JP2009078708A - 飲酒運転防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングホイールに設けられつつ、運転者の煩わしさが抑制された飲酒運転防止装置を提供する。
【解決手段】飲酒運転防止装置10は、ステアリングホイール2に設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器4と、アルコール検知器4から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両1を制御する制御部11とを備える。車両1には、モータ22aによって駆動されるチルト機構22及びモータ23aによって駆動されるテレスコピック機構23が設けられたステアリングコラム21と、運転者の乗車及び降車を検知する着座センサ61とが備えられる。制御部11は、着座センサ61により運転者の乗車が検知されると、モータ22a,23aを駆動させ、チルト機構22及びテレスコピック機構23のうち少なくとも一方によりステアリングホイール2を運転席60に近づけさせる。
【選択図】図1
【解決手段】飲酒運転防止装置10は、ステアリングホイール2に設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器4と、アルコール検知器4から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両1を制御する制御部11とを備える。車両1には、モータ22aによって駆動されるチルト機構22及びモータ23aによって駆動されるテレスコピック機構23が設けられたステアリングコラム21と、運転者の乗車及び降車を検知する着座センサ61とが備えられる。制御部11は、着座センサ61により運転者の乗車が検知されると、モータ22a,23aを駆動させ、チルト機構22及びテレスコピック機構23のうち少なくとも一方によりステアリングホイール2を運転席60に近づけさせる。
【選択図】図1
Description
この発明は、飲酒運転防止装置に関する。
近年、飲酒運転を防止するための飲酒運転防止装置が車両に設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の飲酒運転防止装置は、ステアリングホイールに設けられたアルコール検知器が運転席に着座した運転者の呼気中におけるアルコール濃度を検出し、同検出したアルコール濃度に基づいて車両制御装置がエンジンの始動を制御するものである。詳しくは、車両制御装置は、アルコール検知器が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値以上であるときには、エンジンの始動を不能にする。一方、車両制御装置は、アルコール検知器が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値未満であるときには、エンジンの始動を通常通り行えるように不能にしない。
特許文献1に記載の飲酒運転防止装置は、ステアリングホイールに設けられたアルコール検知器が運転席に着座した運転者の呼気中におけるアルコール濃度を検出し、同検出したアルコール濃度に基づいて車両制御装置がエンジンの始動を制御するものである。詳しくは、車両制御装置は、アルコール検知器が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値以上であるときには、エンジンの始動を不能にする。一方、車両制御装置は、アルコール検知器が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値未満であるときには、エンジンの始動を通常通り行えるように不能にしない。
このようにステアリングホイールに設けられたアルコール検知器は、運転者が着座すると前方に位置するため、固定式のアルコール検知器においては呼気を吹き掛け易い。
特開昭63−53120号公報
ところで、上記特許文献1に記載の飲酒運転防止装置では、アルコール検知器がステアリングホイールに設けられているため、運転者は口をアルコール検知器の吹き込み口まで近づける必要があり、煩わしい。そこで、ステアリングホイールに設けられつつ、運転者の煩わしさが抑制された飲酒運転防止装置が求められていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステアリングホイールに設けられつつ、運転者の煩わしさが抑制された飲酒運転防止装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、ステアリングホイールに設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器と、同アルコール検知器から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両を制御する制御手段とを備える飲酒運転防止装置において、前記車両には、第一駆動手段によって駆動されるチルト機構及びテレスコピック機構が設けられたステアリングコラムと、運転者の乗車及び降車を検知する運転者乗降検知手段とが備えられ、前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第一駆動手段を駆動させ、前記チルト機構及び前記テレスコピック機構のうち少なくとも一方により前記ステアリングホイールを運転席に近づけさせることをその要旨としている。
