JP2018091346A - 車両及びシフトレンジ制御装置 - Google Patents

車両及びシフトレンジ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018091346A
JP2018091346A JP2016232425A JP2016232425A JP2018091346A JP 2018091346 A JP2018091346 A JP 2018091346A JP 2016232425 A JP2016232425 A JP 2016232425A JP 2016232425 A JP2016232425 A JP 2016232425A JP 2018091346 A JP2018091346 A JP 2018091346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
shift
vehicle
shift range
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016232425A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6378295B2 (ja
Inventor
淳史 倉内
Junji Kurauchi
淳史 倉内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016232425A priority Critical patent/JP6378295B2/ja
Publication of JP2018091346A publication Critical patent/JP2018091346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6378295B2 publication Critical patent/JP6378295B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能な車両及びシフトレンジ制御装置を提供する。
【解決手段】車両又はシフトレンジ制御装置のコンピュータは、起動スイッチがオフされたとき、輸送モードを選択中であり且つ要求シフトレンジRreqがパーキングレンジPであれば、シフトアクチュエータにより変速機のシフトレンジRをPとする。コンピュータは、起動スイッチがオフされたとき、輸送モードを選択中であり且つ要求シフトレンジRreqがP以外のレンジであれば、シフトアクチュエータにより変速機のシフトレンジRをニュートラルレンジNとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速機から機械的に切り離されたシフトレバーが示す要求シフトレンジに基づいてシフトアクチュエータを制御して前記変速機のシフトレンジを切り換える車両及びシフトレンジ制御装置に関する。
特許文献1では、自動パーキングロックのキャンセルを、ソレノイドバルブを追加することなしに可能とする車両用パーキングロック装置が開示されている([0006])。特許文献1では、Pレンジのとき油圧アクチュエータ25がロック状態になってパーキングロックが作動する([0037])。また、Pレンジ以外のレンジで運転者がイグニションスイッチをオフしてエンジンを停止させたとき、車両の意図せぬ移動を防止するために、自動パーキングロックが作動する([0038])。
さらに、コンベアで車体を押して移動させながら洗車を行うような場合のため、Nレンジを選択した状態で、自動パーキングロックのキャンセルスイッチ(図示せず)をオンすると、ロック状態が回避される([0041]、[0042])。そして、その後にイグニションスイッチをオフしても自動パーキングロックが作動しない([0043])。
国際公開第WO2015/162957号パンフレット
上記のように、特許文献1では、Nレンジを選択した状態で、自動パーキングロックのキャンセルスイッチをオンすると、その後にイグニションスイッチをオフしても自動パーキングロックが作動しない([0041]〜[0043])。これにより、コンベアで車体を押して移動させながら洗車を行うような場合に対応可能となる([0041])。
しかしながら、特許文献1では、イグニションスイッチ(又は車両の起動スイッチ)のオフ後にも自動パーキングロックを非作動とするために(又はニュートラルレンジを維持するために)、自動パーキングロックのキャンセルスイッチを設ける必要がある。このため、キャンセルスイッチを設ける分、部品点数が増えると共に、コストアップにもつながる。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能な車両及びシフトレンジ制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両は、
変速機から機械的に切り離されたシフトレバーが示す要求シフトレンジを検出するシフトレンジセンサと、
前記要求シフトレンジに基づいて前記変速機のシフトレンジを切り換えるシフトアクチュエータと、
前記シフトアクチュエータを制御するコンピュータと
を備えるものであって、
前記コンピュータは、前記車両の輸送に際して前記車両の動力制限及び電力制限の少なくとも一方を行う輸送モードを、所定条件が満たされたときに選択し、
さらに、前記コンピュータは、
前記車両の起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジがパーキングレンジであれば、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジをパーキングレンジとし、
前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジ以外のレンジであれば、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジをニュートラルレンジとする
ことを特徴とする。
