、本発明の目的は、電子部品を収納する凹部を有するキャリアテープの形状を精度良く計測することができる計測方法、計測装置及びプログラムを提供することである。
本発明は、電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測方法において、計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定するステップと、前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射して、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得するステップと、前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正するステップと、前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定するステップと、複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーザ光を照射して計測点の座標情報を得た後、仮想面を設定して、該仮想面におけるキャリアテープの断面形状情報が生成されている。そのため、任意の仮想面において、精度のよい断面形状情報を取得することが可能となる。
本発明において、前記計測領域は、前記凹部を含むように設定され、前記仮想面は、前記キャリアテープの主面と平行な面であってもよい。
本発明において、前記仮想面は、前記凹部の底面、該凹部の開口、又は、該底面と該開口との間のいずれかに設定されてもよい。
本発明において、前記座標情報を取得するステップでは、前記計測領域において2次元に配置された前記複数の計測点に向けて前記レーザ光を照射すると共に、前記キャリアテープから反射してくる該レーザ光に基づいて、該複数の計測点における鉛直方向の座標情報を取得してもよい。
本発明において、前記レーザ光を生成する装置は、出射光の光軸と反射光の光軸とが一致している共焦点式レーザスキャナであって、前記座標情報を取得するステップでは、前記レーザ光を鉛直方向から照射してもよい。
本発明において、前記キャリアテープは、搬送用に形成された送り孔を備え、前記計測領域は、前記送り孔又は前記キャリアテープの縁部を含むように設定されていてもよい。
本発明において、前記断面形状情報に基づいて、前記計測領域における前記キャリアテープの断面形状のサイズを算出するステップを、更に備えていてもよい。
本発明は、計測方法のみならず、計測装置及びプログラムに対しても適用可能である。具体的には、本発明は、電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測装置において、計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定する計測領域設定手段と、前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射して、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得する座標情報取得手段と、前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正する補正手段と、前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定する仮想面設定手段と、複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成する断面形状情報生成手段と、を備えることを特徴とする。また、本発明は、電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測装置に、計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定するプログラムステップと、前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射させて、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得するプログラムステップと、前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正するプログラムステップと、前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定するプログラムステップと、複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成するプログラムステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、レーザ光を照射して計測点の座標情報を得た後、仮想面を設定して、該仮想面におけるキャリアテープの断面形状情報が生成されている。そのため、任意の仮想面において、精度のよい断面形状情報を取得することが可能となる。
