JP5020040B2 - 生体認証装置及び生体認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、生体認証装置及び生体認証システムに関するものである。
従来、生体認証装置として、生体情報を登録・削除する場合、取り込まれたデータが、メモリに登録されているデータと一致しなければ、生体情報を登録・削除するためのスイッチを無効とするものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
ところで、生体認証装置は、車両等に採用され、工場から出荷される前に動作確認のテストが行われている。この場合、テストを行う検査者が生体情報を登録し、一連の動作確認を行った後、登録した生体情報を削除するようにしている。
特開2005−262号公報
しかしながら、前記従来の生体認証装置では、一旦登録した生体情報は、テストが終了すれば、人手を介して削除する必要があり、手間がかかる。また、削除し忘れると、検査者による不正認証が可能になると共に、検査者の個人情報が流出する可能性があるため、何らかの対策が必要である。
そこで、本発明は、テストモードで登録した生体情報の外部への流出を確実に防止することのできる生体認証装置及び生体認証システムを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
生体認証装置を、
生体情報を読み取る読取手段と、
生体情報を記憶する記憶手段と、
前記読取手段によって読み取った生体情報と、前記記憶手段に記憶した生体情報を比較し、個人認証を行う個人認証手段と、
を備えた構成とし、
前記記憶手段は、少なくとも、ユーザの生体情報を記憶するための第1記憶領域と、出荷前の動作確認を行う検査者の生体情報を記憶するための第2記憶領域とを有し、
前記個人認証手段は、
前記読取手段で読み取った生体情報と、前記第1記憶領域に記憶した生体情報とを比較して個人認証を行う通常モードと、
前記読取手段で読み取った生体情報と、前記第2記憶領域に記憶した生体情報とを比較して個人認証を行うテストモードと、
を実行可能であり、
前記通常モードでは、前記第2記憶領域にはアクセス不可としたものである。
この構成により、通常モードでは、テストモードで使用する生体情報にアクセスすることができなくなり、テストモードで使用した生体情報が残っていたとしても外部に流出することがない。
前記個人認証手段は、少なくとも通常モードの実行時、前記第2記憶領域に記憶した生体情報を削除する削除モードを自動的に実行するのが好ましい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
生体認証システムを、
前記通常モードとテストモードを実行可能な構成の生体認証装置と、
予め設定した所定の処理を実行する制御ユニットと、
を備えた構成とし、
前記生体認証装置の記憶手段は、第1記憶領域と第2記憶領域とに、生体情報と識別情報とを互いに関連付けてそれぞれ記憶し、
前記制御ユニットは、
前記第1記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第3記憶領域と、前記第2記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第4記憶領域とを備えた第2の記憶手段と、
前記生体認証装置の個人認証手段で、照合した生体情報が記憶手段に記憶した生体情報である場合、該生体情報に関連付けた識別情報が前記第2の記憶手段に記憶した識別情報である場合、前記所定の処理を実行する第2の個人認証手段と、
を備え、
前記第2の個人認証手段は、通常モードの実行時、前記第2の記憶手段の第3記憶領域に記憶した識別情報を照合し、テストモードの実行時、前記第2の記憶手段の第4記憶領域に記憶した識別情報を照合するようにしたものである。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
前記通常モードとテストモードのほかに、削除モードを実行可能な構成の生体認証装置と、
制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、
前記第1記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第3記憶領域と、前記第2記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第4記憶領域とを備えた第2の記憶手段と、
前記生体認証装置の個人認証手段で、少なくとも通常モードの実行時、前記第2記憶領域に記憶した生体情報を削除する削除モードを実行する際、一緒に前記第4記憶領域に記憶させた識別情報を削除する第2の個人認証手段と、
