JP5027359B2 - 人体検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に介護を必要とする老人のような被監視者の振る舞いを検知することで、被監視者の異常状態を通知するために、施設部屋内に設けられる人体検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、介護システムの一部として使用される人体検知装置としては、徘徊老人を被監視者として、監視カメラで撮像し、その撮像結果を監視者側へ送って状況を監視するものがあった。
【0003】
また、部屋内に設けた赤外線受光素子による人体検知を行なって、被監視者の存在位置を監視者側へ通報することにより状況を監視するものがあった。更にまた、撮像カメラを用いて、撮像範囲を複数の領域に分離識別し各領域での被監視者の動きを検知し、被監視者の動きに関する検知結果を基にして、所定の領域で被監視者が所定の状態にあることを検知すると、監視者へ異常の旨の発報を行う装置があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の人体検知装置においては、日差しなどの影響により誤動作が発生するという問題があった
【0005】
発明は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、日差しなどの外乱があった場合に誤報しにくくなり、精度良く検知できるような人体検知装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、被監視者の部屋の床面を撮像する撮像カメラと、撮像カメラの撮像範囲を複数の領域に分離識別し各領域での被監視者の動きを検知する検知領域判断部と、この検知領域判断部での被監視者の動きに関する検知結果を基にして、所定の領域で被監視者が所定の状態にあることを検知すると、監視者へ異常の旨の発報を行う判定処理部と、撮像カメラの状態を獲得するカメラ状態入力部とを備え、上記判定処理部において、上記検知領域判断部が出力する各領域の検出画素数が全体画素の第1の所定の割合から第2の所定の割合の間にあり、且つ上記カメラ状態入力部により得た撮像カメラの絞り又はゲインが変化していない場合のみ上記検知結果を有効と判断して、検知処理を行なうことを特徴とする。
【0008】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入り口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、初期状態または被監視者が退室した状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する床領域の判断出力が所定時間において所定の頻度で発生したときに被監視者が床にいると判断することを特徴とする。
【0009】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する他の領域の判断出力に関わらず、退室領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者が退室したと判断することを特徴とする。
【0010】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面上の寝台が存在するベッド領域と、少なくともこのベッド領域を除き被監視者の部屋の床面を表わす床領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力するベッド領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者がベッド領域に移動したと判断し、入床の旨の通知することを特徴とする。
【0011】
請求項の発明では、請求項の発明において、夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置を制御する照明制御部を備え、この照明制御部が上記カメラ状態入力部により得たカメラ状態が所定の状態であるときに照明装置をオン又はオフに制御することを特徴とする。
【0012】
請求項の発明では、請求項の発明において、照明制御部において、照明装置を一度オン制御した後所定時間が経過するまでオフ制御しないことを特徴とする。
【0013】
請求項の発明では、請求項1の発明において、夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置の状態を判断する照明状態判断部を備え、この照明状態判断部が上記撮像カメラから入力した画像の明るさを検出し、その明るさが所定の値より小さい場合に照明装置に異常があると判断し、監視者にその旨通知することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態及び参考例により説明する。
参考例1)
参考例の人体検知装置1…は図1に示すように撮像カメラ100と、検知領域判断部200と、判定処理部300と、通信処理部400と、検知領域設定手段220と、パラメータ記憶部410とを備えている。
【0015】
撮像カメラ100は、被監視者の居室Xたる居室の天井などに取り付けされ、床面を撮像する。
【0016】
検知領域判断部200は、検知領域メモリ210を備え、検知領域設定手段220で外部から設定入力された仕様に従って、撮像カメラ100の撮像範囲を、図2に例示するように複数の領域A…に分離識別し、検知領域メモリ210に各領域の範囲を記憶しておき、各領域A…での被監視者の存在及び動作を、画像認識技術によって検知する。
【0017】
検知領域判断部200には、複数の領域の一種として、被監視者の居室Xの床面の寝台が存在するベッド領域Aと、少なくともこのベッド領域Aを除き被監視者の居室の床面を表す所定の領域である床領域Bとを設定してある。更に、居室の出入り口である退室領域Cと、窓近くなどのように何らかの動作を検知しても意味のない領域である不感帯領域Dも、設定されている。
【0018】
判定処理部300は、検知領域判断部200での被監視者の存在及び動作に関する検知結果を基にして、所定の領域で、若しくは所定の領域とその隣接領域に亘って、被監視者が所定の状態にあることを検知すると、監視者側へ異常発生の旨の発報を行なうものである。
【0019】
これら検知領域判断部200と、判定処理部300は、電子回路等で構成されるハードウェアや、このハードウェアに搭載されるソフトウェアで構成される。
【0020】
参考例においては、判定処理部300は、被監視者が床領域B内で所定時間内に所定回数以上の動作を行なったことを検知すると、監視者側へ被監視者多動(被監視者が頻繁に動き回ることを言う)の旨の異常発報を行なう。
【0021】
通信処理部400はセンター装置20とネットワークNTを経由してデータの送受信処理を行なう。
【0022】
図1ではセンター装置20と人体検知装置1及び別の人体検知装置1がネットワークNTで接続された構成を示しており、センター装置20から、被監視者に応じてカスタマイズしたパラメータを人体検知装置1及び人体検知装置1に送信し、記憶させる。
【0023】
参考例においては上述の所定回数及び所定時間がパラメータに相当する。
【0024】
次に判定処理部300の判断フローを、通信処理部400、検知領域判断部200の動作と合わせて、図3、図4を用いて以下に説明する。尚図3の(1)(4)と図4の(1)(4)は両フローチャートの結合点を示す。
【0025】
まず、初期設定として、検知領域判断部200は、検知領域設定手段220で外部から設定入力されたベッド領域A、床領域B、退室領域C、不感帯領域Dを、撮像カメラ100が撮像して得られる画像上での領域として、検知領域メモリ210に記憶する。
【0026】
また、各人体検知装置1…の通信処理部400は、センター装置20よりパラメータP1…(上記の所定回数及び所定時間)を受信し、パラメータ記憶部410に記憶する。このステップが初期化のステップS100となる。
【0027】
通信処理部400は、初期設定以後、パラメータ記憶部410のパラメータ領域に変化があるか否かをステップS190Aでチェックし、変化があると、つまりパラメータが更新される場合、ステップS190Bで使用するパラメータを更新して判定処理部300に引き渡す(ステップS190C)。更新されなければ初期設定されたパラメータを保持して、次の画像取得のステップS110に進む。
【0028】
