JP5024388B2 - 表面波装置及びデュプレクサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば共振子や帯域フィルタとして用いられる表面波装置に関し、より詳細には、IDT電極が設けられている領域の表面波伝搬方向両側に反射器が配置されている構造を有する表面波装置及び該表面波装置を用いたデュプレクサに関する。
従来、携帯電話機のRF段に使用される帯域フィルタなどに、表面波装置が広く用いられている。
表面波装置では、圧電基板上にIDT電極が形成されている。IDT電極に交流電圧を印加することにより、IDT電極が形成されている部分が励振される。従って、この振動を妨げないための空間を有するパッケージを形成しなければならなかった。そのため、表面装置全体が大きくならざるを得なかった。
下記の特許文献1には、この種の表面波装置の小型化を進め得る構造が提案されている。図9は、特許文献1に記載の表面波装置の正面断面図である。表面波装置501では、圧電基板502上にIDT電極503が形成されている。IDT電極503を覆うように保護膜504が形成されている。圧電基板502上に、包囲壁505が形成されている。包囲壁505は絶縁性材料からなり、IDT電極503が形成されている部分を取り囲むように形成されている。包囲壁505の上面には、蓋体506が積層されている。蓋体506は絶縁性材料からなり、包囲壁505で囲まれた空間Aを閉じている。従って、IDT電極503の励振を妨げないための空間Aが確保されている。
なお、圧電基板502の上面には、IDT電極503などに電気的に接続されたバンプ507,508が形成されている。バンプ507,508は、包囲壁505を貫通し、さらに上記蓋体506に設けられた貫通孔506a,506bに至り、蓋体506の上面よりも上方に至っている。
図10に示すように、配線基板510上に、上記表面波装置501が表面実装される。ここでは、配線基板510の上面に電極ランド511,512が形成されている。電極ランド511,512に、バンプ507,508が接続されるようにして表面波装置501が配線基板510に実装されている。
特開2006−217226号公報
表面波装置501では、IDT電極503における励振を妨げないための空間Aが、包囲壁505及び蓋体506により確保されている。しかも、上記包囲壁505及び蓋体506を貫通するバンプ507,508が設けられているため、空間Aを有するにもかかわらず、小型であり、表面実装可能な構造が実現されている。配線基板510に実装された後に、表面波装置501の周囲がモールド樹脂により被覆される。
蓋体506と配線基板510の上面との間に隙間が存在すると、隙間にモールド樹脂が浸入する。浸入したモールド樹脂の圧力により蓋体がたるみ、空間Aがつぶれたり、蓋体506の内面がIDT電極503に接触するおそれがある。
これに対して、表面波装置501では、蓋体506が配線基板510に接触されるため、上記隙間が存在せず、モールド樹脂の圧力による不良は生じ難い。
しかしながら、より一層の小型化、例えば低背化を進めた場合、蓋体506の厚みが薄くなる。従って、蓋体506の厚みが薄くなると、上記空間Aの存在により、やはり、樹脂モールド時に蓋体506が変形しがちとなり、蓋体506がIDT電極503に直接または間接に接触するおそれがあった。蓋体506が変形し、その内面がIDT電極503が形成されている部分等に接触すると、フィルタ特性や共振特性が劣化する。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、小型化を進めた場合であっても、蓋体のIDT電極等への接触を確実に防止することができる表面波装置を提供することにある。
本発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板の上面に形成されたIDT電極と、前記IDT電極の配置されている部分の表面波伝搬方向両側に配置された反射器と、前記IDT電極及び前記反射器が臨む閉じられた空間を形成するようにして前記圧電基板上に形成された絶縁部材とを備え、該絶縁部材が該空間を囲む側壁と、空間の上部を閉じている天井とを有し、前記反射器の複数本の電極指において、前記反射器のIDT電極に隣接する第1の端部側の電極指から前記第1の端部とは反対側の第2の端部側に向かう方向において電極指の長さが順に短くなる部分を有するように前記反射器に重み付けが施されており、かつ前記絶縁部材の側壁が該反射器の重み付けされた部分において表面波伝搬方向に対して傾斜されていることを特徴とする、表面波装置が提供される。
