JP5028371B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子のオプティカルブラック領域からの出力信号を基準として有効画素領域からの出力信号を補正するOBクランプ処理を備えた撮影装置に関するものである。
CCD型イメージセンサ等の固体撮像素子は、被写体光を受光する有効画素領域と、被写体光が入射しないように遮光されたオプティカルブラック領域(以下、OB領域という)とを備えている。このOB領域は、有効画素領域からの出力信号を補正するための基準(以下、黒基準レベルという)を求めるために用いられる。この黒基準レベルの算出及び補正処理は、OBクランプ回路と称される回路で行われる。
OBクランプ回路では、ブランキング期間においてOB領域からの出力信号(暗電流信号)を平均して黒基準レベルを算出し、有効画素領域からの出力期間では、各受光素子からの出力信号から黒基準レベルを差し引く。このようなOBクランプ処理には、1水平走査ごとに行うラインクランプ処理と、1フレームごとに行うフレームクランプ処理とがあり、いずれかが行われている。
OB領域に欠陥画素(以下、OB領域の欠陥画素をOB欠陥画素という)があると、OBクランプ処理時に、OB欠陥画素の存在によって黒基準レベルが真の黒基準レベルからずれてしまう。これによりOBクランプ処理が行われる有効画素領域の出力信号は、本来の黒基準レベルよりも余分に減算され、その結果、画像として輝度値が変化(黒側に沈む)してしまう。ラインクランプ処理の場合には、OB欠陥画素を含む水平ラインの輝度値が黒側に沈み、筋状となるという問題が発生する。また、ラインクランプ処理の場合には、各水平ラインに対応するOB領域中の画素数が少ないため、OB欠陥画素の影響が大きいといった問題がある。
また、CCD型イメージセンサでは、垂直転送路の欠陥等が起因し、欠陥画素が垂直転送路に沿って垂直方向に延びた、いわゆる線キズが生じることがある。このような線キズがOB領域に生じた場合には、その線キズに対応するすべての水平ラインの画像の輝度値が変動するため、特に影響が大きい。
このようなOB欠陥画素による画像劣化を低減するために、例えば、特許文献1に記載の信号処理装置では、OBクランプ処理の前にメディアンフィルタ処理を行うことにより、OB欠陥画素の補正を行っている。また、特許文献2に記載のイメージセンサは、MOS型であり、有効画素領域とOB領域とに属する同一水平ラインの各受光素子のリセット端を電位平均化ラインで共通に接続することにより、出力信号のレベルを安定化している。
特開2004−350104号公報 特開2001−285572号公報
しかしながら、特許文献1に記載の信号処理装置は、OB欠陥画素の補正を行うために、フィルタ処理回路を別途設ける必要があり、製造コストが高いといった問題がある。また、特許文献2に記載のイメージセンサは、電位平均化ラインを設けるために、画素構成を既存のものから変更する必要があり、また、この画素構成は、MOS型イメージセンサにしか適用することができないといった問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、特別な構成を必要とせず、OB欠陥画素による画像劣化を容易に低減することができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮影装置は、有効画素領域及び光学的黒領域に、露光時間がそれぞれ独立に制御可能な第1受光素子群と第2受光素子群とが配され、前記第1及び第2受光素子群の一方が高感度、他方が低感度に設定される固体撮像素子と、前記光学的黒領域の欠陥画素情報を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された欠陥画素情報を参照して、前記光学的黒領域内の前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とに存在する欠陥画素数の割合を判定し、前記第1及び第2受光素子群のうち、該欠陥画素の多い受光素子群を低感度、該欠陥画素の少ない受光素子群を高感度と設定して前記固体撮像素子を駆動する駆動制御手段と、前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、前記光学的黒領域からの出力信号の平均値を基準として、前記有効画素領域からの出力信号を補正するクランプ手段と、前記クランプ手段からの出力信号を取得し、前記第1受光素子群に対応する信号と前記第2受光素子群に対応する信号とを画素ごとに加算して画像データを生成する画像処理手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記第1及び第2受光素子群は、列方向及び行方向に沿って配列され、前記第1受光素子群は偶数列に配置された受光素子群、前記第2受光素子群は奇数列に配置された受光素子群であって、前記クランプ手段は、前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、1行単位で前記補正処理を行うことが好ましい。