以下に、本発明の一実施形態に係る計測方法、計測装置及びプログラムについて説明する。
(計測装置の構成について)
以下に、本発明の一実施形態に係る計測装置の構成及び各構成の役割について図面を参照しながら説明する。該計測装置は、チップ型電子部品を収納するための凹部が形成されたキャリアテープの凹部の断面形状を計測するためのものである。図1は、キャリアテープ24の外観斜視図である。図2は、該計測装置10の構成を示したブロック図である。図3は、レーザ変位計20の構成を示したブロック図である。図4(a)は、キャリアテープ24の上視図である。図4(b)は、キャリアテープ24の拡大図である。図5は、キャリアテープ24のAにおける断面構造図である。
まず、キャリアテープ24の構成について説明する。キャリアテープ24は、図1に示すように、帯状の樹脂テープであり、等間隔に凹部40及び送り孔42が形成されている。凹部40は、チップ型電子部品50を収納するための窪みであり、キャリアテープ24の主面Sに対して、垂直方向に窪ませられることにより形成される。また、送り孔42は、キャリアテープ24の搬送のために形成された孔であり、より詳細には、キャリアテープ24が搬送される際に搬送機構が引掛けられる孔である。
次に、計測装置10の構成について説明する。計測装置10は、図2に示すように、パソコン12、A/D変換器14、ステージコントローラ16、レーザ変位計コントローラ18、レーザ変位計20及びxyステージ22を備える。また、パソコン12は、制御部30、記憶部32、入力部34及び表示部36を含む。
xyステージ22は、水平面と平行な長方形状の主面を有する。以下では、該主面に垂直な方向(すなわち、鉛直方向)をz軸方向、長方形状の短辺方向をx軸方向、及び、長方形状の長辺方向をy軸方向と定義する。
キャリアテープ24は、該主面上に、凹部40の開口が上を向くように載置される。この際、キャリアテープ24の主面Sが略水平となるように、キャリアテープ24はxyステージ22上に載置される。
レーザ変位計20は、例えば非接触式・共焦点式レーザスキャナにより構成され、図3に示すように、発光部52、受光部54、ハーフミラー56及び撮影部58を含む。撮影部58は、例えばカメラにより構成され、鉛直方向の上方向からキャリアテープ24を撮影して図4(a)に示すような映像を取得する。なお、発光部52、受光部54及びハーフミラー56の詳細については後述する。
表示部36は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、図4(a)に示すようなキャリアテープ24の映像を表示する。入力部34は、例えばマウス及びキーボードにより構成され、ユーザからの入力を受付ける。ユーザは、入力部34を操作して、図4(a)に示すように、表示部36に表示されたキャリアテープ24の映像において、形状を計測したい計測領域Eを指定する。ここでは、ユーザは、凹部40及び主面Sの一部が含まれるように計測領域Eを指定する。制御部30は、例えばCPUにより構成され、入力部34からの入力に応じて、計測領域Eをキャリアテープ24に設定する。
制御部30は、ステージコントローラ16、レーザ変位計コントローラ18、レーザ変位計20及びxyステージ22を制御して、図4(b)に示すように、計測領域E内に2次元状(より詳細には、マトリクス状)に配置された複数の計測点p(a,b)(a,bは、それぞれ行列を表す。)に向けてレーザ光Bを照射して、該複数の計測点p(a,b)における3次元の座標情報(x,y,z)を取得する。以下に、詳しく説明する。以下では、特定の計測点を指す場合には、計測点p(a,b)と表記し、計測点を総称する場合には、計測点pと表記する。
制御部30は、第1の制御信号を、ステージコントローラ16に対して出力する。第1の制御信号は、レーザ光Bが計測点pに照射されるように、xyステージ22をステージコントローラ16に移動させるための信号である。ステージコントローラ16は、前記第1の制御信号を受けてxyステージ22を移動させる。更に、ステージコントローラ16は、xyステージ22の移動が完了したら、xyステージ22の移動が完了したことを示すトリガーパルスTPをA/D変換器14に出力する。A/D変換器14には、レーザ変位計コントローラ18より、計測点pにおけるz座標のアナログ信号が出力されてきている。A/D変換器14は、トリガーパルスTPが入力してきたら、z座標をアナログ信号からデジタル信号に変換して、制御部30に出力する。制御部30は、第1の制御信号の出力時に計測点pのx座標及びy座標を認識しているので、z座標を取得することにより計測点pの3次元の座標情報(x,y,z)を取得する。
