JP5025904B2 - 電磁式摩擦係合装置 - Google Patents

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本発明は、電磁コイルへの通電により摩擦係合装置の係合作動力を発生させる電磁式摩擦係合装置に関する。
電磁コイルへの通電により摩擦係合の制御が行われる摩擦係合装置は、例えば、特許文献1にも記載されているような車両の駆動力分配装置に適用されている。この駆動力分配装置は、車両がカーブをスムースに曲がれることができるように車載のエンジンからの駆動力を左右の車軸に適切に分配して伝達させるものである。そして、左右の車軸への駆動力の分配は、エンジンに繋がる分配装置の入力軸と左右の車軸とを、左右の車軸が路面から受ける抵抗に応じて適宜摩擦係合装置(多板クラッチ機構)により係脱させて行うように構成されている。このような摩擦係合装置の制御は、駆動力分配装置内に配設された電磁コイルユニットに内包される電磁コイルへの通電を駆動力分配装置の外部に設けられたエンジンコントロールユニット(E.C.U.)により駆動力分配装置の外部から制御し、電磁コイルへの通電に応じて摩擦係合させる電子制御により行われている。
このように、電磁コイルへの通電を駆動力分配装置の外部から制御するため、駆動力分配装置内に配設された電磁コイルと外部のエンジンコントロールユニットとの間は、電磁コイルへの電源供給もしくは信号の送信のために設けられた配線により電気的に接続されている。そして、一般に、摩擦係合装置や電磁コイル等からなる駆動力分配装置を内包するケーシング部材には、エンジンコントロールユニットに繋がるケーシング部材外部の配線と、電磁コイルに繋がるケーシング部材内部の配線とを電気的に接続し互いに嵌合自在な一対のコネクタが取り付けられている。このような一対のコネクタは、エンジンコントロールユニットに繋がる大気側コネクタと、電磁コイルに繋がる油中側コネクタとから構成されている。
特開2004−52901号公報
ところで、上記特許文献1にも記載されているように、従来のコネクタの取付構成は、上記油中側コネクタをケーシング部材を貫通するように形成されたコネクタ取付孔に取り付け、このコネクタ取付孔に取り付けられてケーシング部材外部に突出する油中側コネクタに、さらに大気側コネクタをケーシング部材外部から嵌合接続させるものとなっていた。このため、油中側コネクタと大気側コネクタとを嵌合接続させた状態では、コネクタがケーシング部材外部に大きく突出して外部からの干渉を受け易く、車両の走行中この突出部分に小石等が衝突したり、あるいは雪等が付着してしまう、といった問題があった。このような問題があるため、ケーシング部材外部に大きく突出するコネクタを保護し、上記のような外乱による影響を抑えるために、ケーシング部材の剛性を高くし、コネクタの露出部分を覆うようにケーシング部材全体の大きさをより大きくする必要があった。
また、従来においては、電磁コイルユニットに内包される電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線が、摩擦係合装置(電磁クラッチ)等が配設されている電磁コイルユニット(ヨーク)の背面側から電磁コイルユニットの外部へと取り出されていた。このため、この配線が摩擦係合装置等と干渉するのを防止するために、油中側コネクタに繋がる配線と摩擦係合装置等、駆動力分配装置内に配設された部品とのクリアランスを確保する必要性があった。このようなことからも、ケーシング部材全体の大きさをより大きくする必要があった。さらに、電磁コイルユニットに内包される電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線を電磁コイルユニットの外部へと取り出す取出部から電磁コイルユニット内部に向けて、各部品の潤滑等のための油が侵入する可能性があった。
