JP5020409B2 - 基板固定構造 - Google Patents
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Description
【0001】
この発明は、電気機器において、シャーシに対し基板を固定する基板固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の移動体に搭載される電気機器において、例えば、表示器等の質量の重い構造物を取り付けた基板を、板金製の筺体(シャーシ)に取り付ける場合は、ねじで固定を行うため、その構造物より一回り大きな外形の基板にすることが必要であった。このため、基板の寸法が大きくなり、電子機器自体の大きさを大きくする必要があり、省スペース化の妨げとなっていた。また、基板の固定にねじを多用することは、組立性、分解性が悪い。一方、ねじを削減しようとしても、基板に質量の重い構造物を取り付けているため、その質量を支えることがねじによる固定以外は困難であった。
特許文献1には、ねじ止め箇所を削減し、取り扱いや管理を容易にでき、コストダウンを図った高周波用機器のアース構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】
実開平6−17286号公報
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示された構造では、基板を押える押え部を、筺体側部の一部に切り込みを形成して内側に折り曲げ、基板上面側縁部に弾接する接触部を有した垂下舌片を構成したもので、この構造では質量の重い構造物を取り付けた基板を強固に筺体に取り付けることは十分ではないという課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、ねじ固定箇所を削減して取り扱いや管理を容易にし、よりよい組立性とともに位置決めを行い、基板にねじ固定用のスペースを不要として、基板及び電子機器の省スペース化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る基板固定構造は、箱形中空の筺体と、質量の重い構造物を取り付けた基板とを備え、筺体は、内部に設けた基板受け兼ねじ固定部を挟む両側面板の一部を内方に切起こして該基板受け兼ねじ固定部と同じ高さ位置に形成された第1の基板受け部と、両側面板の他の一部を内方に切起こして形成された基板挟み込み部と、後面板上端縁に略直角に折り曲げ形成された口形係合部および該口形係合部の両側から筺体内方に向かって水平に延びて前記基板受け兼ねじ固定部及び前記第1の基板受け部と同一高さ位置に形成された第2の基板受け部とを有し、基板は、前記口形係合部に係合するようにねじ固定しない縁部に形成された凸部と、前記基板受け兼ねじ固定部に螺合するねじ通し穴とを有するものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、ねじ固定しない基板縁部に形成された凸部を筺体に形成された口形係合部に挿入し、基板の各辺をそれぞれ基板受け兼ねじ固定部及び筺体に切起こし形成された第1、第2の基板受け部に載置し、基板の両側部を基板挟み込み部で挟持し、基板の一辺を基板受け兼ねじ固定部にねじ固定するように構成したので、ねじ固定数を削減することができる。また、口形係合部、基板挟み込み部によって挟み保持する基板の前端側及び両側はねじ固定用のスペースを不要とすることができ、基板及び電子機器の省スペース化を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 この発明の基板固定構造を適用する電子機器の概要図である。
【図2】 電子機器の分解斜視図である。
【図3】 筺体と基板受け兼ねじ固定部の関係を示す分解斜視図である。
【図4】 基板を基板受け兼ねじ固定部に対する固定位置に設けた斜視図である。
【図5】 表示器をホルダを介して組付けた基板の斜視図である。
【図6】 基板を筺体に組付けた状態を示す斜視図である。
【図7】 基板の凸部と筺体の口形係合部との関係を示す組付け前の斜視図である。
【図8】 基板の凸部と筺体の口形係合部との組付け後の斜視図である。
