JP4646659B2 - パーキングブレーキのアシスト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両を駐車させる際に用いられるパーキングブレーキのアシスト装置に関するものである。
従来、自動車等の車両には、車両を駐車する際に使用されるパーキングブレーキが具備されている。このパーキングブレーキのうちセンタフロア式のものでは、運転席の側方に配設された操作レバーにコントロールケーブルが取り付けられ、その操作レバーを引上げてブレーキ装置を作動させる。すなわち、駐車時には、常用ブレーキを使用して車両を停止させたのち、操作レバーを引上げてパーキングブレーキを操作するのである。そしてコントロールケーブルの先端部はパーキングブレーキの入力部に連結され、操作レバーが引上げられるとコントロールケーブルが引っ張られ、このコントロールケーブルの移動によってパーキングブレーキが作動するように構成される。例えば、ドラムブレーキからなるパーキングブレーキでは、ブレーキドラムに押圧されるブレーキシューを機械的に拡開する機構を設け、上記操作レバーの引上げ動作によりこの機構が作動するようになっている。なお、操作レバーには引上げられた状態を維持するラチェット機構などが設けられ、引上げられた状態では上記ブレーキシューが拡開された状態を維持するように構成される。
一方、交通量の多い都市内の宅配等に使用される車両では、荷物の集配に費やす時間を短縮すべく、停車と同時に降車できるようにすることが好ましい。このため、操作レバーを操作しない場合であってもパーキングブレーキが作動するようにしたパーキングブレーキの構造(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。このパーキングブレーキ構造では、コントロールケーブルのパーキングブレーキに連結された内索を引き寄せることにより駐停車時に車両の走行を防止するパーキングブレーキであって、その内索を引き寄せる操作手段を設け、アクセルペダルが解放され、かつ常用ブレーキ装置が作動した際にブレーキ作動信号を出力する常用ブレーキ作動確認手段を設け、トランスミッションがニュートラルにある際にニュートラル信号を出力するニュートラル確認手段を設け、車速を検出し、車両が停止した際に車速ゼロ信号を出力する車速確認手段を設け、上記常用ブレーキ作動確認手段からブレーキ作動信号が出力され、上記ニュートラル確認手段からニュートラル信号が出力され、上記車速確認手段から車速ゼロ信号が出力された際に、上記操作手段が作動して上記内索が引き寄せられてパーキングブレーキが作動するように構成される。
そして、このパーキングブレーキ構造では、アクセルペダルが解放されて、常用ブレーキのブレーキペダルが踏込まれ、その常用ブレーキが作動すると、常用ブレーキ作動確認手段によってブレーキ作動信号が出力される。また、車両が減速され停止すると上記車速確認手段から車速ゼロ信号が出力され、さらに車両の停止により運転者によってシフトレバーが操作されてトランスミッションがニュートラルに切り替えられると、上記ニュートラル確認手段からニュートラル信号が出力される。これらの手段から上記各信号が出力されると、操作手段が作動して、コントロールケーブルの内索が引き寄せられ、パーキングブレーキが作動して車両を駐車させる。これにより、操作レバーを運転車が直接操作しない場合であってもパーキングブレーキを作動させることができるとしている。
特開平5−69798号公報(明細書[0006]、[0007]、図1)
しかし、操作レバーを運転車が直接操作しない場合であってもパーキングブレーキを作動させることができるとすると、運転者に慣れが生じ、操作レバーを操作しなくてもパーキングブレーキが作動することに慣れた運転者が上述したパーキングブレーキ構造を有していない車両に乗り換えた場合等に、パーキングブレーキをかけ忘れてしまう事態が考えられる。このため、車両を駐車する際には、常用ブレーキにより車両を一端停車させてから運転者自身が操作レバーを手動により操作してパーキングブレーキを作動させるという基本的な動作の中で、パーキングブレーキを確実に作動させることが好ましい。
