JP6146289B2 - 加振器の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ信号によって動作して被加振体を加振することで発音させる加振器の取付構造に関する。
従来、鍵盤楽器等の装置において、オーディオ信号によって加振器が動作して被加振体を加振することで被加振体から発音させるものが知られている。例えば、鍵盤楽器において、直支柱に対して支持部材を介して加振器を固定すると共に、オーディオ信号に応じた電流をコイルに入力することで振動する可動体を、被加振体である響板に接続する。可動体の振動が響板に伝達され、響板の振動が音響となる。
下記特許文献1には、鍵盤楽器における加振器の具体的な取付構造が示されている。この構造においては、磁石及びコア等でなる磁路形成部に対して、棒状のハンマとして構成される可動体を電磁的に係合させ、コイルに電流を流すと可動体がその軸線方向に往復動作することで振動する。一方、響板に固定したフランジ部に、可動体の先端部が接着固定される。
特公表04−500735号公報
しかしながら、一般に、ボイスコイル型の加振器は、コイルが巻かれたボビンが、磁路形成部を構成するボトムヨークやトッププレートに対して非常に狭い間隔をもって配置される。そして、可動体の一部となるボビンは、ダンパによって加振方向に移動自在に支持され、加振方向に垂直な水平方向への移動についてはダンパによって規制されている。
仮に、ダンパによる規制力に抗して可動体が傾いたり水平方向に変位したりすると、可動体と磁路形成部とが物理的に干渉したり電磁的係合が不適切となったりして可動体がうまく動作しない。すると、振動伝達、ひいては発音が適切になされなくなるおそれがある。すなわち、被加振体に対する加振器の加振機能が維持されなくなるという問題があった。しかも、ボビンやコイルがボトムヨークやトッププレートと干渉すると、雑音が発生するだけでなく、損傷を起こすおそれもある。
可動体の磁路形成部に近い部分に着目すると、可動体の傾きや水平方向への変位は、まず、駆動力伝達のときの駆動軸の座屈ないし撓みによって生じ得る。これは特に、響板等の被加振体を駆動するために可動体から延びる棒状の駆動軸が長細く、十分な剛性がない場合に起こりやすい。
また、可動体の傾きや水平方向への変位は、経年変化によって生じ得る。すなわち、響板等の被加振体は、温度や湿度の影響による経年変化によって寸法変化や変形が生じることがある。特に、被加振体やフランジ部(可動体が連結される部分)が水平方向に変位すると、可動体の先端部もフランジ部と一緒に水平変位することになる。その変位量がある程度大きくなると、可動体の磁路形成部に近い部分に傾きや水平方向への変位が生じてくる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、可動体の加振方向への移動を正確にし、磁路形成部と電磁係合部との電磁的な係合を維持して適切な加振機能を維持することができる加振器の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の加振器の取付構造は、オーディオ信号によって動作して被加振体(7)を所定方向に加振することで発音させる加振器(50)の取付構造であって、固定支持部(9)に対して固定状態とされ、磁路を形成する磁路形成部(52)と、前記磁路形成部に電磁的に係合する電磁係合部(EM)を有し、ダンパ(53)によって支持され、オーディオ信号に基づく駆動信号が入力されると前記磁路形成部により前記電磁係合部が励振されて前記所定方向に振動する可動体(100)と、前記被加振体に固定され、前記可動体を前記被加振体に対して連結して前記可動体の振動を前記被加振体に伝達する連結部(110)と、前記ダンパとは別に前記固定支持部に対して固定状態とされると共に、前記所定方向における前記ダンパとは異なる位置で前記可動体に係合し、前記可動体の、前記所定方向への移動を許容しつつ前記所定方向と交わる方向への移動を係合位置で規制する少なくとも1つの規制手段(130)とを有し、前記規制手段は、繊維部材または弾性部材でなる接触部材を有し、該接触部材が前記可動体と接触して前記所定方向と交わる方向への前記可動体の移動を規制し、さらに、前記ダンパ及び前記規