JP5013992B2 - エアバッグの折畳方法、エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグの折畳方法、エアバッグ及びエアバッグ装置 Download PDF

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本発明は、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグの折畳方法、エアバッグ及びエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、例えば、自動車のステアリングホイールに備えられるエアバッグ装置が用いられている。このエアバッグ装置は、袋状のエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、折り畳んだエアバッグを収納するケース体と、折り畳んで収納されたエアバッグを覆うカバー体となどを備えている。そして、エアバッグは、例えば円形状の2枚の基布を重ねて外周部を縫い合わせ、扁平な袋状の外殻部が形成される。また、一方の基布には、ガスを導入するガス導入部が形成され、このガス導入部の周囲の部分が、インフレータのフランジ部とリテーナとに挟持され、ケース体に取り付けられている。
ここで、インフレータからエアバッグの内側に供給される高温で高圧のガスに対し、リテーナに円筒状のガイド壁を形成し、このガイド壁を正面側に高く突設することにより、ガスを案内する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この構成では、高く突設したガイド壁を設けるため、エアバッグを外周側に広く膨張展開させる構成に適せず、また、リテーナの質量が増加するとともに、エアバッグを小さく折り畳むことが困難になり、エアバッグ装置の質量の増加、大型化、製造コストの上昇などの問題などを有している。
この点、エアバッグのガス導入部の周囲の部分に、強度を向上するための補強布を重ねて縫合するとともに、この補強布の縫い目を覆う防炎布を重ねて配置する構成が考えられる。この場合、縫い目は弱部となるため、防炎布の外周部には縫い目を設けない自由端とする構成が考えられる。一方、エアバッグは、製造コストの低減や展開特性の向上を図るため、種々の折り畳み方法が提案されている。そして、縫い目を覆って保護する目的で配置される防炎布には、外周部に縫い目が設けられないため、例えば空気を吹き込んで折り畳み形状を整える折畳方法では、折り畳みの工程で防炎布の位置を定めにくく、所望の形状に折り畳む作業が煩雑となる問題を有している。
特開2004−1635号公報 (図3−4)
上記従来のように、エアバッグの内側に基布を配置する構成において、この内側に配置する基布を容易に所望の形状に折り畳みできる構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグの内側に配置された基布を容易に所望の形状に折り畳みできるエアバッグの折畳方法、エアバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグの折畳方法は、収納部に収納可能な形状に折り畳まれ、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグの折畳方法であって、前記エアバッグは、ガスが導入されて膨張展開する袋状をなす外殻部と、前記外殻部に設けられたガス導入部と、前記ガス導入部を囲んで前記外殻部の内側に配置され外周部の少なくとも一部に前記外殻部に固定されない自由縁部を設けた本体部、及びこの本体部の自由縁部から外周側に延設されるとともに前記外殻部に固定されず他の部材に支持されない自由端のフラップ部を備えた保護基布とを具備し、前記保護基布とともに前記外殻部を平面状に広げる平板化工程と、この平板化工程に続き、前記フラップ部の少なくとも一部とともに前記外殻部を外周部から折り畳む第1の折畳工程と、この第1の折畳工程に続き、前記外殻部を前記フラップ部とともに前記収納部に収納可能な形状に折り畳む第2の折畳工程とを具備したものである。