本発明の目的は、運転者が操作レバーを操作した際にパーキングブレーキを確実に作動させることができるパーキングブレーキのアシスト装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、運転者の手動操作により移動可能に構成されパーキングブレーキを解除させる解除位置とパーキングブレーキを作動させる操作位置と解除位置と操作位置の間に存在する中間位置のいずれかに位置する操作レバー12と、操作レバー12の位置を検出するポジションセンサ22,23と、操作レバー12を手動操作とは別に移動可能なアクチュエータ24と、アクチュエータ24を作動させる操作スイッチ26とを備え、アクチュエータ24は操作レバー12が中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつ操作スイッチ26がオンされたときに操作レバー12を中間位置から操作位置に移動させるように構成されたパーキングブレーキのアシスト装置であって、アクチュエータ24は連結手段を介して操作レバー12を移動可能に構成され、連結手段は一端がアクチュエータ24に接続されたケーブル28とケーブル28の他端に設けられ中間位置の操作レバー12に係止可能に構成されたフック29とを備え、フック29は解除位置の操作レバー12に係止不能に構成されたことを特徴とする。
この請求項1に記載されたパーキングブレーキのアシスト装置では、操作レバー12を移動可能なアクチュエータ24を備えるけれども、そのアクチュエータ24は操作レバー12が操作されて解除位置から中間位置に移動していなければ作動しない。このため、運転者が操作レバー12を操作することなしにパーキングブレーキが作動するような事態を有効に回避するとともに、操作レバー12が操作されて中間位置に移動していればアクチュエータ24を作動させることによりパーキングブレーキを確実に作動させることができる。また操作レバー12が操作されて解除位置から中間位置に移動していなければフック29が操作レバー12に係止しない。このため、操作レバー12が操作されて解除位置から中間位置に移動していない状態におけるアクチュエータ24による操作レバー12の移動を有効に防止することができる。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、ポジションセンサ22,23は、操作レバー12が解除位置にあることを検出する第1センサ22と操作レバー12が操作位置にあることを検出する第2センサ23とを備え、第1センサ22がオン信号を出力し第2センサ23がオフ信号を出力するときに操作レバー12が解除位置であることを検出し、第1センサ22がオフ信号を出力し第2センサ23がオン信号を出力するときに操作レバー12が操作位置であることを検出し、第1センサ22と第2センサ23の双方がオフ信号を出力するときに操作レバー12が中間位置であることを検出することを特徴とする。
この請求項に記載されたパーキングブレーキのアシスト装置では、第1及び第2センサによって操作レバー12の位置を検出することができ、その構造を比較的単純にすることができる。
請求項に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、中間位置から操作位置方向に移動する操作レバー12が操作位置を越えて移動したことを検出するリミットスイッチ33が設けられ、操作レバー12が操作位置を越えたことをリミットスイッチ33が検出したときにアクチュエータ24の作動が禁止されるように構成されたことを特徴とする。
この請求項に記載されたパーキングブレーキのアシスト装置では、リミットスイッチ33を設けたので、アクチュエータ24の暴走により中間位置から操作位置方向に移動する操作レバー12が操作位置を越えて更に移動した場合におけるそのアクチュエータ24の暴走を禁止することができる。これによりアクチュエータが暴走した際における操作レバー12の破損等を有効に回避することができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないし3いずれか1項に係る発明であって、シートベルト10aの着脱を検出するベルトセンサ34と、操作レバー12が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつベルトセンサ34がシートベルトの離脱を検出するときに警報を発する第1警報手段37とを備えたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1ないし4いずれか1項に係る発明であって、運転席11に設置され運転席11に着座した運転者の離席を検出する圧力センサ36と、操作レバー12が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつ圧力センサ36が運転者の離席を検出するときに警報を発する第2警報手段38とを備えたことを特徴とする。