このステップS110で、撮像カメラ100で撮像した撮像画面データを得ると(ステップS110)、検知領域判断部200は、撮像画面データを差分処理し(ステップS120)、人体の動作の有無を変化した画素単位で判断する(ステップS130)。
【0029】
更に、検知領域判断部200は、ステップS130での人体の動作の有無についての判断結果と、検知領域メモリ210のベッド領域A、床領域B、退室領域C、不感帯領域Dの、各領域の範囲とを基にして、ベッド領域A、床領域B、退室領域Cの各領域での人体の動作の有無を判断する(ステップS140)。
【0030】
このステップS140での判断結果は、検知領域判断部200から判定処理部300へ引き渡される(ステップS150)。
【0031】
判定処理部300は、ステップS150から、現在の状態を、後述する図4の“状態1”、“状態2”のいずれであるか判断する(図4のステップS200)。
【0032】
まず初期状態が“状態1”である(ステップS210)ので判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS211)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS212)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS214)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS213)、または人体の動作がなかった場合(ステップS215)、のいずれに該当するか判断する。
【0033】
判定処理部300は、判断結果がステップS212ならば、被監視者が床領域Bに居るものとして認識し、機能として備えた居室内多動検知用カウンタ(図示せず<以下カウンタa>と言う)をリセットするとともに、後述する人体の動作があったか否かを記録しておくためのログ記録用配列(データ列記憶先)をリセットしておき(ステップS216)、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておく(ステップS218)。
【0034】
判定処理部300は、判断結果がステップS213、ステップ214またはステップS215ならば、処理を行なわない(ステップS217)。
【0035】
そして判定処理部300は、ステップS217若しくはステップS218の後、図3のステップS160(異常発生とみなせない場合の動作遷移先)へ動作を戻す。
【0036】
なお、このステップS160に至ると、人体検知装置1(或いは1)は、ステップS190Aの直前に動作ステップを戻す。
【0037】
その後判定処理部300は、処理手順がステップS218を経てステップS200に再度至ると、今度は“状態2”であるため、“状態2”のフローに処理を進める(ステップS220)。
【0038】
そして判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS221)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS223)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS224)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS222)、または人体の動作がなかった場合(ステップS225)、のいずれに該当するか判断する。
【0039】
判定処理部300は、判断結果がステップS223ならば、カウンタaの値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作があった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS226A)。
【0040】
判定処理部300は、判断結果がステップS224若しくはステップS225ならば、やはりカウンタaの値に1を加えてインクリメントし、更に、ログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作が無かった旨の記録を行なう(ステップS226B)。
【0041】
判定処理部300は、判断結果がステップS222ならば、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS229D)。
【0042】
そして判定処理部300は、ステップS226A若しくはステップS226Bを経ると、ログ記録用配列に記録済みの、床領域Bで人体の動作があった旨の記録回数を集計し(つまりステップS226A或いはS226Bを経た回数を集計し)て、機能として備えている集計用カウンタ(図示せず<以下カウンタbと言う>)の値として記憶しておき(ステップS227)、ステップS228Aにおいてカウンタbの値が予め設定しているしきい値以上か否かをチェックし、しきい値以上であるならば報知手段(図示せず)によって、監視室(図示せず)の監視者側へ多動発生の旨の異常発報を行ない(ステップS229A)、次の動作ステップを図3のステップS170とする。そしてステップS180において発報している検知項目を通報し、処理を終了する。
【0043】
また、判定処理部300は、カウンタbの値がしきい値未満であるならば、カウンタbのカウント値が0より大きいか否か、つまり何も書き込まれていないかいるかをチェックし(ステップS228B)、カウンタbのカウント値が0、つまり何も書き込まれていなければ、状態を記憶するフラグに“状態1”なる情報を記憶し(ステップS229B)、カウンタbのカウント値が0より大きければ、カウンタaのカウント値をリセットする(ステップS229C)。
【0044】
判定処理部300は、ステップS229B、ステップS229Cのいずれを経ても、次の動作ステップを図1に示すステップS160とする。
【0045】
もし、パラメータP1…が更新された場合は(ステップS190C)、すべての処理を初期化するためにカウンタaのリセット、ログ記録用配列の初期化を行ない(ステップS191)、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS192)。
【0046】
このようにして、本参考例では、一貫して、被監視者が床上で動きをみせている状況を把握するのであるが、特に、パラメータP1…を記憶するパラメータ記憶部410と通信処理部400を備えることを特徴とし、被監視者毎に対応させて人体検知装置1…にパラメータP1…をカスタマイズすることが可能になる。また、ネットワークNTに複数の人体検知装置1…を接続すれば、容易に人体検知装置1…のパラメータP1…を更新することが可能となる。
(実施形態
本実施形態の人体検知装置1は、図5に示すように撮像カメラ100と、検知領域判断部200と、判定処理部300と、検知領域設定手段220とを備えている。
【0047】
本実施形態の人体検知装置1の特徴となるのは、検知領域設定手段220で設定され、検知領域メモリ210で記憶されている図2で例示したようなベッド、床、退室、不感帯の各領域A〜Dで検出された被監視者の動きに対応する変化画素数が、所定の範囲内でないときには動作無であると検知領域判断部200が判断することにある。
【0048】
このような検知領域判断部200の判断フローを、図6〜図9を用いて、以下に説明する。尚図6の(1)(3)と図8の(1)(3)とは両フローチャートの結合点を示す。
【0049】
而して検知領域判断部200は、参考例1の場合と同様に図6の初期化のステップS100を経た後、撮像カメラ100で撮像した撮像画面データを得ると(ステップS110)、撮像画面データを差分処理し(ステップS120)、人体の動作の有無を変化画素単位で判断する(ステップS130)。
【0050】
更に、検知領域判断部200は、ステップS130での人体の動作の有無についての判断結果と、検知領域メモリ210のベッド領域A、床領域B、退室領域C、不感帯領域Dの各領域の範囲とを基にして、ベッド領域A、床領域B、キャンセル(退室領域C、不感帯領域D)の各領域での人体の動作の有無を判断する(ステップS140)。
【0051】
このとき各領域での動き(変化)画素数が、予め設定した動き(変化)画素数のしきい値(しきい値L、しきい値S)の間の値であれば有効と判断し、そうでなければ無効と判断する。
【0052】
この判断は図7に示すように、人の動きに起因する動き画素数は人の大きさや動きの速さなどにより所定の確率以上で検出するための最小値と最大値を決定できる。
【0053】
また、図9に示すように外乱の影響として最も大きい日差しの変化(I)を考えると、人(II)に起因する動き(変化)画素数よりも大きな値が得られる。
