JP5635092B2 - 固体撮像素子および当該固体撮像素子を備える撮像装置、ならびに撮像制御方法および撮像制御プログラム - Google Patents

固体撮像素子および当該固体撮像素子を備える撮像装置、ならびに撮像制御方法および撮像制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像素子および当該固体撮像素子を備える撮像装置、ならびに撮像制御方法および撮像制御プログラムに関する。より具体的には、入射光に含まれる特定色成分については他の色成分とは異なるフレームレートで撮像することが可能な固体撮像素子および撮像装置に関する。
公知の固体撮像素子は、フォトダイオードなどの光電変換素子が2次元的に配列された半導体層と、半導体層の光入射側に配置されたカラーフィルタのアレイとを備えている。カラーフィルタは、個々の光電変換素子に入射する光の波長をR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などの特定波長帯域に制限する。固体撮像素子の各画素では、その画素に割り当てられた色のカラーフィルタを透過した光(R光、G光、またはB光)を光電変換素子が受ける。光電変換素子は、その画素に入射した光のうち、その画素のカラーフィルタを透過した色成分の光の量(入射光量)に応じた量の電荷を生成する。
画素は、固体撮像素子の撮像面に行(ロウ)および列(カラム)状に配列されている。個々の画素にアドレスし、着目する画素で蓄積された電荷の量に応じた信号(画素信号)を読み出すためには、個々の画素に接続された多数の信号線と、これらの信号線に接続された周辺回路とが必要になる。
CMOSイメージセンサでは、撮像面の1つの画素に相当する領域に、光電変換素子と、この光電変換素子が生成した蓄積電荷量に応じた大きさの信号を読み出すための複数のトランジスタとが配置されている。このように、CMOSイメージセンサにおける1つの「画素」は、通常、1つの光電変換素子および複数のトランジスタから構成される。
本明細書では、簡単のため、R光を透過するフィルタ(Rフィルタ)が光入射側に配置された画素を「R画素」、G光を透過するフィルタ(Gフィルタ)が光入射側に配置された画素を「G画素」、B光を透過するフィルタ(Bフィルタ)が光入射側に配置された画素を「B画素」と称する場合がある。また、撮像素子上に配列された複数のR画素から得られる画像を「R画像」、複数のG画素から得られる画像を「G画像」、複数のB画素から得られる画像を「B画像」と称する場合がある。これらの画像は、撮像面に配列された多数の画素から画素信号を読み出すことによって取得できる。画像のデータは、フレーム単位で読み出される。画像データを1秒当たりに読み出す回数は、「フレームレート」と称されている。
このような固体撮像素子を用いて高解像度かつ高フレームレートの動画像を得るためには、各画素の面積を小さくする(高解像度化)とともに、個々の画素の電荷蓄積期間(露出時間)を短縮する(高フレームレート化)必要がある。画素の面積縮小および露出時間の短縮は、個々の画素での入射光量を低下させる。入射光量の低下は、画素信号の出力レベルを下げるため、動画像のS/N(Signal/Noise)比を低下させるという問題を引きおこす。
このような問題を解決するため、R、G、Bの色成分を、それぞれ異なる解像度および異なる露出時間で撮像する方式が提案された。入射光を例えばRおよびB成分とG成分とに分け、これら2つの色成分ごとに別個の撮像素子で撮像を行う技術が特許文献1および特許文献2に開示されている。例えばRおよびBの色成分について、低解像度かつ高フレームレートで撮像を行えば、RおよびBの色成分については時間的な解像度の高い画像を得ることができる。一方、Gの色成分について、高解像度かつ低フレームレートで撮像を行えば、Gの色成分については、必要な露出時間と空間解像度を確保できるため、充分な光量を得てS/N比が高いG画像を高い空間解像度で得ることができる。そして、低解像度かつ高フレームレートで撮像した色成分画像と、高解像度かつ低フレームレートで撮像した色成分画像とから、画像処理により、高解像度かつ高フレームレートの動画像を復元すれば、高解像かつ高フレームレートのカラー動画像を得ることができる。
前記のような色成分ごとに露出時間およびフレームレートの異なる撮像では、画素の出力信号が撮像素子より出力されるタイミングが色成分ごとに異なる。そのため、単板カラー撮像素子によって上記の撮像を行うためには、各色成分に対応する画素に、各々のフレームレートに対応したタイミングで独立に読み出し信号を与え、各色成分の画素信号が独立に出力されるような構成を実現する必要がある。
単板カラー撮像素子において、例えばG画像を得るためのフレームレートをR画像およびB画像を得るためのフレームレートよりも低くするためには、G画素に蓄積された電荷の信号を読み出す時間間隔を、R画素およびB画素に蓄積された電荷の信号を読み出す時間間隔よりも長くする必要がある。非特許文献1は、R画素、G画素、B画素の各々に対して独立に画素出力のための読み出し信号を与え、かつ列方向(垂直方向)に隣接する2つの画素から並列に信号を読み出すことができる撮像素子を開示している。
非特許文献1に記載の単板撮像素子の構成を図25に示す。図25において、符号Rは、入射光のR成分の強度を検出する画素、符号Bは、入射光のB成分の強度を検出する画素、符号GrおよびGbは、入射光のG成分の強度を検出する画素を示す。この撮像素子では、R画素およびG画素が水平方向に交互に配置されている行(RG行)と、B画素およびG画素が水平方向に交互に配置されている行(BG行)が、垂直方向に交互に配置されている。
以下、RG行のG画素をGr画素、BG行のG画素をGb画素と称する。非特許文献1では、G画素の露出時間をRおよびB画素の露出時間より長くし、低いフレームレートで出力することを仮定している。図25に示すように、各画素へ読み出し信号を伝達する読み出し信号線、および画素出力信号をAD変換などの次段の処理に伝達する出力信号線を、R、B画素およびG画素で別個に配置している。その結果、同図右側に示すように、各画素行に沿って、R画素またはB画素に接続された読み出し信号線とG画素に接続された読み出し信号線とからなる2本の信号線が水平方向に延びている。一方、各画素列に沿って、R画素またはB画素に接続された出力信号線とG画素に接続された出力信号線とからなる2本の信号線が垂直方向に延びている。このような構成にすることで、R、B画素およびG画素に独立に読み出し信号を与え、かつ、各色画素から並列に出力を得る(読み出しを行う)ことができる。
国際公開第2009/019823号 国際公開第2009/019824号
Takeo Azuma,Taro Imagawa,Sanzo Ugawa,Yusuke Okada,Hiroyoshi Komobuchi,Motonori Ishii,Shigetaka Kasuga,Yoshihisa Kato,"A 2.2/3−inch 4K2K CMOS Image Sensor Based on Dual Resolution And Exposure Technique,"Proceedings in IEEE International Solid−State Circuit Confernce 2010,pp.408−410,2010.