【図9】 筺体に対する基板の組み立て過程の説明図である。
【図10】 図6のA部の拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明をより詳細に説明する為に、この発明を実施する為の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以下、この発明の基板固定構造を図面に基づいて説明する。先ず、図1、図2に基づいて、この発明の基板固定構造を適用する電子機器の概要について説明する。この電子機器1は、箱形中空の筺体2と、この筺体2の内部に組付ける基板3と、この基板3にホルダ9を介して組付けた表示器4と、この表示器4に対向して配置するフィルタ5をフード6とともに取付、筺体2に組付けるパネル7と、これ等を全て組付けた後、筺体2の開口部を覆うカバー8とを有する。なお、以下の説明における上下面板、前後面板、左右側面板の表現は電子機器を使用位置に設置した状態を基準にしたものである。
【0010】
筺体2は、内部に設けた基板受け兼ねじ固定部21と、筺体2の両側面板の一部を内方に切起こして基板受け兼ねじ固定部21と同じ高さ位置に形成された第1の基板受け部22と、基板3を挟み込むように筺体2の両側面板の他の一部を内方に切起こして形成された基板挟み込み部23a,23b(片側は図示せず)と、第1の基板受け部22の一部を基板載置側に略直角に折り返して形成された基板組付けガイド部24と、ねじ固定しない基板縁部に形成された凸部31が係合するように筺体2の後面板上端縁に略直角に折り曲げ形成された口形係合部25および該口形係合部の両側から筺体内方に向かって水平に延びて基板受け兼ねじ固定部21及び第1の基板受け部22と略同一高さ位置に形成された第2の基板受け部26とを備えたものである。
【0011】
また、筺体2は、両側面板のカバー取付開口端の一部を内方に折り曲げて形成したL字状の引っ掛け部27と、この引っ掛け部27の近傍において、前記筺体2の開口端側を内方にカバー8の厚み分だけ窪ませた組付けガイド部28と、後面板の上部にねじ穴101と係合穴102とを形成している。
【0012】
表示器4は厚みを有する長方形をなしている。この表示器4を組付け保持するホルダ9は樹脂製素材により作られており、載置された表示器4を厚み方向に付勢するように底面に切起こし形成された厚み方向付勢手段として弾性片91、表示器4を端子側に付勢するように上面板の一部を内方に切起こして形成された下方向付勢手段としての弾性片92、表示器4を左右から挟持するように左右側面板の一部を内方に切起こし形成された挟持手段としての弾性片93、表示器4の表面を押さえるように上面板及び左右側面板に形成された表面押さえ手段としての弾性係合爪94及び95を備えている。
【0013】
また、ホルダ9の後面板及び左右側面板には、ホルダ9を基板3に組付け固定するための弾性係合爪96及び97が厚み方向に延在して形成されている。また、底面には基板3の穴に係合する係合爪が形成されているが図2では図示を省略する。
【0014】
パネル7は、周囲に筺体2に対する組付け用の壁面70を備え、この壁面70を形成する上面板より所定距離離れて内部に形成された表示窓71、この表示窓71の周縁に枠状に形成されたフィルタ取付部72、このフィルタ取付部72の下縁部に添って形成された複数の操作釦73a〜73nを収納する操作釦収納部73、この操作釦収納部73と壁面70の下面板との間に位置して形成された小物入れ74を有する。組付け用の壁面70を形成する上下面板及び左右側面板には、筺体2に形成された係合爪と係合する口形係合部70aが形成されている。
【0015】
フード6は、樹脂製素材により枠状に形成されており、フィルタ取付部72の上面板外面に組付ける上枠面板には、覆い部61及び係合孔62を有する。また、フード6の下枠面板には、操作釦の底面に当接するように一定間隔ごとに突出して形成された弾性押圧部63と係合凹部80に係合する係合凸部(図2では省略)を有する。
【0016】