本発明によれば、起動スイッチがオフされたとき、輸送モードを選択中であれば、シフトレバーの要求シフトレンジに応じて変速機のシフトレンジを設定する。これにより、車両の輸送時における変速機のシフトレンジを、比較的簡易な方法で切り換えることが可能となる。その結果、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能となる。加えて、例えば長時間の輸送に伴う振動から変速機が受ける影響(変速機において2つの部材が接触する部分が振動から受ける影響)を低減したいとき、そのような接触する部分の接触状態を緩めた状態で車両を輸送することが可能となる。
なお、起動スイッチオフ後のシフトレンジは、起動スイッチオフ前のシフトレンジを維持するものであってもよい。例えば、変速機のシフトレンジがニュートラルレンジである状態(換言すると、シフトレバーによる要求シフトレンジがニュートラルレンジである状態)で起動スイッチがオフされたとき、輸送モードを選択中であれば、コンピュータは、ニュートラルレンジを維持してもよい。
前記車両は、従動輪又は駆動輪に対するパーキングブレーキのオン状態とオフ状態を切り換えるパーキングブレーキアクチュエータを備えてもよい。前記コンピュータは、前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオン状態として前記車両の移動を規制してもよい。前記コンピュータは、前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジ以外のレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオフ状態として前記車両の移動を許容してもよい。
本発明によれば、起動スイッチがオフされたとき、輸送モードを選択中であれば、シフトレバーの要求シフトレンジに応じてパーキングブレーキのオンオフを切り換える。これにより、車両の輸送時におけるパーキングブレーキのオンオフを、比較的簡易な方法で切り換えることが可能となる。その結果、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能となる。加えて、例えば長時間の輸送に伴う振動からパーキングブレーキ装置が受ける影響(パーキングブレーキ装置において2つの部材が接触する部分が振動から受ける影響)を低減したいとき、そのような接触する部分の接触状態を緩めた状態で車両を輸送することが可能となる。
前記コンピュータは、前記起動スイッチがオンされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ燃料タンク内の燃料の量が閾値を上回れば、前記輸送モードを解除してもよい。一般に、車両の輸送時(例えば出荷時)に充填されている燃料の量は低くされ、車両の利用に伴って燃料が補充されることが多い。このため、輸送を終えて車両の利用(顧客に引き渡した後の利用)を開始されることを燃料の量に応じて判定して輸送モードを解除することで、比較的簡易な方法で輸送モードを解除することが可能となる。
前記コンピュータは、前記車両のデータリンクコネクタに接続された検査診断機から前記輸送モードの選択指令を受信したとき、前記輸送モードを選択してもよい。これにより、検査診断機を用いなければ、輸送モードの選択ができないようにすることで、輸送モードの選択をメーカー側で管理し易くなる。また、検査診断機を輸送モードの選択以外の検査目的でも利用しつつ、輸送モードの選択にも利用することで、車両を工場から出荷する際に輸送モードの選択を工場での一連の流れにおいて行い易くなる。
本発明に係るシフトレンジ制御装置は、変速機から機械的に切り離されたシフトレバーが示す要求シフトレンジに基づいてシフトアクチュエータを制御して前記変速機のシフトレンジを切り換えるコンピュータを備えるものであって、
前記コンピュータは、
車両の輸送に際して前記車両の動力制限及び電力制限の少なくとも一方を行う輸送モードが選択中であるか否かを判定し、
前記輸送モードであるか否かにかかわらず、前記要求シフトレンジがパーキングレンジである状態で前記車両の起動スイッチがオフされたとき、前記変速機の前記シフトレンジをパーキングレンジのままで維持し、
前記輸送モードが選択中でなく且つ前記要求シフトレンジがニュートラルレンジである状態で前記起動スイッチがオフされたとき、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジを前記パーキングレンジに切り換え、
前記輸送モードが選択中であり且つ前記要求シフトレンジがニュートラルレンジである状態で前記起動スイッチがオフされたとき、前記変速機の前記シフトレンジをニュートラルレンジのままで維持する
ことを特徴とする。
本発明に係る車両は、
シフトレバーが示す要求シフトレンジを検出するシフトレンジセンサと、
パーキングブレーキのオン状態とオフ状態を切り換えるパーキングブレーキアクチュエータと、
前記パーキングアクチュエータを制御するコンピュータと
を備えるものであって、
前記コンピュータは、前記車両の輸送に際して前記車両の動力制限及び電力制限の少なくとも一方を行う輸送モードを、所定条件が満たされたときに選択し、
さらに、前記コンピュータは、
前記車両の起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジがパーキングレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオン状態として前記車両の移動を規制し、
前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジ以外のレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオフ状態として前記車両の移動を許容する
ことを特徴とする。
本発明によれば、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両及び検査診断機のブロック構成図である。 前記実施形態のIGSWオフ時ブレーキ制御のフローチャートである。 前記実施形態の輸送モード解除判定のフローチャートである。
A.一実施形態
<A−1.構成>
