JP4036132B2 - 人工手とその人工手を備える管楽器演奏ロボット - Google Patents

人工手とその人工手を備える管楽器演奏ロボット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動物(典型的にはヒト)の手を模して人工的につくられた手(本明細書では人工手という)に関する技術である。本発明に係る人工手は、隣接する2以上のピストンを有する楽器を自動演奏するロボットに好適に用いることができる。
なお、本明細書では、動物の指を模して人工的につくられた指のことを人工指という。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献1には、人工手を有するピアノ演奏ロボットが開示されている。特許文献1に記載のロボットは、ピアノの鍵盤を人工指が押すことによってピアノを自動演奏する。
【0003】
【特許文献1】
特開平8―1562号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、隣接する2以上のピストンを有する楽器(例えばトランペット)を自動演奏するロボットは存在しない。この種のロボットは、本願出願人によって開発されているところである。そこで本発明は、隣接する2以上のピストンを有する楽器を自動演奏するロボットに好適に用いられる人工手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
請求項1の発明は、隣接する2以上のピストンを有する楽器の当該各ピストンを押し下げることができる人工手である。この人工手は、ピストン毎に設けられており、そのピストンを押し下げる人工指と、人工指毎に設けられており、その人工指を駆動するアクチュエータとを有する。一方の人工指と他方の人工指は、ピストン側から反ピストン側に向けて同じ方向に伸びている。そして、この人工手は、アクチュエータの径が隣接するピストン間の距離以上あり、人工手の甲を平面視したときに各人工指が平行に見えるように各アクチュエータを配置していることを特徴とする。
例えばトランペットのピストンを上死点から下死点まで押し下げるためには、それだけのピストンストロークを確保できるように人工指を大きく駆動する必要がある。従って、人工指を駆動するアクチュエータの小型化には限界があり、楽器の隣接するピストン間距離よりもアクチュエータの径が大きくなる場合がある。この場合、各アクチュエータを単に並列的に配置するだけでは、両端に配置されているピストン間距離よりもアクチュエータ全体の幅が大きくなってしまう。こうなると、各人工指が人工手の手首側に広がるように配置されることになる。例えばトランペットをヒトが演奏するときは人差指と中指と薬指が平行になるのに、それを実現することができず、不恰好な人工手になってしまう。
請求項1の人工手は、各アクチュエータの配置を工夫することによって、人工手の甲を平面視したときに各人工指が平行に見えるようにしている。即ち、一つのアクチュエータを他のアクチュエータと段違いに配置することによって、各人工指を平行に配置できる。本発明によると、見た目がヒトの手に近い人工手を提供することができる。
なお、本発明が楽器演奏ロボットに用いられる場合、その楽器演奏ロボットは、楽器のピストンを人工指が押すことによって音階を変えるものでもよいし、ピストンを押して音階を変えているようにみせかけるものでもよい。
【0006】
上記した人工手が、前記した各人工指が揺動することによって前記の各ピストンを押し下げるものである場合は、各人工指の指先をローラーで構成することが好ましい。
人工指が揺動することによって楽器のピストンを押し下げると、ピストンを押す過程でピストンと人工指が擦れてしまう。これにより、ピストンがこじるので、ピストンがスムーズに下がらない。本発明は、指先をローラーで構成しているので、人工指とピストンとの間の摩擦を極めて小さくすることができる。
【0007】
上記した人工手において、前記した各アクチュエータが自己保持型ソレノイドであることが好ましい。
自己保持型ソレノイドを用いると少ない電力で大きな駆動力を与えることができる。
【0008】
上記の人工手には、前記の楽器を保持する手段を設けることが好ましい。
例えばトランペットをヒトが演奏する際には、左手でトランペットを保持しながら右手でピストンを押し下げる。この動作を楽器演奏ロボットにさせると、右手と左手との動きが合わないことがあり、右手でピストンをうまく押せない場合がある。本発明のようにピストンを押す方の人工手(典型的には右手)に楽器を保持させると、左手と右手の動きを合わせる必要がなく、ピストンをうまく押すことができる。
