JP5018575B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5018575B2
JP5018575B2 JP2008061691A JP2008061691A JP5018575B2 JP 5018575 B2 JP5018575 B2 JP 5018575B2 JP 2008061691 A JP2008061691 A JP 2008061691A JP 2008061691 A JP2008061691 A JP 2008061691A JP 5018575 B2 JP5018575 B2 JP 5018575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
driver
steering wheel
state
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008061691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009214763A (ja
Inventor
岳史 流石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008061691A priority Critical patent/JP5018575B2/ja
Publication of JP2009214763A publication Critical patent/JP2009214763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018575B2 publication Critical patent/JP5018575B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、ステアリングコラム上部に設置されたセンサー等による運転者状態検知を行なわせるための電力供給制御を行なう車両用制御装置に関する。
近年、安全運転の観点から、運転者が飲酒状態であるか否かを判定し、飲酒状態でないと判定された場合にのみ車両の走行を許可するような飲酒運転防止装置についての研究が進められている。
運転者が飲酒状態であるか否かを判定するための装置の一例として、ステアリングコラムの上部に運転者の呼気を吸入するための吸入孔を設置し、ステアリングホイールを介して(その穴部を通して)吹き込まれる運転者の呼気からアルコール成分を検出する装置についての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−197897号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置の如く、ステアリングホイールを介して運転者の状態を検知する装置においては、ステアリングホイールの回転によって運転者と装置との間がステアリングボス部等により遮られ、十分に状態検知を行なうことができない場合がある。係る不都合は、パワーステアリング装置が作動していない駐車時ないし車両始動時において顕著となる。このようなパワーステアリング装置の不作動時にステアリングホイールを回転させるのは、強い力を必要とするからである。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ステアリングホイールを介した運転者状態の検知を所望のタイミングで行なわせることが可能な車両用制御装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
ステアリングコラム上部に設置され、ステアリングホイールを介して運転者の状態を検知するための運転者状態検知手段と、
前記運転者状態検知手段への作動開始指示を受け付ける作動開始指示受付手段と、
ステアリング操舵角を検出するステアリング操舵角検出手段と、
電動パワーステアリング装置を含む車載機器に電力供給する電力供給手段と、を備える車両用制御装置であって、
前記電力供給手段は、前記作動開始指示受付手段に対して前記運転者状態検知手段への作動開始指示がなされたときに、前記電動パワーステアリング装置に電力が供給されておらず、且つ前記ステアリング操舵角検出手段により検出されたステアリング操舵角が所定の範囲にある場合に、前記電動パワーステアリング装置への電力供給を開始する手段である、
車両用制御装置である。
この本発明の第1の態様によれば、ステアリングボス部等が運転者と運転者状態検知手段との間を遮っており、且つ電動パワーステアリング装置に電力が供給されていない場合に、電動パワーステアリング装置に電力を供給するため、運転者はステアリングホイールを容易に操作して運転者状態検知手段による運転者状態検知を行なうのに適した位置に変更することができる。すなわち、ステアリングホイールを介した運転者状態の検知を所望のタイミングで行なわせることができる。
本発明の第2の態様は、
ステアリングコラム上部に設置され、ステアリングホイールを介して運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、
