JP2021059143A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重駐車時の車両の手押し等による移動とバッテリ上がりの防止を両立させる。【解決手段】EPB(電動パーキングブレーキ)システムを備えた車両の制御装置であって、パワートレインの作動及びその停止を操作するためのスタートストップスイッチ2と、EPB13の作動及びその解除を操作するためのEPBスイッチ4と、変速機のシフトポジションセンサ17とを備え、Nレンジにおいて、EPBスイッチ4によるEPB13の作動解除操作と共に、スタートストップスイッチ2によるパワートレインの停止操作がされたときは、ACC電源をオフにする。【選択図】図2

Description

本発明は電動パーキングブレーキシステムを備えた車両の制御装置に関する。
電動パーキングブレーキ(以下では、これを「EPB」と略称する場合がある。)は、車輪を制動するブレーキ機構を電動アクチュエータで作動させるものとして知られている。特許文献1には、EPBを備えた車両において、変速機のシフトレバーをP(パーキング)レンジに操作し且つイグニッションをオフ操作したときに、EPBを自動的に作動させることが記載されている。
特許文献2には、EPBの自動作動機能をドライバが無効にすることができるEPBシステムを備えた車両において、坂道停車時には、EPB自動作動機能の無効化要求があっても、EPBを自動的に作動させることが記載されている。
特開2017−95067号公報 特開2018−167655号公報
ところで、駐車スペースが狭い場所に複数の車両を駐車させるとき、先に駐車している車両の直前方に別の車両を駐車させる二重駐車にすることがある。この場合、当該前方車両については、ドライバが不在のときでも、先に駐車している車両を出すことができるように、手押し等の外力で移動させることができるようにする必要がある。そのためには、その前方車両がEPBシステムを備えているときには、駐車時に当該車両のパワートレイン(駆動装置)の作動を停止状態にするときに、変速機をN(ニュートラル)レンジにしてEPBの作動を解除しておくことが考えられる。
また、例えば、コンベア式洗車機で洗車するときは、車両の左右片側の車輪が洗車機のベルトコンベアに載せられ、反対側の車輪は洗車機のフロアに載せられる。この場合も、コンベアを作動させたときに、上記反対側の車輪がフロア上で引きずられる状態にならないように、すなわち、車両を当該コンベアで円滑に移動させることができるように、変速機をNレンジにし、且つEPBの作動を解除してパワートレインを停止させることが考えられる。
しかし、一般に、変速機をPレンジにしてパワートレインを停止させたときには、車両のACC電源がオフになるようにされているものの、車両を手押し等で移動可能なNレンジでのパワートレイン停止では、ACC電源はオフにならない。その場合、車両の二重駐車や洗車後に駐車させた状態にする時間が長くなると、バッテリ上がりを招く懸念がある。
そこで、本発明は、パワートレインを停止させた状態での車両の手押し等による移動とバッテリ上がりの防止を両立させる。
本発明は、上記課題を解決するために、NレンジにおいてEPBの作動解除操作と共にパワートレインの停止操作をしたときはACC電源をオフにするようにした。
ここに開示する電動パーキングブレーキシステムを備えた車両の制御装置は、
上記車両のパワートレインの作動及びその停止を操作するためのスタートストップスイッチと、
上記電動パーキングブレーキシステムの作動及びその解除を操作するためのEPBスイッチと、
上記車両の変速機のシフトポジション検出用のシフトポジションセンサと、
上記シフトポジションセンサで検出されるシフトポジションがNレンジであるときにおいて、上記EPBスイッチによる上記電動パーキングブレーキシステムの作動解除操作と共に、上記スタートストップスイッチによる上記パワートレインの停止操作がされたときは、上記車両のACC電源をオフにするACC制御部を備えていることを特徴とする。
これによれば、変速機のシフトポジションがNレンジであるときに、EPBの作動解除操作とパワートレインの停止操作がなされたときに、ACC電源がオフになる。従って、二重駐車時や洗車時において車両の手押し等による移動が可能になるとともに、二重駐車の時間や洗車後にそのまま駐車させておく時間が長くなっても、バッテリ上がりを招くことが防がれる。