【0054】
従って、これらを識別するためのしきい値Lと、同様に人に起因する動き(変化)画素数よりも小さな値が得られる外乱要因の影響を除去するためのしきい値Sを決定する。
【0055】
本実施形態では、しきい値Sをしきい値S1、しきい値S2、しきい値S3、しきい値S4として、しきい値Lをしきい値L1、しきい値L2、しきい値L3、しきい値L4として用いる。
【0056】
以下ベッド、床、退室領域A〜Cにおける動作の有無の判断フローを図7により説明する。
【0057】
まず、ベッド領域Aの動き(変化)画素がしきい値S1としきい値L1の間の値かどうか判定し(ステップS141)、範囲外であればベッド領域の動き画素数を0とする(ステップS142)。
【0058】
以下、同様に床領域B、退室領域Cで判定(ステップS143〜S146参照)し、最後に全領域の動き画素数の合計をしきい値L4、しきい値S4と比較し(ステップS147)、範囲外であれば全領域の動き画素数を0に設定する(ステップS148)。このステップS140〜S148での判断結果は、検知領域判断部200から判定処理部300へ引き渡される(図8のステップS150)。
【0059】
判定処理部300は、ステップS150から、現在の状態を、図8に示すフローチャートにおいて後述する“状態1”、“状態2”のいずれであるか判断する(ステップS200)。
【0060】
まず初期状態が“状態1”である(ステップS210)ので、判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS211)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS212)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS214)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS213)、または人体の動作がなかった場合(ステップS215)、のいずれに該当するか判断する。
【0061】
判定処理部300は、判断結果がステップS212ならば、被監視者が床領域Bに居るものとして認識し、機能として備えている室内多動検知用のカウンタaをリセットしておき、しかも、後述するように、人体の動作があったか否かを記録しておくためのログ記録用配列(データ列記憶先)をリセットしておき(ステップS216)、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておく(ステップS218)。
【0062】
また判定処理部300は、判断結果がステップS213、ステップ214又はステップS215ならば、処理を行なわない(ステップS217)。
【0063】
そして判定処理部300は、ステップS217若しくはステップS218の後、図6のステップS160(異常発生とみなせない場合の動作遷移先)へ動作を戻す。なお、このステップS160に至ると、人体検知装置1は、ステップS110の直前に動作ステップを戻す。
【0064】
さて判定処理部300は、処理手順がステップS218を経てステップS200に再度至ると、今度は“状態2”であるため、“状態2”のフローに処理を進める(ステップS220)。
【0065】
判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS221)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS223)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS224)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS222)、人体の動作がなかった場合(ステップS225)、のいずれに該当するか判断する。
【0066】
判定処理部300は、判断結果がステップS223ならば、カウンタaの値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作があった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS226A)。
【0067】
判定処理部300は、判断結果がステップS224若しくはステップS225ならば、やはりカウンタaの値に1を加えてインクリメントし、更に、ログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作が無かった旨の記録を行なう(ステップS226B)。
【0068】
判定処理部300は、判断結果がステップS222ならば、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS229D)。
【0069】
そして判定処理部300は、ステップS226A若しくはステップS226Bを経ると、ログ記録用配列に記録済みの、床領域Bで人体の動作があった旨の記録回数を集計し(つまりステップS226Aを経た回数を集計し)て、集計用のカウンタbにカウント値として記憶しておき(ステップS227)、ステップS228Aでカウンタbの値と予め設定してあるカウンタb用のしきい値を比較してカウンタbの値がしきい値以上であるならば、報知手段(図示せず)によって、監視室の監視者側へ多動発生の旨の異常発報を行ない(ステップS229A)、次の動作ステップを図6に示すステップS170に戻し、ステップS180の処理を行った後、処理を終了する。
【0070】
また、判定処理部300は、カウンタbの値がしきい値未満であるならば、カウンタbの値が0より大きいか否かをステップS228Bでチェックし、カウンタbのカウント値が0、つまり何も書き込まれていなければ、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS229A)。またカウンタbのカウント値が0より大きければ、カウンタaのカウント値をリセットしておく(ステップS229C)。そして判定処理部300は、ステップS229B、ステップS229Cのいずれを経ても、次の動作ステップを図6に示すステップS160とに戻す。
【0071】
このように、本実施形態の人体検知装置1では、検知領域判断部200が日差しなどの外乱が有った場合に、動き無しと判断するので、判定処理部300で外乱による誤判断が減少し、精度良く検知できるようになる。
(実施形態
本実施形態の人体検知装置1は、図10に示すように撮像カメラ100と、検知領域判断部200と、判定処理部300、カメラ状態入力部500と、検知領域設定手段220とから構成され、カメラ状態入力部500を設けた点で実施形態の構成と相違する。
【0072】
次にカメラ状態入力部500及び検知領域判断部200の判断フローを、図11を用いて、以下に説明する。尚実施形態における図6のフローチャートはそのまま使用する。
【0073】
まず図6に示す初期化(ステップS100)後、検知領域判断部200は、撮像カメラ100で撮像した撮像画面データを得ると(ステップS110)、撮像画面データを差分処理し(ステップS120)、人体の動作の有無を変化画素単位で判断する(ステップS130)。
【0074】
更に、検知領域判断部200は、ステップS130での人体の動作の有無についての判断結果と、検知領域メモリ210のベッド領域A、床領域B、退室領域C、不感帯領域Dの、各領域の範囲とを基にして、ベッド領域A、床領域B、退室領域Cの各領域での人体の動作の有無を判断する(ステップS140)。このとき、図11に示すように撮像カメラ100の状態(絞りやゲイン)をカメラ状態入力部500で読み込む(ステップS149A)。これは撮像カメラ100の状態をレジスタに常時書き込むようにしておき、それをマイクロコンピュータでシリアル通信などの手段で読み出せるようにすればよい。このとき前回処理したときの状態に対して変化が有るのか否かをチェックし(ステップS149B)、変化がなければ、そのまま処理を継続して判定処理部300へ引き渡し(ステップS150)、変化が有れば、日差しの変化など大きい照度変化があったと判断し、各領域の動き画素数を0に設定する(ステップS149C)。
【0075】
ステップS150以降は実施形態における判断処理(図8に示すフローチャート)と同様であるため説明を省略するが、集計用のカウンタbのカウント値がカウンタb用のしきい値以上になると、報知手段(図示せず)によって、監視室の監視者側へ多動発生の旨の異常発報を行なう。
【0076】