本発明の表面波装置のある特定の局面では、前記圧電基板上に形成されており、かつ前記IDT電極に電気的に接続されたパッド電極と、前記絶縁部材の上面に形成された端子電極と、前記パッド電極と前記端子電極とを電気的に接続している導電部材とがさらに備えられている。この場合には、端子電極が形成されている絶縁部材の上面側を配線基板上の電極ランドに接触するようにして、表面波装置を容易に表面実装することができる。
また、好ましくは、上記導電部材が、絶縁部材を貫通するように設けられた貫通型導電部材であり、その場合には、表面波装置のより一層の小型化を進めることができる。
本発明において、IDT電極の数は特に限定されず、本発明の他の特定の局面では、前記IDT電極として、表面波伝搬方向に沿って配置された少なくとも3個のIDT電極を有する、縦結合共振子型の表面波フィルタが構成されている。
また、本発明の他の特定の局面では、前記IDT電極として、1つのIDT電極が設けられており、該IDT電極が、第1,第2のバスバーと、前記第1のバスバーの内側の辺から第2のバスバーに向って延ばされた複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーの内側の辺から前記第1のバスバー側に向って延ばされた複数本の第2の電極指とを備え、該IDT電極が交叉幅重み付けされており、前記第1,第2のバスバーの少なくとも一方のバスバーの外側の辺が交叉幅重み付けに応じて表面波伝搬方向に対して傾斜されている部分を有し、前記絶縁部材が該傾斜された外側の辺と平行に延びる前記側壁部分を有する。
本発明のさらに別の特定の局面では、前記IDT電極が、前記第1の電極指の先端に対してギャップを介して対向されており、前記第2のバスバーに接続されている第1のダミー電極と、前記第2の電極指の先端に対してギャップを介して対向されており、かつ前記第1のバスバーに接続されている第2のダミー電極とをさらに備え、前記IDT電極における電極指交叉幅が最大となる部分から前記弾性表面波伝搬方向両側にいくに連れて交叉幅が減少する交叉幅重み付け部分を有するように前記IDT電極に交叉幅重み付けが施こされており、前記第1のバスバーの前記第1の電極指及び第2のダミー電極が接続されている辺が、前記交叉幅重み付けの包絡線と一定の距離を隔てて配置されるように、弾性表面波伝搬方向に対して傾斜された傾斜部分を有し、前記第2のバスバーの前記第2の電極指及び前記第1のダミー電極が接続されている辺が、前記交叉幅重み付けの包絡線に一定の距離を隔てて配置されるように、弾性表面波伝搬方向に対して傾斜された傾斜部分を有し、前記IDT電極の最外側電極指と、前記反射器のIDT電極側の電極指とが隣り合う部分において、反射器の電極指の長さが、IDT電極の該電極指の長さと、IDT電極の電極指先端に対向されているダミー電極の長さの和と略同等とされている。この場合には、IDT電極における電極指交叉部分以外の領域の面積を小さくすることができ、それによって、より一層上記閉じられた空間の面積を小さくすることができる。
本発明に係る表面波装置は、様々な回路構造を有し得るが、本発明の別の特定の局面では、本発明の表面波装置からなる直列腕共振子と、本発明の表面波装置からなる並列腕共振子とが備えられており、該直列腕共振子と並列腕共振子とによりラダー型フィルタが構成される。従って、小型であり、絶縁部材の変形による特性の劣化が生じ難い、信頼性に優れたラダー型フィルタを提供することができる。
また、本発明においては、上記絶縁部材は様々な形態とされ得るが、本発明のさらに他の特定の局面では、前記絶縁部材が、前記圧電基板上に形成されており、前記IDT電極及び前記反射器が設けられている領域を露出させる開口部が形成されている支持層と、前記支持層の開口部を閉成するように前記支持層に積層されたカバーとを有する。この場合には、支持層を形成した後、支持層にカバーを積層するだけで、容易に絶縁部材を形成することができる。
本発明に係る表面波装置は、様々な通信機器に用いられるが、本発明のさらに他の特定の局面では、ラダー型フィルタ回路を有する送信側フィルタと、本発明に従って構成された表面波装置を用いて構成された受信側フィルタと、前記送信側フィルタ及び前記受信側フィルタが実装されている配線基板と、前記配線基板に実装された前記送信側フィルタ及び受信側フィルタを封止するように設けられたモールド樹脂層とを備えることを特徴とする、デュプレクサが提供される。
(発明の効果)
