JP2008245391A - 電力供給システム、管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークシステムにおける機器に対して処理に応じた電力量の供給を行う。
【解決手段】情報検出部111は、プリント指示等の受信情報の検出や、クライアント装置21a,21b,21cの動作情報の検出等を行う。また、情報検出部111は、受信信号が所定の処理を要求するものであるときには、情報蓄積部112に蓄積されている情報を基に、クライアント装置21a,21b,21cのいずれに処理を行わせるかを判断し、その結果を電源制御部113に指示送信する。処理を行わせるクライアント装置21a,21b,21cは、処理に必要な電力量を予測し、その電力量の給電を情報検出部111に要求する。情報検出部111は、情報検出部111により検出された情報やクライアント装置21a,21b,21cから取得した情報等を基にしてクライアント装置21a,21b,21cへの給電の有無や給電量を判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力供給システム、管理装置及びプログラムに関するものである。
ネットワークに接続された機器の電力消費量を管理することにより、システム全体の安定した稼働を実現可能な技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、ネットワークシステム全体の消費電力を検知しながら、消費電力があるレベルを超えないように、ネットワークシステムを制御し、安定したシステム稼働を実現するサーバ装置及びネットワークシステム並びにそれらの制御方法が開示されている。
特開2002−142385号公報
ここで、ネットワークシステムで接続されている機器が商用電源を内蔵する場合に、そのような機器が個別に商用電源を用いて稼動すると、消費電力量が多くなる。
本発明は、ネットワークシステムにおける機器に対して処理に応じた電力量の供給を行うことを目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される電力供給システムは、第1の装置と、通信線によって前記第1の装置と接続され、当該第1の装置からの指示により処理を行う第2の装置と、前記第1の装置からの指示による処理を前記第2の装置が行うのに必要な電力量を当該第1の装置に要求する要求手段と、を含み、前記第1の装置は、前記第2の装置に指示される内容及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記第1の装置が供給可能な電力量を基に、当該電力量を当該第2の装置へ供給するか否かを決定することを特徴とするものである。
また、本発明が適用される電力供給システムは、第1の装置と、通信線によって前記第1の装置と接続され、当該第1の装置からの指示により処理を行う第2の装置と、前記第1の装置からの指示による処理を前記第2の装置が行うのに必要な電力量を当該第1の装置に要求する要求手段と、を含み、前記第1の装置は、前記第2の装置に指示される内容及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記第1の装置が供給可能な電力量を基に、当該第2の装置へ供給する電力量を決定することを特徴とするものである。
ここで、前記第1の装置は、前記要求手段により要求される電力量が、前記第1の装置が供給可能な電力量を超える場合には前記第2の装置が備える内部電源の使用を指示することを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される電力供給システムは、外部からの指示により処理を行う処理装置と、前記処理装置への電力供給について決定する決定手段と、前記処理装置が外部から指示される処理を行うのに必要な電力量を前記決定手段に要求する要求手段と、電力線によって前記処理装置と接続され、前記決定手段の決定に従って当該処理装置に給電する給電手段と、を含み、前記決定手段は、前記処理装置に指示される処理及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記給電手段が供給可能な電力量を基に、当該要求される電力量を当該処理装置へ供給するか否かを決定することを特徴とするものである。
また、本発明が適用される電力供給システムは、外部からの指示により処理を行う処理装置と、前記処理装置への電力供給について決定する決定手段と、前記処理装置が外部から指示される処理を行うのに必要な電力量を前記決定手段に要求する要求手段と、電力線によって前記処理装置と接続され、前記決定手段の決定に従って当該処理装置に給電する給電手段と、を含み、前記決定手段は、前記処理装置に指示される処理及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記給電手段が供給可能な電力量を基に、当該処理装置へ供給する電力量を決定することを特徴とするものである。
ここで、前記給電手段は、電力を蓄積する蓄電装置であることを特徴とすることができる。また、前記処理装置は、外部から指示された処理に必要な電力量が供給されないときには、当該処理の開始を中止することを特徴とすることができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される管理装置は、通信線によって処理装置と接続され、当該処理装置に対して処理の指示を行う指示手段と、前記指示手段により指示された処理を行う前記処理装置から処理に必要な電力量が要求されると当該処理装置への給電について決定する決定手段と、を含み、前記決定手段は、前記処理装置に指示される内容及び/又は当該処理装置により要求される電力量を基に、当該電力量を当該処理装置へ供給するか否かを決定することを特徴とするものである。
また、本発明が適用される管理装置は、通信線によって処理装置と接続され、当該処理装置に対して処理の指示を行う指示手段と、前記指示手段により指示された処理を行う前記処理装置から処理に必要な電力量が要求されると当該処理装置への給電について決定する決定手段と、を含み、前記決定手段は、前記処理装置に指示される内容及び/又は当該処理装置により要求される電力量を基に、当該処理装置へ供給する電力量を決定することを特徴とするものである。
更にまた本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用されるプログラムは、通信線で接続される端末装置を管理する管理装置が備えるコンピュータ装置に、前記端末装置に対して処理を指示する指示機能と、前記指示機能により指示された処理に必要な電力量が前記端末装置から要求されると当該端末装置への給電の有無及び/又は給電量について決定する決定機能と、を実現させるものである。
請求項1によれば、本発明を適用しない場合と比べて、外部装置に対して処理に応じた電力量の供給が可能になる。
請求項2によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、電力供給能力に応じた電力量の供給が可能になる。
請求項3によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、電力供給能力に応じた電力供給が可能になる。
請求項4によれば、本発明を適用しない場合と比べて、処理装置から要求があった電力量を基に電力供給を行うことが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合と比べて、処理装置から要求があった電力量を基に電力供給を行うことが可能になる。
請求項6によれば、請求項4又は5に係る本発明の効果に加えて、定格電力に制限されない電力供給が可能になる。
請求項7によれば、請求項4又は5に係る本発明の効果に加えて、状況に応じて対応することが可能になる。