【0010】
上記した人工手は、隣接する2以上のピストンを有する管楽器を自動演奏するロボットに具現化することができる。このロボットは、上記の人工手と、管楽器の唇接触部に装着されており、管楽器から音を発生させる演奏用アクチュエータとを備える。
ヒトが管楽器を演奏する際には、管楽器の唇接触部から空気を吹き込む。この動作をロボットにさせると、ロボットの口と管楽器の唇接触部とを管楽器の演奏中に常に合わせておかなければならない。これがなかなか難しい。
本発明に係る管楽器演奏ロボットは、管楽器の唇接触部に演奏用アクチュエータを装着しているので、ロボットの口の位置と管楽器の唇接触部の位置とを合わせる必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記各請求項に記載の発明は、下記の形態で好適に実施することができる。
(形態1)各請求項に記載の人工指は、第1位置と第2位置との間を移動する移動部材と、その移動部材に接続されるとともに固定物に揺動可能に保持されている揺動部材等によって構成される。移動部材が第1位置から第2位置に移動することによって、揺動部材は所定方向に揺動して楽器のピストンを押し下げる。移動部材が第2位置から第1位置に移動することによって、揺動部材は上記の所定方向と反対方向に揺動して元の位置に戻る。
(形態2)形態1において、自己保持型ソレノイド(請求項のアクチュエータに相当する)が移動部材を移動させる。
(形態3)形態1又は2において、揺動部材の楽器側の端部にローラを取り付ける。
【0012】
【実施例】
(第1実施例)図面を参照して、本発明の実施例を説明する。図1は、管楽器演奏ロボット150の概略構成を示したものである。管楽器演奏ロボット150は、ロボットの動作を制御する制御部120と、ロボットを進行させる機構170(例えば車輪を用いた機構)と、人工手10(ヒトの右手に相当する)と、演奏用アクチュエータ190等から構成される。この管楽器演奏ロボット150は、ヒトが行進しながらトランペットを演奏するように、移動機構170によって移動しながらトランペット50を演奏する(即ちヒューマノイドロボットといえる)。管楽器演奏ロボット150は、図示される構成以外にも、人工的につくられた顔やもう一方の人工手(左手)等を備えている。
制御部120は、人工手10、移動機構170、及び演奏用アクチュエータ190等に対して電気信号を出力し、各装置10,170,190等の動作を統括的に制御する。
【0013】
演奏用アクチュエータ190は、トランペット50の唇接触部56に装着されている。この演奏用アクチュエータ190は、本出願人によって出願された特願2003−50511号の明細書に記載されているものである。詳しくは説明しないが、演奏用アクチュエータ190は、唇接触部56を覆って配置されている可撓性の膜と、その膜を振動させる振動装置を備えている(これらは図示省略している)。そして、振動数を変えながら膜を振動させることによって音階を変えながらトランペット50から音を出すことが実現される。
【0014】
図1における符号52a,52b,52cは、トランペット50の演奏用ピストンである。各演奏用ピストン52a,52b,52cを押して、その突出長さを変えてやることで、トランペット50から発せられる音階を変化させることができる。上記したように、本実施例における演奏用アクチュエータ190は、それ自体で音階を変えることができる。従って、トランペット50の各ピストン52a等を押す必要はないが、ヒトが演奏している姿に近づけるために人工手10で各ピストン52a等を押し下げるようにしている。
【0015】
人工手10は、自己保持型ソレノイド30,32,34と、人工指100,102,104等から構成される。人工手10の各人工指100,102,104によって、トランペット50の各ピストン52a,52b,54cが押し下げられる。図2から図4を参照して、人工手10の構造を詳しく説明する。図2は、管楽器演奏ロボット150の人工手10の斜視図である。図3には、人工手10がトランペット50を保持する様子が示されている。図4は、人工手10の平面図である。
