JP5256084B2 - 撮像装置及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置としては、カラー画像を生成するため、固体撮像素子などのイメージセンサを備えている。固体撮像素子は、被写体を2次元画像の画素毎に検出するため、半導体基板上に複数の光電変換部が、カラーフィルタのR,G,Bに対応付けられて行方向及び列方向に所定の配列パターンで設けられている。
一般的に、撮影により得られるカラー画像の画質を最適にするため、ベイヤー配列とよばれる配列パターンでR、G、Bの各色に対応付けられた複数の光電変換部を配列する構成が知られている。また、R、G、Bの各色に加えて、透明又はカラーフィルタを設けていない位置に対応する光電変換部を設けることで、色成分と輝度成分とを取得し、広いダイナミックレンジを有する撮像装置が提案されている。
特願2007−32144号 特開2002−84548号公報
ところで、固体撮像素子を備えた撮像装置は、高感度撮影時など、各画素で生成される信号電荷量を転送する際に、他の画素と加算する処理が行われるものがある。こうすると、感度は改善される一方で、各画素を全て同じように転送方向に隣り合う画素ごとに加算するため画像における転送方向のコントラストが低下してしまう点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ダイナミックレンジが広く、また、画素加算に起因するコントラストの低下を抑制することができる撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1)入射光の輝度成分を検出する第1の画素部と入射光の色成分を検出する第2の画素部とが半導体基板表面に行方向及び列方向に配列された固体撮像素子を備えた撮像装置であって、
前記第2の画素部は、R(赤色)を検出する画素部、G(緑色)を検出する画素部、B(青色)を検出する画素部を含み、
前記第2の画素部のうち少なくとも1色に対応する画素出力同士を加算し、前記第2の画素出力同士を加算する方向に対して直交するように前記第1の画素部同士を加算する加算制御部を備えている撮像装置。
(2)前記第2の画素部のうち緑色に対応する画素出力同士を加算する(1)に記載の撮像装置。
(3)前記加算制御部は、電荷転送部を制御し、加算を行う(1)又は(2)に記載の撮像装置。
(4)前記第1の画素部と前記第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ前記行方向及び前記列方向にずれた位置に配列されている(1)から(3)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(5)前記第2の画素部のうち同じ色の画素出力同士を、前記列方向に2画素加算する(1)から(4)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(6)前記第2の画素部が、R(赤色),G(緑色),B(青色)のベイヤー配列である(1)から(5)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(7)前記第2の画素部から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも前記第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求める信号処理部を備える(1)から(6)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(8)前記信号処理部が、少なくとも前記第1の画素部の信号を含む画素情報より生成された輝度成分に少なくとも前記第2の画素部のうちG画素の信号の高周波成分を加えることで輝度情報を求める(1)から(7)のいずれか1つに記載の撮像装置。
(9)入射光の輝度成分を検出する第1の画素部と入射光の色成分を検出する第2の画素部とが半導体基板表面に行方向及び列方向に配列された固体撮像素子を備えた撮像装置の駆動方法であって、
前記第2の画素部は、R(赤色)を検出する画素部、G(緑色)を検出する画素部、B(青色)を検出する画素部を含み、
前記第2の画素部のうち少なくとも1色に対応する画素出力同士を加算し、前記第2の画素出力同士を加算する方向に対して直交するように前記第1の画素部同士を加算する加算制御部を備えている撮像装置の駆動方法。
(10)前記第2の画素部のうち緑色に対応する画素出力同士を加算する(9)に記載の撮像装置の駆動方法。
(11)電荷転送部を制御し、加算を行う(9)又は(10)に記載の撮像装置の駆動方法。