このように、本実施形態の人体検知装置1では、検知領域判断部200が日差し等の外乱が有った場合に、動き無しと判断するので、判定処理部300で誤判断しにくくなり、精度良く検知できるようになる。
(実施形態
本実施形態は人体検知装置としての構成は、実施形態1,2の何れかの構成を用いるが、“状態1”において床領域Bで動きがあった場合でも、本実施形態の検知領域判断部200はすぐに状態を遷移しないで、所定の条件を満たした場合に初めて床領域にいると判断して状態を遷移するようにした点に特徴がある。
【0077】
図13は人の動きにより計測される動き画素数の時系列データの例及び日差しの変化により計測される動き画素数の時系列データの例を示したものである。日差しの変化(I)は比較的短い時間に多くの動き画素が計測され、以後は安定して計測されなくなる特徴がある。一方、人の動き、特に居室の中に入る動き(II)では比較的長い間動き画素が計測される。したがって、本実施形態では被監視者が居室の中に存在しない場合に、床領域Bにいると確定するのに所定の計測時間における動きの頻度が所定のしきい値以上のときに人と判断して行ない、しきい値未満の場合は人以外と判断し、日差し等の影響を少なくする。
【0078】
このような判定処理部300の判断フローを、図12を用いて、以下に説明する。
【0079】
尚前述の実施形態における図6のフローはそのまま使用する。
【0080】
而して判定処理部300は、図6におけるステップS150から、現在の状態を、後述する“状態1”、“状態2”、“状態3”、のいずれであるか判断するステップS200へ移行したものとする。
【0081】
まず初期状態が“状態1”である(ステップS210)ので、判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS211)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS212)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS214)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS213)、又は人体の動作が無かった場合(ステップS215)、のいずれに該当するか判断する。
【0082】
判定処理部300は、判断結果がステップS212又はステップS213ならば、被監視者が床領域Bに入ろうとしているものとして認識し、人体が床に存在することを確定するための観測時間をカウントする観測時間カウント用カウンタ(図示せず<以下カウンタcと言う>)に1を加え、ログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作があった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS216A)。
【0083】
判断処理部300は、判断結果がステップS214、又はステップS215ならば、被監視者が床領域Bに入ろうとしていないものとして認識し、人体が床に存在することを確定するための観測時間をカウントする観測時間カウント用カウンタ(図示せず<以下カウンタcと言う>)に1を加え、ログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作がなかった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS216B)。
【0084】
判定処理部300は、ステップS216A若しくはステップS216Bを経ると、ログ記録用配列に記録済みの、床領域Bで人体の動作があった旨の記録回数を集計し(つまりステップS216A或いは216Bを経た回数を集計し)、集計用カウンタ(図示せず<以下カウンタdと言う>)のカウント値として記憶しておき(ステップS217)、カウンタdの値がカウンタd用に予め設定しているしきい値以上であるか否かをステップS218でチェックし、しきい値以上場合には状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶し、カウンタcのリセット及びログ記録用配列の初期化を行なう(ステップS219)。
【0085】
そしてしきい値以下であっても、ステップS219を経ても、次の動作ステップを図6のステップS160とする。
【0086】
以後、“状態2”、“状態3”に遷移していき、ステップS236A、236Bを経た回数を集計する集計用のカウンタbの値がカウンタb用のしきい値以上になると、報知手段(図示せず)によって、監視室の監視者側へ多動発生の旨の異常発報を行なうが、“状態2”及び“状態3”における動作(ステップS220〜S239A,S239B,S239C)は実施形態のそれぞれ“状態1”と“状態2”での動作と基本的同様であって、ステップS219を経由してステップS200に戻った場合はステップS220に進み、ステップS221での判断が、判定処理部300の判断結果がステップS222ならば、判定処理部300は被監視者が床領域Bに居るものとして認識し、カウンタaをリセットするとともに、ログ記録用配列をリセットしておき(ステップS226)、状態を記憶するフラグに“状態3”なる情報を記憶しておく(ステップS228)。
【0087】
また判定処理部300は、判断結果がステップ224またはステップS225ならば、処理を行なわない(ステップS227)。また判断結果がステップS223ならば、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS229)。
【0088】
またステップS228を経由して、ステップS219を経由してステップS200に戻った場合はステップS230へ進む。これ以降は図8の状態2以降のステップと同じ処理が為される。勿論図8の場合は、状態2であるが本実施形態の場合は状態3であり、ステップS229Bにおける状態1への遷移が本実施形態ではステップS239Bにおいて状態2へ遷移する点で相違する。
【0089】
このようにして、本実施形態では、一貫して、被監視者が床上で動きをみせている状況を把握するのであるが、特に、床領域に人体が存在することを確定するための判断を備えることを特徴とする。このようにすることによって、例えば被監視者が居室にいない場合などに日差しの変化などにより多動の異常を誤って検知するなどの誤動作を防止できる。
【0090】
(実施形態
本実施形態の人体検知装置は、“状態4”を設け、人体が床領域に存在している場合に、退室を確実に行なえるようにした点で、実施形態と相違する。装置全体の構成は実施形態或いはの構成を用いる。
【0091】
本実施形態の判定処理部300の判断フローを、図14を用いて、以下に説明する。また前述の実施形態における図6のフローはそのまま使用する。
【0092】
而して判定処理部300は、ステップS150から、現在の状態を、後述する“状態1”、“状態2”、“状態3”、“状態4”のいずれであるか判断する(ステップS200)。
【0093】
まず初期状態が“状態1”である(ステップS210)ので、判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS211)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS212)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS213)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS214)、または人体の動作が無かった場合(ステップS215)、のいずれに該当するか判断する。
【0094】
“状態1”における以後の処理は実施形態の場合と同様なので省略する。“状態1”の処理後、ステップS160に至るが、このとき、人体検知装置1は、ステップS110の直前に動作ステップを戻す。判定処理部300は、“状態1”のステップ218Aにおいて条件を満足したとすると、処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態2”であるため、“状態2”のフローに処理を進める(ステップS220)。
【0095】
判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS221)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS222)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS223)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS224)、または人体の動作がなかった場合(ステップS225)、のいずれに該当するか判断する。