ここで、レーザ変位計20の発光部52、受光部54及びハーフミラー56について説明する。制御部30は、レーザ変位計コントローラ18に対して第2の制御信号を出力する。レーザ変位計コントローラ18は、前記第2の制御信号を受けて、レーザ変位計20の動作を制御する。発光部52は、レーザ変位計コントローラ18の制御によりレーザ光Bを出射する。ハーフミラー56は、発光部52が出射したレーザ光Bがキャリアテープ24に対して鉛直方向から照射されるように反射する。受光部54は、キャリアテープ24から反射してきたレーザ光Bを受光する。この際、受光部54は、図3に示すように鉛直方向に往復運動をしている。レーザ変位計20は、最も強い強度のレーザ光Bを受光したときの受光部54の鉛直方向の位置を示すアナログ信号を、レーザ変位計コントローラ18に出力する。レーザ変位計コントローラ18は、受光部54の鉛直方向の位置を、キャリアテープ24のレーザ光Bが照射された計測点p(a,b)の鉛直方向のz座標に変換する機能を有する。そこで、レーザ変位計コントローラ18は、前記アナログ信号に基づいて、キャリアテープ24のレーザ光Bが照射された計測点p(a,b)の鉛直方向のz座標に関するアナログ信号をA/D変換器14に出力する。なお、レーザ変位計20から出射される出射光の光軸とキャリアテープ24から反射されてくる反射光の光軸とは一致している。
制御部30は、全ての計測点pの座標情報(x,y,z)を取得したら、各計測点pの座標情報(x,y,z)に対して補正を行う。この補正により得られた計測点及び座標情報をそれぞれ、計測点P及び座標情報(X,Y,Z)とする。なお、以下では、特定の計測点Pを指す場合には、計測点P(a,b)と表記し、計測点Pを総称する場合には、計測点Pと表記する。
ここで、前記補正について説明する。計測点pのxyz座標系は、xyステージ22に予め定められた原点に対する座標系であり、凹部40の形状の計測に用いられるXYZ座標系とは異なる。そこで、例えば、図4(a)の左側の送り孔42の中心OがX軸及びY軸の原点となり、キャリアテープ24の主面SがZ軸の原点となるように、計測点pの座標情報(x,y,z)を計測点Pの座標情報(X,Y,Z)に変換する。この際、図5(a)に示すように、キャリアテープ24の主面Sが水平面に対して傾いている場合には、計測点pから計測点Pへの変換時に、図5(b)に示すように、キャリアテープ24の主面Sが水平面と平行となるように座標の回転変換を行う。このような、計測点pから計測点Pへの変換は、一般的な行列の引き算及び掛け算により実現される。
制御部30は、計測点pから計測点Pへの変換が終了すると、計測点Pにより表される凹部40のおおよその3次元形状を表示部36に表示させる。ここで、おおよその3次元形状と呼ぶ理由は、表示される3次元形状が、隣接する計測点P同士が直線により接続されて得られる形状であり、計測点P間の座標情報(X,Y,Z)が補間されていないからである。
ユーザは、入力部34を用いて、仮想面Iの入力を行う。この仮想面Iは、図5(c)に示すように、凹部40の断面形状を求めるための面であり、キャリアテープ24の主面Sと平行である。従って、仮想面Iは、Z=Z0(Z0はユーザにより入力される値)の式で表される。制御部30は、ユーザの入力を受付けて、仮想面Iを設定する。その後、制御部30は、仮想面Iにおける凹部40の断面形状情報を生成する。以下に、断面形状情報の生成について図6を参照しながら説明する。図6(a)は、仮想面Iにおける凹部40の断面形状Lを示した図である。図6(b)は、断面形状LのCにおける拡大図である。
仮想面Iにおける凹部40の断面形状Lは、図6(a)に示すように長方形状となる。この断面形状Lの断面形状情報の生成方法は、具体的には、以下の通りである。
まず、制御部30は、計測点Pが複数個含まれるウインドウWを生成する。図6(b)では、計測点Pは、ウインドウWに4つ含まれている。制御部30は、計測領域E内を該ウインドウWに走査させる。この際、制御部30は、ウインドウWに含まれる4つの計測点PのZ座標の中に、仮想面のZ座標Z0よりも大きいものと小さいものとの両方が存在しているか否かの判定を行う。