図2によく示されるように、人工手10は、三本の人工指100,102,104を有している。以下では、右の人工指100を右人工指と記載し、真ん中の人工指102を中人工指と記載し、左の人工指104を左人工指と記載する。人工手10は、三本の人工指100,102,104を支えるための基台12,14を有している。以下では、基台12のことを第1基台と記載し、基台14のことを第2基台と記載する。第1基台12と第2基台14は、相互に接続されることによって、一枚の板状に形成されている。
【0016】
まず、右人工指100の構成を説明していく。右人工指100は、板状部材20と棒状部材40とL字状部材60とローラ70等から構成されている。この右人工指100は、自己保持型ソレノイド30によって駆動される。第2基台14には板状部材20が接続されている。板状部材20は、第2基台14に対して垂直になるように接続されている。板状部材20は、第1基台12の上方を伸びている。板状部材20に、自己保持型ソレノイド30の箱体30aが固定されている。箱体30aは、略直方体形状を有しているとともに、四角形の孔が貫通している。箱体30aの内部(四角形の孔の部分)には、コイル、磁石、バネ(これらは図示省略している)、及び可動鉄心30cを収納しているケーシング30bが固定されている。ケーシング30bは円柱形状を有している。可動鉄心30cは、その一部がケーシング30bの外にはみ出ている(はみ出た部分が各図で視認できるのである)。図3によく示されるように、箱体30aのトランペット50側の面には円形の孔30dが設けられている。この孔30dはケーシング30bと連通している。可動鉄心30cは、ケーシング30bに収納される方向とその反対方向に移動可能である。
【0017】
本実施例では公知の自己保持型ソレノイドを用いているために、自己保持型ソレノイドに関しての詳しい説明を省略する。ここでは、本実施例における自己保持型ソレノイド30について簡単に説明しておく。自己保持型ソレノイド30は、コイルの励磁により移動する可動鉄心30cを有している。この可動鉄心30cは、コイルに流す電流の向きによって、ケーシング30b側に移動したり、反ケーシング30b側に移動したりする。自己保持型ソレノイド30は、可動鉄心30cを移動させるときにだけコイルに通電すればよく、可動鉄心30cをどちらかの移動端に維持させる間は通電しなくてよい。このために、非常に小さい電力量で可動鉄心30cを駆動することができる。
管楽器演奏ロボット150は、移動機構170等の多くの部材を駆動する必要があるために大電力を必要とする。従って、管楽器演奏ロボット150には、小さい電力で人工指を駆動できる自己保持型ソレノイドが好適である。
【0018】
自己保持型ソレノイド30の可動鉄心30cには、棒状部材40の一端が接続されている。棒状部材40の他端はL字状部材60に接続されている。L字状部材60は、板状部材20の端部にピン60aを介して回転可能に取り付けられている。即ち、ピン60aがL字状部材60の揺動支点になる。このピン60aの部分がヒトの指の関節に相当する。L字状部材60の反棒状部材40側の端部には、ローラ70が接続されている。このローラ70の構成は後で詳しく説明する。なお、図3では、L字状部材60、ピン60a、及びローラ70を図示省略している。
【0019】
中人工指102と左人工指104も、上記した右人工指100と同様の構成をしている。即ち、符号22,24は右人工指100の板状部材20に相当し、符号42,44は棒状部材40に相当し、符号62,64はL字状部材60に相当し、符号72,74(図4参照)はローラ70に相当する。また、符号32,34は自己保持型ソレノイド30に相当する。各人工指100,102,104の間で異なる構成といえば、中人工指102の板状部材22が第1基台12と第2基台14の双方にわたって接続されていることである。また、図2によく示されるように、自己保持型ソレノイド32が、他の2つの自己保持型ソレノイド30,34と異なる高さに位置している(即ち、自己保持型ソレノイド32が、他の2つの自己保持型ソレノイド30,34と段違いに配置されている)。図3に示されるように、自己保持型ソレノイド30の径T2は、トランペット50の隣接するピストン間の距離T1よりも大きい。本実施例では、自己保持型ソレノイド32を段違いに配置することによって、自己保持型ソレノイド32と自己保持型ソレノイド30(又は自己保持型ソレノイド34)とを重ねて配置することを可能にしている。これにより、人工手10の甲を平面視したときに各人工指100,102,104が平行になっている(この様子は図4の平面図をみるとよくわかる)。
【0020】