そして、この構成では、エアバッグは、所定の形状に折り畳まれて収納部に収納され、ガス導入部から導入されたガスにより膨張展開して非保護物を保護する。ガス導入部を囲んで保護基布を配置したため、ガスの熱や圧力からエアバッグが保護される。保護基布の本体部は、外殻部に固定されない自由縁部を設けており、エアバッグが効果的に保護される。さらに、保護基布は、本体部の自由縁部から外周側に延設される自由端のフラップ部を備えており、保護基布とともに外殻部を平面状に広げた状態から、フラップ部の少なくとも一部とともに外殻部を外周部から折り畳むことにより、外殻部の内側で保護基布が位置決めされる。この状態から、適宜の折り畳み方法で、エアバッグを収納部に収納可能な形状に折り畳むことにより、外殻部の内側で保護基布が乱れることなく所望の形状で容易に折り畳まれ、製造コストが低減される。整然と折り畳まれた自由端のフラップ部は、ガスを案内する機能を奏し、エアバッグの展開挙動が安定する。
請求項2記載のエアバッグの折畳方法は、請求項1記載のエアバッグの折畳方法において、外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を備え、第2の折畳工程は、前記第1の基布部と前記第2の基布部とを離間させ、これら離間させた第1の基布部と前記第2の基布部との間に、外殻部を外周部から折り畳んだ部分を配置する第3の折畳工程を備えたものである。
そして、この構成では、エアバッグの展開時に、互いに離間した第1の基布部と前記第2の基布部との間に、ガス導入部からガスが迅速に導入され、外殻部を外周部から折り畳んだ部分を迅速に外周部に向かって案内し、円滑迅速に展開させる。そこで、広い保護領域を迅速に確保可能な良好な展開特性が実現される。
請求項3記載のエアバッグは、収納部に収納可能な形状に折り畳まれ、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグであって、ガスが導入されて膨張展開する袋状をなす外殻部と、前記外殻部に設けられたガス導入部と、前記ガス導入部を囲んで前記外殻部の内側に配置され外周部の少なくとも一部に前記外殻部に固定されない自由縁部を設けた本体部、及びこの本体部の自由縁部から外周側に延設されるとともに前記外殻部に固定されず他の部材に支持されない自由端のフラップ部を備えた保護基布とを具備し、このエアバッグが折り畳まれた状態で、前記フラップ部は、少なくとも先端部が前記外殻部に沿ってこの外殻部に巻き込まれて折り畳まれたものである。
そして、この構成では、エアバッグは、所定の形状に折り畳まれて収納部に収納され、ガス導入部から導入されたガスにより膨張展開して非保護物を保護する。ガス導入部を囲んで保護基布を配置したため、ガスの熱や圧力からエアバッグが保護される。保護基布の本体部は、外殻部に固定されない自由縁部を設けており、エアバッグが効果的に保護される。さらに、保護基布は、本体部の自由縁部から外周側に延設される自由端のフラップ部を備えており、このフラップ部の少なくとも先端部が外殻部に沿ってこの外殻部に巻き込まれて折り畳まれ、外殻部の内側で保護基布が乱れることなく所望の形状で容易に折り畳まれ、製造コストが低減される。整然と折り畳まれた自由端のフラップ部は、ガスを案内する機能を奏し、エアバッグの展開挙動が安定する。
請求項4記載のエアバッグは、請求項3記載のエアバッグにおいて、外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を備え、エアバッグが折り畳まれた状態で、外殻部が外周部から折り畳まれた部分を、互いに離間した第1の基布部と第2の基布部とで挟んで折り畳まれた第3の折畳部が設けられたものである。
そして、この構成では、エアバッグの展開時に、第3の折畳部の互いに離間した第1の基布部と前記第2の基布部との間に、ガス導入部からガスが迅速に導入され、外殻部を外周部から折り畳んだ部分を迅速に外周部に向かって案内し、円滑迅速に展開させる。そこで、広い保護領域を迅速に確保可能な良好な展開特性が実現される。
請求項5記載のエアバッグは、請求項3または4記載のエアバッグにおいて、外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部を備え、この第1の基布部に前記ガス導入部を囲んで配置されるとともに、他の部材に縫着される縫着部を備えた補強布と、前記ガス導入部を囲み、前記補強布の少なくとも一部の前記縫着部を覆って配置され、本体部の外周の全周が前記第1の基布部に固定されない自由縁部とされた保護基布とを具備したものである。
そして、この構成では、保護基布により、補強布の縫着部を保護し、エアバッグの強度が向上する。
請求項6記載のエアバッグ装置は、請求項3ないし5いずれか一記載のエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータとを具備したものである。