制手段がそれぞれ係合する前記可動体の位置のうち前記連結部に最も近い側の係合位置から、前記被加振体までの間において、前記可動体または前記連結部に設けられた許容機構を有し、前記許容機構は、前記固定支持部に対して相対的に前記連結部が所定範囲内で変位したとしても、少なくとも前記可動体における前記接触部材と接触する部分が前記所定方向に対して傾斜することを許容するように構成されることを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、可動体の加振方向への移動を正確にし、磁路形成部と電磁係合部との電磁的な係合を維持して適切な加振機能を維持することができる。また、摩擦軽減効果または可動体の移動への追従性を持たせて雑音を抑制することができる。また、被加振体が加振方向と交わる方向に寸法変化を生じても、被加振体に対する加振器の適切な加振機能を維持することができる。
請求項2によれば、可動体を磁路形成部に近い位置で規制して、可動体の磁路形成部に近い部分の加振方向への移動を正確にすることができる。
本発明の一実施の形態に係る加振器の取付構造が適用されるピアノの外観を示す斜視図である。 グランドピアノの内部構造を示す断面図である。 加振器の取り付け位置を説明するための響板の裏面図である。 加振器の縦断面図である。 許容機構を設けない場合に好適な可動体の変形例を示す。 それぞれ変形例の許容機構の縦断面図である。 許容機構を2つ設けた変形例の加振器の側面図である。 可動体に許容機構を2つ設けた変形例の加振器の側面図である。 接触部材の配設態様を変えた規制機構の模式的側面図である。 規制機構の構成及び配置位置を変えた磁路形成部及び電磁係合部付近の模式的側面図である。 規制機構の構成及び配置位置を変えた磁路形成部及び電磁係合部付近の模式的側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る加振器の取付構造が適用されるピアノの外観を示す斜視図である。
本実施の形態では、オーディオ信号によって動作して被加振体を加振することで発音させる加振器の取付構造が適用される装置や楽器として、鍵盤楽器であるグランドピアノ1を例示する。被加振体として響板7を例示する。ただし、これらの例示に限定されるものではなく、オーディオ信号に基づく駆動信号で加振器が駆動され、それによって被加振体が振動して音響が発生する構成であればよい。
グランドピアノ1は、その前面に演奏者によって演奏操作がなされる鍵2が複数配列された鍵盤、およびペダル3を有する。また、グランドピアノ1は、前面部分に操作パネル13を有する制御装置10、および譜面台部分に設けられたタッチパネル60を有する。ユーザの指示は、操作パネル13およびタッチパネル60が操作されることにより、制御装置10に対して入力可能になっている。
図2は、グランドピアノ1の内部構造を示す断面図である。
この図においては、各鍵2に対応して設けられている構成については1つの鍵2に着目して示し、他の鍵2に対応して設けられている部分については記載を省略している。各鍵2の後端側(演奏するユーザから見て鍵2の奥側)の下部には、ソレノイドを用いて鍵2を駆動する鍵駆動部30が設けられている。
鍵駆動部30は、制御装置10からの制御信号に応じて、対応するソレノイドを駆動してプランジャを上昇させることにより、ユーザが押鍵したときと同様な状態を再現する一方、プランジャを下降させることにより、ユーザが離鍵したときと同様な状態を再現する。
弦5及びハンマ4は、各鍵2に対応して設けられる。鍵2が押下されるとアクション機構(図示略)を介してハンマ4が回動し、各鍵2に対応する弦5を打撃する。ダンパ8は、鍵2の押下量、およびペダル3のうちダンパペダルの踏込量に応じて変位し、弦5と非接触状態または接触状態となる。ストッパ40は、制御装置10において打弦阻止モードが設定されているときに動作し、各ハンマ4の下からの打撃を受け止めてハンマ4による弦5への打撃を阻止する部材である。
鍵センサ22は、各鍵2に対応して各鍵2の下部に設けられ、対応する鍵2の挙動に応じた検出信号を制御装置10に出力する。ハンマセンサ24は、ハンマ4に対応して設けられ、対応するハンマ4の挙動に応じた検出信号を制御装置10に出力する。ペダルセンサ23は、各ペダル3に対応して設けられ、対応するペダル3の挙動に応じた検出信号を制御装置10に出力する。