図3に示されるように、上記した人工手10はトランペット50を保持している。ここでは、どのようにしてトランペット50を保持しているのかを簡単に説明しておく。第2基台14には、第3基台90が接続されている。第3基台90は、長方形状の板状部材である。この第3基台90の上面にトランペット50の管54が載置されている。また、第2基台14には、トランペットクランプ機構80が接続されている(これは図2や図4でもよく示されている)。トランペットクランプ機構80は、トランペット50の管54を強固に挟持する。
本実施例では、トランペット50のピストン52a等を押す方の人工手(即ち右手)10がトランペット50を保持する。これにより、トランペット50が人工手10に対して位置決めされるために、各人工指100,102,104と各ピストン52a,52b,52cとの位置がズレることがなく、各ピストン52a,52b,52cをうまく押すことができる。
【0021】
図1や図3を見るとよくわかるが、人工指100,102,104毎に、その人工指が押す演奏用ピストン52a,52b,54cが決められている。人工指100は演奏用ピストン52aに対応しており、人工指102は演奏用ピストン52bに対応しており,人工指104は演奏用ピストン52cに対応している。各人工指100,102,104が対応する演奏用ピストン52a,52b,54cを押し下げることができるように、トランペット50を保持する位置が位置決めされている。
【0022】
図5には、左人工指104の側面図が示されている。図5を参照して、左人工指104のローラ74の構造について詳しく説明する。L字状部材64の反棒状部材44側の端部には、一対の接続部材74a,74aが固定されている(対になっている様子は図4によく示されている)。接続部材74a,74aには、ローラ本体74bが回転可能に取り付けられている。接続部材74a,74aとローラ本体74bとによってローラ74が構成されている。
【0023】
ここでは、同じく図5を参照して左人工指104の動作について説明する。図5は、可動鉄心34cが最も突出した位置(ケーシング34bから最もはみ出た位置)を示している。この状態で自己保持型ソレノイド34のコイルに通電すると、可動鉄心34cが矢印D2方向に移動する。すると、可動鉄心34cに接続されている棒状部材44も矢印D2方向に移動する。これにより、L字状部材64がピン64aを支点として矢印D3方向に揺動し、ローラ本体74bが演奏用ピストン52cを押し下げる。このとき、ローラ本体74bが回転しながら演奏用ピストン52cを押すことになるために、ローラ本体74bと演奏用ピストン52cとの間に摩擦がほとんど生じない。このために、ローラ本体74bや演奏用ピストン52cが傷みにくい。また、ピストン52cがこじてしまってピストン52cがうまく下がらないといった問題が起こらない。
演奏用ピストン52cを下方に押し下げると、自己保持型ソレノイド34の通電をやめる。通電をやめたとしても可動鉄心34cはそのままの位置を保持するので、演奏用ピストン52cは下方に押し下げられたままである。
下方に押された演奏用ピストン52cを上方に戻すときは、自己保持型ソレノイド34のコイルに逆方向の電流を供給する。すると、可動鉄心34cが矢印D1方向に移動するので、L字状部材64が矢印D4方向に揺動する。これにより、演奏用ピストン52cを押え付ける力が解除されて演奏用ピストン52cが上方に移動する。このときも、ローラ本体74bと演奏用ピストン52cとの間に摩擦がほとんど発生しないために、ローラ本体74bや演奏用ピストン52cが傷みにくい。
右人工指100や中人工指102も、上記した左人工指104と同様に動作する。本実施例のロボット150は、各人工指100,102,104を別々に駆動するために、ヒトがトランペットを演奏しているかのようにリアルに見える。
【0024】
(第2実施例) ここでは第1実施例と異なる点を説明する。第1実施例では、人工指100,102,104の指先をローラ70,72,74で構成していた。本実施例では、人工指100,102,104の指先をスポンジ材と低摩擦テープによって構成する。図6に、人工指100の先端の断面図を示している。L字状部材60にはスポンジ材110が接着している。そして、そのスポンジ材110を覆うようにして低摩擦テープ112が接着している。このようにしても第1実施例と同様の効果を得ることができる。即ち、人工指100と演奏用ピストン52aが傷みにくい。
【0025】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる
【0026】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 楽器演奏ロボットの概略構成を示す。
【図2】 楽器演奏ロボットの人工手の斜視図を示す。
【図3】 人工手がトランペットを保持している様子を示す。
【図4】 人工手の平面図を示す。
【図5】 左人工指の側面図を示す。
【図6】 第2実施例の右人工指の断面図を示す。
【符号の説明】
D1,D2・・可動鉄心の移動方向
D3,D4・・L字状部材の揺動方向
T1・・ピストン間の距離
T2・・自己保持型ソレノイド(アクチュエータ)の径
10・・人工指
12・・第1基台
14・・第2基台
20,22,24・・板状部材
30,32,34・・自己保持型ソレノイド
30a,32a,34a・・箱体
30b,32b,34b・・ケーシング
30c,32c,34c・・可動鉄心
30d,32d,34d・・箱体に設けられた孔
40,42,44・・棒状部材
50・・トランペット
52a,52b,52c・・演奏用ピストン
60,62,64・・L字状部材
60a,62b,64c・・ピン
70,72,74・・ローラ
70a,72a,74a・・接続部材
70b,72b,74b・・ローラ本体
80・・トランペットクランプ機構
90・・第3基台
100・・右人工指
102・・中人工指
104・・左人工指
110・・スポンジ部材
112・・低摩擦テープ
120・・制御部
150・・楽器演奏ロボット
170・・移動機構

Claims (7)

  1. 隣接する2以上のピストンを有する楽器の当該各ピストンを押し下げることができる人工手であり、
    一方のピストンと他方のピストンのそれぞれに設けられており、そのピストンを押し下げる人工指と、
    一方の人工指と他方の人工指のそれぞれに設けられており、その人工指を駆動するアクチュエータとを有し、
    一方の人工指と他方の人工指は、ピストン側から反ピストン側に向けて同じ方向に伸びており、
    アクチュエータの径が隣接するピストン間の距離以上あり、
    人工手の甲を平面視する方向において一方のアクチュエータと他方のアクチュエータとが段違いに配置されていることにより、人工手の甲を平面視したときに一方の人工指と他方の人工指とが平行に見えることを特徴とする人工手。
  2. 前記各人工指が揺動することによって前記各ピストンを押し下げる請求項1の人工手であり、
    前記各人工指の指先がローラーで構成されていることを特徴とする人工手。
  3. 前記各アクチュエータが自己保持型ソレノイドであることを特徴とする請求項1又は2の人工手。
  4. 前記楽器を保持する手段を有する請求項1から3のいずれかの人工手。
  5. 隣接する3つのピストンを有する楽器の当該各ピストンを押し下げることができる請求項1から4のいずれかの人工手であり、
    3つのピストンのそれぞれに人工指が設けられており、
    3つの人工指のそれぞれにアクチュエータが設けられており、
    3つの人工指は、ピストン側から反ピストン側に向けて同じ方向に伸びており、
    人工手の甲を平面視する方向において、両サイドの2つのアクチュエータは同じ高さに配置されているとともに、真ん中のアクチュエータが前記両サイドの2つのアクチュエータと段違いに配置されていることにより、人工手の甲を平面視したときに各人工指が平行に見えることを特徴とする人工手。
  6. 各人工指は、対応するアクチュエータに接続されているとともに第1位置と第2位置との間を移動する移動部材と、その移動部材に接続されているとともに固定物に揺動可能に保持される揺動部材とを有し、
    移動部材が第1位置から第2位置に移動することによって、揺動部材が所定方向に揺動して管楽器のピストンを押し下げ、
    移動部材が第2位置から第1位置に移動することによって、揺動部材が前記所定方向と反対方向に揺動して元の位置に戻る
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかの人工手。
  7. 隣接する2以上のピストンを有する管楽器を自動演奏するロボットであり、
    請求項1から6のいずれかの人工手と、
    管楽器の唇接触部に装着されており、管楽器から音を発生させる演奏用アクチュエータとを備える管楽器演奏ロボット。
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