JP5015723B2 - ソーラーパネルの包装具 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池モジュール用のソーラーパネルのフレームを被覆して保護するための包装具に関する。
図1のように、太陽電池モジュールとして屋上等に多数並べて設置されるソーラーパネルPは、アルミニウム製の方形のフレームFと、このフレームF内に固定され、ソーラーセルを内蔵した強化ガラス部Gとからなり、太陽発電により生成した電気を流す電源コードが付属している。
このようなソーラーパネルPは、強化ガラス部Gは傷つきにくいが、フレームF部分はアルミニウム製であるため比較的傷つきやすい。
そのため、設置場所まで搬送する際には、図示のように、長辺と短辺とからなる方形フレームFの長辺の両外周面から、一対の細長いシート体をそれぞれ概略コの字型に折り曲げることで形成される包装具を被せてパネルPを挟み込むようにし、これらを結束バンドBで結束することで固定し、フレームFを重点的に包装することが行われている。
このような包装具として、特許文献1のように、一対の細長いシート体のそれぞれの両端部に差込片と、差込スリットとを設け、差込片を差込スリットに差し込むことで組み立て可能としたものが先に提案されている。
これは、ソーラーパネルの搬送後に差込スリットから差込片を抜き取ることで簡単に解体することができ、また針金等を用いていないため、焼却処分等も簡単であるという利点を有する。
くわしくは、この包装具においては、一対のシート体を、それぞれフレームの長辺の外周面を覆う側板と、この側板の一側に折り目を介して連設され、側板に対して直角に折り曲げることでフレームの長辺の上面を覆う上板と、この側板の他側に折り目を介して連設され、側板に対して直角に折り曲げることでフレームの長辺の下面を覆う下板と、この上板の両端に形成された差込片と、この下板の両端に折り目を介して連設され、下板に対して上板に向けて直角に折り曲げることでフレームの短辺端部の外周面を覆う外ヒレと、この外ヒレの外端に折り目を介して連設され、外ヒレに対して上板に向けて直角に折り曲げることで上板の両端に重ね合わされる折り返し片とから構成している(特許文献1、図1等参照)。
そして、この折り返し片の上に上板を重ね合わせた状態で、上板の差込片を折り返し片に設けられた差込スリットに差し込むことで組み上げ、フレームを包装できるようにしている(特許文献1、図2等参照)。
しかし、このような従来の包装具では、ソーラーパネルのフレームの短辺の端部は、外ヒレによってその外周面から覆われているだけであった。
そのため、包装した状態でパネルががたつきやすく、したがって外部からの衝撃に弱く、搬送中にパネルの包装状態が解けてしまう恐れがあった。
実用新案登録第3097147号公報
そこで、この発明は、ソーラーパネルのフレームを、その長辺の両外周面から被覆して保護するための、一対の細長いシート体を概略コの字型に折り曲げることで形成される包装具について、包装状態における耐衝撃性を高めることを課題とする。
上記した課題を解決するため、各シート体を、フレームの長辺の外周面を覆う側板と、この側板の一側に折り目を介して連設され、側板に対して直角に折り曲げることで前記フレームの長辺の上面を覆う上板と、この側板の他側に折り目を介して連設され、側板に対して直角に折り曲げることで前記フレームの長辺の下面を覆う下板と、前記上板の両端に折り目を介して連設され、上板に対して下板に向けて直角に折り曲げることでフレームの短辺の端部内周面を覆う内ヒレと、前記下板の両端に折り目を介して連設され、下板に対して上板に向けて直角に折り曲げることでフレームの短辺の端部外周面を覆う外ヒレと、この外ヒレの外端に折り目を介して連設され、外ヒレに対して上板に向けて直角に折り曲げることで前記上板の端部の上に重ね合わされる折り返し片と、この折り返し片の外端に折り目を介して連設され、前記上板の両端部に設けられた差込口に差し込まれる差込片とを有するものとしたのである。
