JP5034622B2 - 通信システム、画像形成装置、中継装置、制御装置およびプログラム - Google Patents

通信システム、画像形成装置、中継装置、制御装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、画像形成装置、中継装置、制御装置およびプログラムに関する。
近年、複数の装置が例えばPoE(パワー・オーバー・イーサネット(登録商標))を介して相互に接続され、例えばホスト装置からクライアント装置に対してデータの送受信と電力供給とを行うシステムが構築されている。
例えば特許文献1には、PoE接続された第1のデバイスが、受け取った電力の少なくとも一部を1以上の下流デバイスに供給するシステムが記載されている。
また、例えば特許文献2には、接続された装置の消費電力を測定し、接続された装置に対する給電の開始・停止をその測定結果に基づき制御するネットワーク中継装置が記載されている。
特開2005−269890号公報 特開2004−200933号公報
本発明は、複数の装置により構築された通信システムにおいて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることを目的とする。
請求項1に係る発明は、画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成装置と、前記画像情報を外部から受信し、当該画像情報を前記画像形成装置に中継する中継装置と、前記画像形成装置と前記中継装置との間で情報と電力とを双方向に通信する通信手段と、前記画像形成装置および前記中継装置にて消費される電力量に関する情報を取得し、当該情報に基づいて前記通信手段を当該中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置から当該中継装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置と当該中継装置との間の電力の送受を遮断する状態のいずれかに設定する設定手段とを備えたことを特徴とする通信システムである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の通信システムにて、前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態にある場合に、前記通信手段を当該画像形成装置の消費電力量に応じて当該画像形成装置から前記中継装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の通信システムにて、前記設定手段は、前記画像形成装置にて消費電力を低減する状態が設定された場合に、前記通信手段を前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の通信システムにて、前記設定手段は、前記画像形成装置に備えられた電源から供給される電力が当該画像形成装置内部にて消費される電力量よりも小さい場合に、前記通信手段を前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の通信システムにて、前記設定手段は、前記画像形成装置に備えられた電源から当該画像形成装置内部への電力の供給が停止した場合に、前記通信手段を前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、画像情報に基づき媒体上に画像を形成する複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置相互間で情報と電力とを双方向に通信する通信手段と、前記複数の画像形成装置各々にて消費される電力量に関する情報を取得し、当該情報に基づいて前記通信手段を1または複数の前記画像形成装置から当該画像形成装置以外の他の1または複数の前記画像形成装置に対して電力を送る状態または前記画像形成装置相互間の電力の送受を遮断する状態のいずれかに設定する設定手段とを備えたことを特徴とする通信システムである。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の通信システムにて、前記設定手段は、1または複数の前記画像形成装置が画像形成動作状態にある場合に、前記通信手段を当該画像形成動作状態にある画像形成装置の消費電力量に応じて当該画像形成装置から当該画像形成装置以外の他の1または複数の前記画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6記載の通信システムにて、前記設定手段は、1または複数の前記画像形成装置にて消費電力を低減する状態が設定された場合に、前記通信手段を当該消費電力を低減する状態が設定された画像形成装置に対して当該画像形成装置以外の他の1または複数の前記画像形成装置から電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6記載の通信システムにて、前記設定手段は、1または複数の前記画像形成装置に備えられた電源から供給される電力が当該画像形成装置内部にて消費される電力量よりも小さい場合に、前記通信手段を当該画像形成装置に対して当該画像形成装置以外の他の1または複数の前記画像形成装置から電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6記載の通信システムにて、前記設定手段は、1または複数の前記画像形成装置に備えられた電源から当該画像形成装置内部への電力の供給が停止した場合に、前記通信手段を当該電源からの電力の出力が停止した画像形成装置に対して当該画像形成装置以外の他の1または複数の前記画像形成装置から電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段にて画像形成される前記画像情報を外部装置から受信し、かつ当該外部装置との間で情報と電力とを双方向に通信する通信手段と接続され、当該通信手段との間を電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える切替手段と、前記切替手段を前記通信手段から電力を受ける状態または当該通信手段に対して電力を送る状態または当該通信手段との間の電力の送受を遮断する状態のいずれかに選択的に設定する設定手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項12に係る発明は、請求項11記載の画像形成装置にて、前記画像形成手段に電力を供給する電源をさらに備え、前記設定手段は、前記切替手段を前記電源から前記通信手段に対して電力を送る状態または当該通信手段との間の電力の送受を遮断する状態のいずれかに設定することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12記載の画像形成装置にて、前記設定手段は、前記電源の供給可能電力量が前記画像形成手段内部にて消費される電力量よりも大きな場合に、前記切替手段を当該電源から前記通信手段に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項11記載の画像形成装置にて、前記設定手段は、前記画像形成手段が消費電力を低減する状態に設定された場合に、前記切替手段を前記通信手段から電力を受ける状態に設定することを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項11記載の画像形成装置にて、前記設定手段は、前記画像形成手段が画像形成動作状態にある場合に、前記切替手段を当該画像形成手段の消費電力量に応じて前記通信手段に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項16に係る発明は、画像形成装置にて画像形成される画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記画像情報取得手段にて取得された前記画像情報を前記画像形成装置に送信し、かつ当該画像形成装置との間で情報と電力とを双方向に通信する通信手段と接続され、当該通信手段との間を電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える切替手段と、前記切替手段を前記画像形成装置から電力を受ける状態または当該画像形成装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置との間の電力の送受を遮断する状態のいずれかに設定する設定手段とを備えたことを特徴とする中継装置である。
請求項17に係る発明は、請求項16記載の中継装置にて、前記設定手段は、前記画像形成装置が消費電力を低減する状態に設定された場合に、前記切替手段を当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項18に係る発明は、請求項16記載の中継装置にて、前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態に設定された場合に、前記切替手段を当該画像形成装置から電力を受ける状態に設定することを特徴とする。
請求項19に係る発明は、画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成装置にて消費される電力量に関する情報と、外部から当該画像情報を取得して当該画像情報を当該画像形成装置に中継する中継装置にて消費される電力量に関する情報とを取得する情報取得手段と、前記情報取得手段にて取得された前記電力量に関する情報に基づいて、前記中継装置と前記画像形成装置との間または前記画像形成装置相互の間を接続して前記情報と電力とを双方向に通信する通信手段を電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに設定する設定手段とを備えたことを特徴とする制御装置である。
請求項20に係る発明は、請求項19記載の制御装置にて、前記情報取得手段は、前記画像形成装置が前記画像情報に基づき画像を形成するに際して当該画像形成装置にて消費されると予測される電力量に関する情報を含んで取得することを特徴とする。
請求項21に係る発明は、請求項19記載の制御装置にて、前記設定手段は、前記画像形成装置にて消費電力を低減する状態が設定された場合に、前記通信手段を前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項22に係る発明は、請求項19記載の制御装置にて、前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態に設定された場合に、前記通信手段を当該画像形成装置の消費電力量に応じて当該画像形成装置から前記中継装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする。
請求項23に係る発明は、コンピュータに、画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成装置にて消費される電力量に関する情報を取得する機能と、外部から前記画像情報を取得して当該画像情報を前記画像形成装置に中継する中継装置にて消費される電力量に関する情報を取得する機能と、前記電力量に関する情報に基づいて、前記中継装置と前記画像形成装置との間または前記画像形成装置相互の間を接続して前記情報と電力とを双方向に通信する通信手段を電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに設定する機能とを実現することを特徴とするプログラムである。
なお、このプログラムは、例えば、ハードディスクやDVD−ROM等の予約領域に格納されたプログラムを、RAMにロードして実行される場合がある。また、予めROMに格納された状態にて、CPUで実行される形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROMを備えている場合には、機器がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROMにインストールされる場合がある。このプログラムの提供に際しては、インターネット等のネットワークを介して装置にプログラムが伝送され、装置の有するROMにインストールされる形態も考えられる。