図示はしないが、制御装置10は、CPU、ROM、RAM、通信インターフェイス等を備える。ROMに記憶された制御プログラムをCPUが実行することで、制御装置10による各種の制御が実現される。
響板7は、木材で形成された板状の部材である。響板7には、響棒75および駒6が配設される。駒6には、張架される弦5の一部が係止される。従って、駒6を介して響板7の振動が各弦5に伝達されるとともに、各弦5の振動が駒6を介して響板7に伝達される。
また、加振器50が、直支柱9に接続された支持部55によって支持されて、響板7に接続されている。支持部55はアルミ素材等の金属で形成される。直支柱9はフレームとともに弦5の張力を支える部材であり、グランドピアノ1の一部である。
図3は、加振器50の取り付け位置を説明するための響板7の裏面図である。
加振器50は、響板7に接続され、響板7に配設された複数の響棒75の間に配置されている。図3においては同じ構成の加振器50が複数(例えば2つ)、響板7に接続されているが、1つであってもよい。加振器50は、駒6に極力近い位置に配置され、本実施の形態では響板7を挟んで駒6の反対側に配置される。以下、グランドピアノ1の演奏者側から見て左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向(所定方向)とする。X−Y方向が水平方向である。
図4は、加振器50の縦断面図である。加振器50は、ボイスコイル型のアクチュエータであり、大別して磁路形成部52及び可動体100からなる。可動体100は、棒状部101、キャップ512、ボビン511、ボイスコイル513を有している。キャップ512の下半部に、環状のボビン511が嵌合固定されている。ボイスコイル513は、ボビン511に外周面に巻き付けられた導線で構成され、磁路形成部52が形成する磁場内において、流れる電流を振動に変える。キャップ512、ボビン511及びボイスコイル513が、磁路形成部52に電磁的に係合する電磁係合部EMとなる。
棒状部101の下端部である一端部101aが、電磁係合部EMのキャップ512に連結固定され、棒状部101はZ軸方向(上下方向)に延設される。響板7の下面には他端部連結部110が固定される。他端部連結部110は、棒状部101の上端部である他端部101bを響板7に対して連結して可動体100の振動を響板7に伝達する役割を果たす。
他端部連結部110には、ポインタ部材111及びチャック部材112を有するボールジョイント構造が採用される。棒状部101の他端部101bには、球状部102が形成されている。ポインタ部材111はネジ103で響板7に固定され、チャック部材112は、そのフランジ部がネジ103でポインタ部材111に固定される。
ポインタ部材111に形成されたテーパ面111aとチャック部材112に形成されたテーパ面112aとの間に棒状部101の球状部102を介装し、ポインタ部材111に対してチャック部材112を締結固定することで、テーパ面111aとテーパ面112aとによって球状部102のZ軸方向の位置が規制される。
響板7の変位に伴ってポインタ部材111が水平方向の成分を含む方向(加振方向とは異なる方向、ないし、加振方向と交わる方向)に変位した場合、それに応じて球状部102がテーパ面111a、112a内でZ軸に垂直な軸(例えば、X軸やY軸)を中心に回転することができる。他端部連結部110と球状部102とで「許容機構K」が構成される。
許容機構Kは、直支柱9に対して相対的に他端部連結部110が所定範囲内で変位したとしても、可動体100の少なくとも他端部連結部110に近い側の部分(主に他端部101b)がZ軸方向に対して傾斜することを許容する機構の一例である。すなわち、許容機構Kは、球状部102を回転支点として、他端部101bをZ軸に垂直な任意の軸を中心に回転自在にする関節部の役割を果たす。他端部101bは、許容機構Kにおける屈曲によって、Z軸でもある軸心C1に対して傾斜可能となる。許容機構Kにおける屈曲を生じさせる運動は、実質的には回動である。
なお、棒状部101は例えば金属で構成される。ポインタ部材111、チャック部材112は例えば樹脂で構成されるが、金属で構成してもよい。