そして、この構成では、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグを備えたため、保護基布が容易に所望の形状に折り畳まれ、製造コストが低減されるとともに、整然と折り畳まれたフラップ部がガスを案内する機能を奏し、エアバッグの展開挙動が安定する。
本発明によれば、保護基布を所望の形状で容易に折り畳みでき、製造コストを低減できるとともに、整然と折り畳まれた自由端のフラップ部がガスを案内する機能を奏し、エアバッグの展開挙動を安定させることができる。
以下、本発明のエアバッグの折畳方法、エアバッグ及びエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図6において、1はエアバッグで、このエアバッグ1は、エアバッグ装置2を構成している。そして、このエアバッグ装置2は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、運転席用のもので、車両としての自動車のステアリングホイールを構成する被取付部材としてのステアリングホイール本体に装着され、ステアリングホイール本体の乗員側を覆うように展開し、被保護物である乗員を衝突などの衝撃から保護するようになっている。なお、ステアリングホイール本体は、通常傾斜したステアリングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用いられるものであるが、以下、ステアリングホイールを車両を直進させる位置に回転した状態を基準とし、エアバッグ1の展開方向の中心側を上側、乗員側あるいは正面側として説明する。また、ステアリングホイール本体は、円環状をなすリム部と、このリム部の内側に位置するボス部と、これらリム部とボス部とを連結する複数のスポーク部とを備え、ボス部に備えたボスに、ステアリングシャフトが嵌着して固定されている。そして、これらリム部、ボス部、およびスポーク部同士の間は、空間となっているが、特に、直進状態で上側に位置する部分には、インストルメントパネルのメータ類を視認するため、他の空間より大きい空間である空間部が設定されている。
そして、エアバッグ装置2は、図4ないし図6に模式的に示すように、支持部材を構成するベースプレート8と、このベースプレート8に取り付けられた袋状のエアバッグ1、ガス発生器であるインフレータ9、環状の金具であるリテーナ10、合成樹脂製のカバー体11、及び折り畳んだエアバッグ1の形状を保持するラッピング12などを備えている。そして、このエアバッグ装置2の組立工程は、例えば、エアバッグ1の内側にリテーナ10を挿入した状態で、後述するようにエアバッグ1を折り畳み、図4に示すように、ラッピング12で包み、さらにラッピング12の係止片12aをリテーナ10から突設したボルト10aに係止して形状を保持する。次いで、リテーナ10から突設したボルト10aおよびこれらボルト10aに螺合するナット14を用いて、ベースプレート8にこれらエアバッグ1、リテーナ10、及びインフレータ9を固定するとともに、折り畳んだエアバッグ1にカバー体11を被せ、このカバー体11をベースプレート8にリベットなどで固定する。この状態で、図5に示すように、ベースプレート8とカバー体11とに囲まれた空間が、折り畳んだエアバッグ1が収納される収納部Bとなる。そして、このエアバッグ装置2は、図示しないブラケットなどを用いて、ベースプレート8をボス側に連結し、ボスの乗員側に取り付けられている。さらに、カバー体11には、平面略H字状などをなして、弱部であるテアラインが形成されている。
そして、このエアバッグ装置2を備えた自動車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニットによりインフレータ9が起動され、インフレータ9の周面に設けたガス噴射口9aからエアバッグ1内に急速にガスが噴射される。すると、エアバッグ1は、膨張の圧力によりラッピング12及びカバー体11をテアラインに沿って破断して突出口を形成し、この突出口を介して図1及び図3に模式的に示すように所定の形状に膨張展開し、前傾してくる乗員を受け止め、乗員に加わる衝撃を緩和するようになっている。
次に、図1ないし図6を参照して、エアバッグ1の構成を詳細に説明する。
まず、エアバッグ1は、下側すなわち反乗員側に位置する第1の基布部21と、上側すなわち乗員側に位置し乗員側対向面を構成する第2の基布部22とを備えている。そして、これら基布部21,22は、互いに略同形状の円形状の基布であり、周縁部23a同士を縫い合わせ、偏平な袋状の外殻部23が形成されている。そして、第1の基布部21には、中央部に、インフレータ9が挿入される円孔状のガス導入開口であるガス導入部24が設けられているとともに、このガス導入部24の前方に位置して、両側一対のベントホール(排気口)25が形成されている。さらに、第1の基布部21には、ガス導入部24を囲み、リテーナ10のボルト10aが挿入される取付孔26が複数形成されている。