本発明の請求項1によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べて、中継装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減する状態である省エネモードにある画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を適用しない場合に比べて、画像形成装置での総消費電力量を配電設備の許容限度内に抑えることができるとともに、商用電源容量を超える電力消費を可能として、画像形成処理の生産性を高めることができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、停電や電源の故障等が生じた画像形成装置や中継装置に、通信手段を介して電力を供給して、画像形成装置や中継装置を復旧させたり、応急的に動作させることができる。
本発明の請求項6によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、他のいずれかの画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減する状態である省エネモードにある画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて、画像形成装置での総消費電力量を配電設備の許容限度内に抑えることができるとともに、商用電源容量を超える電力消費を可能として、画像形成処理の生産性を高めることができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を適用しない場合に比べて、停電や電源の故障等が生じた画像形成装置や中継装置に、通信手段を介して電力を供給して、画像形成装置や中継装置を復旧させたり、応急的に動作させることができる。
本発明の請求項11によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項12によれば、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム内の他の装置の消費電力を低減し、また電力補完を行うことができる。
本発明の請求項13によれば、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム内の他の装置の消費電力を低減し、また電力補完を行うことができる。
本発明の請求項14によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減する状態である省エネモードにある画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項15によれば、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム内の他の装置の消費電力を低減し、また電力補完を行うことができる。
本発明の請求項16によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項17によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減する状態である省エネモードにある画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項18によれば、本発明を適用しない場合に比べて、中継装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項19によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
本発明の請求項20によれば、画像形成装置にて消費されると予測される電力量も考慮することで、本発明を適用しない場合に比べて、通信システムに配置された画像形成装置および中継装置の全体としての消費電力の低減効果を高めることができる。
本発明の請求項21によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減する状態である省エネモードにある画像形成装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項22によれば、本発明を適用しない場合に比べて、中継装置での消費電力を低減することができる。
本発明の請求項23によれば、複数の装置により構築された通信システムにおいて、本発明を適用しない場合に比べて、通信システム全体としての消費電力の低減を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態である通信システム1の全体構成を示した図である。図1に示した通信システム1では、例えばユーザの作業スペース(例えば、デスク)等に設置された端末装置2と、端末装置2にて生成等された印刷データを記録紙等の媒体(以下、「用紙」と称する)に印刷処理する画像形成装置4とが通信回線やケーブルを利用したLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されている。そして、ネットワーク5と画像形成装置4との間には中継装置の一例としてのホスト装置3が接続され、ネットワーク5を介して端末装置2から送信される印刷データ等を画像形成装置4に中継するように構成されている。また、画像形成装置4は、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能な通信手段の一例としてのネットケーブル6によりホスト装置3に接続されている。
なお、通常、ネットワーク5上には複数の端末装置2や複数のホスト装置3および複数の画像形成装置4が接続可能であるが、本実施の形態の通信システム1では、図1に示したように、ネットワーク5上に1台の端末装置2と1台のホスト装置3とが接続され、ホスト装置3には1台の画像形成装置4が接続されている構成について説明する。
本実施の形態の端末装置2は、文書や図形、写真等からなる画像データを作成・保存する機能を有している。そして端末装置2は、作成された画像データや保存された画像データを印刷するに際し、画像データを画像形成装置4に対する印刷命令に変換して、印刷ジョブとしての印刷データを生成する。この印刷データは、画像データに加えて、画像形成装置4にて実行する各種印刷機能の設定や印刷を行う画像形成装置4の指定等を行うための情報である属性データを含んで構成される。ここでの端末装置2としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)が用いられる。
本実施の形態のホスト装置3は、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能なネットケーブル6により画像形成装置4と接続されている。そして、ネットワーク5を介して受信した端末装置2からの印刷データを画像形成装置4に送信する機能を備えている。また、ホスト装置3は、ホスト装置3と画像形成装置4とのそれぞれにおいて消費される電力を監視し、ホスト装置3および画像形成装置4で消費される全体としての電力が低減されるように、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれに電力を供給する電源部を選択する機能を備えている。また、画像形成装置4との間で電力を相互に補完する機能を備えている。
本実施の形態の画像形成装置4は、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能なネットケーブル6によりホスト装置3に接続されている。そして、ホスト装置3が受信した端末装置2からの印刷データを用紙に印刷処理する機能を備えている。また、ホスト装置3による制御の下で、ホスト装置3との間で電力を相互に補完する機能を備えている。
続いて、本実施の形態のホスト装置3および画像形成装置4の機能構成を説明する。図2は、ホスト装置3および画像形成装置4の機能構成を説明するブロック図である。
ホスト装置3は、図2に示したように、画像情報取得手段の一例としてのネットワーク制御部31、設定手段の一例としての電力線電源制御部32、電源の一例としてのホスト電源部33、第1電力検出部34、第2電力検出部35、切替手段の一例としての第1スイッチSW1、切替手段の一例としての第2スイッチSW2を備えている。また、電力線電源制御部32は、切替判断部321、受電制御部322、送電制御部323、情報取得手段の一例としての情報蓄積・監視部324を備えている。ここで電力線電源制御部32では、図示しないCPUが切替判断部321、受電制御部322、送電制御部323、情報蓄積・監視部324の各機能を実現するプログラムを主記憶部(不図示)から電力線電源制御部32内のRAM等に読み込んで各種処理を行う。
なお、図2において、実線は電力を送受する電力線を示し、破線は制御信号や印刷データ等の信号を送受する信号線を示している。後段の図9、図13も同様である。
ネットワーク制御部31は、例えばLANケーブル等の信号ケーブル(データ通信線)を通してネットワーク5(図1も参照)と接続される。そして、端末装置2からの印刷データを取得し、取得した印刷データを画像形成装置4に送信する。また、画像形成装置4との間での情報や信号の送受信を制御する。
ホスト電源部33は、第1スイッチSW1を介して商用電源AC1と接続され、商用電源AC1から供給される例えば100Vを例えば24V,12V,5V等といった所定の電圧に変換して各機能部に供給する。
第1電力検出部34は、ホスト電源部33から出力される電力量を検出し、検出された電力量に関する情報(電力使用量情報)を電力線電源制御部32に送る。
第2電力検出部35は、ネットワーク制御部31および電力線電源制御部32に供給される電力量を検出し、検出された電力量に関する情報(電力使用量情報)を電力線電源制御部32に送る。
第1スイッチSW1は、商用電源AC1とホスト電源部33との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。また同時に、ホスト電源部33とネットワーク制御部31および電力線電源制御部32との間、およびホスト電源部33と第2スイッチSW2との間を、商用電源AC1とホスト電源部33との間に設定された接続状態または遮断状態と同じ状態に設定する。
第2スイッチSW2は、第1スイッチSW1と画像形成装置4との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
また、電力線電源制御部32は、ホスト装置3と画像形成装置4とのそれぞれにおいて消費される電力を監視し、ホスト装置3および画像形成装置4で消費される全体としての電力が低減されるように、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれに対して電力を供給する電源部を選択する制御を行う。
電力線電源制御部32の切替判断部321は、ホスト装置3および画像形成装置4のそれぞれにおいて消費される電力量(予測値も含む)に基づき、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等を判断する。
受電制御部322は、ホスト装置3において画像形成装置4から電力の供給を受ける状態を設定する。
送電制御部323は、ホスト装置3が画像形成装置4に対して電力を供給する状態を設定する。
情報蓄積・監視部324は、ホスト装置3内(例えば、ネットワーク制御部31および電力線電源制御部32)にて使用されている電力量に関する情報(電力使用量情報)を第2電力検出部35から取得する。また、ホスト電源部33から出力される電力量に関する情報(電力使用量情報)を第1電力検出部34から取得する。そして、これらの電力使用量情報を切替判断部321に送る。