(12)前記第1の画素部と前記第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ前記行方向及び前記列方向にずれた位置に配列されている(9)から(11)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(13)前記第2の画素部のうち同じ色の画素出力同士を、前記列方向に2画素加算する(9)から(12)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(14)前記第2の画素部が、R(赤色),G(緑色),B(青色)のベイヤー配列である(9)から(13)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(15)前記第2の画素部から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも前記第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求める(9)から(14)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
(16)少なくとも前記第1の画素部の信号を含む画素情報より生成された輝度成分に少なくとも前記第2の画素部のうちG画素の信号の高周波成分を加えることで輝度情報を求める(9)から(15)のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
本発明に係る撮像装置は、固体撮像素子の半導体基板表面の行方向及び列方向に輝度成分を検出する第1の画素部と色成分を検出する第2の画素部とが配列され、第2の画素部の画素出力同士を加算する方向と、第1の画素部の画素出力同士を加算する方向とが、互いに直交するように駆動される。一般に、画素加算を行うと一定面積における画素の信号電荷が積分演算されることで加算方向に対してコントラストが低下してしまうが、色成分と輝度成分とを互いに直交する方向で画素加算することで、加算する方向におけるコントラストの低下を抑えることができる。例えば、第2の画素部のうちG(緑色)の画素を垂直転送部の延設された方向と等しい列方向に画素加算し、第1の画素部の画素出力同士を列方向に直交する行方向に画素加算すれば、色情報と輝度情報との両方に基づいて画像を作成することでダイナミックレンジを拡大することができるうえ、コントラストの低下も抑えることができる。
第1の画素部と第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ行方向及び列方向にずれた位置に配列されている構成とすれば、輝度画素のサンプリング間隔を小さくすることができ、解像度をより一層高くすることができる。
第2の画素部から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求める構成とすれば、解像度に大きく寄与する輝度画素とG画素がそれぞれ、加算する方向が直交しており、これら画素の高周波成分に基づいて輝度情報を求めることでコントラストの低下を抑えることができる。
本発明によれば、ダイナミックレンジが広く、また、画素加算に起因するコントラストの低下を抑制することができる撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供できる。
本発明にかかる撮像装置の概略構成を示す図である。 固体撮像素子の構成を説明する平面模式図である。 固体撮像素子における画素加算を説明する平面模式図である。 R,G,B画素とW画素に基づいて輝度情報を求める制御ブロック図である。 固体撮像素子の他の構成を説明する回路図である。 固体撮像素子の他の構成において、信号電荷の加算を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる撮像装置の概略構成を示す図である。なお、本実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルカメラの構成を用いて説明する。図1の撮像装置100は、撮像部10と、アナログ信号処理部102と、A/D変換部103と、駆動部104と、ストロボ105と、デジタル信号処理部106と、圧縮/伸張処理部107と、表示部108と、システム制御部109と、内部メモリ110と、メディアインタフェース111と、記録メディア112と、操作部113とを備える。デジタル信号処理部106、圧縮/伸張処理部107、表示部108、システム制御部109、内部メモリ110、及びメディアインタフェース111は、システムバス114に接続されている。
撮像部10は、撮影レンズ等の光学系及び後述する固体撮像素子によって被写体の撮影を行うものであり、アナログの撮像信号を出力する。撮像部10には、固体撮像素子への光の入射の遮断制御を行うメカニカルシャッタも含まれている。アナログ信号処理部102は、撮像部10で得られた撮像信号に所定のアナログ信号処理を施す。A/D変換部103は、アナログ信号処理部102で処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部103の出力は、いわゆるRAW画像データとしてデジタル信号処理部106に送られる。RAW画像データは、撮像部10からの撮像信号の形式のままデジタル化したデジタル画像データである。
撮影に際しては、駆動部104を介して光学系、メカニカルシャッタ、及び固体撮像素子の制御が行われる。固体撮像素子は、操作部113の一部であるレリーズボタン(図示せず)の操作による2段レリーズスイッチ(図示せず)のオンを契機として、所定のタイミングで、駆動部104に含まれるタイミングジェネレータ(図1ではTGと記載)からの駆動信号によって駆動される。駆動部104は、システム制御部109によって所定の駆動信号を出力する。