請求項8によれば、本発明を適用しない場合と比べて、電力供給能力に応じた電力供給が可能になる。
請求項9によれば、本発明を適用しない場合と比べて、電力供給能力に応じた電力供給が可能になる。
請求項10によれば、本発明を適用しない場合と比べて、端末装置からの電力要求に対して電力供給能力に応じた電力供給が可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電源供給システムの概略構成図である。
図1に示すように、ホスト装置(情報処理装置、コンピュータ装置)1には、所定のケーブルを介してクライアント装置(上位クライアント装置)2a,2b,2cが接続されている。また、クライアント装置2cには、所定のケーブルを介してクライアント装置(下位クライアント装置、機器)3a,3b,3cが接続されている。このように、本実施の形態では、ツリー構成型のネットワークシステムを採用している。なお、このネットワークシステムは、例えばオフィスに設置することができる。
ここで、ホスト装置1としては、例えば、コンピュータ装置やスイッチングハブ等で構成することが考えられる。また、クライアント装置2a〜2c,3a〜3cとしては、オフィス機器で構成することが考えられ、具体的には、例えば画像形成装置、プリンタ又はパソコン等であり、また、ネットワークに接続された各種の家電製品等の場合も考えられる。なお、本実施の形態では、ホスト装置1とクライアント装置2a〜2c,3a〜3cを明確に分けて説明するが、ホスト装置1がクライアント装置2a〜2c,3a〜3cを兼用する場合も考えられる。
また、ここにいう所定のケーブルとは、接続されている装置同士のデータ通信及び電力供給を行うためのものをいう。すなわち、所定のケーブルのデータ通信を行う線により、ホスト装置1とクライアント装置2a〜2cとの間及びクライアント装置2cとクライアント装置3a〜3cとの間でデータの授受が行われる。また、所定のケーブルの電力供給を行う線により、ホスト装置1はクライアント装置2a〜2cに電力を供給(給電)することが可能であり、また、クライアント装置2cはクライアント装置3a〜3cに電力を供給することが可能である。このように、本実施の形態では、データ送受信及び電力供給が可能な所定のケーブルで装置同士を接続している。言い換えると、ホスト装置1及びクライアント装置2a〜2c,3a〜3cは、上位下位の関係において給電ネットワーク接続されている。
より具体的に、ここにいう所定のケーブルには、例えば、データ通信線(通信線)Cd(図2又は図6参照)及び電力供給線(電力線)Cp(図6参照)が一対となって構成されたケーブルCA(図6参照)や、データ通信線Cd及び電力線AP(図2又は図6参照)で構成されたケーブル等が含まれる。
このケーブルCAの電力供給線Cpは、例えば36〜57Vの入力電圧で、最大で12.95Wの電力供給が可能である。このため、小電力の機器であれば、自ら電源を準備することなく動作可能である。付言すると、本実施の形態におけるクライアント装置2a〜2cとしての画像形成装置については、ケーブルCAの電力供給線Cpのほかに、AC電源が駆動用電源として準備されている。このような電力供給として、パワーオーバイーサネット(登録商標)(Power-over-Ethernet(登録商標)。以下PoEと言うことがある。)接続のような給電ネットワーク接続を介してクライアント装置2a〜2c,3a〜3cに電力の供給やデータの授受を行うIEEE802.3afという標準規格を採用することも考えられる。
また、所定のケーブルの一例として、データ通信線Cd及び電力供給線Cpが一対となって構成されたものを示しているが、データ通信線(通信線)に電力を重畳させる構成であっても本発明の効果は変わらない。
また、電力線APは、ケーブルCAの電力供給線Cpの最大電力供給量よりも多くの電力供給を行うことが可能である。
〔第1の実施の形態〕
図2は、第1の実施の形態に係るホスト装置(第1の装置、管理装置)11及びクライアント装置(第2の装置、端末装置、処理装置)21a,21b,21cの構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、ホスト装置11とクライアント装置21a,21b,21cの各々とは、データ通信線Cdで互いに接続されると共に電力線APで互いに接続されている。すなわち、ホスト装置11とクライアント装置21a,21b,21cとの間の通信を行うデータ通信線Cdと大電力の供給が可能な電力線APとを1対のケーブルで構成している。なお、データ通信線Cdとして、図6に示すケーブルCAのデータ通信線Cdを用いることも考えられる。
図2に示すように、ホスト装置11は、情報検出部(指示手段、決定手段)111と情報蓄積部112と電源制御部113と情報伝達部114とスイッチSW11,SW12,SW13とを備えている。なお、電源制御部113は、例えばCPUで構成することができ、また、情報蓄積部112は、例えばメモリで構成することができる。
また、ホスト装置11は、エネルギーアシスト部(給電手段、内部電源、内蔵電源、エネルギーアシスト装置)115とEA制御部116とを備えている。このエネルギーアシスト部115は、複数のセルで構成された蓄電池装置であり、スイッチSW11,SW12,SW13がオンになるとクライアント装置21a,21b,21cに給電するものである。
情報検出部111は、プリント指示等の受信情報を検出したり、下位のクライアント装置21a,21b,21cの動作情報(印刷指示処理情報、状態情報、電源オフ/オン情報、使用情報、復帰時間等)を検出したりする。また、情報検出部111は、受信信号が所定の処理を要求するものであるときには、情報蓄積部112に蓄積されている情報を基に、クライアント装置21a,21b,21cのいずれに処理を行わせるかを判断し、その結果を電源制御部113に指示送信する。また、情報検出部111は、情報検出部111により検出された情報やクライアント装置21a,21b,21cから取得した情報等を基にして、後述する処理に必要な給電量の要求があったクライアント装置21a,21b,21cへの給電の有無や給電量を判断する。その際に、情報検出部111は、複数のクライアント装置21a,21b,21cから給電要求があったときには、処理の内容や要求された給電量等から優先順位をつけて、優先順位の高いクライアント装置21a,21b,21cから順に給電することも考えられる。
情報蓄積部112は、プリント指示等の情報を一時的に蓄積し、また、ホスト装置11に接続されているクライアント装置21a,21b,21cの各種の情報を蓄積する。また、情報蓄積部112は、エネルギーアシスト部115の電力容量や蓄電量等の情報を蓄積する。
電源制御部113は、情報検出部111の指示によりスイッチSW11〜SW13のオンオフを切り替える。スイッチSW11について更に説明すると、電源制御部113によりスイッチSW11がオンにされると、クライアント装置21aには、エネルギーアシスト部115の電力が電力線APを通じて供給される。また、電源制御部113によりスイッチSW11がオフにされると、クライアント装置21aへの給電が遮断される。
スイッチSW12,SW13についても同様である。すなわち、電源制御部113は、スイッチSW12のオンオフ切り替えにより、ホスト装置11のエネルギーアシスト部115からクライアント装置21bへの給電を制御し、また、スイッチSW13のオンオフ切り替えにより、ホスト装置11のエネルギーアシスト部115からクライアント装置21cへの給電を制御する。
また、電源制御部113は、スイッチSW11〜SW13のいずれもオンのときに、情報検出部111からの指示に従って、3つの電力線APを介する給電量を均等にしたり、3つの電力線APを介する給電量の各々に差を設けたりするような電源制御を行う。例えば、クライアント装置21aの処理速度を高めるために、クライアント装置21aへの給電量を多くし、その代わりに、他のクライアント装置21b,21cへの給電量を少なくするという電源制御である。
