JP5012402B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鍵盤装置に関するものである。
アコースティックピアノ等の自然鍵盤楽器は、例えば押鍵に伴って回動するハンマーが弦を打つことにより生の音が発生するように構成されている。この種の自然鍵盤楽器には鍵とハンマーとの間に所謂アクション機構が設けられており、演奏者はこのアクション機構によって鍵から独特の反力(鍵制動力)を受けるようになっている。すなわち、自然鍵盤楽器においては、アクション機構を設けることにより、これに特有の鍵のタッチ感が得られるようになっている。
一方、電子ピアノのように電子音を発生する従来の電子鍵盤楽器においては、アコースティックピアノ等の自然鍵盤楽器のタッチ感を模擬するために、鍵を初期位置に復帰させるスプリングや質量体(ハンマー)部材等の機械的な機構が設けられており、押鍵の際にスプリングや質量体部材の復帰力に抗して鍵を操作するようになっている。一般には電子鍵盤楽器の機械的機構は、自然鍵盤楽器のアクション機構と比べてコンパクトで複雑ではないため、電子鍵盤楽器における鍵のタッチ感は、厳密には自然鍵盤楽器におけるタッチ感とは異なっている。
そこで、従来では、この電子鍵盤楽器でも自然鍵盤楽器と同様のタッチ感が得られるように、ソレノイドなどの駆動手段により鍵を駆動して押鍵に対する反力を変化させる鍵盤装置が提案されている。上述したようなソレノイドを用いた鍵盤装置においては、上下双方向に直線運動するソレノイドのプランジャ(可動子)と、支点を中心に回動する鍵と、を接合させる必要がある。上記プランジャ及び鍵を無理なく接合する鍵盤装置として、鍵に前後方向に沿った溝を設けて、前後方向に摺動可能となるようにプランジャの先端を溝内に嵌め込む鍵盤装置が提案されている(例えば特許文献1)。しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の鍵盤装置では、接合構造が複雑であり、摺動による摩擦が発生する。また、鍵に設けた溝とプランジャの先端との間にガタが発生し、押鍵時のタッチ感に影響を与える、という問題が生じていた。
また、鍵とプランジャとの接点のガタを極小に抑えた鍵盤装置として、鍵を押鍵方向に付勢する押鍵方向付勢部材と、鍵を離鍵方向に付勢すると共に押鍵方向付勢部材と共動して鍵をレスト位置にバランスさせる離鍵方向付勢部材とを設けた鍵盤装置が提案されている(例えば特許文献2)。しかしながら、特許文献2に記載されたような従来の鍵盤装置では、押鍵方向付勢部材と離鍵方向付勢部材とのバランスが押鍵時のタッチ感に影響を与えるため、鍵をレスト位置にバランスさせるように正確に押鍵方向付勢部材と離鍵方向付勢部材とを調整する必要があり、その調整が非常に困難である、という問題が生じていた。
特公平7−111631号公報 特開平10−20857号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、簡単な構成で、鍵と可動子との接合部における摩擦力、ガタを極力抑えた鍵盤装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、上下双方向に直動運動する可動子により、支点を中心に回動する鍵に外力を加える鍵盤装置において、可動子と鍵との接合部が、鍵に固定された板状の第1固定部と、可動子に固定された板状の第2固定部と、第1固定部及び第2固定部間の隙間に充填された複数の球状の隙間制御用微粒子と、を有していて、そして、第1固定部及び第2固定部に互いに近づく吸引力が働いている。
請求項2記載の発明は、第1固定部及び第2固定部が各々、導電部材から構成されていて、第1固定部及び第2固定部間に電圧を印加する電源を有していて、そして、前記第1固定部及び前記第2固定部間に働く吸引力が、前記電源により電圧を印加することにより発生する静電引力である。
