JP5017050B2 - 表面処理アルミニウム材料の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、塗装を施すアルミニウム製品に好適に用いられる表面処理アルミニウム材料の製造方法に関するものである。
電気製品、器物、装飾品、建材などに接着させて使用するアルミニウム製品に用いられるアルミニウム材やアルミニウム合金材には、密着性を高めるため、様々な下地処理が行われている。たとえば、このような下地処理として、特許文献1、特許文献2において開示されているように、アルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する方法などがある。
しかしながら、単にアルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成しただけでは、塗装材料との密着性において不十分となる場合があった。前記密着性が不十分な場合には、厳しい環境で使用したときの耐食性も不十分となり、製品の信頼性が損なわれる場合があった。
そこで、無孔質陽極酸化皮膜を形成する電解処理工程を、多段階に連続的に行うことにより、緻密な無孔質陽極酸化皮膜を多層に皮膜し、耐食性を向上させる製造方法が提案された。
しかしながら、前記多段階の電解処理によってアルミニウム材料の表面処理を行っても、電解液の液温を一定にして電解処理を行っていたので、電解液の液温を低温にして電解処理をおこなうときには晶析出物を除去できないという問題点、および電解液の液温を高温にして電解処理をしたときには緻密な無孔質陽極酸化皮膜を形成できないという問題点のどちらかが解決できず、塗装材料との密着性において不十分となる場合があった。
特開平8−283990号公報 特開2003−147550号公報
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、密着性および耐食性に優れた無孔質陽極酸化皮膜を有する表面処理アルミニウム材料の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち、
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造方法は、アルミニウム材料を電解液中で電解する電解処理工程を行うことにより、前記アルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する表面処理アルミニウム材料の製造方法において、前記電解処理工程は3回以上行なわれ、前記電解処理工程のうち少なくとも1回の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であり、その次の電解処理工程が電解液の液温を50℃超とする高温電解処理工程であるとともに、前記電解処理工程のうち少なくとも1回の電解処理工程が電解液の液温を50℃超とする高温電解処理工程であり、その次の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であり、かつ、最後の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であることを特徴とする表面処理アルミニウム材料の製造方法であることを特徴とする。
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造方法は、前記低温−高温電解処理プロセス以後であって、前記最後の電解処理工程の前に、液温50℃超の電解液を用いて行う高温電解処理工程と、液温50℃以下の電解液を用いて行う低温電解処理工程と、を連続して行う高温−低温電解処理プロセスを行うことを特徴とする。
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造方法は、前記電解処理工程のうち2回目以降の電解処理工程は、前回の電解処理工程終了後、0.3秒以上、電解処理を中断する中断工程を行ってから行うことを特徴とする。
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造方法は、前記電解処理工程のうち少なくとも1つが、前記電解液としてpH8.0以上のアルカリ性電解液を用いることを特徴とする。
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造方法は、前記無孔質陽極酸化皮膜の空孔率が、1%以下であることを特徴とする。
本発明の表面処理アルミニウム材料の製造装置は、アルミニウム材料を電解液中で電解する電解処理工程を行うことにより、前記アルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する表面処理アルミニウム材料の製造装置であって、連続して電解処理を行う電解処理槽が3つ以上直列に配置され、前記電解処理槽のうち最後の電解処理槽が、電解液の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理槽であり、その前の電解処理槽のうち少なくとも一つが、電解液の液温を50℃超にして電解処理を行う高温電解処理槽であり、さらにその前の電解処理槽のうち少なくとも一つが、電解液の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理槽であることを特徴とする。