さらに、情報蓄積・監視部324は、画像形成装置4が印刷データ等を受信した際に、画像形成装置4にて消費されると予測される電力量に関する情報(消費電力予測情報)を画像形成装置4から取得する。また、画像形成装置4内(例えば、ネットワーク制御部41および電力線電源制御部42)にて使用されている電力量に関する情報(電力使用量情報)や、画像形成装置4内のクライアント電源部43(後段参照)から出力される電力量に関する情報(電力使用量情報)を画像形成装置4から取得する。そして、画像形成装置4での消費電力予測情報および電力使用量情報を切替判断部321に送る。
次に、画像形成装置4は、図2に示したように、画像情報取得手段の一例としてのネットワーク制御部41、設定手段の一例としての電力線電源制御部42、電源の一例としてのクライアント電源部43、第4電力検出部44、第3電力検出部45、切替手段の一例としての第3スイッチSW3、エンジン制御部46を備えている。また、電力線電源制御部42は、受電制御部422、送電制御部423、情報取得手段の一例としての監視部425を備えている。ここで電力線電源制御部42では、図示しないCPUが受電制御部422、送電制御部423、監視部425の各機能を実現するプログラムを主記憶部(不図示)から電力線電源制御部42内のRAM等に読み込んで各種処理を行う。
さらに、画像形成装置4は、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能なネットケーブル6によりホスト装置3に接続されている。
ネットワーク制御部41は、ネットケーブル6を通して端末装置2からの印刷データをホスト装置3から取得し、エンジン制御部46に送る。また、ホスト装置3との間での情報や信号の送受信を制御する。
クライアント電源部43は、第3スイッチSW3を介して商用電源AC2と接続され、商用電源AC2から供給される例えば100Vを例えば24V,12V,5V等といった所定の電圧に変換して各機能部に供給する。
第4電力検出部44は、クライアント電源部43から出力される電力量を検出し、検出された電力量に関する情報(電力使用量情報)を電力線電源制御部42に送る。
第3電力検出部45は、ネットワーク制御部41および電力線電源制御部42に供給される電力量を検出し、検出された電力量に関する情報(電力使用量情報)を電力線電源制御部42に送る。
第3スイッチSW3は、商用電源AC2とクライアント電源部43との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。また同時に、クライアント電源部43とネットワーク制御部41および電力線電源制御部42との間、およびクライアント電源部43とホスト装置3との間を、商用電源AC2とクライアント電源部43との間に設定された接続状態または遮断状態と同じ状態に設定する。
また、電力線電源制御部42は、画像形成装置4において消費される電力を予測・監視する。
受電制御部422は、画像形成装置4においてホスト装置3から電力の供給を受ける状態を設定する。
送電制御部423は、画像形成装置4がホスト装置3に対して電力を供給する状態を設定する。
監視部425は、画像形成装置4が印刷データ等を受信した際に、画像形成装置4にて消費されると予測される電力量に関する情報(消費電力予測情報)を生成する。そして、生成した消費電力予測情報をホスト装置3にネットケーブル6を通して送る。また、画像形成装置4での電力使用量に関する情報(電力使用量情報)を第3電力検出部45や第4電力検出部44から取得し、電力使用量情報をホスト装置3にネットケーブル6を通して送る。
エンジン制御部46は、画像形成装置4内の各種機能部の動作を制御する。図3は、エンジン制御部46の機能構成を説明するブロック図である。図3に示したように、エンジン制御部46は、入力制御部461、画像処理部462、動作制御部463、操作表示パネル制御部464、ファクシミリ(FAX)制御部465、データ出力制御部466を備えている。そして、画像形成装置4内の各種機能部の一例である、スキャナ等で構成される画像読取機能部50、各種情報の表示や利用者(ユーザ)からの操作入力の受付を行う操作表示パネル60、公衆回線を通じて画像の送受信を行うファクシミリ(FAX)機能部70、例えば画像読取機能部50にて読み取った画像データを例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部記憶装置に出力するデータ出力部80、印刷データ等を用紙に印刷する例えば電子写真方式で構成された画像形成手段の一例としての画像形成部90を制御する。
なお、画像読取機能部50、操作表示パネル60、ファクシミリ(FAX)機能部70、データ出力部80、および画像形成部90に関する図2での記載を省略している。
入力制御部461は、ネットワーク制御部41からの印刷データや画像読取機能部50からの画像データ等の入力を受け付ける。
画像処理部462は、ネットワーク制御部41からの印刷データや画像読取機能部50からの画像データ等に対して所定の画像処理を施す。
動作制御部463は、予め定められた処理プログラムに従って画像形成装置4全体の動作を制御する。
操作表示パネル制御部464は、操作表示パネル60の動作を制御する。
ファクシミリ(FAX)制御部465は、ファクシミリ(FAX)機能部70の動作を制御する。
データ出力制御部466は、データ出力部80の動作を制御する。
本実施の形態の画像形成装置4では、例えばネットワーク制御部41や画像読取機能部50やFAX機能部70等から印刷データや画像データ等の入力があった場合には、エンジン制御部46の動作制御部463は、用紙への印刷処理(画像形成動作)を実行する画像形成動作状態(「画像形成モード」と称する)を設定する。この画像形成モードが設定された場合には、画像形成装置4の画像形成部90において大きな電力が消費される状態となる。
一方、画像形成モードが終了してから例えば予め設定された所定時間が経過する間に、ネットワーク制御部41や画像読取機能部50やFAX機能部70等のいずれにおいても印刷データや画像データ等の入力がない場合には、エンジン制御部46の動作制御部463は、画像形成部90における消費電力の大きな構成部(例えば、不図示の定着器)等に対する電力供給を停止し、エネルギーの無駄な消費を抑え消費電力を低減する状態(「省エネモード」と称する)に移行する。この省エネモードが設定された場合には、ネットワーク制御部41、電力線電源制御部42、およびエンジン制御部46での監視動作を行うための電力や、画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80が動作指示入力を待つ待機電力だけが消費される低消費電力状態となる。
このような画像形成装置4がホスト装置3に接続された通信システム1においては、例えば画像形成装置4が省エネモードに設定された場合には、以下に示した理由から、画像形成装置4がホスト電源部33から電力供給を受ける方が、ホスト装置3および画像形成装置4の全体としての消費電力は低減される。また、画像形成装置4が画像形成モードに設定され、ホスト装置3が大きな電力を消費していない場合には、同様に、画像形成装置4からホスト電源部33に対して電力供給を行う方が、全体としての消費電力は低減される。
そこで、本実施の形態のホスト装置3の電力線電源制御部32は、ホスト装置3に関する電力使用量情報と、画像形成装置4に関する消費電力予測情報および電力使用量情報とに基づいて、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等を判断する。それにより、ホスト装置3および画像形成装置4の全体としての消費電力を低減する。
ここで、上記の場合にホスト装置3および画像形成装置4の全体としての消費電力が低減される理由について述べる。一般に、電源部において生じる電力損失には、電源部の内部回路内で発生する固定損失と、電圧を例えば商用電源の100Vから特定の電圧(例えば、5V)に変換する際に発生する変換損失とが存在する。変換損失は、各種機能部での負荷に依存して変動する特性を有するが、固定損失は、電源部の内部回路内で発生するものであるため、各種機能部での負荷に依存せず、回路構成に応じたほぼ一定の電力損失を生じさせるものである。そのため、複数台の電源部を駆動させると、それぞれに接続された機能部での負荷に拘わらず、電源部の台数分の固定損失(=固定損失×台数)が最低限消費されることとなる。
ここで、図4は、本実施の形態のホスト装置3および画像形成装置4それぞれに配置されたホスト電源部33とクライアント電源部43とがそれぞれの各種機能部を個別に駆動させる場合の通信システム1全体の電力損失と、1台の電源部(例えば、ホスト電源部33)がホスト装置3および画像形成装置4それぞれに配置された各種機能部を共通して駆動させる場合の通信システム1全体の電力損失とを比較する図である。なお、図4では、ホスト電源部33およびクライアント電源部43それぞれは同一の回路構成を有し、固定損失は同じであるとする。すなわち、以下において、固定損失1=固定損失2であるとする。
図4に示したように、ホスト電源部33およびクライアント電源部43の双方を用いた場合には、ホスト電源部33およびクライアント電源部43それぞれに固定損失と変換損失とが発生するため、通信システム1全体の電力損失は、ホスト電源部33およびクライアント電源部43での電力損失が合計されて、(固定損失1+変換損失1)+(固定損失2+変換損失2)となる。
一方、一例としてホスト電源部33のみを用いた場合には、ホスト電源部33とクライアント電源部43がそれぞれの各種機能部を駆動させる際の負荷の増大により、変換損失は2台の各種機能部に対応したもの(≒変換損失1+変換損失2)となるが、固定損失は、ホスト電源部33の1台分のものとなる。そのため、通信システム1全体の電力損失は、(固定損失1+変換損失1+変換損失2)となる。
したがって、ホスト電源部33のみを用いた場合の通信システム1全体の電力損失と、ホスト電源部33およびクライアント電源部43の双方を用いた場合の通信システム1全体の電力損失との間には、クライアント電源部43の固定損失(=固定損失2)の差分が生じることとなる。すなわち、電力損失の観点から、少ない数の電源部で、多くの電力負荷を賄う形態を採用する方が、通信システム1全体のエネルギー消費の低減効率を高めることとなる。
また、図5は、一般的な電源部の電力変換効率と電源部に接続される各種機能部による負荷電力との関係を示した図である。図4でも示したように、各種機能部による負荷電力が小さい領域では、回路構成に応じて定まる固定損失の比率が相対的に大きく、電源部の回路内で消費される電力が相対的に大きくなり、電源部全体としての電力変換効率は小さい。一方、各種機能部による負荷電力が大きい領域では、固定損失の比率が相対的に小さく、電源部の回路内で消費される電力が相対的に小さくなり、電源部全体としての電力変換効率は大きくなる。したがって、電力損失の対としての観点である電力変換効率から見た場合にも、1台の電源部が多くの電力負荷を賄う構成が、通信システム1全体のエネルギー消費の低減効率を高める。
そこで、本実施の形態の通信システム1では、ホスト装置3の電力線電源制御部32が、ホスト装置3および画像形成装置4のそれぞれにおいて消費される電力を監視する。そして、通信システム1全体のエネルギー消費の低減効率を高める観点から、電力線電源制御部32での監視結果に基づいて、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等を判断している。
引き続き、本実施の形態の通信システム1において、ホスト装置3および画像形成装置4のそれぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等を判断する処理(「使用電源判断処理」とも称する)を説明する。図6は、使用電源判断処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示したように、まずホスト装置3のメインスイッチがオン(ON)されると、第1スイッチSW1がONに設定される。それにより、ホスト電源部33から所定の電圧の電力がネットワーク制御部31および電力線電源制御部32に供給(給電)される(S101)。