デジタル信号処理部106は、A/D変換部3からのデジタル画像データに対して、操作部113によって設定された動作モードに応じたデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理部106が行う処理には、黒レベル補正処理(OB処理)、リニアマトリクス補正処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、画像合成処理、同時化処理、及びY/C変換処理等が含まれる。デジタル信号処理部106は、例えばDSPで構成される。
圧縮/伸張処理部107は、デジタル信号処理部106で得られたY/Cデータに対して圧縮処理を施すとともに、記録メディア112から得られた圧縮画像データに対して伸張処理を施す。
表示部108は、例えばLCD表示装置を含んで構成され、撮影されてデジタル信号処理を経た画像データに基づく画像を表示する。記録メディア112に記録された圧縮画像データを伸張処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。また、撮影時のスルー画像、デジタルカメラの各種状態、操作に関する情報の表示等も可能である。
内部メモリ110は、例えばDRAMであり、デジタル信号処理部106やシステム制御部109のワークメモリとして利用される他、記録メディアに112に記録される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリや表示部108への表示画像データのバッファメモリとしても利用される。メディアインタフェース111は、メモリカード等の記録メディア112との間のデータの入出力を行うものである。
システム制御部109は、所定のプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、撮影動作を含むデジタルカメラ全体の制御を行う。
操作部113は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うものであり、レリーズボタン等を含んでいる。
図1に示すデジタルカメラは、撮影感度の設定が変更可能となっている。例えばフィルム感度でいえば、ISO感度100に相当する感度で撮影を行う低感度撮影モードと、ISO感度200、400、800に相当する感度で撮影を行う高感度撮影モードとを切換設定可能となっている。図1に示すデジタルカメラでは、例えば、露光時間等の撮像条件を変えることでISO感度を変えており、ISO感度が低いほど露光時間を長く設定し、ISO感度が高いほど露光時間を短く設定している。
図2は、本実施形態の固体撮像素子の構成を説明する平面模式図である。固体撮像素子20は、半導体基板の受光領域上に複数のフォトダイオード等の光電変換部11が二次状に配列されている。本実施形態では、各光電変換素子が画像を構成する一画素に相当し、以下、単に画素ともいう。
図2において、上下方向を列方向、左右方向を行方向としたとき、光電変換部11が半導体基板表面に行方向及び列方向に配設され、奇数行の光電変換部と偶数行の光電変換部とが1/2ピッチづつずらして配列(所謂、ハニカム画素配列)されている。なお、本実施形態では、光電変換部11は、入射光の色成分を検出し、色画素の信号電荷を生成する光電変換部(第2の画素部)11aと、入射光の輝度成分を検出し、輝度画素の信号電荷を生成する光電変換部11bとから構成されている。以下の説明では、光電変換部(第1の画素部)11aと光電変換部11bとを総称して単に光電変換部11ともいう。
固体撮像素子20は、各光電変換部11から読み出された信号電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部12と、複数の垂直転送部12のそれぞれからの信号電荷を、行方向に転送する水平転送部13と、水平転送部13を経て信号電荷に対応する電圧信号を出力する出力アンプ部14とが設けられている。
垂直転送部12は、列方向に配設された複数の光電変換部11に対応して半導体基板に形成された複数の垂直転送チャネル(図示しない)と、複数の垂直転送チャネルのそれぞれと交差するように形成された(図2において左右方向に延設された)複数の垂直転送電極V1〜V8と、各光電変換部11の信号電荷を垂直転送チャネルに読み出す電荷読み出し領域とを含む。各垂直転送部12の垂直転送電極V1〜V8は、光電変換部11の各列同士の間に延在し、蛇行形状を有している。垂直転送部12は、垂直転送電極V1〜V8に駆動部104から出力される垂直転送パルスによって転送駆動される。
水平転送部13は、半導体基板に形成された図示しない水平転送チャネルと、この水平転送チャネル上に設けられた水平転送電極とを有し、水平転送電極に駆動部104から出力される水平転送パルスφH1,φH2によって2相駆動される。
出力アンプ部14は、水平転送部13の転送方向端部まで転送されてきた信号電荷の電荷量に応じた電圧値信号を画像信号として出力する。
なお、垂直転送部12や水平転送部13のように、「垂直」「水平」という語句を用いて説明したが、これは、半導体基板表面に平行な「1方向」「この1方向に対して略直角の方向」の意味である。
固体撮像素子において、カラー画像信号を検出するため、受光領域上に図示しないカラーフィルタが設けられている。