本発明の表面波装置では、反射器が上記のように重み付けされているため、IDT電極及び反射器が臨む閉じられた空間の面積を小さくすることができる。従って、小型化や薄型化を進めた場合であっても、上記閉じられた空間上の絶縁部材の変形が生じ難い。従って、例えば樹脂モールド形成時に絶縁部材が変形し難く、絶縁部材がIDT電極や反射器が設けられている部分に接触し難い。そのため、表面波装置の特性の劣化が生じ難く、表面波装置の信頼性を高めることが可能となる。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る表面波装置を説明するための図であり、(a)はカバーを取り除いた状態を示す要部の模式的平面断面図であり、(b)は模式的正面断面図である。 図2は、図1に示した表面波装置の変形例を説明するための該変形例の表面波装置の要部を示す模式的平面断面図である。 図3(a)は第2の実施形態の表面波装置の電極構造を示す模式的平面図であり、(b)はカバーを取り除いた状態を示す模式的平面断面図である。 図4(a)は比較のために用意した表面波装置の電極構造を示す平面図であり、(b)はカバーを取り除いた状態を示す模式的平面断面図である。 図5は、本発明の表面波装置の反射器における重み付けの変形例を説明するための模式的平面図である。 図6は、本発明の表面波装置の反射器における重み付けの他の変形例を説明するための模式的平面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る表面波装置の電極構造を示す模式的平面断面図である。 図8は、図7の要部を拡大して示す模式的平面図である。 図9は、従来の表面波装置の一例を説明するための正面断面図である。 図10は、図9に示した従来の表面波装置を配線基板上に実装した構造の問題点を説明するための正面断面図である。
符号の説明
1…表面波装置
2…圧電基板
3…IDT電極
4,5…反射器
6…第1のバスバー
7…第2のバスバー
6a,7a…辺
6c,7c…傾斜部
6d,7d…直線部
8…第1の電極指
9…第2の電極指
9a…先端
10…第1のダミー電極
11…第2のダミー電極
12,13…電極指
14〜17…バスバー
18…絶縁部材
18a,18b…貫通孔
19a…支持層
19b…カバー
19c…側壁
20,21…パッド電極
22,23…導電膜
24,25…貫通型導電部材
26,27…アンダーバンプメタル層
28,29…バンプ
31…表面波装置
41…表面波フィルタ装置
42…入力側電極パッド
43,44…1ポート型表面波共振子
45,46…表面波フィルタ
45a,45b,46a,46b…反射器
47…パッド電極
48…パッド電極
49,50…表面波フィルタ
49a,49b,50a,50b…反射器
51,52…パッド電極
61…表面波装置
62…IDT電極
63,64…IDT電極
65,66…反射器
65a,66a…バスバー
65b,66b…直線部
65c,66c…傾斜部
71…表面波装置
72〜74…IDT電極
75,76…反射器
75a,76a…第1のバスバー
75b,76b…第2のバスバー
81…表面波装置
83…IDT電極
84,85…反射器
84a,85a…電極指
84b,85b…電極指
86〜89…バスバー
100B…空間
119a…支持層
501…表面波装置
502…圧電基板
503…IDT電極
504…保護膜
505…包囲壁
506…蓋体
506a,506b…貫通孔
507,508…バンプ
510…配線基板
511,512…電極ランド
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより本発明を明らかにする。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る表面波装置の要部を示す模式的部分切欠平面図及び模式的正面断面図である。図1(a)は、図1(b)中の後述の絶縁部材18のうちカバー19bを取り除き、空間Bが設けられている部分を拡大して模式的に示している。
表面波装置1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、適宜の圧電単結晶または圧電セラミックスからなる。
圧電基板2の上面に、図1(a)に示す電極構造が形成されている。この電極構造は、IDT電極3と、IDT電極3の表面波伝搬方向両側に配置される反射器4,5とを有する。図1(b)では、IDT電極3及び反射器4,5が形成されている部分が略図的に示されている。