この請求項及び請求項に記載されたパーキングブレーキのアシスト装置では、運転者が操作レバー12を操作せずに又は操作レバー12を操作したけれども操作レバー12が操作位置まで達せずに中間位置に留まる場合には、パーキングブレーキは作動しない。このため、この状態で運転者がシートベルト10aをバックル10cから外すとベルトセンサ34がシートベルト10aの離脱を検出した段階で第1警報手段37から警報が発せられ、運転者が運転席11から離席すると圧力センサ36が運転者の離席を検出した段階で第2警報手段38から更に警報が発せられる。これにより運転者にパーキングブレーキが作動していないことを認識させることができる。
本発明のパーキングブレーキのアシスト装置では、パーキングブレーキを解除させる解除位置とパーキングブレーキを作動させる操作位置と解除位置と操作位置の間に存在する中間位置のいずれかに位置する操作レバーと、操作レバーの位置を検出するポジションセンサと、操作レバーを手動操作とは別に移動可能なアクチュエータと、アクチュエータ24を作動させる操作スイッチとを備え、アクチュエータは操作レバーが中間位置であることをポジションセンサが検出しかつ操作スイッチがオンされたときに操作レバーを中間位置から操作位置に移動させるように構成したので、アクチュエータは操作レバーが操作されて解除位置から中間位置に移動していなければ作動しない。このため、運転者が操作レバーを操作することなしにパーキングブレーキが作動するような事態を有効に回避するとともに、操作レバーが操作されて中間位置に移動していればアクチュエータを作動させることによりパーキングブレーキを確実に作動させることができる。
この場合、アクチュエータに接続されたケーブルとケーブルの他端に設けられ中間位置の操作レバーに係止可能に構成されたフックとを備え、フックは解除位置の操作レバーに係止不能に構成すれば、操作レバーが操作されて解除位置から中間位置に移動していなければフックが操作レバーに係止しない。このため、操作レバーが操作されて解除位置から中間位置に移動していない状態におけるアクチュエータによる操作レバーの移動を有効に防止することができる。また、操作レバーが解除位置にあることを検出する第1センサと操作レバーが操作位置にあることを検出する第2センサによりポジションセンサを構成すれば、その構造を比較的単純にすることができる。
更に、中間位置から操作位置方向に移動する操作レバーが操作位置を越えて移動したことを検出するリミットスイッチを設け、操作レバーが操作位置を越えたことをリミットスイッチが検出したときにアクチュエータの作動を禁止するようにすれば、アクチュエータが暴走した際における操作レバーの破損等を有効に回避することができる。そして、シートベルトの離脱を検出するときに警報を発する第1警報手段や、運転者の離席を検出するときに警報を発する第2警報手段を備えれば、それらの警報により運転者にパーキングブレーキが作動していないことを認識させることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、自動車等の車両10には、車両10を駐車する際に使用されるパーキングブレーキが具備され、運転席11の近傍にはそのパーキングブレーキを作動させる操作レバー12が設けられる。運転席11はシートクッション11aとシートバック11bとを有し、シートクッション11aとシートバック11bはリクライニングアジャスタ11cにより連結される。車両10には運転席11に着座する運転者を運転席11に保持するシートベルト10aが設けられ、リクライニングアジャスタ11c近傍のフロアパネル10bにはシートベルト10aを着脱させるためのバックル10cが設けられる。パーキングブレーキを作動させる操作レバー12は、この実施の形態では運転席11の側方に配設される場合を示し、運転席11の側方のフロアパネル10bには、支持台13が取付けられ、この支持台13に先端を前方に向けた操作レバー12の基端部が枢支される。ここで符号10dはシフトレバーを示す。
図1に詳しく示すように、基端部が支持台13に枢支された操作レバー12の先端部には運転者が把持するための取手12aが嵌着される。操作レバー12にはその先端が上昇するように回転することを許容する一方、その先端が下降することを禁止するラチェット機構が設けられる。この実施の形態におけるラチェット機構は、操作レバー12の枢支点を中心とする円弧状の支持台13の縁に形成された複数のラチェット歯13aと、このラチェット歯13aに対向する操作レバー12の基端部に枢支され先端がラチェット歯13aに選択的に係合する爪部材14とを有する。この爪部材14は、操作レバー12の先端が上方に引上げられると先端が次々に隣接する次のラチェット歯13aと係合するように取付けられ、引上げられた操作レバー12の先端が下降しようとすると爪部材14の先端がラチェット歯13aに係合して操作レバー12の先端が下降することを防止するように構成される。
