JP5486763B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、響板を振動させることによって楽音を発生させる電子鍵盤楽器に関する。
従来、この種の電子鍵盤楽器として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この電子鍵盤楽器は、グランド型の電子ピアノであり、アコースティックのグランドピアノと同様の響板を備えている。この響板は、厚さが均一の木製板から成り、グランドピアノと同じ平面形状を有し、水平に設けられている。また、この響板の上面には、響板を振動させるための加振器が取り付けられている。
演奏の際に鍵が押鍵されると、押鍵状態に基づく楽音信号が生成され、加振器に出力される。それにより、加振器が響板を振動させることによって、楽音が発生する。このように、この電子鍵盤楽器では、アコースティックピアノと同様、響板を振動させることによって楽音を発生させるので、一般的な電子鍵盤楽器のスピーカから放音される楽音に比べて、アコースティックピアノに近似した広がりのある楽音が得られる。
上述したように、この電子鍵盤楽器では、加振器が響板に直接、取り付けられているため、加振器の重さ(自重)が響板に常時、作用する。そのため、響板の振動が阻害され、不足がちになることによって、良質の楽音および所望の音量を発生させることができない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、響板を十分に振動させることができ、それにより、アコースティックピアノに近似した良質の楽音および所望の音量を得ることができる電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
特開2007−47273号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の鍵の押鍵状態に基づいて楽音信号を生成し、生成された楽音信号に基づいて楽音を発生させる電子鍵盤楽器であって、響板と、加振部を有し、楽音信号に基づき、加振部を介して響板を振動させることにより、楽音を発生させる加振器と、この加振器を、加振部を響板に押圧した状態で支持する加振器支持手段と、を備え、加振器支持手段は、響板から間隔を隔てて設けられ、加振器を支持する不動の支持部材と、この支持部材と加振器の間に設けられ、響板への加振器の押圧度合を調整する押圧度合調整機構と、を有し、押圧度合調整機構は、一端部が加振器に連結されるとともに、他端部が支持部材に形成された孔を貫通するボルトと、このボルトの支持部材の両側に螺合し、支持部材に対して締め付けられることにより、ボルトを支持部材に対してロックする2つのロックナットと、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、複数の鍵の押鍵状態に基づいて生成された楽音信号に基づき、加振器の加振部を介して響板を振動させることにより、楽音が発生する。この加振器は、加振器支持手段によって支持されているので、加振器が響板に支持された従来と異なり、加振器の重さは、響板には作用せず、響板の振動を阻害することはない。また、加振器の加振部が響板に押圧されているので、加振器の振動を加振部から響板に十分に伝達することができる。以上により、響板を十分に振動させることができ、それにより、アコースティックピアノに近似した広がりや深みのある良質の楽音および所望の音量を得ることができる。
また、上記の構成によれば、支持部材と加振器の間に設けられた押圧度合調整機構により、響板への加振器の押圧度合を調整することができる。響板への加振器の押圧度合が低すぎると、加振器の振動が響板に十分に伝わらず、そのため、響板を十分に振動させることができない。逆に、押圧度合が高すぎると、加振器が十分に振動できず、やはり、響板を十分に振動させることができない。これに対し、本発明では、押圧度合調整機構により、響板への加振器の押圧度合を適切に調整でき、したがって、響板の十分な振動を確保することができる。
さらに、上記の構成によれば、ボルトの一端部が加振器に連結されるとともに、その他端部が支持部材の孔に貫通しているので、ボルトをその軸方向に適宜、移動させることにより、響板への加振器の押圧度合を調整することができる。また、ボルトの支持部材の両側に、2つのロックナットが螺合しており、これらのロックナットを支持部材に対して締め付けることにより、ボルトが支持部材にロックされる。したがって、加振器の所望の押圧度合が得られる位置において、ボルトをロックすることにより、その押圧度合を保持した状態で、加振器を支持することができる。また、ボルトおよび2つのロックナットという比較的単純な構成によって、押圧度合調整機構を容易に実現することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の電子鍵盤楽器において、加振器は、支持部材側の面に設けられた凹部を有し、ボルトの一端部が、凹部にボルトの軸方向に移動自在に挿入されており、押圧度合調整機構は、ボルトの加振器と加振器側のロックナットとの間に螺合し、加振器を響板に押圧するための押圧用ナットを、さらに有していることを特徴とする。
