JP2008109987A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる釘曲げゴト等による異常を迅速且つ確実に認識できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技状態によって状態が変化しない複数の非作動式入賞口30,35〜38を含む複数の入賞口を備え、それら入賞口への遊技球の入賞に基づいて所定の遊技価値が付与されるように構成された弾球遊技機で、複数の非作動式入賞口30,35〜38は、1又は複数の基準入賞口30とそれ以外の一般入賞口35〜38とで構成され、基準入賞口30への入賞数としての基準入賞数を計数する基準入賞数計数手段73と、一般入賞口35〜38への入賞数としての一般入賞数を計数する一般入賞数計数手段74と、所定期間内における基準入賞数と一般入賞数と所定の基準設定値とに基づいて異常判定を行う異常判定手段75とを備えたものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機では、発射手段から発射された遊技球がガイドレールを経て遊技領域へと案内され、その遊技球が、遊技領域内に複数配置されている入賞口の何れかに入賞したときに、その入賞口に応じて所定数の遊技球を賞球として払い出すように構成されている。
この種のパチンコ機では、開閉可能な前枠側に遊技盤が装着され、またその前枠の前側に、遊技盤の遊技領域に対応するガラス窓を備えたガラス扉、遊技球の貯留皿を備えた前面開閉板等が開閉自在に枢着されている。
ところで、この種のパチンコ機に対するゴト行為として、ガラス扉や前面開閉板と前枠との隙間、或いはドリル等を使って前面開閉板等に開けた穴からピアノ線などを挿入し、遊技球が入賞しやすいように釘を曲げるなどして不正に球を搾取するといった行為が問題となっている。
このようなゴト行為に対する対策として、ガラス扉と前枠との隙間を塞いでピアノ線等の進入経路を絶つ等のハード面での対策(特許文献1参照)の他には、遊技ホール側がベース値をこまめにチェックしたり、店員の見回りを強化する等の方法しかないのが実情であった。
特開2004−275257号公報
上記のようなゴト対策のうち、ハード面での対策はある程度の成果が見込めるものの、あくまでも予防的なものであるから、それだけでは万全とは言えない。やはり、そのような予防的対策に加えて、万が一ゴト行為が実行されてしまった場合でも実際の損害が生じる前に遊技ホール側がそれを確実に発見できるような対策が不可欠である。
その点、従来のように、遊技ホール側がベース値をチェックする方法では、明らかな異常と認識できるまでに時間がかかることから、損害の発生前にゴト行為を確実に発見することは難しいという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、いわゆる釘曲げゴト等による異常を迅速且つ確実に認識できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技状態によって状態が変化しない複数の非作動式入賞口30,35〜38を含む複数の入賞口30,31,33,35〜38を備え、それら入賞口30,31,33,35〜38への遊技球の入賞に基づいて所定の遊技価値が付与されるように構成された弾球遊技機において、前記複数の非作動式入賞口30,35〜38は、1又は複数の基準入賞口30とそれ以外の一般入賞口35〜38とで構成され、前記基準入賞口30への入賞数としての基準入賞数を計数する基準入賞数計数手段73と、前記一般入賞口35〜38への入賞数としての一般入賞数を計数する一般入賞数計数手段74と、所定期間内における前記基準入賞数と前記一般入賞数と所定の基準設定値とに基づいて異常判定を行う異常判定手段75とを備えたものである。
本発明によれば、いわゆる釘曲げゴト等による異常を迅速且つ確実に認識でき、不正行為を早期に発見して被害の発生を防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する上皿6が、前面板5の下側で前枠3の前側には余剰球等を貯留する下皿7が、夫々配置されている。下皿7の一側、例えば向かって右側には、遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が、前枠3の前側に突出状に設けられている。
11は遊技盤で、ガラス扉4の後側に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、図2に示すように、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13に、センターケース14、普通図柄始動手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等の各種遊技部品が配置されている。
センターケース14には、液晶表示手段等よりなる演出特別図柄表示手段21の他、普通図柄表示手段22、特別図柄表示手段23、普通保留個数表示手段24、特別保留個数表示手段25、特別遊技状態表示手段26等が設けられている。