図1(a)に示すように、IDT電極3は、対向し合っている第1,第2のバスバー6,7を有する。第1のバスバー6に、複数本の第1の電極指8が電気的に接続されている。第1の電極指8は、第2のバスバー7側に延ばされている。また、第2のバスバー7には、複数本の第2の電極指9が接続されている。第2の電極指9は、第1のバスバー6側に延ばされている。第1,第2の電極指8,9は、互いに平行に延ばされており、かつ互いに間挿し合うように配置されている。第1,第2の電極指8,9が延びる方向と直交する方向であって、圧電基板2の上面と平行な方向が表面波伝搬方向である。
第1の電極指8の先端8aの外側には、ギャップを隔てて第1のダミー電極10が形成されている。第1のダミー電極10は第2のバスバー7の内側の辺7aに接続されている。同様に、第2の電極指9の先端9aとギャップを隔てて第2のダミー電極11が設けられている。第2のダミー電極11は、第1のバスバー6の内側の辺6aに接続されている。
本実施形態では、IDT電極3は、交叉幅重み付けが施されている。交叉幅重み付けとは、第1の電極指8と、第1の電極指8とは異なる電位に接続される第2の電極指9とが表面波伝搬方向において重なり合っている幅すなわち交叉幅が表面波伝搬方向において変化するように第1,第2の電極指8,9が形成されている重み付けである。図1(a)に示すように、IDT電極3の表面波伝搬方向中央から、表面波伝搬方向端部に向かうにつれて、交叉幅が順次小さくなるように交叉幅重み付けが施されている。
また、第1のバスバー6の内側の辺6a及び第2のバスバー7の内側の辺7aは、いずれも、上記交叉幅重み付けにより形成されている包絡線と一定の距離を隔てて配置されている。さらに、第1,第2のバスバー6,7の外側の辺もまた、上記包絡線と一定の距離を隔てて、該包絡線と平行に配置されている。
従って、第1,第2のバスバー6,7の外側の辺は、表面波伝搬方向に対して傾斜されている傾斜部6c,7cを有する。もっとも、弾性表面波伝搬方向中央部分においては、バスバー6,7の外側の辺は、表面波伝搬方向に延びる直線部6d,7dを有する。
他方、反射器4,5は、複数本の電極指12,13を有する。反射器4では、複数本の電極指12の長さは、IDT電極3側に位置する電極指からIDT電極とは反対側の端部に位置する電極指に向かって順次その長さが短くされている。同様に、反射器5においても、複数本の電極指13において、IDT電極3側の端部に位置する電極指の長さから、反対側の端部に位置する電極指に向かって、その長さが順次短くされている。
反射器4,5では、複数本の電極指12,13の両端が、それぞれ、バスバー14,15,16,17により共通接続されている。そして、ここでは、バスバー15,17は表面波伝搬方向に延ばされており、他方のバスバー14,16が、上記電極指12,13の長さの変化に応じて、表面波伝搬方向に対して傾斜されている。この場合、バスバー14,16の外側の辺はバスバー14,16の内側の辺と同様に傾斜されている。
図1(a)に示されている電極構造は、図1(b)の空間B内に設けられている。図1(b)では、空間B内の電極構造は略図的に示されている。この空間Bを形成するように、圧電基板2上に絶縁部材18が積層されている。本実施形態では、絶縁部材18は、開口を有する支持層19aと、支持層19a上に積層されたカバー19bとを有する。支持層19a及びカバー19bは、いずれも絶縁性材料からなる。この絶縁性材料としては、SiO、SiN、Alなどの無機材料を用いてもよく、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの合成樹脂を用いてもよい。
上記支持層19aを構成する材料は、カバー19bを構成する材料と等しくともよく、異なっていてもよい。
また、圧電基板2上には、パッド電極20,21が形成されている。パッド電極20,21は、図示しない位置において、IDT電極3の第1のバスバー6または第2のバスバー7に電気的に接続されている。パッド電極20,21及び上述したIDT電極3などは、Ag、Cu、Ptなどの適宜の金属もしくは合金により形成される。
本実施形態では、上記支持層19a及びカバー19bからなる絶縁部材18に貫通孔18a,18bが形成されている。貫通孔19a,19bの内周面を覆い、かつパッド電極20,21に電気的に接続される導電膜22,23が形成されている。導電膜22,23で囲まれた貫通孔内に貫通型導電部材24,25が充填されている。そして、貫通型導電部材24,25上に、アンダーバンプメタル層26,27が形成されている。上記貫通型導電部材24,25がカバー19bの上面より上方に突出されている。そして、アンダーバンプメタル層26,27上に、バンプ28,29が形成されている。