を備えたものである。
本発明によれば、通常モードとテストモードとで使用する記憶領域を相違させ、通常モードでは、テストモードで使用する記憶領域にはアクセス不可としたので、検査者の生体情報の流出を確実に防止することが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る生体認証システムを示す。この生体認証システムは、車両に採用され、生体認証装置1と、スマートエントリーコントロールユニット2(以下、コントロールユニットをC/Uと省略して記載する。)とを備える。また、スマートエントリーC/U2は、ドア開閉スイッチ3(ドア開閉SW)、ドアロックC/U4、電動ステアリングロック5(電動STL)、エンジンC/U6、スタートスイッチ7(スタートSW)等に接続されている。
生体認証装置1は、図2に示すように、撮像部8(読取手段)、第1記憶部9(記憶手段)、第1電源部10、第1通信部11、及び、第1制御部12(個人認証手段)を備える。
撮像部8は、赤外線照射部13とカメラ部14とを備える。赤外線照射部13は、赤外線を照射するための複数のLEDを有し、これらLEDからは近赤外線が照射され、カメラ部14にて指の静脈パターンを読み取り可能な状態とする。カメラ部14は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カメラ等で構成され、近赤外線が照射された指から静脈パターンを読み取る。
第1記憶部9は、第1記憶領域15及び第2記憶領域16を備える。第1記憶領域15には、通常モードで使用される、車両の使用が許可されたユーザの生体認証情報(ここでは、指の静脈パターン)と、識別情報であるID(identification)データとが互いに関連付けて記憶されている。第2記憶領域16には、テストモードで使用される生体認証情報とIDデータとが互いに関連付けて記憶されている。また、第1記憶部9には、後述する認証処理を実行するための制御プログラムが記憶されている。第1電源部10は、撮像部8、第1記憶部9、第1通信部11、及び、第1制御部12に電力を供給する。
第1通信部11は、スマートエントリーC/U2との間でデータの送受信を行うためのもので、有線及び無線のいずれでも採用可能である。ここでは、コネクタにより有線接続されている。第1通信部11は、第1制御部12で個人認証処理を行った結果をスマートエントリーC/U2に送信する。
第1制御部12は、前記撮像部8のカメラ部14で撮影された生体認証情報を、前記第1記憶部9に記憶させた生体認証情報と照合することにより、後述するようにして生体認証処理を実行する。前記静脈パターンは、画像処理により数値化し、第1記憶部9に登録済みの生体情報(同じく数値化されたもの)と比較して登録済みの人物のものであるか否かを判断する。
なお、静脈パターンの数値化は、次のようにして行う。すなわち、指に照射する近赤外線は、酸素を運び終えた、血液中の静脈を流れる還元ヘモグロビンに吸収されやすい。このため、静脈では暗く、静脈以外では明るく撮影される。そこで、各部位での明暗を2進法により「0」又は「1」の数値データに変換する。
スマートエントリーC/U2(制御ユニット)は、入出力部17、第2記憶部18(第2の記憶手段)、第2電源部19、第2通信部20、及び、第2制御部21(第2の個人認証手段)を備える。
入出力部17は、ドア開閉SW3、ドアロックC/U4、電動STL5、エンジンC/U6、スタートSW7、リモコン22(スマートエントリー装置)等からの出力信号を受け付け、逆に、各C/U4、6、電動STL5に制御信号を送信して所定の動作を行わせる。
ドア開閉SW3はドアの開閉によりオン・オフ信号を出力する。ドアロックC/U4は、車両のドアに設けたドアロック装置のアクチュエータを駆動制御し、ドアの施錠・開錠を行う。電動STL5は、ステアリングシャフトをロック・アンロックすることにより車両の盗難を防止する。ここでは、スマートエントリーC/U2からの制御信号に基づいて内部のモータが駆動制御され、ステアリングシャフトをロック・アンロックするように構成されている。エンジンC/U6は、エンジンの始動、停止、及び動作を制御する。スタートSW7は、エンジンを始動するためのスイッチであり、車内のハンドル近傍に設置されている。
リモコン22は、車両のドアの施錠、開錠に利用される。すなわち、ユーザが車両に乗り込んで、ドアハンドルに接触したことが、ドアハンドルに設けた図示しないタッチセンサにより検出され、タッチセンサからオン信号が出力されると、スマートエントリーC/U2によりリクエスト信号が送信される。リモコン22は、このリクエスト信号を受信し、予め登録された識別信号を送信する。スマートエントリーC/U2は、この識別信号に基づいてドアロックC/U4にアンロック指示信号を出力し、ドアが開錠される。