請求項1に記載の発明は、ステアリングホイールに設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器と、同アルコール検知器から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両を制御する制御手段とを備える飲酒運転防止装置において、前記車両には、第一駆動手段によって駆動されるチルト機構及びテレスコピック機構が設けられたステアリングコラムと、運転者の乗車及び降車を検知する運転者乗降検知手段とが備えられ、前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第一駆動手段を駆動させ、前記チルト機構及び前記テレスコピック機構のうち少なくとも一方により前記ステアリングホイールを運転席に近づけさせることをその要旨としている。
同構成によれば、運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、制御手段がチルト機構及びテレスコピック機構に設けられた駆動手段を駆動させ、ステアリングホイールを運転席に近づけさせる。このため、ステアリングホイールのアルコール検知器の吹き込み口が運転者に近づき、運転者は口をアルコール検知器の吹き込み口へあまり近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の飲酒運転防止装置において、前記車両の運転席には、運転席を車両の前後方向へ変位させる第二駆動手段が設けられ、前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を前記車両の前方へ変位させることにより、前記ステアリングホイールに近づけさせることをその要旨としている。
同構成によれば、運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、制御手段が運転席に設けられた第二駆動手段を駆動させ、運転席をステアリングホイールに近づけさせる。このため、ステアリングホイールが運転者に近づくのに加え、ステアリングホイールのアルコール検知器の吹き込み口に運転席とともに運転者が近づき、運転者は口をアルコール検知器の吹き込み口へ近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを更に抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の飲酒運転防止装置において、前記制御手段は、運転者のアルコール検知が終わると、前記駆動手段を駆動させ、前記チルト機構及び前記テレスコピック機構により前記ステアリングホイールを運転者が運転に適した位置に変位されることをその要旨としている。
同構成によれば、運転者のアルコール検知が終わると、制御手段がチルト機構及びテレスコピック機構に設けられた駆動手段を駆動させ、ステアリングホイールを運転者が運転に適した位置、例えば車両に予め登録しておいた位置に変位させる。このため、運転者はアルコール検知から運転へ円滑に移行することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の飲酒運転防止装置において、前記制御手段は、運転者のアルコール検知が終わると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を運転者が運転に適した位置に変位させることをその要旨としている。
同構成によれば、運転者のアルコール検知が終わると、制御手段が運転席に設けられた第二駆動手段を駆動させ、運転席を運転者が運転に適した位置、例えば車両に予め登録しておいた位置に変位させる。このため、運転者はアルコール検知から運転へ円滑に移行することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲酒運転防止装置において、前記車両には、運転者の一部が前記ステアリングホイールの変位範囲に進入していることを検知する運転者検知手段が備えられ、前記制御手段は、前記ステアリングホイールの変位時に、前記運転者検知手段により運転者が前記ステアリングホイールの変位範囲に進入していることが検知されると、前記駆動手段の駆動を停止させて前記ステアリングホイールの変位を停止させることをその要旨としている。
同構成によれば、ステアリングホイールの変位時に、運転者を検知する運転者検知手段により運転者がステアリングホイールの変位範囲に進入したことが検知されると、制御手段がチルト機構及びテレスコピック機構に設けられた駆動手段の駆動を停止させ、ステアリングホイールの変位を停止させる。このため、運転者が不用意に動いて、変位中のステアリングホイールに接触することを防止することができる。
本発明によれば、飲酒運転防止装置において、ステアリングホイールに設けられつつ、運転者の煩わしさを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図14を参照して説明する。
図1に示されるように、車両1は、飲酒運転防止装置10と、エンジンの始動制御を行うエンジン制御装置12と、シフト操作の制御を行うシフト制御装置13と、アルコール検知の結果等を表示する表示装置14と、スピーカ15とを備えている。
図1に示されるように、車両1は、飲酒運転防止装置10と、エンジンの始動制御を行うエンジン制御装置12と、シフト操作の制御を行うシフト制御装置13と、アルコール検知の結果等を表示する表示装置14と、スピーカ15とを備えている。
