JP2004279287A - 電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 - Google Patents
電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004279287A JP2004279287A JP2003073047A JP2003073047A JP2004279287A JP 2004279287 A JP2004279287 A JP 2004279287A JP 2003073047 A JP2003073047 A JP 2003073047A JP 2003073047 A JP2003073047 A JP 2003073047A JP 2004279287 A JP2004279287 A JP 2004279287A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier tape
- detecting
- light
- molding
- photoelectric sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
【課題】精度良く、オンラインで成形不良を検出する方法を提供し、これを製造ラインに組み込んだキャリアテープ製造装置を提供する。
【解決手段】エンボス底部の周辺部における光の反射光量を検出手段とした電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。上記光の反射光量を測定する手段は光電式センサーによるものが望ましい。上記の検出手段を備え、成形不良発生時に製造を停止するキャリアテープの製造装置は、不良品を大量に製造してしまうことを防ぐことができる。
【選択図】図1
【解決手段】エンボス底部の周辺部における光の反射光量を検出手段とした電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。上記光の反射光量を測定する手段は光電式センサーによるものが望ましい。上記の検出手段を備え、成形不良発生時に製造を停止するキャリアテープの製造装置は、不良品を大量に製造してしまうことを防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を実装する際に使用されるキャリアテープの製造における成形不良の検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンボスキャリアテープの加工方法の一つとして、従来より間欠式フラット圧空成形方式の製造装置が用いられている。(特許文献1参照)
従来の製造装置では、突発的、持続的を問わず、成形不良を原因としてキャリアテープのエンボス部に発生する形状の異常を検出する手段が生産ライン内に設置されておらず、製品作成後に人間が行なう目視の検査を行なうことが、キャリアテープのエンボス部に発生する形状の異常による不良品を流出させないために通常使用されている方法であった。
【0003】
しかしながら、目視に頼る方法では、定量的な判断を行なうことが困難であると共に、突発的な形状異常に対して発見が困難であるため、人間による目視の検査を抜けて不良品が流出してしまう等の問題点があった。また、製造後の検査による方法では、大量の不良品を抱えてしまう事もあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−127242号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解決すべく、精度良く、オンラインで成形不良を検出する方法を提供し、これを製造ラインに組み込んだキャリアテープ製造装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、
(1)エンボス底部の周辺部における光の反射光量を検出手段とした電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
(2)前記光の反射光量を測定する手段が光電式センサーによるものである(1)の電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
(3)(1)、(2)の検出方法を行なう検出手段を備え、成形不良発生時に製造を停止するキャリアテープ製造装置。
である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、エンボス部成形後にセンサーを設置し、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良を自動的に検出する方法であり、エンボス底部の周辺部における光の反射光量を形状不良検出手段とするものである。光の反射光量を測定するセンサーとしては、光電式センサーが好ましい。
【0008】
以下、本発明の実施例について、図面に従い詳細に説明する。
【0009】
図1にキャリアテープのエンボス部形状および、光電式センサーから発射された光の光路を示す。良品とされるものは、エンボス底部の周辺部が、シャープに成形され、そのアールがほとんど無いものである。成形時の熱量が不足する等の理由により、成形不良となるにつれて、このアールが大きくなる。この周辺部に光電式センサーから光を発射すると、良品は高い割合の反射光を受光することができ、不良品はアールによって反射光が散乱されるため、受光量が減少する。
【0010】
図2に電子部品用キャリアテープ製造装置を示した。電子部品用キャリアテープ製造装置はリボン状の原反巻き出し工程をはじまりとし、エンボス部を成形する成形工程、パンチング工程、スリット工程を経てキャリアテープの製品巻き取り工程で終了となる。光電式センサーは成形工程後から巻き取り工程前までの任意の位置に設置する事が可能であるが、テープ送り動作中にエンボス底部の周辺部にかかるようにキャリアテープの上方から鉛直方向下向きに光を投射するように設置する。設置された光電式センサーは、キャリアテープの送りに対して連続で光量を出力している。
【0011】
図3に光電式センサーの受光量とキャリアテープのエンボス部の起伏状態との比較を示した。受光量がキャリアテープのエンボス部において最低になる部分はエンボス底部の周辺部アール部分である。そこで、良品として限界のアールを有するキャリアテープを用いて、この部分における受光量のしきい値を決め、測定した受光量がしきい値より下回った場合に成形不良を検出した。また、このトリガー信号をもとに、電子部品用キャリアテープ製造装置が異常停止するように設定した。
【0012】
【発明の効果】
本発明の装置及び方法に従うことによって、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良が発生した場合、電子部品用キャリアテープ製造装置が異常停止するため、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良を有したキャリアテープの流出を止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアテープのエンボス部形状および、光電式センサーから発射された光の光路を示した図である。図中、(a)は良品、(b)は不良品の場合を示す。