[A−1−1.全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両10及び検査診断機300のブロック構成図である。車両10は、製造工場において製造される際、検査診断機300を用いた検査及び診断が行われる。また、本実施形態では、検査診断機300を用いて車両10の動力制御について輸送モードが設定される。輸送モードでは、車両10の輸送(特に出荷)に際して車両10の動力制限を行う。
[A−1−2.車両10]
(A−1−2−1.車両10の概要)
車両10は、いわゆる前輪駆動(FWD)方式の4輪車両である。或いは、車両10は、後輪駆動(RWD)、全輪駆動(AWD)等であってもよい。図1に示すように、動力(走行駆動力)の生成及び伝達に関し、車両10は、動力源としてのエンジン20と、変速機22と、シフトアクチュエータ24と、駆動輪としての前輪26とを有する。また、制動力の生成及び伝達に関し、車両10は、上記各構成要素に加え、電動パーキングブレーキアクチュエータ30(以下「EPBアクチュエータ30」という。)と、従動輪としての後輪32とを有する。
また、動力及び制動力の制御に関し、車両10は、イグニションスイッチ50(以下「IGSW50」という。)と、シフトレバー52と、シフトレンジセンサ54と、燃料タンク56と、燃料計58と、バッテリ60と、バッテリ電力制御装置62と、燃料噴射電子制御装置64(以下「FI ECU64」又は「ECU64」という。)と、インジケータ66と、表示電子制御装置68(以下「表示ECU68」という。)と、ゲートウェイ70とを有する。
シフトレバー52と、シフトレンジセンサ54と、シフトアクチュエータ24と、FI ECU64の一部(後述するシフト制御部112)とにより、シフト切換装置80を構成する。また、EPBアクチュエータ30と、FI ECU64の一部(後述する電動パーキングブレーキ制御部114(以下「EPB制御部114」という。))とにより、電動パーキングブレーキ装置82(以下「EPB装置82」という。)を構成する。
(A−1−2−2.エンジン20及び変速機22)
エンジン20は、車両10の動力(走行駆動力)を生成する。エンジン20は、例えば、ガソリンを燃料とする。燃料は、軽油等としてもよい。
変速機22は、いわゆるオートマチック・トランスミッション(AT)である。ここでのATは、トルクコンバータを用いるタイプである。或いは、ATを広義に捉えて、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)をATとして用いてもよい。変速機22のシフトレンジRには、パーキング(P)レンジ、ニュートラル(N)レンジ、ドライブ(D)レンジ及びリバース(R)レンジが含まれる。これに加えて、変速機22は、1速(L)レンジ、ブレーキ(B)レンジ等をシフトレンジRとして有してもよい。
(A−1−2−3.シフト切換装置80)
本実施形態のシフト切換装置80(シフトレンジ制御装置)は、いわゆるシフト・バイ・ワイヤ方式であり、シフトレバー52は、変速機22から機械的に切り離されている。シフトレバー52は、変速機22のシフトレンジRのうち運転者が要求するレンジ(以下「要求シフトレンジRreq」という。)を示す。
シフトレンジセンサ54は、シフトレバー52が示す要求シフトレンジRreqを検出してFI ECU64に出力する。シフトアクチュエータ24は、FI ECU64からの指令に基づいて変速機22のシフトレンジRを、要求シフトレンジRreqに対応するものに切り換える。本実施形態のシフトアクチュエータ24は、電動モータにより構成されるが、その他のアクチュエータ(例えば流体圧アクチュエータ)であってもよい。シフト切換装置80においてFI ECU64が果たす役割については後述する。変速機22のシフトレンジRを切り換える具体的構成としては、例えば、特許文献1に記載のものを用いてもよい。
(A−1−2−4.EPB装置82)
EPB装置82は、従動輪としての後輪32に対してパーキングブレーキを作動させる。EPB装置82は、後輪32に加えて又はこれに代えて、前輪26に対してパーキングブレーキを作動させるものであってもよい。
EPBアクチュエータ30は、FI ECU64からの指令に基づいてパーキングブレーキ(以下では「電動パーキングブレーキ」又は「EPB」ともいう。)のオン状態とオフ状態を切り換える。本実施形態のEPBアクチュエータ30は、図示しないキャリパの一部を構成する電動モータにより構成されるが、その他のアクチュエータ(例えば流体圧アクチュエータ)であってもよい。EPBアクチュエータ30は、例えばラック&ピニオン機構等を介して、図示しないロックピンを進退させることで、EPBのオン状態とオフ状態を切り換えることができる。
EPB装置82においてFI ECU64が果たす役割については後述する。ここでは、IGSW50(起動スイッチ)がオフされた際のEPBを中心として説明するが、EPB装置82はそれ以外の場面、例えば、上り坂又は下り坂等でのブレーキを作動させるものとしてもよい。EPBの作動タイミングは、図示しないEPB設定スイッチを運転者が操作することで設定してもよい。
(A−1−2−5.燃料計58)
燃料計58は、燃料タンク56内の燃料の量Q[L]を検出してFI ECU64に出力する。
(A−1−2−6.バッテリ電力制御装置62)
バッテリ電力制御装置62は、バッテリ60(電力源)から図示しない複数の補機への電力供給量を調整する。例えば、バッテリ電力制御装置62は、バッテリ60と前記補機とを結ぶ電力線上に設けられた複数のスイッチング素子(図示せず)に対する駆動信号のデューティ比を調整することにより、前記補機への供給電力を制限する。或いは、バッテリ電力制御装置62は、前記複数のスイッチング素子へのオン信号とオフ信号とを切り換えることで、特定の補機に対する電力供給を停止してもよい。
(A−1−2−7.FI ECU64)
(A−1−2−7−1.FI ECU64の概要)
FI ECU64は、エンジン20の燃料噴射を制御する。また、上記のように、FI ECU64は、シフト切換装置80及びEPB装置82を制御する。但し、後述するように、シフト切換え及び電動パーキングブレーキ(EPB)の機能をその他の電子制御装置が担ってもよい。ECU64は、通信線84を介して表示ECU68、その他の図示しないECUと通信することができる。さらに、ECU64は、通信線84、ゲートウェイ70及びデータリンクコネクタ86(以下「DLC86」という。)を介して検査診断機300と通信することができる。