上記の構成によれば、密着性および耐食性に優れた無孔質陽極酸化皮膜を有する表面処理アルミニウム材料の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法の一例について図1を用いて説明する。まず、製造装置について説明する。
(製造装置)
図1に示すように、本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造装置は、巻き出し機4と、17個の搬送ロール3と、巻き取り機5と、電解液2で満たされた電解処理槽1と、給電ロール7と、直流電源E、E、E、Eと、不溶性導電材料Cとから構成される。この製造装置の巻き出し機4に、ロール状のアルミニウム材料6がセットされ、引き出されたアルミニウム材料6が、連続的に、電解処理槽1で電解処理をされることにより、アルミニウム材料6の表面上に無孔質陽極酸化皮膜が形成され、最終的に表面処理アルミニウム材料が巻き取り機5で巻き取られる。
前記電解処理槽1は、前記製造装置の上流から下流へと直列に配置された4つの電解処理槽1から構成されている。前記4つの電解処理槽1は、それぞれ第1電解処理槽1a、第2電解処理槽1b、第3電解処理槽1c、第4電解処理槽1dと呼称し、示している。
前記4つの電解処理槽1a、1b、1c、1dは、互いに離間して配置されている。そのため、各電解処理槽1a、1b、1c、1dを離間した距離dが、中断工程ma、mb、mcに対応する中断時間tに相当するようになっている。
前記アルミニウム材料6は、各電解処理槽1a、1b、1c、1d内で、陽極となるように直流電源E、E、E、Eに接続される。また、陰極には、各電解処理槽1a、1b、1c、1d内に配置された不溶性導電材料Cが用いられる。
各電解処理槽1a、1b、1c、1dにおける設定電圧Vka、Vkb、Vkc、Vkdは、前記陽極と前記陰極との間に、電圧を印加することによって調整する。前記陽極と前記陰極は、それぞれ、各電解処理槽1a、1b、1c、1dごとに別々に接続されている。図1中に記載したように、各直流電源E、E、E、Eの陽極側は、給電ロール7に接続し、陰極側は各電解処理槽1a、1b、1c、1dの不溶性導電材料Cに接続し、各直流電源E、E、E、Eの電圧Vka、Vkb、Vkc、Vkdを調節する。
前記アルミニウム材料6は、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることができ、特に限定されない。具体的には、例えば、純アルミ系の1000系合金、Al−Cu系、Al−Cu−Mg系の2000系合金、Al−Mn系の3000系合金、Al−Si系の4000系合金、Al−Mg系の5000系合金、Al−Mg−Si系の6000系合金、Al−Zn−Mg−Cu系、Al−Zn−Mg系の7000系合金、Al−Fe−Mn系の8000系合金などが用いられ、成形用合金、構造用合金、電気用合金、AC1A,AC2A,AC3A,AC4Bなどの鋳造用合金などが用いられる。
また、アルミニウム材料としては、上記の合金に溶体化処理、時効処理などの種々の調質処理を施したものも用いることができる。さらに、これらのアルミニウム合金を表面にクラディングしたクラッド材も使用できる。また、予めプレス成形加工などを施した加工材であっても、未加工の板材、押出材、鋳造品であってもかまわない。本発明にあっては、これらの合金のなかでも、1000系合金、3000系合金、5000系合金が好ましい。
前記アルミニウム材料6に対しては、電解処理工程を行う前に前処理を行なうことが望ましい。前記前処理は、前記アルミニウム材料6の表面に付着した油脂分を除去する処理、あるいは前記アルミニウム材料6の表面に形成された不均質な酸化物皮膜を除去する処理などを指し、特に限定されるものではない。具体的には、例えば、前記アルミニウム材料6に対して、弱アルカリ性の脱脂液による脱脂処理を施したのち、水酸化ナトリウム水溶液でアルカリエッチングをし、硝酸水溶液中でデスマット処理を行う方法や、前記脱脂処理後に酸洗浄を行う方法などを適宜選択して用いることができる。