しかしながら、従来の構成では、例えば図25に示すように各画素行に2本の読み出し信号線が配置され、また、各画素列に2本の出力信号線が配列されている。そのために、撮像エリア上で前記信号線が占める面積が大きくなることによって画素の開口面積が減少する。このことは、画素の感度が低下するという課題を引き起こし、この課題は、画素自身が微細化すると、さらに顕著となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、信号線の本数を低減した撮像素子および当該撮像素子を備える撮像装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、このような撮像素子を用いて行う撮像制御方法および撮像制御プログラムを提供することにある。
本発明の固体撮像素子は、行および列状に配列された複数の画素を有する画素アレイと、各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線と、各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線と、前記複数の画素にそれぞれ入射する光の色成分を規定するカラーフィルタアレイとを備える固体撮像素子であって、前記複数の読み出し信号線は、第1の色成分の光が入射する画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線と、前記第1の色成分以外の第2の色成分の光が入射する画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線とに分かれており、各第1読み出し信号線に接続され、前記第1の色成分の光が入射する複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第1読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置され、各第2読み出し信号線に接続され、前記第2の色成分の光が入射する複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第2読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置されている。
好ましい実施形態において、前記複数の第1読み出し信号線と前記複数の第2読み出し信号線とは交互に配列されている。
ある実施形態において、各第2読み出し信号線には、前記第1の色成分の光が入射する画素が接続されていない。
ある実施形態において、各第1読み出し信号線には、前記第2の色成分の光が入射する画素が接続されていない。
ある実施形態において、各第1読み出し信号線には、前記第1の色成分の光が入射する画素と、前記第2の色成分の光が入射する画素とが接続されている。
ある実施形態において、前記第1の色成分はレッドおよびブルーであり、前記第2の色成分はグリーンである。
ある実施形態において、前記第1の色成分はイエローおよびシアンであり、前記第2の色成分はグリーンおよびマゼンダである。
ある実施形態において、隣接する2つの画素行の間において、または隣接する2つの画素列の間において、画素の配列が画素ピッチの半分だけシフトしている。
ある実施形態において、前記複数の第1読み出し信号線を駆動することによって前記第1の色成分の光が入射する画素から第1のフレームレートで画素信号を読み出し、かつ、前記複数の第2読み出し信号線を駆動することによって前記第2の色成分の光が入射する画素から第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで画素信号を読み出す周辺回路を備えている。
ある実施形態において、前記周辺回路によって前記第2の色成分の光が入射する画素から前記第2のフレームレートで画素信号を読み出すタイミングは、同一フレーム内において前記第1の色成分の光が入射する画素から画素信号を読み出すタイミングに対して時間的にシフトしている。
ある実施形態において、前記周辺回路は、前記複数の第1読み出し信号線を駆動することによって前記第1の色成分の光が入射する画素から第1のフレームレートで画像信号を読み出し、第1色成分信号を出力する第1の読み出し回路と、前記複数の第2読み出し信号線を駆動することによって前記第2の色成分の光が入射する画素から第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで画像信号を読み出し、第2色成分信号を出力する第2の読み出し回路とを含む。
ある実施形態において、前記第1の読み出し回路は、前記画素アレイから出力される画素信号に対してビニング処理を行うビニング回路を有している。
ある実施形態において、前記複数の読み出し信号線、前記複数の出力信号線、および前記カラーフィルタアレイは、前記画素アレイが形成された半導体基板の表面に配置されており、前記半導体層の表面側から光を前記画素アレイに入射する。
ある実施形態において、前記複数の読み出し信号線および前記複数の出力信号線は、前記画素アレイが形成された半導体層の表面に配置されており、前記カラーフィルタアレイは、前記半導体層の裏面に配置されており、前記半導体層の裏面側から光を前期画素アレイに入射する。
本発明の他の固体撮像素子は、行および列状に配列された複数の画素を有する画素アレイと、各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線と、各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線と、前記複数の画素にそれぞれ入射する光の色成分を規定するカラーフィルタアレイとを備える固体撮像素子であって、前記複数の読み出し信号線は、第1の色成分の光が入射する画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線と、前記第1の色成分以外の第2の色成分の光が入射する画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線とに分かれており、各第1読み出し信号線に接続され、前記第1の色成分の光が入射する複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、相互に異なる行に属しており、各第2読み出し信号線に接続され、前記第2の色成分の光が入射する複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、相互に異なる行に属している。
本発明の撮像装置は、上記いずれかの固体撮像素子と、前記固体撮像素子の前記画素アレイ上に結像を行う光学系と、前記固体撮像素子から出力される信号を処理する信号処理部とを備える。
ある実施形態において、前記信号処理部は、前記第1色成分の光が入射する画素から読み出される信号と、前記第2の色成分の光が入射する画素から読み出される信号とに基づいて、カラー動画像を合成する画像処理部を有している。
本発明による撮像素子の駆動方法は、上記いずれかの固体撮像素子を駆動する撮像素子の駆動方法であって、前記複数の第1読み出し信号線に第1のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記第1の色成分の画像データを取得するステップと、前記複数の第2読み出し信号線に前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記第2の色成分の画像データを取得するステップとを包含する。
本発明のコンピュータプログラムは、上記いずれかの固体撮像素子およびプロセッサを備える装置のためのコンピュータプログラムであって、前記複数の第1読み出し信号線に第1のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記第1の色成分の画像データを出力させるステップと、前記複数の第2読み出し信号線に前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記第2の色成分の画像データを出力させるステップとを前記プロセッサに実行させる。
本発明の記録媒体は、上記コンピュータプログラムを記録した記録媒体である。