【0096】
判定処理部300は、判断結果がステップS222ならば、被監視者が床領域Bに居るものとして認識し、カウンタaをリセットするとともに、ログ記録用配列をリセットしておき(ステップS226)、状態を記憶するフラグに“状態3”なる情報を記憶しておく(ステップS228)。
【0097】
また判定処理部300は、判断結果がステップ224またはステップS225ならば、処理を行なわない(ステップS227)。また判断結果がステップS223ならば、状態を記憶するフラグに、“状態4”なる情報を記憶しておく(ステップS229)。
【0098】
そして判定処理部300は、ステップS227、ステップS228、若しくはステップS229の後、ステップS160へ動作を戻す。なお、このステップS160に至ると、人体検知装置1は、ステップS110の直前に動作ステップを戻す。
【0099】
ステップS228を経た場合、判定処理部300は、処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態3”であるため、“状態3”のフローに処理を進める(ステップS230)。判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS231)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS233)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS234)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS232)、または人体の動作がなかった場合(ステップS235)、のいずれに該当するか判断する。
【0100】
判定処理部300は、判断結果がステップS233ならば、カウンタaのカウント値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作があった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS236A)。
【0101】
判定処理部300は、判断結果がステップS234若しくはステップS235ならば、やはりカウンタaのカウント値に1を加えてをインクリメントし、更に、ログ記録用配列に、床領域Bで人体の動作が無かった旨の記録を行なう(ステップS236B)。
【0102】
判定処理部300は、ステップS236A若しくはステップS236Bを経ると、ログ記録用配列に記録済みの、床領域Bで人体の動作があった旨の記録回数を集計し(つまりステップS236Aを経た回数を集計し)、集計用のカウンタbのカウント値として記憶しておき(ステップS237)、カウンタbの値がカウンタb用に予め設定しているしきい値以上であるならば(ステップS238A)、報知手段(図示せず)によって監視室の監視者側へ多動発生の旨の異常発報を行ない(ステップS239A)、次の動作ステップをステップS170とする。
【0103】
また判定処理部300は、カウンタbの値がしきい値未満であるならば、カウンタbのカウント値が0より大きいか否かをチェックし(ステップS238B)、カウンタbのカウント値が0であれば、つまり何も書き込まれていなければ、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておき(ステップS239B)、カウンタbに0より大きな値が書き込まれていれば、カウンタaのカウント値をリセットしておく(ステップS239C)。
【0104】
判定処理部300は、ステップS239B、ステップS239Cのいずれを経ても、次の動作ステップをステップS160とする。
【0105】
また判定処理部300は、判断結果がステップS232ならば、状態を記憶するフラグに、“状態4”なる情報を記憶しておく(ステップS239D)。
【0106】
ここで本実施形態と上記実施形態との違いはステップS229或いはS39Dの処理で、“状態2”または“状態3”において、退室領域で動きが検出されると“状態4”へ遷移する点である。
【0107】
この場合、判定処理部300は、処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態4”であるため、“状態4”のフローに処理を進める(ステップS240)。判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS241)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS242)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS243)、人体の動作があった領域が退室領域Cであった場合(ステップS244)、または人体の動作がなかった場合(ステップS245)、のいずれに該当するか判断する。判定処理部300は、判断結果がステップS242、ステップS243、またはステップS244ならば、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておく(ステップS249B)。また判断結果がステップS245ならば、機能として備えた退室確認用カウンタ(図示せず<以下カウンタeと言う>のカウント値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列に床領域Bで人体の動作がなかった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS246)。判定処理部300は、ステップS246を経ると、ログ記録用配列に記録済みの、床領域Bで人体の動作がなかった旨の記録回数を集計し、集計用のカウンタ(図示せず<以下カウンタfと言う>)のカウント値として記憶しておき(ステップS247)、ステップS248でカウンタfのカウント値がカウンタf用に予め設定してあるしきい値以上であるか否かをチェックし、カウント値がしきい値以上の場合被監視者が居室Xから退室したとして認識して、カウンタeをリセットするとともに、ログ記録用配列をリセットし、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS249A)。
【0108】
また、判定処理部300は、カウンタbの値がしきい値未満であるならば、次の動作ステップをステップS160とする。
【0109】
このようにして、本実施形態では、一貫して、被監視者が床上で動きをみせている状況を把握するのであるが、特に、床領域から被監視者が居室Xから退室することを確定するための判断を備えることを特徴とする。こうすることによって、例えば被監視者が居室Xにいない場合に日差しの変化などにより多動の異常を誤って検知するなどの誤動作を防止できる。また、退室領域Cと床領域Bが同時に動きがあることを検出した場合に、人体の動作があった場所を退室領域Cと判断することにより、退室時にドアの開閉による影の映り込みの影響を緩和できる。これは、ドア開閉時にその映り込みが居室Xの床領域Bにまで及ぶ場合、被監視者が退室したあとにドアが閉まると、退室後に床領域Bと退室領域Cが同時に動きが検出されてしまうためである。
(実施形態
本実施形態の人体検知装置は、上述の参考例1の人体検知装置1(又は1)と異なる点は、被監視者が床領域Bからベッド領域Aへ移動したことを検知すると監視者側へベッド入床の旨の通知を行なうようにした点である。尚装置全体の構成は参考例1と同様とする。
【0110】
本実施形態の判定処理部300の判断フローを、図15を用いて、以下に説明する。また前述の実施形態における図6のフローはそのまま使用する。
【0111】
而して判定処理部300は、ステップS150から、現在の状態を、後述する“状態1”、“状態2”、“状態3”、“状態4”のいずれであるか判断する(ステップS200)。
【0112】
まず初期状態が“状態1”である(ステップS210)ので、判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS211)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS212)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS213)、または人体の動作がなかった場合(ステップS214)、のいずれに該当するか判断する。