上記導電膜22,23、貫通型導電部材24,25及びアンダーバンプメタル層26,27は、Ag、Ag−Pd合金、Cuなどの適宜の金属もしくは合金により形成され得る。そして、バンプ28,29は、半田やAuなどの適宜の導電性材料からなる。
本実施形態の表面波装置1では、上記のように、絶縁部材19の上面にバンプ28,29が形成されているため、図1(b)に示す状態から上下逆転し、配線基板上に表面実装することができる。すなわち、バンプ28,29を、例えば図10に示した配線基板510に設けられた電極ランドに接合し、表面波装置1を実装することができる。この場合、通常、耐湿性などを高めるために、実装された表面波装置1の周囲がエポキシ樹脂などのモールド樹脂によりモールドされる。
しかしながら、本実施形態では、上記空間Bが、図1(a)に示されている平面形状を有するため、モールド樹脂の圧力により、カバー19bが変形し難い。すなわち、絶縁部材18が変形し難い。そのため、絶縁部材18の内面、より具体的にはカバー19bの内面がIDT電極3に接触するおそれが少ない。よって、特性の劣化が生じ難い。
これは、空間Bの平面形状が、図1(a)に示されているように、矩形ではなく、特に反射器4,5が設けられている部分において、表面波伝搬方向に沿ってその幅が変化しており、空間Bの面積が小さくされていることによる。本実施形態では、反射器4,5が設けられている部分だけでなく、IDT電極3が設けられている部分においても、空間Bの面積が小さくされているため、より一層上記カバー19bの変形は生じ難くされている。
すなわち、空間Bは、上記絶縁部材18を構成している支持層19aの側壁19cにより囲まれている。この側壁19cは、IDT電極3の第1,第2のバスバー6,7の外側の辺と一定の距離を隔てて配置されている。そのため、第1,第2のバスバー6,7の外側の辺の傾斜部6c,7cと一定距離を隔てた部分では、側壁19cもまた表面波伝搬方向に対して傾斜している。さらに、反射器4,5のバスバー14,16が設けられている部分においても、側壁19cが表面波伝搬方向に対して傾斜されている。従って、矩形のIDT電極や矩形の反射器が設けられている構造に比べて、空間Bの面積を小さくすることが可能とされている。
図2は、上記実施形態の表面波装置1の変形例の電極構造を説明するための模式的平面図である。本変形例の表面波装置31では、反射器4,5は上記実施形態と同様に構成されているが、IDT電極3において、第1,第2のバスバー6,7の外側の辺に傾斜部6c,7cが設けられていない。従って、IDT電極3の外周縁は矩形の形状を有する。そのため、電極構造を囲む空間の面積は、上記実施形態よりも若干大きくされている。しかしながら、本変形例においても、反射器4,5が設けられている部分において、矩形の反射器すなわち反射器の電極指の長さがIDT電極3側に位置している反射器の電極指と全て等しくされている反射器に比べて、閉じられた空間の面積を小さくすることが可能とされている。よって、上記実施形態と同様に、閉じられた空間の面積を小さくすることにより、絶縁部材の変形の抑制が図られる。
図3(a)及び(b)は、第2の実施形態の平衡−不平衡変換機能を有する縦結合共振子型の表面波フィルタ装置を説明するための各平面図である。図3(a)は、絶縁部材が形成される前の状態を示す平面図であり、(b)は、絶縁部材のカバーを取り除いた状態を示す模式的平面断面図である。
表面波フィルタ装置41は、圧電基板2を有する。圧電基板2上に、入力側パッド電極42が形成されている。入力側パッド電極42に電気的に接続されるように、1ポート型表面波共振子43,44が形成されている。1ポート型表面波共振子43,44は、1つのIDT電極と、IDT電極の両側に反射器が設けられた構造を有する。図3(a)及び(b)は、IDT電極及び反射器はその外形のみを模式的に示し、電極指の図示は省略することとする。
表面波共振子43には、本発明の表面波装置である第1,第2の表面波フィルタ45,46が2段縦続接続されている。表面波フィルタ45,46は、それぞれ、表面波伝搬方向に沿って配置された3個のIDT電極と、3個のIDT電極の表面波伝搬方向両側に配置された反射器45a,45b,46a,46bとを有する3IDT型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。なお、各IDT電極は、矩形によりその形成位置のみを模式的に示す。ここでは、第2の表面波フィルタ46の出力端としての中央のIDT電極が第1の平衡端子を構成している出力側パッド電極47に電気的に接続されている。