前記電解液2に用いる電解質としては、無孔質陽極酸化皮膜を生成する電解質であるホウ酸、ホウ酸塩(例えば、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウム、四ホウ酸ナトリウム等)、リン酸塩(例えば、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸アンモニウム、リン酸水素アンモニウム等)、アジピン酸塩(例えば、アジピン酸アンモニウム)、フタル酸塩(例えば、フタル酸水素カリウム)、ケイ酸塩(例えば、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムマグネシウム、メタケイ酸ナトリウム、ケイ酸リチウム等)、安息香酸塩(例えば、安息香酸アンモニウム)、酒石酸塩(例えば、酒石酸アンモニウム、酒石酸カリウム、酒石酸カリウムナトリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸水素カリウム)、マロン酸塩(例えば、マロン酸エチル)、クエン酸塩(例えば、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム)などの群から選ばれる1種または2種以上の電解質を溶解した水溶液などを用いることができる。
前記電解質のなかでもリン酸塩、ケイ酸塩が、形成する無孔質陽極酸化皮膜の性状、リン酸アニオンやケイ酸アニオンが皮膜表面に結合して、密着性や耐食性を向上したり、製造コストなどの点で好ましい。
前記電解液2としては、pH2〜12の電解液を用いることができる。しかしながら、少なくとも1回の電解処理工程に用いる電解液2は、pH8以上とすることが好ましい。より好ましくはpH9以上、さらに好ましくはpH10以上のアルカリ性電解液を用いることが望ましい。
電解液としてpH8以上のアルカリ性電解液を用いた場合には、無孔質陽極酸化皮膜の表面に局部的な溶解を生じさせることができ、また、無孔質陽極酸化皮膜の表面に水酸基あるいは電解質成分からなる反応基を形成することができる。これらの表面改質の効果は、塗装材料との密着性を高め、耐食性を向上させることができるので、少なくとも1回の電解処理工程に用いる電解液2は、pH8以上とすることが好ましい。
また、pH13以上のアルカリ性電解液とすることは、無孔質陽極酸化皮膜の皮膜溶解が著しくなるので好ましくない。
なお、前記電解液2は、前記電解質を溶解した水溶液に水酸化ナトリウムなどを添加することにより、アルカリ性の電解液に調整することができる。
さらに、前記電解液2中の電解質濃度は、2質量%から使用する電解質の飽和濃度の範囲内で選ぶことができる。
(製造方法)
次に、本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材の製造方法について、図1を用いて説明する。
電解処理工程は、前記製造装置の4つの電解処理槽1a、1b、1c、1dにおける第1電解処理工程ka、第2電解処理工程kb、第3電解処理工程kc、および第4電解処理工程kdにより概略構成される。
また、各電解処理工程ka、kb,kc、kd間において、中断工程ma、mb、mcを行う。
また、ここで、各電解処理工程における電解液2の液温をTka、Tkb、Tkc、Tkdとし、その組み合わせを、Tka(低温)<Tkb(高温)=Tkc(高温)>Tkd(低温)とする。
(電解処理工程)
前記電解処理工程は、アルミニウム材料6を電解液2中で電解処理することにより、アルミニウム材料6の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する電解処理工程である。前記電解処理は、電解液2中で、アルミニウム材料6を陽極に接続し、不溶性の対極を陰極に接続し、電圧を印加し、直流電流を流す処理である。
連続電解処理工程とは、複数の電解処理槽において、連続的に電解処理工程を行う工程をいい、各電解処理工程間の中断工程を含む工程である。
前記無孔質陽極酸化皮膜は、先に述べたように、アルミニウム材料6を陽極として、電圧を印加し、直流電流を流すことにより、アルミニウム材料6の表面に形成するアルミニウム酸化物からなる皮膜であって、前記アルミニウム酸化物の表面に形成される孔の空孔率が1%以下であるものを意味する。
なお、前記空孔率とは、5万倍の倍率で透過電子顕微鏡を用いて陽極酸化皮膜の表面を観察したとき、観察できる孔の面積率のことである。
従来の無孔質陽極酸化皮膜は、前記空孔率が5%以下であるのに対し、本発明の実施形態の製造方法により形成する無孔質陽極酸化皮膜の空孔率は1%以下となるので、従来の無孔質陽極酸化皮膜よりも、孔の数が少なく、径の大きさが小さい無孔質陽極酸化皮膜を形成することができる。また、このような孔の数が少なく、径の大きさが小さい無孔質陽極酸化皮膜は、塗装材料との密着性が高く、耐食性を向上させることができる。
前記電流としては、電流密度0.2〜20A/dm程度の直流電流を用いる。
前記電圧は、約5〜300V、好ましくは約20〜100Vの範囲の電圧を用いる。直流電流を用いた場合、電圧1Vを印加して形成される無孔質陽極酸化皮膜の厚さが約1.4nmとなる比例関係があるため、適切な膜厚の無孔質陽極酸化皮膜を形成するためには、前記範囲の印加電圧を用いるのが好ましい。
なお、電源装置などの点からは、100V以下とすることが好ましく、本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法においては、このような低電圧でも、密着性に優れた無孔質陽極酸化皮膜を形成することができる。