飲酒運転防止装置10は、運転者の呼気中におけるアルコール濃度を検知するアルコール検知器4と、同アルコール検知器4が検知したアルコール濃度に基づいて前述したエンジン制御装置12,シフト制御装置13,表示装置14,スピーカ15等の車載装置を制御する制御手段としての制御部11とを備えている。アルコール検知器4は、運転者が呼気を吹き込むと同呼気中のアルコール濃度を検知し、そのアルコール濃度を含むアルコール検知信号Saを制御部11へ出力する。アルコール検知器4は、エンジンの始動及び停止を行うエンジンスイッチ5とともに変位体としての回転体3に設けられている。回転体3はモータ6により回動される。また、ステアリングホイール2の回動を車輪に伝達するステアリングコラム21には、第一駆動手段としてのモータ22aにより駆動されるチルト機構22と、第一駆動手段としてのモータ23aにより駆動されるテレスコピック機構23とが設けられている。これらモータ22aとモータ23aとは、制御部11により駆動制御される。ステアリングホイール2は、チルト機構22及びテレスコピック機構23により変位される。運転席60には、運転者が着座したことを検知する運転者乗降検知手段としての着座センサ61と、運転席60を車両1の前後方向へ変位させる第二駆動手段としての運転席駆動モータ62と、運転者の一部がステアリングホイール2の変位範囲に進入していることを検知する運転者検知手段としての運転者検知装置63とが設けられている。表示装置14は、アルコール検知の結果を表示し、スピードメータに設けられたものや、ナビゲーションシステムのディスプレイを利用したものである。スピーカ15は、運転者にアルコール検知を行うことを促したり、アルコール検知結果を知らせたりする音声を出力する。
本実施形態では、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値(ここでは、制御部11は、飲酒運転として摘発される法定の基準値である呼気1リットル中に0.15mg。)以上であるときには、シフト操作を禁止とする旨のシフト制御信号Ssをシフト制御装置13へ出力し、シフト操作を行えないようにする。一方、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値未満であるときには、シフト操作を許可する旨のシフト制御信号Ssをシフト制御装置13へ出力し、シフト操作を行えるようにする。なお、エンジンを始動することはできるようになっている。このように、シフト操作を禁止にすることで飲酒運転を防止しつつ、エンジンの始動を行うことができることで、寒冷地において車両1内で暖を取ることができ、凍えることを防止することができる。
次に、アルコール検知器4とエンジンスイッチ5とが設けられる回転体3について図2及び図3を参照して説明する。図2に示されるように、ステアリングホイール2の中央部上方には、長方形の開口部20が形成されている。そして、ステアリングホイール2の開口部20の内側には、回転体3がステアリングホイール2の左右方向に突設された回動軸30により支承されている。図3(a)に示されるように、回転体3は直方体である。図3(b)に示されるように、回転体3の回動軸30周りの4つの外周面のうち連続する3面は、アルコール検知器4が設けられたアルコール検知面31、エンジンの始動及び停止を行うエンジンスイッチ5が設けられたエンジンスイッチ面32、開口部20を閉蓋する閉蓋面33となっている。閉蓋面33は、アルコール検知面31とエンジンスイッチ面32とに挟まれて設けられる。閉蓋面33の下側にはアルコール検知面31が位置するとともに、閉蓋面33の上側にはエンジンスイッチ面32が位置している。アルコール検知面31の表面には、アルコール検知器4の吹き込み口41が露出している。また、図5(b)に示されるように、アルコール検知面31には、アルコール検知の結果に基づいて、点灯する2つのライト44,45が設けられている。2つのライト44,45は、検知したアルコール濃度が基準値未満であるときに緑色に点灯するOKライト44と、検知したアルコール濃度が基準値以上であるときに赤色に点灯するNGライト45とである。図3(b)に示されるように、アルコール検知器4には、吹き込み口41から吹き込まれた呼気中のアルコール濃度を検知する検知部42が設けられている。同検知部42は、検知された検知結果を閉蓋面33と対向する面から引き出されている配線43を通じて制御部11へ出力する。エンジンスイッチ面32の表面には、エンジンスイッチ5の押圧部51が露出している。エンジンスイッチ5は、同押圧部51に対して押圧されると押圧信号Soを閉蓋面33と対向する面から引き出されている配線52を通じて制御部11へ出力する。
回転体3は、車両1又は運転者の状態に合わせて回動し、図4〜図6に示される3つの位置に回転変位する。まず、図4(a)及び図4(b)に示されるように、回転体3は、閉蓋面33が開口部20に対応した位置となり、閉蓋面33が開口部20を閉蓋した状態となる。この状態は、開口部20を閉蓋する状態であるため「閉蓋モード」と呼ぶ。次に、図5(a)及び図5(b)に示されるように、閉蓋面33が開口部20に対して上方へ回転体3が回動すると、アルコール検知面31が開口部20に対応した位置となり、アルコール検知器4の吹き込み口41が開口部20から露出した状態となる。この状態は、アルコール検知を行う際に用いるので「アルコール検知モード」と呼ぶ。次に、図6(a)及び図6(b)に示されるように、閉蓋面33が開口部20に対して下方へ回転体3が回動すると、エンジンスイッチ面32が開口部20に対応した位置となり、エンジンスイッチ5の押圧部51が開口部20から露出した状態となる。この状態は、エンジンの始動又は停止を行うことができる状態であるため、「エンジンモード」と呼ぶ。制御部11は、「閉蓋モード」に回転体3を回動させるときには駆動信号Skhを、「アルコール検知モード」に回転体3を回動させるときには駆動信号Skaを、「エンジンモード」に回転体3を回動させるときには駆動信号Skeをそれぞれ回転体3のモータ6へ出力する。