また、第2の表面波フィルタ46の中央のIDT電極の両側に位置しているIDT電極の各端部がアース電位に接続されるパッド電極48に電気的に接続されている。反射器45a,45b,46a,46bもまた、アース電位に接続されている。同様に、表面波共振子44の後段には、第3,第4の縦結合共振子型の表面波フィルタ49,50が2段縦続接続されている。表面波フィルタ49,50は、第1,第2の表面波フィルタ45,46と同様に構成されている。もっとも、第4の表面波フィルタ50の出力端に現れる信号の位相が、第2の表面波フィルタ46の出力端に現れる信号の位相と180°異なるように、表面波フィルタ49,50のIDTの位相が調整されている。
第4の表面波フィルタ50の出力端は中央に位置しているIDT電極の一端であり、第2の平衡端子としてのパッド電極51に電気的に接続されている。また、表面波フィルタ50の中央のIDTの両側のIDT及び反射器50a,50bは、アース電位に接続されるパッド電極52に電気的に接続されている。
本実施形態では、3IDT型の表面波フィルタ45,46,49,50において、反射器45a,45b,46a,46b,49a,49b,50a,50bが、第1の実施形態の場合と同様に、IDT電極が設けられている領域側の端部の電極指が最も長く、反対側の端部すなわち表面波伝搬方向外側に位置している端部の電極指の長さが短くなるように反射器46a,46b〜50a,50bに重み付けが施されている。
従って、図3(b)に示すように、絶縁部材を構成するための支持層19aを形成するに際し、空間Bの面積を小さくすることができる。なお、図3(b)に示した支持層19a上に、図示しないカバーが絶縁性材料により形成され、空間Bが閉じられることになる。
比較のために、図4(a)及び(b)に、反射器が重み付けを施されていないことを除いては、すなわち反射器の電極指の長さを全てIDT電極側の端部の電極指に等しくしたことを除いては、上記実施形態と同様にして構成された表面波フィルタ装置を示す。図4(a)は絶縁部材形成前の状態を示す平面図であり、(b)は絶縁部材の支持層119aを形成した後の状態を示す模式的平面断面図である。
図4(a),(b)においては、図3(a),(b)と対応する部分については、図3で示した参照番号に100を加えた参照番号を付することにより、その説明を省略することとする。
図3と図4とを比較すれば明らかなように、図3(b)に示されている空間Bは、図4(b)に示されている空間100Bに比べて小さくされ得る。従って、配線基板等に実装した後に、樹脂モールドを行ったとしても、空間Bの面積が小さいため、カバーの変形が生じ難い。よって、カバーを含む絶縁部材18の変形による特性の劣化が生じ難いことがわかる。
図3に示した表面波フィルタ装置は、例えば、携帯電話機に用いられるデュプレクサの受信側フィルタを構成するのに好適に用いることができる。この場合、上記表面波フィルタ装置からなる受信側フィルタと、例えば周知のラダー型フィルタからなる送信側フィルタとが、配線基板に実装されてデュプレクサが構成される。そして、送信側フィルタ及び受信側フィルタが樹脂モールドされるが、樹脂モールドに際し、受信側フィルタが本発明の表面波装置からなるため、樹脂モールドに際しての溶融樹脂の圧力による特性の劣化が生じ難い。
なお、反射器の重み付けの形態は、図1〜図3に示した形状に限定されるものではない。例えば、図5に示す変形例の表面波装置61では、中央に第1のIDT電極62が配置されており、IDT電極62の表面波伝搬方向両側に第2,第3のIDT電極63,64が配置されている。そして、IDT電極63,62,64が設けられている領域の両側に、反射器65,66が設けられている。ここでは、反射器65において、IDT電極63側の端部の電極指に比べて、反対側の端部の電極指の長さが短くなるように重み付けが施されている。ここでは、反射器65の一方のバスバー65aが、直線部65bと、傾斜部65cとを有するように重み付けが施されている。すなわち、図5において上方に位置するバスバー65aが、重み付けに応じて傾斜部65cを有する。
これに対して、反射器66では、図5において下方側に位置しているバスバー66aが、傾斜部66cと直線部66bとを有するように重み付けが施されている。