また、全ての電解処理工程の合計の電解時間は、数秒〜10分程度とするのが好ましい。
(第1電解処理工程ka:低温電解処理工程)
具体的には、まず、巻き出し機4にアルミニウム材料6をセットし、引き出しを開始する。引き出されたアルミニウム材料6は、搬送ロール3によって搬送される。
搬送された前記アルミニウム材料6について、第1電解処理槽1aで1回目の電解処理工程kaがなされた後、電解処理槽1aから引き上げられ、1回目の中断工程maがなされる。ここで、電解液2の液温は、Tka(低温)に設定されている。中断工程における中断時間tは、1.5秒とされており、以下各中断工程における中断時間tも1.5秒とされている。
前記中断工程は、電解処理を中断する中断時間tが0.3秒以上である中断工程であるが、より好ましくは0.8秒以上である。前記中断工程を行うことにより、電解処理工程によって形成した無孔質陽極酸化皮膜の表面状態が安定化し、無孔質陽極酸化皮膜の表面を改質する効果を向上させることができる。たとえば、アルミニウム材料6の表面の局部的な発熱、または電解質アニオンの濃化を均一化することにより、表面状態を安定化し、次の電解処理槽での電解が均一に行われるようにすることができる。
前記中断時間tが0.3秒未満の場合には、電解処理工程によって形成した無孔質陽極酸化皮膜の表面状態が安定化することができず、欠陥部分を生じる場合がある。さらに、表面の一部に多孔質の酸化皮膜を形成する場合が発生する。
なお、前記中断時間tが30秒を超える場合は、中断の効果はそれほど向上せず、製造に要する時間が長くなるため、製造コスト、生産効率等の面から見て好ましくない。
(第2電解処理工程kb:高温電解処理工程)
さらに、前記中断工程maがなされたアルミニウム材料6について、第2電解処理槽1bで2回目の電解処理工程kbがなされた後、電解処理槽1bから引き上げられ、2回目の中断工程mbがなされる。ここで、電解液2の液温は、Tkb(高温)に設定されている。
(第3電解処理工程kc:高温電解処理工程)
さらに、前記中断工程mbがなされたアルミニウム材料6について、第3電解処理槽1cで3回目の電解処理工程kcがなされた後、電解処理槽1cから引き上げられ、3回目の中断工程mcがなされる。ここで、電解液2の液温は、Tkc(高温)に設定されている。
(第4電解処理工程kd:低温電解処理工程)
最後に、前記中断工程mdがなされたアルミニウム材料6について、第4電解処理槽1dで4回目の電解処理工程kdがなされた後、電解処理槽1dから引き上げられ、搬送ロール3によって搬送された後、巻き取り機5で巻き取られ、表面処理アルミニウム材料として製造される。ここで、電解液2の液温は、Tkd(低温)に設定されている。
以上示したように、前記電解処理工程は、低温−高温電解処理プロセスと、高温−低温電解処理プロセスとを、それぞれ少なくとも一つ有し、かつ、低温で最終電解処理工程を行うものとして、概略構成される。
前記低温−高温電解処理プロセスは、ある電解処理工程において電解液2の液温を低温にし、それに連続する電解処理工程において電解液2の液温を高温にして、電解処理を行うプロセスのことである。
逆に、前記高温−低温電解処理プロセスは、ある電解処理工程において電解液2の液温を高温にし、それに連続する電解処理工程において電解液2の液温を低温にして電解処理を行うプロセスのことである。
無孔質陽極酸化皮膜の形成には、電解液2の液温を低温にして電解処理を行うことが好ましい。液温を低温にして、無孔質陽極酸化皮膜の不均一な発熱を抑制して成膜することにより、膜質を緻密で均一なものとすることができるためである。
しかし、電解液2の液温を低温にして電解処理を行うだけでは、Fe、Si、Tiなどを含む晶析出物を取り除くことができない。
前記晶析出物の部分は、無孔質陽極酸化皮膜を形成するのが困難であり、欠陥部となりやすい。また、周辺部にバリヤー性の弱い部分を形成し、塗装材料との密着性を悪化させるとともに、耐食性を劣化させる。
前記晶析出物を取り除くためには、前記電解液2を高温にして電解処理を行えばよい。前記電解液2を高温にして電解処理を行った場合には、前記晶析出物を溶解し、取り除くことができる。
すなわち、前記低温−高温電解処理プロセスを採用することによって、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜を形成した後に、前記晶析出物を溶解し、取り除くことができる。
しかしながら、前記電解液2の液温を高温にして電解処理を行った場合には、無孔質陽極酸化皮膜の表面が多孔質化し、前記電解液2の成分が、無孔質陽極酸化皮膜に取り込まれる場合がある。また、無孔質陽極酸化皮膜が水和反応して、水分含有量が多くなる場合がある。そのため、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜を形成することは困難となる。