そして、ネットワーク制御部31が例えばネットワーク5を介した端末装置2からの印刷データや、例えば所定の時間毎に送られる時計情報等といったトリガ情報を受信した場合(S102)には、切替判断部321はホスト電源部33から画像形成装置4に送電するように設定する。それにより、送電制御部323は、第2スイッチSW2をONに設定し、ホスト電源部33から所定電圧の電力を画像形成装置4に供給(給電)する(S103)。
ホスト電源部33から所定電圧の電力を受電した画像形成装置4では、ホスト電源部33からの電力がネットワーク制御部41および電力線電源制御部42に給電される(S201)。それにより、ネットワーク制御部41および電力線電源制御部42は起動される。
その状態で、ホスト装置3のネットワーク制御部31と画像形成装置4のネットワーク制御部41との間で所定のパケットを相互に送り、両者の間の通信が確立される(S104およびS202)。
そして、ステップ102にて受信したトリガ情報が端末装置2からの印刷データであった場合には、ホスト装置3のネットワーク制御部31は、印刷データを画像形成装置4のネットワーク制御部41に送信する(S105)。
ホスト装置3から端末装置2からの印刷データを受け取った画像形成装置4は、監視部425が、印刷データに含まれる属性データを参照して、印刷データの印刷処理を実行するに際して画像形成装置4にて消費されると予測される電力量に関する情報(消費電力予測情報)を生成する(S203)。そして、生成された消費電力予測情報をネットワーク制御部41からホスト装置3に送信する(S204)。
また、監視部425は、ホスト装置3からの印刷データの受信の有無に拘わらず、画像形成装置4での電力使用量に関する情報(電力使用量情報)を第3電力検出部45や第4電力検出部44から取得し(S205)、電力使用量情報をネットワーク制御部41からホスト装置3に送信する(S206)。
ホスト装置3の情報蓄積・監視部324は、画像形成装置4からの消費電力予測情報や電力使用量情報を受信する(S106)。そして、画像形成装置4での消費電力予測情報や電力使用量情報を蓄積する。
また、情報蓄積・監視部324は、第2電力検出部35からホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32にて使用されている電力量に関する情報(電力使用量情報)、およびホスト電源部33から出力される電力量に関する情報(電力使用量情報)を第1電力検出部34から取得する(S107)。そして、ホスト装置3での電力使用量情報を蓄積する。
情報蓄積・監視部324に蓄積された画像形成装置4での消費電力予測情報および電力使用量情報と、ホスト装置3での電力使用量情報とは、切替判断部321に送られる。そして、切替判断部321は、取得した画像形成装置4の消費電力予測情報および電力使用量情報と、ホスト装置3の電力使用量情報とに基づいて、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切かを判断する。すなわち、ホスト装置3および画像形成装置4において最適な電力供給状態を判断する(S108)。
この「最適な電力供給状態」とは、通信システム1全体のエネルギー消費の低減効率を高めるように、ホスト装置3および画像形成装置4に電力を供給する電源部(ホスト電源部33、クライアント電源部43)が選択された状態をいう。
切替判断部321は、ホスト装置3の受電制御部322および送電制御部323、および画像形成装置4の受電制御部422および送電制御部423に対して、ホスト装置3および画像形成装置4を最適な電力供給状態に設定するように指示する(S109)。
そして、ホスト装置3の受電制御部322および送電制御部323は、ホスト装置3を最適な電力供給状態に移行させる(S110)。また、画像形成装置4の受電制御部422および送電制御部423は、画像形成装置4を最適な電力供給状態に移行させる(S207)。この最適な電力供給状態が設定された状態で、画像形成装置4は、端末装置2からの印刷データを受信している場合には印刷データを印刷する(S208)。
ここで、ステップ108において切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する。図7は、切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。
図7に示したCase1は、ホスト電源部33からホスト装置3および画像形成装置4の双方に電力が供給される形態である。例えば、画像形成装置4が省エネモードに設定され、画像形成部90が動作しない低消費電力状態にある場合には、ホスト電源部33はホスト装置3および画像形成装置4の双方の電力を賄うことができる。そこで、この場合には、ホスト電源部33の消費電力が大きいか小さいかに拘わらず、ホスト電源部33がホスト装置3および画像形成装置4の双方に電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4の全体として消費電力は、クライアント電源部43の固定損失分だけ低減される。
Case1が設定された場合には、ホスト装置3の送電制御部323は、画像形成装置4に対して電力を供給する状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第2スイッチSW2をONに設定する。また、画像形成装置4の受電制御部422は、ホスト装置3から電力の供給を受ける状態、すなわち、第3スイッチSW3をOFFに設定する。
それにより、画像形成装置4のネットワーク制御部41、電力線電源制御部42、およびエンジン制御部46での監視動作を行うための電力、画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80での待機電力は、ホスト電源部33により賄われる。
次の図7に示したCase2は、クライアント電源部43からホスト装置3および画像形成装置4の双方に電力が供給される形態である。例えば、画像形成装置4が画像形成モードに設定され、画像形成部90が動作する消費電力が大きな状態にある場合には、ホスト電源部33だけでは、画像形成装置4において消費される電力を賄うことができない。そのため、画像形成装置4は自身のクライアント電源部43から電力供給を受けることとなる。その際に、ホスト装置3の消費電力が小さい場合には、クライアント電源部43はホスト装置3の消費電力も同時に賄う能力がある。そこで、クライアント電源部43がホスト装置3および画像形成装置4の双方に電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4の全体として消費電力は、ホスト電源部33の固定損失分だけ低減される。
Case2が設定された場合には、ホスト装置3の受電制御部322は、画像形成装置4から電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をOFF、第2スイッチSW2をONに設定する。また、画像形成装置4の送電制御部423は、ホスト装置3に対して電力を供給する状態、すなわち、第3スイッチSW3をONに設定する。
それにより、ホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32での監視動作を行うための電力は、クライアント電源部43により賄われる。
次の図7に示したCase3は、ホスト装置3はホスト電源部33から、画像形成装置4はクライアント電源部43からそれぞれ電力が供給される形態である。例えば、画像形成装置4が画像形成モードに設定され、画像形成部90が動作する消費電力が大きな状態にあり、かつ、ホスト装置3の消費電力も大きい場合には、クライアント電源部43においてホスト装置3の消費電力をも同時に賄う能力が不足する。そこで、ホスト装置3および画像形成装置4を充分に機能させるため、ホスト装置3は自身のホスト電源部33から電力供給され、画像形成装置4は自身のクライアント電源部43から電力供給される。
Case3が設定された場合には、ホスト装置3は、ホスト電源部33から電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第2スイッチSW2をOFFに設定する。また、画像形成装置4は、クライアント電源部43から電力を供給する状態、すなわち、第3スイッチSW3をONに設定する。
なお、このCase3が設定される場合に、例えば、図6のフローチャートのステップ203にて生成された消費電力予測情報から、切替判断部321において、印刷データの印刷処理を実行するに際しての画像形成装置4での消費電力が所定量よりも大きいと判断される場合がある。その場合には、ホスト装置3の送電制御部323は、画像形成装置4に対して電力を供給する状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第2スイッチSW2をONに設定し、クライアント電源部43の電力を補完するように設定してもよい。
また、本実施の形態では、画像形成部90が動作しない低消費電力状態にある場合として、画像形成装置4が省エネモードに設定された場合を例に説明した。このような場合の他に、画像形成装置4のクライアント電源部43が停電または故障等のために電力の出力を停止した場合において、ホスト装置3のホスト電源部33から画像形成装置4に対して電力の供給を行うように設定することもできる。さらには、ホスト装置3のホスト電源部33が停電または故障等のために電力の出力を停止した場合において、画像形成装置4のクライアント電源部43からホスト装置3に対して電力の供給を行うように設定することもできる。
以上説明したように、本実施の形態の通信システム1においては、ホスト装置3および画像形成装置4のそれぞれにおいて消費される電力を監視し、その監視結果に基づいて、ホスト装置3および画像形成装置4それぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4が自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切かを判断する。それにより、通信システム1に備えられた電源部全体としての電力損失を低減し、電力変換効率を高めて、通信システム1全体としてのエネルギー消費を低減する。
[実施の形態2]
実施の形態1では、ネットワーク5に接続されたホスト装置3に、1台の画像形成装置4が接続される構成について説明した。本実施の形態では、ネットワーク5に接続されたホスト装置3に、複数台の画像形成装置4が並列に接続される構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態の通信システム10の全体構成を示した図である。図8に示した通信システム10では、端末装置2と、中継装置(中継手段)の一例としてのホスト装置3とがネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されている。そして、ホスト装置3には、複数(例えば、3台)の画像形成装置4A,4B,4Cが並列に接続されている。各画像形成装置4A,4B,4Cは、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能な通信手段の一例としてのネットケーブル6によりホスト装置3に接続されている。
図9は、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cの機能構成を説明するブロック図である。図9に示したように、ホスト装置3は、実施の形態1での第2スイッチSW2に代えて、第21スイッチSW2−1,第22スイッチSW2−2,第23スイッチSW2−3を備えている。
第21スイッチSW2−1は、第1スイッチSW1と画像形成装置4Aとの間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
第22スイッチSW2−2は、第1スイッチSW1と画像形成装置4Bとの間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
