JP5022806B2 - 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子、発泡成形品及び発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
撹拌装置を備えたステンレス製の内容量100リットルのオートクレーブ内にイオン交換水40kgを供給し、このイオン交換水中に該イオン交換水を攪拌しながらスチレン単量体40kg、リン酸三カルシウム(太平化学産業社製 第三リン酸カルシウム)40g、過硫酸カリウム0.5g、純度75重量%のベンゾイルパーオキサイド140g及びt−ブチルパーオキシベンゾエート30gを供給して懸濁液を作製した。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに800gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は42mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は42mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに80gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F300MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに240gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は2920mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、ステアリン酸亜鉛と共にエチレンビスステアリン酸アマイド(花王社製 商品名「カオーワックスEB−FF」)16gをヘンシェルミキサー内に供給したこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は42mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて3.5重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに114.3gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は2020mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて0.5重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに800gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は18mPa・sであった。
ポリエチレングリコールを用いなかったこと以外は実施例3と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F600MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は6880mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の代わりに、4重量%濃度のポリビニルアルコール水溶液(日本合成化学社製 商品名「ゴーセノール GH−23」)を用いたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、ポリビニルアルコール水溶液の23℃における粘度は52mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムを用いなかったこと、ステアリン酸亜鉛と共にエチレンビスステアリン酸アマイド(花王社製 商品名「カオーワックスEB−FF」)16gをヘンシェルミキサー内に供給したこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに2400gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は42mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとして日本製紙ケミカル社から商品名「F04MC」にて市販されているものを用いて1重量%濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を作製したこと、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液を400gの代わりに8gとしたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の23℃における粘度は42mPa・sであった。
カルボキシメチルセルロースナトリウムを用いなかったこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。
カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液の代わりに、2重量%のメチルセルロース水溶液(信越化学工業社製 商品名「メチルセルロース SM−1500」)を200g用いたこと以外は実施例1と同様にして発泡性ポリスチレン粒子を得た。なお、メチルセルロース水溶液の23℃における粘度は1300mPa・sであった。
図1に示した吸引輸送装置を用意した。この吸引輸送装置は、エムエルエンジニアリング社から商品名「ML−5500CB」にて市販されており、具体的には、下端部に垂直に延びる放出管11が一体的に設けられたホッパー1と、このホッパー1の上部に一体的に設けられた吸引部2と、この吸引部2の上端部と吸引管3を介して接続されたバグフィルター4と、このバグフィルター4に接続されたブロア5と、上記ホッパー1の放出管11の垂直下方に設置されたドラム6と、上端が吸引部2に接続され且つ下端部に吸引ノズル71が一体的に設けられてこの吸引ノズル71を上記ドラム6内の内底面上に臨ませてなる流通管7とからなる。
◎・・・油分滲出性が0%であった(黄色色素の滲出しはなかった)。
○・・・黄色色素の滲出しはあったが、油分滲出性が1%未満であった。
×・・・油分滲出性が1%以上であった。
発泡性ポリスチレン粒子のステアリン酸亜鉛の付着率は、上述した油分滲出性試験において行った12サイクルの吸引輸送前後の発泡性ポリスチレン粒子に付着した亜鉛を定量し、下記式により算出した。なお、吸引輸送前の発泡性ポリスチレン粒子の亜鉛量をW3とし、吸引輸送後の発泡性ポリスチレン粒子の亜鉛量をW4とした。
ステアリン酸亜鉛の付着率(重量%)=100×W4/W3
11 放出管
2 吸引部
3 吸引管
4 バグフィルター
5 ブロア
6 ドラム
7 流通管
71 吸引ノズル
Claims (10)
- 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の表面が表皮層で被覆されており、この表皮層は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して、アニオン系水溶性セルロースエーテル0.005〜0.2重量部及び脂肪酸金属塩0.1〜1.0重量部を含むことを特徴とする発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- 表皮層は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対してポリオキシアルキレングリコール0.01〜0.3重量部を含有していることを特徴とする請求項1に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- アニオン系水溶性セルロースエーテルが、カルボキシメチルセルロースナトリウムであることを特徴とする請求項1に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- ポリオキシアルキレングリコールがポリエチレングリコールであることを特徴とする請求項2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- 表皮層は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して脂肪酸ビスアマイド0.01〜0.5重量部を含有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- 脂肪酸金属塩がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
- 請求項1−6のいずれか1項記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を予備発泡させてなることを特徴とする予備発泡粒子。
- 請求項7に記載の予備発泡粒子を発泡成形させて得られたことを特徴とする発泡成形品。
- 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の表面にアニオン系水溶性セルロースエーテル水溶液を上記発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対してアニオン系水溶性セルロースエーテルが0.05〜0.2重量部となるように塗布した後、上記発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の表面に脂肪酸金属塩を上記発泡性ポリスチレン系樹脂粒子100重量部に対して0.1〜1.0重量部となるように付着させることを特徴とする発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法。
- アニオン系水溶性セルロースエーテル水溶液の23℃における粘度が5〜4000mPa・sであることを特徴とする請求項9に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法。
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