一実施形態では、上記ACC制御部は、上記EPBスイッチによる上記解除操作と共に、上記スタートストップスイッチによる上記停止操作がされ、且つ所定の条件が成立したときに上記ACC電源をオフにする。スタートストップスイッチによる停止操作と同時にACC電源がオフになると、乗員が乗車を継続しているか否かに拘わらず、ACC電源を利用する電装品を一切使用することができなくなるため、これを避けるものである。
一実施形態では、上記所定の条件の成立が、上記スタートストップスイッチによる上記停止操作がされてからの所定時間の経過である。すなわち、上記EPBスイッチによる上記解除操作と共に、上記スタートストップスイッチによる上記停止操作がされても、所定時間が経過するまでは、ACC電源のオン状態を継続する趣旨である。当該所定時間はACC電源のオン状態を維持して、電装品の使用に関する乗員の便宜を図るものである。
一実施形態では、上記ACC電源を利用する電装品の作動を検出する手段を備え、上記ACC制御部は、上記所定時間が経過するまでに上記電装品の作動が検出されたときは上記所定時間経過後も上記ACC電源のオン状態を継続する。
スタートストップスイッチによる停止操作から所定時間を経過するまでに、ACC電源を利用する電装品(例えば、オーディオ、ワイパ、空調装置等)が使用されているということは、スタートストップスイッチによる停止操作後も、乗員が車内に残っているということである。例えば、二重駐車後も乗員が車両に残っている、或いは乗員が乗車した状態でコンベヤ式洗車機による車両の洗車をしているという場合である。従って、この場合は、ACC電源のオン状態を継続するものである。
一実施形態では、上記所定の条件の成立が、乗員の降車検知である。すなわち、乗員の降車を確認してACC電源をオフにする趣旨である。乗員が車内に残っている場合(例えば、乗員が乗車した状態でコンベヤ式洗車機による車両の洗車をしている場合等)は、ACC電源のオン状態を維持して、電装品の使用について乗員の便宜を図るものである。
本発明によれば、変速機のシフトポジションがNレンジであるときにおいて、EPBスイッチによるEPBの作動解除操作と共に、スタートストップスイッチによるパワートレインの停止操作がされたときは、ACC電源をオフにするから、二重駐車時や洗車時において車両の手押し等による移動が可能になるとともに、二重駐車の時間や洗車後にそのまま駐車させておく時間が長くなっても、バッテリ上がりを招くことが防がれる。
車両前部の概略平面図。 実施形態1の制御ブロック図。 実施形態1の制御の流れ図。 実施形態2の制御ブロック図。 実施形態2の制御の流れ図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1において、1はEPBシステム及びシフトバイワイヤシステムを備えた車両である。車両1は、車輪駆動用モータを含むパワートレイン(以下、「PT」という。)の作動及びその停止を操作するためのスタートストップスイッチ2、上記モータに接続された自動変速機のシフト装置3、並びにEPBシステムの作動及びその解除を操作するためのEPBスイッチ4を備えている。スタートストップスイッチ2は車両1のインストルメントパネルに設けられている。シフト装置3及びEPBスイッチ4は車両1のセンターコンソールに設けられている。
スタートストップスイッチ2は、モーメンタリ式の押しボタンスイッチによって構成されている。スタートストップスイッチ2が押動操作されたときに接点が導通状態となって信号が出力される。
シフト装置3は、シフトレバー5を備え、シフトレバー5によるPレンジ、R(リバース)レンジ、Nレンジ又はD(ドライブ)レンジの選択がシフトポジションセンサによって検出されて電気信号によって自動変速機に伝わり、シフトチェンジが行なわれる。シフト装置3は、P、R、N及びDの各レンジを選択する押しボタンスイッチであってもよい。
EPBスイッチ4は、その引き上げ操作によりEPBを作動させる信号を出力し、その押下げ操作によりEPBの作動を解除する信号を出力する。EPBスイッチ4は、その引き上げ操作及び押下げ操作各々を解除すると中立位置に復帰するモーメンタリスイッチである。なお、図1において、6は車両1の左右の前輪である。
(コントローラ)