次に、ステアリングコラム21に設けられるチルト機構22及びテレスコピック機構23と、運転席60に設けられる着座センサ61、運転席駆動モータ62、及び運転者検知装置63とについて図7〜図9を参照して説明する。
図7に示されるように、着座センサ61は、運転席60の座面内部に設けられ、運転者が運転席60の座面に座ると着座信号Scを制御部11へ出力する。なお、運転者が運転席60に座っている間は、着座センサ61から着座信号Scが出力される。制御部11は、着座信号Scが入力されると運転者が乗車したと判断するとともに、着座信号Scの入力がなくなると運転者が降車したと判断する。運転席駆動モータ62は、運転席60の下部に設けられ、運転席60を車両1の前後方向へ駆動する。運転席駆動モータ62は、制御部11により駆動制御される。チルト機構22及びテレスコピック機構23は、ステアリングホイール2との回動を車輪に伝達するステアリングコラム21に設けられている。チルト機構22は、モータ22aによりステアリングホイール2を上下方向へ変位し、ステアリングホイール2の傾斜角度を変更する。テレスコピック機構23は、モータ23aによりステアリングコラム21の軸方向へ伸縮し、ステアリングホイール2の位置を車両1の前後方向へ変位させる。なお、図7に示される位置を運転席60及びステアリングホイール2の初期位置Xとする。図8に示されるように、アルコール検知が行われるときには、ステアリングホイール2及び運転席60が互いに近づくように駆動されることにより、運転者の口がステアリングホイール2に設けられたアルコール検知器4に近くなるようにする。すなわち、ステアリングホイール2がチルト機構22により初期位置Xから少し下方、且つテレスコピック機構23により初期位置Xからステアリングコラム21の軸方向において最も変位量が大きくなる車両1の後方向の検知位置Zへ変位される。また、運転席60は、初期位置Xから最も変位量が大きくなる車両1の前方向の検知位置Zへ変位される。図9に示されるように、運転が行われるときには、運転者が運転するのに適した位置として車両1に予め登録されている位置にステアリングホイール2及び運転席60が変位される。すなわち、ステアリングホイール2がチルト機構22及びテレスコピック機構23により初期位置Xより下方且つ車両1の後方向となる運転位置Yへ変位される。運転席60は、初期位置Xより車両1の前方向となる運転位置Yへ変位される。制御部11は、ステアリングホイール2及び運転席60を初期位置Xへ変位させるときには、チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62へ変位信号Shxを出力する。また、制御部11は、ステアリングホイール2及び運転席60を運転位置Yへ変位させるときには、チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62へ変位信号Shyを出力する。また、制御部11は、ステアリングホイール2及び運転席60を検知位置Zへ変位させるときには、チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62へ変位信号Shzを出力する。
図7に示されるように、運転者検知装置63は、運転席60の上方に設置され、ステアリングホイール2の変位時に、運転者の身体の一部がステアリングホイール2の変位範囲に進入していることを検知すると検知信号Suを制御部11へ出力する。制御部11は、運転者検知装置63から検知信号Suが入力されると、チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ駆動を停止する旨の停止信号Stを出力する。
次に、前述のように構成された飲酒運転防止装置10の動作態様について図10〜図12を参照して説明する。
(乗車時)
まず、回転体3の動作について説明する。運転者が乗車していないときには、図4(b)に示されるように、回転体3は、閉蓋面33が開口部20に対応し、開口部20が閉蓋された「閉蓋モード」となっている。
(乗車時)
まず、回転体3の動作について説明する。運転者が乗車していないときには、図4(b)に示されるように、回転体3は、閉蓋面33が開口部20に対応し、開口部20が閉蓋された「閉蓋モード」となっている。
図10に示されるように、着座センサ61は、運転者が運転席60に座ったことを検知する(ステップS10)と、着座信号Scを制御部11へ出力する(ステップS11)。制御部11は、着座センサ61から着座信号Scが入力されると運転者が乗車したと判断し、回転体3が図5に示される「アルコール検知モード」に回動される駆動信号Skaを回転体3のモータ6へ出力する(ステップS12)。回転体3のモータ6は、制御部11から駆動信号Skaが入力されると、回転体3を回動させ、アルコール検知面31が開口部20に対応し、アルコール検知を行うことができる「アルコール検知モード」となる(ステップS13)。回転体3のアルコール検知面31に対して運転者が呼気を吹き掛けると、アルコール検知器4は同呼気中のアルコール濃度を検出し(ステップS14)、同アルコール濃度を含むアルコール検知信号Saを制御部11へ出力する(ステップS15)。
