JP5017508B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
このようなパチンコ機における特別入球口は、一般的に入球装置内又は入球装置の下方に設けられており、入球装置内に入球した遊技球の一部のみが特別入球口に入球する構成となっている。
入球装置に入球した遊技球が特別入球口に入球するか否かで大当たり遊技が生起するか否かが抽選又は決定されるために、例えば弾球遊技機に打撃を与えて遊技球の帰趨に影響を与え、特別入球口へ遊技球を無理矢理入球させる不正行為が一部の遊技者によって行われている。
そのため、従来より遊技機の振動を検出する振動センサを備えるものが発明されている。
そこで近年、特別遊技に関係する振動を禁止すべき状態に限定して振動検出を行い、不可抗力によってパチンコ機に衝撃を与えてしまった遊技者が不正行為を行う遊技者として判断される可能性を低下させる発明がなされている。
そのため、不可抗力によってパチンコ機に衝撃を与えてしまった遊技者が不正行為を行った遊技者として特定されることがあり、遊技者に不快感を与えることが危惧されるという問題点は解消されていない。
そのため、不可抗力で弾球遊技機に衝撃を与えてしまった遊技者であれば、繰り返し衝撃を与える行為をしないため、第2の報知制御手段により報知が行われることはない。
従って、第1の報知制御手段が繰り返し実行されることによって第2の報知制御手段による報知が行われ、不正行為としてパチンコ機に打撃を与える遊技者のみを的確に判断することができる。
図1に示す通り、本実施例のパチンコ機1は、大きく長方形の外枠2、前面枠3、意匠枠4a、意匠枠4bとからなる筐体にて各部を保持する構造である。
また、前面枠3左側の中部には金具5cが設けられ、金具5aと金具5cとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4aは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
さらに、金具5cと金具5bとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4bは前面枠に対して開閉可能に構成されている。
尚、本実施例のパチンコ機1は、外枠2の左隣にCRプリペイドカードユニット7を設けている所謂CR機として説明するが、CRプリペイドカードユニット7を設けない所謂現金機としても何ら差し支えない。
また、意匠枠4bは、遊技球を貯留しておくための上皿12及び下皿13を略中央に備え、遊技者が操作可能な遊技ボタン14、CRプリペイドカードユニット7と後述するCRユニット端子板60を介して接続される精算表示装置15、球貸ボタン16及び精算ボタン17を左側に備えている。
前面枠3の下側(意匠枠4bの下側)には、スピーカ10を備えたスピーカユニット21が設けられている。
図2に示す通り、遊技盤8を着脱可能に取り付けられる前面枠3が外枠2に収納されるような構成となっている。
前面枠3には、上方から球タンク22、タンクレール23及び払出装置24が設けられ、遊技盤8に設けられる後述する入賞口に遊技球が入球することに基づいて、払出装置24の払出モータ24aが駆動することによって、球タンク22及びタンクレール23に貯留されている遊技球が、前述した上皿12に払い出されることになる。
尚、図2では発射制御装置52が図示されていないが、払出制御装置51で隠れる位置に配置されている。
尚、本実施例では外部接続端子板61を盤用、枠用を兼用する構成としているが、盤用、枠用の外部接続端子板を個々に備えるように構成しても何ら差し支えない。
図3に示す通り、遊技盤8には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。
遊技領域26の略中央には、中央入球装置28が設けられており、第1普通図柄表示装置29a、普図1保留数表示装置29b、第2普通図柄表示装置30a及び普図2保留数表示装置30bが遊技者から視認可能に構成され、入口28a、クルーン(所謂、振分装置)28bも設けられている。
また、下側にはクルーン28bに設けられる特定の穴を通過した遊技球の一部が通過する第2普通図柄作動ゲート33と、第2普通図柄作動ゲート33に遊技球が入球(第2普通図柄作動スイッチ33aにより遊技球が検出)又は第1普通電動役物29内に設けられた第2普通図柄作動スイッチ29dにより遊技球が検出された際に所定の確率で作動する第2普通電動役物30と、第2普通電動役物30内に設けられた第3普通図柄作動スイッチ30dにより遊技球が検出された際に所定の確率で作動する第3普通電動役物31とが設けられている。