例えば、図6(b)において、P(m,n)、P(m+1,n)、P(m,n+1)及びP(m+1,n+1)を含むウインドウWでは、制御部30は、4つの計測点PのZ座標の中に、仮想面IのZ座標Z0よりも大きいものと小さいものとの両方が存在していると判定する。この場合、制御部30は、4つの計測点P(m,n)、P(m+1,n)、P(m,n+1)及びP(m+1,n+1)を用いて直線補間法を行って、補間点Q(m,n)を求める。なお、補間点を求める方法は、直線補間法に限られず、他の補間法が用いられてもよい。また、以下では、特定の計測点を指す場合には、補間点Q(m,n)と表記し、補間点を総称する場合には、補間点Qと表記する。
一方、P(k,l)、P(k+1,l)、P(k,l+1)及びP(k+1,l+1)を含むウインドウWでは、制御部30は、4つの計測点PのZ座標の中に、仮想面IのZ座標Z0よりも大きいものと小さいものとの両方が存在していないと判定する。この場合、制御部30は、直線補間法を行うことなく、走査を続行する。
制御部30は、全ての補間点Qの計算が終了したら、隣接する補間点Q同士を直線補間法等の補間法により接続し、図6(a)に示すような断面形状Lの断面形状情報を生成する。制御部30は、表示部36にこの断面形状Lを表示させる。最後に、制御部30は、図7に示すように、断面形状Lの横サイズA0と断面形状Lの縦サイズB0とを算出する。図7は、断面形状Lとそのサイズを示した図である。
(計測装置の動作について)
以上のような構成を有する計測装置10について、以下にその動作について図面を参照しながら説明する。図8は、制御部30が行う動作を示したフローチャートである。なお、フローチャートでの処理は、制御部30において、記憶部32に格納されたソフトウエアを実行することによって実現してもよいし、それら各処理を行う専用のハードウエア回路を用いて実現してもよい。
まず、ユーザは、計測に用いられるキャリアテープ24をxyステージ22にセットし、入力部34を操作して、断面形状Lの計測の開始を指示する。応じて、制御部30は、記憶部32に記憶されているソフトウエアを起動する。
ソフトウエアを起動した制御部30は、レーザ変位計コントローラ18に対して第2の制御信号を出力して、レーザ変位計20の撮影部58にキャリアテープ24の映像を撮影させる(ステップS1)。これにより、図4(a)に示すようなキャリアテープ24の映像が、表示部36に表示される。
次に、ユーザは、キャリアテープ24の形状の計測を行いたい計測領域Eを表示部36に表示された映像を見ながら入力部34を用いて指定する。この際、計測領域Eは、キャリアテープ24の主面Sの一部と凹部40とが含まれるように指定される。ユーザの入力により、制御部30は、計測領域Eをキャリアテープ24に設定する(ステップS2)。この計測領域Eのサイズとしては、例えば縦サイズが500μmであり、横サイズが400μmである長方形が挙げられる。
次に、制御部30は、レーザ変位計コントローラ18に第2の制御信号を出力して、レーザ変位計20に計測領域E内の計測点pに対してレーザ光Bを照射させる(ステップS3)。計測点pに対して照射されたレーザ光Bは、キャリアテープ24において反射され、レーザ変位計20に入射する。この際、レーザ変位計20とレーザ変位計コントローラ18とが協働して、A/D変換器14に対して、計測点pにおけるz座標のアナログ信号を出力する。なお、ステップS3において、レーザ変位計コントローラ18及びレーザ変位計20が行う動作については、既に十分に説明を行ったので、これ以上の説明を省略する。
次に、制御部30は、全ての計測点pへのレーザ光Bの照射が終了したか否かを判定する(ステップS4)。レーザ光Bの照射が終了していない場合、本処理はステップS5に進む。レーザ光Bの照射が終了した場合、本処理はステップS7に進む。
レーザ光Bの照射が終了していない場合、制御部30は、次の計測点pにレーザ光Bが照射されるように、ステージコントローラ16に第1の制御信号を出力してxyステージ22を移動させる(ステップS5)。本実施形態に係る計測装置10では、計測点pは、2μm間隔でマトリクス状に配置されている。そこで、制御部30は、ステージコントローラ16をx軸方向の負方向へと2μm移動させる。ただし、計測点pが、計測領域E内において、x軸方向の正方向の端部に位置する場合には、制御部30は、次の行の計測点pにレーザ光Bが照射されるようにステージコントローラ16を移動させる。