以上のような課題に鑑みて、本発明では摩擦係合装置等を内包するケーシング部材の大きさを従来よりも大きくすることなく、ケーシング部材に取り付けられるコネクタへの外乱による影響を抑えることが可能な電磁式摩擦係合装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る電磁式摩擦係合装置は、動力伝達制御用の摩擦係合ユニット(例えば、実施形態における湿式多板クラッチ機構74,74´)と、摩擦係合ユニットの係合作動力を発生する電磁コイルユニット(例えば、実施形態における電磁コイルユニット90,90´)と、電磁コイルユニットへの通電制御を行う通電制御ユニット(例えば、実施形態におけるE.C.U.)とからなり、摩擦係合ユニットおよび電磁コイルユニットがケーシング部材(例えば、実施形態におけるハウジング30)内に配設されるとともに、ケーシング部材の外側に通電制御ユニットが配設されて構成される電磁式摩擦係合装置において、ケーシング部材は、それぞれ接合面を有した一対のケース半体(例えば、実施形態における中央ハウジング30a及びサイドハウジング30b,30c)の接合面同士を接合させて構成されており、ケーシング部材を貫通する貫通孔(例えば、実施形態におけるコネクタ取付孔37)内に配設されたコネクタを介して電磁コイルユニットと通電制御ユニットとが電気的に配線接続され、貫通孔は、ケース半体の接合面と直交する方向に開口されて形成され、コネクタが、通電制御ユニットに繋がる一方側のコネクタ(例えば、実施形態における大気側コネクタ131)と、電磁コイルユニットに繋がり一方側のコネクタに嵌合可能な他方側のコネクタ(例えば、実施形態における油中側コネクタ132)とから構成され、一方側のコネクタが貫通孔に挿入されるとともに嵌合部(例えば、実施形態におけるコネクタ嵌合部133)がケーシング部材内に向いて取り付けられ、他方側のコネクタがケーシング部材内において一方側のコネクタの嵌合部に嵌合接続されるように構成され、一方側のコネクタは締結部材(例えば、実施形態におけるボルト138)によりケーシング部材に締結され、ケーシング部材は、少なくとも一方側のコネクタの締結方向の長さ(例えば、実施形態における長さH)と締結部材の突出部の長さを加えた長さ(例えば、実施形態における長さL)の分だけ、ケーシング部材に対する一方側のコネクタの取付位置周辺において外部に突出して形成されることを特徴とする。
また、上記構成の電磁式摩擦係合装置において、ケーシング部材の内部に電磁コイルから他方側のコネクタに延びる配線(例えば、実施形態における油中側ハーネス144)の移動を拘束する拘束手段(例えば、実施形態におけるリブ39)を有するのが好ましい。
さらに、上記構成の電磁式摩擦係合装置において、拘束手段が、ケーシング部材の内周面から突設形成された複数の突出部(例えば、実施形態におけるリブ39)を有し、配線が複数の突出部間において挟持されるようにするのが好ましい。
また、上記構成の電磁式摩擦係合装置において、拘束手段が、ケーシング部材の内周面に固定され、配線が複数の突出部間において挟持されるように配線を抑え付ける抑止部材(例えば、実施形態におけるプレート145)を有して構成されるようにしてもよい。
本発明に関する電磁式摩擦係合装置によれば、通電制御ユニットに繋がる一方側のコネクタ(大気側コネクタ)をケーシング部材に形成された貫通孔に取り付けた状態で、一方側のコネクタと、電磁コイルユニットに繋がる他方側のコネクタ(油中側コネクタ)とが、ケーシング部材内部において嵌合接続される。このため、従来のように、ケーシング部材外部に突出する油中側コネクタをケーシング部材の貫通孔に取り付けた状態で大気側コネクタを嵌合接続した場合とは違い、コネクタの突出長さを小さく抑えることができる。これは、本発明においては、大気側コネクタのケーシング部材への取り付けに必要な部分のみが突出するような構造になっているからであり、コネクタのケーシング部材外部の露呈部分は従来のものと比べて小さい。したがって、コネクタに外部から小石等が衝突したり、雪等が付着する可能性が低くなり、コネクタを保護することが可能となっている。このようにして、ケーシング部材全体の大きさを従来より大きくすることなく、ケーシング部材の外部からコネクタに作用する外乱の影響を抑えることが可能となっている。
また、電磁コイルユニットに内包される電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線は、従来とは違い、ケーシング部材の外部に近い電磁コイルユニット(ヨーク)の側面側から外部へと取り出すように構成されたものとなっている。このため、当該配線が、電磁コイルユニットの背面側に配設されている摩擦係合装置(電磁クラッチ)等と干渉することはなく、配線と摩擦係合装置との間にクリアランスを設定する必要がない。このことから、油中側コネクタをケーシング部材内に設ける上で、ケーシング部材を従来よりも大きくしなくて済む、ということができる。さらに、電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線を電磁コイルユニットの外部へと取り出す取出部(実施例における導線取出口)は、取出部を塞ぐシール部材により確実に密封されており、電磁コイルユニット内部へと油が侵入することはない。
