JP5030336B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置および半導体集積回路装置に対する試験装置の構成に関し、より特定的には、半導体集積回路装置に搭載される内部回路へ供給される電流値をテストするための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1チップ上に1つの機能を有する回路が搭載されている場合には、半導体集積回路装置の動作電流等の試験は、外部のテスタにより半導体集積回路装置において消費される電流や動作電圧等をモニタすることによりテストが行なわれていた。
【0003】
一方で、半導体集積回路装置により構成されるシステムの高速化および高機能化を目的として、1チップ上に複数の機能を有する回路群を集積化したいわゆるシステムLSI(Large Scale Integrated circuit)が多数実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したように、1チップ上に、それぞれ機能の異なる複数の内部回路が搭載されている場合、各内部回路ごとに、動作電圧が異なる場合が存在する。
【0005】
すなわち、たとえば、上記複数の内部回路のうち、ある回路は、外部から供給される電源電圧を内部電源回路により降圧した電圧によって動作する回路であったり、他の内部回路は、内部電源電圧のままの電圧で動作する回路であったりする。この場合、半導体集積回路装置の外部から単純に動作電流や動作電圧をモニタするのみでは、各機能を有する内部回路の各々の動作が正常であるか否かを正確に判定することが困難であるという問題点が存在していた。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、1チップ上に機能の異なる複数の内部回路が搭載され、かつ、内部回路によって動作電圧が異なる場合においても、各内部回路の動作を正確に評価することが可能なテスト機能を有する半導体集積回路装置を提供することである。
【0013】
請求項1記載の半導体集積回路装置は、半導体基板の主表面上に形成される半導体集積回路装置であって、主表面上に形成される複数の内部回路と、複数の内部回路に半導体集積回路装置の外部から供給される第1の外部電源電位を供給するための第1の電源配線と、複数の内部回路に半導体集積回路装置の外部から供給される第2の外部電源電位を供給するための第2の電源配線と、複数の内部回路のうち所定の内部回路と第2の電源配線との間に設けられ、第2の外部電源電位のレベルを変換して内部電源電位を所定の内部回路に供給するための内部電源回路と、半導体集積回路装置の自己試験を行うための試験回路とを備え、試験回路は、内部電源回路が所定の内部回路に供給する電流量を検知するための測定回路を含み、測定回路の検知結果を、半導体集積回路装置の外部に出力するためのデータ出力回路をさらに備え、内部電源回路は、所定の内部回路の動作時に、所定の内部回路の電源供給ノードに対して第1の電流供給能力で内部電源電位を供給するための電圧変換回路を含み、試験回路は、テスト動作時に、電源供給ノードに対して第2の電流供給能力で電源電流を供給するための基準電流発生回路をさらに含み、測定回路は、テスト動作時において、電圧変換回路を停止させて、電源供給ノードの電位レベルの変化を検出することで電流量の検知を行なう。
【0014】
請求項2記載の半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、基準電流発生回路は、基準電流発生回路からの電源電流値を半導体集積回路装置の外部から制御するための入力端子と、入力端子に与えられる信号に応じて、電源電流値を変化させるための電流発生回路とを含む。
【0015】
請求項3記載の半導体集積回路装置は、請求項2記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、電源電流値は、複数の段階にわたって変化され、測定回路は、段階的に変化する電源電流値の各々の値における電源供給ノードの電位レベルと基準電位との比較を行なうことで、電流量の検知を行なう。
【0016】
請求項4記載の半導体集積回路装置は、請求項3記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、試験回路は、前段階の電源電流値での測定回路の比較結果と現段階での電源電流値での測定回路の比較結果とをそれぞれ保持するための第1および第2の保持回路と、第1および第2の保持回路に保持された比較結果に基づいて、比較結果の変化点の検出を行なう論理回路とを含む。
【0017】
請求項5記載の半導体集積回路装置は、請求項4記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、論理回路は、第1および第2の保持回路に保持された比較結果に対して排他的論理和演算を行なう排他的論理和演算回路を含む。
【0018】
請求項6記載の半導体集積回路装置は、請求項4記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、試験回路は、複数の段階にわたって変化される電源電流値を符号化する符号化回路を含む。
【0019】
請求項7記載の半導体集積回路装置は、請求項6記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、複数の内部回路は、通常動作において半導体集積回路装置の外部から与えられたデータを格納するためのメモリ回路を含み、試験回路は、テスト動作において論理回路の検出結果に応じて、符号化された電源電流値をメモリ回路に格納するための伝達回路をさらに含む。
【0023】
請求項8記載の半導体集積回路装置は、半導体基板の主表面上に形成される半導体集積回路装置であって、主表面上に形成される複数の内部回路と、複数の内部回路に半導体集積回路装置の外部から供給される第1の外部電源電位を供給するための第1の電源配線と、複数の内部回路に半導体集積回路装置の外部から供給される第2の外部電源電位を供給するための第2の電源配線と、複数の内部回路のうち所定の内部回路と第2の電源配線との間に設けられ、所定の内部回路に対する内部電源電位の供給を制御するための内部電源供給制御回路と、半導体集積回路装置の自己試験を行うための試験回路とを備え、試験回路は、第2の電源配線から所定の内部回路に供給される電流量を検知するための測定回路を含み、測定回路の検知結果を、半導体集積回路装置の外部に出力するためのデータ出力回路をさらに備え、試験回路は、テスト動作時に、所定の内部回路の電源供給ノードに対して可変な電流供給量で電源電流を供給するための基準電流発生回路とを含み、測定回路は、テスト動作時において、内部電源供給制御回路からの電源供給ノードへの電位供給を停止させて、電源供給ノードの電位レベルの変化を検出することで電流量の検知を行なう。
【0024】
請求項9記載の半導体集積回路装置は、請求項8記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、基準電流発生回路は、所定の参照電位を生成するための参照電位発生回路と、一方端が所定電位と結合する可変抵抗と、他方端の電位と所定の参照電位との比較結果に応じて、電源電流を生成する電流源回路とを含む。
【0025】
請求項10記載の半導体集積回路装置は、請求項9記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、試験回路は、テスト動作において、電源電流値を、複数の段階にわたって変化させる試験制御回路をさらに含み、測定回路は、段階的に変化する電源電流値の各々の値における電源供給ノードの電位レベルと基準電位との比較を行なうことで、電流量の検知を行なう。
【0026】
請求項11記載の半導体集積回路装置は、請求項10記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、試験回路は、前段階の電源電流値での測定回路の比較結果と現段階での電源電流値での測定回路の比較結果とをそれぞれ保持するための第1および第2の保持回路と、第1および第2の保持回路に保持された比較結果に基づいて、比較結果の変化点の検出を行なう論理回路とを含む。
【0027】
請求項12記載の半導体集積回路装置は、請求項11記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、論理回路は、第1および第2の保持回路に保持された比較結果に対して排他的論理和演算を行なう排他的論理和演算回路を含む。