また、前記第1及び第2受光素子群は、前記有効画素領域にカラーフィルタを備え、前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、前記カラーフィルタの色配列はベイヤー配列であることが好ましい。
また、前記第1及び第2受光素子群の受光素子の配列は、全体としてハニカム配列であることが好ましい。また、前記第1及び第2受光素子群の受光素子の配列は、全体として正方格子配列であることも好ましい。
また、前記固体撮像素子は、CCD型イメージセンサであることが好ましい。
本発明の撮影装置は、OB欠陥画素の多い受光素子群を低感度側に設定することにより、OB欠陥画素の影響を抑制するものであるので、特別な構成を必要とせず、OB欠陥画素による画像劣化を容易に低減することができる。
(第1実施形態)
図1において、デジタルカメラ10には、撮影レンズ11が組み込まれており、撮影レンズ11の結像位置にCCD型イメージセンサ(以下、CCDという)12が配設されている。CCD12は、操作部13の操作に応答してCPU14により制御されるタイミングジェネレータ(TG)15によって駆動される。
CCD12の撮像面(半導体基板の表面)には、図2に示すように、有効画素領域30及びOB領域31がそれぞれ設けられている。有効画素領域30は、被写体光を光電変換して画像信号を生成する領域である。OB領域31は、有効画素領域30の側方に隣接して配置された領域であり、被写体光が入射しないようにアルミ遮光膜32によって遮光されている。OB領域31は、有効画素領域30の左右に配置されるが、簡略化のため、一方にのみ図示している。
有効画素領域30及びOB領域31では、同一サイズの受光素子が、列方向(Y方向)及び行方向(X方向)に沿って配列されている。有効画素領域30の受光素子は、カラー画像信号を検出するために、その上方に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)で示すカラーフィルタを有する。
受光素子32a,33a,34a(一部にのみ符号を付している。)は、偶数列に配列されている。受光素子32aは赤色光を受光し、受光素子33aは緑色光を受光し、受光素子34aは青色光を受光する。一方、受光素子32b,33b,34b(斜線のハッチングを施した受光素子であり、一部にのみ符号を付している。)は、奇数列に配列されている。受光素子32bは赤色光を受光し、受光素子33bは緑色光を受光し、受光素子34bは青色光を受光する。
偶数列には、受光素子32aと受光素子33aとが交互に配列された第1列と、受光素子33aと受光素子34aとが交互に配列された第2列とが行方向に交互に配列されており、偶数列全体としてのカラーフィルタの色配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。同様に、奇数列には、受光素子32bと受光素子33bとが交互に配列された第1列と、受光素子33bと受光素子34bとが交互に配列された第2列とが行方向に交互に配列されており、奇数列全体としてのカラーフィルタの色配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。この偶数列の受光素子と奇数列の受光素子は、互いに配列ピッチの1/2だけ列方向にずれた位置に配列されており、全体として受光素子の配列は、いわゆるハニカム配列となっている。このように、有効画素領域30は、2つのベイヤー配列のカラーフィルタを有する受光素子が合成された、いわゆるダブルベイヤー配列となっている。
OB領域31に含まれる受光素子35は、アルミ遮光膜32により遮光されており、カラーフィルタによる区別がないため、それらの配列は、有効画素領域30の受光素子全体としての配列と同一のハニカム配列となっている。
有効画素領域30の各受光素子で受光され、光電変換により生成された信号電荷は、矢印で示すように各受光素子の読み出しゲート部を介して、列方向に延在する垂直転送部36(一部にのみ符号を付している。)に読み出された後、列方向に転送されて水平転送部37に移送される。垂直転送部36は、半導体基板に設けられ、列方向に延在する垂直転送チャネル(図示せず)と、垂直転送チャネルの上層に形成された複数本の垂直転送電極38〜41(一部にのみ符号を付している。)とを含んでいる。垂直転送電極38〜41は、それぞれ行方向に電気的に接続されている。垂直転送チャネルは、垂直転送電極38〜41によって、信号電荷が蓄積され、転送される領域が区分される。これらの垂直転送電極38〜41に、TG15から4相の垂直転送パルスが印加されることにより、垂直転送チャネル内で電荷が列方向に転送される。