【0113】
判定処理部300は、判断結果がステップS212ならば、被監視者が床領域Bに居るものとして認識し、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておく(ステップS215)。
【0114】
また判定処理部300は、判断結果がステップS213、またはステップ214ならば、処理を行なわない(ステップS216)。
【0115】
判定処理部300は、ステップS215若しくはステップS216の後、ステップS160へ動作を戻す。なお、このステップS160に至ると、人体検知装置は、ステップS110の直前に動作ステップを戻す。
【0116】
判定処理部300は、ステップS215を経て処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態2”であるため、“状態2”のフローに処理を進める(ステップS220)。
【0117】
判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS221)、その領域がベッド領域Aであった場合(ステップS222)、人体の動作があった領域が床領域Bであった場合(ステップS223)、または人体の動作がなかった場合(ステップS224)、のいずれに該当するか判断する。
【0118】
判定処理部300は、ステップS222ならば、ベッド確定用カウンタ(図示せず<以下カウンタgと言う>)をリセットしておき、しかも、後述するように、人体の動作があったか否かを記録しておくためのログ記録用配列(データ列記憶先)をリセットし(ステップS225)、状態を記憶するフラグに、“状態3”なる情報を記憶しておく(ステップS227)。
【0119】
また判定処理部300は、判断結果がステップS223、またはステップS224ならば、処理を行なわない(ステップS226)。
【0120】
判定処理部300は、ステップS226若しくはステップS227の後、ステップS160へ動作を戻す。そして判定処理部300は、ステップS227を経て処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態3”であるため、“状態3”のフローに処理を進める(ステップS230)。
【0121】
判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS231)、その領域がベッド領域Aであった場合(ステップS232)、人体の動作があった領域が床領域Bであった場合(ステップS234)、または人体の動作がなかった場合(ステップS233)、のいずれに該当するか判断する。
【0122】
判定処理部300は、判断結果がステップS232ならば、ベッド確定用カウンタgのカウント値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列にベッド領域Aで人体の動作があった旨の記録を、回数カウントとして、インクリメントしておく(ステップS235A)。
【0123】
また判定処理部300は、判断結果がステップS233ならば、やはりベッド確定用カウンタgのカウント値に1を加えてインクリメントし、更にログ記録用配列に、ベッド領域Aで人体の動作が無かった旨の記録を行なう(ステップS235B)。
【0124】
判定処理部300は、ステップS235A若しくはステップS235Bを経ると、ログ記録用配列に記録済みの、ベッド領域Aで人体の動作があった旨の記録回数を集計し(つまりステップS235Aを経た回数を集計し)、機能として備えた集計用のカウンタ(図示せず<以下カウンタhと言う>)のカウント値として記憶しておき(ステップS237)、ステップ238Aでカウンタhのカウント値とカウンタh用に予め設定しているしきい値とを比較してカウント値がしきい値以上であるならば、状態を記憶するフラグに、“状態4”なる情報を記憶しておき、床領域不動作確認用カウンタ(図示せず<以下カウンタiと言う>)をリセットする(ステップS239A)。また、判定処理部300は、ステップS238Aにて、カウンタhのカウント値がしきい値未満であるならば、カウンタhにカウント値が0より大きいか否かをチェックし(ステップS238B)、カウンタhにカウント値が0,つまり何も書き込まれていなければ、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておき(ステップS239B)、カウンタhのカウント値が0より大きければ、ベッド確定用カウンタgのカウント値をリセットしておく(ステップS239C)。
【0125】
また判定処理部300は、判断結果がステップS234ならば、状態を記憶するフラグに、“状態1”なる情報を記憶しておく(ステップS236)。
【0126】
そして判定処理部300は、ステップS239A、ステップS229B、ステップS229C、ステップS236のいずれを経ても、次の動作ステップをステップS160とする。
【0127】
さて判定処理部300は、ステップS239Aを経て処理手順がステップS200に再度至ると、今度は“状態4”であるため、“状態4”のフローに処理を進める(ステップS240)。判定処理部300は、人体の動作があった領域を参照し(ステップS241)、その領域が床領域Bであった場合(ステップS242)、人体の動作があった領域がベッド領域Aであった場合(ステップS243)、または人体の動作がなかった場合(ステップS244)、のいずれに該当するか判断する。
【0128】
判定処理部300は、判断結果がステップS242ならば、被監視者が床領域Bに存在すると判断し、状態を記憶するフラグに、“状態2”なる情報を記憶しておく(ステップS245)。
【0129】
また判定処理部300は、判断結果がステップS243またはステップS244ならば、被監視者が床領域Bに存在しないと判断し、その時間を計測するためにカウンタiのカウント値に1を加えてインクリメントする(ステップS246)。判定処理部300は、ステップS246を経ると、ステップS247においてカウンタiの値がカウンタi用に予め設定しているしきい値以上であるか否かをチェックし(ステップS247)、しきい値以上であれば報知手段(図示せず)によって、監視室の監視者側へベッド入床発生の旨の異常発報を行ない(ステップS249)、次の動作ステップをステップS170とする。
【0130】
また、判定処理部300は、ステップS247にて、カウンタiのカウント値がしきい値未満であると判定した場合、何も処理せず(ステップS248)、次の動作ステップをステップS160とする。
【0131】
このように、本発明の人体検知装置では、判定処理部300が被監視者が床領域Bからベッド領域Aへ移動したことをベッド領域Aでの動きが所定時間以上継続しかつ、その後床領域Bで動きが所定時間検知されない場合に監視者側へベッド入床の旨の通知を行なうようにしたため、被監視者がベッド付近を歩行する場合などでも誤報せず、確実にベッド入床したことを検知できるようになる。
(実施形態
本実施形態の人体検知装置1は図16に示すように図10の構成と同様に撮像カメラ100と、検知領域判断部200と、判定処理部300と、カメラ状態入力部500とを備えるとともに、照明制御部600と、居室Xの天井部に配置され、照明制御部600で制御される夜間監視用の照明装置30を備えて構成される。
【0132】
撮像カメラ100は、被監視者の居室Xの天井に取り付けられ床面を撮像する。検知領域判断部200は、検知領域メモリ210を備え、検知領域設定手段220で外部から設定入力された仕様に従って、撮像カメラ100の撮像範囲を、図2に例示するように複数の領域に分離識別し、検知領域メモリ210に各領域の範囲を記憶しておき、各領域での被監視者の存在及び動作を、画像認識技術によって、検知する。尚検知領域判断部200には、参考例1と同様にベッド領域A、床領域B、退室領域C、不感帯領域Dも、設定されているものとする。
【0133】
照明制御部600は、周囲が十分に明るいときには照明装置30を消灯(オフ))し、逆に暗いときには照明装置30を点灯(オン)する。
【0134】
この制御方法について図17、図18及び図19を基に説明する。尚図17は検知領域判断部200、判定処理部300での判断フローを表すフローチャートであって、照明制御のステップS300を初期化のステップS100と画像取得のステップS110との間に挿入している点で、図6のフローチャートと相違する。
【0135】