さらに、上記のような配線の取出向きのほか、電磁コイルから油中側コネクタに延びる配線の移動を拘束する拘束手段がケーシング部材の内部に設けられて配線の移動が規制されるため、配線がケーシング部材内部の他の部品と干渉するのを確実に防止することができる、という有益な効果を有する。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。ここではまず図1乃至図3を参照して、本発明に係る電磁式摩擦係合装置を構成し、車両に適用された駆動力分配装置について説明する。図1は本発明に係る電磁式摩擦係合装置を構成する駆動力分配装置を具備したフロントエンジン・フロントドライブ(FF)車両の概略構成図を示している。
車両1を駆動させるエンジン2の駆動力はトランスミッション4を介して駆動力分配装置6に伝達される。駆動力分配装置6で左右に分配されたエンジン2の駆動力は、前車軸8,10を介して左右の前輪12,14を駆動する。
図2は本発明に係る摩擦係合装置を構成する駆動力分配装置を具備した四輪駆動車両1´の概略構成図を示している。エンジン2の駆動力はトランスミッション4、前車軸8,10を介して左右の前輪12,14を駆動するとともに、プロペラシャフト18を介して後輪側に配置された駆動力分配装置20に伝達される。
駆動力分配装置20は図1の駆動力分配装置6と実質的に同一構成であり、駆動力分配装置20で所定の割合で分配されたエンジン2の駆動力により、後車軸22,24を介して左右の後輪26,28が駆動される。
このような駆動力分配装置20を備えた車両においては、駆動力分配装置20に内蔵された一対の電磁クラッチの制動力を制御することにより、駆動力を左右の後輪26,28に任意に分配可能であるとともに、後輪26,28を空転させた場合等にはエンジン2の全ての駆動力を左右の前輪12,14に供給することが可能である。この場合には、四輪駆動車両がFF車両となる。
以下では、四輪駆動車両1´に備えられ電磁式摩擦係合装置を構成する駆動力分配装置20を例に、図3を用いてエンジンの駆動力を左右に分配する駆動力分配装置について詳細に説明する。車両1´に設けられる電磁式摩擦係合装置200は、駆動力分配装置20のハウジング30内に配設される一対の湿式多板クラッチ機構74,74´、湿式多板クラッチ機構74の作動を制御するための電磁コイルユニット90およびハウジング30の外側に配設され後述するコネクタ130を介して電磁コイルユニット90と電気的に接続される図示しないエンジンコントロールユニット(E.C.U.)とを有して構成される。
ハウジング30は、中央ハウジング30aおよび左右のサイドハウジング30b,30cから構成される。そして、中央ハウジング30aおよびサイドハウジング30bが図示しないボルトにより締結され、中央ハウジング30aおよびサイドハウジング30cが図示しないボルトによりに締結される。また、ネジ穴31,32,33,34に挿入される図示しないボルトによりハウジング30が、サブフレーム(車体)に固定される。
ハウジング30内にはベアリング38により左側後車軸22が回転可能に支持され、同様に一対のベアリング42により右側後車軸24が回転可能に支持されている。左側後車軸22は左後輪26に連結され、また、右側後車軸24は右後輪28に連結されている。
コンパニオンフランジ46は、図2に示したプロペラシャフト18に図示しないネジにより締結される。入力シャフト50は、一対のニードルベアリング52,54によりハウジング30内で回転可能に支持されている。入力シャフト50はスプライン48によりコンパニオンフランジ46に結合されており、また、入力シャフト50の先端にはベベルギヤ56が形成されている。
入力シャフト50と左側後車軸22との間にはプラネタリギヤアセンブリ58Aが介装されており、入力シャフト50と右側後車軸24の間にはプラネタリネタリギヤアセンブリ58Bが介装されている。これらプラネタリギヤアセンブリ58Aおよびプラネタリギヤアセンブリ58Bは実質上同一構造であるため、これらの各構成要素に同一符号を付し、図4を追加参照して、ここでは主として左側プラネタリギヤアセンブリ58Aについて説明する。