情報伝達部114は、クライアント装置21a,21b,21cとの間で、データ通信線Cdを介する通信を確立するためのものであり、かつ、クライアント装置21a,21b,21c以外からのデータを授受するためのものである。
EA制御部116は、エネルギーアシスト部115の蓄電量を定期的に検出する。すなわち、エネルギーアシスト部115は、クライアント装置21a,21b,21cに給電することで蓄電量が減少する。EA制御部116は、エネルギーアシスト部115の蓄電量が所定値以下であることを検出すると、図示しない電源装置で充電する。
図2に示すように、クライアント装置21aは、電源制御部(要求手段、予測手段)211aとトリガ監視部(受け付け手段)212aとクライアント制御部213aとスイッチSW14とを備えている。また、クライアント装置21bは、電源制御部211bとトリガ監視部212bとクライアント制御部213bとを備えている。また、クライアント装置21cは、電源制御部211cとトリガ監視部212cとクライアント制御部213cとスイッチSW15とを備えている。
電源制御部211a,211b,211cの各々には、電力線APが接続され、これにより、ホスト装置11から給電可能に構成されている。また、トリガ監視部212a,212b,212cの各々には、データ通信線Cdが接続され、これにより、ホスト装置11とデータの授受可能に構成されている。
また、クライアント装置21aの電源制御部211aは、スイッチSW14のオンオフ切り替えを制御し、クライアント装置21cの電源制御部211cは、スイッチSW15のオンオフ切り替えを制御する。
クライアント装置21aの電源制御部211aは、例えばホスト装置11から動作指示があった場合に、指示された動作を行うために必要な電力量を検出する。そして、電源制御部211aは、検出した電力量に応じて、スイッチSW14をオンに切り替えるか否かを決定する。また、電源制御部211aは、ホスト装置11からの給電量を増やすことを要求するという選択をすることも考えられる。そして、電源制御部211aによる決定の内容は、トリガ監視部212a及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11に送られる。
また、電源制御部211aは、ホスト装置11から給電された電力を、必要に応じて、トリガ監視部212aとクライアント制御部213aに送る。
なお、他のクライアント装置21cの電源制御部211cは、上述したクライアント装置21aの電源制御部211aの場合と同様であり、その説明を省略する。
クライアント装置21bの電源制御部211bは、ホスト装置11から指示された動作を行うために必要な電力量を検出し、その電力量に応じて、ホスト装置11に対して給電量を増やす要求を行うことを決定する。決定された内容は、トリガ監視部212b及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11に送られる。
また、電源制御部211bは、ホスト装置11から給電された電力を、必要に応じてトリガ監視部212bとクライアント制御部213bに電力を送る。
トリガ監視部212a,212b,212cは、電源制御部211a,211b,211cからの電力により作動するものであり、給電されると、データ通信線Cdを通じたホスト装置11の情報伝達部114との間での通信の確立及び各種データの授受を行う。
クライアント制御部213a,213b,213cは、クライアント装置21a,21b,21cの各部(各装置)を制御するためのものである。例えば、電子写真方式を用いた画像形成装置の場合には、図示しない露光装置や感光体ドラム、定着装置等を駆動制御するためのものであり、例えばスキャナの場合には、スキャナの駆動機構や読み取り機構等を駆動制御するためのものである。
図3A、図3B及び図3Cは、ホスト装置11及びクライアント装置21a,21cの処理手順を示すフローチャートである。なお、ホスト装置11とクライアント装置21aとの間の処理手順及びホスト装置11とクライアント装置21cとの間の処理手順は、いずれもほぼ同じゆえ、以下ホスト装置11とクライアント装置21aとの間の処理手順について説明する。
図3A〜図3Cに示すフローチャートでは、ホスト装置11の情報伝達部114が開始信号を検出すると(ステップ101)、情報検出部111がクライアント装置21a,21b,21cのいずれに処理を行わせるかを判断する。すなわち、情報検出部111は、処理するクライアント装置を選択する(ステップ102)。例えば、カラー印刷処理要求が来たら、クライアント装置21a,21b,21cのうちカラー印刷可能な画像形成装置を選択する。また、例えば、大量の白黒印刷要求を受信したら、高速の画像形成装置を選択する。このようにジョブのカラー・白黒モードや印刷量等によって選択されるクライアント装置が変わる。
ここでは、クライアント装置21aを選択したとする。
情報検出部111は、選択結果を電源制御部113に通知する。通知を受けた電源制御部113は、それまでオフであったスイッチSW11をオンにする(ステップ103)。これにより、クライアント装置21aの電源制御部211aは、電力線APから受電する(ステップ104)。すなわち、クライアント装置21aの電源制御部211aは、電力線APから電力供給を受ける。電源制御部211aが受電を検出すると、その電力をトリガ監視部212aに送電する。送電を受けたトリガ監視部212aは、ホスト装置11の情報伝達部114との間でデータ通信線Cdを介する通信が確立するように作動する(ステップ105,106)。
そして、情報検出部111は、情報伝達部114に対し情報蓄積部112に蓄積されているプリント指示データをクライアント装置21aに送信するよう指示する。指示を受けた情報伝達部114は、データ通信線Cdを通じてクライアント装置21aのトリガ監視部212aにプリント指示データを送信する(ステップ107)。トリガ監視部212aは、プリント指示データを受信すると(ステップ108)、それを電源制御部211aに渡す。電源制御部211aは、プリントの処理に必要な電力量を予測し(ステップ109)、予測した電力量(予測結果)をトリガ監視部212a及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11の情報伝達部114に通知する(ステップ110)。
ホスト装置11では、情報伝達部114がクライアント装置21aからの通知を受領すると(ステップ111)、電源制御部113は、必要な電力量を給電可能か否かを判断する(ステップ112)。給電可能でないと判断すると、電源制御部113は、必要な電力量を供給することができない旨の通知を情報伝達部114及びデータ通信線Cdを通じてクライアント装置21aに送る(ステップ113)。その通知を受領すると(ステップ114)、電源制御部211aは、スイッチSW14をオンにした後に(ステップ115)、処理を開始する(ステップ117)。
その一方で、ステップ112において、必要な電力量をクライアント装置21aに給電可能であると判断すると、電源制御部113は、給電量を制御する(ステップ116)。すなわち、電源制御部113は、スイッチSW11から給電される電力量を制御して、要求された電力量を供給する。クライアント装置21aにおいて、必要な電力量が供給されたことを検知すると、処理を開始する(ステップ117)。
クライアント制御部213aは、プリントの処理が終了すると(ステップ118)、それを電源制御部211aに通知する。通知を受けた電源制御部211aは、スイッチSW14がオンであれば(ステップ119)、スイッチSW14をオフにする(ステップ120)。そして、電源制御部211aは、ホスト装置11から指示された処理が終了し、電源をオフにしても良いことを、トリガ監視部212a及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11の情報伝達部114に送信する(ステップ121)。