本発明によれば、特定の色成分の画像についてフレームレートを他の色成分の画像のフレームレートよりも高めることができる撮像素子において、非特許文献1に記載されている撮像素子よりも配線数を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の画素配列を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の構成例を示す一部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の他の構成例を示す一部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画素アレイにおける読み出し信号線および出力信号線の結線図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子20における1画素の回路の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子20におけるAD変換部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子20におけるAD変換部の動作を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の他の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の更に他の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像制御部から出力される読み出し信号の信号波形を示す図である。 本発明の第1実施形態においてRB成分の読み出し信号が有効となる時点における画素アレイの動作イメージ図である。 本発明の第1実施形態においてG成分の読み出し信号が有効となる時点における画素アレイの動作イメージ図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像制御部から出力される読み出し信号の、複数の水平画素配列に供給する信号波形を示す図である。 本発明に係るビニング部の構成の一例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像素子の更に他の構成例を示すブロック図である。 従来例における配線の占める領域を示す図である。 本発明の第1実施形態における配線の占める領域を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像素子の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像素子の画素アレイにおける読み出し信号線および出力信号線の結線図である。 本発明で採用し得る画素配列の他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 本発明で採用し得る画素配列の更に他の構成例を示す図である。 従来技術の単板撮像素子における読み出し信号線および出力信号線の結線図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態における撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置は、図1に例示するように、撮像部120と、各種信号処理を行う信号処理部130と、撮像によって取得した画像を表示する表示部140と、画像のデータを記録する記録媒体150と、各部を制御するシステムコントローラ160とを備える。
本実施形態における撮像部120は、撮影レンズ15と、撮影レンズ15を透過した光を受け取る固体撮像素子(以下、単に「撮像素子」と称する)20とを有している。本実施形態における撮像素子20は、単板式のカラー撮像素子である。この撮像素子20の構成および動作は、後に詳しく説明する。
撮影レンズ15は、公知の構成を有しており、現実には複数のレンズから構成されたレンズユニットであり得る。撮影レンズ15は、不図示の機構によって駆動され、光学ズーミング、オートフォーカス(AF:Auto Focus)に必要な動作が実行される。
撮像素子20から出力された信号は、信号処理部130に入力される。本実施形態における信号処理部130は、画像処理部32、メモリ34、およびインターフェース(IF)部36を備えている。信号処理部130は、表示部140および記録媒体150に接続されている。
画像処理部32は、フレームレートが色成分ごとに異なる画素信号を受け取り、特許文献1、特許文献2、および非特許文献1に開示された画像処理(時間的空間的な高解像度化処理)を実行する。画像処理部32は、公知のデジタル信号処理プロセッサ(DSP)などのハードウェアと、画像処理を実行するためのソフトウェアとの組合せによって好適に実現される。メモリ34は、DRAMなどによって構成される。このメモリ34は、撮像部120から得られた画像データを記録するとともに、画像処理部32によって各種の画像処理を受けた画像データや、画像処理の途中の画像データを一時的に記録する。画像データは、表示部140によって表示され、あるいは、インターフェース部36を介して記録媒体150に記録される。画像データは、不図示の通信装置を介して、無線または有線で他の装置(不図示)に送信されてもよい。
上記の構成要素は、不図示の中央演算処理ユニット(CPU)およびフラッシュメモリを含むシステムコントローラ160によって制御される。なお、本実施形態の撮像装置は、光学ファインダ、電源(電池)、フラッシュライトなどの公知の構成要素を備え得るが、それらの説明は本発明の理解に特に必要でないため省略する。
本実施形態の撮像装置において、最も特徴的な構成を有する素子は、撮像素子20である。以下、撮像素子20の構成および動作を詳細に説明する。
次に、図2を参照する。図2は、本実施形態に係る撮像装置における撮像素子20における画素配列の一例を示す図である。図2において、符号Rは、入射光のR(レッド)成分の強度を検出する画素、符号Bは、入射光のB(ブルー)成分の強度を検出する画素、符号GrおよびGbは、入射光のG(グリーン)成分の強度を検出する画素である。なお、現実の画素の平面形状は、正方形である必要はなく、長方形、他の多角形、円形、または楕円形であってもよい。撮像素子20では、R画素およびG画素が水平方向に交互に配置されている行(RG行)と、G画素およびB画素が水平方向に交互に配置されている行(BG行)が、垂直方向に交互に配置されている。以下、RG行におけるG画素をGr画素、BG行におけるG画素をGb画素と称する。現実の撮像素子20では、多数の画素が行および列状に配列されているが、本実施形態では、2行×2列の隣接する4画素が基本ユニットを構成している。この基本ユニットが垂直方向および水平方向に周期的に配列されている。図2は、撮像面の一部のみを記載したものである。なお、本明細書で「垂直方向」とは、図2のY方向に平行な方向であり、「水平方向」とは図2に示す「X方向」に平行な方向である。
図3は、図2のC−C’線断面の例を模式的に示す図である。この例では、光電変換素子24が形成された半導体層25の光入射側面に配線層27およびカラーフィルタアレイ26が配置されている。図3の例における半導体層25は、自立基板として機能する十分な厚さを有しているため、通常、「半導体基板」と称される。半導体基板の選択された領域に対して表面側から不純物イオンをドープすることにより、光電変換素子24が形成されている。
なお、本発明は、後述するように、「裏面照射型」の固体撮像素子にも適用できる。図4は、裏面照射型に適用した場合における図2のC−C’線断面の例を模式的に示す図である。図4の例では、光電変換素子24が形成された半導体層25の裏面にカラーフィルタアレイ26が配置され、半導体層25の裏面側から光が入射する。半導体層25の表面には配線層27が配置され、半導体層25を支持する基材28が設けられている。裏面照射型では、半導体基板の選択された領域に対して表面側から不純物イオンをドープすることによって光電変換素子24を形成した後、半導体基板の裏面から半導体基板の一部をエッチングする。こうして、半導体基板の表面側部分から半導体層25を形成する。半導体層25に形成された光電変換素子24には、半導体層25の裏面から照射した光が入射し得る。図4から明らかなように、裏面照射型の固体撮像素子では、配線層27は入射光を遮らない。
図5は、本実施形態に係る撮像素子20の構成例を示すブロック図である。
画素アレイ201は、同一シーンのカラー画像のR成分、G成分、B成分について、入射光の強度を電気信号に変換する光電変換機能を有する。本実施形態において、第1の色成分をR成分およびB成分に設定し、第2の色成分をG成分に設定する。
第1色成分AD変換部203は、画素アレイ201の出力に対して、アナログ−デジタル変換を行う。第1色成分HSR(水平シフトレジスタ)205は、ラッチ部204を介してAD変換部203の出力を受け取り、受け取った出力を水平転送し、第1色成分の画素信号を撮像素子外に出力する。