制御部11は、アルコール検知器4から入力されたアルコール検知信号Saに含まれるアルコール濃度に基づいてシフト操作を許可又は禁止する旨のシフト制御信号Ssをシフト制御装置13へ出力する(ステップS16)。すなわち、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値以上であるときには、シフト操作を禁止とする旨のシフト制御信号Ssをシフト制御装置13へ出力し、シフト操作を行えないようにする。一方、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値未満であるときには、シフト操作を許可する旨のシフト制御信号Ssをシフト制御装置13へ出力し、シフト操作を行えるようにする。シフト制御装置13は、制御部11からシフト制御信号Ssが入力されると、シフト制御信号Ssに基づいてシフト操作を許可又は禁止する制御を行う(ステップS17)。また、制御部11は、アルコール検知器4からアルコール検知信号Saが入力されると、エンジンの始動を行えるように回転体3が図6に示される「エンジンモード」に回動される駆動信号Skeを回転体3のモータ6へ出力する(ステップS18)。回転体3のモータ6は、制御部11から駆動信号Skeが入力されると、エンジンスイッチ面32が開口部20に対応し、エンジンの始動を行うことができる「エンジンモード」となる(ステップS19)。回転体3のエンジンスイッチ5の押圧部51に対して運転者が押圧すると、エンジンスイッチ5は押圧を検知し(ステップS20)、押圧信号Soを制御部11へ出力する(ステップS21)。制御部11は、エンジンスイッチ5から押圧信号Soが入力されると、エンジンを始動する旨のエンジン始動信号Siをエンジン制御装置12へ出力する(ステップS22)。エンジン制御装置12は、制御部11からエンジン始動信号Siが入力されると、エンジンを始動させる(ステップS23)。
次に、ステアリングホイール2及び運転席60の動作について説明する。運転者が乗車していないときには、図7に示されるように、ステアリングホイール2及び運転席60は、それぞれ初期位置Xに位置している。
図11に示されるように、着座センサ61は、運転者が運転席60に座ったことを検知する(ステップS10)と、着座信号Scを制御部11へ出力する(ステップS11)。制御部11は、着座センサ61から着座信号Scが入力されると運転者が乗車したと判断し、ステアリングホイール2及び運転席60が検知位置Zへ変位される変位信号Shzをチルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ出力する(ステップS31)。チルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aは、制御部11から変位信号Shzが入力されると、ステアリングホイール2が初期位置Xから検知位置Zへ変位するよう駆動する。また、運転席駆動モータ62は、制御部11から変位信号Shzが入力されると、運転席が初期位置Xから検知位置Zへ変位するよう駆動する(ステップS32)。回転体3のアルコール検知面31に対して運転者が呼気を吹き掛けると、アルコール検知器4は同呼気中のアルコール濃度を検出し(ステップS14)、同アルコール濃度を含むアルコール検知信号Saを制御部11へ出力する(ステップS15)。制御部11は、アルコール検知器4から入力されたアルコール検知信号Saに含まれるアルコール濃度に基づいてステアリングホイール2及び運転席60が検知位置Zへ変位される変位信号Shz又は初期位置Xへ変位信号Shxをチルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ出力する(ステップS33)。すなわち、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値以上であるときには、初期位置Xへ変位させる旨の変位信号Shxをチルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ出力し、ステアリングホイール2及び運転席60を初期位置Xへ変位させるようにする。一方、制御部11は、アルコール検知器4が検出したアルコール濃度が予め設定された基準値未満であるときには、運転位置Yへ変位させる旨の変位信号Shyをチルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ出力し、ステアリングホイール2及び運転席60を運転位置Yへ変位させるようにする。チルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aは、制御部11から変位信号Shx又は変位信号Shyが入力されると、ステアリングホイール2が検知位置Zから初期位置Xへ又は運転位置Yへ変位するよう駆動する。また、運転席駆動モータ62は、制御部11から変位信号Shx又は変位信号Shyが入力されると、運転席60を検知位置Zから初期位置Xへ又は運転位置Yへ変位するよう駆動する(ステップS34)。
なお、ステアリングホイール2及び運転席60が変位されているときに、運転者がステアリングホイール2の変位範囲に運転者の身体の一部が進入した際には、以下の動作を行う。図12に示されるように、運転者検知装置63は、運転者の一部がステアリングホイール2の変位範囲に進入したことを検知し(ステップS40)、検知信号Suを制御部11へ出力する(ステップS41)。制御部11は、運転者検知装置63から検知信号Suが入力されると、チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ駆動を停止する旨の停止信号Stを出力する(ステップS42)。チルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれは、制御部11から停止信号Stが入力されると、駆動を停止する(ステップS43)。