このようにすると、ソーラーパネルのフレームは、包装状態において、長辺の両側から側板と上下板とで被覆されるとともに、短辺の両端部が、その内外周面から内ヒレと外ヒレとで挟み込まれた状態になる。
そのため、包装状態においてパネルにがたつきがほとんど生じず、耐衝撃性が高まる。
また、一対のシート体のうちの少なくとも一方のシート体の上板の両端間に、上板の側縁から内側に延びる一対の平行な切り目とこの切り目の内端同士をつなぐ折り目で内板を区画形成し、前記折り目を跨いで上板から内板にかけて第一のスリットを設け、また上板に二つ折り可能な組み差し片を区画形成し、この組み差し片にその二つ折り部を跨ぐ第二のスリットを設け、内板を側板と平行となるように上板に対して直角に折り曲げ、組み差し片を二つ折りして第二のスリットを第一のスリットに差込むことにより組み差し片と内板とを格子状に組み上げ、内板と側板との間の空間に上記ソーラーパネルの電源コードを収納して保持可能にするのが好ましい。
このようにすると、別途部材を用意することなく、コードがばらけないように保持可能であるとともに、格子状の立体構造が包装具に強度を与え、包装具の端部の構造と協働して包装具全体の耐衝撃性をさらに高めることができる。
あるいは、一対のシート体のうちの一方シート体の上板の両端間に、上板の側縁から内側に延びる一対の平行な切り目とこの切り目の内端同士をつなぐ折り目で巻き込み片を区画形成し、この巻き込み片を上板から下板に向けて、さらに下板から側板に向けて角筒状に巻き込み、上記ソーラーパネルに付属する電源コードをこの角筒状の巻き込み内に収納して保持可能にするのが好ましい。
このようにすると、別途部材を用意することなく、コードがばらけないように保持可能であるとともに、角筒状の立体構造が包装具に強度を与え、包装具の端部の構造と協働して包装具全体の耐衝撃性をさらに高めることができる。
シート体を折り曲げてなるソーラーパネルの包装具について、パネルのフレームの短辺の両端部をその内外周面から内ヒレと外ヒレとで挟み込んで包装する方式を採用したので、耐衝撃性が高まる効果を得ることができる。
第一の実施形態の包装具は、概略コの字型に折り曲げた一対のシート体10からなり、図1のように、これをソーラーパネルPのフレームFの両長辺の外周面からそれぞれパネルPを挟み込むようにして被せ、結束バンドBで結束することで使用される。
この包装具をなすシート体10は、図2のように段ボールシートを打ちぬくことで作製されている。
詳しくは、シート体10の中央部をなす側板11の一側縁には、折り目を介して上板12が連設されており、また側板11の他側縁には、折り目を介して下板13が連設されている。
また、側板11の両端縁には、折り目を介して中ヒレ11aが連設されている。
さらに、側板11と上板12および下板13との境界の折り目の上には、断続的にコの字型の切れ目が形成されている。
上板12の両端縁には、折り目を介して内ヒレ14が連設されており、内ヒレ14の内端部はコの字型の切れ目で区画されて突片14aとなっている。
また、上板12の両端部付近には、それぞれ差込口12aが形成されている。
上板12の両端間の中程には、上板の両側間方向に延びる縦スリット12cが形成されている。
またこの縦スリット12cを跨いで上板の両端間方向に折り目が延び、この折り目の両端から切れ目が上板12の側縁にかけて連通することで内板12dが区画形成されている。
さらに上板12の内板12dの傍らには、それぞれ上板12の側縁にかけて連通する、並列する2重のL字型の切れ目により、繋ぎ片12eと組み差し片12fが区画形成されている。
繋ぎ片12eと組み差し片12fとは、前記2重のL字型の切れ目間をつなぐ折り目により区画されており、さらに組み差し片12fは、その中央部を縦スリット12cと平行に延びる折り目により、二つ折り可能となっている。
また、この折り目を跨いで折り目に対してほぼ垂直に延びる、横スリット12gが形成されている。
一方、下板13の両端には、折り目を介して外ヒレ15が連設され、外ヒレ15の外端には折り返し片16が連設され、さらに折り返し片16の外端には折り目を介して差込片17が連設されている。