xyステージ22の移動が完了すると、ステージコントローラ16は、A/D変換器14に対してトリガーパルスTPを出力する。応じて、A/D変換器14は、計測点pにおけるz座標のアナログ信号をデジタル信号に変換して、制御部30に出力する。制御部30は、ステップS3においてレーザ光Bを照射する計測点pのx座標及びy座標を認識しているので、z座標のデジタル信号を取得することにより、計測点pの座標情報(x,y,z)を取得する(ステップS6)。ただし、ステップS6において得られる計測点pの座標情報(x,y,z)は、xyステージ22が移動する前のものである。この後、本処理はステップS3に戻る。
ここで、ステップS3ないしステップS6の処理は、全ての計測点pに対するレーザ光Bの照射が終了するまで繰り返される。本実施形態に係る計測装置10では、計測領域Eは、縦サイズが500μm、横サイズが400μmの長方形であり、かつ、計測点pが2μm間隔で配置されているので、計測点pの数は、50451点(251×201)となる。そのため、制御部30は、50451点分の計測点pの座標情報(x,y,z)を取得したら、ステップS4において、全ての計測点pに対するレーザ光Bの照射が終了したと判定する。
レーザ光Bの照射が終了した場合、制御部30は、最後にレーザ光Bを照射した計測点pの座標情報(x,y,z)を取得する(ステップS7)。ステップS7における処理は、ステップS6における処理と同じであるので説明を省略する。本処理は、最後にレーザ光Bを照射した計測点pの座標情報(x,y,z)を制御部30がまだ取得していないために行われる処理である。
次に、制御部30は、計測点pのxyz座標系の原点の補正を行う(ステップS8)。具体的には、制御部30は、図4に示す送り孔42の中心Oのxyz座標系における座標情報(xo,yo,zo)を求める。そして、制御部30は、各計測点pの座標情報(x,y,z)から中心Oの座標情報(xo,yo,zo)を引き算する。これにより、制御部30は、送り孔42の中心Oを原点とするXYZ座標系における計測点Pの座標情報(X,Y,Z)を得る。
次に、制御部30は、計測領域Eにおけるキャリアテープ24の主面S上に位置する計測点Pを抽出する(ステップS9)。具体的には、制御部30は、Z座標が0から所定範囲内に収まっている計測点Pを抽出する。次に、制御部30は、抽出した計測点Pを直線補間法等の補間法によって、主面Sを形成する。制御部30は、この主面Sと水平面との間の角度を計測し、図5(a)に示すように、主面Sが水平面に対して傾斜しているか否かを判定する(ステップS10)。主面Sが水平面に対して傾斜している場合には、本処理はステップS11に進む。主面Sが水平面に対して傾斜していない場合には、本処理はステップS12に進む。
主面Sが水平面に対して傾斜している場合には、制御部30は、全ての計測点Pの座標情報(X,Y,Z)を回転させる補正を行う(ステップS11)。例えば、図5(a)に示すように、キャリアテープ24の主面Sが水平面(X軸)に対してθ度傾いている場合には、制御部30は、原点を中心としてY軸周りに計測点Pの座標情報(X,Y,Z)を回転させる行列を掛け算する。これにより、制御部30は、図5(b)に示すように、主面S上の計測点Pが水平面に一致した状態の計測点Pの座標情報(X,Y,Z)を得ることができる。次に、制御部30は、この計測点Pの座標情報(X,Y,Z)を用いて、表示部36に計測領域Eにおけるキャリアテープ24のおおよその3次元形状を表示する。
ユーザは、表示部36に表示されたキャリアテープ24の3次元形状を見ながら、水平面と平行な任意の仮想面Iを、入力部34を用いて入力する。具体的には、ユーザは、仮想面IのZ座標を入力する。これにより、制御部30は、図5(c)に示すように、仮想面Iをキャリアテープ24に対して設定する(ステップS12)。なお、仮想面IのZ座標は、主面Sと同じZ座標、凹部40の底面と同じZ座標、又は、主面Sと凹部40の底面との間のZ座標に設定される。例えば、仮想面IのZ座標が主面Sと同じZ座標に設定された場合、凹部40の開口の断面形状Lが計測される。また、仮想面IのZ座標が凹部40の底面と同じZ座標に設定された場合、凹部40の底面の断面形状Lが計測される。
仮想面Iが設定されると、制御部30は、仮想面Iを断面としたときの凹部40の断面形状情報を生成する(ステップS13)。なお、本処理において制御部30が行う動作については、図6(b)を用いて十分に説明を行ったのでこれ以上の説明を省略する。凹部40の断面形状情報を生成した制御部30は、図6(a)に示すような凹部40の断面形状Lを表示部36に表示させる。
最後に、制御部30は、図7に示すように断面形状Lのサイズを算出する(ステップS14)。キャリアテープ24の凹部40の断面形状Lは、長方形状であるので、制御部30は、断面形状Lの横サイズA0と縦サイズB0とを算出し、算出結果を表示部36に表示させる。これにより、ユーザは、キャリアテープ24の断面形状Lのサイズを知ることができる。