(エンジンを停止して、降車する時)
次に、運転者が車両1を駐車して、エンジンを停止させたときの動作について説明する。運転中には、図6(b)に示されるように、回転体3は、エンジンスイッチ面32が開口部20に対応し、エンジンスイッチ5の押圧部51が開口部20から露出した「エンジンモード」となっている。また、着座センサ61は、運転者が運転席60の座面に座っている間は、着座信号Scを制御部11へ出力し続けている。
次に、運転者が車両1を駐車して、エンジンを停止させたときの動作について説明する。運転中には、図6(b)に示されるように、回転体3は、エンジンスイッチ面32が開口部20に対応し、エンジンスイッチ5の押圧部51が開口部20から露出した「エンジンモード」となっている。また、着座センサ61は、運転者が運転席60の座面に座っている間は、着座信号Scを制御部11へ出力し続けている。
図14に示されるように、回転体3のエンジンスイッチ5の押圧部51に対して運転者が押圧すると、エンジンスイッチ5は押圧を検知し(ステップS50)、押圧信号Soを制御部11へ出力する(ステップS51)。制御部11は、エンジンスイッチ5から押圧信号Soが入力されると、エンジンを停止する旨のエンジン停止信号Sioをエンジン制御装置12へ出力する(ステップS52)。エンジン制御装置12は、制御部11からエンジン停止信号Sioが入力されると、エンジンを停止させる(ステップS53)。また、制御部11は、エンジンスイッチ5から押圧信号Soが入力されると、回転体3が「アルコール検知モード」に回動される駆動信号Skaを回転体3のモータ6へ出力する(ステップS54)。回転体3のモータ6は、制御部11から駆動信号Skaが入力されると、回転体3を回動させ、アルコール検知面31が開口部20に対応し、アルコール検知を行うことができる「アルコール検知モード」となる(ステップS55)。
着座センサ61は、運転者が運転席60から離席すると着座信号Scを制御部11へ出力することを停止する(ステップS56)。制御部11は、着座センサ61から着座信号Scの入力が停止すると運転者が降車したと判断し、回転体3が「閉蓋モード」に回動される駆動信号Skhを回転体3のモータ6へ出力する(ステップS57)。回転体3のモータ6は、制御部11から駆動信号Skhが入力されると、回転体3を回動させ、閉蓋面33が開口部20に対応し、開口部20を閉蓋する「閉蓋モード」となる(ステップS58)。
また、運転中には、図9に示されるように、ステアリングホイール2及び運転席60は、運転位置Yに位置している。図13に示されるように、制御部11は、着座センサ61から着座信号Scの入力が停止すると運転者が降車したと判断し、ステアリングホイール2及び運転席60が初期位置Xへ変位される変位信号Shxをチルト機構22のモータ22a、テレスコピック機構23のモータ23a、及び運転席駆動モータ62のそれぞれへ出力する(ステップS61)。チルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aは、制御部11から変位信号Shxが入力されると、ステアリングホイール2が運転位置Yから初期位置Xへ変位するよう駆動する。また、運転席駆動モータ62は、制御部11から変位信号Shxが入力されると、運転席60が運転位置Yから初期位置Xへ変位するよう駆動する(ステップS62)。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)着座センサ61により運転者の乗車が検知されると、制御部11がチルト機構22及びテレスコピック機構23に設けられたモータ22a,23aを駆動させ、ステアリングホイール2を運転席60に近づけさせる。このため、ステアリングホイール2のアルコール検知器4の吹き込み口41が運転者に近づき、運転者は口をアルコール検知器4の吹き込み口41へあまり近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
(1)着座センサ61により運転者の乗車が検知されると、制御部11がチルト機構22及びテレスコピック機構23に設けられたモータ22a,23aを駆動させ、ステアリングホイール2を運転席60に近づけさせる。このため、ステアリングホイール2のアルコール検知器4の吹き込み口41が運転者に近づき、運転者は口をアルコール検知器4の吹き込み口41へあまり近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
(2)着座センサ61により運転者の乗車が検知されると、制御部11が運転席60に設けられた運転席駆動モータ62を駆動させ、運転席60をステアリングホイール2に近づけさせる。このため、ステアリングホイール2が運転者に近づくのに加え、ステアリングホイール2のアルコール検知器4の吹き込み口41に運転席60とともに運転者が近づき、運転者は口をアルコール検知器4の吹き込み口41へ近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを更に抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を更に促すことができる。