ソーラーパネルPを包装する際には、まず図3および図4(a)に示すように、シート体10の上板12および下板13を側板11に対して同じ方向に直角に折り曲げて、包装具が全体として概略コの字型をなすようにする。
なお、以下の図4、図5、図6においては、説明の便宜上、ソーラーパネルPの強化ガラス部Gは省略され、フレームFのみが表示されている。
そして、図4(b)のように、内ヒレ14を上板12に対して下板13に向けて直角に折り曲げ、この状態でソーラーパネルPのフレームF部分の外周面に被せると、フレームFの長辺の外周面は側板11に覆われ、上下面はそれぞれ上下板12、13により覆われるとともに、内ヒレ14がフレームFの短辺の端部の内周面を覆うこととなる。
ここで図5からわかるように、下板13の両端間の長さは、ソーラーパネルPのフレームFの長辺がほぼ過不足なく収まる長さとなっており、上板12の両端間の長さは、それぞれの両端部において、ほぼフレームFの短辺の厚み分だけ下板13よりも短くなっている。
そのため、内ヒレ14は、フレームF短辺の端部の内周面にほぼ近接した状態で、これを覆うようになっている。
次に図4(c)のように、中ヒレ11aを側板11に対して上下板12、13側に向けて直角に折り曲げることで、フレームF短辺の端部の外周面を覆う。
さらに図4(d)のように、外ヒレ15を下板13に対して上板12側に向けて直角に折り曲げ、中ヒレ11aの上に当接させ、中ヒレ11aの上からフレームFの短辺端部の外周面を覆う。
さらに図4(e)のように、折り返し片16を外ヒレ15に対して上板12側に向けて直角に折り曲げて上板12の端部の上に重ね合わせる。
そして、図4(f)のように、差込片17を折り曲げて上板12の差込口12aの中に差込んでパネルPの包装が完了する。
このようにして包装すると、図6のように、ソーラーパネルPのフレームFの短辺の端部は、外周面からは外ヒレ15と中ヒレ11aとが覆い、内周面からは内ヒレ14が覆い、これらによって内外から挟み込まれた状態となっている。
そのため、搬送中にずれ動きにくく、したがって耐衝撃性が向上している。
なお、図4等からわかるように、差込片17はその根元部分の幅が絞られており、また差込口12aも上板12の端部に向けて幅が絞られている。
そのため、差込片17をその根元部分まで差込口12aに差し込んだ状態で、図4(f)のように、差込口12aの上板12の端部に向けて折り曲げると、絞られた部分同士がはまり合うことで抜け止め状態となる。
また、複数の包装したパネルPを搬送する際に積み重ねると、上側のパネルPの重みで下側のパネルPの上板12がその下板13側に向けて湾曲することで上板12および内ヒレ14が沈み込みそうになる。
しかし、内ヒレ14や上板12が一定程度下降すると、内ヒレ14の内端部に設けられた突片14aがフレームFの上面に当接するため、それ以上の沈み込みが防止されるようになっている。
ここで特許文献1では、フレームFの長辺の上面を覆う部分において、折り返し片を先に折り返し、その上に上板を重ね合わせる構成を採用しているため、折り返し片の厚み分(2mm程度)だけ側板の高さを大きくする必要がある。
そして、特許文献1の包装具で包装したパネルPを積み重ねると、パネルPの重みでこの重なり合った折り返し片と上板の両方の段ボールの段が潰れ、これに伴って側板が変形することがある。
そのため、包装具と結束バンドBとの間に比較的大きな隙間が生じがちであり、結束バンドBが外れてしまいやすい問題がある。
これに対し、本願ではフレームFの上面を覆う部分について、折り返し片16と上板12とを折り重ねていないため、側板11の高さをそれだけ従来よりも小さくすることができ、包装状態での省スペース化が図られる。
また、本願の包装具で包装したパネルPを積み重ね、その重みで折り返し片16や上板12の段ボールの段が潰れたとしても、フレームF上面においては折り返し片16と上板12とが重なり合った部分がなく、側板11もほとんど変形しない。