情報伝達部114が、クライアント装置21aからの処理終了の信号を受信すると(ステップ122)、情報検出部111は、電源制御部113に対して、スイッチSW11をオフにするように指示する。指示を受けた電源制御部113は、スイッチSW11をオフにし(ステップ123)、一連の処理を終了する。
図4A及び図4Bは、ホスト装置11及びクライアント装置21bの処理手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、クライアント装置21bがプリントである場合の処理手順を示している。
図4A及び図4Bに示すフローチャートでは、ホスト装置11の情報伝達部114が開始信号を検出すると(ステップ201)、情報検出部111は、処理するクライアント装置を選択する(ステップ202)。ここでは、クライアント装置21bを選択したとする。
情報検出部111は、選択結果を電源制御部113に通知し、その通知を受けた電源制御部113は、それまでオフであったスイッチSW12をオンにする(ステップ203)。これにより、クライアント装置21bの電源制御部211bは、電力線APから受電する(ステップ204)。電源制御部211bが受電を検出すると、その電力をトリガ監視部212bに送電し、トリガ監視部212bは、ホスト装置12の情報伝達部114との間でデータ通信線Cdを介する通信が確立するように作動する(ステップ205,206)。
そして、情報検出部111は、情報伝達部114に対し情報蓄積部112に蓄積されているデータをクライアント装置21bに送信するよう指示する。指示を受けた情報伝達部114は、データ通信線Cdを通じてクライアント装置21bのトリガ監視部212bにデータを送信する(ステップ207)。トリガ監視部212bは、データを受信すると(ステップ108)、それを電源制御部211bに渡す。電源制御部211bは、処理に必要な電力量を予測し(ステップ209)、予測した電力量(予測結果)をトリガ監視部212b及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11の情報伝達部114に通知する(ステップ210)。
ホスト装置11では、情報伝達部114がクライアント装置21bからの通知を受領すると(ステップ211)、電源制御部113は、必要な電力量を給電可能か否かを判断する(ステップ212)。給電可能でないと判断すると、電源制御部113は、必要な電力量を供給することができない旨の通知を情報伝達部114及びデータ通信線Cdを通じてクライアント装置21bに送る(ステップ213)。その通知を受領すると(ステップ214)、指示された処理を行わなかったことをトリガ監視部212b及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11の情報伝達部114に送信する(ステップ215)。すなわち、クライアント装置21bは、電源装置を備えていないため、指示された処理を行うために必要な電力量が供給されないと、処理を行うことができないので、処理不実行の通知を行う。なお、クライアント制御部213bは、例えば、通常の処理速度ではなく、処理速度を下げて処理を行うことも考えられる。
その一方で、ステップ212において、必要な電力量をクライアント装置21bに給電可能であると判断すると、電源制御部113は、給電量を制御する(ステップ216)。すなわち、電源制御部113は、スイッチSW12から給電される電力量を制御して、要求された電力量を供給する。クライアント装置21bにおいて、必要な電力量が供給されたことを検知すると、処理を開始する(ステップ217)。
クライアント制御部213bは、プリントの処理が終了すると(ステップ218)、それを電源制御部211bに通知する。通知を受けた電源制御部211bは、ホスト装置11から指示された処理が終了し、電源をオフにしても良いことを、トリガ監視部212b及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置11の情報伝達部114に送信する(ステップ219)。
情報伝達部114が、クライアント装置21bからの処理終了の信号を受信すると(ステップ220)、情報検出部111は、電源制御部113に対して、スイッチSW12をオフにするように指示する。指示を受けた電源制御部113は、スイッチSW12をオフにし(ステップ221)、一連の処理を終了する。
また、情報伝達部114が、クライアント装置21bからの処理不実行の通知を受信したときにも(ステップ220)、スイッチSW12がオフになり(ステップ221)、一連の処理が終了する。
図5は、複数の機器を備えるシステムの電源変換効率を説明するための図である。図5の(a)は、2つの機器の各々が有する電源を使用した場合すなわち電源を2台用いた場合(同図の(1))と、1台の電源で2つの機器に電力を供給する場合(同図の(2))と、を示すグラフであり、縦軸が電力変換に伴う損失量(W)である。また、図5の(b)は、図5の(a)における(1)及び(2)の電源変換効率を示すグラフであり、縦軸が電源変換効率(%)、横軸が負荷電力(W)である。
ここにいう電源変換効率とは、入出力される電力が変換される効率を値で表したものをいい、言い換えると、入力電力と出力電力との比率である。電源変換効率は、1以下であり、値が大きいほど効率が良く、内部の損失が少ない。
なお、本実施の形態では、クライアント装置21a,21b,21cで電力不足の有無を判断しているが、ホスト装置11側においてクライアント装置21a,21b,21cの電力不足の有無を判断するように構成することも考えられる。
図5の(a)に示すように、電源変換される際の損失として、変換損失と固定損失とがある。変換損失は、変換される電力の大きさにより変動する損失であり、また、固定損失は、変換する電力の大きさにかかわらず変換する際に常に発生する損失である。したがって、電源2台の場合(同図の(1))には、1台目の電源の変換損失1と2台目の電源の変換損失2とが発生し、かつ、1台目の電源の固定損失1と2台目の電源の固定損失2とが発生する。すなわち、2台分の固定損失が発生する。一方、電源1台の場合(同図の(2))には、変換損失は大きくなるものの、1台分の固定損失が発生するだけである。
ここで、図5の(b)に示すグラフは、直線ではなく放物線であり、したがって、電源変換効率と負荷電力とは比例しない。更に説明すると、負荷電力が小さいほど電源変換効率が良いというものではなく、また、負荷電力が大きいと電源変換効率が悪いというものでもない。負荷電力が小さいと損失の中の固定損失の割合が高くなり、電源変換効率が悪化する。したがって、負荷電力が小さい状態では、2台の電源を用いる場合よりも、1台の電源を統合して用いた方が電源変換効率が高い領域になり、好ましい。このように、電源の制御に際し、電源の台数ではなく電源の負荷電力に着目すると、損失が抑制される場合がある。
かかる観点から、本実施の形態では、ホスト装置11とクライアント装置21a,21b,21cとの間を、より多くの電力を供給する電力線APで接続し、かつ、クライアント装置21a,21b,21cは通常、ホスト装置11から電力線APを通じて給電を受けるように構成している。その一方で、スイッチSW14を備えるクライアント装置21aにおいて、電源制御部211aが、ホスト装置11からの給電では不足すると判断したときには、スイッチSW14をオンに切り替える。また、スイッチSW15を備えるクライアント装置21cにおいて、電源制御部211cが、ホスト装置11からの給電では不足すると判断したときには、スイッチSW15をオンに切り替える。このように、消費電力が少ないときには、1台の電源で複数の機器に給電する一方で、消費電力が多くなったときには、複数の電源を用いることにより、システム全体で使用する電源の数を抑制している。