磁路形成部52は、トッププレート521、磁石522及びヨーク523を有し、これらが上側から順に配設されている。電磁係合部EMは、ダンパ53によって、磁路形成部52に対して接触することなくZ軸方向に変位可能に支持される。すなわち、ダンパ53は、繊維等で円盤状に形成され、円盤状の部分が蛇腹状に波立たせた形状をしている。ダンパ53の外周側の端部がトッププレート521の上面に取り付けられ、内周側の端部が電磁係合部EMに取り付けられている。磁路形成部52は、例えば、ヨーク523が支持部55にネジ等で固定されることで、直支柱9に対して固定状態とされている。
トッププレート521は、例えば、軟鉄等の軟磁性材料でなり、中心に穴のあいた円盤状に形成される。ヨーク523は、例えば、軟鉄等の軟磁性材料でなり、円盤状の円盤部523Eと、円盤部523Eよりも外径が小さい円柱状の円柱部523Fとを、双方の軸心を一致させて一体とした形状に形成される。円柱部523Fの外径は、トッププレート521の内径よりも小さい。磁石522は、ドーナツ型の永久磁石であり、その内径はトッププレート521の内径よりも大きい。ボビン511の内径に円柱部523Fが遊嵌されている。
トッププレート521、磁石522及びヨーク523は、各々の軸心が一致し、それが磁路形成部52の軸心C1となっている。このような配置により、図4に破線の矢印で示した磁路が形成される。トッププレート521と円柱部523Fとに挟まれた空間である磁路空間525内にボイスコイル513が位置するように電磁係合部EMが配置される。
本実施の形態における加振器50は、ダンパ53とは別に、可動体100のZ軸方向への移動を許容しつつZ軸と交わる方向への移動を係合位置で規制するための規制機構130を備えている。規制機構130は、ブリッジ部131と接触部材132とを有する。ブリッジ部131は、例えば金属板を折り曲げ加工して構成され、平面視形状は問わないが、例えば円形または矩形とされる。ブリッジ部131の外縁部131aはトッププレート521に固定され、内縁部はバーリング加工等によって上方に立ち上がる保持部131bとなっている。保持部131bの内径部131cに環状の接触部材132が接着等で固定される。接触部材132の貫通穴を可動体100の棒状部101が貫通している。
可動体100の軸心でもある棒状部101の軸心C2が磁路形成部52の軸心C1と同心となるように、ダンパ53及び規制機構130によって電磁係合部EMの水平方向(X−Y方向)の位置決めがされている。従って、ダンパ53及び規制機構130は、可動体100が軸心C1と同心を維持して加振方向であるZ軸方向に変位自在に磁路形成部52を支持する役割を協働して果たす。
接触部材132は、キャップ512に近接した位置で棒状部101を水平方向に拘束するブシュとして機能する。Z軸方向において、接触部材132が可動体100に係合する位置は、響板7よりも磁路形成部52に十分に近い。
加振器50には、制御装置10から、オーディオ信号に基づく駆動信号が入力される。例えば、不図示の記憶部に記憶されたオーディオデータが制御装置10により読み出され、それに基づいて駆動信号が生成される。あるいは、演奏操作に応じて響板7を振動させる場合は、鍵センサ22、ペダルセンサ23、ハンマセンサ24によって鍵2、ペダル3及びハンマ4の挙動をそれぞれ検出することで演奏者の演奏操作を検出し、それらの検出結果に基づいて、制御装置10が演奏情報を生成する。そしてその演奏情報に基づいて制御装置10が音響信号を生成する。この音響信号が加工や増幅の処理をされて、加振器50に駆動信号として出力される。
駆動信号がボイスコイル513に入力されると、ボイスコイル513は、磁路空間525における磁力を受けて、入力される駆動信号が示す波形に応じたZ軸方向の駆動力をボビン511が受ける。従って、磁路形成部52により電磁係合部EMが励振されて、可動体100(電磁係合部EM、棒状部101)がZ軸方向に振動する。可動体100がZ軸方向に振動すると、その振動は他端部連結部110によって響板7に伝達され、響板7が加振される。響板7の振動は空気中に放音され、音響となる。