さらに、第3普通電動役物31の左右両側に一般入賞口34が複数個設けられている。
尚、図4には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には電源装置55から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して遊技球を上皿12へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
発射制御装置52の出力端には、遊技球を遊技領域26へ発射するための発射モータ36が接続されている。
発射制御装置52はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、発射停止スイッチ19a、タッチスイッチ20a、リミットスイッチ18bの入力、ならびに払出制御装置51から入力されるコマンドに基づいて発射モータ36を駆動制御する。
また、コスト面でのメリットや装置の配置スペースの問題を解決できるため、払出制御装置51と発射制御装置52とを1つの装置で構成しても、発射制御装置52にCPU、ROM、RAMを備えず、IC等で構成されたデジタル回路として構成しても何ら差し支えない。
サブ統合装置53の出力端には、意匠枠4a、4b及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠3及びスピーカユニット21に備えられるスピーカ10と、が接続されている。
尚、サブ統合装置53と主制御装置50とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合装置53への一方向通信回路として構成されている。
サブ統合装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる態様を選択し、スピーカ10や各種LED、ランプ37に出力する。
例えば、エラー音声や不正報知音は、音量調節スイッチ10aの状態に関わらず予め設定された音量でスピーカ10から出力するように構成し、遊技中の演出等に伴う演出音声は、音量調節スイッチ10aの状態に応じた音量でスピーカ10から出力するように構成する。
入球監視処理1は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、中央入球装置28への遊技球の入球が検出されたときから所定時間の間だけ入球フラグ(中央入球装置28内に遊技球が残っている可能性があるか否かを示すフラグ)を1にセットするための処理である。
S105の判断で遊技球が検出されていれば(S105:yes)、入球フラグを中央入球装置28内に遊技球がある可能性があることを示す1にセットし(S110)、中央入球装置28内に遊技球が滞在することができる最大の想定時間に対応した値以上のタイマA値をセットし(S115)、入球数に1を加算して(S130)、タイマA値から1を減算する(S135)。
S120の判定で遊技球が検出されていなければ(S120:no)、タイマA値から1を減算する(S135)。
S105又はS140の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理1は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、中央入球装置28内に遊技球が滞在している可能性があるタイミング(入球フラグが1にセットされているタイミング)で、振動検出スイッチ35による振動検出がなされたか否かを判断し、検出がなされている場合には不正報知処理1を行うための処理である。
S205の判断で0にセットされていれば(S205:yes)、振動検出スイッチ35による検出があったか否かを判断する(S210)。
S200の判断で0にセットされていれば(S200:no)、振動フラグを0にセットし(S230)、リターンへと抜ける。
S205又はS210の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理2は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、中央入球装置28内に遊技球が滞在している可能性があるタイミング(入球フラグが1にセットされているタイミング)で、振動検出スイッチ35による振動検出がなされたことを報知する不正報知処理1が、所定期間内にどれだけ継続又は断続的に行われたかを判断し、不正行為が頻発していることを報知するための不正報知処理2を行うための処理である。