〔第2の実施の形態〕
図6は、第2の実施の形態に係るホスト装置12、クライアント装置22a,22b,22c及びエネルギーアシスト装置32の構成を説明するためのブロック図である。
図6に示すように、ホスト装置12は、情報検出部(PoE情報検出部)121と情報蓄積部122と電源制御部(PoE電源制御部)123と情報伝達部124とスイッチSW21,SW22,SW23とを備えている。
情報検出部121は、プリント指示等の受信情報を検出したり、下位のクライアント装置22a,22b,22cの動作情報(印刷指示処理情報、状態情報、電源オフ/オン情報、使用情報、復帰時間等)を検出したりする。また、情報検出部121は、受信信号が所定の処理を要求するものであるときには、情報蓄積部122に蓄積されている情報を基に、クライアント装置22a,22b,22cのいずれに処理を行わせるかを判断し、その結果を電源制御部123に指示送信する。すなわち、情報検出部121は、動作情報すなわち印刷指示処理情報を解析し、クライアント装置22a,22b,22cのうち印刷モードにより最適なクライアント装置を選択する。
また、情報検出部121は、情報検出部121により検出された情報やクライアント装置22a,22b,22cから取得した情報等を基にしてクライアント装置22a,22b,22cへの給電の有無や給電量を判断する。
情報蓄積部122は、プリント指示等の情報を一時的に蓄積し、また、ホスト装置12に接続されているクライアント装置22a,22b,22cの各種の情報を蓄積する。また、情報蓄積部122は、エネルギーアシスト装置32の電力容量や蓄電量等の情報を蓄積する。
電源制御部123は、情報検出部121の指示によりスイッチSW21〜SW23のオンオフを切り替える。スイッチSW21について更に説明すると、電源制御部123によりスイッチSW21がオンにされると、クライアント装置22aには、ケーブルCAの電力供給線Cpを通じて給電される。また、電源制御部123によりスイッチSW21がオフにされると、クライアント装置22aへの給電が遮断される。
スイッチSW22,SW23についても同様である。すなわち、電源制御部123は、スイッチSW22のオンオフ切り替えにより、クライアント装置22bへの給電を制御し、また、スイッチSW23のオンオフ切り替えにより、クライアント装置22cへの給電を制御する。
また、電源制御部123は、エネルギーアシスト装置32に対してスイッチSW24,SW25,SW26のオンオフ切り替えの指示を行う。
このように、電源制御部123は、必要に応じて、ホスト装置12のスイッチSW21〜SW23及びエネルギーアシスト装置32のスイッチSW24〜SW26についてのオンオフ切り替えの制御を行う。
情報伝達部124は、クライアント装置22a,22b,22cとの間で、ケーブルCAのデータ通信線Cdを介する通信を確立して所定の通信を行うためのものであり、かつ、クライアント装置22a,22b,22c以外からのデータを授受するためのものである。
また、図6に示すように、エネルギーアシスト装置32は、EA制御部(エネルギーアシスト制御部)321とスイッチSW24,SW25,SW26とを備えている。
EA制御部321は、スイッチSW24〜SW26のオンオフ切り替えの制御を行う。言い換えると、EA制御部321は、ホスト装置12からの指示により、スイッチSW24〜SW26を切り替える。すなわち、EA制御部321によりスイッチSW24がオンにされると、クライアント装置22aは、電力線APを通じて給電される。また、EA制御部321によりスイッチSW24がオフにされると、クライアント装置22aへの給電が遮断される。
スイッチSW25,SW26についても同様である。すなわち、EA制御部321は、スイッチSW25のオンオフ切り替えにより、クライアント装置22bへの給電を制御し、また、スイッチSW26のオンオフ切り替えにより、クライアント装置22cへの給電を制御する。
更に説明すると、クライアント装置22aへの給電形態は、ホスト装置12のスイッチSW21及びエネルギーアシスト装置32のスイッチSW24のオンオフを切り替えることにより、変わる。すなわち、ケーブルCAの電力供給線Cpを通じてホスト装置12から給電される場合、電力線APを通じてエネルギーアシスト装置32から給電される場合、又は、ケーブルCAの電力供給線Cpを通じてホスト装置12から給電されると共に電力線APを通じてエネルギーアシスト装置32から給電される場合のいずれかを選択することができる。
このような給電形態の選択は、クライアント装置22aの後述するスイッチSW27のオンオフにかかわらず、行うことが可能である。したがって、クライアント装置22aは、クライアント装置22aのスイッチSW27がオフのまま、ホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32からの給電を受けることが可能である。また、クライアント装置22aは、クライアント装置22aのスイッチSW27をオンにした状態で、ホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32からの給電を受けることが可能である。
なお、他のクライアント装置22b,22cへの給電形態の選択も、上述したクライアント装置22aの場合と同様であり、その説明を省略する。付言すると、クライアント装置22a,22b,22cの各給電形態を共通させることも考えられ、また、各給電形態がそれぞれ異なるようにすることも考えられる。
また、図6に示すように、クライアント装置22aは、電源制御部221aとトリガ監視部222aとクライアント制御部223aとスイッチSW27とを備えている。また、クライアント装置22bは、電源制御部221bとトリガ監視部222bとクライアント制御部223bとを備えている。すなわち、クライアント装置22bは、クライアント装置22aのスイッチSW27のようなスイッチを備えていない。また、クライアント装置22cは、電源制御部221cとトリガ監視部222cとクライアント制御部223cとスイッチSW28とを備えている。
電源制御部221a,221b,221cの各々には、ケーブルCAの電力供給線Cp及び電力線APが接続され、これにより、ホスト装置12から給電可能に構成されている。また、トリガ監視部222a,222b,222cの各々には、データ通信線Cdが接続され、これにより、ホスト装置12とデータの授可能に構成されている。
また、クライアント装置22aの電源制御部221aは、スイッチSW27のオンオフ切り替えを制御し、クライアント装置22cの電源制御部221cは、スイッチSW28のオンオフ切り替えを制御する。
クライアント装置22aの電源制御部221aは、ホスト装置12から何らかの動作指示があると、指示された動作を行うために必要な電力量を検出する。そして、電源制御部221aは、検出した電力量に応じて、スイッチSW27をオフにしたままホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32から給電を受けるか、または、スイッチSW27をオンに切り替えると共にホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32から給電を受けるか、を決定する。電源制御部221aによる決定の内容は、トリガ監視部222a及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置12に送られる。なお、電源制御部221aは、エネルギーアシスト装置32から給電を受ける代わりにスイッチSW27をオンに切り替えるという選択も考えられる。