ECU64は、例えば、中央処理装置(CPU)を含む。図1に示すように、ECU64は、入出力部100、演算部102及び記憶部104を有する。
(A−1−2−7−2.入出力部100)
入出力部100は、FI ECU64以外の機器(IGSW50、シフトレンジセンサ54、燃料計58等)との入出力を行う。入出力部100は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換回路を備える。
(A−1−2−7−3.演算部102)
演算部102は、IGSW50、シフトレンジセンサ54、燃料計58等からの信号に基づいて演算を行う。そして、演算部102は、演算結果に基づき、エンジン20(インジェクタ)、シフトアクチュエータ24、EPBアクチュエータ30、バッテリ電力制御装置62、表示ECU68、ゲートウェイ70等に対する信号を生成する。
図1に示すように、FI ECU64の演算部102は、エンジン制御部110と、シフト制御部112と、EPB制御部114とを有する。これらの各部は、記憶部104に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。前記プログラムは、入出力部100に含まれる通信装置(図示せず)を介して外部機器(外部サーバ等)から供給されてもよい。前記プログラムの一部をハードウェア(回路部品)で構成することもできる。
エンジン制御部110は、エンジン20の動力を制御する動力制御を実行する。動力制御では、車両10の輸送に際して車両10の動力制限(エンジン20の出力制限)を行う輸送モードを選択可能である。輸送モードでは、動力制限に加えて又はこれに代えて、バッテリ電力制御装置62を介してバッテリ60の電力制限を行ってもよい。
エンジン制御部110は、所定条件が満たされたときに輸送モードを選択する。ここでの所定条件は、例えば、DLC86、304が接続された状態で、ECU64が、検査診断機300から輸送モードの選択指令を受信したことである。
シフト制御部112は、シフト切換装置80全体を制御する。シフト制御部112は、シフトレンジセンサ54からの要求シフトレンジRreqに基づいてシフトアクチュエータ24を制御して変速機22のシフトレンジRを切り換える。
EPB制御部114は、EPB装置82全体を制御する。EPB制御部114は、EPBアクチュエータ30を制御してEPBのオン状態とオフ状態とを切り換える。
本実施形態のシフト制御部112及びEPB制御部114は、IGSW50がオフされたときのブレーキ(シフトレンジRがPであることによるブレーキ及びEPB)を制御するIGSWオフ時ブレーキ制御を実行する(詳細は、図2を参照して後述する。)。
また、シフト制御部112及びEPB制御部114は、コンベアにより車体を押して移動させながら洗車を行うための洗車モードを設定可能である。洗車モードでは、IGSW50がオフされているときでも、変速機22のシフトレンジRを「N」(ニュートラル)とし且つEPBをオフ状態とする。
(A−1−2−7−4.記憶部104)
記憶部104は、演算部102が利用するプログラム及びデータを記憶する。記憶部104は、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、例えば、レジスタ等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶部104は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(以下「ROM」という。)を有してもよい。
(A−1−2−8.インジケータ66及び表示ECU68)
インジケータ66は、FI ECU64からの指令を受けた表示ECU68からの指令に基づいて所定の表示(又は報知)を行う。インジケータ66は、図示しないインスツルメントパネルに設けられる。表示ECU68は、図示しない表示操作ボタン、FI ECU64等からの指令に基づいてインジケータ66の表示を制御する。図示していないが、表示ECU68は、FI ECU64と同様、ハードウェアとして、入出力部、演算部及び記憶部を有する。インジケータ66に加えて又はこれに代えて、図示しないスピーカによりユーザに報知してもよい。
[A−1−3.検査診断機300]
検査診断機300は、車両10が製造工場において製造される際、車両10の検査及び診断に用いられ、車両10の出荷時には取り外される。検査診断機300は、ユーザの操作に基づいて、輸送モードの選択指令をFI ECU64に対して送信する。
図1に示すように、検査診断機300は、ケーブル302と、データリンクコネクタ304(以下「DLC304」ともいう。)とを有する。検査診断機300のDLC304を車両10のDLC86に接続した状態で、検査診断機300は、車両10の各ECU(FI ECU64、表示ECU68等)と通信することができる。検査診断機300と各ECUとの間の通信は、暗号を伴う形で行われる。このため、当該暗号を扱うことのできる検査診断機300のみが、ECU64のエンジン制御部110に輸送モードを設定することが可能である。
<A−2.制御>
[A−2−1.IGSWオフ時ブレーキ制御]
図2は、本実施形態のIGSWオフ時ブレーキ制御のフローチャートである。上記のように、IGSWオフ時ブレーキ制御は、FI ECU64(特にシフト制御部112及びEPB制御部114)が実行する。なお、図2における「TRUE」は「真」の意味であり、「FALSE」は「偽」の意味である(後述する図3も同様である。)。
図2のステップS11において、FI ECU64は、IGSW50がオフされたか否かを判定する。IGSW50がオフされた場合(S11:真(TRUE))、ステップS12に進み、IGSW50がオンのままである場合(S11:偽(FALSE))、ステップS11を繰り返す。なお、ここでは、ステップS11を確認的に示しているに過ぎない。すなわち、IG OFF時ブレーキ制御はIGSW50がオフされたときの制御であるため、図2のステップS11は省略することができる。
ステップS12において、ECU64は、エンジン制御部110の動力制御で、輸送モードが非選択であるか否かを判定する。上記のように、輸送モードは、車両10の輸送に際して車両10の動力制限(エンジン20の出力制限)を行うモードである。輸送モードが非選択である場合(S12:真)、ステップS13に進む。