そのため、包装具と結束バンドBとの間にできる隙間は比較的小さなものであり、特許文献1の場合に比べて結束バンドBが外れにくくなっている。
さらに、折り返し片16の段ボールの段を潰しておくと、シート体10を組み立てた際に、上板12の上に折り返し片16が重ね合わさった部分と、折り返し片16が重ね合わさっていない部分との間に段差が形成されず、包装具の上面がほぼフラットとなる。
そのため包装されたパネルPを積み重ねる際に、傾くことなく真っ直ぐに積み重ねることが容易となる。
また、折り返し片16の段を潰していない場合には、包装した後に積み重ねた上側のパネルPの重みで折り返し片16の段が潰れ、これにより包装具と結束バンドBとの間に若干の隙間が生じる恐れがあるが、はじめから段を潰しておくと、隙間が生じて結束バンドBが外れてしまう事態を未然に防止することが可能である。
ここで、シート体10から包装具を組み上げると、シート体10の側板11と上下板12、13との境界の折り目上に断続的に形成された上述の切り目により、図3および図4に示すように、上板12の板面から立ち上がる切り起こし18が形成される。
包装したソーラーパネルPを複数積み重ねて搬送する際には、この切り起こし18が滑り止めとなって、パネルPが相互に傾いたり、ずれ動いたりするのが防止される。
次に、図7(a)に示す、包装具の両端間の中程について説明する。
図7(b)および(c)のように、上板12の板面から繋ぎ片12eおよび組み差し片12fを起こし、次いで組み差し片12fを二つ折りにし、さらに内板12dを上板12に対して下板13側に直角に折り曲げる。
そして、図7(d)のように、上板12の縦スリット12cと組み差し片12fの横スリット12gを相互に差し込んで、上板12と組み差し片12fとを格子状に組み上げる。
ソーラーパネルPに付属する電源コードCを、図示のように側板11と内板12dとの間に形成される空間に収納することで、ばらけないように保持することができる。
このように、別途部材を要することなく、シート体10に切れ目や折り目を設け、組み上げるだけでコードCを保持できるようになっている。
また、包装具の両端間の中程を格子状に立体的に組み上げているため、この部分の強度が高く、包装具の両端部の構造と協働することで、包装具全体としての耐衝撃性の向上にも役立っている。
なお、繋ぎ片12eを省略して、組み差し片12fを上板12から分離できるようにしておき、こうして上板12から分離した組み差し片12fを内板12dと相互差込することによって組み上げてもよい。
例えば、上板12に方形のミシン目を入れて、その内部を組み差し片12fとし、ミシン目を破断することで分離可能に構成することができる。
図8および図9に示す第二の実施形態の包装具では、シート体20の上板22の両端部の差込口22aが、コの字型の切れ目と切れ目の両端間をつなぐ折り目とで区画形成されており、したがってその開口には、フラップ22bが付属したものとなっている。
このように差込口22aの開口にフラップ22bが付属していると、差込口22aに差し込んだ差込片27は、このフラップ22bと上板22とで挟みこまれることになる。
そのため、差込口22aから抜けにくくなり、したがって包装具が搬送中の衝撃によって解体するといった事態が防止される。
包装具の端部の構造の他の点については、内ヒレ24に突片14aが設けられていないことを除いては、図からわかるように、第一の実施形態とほぼ同様である。
このように内ヒレ24に突片14aがないことから、シート体10のフレームFの長辺および短辺の上面を覆う部分に、二重に折り重なる部分がまったくないことになる(第一の実施形態では、フレームFの上面を覆う部分においては、折り返し片16と突片14aのみが重ね合わさっている。)。
従来の特許文献1ではフレームFの長辺の上面を覆う部分において、折り返し片と上板とが大きな範囲で折り重なっているのに対して、本願のように折り重なる部分を無くすことにより、包装したパネルPを積み重ねた際の段ボールの段の潰れによる沈み込み量が半分程度に抑制されている。
