JP5016435B2 - 歪補償装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出力信号に生じる非線形歪みを補償するための歪補償値を算出する歪補償装置に関する。
例えば、特許文献1は、歪補償制御を行うプリディストーション方式歪補償増幅装置を開示する。
特開2006−352635
本発明は、上述した背景からなされたものであって、歪補償制御を行うことにより、より精度の高い歪補償値を算出し、出力信号に生じる非線形歪みをより効果的に補償するように改良された歪補償装置を提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明にかかる歪補償装置は、入力信号の振幅値を検出する振幅検出手段と、前記検出された振幅値の最大値を検出する最大値検出手段と、
前記検出された振幅値に応じた歪補償値のアドレス値を算出するアドレス算出手段と、前記算出されたアドレス値に応じた歪補償値を出力する歪補償値出力手段と、前記アドレス算出手段が前記検出された振幅値の最大値に応じた範囲のアドレス値を出力するように制御し、前記歪補償値出力手段が前記出力制御されたアドレス値に応じた範囲の歪補償値を出力するように制御する制御手段とを有する。
本発明にかかる歪補償装置によれば、歪補償制御を行うことにより、より精度の高い歪補償値を算出し、出力信号に生じる非線形歪みをより効果的に補償することができる。
〔プリディストーション方式〕
まず、プリディストーション方式を説明する。
一般的に、電力増幅装置は、入力信号の振幅値が小さい領域では、線形の入出力特性を示す。
しかしながら、入力信号の振幅値がある程度大きくなると、非線形の入出力特性を示すようになり、さらに入力信号の振幅値が大きくなると、やがて飽和した入出力特性を示すようになる。
このように、電力増幅装置が、非線形あるいは飽和した入出力特性を示す状態で用いられると、出力信号に非線形歪みが発生し、この非線形歪みは、希望信号帯域内および希望信号帯域外(隣接チャネル)への不要信号成分の漏洩をもたらすこととなる。
特に、移動体通信システムの基地局の送信電力が高いので、移動体通信システムの基地局については、ACLR(Adjacent Channel Leakage power Ratio)、スプリアス規格およびスペクトラムエミッションマスクなどが厳しく規定されている。
このような背景から、基地局の電力増幅装置の非線形歪みをできるだけ低減させたいという要請があり、電力増幅装置の非線形歪みの低減のために、プリディストーション方式(predistortion)方式が、一般的に用いられている。
このプリディストーション方式は、電力増幅装置のAM/AM非直線特性およびAM/PM非直線特性の逆特性を与えるAM/AM変換およびAM/PM変換を、入力信号に対して予め行うことにより、電力増幅装置で発生する非線形歪みを補償する。
〔一般的なプリディストーション型電力増幅装置〕
本願発明の理解を助けるために、まず、一般的なプリディストーション型電力増幅装置を説明する。
図1は、一般的なプリディストーション型の第1の電力増幅装置1を示す図である。
図2は、図1に示したアドレス算出部14を示す図である。
図1に示すように、電力増幅装置1は、補償データ算出部12、プリディストータ104、D/A106、アップコンバート部108、PA110、ANT112、方向性結合器114、ダウンコンバート部116、A/D118および制御部120から構成される。
補償データ算出部12は、エンベローブディテクタ100、アドレス算出部14、歪補償テーブル部102および設定部122から構成される。
図2に示すように、アドレス算出部14は、アドレス補正係数部140、乗算器142およびビットシフト部144から構成される。
なお、各図においては、実質的に同じ構成部分には、同じ符号が付される。
デジタル形式の入力データは、電力増幅装置1の外部から補償データ算出部12のエンベローブディテクタ100およびプリディストータ部104に入力される。
エンベローブディテクタ100は、入力データの電力値または振幅値(以下の説明においては、エンベローブディテクタ100が振幅値を検出する場合を具体例とする)を検出し、検出したデジタル形式で示す振幅データEを、アドレス算出部14および設定部122に対して出力する。
設定部122は、外部PC等から設定指示が入力されたときに、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEに応じて、外部PC等から入力された設定値を、後述するアドレス算出に必要なアドレス補正係数部140およびビットシフト部144に対して出力する。
また、設定部122は、アドレス補正係数部140およびビットシフト部144の設定値に応じて、外部PC等から入力された設定値を歪補償テーブル部102に対して出力する。
具体的には、設定部122は、入力データが最大送信レベルの状態で、最大振幅値がアドレスの最大値以下になるように、アドレス補正係数部140およびビットシフト部144を、予め設定する。