而して図17において初期化が終了し(ステップS100)、照明制御が開始されると(ステップS300)、図18に示すように、まず照明制御部600は照明制御用フラグ設定を行なう(ステップS300’)。このフラグは図19に示すように常時オンとする(ステップS301)。
【0136】
照明制御用フラグがオンでない場合、照明をオフ制御するが、常時このフラグがオンのため(ステップS310)、撮像カメラ100の状態を参照する(ステップS320)。ここでは、実施形態で説明したように、カメラ状態入力部500により、撮像カメラ100の状態(絞り、ゲイン)を読み込み、絞りが全開放且つゲインが最大かどうか確認し(ステップS330)、そうであれば照明装置30をオン制御し(ステップS350)、そうでなければ照明装置30をオフ制御し(ステップS340)、図17のステップS110に進む。
【0137】
ここでは絞りが全開放でないまたはゲインが最大でない場合、撮像カメラ100の感度に余裕が有り、検知処理が可能であるとした。
【0138】
ステップS110以降の動作は実施形態乃至実施形態まで何れかの動作を採用すればよいので、それらの実施形態の動作説明を参照することとし、ここでは省略する。
【0139】
このように、本実施形態の人体検知装置1では、照明制御部600が撮像カメラの状態によって自動的に照明装置30をオン、オフ制御するため、照明が不要なときには自動的に消灯することで無駄な電力消費を防止し、しかも必要なときには自動的に点灯するので、夜間でも確実に検知できるようになる。
(実施形態
本実施形態の人体検知装置の特徴は、実施形態で説明した夜間での監視を可能とするための照明装置30を制御する照明制御部600において、照明装置30をオン制御したら、その後所定時間が経過するまで照明装置30をオフ制御しないようにすることで、照明装置30のチャタリング動作を防止している点に特徴がある。尚装置全体の構成は実施形態と同じ構成を用いるため、図16を参照しここでは図示しない。
【0140】
次の本実施形態における照明制御部600による照明装置30の制御方法について上記図18及び図20を基に説明する。
【0141】
而して照明制御部600は照明制御を開始する(ステップ)S300)と、まず照明制御用フラグ設定を行なう(ステップS300’)が、本実施形態では、照明装置30の現在の状態を確認し(ステップS302)、現在照明装置30がオフ状態であればタイマー(図示せず))をリセットし(ステップS304)、照明装置30がオン状態であればタイマー(図示せず)をカウントアップする(ステップS303)。
【0142】
ついで、タイマー(図示せず)のカウント値と予め設定している所定のしきい値とを比較し(ステップS305)、タイマー(図示せず)の値がしきい値よりも大きければ、照明制御をオフ制御してもよいことを示すために照明制御用フラグをオンにし(ステップS306)且つタイマー(図示せず)をリセットする(ステップS308)。
【0143】
タイマー(図示せず)の値がしきい値未満であればまだ照明をオフ制御してはいけないことを示すために、照明制御用フラグをオンに設定する(ステップS307)。照明制御用フラグがオンでない場合、照明装置30をオフ制御し(ステップS340)、フラグがオンの場合は撮像カメラ100の状態を参照する(ステップS320)。
【0144】
以下は、実施形態と同様にして、図18のフローチャートに示すようにカメラ状態入力部500により、撮像カメラ100の状態(絞り、ゲイン)を読み込み、絞りが全開放かつゲインが最大かどうか確認し(ステップS330)、そうであれば照明装置30をオン制御し(ステップS350)、そうでなければ照明装置30をオフ制御する(ステップS340)。
【0145】
このように、本実施形態の人体検知装置1では、照明制御部600が撮像カメラ100の状態によって自動的に照明装置30をオン、オフ制御する際に、一度オン制御すると所定時間オフ制御しないので、照明装置30が点灯と消灯を繰り返すチャタリングを防止することができる。
【0146】
(実施形態
本実施形態の人体検知装置1は、図21に示すように夜間での監視を可能とするための照明装置30に異常がないかどうか判断する照明状態判断部700を具備している点で図6の構成と相違する。
【0147】
而して検知領域判断部200が、検知領域判断部200、判定処理部300の判断フローを表す図22に示すように、撮像カメラ100で撮像した撮像画面データを得ると(ステップS110)、次のステップS100で照明状態判断部700は、周囲が暗いときに照明装置30が点灯していないあるいは照度が不十分であるかどうかを判断する。この判断方法について図23を基に説明する。
【0148】
まず照明状態判断を開始すると、照明状態判断部700は上記ステップS110で入力した画像から例えば均等に100点サンプリングし、その明るさの平均値を算出する(ステップS410)。そしてステップS420で上記平均値が所定の明るさのしきい値よりも小さいか大きいかを判定し(ステップS420)、小さければれば、居室X内が暗いと判断し、照明装置30に異常があると判断する(ステップS440)。そうでなければ、照明装置30は正常であると判断する(ステップS430)。
【0149】
照明装置30に異常があるならば(ステップS440の場合)、報知手段(不図示)によって、監視室の監視者側へ照明異常発生の旨の異常発報を行ない、次の動作ステップを図22のステップS170とする。以降の判断処理は実施形態と同様であるのでそれら実施形態の説明を参照することとし、ここでは省略する。
【0150】
このように、本実施形態の人体検知装置1は、照明状態判断部700が照明装置30の異常を判断するので、夜間に照明装置30が故障しているにも関わらず、人体検知装置1が正常に動作していると誤認することを防止できる。
【0151】
【発明の効果】
請求項1の発明は、被監視者の部屋の床面を撮像する撮像カメラと、該撮像カメラの撮像範囲を複数の領域に分離識別し各領域での被監視者の動きを検知する検知領域判断部と、この検知領域判断部での被監視者の動きに関する検知結果を基にして、所定の領域で被監視者が所定の状態にあることを検知すると、監視者へ異常の旨の発報を行う判定処理部と、撮像カメラの状態を獲得するカメラ状態入力部とを備え、上記判定処理部において、上記検知領域判断部が出力する各領域の検出画素数が全体画素の第1の所定の割合から第2の所定の割合の間にあり、且つ上記カメラ状態入力部により得た撮像カメラの絞り又はゲインが変化していない場合のみ上記検知結果を有効と判断して、検知処理を行なうので、日差しなどの外乱が有った場合に、上記検知結果を無効にすることができ、そのため誤報しにくくなり、精度良く検知できる人体検知装置を提供できるという効果がある。また、カメラ状態の変化によって処理する前にその外乱を予測でき、そのときに処理を行なわなくすることにより、誤報しにくくなり、精度良く検知できる人体検知装置を提供できるという効果がある。
【0153】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入り口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、初期状態または被監視者が退室した状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する床領域の判断出力が所定時間において所定の頻度で発生したときに被監視者が床にいると判断するので、日差しなどの外乱が有った場合には、被監視者が床にいると判断せず、そのため誤報しにくくなり、精度良く検知できる人体検知装置を提供できるという効果がある。
【0154】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する他の領域の判断出力に関わらず、退室領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者が退室したと判断するので、ドア開閉の影による映り込みが部屋の床にまで及ぶ場合にあっても、床での動きと識別でき、ドアの開閉による影の映り込みの影響を緩和できるという効果がある。
【0155】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面上の寝台が存在するベッド領域と、少なくともこのベッド領域を除き被監視者の部屋の床面を表わす床領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力するベッド領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者がベッド領域に移動したと判断し、入床の旨の通知するので、被監視者がベッド付近を歩行する場合などでも誤報せず、確実にベッド入床したことを検知できるという効果がある。