また、操作レバー12には、爪部材14に一端が連結し他端が操作レバー12の先端に至るロッド16が設けられ、操作レバー12の先端にはそのロッド16を移動させるための操作つまみ16aが前方に突出して設けられる。そして、図3の破線矢印で示すようにこの操作つまみ16aを運転者が操作レバー12に没入させるとラチェット歯13aに先端が係合している爪部材14が破線矢印で示すように回転してその先端をラチェット歯13aから離脱させ、引上げられた操作レバー12の先端が下降することを許容するように構成される。
図1に戻って、操作レバー12の基端部にはケーブル取付具17の基端が枢支され、ケーブル取付具17の先端にはコントロールケーブル18の内索18aの基端部がスプリング19を介して取り付けられる。コントロールケーブル18の外索18bはフロアパネル10bに固着された外索止め21にその基端部が止着される。図示しないが、このコントロールケーブル18の先端部は図示しないパーキングブレーキ装置の入力部であるブレーキシュー拡開機構に連繋しており、内索18aが外索18bの内部を摺動することによりブレーキシューが拡開されてパーキングブレーキが作動するように構成される。そして、このコントロールケーブル18の内索18aは操作レバー12の先端を運転者が引上げることにより外索18bの内部を摺動し、この操作レバー12は、先端を下降させた状態でパーキングブレーキを解除させる解除位置となり、図3に示すように先端を引上げるとパーキングブレーキを作動させる操作位置となり、図2に示すようにその解除位置から操作位置までの間はパーキングブレーキを不完全に作動させる中間位置となる。
本発明のパーキングブレーキのアシスト装置は、上述した操作レバー12の位置を検出するポジションセンサ22,23と、その操作レバー12を手動操作とは別に移動可能なアクチュエータ24と、そのアクチュエータ24を作動させる操作スイッチ26とを備える。ポジションセンサ22,23は、操作レバー12が解除位置にあることを検出する第1センサ22と、操作レバー12が操作位置にあることを検出する第2センサ23とを備える。第1センサ22は先端を下降させた解除位置の操作レバー12に当接するように支持台13に取付けられ、解除位置の操作レバー12に当接してオン信号を出力し、図2及び図3に示すように中間位置と操作位置の操作レバー12からは離間してオフ信号を出力するように構成される。
第2センサ23はケーブル取付具17に設けられ、操作レバー12が引上げられて内索18aが外索18bに対して移動し、パーキングブレーキが作動した状態でスプリング19が圧縮され、図3に示すようにコントロールケーブル18の内索18aにおける基端に取付けられた第1接触部材27aに接触してオン信号を出力し、図1及び図2に示すように操作レバー12が中間位置や解除位置ではスプリング19が伸長することにより第1接触部材27aと離間してオフ信号を出力するように構成される。そして、この第1及び第2センサからなるポジションセンサ22,23は、第1センサ22がオン信号を出力し第2センサ23がオフ信号を出力するときに操作レバー12が解除位置であることを検出し、第1センサ22がオフ信号を出力し第2センサ23がオン信号を出力するときに操作レバー12が操作位置であることを検出し、第1センサ22と第2センサ23の双方がオフ信号を出力するときに操作レバー12が中間位置であることを検出するように構成される。
アクチュエータ24は連結手段を介して操作レバー12を移動可能に構成される。この実施の形態における連結手段はケーブル28とフック29とを備える。アクチュエータ24にはケーブル28の一端が接続され、アクチュエータ24には図示しない電動モータが内蔵される。このアクチュエータ24は制御装置であるコントローラ31からの指令により図示しない電動モータを駆動することによりケーブル28を軸方向に移動可能に構成される。フック29は中央が支持台13に枢支され、その一端にケーブル28の他端が接続される。フック29の他端は折り曲げられてこの他端に先端が対向する係合部材32が操作レバー12に設けられる。そして、この係合部材32は操作レバー12が図1に示す解除位置ではフック29の他端と離間して係合不能に構成されるけれども、操作レバー12が引上げられて解除位置から図2に示す中間位置に移動すると、実線矢印で示すように回転することによりその操作レバー12に係合部材32を介してフック29の他端が係止可能に構成される。フック29はケーブル28が実線矢印で示すようにアクチュエータ24方向に移動することにより回転してその他端が操作レバー12に係合部材32を介して係止され、図3に示すように更にケーブル28がアクチュエータ24により引っ張られてアクチュエータ24方向に移動すると操作レバー12を中間位置から操作位置まで移動させるように構成される。