前記運転者状態検知手段への作動開始指示を受け付ける作動開始指示受付手段と、
可動式ステアリングホイールの位置状態を検出するステアリングホイール位置状態検出手段と、
前記作動開始指示受付手段に対して前記運転者状態検知手段への作動開始指示がなされたときに、前記ステアリンホイール位置状態検出手段により前記可動式ステアリングホイールが収納時の状態にあることが検出された場合に、前記可動式ステアリングホイールの駆動手段に前記可動式ステアリングホイールを通常使用時の状態にするための電源を供給する電源供給手段と、
を備える車両用制御装置である。
この本発明の第2の態様によれば、可動式ステアリングホイールが収納時の状態にあることにより、ステアリングボス部等が運転者と運転者状態検知手段との間を遮っている場合には、可動式ステアリングホイールの駆動手段に可動式ステアリングホイールを通常使用時の状態にするための電源を供給するため、ステアリングホイールを速やかに運転者状態検知用装置による運転者状態検知を行なうのに適した位置に変更することができる。すなわち、ステアリングホイールを介した運転者状態の検知を所望のタイミングで行なわせることができる。
本発明の第1又は第2の態様において、
前記運転者状態検知手段は、例えば、ステアリングホイールを介して吹き込まれる運転者の呼気に含まれる指標成分を検出する手段である。
本発明によれば、ステアリングホイールを介した運転者状態の検知を所望のタイミングで行なわせることが可能な車両用制御装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、本発明の一実施例に係る車両用制御装置1について説明する。図1は、車両用制御装置1のシステム構成例である。なお、図中、実線は電力供給の流れを示し、破線矢印は本装置における主要な情報通信の流れを示す。車両用制御装置1は、運転者状態検知用装置10と、ステアリング装置20と、バッテリー30と、イグニッションスイッチ40と、マスターECU(Electronic Control Unit)50と、リレー装置60と、を備える。
図2は、運転者状態検知用装置10の設置位置を示す図である。運転者状態検知用装置10は、ステアリングコラム21の上部に設置され、ステアリングホイール22を介して(より具体的には、ステアリングホイール22とステアリングボス部22Aで形成される穴部22Bを通して;図3参照)運転者の状態を検知するための装置である。また、運転者状態検知用装置10は、ユーザーによる作動開始指示を受け付けるための作動スイッチ12を備える。作動スイッチ12が操作されると運転者状態検知用装置10は作動を開始し、同時に作動スイッチ12が操作された旨を示す所定の信号をマスターECU50に出力する。
運転者状態検知用装置10は、より具体的には、例えばステアリングホイール22を介して吹き込まれる運転者の呼気から、エチルアルコールやアセトアルデヒド等、飲酒状態にある人の呼気に含まれる指標成分を検出する装置である。以下、運転者状態検知用装置10が係る装置であることを前提とする。なお、本発明の適用上、運転者状態検知用装置10の全体がステアリングコラム21の上部に設置される必要はなく、負圧によって呼気を吸入する吸入孔がステアリングコラム21の上部に設置されれば足りる。運転者状態検知用装置10は、吸入した空気の湿度等を検出することにより運転者が息を吹き込んだか否かを判定し、運転者が息を吹き込んだと判定した場合において、吸入した空気中の指標成分濃度を半導体センサー等で検出し、マスターECU50に出力する。
運転者状態検知用装置10の他の例として、ステアリングホイール22を介して運転者の頭部を撮像するカメラ装置等が考えられる。この場合、カメラの撮像画像を解析して得られる顔色や瞬きパターン等の評価量に基づき、飲酒状態であるか否か、眠気の程度、脇見をしているか否か等を判断することができる。また、網膜認識や虹彩認識等を行なって個人認証を行なう装置であってもよい。
図4は、ステアリング装置20のハードウエア構成を模式的に示す図である。ステアリング装置20は、例えばチルト機能やテレスコピック機能を有する電動パワーステアリング装置であり、主要な構成として、ステアリングホイール22と、トルクセンサー23と、ステアリング操舵角センサー24と、コントローラー25と、アシストモーター26と、チルト・テレスコピックコンピューター27と、チルトモーター28と、テレスコピックモーター29と、を備える。
トルクセンサー23及びステアリング操舵角センサー24は、ステアリングコラム21の内部に配設される。トルクセンサー23は、入力軸と出力軸との間に取り付けられたトーションバーの捩じれを検出することにより、ステアリングトルクに応じた信号をコントローラー25に出力する。ステアリング操舵角センサー24は、ステアリングホイールの切れ角であるステアリング操舵角を検出してコントローラー25に出力する。なお、ステアリング操舵角センサー24に代えて、アシストモーター26の回転角を検出するセンサーや、操舵輪の操舵角を検出するセンサーを備えても、原理的には同じである(これらのセンサー出力値に所定のギヤ比を乗じるとステアリング操舵角となるため)。