入力シャフト50のベベルギヤ56にベベルギヤ60が噛み合っており、このベベルギヤ60にリングギヤ62が締結されている。リングギヤ62は、左右のプラネタリギヤアセンブリ58A,58Bに共通のリングギヤである。プラネタリギヤアセンブリ58Aのプラネタリキャリア64はスプライン66により左側後車軸22に固定されている。サンギヤ68はニードルベアリング70により左側後車軸22回りに回転可能に取り付けられている。また、プラネタリキャリア64に担持された複数のプラネットギヤ72(1つのみ図示)がサンギヤ68とリングギヤ62に噛み合っている。
湿式多板クラッチ機構74は、左側後車軸22側および右側後車軸24側に一対設けられており(右側後車軸側を「湿式多板クラッチ機構74´」とする)、これら湿式多板クラッチ機構74,74´はハウジング30に取り付けられた複数のブレーキプレート76と、これらのブレーキプレート76と交互に配置されるようにサンギヤ68に取り付けられた複数のブレーキディスク78を含んでいる。なお、各ブレーキプレート76は、軸方向移動可能且つ回転不能にハウジング30に取り付けられており、各ブレーキディスク78は、軸方向移動可能且つサンギヤ68に対して回転不能に、すなわち、サンギヤ68と一体回転可能にサンギヤ68に取り付けられている。
また、図示しないエンジンコントロールユニット(E.C.U.)から出力される制御信号を受けて湿式多板クラッチ機構74の作動を制御するための電磁コイルユニット90が、左側後車軸22側および左側後車軸24側に一対設けられている(右側後車軸側を「電磁コイルユニット90´」とする)。これら電磁コイルユニット90,90´は、いずれも、ヨーク91、リング状アーマチュア部材110、円筒状押圧部材120などから構成され、励磁コイル98を内包している。
電磁コイルユニット90を構成するヨーク91は磁性体からなる中心穴92を有するリング状部材であり、車軸方向外側に開口する環状溝96を有して断面略U字状に形成されている。環状溝96中には、通電させることで磁性体であるヨーク91を磁化可能な励磁コイル98が収容されている。なお、後述するように、ヨーク91の外周側側面には、上記励磁コイル98に通電するための複数の被覆導線が結束された状態でヨーク91の外部に引き出される導線引出口97が設けられている。
ヨーク91は、ヨーク91の周方向に互いに離間して3箇所設けられた各締結部94をサイドハウジング30bの受け部に当接し、ボルト35を上記各締結部94に形成された穴95を通してサイドハウジング30bのタップ穴36にねじ込むことにより、サイドハウジング30bに固定される。
ヨーク91の環状溝96に対向して、磁性体からなるリング状アーマチュア部材110が配置されている。このリング状アーマチュア部材110は、ヨーク91の外径よりも大きな外径を有している。リング状アーマチュア部材110の外周部には、環状装着溝114が形成されている。この環状装着溝114に、円筒状押圧部材120の一端側(図4で左側端部)が装着される。円筒状押圧部材120の他端側(図4で右端端部)は、エンドプレート82に当接している。
また、円筒状押圧部材120は、ヨーク91の締結部94が挿入される切欠122や、ヨーク91から後述するコネクタ130に通じる導線が通される3箇所の切欠122,122,…を有している(図7参照)。
ブレーキプレート76とブレーキディスク78とは、通常僅かな間隙を有しており、励磁コイル98が通電されるとリング状アーマチュア部材110を介して円筒状押圧部材120がその軸方向に移動して、円筒状押圧部材120がブレーキプレート76およびブレーキディスク78を押圧し、ブレーキプレート76とブレーキディスク78とが係合されるように構成されている。
励磁コイル98は、図示しないエンジンコントロールユニット(E.C.U.)からの電力の供給を受けて通電されるようになっている。E.C.U.からの電力は、ハウジング30にハウジング30を貫通するように形成された略円形のコネクタ取付孔37に設けられたコネクタ130を介して供給されるようになっている。
コネクタ130は、ハウジング30の外部にある上記E.C.U.に複数の被覆導線141により電気的に接続され被覆導線141を結束する大気側ハーネス142を有する大気側コネクタ131と、ハウジング30の内部において励磁コイル98と繋がり、上記大気側コネクタ131と嵌合可能な油中側コネクタ132とから構成されている。