一方、アクチュエータ24を作動させる操作スイッチ26は、運転者が着座状態でなければ操作できないように、運転席11前方のインストルメントパネル10e(図4)に設けられ、ポジションセンサを構成する第1及び第2センサ22,23の検出出力はアクチュエータ24を制御するコントローラ31に接続される。コントローラ31は、操作レバー12が中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつ操作スイッチ26がオンされたときにケーブル28を引っ張り、ケーブル28の他端に設けられたフック29を回転させることにより操作レバー12を中間位置から操作位置に移動させるように構成される。そして、コントローラ31は、操作レバー12が操作位置に達したことをポジションセンサ22,23が検出したときにアクチュエータ24によるケーブル28の引っ張り動作を停止するとともに、図3の実線矢印で示すように引っ張ったケーブル28を繰り出してフック29を逆方向に回転させて元の位置に戻すように構成される。ここで符号30は、アクチュエータ24によるケーブル28の繰り出しを助長してフック29を逆方向に回転させる方向に付勢する戻しスプリングである。
また、ケーブル取付具17には第2センサ23に並んでリミットスイッチ33が設けられる。このリミットスイッチ33は、中間位置から操作位置方向に移動する操作レバー12が操作位置を越えて移動したことを検出するものであって、操作レバー12が引上げられて内索18aが外索18bに対して移動してパーキングブレーキが作動した後においても操作レバー12が更に引上げられた場合に、コントロールケーブル18の内索18aにおける基端に取付けられた第2接触部材27bに接触してオン信号を出力しそれ以前の段階ではオフ信号を出力するように構成される。このリミットスイッチ33の検出出力はコントローラ31に接続され、コントローラ31は操作レバー12が操作位置を越えたことをリミットスイッチ33のオン信号により検出したときにアクチュエータ24の作動を禁止するように構成される。
また、シートベルト10aを着脱させるバックル10cには、そのシートベルト10aの着脱を検出するベルトセンサ34が設けられ、運転席11のシートクッション11aには運転席11に着座した運転者の離席を検出する圧力センサ36が設けられる。ベルトセンサ34と圧力センサ36の検出出力はコントローラ31にそれぞれ接続され、コントローラ31の制御出力には第1及び第2警報手段37,38が接続される。この実施の形態における第1警報手段37はチャイム音を出力するスピーカであり、第2警報手段38は警報を出力するブザーである。そして、コントローラ31は、操作レバー12が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつベルトセンサ34がシートベルト10aの離脱を検出するときに第1警報手段37であるスピーカからチャイム音からなる警報を発し、操作レバー12が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ22,23が検出しかつ圧力センサ36が運転者の離席を検出するときに第2警報手段38であるブザーを鳴動させて警報を発するように構成される。
次に、このように構成されたパーキングブレーキのアシスト装置の動作について説明する。
パーキングブレーキは運転者自身が操作レバー12を手動により操作することにより基本的に作動させられる。このとき運転者の操作により操作レバー12が図1に示す解除位置から図2に示す中間位置を介して図3に示す操作位置まで移動された場合には、パーキングブレーキは作動してポジションセンサ22,23は操作レバー12が操作位置であることを検出する。このため、例え運転者が操作スイッチ26をオン動作してもアクチュエータ24は作動することはなく、運転者がシートベルト10aをバックル10cから外しても第1警報手段37から警報が発せられることはなく、運転者が運転席11から離席しても第2警報手段38から警報が発せられることはない。