有効画素領域30の各受光素子から垂直転送部36への信号電荷の読み出しは、垂直転送電極38に印加される第1相の垂直転送パルスと、垂直転送電極40に印加される第3相の垂直転送パルスとに、読み出しパルスを重畳させることによって行う。したがって、有効画素領域30では、偶数列の受光素子群は、第1相の垂直転送パルスに重畳された読み出しパルスにより読み出され、奇数列の受光素子群は、第3相の垂直転送パルスに重畳された読み出しパルスにより読み出されることになるため、偶数列の受光素子群の読み出しタイミングと、奇数列の受光素子群の読み出しタイミングとを独立に制御することができる。
垂直転送部36は、OB領域31にも同様に設けられている。垂直転送電極38〜41は、行方向に関して、有効画素領域30とOB領域31とで電気的に接続されている。したがって、OB領域31でも同様に、偶数列の受光素子群の読み出しタイミングと、奇数列の受光素子群(斜線のハッチングを施した受光素子)の読み出しタイミングとが独立して制御される。
水平転送部37は、垂直転送部36から転送される電荷を行方向に転送するものであり、水平転送チャネル及び水平転送電極(いずれも図示せず)を含む。水平転送電極には、TG15から2相の水平転送パルスが印加され、垂直転送部36から転送された1行分の信号電荷が出力部42に転送される。1行分の信号電荷とは、有効画素領域30及びOB領域31における偶数列の受光素子群の1行分の信号電荷、あるいは奇数列の受光素子群の1行分の信号電荷であり、それぞれ独立して水平転送部37に転送されて水平転送が行われる。すなわち、ハッチングを施した受光素子からの信号電荷と、ハッチングを施していない受光素子からの信号電荷とは、別々に水平転送される。
出力部42は、フローティングディフュージョンアンプにより構成されており、水平転送部37から転送された信号電荷を電圧信号(以下、画素信号という)に変換して出力する。
また、CCD12は、有効画素領域30及びOB領域31の各受光素子に蓄積された電荷を掃き出すためのオーバーフロードレイン(以下、OFDという)領域(図示せず)を有している。OFD電極端子(図示せず)にOFDパルスを印加すると、各受光素子に蓄積された電荷が半導体基板に掃き出される。このOFD電極端子には、操作部13に含まれるレリーズボタンの操作に応答して所定のタイミングでOFDパルスが印加され、受光素子の電荷の蓄積開始時間が制御される。
TG13は、図3に示すようにCCD12を駆動する。同図(A)は、偶数列の受光素子群の電荷蓄積動作を示し、同図(B)は、奇数列の受光素子群の電荷蓄積動作を示す。まず、OFDパルスを印加し、各受光素子の電荷を排出することにより露光を開始する。次いで、所定時間δが経過した後、垂直転送電極38に読み出しパルスを印加することにより、偶数列の受光素子に蓄積された電荷を垂直転送部36に読み出す。そして、所定時間δが経過した後、OFDパルスを印加して各受光素子の電荷を排出し、さらに所定時間δが経過した後、垂直転送電極40に読み出しパルスを印加して、奇数列の受光素子に蓄積された電荷を垂直転送部36に読み出す。この後、各信号を、垂直転送部36を介して水平転送部37に電荷を転送し、出力部42を介して画素信号を出力させる。なお、受光素子の配列は、前述したようにハニカム配列であり、偶数列は偶数行に位置し、奇数列は奇数行に位置するため、偶数列の受光素子の電荷と奇数列の受光素子の電荷とは、1行ずつ別々に水平転送される。
同図(A),(B)において斜線のハッチングを施した領域が垂直転送電極38に読み出される蓄積電荷を示している。このように、偶数列の受光素子の露光時間はδ、奇数列の受光素子の露光時間はδであり、タイミングを調整することにより、偶数行と奇数行とで受光素子の露光時間を独立して変化させることができる。すなわち、偶数行と奇数行とで受光素子の感度を変化させることができる。同図(A),(B)では、奇数行の受光素子の感度を偶数行の受光素子の感度より低下させているが、当然、その逆とすることも可能である。
図1において、CDS/AGC回路16は、CCD12から出力された画素信号に対して、相関二重サンプリング(CDS)を施してノイズを抑制し、その後、信号量に応じて利得を変える自動ゲイン補正(AGC)を行う。
OBクランプ回路17は、CDS/AGC回路16から出力される出力信号について、受光素子の1行ごとにOBクランプ処理を行う。具体的には、1行分(偶数行または奇数行)の出力信号のうち、OB領域31に対応する信号(暗電流信号)を平均して黒基準レベルを算出し、有効画素領域30に対応する信号(有効画素信号)から該黒基準レベルを減算する。