そして、第1の基布部21の内面には、ガス導入部24を囲むようにして、第1ないし第3の補強布31,32,33、補強布としてのキャッチクロス34、及び保護基布としての防炎布36が重ねて配置されている。すなわち、これら基布31,32,33,34,36には、ガス導入部24及び取付孔26が貫通して形成されているとともに、ガス導入部24を中心として取付孔26の内側側と外周側とに配置されて糸で縫った内周縫着部41,42により、第1の基布部21に縫い合わせて取り付けられている。そして、これら内周縫着部41,42により互いに固定された5枚の基布31,32,33,34,36は、リテーナ10とインフレータ9とに挟持されて強固に固定されている。
そして、第1ないし第3の補強布31,32,33は、例えばそれぞれ略円環状の基布で構成されている。なお、第1の補強布31には、ベントホール25を囲むベントホール補強部31aが外周側に突設して設けられ、各ベントホール補強部31aは、ベントホール25を囲むベントホール側縫着部43により、第1の基布部21に縫い合わせて取り付けられている。
また、キャッチクロス34は、円環状をなす補強布本体部34aと、この補強布本体部34aから外周側の1方向あるいは複数方向、本実施の形態では、3方に短く延設されたテザー取付部34bとを備えている。そして、各テザー取付部34bには、糸で縫った縫着部44が形成され、この縫着部44によりそれぞれテザー45の基端側が取り付けられている。そして、テザー45は、ストラップとも呼ばれる帯状で、各テザー45の先端部は、エアバッグ1の正面側への展開寸法を規制するため、第2の基布部22に縫着されている。さらに、第2の基布部22の内面には、ガス導入部24に対向して、第4の補強布47が第2の基布部22に縫着して取り付けられている。
さらに、防炎布36は、フラップ付き防炎布とも呼び得るもので、円環状をなす本体部36aと、この本体部36aの1カ所あるいは複数カ所、本実施の形態では前後の2カ所から外周側に延設されたフラップ部36bが延設されている。そして、本体部36aは、全ての縫着部44を含みキャッチクロス34の全体を覆う大きさと形状に形成されている。また、各フラップ部36bは、各テザー45より幅寸法が大きい帯状で、外殻部23の外周部には達しない程度の長さで突設されている。そして、この防炎布36は、ガス導入部24の近傍で内周縫着部41,42により、第1の基布部21に連結されているが、本体部36aの外周部は他の部材、少なくとも第1の基布部21に連結されない自由縁部36cとなっているとともに、フラップ部36bも他の部材に連結されない自由端となっている。すなわち、防炎布36は外殻部23の内面に露出する縫い目がないため、高温で高圧のガスが吹き付けられた際にも、縫い目が弱部となることがなく、他の基布21,22,31,32,33,34及び縫着部44などを効果的に保護できるようになっている。
次に、図7ないし図16を参照して、このエアバッグ1を折り畳む工程を説明する。
この折畳工程は、エアバッグ1の前後左右を所定の順序でロール状に折り畳み、エアバッグ1の中央部の乗員側に重ねるようになっている。
すなわち、まず、平板化工程として、図7に示すように、エアバッグ1を、リテーナ10と組み合わせた上で、平面状の作業テーブル上に平面状に広げて載置する。なお、ここでは、第1の基布部21が下側になるものとして説明する。そして、ここの状態で、外殻部23の内側に位置する防炎布36も、乱れることなく、外殻部23に沿って、フラップ部36bの先端部まで平面状としておく。
次いで、第1の折畳工程として、エアバッグ1を外周部の前後からロール状に折り畳む。すなわち、まず、図8及び図9に示すように、外殻部23を前端から反乗員側にロール状に折り、前下側折畳部51を形成する。ここで、防炎布36の前側のフラップ部36bも、この前下側折畳部51に例えば3回程度巻き込まれ、乱れることなく位置が決まる。同様に、図10に示すように、外殻部23を後端から反乗員側にロール状に折り、後下側折畳部52を形成する。ここで、防炎布36の後側のフラップ部36bが、この後下側折畳部51に例えば3回程度巻き込まれ、乱れることなく位置が決まる。すなわち、この状態で、防炎布36は、前後のフラップ部36bがロール状に折り畳んだ外殻部23に巻き込まれて位置決めされるため、以下、どのような折畳工程をとっても、捻れるなどの乱れがない。