接触部材132は、フェルトまたはクロス等の柔らかい繊維部材で構成される。可動体100が振動する際、棒状部101が接触部材132の貫通穴内を摺動する。接触部材132が軟質の繊維材料であるので、棒状部101との間で生じる摩擦による雑音を小さくすることができる。なお、接触部材132を樹脂等で構成し、棒状部101と接触する部分の面粗さを細かくすることで摩擦を低減してもよい。
あるいは接触部材132は、ゴム等の弾性部材で構成してもよい。その場合、接触部材132は振動する棒状部101に常に摺接するのではなく常に密着するようにしてもよい。可動体100の振幅は大きくないので、振動による加振方向の動作に接触部材132が追従して変形できるようにその厚み、形状、硬さを設計することで、摩擦の発生を回避でき、雑音の発生も抑制できる。
ところで、磁路形成部52と電磁係合部EMとの電磁的な係合が適切であるためには、可動体100の軸心C2と磁路形成部52の軸心C1とは同心であることが最適である。ところが、可動体100は小刻みに移動するものであり軽量化が望まれるため、棒状部101が十分な太さを確保できない場合がある。また、磁路形成部52から響板7までの距離を短くできない場合は、棒状部101が長くなる。棒状部101が細長くなって十分な剛性を有さない場合には、振動伝達の際に棒状部101に座屈ないし撓みが生じ得る。
しかし、本実施の形態では、公知のダンパ53に加えて規制機構130を設けたので、Z軸方向に異なる2箇所で可動体100の水平方向への移動を規制できる。これにより、規制位置においては可動体100がZ軸方向に真っ直ぐ振動する。しかも、接触部材132は磁路形成部52に十分に近い位置で可動体100を規制するので、磁路形成部52に近い位置で可動体100の移動ガイド機能を果たし、可動体100の特に磁路形成部52に近い部分の加振方向への移動を正確なものにする。従って、磁路形成部52と電磁係合部EMとが常に適切に電磁的に係合する。
よって、本実施の形態によれば、可動体100の加振方向への移動を正確にし、磁路形成部52と電磁係合部EMとの電磁的な係合を維持して適切な加振機能を維持することができる。
また、接触部材132が繊維部材でなるので、摩擦を軽減し、雑音を抑制することができる。接触部材132を弾性部材で構成する場合は、可動体100の移動への追従性を持たせて雑音を抑制することができる。
ところで、可動体100の軸心C2と磁路形成部52の軸心C1との一致を妨げる要因として、経年変化等による響板7の寸法変化や変形も考えられる。響板7に水平方向の寸法変化や変形が生じると、可動体100が接続された箇所、すなわち、響板7に固定状態にある他端部連結部110も一緒に水平変位し得ることになる。
この場合に、従来の構成では、仮に他端部連結部110が水平変位すると、ダンパ53だけでは電磁係合部EMの位置を規制しきれず、電磁係合部EMと磁路形成部52との位置関係が不適切になるだけでなく、一端部101aが斜めになるおそれがある。すると、電磁係合部EMと磁路形成部52との位置関係が不適切になり、可動体100が適切に振動しなくなるおそれがある。本実施の形態では規制機構130を設けたことで、一端部101aの傾斜傾向は抑制されるが、それでも他端部連結部110の過大な変位には対処できない。
ところが本実施の形態では、さらに許容機構Kを向けたので、他端部連結部110が変位したとしても、Z軸方向に対する可動体100の傾斜のほとんどを、棒状部101の、他端部連結部110に近い側の部分(他端部101b側の半部)が受け持つことになる。それにより、棒状部101の一端部101a側の半部が傾斜しようとする力が強くならないので、ダンパ53及び規制機構130によって、磁路形成部52に近い範囲では可動体100の水平方向への移動を十分に規制できる。よって、響板7が加振方向と交わる方向に寸法変化を生じても、可動体100の加振方向への移動を正確にし、磁路形成部52と電磁係合部EMとの電磁的な係合を維持して適切な加振機能を長期に亘って維持することができる。