A/D変換器18は、OBクランプ回路17によりOBクランプ処理が施された有効画素信号をデジタル化してデジタル信号処理部(DSP)19に入力する。
DSP19は、A/D変換器18から入力されたデジタル信号に対して、偶数行の受光素子に対応する信号と奇数行の受光素子に対応する信号とを対応する画素ごとに加算する加算処理を行う他、欠陥画素補正処理、同時化処理、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、Y/C変換処理などの画像処理を施して、画像データを生成する。この加算処理により、高感度の受光素子からの画素信号と低感度の受光素子からの画素信号が加算されることになるため、ダイナミックレンジが拡大される。この高感度の受光素子の画素信号と低感度の受光素子の画素信号との加算によりダイナミックレンジを拡大する技術は、特開平9−191099号公報や特開2005−72966により知られている。
圧縮伸長処理回路20は、DSP19で得られたY/Cデータに対して圧縮処理を施すとともに、メディアインターフェース21を介して記録メディア22から得られた圧縮画像データに対して伸長処理を施す。表示部23は、液晶ディスプレイなどからなり、DSP19から出力されたY/Cデータに基づく画像を表示する。また、表示部23は、記録メディア22に記録された圧縮画像データを伸長処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。
メモリ24は、例えばフラッシュメモリであり、CCD12の欠陥画素情報が記録されている。この欠陥画素情報は、CCD12の製造後の検査工程で取得されたものであり、メモリ24に予め記録されている。この欠陥画素情報には、DSP19による欠陥画素補正処理に用いられる有効画素領域30の欠陥画素情報の他、OB領域31の欠陥画素情報が含まれている。
CPU14は、OB領域31の欠陥画素(OB欠陥画素)の位置情報に応じて、CCD12の読み出し動作の変更を行う。図4のフローチャートに沿って、その読み出し動作の変更処理について説明する。CPU14は、メモリ24から欠陥画素情報を読み出し、OB欠陥画素の位置情報を取得する。次いで、CPU14は、OB欠陥画素が偶数列と奇数列とのいずれに多く存在しているかを判定する。そして、CPU14は、OB欠陥画素が多く存在する受光素子の列を低感度、OB欠陥画素が少ない受光素子の列を高感度とするように、読み出しパルス及びOFDパルスのタイミングを設定して、CCD12を動作させる。例えば、OB欠陥画素が奇数列に多く存在する場合には、図3に示すように、読み出しパルス及びOFDパルスのタイミングを設定し、垂直転送電極40で読み出される奇数列の受光素子を低感度側に設定する。
この結果、低感度側に設定された受光素子の列は、OB欠陥画素を多く含むため、OBクランプ回路17にて算出される黒基準レベルが高くなる傾向にあるが、この黒基準レベルは低感度側の画素信号の補正に用いられるため、DSP19による加算処理(低感度側と高感度側の画素信号の加算処理)後の画像への影響が軽減される。
このように、CCD12は、従来のインターライン転送方式のCCD型イメージセンサと同一の構成であるため、本発明の制御方法を適用することで、低コストで、かつ容易にOB欠陥画素による画像劣化を低減することができる。
本発明は、特に、OB欠陥画素がY方向に延在した線キズである場合に顕著な効果を有する。図5(A)に示すように、OB領域31のある画素を起点として、垂直転送方向に延在するように線キズが生じた場合には、従来のCCDの制御方法では、図5(B)に示すように、OBクランプ処理(ラインクランプ処理)で算出される黒基準レベルは、線キズの影響を受けて変動するため、図5(C)に示すように、OBクランプ処理後の画像は、線キズに対応した領域の輝度値が黒側に大きく沈んでしまう。これに対して、本発明の制御方法では、有効画素領域30及びOB領域31の偶数列と奇数列とを別々にOBクランプ処理し、OB欠陥画素を多く含む画素列を低感度側に設定して合成するものであるため、OB欠陥画素が線キズの場合には、線キズを含む画素列(偶数列または奇数列)が一括して低感度側に設定されることになり、画像劣化(黒沈み)が効果的に低減される。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、CCD12として、受光素子が全体としてハニカム配列となったものを用いたが、受光素子が全体として正方格子配列となったものを用いてもよい。
図6において、第2実施形態のCCD50には、有効画素領域51及びOB領域52が設けられている。OB領域52は、有効画素領域51の側方に隣接して配置されており、被写体光が入射しないようにアルミ遮光膜53によって遮光されている。OB領域52は、有効画素領域51の左右に配置されるが、簡略化のため、一方にのみ図示している。