そこで、前記低温−高温電解処理プロセス以後であって、最終電解処理工程の前に、前記高温−低温電解処理プロセスを採用することによって、多孔質化したり、前記電解液2の成分が取り込まれた無孔質陽極酸化皮膜の表面に、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜を形成することができる。
特に、前記最終電解処理工程を低温電解処理工程とすることによって、すなわち、最終電解処理槽1dの電解液2の液温を低温とし、電解処理を行うことにより、表面処理アルミニウム材料の最終表面に、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜を形成することにより、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させることができる。
前記低温電解処理工程における電解液2の液温は、20℃以上50℃以下の低温とすることが好ましく、20℃以上30℃以下がより好ましい。液温が20℃未満の場合には、電解液成分が析出するので好ましくない。
また、 前記高温電解処理工程における電解液2の液温は、50℃超80℃未満の高温とすることが好ましく、60℃以上80℃未満がより好ましい。液温が80℃未満の場合には、前記電解液2が沸騰し、電解処理のための電解液2として使用できなくなるためである。
そのため、本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法においては、前記2つのプロセス、低温−高温電解処理プロセスおよび高温−低温電解処理プロセスを、それぞれ少なくとも1つ含むことが好ましく、2つ以上あってもかまわない。
さらに、最終的に形成するアルミニウム表面を緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜とするために、最終電解処理槽1dの液温を低温とすることが好ましい。
例えば、図1に示すように、4回の電解処理工程ka、kb、kc、kdを行なう場合には、各電解処理工程における電解液2の液温の値Tka、Tkb、Tkc、Tkdで好ましい組み合わせが、以下に示すものとなる。
ka(低温)<Tkb(高温)>Tkc(低温)=Tkd(低温)、
ka(低温)<Tkb(高温)=Tkc(高温)>Tkd(低温)、
ka(低温)=Tkb(低温)<Tkc(高温)>Tkd(低温)。
前記組み合わせのうち、たとえば、Tka(低温)=Tkb(低温)<Tkc(高温)>Tkd(低温)の組み合わせでは、Tkb(低温)<Tkc(高温)が低温−高温電解処理プロセスとなり、Tkc(高温)>Tkd(低温)が高温−低温電解処理プロセスとなり、Tkd(低温)が最後の電解処理工程となる。ここで、3番目の電解処理工程kcは、2つの異なる電解処理プロセス、すなわち、低温−高温電解処理プロセスおよび高温−低温電解処理プロセスの両方を構成する電解処理工程となる。また、4番目の電解処理工程kdは、高温−低温電解処理プロセスを構成するとともに、最後の電解処理工程を構成する電解処理工程となる。このように、各電解処理工程は、低温−高温電解処理プロセス、高温−低温電解処理プロセスおよび最後の電解処理工程で重なって用いられてもかまわない。
なお、このようにして得られた表面処理アルミニウム材料について、さらに、前記製造方法を複数回行うことにより、表面状態をさらに改質した表面処理アルミニウム材料としても良い。
また、電解処理槽1の数に制限はなく、たとえば、電解処理槽1の数を6つ以上として、前記製造方法を行ってもかまわない。
以下、本発明の実施形態の効果について説明する。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、電解処理工程において、電解液の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理工程と、次の電解処理工程が、電解液の液温を50℃超にして電解処理を行う高温電解処理工程とからなる低温−高温電解処理プロセスを行う構成なので、無孔質陽極酸化皮膜を形成後、アルミニウム材料表面のFe、Si、Tiなどを含む晶析出物を溶解し、取り除くことができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、電解処理工程において、電解の液温を50℃超にして電解処理を行う高温電解処理工程と、次の電解処理工程が、電解液2の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理工程とからなる高温−低温電解処理プロセスを行う構成なので、液温を低温にして、無孔質陽極酸化皮膜の不均一な発熱による膜質の変化を抑制して成膜することにより、膜質を緻密で均一なものとすることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、最終電解処理工程kdが低温電解処理工程であるので、最終的に得られる表面処理アルミニウムの表面を、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜とすることができ、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、電解処理工程を3回以上行う構成なので、緻密で均一な無孔質陽極酸化皮膜を形成することができ、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、中断工程を行ってから電解処理工程を行う構成なので、無孔質陽極酸化皮膜の表面を改質する効果を向上させることができる。