コントローラー25は、トルクセンサー23からのステアリングトルク信号やその他の車両状態信号(車速やヨーレート等)に基づいて、車両の操舵に必要なトルクを出力するように、アシストモーター26の駆動回路に制御信号を出力する。アシストモーター26は、例えば、コラムハウジング部に配設された直流モーターであり、車両の操舵に必要なトルクを出力して運転者のステアリング操作をアシストする。アシストモーター26が出力するトルクは、ウォームギヤ及びホイールギヤによって偏向されると共に減速されてラックバーに伝達され、キングピンを支点として回転するナックルアームを回動させ、最終的に車輪の向きを変える。
チルト・テレスコピックコンピューター27は、チルト機能及びテレスコピック機能を実現するためのコンピューターである。図5は、係る機能を実現するための配置例である。チルト機能とは、ステアリングホイール22をステアリングコラム21内部の所定位置を支点として上下に回転させる機能であり、テレスコピック機能とは、ステアリングホイール22を運転者側に引き出したり、車体側に引っ込めたりする機能である(図6参照)。
チルト・テレスコピックコンピューター27には、エンジンの状態信号等の車両信号が入力されている。チルト・テレスコピックコンピューター27は、係る車両信号及び電源供給の状態に応じて、オートアウエイ制御やオートリターン制御を実行する。
オートアウエイ制御とは、エンジン停止等のタイミングでステアリングホイール22のチルト角を最上段にすると共にテレスコピック位置を最収縮位置(最も引っ込んだ位置)にする(特許請求の範囲における「可動式ステアリングホイールが収納時の状態」に相当する)ようにチルトモーター28及びテレスコピックモーター29に指示することをいう。これにより、ステアリングホイール22が運転者から離れた状態となり、運転者にスムーズな降車を行なわせることができる。なお、特許請求の範囲における「可動式ステアリングホイールが収納時の状態」の具体例は係るものに限らず、例えば、単にステアリングホイール22のチルト角を最上段にするものであってもよいし、単にステアリングホイール22のテレスコピック位置を最収縮位置にするものであってもよい。
オートリターン制御とは、例えば車両電源の供給が開始されたタイミングで、ステアリングホイール22の位置を上記オートアウエイ制御が行なわれる前の状態(特許請求の範囲における「可動式ステアリングホイールが通常使用時の状態」に相当する)に戻すようにチルトモーター28及びテレスコピックモーター29に指示することをいう。なお、オートアウエイ制御が行なわれる前の状態は、チルト・テレスコピックコンピューター27が備えるEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)等の記憶装置に記憶される。チルト・テレスコピックコンピューター27は、オートアウエイ制御やオートリターン制御の実行状況を、マスターECU50に出力する。
バッテリー30は、例えば充放電可能な二次電池であり、リチウムイオン電池(Li-ion)やニッカド電池(NiCd)、ニッケル水素電池(NiMH)等が用いられる。バッテリー30の充電はクランクシャフトにベルトやプーリーを介して接続されたオルタネータにより行なわれる。バッテリー30は、リレー装置60を介してステアリング装置20その他の車載機器(空調装置やオーディオ等)に接続されており、これらの車載機器の作動電源を供給する。なお、運転者状態検知用装置10やマスターECU50はリレー装置60を介さずにバッテリー30に接続されている。
イグニッションスイッチ40は、運転者により操作可能なスイッチであり、例えば車両キーが挿入されるキースロットの回転状態を検出する。イグニッションスイッチ40は、その操作状態に応じて、オフ信号、ACCオン信号、IG(イグニッション)オン信号等をマスターECU50に出力する。
マスターECU50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)ドライブ、CD(Compact Disc)ドライブ、フラッシュメモリ等の記憶装置やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。また、マスターECU50は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより機能する主要な機能ブロックとして、電源制御部52と、インターロック制御部54と、を備える。
電源制御部52は、原則として、イグニッションスイッチ40から入力される信号に応じてリレー装置60に指示信号を出力することにより、車載機器に対する電力供給を制御する。より具体的には、例えば、イグニッションスイッチ40がACCオン信号を出力したときにチルト・テレスコピックコンピューター27への電力供給を開始し、イグニッションスイッチ40がIGオン信号を出力したときにコントローラー25及びアシストモーター26への電力供給を開始してパワーステアリング機能をオンの状態とする。
また、電源制御部52は、上記原則的な電力供給制御に加え、運転者状態検知用装置10の作動スイッチ12に対する操作に応じた特徴的な処理を行なうが、これについては後述する。