【0028】
請求項13記載の半導体集積回路装置は、請求項11記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、試験回路は、複数の段階にわたって変化される電源電流値を符号化する符号化回路を含む。
【0029】
請求項14記載の半導体集積回路装置は、請求項13記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、複数の内部回路は、通常動作において半導体集積回路装置の外部から与えられたデータを格納するためのメモリ回路を含み、試験回路は、テスト動作において論理回路の検出結果に応じて、符号化された電源電流値をメモリ回路に格納するための伝達回路をさらに含む。
【0034】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0035】
図1は、この発明の実施の形態1の半導体集積回路装置1000の回路構成を示す概略ブロック図である。
【0036】
図1を参照して、半導体集積回路装置1000は、外部からの制御信号を受取るための制御信号入力端子群10と、外部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力端子群12と、外部から外部電源電位ext.Vccを受取るための電源端子14と、外部から接地電位Vssを受けるための接地端子16と、外部制御信号入力端子群10からの信号に基づいて、半導体集積回路装置の動作を制御するためのコントロール部20と、データ入出力端子群12を介して、外部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力部30と、コントロール部20により制御され、データ入出力部30との間でのデータ授受や相互間でのデータ授受を行なって、それぞれ所定のデータ処理を行なうための内部回路100.1〜100.9と、電源端子14から各内部回路100.1〜100.9に対して、外部電源電位ext.Vccを伝達するための電源配線VCLと、接地端子16から、接地電位を各内部回路100.1〜100.9に伝達するための接地配線VSLとを備える。
【0037】
半導体集積回路装置1000は、さらに、内部回路100.4と電源配線VCLとの間に設けられ、外部電源電位ext.Vccを降圧して、内部回路100.4に供給するための内部電源回路200と、内部回路100.6と接地配線VSLとの間に設けられ、接地電位Vssを所定の電位レベルだけ上昇させて内部回路100.6に供給するための内部電源回路210と、内部回路100.8と電源配線VCLとの間に設けられ、外部電源電位ext.Vccを所定の電位レベルに変換して内部回路100.8に与えるための内部電源回路230とを備える。
【0038】
なお、図1においては、内部回路は100.1〜100.9の9個の回路群からなるものとしているが、本発明はこのような場合に限定されることなく、より多くの内部回路を含む場合や、より少ない内部回路を含む場合にも適用可能なものである。
【0039】
さらに、図1においては、内部回路100.4、100.6および100.8にのみ内部電源回路が設けられる構成となっているが、本発明はこのような場合に限定されることなく、内部電源回路200、210および230と同等の構成を有する内部電源回路が、他の内部回路に対応して設けられている構成であってもよいし、より一般的には、1つの内部回路に対して、内部電源回路200または230と、内部電源回路210とが双方設けられる構成となっていてもよい。
【0040】
図2は、図1に示した構成のうち内部電源回路200の構成を説明するための回路図である。
【0041】
内部電源回路200は、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとを受けて動作し、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間の所定の電位レベルを有する参照電位Vrefを生成するための参照電位生成回路202と、コントロール部20からの活性化信号ENに応じて活性化され、マイナス入力ノードに参照電位Vrefを受ける比較器204と、外部電源電位ext.Vccと内部ノードn200との間に設けられ、ゲートに比較器204からの出力を受けるPチャネルMOSトランジスタTP200とを備える。
【0042】
内部ノードn200は、比較器204のプラス入力ノードと結合し、この内部ノードn200の電位レベルが内部電源電位int.Vcc1として内部回路100.4に与えられる。
【0043】
図3は、図1に示した内部電源回路210の構成を説明するための回路図である。
【0044】
内部電源回路210は、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとを受けて動作し、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間の所定の電位レベルの参照電位Vref2を出力する参照電位生成回路212と、コントロール部20からの制御信号ENに応じて活性化し、プラス入力ノードに参照電位Vref2を受ける比較器214と、内部ノードn210と接地電位Vssとの間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTN210とを備える。
【0045】
トランジスタTN210のゲートは比較器214の出力を受ける。ノードn210は比較器214のマイナス入力ノードと結合し、このノードn210の電位レベルが、レベル変換された接地電位として内部回路100.6に与えられる。
【0046】
図4は、図1に示した内部電源回路230の構成を説明するための回路図である。
【0047】
図4を参照して、内部電源回路230は、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとを受けて動作し、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間の所定の電位レベルの参照電位Vref3を出力する参照電位生成回路232と、内部回路100.8の動作期間中と待機期間中の双方において、内部電源電位を生成するための電圧変換回路VDC1と、内部回路100.8の動作期間中において、内部電源電位を生成するための電圧変換回路VDC2とを備える。
【0048】
電圧変換回路VDC2は、コントロール部20からの制御信号CKEに応じて活性化され、マイナス入力ノードに参照電位Vref3を受ける比較器234と、外部電源電位ext.Vccと内部ノードn230との間に設けられ、ゲートに比較器234の出力を受けるPチャネルMOSトランジスタTP230とを備える。ノードn230は、比較器230のプラス入力ノードと結合する。
【0049】
電圧変換回路VDC1は、参照電位Vref3をマイナス入力ノードに受ける比較器236と、外部電源電位ext.Vccと内部ノードn230との間に設けられ、ゲートに比較器236の出力を受けるPチャネルMOSトランジスタTP232とを備える。ノードn230は、比較器236のプラス入力ノードとも結合する。また、トランジスタTP232のサイズ(ゲート幅)は、トランジスタTP230よりも小さいものとする。また、比較器236に対する設計パラメータは、比較器234に比べて、駆動力は小さくとも、消費電流が低くなるように設定されている。
【0050】
ノードn230に、トランジスタTP230およびTP232により供給される電位によって、寄生抵抗Cpおよび内部回路100.8とが駆動される。
【0051】
ここで、信号CKEは、内部回路100.8が非動作期間中においては非活性となる信号である。したがって、比較器236およびトランジスタTP232は、電源が供給されている期間は、常時動作しているのに対し、比較器234とトランジスタTP230とは、信号CKEの活性期間のみ動作する。
【0052】
したがって、内部回路100.8の待機期間中は、ノードn230の電位レベルを保持するために、消費電流の小さな比較器236およびトランジスタTP232のみが動作する。内部回路100.8の動作期間は、これに加えて、電流駆動力の大きな比較器234およびトランジスタTP230も動作する。このため、待機期間中においても動作電流を必要とする比較回路の消費する電流が、内部回路100.8の待機期間中において低減されるという効果がある。
【0053】
図5は、図1に示したコントロール部20およびデータ入出力部30の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0054】