また、電源制御部221aは、ホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32から給電された電力やクライアント装置22aに内蔵されているAC電源からの電力を、必要に応じて、トリガ監視部222aとクライアント制御部223aに送る。
なお、他のクライアント装置22cの電源制御部221cは、上述したクライアント装置22aの電源制御部221aの場合と同様であり、その説明を省略する。
クライアント装置22bの電源制御部221bは、ホスト装置12から指示された動作を行うために必要な電力量を検出し、その電力量に応じて、ホスト装置12とエネルギーアシスト装置32のいずれか一方又は両方から給電を受けることを決定する。決定された内容は、トリガ監視部222b及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置12に送られる。
また、電源制御部221bは、ホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32から給電された電力を、必要に応じてトリガ監視部222bとクライアント制御部223bに電力を送る。
トリガ監視部222a,222b,222cは、電源制御部221a,221b,221cからの電力により作動するものであり、給電されると、データ通信線Cdを通じたホスト装置12の情報伝達部124との間での通信の確立及び各種データの授受を行う。
また、クライアント制御部223a,223b,223cは、クライアント装置22a,22b,22cの各部(各装置)を制御するためのものである。
図7A、図7B及び図7Cは、ホスト装置12及びクライアント装置22a,22b,22cの処理手順を示すフローチャートである。なお、ホスト装置12とクライアント装置22aとの間の処理手順、ホスト装置12とクライアント装置22bとの間の処理手順、及びホスト装置12とクライアント装置22cとの間の処理手順は、いずれもほぼ同じゆえ、以下ホスト装置12とクライアント装置22aとの間の処理手順について説明する。
図7A〜図7Cに示すフローチャートでは、ホスト装置11の情報伝達部124が開始信号を検出すると(ステップ301)、情報検出部121がクライアント装置22a,22b,22cのいずれに処理を行わせるかを判断する。すなわち、情報検出部121は、処理するクライアント装置を選択する(ステップ302)。ここでは、クライアント装置22aを選択したとする。
情報検出部121は、選択結果を電源制御部123に通知する。通知を受けた電源制御部123は、それまでオフであったスイッチSW21をオンにする(ステップ303)。これにより、クライアント装置22aの電源制御部221aは、ケーブルCAの電力供給線Cpから受電する(ステップ304)。すなわち、クライアント装置22aの電源制御部221aは、電力供給線Cpから電力供給を受ける。電源制御部221aが受電を検出すると、その電力をトリガ監視部222aに送電する。送電を受けたトリガ監視部222aは、ホスト装置12の情報伝達部124との間でケーブルCAのデータ通信線Cdを介する通信が確立するように作動する(ステップ305,306)。
そして、情報検出部121は、情報伝達部124に対し情報蓄積部122に蓄積されているプリント指示データをクライアント装置22aに送信するよう指示する。指示を受けた情報伝達部124は、データ通信線Cdを通じてクライアント装置22aのトリガ監視部222aにプリント指示データを送信する(ステップ307)。トリガ監視部222aは、プリント指示データを受信すると(ステップ308)、それを電源制御部221aに渡す。電源制御部221aは、プリントの処理に必要な電力量を予測し(ステップ309)、予測した電力量をトリガ監視部222a及びデータ通信線Cdを通じてホスト装置12の情報伝達部124に通知する(ステップ310)。
ホスト装置12では、情報伝達部124がクライアント装置22aからの電力量の通知を受領すると(ステップ311)、情報検出部121に要求内容を送る。情報検出部121は、必要な電力量を給電可能な否かを判断する(ステップ312)。給電可能でないと判断すると、情報検出部121は、エネルギーアシスト装置32のEA制御部321に対し、スイッチSW24をオンに切り替えることを指示し、指示を受けたEA制御部321は、スイッチSW24をオンに切り替える(ステップ313)。これにより、クライアント装置22aは、電力線APを介してエネルギーアシスト装置32から受電する。
その後、情報検出部121は、クライアント装置22aに対し、クライアント装置22aが備えるスイッチSW27をオンにするように指示する(ステップ314)。すなわち、ホスト装置12からの給電量だけでは、必要な電力量をまかなうことができないことから、電源制御部123は、クライアント装置が備えるAC電源を使用するように指示するものである。言い換えると、クライアント装置22aは、電力供給線Cpを通じた給電と電力線APを通じた給電のほかに、内蔵するAC電源からの電力を用いて処理を行う。
そして、ホスト装置12からスイッチをオンにする指示を受領すると(ステップ315)、クライアント装置22aの電源制御部221aは、スイッチSW27をオンにする(ステップ316)。これによってクライアント装置22a自身が使用する電力量が増える。
その一方で、ステップ312において、必要な電力量をクライアント装置22aに給電可能であると判断すると、情報検出部121は、電力線での給電が必要であれば(ステップ317)、上述したステップ313と同様に、EA制御部321によりスイッチSW24をオンに切り替えさせ(ステップ318)、その後に給電される電力量を制御する(ステップ319)。クライアント装置22aには、ホスト装置12から給電されていると共にエネルギーアシスト装置32からも給電されている。このようにして、要求された電力量を供給すると、ステップ320に進む。また、ステップ317において、電力線での給電が必要でなければ、ステップ320に進む。
クライアント装置22aの電源制御部221aは、必要な電力量が確保されていることを確認すると、処理を開始する(ステップ320)。なお、スイッチSW27をオンにしても、目標とする電力量に達しないときには、クライアント制御部223aが、例えば、高速で処理するのではなく、処理速度を下げて処理を行うことも考えられる。
そして、処理が終了すると(ステップ321)、電源制御部221aは、SW27がオンであればオフに切り替え(ステップ322,323)、その後、処理が終了したことをトリガ監視部222a及びデータ通信線Cdを介してホスト装置12の情報伝達部124に送信する(ステップ324)。
ホスト装置12では、情報伝達部124がクライアント装置22aから処理の終了を受信すると(ステップ325)、それを情報検出部121に送る。情報検出部121では、電源制御部123に対してスイッチSW21をオフにすることを指示し、かつ、エネルギーアシスト装置32のEA制御部321に対してスイッチSW24をオフにすることを指示する(ステップ326)。これにより、一連の処理が終了する。
このように、本実施の形態では、ホスト装置12に複数のクライアント装置22a,22b,22cが接続された場合において、ホスト装置12は、各種トリガ情報や蓄積情報・PoE情報から予測している。そして、必要なクライアントの数や待機モード及び画像形成装置における印刷速度などのパフォーマンスと、PoEのような電力線通信と更に蓄電池などのエネルギーアシスト装置32からの供給電力量を切り替え調整している。
例えば、オフィスにおいて、早朝や昼休み、夜間などの装置の稼働率が低いときには、ホスト装置12は、電力供給線Cp及び電力線APからの電力供給を停止してクライアント全体を休止状態とする。そして、プリント指示等の処理要求受信時にはクライアントの必要機器及び台数を算出して電力供給線Cpにより電力供給を行ってクライアント装置22a,22b,22cを起動してプリント等を行う。そのとき、クライアント装置22a,22b,22cの使用電力が不足することを、クライアント装置22a,22b,22c自身又はホスト装置12が検出した場合には、エネルギーアシスト装置32から電力供給を追加して対応する。