大気側コネクタ131は略円筒状の形状をなし、コネクタ取付孔37に挿入された状態でボルト138により、大気側コネクタ131のボルト締結用フランジ部131aにおいてハウジング30に締結される。大気側コネクタ131がハウジング30の外部に露出する部分には、大気側コネクタ131内部において接続端子が設けられてはおらず、ボルト138を締結するのに必要な長さHのボルト締結用フランジ部131aのみを設ければよく、このため、コネクタ130の取付位置周辺におけるハウジング30は、上記長さHにボルトの頭部の長さを加えた概ね長さLの分だけ外部に突出した形になっている。
ここで、図6を追加参照してコネクタ130の周辺について説明する。上記のように、コネクタ取付孔37に挿入された状態でハウジング30に固定された大気側コネクタ131には、その外周面に径方向に凹んでシール用溝134が形成されている。シール用溝134にシリコンゴム等からなるOリング135が装着されることで、ハウジング30の内部と外部とが完全にシールされ、ハウジング30の内部の油がその外部に漏れないようになっている。また、大気側コネクタ131内の複数の被覆導線141は、熱硬化性樹脂等からなるシール部材136により固定、絶縁されている。
大気側コネクタ131は、そのコネクタ嵌合部133がハウジング30の内部に向いて取り付けられていて、油中側コネクタ132は、ハウジング30の内部において当該コネクタ嵌合部133に嵌合接続されるようになっている。大気側コネクタ131のコネクタ嵌合部133には係合孔131aが形成され、一方油中側コネクタ132には係合孔131aと係合可能なラッチ132aが形成されている。油中側コネクタ132が大気側コネクタ131に嵌合接続された状態では、ラッチ132aが係合孔131aと弾性係合することで油中側コネクタ132を抜こうとしてもラッチ132aが嵌合孔131aに引っ掛かり、さらに保持部材132bがラッチ132aを嵌合孔131a内に押し上げるように保持することで、油中側コネクタ132が抜け止め状態に保持される。
このようにして、油中側コネクタ132が大気側コネクタ131に嵌合接続され、大気側コネクタ131内の接触端子および油中側コネクタ132内の接触端子が当接して、大気側コネクタ131と油中側コネクタ132とが導通されるようになっている。また、コネクタ嵌合部133周辺は、シリコンゴムからなるシール部材137により数箇所でシールされており、ハウジング30の内部の油が接触端子の当設部に侵入しないようになっている。
また、油中側コネクタ132から励磁コイル98に繋がる複数の被覆導線143は、ヨーク91外周側側面に設けられた導線引出口97からヨーク91の外部に引き出され、油中側コネクタ132に繋がっている。これら複数の被覆導線143の一部は油中側ハーネス144により結束されている。
ここで、上記導線引出口97の周辺について、図7を参照してさらに詳細に説明する。なお、図7(a)は後述するプレート145をハウジング30の内周面に取り付けていない状態を示し、(b)はこのプレート145をハウジング30の内周面に取り付けて、油中側ハーネス144を抑え付けた状態を示す図である。図7に示すように、円筒状押圧部材120に形成された切欠122,122,…のうちの1つに合わせるように、導線引出口97周辺が位置している。この導線引出口97においてヨーク91の外部へと引き出される複数の被覆導線143には、その各々を囲むようにシリコンゴムからなるシール部材146が取り付けられており、このシール部材146が導線引出口97に密着してこれを塞ぐことで、励磁コイル98が内包されるヨーク91の内部へと油が侵入するのを防止できるようになっている。
また、ハウジング30内周面からは、2本のリブ39,39がヨーク91の軸方向に導線引出口97に近接するように延びている。この2本のリブ39,39の間隔は、油中側ハーネス144の太さよりもやや小さい位の程度となっている。このため、複数の被覆導線143を結束する弾力性を有する油中側ハーネス144を2本のリブ39,39の間に差し込むように取り付ければ、この油中側ハーネス144はリブ39,39により挟持されることが可能となっている。
上記のようにしてリブ39,39の間に挟持されている油中側ハーネス144が、車軸22,24等からの振動によりリブ39,39の間から抜け落ちてしまうのを防止するため、図8にも示すような形状の金属製のプレート145により油中側ハーネス144がリブ39の長手方向に抑え付けられている。図8に示すように、プレート145にはボルト挿入用穴147が一箇所設けられ、プレート145の端部の一部には曲げ加工が施されて反り返る曲面を有したハーネス当接部149が形成されている。