第2色成分AD変換部206は、撮像制御部209によって長時間の画素蓄積時間かつ低フレームレートで撮像された色成分の画素出力信号をアナログ−デジタル変換する。ここで、前記長時間の画素蓄積時間かつ低フレームレートで撮像される色成分は、前記第1色成分以外の色成分である。 第2色成分HSR(水平シフトレジスタ)208は、ラッチ部207を介して第2色成分AD変換部206の出力を受け取り、受け取った出力を水平転送し、第2色成分の画素信号を撮像素子外に出力する。
ラッチ部204、207は、第1色成分AD変換部203および第2色成分AD変換部206から出力されるデジタル出力信号を、それぞれ、第1色成分HSR205および第2色成分HSR208に入力するタイミングを揃える。撮像制御部209は、画素アレイ201の動作を制御する。
以下に上記構成の動作を詳細に説明する。
画素アレイ201は、図2に示すように配列されたR画素、B画素、Gr画素、Gb画素を備えている。本実施形態における画素アレイは、各画素と信号線との接続の仕方が新規である。この点の詳細は、後述する。画素アレイ201は、2行×2列の隣接する4画素(R画素、B画素、Gr画素、Gb画素)の出力信号を、水平シフトレジスタ205および208を通して撮像素子20外に4チャネル並列に出力することが可能である。
第1の色成分画像は、短時間露光、高フレームレートの撮像条件で撮像される。本実施形態における高フレームレートとは、例えば30fps(フレーム毎秒)から60fps程度までの範囲にある。また、本実施形態における「短時間露光」とは、最長でもフレームレートで決まる1フレームの上限(本実施形態の場合、30分の1秒から60分の1秒程度)以下の時間の露光である。
第2の色成分画像は、長時間露光、低フレームレートの撮像条件で撮像される。本実施形態における「低フレームレート」とは、第1の色成分についてのフレームレートの数分の1から20分の1程度である。また、本実施形態における「長時間露光」とは、このフレームレートの値で決まる1フレームの時間を上限とし、かつ、上記の「短時間露光」の時間よりも長い露光である。
なお、上で述べた短時間露光、長時間露光、高フレームレート、低フレームレートという言葉の意味は相対的なものである。すなわち、カラー画像の第1の色成分についての露光時間は、第2の色成分についての露光時間よりも短く、第1の色成分のフレームレートは第2の色成分のそれよりも高ければよく、上記に例示した数値の範囲に限定するものではない。
AD変換部203は、第1の色成分の画素出力信号について、アナログ信号からデジタル信号へと変換する。
ラッチ部204は、第1の色成分の出力デジタル信号を水平シフトレジスタ205から撮像素子外に出力するタイミングと、第2の色成分の出力デジタル信号を水平シフトレジスタ208から撮像素子外に出力するタイミングを揃えるために、AD変換部203の出力を一時的に保持する。
水平シフトレジスタ205は、AD変換部203によってデジタル信号に変換された第1の色成分の画素信号を、水平転送によって撮像素子外に出力する。
AD変換部206は、第2の色成分の画素出力信号を、アナログ信号からデジタル信号へと変換する。
ラッチ部207は、第2の色成分の出力デジタル信号を水平シフトレジスタ208から撮像素子外に出力するタイミングと、第1の色成分の出力デジタル信号を水平シフトレジスタ205から撮像素子外に出力するタイミングを揃えるために、AD変換部206の出力を一時的に保持する。
水平シフトレジスタ208は、AD変換部205によってデジタル信号に変換された第2の色成分の画素信号を、水平転送によって撮像素子外に出力する。
撮像制御部209は、画素アレイ201に対し、読み出し信号を出力する機能、およびAD変換部203、206への入力信号の選択を行う制御信号を出力する。
図6は、画素アレイ201の詳細な構成を示す。
本実施形態の固体撮像素子は、図6に示すように、行および列状に配列された複数の画素(R、Gr、Gb、B、・・・)と、各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線301、302と、各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線303、304とを備えている。複数の画素(R、Gr、Gb、B、・・・)にそれぞれ入射する光の色成分は、カラーフィルタアレイ(図3、図4において参照符号「26」によって示されている)によって調節されている。
読み出し信号線301、302は、第1の色成分(R、B)の光が入射する画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線301と、第1の色成分以外の色成分(G)の光が入射する画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線302とに分かれている。図6に示す例では、第1読み出し信号線301に接続され、第1の色成分(R、B)の光が入射する複数の画素(R、B、R、B、・・・)のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素(R、B)は、第1読み出し信号線301に関して反対の側にそれぞれ配置されている。言い換えると、上記の2つの画素(R、B)は、相互に異なる行に属している。また、第2読み出し信号線302に接続され、第2の色成分(G)の光が入射する複数の画素(Gr、Gb、Gr、Gb、・・・)のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素(Gr、Gb)は、第2読み出し信号線302に関して反対の側にそれぞれ配置されている。この場合も、隣接する2つの画素(Gr、Gb)は、相互に異なる行に属している。
同図に示すように、読み出し信号線301は、R画素およびB画素で共有されており、読み出し信号線302は、Gr画素およびGb画素で共有されている。また、出力信号線303は、R画素とGb画素で共有されている。出力信号線304は、B画素とGr画素で共有されている。読み出し信号線301は、RおよびB画素の読み出し信号を伝達する。読み出し信号線302は、GrおよびGb画素の読み出し信号を伝達する。
また、出力信号線303は、RおよびGb画素の画素出力信号を伝達する。出力信号線304は、BおよびGr画素の画素出力信号を伝達する。より詳細には、R画素の出力信号は出力信号線303を通して、同図中、上向きに出力される。同様に、B画素の出力信号は出力信号線304を通して同図中上向きに出力される。Gr画素の出力信号は、出力信号線304を通して同図中下向きに出力され、AD変換部206に入力される。同様に、Gb画素の出力は、出力信号線303を通して同図中下向きに出力され、AD変換部206に入力される。AD変換部206は、Gr画素のAD変換部とGb画素のAD変換部により構成される。
読み出し信号および画素出力信号について、図7を参照しながら説明する。図7は画素の回路図の一例を示す。フォトダイオード401は、入射光の強度を電気信号に変換する。スイッチ402は、フォトダイオード401の光電変換によって得られた電気信号を出力信号線へ出力する。スイッチ403は、画素のリセットを行う。アナログバッファ404は、画素出力信号を受ける。入力端子405は、前記読み出し信号の入力端子である。406は前記出力信号の出力端子である。同図中、画素バイアス信号はスイッチ403およびアナログバッファ404のドレインに入力され、画素リセット信号はスイッチ403のゲートに入力される。前記読み出し信号は、スイッチ402のゲートの入力となり、前記画素出力信号は、アナログバッファ404の出力となる。つまり、前記読み出し信号とは、フォトダイオード401の光電変換によって得られた電気信号を出力信号線に出力するタイミングを規定する信号である。前記画素出力信号とは、フォトダイオード401における光電変換によって得られた電気信号である。
AD変換部203および206は、例えば、図8Aに示すような、ランプ波生成器501、比較器502およびカウンタ503からなる構成を採用することができる。図8Bに示すように、ランプ波生成器501より生成されたランプ波と画素出力信号を比較し、ランプ波が画素出力信号より小さい期間、カウンタ503を駆動する。ランプ波が画素出力信号を上回った時点でカウンタを停止し、画素出力信号のデジタル値を該カウンタの出力として得る。
なお、図5においてはAD変換部203および206を撮像素子20の内部に配置しているが、AD変換部203および206を撮像素子20の外部に配置し、撮像素子20からはアナログの画素信号を出力する構成にしてもよい。図9は、第1色成分AD変換部203および第2色成分AD変換部206が撮像素子20の外部に存在する構成例を示すブロック図である。この例の撮像素子からは、アナログ信号が出力される。