車両1は、図2に示す車輪駆動用モータ11への通電、車両1の電装品(例えば、オーディオ、ワイパ、空調装置等)12への通電及びEPB13を制御するコントローラ10を備えている。コントローラ10は、CPU(中央処理装置)と、ROMと、RAMと、イン側インタフェースと、アウト側インタフェース等によって構成されている。ROMには、当該制御のための種々のプログラムやデータが格納され、RAMには、CPUが一連の処理を行う際に使用される処理領域が設けられている。コントローラ10は、駆動用モータ11への通電、すなわち、駆動用電源(IG電源に相当する)のオン・オフを制御するモータ制御部14、電装品12への通電、すなわち、ACC電源のオン・オフを制御するACC制御部15、並びにEPB13を制御するEPB制御部16を構成する。
車両1では、コントローラ10による電源(駆動用電源、ACC電源)制御のために、上記スタートストップスイッチ2及びEPBスイッチ4の他に、上述のシフトポジションセンサ17、並びに電装品の作動を検出する手段からの信号がコントローラ10に入力される。図2では、電装品の作動検出手段として、オーディオをオン・オフするオーディオスイッチ18と、ワイパの作動をオン・オフするワイパスイッチ19を例示している。
また、車両1は、上記電源制御のために、車載バッテリ21、モータリレー22及びACCリレー23を備えている。モータリレー22は、その動作状態において、駆動モータ11を車載バッテリ21のプラス電源端子に接続し、駆動モータ11を通電状態とする。ACCリレー23は、その動作状態において、アクセサリ回路を車載バッテリ21のプラス電源端子に接続し、アクセサリ回路を通電状態とする。
次に、モータ制御部14、ACC制御部15及びEPB制御部16について説明する。
モータ制御部14は、駆動モータ11の停止状態においてスタートストップスイッチ2が押動操作されたとき、該スイッチ2の信号は駆動モータ11を作動させるオン信号であると認識し、モータリレー22にこれを動作状態とするオン信号を出力する。一方、モータ制御部14は、駆動モータ11の作動状態においてスタートストップスイッチ2が押動操作されたとき、該スイッチ2の信号は駆動モータ11を停止させるオフ信号であると認識し、モータリレー22にその動作状態を解除するオフ信号を出力する。
ACC制御部15は、駆動モータ11の停止状態においてスタートストップスイッチ2が押動操作されたとき、該スイッチ2の信号は電装品12を利用可能とするオン信号であると認識し、ACCリレー23にこれを動作状態とするオン信号を出力する。一方、ACC制御部15は、駆動モータ11の作動状態においてスタートストップスイッチ2が押動操作されたとき、該スイッチ2の信号は他の条件が成立するときに電装品12を利用しないオフ信号であると認識し、ACCリレー23にその動作状態を解除するオフ信号を出力する。以下、他の条件について説明する。
ACC制御部15がACCリレー23にオフ信号を出力する条件の一つは、シフトポジションセンサ17によってPレンジが検出されていることである。シフトポジションセンサ17によってR又はDのレンジが検出されているときはACCリレー23にはオフ信号は出力されず、ACCリレー23は動作状態を継続する。
また、シフトポジションセンサ17によってPレンジ又はNレンジが検出されているときは、スタートストップスイッチ2からオフ信号が出力され、同時にEPBスイッチ4からEPB13の作動を解除する信号が出力されたとき、ACC制御部15は、ACCリレー23にその動作状態を解除するオフ信号を出力する。Nレンジにおいて、スタートストップスイッチ2からオフ信号が出力されても、同時にEPBスイッチ4からEPB13の作動を解除する信号が出力されていないときは、ACCリレー23にはオフ信号は出力されず、ACCリレー23は動作状態を継続する。
すなわち、ACC制御部15は、Nレンジにおいて、EPBスイッチ4によるEPB13の作動解除操作と共に、スタートストップスイッチ2による上記PTの停止操作がされたときに、ACC電源をオフにし、EPBスイッチ4による上記解除操作がされることなく、スタートストップスイッチの2による上記停止操作がされたときは、ACC電源のオン状態を継続する。