さらに、図8のように、上板22の両端間で一方差込口22a寄りには、コの字型の切れ目とこの切れ目の両端をつなぐ上板22の両側間方向に延びる折り目により、保持片22cが区画形成されている。
この保持片22cは、その中程で上板22の両側間方向に延びる折り目により二つ折り可能となっており、また、その折り目を跨いで上板22の両端間方向に延びるI字型の保持孔22dが形成されている。
図9のように、包装具の組立状態において保持片22cを二つ折りにして、下板23側に没入させる。
二つ折りされた保持片22cの下縁に連通する保持孔22dに、この下縁から電源コードCを差し込んで保持する。
このようにすると、簡単な構造で電源コードCをばらけないように保持することができる。
また、保持孔22dでコードCを保持することにより、コードCが重しとなって上板22が折り曲げ状態から反発するのが防止される。
図10および図11に示す第3の実施形態の包装具は、図からわかるように、その両端部の構造については、第2の実施形態と同様である。
また、図10に示すように、上板32の両端間の一方差込口32a寄りには、上板の両端間方向に延びる折り目と、この折り目の両端から上板の側縁にかけて連通する切れ目により、巻き込み片32cが区画形成されている。
巻き込み片32cの両端間には長孔である保持孔32dが設けられており、この保持孔32dから巻き込み片32cの側縁にかけて切れ目が連通している。
また、この保持孔32dから巻き込み片32cの差込口32a寄りの一端縁にかけては、2つの折り目が平行に延びており、一方、保持孔32dから巻き込み片32cの差込口32aから離れた他端縁にかけては、単数の折り目が延びている。
図11のように、巻き込み片32cを、前記した折り目で上板32から下板33へ、さらに下板33から側板31へと向けて角筒状に折り曲げる。
ここで、保持孔32dから巻き込み片32cの他端縁にかけて延びる前記単数の折り目で区画される部分を、下板33にテープ等で貼り付けてもよい。
図示のように、スリットを通して電源コードCを保持孔32dに差し込み、角筒内に収納すると、電源コードCがばらけないように保持される。
ここで、巻き込み片32cは、角筒状となっているため、立体構造であって強度が高く、包装具の端部の構造と協働することで、包装具全体の耐衝撃性の向上にも役立っている。
また、角筒内にコードCを収納すると、コードCが重しとなって上板32が折り曲げ状態から反発するのが防止される。
なお、保持孔32dは省略することもでき、その場合は、コードCはそのまま角筒内に収納される。
上記した各実施形態では、一対のシート体10,20,30のうち、電源コードCを保持する側のシート体について説明しており、電源コードCを保持しない側のシート体については、コードC保持構造を省略してよい。
また、上記各実施形態では、側板11、21、31に中ヒレ11a、21a、31aを設けているが、これを省略して内ヒレ14、24、34と外ヒレ15、25、35とでフレームFを挟む込み、保持することも可能である。
また、シート体10、20、30の材質は、実施形態の段ボールに限定されず、プラスチック段ボール等でもよい。
包装具によるソーラーパネルの包装状態を示す斜視図 第一の実施形態の包装具をなすシート体の展開図 シート体をコの字型に折り曲げた状態を示す斜視図 シート体を包装具へと組み上げる手順を示す端部拡大斜視図 展開したシート体の上にソーラーパネルを載置した状態を示す端部拡大平面図 包装具の端部拡大断面図 シート体を包装具へと組み上げる手順を示す中央部拡大斜視図 第二の実施形態の包装具をなすシート体の展開図 シート体を包装具へと組み上げる手順を示す端部拡大斜視図 第三の実施形態の包装具をなすシート体の展開図 シート体を包装具へと組み上げる手順を示す端部拡大斜視図
符号の説明
10 第一の実施形態の包装具をなすシート体
11 側板
11a 中ヒレ
12 上板
12a 差込口
12b フラップ
12c 縦スリット