また、設定部122は、アドレス算出部14がとり得るアドレス値の範囲に応じて、歪補償テーブル部102に格納された後述の歪補償テーブルを設定する。
アドレス算出部14は、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEから、アドレス補正係数部140、乗算器142およびビットシフト部144により、歪補償値のアドレス値を算出する。
以下、アドレス算出部14の処理について、図2を用いて説明する。
アドレス補正係数部140は、設定部122から入力されたアドレス補正係数を乗算器142に対して出力する。
乗算器142は、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEと、アドレス補正係数部140から入力されたアドレス補正係数を乗算し、ビットシフト部144に対して出力する。
ビットシフト部144は、乗算器142から入力されたデータを設定部122から入力された設定値(ビットシフト量)に基づいてビットシフトを行い、アドレス値を算出し、算出したアドレス値を歪補償テーブル部102に対して出力する。
歪補償テーブル部102は、プリディストーション方式により歪補償を行うための歪補償テーブルを記憶している。
この歪補償テーブルには、歪補償の対象となるPA110の入出力特性における非線形の逆特性を示す補償データ(一般に、入力データの振幅値(振幅データE)を指標とするAM/AM特性(振幅)およびAM/PM特性(位相))が記憶されている。
歪補償テーブル部102は、アドレス算出部14から入力されたアドレス値を用いて、歪補償テーブルを参照し、アドレス値に応じた補償データを参照の結果として得て、プリディストータ104に対して出力する。
プリディストータ104は、歪補償テーブル部102から入力される補償データを用いて、入力データに対してPA110の非線形性の逆特性を付加して、D/A106に対して出力する。
D/A106は、プリディストータ104の出力信号を、アナログ形式のベースバンド信号に変換し、アップコンバート部108に対して出力する。
アップコンバート部108は、D/A106から入力されたベースバンド信号を、無線周波数帯域の信号に変換し、PA110に対する入力信号とする。
PA110は、アップコンバート部108から入力された入力信号を電力増幅して出力信号とし、ANT112および方向性結合器114に対して出力し、ANT112を介して無線通信回線に対して送信する。
PA110の入力信号には、予め、プリディストータ104において非線形性の逆特性が与えられているので、PA110からは、歪が補償された出力信号が出力される。
方向性結合器114は、PA110からANT112へ出力される出力信号の一部を取り出して、ダウンコンバート部116に対して出力する。
ダウンコンバート部116は、入力された信号の一部を、ベースバンド信号または中間周波数帯域信号に変換し、A/D118に対して出力する(以下、ダウンコンバート部116がベースバンド信号を出力する場合を具体例とする)。
A/D118は、ダウンコンバート部116から入力されたベースバンド信号を、デジタル形式の出力データに変換し、制御部120に対して出力する。
制御部120は、入力された出力データを用いて、温度変化および経年変化などのために変化したPA110入出力特性を、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルの内容に反映させ、常にPA110出力信号に発生する歪を最小に保つようにする。
ここで、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルにおける振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係について説明する。
図3は、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルにおける振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示す図であって、(a)は入力信号が最大の場合における場合の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示し、(b)は入力信号が低レベルの場合における場合の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示す。
図3(a)に示すように、設定部122は、入力データが最大送信レベルの状態で、最大振幅値がアドレスの最大値以下になるように、アドレス算出部14のアドレス補正係数部140およびビットシフト部144を設定する。
また、設定部122は、歪補償テーブル部102が、アドレス算出部14でとり得るアドレス値に対応した歪補償値を出力するように、歪補償テーブルを設定する。
歪補償テーブル部102は、アドレス算出部14から入力されたアドレスを用いて、設定部122により予め設定された歪補償テーブルを参照し、アドレス値に応じた補償データを参照の結果として得て、プリディストータ104に対して出力するが、入力信号が最大送信レベルよりも低い場合に、改良すべき点が生じる。