普通図柄表示手段22は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段22の変動表示中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段24がその発光個数により当たり判定用乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段16は、特別図柄表示手段23による図柄変動を開始させるためのもので、上下2つの始動入賞口30,31と、下始動入賞口31を開閉する開閉手段32と、上始動入賞口30に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ30aと、下始動入賞口31に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ31aとを備え、センターケース14の下側に配置されている。
上始動入賞口30は、開閉手段等を有しない非作動式入賞口で、遊技状態に拘わらず入賞条件は常に一定となっている。
また、下始動入賞口31は、開閉手段32により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な作動式入賞口で、普通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段32が閉状態から開状態に変化して所定時間維持されるように構成されている。
特別図柄表示手段23は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段16の上始動入賞口30又は下始動入賞口31に遊技球が入賞して、入賞検出スイッチ30a又は入賞検出スイッチ31aが遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、上始動入賞口30又は下始動入賞口31への入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、例えば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられており、「0」〜「9」が大当たり態様、「−」が外れ態様に設定されている。
また、特別図柄の変動表示中に上始動入賞口30又は下始動入賞口31に遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が所定の上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる特別保留個数表示手段25がその発光個数により大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別遊技状態表示手段26は、いわゆる確変、時短等の特別遊技状態の発生とその種類とを表示するためのもので、例えば「確変」「時短」の2種類の特別遊技状態に対応する2個の発光体により構成されており、特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて発生する特別利益状態(大当たり状態)の終了後に特別遊技状態が発生したときに、その特別遊技状態の種類に対応して何れかの発光体を発光させるようになっている。
演出特別図柄表示手段21は、特別図柄表示手段23による特別図柄の変動表示と時間的に同調して演出特別図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出特別図柄を例えば各種の演出画像と共に変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段16の上始動入賞口30又は下始動入賞口31に遊技球が入賞することを条件に、特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出特別図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出特別図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
演出特別図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが大当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ態様となっている。
なお、演出特別図柄表示手段21による演出特別図柄の変動後の停止図柄は、特別図柄表示手段23による特別図柄が大当たり態様で停止する場合にはその特別図柄と同じ数字図柄よりなる大当たり態様となり、特別図柄が外れ態様で停止する場合には任意の外れ態様となる。例えば、特別図柄が「7」で停止する場合には演出特別図柄は「7・7・7」で停止し、特別図柄が「−」で停止する場合には演出特別図柄は「3・4・5」等の任意の外れ態様で停止するようになっている。
大入賞手段17は、例えば左右方向に長い略矩形状の大入賞口33と、この大入賞口33を開閉する開閉手段34と、大入賞口33に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ33aとを備え、例えば特別図柄始動手段16の下側に配置されている。
大入賞口33は、開閉手段34により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な作動式入賞口で、特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態(大当たり状態)が発生したときに、開閉手段34が前側に所定時間開放して、その上に落下した遊技球を大入賞口33内へと入賞させるように構成されている。