コントロール部20は、制御信号入力端子10から与えられる信号に応じて、ビルトインセルフテストの開始および終了を制御するための信号ならびに、通常動作において、内部回路100.1〜100.9の動作を制御するための信号を出力する制御回路40と、制御回路40からの信号に応じてビルトインセルフテストを開始し、内部回路100.1〜100.9との間でデータの授受を行なうことにより、セルフテストを行なうためのビルトインセルフテスト回路42と、ビルトインセルフテスト回路42により制御されて、内部電源回路200、210および230の動作電流値をテストするための内部電源テスト回路50とを備える。
【0055】
内部電源テスト回路50は、ビルトインセルフテスト42からの制御に従って、内部電源回路の測定動作を制御するための測定制御部52と、測定制御部52により制御されて、各内部電源回路200、210および230の供給する電源電流値を測定するための測定部54と、測定部54から、各内部電源回路の測定結果を受取って保持するためのラッチ回路56とを備える。
【0056】
内部電源回路の動作電流の測定が終了すると、ビルトインセルフテスト回路42からの指示に従って、データ入出力部30中の出力制御部34は、ラッチ回路56に保持されたテスト結果を受取って、入出力バッファ32を介して、そのテスト結果を外部に出力する。
【0057】
出力制御部34は、通常動作においては、内部回路100.1〜100.9からの信号を受取って、それを入出力バッファ32に対して出力し、データ入出力端子12のうち所定の端子から内部回路100.1〜100.9の出力データを外部に出力する。
【0058】
以上のような構成とすることで、電源投入後のビルトインセルフテストの期間中において、内部回路に対応して設けられている内部電源回路の供給電流値に対するテスト結果を外部に出力することができる。したがって、異なる機能を有する複数の内部回路が1チップ上に設けられ、内部回路に応じて内部電源回路が設けられている場合でも、各内部回路に供給される内部電源電流値をセルフテストすることが可能となる。
【0059】
[実施の形態1の変形例]
図1に示した実施の形態1の半導体集積回路装置1000の構成においては、内部回路のうちの所定の内部回路に対して、内部電源回路200、210および230が設けられ、かつ内部回路230については、待機電流を減少させるために、内部電源電位を生成する回路を2系統有する構成となっていた。
【0060】
待機電流をさらに低減させるためには、内部回路ごとに電源配線VCLまたは接地電位VSLとの間にスイッチ回路を設ける構成とすることができる。
【0061】
図6は、このような実施の形態1の変形例の内部回路群の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0062】
図6を参照して、内部回路100.1と、電源配線VCLとの間にはスイッチ回路SW10が設けられる。内部回路100.2と接地配線VSLとの間には、スイッチ回路SW12が設けられる。
【0063】
他の内部回路についても、図6に示すように、必要に応じて内部回路と電源配線VCLとの間、または内部回路と接地配線VSLとの間にスイッチ回路が設けられている。
【0064】
対応する内部回路の非動作時には、これらスイッチ回路SW10〜SW24は、コントロール回路20の制御に応じて、遮断状態とされる。
【0065】
この結果、待機動作中の消費電力が一層低減されるという効果がある。
図7は、図6に示したスイッチ回路のうち、電源配線VCLと内部回路との間に設けられるスイッチ回路、たとえばスイッチ回路SW10の構成を説明するための回路図である。
【0066】
スイッチ回路SW10は、外部電源電位ext.Vccと内部回路との間に設けられるPチャネルMOSトランジスタTP10を備える。トランジスタTP10のゲートは、コントロール回路20から出力され、対応する内部回路が活性期間中において“L”レベルとなる信号/ENを受ける。
【0067】
図8は、内部回路と接地配線VSLとの間に設けられるスイッチ回路、たとえばスイッチ回路SW12の構成を説明するための回路図である。
【0068】
スイッチ回路SW12は、接地配線VSLと対応する内部回路との間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTN10を備える。
【0069】
トランジスタTN10のゲートは、コントロール回路20から出力され、対応する内部回路が活性期間中において“H”レベルとなる制御信号ENを受ける。
【0070】
このような構成により、より一層待機電流が低減されかつ、ビルトインセルフテスト期間中においては、内部電源回路から供給される内部電源電流値をテストすることが可能であるために、内部電源からの電源電流値が非常に大きな内部回路を有する半導体集積回路装置を不良品として排除することが可能となる。
【0071】
[実施の形態2]
図9は、本発明の実施の形態2の半導体集積回路装置2000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0072】
図1に示した実施の形態1の半導体集積回路装置1000の構成と異なる点は、内部回路と電源配線VCLとの間に設けられる内部電源回路がすべて図4に示した内部電源回路230と同様の構成を有している点である。
【0073】
さらに、内部電源回路がこのような構成を有する結果、内部電源電流テスト回路50中の測定部54の構成を、以下に説明するように簡略化することが可能となる。また、テスト動作においてテスト結果を保持するラッチ回路が、通常動作においても内部回路100.1〜100.9からのデータを格納・保持する動作を行なう構成となっている。
【0074】
図10は、実施の形態2のコントロール回路20およびデータ入出力部30の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0075】
図5に示した実施の形態1の構成と異なる点は、ラッチ回路56.1が、通常動作において、データ入出力を行なう際の出力データのラッチ回路としても機能する点である。したがって、テスト動作時には、ラッチ回路56からは内部電源回路230の供給電流値の検出を行なう測定部54からの出力が取込まれる。テスト動作時においても、測定部54からの出力は、通常のリード動作と同様に制御回路40により制御されるタイミングでラッチ回路56.1に取込まれる。
【0076】
一方、通常動作のリード動作においては、内部回路群100.1〜100.9からのデータが、制御回路40により制御されるタイミングで、ラッチ回路56.1〜56.n(n:自然数)に取込まれる。
【0077】
このように、ラッチ回路56.1を通常動作時とテスト動作時において兼用とすることで、回路構成の簡略化およびデータ入出力に要するピン数の増加を抑制することが可能となる。
【0078】
図11は、図9に示した内部電源回路230.1および、コントロール部20において、内部電源回路230.1〜230.4の動作電流値を測定するための測定部54ならびにラッチ回路56.1、出力制御部34および出力バッファ32の構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0079】
測定部54は、測定制御部52の制御に従って、内部電源回路230.1〜230.4の内部のノードn230の電位を選択的に伝達するためのマルチプレクサ541と、基準電位(Vref3)/2を生成するための基準電位発生回路542と、マルチプレクサ541を介して与えられる測定対象となる内部電源回路のノードn230の電位と基準電位(Vref3)/2とを比較するための比較器540とを備える。
【0080】
図4で説明したとおり、内部電源回路230は、待機時に動作する電圧変換部VDC1は、予めその供給可能な電流量が小さくなるように設定されている。
【0081】
したがって、対応する内部回路で生じるリーク電流が所定量よりも小さい間は、待機時用の電圧変換部VDC1の供給電流により、ノードn230の電位レベルが保持されている。
【0082】
ところが、仮に、対応する内部回路100.4に何らかの不良が発生しており、リーク電流が所定値よりも大きくなり、待機時用電圧変換部VDC1の最大電流供給能力を超えたリーク電流が発生しているときは、ノードn230から供給される内部電源電位は、参照電位Vref3のレベルを維持できなくなり、この値よりも低下する。
【0083】
したがって、測定部54は、このノードn230の電位レベルと、所定の電位レベルたとえば参照電位Vref/2とを比較器540により比較することで、規格値以上のリーク電流の発生を検出する。