(効果)
以上のように、計測装置10によれば、制御部30は、A/D変換器14、レーザ変位計コントローラ18及びレーザ変位計20により計測して得た計測点Pに基づいて、凹部40のおおよその3次元形状を生成している。更に、制御部30は、生成したおおよその凹部40の3次元形状に対して仮想面Iを設定し、凹部40の断面形状情報を生成している。ここで、凹部40の計測点PのZ座標は、実際に計測された値であるので、仮想面IのZ座標と完全に一致するものは殆ど存在しない。そこで、計測装置10では、制御部30が、直線補間法等の補間法を用いて、仮想面Iにおける断面形状情報を生成している。そのため、ユーザは、凹部40の任意のZ座標において精度よい断面形状Lを得ることができる。
また、従来、断面形状Lを計測する仮想面IのZ座標は、ユーザがカメラのピント合わせを行うことにより決定されていたので、計測毎にばらついていた。これに対して、計測装置10では、ユーザが仮想面IのZ座標を任意に決定することができる。そのため、仮想面IのZ座標を一定に保った状態で複数の凹部40の断面形状Lを計測することにより、複数の凹部40間での断面形状Lの対比を正確に行うことができる。その結果、キャリアテープ24の良・不良の判定を正確に行うことができる。
また、計測装置10では、主面Sと水平面とにずれがある場合には、主面Sと水平面とが一致するように、計測点Pに対して回転補正を行っている。これにより、主面Sを計測点PのZ軸方向の基準とすることができ、主面Sに平行な仮想面Iにおける凹部40の断面形状Lを容易に得ることができる。
また、計測装置10では、レーザ変位計20から出射される出射光の光軸及びキャリアテープ24から反射されてくる反射光の光軸は共に鉛直方向を向いている。そのため、計測装置10は、図1に示すような鉛直方向の上方向から下方向に行くに従って断面積が小さくなる凹部40の内周面の形状を正確に計測できる。以下に、詳しく説明する。
例えば、出射光の光軸と反射光の光軸とが一致しない三角測量方式の場合には、凹部40の底面を計測する際に、底面において反射した反射光が凹部40の側面により遮られてしまうおそれがある。また、凹部40の側面を計測する際に、主面Sにより出射光が遮られてしまうおそれがある。すなわち、出射光の光軸と反射光の光軸とが一致しない三角測量方式の場合には、凹部40の形状の計測ができない死角が形成されてしまう。
これに対して、計測装置10では、出射光の光軸及び反射光の光軸は、鉛直方向を向いている。そのため、鉛直方向の上方向から下方向に行くに従って断面積が小さくなる形状を有する凹部40の内周面に対して、漏れなくレーザ光Bを照射することができる。また、キャリアテープ24からの反射光が凹部40の側面により遮られることもない。その結果、計測装置10は、凹部40の内周面を正確に計測することができる。本願発明者によれば、共焦点式レーザスキャナが用いられた場合、レーザ光Bのスポット径が2mmであれば、縦サイズが400μmであって横サイズが200μmである凹部40の形状の計測が可能であることが確認されている。更に、凹部40の側面が、70度〜85度傾斜していても、計測装置10により、死角を形成することなく凹部40の内周面を計測できることが確認されている。
また、計測装置10では、非接触式のレーザ変位計20が用いられているので、キャリアテープ24を破壊したり変形させたりすることなく、該キャリアテープ24の形状を計測することができる。
(変形例)
なお、本実施形態に係る計測装置10では、レーザ変位計20の計測方式として、共焦点式が用いられているが、レーザ変位計20の計測方式はこれに限らない。レーザ変位計20の計測方式として、光レーダ法、三角測量法、自動焦点法等が用いられてもよい。ただし、前記のように、三角測量法の場合には、凹部40の形状の計測ができない死角が形成されてしまう。
なお、本実施形態に係る計測装置10では、図6(b)においてウインドウWは、4つの計測点Pを含むように設定されているが、ウインドウWに含まれる計測点Pの数はこれに限らない。
なお、本実施形態に係る計測装置10では、図7に示すように、凹部40の断面形状Lの横サイズA0及び縦サイズB0を計測したが、更に詳細に、断面形状Lに外接する長方形のサイズが計測されてもよいし、断面形状Lに内接する長方形のサイズが計測されてもよい。断面形状Lに外接する長方形のサイズは、凹部40を成形するための金型の寸法異常の確認に用いられる。また、断面形状Lに内接する長方形のサイズは、凹部40にチップ型電子部品50を出し入れできるか否かの確認に用いられる。