たとえば、アルミニウム材料の表面の局部的な発熱、または電解質アニオンの濃化を均一化することにより、表面状態を安定化し、次の電解処理槽での電解が均一に行われるようにすることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、電解液としてpH8以上のアルカリ性電解液を用いる構成なので、無孔質陽極酸化皮膜の表面に局部的な溶解を生じさせるとともに、水酸基もしくは電解質成分からなる反応基を形成することにより、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法は、無孔質陽極酸化皮膜の空孔率を1%以下とする構成なので、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させることができる。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造装置は、上流から下流まで直列に配置された3つ以上の電解処理槽を備え、高温電解処理槽と低温電解処理槽とをそれぞれ少なくとも1つ以上有する構成なので、塗装材料との密着性を高め、その耐食性を向上させた無孔質陽極酸化皮膜を、高い生産効率で製造できる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
アルミニウム材料として幅1000mm、厚み0.3mmのコイル状のJIS1100アルミニウム合金板材を用い、液温50℃とした5%水酸化ナトリウム水溶液を用いて、10秒間エッチング処理を行い、水で10秒間洗浄したのち、室温の5%硝酸水溶液を用いて、10秒間中和処理を行い、再び、水で10秒間洗浄する前処理を行なった。
次いで、前記前処理を行ったコイル状のアルミニウム合金板材について、図1に示す製造装置を用いて4段階の電解処理を行い、無孔質陽極酸化皮膜を有する表面処理アルミニウム材料を得た。
前記電解処理の条件は、各槽の液温を槽1では30℃、槽2では60℃、槽3では60℃、槽4では30℃とし、各槽の電流密度は3A/dm、上限電圧は100Vとした。また、中断工程における中断時間は、1.5秒とした。
なお、前記電解処理工程において用いた電解液は、2%リン酸ナトリウム水溶液であり、水酸化ナトリウムを含有させることによって電解液をpH3に調整した。
このようにして得られた表面処理アルミニウム材料の無孔質陽極酸化皮膜の初期接着強度、接着耐久性、耐食性、密着性および空孔率を、以下のようにして調べた。
(初期接着強度および接着耐久性)
幅25mm、長さ150mm、厚み1mmの表面処理アルミニウム材料を2枚用意し、1枚の表面処理アルミニウム材料の表面に接着剤(EP190:商品名、セメダイン社製)を0.3g/m塗布し、もう1枚の表面処理アルミニウム材料を長手方向に重ね合わせて接着し、6時間乾燥させた。このようなサンプルを2つ作成し、一つを初期接着強度の評価に用い、もう一つを接着耐久性の評価に用いた。
前記サンプルの接着面が剥離する強度を、Tピール試験により測定し、初期接着強度を評価した。初期接着強度は、153MPaであった。
前記もう一枚のサンプルを、塩水噴霧試験に3000時間暴露した。その後、前記もう一枚のサンプルの接着面が剥離する強度を、Tピール試験により測定し、接着耐久性を評価した。接着耐久性は、128MPaであった。
(密着性および耐久性)
幅25mm、長さ150mm、厚み1mmの表面処理アルミニウム材料に、アクリル系樹脂を5μmの膜厚で塗装し、260℃で20秒の焼付け処理を行った。このようなサンプルを2つ作成し、一つを密着性の評価に用い、もう一つを耐食性の評価に用いた。
前記サンプルの碁盤目試験を行うことにより、密着性評価試験を行った。剥離が3個であったので、○と評価した。
なお、100枡中、剥離が0個のサンプルを◎、剥離が5個以下のサンプルを○、剥離が5個超のサンプルを×とする評価基準を用いている。
前記サンプルについて、JIS規格の塩水噴霧試験を300日間行った後、サンプルの腐食状態を観察した。腐食面積が3%であったので、○と評価した。
なお、全く腐食が見られなかったサンプルを◎、腐食面積が5%以下であったサンプルを○、腐食面積が5%超であったサンプルを×とする評価基準を用いている。
(空孔率)