第23スイッチSW2−3は、第1スイッチSW1と画像形成装置4Cとの間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
また、各画像形成装置4A,4B,4Cでは、実施の形態1での第3スイッチSW3に代えて、第31スイッチSW3−1,第32スイッチSW3−2,第33スイッチSW3−3を備えている。
第31スイッチSW3−1は、商用電源AC2とクライアント電源部43との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
第32スイッチSW3−2は、クライアント電源部43とネットワーク制御部41および電力線電源制御部42との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。また、第33スイッチSW3−3が接続状態に設定された場合に、クライアント電源部43とホスト装置3との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
第33スイッチSW3−3は、ホスト装置3との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
続いて、本実施の形態の通信システム10における使用電源判断処理について説明する。
本実施の形態の通信システム10では、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cのそれぞれが、ホスト電源部33および各画像形成装置4A,4B,4Cのクライアント電源部43のいずれか1または複数から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト電源部33および各画像形成装置4A,4B,4Cが自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等の判断を行う。
さらに、本実施の形態の通信システム10では、商用電源AC1からホスト装置3に対して供給される電力だけではホスト装置3内で消費される電力に不足が生じていないか、また、商用電源AC2から各画像形成装置4A,4B,4Cに対して供給される電力だけでは各画像形成装置4A,4B,4C内で消費される電力に不足が生じていないかの判断を行う。そして、ホスト装置3や1または複数の画像形成装置4A,4B,4Cに電力不足が生じている場合には、電力供給に余裕のあるホスト装置3や画像形成装置4A,4B,4Cのいずれの1または複数から電力を供給して電力の相互補完を行うかの判断を行う。
図10は、本実施の形態の通信システム10における使用電源判断処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図10に示したように、まずホスト装置3のメインスイッチがオン(ON)されると、第1スイッチSW1がONに設定される。それにより、ホスト電源部33から所定の電圧の電力がネットワーク制御部31および電力線電源制御部32に供給(給電)される(S301)。
そして、ネットワーク制御部31が例えばネットワーク5を介した端末装置2からの印刷データや、例えば所定の時間毎に送られる時計情報等といったトリガ情報を受信した場合(S302)には、切替判断部321はホスト電源部33から各画像形成装置4A,4B,4Cに送電するように設定する。それにより、ホスト装置3の送電制御部323は、第21スイッチSW2−1,第22スイッチSW2−2,第23スイッチSW2−3をONに設定する。また、各画像形成装置4A,4B,4Cの受電制御部422は、第33スイッチSW3−3をONに設定する。それにより、ホスト電源部33から所定電圧の電力を各画像形成装置4A,4B,4Cに供給(給電)する(S303)。
なお、この場合に、ネットワーク制御部31が端末装置2からの印刷データを受信した場合には、切替判断部321は、印刷データに含まれる属性データを参照して、印刷データの印刷処理を実行するに際して使用される画像形成装置4A,4B,4Cのいずれかだけに送電するように設定してもよい。
ホスト電源部33から所定電圧の電力を受電した各画像形成装置4A,4B,4Cでは、ホスト電源部33からの電力がネットワーク制御部41および電力線電源制御部42に給電される(S401)。それにより、各画像形成装置4A,4B,4Cのネットワーク制御部41および電力線電源制御部42は起動される。
その状態で、ホスト装置3のネットワーク制御部31と各画像形成装置4A,4B,4Cのネットワーク制御部41との間で所定のパケットを相互に送り、両者の間の通信が確立される(S304およびS402)。
そして、ステップ302にて受信したトリガ情報が端末装置2からの印刷データであった場合には、ホスト装置3のネットワーク制御部31は、印刷データの属性データにて指定された画像形成装置4A,4B,4Cのネットワーク制御部41に印刷データを送信する(S305)。ここでは、画像形成装置4Aが指定されているとする。
ホスト装置3から端末装置2からの印刷データを受け取った画像形成装置4Aでは、監視部425が、印刷データに含まれる属性データを参照して、印刷データの印刷処理を実行するに際して画像形成装置4Aにて消費されると予測される電力量に関する情報(消費電力予測情報)を生成する(S403)。そして、生成された消費電力予測情報をネットワーク制御部41からホスト装置3に送信する(S404)。
また、各画像形成装置4A,4B,4Cの監視部425は、ホスト装置3からの印刷データの受信の有無に拘わらず、各画像形成装置4A,4B,4Cでの電力使用量に関する情報(電力使用量情報)を第3電力検出部45や第4電力検出部44から取得し(S405)、電力使用量情報をネットワーク制御部41からホスト装置3に送信する(S406)。
ホスト装置3の情報蓄積・監視部324は、画像形成装置4Aでの消費電力予測情報や各画像形成装置4A,4B,4Cでの電力使用量情報をそれぞれ受信する(S306)。そして、画像形成装置4での消費電力予測情報や電力使用量情報を蓄積する。
また、情報蓄積・監視部324は、第2電力検出部35からホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32にて使用されている電力量に関する情報(電力使用量情報)、およびホスト電源部33から出力される電力量に関する情報(電力使用量情報)を第1電力検出部34から取得する(S307)。そして、ホスト装置3での電力使用量情報を蓄積する。
情報蓄積・監視部324に蓄積された画像形成装置4Aでの消費電力予測情報および各画像形成装置4A,4B,4Cでの電力使用量情報と、ホスト装置3での電力使用量情報とは、切替判断部321に送られる。そして、切替判断部321は、まず、取得した画像形成装置4Aの消費電力予測情報および各画像形成装置4A,4B,4Cでの電力使用量情報と、ホスト装置3の電力使用量情報とに基づいて、商用電源AC1からホスト装置3に対して供給される電力だけではホスト装置3内で消費される電力に不足が生じていないか、また、商用電源AC2から各画像形成装置4A,4B,4Cに対して供給される電力だけでは各画像形成装置4A,4B,4C内で消費される電力に不足が生じていないかの判断を行う(S308)。そして、ホスト装置3や1または複数の画像形成装置4A,4B,4Cに電力不足が生じている場合には、電力不足が生じていないホスト装置3や画像形成装置4A,4B,4Cのいずれかから電力の供給が可能か否かを判断する(S309)。
引き続き、切替判断部321は、取得した画像形成装置4Aの消費電力予測情報および各画像形成装置4A,4B,4Cでの電力使用量情報と、ホスト装置3の電力使用量情報とに基づいて、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cそれぞれが、ホスト電源部33およびクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cが自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切かを判断する。すなわち、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cにおいて最適な電力供給状態を判断する(S310)。
ここで、ステップ310にて最適な電力供給状態を判断するに際しては、ステップ308にてホスト装置3や1または複数の画像形成装置4A,4B,4Cに電力不足が生じていると判断され、ステップ309にて電力不足が生じていないホスト装置3や画像形成装置4A,4B,4Cのいずれかから電力の供給が可能かであると判断された場合には、電力不足が生じていると判断された装置への他の装置からの電力供給状態を優先した電力供給状態を設定する。
切替判断部321は、ホスト装置3の受電制御部322および送電制御部323、および各画像形成装置4A,4B,4Cの受電制御部422および送電制御部423に対して、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cを最適な電力供給状態に設定するように指示する(S311)。
そして、ホスト装置3の受電制御部322および送電制御部323は、ホスト装置3を最適な電力供給状態に移行させる(S312)。また、各画像形成装置4A,4B,4Cの受電制御部422および送電制御部423は、各画像形成装置4A,4B,4Cを最適な電力供給状態に移行させる(S407)。その状態で、端末装置2からの印刷データを受信している上記の画像形成装置4Aには、印刷データを印刷する(S408)。
ここで、ステップ310において切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する。図11は、本実施の形態の切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。
図11に示したCase1は、ホスト電源部33からホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cに電力が供給される形態である。例えば、画像形成装置4A,4B,4Cのすべてが省エネモードに設定され、画像形成装置4A,4B,4Cの画像形成部90が動作しない低消費電力状態にある場合には、ホスト電源部33はホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cのすべての電力を賄うことができる。そこで、この場合には、ホスト電源部33の消費電力が大きいか小さいかに拘わらず、ホスト電源部33がホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cに電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cの全体として消費電力は、画像形成装置4A,4B,4Cに配置された3つのクライアント電源部43の固定損失分の合計分だけ低減される。
Case1が設定された場合には、ホスト装置3の送電制御部323は、各画像形成装置4A,4B,4Cに対して電力を供給する状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第21スイッチSW2−1,第22スイッチSW2−2,第23スイッチSW2−3をONに設定する。また、各画像形成装置4A,4B,4Cの受電制御部422は、ホスト装置3から電力の供給を受ける状態、すなわち、第31スイッチSW3−1,第32スイッチSW3−2をOFF、第33スイッチSW3−3をONに設定する。
それにより、各画像形成装置4A,4B,4Cのネットワーク制御部41、電力線電源制御部42、およびエンジン制御部46での監視動作を行うための電力、画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80での待機電力は、ホスト電源部33により賄われる。