なお、本実施形態に係る計測装置10では、キャリアテープ24の収納凹部40が含まれるように計測領域Eが設定されているが、計測領域Eが設定される場所はこれに限らない。計測領域Eは、図4に示すキャリアテープ24の上縁部60や下縁部62や送り孔42等が含まれるように設定されてもよい。これにより、キャリアテープ24の検査すべき各種寸法を計測することが可能となる。検査すべきキャリアテープ24の各種寸法について、図9を用いて説明する。図9は、キャリアテープ24の断面構造図及び上視図である。
前記各種寸法としては、以下に示すものがある。
A0:凹部40の横サイズ
B0:凹部40の縦サイズ
W0:テープ幅
E1:上縁部60から送り孔42の中心までの距離
E2:下縁部62から送り孔42の中心までの距離
F:送り孔42から凹部40までの中心間距離
P0:送り孔42の中心間距離
P1:凹部40の中心間距離
P2:送り孔42と凹部40との中心間距離
D0:送り孔42の直径
K0:凹部40の深さ
T:シート厚さ
例えば、送り孔42の直径D0は、次のような手順により計測される。まず、計測領域Eが設定される処理から、計測点Pの座標情報(X,Y,Z)が得られる処理までは、凹部40の計測と同様であるので説明を省略する。計測点Pの座標情報(X,Y,Z)に基づいて、送り孔42の3次元形状が生成され、更に、仮想面Iが設定される。そして、仮想面Iにおける送り孔42の断面形状Lが生成される。送り孔42の断面形状Lの生成の際に、直線補間法ではなく、円形近似法が用いられる。この断面形状Lに基づいて、送り孔42の直径D0が算出される。また、この断面形状Lの重心が求められることにより、送り孔42の中心座標が算出される。
また、上縁部60及び下縁部62の座標は、次のような手順により計測される。計測領域Eが設定される処理から、計測点Pの座標情報(X,Y,Z)が得られる処理までは、凹部40の計測と同様であるので説明を省略する。計測点Pの座標情報(X,Y,Z)に基づいて、上縁部60又は下縁部62の3次元形状が生成され、更に、仮想面Iがキャリアテープ24の表面と裏面との間に設定される。そして、仮想面Iにおける上縁部60又は下縁部62の断面形状Lが生成される。このときに形成される境界直線の座標情報が、上縁部60又は下縁部62の座標情報と決定される。また、仮想面Iが鉛直方向に走査されることにより、シート厚さTの計測も可能である。
また、送り孔42、上縁部60及び下縁部62の計測結果に基づいて、テープ幅W0、上縁部60から送り孔42の中心までの距離E1、下縁部62から送り孔42の中心までの距離E2、送り孔42から凹部40までの中心間距離F、送り孔42の中心間距離P0、凹部40の中心間距離P1、及び、送り孔42と凹部40との中心間距離P2を算出することが可能である。
また、キャリアテープ24の形状は、図1に示したものに限らない。すなわち、キャリアテープ24の凹部40の数及び送り孔42の数は、図1に示したものより多くてもよいし、少なくてもよい。
キャリアテープの外観斜視図である。 計測装置の構成を示したブロック図である。 レーザ変位計の構成を示したブロック図である。 図4(a)は、キャリアテープの上視図である。図4(b)は、キャリアテープのAにおける拡大図である。 キャリアテープの断面構造図である。 図6(a)は、仮想面における凹部の断面形状を示した図である。図6(b)は、断面形状のCにおける拡大図である。 図7は、断面形状とそのサイズを示した図である。 制御部が行う動作を示したフローチャートである。 キャリアテープの断面構造図及び上視図である。
符号の説明
10 計測装置
12 パソコン
14 A/D変換器
16 ステージコントローラ
18 レーザ変位計コントローラ
20 レーザ変位計
22 xyステージ
24 キャリアテープ
30 制御部
32 記憶部
34 入力部
36 表示部
40 凹部
42 送り孔
50 チップ型電子部品
52 発光部
54 受光部
56 ハーフミラー
58 撮影部
60 上縁部
62 下縁部
B レーザ光
E 計測領域
I 仮想面
L 断面形状
P,p 計測点
S 主面
W ウインドウ

Claims (9)

  1. 電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測方法において、
    計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定するステップと、
    前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射して、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得するステップと、