【0084】
なお、図11に示した構成では、比較器540に供給される比較のための基準電位が、電位レベル(Vref3)/2であるものとしているが、基準値はこの値に限定されず、他の値でもよい。
【0085】
また、比較器540は、図11の構成においては、ノードn230の電位を入力として受け、その電位レベルを基準電位と比較する構成としているが、比較の対象は電圧でなく電流を直接比較する構成としてもよい。
【0086】
検出結果は、データ出力用のラッチ回路56.1に入力される。データ出力用のラッチ回路56.1に与えられた検出結果は、出力バッファ32.1を介して、データ入出力端子群12のうちの所定の端子12.1に出力される。
【0087】
以上のような構成により、回路規模を抑制しつつ、実施の形態1の半導体集積回路装置1000と同様の効果を奏することができる。
【0088】
[実施の形態3]
図12は、本発明の実施の形態3の半導体集積回路装置3000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0089】
図9に示した実施の形態2の半導体集積回路装置2000の構成と異なる点は、内部回路群100.1〜100.9のうち、少なくとも1つの内部回路100.1がメモリ回路である点である。そして、測定部54の測定結果が、このメモリセルアレイ240に一旦格納されて、外部に読み出される点である。
【0090】
内部回路100.1は、したがって、メモリセルアレイ240と、コントロール部20によって制御されてメモリセルアレイ240へのデータ入出力等の制御を行なうためのメモリ制御回路250とを備える。
【0091】
図13は、図12に示した半導体集積回路装置3000の構成のうち、コントロール部20およびデータ入出力部30の構成のうち、内部電源回路230.1〜230.4から内部回路100.4,100,5,100.6および100.8への供給電流量をテストするための構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0092】
図10に示した実施の形態2のコントロール部20およびデータ入出力部30の構成と異なる点は、測定部54により測定された内部電源回路の測定結果がラッチ回路56を経由して、内部回路100.1中のメモリセルアレイ250に書込まれる構成となっている点である。
【0093】
メモリセルアレイ250に格納されたテスト結果のデータは、入出力バッファ32から通常の読出動作と同様にして読出される。
【0094】
図14は、図12および図13に示した構成のうち、内部電源回路230.1、測定部54、ラッチ回路56およびメモリ制御回路250、メモリセルアレイ240の構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0095】
テスト動作期間中においては、信号CKEが“L”レベルとなって、電圧変換回路VDC2中の比較器234は非活性状態となっている。つまり、待機期間中の電流供給用の電圧変換回路VDC1のみがテスト期間中においては動作している。
【0096】
比較器540は、ノードn230の電位レベルを基準電位、たとえば、電位レベル(Vref3)/2と比較した結果を、ラッチ回路56に対して出力する。
【0097】
ラッチ回路56に保持された、内部電源回路230.1に対応する内部回路100.4のリーク電流に関係するデータは、ビルトインセルフテスト回路42によって制御されるマルチプレクサ252およびメモリ制御回路250内の書込制御回路254を介してメモリセルアレイ240に書込まれる。
【0098】
すべての内部電源回路230.1〜230.4についてこのようなテスト動作が終了した後、メモリセルアレイ240に格納されたテスト結果のデータは、メモリ制御回路250中の読出制御回路256と、バッファ回路32を介して、データ入出力端子12に対して出力される。
【0099】
なお、通常動作においては、入出力バッファ32からのデータが、マルチプレクサ252および書込制御回路254を介してメモリセルアレイ240に書込まれる。
【0100】
以上のような構成によっても、実施の形態2の半導体集積回路装置2000と同様の効果を奏することができる。
【0101】
[実施の形態4]
図15は、本発明の実施の形態4の半導体集積回路装置4000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0102】
図12に示した実施の形態3の半導体集積回路装置3000の構成と異なる点は、コントロール部20に対して、テスト端子18を介して、テスト用の参照電流が供給される構成となっている点である。さらに、後に説明するように、内部電源回路中において、待機時の動作電流を供給するための電圧変換回路VDC1の構成も異なる。
【0103】
その他の点は、実施の形態3の半導体集積回路装置3000の構成と基本的に同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0104】
図16は、図15に示した構成のうち、内部電源回路230.1および測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0105】
図16に示した構成では、内部電源回路230.1に対応した内部回路100.4のリークレベルを判定するために、待機時用の電圧変換回路VDC1の電流供給能力を利用する代わりに、テスト端子18から供給される電流値iに応じて動作する電流源の電流供給能力を利用する。
【0106】
すなわち、リーク電流を試験するためのテストモード期間中は、コントロール部20から出力される制御信号/TEが不活性状態となって、待機時用の電圧変換回路VDC1も非活性状態とされる。その代わりに、測定部54は、端子18に供給される電流iを、ノードn230に供給するためのカレントミラー回路544と、基準電位、たとえば、電位レベル(Vref3)/2を生成するための基準電位発生回路542と、ノードn230の電位レベルを基準電位(Vref3)/2と比較するための比較器540と、測定制御部52により制御されて、測定対象となる内部電源回路の内部ノード230と比較器540のプラス入力ノードとを選択的に結合するための切換回路543とを備える。
【0107】
カレントミラー回路544は、端子18と接地電位Vssとの間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTN50と、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP50およびNチャネルMOSトランジスタTN52と、外部電源電位ext.Vccと比較器540のプラス入力ノードとの間に設けられるPチャネルMOSトランジスタTP52とを備える。
【0108】
トランジスタTN50のゲートと端子18とは結合され、トランジスタTN50とトランジスタTN52のゲートは相互に結合している。
【0109】
一方、トランジスタTP50とトランジスタTN52の接続ノードは、トランジスタTP50のゲートおよびトランジスタTP52のゲートと結合されている。
【0110】
端子18を介して外部から入力された電流iは、トランジスタTN50、TN52、TP50およびTP52により構成されるカレントミラー回路544から切換回路543を経由して、測定対象となる内部電源回路のノードn230に供給される。
【0111】
たとえば、内部電源回路230.1に対応する内部回路100.4にリークがなければ、供給される電流量iでノードn230の電位レベルは維持される。
【0112】
しかしながら、内部回路100.4にリーク電流が存在する場合、そのリーク量が供給される電流量iよりも小さければ、ノードn230の電位レベルは維持されるが、逆にリーク電流が供給される電流量iよりも大きくなるとノードn230の電位レベルは低下する。
【0113】
このノードn230の電位レベルを比較器540で基準電位(Vref3)/2と比較することで、対応する内部回路のリーク状態を試験することができる。
【0114】
また、外部から入力する電流量iを変化させることで、内部回路のリーク量の大きさ自体も決定することも可能となる。
【0115】
さらに、図14のラッチ回路56の代わりに、データ変換回路546が設けられている。
【0116】