一方、運転者が操作レバー12を手動により操作したけれども、操作レバー12が操作位置まで達せずに、図2に示す中間位置に留まる場合には、パーキングブレーキは不完全作動状態となり、ポジションセンサ22,23は操作レバー12が中間位置であることを検出する。このため、この状態で運転者がシートベルト10aをバックル10cから外すとベルトセンサ34がシートベルト10aの離脱を検出した段階で第1警報手段37から警報が発せられ、運転者が運転席11から離席すると圧力センサ36が運転者の離席を検出した段階で第2警報手段38から更に警報が発せられる。これにより運転者は、パーキングブレーキが不完全作動状態であることを認識することができる。そして、運転者は手動により操作レバー12を中間位置から操作位置まで移動させるか、又はアクチュエータ24により操作レバー12を中間位置から操作位置まで移動させることにより、パーキングブレーキを作動させる。
ここで、手動による操作レバー12の操作は取手12aを把持して操作レバー12の先端を引上げることにより行われ、アクチュエータ24により操作させる場合には運転者が操作スイッチ26を操作することにより行われる。操作レバー12が中間位置であることはポジションセンサ22,23により検出されているので、操作スイッチ26が操作されるとアクチュエータ24はケーブル28を引っ張り、ケーブル28の他端に設けられたフック29を回転させる。フック29が回転するとフック29の先端は図2の実線矢印で示すように作動部材32に係止され、更に回転することにより作動部材32を介して図3に一点鎖線で示すように操作レバー12を中間位置から操作位置に移動させる。そして、操作レバー12が操作位置に達したことをポジションセンサ22,23が検出したときにアクチュエータ24によるケーブル28の引っ張り動作は停止され、その後引っ張ったケーブルは実線矢印で示すように繰り出されてフック29は戻しスプリング30の付勢力に従って実線矢印で示す逆方向に回転し実線で示す元の位置に戻される。操作レバー12が操作位置に達した後にフック29は元の位置に戻されるけれども、こ操作レバー12にはラチェット機構13a,14が設けられているので、操作レバー12は操作位置に留まってパーキングブレーキを作動させる。
また、この実施の形態では、ケーブル取付具17にリミットスイッチ33を第2センサ23に並べて設けたので、ポジションセンサ22,23の異常等により中間位置から操作位置方向に移動する操作レバー12が操作位置を越えて更に移動した場合には、そのリミットスイッチ33がオンされて操作レバー12を引上げるアクチュエータ24の作動を禁止する。これによりアクチュエータ24が暴走した際に操作レバー12が破損等することを有効に回避することができる。
一方、駐車させておいた車両10を再び走行させる場合には、操作レバー12を操作位置から解除位置に戻してパーキングブレーキを解除させる必要がある。この解除のためには、図3の破線矢印で示すように、操作レバー12の先端から突出する操作つまみ16aを運転者が操作レバー12に没入させてラチェット歯13aに先端が係合している爪部材14を回転させ、この状態で引上げられた操作レバー12の先端を下降させることにより解除する。このとき操作レバー12は操作位置から中間位置を介して解除位置に戻るけれども、運転者は運転席11に着座しかつシートベルト10aをバックル10cに挿入していれば、操作レバー12を解除位置に戻す際に第1及び第2警報手段38から警報が発せられるようなことはない。
なお、上述した実施の形態では、センタフロア式のパーキングブレーキ装置について説明したが、ステッキ式または足踏み式の操作レバーであっても装着することができる。
また、上述した実施の形態では、アクチュエータ24を作動させる操作スイッチ26が運転席11前方のインストルメントパネル10eに設けられる場合を説明したが、操作スイッチ26は非運転状態を要求するものである限り、インストルメントパネル上部奥の位置、保安基準に規定されるスイッチ等設置可能位置の範囲外の位置等に設けても良い。
また、上述した実施の形態では、操作レバー12が操作位置に達したときにアクチュエータ24によるケーブル28の引っ張り動作を停止するとともに、引っ張ったケーブルを繰り出してフック29を逆方向に回転させて元の位置に戻すように構成された場合を説明したが、操作レバー12が操作位置に達したときにアクチュエータ24によるケーブル28の引っ張り動作を停止するけれども、その後操作つまみ16aが操作レバー12に没入されたときに引っ張ったケーブルを繰り出してフック29を逆方向に回転させて元の位置に戻すようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、警報手段としてチャイム音を出力するスピーカや警報を出力するブザーを説明したが、第1又は第2警報手段として視覚的な警報を発するランプ等を警報手段として用いても良い。