請求項3記載の発明は、第1固定部及び第2固定部が、互いに近づく磁力が発生するように着磁された磁石から構成されている。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、互いに近づく吸引力により第1固定部及び第2固定部が接合される。また、球状の隙間制御用微粒子上を転がりながら第1固定部及び第2固定部が移動するため、簡単な構成で、鍵と可動子との接合部における摩擦力、ガタを極力抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、第1固定部及び第2固定部間に電圧を印加することにより、簡単な構成で第1固定部及び第2固定部が互いに近づく吸引力を発生させることができる。
請求項3記載の発明によれば、第1固定部及び第2固定部を磁石で構成することにより、電源を用いる必要がなく簡単な構成で第1固定部及び第2固定部が互いに近づく吸引力を発生させることができる。
第1実施形態
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の鍵盤装置100の一実施形態を示す概略断面図である。図2は、第1実施形態における図1に示す接合部40の初期位置における拡大図である。図3は、図1に示す接合部40の押鍵時における拡大図である。以下説明において、鍵盤装置100の「上下左右前後」は演奏時の演奏者側から見た正立状態における「上下左右前後」を意味する。
鍵盤装置100は、例えば電子鍵盤楽器に用いられるものである。同図に示すように、鍵盤装置100は、鍵としての複数の白鍵10及び黒鍵11と、フレーム20と、駆動手段としての電磁ソレノイド30と、を備えている。上記白鍵10及び黒鍵11は、左右方向に複数並設されている。フレーム20は、例えば板状、あるいは底面に開口が設けられた箱型に設けられていて、白鍵10、黒鍵11の下方やフレーム20の内部に白鍵10及び黒鍵11の押鍵速度を検出する速度センサ、白鍵10及び黒鍵11の位置を検出する位置センサ(何れも図示せず)などが収納されている。
上記フレーム20の上面には、白鍵10及び黒鍵11が上下方向に回動可能となるように白鍵10及び黒鍵11の中央部を支持する鍵支持部21Aが設けられている。白鍵10及び黒鍵11は、鍵支持部21Aに軸支されていて、支点C1を中心に回動する。
上記電磁ソレノイド30は、可動子としてのプランジャ31と、駆動部32と、から構成されている。プランジャ31は、強磁性体から構成されている。プランジャ31の先端は、後述する接合部40によって白鍵10の支点C1よりも後側の上面に接合されている。駆動部32は、磁性フレーム32Aと、固定鉄心32Bと、ボビン32Cと、コイル32Dと、から構成されている。
磁性フレーム32Aは、強磁性体から構成されていて、その内部にプランジャ31、固定鉄心32B、ボビン32C及びコイル32Dが収容されている。磁性フレーム32Aは、上下方向に並んだ上側開口部32A1及び下側開口部32A2が設けられている。上述したプランジャ31は、先端が下側開口部32A2から突出し、かつ、上下方向に移動可能となるように磁性フレーム32A内に収容されている。固定鉄心32Bは、上側開口部32A1を塞ぐように磁性フレーム32Aに取り付けられて固定されている。即ち、プランジャ31と固定鉄心32Bとは上下方向に並べられて磁性フレーム32A内に収容されている。
ボビン32Cは、絶縁材料で設けられている。ボビン32Cは、円筒状に設けられていて、その筒内にプランジャ31及び固定鉄心32Bが収容されている。コイル32Dは、銅線などから構成されていて、上記ボビン32Cに巻回されている。上記駆動部32は、コイル32Dに流れる電流を制御することによりプランジャ31と固定鉄心32Bとの間に働く吸引力を制御して、プランジャ31を上下双方向に直線運動させて白鍵10に外力を加える。コイル32Dに流れる電流は、図示しないコンピュータにより制御されている。コンピュータは、白鍵10の位置や速度などに応じて自然鍵盤楽器と同様のタッチ感が得られるようにコイル32Dに流れる電流を制御して白鍵10に加える外力を制御する。なお、図1では電磁ソレノイド30は白鍵10に設けられていたが、電磁ソレノイド30は、黒鍵11に対しても同様に設けられ、外力を加える。
次に、上述した電磁ソレノイド30のプランジャ31と白鍵10及び黒鍵11との接合部40の構成について説明する。図2及び図3に示すように、接合部40は、第1固定部としての第1電極41と、第2固定部としての第2電極42と、隙間制御用微粒子43と、を有している。第1電極41は、板状の導電部材から構成されている。第1電極41の下面は、接着剤50によって白鍵10及び黒鍵11の上面に固定されている。
第2電極42は、板状の導電部材から構成されている。第2電極42の上面には、プランジャ31に対して第2電極42が上下方向に回動可能となるようにプランジャ31先端が取り付けられるプランジャ取付部42Aが設けられている。上記第2電極42は、プランジャ取付部42Aにより支点C2を中心に上下方向に回動可能にプランジャ31に固定されている。隙間制御用微粒子43は、第1電極41の上面及び第2電極42の下面間の隙間G1に複数充填されている。隙間制御用微粒子43は、例えば直径が10μm程度の真球状のプラスチック微粒子から構成されている。
上述した第1電極41及び第2電極42間には電源Eにより電圧が印加されている。これにより、第1電極41及び第2電極42には、互いに近づく静電引力(吸引力)が働く。この静電引力により第1電極41及び第2電極42は、常に隙間制御用微粒子43の直径だけ離間した状態で互いに水平になるように保たれる。
次に、上述した構成の鍵盤装置100の接合部40での動作について図2及び図3を参照して説明する。図2に示すように、初期位置においては、白鍵10及び黒鍵11の上面は、水平に保たれている。よって、第1電極41及び第2電極42も水平に保たれていて、プランジャ31は、第2電極42に対して垂直に取り付けられている。
一方、図3に示すように、押鍵操作が行われると、白鍵10及び黒鍵11は支点C1を中心に図中時計回りに回動する。そして、白鍵10及び黒鍵11の回動と同様に第1電極41も支点C1を中心に時計回りに回動する。第2電極42はプランジャ31に固定されているため、第2電極42は支点C2を中心に時計回りに回転する。これにより、第1電極41が前側に第2電極42が後側に相対的に移動する。このとき、第1電極41及び第2電極42は、球状の隙間制御用微粒子43上を転がりながら移動する。
その後、離鍵操作が行われると、白鍵10及び黒鍵11は支点C1を中心に図中反時計回りに回動する。そして、白鍵10及び黒鍵11の回動と同様に第1電極41も支点C1を中心に反時計回りに回動する。第2電極42はプランジャ31に固定されているため、第2電極42は支点C2を中心に反時計回りに回転する。これにより、第1電極41が後側に第2電極42が前側に相対的に移動する。このとき、第1電極41及び第2電極42は、球状の隙間制御用微粒子43上を転がりながら移動する。
上述した鍵盤装置100によれば、互いに近づく静電引力により第1電極41及び第2電極42が接合される。また、球状の隙間制御用微粒子43上を転がりながら第1電極41及び第2電極42が移動するため、簡単な構成で、白鍵10及び黒鍵11とプランジャ31との接合部40における摩擦力、ガタを極力抑えることができる。
また、上述した鍵盤装置100によれば、第1電極41及び第2電極42間に電圧を印加することにより、簡単な構成で第1電極41及び第2電極42が互いに近づく静電引力(吸引力)を発生させることができる。
第2実施形態
次に、第2実施形態について図4を参照して説明する。図4において、上述した第1実施形態ですでに説明した図2及び図3の接合部40と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。鍵盤装置100は、第1実施形態と同様に、白鍵10及び黒鍵11と、フレーム20と、電磁ソレノイド30と、を備えている。これらについては第1実施形態と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。第1実施形態と第2実施形態とで大きく異なる点は、接合部40の構成である。図4に示すように、接合部40は、第1固定部としての第1磁石45と、第2固定部としての第2磁石46と、隙間制御用微粒子43と、を有している。第1磁石45は、板状に構成されている。第1磁石45の下面は、接着剤50によって白鍵10及び黒鍵11の上面に固定されている。
第2磁石46は、板状に構成されている。第2磁石46の上面には、プランジャ31が上下方向に回動可能となるようにプランジャ31の先端が取り付けられるプランジャ取付部42Aが設けられている。第2磁石46は、プランジャ取付部42Aにより支点C2を中心に回動可能にプランジャ31に固定されている。隙間制御用微粒子43は、第1磁石45の上面及び第2磁石46の下面間の隙間G1に複数充填されている。