インターロック制御部54は、車両の始動時に作動する機能ブロックであり、図示しないスピーカー等を用いて運転者状態検知用装置10によるアルコール検査を受ける(息を吹き込む)ように運転者に促し、その結果として入力された指標成分濃度が閾値未満である場合にのみ、走行許可信号をエンジン制御用コンピューター等に出力する。一方、入力された指標成分濃度が閾値以上である場合は、運転者が飲酒状態である可能性が高いため、走行禁止信号をエンジン制御用コンピューター等に出力する(インターロック機能)。これにより、飲酒状態であると思われる運転者は車両を発進させることができず、飲酒運転が未然に防止される。なお、これに限らず、車両の走行中にも同様の制御を行なってもよい。この場合、指標成分濃度が閾値以上である場合に車両の走行をいきなり禁止するのではなく、徐々に速度を低下させて車両の停止を確認してからエンジンを停止させるような制御を行なうのが妥当である。
このようなインターロック制御部54の処理の性質に鑑みると、運転者状態検知用装置10が作動するのは、主に車両の始動時である。従って、その前段階としてステアリングホイール22が中立位置(図7(A)参照)から回転した状態で車両が駐車された場合、ステアリングホイール22が回転した状態で運転者状態検知用装置10を作動させなければならないこととなる。この場合、図7(B)に示す如く、ステアリングボス部22A等が運転者と運転者状態検知用装置10との間を遮ることとなり、運転者状態検知用装置10を用いたアルコール検査を行なうのが困難となる。また、オートアウエイ制御によりステアリングホイール22が収納時の状態とされている場合も、図7(C)、(D)に示す如く、ステアリングボス部22A等が運転者と運転者状態検知用装置10との間を遮ることとなり、運転者状態検知用装置10を用いたアルコール検査を行なうのが困難となる。
これらを解消するためには、キーを回動させる等してACCオン、続いてIGオンの状態とし、チルト・テレスコピックコンピューター27にオートリターン制御を行なわせると共に、パワーステアリング機能をオン状態として運転者がステアリングホイール22の位置を中立に戻せばよい。ところが、アルコール検査を行なう際にACCオンやIGオンの状態とすると、検査の間、他の車載機器に不要な電力が供給されてバッテリー30が過放電の状態となるおそれがある。
そこで、本実施例のマスターECU50は、運転者状態検知用装置10の作動スイッチ12に対する操作に応じて、ステアリング装置20に選択的に電力供給を行なう特徴的な制御を行なうこととした。図8は、マスターECU50が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、ステアリング装置20に電力供給がなされていない状態において実行される。
まず、作動スイッチ12が操作されるまで待機する(S100)。作動スイッチ12が操作されると、チルト・テレスコピックコンピューター27によるオートアウエイ制御やオートリターン制御の実行状況を参照し、オートアウエイ制御が行なわれた状態であるか否かを判定する(ステアリングホイール22が収納時の状態であるか否かを判定する;S102)。
オートアウエイ制御が行なわれた状態である場合は、一時的に、チルト・テレスコピックコンピューター27に電源供給するようにリレー装置60に指示信号を出力する(S104)。この結果、チルト・テレスコピックコンピューター27はオートリターン制御を行なうこととなり、ステアリングホイール22の位置が通常使用時の状態に戻される。
次に、ステアリング操舵角センサー24から入力されるステアリング操舵角信号を参照し、ステアリング操舵角が所定の角度範囲内にあるか否かを判定する(S106)。ここで、所定の角度範囲とは、図7(B)に示したように、ステアリングボス部22Aが運転者と運転者状態検知用装置10との間を遮ることとなるステアリングホイール22の切れ角の範囲である。所定の角度範囲は、予め車両の規格に応じた適合値が算出され、マスターECU50のROM等に記憶されている。なお、リアルタイムに入力されるステアリング操舵角ではなく、前回の走行時に最後に入力されたステアリング操舵角信号(駐車時のステアリング操舵角)を記憶しておき、これを判定に用いてもよい。
ステアリング操舵角が所定の角度範囲内にある場合は、一時的に、コントローラー25やアシストモーター26に電力を供給するようにリレー装置60に指示信号を出力する(S108)。この結果、パワーステアリング機能がオン状態とされ、運転者はステアリングホイール22を容易に操作してアルコール検査に適した中立位置に戻すことができる。
このような処理を経てステアリングホイール22がアルコール検査に適した位置に変更されると、運転者は運転者状態検知用装置10によるアルコール検査を受け、飲酒状態でない判定を得ると、車両を発進させることが可能となる。
係る構成及び処理によれば、車両の始動時にステアリングボス部22Aが運転者と運転者状態検知用装置10との間を遮っている状態であっても、ステアリングホイール22を速やかに運転者状態検知用装置10によるアルコール検査を受けるのに適した位置に変更することができる。すなわち、ステアリングホイール22を介した運転者状態の検知を所望のタイミングで行なわせることができる。