ただし、本実施形態では、ACC制御部15は、さらに、所定の条件が成立したときにACCリレー23にオフ信号を出力する。その条件は、スタートストップスイッチ2からオフ信号が出力されてから所定時間を経過することである。所定時間は適宜定めることができ、例えば、10分の経過とすることができる。そうして、ACC制御部15は、上記所定時間が経過するまでに電装品12の作動が検出されたとき、すなわち、オーディオスイッチ18及び/又はワイパスイッチ19からのオン信号の入力があったとき、又はスタートストップスイッチ2からオフ信号が出力される前からその出力後も、電装品12の作動の検出が継続しているときは、ACC電源のオン状態を継続し、上記所定時間を経過してもACCリレー23にはオフ信号を出力しない。
EPB制御部16は、EPBスイッチ4からその引き上げ操作による作動信号を入力したとき、又はスタートストップスイッチ2からオフ信号を入力したときに、EPB13に作動信号を出力し、EPBスイッチ4の押下げ操作による解除信号を入力したときにEPB13にその作動を解除する信号を出力する。また、EPB制御部16は、シフトポジションセンサ17によってPレンジ又はNレンジが検出されているときにおいて、EPBスイッチ4の押下げ操作による解除信号と共にスタートストップスイッチ2からのオフ信号を入力したときは、EPB13に作動禁止信号を出力する。
(制御の流れ)
図3に上記コントローラ10による制御の流れを示す。スタート後のステップA1において、各種信号(センサ及びスイッチ操作)が読み込まれる。ステップA2において、駆動モータ11の作動状態においてスタートストップスイッチ2が押動操作された(PTの停止操作がなされた)か否かが判断される。Pt停止操作がなされたときはステップA3に進んで、モータ制御部14からモータリレー22にその動作状態を解除するオフ信号を出力され、PT(駆動モータ11)の作動が停止される。
続くステップA4において、シフトポジションセンサ17によってNレンジが検出されているか否かが判断される。Nレンジが検出されているときはステップA5に進んでEPBスイッチ4の押下げ操作による解除信号が出ている(EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされた)か否かが判断される。EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされているときは、ステップA6に進んでEPB制御部16からEPBの作動禁止信号が出力される。
そして、続くステップA7及びA8において、所定時間を経過するまでに電装品12の操作がなされたか否かが判断される。電装品12の操作がなされることなく、所定時間を経過したときはACC制御部15からACCリレー23にその動作状態を解除するオフ信号を出力されてACC電源がオフになる(ステップA9)。所定時間が経過するまでに電装品12の操作がなされたときは(ステップA7→A8(Yes))、ACCリレー23の動作状態が維持される。すなわち、ACC電源オン状態が継続される(ステップA10)。
ステップA5において、EPBスイッチ4の押下げ操作による解除信号が出ていないときは、EPB制御部16からEPB13に作動信号が出力され、ACCリレー23の動作状態が維持される。すなわち、ACC電源オン状態が継続される(ステップA5→A11→A10)。
ステップA4において、シフトポジションセンサ17によってNレンジが検出されていないときは、ステップA12に進んでPレンジが検出されているか否かが判断される。Pレンジが検出されているときは、ステップA13に進んでEPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされた)か否かが判断される。EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされているときは、ステップA14に進んでEPB制御部16からEPB13の作動禁止信号が出力され、さらに、ACC制御部15からACCリレー23にその動作状態を解除するオフ信号を出力されてACC電源がオフになる(ステップA9)。ステップA12において、EPBスイッチ4の押下げ操作による解除信号が出ていないときは、EPB制御部16からEPB13に作動信号が出力され(ステップA15)、ACC電源がオフにされる(ステップA9)。すなわち、PレンジでPT停止操作がなされたときは、EPB13が作動する。