次いで、第2の折畳工程の第3の折畳工程として、図11及び図12に示すように、また、図17(a)に示す状態から、外殻部23の内側に空気などを導入し、第1の基布部21と第2の基布部22とを離間させ、これら第1の基布部21と第2の基布部22との間に、いわばアリゲータ状に前下側折畳部51と後下側折畳部52とを挟み込み、図17(b)に示すように、第3の折畳部53,53が形成される。そして、図12に示す状態で、エアバッグ1は、両側方向に長い中間帯状体55となる。
次いで、第2の折畳工程として、この中間帯状体55を両側からロール状に折り畳む。すなわち、まず、図13に示すように、左側の端部から反乗員側にロール状に折り、最後に、図14に示すように、乗員側に折り重ね、左上側折畳部56を形成する。同様に、図15に示すように、右側の端部から反乗員側にロール状に折り、最後に、図16に示すように、乗員側に折り重ね、右上側折畳部57を形成する。
この状態で、エアバッグ1が、エアバッグ装置2の収納部Bに収納可能な形状に折り畳まれ、折畳工程が完了する。
そして、このエアバッグ1にガスが供給された際は、折畳工程とは逆の工程で、エアバッグ1は両側方向に迅速に展開し、次いで、前後に膨張展開して乗員を保護する。そして、この展開の際、上下左右の折畳部51,52,56,57は、反乗員側に巻回されたロール折りの状態となって、被取付部材すなわちステアリングホイールのリム部を含む略平面に沿って扁平に広く展開する。さらに、前下側折畳部51と後下側折畳部52は、第1の基布部21と第2の基布部22とに挟まれるように折り畳まれた第3の折畳部53を備えるため、図17(b)から図17(a)に示すように、前後に扁平に広く迅速に展開させることができる。そこで、乗員がステアリングホイールに近接している状態で着座している場合、例えば、米国法規FMVSS208におけるPos−2において、エアバッグ1の展開時に、このエアバッグ1がステアリングホイールのリム部の空間部内に安定して入るようにでき、胸部への圧迫や顎を引っ張るような挙動を抑制できるという、好ましい展開特性が実現される。
そして、本実施の形態によれば、ガス導入部24を囲み、外殻部23内で他の基布31,32,33,34の最上部に重ねて防炎布36を配置するとともに、この防炎布36の本体部36aの外周部には縫い目を設けず外殻部23に固定されない自由縁部36cとしたため、ガスの熱や圧力からエアバッグ1が効果的に保護され、特に、キャッチクロス34の縫着部44を効果的に保護できる。
ここで、防炎布36は、外周部を自由縁部36cとしたため、折畳工程において乱れることなく位置決めすることが困難になるが、本実施の形態では、防炎布36の本体部36aの自由縁部36cから外周側に帯状のフラップ部36bを延設し、第1の折畳工程として、平板状に広げた状態から外殻部23を折り畳む際に、防炎布36のフラップ部36bをロール状に折り畳んだ前下側折畳部51と後下側折畳部52に巻き込ませるようにしたため、防炎布36を所望の位置に配置できる。そこで、第1の折畳工程に続く第2の折畳工程として、空気を吹き込んでアリゲータ状に折り畳む工程などの折畳工程を採用しても、防炎布36を外殻部23に沿って所望の位置に位置決めした状態に保持し、例えば防炎布36がガス導入部24を覆うように配置されることを防止できる。そこで、インフレータ9から供給されるガスを外殻部23内の全体に迅速に導入し、エアバッグ1の好ましい展開挙動を容易に安定して実現することができる。
そこで、上記のように、米国法規FMVSS208におけるPos−2において、エアバッグ1の展開時に、このエアバッグ1がステアリングホイールのリム部の空間部内に安定して入るようにでき、胸部への圧迫や顎を引っ張るような挙動を抑制できるという、好ましい展開特性を容易に簡略な折畳作業で確実に実現でき、製造コストを低減できる。
特に、前下側折畳部51と後下側折畳部52を互いに離間した第1の基布部21と第2の基布部22とに挟まれるように折り畳まれたいわゆるアリゲータ折りの第3の折畳部53を備えるため、エアバッグ1の展開時に、第3の折畳部53の互いに離間した第1の基布部21と第2の基布部22との間に、ガス導入部24からガスを迅速に導入し、外殻部23を外周部から折り畳んだ部分を迅速に外周部に向かって案内し、円滑迅速に展開できる。そこで、乗員拘束面である広い保護領域を迅速に確保できる良好な展開特性を実現できる。さらに、この第3の折畳部53は、エアバッグ1の展開方向を案内できるため、乗員がエアバッグ装置2に接近した状態でエアバッグ装置2が作動するいわゆるOOP展開時には、エアバッグ1を背面側すなわちステアリングホイールよりもメータ側に展開するように案内でき、好ましい展開特性を実現できる。