図5および図9に示す例では、画素アレイ201からR画像およびB画像を読み出すレートを、画素アレイ201からG画像を読み出すレートよりも高めることができる。本実施形態によれば、低フレームレートで撮像することにより十分な光量を得てS/Nが高いG画像を取得できる。また、ビニング処理により、高フレームレートで撮像するR画像及びB画像の光量も増加することができる。具体的には、隣接するR画素同士、及びB画素同士を加算することで、R画像及びB画像のフレームレートを低下させることなく、該色成分画像の光量を増加することができる。その結果、例えば特許文献1及び2に記載の画像処理方式の入力として、R、G、Bの全色成分のS/Nが高い画像を用いることが可能となる。これらの入力画像から再構成される高解像度かつ高フレームレートのカラー動画像は、さらに光量の確保された、よりS/Nの高い動画像とすることができる。
なお、図6に示すように、本実施形態における画素配列はベイヤー型であるため、撮像面内におけるG画素の空間密度は、R画素またはB画素の空間密度の2倍である。本実施形態では、空間解像度が充分に高いG画像を取得できるため、R画像およびB画像の空間解像度については、G画像の空間解像度の半分よりも更に小さくてもよい。したがって、光量増加のため、個々のR画素から読み出される画素信号を加算すること(ビニング処理)により、R画像の空間解像度を更に低くしてもよい。同様に、個々のB画素から読み出される画素信号を加算することにより、B画像の空間解像度を更に低くしてもよい。
図10は、このようなビニングを行うための第1色成分ビニング部202を備える固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。図10に示す例では、第1色成分ビニング部202が画素アレイ201と第1色成分AD変換部203との間に設けられている。第1色成分ビニング部202は、画素アレイ201から読み出された第1の色成分の画素出力信号に対してビニングを行う。この場合、第1色成分AD変換部203は、第1色成分ビニング部202の出力に対して、アナログ−デジタル変換を行うことになる。画像データの総量を低減するため、R画像およびB画像の空間解像度をG画像の空間解像度の1/4以下に設定することが好ましい。好ましい実施形態では、図10に示す構成を採用し、ビニングにより、R画像およびB画像の空間解像度を更に低下させる。
次に、撮像制御部209の動作を説明する。
図11は、撮像制御部209から画素アレイ201に出力する読み出し信号の波形を示す。TRANRBは読み出し信号線301に与えるR画素およびまたはB画素出力の読み出し信号であり、TRANGは読み出し信号線302に与えるGr画素およびGb画素出力の読み出し信号である。図11には、ある1つの画素に与えられる読み出し信号の波形が示されている。R成分およびB成分のフレームレートおよび露光時間は、それぞれ、G成分の4倍および1/4である。言い換えると、G成分の読み出し信号TRANGは、TRANRBが4度Hレベルになるたびに1度Hレベルとなる。フレームレートおよび露光時間は、この値に制限されるものではない。なお、フレームレートと露光時間との間には、ほぼ逆数の関係がある。すなわち、フレームレートが30fps(フレーム毎秒)であれば、1フレームの時間は1/30秒であるため、露光時間は1/30秒程度である。
図11に示す例では、TRANRBおよびTRANGがともにHレベルとなるフレームにおいて、TRANGはTRANRBよりも6μs遅れてHレベルとなっている。TRANGがHレベルになるタイミングとTRANRBがHレベルになるタイミングとの間の時間差は、この値に制限されるものでない。この時間差は、例えばTRANRBがHレベルになることによりR画素およびB画素の出力が出力信号線303および304に出力され、図5の第1色成分AD変換部203または図10のビニング部202に到達するまでの所要時間に相当する時間に設定することができる。TRANRBおよびTRANGがHレベルとなるタイミングの時間差は、前記R画素およびB画素の出力が図5の第1色成分AD変換部203または図10のビニング部202に到達するまでの所要時間を下限とし、R成分およびB成分の1フレームの露出時間を上限とする範囲内で、任意の値に設定することができる。また、図11の例では、読み出し信号はTRANRBがTRANGよりも先にHレベルとなっているが、TRANGがTRANRBよりも先にHレベルになってもかまわない。
読み出し信号TRANRBおよびTRANGがともにHレベルとなるフレームにおける画素アレイ201の動作について、図12および図13を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、図10に示す構成を備える固体撮像素子を例にとる。
図12は、TRANRBがHレベルとなったときの、撮像制御部209および画素アレイ201を示す。TRANRBがHレベルとなると、同図中実線で示した読み出し信号線301を伝達する信号がHレベルとなる。このとき、出力信号線303にはR画素の画素出力信号が、出力信号線304にはB画素の画素出力信号が伝達される。さらに、このとき撮像制御部209によってビニング部202に通じるスイッチ703および704をONの状態にする。その結果、R画素およびB画素の画素出力信号が、それぞれ、ビニング部202内のR画素ビニング部701およびB画素ビニング部702に伝達される。
その後、例えば直前のTRANRBによる読み出しが対象となるすべてのR画素およびB画素で完了した後に(図11の例では6μs後)、TRANGがHレベルとなる。このときの画素アレイ201を図13に示す。このとき、出力信号線303にはGb画素の画素出力信号が、出力信号線304にはGr画素の画素出力信号が伝達される。さらに、撮像制御部209によってGrおよびGb画素のAD変換部206に通じるスイッチ707および708をON状態にする。その結果、Gr画素およびGb画素の画素出力信号がAD変換部206内のGr画素AD変換部705およびGb画素AD変換部706に伝達される。
このような構成を採用することで、複数の画素で前記出力信号線を共有させた場合にも、画素同士で出力信号が混じり合うことなしに各画素の画素出力信号を取得することができる。より具体的には、画素数に対する信号線本数の割合を従来例よりも少なくしながら、複数の行にまたがって配置されたGb画素およびGr画素の出力信号を並列に読み出すことができる。また、同様に、複数の行にまたがって配置されたR画素およびB画素の出力信号を並列に読み出すこともできる。
なお、図12および図13に示す例で、B画素ビニング部701およびR画素ビニング部702を含むビニング部701が画素アレイ201の上側に配置され、Gr画素AD変換部705およびGb画素AD変換部706を含むAD変換部206が画素アレイ201の下側に配置されているが、本発明の撮像素子は、この配置例に限定されない。例えば、ビニング部202を画素アレイ201の下側に配置し、AD変換部206を画素アレイ201の上側に配置してもよい。また、ビニング部202およびAD変換部206を画素アレイの左右に配置してもよい。
本実施形態では、画素アレイ201から第1の色成分(R、B)の画素信号と第2の色成分(G)の画素信号とを別々の回路部分によって読み出している。したがって、1つの画素アレイ201から第1の色成分の画素信号を読み出す回路部分を「第1の読み出し部」、その画素アレイ201から第2の色成分の画素信号を読み出す回路部分を「第2の読み出し部」と称することができる。図10に示す例において、「第1の読み出し部」の最小構成要素は、第1色成分ビニング部202および第1色成分AD変換部203である。一方、「第2の読み出し部」の最小構成要素は、第2色成分AD変換部206である。なお、「第1の読み出し部」にラッチ部204、第1色成分HSR(水平シフトレジスタ)205、および他の付加的構成要素を含めても良い。同様に、「第2の読み出し部」に、ラッチ部204、第2色成分HSR(水平シフトレジスタ)208、および他の付加的構成要素を含めても良い。