電流値iを順次変化させつつ、比較器540の出力レベルを順次メモリセルアレイ240に格納するのであれば、テスタ側からメモリセルアレイ240のデータを書込むべきメモリセルを選択するためのアドレス信号を与えつつ、データの書込を行なえばよい。この場合は、データ変換回路546としては、図14と同様に比較器540の出力を保持するラッチ回路が設けられていればよい。
【0117】
これに対して、後に説明するように、電流値iを順次変化させて、比較器540の出力レベルが変化する変化点を表すデータを符号化した上でメモリセルアレイ240に格納する場合は、データ変換器546は、ビルトインセルフテスト回路42からテスタから出力される電流値iを示す符号化データを受け取り、この符号化データをメモリセルアレイ240に対して書込む構成が必要となる。
【0118】
図17は、以上説明したように、外部から供給される電流量iにより、テスト対象となる内部回路、たとえば内部回路100.4において発生しているリーク電流量を検出する手続を説明するための概念図である。
【0119】
外部から入力される比較用の電流値iをデフォルトの値から順次変化させ、そのたびに内部ノードn230の電位レベルが維持されているかどうかを試験する。入力される電流よりも内部回路のリーク電流が小さく、内部ノードn230の電位レベルが維持されていれば、比較器540の出力は“L”レベルであり、逆にリークの方が大きく、ノードn230の電位レベルが維持できない場合は比較器540からの出力は“H”レベルとなる。
【0120】
したがって、外部から供給する電流値iを小さい側から順次試験していくこととすると、試験結果は、最初“H”レベルが出力され、電流値iの値がある値以上となった時点で“L”レベルに変化する。
【0121】
これらの結果をメモリに格納する方法としては、まず第1に、このようにして電流値iを順次変化させながらそれぞれの電流値iに対応する比較器540の比較結果を格納していくという手順を採ることが可能である。
【0122】
ただし、よりメモリに格納されるデータ量を抑制するためには、第2の方法として、比較器540の出力レベルが変化する変化点の電流値iの値を符号化し、その符号化された値をメモリに格納することも可能である。
【0123】
図17においては、現時点の比較器540の出力レベルと1段階前の比較器540の出力レベルとの排他的論理和演算を行なうことにより、変化点を検出する手順を説明している。
【0124】
電流値iがデフォルト値であるときは、論理値”1”と比較器540の出力レベルとの排他的論理和が計算される。一方、電流値iが最大値であるときは、論理値”0”と比較器540の出力レベルとの排他的論理和が計算される。
【0125】
一方、ビルトインセルフテスト回路42は、外部から与えられる電流値iが何段階目の値であるかを符号化して出力しているものとする。したがって、電流値iが16段階に変化しており、比較器540の出力レベルの変化点で、この符号化信号が、たとえば、(P3,P2,P1,P0)=(1101)であるならば、データ”1101”をメモリセルアレイ240に格納すればよい。
【0126】
図18は、電流値iを順次変化させたときに、比較器540の出力レベルの変化する点を符号化してメモリセルアレイ200に書込むためのデータ変換回路546の構成を説明する概略ブロック図である。
【0127】
上述のとおり、外部から供給される電流値iを16段階にデフォルト値から変化させる場合について説明する。
【0128】
電流値iを順次変化させつつ、比較器540の出力レベルが変化する点を探索するためには、電流値iが1段階前のレベルであったときの比較器540の比較結果と、電流値iの現段階における比較器540の比較データが存在する必要がある。
【0129】
したがって、データ変換回路546は、第1のラッチ回路5460と、第2のラッチ回路5462と、比較器540からの出力を電流値iのレベルが変わるごとに交互に第1のラッチ回路5460と第2のラッチ回路5462に書き込むための切替回路5464とを備える。すなわち、切替回路5464は、この2つのラッチ回路5460および5462に対して、比較結果データをインタリーブしながら格納していく。ただし、最初の比較データが得られる際に、第1のラッチ回路5460には、強制的に“H”レベルが格納されており、第2のラッチ回路5462に電流値iのデフォルト値に対する比較結果のデータが格納されるとする。
【0130】
このように2つのラッチ回路5460および5462に格納されたデータは、排他的論理和演算回路5466により、排他的論理和演算が行なわれる。排他的論理和演算回路5466が、順次排他的論理和演算を行なっていくうちに、その論理レベルが変化した時点で、トランスファーゲート5468が活性状態とされる。
【0131】
一方、ラッチ回路5470は、ビルトインセルフテスト回路42から出力されている、現段階での電流値iの段階を示す符号化された信号を格納する。トランスファーゲート5468は、ラッチ回路5470からの出力を受けて、排他的論理和演算回路5466の出力レベルは活性状態となった時点で、ラッチ回路5470に格納されているデータをメモリセルアレイ240に対して出力する。
【0132】
16段階に電流値iを変化させて測定する場合は、4ビットの信号の組合せで電流値iのレベルを識別することができる。したがって、メモリセルアレイ240にはこの4ビットのみを格納すればよい。
【0133】
もしも、デフォルト値の電流値iに対して、排他的論理和演算回路5466の出力レベルが“H”レベルとなっているのであれば、テスト対象となっている内部電源回路に対応した内部回路はリーク電流の少ない回路であるといえる。
【0134】
逆に、電流値iが最終段階となるまで、排他的論理和演算回路5466の出力レベルが“L”レベルに変化しないのであれば、テスト対象となっている内部電源回路に対応する内部回路のリーク電流は非常に大きいということになる。
【0135】
[実施の形態4の変形例1]
実施の形態4においては、内部電源回路から対応する内部回路に供給される電流値の大きさを試験するにあたり、端子18を介して、外部テスタから比較用の参照電流iが与えられる構成となっていた。
【0136】
実施の形態4の変形例においては、この基準電流自体を測定部54内で発生させる構成となっている。
【0137】
図19は、実施の形態4の変形例の内部電源回路230.1および測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0138】
すなわち、図19に示した構成では、図16に示した構成と比較して、測定部54は、内部参照電流発生回路548を備え、カレントミラー回路544は、この内部参照電流発生回路548から出力される電流値iを、内部ノードn230に供給する。
【0139】
図19を参照して、内部参照電流発生回路548は、電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間に直列接続される抵抗体R1およびR2と、抵抗体R1および抵抗体R2の接続ノードの電位Vref4をマイナス入力ノードに受け、信号TEの活性化に応じて活性化される比較器5480と、内部ノードn548と電源電位ext.Vccとの間に設けられ、ゲートに比較器5480の出力レベルを受けるPチャネルMOSトランジスタTP548と、ノードn548と接地電位Vssとの間に接続され、ビルトインセルフテスト回路42から出力される制御信号に応じてその抵抗値を変化させることが可能な可変抵抗R3と、カレントミラー回路544のトランジスタTN50のドレインと電源電位ext.Vccとの間に設けられ、ゲートに比較器5480の出力を受けるPチャネルMOSトランジスタTP550とを備える。ノードn548は比較器5480のプラス入力ノードと結合している。
【0140】
内部参照電流発生回路548は、このような構成を有する結果、トランジスタTP550のドレインからは電流値i=Vref4/R3の電流値が出力されることになる。
【0141】
すなわち、参照電流値iは、ビルトインセルフテスト回路42からの信号により可変抵抗R3の抵抗値を変化させることで複数段階のレベルに変化する。
【0142】
図20は、ビルトインセルフテスト回路42から出力される符号出力の例を示す概念図である。
【0143】
ここでは、ビルトインセルフテスト回路42から4ビットの信号が発生され、16段階の参照電流を表現しているものとする。
【0144】
順次参照電流の電流値iを変化させ、前段階の比較結果と排他的論理和を取ることで、レベルの変化点を抽出する。
【0145】
この抽出ポイントにおけるビット信号がリーク電流の大きさを表わす。したがって、そのビットの組合せを、図18に示したのと同様の回路構成によりメモリセルアレイ240へ書込むこととする。
【0146】
[実施の形態4の変形例2]