S315の判断で所定値に達していなければ(S315:yes)、タイマB値をクリアし(S320)、報知数をクリアし(S325)、入球数をクリアして(S330)、リターンへと抜ける。
S305又はS310の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理3は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、振動フラグが1にセットされているときに、中央入球装置28内の当たり排出口スイッチ28d(第2普通図柄作動スイッチ33a近傍に誘導される排出口に設けられるスイッチ)からの信号が入力されたことを報知するための不正報知処理3を行うための処理である。
S400又はS405に判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
また、単位時間当たりに前記報知が行われた回数に基づき、単なる偶然では発生する可能性が極めて低い連続又は断続的に振動が与えられていることを報知(不正報知処理2)することが可能となる。
さらに、その振動を与える行為によって遊技球が当たり排出口スイッチ28d(第2普通図柄作動スイッチ33a近傍に誘導される排出口に設けられるスイッチ)に入球したことを報知(不正報知処理3)することが可能となる。
しかし、連続又は断続的に不正報知処理1による報知が行われることは、正常な遊技を行っていれば起こり得ないため、不正行為として断定して不正報知処理2による報知では外部出力処理を伴う構成とし、不正報知処理1による報知中に当たり排出口スイッチ28dで遊技球を検出した場合は、不正行為として振動を与えたか否かに拘わらず(偶然であっても)、遊技施設又は遊技者に利害が発生するため、不正報知処理3による報知では外部出力処理を伴い構成としている。
同様に、不正報知処理2及び3についても外部出力処理を行う構成としているが、その限りではなく、外部出力処理を行わないように構成しても何ら差し支えない。
不正報知処理1、不正報知処理2、不正報知処理3のいずれによる報知かによって、報知時の音量、LEDやランプの発光パターンなどを段階的に設定し、確実に不正と判断可能な不正報知処理2による報知時に最大の報知効果を発揮するように、不可抗力でも起こり得る可能性が高い不正報知処理1による報知時に最小の報知効果を発揮するように、不正であるか否かを断定できないが利害に直接関係する不正報知処理3による報知を中程度の報知効果を発揮するように構成するなど、適宜報知態様を設定することが好適である。
また、上記した内容以外にも、各種スイッチ又はセンサの入力先を変更し、該入力先から各種スイッチ又はセンサによる検出に応じた信号をサブ統合装置に送信する構成とすることにより、同様な機能を果たすように構成することは当然である。
実施例1では球入球スイッチ28cの検出から所定時間が経過していることによって、中央入球装置28内に遊技球がある可能性がないと判断するのに対して、実施例2では球入球スイッチ28c、当たり排出口スイッチ28d及びはずれ排出口スイッチ28eの検出に基づいて、中央入球装置28内に遊技球がないことを確実に判断する構成としている。
実施例1の図4に対応する図として図9を、実施例1の図5に対応する図として図10を示し、異なる箇所について詳細に説明する。
尚、実施例1の図4及び図5を除く他の図面については、変更点がないため実施例1での説明を援用し、実施例2での説明を割愛する。
図9では、中央入球装置28の当たり排出口以外の排出口に設けられ、遊技球が入球したことを検出するはずれ排出口スイッチ28eが設けられ、サブ統合装置53に入力されている。
球入球スイッチ28c、当たり排出口スイッチ28d及びはずれ排出口スイッチ28eの検出状態に基づいて、中央入球装置28内に遊技球がないことを明確に判断することが可能となる。
入球監視処理2は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、中央入球装置28への遊技球の入球及び排出の検出に基づいて中央入球装置28内における遊技球の有無を判定し、入球フラグを0又は1にセットするための処理である。
S160の処理後又はS155での判定で検出がなければ(S155:no)、当たり排出口スイッチ28dでの検出の有無を判定し(S165)、検出があれば(S165:yes)、入球数Aから1を減算する(S170)。
S170の処理後又はS165での判定で検出がなければ(S165:no)、入球数Aが0であるか否かを判断し(S175)、0であれば(S175:yes)、入球フラグを0にセットし(S180)、リターンと抜ける。