更に説明すると、エネルギーアシスト装置32からの電力供給は、ホスト装置12が蓄電部からの供給能力を加味して立ち上げ指示を受けた全数または少数に均等に供給する場合と、そのうちの1台に全電力を供給するかの判断を行うことが考えられる。更に、商用電源からの電源供給と合わせて動作させることも考えられる。具体的には、画像形成装置において画像形成装置内のデータを取り出す場合には10〜30W程度の電力で足りるので、電力供給線Cpによる電力供給で動作し、また、読み込みやファクシミリ送信時には電力供給線Cpによる電力供給から電力線APによる電力供給に切り替えて動作させ、更に印刷時などにはスイッチSW27,SW28をオンにすることにより商用電源と、ホスト装置12及び/又はエネルギーアシスト装置32とから電力を追加供給することが考えられる。クライアント装置22a,22cが用いる電力量を商用電源よりも多く確保することで、例えばウォームアップ時間が短縮されたり、通常時よりも印刷速度が速まったりする。このようにホスト装置12に接続された複数のクライアント装置22a,22b,22cの使用電力に見合った追加の電力供給をホスト装置12が制御して供給している。
〔第3の実施の形態〕
図8は、第3の実施の形態に係る装置41,42,43,44の構成を説明するためのブロック図である。
図8に示すように、装置41,42,43,44同士は、データ通信線Cdで互いに接続されると共に電力線APで互いに接続されている。すなわち、装置41,42,43,44は、データ通信線Cd及び電力線APに対して並列に接続されている。更に説明すると、データ通信線Cdは、装置41,42,43,44以外の装置とも接続されている。
図8に示すように、装置41は、電源制御部411とトリガ監視部412と装置動作制御部413と電源装置414とエネルギーアシスト部415とスイッチSW31とを備えている。また、装置42は、電源制御部421とトリガ監視部422と装置動作制御部423とスイッチSW32とを備えている。
また、装置43は、装置41と同じ構成であり、具体的には、電源制御部431とトリガ監視部432と装置動作制御部433と電源装置434とエネルギーアシスト部435とスイッチSW33とを備えている。また、装置44は、電源制御部441とトリガ監視部442と装置動作制御部443と電源装置444とスイッチSW34とを備えている。
このように、装置41,42,43,44のいずれも基本的な構成は同じであるが、装置41,43,44が電源装置414,434,444を備える点で、装置42と異なり、また、装置41,43がエネルギーアシスト部415,435を備える点で、装置42,44と異なる。
電源制御部411,421,431,441は、スイッチSW31,SW32,SW33,SW34のオンオフを切り替える。
トリガ監視部412,422,432,442は、電力線APと常に接続されており、この電力線APからの電力により作動するものであり、給電されると、データ通信線Cdを通じた他の装置41〜44との間での通信の確立及び各種データの授受を行う。
装置動作制御部413,423,433,443は、各部(各装置)を制御するためのものであり、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置の場合には、図示しない露光装置や感光体ドラム、定着装置等を駆動制御するためのものである。また、装置動作制御部413,423,433,443は、スイッチSW31,SW32,SW33,SW34がオンに切り替えられることによって電力線APから給電される。
電源装置414,434,444は、内蔵されている低圧電源(LVPS:low voltage power supply)であり、AC電源が供給されると、装置動作制御部413,433,434に給電する。また、電源装置414,434は、AC電源が供給されると、エネルギーアシスト部415,435に給電する。
エネルギーアシスト部415,435は、スイッチSW31,SW33がオンに切り替えられることにより、他の装置42,44に電力線APを介して給電する。
このように構成されている装置41,42,43,44のいずれか1台がホスト装置となる。また、このようにホスト装置として振舞う1台の装置は、一度決められると変わらないわけではなく、必要に応じて他の装置に切り替えられる場合がある。すなわち、ホスト装置は、常に固定されているのではない。
具体的に説明すると、いずれの装置をホスト装置とするかは、所定のホスト基準に用いて決定される。また、ホスト装置を他の装置に切り替えるか否かは、所定の切り替え基準を用いて決定される。ここにいう所定の切り替え基準には、供給元条件及び変更先条件が含まれている。
所定のホスト基準としては、例えば、稼働率が高いこと、電源供給能力が高いこと及び処理能力が高いことの3つすべてを満たすことである。また、所定の切り替え基準としては、例えば電源供給の余裕度に着目する場合があり、また、例えば動作モードに着目する場合もある。その一例を示すと、供給元条件としては、電力供給に余裕がないことであり、変更先条件としては、電力供給に余裕があることである(第1条件)。また、他の例を示すと、供給元条件としては、動作モードが長時間待機モードを継続していることであり、変更先条件としては、動作モードが省エネモード以外であることである(第2条件)。
例えば、装置41が所定のホスト条件を満たすとすると、装置41がホスト装置になり、他の装置42,43,44の電源制御部421,431,441及びトリガ監視部422,432,442へ待機用電力を供給する。
そして、装置41が所定の切り替え条件の供給元条件を満たさないときには、変更先条件を満たす他の装置42,43,44がホスト装置となる。
ここで、データ通信線Cd及び電力線APに対し並列に接続された装置41,42,43,44同士にて、所定の処理の指示を受けた装置41,42,43,44が処理量の多いときなど、複数の装置にて処理することにより単位時間当たりの処理能力が向上すると判断したときに、次のように制御する。すなわち、並列に接続された装置41,42,43,44へ、処理の指示を割り振るためにデータ通信線Cdからの割り振り依頼信号をトリガとして、処理の指示を受けていない他の装置41,42,43,44のスイッチSW31,SW32,SW33,SW34をオンに切り替えて起動させる。これにより、指示された処理を複数の装置41,42,43,44で処理する。
そのとき、並列処理依頼を受けた装置41,42,43,44の使用電力が不足することが予測される場合には、依頼主のエネルギーアシスト部415,435との供給可否について通信を行う。そして、供給可能と判断されると、電力不足側装置のスイッチをオンに切り替えて電力供給を追加して指示された処理を行う。
このような場合には、並列処理依頼を受けた装置同士に蓄電装置があるときには、指示された処理を行う装置に追加にて電力の転送を行うことも考えられる。これにより、商用電源容量以上の電力を使用して処理を行うことが可能になる。
ここで、上述した本実施の形態について種々の変形例が考えられる。例えば、ネットワークに接続される装置に搭載又は接続される蓄電装置への充電を、稼動状況などの条件から電力消費に余裕のある危機を選択して、電力線通信を用いてホスト装置及びクライアント装置から選択的に充電を行う。
また、ネットワークに接続された装置の入力エネルギーが断たれたときには、ネットワーク内の蓄電装置から必要機器に対して給電する。