なお、大入賞手段17の開閉手段34は、その開放から所定時間(例えば28秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が大入賞口33内に入賞すること等の所定条件の成立により大入賞口33を閉じると共に、その開放動作を所定回数 (例えば15回)繰り返すようになっている。
普通入賞手段18は、例えば大入賞手段17の左右両側に配置されており、複数、例えば計4個の普通入賞口35〜38と、それら普通入賞口35〜38に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ35a〜38aとを備えている。普通入賞口35〜38は、開閉手段等を有しない非作動式入賞口で、遊技状態に拘わらず入賞条件は常に一定となっている。なお、本実施形態では、右側の普通入賞手段18はセンターケース14と一体に形成されている。
遊技盤11の裏側には、図3に示すように、センターケース14等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー41が装着されている。裏カバー41の裏側には、演出制御基板42が格納された演出基板ケース43と、主制御基板44が格納された主基板ケース45とが着脱自在に装着されている。
前枠3の後側には、遊技盤11を裏側から押圧して固定するための裏機構板46が開閉自在に枢着されており、複数の締結具47により閉状態で固定可能となっている。
裏機構板46には、その中央部に裏カバー41が嵌合する開口部48が形成され、この開口部48の上側には遊技球タンク49とタンクレール50が、左右一側には払い出し手段51が、下側には通路ユニット52の他、電源基板53が格納された電源基板ケース54、払い出し制御基板55が格納された払い出し基板ケース56等が夫々設けられており、遊技球が大入賞口33等の入賞口に入賞したとき、或いは図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク49内の遊技球をタンクレール50を経て払い出し手段51により払い出し、その遊技球を通路ユニット52を経て上皿6に案内するようになっている。
続いて、本パチンコ機の制御系のうち、釘曲げゴト等による入賞異常を監視するための構成について説明する。
本実施形態の主制御基板44には、図4に示すように、各入賞口への遊技球の入賞に関する処理を行う入賞処理手段61、普通図柄、特別図柄等の図柄変動に関する処理を行う図柄処理手段62、特別図柄始動手段16、大入賞手段17等の動作に関する処理を行う役物処理手段63等の他、不正による入賞異常を監視する不正監視手段64が設けられている。
不正監視手段64は、非作動式入賞口への入賞異常を監視するもので、基準設定値記憶手段71、基準設定値選択手段72、基準入賞数計数手段73、一般入賞数計数手段74、異常判定手段75、異常報知制御手段76等を備えている。
本実施形態では、上始動入賞口30、普通入賞口35〜38の5つの非作動式入賞口を備えており、それらのうち、上始動入賞口30を「基準入賞口」、普通入賞口35〜38を「一般入賞口」とする。なお、「基準入賞口」には、非作動式入賞口の中で最も入賞率の高い入賞口を割り当てることが望ましい。
基準設定値記憶手段71は、非作動式入賞口への入賞が異常であるか否かの判定に用いる基準設定値を例えば複数記憶するものである。本実施形態の基準設定値は、基準入賞口への入賞数(以下、基準入賞数という)に対する一般入賞口への入賞数(以下、一般入賞数という)の割合が所定の上限値(以下、入賞割合上限値という)となるように設定された基準入賞数(以下、基準判定数という)と一般入賞数(以下、一般判定数という)との組で構成されており、図9に示すように、異なる入賞割合上限値に対応する複数組、例えば3組の基準設定値A1〜A3が設定されている。
基準設定値A1は、入賞割合上限値が20%となるように、基準判定数として「10」が、一般判定数として「2」が設定されている。
同様に、基準設定値A2は、入賞割合上限値が50%となるように、基準判定数として「10」が、一般判定数として「5」が設定され、基準設定値A3は、入賞割合上限値が80%となるように、基準判定数として「10」が、一般判定数として「8」が設定されている。
このように、本実施形態の基準設定値A1〜A3は、基準判定数を同一とし、一般判定数を異ならせることで、全て異なる入賞割合上限値に設定されている。
基準設定値選択手段72は、基準設定値記憶手段71に記憶された複数の基準設定値A1〜A3の何れかを選択するもので、例えば基準設定値選択操作手段77による選択操作内容に基づいて、基準設定値記憶手段71に記憶された複数の基準設定値A1〜A3のうちの1つを選択するように構成されている。
基準設定値選択操作手段77は、外部操作可能な操作ボタン等により構成されており、前枠3の裏側等、一般遊技者が操作できない位置に設けられている。