S175での判定で0でなければ(S175:no)、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
実施例1及び実施例2では、中央入球装置28の下方に第2普通図柄作動ゲート33(第2普通図柄作動スイッチ33a)を備える構成としているのに対し、実施例3では第2普通図柄作動ゲート33(第2普通図柄作動スイッチ33a)を廃止し、当たり排出口に設けられる当たり排出口スイッチ28dに第2普通図柄作動スイッチ33aと同様の機能を備える構成する。
実施例3では、実施例1の説明で用いた図8のS405での処理、実施例2の説明で用いた図10のS165の処理に影響するが、内容的には一切変化しないので説明は実施例1及び実施例2の説明を援用する。
また、遊技盤面上に植設された遊技釘によって、中央入球装置28を経ることなく入球することができないように構成しているが、そのような遊技釘の配置を行う必要がなく、ゲージ設計時の作業負担が軽減する。
尚、実施例1乃至実施例3の図1及び図2については、変更点がないため実施例1乃至実施例3の説明を援用し、実施例4での説明を割愛する。
遊技盤80には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。
遊技領域26の略中央には、大入賞口装置47が設けられており、内部を流下する遊技球が遊技者から視認可能に構成されている。大入賞口装置47には、大入賞口内への入口を開閉する羽根47a、羽根47aを開閉させるための大入賞口ソレノイド47b、大入賞口内へ入賞した遊技球を検出するカウントスイッチ47c、最終的に大当たりの発生に関係するVスイッチ47d、Vスイッチ47dに到達できなかった遊技球が到達するはずれ検出口スイッチ47eなどが設けられている。
普通電動役物43の左右両側には、一般入賞口スイッチ34aを備える一般入賞口34が複数個設けられている。
また、大当たり後に普通電動役物43の開放時間を変化させる所謂開放延長機能を備える構成としても良い。
ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して遊技球を上皿12へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
発射制御装置52の出力端には、遊技球を遊技領域26へ発射するための発射モータ36が接続されている。
発射制御装置52はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、発射停止スイッチ19a、タッチスイッチ20a、リミットスイッチ18bの入力、ならびに払出制御装置51から入力されるコマンドに基づいて発射モータ36を駆動制御する。
また、コスト面でのメリットや装置の配置スペースの問題を解決できるため、払出制御装置51と発射制御装置52とを1つの装置で構成しても、発射制御装置52にCPU、ROM、RAMを備えず、IC等で構成されたデジタル回路として構成しても何ら差し支えない。
サブ統合装置53の出力端には、意匠枠4a、4b及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37、前面枠3及びスピーカユニット21に備えられるスピーカ10、外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70が接続されている。
サブ統合装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる態様を選択し、スピーカ10や各種LED、ランプ37に出力する。
また、後述する不正判断処理4、5又は6による判断に基づき、必要に応じて外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70へ不正情報を出力する。
例えば、エラー音声や不正報知音は、音量調節スイッチ10aの状態に関わらず予め設定された音量でスピーカ10から出力するように構成し、遊技中の演出等に伴う演出音声は、音量調節スイッチ10aの状態に応じた音量でスピーカ10から出力するように構成する。
入球監視処理1は、主制御装置50に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、大入賞口装置47への遊技球の入賞が検出されたときから所定時間の間だけ入賞フラグ(大入賞口装置47内に遊技球が残っている可能性があるか否かを示すフラグ)を1にセットするための処理である。