なお、仮に許容機構Kを有さず、他端部連結部110が、棒状部101の他端部101bを、傾斜を許容しないような固定状態で響板7に固定する構成であったとする。その場合であっても、響板7の経年変位が小さい場合や、棒状部101が十分に長いような場合には、ダンパ53及び規制機構130が磁路形成部52に近い位置で可動体100の水平方向の移動を規制することから、磁路形成部52に近い範囲では可動体100の軸心C2とZ軸との平行が維持される。従って、許容機構Kを有さなくても、ダンパ53及び規制機構130による可動体100の水平方向の移動規制の効果が有用な場合はある。
図5に、許容機構Kを設けない場合に好適な可動体100の変形例を示す。
図5(a)は、変形例の可動体100のうち棒状部101の端部の斜視図である。この例では、棒状部101は、柔らかい樹脂を基材として中に複数の鉄心を通した内部構造をしている。例えば、カーボンファイバー等が採用可能である。これによると、棒状部101自体が、Z軸方向に強度を保ちながら、水平方向には可撓性を有する。そのため、直支柱9に対して他端部連結部110が水平方向に変位したとしても、棒状部101が図5(b)に示すように撓む。
図5(c)、(d)は、それぞれ他の変形例の可動体100のうち棒状部101の側面図である。図5(c)に示す例では、棒状部101はフレキシブルシャフトで構成される。また、図5(d)に示す例では、棒状部101は、複数の針金の両端を固定してなる。いずれの変形例においても、直支柱9に対して他端部連結部110が水平方向に変位したとしても、棒状部101が撓むことができる。
従って、図5のいずれの構成例においても、磁路形成部52に近い範囲では、棒状部101がダンパ53及び規制機構130により規制されることで、可動体100はZ軸方向に適切に振動する。
なお、規制機構130は、直支柱9に対して固定状態とされればよいので、トッププレート521に固定されることに限定されず、例えば支持部55に固定されてもよい。
なお、規制機構130は、Z軸方向におけるダンパ53とは異なる位置で可動体100に係合すればよく、Z軸方向における互いに異なる位置で可動体100に係合する複数の規制機構130を設けてもよい。
許容機構Kは、ダンパ53及び規制機構130(複数の場合も含む)がそれぞれ係合する可動体100の位置のうち他端部連結部110に最も近い側の係合位置から、響板7までの間において、可動体100または他端部連結部110に設ければよい。また、許容機構Kは、可動体100の部分のうち少なくとも、上記係合位置よりも他端部連結部110に近い側の部分がZ軸方向に対して傾斜することを許容するものであればよい。
なお、許容機構Kが可動体100の傾斜を許容する機能について考えると、響板7に水平方向の経年変位を生じた場合において、許容機構Kが響板7の無限の変位に対処するのは無理である。しかし、響板7の経年変化による変位量は想定できるため、その範囲(所定範囲)内での変位に対処できればよい。この観点から、許容機構Kとして各種の構成例が考えられる。図6〜図8では許容機構Kの変形例を説明する。
図6(a)、(b)は、それぞれ変形例の許容機構の縦断面図である。
図6(a)に示す許容機構Kでは、他端部連結部110は、硬さの異なる2種類の材料を上下に積層して構成される。例えば、上側の樹脂部115が響板7の下面7aに固定され、下側の樹脂部116が樹脂部115に固定される。樹脂部115の方が樹脂部116よりも硬質である。棒状部101の他端部101bは、樹脂部115にわずかに埋まるように樹脂部115に固定されている。これは、2色成形によるアウトサート成形等の手法で実現可能である。
樹脂部115は、可動体100の振動を響板7に適切に伝達できる程度の硬さを有する。一方、樹脂部116は、他端部101bのうち樹脂部116に挿入固定されている部分が水平方向に変位しても、それに追従して変形できる程度の柔軟性を有する。
この構成によると、他端部連結部110(特に樹脂部115)が水平方向に変位した場合、他端部101bのうち樹脂部115に固定される部分は樹脂部115と一緒に水平変位することになるが、それより下の部分は、樹脂部116の柔軟性のためにZ軸に垂直な軸を中心に回転することができる。それにより、棒状部101のうち樹脂部115に固定される部分を除く部分が、Z軸に対して無理なく傾斜することが許容される。