ステップS13において、ECU64は、洗車モード選択条件が不成立であるか否かを判定する。上記のように、洗車モードは、コンベアにより車体を押して移動させながら洗車を行うためのモードである。本実施形態において、洗車モード選択条件は、例えば、変速機22のシフトレンジRが「N」である状態で、図示しないシフト操作ボタンが所定時間以上継続して押されたことを用いることができる。洗車モード選択条件が不成立である場合(S13:真)、ステップS14に進む。
ステップS14において、FI ECU64(シフト制御部112)は、シフトアクチュエータ24を介して変速機22のシフトレンジRを「P」(パーキングレンジ)とする。これにより、前輪26は規制状態となる。また、ECU64(EPB制御部114)は、EPBアクチュエータ30を作動させてEPBをオン状態とすることで、後輪32を規制状態とする。従って、前輪26及び後輪32の両方が規制状態となり、IGSWがオフの場合、車両10の移動を規制する。なお、シフト切換装置80は、いわゆるシフト・バイ・ワイヤ方式であるため、ステップS14は、シフトレバー52が示す要求シフトレンジRreqが「P」以外のレンジ(N、D又はR)であっても実行され得ることに留意されたい。
ステップS12に戻り、輸送モードが非選択でない場合(S12:偽)、すなわち、輸送モードが選択されている場合、ステップS15に進む。ステップS15において、ECU64は、シフトレバー52が示す要求シフトレンジRreqが「P」であるか否かを、シフトレンジセンサ54からの出力に基づいて判定する。要求シフトレンジRreqが「P」である場合(S15:真)、ステップS14に進み、ECU64は、シフトアクチュエータ24を介して変速機22のシフトレンジRを「P」とする(又は「P」を維持する)と共に、EPBアクチュエータ30を作動させてEPBをオン状態とする。
ステップS13において洗車モード選択条件が不成立でない場合(S13:偽)、すなわち、洗車モード選択条件が成立する場合、ステップS16に進む。また、ステップS15において、シフトレバー52の要求シフトレンジRreqが「P」以外のレンジ(N、D又はR)である場合(S15:偽)も、ステップS16に進む。
ステップS16において、ECU64(シフト制御部112)は、シフトアクチュエータ24を介して変速機22のシフトレンジRを「N」(ニュートラルレンジ)とする。これにより、前輪26は非規制状態となる。また、ECU64(EPB制御部114)は、EPBアクチュエータ30を作動させてEPBをオフ状態とすることで、後輪32を非規制状態とする。従って、前輪26及び後輪32の両方が非規制状態となり、IGSWがオフの場合であっても、車両10を移動可能となる。
[A−2−2.輸送モード解除判定]
図3は、本実施形態の輸送モード解除判定のフローチャートである。上記のように、輸送モードは、エンジン制御部110による動力制御において選択されるモードである。
図3のステップS21において、ECU64は、IGSW50がオンされたか否かを判定する。IGSW50がオンされた場合(S21:真)、ステップS22に進み、IGSW50がオフのままである場合(S21:偽)、ステップS21を繰り返す。なお、ここでは、ステップS21を確認的に示しているに過ぎない。すなわち、輸送モード解除判定はIGSW50がオンされたときの制御であるため、図3のステップS21は省略することができる。
ステップS22において、ECU64(エンジン制御部110)は、燃料計58が検出した燃料の量Qが燃料閾値THq以上であるか否かを判定する。燃料閾値THqは、車両10の輸送後(例えば出荷後)に燃料の充填が行われたか否かを判定するための閾値である。一般に、車両10の輸送時(例えば出荷時)に充填されている燃料の量Qは低くされ、車両10の利用に伴って燃料が補充されることが多い。このため、輸送を終えて車両10の利用(顧客に引き渡した後の利用)を開始されることを燃料の量Qに応じて判定することができる。
燃料の量Qが燃料閾値THq以上である場合(S22:真)、ステップS23において、ECU64(エンジン制御部110)は、輸送モードを解除する。燃料の量Qが燃料閾値THq以上でない場合(S22:偽)、ステップS24に進む。
ステップS24において、ECU64(エンジン制御部110)は、その他の解除条件が成立するか否かを判定する。その他の解除条件としては、例えば、ECU64が、車両10の輸送後の販売店等において別の検査診断機300から輸送モード解除指令を受信したことを用いることができる。
その他の解除条件が成立する場合(S24:真)、ステップS23において、ECU64は、輸送モードを解除する。その他の解除条件が成立しない場合(S24:偽)、ECU64は、今回の判定を終える。換言すると、ECU64は、輸送モードを維持する。
<A−3.本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、IGSW50(起動スイッチ)がオフされたとき(図2のS11:YES)、輸送モードを選択中であれば(S12:偽)、シフトレバー52の要求シフトレンジRreqに応じて変速機22のシフトレンジRを設定する(S14、S15)。これにより、車両10の輸送時における変速機22のシフトレンジRを、比較的簡易な方法で切り換えることが可能となる。その結果、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能となる。加えて、例えば長時間の輸送に伴う振動から変速機22が受ける影響(変速機22において2つの部材が接触する部分が振動から受ける影響)を低減したいとき、そのような接触する部分の接触状態を緩めた状態で車両10を輸送することが可能となる。
本実施形態において、車両10は、後輪32(従動輪)に対するパーキングブレーキのオン状態とオフ状態を切り換えるEPBアクチュエータ30(パーキングブレーキアクチュエータ)を備える(図1)。また、FI ECU64(コンピュータ)は、IGSW50(起動スイッチ)がオフされたとき(図2のS11:真)、輸送モードを選択中であり(S12:偽)且つ要求シフトレンジRreqが「P」(パーキングレンジ)であれば(S15:真)、EPBアクチュエータ30によりパーキングブレーキをオン状態として車両10の移動を規制する(S14)。さらに、FI ECU64は、IGSW50がオフされたとき(S11:真)、輸送モードを選択中であり(S12:偽)且つ要求シフトレンジRreqがP以外のレンジであれば(S15:偽)、EPBアクチュエータ30によりパーキングブレーキをオフ状態として(換言するとオフ状態を維持して)車両10の移動を許容する(S16)。