S1050の判断で遊技球が検出されていれば(S1050:yes)、入賞フラグを大入賞口装置47内に遊技球がある可能性があることを示す1にセットし(S1100)、大入賞口装置47内に遊技球が滞在することができる最大の想定時間に対応した値以上のタイマC値をセットし(S1150)、入賞数に1を加算して(S1300)、タイマC値から1を減算する(S135)。
S1200の判定で遊技球が検出されていなければ(S1200:no)、タイマC値から1を減算する(S1350)。
S1050又はS1400の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理4は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、大入賞口装置47内に遊技球が滞在している可能性があるタイミング(入賞フラグが1にセットされているタイミング)で、振動検出スイッチ35による振動検出がなされたか否かを判断し、検出がなされている場合には不正報知処理4を行うための処理である。
S2050の判断で0にセットされていれば(S2050:yes)、振動検出スイッチ35による検出があるか否かを判断する(S2100)。
S2000の判断で0にセットされていれば(S2000:no)、振動フラグを0にセットし(S2300)、リターンへと抜ける。
S2050又はS2100の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理5は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、大入賞口装置47内に遊技球が滞在している可能性があるタイミング(入賞フラグが1にセットされているタイミング)で、振動検出スイッチ35による振動検出がなされたことを報知する不正報知処理4が、所定期間内にどれだけ継続又は断続的に行われたかを判断し、不正行為が頻発していることを報知するための不正報知処理5を行うための処理である。
S3150の判断で所定値に達していなければ(S3150:yes)、タイマD値をクリアし(S3200)、報知数をクリアし(S3250)、入賞数をクリアして(S3300)、リターンへと抜ける。
S3050又はS3100の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
不正判断処理6は、サブ統合装置53に設けられるCPUで割込毎(ここでは2ms毎)に実行される処理であり、振動フラグが1にセットされているときに、大入賞口装置47内の当たり排出口スイッチ28d(第2普通図柄作動スイッチ33a近傍に誘導される排出口に設けられるスイッチ)からの信号が入力されたことを報知するための不正報知処理6を行うための処理である。
S4000又はS4050の判断で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
また、単位時間当たりに前記報知が行われた回数に基づき、単なる偶然では発生する可能性が極めて低い連続又は断続的に振動が与えられていることを報知(不正報知処理5)することが可能となる。
さらに、その振動を与える行為によって遊技球がVスイッチ47dに入球したことを報知(不正報知処理6)することが可能となる。
しかし、所定回数連続又は断続的に不正報知処理1による報知が行われることは、正常な遊技を行っていれば起こり得ないため、不正行為として断定して不正報知処理5による報知では外部出力処理を伴う構成とし、不正報知処理4による報知中にVスイッチ47dにより遊技球を検出した信号を受信した場合は、不正行為として振動を与えたか否かに拘わらず(偶然であっても)、遊技施設又は遊技者に利害が発生するため、不正報知処理6による報知では外部出力処理を伴い構成としている。
同様に、不正報知処理5及び6についても外部出力処理を行う構成としているが、その限りではなく、外部出力処理を行わないように構成しても何ら差し支えない。
不正報知処理4、不正報知処理5、不正報知処理6のいずれによる報知かによって、報知時の音量、LEDやランプの発光パターンなどを段階的に設定し、確実に不正と判断可能な不正報知処理5による報知時に最大の報知効果を発揮するように、不可抗力でも起こり得る可能性が高い不正報知処理4による報知時に最小の報知効果を発揮するように、不正であるか否かを断定できないが利害に直接関係する不正報知処理6による報知を中程度の報知効果を発揮するように構成するなど、適宜報知態様を設定することが好適である。
また、上記した内容以外にも、各種スイッチ又はセンサの入力先を変更し、該入力先から各種スイッチ又はセンサによる検出に応じた信号をサブ統合装置に送信する構成とすることにより、同様な機能を果たすように構成することは当然である。