第1磁石45及び第2磁石46は互いに近づく磁力が発生するように着磁されていて、第1磁石45及び第2磁石46には、互いに近づく磁気引力(吸引力)が働く。この磁気引力により第1磁石45及び第2磁石46は、常に隙間制御用微粒子43の直径だけ離間した状態で互いに平行になるように保たれる。なお、第2実施形態の接合部40での動作は第1実施形態の接合部40での動作と同等のため詳細な説明は省略する。
上述した鍵盤装置100によれば、第1実施形態と同様に、互いに近づく磁気引力により第1磁石45及び第2磁石46が接合される。また、球状の隙間制御用微粒子43上を転がりながら第1磁石45及び第2磁石46が移動するため、簡単な構成で、白鍵10及び黒鍵11とプランジャ31との接合部40における摩擦力、ガタを極力抑えることができる。
また、上述した鍵盤装置100によれば、第1固定部及び第2固定部を第1磁石45及び第2磁石46で構成することにより、電源を用いる必要がなく簡単な構成で第1磁石45及び第2磁石46が互いに近づく吸引力を発生させることができる。
なお、上述した吸引力は、演奏時に作用するプランジャ31と白鍵10及び黒鍵11とを離す力である離鍵力の最大値が加わっても第1電極41及び第2電極42、第1磁石45及び第2磁石46とが離れないような値に設定されている。上記離鍵力は、白鍵10及び黒鍵11を強打して、白鍵10及び黒鍵11が押し切り状態となりストッパに当たったときに最大になる。このとき使用する電磁ソレノイド30のプランジャ31の質量mを25g、強打してストッパに当たったときの白鍵10及び黒鍵11の最大加速度aを20Gとすると、上記離鍵力の最大値fmaxは下記の式(1)に示すようになる。
fmax=m×a=0.025×20×9.8=4.9N …(1)
よって、吸引力は、4.9N以上あればよい。
次に、第1実施形態において、吸引力5N(≒4.9N)が得られる第1電極41及び第2電極42に印加する電圧を求める。第1電極41及び第2電極42の面積S、第1電極41及び第2電極42間の距離X、印加電圧V、第1電極41及び第2電極42間の物質の比誘電率をεr、真空の比誘電率をε0としたとき、第1電極41及び第2電極42にかかる静電引力Fは下記の式(2)で表される。
F=(ε0×εr×V×S)/(2×X) …(2)
よって、S=10mm×25mm、隙間制御用微粒子43の直径であるX=10μm、εr=8.83×10−12、ε0=3としたとき、静電引力Fは下記の式(3)で表される。
F=(3×8.85×10−12×10×10−3×25×10−3×V)/(2×10−5×10−5
=33.2×10−6×V …(3)
吸引力5(≒4.9)を得る電圧Vは、下記の式(4)となる。
V=√(5/33.2)×10≒388V
よって、第1電極41及び第2電極42間に約400Vの電圧を印加すればよい。
次に、第2実施形態において、吸引力4.9Nが得られる第1磁石45及び第2磁石46について求める。第1磁石45及び第2磁石46の磁束密度をB、第1磁石45、第2磁石46の面積をS、真空の透磁率をu0とすると、2つの第1磁石45及び第2磁石46間に働く力Fは下記の式(5)で表される。
F=(B×S)/(2×u0) …(5)
図5に示すような角柱状磁石(a×b×Lm)から距離lだけ離れた位置での磁束密度Bの計算方法は、下記の式(6)で表される。
Figure 0005012402
安価なフェライトで想定した場合、残留磁束密度Br=500mT、a=10mm、b=25mm、Lm=10mm、l=10μm(隙間制御用微粒子43の直径)の場合、B=221mTとなる。従って、このような寸法、磁束密度の磁石を第1磁石45及び第2磁石46を用いれば、下記の式(7)で示すように4.9Nの磁気吸引力が得られる。
F=(0.221×0.221×25×10−4)/(2×1.25×10×−6
=4.9(N) …(7)