次の図11に示したCase2は、一例として画像形成装置4Aのクライアント電源部43からホスト装置3および画像形成装置4B,4Cに電力が供給される形態である。例えば1台の画像形成装置(画像形成装置4A)が画像形成モードに設定された場合には、ホスト電源部33は、画像形成装置4Aにおいて消費される電力を賄うことができない。そのため、画像形成装置4Aは自身のクライアント電源部43から電力供給を受けることとなる。その際に、ホスト装置3の消費電力が小さく、かつ、画像形成装置4B,4Cが省エネモードに設定されている場合には、画像形成装置4Aのクライアント電源部43は、ホスト装置3および画像形成装置4B,4Cの消費電力も同時に賄う能力がある。そこで、画像形成装置4Aのクライアント電源部43がホスト装置3および画像形成装置4B,4Cに電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cの全体として消費電力は、ホスト電源部33の固定損失分と、画像形成装置4B,4Cの固定損失分との合計分だけ低減される。
Case2が設定された場合には、ホスト装置3の受電制御部322は、画像形成装置4Aから電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をOFF、第21スイッチSW2−1をONに設定する。また同時に、送電制御部323は、第22スイッチSW2−2,第23スイッチSW2−3をONに設定する。
一方、画像形成装置4Aの送電制御部423は、ホスト装置3に対して電力を供給する状態、すなわち、第31スイッチSW3−1,第32スイッチSW3−2,第33スイッチSW3−3をONに設定する。また、画像形成装置4B,4Cの受電制御部422は、ホスト装置3から電力の供給を受ける状態、すなわち、第31スイッチSW3−1,第32スイッチSW3−2をOFF、第33スイッチSW3−3をONに設定する。
それにより、ホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32での監視動作を行うための電力、画像形成装置4B,4Cのネットワーク制御部41、電力線電源制御部42、およびエンジン制御部46での監視動作を行うための電力、画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80での待機電力は、画像形成装置4Aのクライアント電源部43により賄われる。
なお、画像形成モードが設定される1台の画像形成装置が画像形成装置4Bまたは画像形成装置4Cのいずれかであった場合も、同様である。
次の図11に示したCase3は、ホスト装置3はホスト電源部33から、各画像形成装置4A,4B,4Cは自身のクライアント電源部43からそれぞれ電力が供給される形態である。例えば、各画像形成装置4A,4B,4Cが画像形成モードに設定され、画像形成部90が動作する消費電力が大きな状態にあり、かつ、ホスト装置3の消費電力も大きい場合には、それぞれが他の装置の消費電力を同時に賄う能力に余裕が無い。そこで、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cを充分に機能させるため、ホスト装置3はホスト電源部33から電力供給され、各画像形成装置4A,4B,4Cは自身のクライアント電源部43から電力供給される。
Case3が設定された場合には、ホスト装置3は、ホスト電源部33から電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第21スイッチSW2−1,第22スイッチSW2−2,第23スイッチSW2−3をOFFに設定する。また、各画像形成装置4A,4B,4Cは、自身のクライアント電源部43から電力を供給する状態、すなわち、第31スイッチSW3−1, 第32スイッチSW3−2をON、第33スイッチSW3−3をOFFに設定する。
次の図11に示したCase4は、印刷データの印刷処理を実行するに際しての電力が所定量よりも大きく必要であり、電力が不足した状態にある例えば画像形成装置4Cに対して、画像形成モードに設定されているが電力に余裕がある例えば画像形成装置4Aから電力の補完を行う形態である。この場合に、ホスト装置3の消費電力は小さいとする。また、画像形成装置4Bは画像形成モードに設定され、自身の印刷処理を実行するための電力は充分であるが、他の装置の消費電力を同時に賄う能力に余裕が無いとする。
このCase4では、画像形成装置4Aから画像形成装置4Cに対して電力を供給し、画像形成装置4Cでの不足電力を補完する。その際に、ホスト装置3の消費電力が小さいので、画像形成装置4Aは、ホスト装置3の消費電力も同時に賄う能力がある。そこで、画像形成装置4Aのクライアント電源部43はホスト装置3に対して同時に電力を供給する。一方、画像形成装置4Bは、画像形成モードに設定され他の装置の消費電力を同時に賄う能力が不足しているので、自身のクライアント電源部43から電力供給される。
それにより、画像形成装置4Cでは、商用電源AC2の電源容量以上の電力が使用される状態が形成され、印刷処理能力が高められる。また、ホスト装置3および画像形成装置4A,4B,4Cの全体として消費電力は、ホスト電源部33の固定損失分だけ低減される。
Case4が設定された場合には、ホスト装置3の受電制御部322は、画像形成装置4Aから電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をOFF、第21スイッチSW2−1をONに設定する。また同時に、受電制御部322は、第22スイッチSW2−2をOFF、第23スイッチSW2−3をONに設定する。
一方、画像形成装置4Aの送電制御部423は、ホスト装置3に対して電力を供給する状態、すなわち、第31スイッチSW3−1,第32スイッチSW3−2,第33スイッチSW3−3をONに設定する。
また、画像形成装置4Cの受電制御部422は、ホスト装置3から電力の供給を受ける状態、すなわち、第33スイッチSW3−3をONに設定する。同時に、自身のクライアント電源部43から電力供給を受ける状態、すなわち、第31スイッチSW3−1をON、第32スイッチSW3−2をOFFに設定する。
さらに、画像形成装置4Bは、自身のクライアント電源部43から電力を供給する状態、すなわち、第31スイッチSW3−1, 第32スイッチSW3−2をON、第33スイッチSW3−3をOFFに設定する。
それにより、ホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32での監視動作を行うための電力は、画像形成装置4Aのクライアント電源部43により賄われる。
なお、本実施の形態においても、ホスト装置3のホスト電源部33および画像形成装置4A,4B,4Cのクライアント電源部43のいずれか1または複数が停電または故障等のために電力の出力を停止した場合において、停電または故障等が生じていないホスト電源部33またはクライアント電源部43から停電または故障等が生じたホスト装置3または画像形成装置4A,4B,4Cに対して電力の供給を行うように設定することもできる。
このように、本実施の形態の通信システム10においては、ホスト装置3およびホスト装置3に並列に接続された複数の画像形成装置4A,4B,4Cのそれぞれにおいて消費される電力を監視し、その監視結果に基づいて、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cそれぞれが、ホスト電源部33および各画像形成装置4A,4B,4Cのクライアント電源部43のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および各画像形成装置4A,4B,4Cが自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切かを判断する。それにより、通信システム10に備えられた電源部全体としての電力損失を低減し、電力変換効率を高めて、通信システム10全体としてのエネルギー消費を低減する。
また、電力が不足している画像形成装置4A,4B,4Cに対して電力に余裕があるホスト装置3や画像形成装置4A,4B,4Cから電力供給を行って、電力の相互補完を行っている。それにより、各画像形成装置4A,4B,4Cにおける充分な印刷処理能力を維持している。
[実施の形態3]
実施の形態1では、ネットワーク5に接続されたホスト装置3に、1台の画像形成装置4が接続される構成について説明した。本実施の形態では、ネットワーク5に接続されたホスト装置3に、複数台の画像形成装置4が直列に接続される構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図12は、本実施の形態の通信システム11の全体構成を示した図である。図11に示した通信システム11では、端末装置2と、中継装置(中継手段)の一例としてのホスト装置3とがネットワーク5を介して双方向に通信可能に接続されている。そして、ホスト装置3には、複数(例えば、2台)の画像形成装置4A,4Bが直列に接続されている。
画像形成装置4Aは、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能な通信手段の一例としてのネットケーブル6によりホスト装置3に接続されている。また、画像形成装置4Bは、データ通信線と電力供給線とが1対となり、データ通信と電力供給とがともに双方向に送受可能な通信手段の一例としてのネットケーブル7により画像形成装置4Aに接続されている。
図13は、ホスト装置3および画像形成装置4A,4Bの機能構成を説明するブロック図である。図13に示したように、ホスト装置3に直接接続された上流側の画像形成装置4Aでは、実施の形態1での構成に加えて、第4スイッチSW4を備えている。第4スイッチSW4は、ホスト装置3と下流側の画像形成装置4Bとの間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
また、画像形成装置4Aのネットワーク制御部41は、ネットケーブル6を通して端末装置2からの印刷データをホスト装置3から取得し、エンジン制御部46に送る。また、ホスト装置3との間での情報や信号の送受信を制御する。
さらに、ネットワーク制御部41は、ネットケーブル6を通して端末装置2からの印刷データをホスト装置3から取得し、ネットケーブル7を通して画像形成装置4Bに送る。また、画像形成装置4Bとの間での情報や信号の送受信を制御し、ネットケーブル6およびネットケーブル7を介してホスト装置3と画像形成装置4Bとの間での情報の送受信を中継する。
画像形成装置4Aの下流側に接続された画像形成装置4Bは、画像情報取得手段の一例としてのネットワーク制御部51、電力線電源制御部52、電源の一例としてのクライアント電源部53、第5電力検出部54、エンジン制御部56、切替手段の一例としての第5スイッチSW5を備えている。
第5電力検出部54は、クライアント電源部53から出力される電力量や、ネットワーク制御部51および電力線電源制御部52に供給される電力量を検出し、検出された電力量に関する情報(電力使用量情報)を電力線電源制御部52に送る。
第5スイッチSW5は、商用電源AC3とクライアント電源部53との間を接続状態または遮断状態のいずれかに選択的に設定する。
そして、画像形成装置4Bは、ホスト装置3が受信した端末装置2からの印刷データを画像形成装置4Aのネットワーク制御部41を介して取得し、用紙に印刷処理する機能を備えている。また、ホスト装置3による制御の下で、ホスト装置3や画像形成装置4Aとの間で電力を相互に補完する機能を備えている。
続いて、本実施の形態の通信システム11における使用電源判断処理について説明する。
本実施の形態の通信システム11では、ホスト装置3および画像形成装置4A,4Bのそれぞれが、ホスト電源部33、クライアント電源部43、およびクライアント電源部53のいずれか1または複数から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト電源部33および各画像形成装置4A,4Bが自身のホスト電源部33、クライアント電源部43、およびクライアント電源部53からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切か等の判断を行う。