有効画素領域51及びOB領域52では、同一サイズの受光素子が、列方向(Y方向)及び行方向(X方向)に沿って正方格子状に配列されている。有効画素領域51の受光素子は、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)で示すカラーフィルタを有する。
受光素子54a,55a,56aは、偶数列に配列されている。受光素子54aは赤色光を受光し、受光素子55aは緑色光を受光し、受光素子56aは青色光を受光する。一方、受光素子54b,55b,56bは、奇数列に配列されている。受光素子54bは赤色光を受光し、受光素子55bは緑色光を受光し、受光素子56bは青色光を受光する。
偶数列には、受光素子54aと受光素子55aとが交互に配列された第1列と、受光素子55aと受光素子56aとが交互に配列された第2列とが行方向に交互に配列されており、偶数列全体としてのカラーフィルタの色配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。同様に、奇数列には、受光素子54bと受光素子55bとが交互に配列された第1列と、受光素子55bと受光素子56bとが交互に配列された第2列とが行方向に交互に配列されており、奇数列全体としてのカラーフィルタの色配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。このように、有効画素領域51は、2つのベイヤー配列のカラーフィルタを有する受光素子が合成された、いわゆるダブルベイヤー配列となっている。
OB領域52に含まれる受光素子57は、アルミ遮光膜53により遮光されており、カラーフィルタによる区別がないため、それらの配列は、有効画素領域51の受光素子全体としての配列と同一の正方格子配列となっている。
有効画素領域51の各受光素子で受光され、光電変換により生成された信号電荷は、矢印で示すように各受光素子の読み出しゲート部を介して、列方向に延在する垂直転送部58(一部にのみ符号を付している。)に読み出された後、列方向に転送されて水平転送部59に移送される。垂直転送部58は、半導体基板に設けられ、列方向に延在する垂直転送チャネル(図示せず)と、垂直転送チャネルの上層に形成された複数本の垂直転送電極60〜63(一部にのみ符号を付している。)とを含んでいる。垂直転送電極60〜63は、それぞれ行方向に電気的に接続されている。垂直転送チャネルは、垂直転送電極60〜63によって、信号電荷が蓄積され、転送される領域が区分される。これらの垂直転送電極60〜63に、TG15から4相の垂直転送パルスが印加されることにより、垂直転送チャネルの電荷が列方向に転送される。
有効画素領域51の各受光素子から垂直転送部58への信号電荷の読み出しは、垂直転送電極61に印加される第2相の垂直転送パルスと、垂直転送電極62に印加される第3相の垂直転送パルスとに、読み出しパルスを重畳させることによって行う。したがって、有効画素領域51では、偶数列の受光素子群は、第2相の垂直転送パルスに重畳された読み出しパルスにより読み出され、奇数列の受光素子群は、第3相の垂直転送パルスに重畳された読み出しパルスにより読み出されることになるため、偶数列の受光素子群の読み出しタイミングと、奇数列の受光素子群の読み出しタイミングとを独立に制御することができる。
垂直転送部58は、OB領域52にも同様に設けられている。垂直転送電極60〜63は、行方向に関して、有効画素領域51とOB領域52とで電気的に接続されている。したがって、OB領域52でも同様に、偶数列の受光素子群の読み出しタイミングと、奇数列の受光素子群(斜線のハッチングを施した受光素子)の読み出しタイミングとが独立して制御される。
垂直転送部58の終端には、偶数列と奇数列とで電気的に独立したゲート電極64a,64bが設けられている。ゲート電極64aは、偶数列の垂直転送部58の終端に設けられており、ゲート電極64bは、奇数列の垂直転送部58の終端に設けられている。ゲート電極64a,64bには、TG15より、1水平走査ごとに交互に転送パルスが印加される。これにより、偶数列の垂直転送部58の電荷と、奇数列の垂直転送部58の電荷とが、1水平走査ごとに交互に水平転送部59に送られ、水平転送部59は、送られた電荷を出力部65に向けて水平転送する。
出力部65は、第1実施形態と同一の構成であり、水平転送部59から転送された信号電荷を電圧信号に変換して出力する。CCD50は、第1実施形態と同様に、有効画素領域51及びOB領域52の各受光素子に蓄積された電荷を掃き出すためのオーバーフロードレイン領域を有している。
CCD50は、第1実施形態と同様に、読み出しパルス及びOFDパルスのタイミングを制御することにより、偶数行と奇数行とで受光素子の露光時間を独立して変化させることができる。すなわち、偶数行と奇数行とで受光素子の感度を変化させることができる。