また、オートアウエイ制御が行なわれている場合や、ステアリング操舵角が所定の角度範囲にある場合にのみ、一時的にステアリング装置20への電力供給を行なうため、電力消費の増大を抑制することができる。しかも、全ての車載機器に一律に電力供給を開始するのではなく、必要な機器にのみ電力を供給するため、電力消費の増大を更に抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、ステアリング装置20は、チルト機能やテレスコピック機能を有する電動パワーステアリング装置であるものとしたが、チルト機能やテレスコピック機能を有さない電動パワーステアリング装置であるものとしてもよい。この場合、図8のフローチャートにおけるS102及びS104の処理は省略してよい。この逆に、S106及びS108の処理を省略して、パワーステアリング機能をオン状態にする制御を行なわないものとしても構わない。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
車両用制御装置1のシステム構成例である。 運転者状態検知用装置10の設置位置を示す図である。 ステアリングホイール22、ステアリングボス部22A、及び穴部22Bの位置関係を示す図である。 ステアリング装置20のハードウエア構成を模式的に示す図である。 チルト機能及びテレスコピック機能を実現するための配置例である。 チルト機能及びテレスコピック機能を説明するための説明図である。 ステアリングホイール22の状態と運転者から見た運転者状態検知用装置10の状態との関係を説明するための説明図である。 マスターECU50が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両用制御装置
10 運転者状態検知用装置
12 作動スイッチ
20 ステアリング装置
21 ステアリングコラム
22 ステアリングホイール
22A ボス部
22B 穴部
23 トルクセンサー
24 ステアリング操舵角センサー
25 コントローラー
26 アシストモーター
27 チルト・テレスコピックコンピューター
28 チルトモーター
29 テレスコピックモーター
30 バッテリー
40 イグニッションスイッチ
50 マスターECU
60 リレー装置

Claims (3)

  1. ステアリングコラム上部に設置され、ステアリングホイールを介して運転者の状態を検知するための運転者状態検知手段と、
    前記運転者状態検知手段への作動開始指示を受け付ける作動開始指示受付手段と、
    ステアリング操舵角を検出するステアリング操舵角検出手段と、
    電動パワーステアリング装置を含む車載機器に電力供給する電力供給手段と、を備える車両用制御装置であって、
    前記電力供給手段は、前記作動開始指示受付手段に対して前記運転者状態検知手段への作動開始指示がなされたときに、前記電動パワーステアリング装置に電力が供給されておらず、且つ前記ステアリング操舵角検出手段により検出されたステアリング操舵角が所定の範囲にある場合に、前記電動パワーステアリング装置への電力供給を開始する手段である、
    車両用制御装置。
  2. ステアリングコラム上部に設置され、ステアリングホイールを介して運転者の状態を検知する運転者状態検知手段と、
    前記運転者状態検知手段への作動開始指示を受け付ける作動開始指示受付手段と、
    可動式ステアリングホイールの位置状態を検出するステアリングホイール位置状態検出手段と、
    前記作動開始指示受付手段に対して前記運転者状態検知手段への作動開始指示がなされたときに、前記ステアリンホイール位置状態検出手段により前記可動式ステアリングホイールが収納時の状態にあることが検出された場合に、前記可動式ステアリングホイールの駆動手段に前記可動式ステアリングホイールを通常使用時の状態にするための電源を供給する電源供給手段と、
    を備える車両用制御装置。
  3. 前記運転者状態検知手段は、ステアリングホイールを介して吹き込まれる運転者の呼気に含まれる指標成分を検出する手段である、
    請求項1又は2に記載の車両用制御装置。
JP2008061691A 2008-03-11 2008-03-11 車両用制御装置 Expired - Fee Related JP5018575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061691A JP5018575B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 車両用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008061691A JP5018575B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 車両用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009214763A JP2009214763A (ja) 2009-09-24