さらに、本実施の形態の通信システム11では、商用電源AC1からホスト装置3に対して供給される電力だけではホスト装置3内で消費される電力に不足が生じていないか、また、商用電源AC2から画像形成装置4Aに対して供給される電力だけでは画像形成装置4A内で消費される電力に不足が生じていないか、商用電源AC3から画像形成装置4Bに対して供給される電力だけでは画像形成装置4B内で消費される電力に不足が生じていないかの判断を行う。そして、ホスト装置3や1または複数の画像形成装置4A,4Bに電力不足が生じている場合には、電力供給に余裕のあるホスト装置3や画像形成装置4A,4Bのいずれの1または複数から電力を供給して電力の相互補完を行うかの判断を行う。
なお、本実施の形態の通信システム11においても、上記した図10と同様の処理フローによる使用電源判断処理が行われる。
次に、ホスト装置3の切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する。図14は、本実施の形態の切替判断部321にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。
図14に示したCase1は、ホスト電源部33からホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bに電力が供給される形態である。例えば、画像形成装置4A,4Bのすべてが省エネモードに設定され、画像形成装置4A,4Bのそれぞれの画像形成部90が動作しない低消費電力状態にある場合には、ホスト電源部33はホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bのすべての電力を賄うことができる。そこで、この場合には、ホスト電源部33の消費電力が大きいか小さいかに拘わらず、ホスト電源部33がホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bに電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4A,4Bの全体として消費電力は、画像形成装置4A,4Bに配置されたクライアント電源部43およびクライアント電源部53の固定損失分の合計分だけ低減される。
Case1が設定された場合には、ホスト装置3の送電制御部323は、画像形成装置4Aに対して電力を供給する状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第2スイッチSW2をONに設定する。また、画像形成装置4Aの受電制御部422は、ホスト装置3から電力の供給を受ける状態、すなわち、第3スイッチSW3をOFFに設定する。さらに、画像形成装置4Aの送電制御部423は、画像形成装置4Bに対して電力を供給する状態、すなわち、第4スイッチSW4をONに設定する。また、画像形成装置4Bの受電制御部(不図示)は、画像形成装置4Aから電力の供給を受ける状態、すなわち、第5スイッチSW5をOFFに設定する。
それにより、画像形成装置4A,4Bそれぞれにおけるネットワーク制御部41およびネットワーク制御部51、電力線電源制御部42および電力線電源制御部52、エンジン制御部46およびエンジン制御部56での監視動作を行うための電力、さらには、画像形成装置4A,4Bそれぞれに備えられた画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80での待機電力は、ホスト電源部33により賄われる。
次の図14に示したCase2は、一例として画像形成装置4Aのクライアント電源部43からホスト装置3および画像形成装置4Bに電力が供給される形態である。例えば1台の画像形成装置(画像形成装置4A)が画像形成モードに設定された場合には、ホスト電源部33は、画像形成装置4Aにおいて消費される電力を賄うことができない。そのため、画像形成装置4Aは自身のクライアント電源部43から電力供給を受けることとなる。その際に、ホスト装置3の消費電力が小さく、かつ、画像形成装置4Bが省エネモードに設定されている場合には、画像形成装置4Aのクライアント電源部43は、ホスト装置3および画像形成装置4Bの消費電力も同時に賄う能力がある。そこで、画像形成装置4Aのクライアント電源部43がホスト装置3および画像形成装置4Bに電力を供給する。
それにより、ホスト装置3および画像形成装置4A,4Bの全体として消費電力は、ホスト電源部33の固定損失分と、画像形成装置4Bのクライアント電源部53の固定損失分との合計分だけ低減される。
Case2が設定された場合には、ホスト装置3の受電制御部322は、画像形成装置4Aから電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をOFF、第2スイッチSW2をONに設定する。一方、画像形成装置4Aの送電制御部423は、ホスト装置3および画像形成装置4Bに対して電力を供給する状態、すなわち、第3スイッチSW3および第4スイッチSW4をONに設定する。また、画像形成装置4Bの受電制御部(不図示)は、画像形成装置4Aから電力の供給を受ける状態、すなわち、第5スイッチSW5をOFFに設定する。
それにより、ホスト装置3のネットワーク制御部31および電力線電源制御部32での監視動作を行うための電力、画像形成装置4Bのネットワーク制御部51、電力線電源制御部52、およびエンジン制御部56での監視動作を行うための電力、画像形成装置4Bに備えられた画像読取機能部50、操作表示パネル60、FAX機能部70、およびデータ出力部80での待機電力は、画像形成装置4Aのクライアント電源部43により賄われる。
なお、画像形成モードが設定される1台の画像形成装置が画像形成装置4Bであった場合も、同様である。
次の図14に示したCase3は、ホスト装置3はホスト電源部33から、各画像形成装置4A,4Bは自身のクライアント電源部43およびクライアント電源部53からそれぞれ電力が供給される形態である。例えば、各画像形成装置4A,4Bが画像形成モードに設定され、それぞれの画像形成部90が動作する消費電力が大きな状態にあり、かつ、ホスト装置3の消費電力も大きい場合には、それぞれが他の装置の消費電力を同時に賄う能力に余裕が無い。そこで、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bを充分に機能させるため、ホスト装置3はホスト電源部33から電力供給され、各画像形成装置4A,4Bは自身のクライアント電源部43およびクライアント電源部53それぞれから電力供給される。
Case3が設定された場合には、ホスト装置3は、ホスト電源部33から電力の供給を受ける状態、すなわち、第1スイッチSW1をON、第2スイッチSW2をOFFに設定する。また、画像形成装置4Aは、自身のクライアント電源部43から電力を供給する状態、すなわち、第3スイッチSW3をON、第4スイッチSW4をOFFに設定する。また、画像形成装置4Bは、自身のクライアント電源部53から電力を供給する状態、すなわち、第5スイッチSW5をONに設定する。
なお、このCase3が設定される場合に、例えば、ホスト装置3の切替判断部321において、印刷データの印刷処理を実行するに際しての画像形成装置4Aまたは/および画像形成装置4Bでの消費電力が所定量よりも大きいと判断される場合がある。その場合には、ホスト装置3の送電制御部323は、画像形成装置4Aまたは/および画像形成装置4Bに対して電力を供給する状態、すなわち、第2スイッチSW2をON、必要に応じて第4スイッチSW4をONに設定し、画像形成装置4Aのクライアント電源部43または画像形成装置4Bのクライアント電源部53の電力、または、画像形成装置4Aのクライアント電源部43および画像形成装置4Bのクライアント電源部53の電力を補完するように設定してもよい。さらに、画像形成装置4Aから画像形成装置4B、または画像形成装置4Bから画像形成装置4Aに電力を供給し、画像形成装置4Aのクライアント電源部43または画像形成装置4Bのクライアント電源部53の電力を相互補完するように設定してもよい。
また、本実施の形態においても、ホスト装置3のホスト電源部33および画像形成装置4Aのクライアント電源部43および画像形成装置4Bのクライアント電源部53のいずれか1または複数が停電または故障等のために電力の出力を停止した場合において、停電または故障等が生じていないホスト電源部33またはクライアント電源部43またはクライアント電源部53から停電または故障等が生じたホスト装置3または画像形成装置4A,4Bに対して電力の供給を行うように設定することもできる。
このように、本実施の形態の通信システム11においては、ホスト装置3およびホスト装置3に直列に接続された複数の画像形成装置4A,4Bのそれぞれにおいて消費される電力を監視し、その監視結果に基づいて、ホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bそれぞれが、ホスト電源部33および各画像形成装置4A,4Bのクライアント電源部43、クライアント電源部53のいずれか一方から共通して電力供給されるのが適切か、またはホスト装置3および各画像形成装置4A,4Bが自身のホスト電源部33およびクライアント電源部43、クライアント電源部53からそれぞれ個別に電力供給されるのが適切かを判断する。それにより、通信システム11に備えられた電源部全体としての電力損失を低減し、電力変換効率を高めて、通信システム11全体としてのエネルギー消費を低減する。
また、使用電力が不足している画像形成装置4A,4Bに対する電力供給を行って、電力の相互補完を行っている。それにより、各画像形成装置4A,4Bにおける充分な印刷処理能力を維持している。
実施の形態1の通信システムの全体構成を示す図である。 ホスト装置および画像形成装置の機能構成を説明するブロック図である。 エンジン制御部の機能構成を説明するブロック図である。 通信システム全体の電力損失を比較する図である。 一般的な電源部の電力変換効率と電源部に接続される各種機能部による負荷電力との関係を示した図である。 使用電源判断処理の手順の一例を示すフローチャートである。 切替判断部にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。 実施の形態2の通信システムの全体構成を示した図である。 ホスト装置および画像形成装置の機能構成を説明するブロック図である。 使用電源判断処理の手順の一例を示すフローチャートである。 切替判断部にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。 実施の形態3の通信システムの全体構成を示した図である。 ホスト装置および画像形成装置の機能構成を説明するブロック図である。 切替判断部にて判断される最適な電力供給状態の一例を説明する図である。
符号の説明
1,10,11…通信システム、2…端末装置、3…ホスト装置、4(4A〜4C)…画像形成装置、6,7…ネットケーブル、31,41…ネットワーク制御部、32,42…電力線電源制御部、33…ホスト電源部、34…第1電力検出部、35…第2電力検出部、43,53…クライアント電源部、44…第4電力検出部、45…第3電力検出部、46…エンジン制御部、321…切替判断部、322,422…受電制御部、323,423…送電制御部、324…情報蓄積・監視部、425…監視部

Claims (17)

  1. 画像情報に基づき媒体上に画像を形成するとともに、自装置および当該自装置以外に電力を供給し得る第1の電源を有する画像形成装置と、
    前記画像情報を外部から受信し、当該画像情報を前記画像形成装置に中継するとともに、自装置および当該自装置以外に電力を供給し得る第2の電源を有する中継装置と、
    前記画像形成装置と前記中継装置との間で前記第1の電源または前記第2の電源から供給される電力を送受する伝送路と、
    前記画像形成装置に設けられ、前記第1の電源からの電力を前記伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第1の切替手段と、
    前記中継装置に設けられ、前記第2の電源からの電力を前記伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第2の切替手段と、