基準設定値A1〜A3の選択は、遊技機毎の釘調整の具合等に応じて最適なものを選択すればよい。例えば、その遊技機における非作動式入賞口30,35〜38への入賞率が、基準入賞口30への10個の入賞に対して一般入賞口35〜38への入賞個数1個以下であれば基準設定値A1を、同じく一般入賞口35〜38への入賞個数2〜3個程度であれば基準設定値A2を、同じく一般入賞口35〜38への入賞個数4〜6個程度であれば基準設定値A3を、夫々選択すればよい。
基準入賞数計数手段73は、基準入賞数を計数するもので、例えばタイマ割込時に実行される不正監視処理(図5)において、基準入賞口30への入賞があることを条件に基準入賞数に1を加算する基準入賞数計数処理S1(図6)を実行するように構成されている。
一般入賞数計数手段74は、一般入賞数を計数するもので、例えばタイマ割込時に実行される不正監視処理(図5)において、一般入賞口35〜38への入賞があることを条件に一般入賞数に1を加算する一般入賞数計数処理S2(図7)を実行するように構成されている。
異常判定手段75は、所定期間内における基準入賞数及び一般入賞数と基準設定値とに基づいて異常判定を行うもので、例えばタイマ割込時に実行される不正監視処理(図5)において異常判定処理S3を実行するように構成されている。
異常判定手段75による異常判定処理S3では、図8に示すように、まず基準入賞数計数手段73で計数されている基準入賞数と、基準設定値選択手段72により選択された基準設定値A1〜A3に設定されている基準判定数とが比較され(S11)、基準入賞数が基準判定数以上であれば(S11:Yes)、基準入賞数計数手段73における基準入賞数と、一般入賞数計数手段74における一般入賞数とが0クリアされる(S12)。
一方、S11において基準入賞数が基準判定数未満であれば(S11:No)、一般入賞数計数手段74で計数されている一般入賞数と、基準設定値選択手段72により選択された基準設定値A1〜A3に設定されている一般判定数とが比較され(S21)、一般入賞数が一般判定数以上であれば(S21:Yes)、異常報知制御手段76の制御により異常報知手段による異常報知処理が行われる(S22)。
例えば、基準設定値A1(図9)が選択されている場合には、基準入賞数計数手段73で計数されている基準入賞数が基準判定数である10に達するまでに、一般入賞数計数手段74で計数されている一般入賞数が一般判定数である2に達した場合、即ち所定期間内における基準入賞数に対する一般入賞数の割合が20%よりも大となった場合に異常と判定される。
このように、異常判定手段75は、基準入賞数が基準判定数に到達する前に一般入賞数が一般判定数に達した場合、即ち所定期間内における基準入賞数に対する一般入賞数の割合が基準設定値に設定されている入賞割合上限値よりも大になったときに、入賞異常と判定するように構成されている。なお、この場合の所定期間は、基準入賞数が0から基準判定数に達するまでの期間である。
これにより、例えば釘曲げゴトにより一般入賞口35〜38の何れかに入賞し易いように細工された場合には、短期間で確実に異常と判定することができ、不正行為を早期に発見して被害の発生を防止できる。
また、異常判定を行う毎に基準入賞数に対する一般入賞数の割合を演算する必要がなく、基準入賞数と基準判定数、一般入賞数と一般判定数を夫々比較するだけでよいため、処理を簡素化できる利点がある。
異常報知制御手段76は、所定の異常報知手段により異常を報知するためのもので、異常判定手段75により異常と判定されることを条件に作動するように構成されている。
異常報知手段としては、ランプ78、音声出力手段79等の他、外部出力端子80を介して接続されるホールコンピュータ等、どのようなものでもよい。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、複数の非作動式入賞口30,35〜38が基準入賞口30とそれ以外の一般入賞口35〜38とで構成され、基準入賞口30への入賞数としての基準入賞数を計数する基準入賞数計数手段73と、一般入賞口35〜38への入賞数としての一般入賞数を計数する一般入賞数計数手段74と、所定期間内における基準入賞数と一般入賞数と所定の基準設定値とに基づいて異常判定を行う異常判定手段75とを備えているため、いわゆる釘曲げゴト等による異常を迅速且つ確実に認識でき、不正行為を早期に発見して被害の発生を防止できる。
基準設定値には、基準入賞数についての基準判定数と一般入賞数についての一般判定数とが所定の入賞割合上限値となるように設定されており、異常判定手段75は、基準入賞数が基準判定数に達するまでに一般入賞数が一般判定数に達した場合に異常と判定するように構成されているため、異常判定を行う毎に基準入賞数に対する一般入賞数の割合を演算する必要がなく、処理を簡素化できる利点がある。
また、基準設定値が予め複数種類設定され、外部操作により選択可能に構成されているため、遊技機毎の釘調整の具合等に応じて最適なものを選択することが可能である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、予め設定される複数の基準判定値は、図10に示すように、一般判定数を同一にして基準判定数を異ならせてもよいし、図11に示すように、一般判定数と基準判定数との両方を異ならせてもよい。また、図11に示すように、同じ入賞割合上限値であって一般判定数と基準判定数の値が異なる複数の基準判定値を設けてもよい。
また、基準判定値は1種類のみでもよいし、2種類又は4種類以上設けてもよい。