【0156】
請求項の発明は、請求項の発明において、夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置を制御する照明制御部を備え、この照明制御部が上記カメラ状態入力部により得たカメラ状態が所定の状態であるときに照明装置をオン又はオフに制御するので、照明が不要なときには照明を自動的にオフに、照明が必要なときにはオンにでき、そのため、昼夜問わず省エネで人体を検知できるようになるという効果がある。
【0157】
請求項の発明は、請求項の発明において、照明制御部において、照明装置を一度オン制御した後所定時間が経過するまでオフ制御しないので、夕方などに照明のオンオフが連続するチャタリング現象を防止することができるという効果がある。
【0158】
請求項の発明は、請求項1の発明において、夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置の状態を判断する照明状態判断部を備え、この照明状態判断部が上記撮像カメラから入力した画像の明るさを検出し、その明るさが所定の値より小さい場合に照明装置に異常があると判断し、監視者にその旨通知するので、夜間、照明が故障などで点灯していなくて人体検知できない状態であることを検出できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る参考例1の全体構成図である。
【図2】 同上の撮像カメラの撮像範囲を複数の領域に分離識別し各領域を天井からみて表した平面図である。
【図3】 同上の判定処理部以外の部分での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図4】 同上の判定処理部300での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図5】 本発明に係る実施形態の全体構成図である。
【図6】 同上の判定処理部以外の部分での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図7】 同上の検知領域判断部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図8】 同上の判定処理部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図9】 同上の検知領域判断部での判断フローを説明する説明図である。
【図10】 本発明に係る実施形態の全体構成図である。
【図11】 同上の検知領域判断部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図12】 本発明に係る実施形態の判定処理部の判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図13】 同上の判定処理部での判断フローを説明する説明図である。
【図14】 本発明に係る実施形態の判定処理部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図15】 本発明に係る実施形態の判定処理部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図16】 本発明に係る実施形態の全体構成図である。
【図17】 同上の判定処理部以外の部分での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図18】 同上の照明制御部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図19】 同上の照明制御部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図20】 本発明に係る実施形態の照明制御部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図21】 本発明に係る実施形態の全体構成図である。
【図22】 同上の判定処理部以外の部分での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【図23】 同上の照明状態判断部での判断フローの一部を表すフローチャートである。
【符号の説明】
,1 人体検知装置
20 センター装置
100 撮像カメラ
200 検知領域判断部
210 検知領域メモリ
220 検知領域設定手段
300 判定処理部
400 通信処理部
410 パラメータ記憶部
X 居室
P1,P2 パラメータ
NT ネットワーク

Claims (7)

  1. 被監視者の部屋の床面を撮像する撮像カメラと、
    撮像カメラの撮像範囲を複数の領域に分離識別し各領域での被監視者の動きを検知する検知領域判断部と、
    この検知領域判断部での被監視者の動きに関する検知結果を基にして、所定の領域で被監視者が所定の状態にあることを検知すると、監視者へ異常の旨の発報を行う判定処理部と、撮像カメラの状態を獲得するカメラ状態入力部とを備え、
    上記判定処理部において、上記検知領域判断部が出力する各領域の検出画素数が全体画素の第1の所定の割合から第2の所定の割合の間にあり、且つ上記カメラ状態入力部により得た撮像カメラの絞り又はゲインが変化していない場合のみ上記検知結果を有効と判断して、検知処理を行なうことを特徴とする人体検知装置。
  2. 上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入り口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、初期状態または被監視者が退室した状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する床領域の判断出力が所定時間において所定の頻度で発生したときに被監視者が床にいると判断することを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  3. 上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面を表わす床領域と、出入口を表わす退室領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力する他の領域の判断出力に関わらず、退室領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者が退室したと判断することを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  4. 上記複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面上の寝台が存在するベッド領域と、少なくともこのベッド領域を除き被監視者の部屋の床面を表わす床領域を設定してあり、上記判定処理部において、被監視者が床にいる状態であるときに、上記検知領域判断部が出力するベッド領域の判断出力が発生した後、所定時間床領域からの出力がないときに被監視者がベッド領域に移動したと判断し、入床の旨の通知することを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  5. 夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置を制御する照明制御部を備え、この照明制御部が上記カメラ状態入力部により得たカメラ状態が所定の状態であるときに照明装置をオン又はオフに制御することを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
  6. 照明制御部において、照明装置を一度オン制御した後所定時間が経過するまでオフ制御しないことを特徴とする請求項5に記載の人体検知装置。
  7. 夜間部屋を検知可能な明るさにするための照明装置の状態を判断する照明状態判断部を備え、この照明状態判断部が上記撮像カメラから入力した画像の明るさを検出し、その明るさが所定の値より小さい場合に照明装置に異常があると判断し、監視者にその旨通知することを特徴とする請求項1記載の人体検知装置。
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