JP5018575B2 true JP5018575B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=41187103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008061691A Expired - Fee Related JP5018575B2 (ja) 2008-03-11 2008-03-11 車両用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018575B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103462618A (zh) * 2013-09-04 2013-12-25 江苏大学 一种基于转向盘转角特性的汽车驾驶员疲劳检测方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5614576B2 (ja) * 2010-07-14 2014-10-29 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
KR101690946B1 (ko) * 2012-11-14 2016-12-29 재단법인대구경북과학기술원 전동식 조향 장치의 제어 방법
JP7200976B2 (ja) * 2020-05-12 2023-01-10 株式会社デンソー ステアリング制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3211443B2 (ja) * 1992-12-28 2001-09-25 株式会社豊田中央研究所 アルコール検出装置
JP3586782B2 (ja) * 1997-02-28 2004-11-10 光洋精工株式会社 車両用操舵装置
JP4547802B2 (ja) * 2000-12-22 2010-09-22 ソニー株式会社 ステアリング装置及び車両
JP2006103470A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用盗難防止装置
JP2009078708A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Tokai Rika Co Ltd 飲酒運転防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103462618A (zh) * 2013-09-04 2013-12-25 江苏大学 一种基于转向盘转角特性的汽车驾驶员疲劳检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009214763A (ja) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8957618B2 (en) Control device for electric vehicle
JP5018575B2 (ja) 車両用制御装置
JP5803877B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP2008273521A (ja) 移動体の自動運転装置
CN109070827B (zh) 用于自动化车辆的冗余控制系统
JP2002264826A (ja) 移動体の自動運転装置
JP5239374B2 (ja) 飲酒状態判定装置、及び飲酒運転防止装置
JP2010136494A (ja) 安全制御装置および方法、並びに、プログラム
JP5136037B2 (ja) 車載機器制御装置
JP6701771B2 (ja) 自動運転制御装置
CN106080740B (zh) 交通工具方向盘、交通工具及其指纹启动方法
JP4558582B2 (ja) 車両操作装置
JP5045573B2 (ja) 飲酒運転防止装置
JP6044406B2 (ja) エンジン不停止警告装置
JP4888294B2 (ja) 車両用制御装置
JP2009073422A (ja) 飲酒状態検知装置
JP2021059143A (ja) 車両の制御装置
TWI588044B (zh) 車輛用安全指示裝置
KR20200142303A (ko) 오토바이에 장착되는 isg기능 선택스위치 시스템 및 그 제어방법
JP7493552B2 (ja) 運転可否判定装置
JP4984971B2 (ja) 飲酒運転防止装置
JP2009096427A (ja) ステアリング装置
CN110509872A (zh) 车辆控制方法及车辆
JP2006327420A (ja) ステアリングホイール
US11858537B2 (en) Method of controlling operation of foldable accelerator pedal device in manual driving mode of autonomous driving vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5018575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees