JP5017043B2 - 受光回路 - Google Patents

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Description

本発明は,光信号を電気的なデジタル信号に変換し出力する受光回路に関する。
受光素子の受信信号を増幅する受光回路が光通信を含む多様な用途に用いられている(例えば,特許文献1参照)。ここで,受光回路の低消費電力化が要請されている。例えば,受光回路中の論理素子をCMOS素子で構成できれば,低消費電力化が容易となる。ところで,CMOS素子を用いると耐圧が低いために,広範囲の電源電圧に対応するのが困難となる。
特開平7−321565号公報
本発明は,低消費電力化と広範囲の電源電圧への対応の両立が容易な受光回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る受光回路は,受光素子に接続されるトランスインピーダンス増幅回路と,所定の電流を供給する電流源と,前記所定の電流により動作し,前記トランスインピーダンス増幅回路から出力される信号と所定の基準信号との差分信号に対応する電流を出力する差動増幅器と,前記差動増幅器から出力される電流と対応する電流を出力するカレントミラー回路と,前記カレントミラー回路から出力される電流を電圧に変換する変換素子と,を具備する。
本発明によれば,低消費電力化と広範囲の電源電圧への対応の両立が容易な受光回路を提供することができる。
以下,本発明の実施形態について説明する。
図1は,本発明の一実施形態に係る受光回路100を表す図である。受光回路100は,受光素子110,増幅回路120,比較回路130,出力回路140を有する。受光素子110が,例えば,ディジタル信号に対応するパルス光を受光して信号を出力する。増幅回路120が受光素子110から出力される信号を増幅する。増幅回路120で増幅された信号が,比較回路130および出力回路140によって,AD変換される。
(受光素子110の構成)
図2は,受光素子110の構成の一例を表す断面図である。
受光素子110は,半導体基板111,半導体層112,透明絶縁層113,114,配線導体115,116を有する。半導体基板111,半導体層112,透明絶縁層113,114は,順に積層配置される。
半導体基板111は,半導体材料中に不純物が拡散され,第1導電型(例えば,P型)を有する。
半導体層112は,半導体基板111上に配置され,領域A1,A2に区分される。領域A1は,第2導電型(例えば,N型)を有する。領域A2は,領域A1の周囲に配置され,不純物注入あるいは拡散により形成された第1導電型(例えば,P型)を有する領域であり,第1導電型の半導体基板111と接続される。領域A1の内部に不純物注入あるいは拡散により形成された第1導電型(例えば,P型)の領域A3が配置される。領域A3は,半導体基板111と接触しない。領域A2,A3間に,第2導電型(例えば,N+型)の領域A4が配置される。
透明絶縁層113は,SiO等の透明絶縁材料からなり,半導体層112と配線導体115を電気的に分離すると共に,半導体層112の領域A3への外光の入射を可能とする。透明絶縁層114は,SiO等の透明絶縁材料からなり,配線導体115,116を電気的に分離すると共に,半導体層112の領域A3への外光の入射を可能とする。
配線導体115は,金属等の導体で構成され,透明絶縁層113を貫通して,半導体層112の領域A4を介して領域A1に接続される。配線導体115は,後段の増幅回路120に接続される。
配線導体116は,金属等の導体で構成され,領域A3を除き,透明絶縁層114の全面に配置される。また,配線導体116は,領域A2,A3を接続すると共に,グランド(GND)に接続される。この結果,領域A3以外を遮蔽(シールド)し,電磁的ノイズの流入を防止する。また,領域A3の受光領域から侵入する電磁ノイズが半導体層112および配線導体116を介してグランド(GND)に流れる。このため,後段の増幅回路120に伝わる信号からノイズが除去される。
半導体層112の領域A1は,受光面側と基板側(半導体層112の領域A3と半導体基板111)の両側でバイアスされる。このため,片側でバイアスされている場合より,半導体層112での空乏層の広がりが大きくなり,光から電流への変換効率が高くなる。
一般に,受光回路において,信号入力側からノイズが混入し,誤動作の原因となる可能性がある。この対策として,受光回路の増幅器の内部に電気的なシールドを設け,ノイズを受光回路のグランド(GND)へ流すことが挙げられる。一方,受光素子を介して,増幅器にノイズが流入する可能性がある。受光素子は比較的面積的が大きいことから,受光素子から増幅器にノイズが流入する可能性は大きい。即ち,増幅器のみならず,受光素子をもシールドすることでノイズ耐性を向上できる。
受光素子110では,配線導体116によって,受光素子110をシールドすることで,耐ノイズ性が向上される。配線導体116として,金属等の通常の導体を利用できるので,低コストでの製造が可能となる。透明導電膜(ITO)を用いてシールドすると,プロセスおよびコストの増大を招く。
(増幅回路120の構成)
図3は,増幅回路120の構成の一例を示す回路図である。増幅回路120は,トランスインピーダンス型増幅器(反転増幅器)であり,電流源負荷121,トランジスタ122,123,抵抗124,125を有する。
電流源負荷121は,一端が電源Vccに,他端がトランジスタ122のコレクタおよびトランジスタ123のベースに接続される。
トランジスタ122は,エミッタ接地形アンプを構成するバイポーラトランジスタ(3端子素子)である。トランジスタ122に替わる3端子素子として,FET(Field Effect Transistor)を用い,ソース接地形アンプを構成しても良い。
トランジスタ123は,エミッタフォロワを構成するバイポーラトランジスタ(3端子素子)である。トランジスタ123に替わる3端子素子として,FET(Field Effect Transistor)を用い,ソースフォロワを構成しても良い。
抵抗124は,帰還抵抗であり,帰還回路を構成する。抵抗124の一端,他端がそれぞれ,トランジスタ123のエミッタ(エミッタフォロワの出力),受光素子110およびトランジスタ122のベースに接続される。
抵抗125は,トランジスタ123のエミッタとグランドを接続し,トランジスタ123をエミッタフォロワとして動作させる。なお,抵抗125を電流源負荷に置き換えても良い。
電流源負荷121に替えて,抵抗RLを用いる場合を考える。この場合,電源Vccから抵抗RLを介して,トランジスタ122にノイズが流入する。ここで,抵抗RLの値を大きくすることで,ノイズの侵入を防止できる。しかしながら,増幅回路120を集積回路で構成する場合,大きな抵抗値を得るためには大きな面積が必要なため,集積回路の面積が大きくなる。
また,抵抗RLを用いる場合,使用される電源電圧Vccの範囲が広いと,トランジスタ122に流れる電流値の変動が大きくなる。特に電源電圧Vccが高い場合,動作電流Iccが大きくなり,消費電力が増加する。ここで,電源電圧Vccをトランジスタ122に直接接続せず,レギュレータ(安定化電源等の電圧調整器)を介して接続することが考えられる。このとき,ダイナミックレンジを確保するために,電源電圧Vccが低い時でも,トランジスタ122への供給電圧をある程度高くしたい。しかし,トランジスタ122への供給電圧を高くなるように調整すると,レギュレータが発振する可能性を生じる。このため,発振を抑えるための部品が必要となり,コストアップに繋がる。
本実施形態では,電流源負荷121を用いることで電源Vccから侵入するノイズを低減し,ノイズによる誤動作の可能性が低くなる。電流源負荷121のインピーダンスは一般に高いので,高抵抗と等価であり,電源ノイズの影響を低減できる。
電源電圧Vccが変化しても電流源負荷121は一定の電流を供給する。このため,例えば電源電圧Vccが高くなっても,トランジスタ122に流れる電流が抑制され,低消費電力化が可能となる。即ち,広い範囲の電源電圧での動作,および低消費電力化の両立が容易である。また,レギュレータなどを追加する必要が無く,回路構成が簡単となるため小面積化が容易となる。
電源電圧Vccを広範囲とすると,後段の出力回路140でのスイッチングによる放射ノイズが広帯域化する可能性がある。しかし,既述のように,受光素子110を配線導体116でシールドしたことで,受光素子110への放射ノイズの侵入が防止される。
(増幅回路120の構成の変形例)
受光素子110および電流源負荷121には一般に寄生容量が存在する。このため,受光回路100の出力の帯域が低周波側に移動し,高速動作が妨げられる可能性がある。また,増幅回路120からの出力波形の立ち上がり又は立下りに同期してリンギングが発生する場合がある。この場合,リンギングにより,出力波形が増幅回路120の後段の比較回路130の基準電圧を越えると,極性が反転し,誤動作を招く。
図4は,増幅回路120の変形例たる増幅回路120Aの構成を示す回路図である。
増幅回路120Aでは,抵抗124に替えて,抵抗127A,127B,128,コンデンサ129を有する。なお,トランジスタ122に替わる3端子素子として,FETを用い,ソース接地形アンプを構成しても良い。トランジスタ123に替わる3端子素子として,FETを用い,ソースフォロワを構成しても良い。
抵抗127A,127Bの接続点と接地電位間に,抵抗128,コンデンサ129が直列接続される。なお,増幅回路120と同様,抵抗125を電流源負荷に置き換えても良い。
以下,増幅回路120Aの伝達特性を考える。ここでは,簡単のために,トランジスタ122,123が理想的な増幅特性を有し,受光素子110の接合容量を無視する。
増幅特性(vo/i)は以下の式(1)で表すことができる。
vo/i=(R1+R2)(1+j・ω・C・(R3+R1R2/(R1+R2))
/(1+j・ω・C・R3) …… 式(1)
i:受光素子110から流れる電流
vo:増幅回路120Aの出力電圧
R1〜R3: 抵抗127A,127B,128の抵抗値
C: コンデンサ129の容量
図5は,角周波数−振幅特性を表すグラフである。本図のグラフG1が,式(1)の角周波数ωに対する振幅|Vo|の対応関係を示す。基準角周波数ω1(=1/[C・(R3+R1*R2/(R1+R2))),ω2(=1/[C・R3)を境界として,低周波側で増幅率が低く,高周波側で増幅率が大きくなっている。なお,実際にはトランジスタ122,123の周波数特性や受光素子110の接合容量の影響があるため,高周波領域ではグラフG2のように低下する。
図6は,増幅回路120Aからの出力信号の一例を表す図である。波形S1は,増幅回路120Aから出力されるパルス波形の一例を表す。既述のように,増幅回路120Aは,グラフG1のような特性を有し,低周波側で増幅率が低い。このため,波形S1のフラットな部分の振幅が小さくなり,立ち上がり立ち下がりでの振幅が大きい(サグを持つ)。従い,波形の立ち下がり部分では,後述の比較回路130での基準電圧Vst(波形S2)より大きく下方に振られる。この結果,波形の立ち下がり近傍で,出力電圧が,基準電圧Vst(波形S2)を越えることが防止される。
増幅回路120Aは,立ち上がりや立下り時間が速く,高速動作するため,基準電圧(波形S2)の値が変動しても比較回路130の出力波形のパルス幅歪みは小さい。
また,立下りに同期したリンギングにより,出力波形が基準電圧Vst(波形S2)を越えること,即ち,誤動作が低減される。
ここで,受光素子110から増幅回路120Aに流入するパルス波形の最小幅をtw[sec]としたとき,抵抗R1,R2,R3,容量Cの値は,以下の式(2)のように定めることが好ましい。
・(R3+(R1・R2/(R1+R2))<tw/(2・π) …式(2)
抵抗R1等を式(2)で規定することで,パルス波形の歪みがより効果的に防止される。
(比較回路130の構成)
図7は,比較回路130の構成の一例を示す回路図である。
比較回路130は,増幅回路120の後段に接続され,差動増幅器131,電流源132,カレントミラー回路133,抵抗134,135,出力端子136,137を有する。なお,増幅回路120は増幅回路120Aとしても良い。
差動増幅器131は,増幅回路120からの出力電圧Vと,基準電圧Vstとの差分を増幅する。差動増幅器131は,2つの3端子素子(バイポーラトランジスタ,またはFET)で構成され,出力電圧Vと,基準電圧Vstの差分に対応する電流In0,Im0をカレントミラー回路133の入力端Ni,Miに流す。出力電圧Vが,電圧Vh,Vlのパルス電圧波形とし,基準電圧Vstは電圧Vh,Vlの間の値とする。このようにすると,出力電圧VがVhのとき,電流In0は流れ,電流Im0はほとんど流れない(電流In0,Im0がH,Lの組み合わせ)。一方,出力電圧VがVlのとき,電流In0はほとんど流れず,電流Im0は流れる(電流In0,Im0がL,Hの組み合わせ)。即ち,差動増幅器131は,基準電圧Vstと比較することで,出力電圧Vを電流In0(または,電流Im0)として2値化する。また,入力端Ni,Miでの電流In0,Im0は,互いに反転している。
電流源132は,差動増幅器131のエミッタまたはドレインに接続され,電源電圧Vccに依存せず電流を供給する。即ち,差動増幅器131は広範囲の電源電圧に対応できる。
カレントミラー回路133は,入力端Ni,Miでの電流In0,Im0に対応する電流In1,Im1を出力端No,Moに出力する。カレントミラー回路133の入力端Ni,Miそれぞれでの電流In0,Im0に比例して,出力端No,Moの電流In1,Im1が変化する。図8に,カレントミラー回路133の一例を示す。本図では,カレントミラー回路133は,トランジスタQ1〜Q3およびQ4〜Q6でそれぞれ構成される第1,第2のカレントミラー回路を含む。
出力端No,Moから出力される電流In1,Im1はそれぞれ,抵抗134,135を通じて,グランドに流れる。抵抗134,135が電流を電圧に変換する変換素子として機能する結果,出力端子136,137は,グランドの電位を基準とした電圧を出力する。既述のように,電流In1,Im1が(H,L),または(L,H)の組み合わせに限定されることから,出力端子136,137に出力される電圧も,基本的に(H,L),または(L,H)の組み合わせに限定される。
電流源132およびカレントミラー回路133を用いることで,比較回路130の電源電圧Vccが広範囲の時でも,電源電圧Vccに依存せず一定の電位の出力を得ることが可能である。このため,後段の出力回路140のロジック回路に比較的耐圧が低いCMOSを使うことが容易となる。この結果,低消費電流化が容易となる。
(出力回路140の構成)
図9は,出力回路140の構成の一例を示す回路図である。
出力回路140は,入力端子141,142,論理素子143,144,レベル変換器145,146,トランジスタ147,148,出力端子149を有する。
入力端子141,142にはそれぞれ,比較回路130の出力端子136,137が接続され,信号が入力する。入力端子141,142に入力される電圧は,基本的に(H,L),または(L,H)の組み合わせに限定される。
論理素子143,144は,NAND素子である。論理素子143は,入力端子141と論理素子144の出力の否定論理積(NAND)を出力する。論理素子144は,入力端子142と論理素子143の出力の否定論理積(NAND)を出力する。論理素子143,144は,RSフリップフロップと近似し(入力側のインバータ(NOT素子)の有無のみ異なる),基本的に,(H,L),(L,H)の組み合わせのいずれかのみを出力する。
論理素子143,144は,CMOS素子で構成できる。一般にCMOS素子はNAND,NORといったロジック回路に使用される。LowまたはHighレベルを出力するようなデジタル用途ではロジック回路を用いた方が構成は簡単になる。バイポーラ素子でもロジック回路は構成できるが消費電流が大きい。このため,低消費電力が求められている場合は,可能な限りCMOS素子を用いてロジック回路を構成した方が良い。本実施形態では,電源電圧Vccが広範囲の時でも,比較回路130から一定の電位の出力を得ることが可能である。このため,比較的耐圧が低いCMOS素子を用いて,広電圧範囲で使用可能な受光回路100を構成できる。
ただし,論理素子143,144をCMOS素子で構成する場合,論理素子143,144を駆動する電源電圧を,レギュレータ(電圧変換器)等により一定とした方が良い。CMOS素子は電源電圧が低くても動作するので,レギュレータ等で変換前の電源電圧Vccが低い場合でも,CMOS素子用の電源電圧をレギュレータから容易に生成できる。
レベル変換器145,146は,論理素子143,144からの出力をトランジスタ147,148に対応するようにレベル(直流成分(バイアス))を調整する。
トランジスタ147,148は,直列に接続され,トーテムポールで構成される。トランジスタ147,148に(H,L)の組み合わせが入力されると,出力端子149が電圧V0となる。トランジスタ147,148に(L,H)の組み合わせが入力されると,出力端子149がグランドの電位となる。なお,トーテムポールに替えて,トランジスタ147,148をコンプリメンタリ接続としても良い。
論理素子143,144を図9のように接続し,フリップフロップを構成することで,トランジスタ147,148での貫通電流を抑制している。貫通電流は,トランジスタ147,148の電源からグランドに向かう電流であり,トランジスタ147,148の双方がONとなったときに発生する。既述のように,入力端子141,142に入力される電圧は,(H,L),(L,H)に限定され,(H,H)の組み合わせは原則的には存在しない。しかしながら,(H,L),(L,H)の切り替えの際に,過渡的に(H,H)の組み合わせが発生し,入力端子141,142に入力されることがある。論理素子143,144でフリップフロップを構成することで,論理素子143,144の出力側で,(H,L),(L,H)の切り替えの同時性を確保している。即ち,論理素子143,144の入力側が過渡的な状態を脱し,確定してから,出力側の電圧がほぼ同時に変化する。
以上のように,論理素子143,144でフリップフロップを構成することで,信号のH,Lの切り替え時(トランジスタ147,148のスイッチング時)におけるトランジスタ147,148での貫通電流の発生が防止される。貫通電流を抑制し,消費電力の低減が可能となる。
本発明の一実施形態に係る受光回路を表す図である。 受光素子の構成の一例を表す断面図である。 増幅回路の構成の一例を示す回路図である。 増幅回路の構成の変形例を示す回路図である。 角周波数−振幅特性を表すグラフである。 増幅回路からの出力信号の一例を表す図である。 比較回路の構成の一例を示す回路図である。 カレントミラー回路の構成の一例を示す回路図である。 出力回路の構成の一例を示す回路図である。
符号の説明