第2記憶部18は、通常モードで使用される、車両の使用が許可されたユーザのIDデータが記憶される第3記憶領域23と、テストモードで使用されるIDデータが記憶される第4記憶領域24とを備える。
第2電源部19は、入出力部17、第2記憶部18、第2通信部20、及び、第2制御部21に電力を供給する。
第2通信部20は、前記生体認証装置1の第1通信部11との間でデータの送受信を行う。ここでは、コネクタが使用されている。第2通信部20からは、電源オン信号やテストモード開始信号等が第1通信部11に送信され、第1通信部11からはIDデータや照合結果等が受信される。
第2制御部21は、生体認証装置1で生体認証の結果、記憶された生体情報であると判断された場合、その生体情報に関連付けた識別情報であるIDデータを、前記第2記憶部18に記憶させ、ドア開閉SW3、スタートSW等からの入力信号に基づいて、ドアロックC/U4、電動STL5、エンジンC/U6を駆動制御する。
次に、前記生体認証システムの動作について説明する。
まず、工場からの出荷前に、適切に動作するか否かについて、一時登録モード(図3)により生体認証情報を仮登録し、テストモード(図4及び図5)を実行する。
(一時登録モード)
一時登録モードは、工場内で、車両に車両状態確認端末を接続し、そのディスプレイに表示させたメニュー画面から一時登録ボタンを選択する等により開始する。
スマートエントリーC/U2では、生体認証装置1に対して一時登録モードの開始を示す一時登録モード開始信号を出力する(ステップS1)。
生体認証装置1では、一時登録モード開始信号を受信することにより一時登録モードを開始し(ステップS11)、生体認証情報の入力を受け付け可能とする。撮像部8によってテストを行う検査者の指の静脈パターンが読み取られて生体認証情報が入力されると(ステップS12)、第1制御部12では、その生体認証情報を2値化し、さらにそれを暗号化する(ステップS13)。また、入力された生体認証情報に対してIDデータを関連付け(ステップS14)、両者を第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶させる(ステップS15)。こうして登録が完了すれば、記憶したIDデータをスマートエントリーC/U2に送信する(ステップS16)。
スマートエントリーC/U2では、生体認証装置1から送信されたIDデータを受信し(ステップS2)、第2記憶部18の第4記憶領域24に記憶し(ステップS3)、消去タイマーをセットする(ステップS4)。
このように、一時登録モードでは、テストを行う検査者の生体認証情報は、生体認証装置1の第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶される。そして、その記憶と同時に、固有のIDデータが関連付けられ、スマートエントリーC/U2の第2記憶部18の第4記憶領域24に記憶される。
(テストモード)
テストモードは、前記一時登録モードと同様に、工場内で、車両に車両状態確認端末を接続し、そのディスプレイに表示させたメニュー画面からテストモードボタンを選択する等により開始する。以下、テストモードについて、図4及び図5に従って説明する。
スマートエントリーC/U2では、生体認証装置1に対して電源をオンするための電源オン信号を出力する(ステップS21)。また、テストモードを開始するためのテストモード開始信号を出力する(ステップS22)。
生体認証装置1では、スマートエントリーC/U2からの電源オン信号に基づいてオン状態となってデータを初期化し(ステップS31)、テストモード開始信号に基づいてテストモードを開始する(ステップS32)。
テストモードでは、まず、撮像部8で指検出を行う(ステップS33)。指検出には、別途、指を検出するためのセンサを設けてもよいし、カメラ部14で撮影可能か否かで判断してもよい。そして、指が検出されれば(ステップS34:YES)、カメラ部14による撮像を行い(ステップS35)、指が検出されなければ(ステップS34:NO)、30秒間、指検出を続行し(ステップS33)、それでも検出されない場合に、認証モードを終了する。
カメラ部14によって撮像された静脈パターンは、第1制御部12にて画像処理を行う(ステップS37)。画像処理は、前述の通り、撮像された静脈パターンの明暗に基づいて、各部位(セグメント毎に)を「0」又は「1」の数値データに変換することにより行う。得られた結果に基づいて、第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶させた生体認証情報と照合する(ステップS38)。照合により得られた結果(照合結果)と、該当する生体認証情報に関連付けたIDデータとをスマートエントリーC/U2に送信する(ステップS39)。