ラッチ部204および207は、第1の読み出し部によって得られた色成分の画素出力デジタル信号を水平シフトレジスタ205から撮像素子外に出力するタイミングと、第2の読み出し部によって得られた色成分の画素出力デジタル信号を水平シフトレジスタ208から撮像素子外に出力するタイミングとを揃える。上記のように、読み出し信号のタイミングがR、B成分とG成分とで異なる構成では、RおよびB成分の画素出力信号が画素アレイ201からビニング部202に到達する時刻と、G成分の画素出力信号(GrおよびGb)が画素アレイ201からAD変換部206に到達する時刻にずれが発生する。しかし、色成分ごとの画素信号出力のタイミングは、水平シフトレジスタ205および208から撮像素子20外に出力される時点で揃えられていればよく、撮像素子内部の画素出力信号の流れのタイミングは任意でかまわない。ラッチ部204および207によって、撮像素子20外に各色成分の画素出力信号が出力される前に該画素出力信号のタイミングを揃える構成を採用することで、撮像素子20外に出力される画素出力信号は、色成分ごとにずれは発生しない。
なお、図5、図9、図10に示す例では、ラッチ部204および207を、それぞれ、AD変換部203および206の後段に配置し、画素出力信号がデジタル信号に変換された時点でタイミング調整を行っている。しかし、ラッチ部204および207を配置する場所は、これに限定されるものではない。例えばAD変換部203および206の直前に配置し、ラッチ部204および207がアナログ信号を保持するように構成されていても良い。この場合は、例えば、AD変換部203および206の入力端にコンデンサを付加し、第1の読み出し部によって得られる色成分の画素出力信号のビニング出力と、第2の読み出し部によって得られる色成分の画素出力信号の双方が該コンデンサに保持された時点で、前記AD変換部に入力するという構成とすればよい。
次に、図14を参照しながら、ビニング部202の動作を説明する。図14は、隣接2×2画素の加算を行うとしたときの、撮像制御部209から出力される読み出し信号の波形の一例を示す。いま、R画素を例にとり、垂直方向にn行目の行とn+2行目の行におけるR画素を加算し、n+4行目の行とn+6行目の行におけるR画素を加算し、以下隣接2行のR画素の加算を行うとする。本実施形態の画素アレイ201では、図6に示すように、R画素は1行おきに配置されているため、n行目のR画素に隣接するR画素は、n+2行目に配置されている。図14は、R画素の読み出し信号を示している。同図中のTRANRBnはn行目、TRANRBn+2はn+2行目、TRANRBn+4はn+4行目、TRANRBn+6はn+6行目のR画素に与える読み出し信号である。また、同図中の1Hと表記している期間は、1水平走査期間に相当する。同図に示すように、TRANRBnとTRANRBn+2が同時にHレベルとなり、TRANRBn+4とTRANRBn+6が同時にHレベルとなっている。このように隣接2行分の読み出し信号を同時に2本の読み出し信号線301(図6)に印加することで、出力信号線303(図6)上で垂直方向の画素加算を行う。なお、G画素はすべての行に配置されているため、図14の下側に示すようにすべての行に1水平走査期間Hの間隔で読み出し信号が供給される。
図15は、同一の行(RB行)に属するm列目とm+2列目のR画素の加算、m+4列目とm+6列目のR画素の加算を行うの構成を図15に示す。図15には図示されていないが、このビニング部202は、同一の行(RB行)に属する他のR画素のうち、隣接する2つのR画素についても、同様の構成を有している。
前記垂直方向の画素加算と同様、R画素は水平方向に1画素おきに配置されているため、画素ビニング部202においてm列目とm+2列目のR画素の信号が加算され、m+4列目とm+6列目のR画素の信号が加算される。図15において、Rmはm列目、Rm+2はm+2列目、Rm+4はm+4列目、Rm+6はm+6列目のR画素の画素出力信号である。RmおよびRm+2についてはその双方をコンデンサ1001に充電し、Rm+4およびRm+6についてはその双方をコンデンサ1002に充電することによって、水平方向の隣接画素の加算を行う。B画素についても、同様に加算を行うことができる。
なお、ビニング部202は、図10に示すように、AD変換部203の前段に配置してもよいし、AD変換部203の後段に配置してもよい。ビニング部202がAD変換部203の前段に配置される場合、ビニングを行ってからAD変換が行われる。一方、ビニング部202をAD変換部203の後段に配置する場合は、AD変換後のデジタル信号を加算することによってビニングが実行される。また、ビニング部202は、図10に示すように撮像素子20の中に配置され、撮像素子20の内部でビニング動作を行ってもよいし、撮像素子20の外に配置され、外部でビニング動作を行う構成にしてもよい。
なお、撮像制御部209は、図5〜2Cに示すように撮像素子20内に設置し、撮像素子20の内部で前記読み出し信号および前記スイッチの制御信号を発生する構成としてもよいし、図16に示すように、撮像素子20の外に配置してもよい。撮像制御部209が撮像素子の外に配置される場合、撮像制御部209は、撮像素子20の外部より前記読み出し信号および前記スイッチの制御信号を与える。
なお、本実施形態に係る構成において、画素上にオンチップマイクロレンズを配置し、さらに集光能力を高める構成としてもよい。
図17Aおよび図17Bを参照しながら、本実施形態によって得られる効果を説明する。
図17Aは従来の構成を示す図であり、図17Bが本実施形態の構成を示す図である。同図中の太破線で示しているのが画素の開口部である。従来の構成に比べ、本実施形態の構成によれば、開口部の面積を大きくすることができる。例えば、従来技術における開口部のサイズが2.5μm×2.5μm、読み出し信号線幅が0.23μm、出力信号線幅が0.26μmである場合、図17Bの構成を採用することにより、画素の開口面積を約21%向上させることができる。
図18は、本実施形態における他の画素配列を示す図である。この画素配列では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびGの色成分について、撮像を行うことができる。この場合は、例えば、図6におけるR画素の位置にY画素、B画素の位置にC画素、Gr画素の位置にM画素、Gb画素の位置にG画素が配置され得る。このような配置例を採用することにより、Y成分およびC成分の画像を相対的に高いフレームレート(短い露出時間)で取得し、M成分およびG成分の画像を相対的に低いフレームレート(長い露出時間)で撮像することが可能となる。この例では、第1の色成分がYおよびCであり、第2の色成分がMおよびGである。
なお、本実施形態において、第1の読み出し部によって画素出力信号を取得する色成分をR成分およびB成分とし、第2の読み出し部によって画素出力信号を取得する色成分をG成分としているが、本発明に係る撮像装置は、このような振り分け方に限定されるものではない。また、画素アレイ201における画素配列を、水平方向にR画素とG画素、およびB画素とG画素を交互に配置する構成としているが、この配置に限定されるものではない。 本実施形態に係る構成を採用することにより、色成分ごとにフレームレートが異なり、かつ複数の行あるいは列にまたがる複数の画素の出力信号を並列に出力する撮像方式のカラー単板撮像素子を有する撮像装置において、画素が微細化した場合でも画素の開口面積を確保し、撮影感度を向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明による撮像素子の第2の実施形態を説明する。
本発明に係る撮像素子は、配線層が受光面の反対側に配置された裏面照射型撮像素子(例えば図4に示す素子)に対しても適用可能である。本実施形態は、前述した画素と信号線との接続を裏面照射型撮像素子に適用した実施形態である。
図19は、本実施形態の撮像素子における画素の基本構成と信号線との関係を模式的に示す斜視図である。図20は、この実施形態における画素と信号線との接続関係を示す図である。
図19に示すように、画素1201の光入射面(撮像素子の裏面)には、信号線が設けられておらず、各画素の開口率が高められている。光入射面の反対側の面(配線面)には、R画素およびB画素に読み出し信号を供給する読み出し信号線1202と、Gr画素およびGb画素に読み出し信号を供給する読み出し信号線1203とが配列されている。同様に、配線面には、R画素およびGb画素の画素出力信号を伝達する出力信号線1204と、B画素およびGr画素の画素出力信号を伝達する出力信号線1205とが配列されている。
図20に示すように、本実施形態における各画素と信号線との接続は、図6を参照しながら説明した前述の実施形態における各画素と信号線との接続と同一である。また、本実施形態において、各画素への読み出し信号の供給方法、および該画素からの出力信号の取得方法は、実施形態1とまったく同様にして行うことができる。すなわち、読み出し信号線1202は、ともに第1の読み出し部によって撮像を行うR画素およびB画素で共有しており、読み出し信号線1203は、ともに第2の読み出し部によって撮像を行うGr画素およびGb画素で共有している。また、出力信号線1204は、第1の読み出し部によって撮像を行うR画素と第2の読み出し部によって撮像を行うGb画素で共有しており、出力信号線1205は、第1の読み出し部によって撮像を行うB画素と第2の読み出し部によって撮像を行うGr画素で共有している。