尚、実施例4での説明で用いた図13乃至図16については内容的に同一であるため、図11については演出図柄表示装置56bが設けられていること以外のことは内容的に同一であるため、ここでの説明は割愛する。
また、実施例1乃至実施例4での説明で用いた図1及び図2についても内容的に同一であるため、ここでの説明は割愛する。
サブ統合装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14a、パチンコ機1の振動を検出する振動検出センサ35、大入賞口装置47に設けられるはずれ検出口スイッチ47eが接続されている。
サブ統合装置53の出力端には、演出図柄制御装置56a及び演出図柄表示装置56bを有する演出図柄表示ユニット56、意匠枠4a、4b及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37、前面枠3及びスピーカユニット21に備えられるスピーカ10、外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70が接続されている。
演出図柄制御装置56aは、詳細指定コマンドを受信すると、演出図柄表示装置56b上で演出図柄の変動表示を開始する。
サブ統合装置53は、主制御装置50から送信される変動パターン指定コマンドによって規定された時間が経過したことを示す演出図柄確定コマンドを受信し、その演出図柄確定コマンドを受信するに基づいて、演出図柄制御装置56aに演出確定コマンドを送信するように構成されている。
演出図柄制御装置56aは、演出確定コマンドを受信すると、演出図柄表示装置56b上に疑似図柄を確定表示する。
これは、主制御装置50による直接制御として構成される第1特別図柄表示装置42a及び第2特別図柄表示装置44aでの演出を増大させることで、主制御装置50のRAMやROM内のデータ量が増えるとともに、主制御装置50のCPUの負担が増大することを回避するための好適な手段である。
サブ統合装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる態様を選択し、スピーカ10や各種LED、ランプ37に出力する。
また、後述する不正判断処理4、5又は6による判断に基づき、必要に応じて外部接続端子板61を介してホールコンピュータ70へ不正情報を出力する。
例えば、エラー音声や不正報知音は、音量調節スイッチ10aの状態に関わらず予め設定された音量でスピーカ10から出力するように構成し、遊技中の演出等に伴う演出音声は、音量調節スイッチ10aの状態に応じた音量でスピーカ10から出力するように構成する。
まず、変動パターン指定コマンドを受信したか否かを判断し(S5000)、受信していれば(S5000:yes)、所定の変動パターン指定コマンドであるか否かを判断する(S5050)。
所定の変動パターン指定コマンドであれば(S5050:yes)、入賞フラグが0にセットされているか否かを判断し(S5100)、0にセットされていれば(S5100:yes)、遊技ボタンを使用する変動態様を選択する処理(S5150)を行い、リターンへと抜ける。
S5050若しくはS5100の判断で否定判断がなされた場合には、遊技ボタンを使用しない変動態様を選択する処理(S5200)を行い、リターンへと抜ける。
S5000の判定で否定判断がなされた場合には、その後の処理を飛ばしてリターンへと抜ける。
また、第1特別図柄による大入賞口装置の羽根の開放時に、第2特別図柄による変動表示を一時的に中断する構成とし、大入賞口装置の羽根の閉鎖から所定時間後に再開する構成としても良い。
当然、第1特別図柄による大入賞口装置の羽根の開放から大入賞口装置の羽根の閉鎖から所定時間後までの期間は、第1特別図柄に保留記憶があっても変動することはない。
また、第1特別図柄と第2特別図柄とを入れ替えて考えても同様に中断・再開することはいうまでもない。
尚、ここでは実施例4に疑似図柄表示装置を設ける構成としているが、実施例1乃至3に第1普通図柄、第2普通図柄又は第3普通図柄に対応する疑似図柄を設け、疑似図柄表示装置を設ける構成としても何ら差し支えない。
3 :前面枠 4a :意匠枠
4b :意匠枠 5a :金具
5b :金具 5c :金具
5d :金具 6 :スライド錠
6a :鍵穴 7 :CRユニット
8 :遊技盤 9 :窓部
10 :スピーカ 10a:音量調節スイッチ
11 :保護音通部 12 :上皿
13 :下皿 13a:満杯スイッチ
14 :遊技ボタン 14a:遊技スイッチ
15 :精算表示装置 16 :球貸ボタン