100…受光回路,110…受光素子,111…半導体基板,112…半導体層,113,114…透明絶縁層,115,116…配線導体,120…増幅回路,121…電流源負荷,122,123…トランジスタ,124,125…抵抗,130…比較回路,131…差動増幅器,132…電流源,133…カレントミラー回路,134,135…抵抗,136,137…出力端子,140…出力回路,141,142…入力端子,143,144…論理素子,145,146…レベル変換器,147,148…トランジスタ,149…出力端子

Claims (3)

  1. 受光素子に接続されるトランスインピーダンス増幅回路と,
    所定の電流を供給する電流源と,
    前記所定の電流により動作し,前記トランスインピーダンス増幅回路から出力される信号と所定の基準信号との差分信号に対応する電流を出力する差動増幅器と,
    前記差動増幅器から出力される電流と対応する電流を出力するカレントミラー回路と,
    前記カレントミラー回路から出力される電流を電圧に変換する変換素子と,を具備し,
    前記トランスインピーダンス増幅回路が,
    電源に接続されて所定の電流を供給する電流源負荷と,
    前記受光素子に接続されるベースまたはゲートと,前記電流源負荷に接続されるコレクタまたはドレインと,グランドに接続されるエミッタまたはソースと,を有する第1の3端子素子と,
    前記第1の3端子素子のコレクタまたはドレインに接続されるベースまたはゲートと,所定の電源に接続されるコレクタまたはドレインと,エミッタまたはソースと,を有する第2の3端子素子と,
    前記第2の3端子素子のエミッタまたはソースと,グランドとを接続する抵抗または第2の電流源負荷と,
    前記第2の3端子素子のエミッタまたはソースと接続される一端と,前記第1の3端子素子のベースまたはゲートと接続される他端と,前記一端と前記他端間を直列に接続する第1,第2の抵抗と,前記第1,第2の抵抗の接続部とグランド間を直列に接続する第3の抵抗およびコンデンサと,を有し,前記受光素子から前記トランスインピーダンス増幅回路に流入するパルス波形の最小幅tw,前記第1,第2,第3の抵抗それぞれの抵抗値R1,R2,R3,前記コンデンサの容量値Cが以下の関係を満たす,帰還回路と,
    を有する,
    ことを特徴とする受光回路。
    ・(R3+(R1・R2/(R1+R2))<tw/(2・π)
  2. 前記差動増幅器が,
    前記トランスインピーダンス増幅回路から出力される信号が入力されるベースまたはゲートと,コレクタまたはドレインと,前記電流源に接続されるエミッタまたはソースと,を備える第1の3端子素子と,
    前記基準信号に接続されるベースまたはゲートと,コレクタまたはドレインと,前記電流源に接続されるエミッタまたはソースと,を備える第2の3端子素子と,を有し,
    前記カレントミラー回路が,
    前記第1の3端子素子のコレクタまたはドレインと接続される一端と,前記一端に流れる電流と対応する電流を出力する他端と,を有する第1のカレントミラー回路と,
    前記第2の3端子素子のコレクタまたはドレインと接続される一端と,前記一端に流れる電流と対応する電流を出力する他端と,を有する第2のカレントミラー回路と,を有し,
    前記変換素子が,
    前記第1のカレントミラー回路の他端に接続される第1の変換素子と,
    前記第2のカレントミラー回路の他端に接続される第2の変換素子と,を有し,
    前記第1の変換素子に接続される第1の入力端と,第2の入力端と,前記第1,第2の入力端に入力される信号の否定論理積を出力する第1の出力端と,を有する第1の論理素子と,
    前記第2の変換素子に接続される第3の入力端と,前記第1の出力端に接続される第4の入力端と,前記第3,第4の入力端に入力される信号の否定論理積を出力し,かつ前記第2の入力端に接続される第2の出力端と,を有する第2の論理素子と,
    前記第1,第2の出力端にそれぞれ接続され,かつ互いに直列に接続される第1,第2の増幅器と,
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の受光回路。
  3. 第1導電型の半導体基板と,
    前記半導体基板上に配置される第2導電型の第1の半導体領域と,
    前記半導体基板上の前記第1の半導体領域の周囲に配置される,前記第1導電型の第2の半導体領域と,
    前記第1の半導体領域上に配置される,前記第1導電型の第3の半導体領域と,
    前記第2,第3の半導体領域を接続する配線導体と,
    前記第1の半導体領域と前記トランスインピーダンス増幅回路を接続する接続部と,
    を有する受光素子をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の受光回路。
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