フィルタ5は、フィルタ取付部72に沿うように曲面に形成され、その上端縁にはパネル7の口形係合部(図2では省略)に係合するように一定間隔に形成されたテーパを有する引っ掛け弾性係合爪51と、フィルタ取付部72に形成された凸部(図2では省略)が係合する位置に凹部54が形成され、下端縁には操作釦収納部73の外面に形成された弾性係合爪75及び位置決め凹部76に係合するように形成された係合爪52及び位置決め凸部53を有する。
【0017】
カバー8は、筺体2のL字状の引っ掛け部27に係合する引っ掛け爪81と、組付けガイド部28に係合するガイド片82とが両側面板上端縁から組付け方向に延在して形成されているとともに、筺体2の後面板外面に重ね合わせる直角折り曲げ片83に該筺体のねじ穴101に対向するねじ通し穴(図2では省略)及び前記係合穴102に係合する係合爪85を有する。この係合爪85には係合穴102に対する係合がしやすいようにテーパ85aを設けておくと良い。また、係合穴102の四隅は円弧状とし、この円弧部分102aで係合爪85を常に接触させる。
【0018】
引っ掛け部27と引っ掛け爪81との係合面には、筺体2とカバー8が互いに押圧力を付与するようにテーパ(図2では省略)が形成され、このテーパの終端部は円弧状(図2では省略)に形成されている。また、カバー8は2つの穴86a,86bを並べて形成した係合穴部86と、切起こし穴87の縁の1辺を下方に延長した係合片87aとを備えている。
【0019】
一方、このカバー8に組付けるケース10には、カバー8の係合穴部86に係合する位置決めを兼ねた略コ字状の弾性係合爪11と、カバー8の切起こし穴87に通し常に係合片87aの下端に係合するように下方に伸びた弾性係合爪12とがケース10の対向する開口端縁に形成されている。
【0020】
以下、各部品の組付けについて説明する。表示器4をホルダ9に組付けるには、ホルダ9にその上面から表示器4を押し付けると、表示器4は弾性片92、弾性片93、弾性係合爪94及び95を外側に押し広げながら進み、弾性片91を押し下げながらさらに進む。そして、表示器4が通り過ぎると、弾性片92は表示器4を端子側に付勢し、弾性片93は表示器4を左右から挟持し、弾性係合爪94及び95は弾性片91の付勢力で押し上げられる表示器4の表面を押圧保持することで、ホルダ9に対する表示器4の組付けが完了する。この組付け完了後(表示器の組付け前であってもよい。)、弾性係合爪96及び97、図示を省略した係合爪によって、ホルダ9を図2に示すように基板3に組付ける。
【0021】
次いで、表示器4を組付けた基板3を、筺体2の両側面板に形成された第1の基板受け部22に乗せて組付け方向へ移動させて両側縁を基板挟み込み部23a,23bで挟持させ、その移動終端位置において基板3の移動前端部が第2の基板受け部26に乗り、ねじ固定しない基板端縁に形成された凸部31が口形係合部25に進入する。この状態において、基板3の後端側を基板受け兼ねじ固定部21に載せてねじ固定する。
【0022】
一方、筺体2の上面開口にカバー8を組付けるには、カバー8のガイド片82を筺体2の組付けガイド部28に沿って移動させて、カバー8を筺体2の開口端面に当接させることにより、カバー8が筺体側に引き込まれすぎて下に下がらないようにしている。
【0023】
次いで、カバー8を開口端面に当接させた状態で直角折り曲げ片83が筺体2の後面板外面に当接するまで移動させて、引っ掛け部27と引っ掛け爪81とを係合させ、それらが噛合うようにして、左右上下の位置を合わせる。この場合、引っ掛け部27、引っ掛け爪81は、入口は大きく、根元は狭くなるようにテーパが形成されているので、組み合わせが容易であるとともに、組み合わせた状態では強固に固定することができる。また、引っ掛け部27、引っ掛け爪81の根元に円弧部を設けることにより、両引っ掛け部27、引っ掛け爪81を常に接触させることでテンションをかけた状態とすることができる。
【0024】
また、カバー8の直角折り曲げ片83を筺体2の後面板外面に当接させて重ね合わせると、直角折り曲げ片83に形成した係合爪85が筺体2の後面板の係合穴102に係合し、カバー8が筺体2に対して位置決め保持される。そこで、この状態を保って、直角折り曲げ片83のねじ通し穴に通したねじ(図2では省略)を筺体2のねじ穴101にねじ込んでねじ固定する。この場合、係合爪85は、テーパを有し、係合穴102の四隅は、円弧状に形成されているので、係合爪85は係合穴202に挿入し易く、係合爪85は係合穴102の円弧状の隅に常に接触して、カバー8と係合爪85とで筺体2の後板を挟み込むことにより、常時テンションを付加した状態とすることができる。