12d 内板
12e 繋ぎ片
12f 組み差し片
12g 横スリット
13 下板
14 内ヒレ
14a 突片
15 外ヒレ
16 折り返し片
17 差込片
18 切り起こし
20 第二の実施形態の包装具をなすシート体
21 側板
21a 中ヒレ
22 上板
22a 差込口
22b フラップ
22c 保持片
22d 保持孔
23 下板
24 内ヒレ
25 外ヒレ
26 折り返し片
27 差込片
28 切り起こし
30 第三の実施形態の包装具をなすシート体
31 側板
31a 中ヒレ
32 上板
32a 差込口
32b フラップ
32c 巻き込み片
32d 保持孔
33 下板
34 内ヒレ
35 外ヒレ
36 折り返し片
37 差込片
38 切り起こし
P ソーラーパネル
F フレーム
G 強化ガラス部
B 結束バンド

Claims (3)

  1. ソーラーパネルPの方形フレームFを、その長辺の両外周面から被覆して保護するための、一対の細長いシート体10、20、30をそれぞれ概略コの字型に折り曲げることで形成される包装具であって、
    前記各シート体10、20、30は、前記フレームFの長辺の外周面を覆う側板11、21、31と、
    この側板11、21、31の一側に折り目を介して連設され、側板11、21、31に対して直角に折り曲げることで前記フレームFの長辺の上面を覆う上板12、22、32と
    この側板11、21、31の他側に折り目を介して連設され、側板11、21、31に対して直角に折り曲げることで前記フレームFの長辺の下面を覆う下板13、23、33と、
    前記上板12、22、32の両端に折り目を介して連設され、上板12、22、32に対して下板13、23、33に向けて直角に折り曲げることでフレームFの短辺の端部内周面を覆う内ヒレ14、24、34と、
    前記下板13、23、33の両端に折り目を介して連設され、下板13、23、33に対して上板12、22、32に向けて直角に折り曲げることでフレームFの短辺の端部外周面を覆う外ヒレ15、25、35と、
    この外ヒレ15、25、35の外端に折り目を介して連設され、外ヒレ15、25、35に対して上板12、22、32に向けて直角に折り曲げることで前記上板12、22、32の端部の上に重ね合わされる折り返し片16、26、36と、
    この折り返し片16、26、36の外端に折り目を介して連設され、前記上板12、22、32の両端部に設けられた差込口12a、22a、32aに差し込まれる差込片17、27、37と、を有することを特徴とする包装具。
  2. 上記一対のシート体10のうちの、少なくとも一方のシート体10の上板12の両端間に、上板12の側縁から内側に延びる一対の平行な切り目とこの切り目の内端同士をつなぐ折り目で内板12dを区画形成し、前記折り目を跨いで上板12から内板12dにかけて第一のスリット12cを設け、また上板12に二つ折り可能な組み差し片12fを区画形成し、この組み差し片12fにその二つ折り部を跨ぐ第二のスリット12gを設け、内板12dを側板11と平行となるように上板12に対して直角に折り曲げ、組み差し片12fを二つ折りして第二のスリット12gを第一のスリット12cに差込むことにより組み差し片12fと内板12dとを格子状に組み上げ、内板12dと側板11との間の空間に上記ソーラーパネルに付属する電源コードを収納して保持可能とした請求項1に記載の包装具。
  3. 上記一対のシート体30のうちの、一方のシート体30の上板32の両端間に、上板32の側縁から内側に延びる一対の平行な切り目とこの切り目の内端同士をつなぐ折り目で巻き込み片32cを区画形成し、この巻き込み片32cを上板32から下板33に向けて、さらに下板33から側板31に向けて角筒状に巻き込み、上記ソーラーパネルに付属する電源コードをこの角筒状の巻き込み片32c内に収納して保持可能とした請求項1に記載の包装具。
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