【図2】一般的な電子部品用キャリアテープ製造装置の各工程を示した図である。
【図3】キャリアテープのエンボス底部の周辺部の状態と光電式センサーの受光量の比較を示した図である。図中、(a)は良品、(b)は不良品の場合を示す。
【符号の説明】
1:光電式センサー
2:キャリアテープエンボス部(良品)
3:キャリアテープエンボス部(不良品)
4:光電式センサーからの射出光
5:光電式センサー受光部に到達する反射光
6:散乱等により光電式センサーへ到達しない光電式センサーからの射出光
11:キャリアテープ用原反巻き出し工程
12:キャリアテープエンボス成形工程
13:キャリアテープ用穴パンチング工程
14:キャリアテープスリット工程
15:キャリアテープ製品巻き取り工程
21:キャリアテープエンボス部(良品)
22:キャリアテープエンボス部(不良品)
23:良品における光電式センサー受光量の変化
24:不良品における光電式センサー受光量の変化
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を実装する際に使用されるキャリアテープの製造における成形不良の検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンボスキャリアテープの加工方法の一つとして、従来より間欠式フラット圧空成形方式の製造装置が用いられている。(特許文献1参照)
従来の製造装置では、突発的、持続的を問わず、成形不良を原因としてキャリアテープのエンボス部に発生する形状の異常を検出する手段が生産ライン内に設置されておらず、製品作成後に人間が行なう目視の検査を行なうことが、キャリアテープのエンボス部に発生する形状の異常による不良品を流出させないために通常使用されている方法であった。
【0003】
しかしながら、目視に頼る方法では、定量的な判断を行なうことが困難であると共に、突発的な形状異常に対して発見が困難であるため、人間による目視の検査を抜けて不良品が流出してしまう等の問題点があった。また、製造後の検査による方法では、大量の不良品を抱えてしまう事もあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−127242号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解決すべく、精度良く、オンラインで成形不良を検出する方法を提供し、これを製造ラインに組み込んだキャリアテープ製造装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、
(1)エンボス底部の周辺部における光の反射光量を検出手段とした電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
(2)前記光の反射光量を測定する手段が光電式センサーによるものである(1)の電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
(3)(1)、(2)の検出方法を行なう検出手段を備え、成形不良発生時に製造を停止するキャリアテープ製造装置。
である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、エンボス部成形後にセンサーを設置し、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良を自動的に検出する方法であり、エンボス底部の周辺部における光の反射光量を形状不良検出手段とするものである。光の反射光量を測定するセンサーとしては、光電式センサーが好ましい。
【0008】
以下、本発明の実施例について、図面に従い詳細に説明する。
【0009】
図1にキャリアテープのエンボス部形状および、光電式センサーから発射された光の光路を示す。良品とされるものは、エンボス底部の周辺部が、シャープに成形され、そのアールがほとんど無いものである。成形時の熱量が不足する等の理由により、成形不良となるにつれて、このアールが大きくなる。この周辺部に光電式センサーから光を発射すると、良品は高い割合の反射光を受光することができ、不良品はアールによって反射光が散乱されるため、受光量が減少する。
【0010】
図2に電子部品用キャリアテープ製造装置を示した。電子部品用キャリアテープ製造装置はリボン状の原反巻き出し工程をはじまりとし、エンボス部を成形する成形工程、パンチング工程、スリット工程を経てキャリアテープの製品巻き取り工程で終了となる。光電式センサーは成形工程後から巻き取り工程前までの任意の位置に設置する事が可能であるが、テープ送り動作中にエンボス底部の周辺部にかかるようにキャリアテープの上方から鉛直方向下向きに光を投射するように設置する。設置された光電式センサーは、キャリアテープの送りに対して連続で光量を出力している。
【0011】
図3に光電式センサーの受光量とキャリアテープのエンボス部の起伏状態との比較を示した。受光量がキャリアテープのエンボス部において最低になる部分はエンボス底部の周辺部アール部分である。そこで、良品として限界のアールを有するキャリアテープを用いて、この部分における受光量のしきい値を決め、測定した受光量がしきい値より下回った場合に成形不良を検出した。また、このトリガー信号をもとに、電子部品用キャリアテープ製造装置が異常停止するように設定した。
【0012】
【発明の効果】
本発明の装置及び方法に従うことによって、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良が発生した場合、電子部品用キャリアテープ製造装置が異常停止するため、成形不良を原因として発生したキャリアテープエンボス部の形状不良を有したキャリアテープの流出を止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアテープのエンボス部形状および、光電式センサーから発射された光の光路を示した図である。図中、(a)は良品、(b)は不良品の場合を示す。
【図2】一般的な電子部品用キャリアテープ製造装置の各工程を示した図である。
【図3】キャリアテープのエンボス底部の周辺部の状態と光電式センサーの受光量の比較を示した図である。図中、(a)は良品、(b)は不良品の場合を示す。
【符号の説明】
1:光電式センサー
2:キャリアテープエンボス部(良品)
3:キャリアテープエンボス部(不良品)
4:光電式センサーからの射出光
5:光電式センサー受光部に到達する反射光
6:散乱等により光電式センサーへ到達しない光電式センサーからの射出光
11:キャリアテープ用原反巻き出し工程
12:キャリアテープエンボス成形工程
13:キャリアテープ用穴パンチング工程
14:キャリアテープスリット工程
15:キャリアテープ製品巻き取り工程
21:キャリアテープエンボス部(良品)
22:キャリアテープエンボス部(不良品)
23:良品における光電式センサー受光量の変化
24:不良品における光電式センサー受光量の変化
Claims (3)
- エンボス底部の周辺部における光の反射光量を検出手段とした電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