図3(b)の領域Aに示すように、入力信号が低レベルの場合には、歪補償テーブル部102により参照されないアドレス領域が存在し、歪補償テーブルの全てのアドレスが使用されないため、歪補償の精度が上がらない。
また、制御部120は、上述したように、入力された出力データを用いて歪補償テーブル部102に記憶された歪補償テーブルを更新するが、全てのアドレスに対する歪補償値を更新するため、歪補償テーブル部102により参照されないアドレス領域Aに対する歪補償値についても更新してしまう。
よって、ユーザが、入力データを最大送信レベルの状態に戻した場合には、歪補償テーブル部102により更新されたアドレス領域Aが参照されるため、大きく歪みを発生させてしまい、歪みを収束させるのに時間がかかる。
図3(b)に示した点を解消し、電力増幅装置1を改良する方法を、以下、図4を用いて説明する。
図4は、入力信号が低レベルの場合に、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルにおける振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を、設定部122が変更する方法を示す図であって、(a)は変更前の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示し、(b)は変更後の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示す。
なお、入力信号が最大送信レベルに再び戻った場合には、(a)は変更後の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示し、(b)は変更前の振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示す。
図4に示すように、入力信号が低レベルの場合には、設定部122は、歪補償テーブル部102により参照されるアドレス領域Bを、アドレス領域B’に拡張することにより、全てのアドレス値が使用されるようになる。
具体的には、設定部122は、図4(a)に示すアドレス領域Bの代表点値(白丸)を、図4(b)に示すアドレス領域B’上に新たに設定し、新たに設定した代表点に応じて補償データを作成する。
また、設定部122は、歪補償テーブル部102により参照されないアドレス領域A’を、バックアップ領域に退避する。
具体的には、設定部122は、図4(a)に示すアドレス領域Aの代表点値(白丸)を、バックアップ領域に退避する。
入力信号が低レベルの状態(図4(b))から最大送信レベルに再び戻った場合には、設定部122は、アドレス領域B’をアドレス領域Bに戻し、入力信号が低レベルの場合に歪補償テーブル部102により参照されなかったアドレス領域Aを、バックアップ領域から戻す。
具体的には、設定部122は、図4(b)に示すアドレス領域B’の代表点値(白丸)を、図4(a)に示すアドレス領域B上に新たに設定し、新たに設定した代表点値に応じて補償データを作成する。
また、設定部122は、アドレス領域A(図4(a))の代表点値(白丸)を、バックアップ領域から戻す。
このように、設定部122が、振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を、入力信号の送信レベルに応じて変更することにより、上述した改良点が解決される。
〔第2の電力増幅装置2〕
以下、図4に示した方法により補償データの制御を行う本発明に係る第2の電力増幅装置2を説明する。
図5は、本発明にかかる第2の電力増幅装置2を示す図である。
図5に示すように、第2の電力増幅装置2は、図1に示した第1の電力増幅装置1の補償データ算出部12を補償データ算出部22に置き換えた構成を採る。
補償データ算出部22は、補償データ算出部12の設定部122を設定部202に置き換え、最大値検出部200およびバックアップ部204を加えた構成を採る。
エンベローブディテクタ100は、電力増幅装置1のエンベローブディテクタ100と同様に、入力データの振幅値を検出するが、検出したデジタル形式で示す振幅データEを、アドレス算出部14および最大値検出部200に対して出力する。
最大値検出部200は、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEの一定時間内における最大値を検出し、検出した振幅データEの最大値を設定部202に対して出力する。
設定部202は、最大値検出部200から入力された一定時間内における振幅データEの最大値に応じて、外部PC等から入力された設定値を、アドレス算出部14のアドレス補正係数部140およびビットシフト部144に対して出力する。
また、設定部202は、アドレス補正係数部140およびビットシフト部144の設定値に応じて、外部PC等から入力された設定値を歪補償テーブル部102に対して出力する。
また、設定部202は、歪補償テーブル部102を更新する場合に、使用しないテーブルをバックアップ部204に対して出力し、再び使用する場合に、バックアップ部204から取得する。
具体的には、設定部202は、一定時間内における振幅データEの最大値が入力されたタイミングに基づいて、最大振幅値がアドレスの最大値以下になるように、アドレス補正係数部140およびビットシフト部144の設定を適宜行う。
また、設定部202は、アドレス算出部14がとり得るアドレス値の範囲に応じて、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルを適宜更新する。
バックアップ部204は、歪補償テーブル部102から入力された歪補償テーブルを記憶する。
図6は、補償データ算出部22によるアドレス算出部14および歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルの更新処理の具体例を示すフローチャート(S10)である。
ここで、補償データ算出部22によるアドレス算出部14および歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルの更新処理を、図6を参照して具体的に説明をする。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、最大値検出部200は、一定時間内における振幅データEの最大値を検出し、検出した振幅データEの最大値を設定部202に対して出力する。
ステップ102(S102)において、設定部202は、最大値検出部200から入力された振幅データEの最大値が、あらかじめ設定された閾値より低いか否かを判断する。
最大値検出部200から入力された振幅データEの最大値が、あらかじめ設定された閾値より低いときには、補償データ算出部22は、S104の処理に進み、これ以外のときにはS120の処理に進む。
ステップ104(S104)において、設定部202は、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルが、入力信号が低レベル状態での歪補償テーブル(小信号モード)か否かを判断する。
歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルが、小信号モードのときには、補償データ算出部22は、処理を終了し、これ以外のときにはS106の処理に進む。
ステップ106(S106)において、設定部202は、アドレス算出部14のアドレス補正係数部140およびビットシフト部144を補正し、図4に示したように、アドレス算出部14がとり得るアドレス領域を拡大する。
ステップ108(S108)において、設定部202は、アドレス算出部14がとり得るアドレス値に応じて、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルのうち、使用しないアドレス領域のテーブル部を、バックアップ部204に格納する。
ステップ110(S110)において、設定部202は、アドレス算出部14がとり得るアドレス値に応じた補償データを設定し、歪補償テーブルを再作成する。
ステップ120(S120)において、設定部202は、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルが、入力信号が最大送信レベル状態での歪補償テーブル(最大信号モード)か否かを判断する。
歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルが、最大信号モードのときには、補償データ算出部22は、処理を終了し、これ以外のときにはS124の処理に進む。
ステップ124(S124)において、設定部202は、アドレス算出部14のアドレス補正係数部140およびビットシフト部144を補正し、図4に示したように、アドレス算出部14がとり得るアドレス領域を縮小する。
ステップ126(S126)において、設定部202は、バックアップ部204に格納された歪補償テーブルを、バックアップ部204から取得する。
ステップ128(S128)において、設定部202は、縮小されたアドレス領域に応じた補償データを設定し、バックアップ部204から取得した補償テーブルを用いて、歪補償テーブルを再作成する。
〔第2の電力増幅装置2の全体動作〕
以下、第2の電力増幅装置2の全体動作を説明する。
エンベローブディテクタ100は、入力データの振幅値を検出し、検出した振幅値をデジタル形式で示す振幅データEを、アドレス算出部14および最大値検出部200に対して出力する。
最大値検出部200は、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEの一定時間内における最大値を検出し、検出した振幅データEの最大値を設定部202に対して出力する。
設定部202は、最大値検出部200から入力された一定時間内における振幅データEの最大値および外部PC等から入力される設定値に基づいて、アドレス算出部14および歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルを適宜更新する。
アドレス算出部14は、エンベローブディテクタ100から入力された振幅データEから、アドレス補正係数部140、乗算器142およびビットシフト部144により、歪補償値のアドレス値を算出する。