【0025】
一方、フィルタ5をパネル7に取り付けるには、まず、フィルタ5の引っ掛け係合爪51をパネル7の口形係合部(図示せず)に係合させて、下端側をパネル側に押し付けると、この過程で弾性係合爪52がパネル側の係合爪75に係合するとともに、位置決め凸部53がパネル側の位置決め凹部76に係合して、フィルタ5はパネル7に組付けられる。
【0026】
このフィルタ組付け後、フィルタ周辺を覆うようにして、フード6の周辺をパネル側のL字形の引き込み位置決め部(図2では省略)に嵌め合わせ、係合孔62にパネル側の係合爪(図2では省略)を係合させる。この組付けにより、覆い部61はパネル側の口形係合部(図2では省略)を覆い、弾性押圧部63は操作釦73a〜73nの底面に当接して該操作釦に対し復元力を付与する。
【0027】
このようにフィルタ5、フード6を組付けたパネル7の壁面70を、上記のように基板3を組付けた後の筺体2の前面開口部に嵌め合わせ、壁面70に形成された口形係合部70aに筺体2に形成された切起こし係合爪29及びカバー8の切起こし係合爪88を係合させて電子機器1の組付けを完了する。
【0028】
また、上記の組付け前または完了後において、カバー8にケース10を組付け固定する。この場合、ケース10の略コ字状の弾性係合爪11をカバー8の上面から穴86aから挿入し、この状態からケース10をカバー8側に回動させて、弾性係合爪11の先端部を穴86a,86b間の仕切り部86cの下面から穴86bに挿入させて、左右方向の位置決めを行った後、係合爪12を切起こし穴87に挿入して係合片87aに係合させることにより、ケース10をカバー8にねじを用いることなく強固に組付けることができる。
【0029】
この発明は、このような構成の電子機器1において、筺体2の内部に基板3をねじ固定数を少なくして組付けることを工夫したものである。図3は筺体と基板受け兼ねじ固定部の関係を示す分解斜視図、図4は基板を基板受け兼ねじ固定部に対する固定位置に設けた斜視図、図5は表示器をホルダを介して組付けた基板の斜視図、図6は基板を筺体に組付けた状態を示す斜視図、図7は基板の凸部と筺体の口形係合部との関係を示す組付け前の斜視図、図8は基板の凸部と筺体の口形係合部との組付け後の斜視図、図9は筺体に対する基板の組み立て過程の説明図、図10は図6のA部の拡大斜視図である。
【0030】
この発明に係る基板固定構造における筺体2は、前述したように、内部に設けた基板受け兼ねじ固定部21と、基板受け兼基板ねじ固定部21を挟む筺体2の両側面板の一部を内方に切起こして基板受け兼ねじ固定部と同じ高さ位置に形成された第1の基板受け部22と、基板3を挟み込むように筺体2の両側面板の他の一部を内方に切起こして形成された基板挟み込み部23a,23b(片側は図示せず)と、第1の基板受け部22の一部を基板載置側に略直角に折り返して形成された基板組付けガイド部24と、ねじ固定しない基板縁部に形成された凸部31が係合するように筺体2の後面板上端縁に略直角に折り曲げ形成された口形係合部25および該口形係合部の両側から筺体内方に向かって水平に延びて基板受け兼ねじ固定部21及び各基板受け部22と同一高さ位置に形成された第2の基板受け部26とを備えたものである。
【0031】
基板受け兼ねじ固定部21は、図3に示すように、板材の一端側に複数の取付片211を互いに向きを変えて折り曲げ形成し、他端側に複数の基板受け片212と基板3の凹部に係合する位置決め凸部213を有し、上記の取付片211を筺体内面に溶接して取り付ける。そして、取付片211には筺体2を外部部品に取り付けるためのねじ通し穴211aが、基板受け片212にはねじ穴212aが形成されている。
【0032】
基板3は組付け前端側に凸部31、両側後端縁に切り込み32、後端部にねじ通し穴33、前端縁及び両側縁にはホルダ9の弾性係合爪96,97が係合する係合凹部34,35(図5参照)、後端中央部にはホルダ9の位置決めピンと弾性係合爪が貫通係合する貫通穴36,37(図3参照)、基板受け兼ねじ固定部21の位置決め凸部213が係合する凹部38が形成されている。