- 前記光の反射光量を測定する手段が光電式センサーによるものである請求項1記載の電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法。
- 請求項1又は2記載の検出方法を行なう検出手段を備え、成形不良発生時に製造を停止するキャリアテープ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003073047A JP2004279287A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003073047A JP2004279287A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004279287A true JP2004279287A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33289034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003073047A Pending JP2004279287A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004279287A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009047493A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Murata Mfg Co Ltd | 計測方法、計測装置及びプログラム |
CN115258235A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-01 | 深圳市中金科五金制造有限公司 | 一种基于图像识别的载带包装检查控制系统 |
IT202100032435A1 (it) * | 2021-12-23 | 2023-06-23 | G Mondini S P A | Apparecchiatura termoformatrice, metodo per la realizzazione di un contenitore tramite termoformatura e relativo contenitore |
-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003073047A patent/JP2004279287A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009047493A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Murata Mfg Co Ltd | 計測方法、計測装置及びプログラム |
IT202100032435A1 (it) * | 2021-12-23 | 2023-06-23 | G Mondini S P A | Apparecchiatura termoformatrice, metodo per la realizzazione di un contenitore tramite termoformatura e relativo contenitore |
EP4201642A1 (en) * | 2021-12-23 | 2023-06-28 | G. Mondini SpA | Thermoforming apparatus, method for making a container by thermoforming and related container |
CN115258235A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-01 | 深圳市中金科五金制造有限公司 | 一种基于图像识别的载带包装检查控制系统 |
CN115258235B (zh) * | 2022-08-02 | 2024-04-16 | 深圳市中金科五金制造有限公司 | 一种基于图像识别的载带包装检查控制系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6653307B2 (ja) | 製品の製造方法及び製品の製造装置 | |
EP1492153A3 (en) | Method and system for monitoring an etch process | |
CN100448655C (zh) | 纺织帘子布层中接头搭接公差的自动控制和监视系统 | |
CN105301008A (zh) | 一种接装纸质量检测警示系统及质量在线检测方法 | |
TW201823895A (zh) | 製品之製造方法 | |
CN113172000A (zh) | 一种带有重量监督管理平台的卷烟系统 | |
JP2004279287A (ja) | 電子部品用キャリアテープの成形不良検出方法 | |
JP3635168B2 (ja) | リードフレームのテーピング装置 | |
JP2008070324A (ja) | 板状体の反り検出装置及びその方法 | |
US20230186454A1 (en) | Machine vision system for inspecting quality of various non-woven materials | |
KR100269307B1 (ko) | 반도체소자의디펙트모니터링방법 | |
CN106002276A (zh) | 半自动转盘式压铸件攻牙装置及其使用方法 | |
CN110605244A (zh) | 一种产品品质检测装置 | |
JP2010085209A (ja) | フィルム検査装置 | |
JP2008101926A (ja) | 金属パターンを有する基板の検査方法及び検査装置 | |
JP4013302B2 (ja) | キャリアテープの検査方法 | |
JP2012050998A (ja) | プレス部品流入量自動測定装置及びプレス部品流入量自動測定方法 | |
JP2010185679A (ja) | 金属帯の穴明き検出装置の検査方法、金属帯の穴明き・エッジ・欠陥検出装置の検査方法、金属帯の穴明き検出装置、金属帯の穴明き・エッジ・欠陥検出装置、ならびに、金属帯の製造方法 | |
JP3902288B2 (ja) | キャリアテープの検査方法 | |
JP5011991B2 (ja) | リードフレームの検査方法及びその装置 | |
CN215884340U (zh) | 一种烟包检测装置 | |
CN209803012U (zh) | 板卡检测装置 | |
CN205797805U (zh) | 用于大批量生产零件的自动化在线检测设备 | |
CN219303620U (zh) | 一种半导体封装废料收集装置 | |
US20240060905A1 (en) | System and method for quality control inspection of unitary protrusions in a substrate |