更に、上述した実施の形態では、フック29が操作レバー12に係合部材32を介して係止する場合を説明したが、フック29を操作レバー12に直接係止するように構成しても良い。
本発明実施形態のパーキングブレーキのアシスト装置を示す構成図である。 その操作レバーが中間位置に位置する図1に対応する構成図である。 その操作レバーが操作位置に位置する図1に対応する構成図である そのアシスト装置をが設けられたキャブの内部を示す図である。
符号の説明
12 操作レバー
22 第1センサ(ポジションセンサ)
23 第2センサ(ポジションセンサ)
24 アクチュエータ
26 操作スイッチ
28 ケーブル(連結手段)
29 フック(連結手段)
33 リミットスイッチ
34 ベルトセンサ
36 圧力センサ
37 第1警報手段
38 第2警報手段

Claims (5)

  1. 運転者の手動操作により移動可能に構成されパーキングブレーキを解除させる解除位置と前記パーキングブレーキを作動させる操作位置と前記解除位置と前記操作位置の間に存在する中間位置のいずれかに位置する操作レバー(12)と、
    前記操作レバー(12)の位置を検出するポジションセンサ(22,23)と、
    前記操作レバー(12)を手動操作とは別に移動可能なアクチュエータ(24)と、
    前記アクチュエータ(24)を作動させる操作スイッチ(26)と
    を備え、
    前記アクチュエータ(24)は前記操作レバー(12)が中間位置であることを前記ポジションセンサ(22,23)が検出しかつ前記操作スイッチ(26)がオンされたときに前記操作レバー(12)を前記中間位置から前記操作位置に移動させるように構成されたパーキングブレーキのアシスト装置であって、
    前記アクチュエータ(24)は連結手段を介して前記操作レバー(12)を移動可能に構成され、前記連結手段は一端が前記アクチュエータ(24)に接続されたケーブル(28)と前記ケーブル(28)の他端に設けられ中間位置の前記操作レバー(12)に係止可能に構成されたフック(29)とを備え、前記フック(29)は解除位置の前記操作レバー(12)に係止不能に構成されたことを特徴とするパーキングブレーキのアシスト装置
  2. ポジションセンサ(22,23)は、操作レバー(12)が解除位置にあることを検出する第1センサ(22)と前記操作レバー(12)が操作位置にあることを検出する第2センサ(23)とを備え、前記第1センサ(22)がオン信号を出力し前記第2センサ(23)がオフ信号を出力するときに前記操作レバー(12)が解除位置であることを検出し、前記第1センサ(22)がオフ信号を出力し前記第2センサ(23)がオン信号を出力するときに前記操作レバー(12)が操作位置であることを検出し、前記第1センサ(22)と前記第2センサ(23)の双方がオフ信号を出力するときに前記操作レバー(12)が中間位置であることを検出する請求項1記載のパーキングブレーキのアシスト装置。
  3. 中間位置から操作位置方向に移動する操作レバー(12)が前記操作位置を越えて移動したことを検出するリミットスイッチ(33)が設けられ、前記操作レバー(12)が前記操作位置を越えたことを前記リミットスイッチ(33)が検出したときにアクチュエータ(24)の作動が禁止されるように構成された請求項1又は2記載のパーキングブレーキのアシスト装置。
  4. シートベルト(10a)の着脱を検出するベルトセンサ(34)と、操作レバー(12)が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ(22,23)が検出しかつ前記ベルトセンサ(34)が前記シートベルトの離脱を検出するときに警報を発する第1警報手段(37)とを備えた請求項1ないしいずれか1項に記載のパーキングブレーキのアシスト装置。
  5. 運転席(11)に設置され前記運転席(11)に着座した運転者の離席を検出する圧力センサ(36)と、操作レバー(12)が解除位置であるか若しくは中間位置であることをポジションセンサ(22,23)が検出しかつ前記圧力センサ(36)が運転者の離席を検出するときに警報を発する第2警報手段(38)とを備えた請求項1ないしいずれか1項に記載のパーキングブレーキのアシスト装置。
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