ステップA12において、Pレンジが検出されていないときは、ACCリレー23の動作状態が維持される。すなわち、ACC電源オン状態が継続される(ステップA11→A10)。
以上のように、Nレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときは、EPB13の作動が禁止されるとともに、電装品12の操作がなされることなく、所定時間を経過したときに、ACC電源がオフになる。従って、例えば、二重駐車において、当該車両1を手押し等の外力で移動させて二重駐車を解消させることができるとともに、その二重駐車時間が長くなっても、バッテリ上がりを招くことが避けられる。或いは、コンベヤ式洗車機において当該車両1をベルトコンベヤで円滑に移動させて洗車することができるとともに、乗員が当該洗車機による洗車を依頼して当該車両1から長時間離れても、バッテリ上がりを招くことが避けられる。
また、所定時間を経過するまでは、ACC電源はオンを継続するから、乗員が二重駐車において暫く車両1にとどまるとき、或いはコンベヤ式洗車機による洗車を乗車状態で行なうときの、電装品12の使用は妨げられない。そして、所定時間を経過するまでに電装品12の操作がなされたときは、所定時間を経過してもACC電源のオン状態が継続する。従って、二重駐車等において、乗員が当該車両1から長時間離れる予定がないときには、例えば、空調装置を作動状態にしておいて、当該車両1の運転を再開するときの空調の快適さを確保することができる等、乗員の便を図ることができる。
また、Pレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときは、EPB13の作動が禁止されるとともに、ACC電源はオフになる。例えば、冬場はEPB13を作動させた状態で車両1を停止させておくと、EPB13の制動部であるキャリパ固着することがあるが、これをEPB13の作動禁止によって防止することができる。また、Pレンジでの駐車は乗員が当該車両1を離れることを前提とするから、ACC電源をオフにしても問題はなく、それにより、バッテリ上がりは防がれる。
<実施形態2>
図4に本実施形態の制御系の構成を示す。実施形態1との相違点は、コントローラ10への入力手段として、乗員検知スイッチ25A及びシートベルト解除スイッチ25Bの少なくとも一方と、ドアスイッチ26を備えている点である。乗員検知センサ25Aは、車内に乗員が存在するか否かを検出するものであり、車両1のシートへの乗員の着座を検出する着座センサや車内を撮影するカメラによって構成される。シートベルト解除スイッチ25Bは、先に説明した電源(駆動用電源、ACC電源)がオン中に乗員がシートベルトを解除したことによってオンとなるスイッチである。ドアスイッチ26は、車両1のドアの閉によってオフとなるスイッチである。
乗員検知センサ25A及びシートベルト解除スイッチ25Bの少なくとも一方と、ドアスイッチ26は乗員の降車を検出するセンサを構成する。すなわち、ACC制御部16は、乗員検知スイッチ25Aから乗員不在のオフ信号かシートベルト解除スイッチ25Bからシートベルトが解除されたオン信号の少なくとも一方が出力され、且つドアスイッチ26からドア閉のオフ信号が出力されたときに、乗員降車と判断する。ACC制御部15は、Nレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときは、乗員の降車を検知したときに、ACCリレー23にオフ信号を出力する。但し、ACC制御部15は、乗員の降車を検知しないときでも、スタートストップスイッチ2からオフ信号が出力されてから所定時間を経過したときは、ACCリレー23にオフ信号を出力する。所定時間は適宜定めることができ、例えば、10分の経過とすることができる。
(制御の流れ)
ステップB1〜B6の流れは実施形態1の図3のステップA1〜A6の流れと同じである。実施形態2においても、Nレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときは、EPB13の作動が禁止される(ステップB4→B5→B6)。さらに、このときは、ACC制御部15は、乗員検知センサ25A及びシートベルト解除スイッチ25Bの少なくとも一方と、ドアスイッチ26の信号とに基づいて乗員の降車を検知したときに、ACCリレー23にその動作状態を解除するオフ信号を出力してACC電源をオフにする(ステップB7→B9)。