スマートエントリーC/U2では、生体認証装置1から送信された照合結果が適切か否か、すなわち、撮像した指の静脈パターンが第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶されたものであるか否かの判断を行う(ステップS23)。記憶されたものでなければ、テストモードを終了し、記憶されたものであれば、IDデータが第4記憶領域24に記憶されたIDデータと合致するか否かを確認する(ステップS24)。そして、IDデータに対応して、ミラー、シート、ステアリング等の各機器に対して制御信号を出力する(ステップS25)。また、スタートSW7がオンされることにより(ステップS26)、電動STL5にSTL解除信号を送信する(ステップS27)。
電動STL5では、STL解除信号に基づいてステアリングのロック状態を解除し、アンロック状態とする(ステップS51)。そして、スマートエントリーC/U2及びエンジンC/U6にアンロック信号を送信する(ステップS52)。
スマートエントリーC/U2では、電動STL5からのアンロック信号を確認し(ステップS28)、エンジンC/U6にIDデータを送信する(ステップS29)。
エンジンC/U6では、電動STL5からのアンロック信号を確認し(ステップS61)、このアンロック信号と、スマートエントリーC/U2からのIDデータとに基づいて、ステアリングがアンロック状態にあるいか否か、IDデータが適切なものであるか否かを判断する(ステップS62)。いずれかの条件を満足しなければ、テストモードを終了し、両方の条件を満足すれば、エンジンを始動する(ステップS63)。そして、スマートエントリーC/U2にエンジン始動信号を送信する(ステップS64)。
スマートエントリーC/U2では、エンジンC/U6から送信されたエンジン始動信号を確認し(ステップS30)、前記一連のテストモードを終了する。
このように、テストモードでは、生体認証装置1で仮登録した生体認証情報を読み取らせることにより照合を行えば、順次、自動的に車両の各機器を動作させることができ、不具合がないかどうかについて検査することが可能となる。
(ゼネラルモード)
スマートエントリーC/U2では、起動後、常に、図6のフローチャートに示すように、データを初期化し(ステップS71)、10msec毎に、以下の処理を実行する(ステップS72)。
すなわち、入出力部17で、ドアロックC/U4、電動ステアリングロック5、エンジンC/U6、スタートSW等からの出力信号を受け付ける(ステップS73)。そして、受け付けた信号に基づいて、モード判定・遷移部によって該当するモードを実行し(ステップS74)、入出力部17から該当する機器(ドアロックC/U4、電動STL5、エンジンC/U6等)に制御信号を出力する(ステップS75)。例えば、ドア開閉SW3からドアが開放状態から閉鎖状態となったことを示す信号が入力されれば、通常モード(エンジンの始動を行うためのモード)を実行し、エンジンC/U6に制御信号を出力する。
これら一連の処理は、10msec毎に、消去タイマーをデクリメントし(ステップS76)、消去タイマーが0となることにより(ステップS77)、生体認証装置1にテストデータ消去信号を送信する(ステップS78)。また、第2記憶部18の第4記憶領域24に記憶したIDデータを全て消去する(ステップS79)。
生体認証装置1では、テストデータ消去信号を受信することにより、テストデータ消去処理を開始し(ステップS81)、第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶した全データ(生体認証情報及びIDデータ)を消去する(ステップS82)。
(通常モード)
ユーザが車両に乗車してエンジンを始動する場合の処理(通常モード)について、図7及び図8のフローチャートに従って説明する。
スマートエントリーC/U2では、ドア開閉SW3からドアが開放状態から閉鎖状態になったことを示す信号が入力されれば(ステップS91)、生体認証装置1に対し、電源をオン状態とするための電源オン信号を出力し(ステップS92)、認証モード起動信号を出力する(ステップS93)。
生体認証装置1では、スマートエントリーC/U2からの電源オン信号に基づいてデータを初期化し(ステップS111)、認証モードであるか否かを判断する(ステップS112)。スマートエントリーC/Uから認証モード起動信号が入力されていれば、認証モードでの処理を開始し、そうでなければ登録モードであるか否かを判断する(ステップS113)。図示しない登録ボタンが操作されていれば、前記一時登録モードと同様にして生体情報を第1記憶部9へと記憶させる登録モードを実行する。登録モードでなければ、通常モードを終了する。