基準判定値は、自動的に最適な値を設定するように構成してもよい。例えば、電源投入後の所定期間、非作動式入賞口30,35〜38の入賞個数を計数し、その計数値に基づいて基準判定値を自動的に設定するようにしてもよい。
複数の非作動式入賞口を基準入賞口とし、それらの入賞個数の合計を基準入賞数としてもよい。
実施形態で示したような不正監視処理を、基準入賞口を異ならせて複数並行して行うようにすれば、基準入賞口に対して釘曲げが行われた場合でも異常を発見できる。
全ての非作動式入賞口を用いて異常判定を行う必要はなく、一部の非作動式入賞口のみを用いてもよい。例えば、上始動入賞口30を基準入賞口とし、4つの普通入賞口35〜38のうちの普通入賞口35,36のみを一般入賞口として上記不正監視処理を行うようにしてもよい。
実施形態では、基準設定値に所定の入賞割合上限値となるように基準判定数と一般判定数とを設定した例を示したが、基準設定値に入賞割合上限値を設定し、異常判定手段75が、所定期間内の基準入賞数に対する一般入賞数の割合を演算し、その値が入賞割合上限値よりも大である場合に異常であると判定するように構成してもよい。
異常判定手段75により異常と判定された場合には、発射を停止させるようにしてもよい。
一般入賞口に、通過ゲート、ワープ用入球口等を含めてもよい。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の遊技盤の正面図である。 本発明の一実施形態を示すパチンコ機の背面図である。 本発明の一実施形態を示す主制御基板の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態を示す不正監視処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す基準入賞数計数処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す一般入賞数計数処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す異常判定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態を示す基準設定値の一例である。 その他の基準設定値の一例である。 その他の基準設定値の一例である。
符号の説明
30 上始動入賞口(始動入賞口,基準入賞口)
31 下始動入賞口(入賞口)
33 大入賞口(入賞口)
35 普通入賞口(一般入賞口)
36 普通入賞口(一般入賞口)
37 普通入賞口(一般入賞口)
38 普通入賞口(一般入賞口)
73 基準入賞数計数手段
74 一般入賞数計数手段
75 異常判定手段

Claims (6)

  1. 遊技状態によって状態が変化しない複数の非作動式入賞口(30)(35)〜(38)を含む複数の入賞口(30)(31)(33)(35)〜(38)を備え、それら入賞口(30)(31)(33)(35)〜(38)への遊技球の入賞に基づいて所定の遊技価値が付与されるように構成された弾球遊技機において、前記複数の非作動式入賞口(30)(35)〜(38)は、1又は複数の基準入賞口(30)とそれ以外の一般入賞口(35)〜(38)とで構成され、前記基準入賞口(30)への入賞数としての基準入賞数を計数する基準入賞数計数手段(73)と、前記一般入賞口(35)〜(38)への入賞数としての一般入賞数を計数する一般入賞数計数手段(74)と、所定期間内における前記基準入賞数と前記一般入賞数と所定の基準設定値とに基づいて異常判定を行う異常判定手段(75)とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記基準設定値には、前記基準入賞数に対する前記一般入賞数の割合の上限値としての入賞割合上限値が設定され、前記異常判定手段(75)は、所定期間内における前記基準入賞数に対する前記一般入賞数の割合が前記基準設定値と同じ又は前記基準設定値よりも大である場合に異常と判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記基準設定値には、前記入賞割合上限値となるように前記基準入賞数についての基準判定数と前記一般入賞数についての一般判定数とが設定されており、前記異常判定手段(75)は、前記基準入賞数が前記基準判定数に達するまでに前記一般入賞数が前記一般判定数に達した場合に異常と判定するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記基準設定値は予め複数種類設定され、外部操作により選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記非作動式入賞口(30)(35)〜(38)のうち、最も入賞率の高い入賞口(30)を前記基準入賞口としたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 所定の始動入賞口(30)に遊技球が入賞することに基づいて遊技図柄を変動させるように構成され、前記始動入賞口(30)を前記基準入賞口としたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
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