本発明によれば、IGSW50がオフされたとき(S11:真)、輸送モードを選択中であれば(S12:偽)、シフトレバー52の要求シフトレンジRreqに応じてパーキングブレーキのオンオフを設定する(S14、S16)。これにより、車両10の輸送時におけるパーキングブレーキのオンオフを、比較的簡易な方法で切り換えることが可能となる。その結果、部品点数の削減及びコストダウンの少なくとも一方が可能となる。加えて、例えば長時間の輸送に伴う振動からEPB装置82(パーキングブレーキ装置)が受ける影響(EPB装置82において2つの部材が接触する部分が振動から受ける影響)を低減したいとき、そのような接触する部分の接触状態を緩めた状態で車両10を輸送することが可能となる。
本実施形態において、FI ECU64(コンピュータ)は、IGSW50(起動スイッチ)がオンされたとき(図3のS21:真)、輸送モードを選択中であり且つ燃料タンク56内の燃料の量Qが閾値THqを上回れば(図3のS22:真)、輸送モードを解除する(S23)。
一般に、車両10の輸送時(例えば出荷時)に充填されている燃料の量Qは低くされ、車両10の利用に伴って燃料が補充されることが多い。このため、輸送を終えて車両10の利用(顧客に引き渡した後の利用)を開始されることを燃料の量Qに応じて判定して輸送モードを解除することで、比較的簡易な方法で輸送モードを解除することが可能となる。
本実施形態において、FI ECU64(コンピュータ)は、車両10のデータリンクコネクタ86に接続された検査診断機300から輸送モードの選択指令を受信したとき、輸送モードを選択する(図1参照)。これにより、検査診断機300を用いなければ、輸送モードの選択ができないようにすることで、輸送モードの選択をメーカー側で管理し易くなる。また、検査診断機300を輸送モードの選択以外の検査目的でも利用しつつ、輸送モードの選択にも利用することで、車両10を工場から出荷する際に輸送モードの選択を工場での一連の流れにおいて行い易くなる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
<B−1.車両10>
上記実施形態では、車両10は四輪車であったが、これに限られず、例えば、自動二輪車、トラック、バス等であってもよい。
上記実施形態では、車両10は、電子制御装置(ECU)として、FI ECU64と表示ECU68を有していた(図1)。しかしながら、車両10は、それ以外のECUを有してもよい。
上記実施形態の車両10は、洗車モードを利用可能であった(図2のS13)。しかしながら、例えば、輸送モードの利用に着目すれば、これに限らず、車両10では洗車モードを設けなくてもよい。
<B−2.シフト切換装置80>
上記実施形態において、シフト切換装置80は、シフトレバー52と変速機22が機械的に切り離されたシフト・バイ・ワイヤ方式であった(図1)。しかしながら、例えば、IGSW50(起動スイッチ)がオフされたとき、輸送モードを選択中であれば、シフトレバー52の要求シフトレンジRreqに応じて従動輪又は駆動輪に対するパーキングブレーキのオンオフを切り換える観点からすれば、これに限らない。例えば、シフト切換装置80は、シフトレバー52と変速機22が機械的に連結していてもよい。
上記実施形態では、洗車モード選択条件が不成立であるか否かを判定した(図2のS13)。しかしながら、例えば、輸送モードの利用に着目すれば、これに限らず、ステップS13を省略することも可能である。
上記実施形態では、シフトレバー52が示す要求シフトレンジRreqがP以外のレンジ(N、D又はR)である場合(図2のS15:偽)、変速機22のシフトレンジRをNとし、EPBをオフ状態とした(S16)。しかしながら、例えば、輸送モードの利用に着目すれば、これに限らない。例えば、P以外のレンジ(N、D及びR)のうち特定のレンジ(例えば、Nのみ)の場合のみ、ステップS16に進み、それ以外(例えば、D又はR)の場合はステップS14に進んでもよい。
<B−3.パーキングブレーキ>
上記実施形態では、IGSW50オフ時のパーキングブレーキとして、シフトアクチュエータ24によるブレーキと、EPBアクチュエータ30によるブレーキを用いた(図2のS14)。しかしながら、例えば、輸送モードの利用に着目すれば、いずれか一方のみをIGSW50オフ時のパーキングブレーキとすることも可能である。
上記実施形態では、後輪32(従動輪)に対して電動パーキングブレーキ(EPB)を適用した(図1)。しかしながら、例えば、後輪32に対してパーキングブレーキを適用する観点からすれば、これに限らない。例えば、後輪32に対して油圧ブレーキ(手動を含む。)を適用することも可能である。
なお、シフトレバー52と変速機22が機械的に連結されている場合、輸送モードでは、シフトレバー52が示す要求シフトレンジRreqをNとし、EPBアクチュエータ30をオフ状態とすることで、IGSW50オフ時にも車両10の移動を可能とすることができる。
<B−4.その他>
上記実施形態では、図2及び図3に示す順番で各ステップを実行した。しかしながら、例えば、各ステップの目的を実現可能な範囲であれば(換言すると、本発明の効果を得られる場合)、各ステップの順番は入れ替えることが可能である。例えば、図2のステップS12、S13の順番を入れ替えること又は同時に実行することが可能である。また、図3のステップS22、24の順番を入れ替えること又は同時に実行することも可能である。
上記実施形態では、数値の比較において等号を含む場合と含まない場合とが存在した(図3のS22等)。しかしながら、例えば、等号を含む又は等号を外す特別な意味がなければ(換言すると、本発明の効果を得られる場合)、数値の比較において等号を含ませるか或いは含ませないかは任意に設定可能である。