また、図6に示す変形例の表面波装置71では、IDT電極72〜74が設けられている領域の表面波伝搬方向両側に反射器75,76が設けられている。ここでは、反射器75,76は、いずれも、弾性表面波伝搬方向に延びる中心線に対して上下のバスバーが対称となるように反射器75,76が重み付けされている。すなわち、反射器75,76の第1のバスバー75a,76aと、第2のバスバー75b,76bとが上記中心線を介して対称となるように、重み付けが施されている。このように、反射器の重み付けは、IDT電極側から、反対側の端部に向かう方向において電極指の長さが順に短くなる部分を有するように重み付けが施されている限り、その形状は特に限定されるものではない。従って、例えば図5に示したように、反射器65の一部においては、すなわち直線部65bが設けられている部分においては電極指の長さが変化せず、傾斜部65cが設けられている部分において、電極指の長さが外側にいくにつれて短くされていてもよい。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る表面波装置の模式的平面図であり、図8はその要部を示す部分切欠平面図である。図7では、本実施形態の表面波装置81の要部のうち、絶縁部材のカバーを取り除いた構造が模式的平面断面図で示されている。
表面波装置81では、圧電基板上に、IDT電極83と、反射器84,85とが形成されている。ここでは、反射器84,85は、IDT電極83側の端部の電極指84a,85aから、反対側の端部に位置する電極指84b,85bに向かって順次電極指の長さが短くなるように重み付けが施されている。そして、反射器84,85の各第1,第2のバスバー86,87,88,89は、外側の辺が上記重み付けに従って傾斜辺とされている。なお傾斜とは、前述したように表面波伝搬方向と斜め方向に交叉する方向をいうものとする。
従って、本実施形態においても、空間Bの平面形状は、絶縁部材18を構成している支持層19aの側壁19cが反射器84,85が設けられている部分において傾斜されている。よって、空間Bの面積が小さくされている。
加えて、IDT電極83が設けられている部分においても、空間Bの面積が小さくされている。これは、IDT電極83において、第1の実施形態と同様に、表面波伝搬方向中心から、表面波伝搬方向外側端部に至るにつれて、交叉幅が小さくなるように交叉幅重み付けが施されていることによる。従って、図1と同一部分については同一の参照番号を付することにより、IDT電極83の詳細な説明を省略する。
本実施形態においても、IDT電極83が設けられている部分において、やはり、支持層19aの側壁19cが傾斜されているため、空間Bの面積が小さくされている。従って、第1の実施形態の場合と同様に、モールド樹脂層形成に際しての圧力が加わったとしても、絶縁部材の変形が生じ難い。
加えて、図8に示すように、本実施形態では、IDT電極83の最外側電極指と、反射器85のIDT電極側端部の電極指85aとが隣り合う部分において、反射器85の電極指の長さが、IDT電極83の該電極指の長さとIDT電極83の第1の電極指8の先端8aに対向されている第1のダミー電極10の長さの和と略同等とされている。
また、本実施形態では、第1,第2のバスバーの内側の辺が交叉幅重み付けされた包絡線Cの内側の辺に近い側の包絡線部分C1に対して略平行に延びる傾斜部分を有するため、非調和高次モードによるスプリアスを抑制することができる。従って、それによっても、特性が良好な表面波装置を提供することができる。
なお、図1では、1つのIDT電極を有する表面波共振子につき示し、図3では、複数の縦結合共振子型の表面波装置を組み合わせてなる平衡−不平衡変換型の表面波フィルタ装置を示した。しかしながら、本発明は、これらの構造の表面波装置に限定されるものではない。すなわち、横結合共振子型の表面波フィルタ装置にも本発明を適用することができる。
また、図1に示した表面波装置を表面波共振子として用いたラダー型フィルタにも本発明を適用することができる。周知のように、ラダー型フィルタは、直列腕に挿入された直列腕共振子S,S,…Sと、直列腕とグラウンド電位との間に接続された並列腕に挿入された並列腕共振子P,P,…Pとを有する。但し、nは自然数である。この直列腕共振子及び並列腕共振子として、本発明の表面波装置を用い、それによってラダー型フィルタを形成してもよい。その場合には、ラダー型フィルタにおいて、モールド樹脂層の形成に際しての圧力による変形が生じ難いため、ラダー型フィルタとして特性の安定化を図ることができる。
また、上記のラダー型フィルタからなる送信側フィルタと、図3に示した縦結合共振子型フィルタからなる受信側フィルタとが、配線基板に実装されてデュプレクサが構成されてもよい。

Claims (9)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板の上面に形成されたIDT電極と、
    前記IDT電極の配置されている部分の表面波伝搬方向両側に配置された反射器と、