また、整然と折り畳まれた防炎布36及びフラップ部36bは、整流布として機能し、インフレータ9から供給されたガスを、エアバッグ1の第2の基布部22側及び上下左右のロール状に折り畳んだ部分に安定して確実に行きわたらせ、エアバッグ1を安定した挙動で展開させることができる。
また、第1の折畳工程で、防炎布36を安定して位置決めできるため、第2の折畳工程は、適宜の折り畳み方法で、エアバッグ1を収納部Bに収納可能な形状に折り畳むことができ、汎用性を向上できる。
また、折畳作業は容易であり、手作業及び機械折りのいずれについても、工程を簡略化して製造コストを低減できる。
なお、防炎布36、あるいはキャッチクロス34の形状は、適宜の構成を採ることができる。例えば、図1に示す構成では、防炎布36の本体部36aは、キャッチクロス34の縫着部44を設けたテザー取付部34bを覆うことができる径寸法の円形状としたが、この構成に限られず、例えば図18に示すように、フラップ部36bの部分を除き、防炎布36をキャッチクロス34と略同形状に形成することもできる。すなわち、この防炎布36は、本体部36bの径寸法が図1に示す構成より小さく形成されているともとに、キャッチクロス34のテザー取付部34bを覆うため、フラップ部36bの部分を除き、2方向に延設部36eが延設して形成されている。
また、フラップ部36bは、前後の2方向に延設する構成に限られず、エアバッグ1の折畳方法に応じて、1方向のみ、あるいは3方向以上に延設することもできる。例えば、図19に示すように、フラップ部36bを前後左右の4方向に延設することもできる。
また、上記の各実施の形態では、防炎布36は、外周部の全周を自由縁部36cとし、例えば、図20に示すように、防炎布36の本体部36aの自由縁部36c近傍はキャッチクロス34から独立しているが、この構成に限られず、縫製などにより他の部材と連結することもできる。例えば、図21及び図22に示すように、テザー45の基端部を間に挟み、防炎布36の延設部36eとキャッチクロス34のテザー取付部34bとを縫着部44で縫着することもできる。そして、この構成では、エアバッグ1の折り畳み時に、防炎布36の位置をさらに容易に正確に位置決めして、ロール状に折り畳む外殻部23に確実に巻き込むことができる。
本発明のエアバッグは、ステアリングホイール本体に取り付けられる運転者用の他、インストルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の後部に備えられる後部座席用などのエアバッグ装置に用いるエアバッグに適用でき、さらに、乗員の衝撃を吸収するエアバッグ装置のエアバッグに広く適用できる。
本発明のエアバッグの一実施の形態を示す一部を切り欠いた一部の展開状態の斜視図である。 同上エアバッグの一部を切り欠いた一部の平面図である。 同上エアバッグの図2のI−O−I断面相当位置の展開状態の説明図である。 同上エアバッグの折り畳み状態の説明図である。 同上エアバッグの図4のII−II断面相当位置の折り畳み状態の説明図である。 同上エアバッグの図4のIII−III断面相当位置の折り畳み状態の説明図である。 同上エアバッグの折畳工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図7に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図8に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図9に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図10に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図11に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図12に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図13に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図14に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の図15に続く工程の説明図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 同上エアバッグの折畳工程の説明図である。 本発明のエアバッグの他の実施の形態を示す一部を切り欠いた一部の平面図である。 本発明のエアバッグのさらに他の実施の形態を示す保護基布の平面図である。 同上エアバッグの構成を示す説明図である。 本発明のエアバッグのさらに他の実施の形態を示す一部を切り欠いた一部の平面図である。 同上エアバッグの図21のIV−IV断面相当位置の説明図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