その意味において、例えば、図3のステップS22における燃料の量Qが燃料閾値THq以上であるか否かの判定(Q≧THq)を、量Qが閾値THqより大きいか否かの判定(Q>THq)に置き換えることができる。
10…車両 22…変速機
24…シフトアクチュエータ 26…前輪(駆動輪)
30…EPBアクチュエータ(電動パーキングブレーキアクチュエータ)
32…後輪(従動輪) 50…IGSW(起動スイッチ)
52…シフトレバー 54…シフトレンジセンサ
56…燃料タンク
64…FI ECU(コンピュータ) 86…データリンクコネクタ
300…検査診断機 Q…燃料の量
R…シフトレンジ Rreq…要求シフトレンジ
THq…燃料閾値(閾値)

Claims (5)

  1. 変速機から機械的に切り離されたシフトレバーが示す要求シフトレンジを検出するシフトレンジセンサと、
    前記要求シフトレンジに基づいて前記変速機のシフトレンジを切り換えるシフトアクチュエータと、
    前記シフトアクチュエータを制御するコンピュータと
    を備える車両であって、
    前記コンピュータは、前記車両の輸送に際して前記車両の動力制限及び電力制限の少なくとも一方を行う輸送モードを、所定条件が満たされたときに選択し、
    さらに、前記コンピュータは、
    前記車両の起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジがパーキングレンジであれば、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジをパーキングレンジとし、
    前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジ以外のレンジであれば、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジをニュートラルレンジとする
    ことを特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両において、
    前記車両は、従動輪又は駆動輪に対するパーキングブレーキのオン状態とオフ状態を切り換えるパーキングブレーキアクチュエータを備え、
    前記コンピュータは、
    前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオン状態として前記車両の移動を規制し、
    前記起動スイッチがオフされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ前記要求シフトレンジが前記パーキングレンジ以外のレンジであれば、前記パーキングブレーキアクチュエータにより前記パーキングブレーキをオフ状態として前記車両の移動を許容する
    ことを特徴とする車両。
  3. 請求項1又は2に記載の車両において、
    前記コンピュータは、前記起動スイッチがオンされたとき、前記輸送モードを選択中であり且つ燃料タンク内の燃料の量が閾値を上回れば、前記輸送モードを解除する
    ことを特徴とする車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両において、
    前記コンピュータは、前記車両のデータリンクコネクタに接続された検査診断機から前記輸送モードの選択指令を受信したとき、前記輸送モードを選択する
    ことを特徴とする車両。
  5. 変速機から機械的に切り離されたシフトレバーが示す要求シフトレンジに基づいてシフトアクチュエータを制御して前記変速機のシフトレンジを切り換えるコンピュータを備えるシフトレンジ制御装置であって、
    前記コンピュータは、
    車両の輸送に際して前記車両の動力制限及び電力制限の少なくとも一方を行う輸送モードが選択中であるか否かを判定し、
    前記輸送モードであるか否かにかかわらず、前記要求シフトレンジがパーキングレンジである状態で前記車両の起動スイッチがオフされたとき、前記変速機の前記シフトレンジをパーキングレンジのままで維持し、
    前記輸送モードが選択中でなく且つ前記要求シフトレンジがニュートラルレンジである状態で前記起動スイッチがオフされたとき、前記シフトアクチュエータにより前記変速機の前記シフトレンジを前記パーキングレンジに切り換え、
    前記輸送モードが選択中であり且つ前記要求シフトレンジがニュートラルレンジである状態で前記起動スイッチがオフされたとき、前記変速機の前記シフトレンジを前記ニュートラルレンジのままで維持する
    ことを特徴とするシフトレンジ制御装置。
JP2016232425A 2016-11-30 2016-11-30 車両及びシフトレンジ制御装置 Active JP6378295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016232425A JP6378295B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 車両及びシフトレンジ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016232425A JP6378295B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 車両及びシフトレンジ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018091346A true JP2018091346A (ja) 2018-06-14
JP6378295B2 JP6378295B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=62565370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016232425A Active JP6378295B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 車両及びシフトレンジ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6378295B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021059143A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 マツダ株式会社 車両の制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001783A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Mannoh Co Ltd At用シフトレバー装置