また、乗員の降車を検知しないときでも、スタートストップスイッチ2からオフ信号が出力されてから所定時間を経過したときは、ACC電源がオフにされる(ステップB7→B8→B9)。
実施形態2のその他の構成は実施形態1と同じである。すなわち、実施形態2においても、Nレンジにおいて、EPB13の作動解除操作がされることなく、PT停止操作がなされたときに、EPB13が作動する一方、ACC電源のオンが継続される(ステップB4→B5→B11→B10)。また、Pレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときには、EPB13の作動が禁止されるとともに、ACC電源がオフになる(ステップB12→B13→B14→B19)。
以上のように、実施形態2では、Nレンジにおいて、EPB13の作動解除操作と共にPT停止操作がなされたときは、EPB13の作動が禁止されるとともに、乗員の降車が検知されたときに、ACC電源がオフになる。従って、例えば、二重駐車において、当該車両1を手押し等の外力で移動させて二重駐車を解消させることができるとともに、その二重駐車時間が長くなっても、バッテリ上がりを招くことが避けられる。或いは、コンベヤ式洗車機において当該車両1をベルトコンベヤで円滑に移動させて洗車することができるとともに、乗員が当該洗車機による洗車を依頼して当該車両1から長時間離れても、バッテリ上がりを招くことが避けられる。
そうして、乗員が降車するまでは、ACC電源のオン状態が維持されるから、二重駐車において乗員が暫く車両1にとどまるとき、或いは、乗車状態でコンベヤ式洗車機による洗車を行なうときの、電装品12の使用が保証される。また、乗員の降車が検知されないときでも、所定時間を経過すると、ACC電源がオフになるから、仮に、乗員が駐車状態で長時間居眠りするなどしてもバッテリ上がりを招くことが避けられる。
なお、パワートレインは、エンジンで車輪を駆動するものであってもよい。
1 車両
2 スタートストップスイッチ
3 自動変速機のシフト装置
4 EPBスイッチ
5 シフトレバー
6 前輪
10 コントローラ

Claims (5)

  1. 電動パーキングブレーキシステムを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両のパワートレインの作動及びその停止を操作するためのスタートストップスイッチと、
    上記電動パーキングブレーキシステムの作動及びその解除を操作するためのEPBスイッチと、
    上記車両の変速機のシフトポジション検出用のシフトポジションセンサと、
    上記シフトポジションセンサで検出されるシフトポジションがNレンジであるときにおいて、上記EPBスイッチによる上記電動パーキングブレーキシステムの作動解除操作と共に、上記スタートストップスイッチによる上記パワートレインの停止操作がされたときは、上記車両のACC電源をオフにするACC制御部を備えていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1において、
    上記ACC制御部は、上記EPBスイッチによる上記解除操作と共に、上記スタートストップスイッチによる上記停止操作がされ、且つ所定の条件が成立したときに上記ACC電源をオフにすることを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項2において、
    上記所定の条件の成立が、上記スタートストップスイッチによる上記停止操作がされてからの所定時間の経過であることを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項3において、
    上記ACC電源を利用する電装品の作動を検出する手段を備え、
    上記ACC制御部は、上記所定時間が経過するまでに上記電装品の作動が検出されたときは上記所定時間経過後も上記ACC電源のオン状態を継続することを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項2において、
    上記所定の条件の成立が、乗員の降車検知であることを特徴とする車両の制御装置。
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