(3)運転者のアルコール検知が終わると、制御部11がチルト機構22及びテレスコピック機構23に設けられたモータ22a,23aを駆動させ、ステアリングホイール2を運転者が車両に予め登録しておいた運転に適した位置に変位させる。このため、運転者はアルコール検知から運転へ円滑に移行することができる。
(4)運転者のアルコール検知が終わると、制御部11が運転席60に設けられた運転席駆動モータ62を駆動させ、運転席60を車両1に予め登録しておいた運転者が運転に適した位置に変位させる。このため、運転者はアルコール検知から運転へ円滑に移行することができる。
(5)ステアリングホイール2の変位時に、運転者を検知する運転者検知装置63により運転者がステアリングホイール2の変位範囲に進入したことが検知されると、制御部11がチルト機構22及びテレスコピック機構23に設けられたモータ22a,23aの駆動を停止させ、ステアリングホイール2の変位を停止させる。このため、運転者が不用意に動いて、変位中のステアリングホイール2に接触することを防止することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、回転体3に設けられたアルコール検知器4を用いたが、アルコール検知器4は直接ステアリングホイール2に設けられたものでもよい。
・上記実施形態では、回転体3に設けられたアルコール検知器4を用いたが、アルコール検知器4は直接ステアリングホイール2に設けられたものでもよい。
・上記構成において、運転者検知装置63を省略した構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、運転者のアルコール検知が終わるとチルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aが駆動され、ステアリングホイール2を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしたが、別途スイッチを設け、同スイッチを操作するとチルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aが駆動され、ステアリングホイール2を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転者のアルコール検知が終わるとチルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aが駆動され、ステアリングホイール2を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしたが、別途スイッチを設け、同スイッチを操作するとチルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aが駆動され、ステアリングホイール2を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転者のアルコール検知が終わると運転席駆動モータ62が駆動され、運転席60を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしたが、別途スイッチを設け、同スイッチを操作すると運転席駆動モータ62が駆動され、運転席60を運転者が運転に適した運転位置Yに変位するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転者の乗車が検知されると、ステアリングホイール2及び運転席60を検知位置Zへ変位するようにしたが、ステアリングホイール2のみ検知位置Zへ変位するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転者の乗車が検知されると、ステアリングホイール2及び運転席60を検知位置Zへ変位するようにしたが、運転席60のみ検知位置Zへ変位するようにしてもよい。
・上記実施形態では、チルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aをそれぞれ駆動してステアリングホイール2を変位させるようにしたが、チルト機構22のモータ22a及びテレスコピック機構23のモータ23aのどちらか一方のみによってステアリングホイール2を変位させるようにしてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる請求項記載の発明以外の技術的思想をその効果と共に記載する。
(a)ステアリングホイールに設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器と、同アルコール検知器から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両を制御する制御手段とを備える飲酒運転防止装置において、前記車両には、運転者の乗車及び降車を検知する運転者乗降検知手段が備えられ、前記車両の運転席には、運転席を車両の前後方向へ変位させる第二駆動手段が設けられ、前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を前記車両の前方へ変位させることにより、前記ステアリングホイールに近づけさせることを特徴とする飲酒運転防止装置。同構成によれば、運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、制御手段が運転席に設けられた第二駆動手段を駆動させ、運転席をステアリングホイールに近づけさせる。このため、ステアリングホイールのアルコール検知器の吹き込み口に運転席とともに運転者が近づき、運転者は口をアルコール検知器の吹き込み口へあまり近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