なお、上述した第1実施形態では、第1電極41及び第2電極42を平板状に形成していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば図6に示すように、第1電極41に第2電極42の縁部を囲むように第2電極42側に向かって突出する隙間制御用微粒子43の落下を防止する落下防止用凸部60を設けることも考えられる。なお、この落下防止用凸部60と第2電極42の前後方向の縁部との間には少なくとも押鍵時の第1電極41に対する第2電極42の移動分だけの隙間G2を設ける必要がある。このように落下防止用凸部60を設けることにより、第1電極41及び第2電極42に対する電圧印加を停止して静電吸引力が働かなくなっても、第1電極41及び第2電極42の隙間G1から隙間制御用微粒子43が落下することがない。
なお、図6に示すように落下防止用凸部60は、第1電極41及び第2電極42のうち鉛直下側に配置された第1電極41に設けるのが最適であるが、第2電極42側に落下防止用凸部60を設けるようにしてもよい。即ち、第1電極41及び第2電極42の何れか一方に他方の縁部を囲むように他方側に向かって突出する隙間制御用微粒子43の落下を防止する落下防止用凸部60を設ければよい。また、第1磁石45及び第2磁石46の何れか一方に落下防止用凸部60を設けてもよい。
また、上述した第1実施形態では、プランジャ31は、支点C1より後側の白鍵10及び黒鍵11の上面に接合していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、プランジャ31が、支点C1より後側の白鍵10及び黒鍵11の下面に接合するようにしてもよい。また、図7に示すように、プランジャ31が、支点C1より前側の白鍵10及び黒鍵11の下面に接合するようにしてもよいし、支点C1より前側の白鍵10及び黒鍵11の上面に接合するようにしてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の鍵盤装置の一実施形態を示す概略断面図である。 第1実施形態における図1に示す接合部の初期位置における拡大図である。 図1に示す接合部の押鍵時における拡大図である。 第2実施形態における図1に示す接合部の初期位置における拡大図である。 図4に示す第1磁石及び第2磁石の斜視図である。 (A)及び(B)は、他の実施形態における第1磁石、第2磁石、第1電極、第2電極を示す斜視図及びI−I線断面図である。 他の実施形態における本発明の鍵盤装置の概略断面図である。
符号の説明
10…白鍵(鍵)、11…黒鍵(鍵)、30…電磁ソレノイド(駆動手段)、31…プランジャ(可動子)、32…駆動部、40…接合部、41…第1電極(第1固定部)、42…第2電極(第2固定部)、43…隙間制御用微粒子、45…第1磁石(第1固定部)、46…第2磁石(第2固定部)、E…電源、C1…支点、G1…隙間

Claims (3)

  1. 支点を中心に回動する鍵と、前記鍵に接合された可動子、及び、前記可動子を上下双方向に直線運動させて前記鍵に外力を加える駆動部、から構成された駆動手段と、前記鍵及び前記可動子の接合部と、を有する鍵盤装置において、
    前記接合部が、前記鍵に固定された板状の第1固定部と、前記可動子に固定された板状の第2固定部と、前記第1固定部及び前記第2固定部間の隙間に充填された複数の球状の隙間制御用微粒子と、を有していて、そして、
    前記第1固定部及び前記第2固定部に互いに近づく吸引力が働いている
    ことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記第1固定部及び前記第2固定部が各々、導電部材から構成されていて、
    前記第1固定部及び前記第2固定部間に電圧を印加する電源を有していて、そして、
    前記第1固定部及び前記第2固定部間に働く吸引力が、前記電源により電圧を印加することにより発生する静電引力であることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 前記第1固定部及び前記第2固定部が、互いに近づく磁力が発生するように着磁された磁石から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
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