ここで、上述した実施の形態に示す各種処理は、ホスト装置11,12の作業用メモリを用いて、情報検出部111,121にて実行されるアプリケーションプログラムで実現される。このアプリケーションプログラムは、コンピュータであるホスト装置11,12を顧客(ユーザを含む)に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、コンピュータに実行させるプログラムをコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体等にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当し、CD−ROM読取装置(図示せず)等によってプログラムが読み取られて実行される。また、これらのプログラムは、例えばプログラム伝送装置(図示せず)によってネットワークを介し、ネットワークインタフェースを経由して提供される形態がある。このプログラム伝送装置としては、例えば、ホスト装置11,12に設けられ、プログラムを格納するメモリと、ネットワークを介してプログラムを提供するプログラム伝送手段とを備えている。
本実施の形態に係る電源供給システムの概略構成図である。 第1の実施の形態に係るホスト装置及びクライアント装置の構成を説明するためのブロック図である。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 複数の機器を備えるシステムの電源変換効率を説明するための図であり、(a)の縦軸が電力変換に伴う損失量(W)であり、(b)の縦軸が電源変換効率(%)、横軸が負荷電力(W)である。 第2の実施の形態に係るホスト装置、クライアント装置及びエネルギーアシスト装置の構成を説明するためのブロック図である。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 ホスト装置及びクライアント装置の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る装置の構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
11,12,13…ホスト装置、111,121…情報検出部、112,122…情報蓄積部、113,123,211a,211b,211c,221a,221b,221c,411,421,431,441…電源制御部、114,124…情報伝達部、115,415,435…エネルギーアシスト部、116,321…EA制御部、21a,21b,21c,22a,22b,22c…クライアント装置、212a,212b,212c,222a,222b,222c,412,422,423,424…トリガ監視部、213a,213b,213c,223a,223b,223c…クライアント制御部、32…エネルギーアシスト装置、41,42,43,44…装置、413,423,433,443…装置動作制御部、414,424,434,444…電源装置、AP…電力線、CA…ケーブル、Cp…電力供給線、Cd…データ通信線、SW11,SW12,SW13,SW14,SW15,SW21,SW22,SW23,SW24,SW25,SW26,SW27,SW28…スイッチ,SW31,SW32,SW33,SW34

Claims (10)

  1. 第1の装置と、
    通信線によって前記第1の装置と接続され、当該第1の装置からの指示により処理を行う第2の装置と、
    前記第1の装置からの指示による処理を前記第2の装置が行うのに必要な電力量を当該第1の装置に要求する要求手段と、
    を含み、
    前記第1の装置は、前記第2の装置に指示される内容及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記第1の装置が供給可能な電力量を基に、当該電力量を当該第2の装置へ供給するか否かを決定することを特徴とする電力供給システム。
  2. 第1の装置と、
    通信線によって前記第1の装置と接続され、当該第1の装置からの指示により処理を行う第2の装置と、
    前記第1の装置からの指示による処理を前記第2の装置が行うのに必要な電力量を当該第1の装置に要求する要求手段と、
    を含み、
    前記第1の装置は、前記第2の装置に指示される内容及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記第1の装置が供給可能な電力量を基に、当該第2の装置へ供給する電力量を決定することを特徴とする電力供給システム。
  3. 前記第1の装置は、前記要求手段により要求される電力量が、前記第1の装置が供給可能な電力量を超える場合には前記第2の装置が備える内部電源の使用を指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給システム。
  4. 外部からの指示により処理を行う処理装置と、
    前記処理装置への電力供給について決定する決定手段と、
    前記処理装置が外部から指示される処理を行うのに必要な電力量を前記決定手段に要求する要求手段と、
    電力線によって前記処理装置と接続され、前記決定手段の決定に従って当該処理装置に給電する給電手段と、
    を含み、
    前記決定手段は、前記処理装置に指示される処理及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記給電手段が供給可能な電力量を基に、当該要求される電力量を当該処理装置へ供給するか否かを決定することを特徴とする電力供給システム。
  5. 外部からの指示により処理を行う処理装置と、
    前記処理装置への電力供給について決定する決定手段と、
    前記処理装置が外部から指示される処理を行うのに必要な電力量を前記決定手段に要求する要求手段と、
    電力線によって前記処理装置と接続され、前記決定手段の決定に従って当該処理装置に給電する給電手段と、
    を含み、
    前記決定手段は、前記処理装置に指示される処理及び/又は前記要求手段により要求される電力量と前記給電手段が供給可能な電力量を基に、当該処理装置へ供給する電力量を決定することを特徴とする電力供給システム。
  6. 前記給電手段は、電力を蓄積する蓄電装置であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電力供給システム。
  7. 前記処理装置は、外部から指示された処理に必要な電力量が供給されないときには、当該処理の開始を中止することを特徴とする請求項4又は5に記載の電力供給システム。
  8. 通信線によって処理装置と接続され、当該処理装置に対して処理の指示を行う指示手段と、
    前記指示手段により指示された処理を行う前記処理装置から処理に必要な電力量が要求されると当該処理装置への給電について決定する決定手段と、
    を含み、
    前記決定手段は、前記処理装置に指示される内容及び/又は当該処理装置により要求される電力量を基に、当該電力量を当該処理装置へ供給するか否かを決定することを特徴とする管理装置。
  9. 通信線によって処理装置と接続され、当該処理装置に対して処理の指示を行う指示手段と、
    前記指示手段により指示された処理を行う前記処理装置から処理に必要な電力量が要求されると当該処理装置への給電について決定する決定手段と、
    を含み、
    前記決定手段は、前記処理装置に指示される内容及び/又は当該処理装置により要求される電力量を基に、当該処理装置へ供給する電力量を決定することを特徴とする管理装置。
  10. 通信線で接続される端末装置を管理する管理装置が備えるコンピュータ装置に、
    前記端末装置に対して処理を指示する指示機能と、
    前記指示機能により指示された処理に必要な電力量が前記端末装置から要求されると当該端末装置への給電の有無及び/又は給電量について決定する決定機能と、
    を実現させるプログラム。
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