(a)ステアリングホイールに設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器と、同アルコール検知器から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両を制御する制御手段とを備える飲酒運転防止装置において、前記車両には、運転者の乗車及び降車を検知する運転者乗降検知手段が備えられ、前記車両の運転席には、運転席を車両の前後方向へ変位させる第二駆動手段が設けられ、前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を前記車両の前方へ変位させることにより、前記ステアリングホイールに近づけさせることを特徴とする飲酒運転防止装置。同構成によれば、運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、制御手段が運転席に設けられた第二駆動手段を駆動させ、運転席をステアリングホイールに近づけさせる。このため、ステアリングホイールのアルコール検知器の吹き込み口に運転席とともに運転者が近づき、運転者は口をアルコール検知器の吹き込み口へあまり近づけなくともよい。この結果、アルコール検知を行うために起きる運転者の煩わしさを抑制することができる。また、運転者にアルコール検知を促すことができる。
1…車両、2…ステアリングホイール、3…回転体、4…アルコール検知器、5…エンジンスイッチ、6…モータ、10…飲酒運転防止装置、11…制御部、12…エンジン制御装置、13…シフト制御装置、14…表示装置、15…スピーカ、20…開口部、21…ステアリングコラム、22…チルト機構、22a…モータ、23…テレスコピック機構、23a…モータ、30…回動軸、31…アルコール検知面、32…エンジンスイッチ面、33…閉蓋面、41…吹き込み口、42…検知部、43…配線、51…押圧部、52…配線、60…運転席、61…着座センサ、62…運転席駆動モータ、63…運転者検知装置。
Claims (5)
- ステアリングホイールに設けられ、運転者の呼気中のアルコール濃度を検知してその検知結果を出力するアルコール検知器と、同アルコール検知器から入力されるアルコール濃度の検知結果に基づいて車両を制御する制御手段とを備える飲酒運転防止装置において、
前記車両には、第一駆動手段によって駆動されるチルト機構及びテレスコピック機構が設けられたステアリングコラムと、運転者の乗車及び降車を検知する運転者乗降検知手段とが備えられ、
前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第一駆動手段を駆動させ、前記チルト機構及び前記テレスコピック機構のうち少なくとも一方により前記ステアリングホイールを運転席に近づけさせる
ことを特徴とする飲酒運転防止装置。 - 請求項1に記載の飲酒運転防止装置において、
前記車両の運転席には、運転席を車両の前後方向へ変位させる第二駆動手段が設けられ、
前記制御手段は、前記運転者乗降検知手段により運転者の乗車が検知されると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を前記車両の前方へ変位させることにより、前記ステアリングホイールに近づけさせる
ことを特徴とする飲酒運転防止装置。 - 請求項1又は2に記載の飲酒運転防止装置において、
前記制御手段は、運転者のアルコール検知が終わると、前記駆動手段を駆動させ、前記チルト機構及び前記テレスコピック機構により前記ステアリングホイールを運転者が運転に適した位置に変位される
ことを特徴とする飲酒運転防止装置。 - 請求項2又は3に記載の飲酒運転防止装置において、
前記制御手段は、運転者のアルコール検知が終わると、前記第二駆動手段を駆動させ、前記運転席を運転者が運転に適した位置に変位させる
ことを特徴とする飲酒運転防止装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲酒運転防止装置において、
前記車両には、運転者の一部が前記ステアリングホイールの変位範囲に進入していることを検知する運転者検知手段が備えられ、
前記制御手段は、前記ステアリングホイールの変位時に、前記運転者検知手段により運転者が前記ステアリングホイールの変位範囲に進入していることが検知されると、前記駆動手段の駆動を停止させて前記ステアリングホイールの変位を停止させる
ことを特徴とする飲酒運転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007249583A JP2009078708A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 飲酒運転防止装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009214763A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | 車両用制御装置 |
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-
2007
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