各光電変換部11a上に図示した「R」「G」「B」は、各光電変換部上に積層されたカラーフィルタの色を表しており、「R」は赤色を示し、「G」は緑色を示し、「B」は青色を示している。また、「R」「G」「B」で示す位置の光電変換部11は色成分を抽出する光電変換部を示している。「W」で示す位置の光電変換部11bは、輝度成分を抽出する光電変換部を示している。光電変換部11bの上には無色透明のフィルタが設けられた構成、または、何もフィルタが設けられていない構成など、入射光の色成分がフィルタに吸収されることなく全て受光する構成である。
光電変換部11aによって検出される光に対応する信号を色信号、又は、各色に対応してR信号、G信号、B信号と記述する場合もある。また、光電変換部11bによって検出される光に対応する信号を輝度信号という場合もある。
本実施形態では、光電変換部11が半導体基板表面に行方向及び列方向に配設され、色成分を検出する光電変換部11aと輝度成分を検出する光電変換部11bとが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに、配列ピッチの1/2だけ行方向及び列方向にずれた位置に配列されている。具体的には、光電変換部11aは赤色,緑色,青色のベイヤー配列を有し、光電変換部11bは、光電変換部11aと同じピッチの正方格子状の配列であり、光電変換部11aの配列ピッチの1/2だけ行方向及び列方向にずれた位置に光電変換部11bが配置されている。ここで、奇数行に「R」「G」「B」で示される光電変換部11aが配列され、偶数行に「W」で示される光電変換部11bが配列されている。
ここで、「R」「G」「B」で示される光電変換部11aに対応する色画素をそれぞれR画素、G画素、B画素といい、「W」で示される光電変換部11bに相等する画素をW画素ともいう。本実施形態では、色画素が、R,G,Bのベイヤー配列である。
本実施形態の固体撮像素子20では、光電変換部11aで生成された信号電荷のうち同じ色の2画素の画素出力同士が垂直転送部12で画素加算することができる。また、光電変換部11bで生成された信号電荷のうち2画素が水平転送部13で画素加算することができる。以下の説明では、画素出力同士を加算することを、単に、画素同士を加算するともいう。
図3は、本実施形態の固体撮像素子における画素加算を説明する平面模式図である。図3において、画素加算される画素同士を点線で示す括弧で囲んでいる。本実施形態では、緑色の画素G1と、該緑色の画素G1に対して青色の画素B1を挟んで列方向に並んだ緑色の画素G2が、垂直転送部12で2画素加算される。また、赤色の画素R1と、該赤色の画素R1に対して緑色の画素G1を挟んで列方向に並んだ赤色の画素R2が、垂直転送部12で2画素加算される。また、青色の画素B1と、該青色の画素B1に対して緑色の画素G2を挟んで列方向に並んだ青色の画素B2が、垂直転送部12で2画素加算される。なお、図3では、加算される同じ色の画素同士の関係を説明するため、R1とR2,G1とG2,B1とB2と区別したが、全く同じ構成とすることができる。
また、上記実施形態では、色画素のうちRGBの全ての色の画素同士を加算したが、少なくともいずれか1色を画素加算してもよい。例えば、色画素のうち輝度に大きく寄与する緑色に対応する画素同士のみを加算してもよい。
図3に示すように、光電変換部の配置において同じ行に位置するW画素が隣り合う列の他のW画素を2画素加算される。W画素の加算は、読み出されて垂直転送部12から水平転送部13に転送された後、該水平転送部13で画素加算される。
本実施形態の撮像装置は、撮像時に、駆動部104によって撮像部10の固体撮像素子20の読み出し及び電荷転送を制御することで、R,G,B画素のうち少なくとも1色に対応する画素同士を加算し、R,G,B画素のうち同じ色の画素同士を加算する方向に対して直交する方向にW画素同士を加算する。駆動部104は、CCD型の固体撮像素子において、電荷転送部を制御し、加算を行う加算制御部として機能する。固体撮像素子20では、電荷転送部とは垂直転送部12もしくは水平転送部13、或いは、垂直転送部12及び水平転送部13に相当する。
本発明に係る撮像装置100は、固体撮像素子20の半導体基板表面の行方向及び列方向にW画素とR,G,B画素とが配列され、R,G,B画素のうち同じ色の画素同士を加算する方向と、W画素同士を加算する方向とが、互いに直交するように駆動される。一般に、画素加算を行うと一定面積における画素の信号電荷が積分演算されることで加算方向に対してコントラストが低下してしまうが、色画素と輝度画素とを互いに直交する方向で画素加算することで、加算する方向におけるコントラストの低下をその直交する加算方向の情報で補うことができる。このため、RGB画素を垂直転送部の延設された方向と等しい列方向に画素加算し、W画素を列方向に直交する行方向に画素加算することで、色情報と輝度情報との両方に基づいて画像を作成することでダイナミックレンジを拡大することができるうえ、コントラストの低下も抑えることができる。
また、本実施形態の固体撮像素子20のように、輝度成分を検出する第1の画素部(W画素)と色成分を検出する第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ行方向及び列方向にずれた位置に配列されている構成とすれば、W画素のサンプリング間隔を小さくすることができ、解像度をよい一層高くすることができる。