17 :精算ボタン 18 :発射ハンドル
18a:回動リング 18b:リミットスイッチ
19 :発射停止ボタン 19a:発射停止スイッチ
20 :タッチ部 20a:タッチスイッチ
21 :スピーカユニット 22 :球タンク
22a:球切れスイッチ 23 :タンクレール
23a:球切れスイッチ 24 :払出装置
24a:払出モータ 24b:払出スイッチ
25a:ガイドレール 25b:ガイドレール
26 :遊技領域 27 :遊技釘
28 :中央入球装置 28a:入口
28b:クルーン 28c:球入球スイッチ
28d:当たり排出口スイッチ 28e:はずれ排出口スイッチ
29 :第1普通電動役物 29a:第1普通図柄表示装置
29b:普図1保留数表示装置 29c:第1普通電役ソレノイド
29d:第2普通図柄作動スイッチ 30 :第2普通電動役物
30a:第2普通図柄表示装置 30b:普図2保留数表示装置
30c:第2普通電役ソレノイド 30d:第3普通図柄作動スイッチ
31 :第3普通電動役物 31a:第3普通図柄表示装置
31b:普図3保留数表示装置 31c:第3普通電役ソレノイド
31d:カウントスイッチ 32 :第1普通図柄作動ゲート
32a:第1普通図柄作動スイッチ 33 :第2普通図柄作動ゲート
33a:第2普通図柄作動スイッチ 34 :一般入賞口
34a:一般入賞口スイッチ 35 :振動検出スイッチ
36 :発射モータ 37 :各種LED・ランプ
38 :前面枠閉鎖スイッチ 39a:意匠枠閉鎖スイッチ
39b:意匠枠閉鎖スイッチ 41 :始動口
41a:第1特別図柄始動スイッチ 41b:第1特別図柄始動スイッチ
42a:第1特別図柄表示装置 42b:特図1保留数表示装置
43 :普通電動役物 43a:羽根
43b:第2特図始動スイッチ 43c:普通電役ソレノイド
44a:第2特別図柄表示装置 44b:特図2保留数表示装置
45 :普通図柄作動ゲート 45a:普通図柄作動スイッチ
46a:普通図柄表示装置 46b:普図保留数表示装置
47 :大入賞口装置 47a:羽根
47b:大入賞口ソレノイド 47c:カウントスイッチ
47d:Vスイッチ 47e:はずれ検出口スイッチ
50 :主制御装置 51 :払出制御装置
52 :発射制御装置 53 :サブ統合装置
55 :電源装置 55a:電源スイッチ
55b:RAMクリアスイッチ 56 :演出図柄表示ユニット
56a:演出図柄制御装置 57b:演出図柄表示装置
60 :CRユニット端子板 61 :外部接続端子板
62 :遊技盤中継端子板 63 :裏配線中継端子板
64 :図柄表示装置中継端子板 65 :演出中継端子版
66 :払出中継端子板 70 :ホールコンピュータ
Claims (4)
- 遊技盤面上に設けられ、特別入球口及び通常入球口を備えた入球装置と、
該入球装置へ入球した遊技球を検出する球検出手段と、
前記特別入球口を通過する遊技球を検出する特別検出手段と、
を備えた弾球遊技機において、
前記弾球遊技機の振動を検出する振動検出手段と、
前記球検出手段により遊技球が検出されてから所定条件が成立するまでの間に、前記振動検出手段による振動の検出があることを条件に、報知を実行する第1の報知制御手段と、
該第1の報知制御手段による単位時間内の報知回数を計数する報知計数手段と、
前記球検出手段による単位時間内の遊技球の検出回数を計数する入球計数手段と、
を設け、
前記入球計数手段による計数値及び前記報知計数手段による計数値に基づいて、報知を実行する第2の報知制御手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記所定条件が成立するまでの間に、前記振動検出手段による振動の検出があり、且つ、前記特別検出手段によって遊技球の検出があることを条件に、報知を実行する第3の報知制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記球検出手段による遊技球の検出からの経過時間を計時するタイマ手段を設け、
該タイマ手段により計時される経過時間の所定値への到達を前記所定条件とすることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。 - 前記タイマ手段による経過時間の計時中に、前記球検出手段による遊技球の検出があったとき、該検出からの経過時間を前記タイマ手段により再度計時し直すことを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
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