9 インフレータ
21 第1の基布部
22 第2の基布部
23 外殻部
24 ガス導入部
34 補強布としてのキャッチクロス
36 保護基布としての防炎布
36a 本体部
36b フラップ部
36c 自由縁部
44 縫着部
53 第3の折畳部
B 収納部

Claims (6)

  1. 収納部に収納可能な形状に折り畳まれ、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグの折畳方法であって、
    前記エアバッグは、
    ガスが導入されて膨張展開する袋状をなす外殻部と、
    前記外殻部に設けられたガス導入部と、
    前記ガス導入部を囲んで前記外殻部の内側に配置され外周部の少なくとも一部に前記外殻部に固定されない自由縁部を設けた本体部、及びこの本体部の自由縁部から外周側に延設されるとともに前記外殻部に固定されず他の部材に支持されない自由端のフラップ部を備えた保護基布とを具備し、
    前記保護基布とともに前記外殻部を平面状に広げる平板化工程と、
    この平板化工程に続き、前記フラップ部の少なくとも一部とともに前記外殻部を外周部から折り畳む第1の折畳工程と、
    この第1の折畳工程に続き、前記外殻部を前記フラップ部とともに前記収納部に収納可能な形状に折り畳む第2の折畳工程とを具備した
    ことを特徴とするエアバッグの折畳方法。
  2. 外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を備え、
    第2の折畳工程は、前記第1の基布部と前記第2の基布部とを離間させ、これら離間させた第1の基布部と前記第2の基布部との間に、外殻部を外周部から折り畳んだ部分を配置する第3の折畳工程を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグの折畳方法。
  3. 収納部に収納可能な形状に折り畳まれ、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグであって、
    ガスが導入されて膨張展開する袋状をなす外殻部と、
    前記外殻部に設けられたガス導入部と、
    前記ガス導入部を囲んで前記外殻部の内側に配置され外周部の少なくとも一部に前記外殻部に固定されない自由縁部を設けた本体部、及びこの本体部の自由縁部から外周側に延設されるとともに前記外殻部に固定されず他の部材に支持されない自由端のフラップ部を備えた保護基布とを具備し、
    このエアバッグが折り畳まれた状態で、前記フラップ部は、少なくとも先端部が前記外殻部に沿ってこの外殻部に巻き込まれて折り畳まれた
    ことを特徴とするエアバッグ。
  4. 外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を備え、
    エアバッグが折り畳まれた状態で、外殻部が外周部から折り畳まれた部分を、互いに離間した第1の基布部と第2の基布部とで挟んで折り畳まれた第3の折畳部が設けられた
    ことを特徴とする請求項3記載のエアバッグ。
  5. 外殻部は、ガス導入部を開口して形成した第1の基布部を備え、
    この第1の基布部に前記ガス導入部を囲んで配置されるとともに、他の部材に縫着される縫着部を備えた補強布と、
    前記ガス導入部を囲み、前記補強布の少なくとも一部の前記縫着部を覆って配置され、本体部の外周の全周が前記第1の基布部に固定されない自由縁部とされた保護基布とを具備した
    ことを特徴とする請求項3または4記載のエアバッグ。
  6. 請求項3ないし5いずれか一記載のエアバッグと、
    このエアバッグにガスを供給するインフレータと
    を具備したことを特徴とするエアバッグ装置。
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