以上の説明では、内部回路と電源配線VCLとの間に内部電源回路230と同様の内部電源回路が設けられる構成について説明した。
【0147】
しかしながら、参照電流値iが外部から供給される場合や、あるいは測定部54内で参照電流値iが発生される場合には、内部電源回路230の代わりに、電源配線VCLと内部回路との間にスイッチ回路、たとえば、図6に示したスイッチ回路SW20が設けられている場合もテストすることが可能である。
【0148】
図21は、このような場合において、内部回路のリーク電流をテストする回路構成を説明する図である。
【0149】
内部電源回路230の代わりにスイッチ回路SW20が設けられている点を除いては、図19に示した構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0150】
図22は、図21で説明したように、電源配線VCLと内部回路との間にスイッチ回路SW16が設けられる構成に加えて、さらに内部回路と接地配線VSLとの間にもスイッチ回路、たとえば、図6に示したスイッチ回路SW18が設けられている場合のリーク電流を測定するための構成を説明する概略ブロック図である。
【0151】
図21の場合と同様に、リーク電流測定時には、スイッチ回路SW16あるいはSW18のトランジスタをオフ状態とすることで、内部回路100.5に対して参照電流のみを供給する。この場合のノードn230の電位レベルを測定することで、リーク電流の大きさを判定することができる。
【0152】
テスト動作時に電源配線側と接地配線側のリークを個別に測定できるように、電源配線VCL側のスイッチSW16のトランジスタを制御するための論理ゲートLG1と、接地配線VSL側のスイッチ回路SW18を制御するための論理ゲートLG2とが設けられている。
【0153】
論理ゲートLG1は、コントロール部20から出力される信号/CKEおよび/TE1がともに“L”レベルとなる場合に“L”レベルの信号を出力する。
【0154】
一方、論理ゲートLG2は、コントロール回路20から出力される信号CKEおよび信号TE2がともに“H”レベルである場合に“H”レベルとなる信号を出力する。
【0155】
[実施の形態5]
図23は、複数の半導体集積回路装置5000.1〜5000.12をボード300上に実装し、一括してテストを行なう場合の構成を説明する概念図である。
【0156】
なお、複数の半導体集積回路装置を一括してテストする方法としては、このようにボード上に複数個実装するばかりでなく、ウェハ状態でのテストを行なうための冶具であるウェハカードによって、同時にテストする構成としてもよい。
【0157】
これらの場合、複数のチップには、ボード(またはウェハカード)上の電源線302から共通に電源電位レベルが供給されている。また、複数のチップには、ボード(またはウェハカード)上の接地線304から共通に接地レベルが供給され、ボード(またはウェハカード)上の信号線306により制御信号やデータ信号が伝達されている。ボード300へは外部テスタ(図示せず)から、インタフェース部310を介して、電源電位の供給、制御信号の供給およびデータ信号の授受が行なわれる。
【0158】
ここで、複数のチップのうちで異常リークを示すチップがあると、その影響を受けてこの電源線302の電位レベルも変動し、他のチップの測定を正確に行なうことができなくなる可能性がある。
【0159】
図24は、図23において、ボード300上に実装されている複数の半導体集積回路装置5000.1〜5000.12のうち、半導体集積回路装置5000.1のコントロール部20中の測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。他の半導体集積回路装置5000.2〜5000.12の構成も、半導体集積回路装置5000.1の構成と同様である。
【0160】
ここで、半導体集積回路装置5000.1の構成は、基本的には、図12に示した半導体集積回路装置3000の構成と同様であるものとする。
【0161】
ただし、図12〜図14で説明した半導体集積回路装置3000の構成とは、以下の点で異なる。
【0162】
i)図12に示した半導体集積回路装置3000の構成では、内部電源回路のうち、電源配線VCLと内部回路との間に設けられる内部電源回路は、図14に示すような電圧変換回路VDC1とVDC2の双方を備える構成となっていた。
【0163】
これに対して、半導体集積回路装置5000.1では、内部電源回路としては、たとえば、図2に示した内部電源回路200のように電圧変換回路が1系統設けられる構成であってもよい。
【0164】
したがって、後に説明するように、半導体集積回路装置5000.1では、測定部54から、内部電源回路の動作電流値を測定するための電流iが供給される。
【0165】
ii)ただし、内部電源回路の各々には、動作電流の測定結果により、対応する内部回路のリーク電流が大きいと判定された場合、コントロール回路20からの活性化信号CKEと関わりなく、電源配線VCLから内部電源回路への電流供給を停止させるための構成が設けられる。
【0166】
iii)図13および図14では、測定対象となる内部電源回路に対して測定部54が行なった測定の結果は、ラッチ回路56に格納されたのち、メモリセルアレイ240に格納される。したがって、ラッチ回路56は、1つの内部電源回路に対する測定結果を格納する容量があればよい。
【0167】
これに対して、半導体集積回路装置5000.1は、測定対象となる内部電源回路ごとに、その動作電流の測定結果を個別に格納できるラッチ回路が設けられている。この個別のラッチ回路に格納されたデータに基づいて、上述したような、電源配線VCLから内部電源回路への電流供給を停止させる機能が実現される。
【0168】
図24は、半導体集積回路装置5000.1の測定部54、データ保持回路57および内部電源回路220の構成を抜き出して説明するための概略ブロック図である。
【0169】
図24に示すように、半導体集積回路装置5000.1においては、データ保持回路57および内部電源回路220が設けられることで、ボード上(あるいはウェハカード上)に、異常リークがあるチップへの電源供給を自動的に停止することが可能となる。
【0170】
図24を参照して、上述のとおり、測定部54から、測定対象となる内部電源回路220の動作電流値を測定するための電流iが供給される。このために、コントロール部20中の測定部54の構成は、基本的に、図19に示した構成と同様である。
【0171】
したがって、図19に示した測定部54と同一部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。ただし、図19においては、内部参照電流発生回路548内の抵抗体R3の値は、ビルトインセルフテスト回路42により、順次その値を変化させていく構成であった。図24においては、抵抗体R3の値は、ビルトインセルフテスト回路42により所定の値に固定されるものとする。あるいは、抵抗体R3は、可変抵抗ではなく、固定値の抵抗を有する抵抗体であってもよい。
【0172】
データ保持回路57は、測定部54中の比較器540からの出力レベルを保持する。すなわち、データ保持回路57は、測定制御部52からの信号に基づいて、選択的に比較器540の出力を伝達する切換回路572と、測定対象となる内部電源回路にそれぞれ対応して設けられ、測定制御部52からのテストモード期間中であることを示す信号TEに応じて活性化されるラッチ回路574.1〜574.m(m:自然数)とを備える。ラッチ回路574.1〜574.mは、初期的には、その保持データが”H”とされており、テストモード期間中は、対応する内部電源回路に対するテスト結果を保持して、それぞれ対応する内部電源回路に対して、テスト結果のデータを出力する。なお、ラッチ回路574.1〜574.mは、メモリセルアレイ240に書き込まれ、テスト終了後に読み出される。
【0173】
内部電源回路220には、ラッチ回路574.1〜574.mのうちの対応するラッチ回路574.mの電位レベルに応じて、内部電源回路内の比較器204への活性化信号CKEの伝達を制御するためのNAND回路222が設けられる。ラッチ回路574.1〜574.m中のデータは、通常動作時は“H”レベルに設定され、信号CKEの活性化に応じて、チップ活性化時には電圧変換回路VDC中の比較器204を動作状態としている。
【0174】
ところが、テスト動作中においては、リーク電流の異常を検出するとラッチ回路574.1〜574.m中の保持レベルは“L”レベルに設定される。これにより、信号CKEのレベルにかかわりなく、比較器202は、常に非活性状態となる。これによって、トランジスタTP200が遮断状態となり、内部回路100.8への電源供給が停止されるので、異常のあった内部回路と外部電源とを完全に分離することが可能となる。