次に、本実施形態での信号処理例を説明する。
撮像装置は、加算読み出しされたデータをデジタル信号処理部106において、R,G,Bの色画素から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求められる。
図4は、R,G,B画素とW画素に基づいて輝度情報を求める制御ブロック図である。撮像時に、RGB画素でそれぞれ得られた電荷信号に基づいて色画素の輝度成分Yを算出する。また、G画素で得られた電荷信号を列方向と同じ垂直方向にローパスフィルタ(LPF)でフィルタリングすることでG画素の高周波成分を求め、W画素で得られた電荷信号を行方向と同じ水平方向にローパスフィルタ(LPF)でフィルタリングすることでW画素の高周波成分を求める。その後、色画素の輝度成分YにG画素の高周波成分とW画素の高周波成分を加えることで輝度情報を求めることができる。このとき、輝度成分YにG画素の高周波成分のみを加えることで輝度情報を得ることができる。こうすれば、解像度に大きく寄与するW画素とG画素がそれぞれ、加算する方向が直交しており、これら画素の高周波成分に基づいて輝度情報を求めることでコントラストの低下を抑えることができる。ここで、W画素とG画素それぞれのAC成分は、図3の「x」で示す位置とすることで画素位置を一致させることができる。これにより、全画素数に対して半分の画像サイズでコントラストの低下を抑えた画像を生成することができる。
また、W画素を画素補間して求めた輝度情報にG画素の高周波成分を加えることでも同様の効果を得ることができる。同様にRGB画素から補間して求めた輝度情報にW画素の高周波成分を加える事でも同様の効果を得る事が出来る。
上記の説明ではCCD型の固体撮像素子を例に説明したが、固体撮像素子の構成はこれに限定されない。例えば、以下に説明するように、固体撮像素子は、CMOS型の構成としてもよい。
図5に示す固体撮像素子は、複数の画素が半導体基板表面に配置されたCMOSイメージセンサである。複数の画素は、輝度成分を検出する第1の画素部(W画素)と色成分を検出する第2の画素部(R,G,B画素)とを含む。画素の配列は、例えば、W画素とR,G,B画素とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ行方向及び列方向にずれた位置とすることができる。または、W画素とR,G,B画素とが、同一の配列ピッチで、かつ、それぞれが正方格子状に2×2周期の配列を斜めにした状態で配列されていてもよい。
各画素は、フォトダイオードPDと、転送トランジスタT1と、リセットトランジスタT2と、増幅トランジスタT3と、選択トランジスタT4とを備えている。フォトダイオードPDは、アノードが接地されている。
転送トランジスタT1は、フォトダイオードPDのカソードとフローティングディフュージョン部FDとの間に接続され、そのゲートに供給される転送パルスTSに基づいて、フォトダイオードPDで生成された電荷をフローティングディフュージョン部FDに転送する。リセットトランジスタT2は、電源とフローティングディフュージョン部FDとの間に接続され、そのゲートに供給されるリセットパルスRSTに基づいて、フローティングディフュージョン部FDの電位を電源電位VCCにリセットする。
フローティングディフュージョン部FDには、増幅トランジスタT3のゲートが接続されている。この増幅トランジスタT3は、選択トランジスタT4を介して、垂直信号線に接続されている。画素選択信号SELに基づいて選択トランジスタT4がオンすると、増幅トランジスタT3はフローティングディフュージョン部FDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を垂直信号線VSLに出力する。
CMOS型の固体撮像素子では、フローティングディフュージョン部FDが画素信号保持部として機能する。W画素及びR,G,B画素から読み出した信号をフローティングディフュージョン部FDに保持させることができる。
また、信号を加算して画素信号保持部に保持することができる。CMOS型の固体撮像素子は、W画素同士及びR,G,B画素同士の加算を制御する加算制御部を備えている。加算制御部は、R,G,B画素のうち少なくとも1色に対応する画素出力同士を加算し、R,G,B画素の画素出力同士を加算する方向に対して直交するようにW画素の画素出力同士を加算するように制御する機構を有する。
例えば、図6に示すように、互いに隣り合うW画素同士の間に両方のW画素で共有するフローティングディフュージョン部FDが設けられた構成とする。なお、図示しないが、R,G,B画素同士の間にも両方のR,G,B画素で共有するフローティングディフュージョン部FDが設けられた構成とする。各W画素とフローティングディフュージョン部FDとの間には、転送トランジスTrが設けられている。各R,G,B画素とフローティングディフュージョン部FDとの間には、転送トランジスTrが設けられている。また、露光時間中に各転送トランジスタをオンにすることで、W画素及びR,G,B画素から信号が読み出され、フローティングディフュージョン部FDで加算され、そのまま保持される。なお、CMOS型の固体撮像素子は、周知の構成を用いてもよい。