読み出し信号線1202に与える読み出し信号と、読み出し信号線1203に与える読み出し信号について、前記第1および第2の読み出し部によって出力を取得する画素の双方から画素出力信号を取得するフレームにおいては、例えば図11の例のように、前記読み出し信号のタイミングを6μsずらす。同時に、それぞれの読み出し信号に合わせ、第1の読み出し部によって出力信号を取得する画素のビニング部、および第2の読み出し部によって出力信号を取得する画素の出力信号のAD変換部へ通じるスイッチを切り替える。
本実施形態によれば、読み出し信号線1202、1203が各画素行について1本の読み出し信号線1202または1203が設けられ、また、各画素列について1本の画素出力信号線1204または1205が設けられる。このため、各信号線1201〜1205の線幅を従来よりも広くすることができるため、各信号線1201〜1205の配線抵抗を低減することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、図21Aから図21Dを参照して、本発明による撮像素子の第3の実施形態を説明する。
本実施形態が前述の各実施形態と異なる点は、画素アレイ201の画素配列にある。それ以外の点では、本実施形態も前述の実施形態の構成と同様の構成を備えている。
図14Aの例では、実施形態1における画素アレイ201のカラーフィルタ配列(図6)のB画素の位置にGS画素を配置し、R画素の位置にR画素およびB画素を交互に配置している。また、Gr画素およびGb画素の位置には、GL画素を配置している。
ここで、GS画素とは、G画素のうち、第1の色成分のフレームレートで画素信号を取得するG画素である。一方、GL画素とは、第1の色成分のフレームレートよりも低いフレームレートで画素出力信号を取得するG画素である。図6の構成では、すべてのG画素を第2の読み出し部、すなわち露出時間の長い撮像方式によって撮像するが、図14Aに示す構成では、一部のG画素を第1の読み出し部、すなわち露出時間の短い撮像方式によって撮像する。
図21B、図21C、図21Dは、GL画素およびGS画素を画素アレイ上に配置する別の構成の例を示す。同図において、1401および1402は読み出し信号線であり、1403および1404は出力信号線である。図21Aから図21Dのすべての場合において、実施形態1と同様に、読み出し信号線は互いに同一のフレームレートで読み出される画素同士が共有し、出力信号線は互いに異なるフレームレートで読み出される画素同士が共有している。
露出時間の長いG画素および露出時間の短いG画素を画素アレイ上に混在させて撮像する場合においても、前記実施形態1と同様に、各画素の開口面積を拡大し、撮影感度を向上することができる。なお、露出時間の長いG画素と露出時間の短いG画素を混在させることにより、カラー動画像の高解像度・高フレームレート化処理に係る長時間露出のG成分画像のぶれ除去処理について、短時間露出のR成分、B成分に加え同色のG成分画像の情報を用いることが可能となり、高解像度・高フレームレート化処理の性能を向上することができる。
上記の各実施形態では、画素行および画素列は、いずれも直線状に延びているが、画素行および画素列の一方がジグザグに蛇行していても良い。
図22および図23は、それぞれ、画素行および画素列がジグザグに蛇行していている画素アレイの配置例を示している。図22の例では、隣接する画素列で画素の位置が画素ピッチの半分だけ垂直方向にシフトしている。一方、図23の例では、隣接する画素行で画素の位置が画素ピッチの半分だけ水平方向にシフトしている。このように、画素の行および列の一方がジグザグ状に蛇行している場合も、画素は行および列状に配列されているものとする。
図22および図23に示す例でも、各画素と信号線との接続は図6を参照して説明した実施形態1における接続と同様である。したがって、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
図24は、第1読み出し信号線301および第2読み出し信号線302が屈曲した画素アレイの他の配置例を示している。この例では、第1読み出し信号線301に接続された画素(R、B)が、第1読み出し信号線301に関して同じ側(図24の例では、図面の上側)に配置されている。同様に、第2読み出し信号線302に接続された画素(Gr、Gb)も、第2読み出し信号線302に関して同じ側(図24の例では、図面の上側)に配置されている。このような配線パターンは、図6に示す配線パターンと異なっているが、各読み出し信号線301、302に接続されている2つの隣接画素がそれぞれ異なる行に属している点では、実施形態1と同様である。
上記の各実施形態における固体撮像素子を備える装置(例えば撮像装置)の好適な例は、図1に示すようシステムコントローラ160の内部または外部にマイクロコンピュータを内蔵し、コンピュータプログラムにしたがって、色成分ごとに異なるフレームレットで読み出し動作を実行することができる。すなわち、例えば図3に示す複数の第1読み出し信号線301に第1のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、出力信号線303、304を介して、第1の色成分(例えばR、B)の画像データを出力させるステップと、複数の第2読み出し信号線302に第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、出力信号線303、304を介して、第2の色成分(例えばG)の画像データを出力させるステップとを実行する。このようなコンピュータプログラムは、半導体記憶装置などからなる記録媒体に記録され得る。
本発明は、カラー動画像を撮像する撮像装置、そのような装置が組み込まれた映像機器やシステム、映像合成装置、映像編集装置、画像復元装置等として利用できる。また、前記撮像装置における撮像制御動作を記述するコンピュータプログラムとしても実現することが可能である。
15・・・撮影レンズ
20・・・単板撮像素子
24・・・光電変換素子
25・・・半導体層
26・・・カラーフィルタアレイ
27・・・配線層
28・・・支持基板
32・・・画像処理部
34・・・メモリ
33・・・インターフェース部
120・・・撮像部
130・・・信号処理部
140・・・表示部
150・・・記録媒体
160・・・システムコントローラ
201・・・画素アレイ
202・・・第1色成分ビニング部
204・・・ラッチ部
206・・・第2色成分AD変換部
207・・・ラッチ部
209・・・撮像制御部
301・・・R、B画素の読み出し信号線
302・・・Gr、Gb画素の読み出し信号線
303・・・R、Gb画素の出力信号線
304・・・B、Gr画素の出力信号線
703・・・R画素ビニング部へと通じるスイッチ
704・・・B画素ビニング部へと通じるスイッチ
707・・・Gb画素AD変換部へと通じるスイッチ
708・・・Gr画素AD変換部へと通じるスイッチ

Claims (17)

  1. 行および列状に配列された複数の画素を有する画素アレイと、
    各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線と、
    各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線と、
    前記複数の画素にそれぞれ入射する光のレッド、ブルー、グリーンの色成分を規定するカラーフィルタアレイと、
    前記画素アレイから、第1のフレームレートと前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートとで画素信号を読み出す機能を有する周辺回路と、
    を備える固体撮像素子であって、
    前記複数の読み出し信号線は、
    前記第1のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線と、前記第2のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線とに分かれており、
    各第1読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第1読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置され、