【0175】
なお、図24においては、複数の内部電源回路のそれぞれに対応して、ラッチ回路574.1〜574.mが設けられ、個別に内部電源回路と電源配線VCLとの接続を遮断する構成としたが、半導体集積回路装置5000.1内に内部電源回路が1つだけ設けられている場合は、ラッチ回路574.1のみを設け、切換回路572を省略することも可能である。
【0176】
また、半導体集積回路装置5000.1内に内部電源回路が複数個設けられている場合において、いずれか1つの内部電源回路の動作電流が所定値を超えている場合は、その半導体集積回路装置5000.1内の全ての内部電源回路と電源配線VCLとの接続を遮断する構成とすることも可能である。その場合も、ラッチ回路574.1のみを設け、切換回路572を省略することも可能である。このときは、ラッチ回路574.1の出力が全ての内部電源回路内のAND回路222の一方入力ノードに与えられる。
【0177】
[実施の形態5の変形例]
図25は、実施の形態5の変形例であって、内部回路100.8と、電源配線VCLとの間にスイッチSW100が挿入されている場合の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0178】
図24の構成と異なる点は、電圧変換回路VDCの代わりに、スイッチ回路SW100が設けられる構成となっている点である。
【0179】
リーク電流を測定する際には、スイッチ回路SW100中のトランジスタTP10を遮断状態とすることで、参照電流iのみが内部回路100.8に供給される。リーク電流の大きさを測定した結果、所定値以上にリーク電流が大きいと確認されると、ラッチ回路574.m中に保持されるデータが“L”レベルとなるので、信号CKEの反転信号/CLEのレベルとかかわりなく、スイッチSW100は常に遮断状態となる。
【0180】
したがって、このリーク電流に異常のある内部回路100.8が、他チップの測定結果に影響を与えることがない。
【0181】
[実施の形態6]
図26は、実施の形態6として、内部回路の動作電流値の検出回路を測定部54ではなく、ボード上(もしくはウェハカード上)に配置する場合の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0182】
すなわち、図23に示したボード300の構成に比べると、図26に示したボード400は、半導体集積回路6000.1〜6000.12の各々と電源配線302との間に、測定回路64が設けられる構成となっている。
【0183】
図27は、測定回路64とこれに接続される半導体集積回路装置6000.1の構成を一部抜き出して示す概略ブロック図である。
【0184】
図25に示した構成とは、以下の点で異なる。
図25では、測定部54は、半導体集積回路装置5000.1内に設けられていたのに対し、図27では、測定回路64は、半導体集積回路装置6000.1の外部のボード上に設けられている。
【0185】
したがって、図25中のスイッチ回路SW100の代わりに設けられるスイッチ回路SW200中のPチャネルMOSトランジスタTP10は、半導体集積回路装置6000.1の電源端子14および電源配線VCLを介して、内部回路100.8と結合している。
【0186】
また、比較回路540のプラス入力ノードは、カレントミラー回路544の出力と直接結合している。端子14を介しては、複数の内部回路のうちの1つと選択的に結合することができないからである。
【0187】
さらに、参照電流発生回路548の比較器5480およびラッチ回路56を制御する信号TEは、外部テスタから与えられる。ラッチ回路56は、半導体集積回路装置6000.1全体についての動作電流値のテスト結果を格納する。
【0188】
その他の構成は、図25に示した構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0189】
このような構成とすることで、複数の半導体集積回路装置を一括してテストする際に、動作電流の異常な内部回路を有する半導体集積回路装置が、電源配線302から遮断されるので、他の半導体集積回路装置に対する測定結果に影響を与えることがない。
【0190】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0191】
【発明の効果】
請求項1〜2および8〜9記載の半導体集積回路装置は、セルフテストの期間中において、内部回路に対応して設けられている内部電源回路の供給電流値に対するテスト結果を外部に出力することができる。したがって、異なる機能を有する複数の内部回路が1チップ上に設けられ、内部回路に応じて内部電源回路が設けられている場合でも、各内部回路に供給される内部電源電流値をセルフテストすることが可能となる。
【0192】
請求項3〜7記載の半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の奏する効果に加えて、各内部回路に供給される電流値に対する情報を外部に出力することが可能である。
【0193】
請求項10〜14記載の半導体集積回路装置は、請求項8記載の半導体集積回路装置の奏する効果に加えて、各内部回路に供給される電流値についても自己試験することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体集積回路装置1000の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示した構成のうち内部電源回路200の構成を説明するための回路図である。
【図3】 図1に示した内部電源回路210の構成を説明するための回路図である。
【図4】 図1に示した内部電源回路230の構成を説明するための回路図である。
【図5】 図1に示したコントロール部20およびデータ入出力部30の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図6】 実施の形態1の変形例の内部回路群の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図7】 図6に示したスイッチ回路のうち、電源配線VCLと内部回路との間に設けられるスイッチ回路SW10の構成を説明するための回路図である。
【図8】 内部回路と接地配線VSLとの間に設けられるスイッチ回路SW12の構成を説明するための回路図である。
【図9】 実施の形態2の半導体集積回路装置2000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図10】 実施の形態2のコントロール回路20およびデータ入出力部30の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図11】 内部電源回路230.1、測定部54ならびにラッチ回路56.1および出力バッファ32の構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図12】 実施の形態3の半導体集積回路装置3000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図13】 内部電源回路230.1等から内部回路100.4等への供給電流量をテストするための構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図14】 内部電源回路230.1、測定部54、ラッチ回路56およびメモリ制御回路250、メモリセルアレイ240の構成を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図15】 実施の形態4の半導体集積回路装置4000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図16】 図15に示した構成のうち、内部電源回路230.1および測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図17】 テスト対象となる内部回路、たとえば内部回路100.4において発生しているリーク電流量を検出する手続を説明するための概念図である。
【図18】 データ変換回路546の構成を説明する概略ブロック図である。