    前記IDT電極及び前記反射器が臨む閉じられた空間を形成するようにして前記圧電基板上に形成された絶縁部材とを備え、該絶縁部材が該空間を囲む側壁と、空間の上部を閉じている天井とを有し、
    前記反射器の複数本の電極指において、前記反射器のIDT電極に隣接する第1の端部側の電極指から前記第1の端部とは反対側の第2の端部側に向かう方向において電極指の長さが順に短くなる部分を有するように前記反射器に重み付けが施されており、かつ前記絶縁部材の側壁が該反射器の重み付けされた部分において表面波伝搬方向に対して傾斜されていることを特徴とする、表面波装置。
  2. 前記圧電基板上に形成されており、かつ前記IDT電極に電気的に接続されたパッド電極と、
    前記絶縁部材の上面に形成された端子電極と、
    前記パッド電極と前記端子電極とを電気的に接続している導電部材とをさらに備える、請求項1に記載の表面波装置。
  3. 前記導電部材が、前記絶縁部材を貫通するように設けられた貫通型導電部材である、請求項2に記載の表面波装置。
  4. 前記IDT電極として、表面波伝搬方向に沿って配置された少なくとも3個のIDT電極を有する、縦結合共振子型の表面波フィルタである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面波装置。
  5. 前記IDT電極として、1つのIDT電極を有し、
    前記IDT電極が、第1,第2のバスバーと、
    前記第1のバスバーの内側の辺から第2のバスバーに向って延ばされた複数本の第1の電極指と、
    前記第2のバスバーの内側の辺から前記第1のバスバー側に向って延ばされた複数本の第2の電極指とを備え、該IDT電極が交叉幅重み付けされており、
    前記第1,第2のバスバーの少なくとも一方のバスバーの外側の辺が交叉幅重み付けに応じて表面波伝搬方向に対して傾斜されている部分を有し、前記絶縁部材が該傾斜された外側の辺と平行に延びる前記側壁部分を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表面波装置。
  6. 前記IDT電極が、前記第1の電極指の先端に対してギャップを介して対向されており、前記第2のバスバーに接続されている第1のダミー電極と、
    前記第2の電極指の先端に対してギャップを介して対向されており、かつ前記第1のバスバーに接続されている第2のダミー電極とをさらに備え、
    前記IDT電極における電極指交叉幅が最大となる部分から前記弾性表面波伝搬方向両側にいくに連れて交叉幅が減少する交叉幅重み付け部分を有するように前記IDT電極に交叉幅重み付けが施こされており、
    前記第1のバスバーの前記第1の電極指及び第2のダミー電極が接続されている辺が、前記交叉幅重み付けの包絡線と一定の距離を隔てて配置されるように、弾性表面波伝搬方向に対して傾斜された傾斜部分を有し、
    前記第2のバスバーの前記第2の電極指及び前記第1のダミー電極が接続されている辺が、前記交叉幅重み付けの包絡線に一定の距離を隔てて配置されるように、弾性表面波伝搬方向に対して傾斜された傾斜部分を有し、
    前記IDT電極の最外側電極指と、前記反射器のIDT電極側の電極指とが隣り合う部分において、反射器の電極指の長さが、IDT電極の該電極指の長さと、IDT電極の電極指先端に対向されているダミー電極の長さの和と略同等とされている、請求項5に記載の表面波装置。
  7. 請求項6に記載の表面波装置からなる直列腕共振子と、請求項6に記載の表面波装置からなる並列腕共振子とを備え、該直列腕共振子と該並列腕共振子とによりラダー型フィルタが構成されている、表面波装置。
  8. 前記絶縁部材が、前記圧電基板上に形成されており、前記IDT電極及び前記反射器が設けられている領域を露出させる開口部が形成されている支持層と、前記支持層の開口部を閉成するように前記支持層に積層されたカバーとを有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表面波装置。
  9. ラダー型フィルタ回路を有する送信側フィルタと、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表面波装置を用いて構成された受信側フィルタと、前記送信側フィルタ及び前記受信側フィルタが実装されている配線基板と、前記配線基板に実装された前記送信側フィルタ及び受信側フィルタを封止するように設けられたモールド樹脂層とを備えることを特徴とする、デュプレクサ。
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