歪補償テーブル部102は、アドレス算出部14から入力されたアドレスを用いて、歪補償テーブルを参照し、アドレス値に応じた補償データを参照の結果として得て、プリディストータ104に対して出力する。
バックアップ部204は、歪補償テーブル部102から入力された歪補償テーブルを記憶する。
プリディストータ104は、歪補償テーブル部102から入力される補償データを用いて、入力データに対してPA110の非線形性の逆特性を付加して、D/A106に対して出力する。
D/A106は、プリディストータ104の出力信号を、アナログ形式のベースバンド信号に変換し、アップコンバート部108に対して出力する。
アップコンバート部108は、D/A106から入力されたベースバンド信号を、無線周波数帯域の信号に変換し、PA110に対する入力信号とする。
PA110は、アップコンバート部108から入力された入力信号を電力増幅して出力信号とし、ANT112および方向性結合器114に対して出力し、ANT112を介して無線通信回線に対して送信する。
PA110の入力信号には、予め、プリディストータ104において非線形性の逆特性が与えられているので、PA110からは、歪が補償された出力信号が出力される。
方向性結合器114は、PA110からANT112へ出力される出力信号の一部を取り出して、ダウンコンバート部116に対して出力する。
ダウンコンバート部116は、入力された信号の一部を、ベースバンド信号または中間周波数帯域信号に変換し、A/D118に対して出力する。
A/D118は、ダウンコンバート部116から入力されたベースバンド信号を、デジタル形式の出力データに変換し、制御部120に対して出力する。
制御部120は、入力された出力データを用いて、温度変化および経年変化などのために変化したPA110入出力特性を、歪補償テーブル部102に記憶された歪補償テーブルの内容に反映させ、常にPA110出力信号に発生する歪を最小に保つようにする。
以上説明したように、本発明に係る第2の電力増幅装置2は、入力データの送信レベルに応じて、とり得るアドレス領域とアドレス領域に対応する歪補償値とを適宜変更することにより、より精度の高い補償データ値を出力することができる。
一般的なプリディストーション型の第1の電力増幅装置1を示す図である。 図1に示したアドレス算出部14を示す図である。 歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルにおける振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を示す図である。 入力信号が低レベルの場合に、歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルにおける振幅データE(アドレス)と歪補償値との関係を、設定部122が変更する方法を示す図である。 本発明にかかる第2の電力増幅装置2を示す図である。 補償データ算出部22によるアドレス算出部14および歪補償テーブル部102に格納された歪補償テーブルの更新処理の具体例を示すフローチャート(S10)である。
符号の説明
1・・・電力増幅装置
100・・・エンベローブディテクタ
102・・・歪補償テーブル部
104・・・プリディストータ
106・・・D/A
108・・・アップコンバート部
110・・・PA
112・・・ANT
114・・・方向性結合器
116・・・ダウンコンバート部
118・・・A/D
120・・・制御部
122・・・設定部
12・・・補償データ算出部
14・・・アドレス算出部
140・・・アドレス補正係数部
142・・・乗算器
144・・・ビットシフト部
2・・・電力増幅装置
200・・・最大値検出部
202・・・設定部
204・・・バックアップ部
22・・・補償データ算出部

Claims (1)

  1. 入力信号の振幅値を検出する振幅検出手段と、
    前記検出された振幅値の最大値を検出する最大値検出手段と、
    前記入力信号の振幅値に応じたアドレス値ごとに、前記入力信号の振幅値に応じた歪補正値を記憶する歪補正値記憶手段と、
    前記検出された入力信号の振幅値の最大値が、予め決められた値より小さいときには、前記入力信号の振幅値に応じたアドレス値がとりうる範囲を、前記歪補正値記憶手段のアドレス領域の一部に設定し、これ以外の場合には、前記アドレス値がとりうる範囲を、前記歪補正値記憶手段のアドレス領域の全部に設定するアドレス設定手段と、
    前記アドレス値がとりうる範囲が変更されるごとに、前記アドレス値が取りうる範囲に含まれるアドレス値ごとに、前記歪補正値記憶手段に記憶される歪補正値を変更する歪補正値変更手段と、
    前記設定されたアドレス値に応じた歪補償値を出力する歪補償値出力手段と、
    前記アドレス算出手段を、前記検出された入力信号の振幅値に応じたアドレス値に記憶された前記歪補正値を出力するように制御する制御手段と
    を有する歪補償装置。
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