    前記画像形成装置と前記中継装置とのいずれかに設けられ、当該画像形成装置および当該中継装置にて消費される全体の電力量と前記第1の電源から供給可能な電力量と前記第2の電源から供給可能な電力量とに関する情報を取得し、当該画像形成装置および当該中継装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源あるいは当該第2の電源のいずれか一方のみにより供給可能である場合には、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを当該中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置から当該中継装置に対して電力を送る状態のいずれかに設定し、当該画像形成装置および当該中継装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源のみにより供給可能でなくかつ当該第2の電源のみにより供給可能でない場合には、当該第1の切替手段と当該第2の切替手段とを当該画像形成装置と当該中継装置との間の電力の送受を遮断する状態に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態にある場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを、当該画像形成装置の消費電力量に応じて当該画像形成装置から前記中継装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記設定手段は、前記画像形成装置にて消費電力を低減する状態が設定された場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを、前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 前記設定手段は、前記画像形成装置に備えられた前記第1の電源から供給される電力が当該画像形成装置内部にて消費される電力量よりも小さい場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを、前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  5. 前記設定手段は、前記画像形成装置に備えられた前記第1の電源から当該画像形成装置内部への電力の供給が停止した場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを、前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  6. 画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段および当該画像形成手段以外に電力を供給し得る第1の電源と、
    前記画像形成手段にて画像形成される前記画像情報を自装置および当該自装置以外に電力を供給し得る第2の電源を有する外部装置から受信し、かつ当該外部装置との間で前記第1の電源または当該第2の電源から供給される電力を送受する伝送路と接続され、当該伝送路との間電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える切替手段と、
    前記画像形成手段および前記外部装置にて消費される全体の電力量と前記第1の電源から供給可能な電力量と前記第2の電源から供給可能な電力量とに関する情報を取得し、当該画像形成手段および当該外部装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源あるいは当該第2の電源のいずれか一方のみにより供給可能である場合には、前記切替手段を前記伝送路との間で電力を送受する状態に設定し、当該画像形成手段および当該外部装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源のみにより供給可能でなくかつ当該第2の電源のみにより供給可能でない場合には、当該切替手段を当該伝送路との間で電力の送受を遮断する状態に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記設定手段は、前記第1の電源の供給可能電力量が前記画像形成手段内部にて消費される電力量よりも大きな場合に、前記切替手段を当該第1の電源から前記伝送路に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記設定手段は、前記画像形成手段が消費電力を低減する状態に設定された場合に、前記切替手段を前記伝送路から電力を受ける状態に設定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  9. 前記設定手段は、前記画像形成手段が画像形成動作状態にある場合に、前記切替手段を当該画像形成手段の消費電力量に応じて前記伝送路に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  10. 自装置および当該自装置以外に電力を供給し得る第1の電源を有する画像形成装置にて画像形成される画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    自装置および当該自装置以外に電力を供給し得る第2の電源と、
    前記画像情報取得手段にて取得された前記画像情報を前記画像形成装置に送信し、かつ当該画像形成装置との間で前記第1の電源または前記第2の電源から供給される電力を送受する伝送路と接続され、当該伝送路との間電力を送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える切替手段と、
    前記画像形成装置および前記自装置にて消費される全体の電力量と前記第1の電源から供給可能な電力量と前記第2の電源から供給可能な電力量とに関する情報を取得し、当該画像形成装置および当該自装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源あるいは当該第2の電源のいずれか一方のみにより供給可能である場合には、前記切替手段を前記伝送路との間で電力を送受する状態に設定し、当該画像形成装置および当該自装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源のみにより供給可能でなくかつ当該第2の電源のみにより供給可能でない場合には、当該切替手段を当該伝送路との間で電力の送受を遮断する状態に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  11. 前記設定手段は、前記画像形成装置が消費電力を低減する状態に設定された場合に、前記切替手段を当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項10記載の中継装置。
  12. 前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態に設定された場合に、前記切替手段を当該画像形成装置から電力を受ける状態に設定することを特徴とする請求項10記載の中継装置。
  13. 画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成装置にて消費される電力量に関する情報と、外部から当該画像情報を取得して当該画像情報を当該画像形成装置に中継する中継装置にて消費される電力量に関する情報と、当該画像形成装置が有し当該画像形成装置および当該画像形成装置以外に電力を供給し得る第1の電源から供給可能な電力量に関する情報と、当該中継装置が有し当該中継装置および当該中継装置以外に電力を供給し得る第2の電源から供給可能な電力量に関する情報とを取得する情報取得手段と、
    前記画像形成装置および前記中継装置にて消費される全体の電力量が前記第1の電源あるいは前記第2の電源のいずれか一方のみにより供給可能である場合には、当該画像形成装置に設けられ当該第1の電源からの電力を、当該画像形成装置および当該中継装置の間で当該第1の電源あるいは当該第2の電源から供給される電力を送受する伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第1の切替手段と、前記中継装置に設けられ当該第2の電源からの電力を当該伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第2の切替手段とを、当該中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置から当該中継装置に対して電力を送る状態のいずれかに設定し、当該画像形成装置および当該中継装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源のみにより供給可能でなくかつ当該第2の電源のみにより供給可能でない場合には、当該第1の切替手段と当該第2の切替手段とを当該画像形成装置と当該中継装置との間の電力の送受を遮断する状態に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  14. 前記情報取得手段は、前記画像形成装置が前記画像情報に基づき画像を形成するに際して当該画像形成装置にて消費されると予測される電力量に関する情報を含んで取得することを特徴とする請求項13記載の制御装置。
  15. 前記設定手段は、前記画像形成装置にて消費電力を低減する状態が設定された場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを前記中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項13記載の制御装置。
  16. 前記設定手段は、前記画像形成装置が画像形成動作状態に設定された場合に、前記第1の切替手段と前記第2の切替手段とを当該画像形成装置の消費電力量に応じて当該画像形成装置から前記中継装置に対して電力を送る状態に設定することを特徴とする請求項13記載の制御装置。
  17. コンピュータに、
    画像情報に基づき媒体上に画像を形成する画像形成装置にて消費される電力量に関する情報を取得する機能と、
    外部から前記画像情報を取得して当該画像情報を前記画像形成装置に中継する中継装置にて消費される電力量に関する情報を取得する機能と、
    前記画像形成装置が有し当該画像形成装置に電力を供給する第1の電源から供給可能な電力量に関する情報を取得する機能と、
    前記中継装置が有し当該中継装置に電力を供給する第2の電源から供給可能な電力量に関する情報を取得する機能と、
    前記画像形成装置および前記中継装置にて消費される全体の電力量が前記第1の電源あるいは前記第2の電源のいずれか一方のみにより供給可能である場合には、当該画像形成装置に設けられ当該第1の電源からの電力を、当該画像形成装置および当該中継装置の間で当該第1の電源あるいは当該第2の電源から供給される電力を送受する当該伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第1の切替手段と、当該中継装置に設けられ当該第2の電源からの電力を当該伝送路が送受する状態または遮断する状態のいずれかに選択的に切り替える第2の切替手段とを、当該中継装置から当該画像形成装置に対して電力を送る状態または当該画像形成装置から当該中継装置に対して電力を送る状態のいずれかに設定し、当該画像形成装置および当該中継装置にて消費される全体の電力量が当該第1の電源のみにより供給可能でなくかつ当該第2の電源のみにより供給可能でない場合には、当該第1の切替手段および当該第2の切替手段とを当該画像形成装置と当該中継装置との間の電力の送受を遮断する状態に設定する機能と
    を実現することを特徴とするプログラム。
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