認証モードでは、まず、撮像部8のカメラ部14で指を撮像可能であるか否かの指検出を行う(ステップS114)。指が検出されれば(ステップS115:YES)、カメラ部14による撮像を行い(ステップS116)、指が検出されなければ(ステップS115:NO)、30秒間、指検出を続行し(ステップS117)、それでも検出されない場合に、認証モードを終了する。
カメラ部14によって撮像された静脈パターンは、第1制御部12にて画像処理を行う(ステップS118)。画像処理は、前述の通り、撮像された静脈パターンの明暗に基づいて、各部位(セグメント毎に)を「0」又は「1」の数値データに変換する。得られた結果に基づいて、第1記憶部9の第1記憶領域15に記憶させた生体認証情報と照合する(ステップS119)。そして、照合により得られた結果(照合結果)と、該当する生体認証情報に関連付けたIDデータとをスマートエントリーC/U2に送信する(ステップS120)。
スマートエントリーC/U2では、生体認証装置1から送信された照合結果が適切か否か、すなわち、撮像した指の静脈パターンが第1記憶部9の第2記憶領域16に記憶されたものであるか否かの判断を行う(ステップS94)。記憶されたものでなければ、通常モードを終了し、記憶されたものであれば、IDデータが第3記憶領域23に記憶されたIDデータと合致するか否かを確認する(ステップS95)。そして、IDデータに対応して、ミラー、シート、ステアリング等の各機器に対して制御信号を出力する(ステップS96)。また、スタートSW7がオンされることにより(ステップS97)、電動STL5にSTL解除信号を送信する(ステップS98)。
電動STL5では、STL解除信号に基づいてステアリングのロック状態を解除し、アンロック状態とする(ステップS121)。そして、スマートエントリーC/U2及びエンジンC/U6にアンロック信号を送信する(ステップS122)。
スマートエントリーC/U2では、電動STL5からのアンロック信号を確認し(ステップS99)、エンジンC/U6にIDデータを送信する(ステップS100)。
エンジンC/U6では、電動STL5からのアンロック信号を確認し(ステップS131)、このアンロック信号と、スマートエントリーC/U2からのIDデータとに基づいて、ステアリングがアンロック状態にあるいか否か、IDデータが適切なものであるか否かを判断する(ステップS132)。いずれかの条件を満足しなければ、通常モードを終了し、両方の条件を満足すれば、エンジンを始動する(ステップS133)。そして、スマートエントリーC/U2にエンジン始動信号を送信する(ステップS134)。
スマートエントリーC/U2では、エンジンC/U6から送信されたエンジン始動信号を確認し(ステップS101)、前記一連の通常モードでの処理を終了する。
このように、通常モードでは、テストモードとは基本的に同様な処理を実行するが、認証処理でアクセスする記憶領域が、第1記憶部9では第1記憶領域15、第2記憶部18では第3記憶領域23である。つまり、テストモードで使用した第1記憶部9の第2記憶領域16、第2記憶部18の第4記憶領域24にはアクセスすることがないようにプログラムされている。したがって、たとえ第2記憶領域16や第4記憶領域24にデータが消去し損ねて残っていたとしても、これらのデータを利用してステアリングロックの解除等の処理を実行することは不可能である。
なお、本発明の生体認証装置及び生体認証システムは、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、前記実施形態では、2つの制御部12、21を用いて各処理を実行しているが、1つの制御部によって各処理を実行するようにしてもよい。また、例えば、前記実施形態においては、第2記憶領域16に記憶した生体情報を削除する削除モードの制御をスマートエントリーC/U2側で行うようにしているが、生体認証装置1側で行うようにしてもよい。その場合、テストモード完了時に第2記憶領域16に記憶した生体情報を削除するように構成してもよい。