図6(b)に示す許容機構Kでは、他端部連結部110は、1種類の柔軟な材料で構成される。すなわち、樹脂部116と同程度の硬さの樹脂部117が、響板7の下面7aにネジ118等で固定される。棒状部101の他端部101bは、樹脂部117に深く埋まるように挿入固定されるが、他端部101bの先端と響板7の下面7aとの間には、適度の薄さの肉部117aを確保する。肉部117aの厚みは、樹脂部117の柔らかさを考慮して、可動体100の振動を響板7に適切に伝達できる程度の厚みとしている。
この構成によると、他端部連結部110(特に樹脂部117の響板7との接触部付近)が水平方向に変位した場合、樹脂部117の柔軟性により、棒状部101がZ軸に対して無理なく傾斜することが許容される。
図7は、許容機構を2つ設けた変形例の加振器50の側面図である。
図7の例では、可動体100を連結体Rと振動体200とに分割し、両者を許容機構K1で屈曲可能に連結した。従って、可動体100は、図4で説明した許容機構Kに加えて、許容機構K1を有する。許容機構K1の構成は許容機構Kと同様にボールジョイント構造で、関節部の役割を果たす。振動体200において、電磁係合部EMから棒状部91が突設され、棒状部91の上端部である球状部92が許容機構K1で回転自在になっている。
この構成においては、他端部連結部110が水平方向に変位したとしても、許容機構K、K1における屈曲により、棒状部101の軸心C3が、Z軸に平行な磁路形成部52の軸心C1及び可動体100の軸心C2に対して無理なく傾斜することが許容される。従って、棒状部91が傾斜しようとする力が強くならないので、ダンパ53及び規制機構130によって、磁路形成部52に近い範囲では可動体100の水平方向への移動を十分に規制できる。
図8は、可動体100に許容機構を2つ設けた変形例の加振器50の側面図である。
この例では、他端部連結部110から垂下延設される響板側棒状部1111が響板7に対して固定状態にある。可動体100は、振動体200と連結体Rとで構成される。振動体200において、電磁係合部EMから棒状部91が突設される。
連結体Rは、許容機構K2における屈曲によって傾斜可能に響板側棒状部1111に連結されると共に、許容機構K3における屈曲によって傾斜可能に棒状部91に連結される。許容機構K2、K3はいずれも、係合部材105、106でなるユニバーサルジョイントとして構成される。係合部材105と係合部材106とが、軸107で軸支されてX軸周りに回動自在で且つ、軸108で軸支されてY軸周りに回動自在とされている。
この構成においては、他端部連結部110と共に響板側棒状部1111が水平方向に変位したとしても、許容機構K2、K3における屈曲により、連結体RがZ軸に対して無理なく傾斜することが許容される。従って、棒状部91が傾斜しようとする力が強くならないので、ダンパ53及び規制機構130によって、磁路形成部52に近い範囲では可動体100の水平方向への移動を十分に規制できる。
なお、規制機構130の各種の変形例を図9〜図11で示す。
図9(a)、(b)はいずれも、接触部材132の配設態様を変えた規制機構130の模式的側面図である。図9(a)に示す例では、ブリッジ部131の内縁部131dの上面に、木材または樹脂でなる環状のプレート133が螺着固定される。プレート133の内径部に接触部材132が固着される。図9(b)に示す例では、ブリッジ部131の内縁部131dの下面に接触部材132が直接固着される。
なお、本実施の形態や変形例において、接触部材132は穴を有する形状であることは必須でなく、水平方向において可動体100の一部、例えば棒状部101を囲む形状であればよい。
図10(a)、(b)、図11(a)、(b)は、規制機構130の構成及び配置位置を変えた磁路形成部及び電磁係合部付近の模式的側面図である。図10(a)、(b)、図11(a)、(b)に示す例ではいずれも、接触部材132に相当する部材が存在せず、ダンパ53の構成及び配置位置は図4の例と同様である。
図10(a)に示す例では、規制機構130を、トッププレート521に固定された基部524とキャップ512とを接続するように設ける。規制機構130の構成はダンパ53と同様である。つまり二重ダンパ構造となっている。
図10(b)に示す例では、規制機構130を、磁石522または磁石522に対して固定的な部分とボビン511の下端部とを接続するように設ける。規制機構130の構成はダンパ53と同様である。この構成においては、規制機構130は、磁路形成部52の内部に配設され、ダンパ53よりも、響板7から遠い位置(下方)に位置する。