【0033】
以下、ホルダ9を介して質量の重い表示器4を組付けた基板3を筺体2に組付ける過程を説明する。まず、図7に示すように、基板3のねじ固定しない組付け前端側の凸部31を筺体2の口形係合部25に合わせて、基板3を図9に点線で示すように、傾けて筺体内に挿入して組付け方向へ移動させて、図10に示すように基板3の両側縁を基板挟み込み部23a,23bで挟持させ、その移動終端位置において基板3の移動前端部が第2の基板受け部26に乗せ、凸部31を口形係合部25に進入させる。
【0034】
この状態において、ねじ固定する基板3の後端側を回動させて図9の実線で示すように、ねじ固定する基板端側を基板受け兼ねじ固定部21及び第1の基板受け部22に載せると、図4に示すように、第1の基板受け部22の一部に折り返して形成された基板組付けガイド部24が基板側端縁の切り込み32に係合して基板3を所定位置に支持する。そして、基板受け兼ねじ固定部21に載せた基板後端部のねじ通し穴33に通したねじ214を該基板受け兼ねじ固定部に形成されたねじ穴212a及び第1の基板受け部22に形成されたねじ穴22aにねじ込んでねじ固定する。
【0035】
このように、基板後端部をねじ固定すると、図8に示すように、ねじ固定しない基板前端縁は矢印方向aに僅かに浮き上がり、基板表面が口形係合部25の上辺の内面に形成された凸部25aに押圧されて強固に固定される。この場合、凸部25aは弾性が必要であるため、口形係合部25の上辺25bはできるだけ細く長くする。
【0036】
以上のようにこの発明によれば、ねじ固定しない基板縁部に形成された凸部を筺体に形成された口形係合部に挿入し、基板の各辺をそれぞれ基板受け兼ねじ固定部及び筺体に切起こし形成された第1,第2の基板受け部に載置し、基板の両側部を基板挟み込み部で挟持し、基板の一辺を基板受け兼ねじ固定部にねじ固定するように構成したので、基板は質量の重い表示器等を備えていても筺体側の挟み込み部で挟持され、少ないねじ固定によっても確実に筺体に組付けることができ、ねじ固定数を削減することができる。
【0037】
また、第1の基板受け部の一部に形成された基板組付けガイド部を基板の切り込み部に挿入しながら組付けるので、組付け位置決めが容易で組立性がよい。また、口形係合部、基板挟み込み部によって挟み保持する基板の前端側及び両側はねじ固定用のスペースを不要とすることができ、基板及び電子機器の省スペース化を実現でき、しかも、口形係合部、基板挟み込み部の弾性によって常に基板にテンションが加えられているので、振動を受けても組付け状態が緩むこともない等の効果がある。
【0038】
この発明に係る基板固定構造は、ねじ固定数を削減し、基板や電気機器の省スペース化を図ることができるため、シャーシに対しての基板固定構造を有する電気機器等に用いるのに適している。
Claims (3)
- 箱形中空の筺体と、質量の重い構造物を取り付け、組付け方向前縁をねじ固定箇所を削減した基板とを備え、
前記筺体は、内部に設けた基板受け兼ねじ固定部を挟む両側面板の一部を内方に切起こして該基板受け兼ねじ固定部と同じ高さ位置に形成された第1の基板受け部と、両側面板の他の一部を内方に切起こして形成された基板挟み込み部と、後面板上端縁に略直角に折り曲げ形成された口形係合部および該口形係合部の両側から筺体内方に向かって水平に延びて前記基板受け兼ねじ固定部及び前記第1の基板受け部と同一高さ位置に形成された第2の基板受け部とを備え、
前記基板は、前記口形係合部に係合するようにねじ固定しない縁部に形成された凸部と、前記基板受け兼ねじ固定部に螺合するねじ通し穴とを備え
たことを特徴とする基板固定構造。 - 口形係合部は、上辺内面に基板面に当接する凸部を有することを特徴とする請求項1記載の基板固定構造。
- 第1の基板受け部は、一部を折り返して形成された基板組付けガイド部を有し、前記基板組付けガイド部が係合する切り込みを基板に設けたことを特徴とする請求項1記載の基板固定構造。
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