本実施形態に係る生体認証システムを車両に採用した例を示すブロック図である。 図1のスマートエントリーコントロールユニットと生体認証装置の詳細を示すブロック図である。 本実施形態に係る生体認証システムに於ける一時登録モードの処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態に係る生体認証システムに於けるテストモードの処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態に係る生体認証システムに於けるテストモードの処理内容を示すフローチャートである。 図1のスマートエントリーC/U2に於けるゼネラルモードの処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態に係る生体認証システムに於ける通常モードの処理内容を示すフローチャートである。 本実施形態に係る生体認証システムに於ける通常モードの処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1…生体認証装置
2…スマートエントリーC/U(制御ユニット)
3…ドア開閉SW
4…ドアロックC/U
5…電動STL
6…エンジンC/U
7…スタートSW
8…撮像部(読取手段)
9…第1記憶部(記憶手段)
10…第1電源部
11…第1通信部
12…第1制御部(個人認証手段)
13…赤外線照射部
14…カメラ部
15…第1記憶領域
16…第2記憶領域
17…入出力部
18…第2記憶部(第2の記憶手段)
19…第2電源部
20…第2通信部
21…第2制御部(第2の個人認証手段)
22…リモコン
23…第3記憶領域
24…第4記憶領域

Claims (4)

  1. 生体情報を読み取る読取手段と、
    生体情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段によって読み取った生体情報と、前記記憶手段に記憶した生体情報を比較し、個人認証を行う個人認証手段と、
    を備え、
    前記記憶手段は、少なくとも、ユーザの生体情報を記憶するための第1記憶領域と、出荷前の動作確認を行う検査者の生体情報を記憶するための第2記憶領域とを有し、
    前記個人認証手段は、
    前記読取手段で読み取った生体情報と、前記第1記憶領域に記憶した生体情報とを比較して個人認証を行う通常モードと、
    前記読取手段で読み取った生体情報と、前記第2記憶領域に記憶した生体情報とを比較して個人認証を行うテストモードと、
    を実行可能であり、
    前記通常モードでは、前記第2記憶領域にはアクセス不可としたことを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記個人認証手段は、少なくとも通常モードの実行時、前記第2記憶領域に記憶した生体情報を削除する削除モードを自動的に実行することを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記請求項1に記載の生体認証装置と、
    予め設定した所定の処理を実行する制御ユニットと、
    を備え、
    前記生体認証装置の記憶手段は、第1記憶領域と第2記憶領域とに、生体情報と識別情報とを互いに関連付けてそれぞれ記憶し、
    前記制御ユニットは、
    前記第1記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第3記憶領域と、前記第2記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第4記憶領域とを備えた第2の記憶手段と、
    前記生体認証装置の個人認証手段で、照合した生体情報が記憶手段に記憶した生体情報である場合、該生体情報に関連付けた識別情報が前記第2の記憶手段に記憶した識別情報である場合、前記所定の処理を実行する第2の個人認証手段と、
    を備え、
    前記第2の個人認証手段は、通常モードの実行時、前記第2の記憶手段の第3記憶領域に記憶した識別情報を照合し、テストモードの実行時、前記第2の記憶手段の第4記憶領域に記憶した識別情報を照合することを特徴とする生体認証システム。
  4. 前記請求項2に記載の生体認証装置と、
    制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、
    前記第1記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第3記憶領域と、前記第2記憶領域に記憶した識別情報を記憶する第4記憶領域とを備えた第2の記憶手段と、
    前記生体認証装置の個人認証手段で、少なくとも通常モードの実行時、前記第2記憶領域に記憶した生体情報を削除する削除モードを実行する際、一緒に前記第4記憶領域に記憶させた識別情報を削除する第2の個人認証手段と、
    を備えたことを特徴とする生体認証システム。
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