JP2003080967A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Toyota Motor Corp 変速機のシフト制御装置
JP2010190311A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Jatco Ltd シフトバイワイヤ式車両の制御装置
JP2011074981A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Jatco Ltd シフトバイワイヤ式車両の制御装置
US20110137532A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Hyundai Motor Company Method of controlling vehicle washing mode for vehicle equipped with shift-by-wire shifting device
WO2015016109A1 (ja) * 2013-08-02 2015-02-05 本田技研工業株式会社 車両の制御装置及び制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001783A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Mannoh Co Ltd At用シフトレバー装置
JP2003080967A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Toyota Motor Corp 変速機のシフト制御装置
JP2010190311A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Jatco Ltd シフトバイワイヤ式車両の制御装置
JP2011074981A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Jatco Ltd シフトバイワイヤ式車両の制御装置
US20110137532A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Hyundai Motor Company Method of controlling vehicle washing mode for vehicle equipped with shift-by-wire shifting device
WO2015016109A1 (ja) * 2013-08-02 2015-02-05 本田技研工業株式会社 車両の制御装置及び制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021059143A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 マツダ株式会社 車両の制御装置
JP7327066B2 (ja) 2019-10-03 2023-08-16 マツダ株式会社 車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6378295B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6828580B2 (ja) 車両の制御装置
JP5151704B2 (ja) 車両の駆動制御装置及び方法
JP2010198307A (ja) 自動車用制御装置
CN105705388B (zh) 用于车辆的控制设备
CN107054323B (zh) 车辆的停止维持装置
JP2014238126A (ja) シフト判定装置
JP2009292315A (ja) 車両の駆動装置
CN105757226B (zh) 用于监测变速器挡位选择器的方法
CN106068375A (zh) 具有机械变速杆的车辆中的用于在自动停止后快速起动发动机的启停控制
CN104837703A (zh) 用于对机动车辆发动机的停机和重新起动进行管理的方法和设备以及包括这种设备的机动车辆
JP6378295B2 (ja) 車両及びシフトレンジ制御装置
JP5918380B2 (ja) 電気セレクター制御システムおよび関連する方法
JP6935753B2 (ja) 車両の制御装置
JP2009292314A (ja) 車両の駆動制御装置及び方法
JP2015086936A (ja) 車両用制御装置
JP2008512622A (ja) 自動車の自動変速機の複数の動作モードの、特にブレーキが作動された自動車のアイドル前進に対する、制御方法および関連する装置
JP6658943B1 (ja) 車両の制御装置
CN114046352A (zh) 车辆的齿轮间隙控制方法、装置及车辆
KR20220022037A (ko) 수동 변속기 차량의 원격 시동 방법 및 그 장치
CN113483091A (zh) 一种基于单稳态旋钮式档位的控制方法及系统
CN115279627A (zh) 软件更新装置、软件更新方法以及软件更新处理程序
KR102670280B1 (ko) 기어 스틱 위치 판단용 모니터링 방법 및 장치, 완성차 컨트롤러 및 차량
CN107000715A (zh) 用于产生驻车制动力的方法、驻车制动系统和车辆
JP6582424B2 (ja) 電子制御装置
JP6194810B2 (ja) 車両の制御装置及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6378295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150