このプレート145により油中側ハーネス144を抑えるには、リブ39,39により油中側ハーネス144を挟持させた状態で、ハーネス当接部149の凸面側が油中側ハーネス144の側になるようにしてプレート145を油中側ハーネス144に当てる。そして、ハウジング30に設けられたネジ穴148とプレート145のボルト挿入用穴147とを合わせた上で、固定用ボルト139をネジ穴148に挿入してプレート145をハウジング30の内周面に締結する(図7(b)参照)。
このとき、油中側ハーネス144がハーネス当接部149の凸面側においてプレート145に当接した状態で、プレート145により抑え付けられる。このようにハーネス当接部149の凸面側を当てるようにして油中側ハーネス144が抑え付けられれば、鋭利なプレート145の端部が油中側ハーネス144に対して直接に当接するのが避けられ、プレート145が油中側ハーネス144を抑え付ける力により被覆導線143内部の導線が断線するような不具合を防止することが可能である。
ここで、本発明において達成される効果をまとめると下記のようになる。すなわち、本発明に係る電磁式摩擦係合装置においては、通電制御ユニットに繋がる一方側のコネクタ(大気側コネクタ)をケーシング部材に形成された貫通孔に取り付けた状態で、一方側のコネクタと、電磁コイルユニットに繋がる他方側のコネクタ(油中側コネクタ)とが、ケーシング部材内部において嵌合接続される。このため、従来のように、ケーシング部材外部に突出する油中側コネクタをケーシング部材の貫通孔に取り付けた状態で大気側コネクタを嵌合接続した場合とは違い、コネクタの突出長さを小さく抑えることができる。これは、本発明においては、大気側コネクタのケーシング部材への取り付けに必要な部分のみが突出するような構造になっているからであり、コネクタのケーシング部材外部の露呈部分は従来のものと比べて小さい。したがって、コネクタに外部から小石等が衝突したり、雪等が付着する可能性が低くなり、コネクタを保護することが可能となっている。このようにして、ケーシング部材全体の大きさを従来より大きくすることなく、ケーシング部材の外部からコネクタに作用する外乱の影響を抑えることが可能となっている。
また、電磁コイルユニットに内包される電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線は、従来とは違い、ケーシング部材の外部に近い電磁コイルユニット(ヨーク)の側面側から外部へと取り出すように構成されたものとなっている。このため、当該配線が、電磁コイルユニットの背面側に配設されている摩擦係合装置(電磁クラッチ)等と干渉することはなく、配線と摩擦係合装置との間にクリアランスを設定する必要がない。このことから、油中側コネクタをケーシング部材内に設ける上で、ケーシング部材の従来よりも大きくしなくて済む、ということができる。さらに、電磁コイルから油中側コネクタに繋がる配線を電磁コイルユニットの外部へと取り出す取出部(実施例における導線取出口)は、取出部を塞ぐシール部材により確実に密封されており、電磁コイルユニット内部へと油が侵入することはない。
さらに、上記のような配線の取出向きのほか、電磁コイルから油中側コネクタに延びる配線の移動を拘束する拘束手段がケーシング部材の内部に設けられて配線の移動が規制されるため、配線がケーシング部材内部の他の部品と干渉するのを確実に防止することができる、という有益な効果を有する。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施例においては、油中側ハーネス144は、ハウジング30の内周面から突設形成されたリブ39と、ハウジング30の内周面に固定されたプレート145とからなる拘束手段により、移動を拘束されるような構成となっていたが、リブ39とプレート145とが一体化したような構造を有する部分をハウジング30内部に設けて、これにより油中側ハーネス144の移動を拘束するように構成してもよい。すなわち、車軸22,24等からの振動により油中側ハーネス144が移動して、ハウジング30内における他の部品と干渉しないように、油中側ハーネス144の移動を拘束する拘束手段をケーシング部材内部と一体化して構成するようにすればよい。