幅25mm、長さ150mm、厚み1mmの表面処理アルミニウム材料の無孔質陽極酸化皮膜の任意の表面を20箇所、5万倍の倍率で透過電子顕微鏡を用いて観察し、孔の面積率を測定した。空孔率は、0.6%であった。
(実施例2〜5および比較例1〜3)
実施例2〜5の実験条件および実験結果を、それぞれ表1に示した。表1には、実施例1の結果も併せて示す。尚、表1におけるNo.1〜No.5がそれぞれ、実施例1〜5に対応する。
Figure 0005017050
比較例1〜3の実験条件および実験結果を、それぞれ表2に示した。尚、表2におけるNo.1〜No3がそれぞれ、比較例1〜3に対応する。
Figure 0005017050
表1から分かるように、実施例3、4において、初期接着強度、接着耐久性、密着性および耐食性のどの要素についても非常に優れた結果を示した。
また、電解液のpHが3.0であった実施例1、2については、実施例3、4に比較すると、評価結果は劣るが、実用レベルで実施可能な値を示した。
中断時間が0.2秒と少なくした実施例5についても、実施例3、4と比較すると、評価結果が劣るが、実用レベルで実施可能な値を示した。
一方、電解処理温度を全く変化させなかった比較例1、高温電解処理工程の後に、低温処理工程を行わなかった比較例2、3については、初期接着強度、接着耐久性、密着性および耐食性のどの要素についても実用レベルでは使用することができない値を示した。
本発明は、塗装を施すアルミニウム製品に好適に用いられる表面処理アルミニウム材料の製造方法に関するものであり、各種アルミニウム製品への塗装、樹脂ラミネート、接着されるアルミニウム材料の下地処理を必要とする産業において利用可能性がある。
本発明の実施形態である表面処理アルミニウム材料の製造方法の一例を示した図である。
符号の説明
1…電解処理槽、1a…第1電解処理槽、1b…第2電解処理槽、1c…第3電解処理槽、1d…第4電解処理槽、2…電解液、3…搬送ロール、4…巻き出し機、5…巻き取り機、6…アルミニウム材料、7…給電ロール、ka…1回目の電解処理工程、kb…2回目の電解処理工程、kc…3回目の電解処理工程、kd…4回目の電解処理工程、ma…1回目の中断工程、mb…2回目の中断工程、mc…3回目の中断工程、E、E、E、E…直流電源、C…不溶性導電材料。

Claims (5)

  1. アルミニウム材料を電解液中で電解する電解処理工程を行うことにより、前記アルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する表面処理アルミニウム材料の製造方法において、
    前記電解処理工程は3回以上行なわれ、
    前記電解処理工程のうち少なくとも1回の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であり、その次の電解処理工程が電解液の液温を50℃超とする高温電解処理工程であるとともに、
    前記電解処理工程のうち少なくとも1回の電解処理工程が電解液の液温を50℃超とする高温電解処理工程であり、その次の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であり、
    かつ、最後の電解処理工程が電解液の液温を50℃以下とする低温電解処理工程であることを特徴とする表面処理アルミニウム材料の製造方法。
  2. 前記電解処理工程のうち2回目以降の電解処理工程は、前回の電解処理工程終了後、0.3秒以上、電解処理を中断する中断工程を行ってから行うことを特徴とする請求項1に記載の表面処理アルミニウム材料の製造方法。
  3. 前記電解処理工程のうち少なくとも1つが、前記電解液としてpH8以上のアルカリ性電解液を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の表面処理アルミニウム材料の製造方法。
  4. 前記無孔質陽極酸化皮膜の空孔率が、1%以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表面処理アルミニウム材料の製造方法。
  5. アルミニウム材料を電解液中で電解する電解処理工程を行うことにより、前記アルミニウム材料の表面に無孔質陽極酸化皮膜を形成する表面処理アルミニウム材料の製造装置であって、
    連続して電解処理を行う電解処理槽が3つ以上直列に配置され、
    前記電解処理槽のうち最後の電解処理槽が、電解液の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理槽であり、
    その前の電解処理槽のうち少なくとも一つが、電解液の液温を50℃超にして電解処理を行う高温電解処理槽であり、
    さらにその前の電解処理槽のうち少なくとも一つが、電解液の液温を50℃以下にして電解処理を行う低温電解処理槽であることを特徴とする表面処理アルミニウム材料の製造装置。
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