また、同種類の画素同士だけではなくW,R、G、B間でもフローティングディフュージョン部FDを共有する構成とすることが出来る。この場合、転送Trを色毎に独立して選択する事で同種類の画素同士を加算することが可能である。隣接する画素のフローティングディフュージョン部FDを共有できるためレイアウトの最適化が容易となる利点がある。
10 撮像部
11a 第1の画素部
11b 第2の画素部
12 垂直転送部
13 水平転送部
20 固体撮像素子
100 撮像装置

Claims (16)

  1. 入射光の輝度成分を検出する第1の画素部と入射光の色成分を検出する第2の画素部とが半導体基板表面に行方向及び列方向に配列された固体撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記第2の画素部は、R(赤色)を検出する画素部、G(緑色)を検出する画素部、B(青色)を検出する画素部を含み、
    前記第2の画素部のうち少なくとも1色に対応する画素出力同士を加算し、前記第2の画素部の画素出力同士を加算する方向に対して直交するように前記第1の画素部の画素出力同士を加算する加算制御部を備えている撮像装置。
  2. 前記第2の画素部のうち緑色に対応する画素出力同士を加算する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記加算制御部は、電荷転送部を制御し、加算を行う請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の画素部と前記第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ前記行方向及び前記列方向にずれた位置に配列されている請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記第2の画素部のうち同じ色の画素出力同士を、前記列方向に2画素加算する請求項1から4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記第2の画素部が、R(赤色),G(緑色),B(青色)のベイヤー配列である請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 前記第2の画素部から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも前記第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求める信号処理部を備える請求項1から6のいずれか1つに記載の撮像装置。
  8. 前記信号処理部が、少なくとも前記第1の画素部の信号を含む画素情報より生成された輝度成分に少なくとも前記第2の画素部のうちG画素の信号の高周波成分を加えることで輝度情報を求める請求項1から7のいずれか1つに記載の撮像装置。
  9. 入射光の輝度成分を検出する第1の画素部と入射光の色成分を検出する第2の画素部とが半導体基板表面に行方向及び列方向に配列された固体撮像素子を備えた撮像装置の駆動方法であって、
    前記第2の画素部は、R(赤色)を検出する画素部、G(緑色)を検出する画素部、B(青色)を検出する画素部を含み、
    前記第2の画素部のうち少なくとも1色に対応する画素出力同士を加算し、前記第2の画素部の画素出力同士を加算する方向に対して直交するように前記第1の画素部の画素出力同士を加算する加算制御部を備えている撮像装置の駆動方法。
  10. 前記第2の画素部のうち緑色に対応する画素出力同士を加算する請求項9に記載の撮像装置の駆動方法。
  11. 電荷転送部を制御し、加算を行う請求項9又は10に記載の撮像装置の駆動方法。
  12. 前記第1の画素部と前記第2の画素部とが、同一の配列ピッチで、かつ、互いに配列ピッチの1/2だけ前記行方向及び前記列方向にずれた位置に配列されている請求項9から11のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  13. 前記第2の画素部のうち同じ色の画素出力同士を、前記列方向に2画素加算する請求項9から12のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  14. 前記第2の画素部が、R(赤色),G(緑色),B(青色)のベイヤー配列である請求項9から13のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  15. 前記第2の画素部から得られた色信号に基づいて求められた輝度成分に、少なくとも前記第1の画素部の高周波成分を加えることで、輝度情報を求める請求項9から14のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
  16. 少なくとも前記第1の画素部の信号を含む画素情報より生成された輝度成分に少なくとも前記第2の画素部のうちG画素の信号の高周波成分を加えることで輝度情報を求める請求項9から15のいずれか1つに記載の撮像装置の駆動方法。
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