    各第2読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第2読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置され、
    レッド及びブルーの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線に接続され、グリーンの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線と前記第2読み出し信号線とに接続される、
    固体撮像素子。
  2. 前記複数の第1読み出し信号線と前記複数の第2読み出し信号線とは交互に配列されている、請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 各第2読み出し信号線には、前記レッド及びブルーの色成分の光が入射する画素が接続されていない、請求項1または2に記載の固体撮像素子。
  4. 各第1読み出し信号線には、前記レッド、ブルー、グリーンの色成分の光が入射する画素が接続されている、請求項1から3のいずれかに記載の固体撮像素子。
  5. 行および列状に配列された複数の画素を有する画素アレイと、
    各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線と、
    各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線と、
    前記複数の画素にそれぞれ入射する光のイエロー、シアン、グリーン、マゼンダの色成分を規定するカラーフィルタアレイと、
    前記画素アレイから、第1のフレームレートと前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートとで画素信号を読み出す機能を有する周辺回路と、
    を備える固体撮像素子であって、
    前記複数の読み出し信号線は、
    前記第1のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線と、前記第2のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線とに分かれており、
    各第1読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第1読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置され、
    各第2読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、前記第2読み出し信号線に関して反対の側にそれぞれ配置され、
    イエロー及びシアンの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線に接続され、グリーン及びマゼンダの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線と前記第2読み出し信号線とに接続される、
    固体撮像素子。
  6. 隣接する2つの画素行の間において、または隣接する2つの画素列の間において、画素の配列が画素ピッチの半分だけシフトしている請求項1から5のいずれかに記載の固体撮像素子。
  7. 前記周辺回路によって前記第2のフレームレートで画素信号を読み出すタイミングは、同一フレーム内において前記第1のフレームレートで画素信号を読み出すタイミングに対して時間的にシフトしている、請求項1に記載の固体撮像素子。
  8. 前記周辺回路は、
    前記複数の第1読み出し信号線を駆動することによって前記第1のフレームレートで画像信号を読み出し、第1色成分信号を出力する第1の読み出し回路と、
    前記複数の第2読み出し信号線を駆動することによって前記第2のフレームレートで画像信号を読み出し、第2色成分信号を出力する第2の読み出し回路とを含む、請求項7に記載の固体撮像素子。
  9. 前記第1の読み出し回路は、前記画素アレイから出力される画素信号に対してビニング処理を行うビニング回路を有している、請求項8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記複数の読み出し信号線、前記複数の出力信号線、および前記カラーフィルタアレイは、前記画素アレイが形成された半導体層の表面に配置されており、前記半導体層の表面側から光を前記画素アレイに入射する、請求項1から9のいずれかに記載の固体撮像素子。
  11. 前記複数の読み出し信号線および前記複数の出力信号線は、前記画素アレイが形成された半導体層の表面に配置されており、
    前記カラーフィルタアレイは、前記半導体層の裏面に配置されており、
    前記半導体層の裏面側から光を前記画素アレイに入射する、請求項1から10のいずれかに記載の固体撮像素子。
  12. 行および列状に配列された複数の画素を有する画素アレイと、
    各々が、行方向に配列された複数の画素に接続された複数の読み出し信号線と、
    各々が、列方向に配列された複数の画素に接続された複数の出力信号線と、
    前記複数の画素にそれぞれ入射する光のレッド、ブルー、グリーンの色成分を規定するカラーフィルタアレイと、
    前記画素アレイから、第1のフレームレートと前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで画素信号を読み出す機能を有する周辺回路と、
    を備える固体撮像素子であって、
    前記複数の読み出し信号線は、
    前記第1のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第1読み出し信号線と、前記第2のフレームレートで画素信号が読み出される画素の群に接続された複数の第2読み出し信号線とに分かれており、
    各第1読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、相互に異なる行に属しており、
    各第2読み出し信号線に接続された複数の画素のうち、隣接する2つの列にそれぞれ属する2つの画素は、相互に異なる行に属しており、
    レッド及びブルーの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線に接続され、グリーンの色成分の光が入射する複数の画素は前記第1読み出し信号線と前記第2読み出し信号線とに接続される、
    固体撮像素子。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の前記画素アレイ上に結像を行う光学系と、
    前記固体撮像素子から出力される信号を処理する信号処理部と、
    を備える撮像装置。
  14. 前記信号処理部は、前記第1読み出し信号線から読み出される信号と、前記第2読み出し信号線から読み出される信号とに基づいて、カラー動画像を合成する画像処理部を有している請求項13に記載の撮像装置。
  15. 請求項1から4のいずれかに記載の固体撮像素子を駆動する撮像素子の駆動方法であって、
    前記複数の第1読み出し信号線に第1のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記レッド及びブルーの色成分の画像データを取得するステップと、
    前記複数の第2読み出し信号線に前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記グリーンの色成分の画像データを取得するステップと、
    を包含する撮像素子の駆動方法。
  16. 請求項1から4および12のいずれかに記載の固体撮像素子およびプロセッサを備える装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記複数の第1読み出し信号線に第1のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記レッド及びブルーの色成分の画像データを出力させるステップと、
    前記複数の第2読み出し信号線に前記第1のフレームレートよりも低い第2のフレームレートで読み出し信号を与えることにより、前記出力信号線を介して、前記グリーンの色成分の画像データを出力させるステップと、
    を前記プロセッサに実行させるコンピュータプログラム。
  17. 請求項16に記載のコンピュータプログラムを記録した記録媒体。

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