CCD50を組み込んだデジタルカメラの構成及び作用は、第1実施形態と同様であり、OB欠陥画素が多く存在する受光素子の列を低感度、OB欠陥画素が少ない受光素子の列を高感度とするように、読み出しパルス及びOFDパルスのタイミングを設定して、CCD50を動作させることにより、前述のように、OB欠陥画素による画像劣化を低減することができる。
なお、上記実施形態では、固体撮像素子としてCCD型イメージセンサを例に挙げて説明しているが、本発明は、偶数列の受光素子と奇数列の受光素子の露光時間を独立して変化させることができる構成であれば、MOS型イメージセンサ等にも適用可能である。
本発明の第1実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 CCDの構成を示す概略平面図である。 CCDの動作説明図である。 CCDの制御方法を説明するフローチャートである。 線キズによる画像劣化を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態のCCDを示す概略平面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 CCD型イメージセンサ(固体撮像素子)
14 CPU(駆動制御手段)
15 TG
17 OBクランプ回路(クランプ手段)
19 画像処理回路(画像処理手段)
24 メモリ(記憶手段)
30 有効画素領域
31 OB領域
32a〜34a 受光素子
32b〜34b 受光素子
35 受光素子
38〜41 垂直転送電極
51 有効画素領域
52 OB領域
54a〜56a 受光素子
54b〜56b 受光素子
57 受光素子
60〜63 垂直転送電極
64a,64b ゲート電極

Claims (6)

  1. 有効画素領域及び光学的黒領域に、露光時間がそれぞれ独立に制御可能な第1受光素子群と第2受光素子群とが配され、前記第1及び第2受光素子群の一方が高感度、他方が低感度に設定される固体撮像素子と、
    前記光学的黒領域の欠陥画素情報を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された欠陥画素情報を参照して、前記光学的黒領域内の前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とに存在する欠陥画素数の割合を判定し、前記第1及び第2受光素子群のうち、該欠陥画素の多い受光素子群を低感度、該欠陥画素の少ない受光素子群を高感度と設定して前記固体撮像素子を駆動する駆動制御手段と、
    前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、前記光学的黒領域からの出力信号の平均値を基準として、前記有効画素領域からの出力信号を補正するクランプ手段と、
    前記クランプ手段からの出力信号を取得し、前記第1受光素子群に対応する信号と前記第2受光素子群に対応する信号とを画素ごとに加算して画像データを生成する画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1及び第2受光素子群は、列方向及び行方向に沿って配列され、前記第1受光素子群は偶数列に配置された受光素子群、前記第2受光素子群は奇数列に配置された受光素子群であって、
    前記クランプ手段は、前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、1行単位で前記補正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記第1及び第2受光素子群は、前記有効画素領域にカラーフィルタを備え、前記第1受光素子群と前記第2受光素子群とのそれぞれについて、前記カラーフィルタの色配列はベイヤー配列であることを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記第1及び第2受光素子群の受光素子の配列は、全体としてハニカム配列であることを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記第1及び第2受光素子群の受光素子の配列は、全体として正方格子配列であることを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  6. 前記固体撮像素子は、CCD型イメージセンサであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の撮影装置。
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