    前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正するステップと、
    前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定するステップと、
    複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成するステップと、
    を備えることを特徴とする計測方法。
  2. 前記計測領域は、前記凹部を含むように設定され、
    前記仮想面は、前記キャリアテープの主面と平行な面であること、
    を特徴とする請求項1に記載の計測方法。
  3. 前記仮想面は、前記凹部の底面、該凹部の開口、又は、該底面と該開口との間のいずれかに設定されること、
    を特徴とする請求項2に記載の計測方法。
  4. 前記座標情報を取得するステップでは、前記計測領域において2次元に配置された前記複数の計測点に向けて前記レーザ光を照射すると共に、前記キャリアテープから反射してくる該レーザ光に基づいて、該複数の計測点における鉛直方向の座標情報を取得すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の計測方法。
  5. 前記レーザ光を生成する装置は、出射光の光軸と反射光の光軸とが一致している共焦点式レーザスキャナであって、
    前記座標情報を取得するステップでは、前記レーザ光を鉛直方向から照射すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の計測方法。
  6. 前記キャリアテープは、搬送用に形成された送り孔を備え、
    前記計測領域は、前記送り孔又は前記キャリアテープの縁部を含むように設定されること、
    を特徴とする請求項1請求項4又は請求項のいずれかに記載の計測方法。
  7. 前記断面形状情報に基づいて、前記計測領域における前記キャリアテープの断面形状のサイズを算出するステップを、
    更に備えること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の計測方法。
  8. 電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測装置において、
    計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定する計測領域設定手段と、
    前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射して、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得する座標情報取得手段と、
    前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正する補正手段と、
    前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定する仮想面設定手段と、
    複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成する断面形状情報生成手段と、
    を備えることを特徴とする計測装置。
  9. 電子部品を収納する凹部が形成されたキャリアテープの形状を計測する計測装置に、
    計測領域を前記キャリアテープの一部を含むように設定するプログラムステップと、
    前記計測領域内の複数の計測点に向けてレーザ光を照射させて、該複数の計測点における3次元の座標情報を取得するプログラムステップと、
    前記キャリアテープの主面上における前記計測点の座標が水平面と一致するように、前記複数の計測点における前記座標情報を補正するプログラムステップと、
    前記キャリアテープの主面に平行な仮想面を設定するプログラムステップと、
    複数の前記計測点が含まれるウインドウを生成し、前記仮想面のキャリアテープの主面に垂直な方向の座標よりも大きい座標を有する該計測点及び小さい座標を有する該計測点が該ウインドウ内に存在する場合には、該ウインドウ内の該複数の計測点の前記座標情報に基づいて、補間点を生成すると共に、該ウインドウを走査して得られた前記複数の補間点の座標情報に基づいて、前記仮想面における前記キャリアテープの断面形状情報を生成するプログラムステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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