本発明に係る電磁式摩擦係合装置を構成する駆動力分配装置を搭載したFF車両の概略図である。 本発明に係る電磁式摩擦係合装置を構成する駆動力分配装置を搭載した四輪駆動車両の概略図である。 上記駆動力分配装置の断面図である。 上記駆動力分配装置における湿式多板クラッチ機構およびこの作動を制御するための電磁コイルユニット周辺を示す図である。 上記電磁コイルユニットに通電するためのコネクタ周辺を示す図である。 上記コネクタの嵌合接続の様子を示す断面図である。 上記コネクタと上記電磁コイルユニットとの取付関係を示す斜視図で、(a)は油中側ハーネスを抑え付けるプレートを取り付けていない状態を示し、(b)はこのプレートを取り付けた状態を示す図である。 上記コネクタと上記電磁コイルユニットとを繋ぐ油中側ハーネスを固定保持するプレートの形状を示す斜視図である。
符号の説明
1,1´ 車両
2 エンジン
12,14 前輪
18 プロペラシャフト
6,20 駆動力分配装置
22,24 後車軸
26,28 後輪
30 ハウジング(ケーシング部材)
37 コネクタ取付孔(貫通孔)
39 リブ(拘束手段、突出部)
50 入力シャフト
58A,58B プラネタリギヤアセンブリ
74,74´ 湿式多板クラッチ機構(摩擦係合ユニット)
90,90´ 電磁コイルユニット
91 ヨーク
97 導線引出口
98 励磁コイル
110 リング状アーマチュア部材
120 円筒状押圧部材
130 コネクタ
131 大気側コネクタ(一方側のコネクタ)
132 油中側コネクタ(他方側のコネクタ)
133 コネクタ嵌合部(嵌合部)
144 油中側ハーネス(配線)
145 プレート(拘束手段、抑止部材)
200 電磁式摩擦係合装置
E.C.U. エンジンコントロールユニット(通電制御ユニット)

Claims (4)

  1. 動力伝達制御用の摩擦係合ユニットと、前記摩擦係合ユニットの係合作動力を発生する電磁コイルユニットと、前記電磁コイルユニットへの通電制御を行う通電制御ユニットとからなり、前記摩擦係合ユニットおよび前記電磁コイルユニットがケーシング部材内に配設されるとともに、前記ケーシング部材の外側に前記通電制御ユニットが配設されて構成される電磁式摩擦係合装置において、
    前記ケーシング部材は、それぞれ接合面を有した複数のケース半体の前記接合面同士を接合させて構成されており、
    前記ケーシング部材を貫通する貫通孔内に配設されたコネクタを介して前記電磁コイルユニットと前記通電制御ユニットとが電気的に配線接続され、
    前記貫通孔は、前記ケース半体の接合面と直交する方向に開口されて形成され、
    前記コネクタが、前記通電制御ユニットに繋がる一方側のコネクタと、
    前記電磁コイルユニットに繋がり前記一方側のコネクタに嵌合可能な他方側のコネクタとから構成され、
    前記一方側のコネクタが前記貫通孔に挿入されるとともに嵌合部が前記ケーシング部材内に向いて取り付けられ、前記他方側のコネクタが前記ケーシング部材内において前記一方側のコネクタの嵌合部に嵌合接続されるように構成され、
    前記一方側のコネクタは締結部材により前記ケーシング部材に締結され、
    前記ケーシング部材は、少なくとも前記一方側のコネクタの前記締結方向の長さと前記締結部材の突出部の長さを加えた長さの分だけ、前記ケーシング部材に対する前記一方側のコネクタの取付位置周辺において外部に突出して形成されることを特徴とする電磁式摩擦係合装置。
  2. 前記ケーシング部材の内部に前記電磁コイルから前記他方側のコネクタに延びる配線の移動を拘束する拘束手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電磁式摩擦係合装置。
  3. 前記拘束手段が、前記ケーシング部材の内周面から突設形成された複数の突出部を有し、
    前記配線が前記複数の突出部間において挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の電磁式摩擦係合装置。
  4. 前記拘束手段が、前記ケーシング部材の内周面に固定され、前記配線が前記複数の突出部間において挟持されるように前記配線を抑え付ける抑止部材を有して構成されることを特徴とする請求項3に記載の電磁式摩擦係合装置。
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