【図19】 実施の形態4の変形例の内部電源回路230.1および測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図20】 ビルトインセルフテスト回路42から出力される符号出力の例を示す概念図である。
【図21】 内部回路のリーク電流をテストする回路構成を説明する図である。
【図22】 リーク電流を測定するための構成を説明する概略ブロック図である。
【図23】 複数の半導体集積回路装置をボード300上に実装し、一括してテストを行なう場合の構成を説明する概念図である。
【図24】 半導体集積回路装置5000.1のコントロール部20中の測定部54の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図25】 実施の形態5の変形例の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図26】 実施の形態6のボード400の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図27】 測定回路64とこれに接続される半導体集積回路装置6000.1の構成を一部抜き出して示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 制御信号入力端子群、12 データ入出力端子群、14 電源端子、16 接地端子、20 コントロール部、30 データ入出力部、32 入出力バッファ、34 出力制御部、40 制御回路、42 ビルトインセルフテスト回路、50 内部電源テスト回路、52 測定制御部、54 測定部、56 ラッチ回路、64 測定回路、100.1〜100.9 内部回路、VCL 電源配線、VSL 接地配線、200,210,230 内部電源回路、202,212,232 参照電位生成回路、204,214、234,236,540 比較器、300,400 ボード、541 マルチプレクサ、542 基準電位発生回路、543 切換回路、544 カレントミラー回路、546 データ変換回路、VDC1,VDC2 電圧変換回路、5460,5462 ラッチ回路、1000,2000,3000,4000,5000.1〜5000.12,6000.1〜6000.12 半導体集積回路装置。
Claims (14)
- 半導体基板の主表面上に形成される半導体集積回路装置であって、
前記主表面上に形成される複数の内部回路と、
前記複数の内部回路に前記半導体集積回路装置の外部から供給される第1の外部電源電位を供給するための第1の電源配線と、
前記複数の内部回路に前記半導体集積回路装置の外部から供給される第2の外部電源電位を供給するための第2の電源配線と、
前記複数の内部回路のうち所定の内部回路と前記第2の電源配線との間に設けられ、前記第2の外部電源電位のレベルを変換して内部電源電位を前記所定の内部回路に供給するための内部電源回路と、
前記半導体集積回路装置の自己試験を行うための試験回路とを備え、
前記試験回路は、前記内部電源回路が前記所定の内部回路に供給する電流量を検知するための測定回路を含み、
前記測定回路の検知結果を、前記半導体集積回路装置の外部に出力するためのデータ出力回路をさらに備え、
前記内部電源回路は、
前記所定の内部回路の動作時に、前記所定の内部回路の電源供給ノードに対して第1の電流供給能力で前記内部電源電位を供給するための電圧変換回路を含み、
前記試験回路は、
テスト動作時に、前記電源供給ノードに対して第2の電流供給能力で電源電流を供給するための基準電流発生回路をさらに含み、
前記測定回路は、前記テスト動作時において、前記電圧変換回路を停止させて、前記電源供給ノードの電位レベルの変化を検出することで前記電流量の検知を行なう、半導体集積回路装置。 - 前記基準電流発生回路は、
前記基準電流発生回路からの前記電源電流値を前記半導体集積回路装置の外部から制御するための入力端子と、
前記入力端子に与えられる信号に応じて、前記電源電流値を変化させるための電流発生回路とを含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。 - 前記電源電流値は、複数の段階にわたって変化され、
前記測定回路は、段階的に変化する前記電源電流値の各々の値における前記電源供給ノードの電位レベルと基準電位との比較を行なうことで、前記電流量の検知を行なう、請求項2記載の半導体集積回路装置。 - 前記試験回路は、
前段階の電源電流値での前記測定回路の比較結果と現段階での電源電流値での前記測定回路の比較結果とをそれぞれ保持するための第1および第2の保持回路と、
前記第1および第2の保持回路に保持された比較結果に基づいて、前記比較結果の変化点の検出を行なう論理回路とを含む、請求項3記載の半導体集積回路装置。 - 前記論理回路は、
前記第1および第2の保持回路に保持された比較結果に対して排他的論理和演算を行なう排他的論理和演算回路を含む、請求項4記載の半導体集積回路装置。 - 前記試験回路は、
前記複数の段階にわたって変化される前記電源電流値を符号化する符号化回路を含む、請求項4記載の半導体集積回路装置。 - 前記複数の内部回路は、通常動作において前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータを格納するためのメモリ回路を含み、
前記試験回路は、テスト動作において前記論理回路の検出結果に応じて、前記符号化された前記電源電流値を前記メモリ回路に格納するための伝達回路をさらに含む、請求項6記載の半導体集積回路装置。 - 半導体基板の主表面上に形成される半導体集積回路装置であって、
前記主表面上に形成される複数の内部回路と、
前記複数の内部回路に前記半導体集積回路装置の外部から供給される第1の外部電源電位を供給するための第1の電源配線と、
前記複数の内部回路に前記半導体集積回路装置の外部から供給される第2の外部電源電位を供給するための第2の電源配線と、
前記複数の内部回路のうち所定の内部回路と前記第2の電源配線との間に設けられ、前記所定の内部回路に対する内部電源電位の供給を制御するための内部電源供給制御回路と、
前記半導体集積回路装置の自己試験を行うための試験回路とを備え、
前記試験回路は、前記第2の電源配線から前記所定の内部回路に供給される電流量を検知するための測定回路を含み、
前記測定回路の検知結果を、前記半導体集積回路装置の外部に出力するためのデータ出力回路をさらに備え、
前記試験回路は、
テスト動作時に、前記所定の内部回路の電源供給ノードに対して可変な電流供給量で電源電流を供給するための基準電流発生回路とを含み、
前記測定回路は、前記テスト動作時において、前記内部電源供給制御回路からの前記電源供給ノードへの電位供給を停止させて、前記電源供給ノードの電位レベルの変化を検出することで前記電流量の検知を行なう、半導体集積回路装置。 - 前記基準電流発生回路は、
所定の参照電位を生成するための参照電位発生回路と、
一方端が所定電位と結合する可変抵抗と、
前記他方端の電位と前記所定の参照電位との比較結果に応じて、前記電源電流を生成する電流源回路とを含む、請求項8記載の半導体集積回路装置。 - 前記試験回路は、
前記テスト動作において、前記電源電流値を複数の段階にわたって変化させる試験制御回路をさらに含み、
前記測定回路は、段階的に変化する前記電源電流値の各々の値における前記電源供給ノードの電位レベルと基準電位との比較を行なうことで、前記電流量の検知を行なう、請求項9記載の半導体集積回路装置。 - 前記試験回路は、
前段階の電源電流値での前記測定回路の比較結果と現段階での電源電流値での前記測定回路の比較結果とをそれぞれ保持するための第1および第2の保持回路と、
前記第1および第2の保持回路に保持された比較結果に基づいて、前記比較結果の変化点の検出を行なう論理回路とを含む、請求項10記載の半導体集積回路装置。 - 前記論理回路は、
前記第1および第2の保持回路に保持された比較結果に対して排他的論理和演算を行なう排他的論理和演算回路を含む、請求項11記載の半導体集積回路装置。 - 前記試験回路は、
前記複数の段階にわたって変化される前記電源電流値を符号化する符号化回路を含む、請求項11記載の半導体集積回路装置。 - 前記複数の内部回路は、通常動作において前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータを格納するためのメモリ回路を含み、
前記試験回路は、テスト動作において前記論理回路の検出結果に応じて、前記符号化された前記電源電流値を前記メモリ回路に格納するための伝達回路をさらに含む、請求項13記載の半導体集積回路装置。
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