図11(a)に示す例でも、規制機構130は、磁路形成部52の内部において、ダンパ53よりも響板7から遠い位置に配設される。まず、ヨーク523の円柱部523Fには、Z軸方向に掘られた穴523Faが形成される。一方、キャップ512からは、棒状部101と同心の垂下部101cが垂下形成され、垂下部101cは、穴523Faに遊嵌されている。そして、垂下部101cの下端部と穴523Faの内壁とを、ダンパ53と同様に構成される規制機構130が接続している。
図11(b)に示す例では、規制機構130は、ボイスコイル型のスピーカに一般的に備わるのと同様のフレーム134、エッジ135及びコーン紙136から構成される。フレーム134の一端がトッププレート521に固定され、コーン紙136の一端がキャップ512に固定され、フレーム134とコーン紙136の他端同士がエッジ135で接続される構成となっている。
なお、本実施の形態及び各変形例で示した各種の構成は、例示以外の組み合わせを適宜採択してもよい。例えば、構成の異なる2つ以上の規制機構130をダンパ53とは別に設けてもよい。
なお、被加振体として響板7を例示したが、これに限られず、屋根や側板等の、寸法変化を生じる部材を被加振体とする場合にも本発明は好適である。被加振体が寸法変化しない部材である場合であっても、加振器を支持する部材が加振方向とは異なる(交わる)方向に寸法変化や変形を生じることで、相対的に被加振体が変位する場合には本発明が有用である。
なお、本発明の適用対象としてピアノを示したが、グランドピアノでもアップライトピアノでもよい。また、ピアノに限られず、種々のアコースティック楽器で加振器を有するもの、あるいは電子楽器で加振器を有するもの、あるいはスピーカに適用してもよい。これらの場合、強制的に振動させることが可能な被加振体を有するものであればよい。
7 響板(被加振体)、 9 直支柱(固定支持部)、 50 加振器、 52 磁路形成部、 53 ダンパ、 100 可動体、 101 棒状部、 101b 他端部、 110 他端部連結部(連結部)、 132 接触部材、 130 規制機構(規制手段)、 EM 電磁係合部、 K、K1、K2、K3 許容機構

Claims (2)

  1. オーディオ信号によって動作して被加振体を所定方向に加振することで発音させる加振器の取付構造であって、
    固定支持部に対して固定状態とされ、磁路を形成する磁路形成部と、
    前記磁路形成部に電磁的に係合する電磁係合部を有し、ダンパによって支持され、オーディオ信号に基づく駆動信号が入力されると前記磁路形成部により前記電磁係合部が励振されて前記所定方向に振動する可動体と、
    前記被加振体に固定され、前記可動体を前記被加振体に対して連結して前記可動体の振動を前記被加振体に伝達する連結部と、
    前記ダンパとは別に前記固定支持部に対して固定状態とされると共に、前記所定方向における前記ダンパとは異なる位置で前記可動体に係合し、前記可動体の、前記所定方向への移動を許容しつつ前記所定方向と交わる方向への移動を係合位置で規制する少なくとも1つの規制手段とを有し、
    前記規制手段は、繊維部材または弾性部材でなる接触部材を有し、該接触部材が前記可動体と接触して前記所定方向と交わる方向への前記可動体の移動を規制し、
    さらに、前記ダンパ及び前記規制手段がそれぞれ係合する前記可動体の位置のうち前記連結部に最も近い側の係合位置から、前記被加振体までの間において、前記可動体または前記連結部に設けられた許容機構を有し、
    前記許容機構は、前記固定支持部に対して相対的に前記連結部が所定範囲内で変位したとしても、少なくとも前記可動体における前記接触部材と接触する部分が前記所定方向に対して傾斜することを許容するように構成されることを特徴とする加振器の取付構造。
  2. 前記規制手段は、前記所定方向における前記被加振体よりも前記磁路形成部に近い位置で前記可動体と係合することを特徴とする請求項1記載の加振器の取付構造。
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