この構成によれば、ボルトの一端部が、加振器の支持部材側の凹部に、ボルトの軸方向に移動自在に挿入されている。また、ボルトには、加振器と加振器側のロックナットとの間に、加振器を響板に押圧するための押圧用ナットが螺合している。したがって、押圧用ナットを所定方向に回し、響板側に移動させることにより、響板への加振器の押圧度合を容易に高めることができる。一方、押圧用ナットを上記と逆方向に回し、響板から離れる方向に移動させることにより、押圧度合を容易に低くすることができる。以上のように、押圧用ナットを回すことによっても、押圧度合を調整でき、特にその微調整を容易に行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明を適用したアップライト型の電子ピアノを示している。この電子ピアノ1(電子鍵盤楽器)は、ピアノ本体2と、ピアノ本体2を支持するスタンドユニット3などで構成されている。ピアノ本体2およびスタンドユニット3の左右の側面には、両者を覆うように、縦長の親板4、4がそれぞれ取り付けられている。
ピアノ本体2の外装は、左右の腕木5、5と、腕木5、5の下端部間および上端部間にそれぞれ延びる水平な棚板6および天板7と、腕木5、5の後端部間を覆う背板8などで構成されている。ピアノ本体2には、鍵盤装置9、操作パネル10、中高音用スピーカ11および高音用スピーカ12などが設けられている。
鍵盤装置9は、棚板6上に左右方向に並設された多数の鍵13から成る鍵盤14と、鍵13ごとに設けられ、押鍵された鍵13に連動して回動するハンマー(図示せず)と、鍵13ごとに設けられ、その押鍵情報を検出する鍵センサ(図示せず)を備えている。鍵13は、主に木質材から成り、アコースティックなアップライトピアノの鍵とほぼ同様に構成されていて、その中央において回動自在に支持されている。鍵センサは、ゴムスイッチなどで構成され、対応する鍵13の押鍵の有無(オン/オフ)および押鍵速度(ベロシティ)を、押鍵に伴って回動するハンマーを介して検出する。
操作パネル10は、鍵盤14の上方に配置されており、電子ピアノ1の音色、音量や音響効果などを設定するための操作ボタンおよび操作レバーや、それらの設定状態を表示するための表示器などが設けられている。
中高音用スピーカ11は、4つのミッドレンジスピーカで構成され、主として楽音の中高音成分を再生するものであり、ピアノ本体2内の上側の左右の後端部に、放音面が上方に向いた状態で、2つずつ配置されている。高音用スピーカ12は、2つのドームツイータで構成され、主として楽音の高音成分を再生するものであり、ピアノ本体2内の上部の左右の端部に、鍵盤蓋16の上方の横長開口17に臨み、放音面が前方に向いた状態で配置されている。なお、横長開口17の前面には、メッシュカバー17aが設けられており、高音用スピーカ12で再生された楽音が、メッシュカバー17aを介して、良好に放音される。
スタンドユニット3は、左右の妻土台18、18、左右の側板19、19、ペダル土台21、下前板22、響板23およびスタンド天板24などにより、ボックス状に組み立てられている。ペダル土台21は、妻土台18、18の後部間に連結され、左右方向に延びており、その中央には、3つのペダル25が回動自在に設けられている。各妻土台18の上面前端部には、棚板6の前端部を下方から支持する棚受柱20が立設されている。なお、各棚受柱20は、その上面において、前後方向に延びる板金(図示せず)によって、対応する後方の側板19の上面に連結されている。下前板22は、左右の側板19、19、ペダル土台21およびスタンド天板24で取り囲まれた空間の前端を覆うように設けられている。また、響板23は、上記の空間の後端部の外周に沿って取り付けられた打廻し26の前面に固定され、スタンドユニット3の背面を覆うように設けられている。なお、下前板22の上部には、正面形状が横長矩形状のメッシュカバー22aが設けられている。
図2に示すように、響板23の前面には、後述する加振器支持機構30によって響板23に押圧した状態で支持された加振器27が配置されており、響板23および加振器27によって、響板スピーカ28が構成されている。響板23は、アコースティックなアップライトピアノの響板と同様、例えばスプルスなどから成る複数のむくの板材を継ぎ合わせることによって、正面形状が横長矩形状に形成されている。また、響板23の背面には、複数の響棒29が貼り付けられている。これらの響棒29は、響板23における振動の伝達速度を高めるためのものであり、響板23の各板材の継ぎ合わせ方向と直交するとともに、互いに平行に斜めに延びている。
加振器27は、所定の周波数帯域(例えば30Hz〜2kHz)で振動する振動特性を有する電磁式のものであり、外部に臨むとともに、響板23に当接した状態でこれに振動を付与する加振部27a(図3参照)を備えている。また、加振器27の外周面には、外方に突出するフランジ部27bが設けられており、このフランジ部27bの所定位置に形成された複数(例えば4つ、図3(b)では2つのみ図示)のねじ孔27cを介して、加振器27が加振器支持機構30(加振器支持手段)に支持されている。
加振器支持機構30は、響板23の前方に間隔を隔てて配置された支持プレート31(支持部材)と、この支持プレート31と加振器27を連結するとともに、響板23への加振器27の押圧度合を調整する押圧度合調整機構32を備えている。支持プレート31は、上下方向に延びる金属板などから成り、上端部および下端部においてそれぞれ、スタンド天板24およびペダル土台21に固定されている。また、支持プレート31の複数の所定位置には、押圧度合調整機構32の後述するボルト33を固定するための孔31aが形成されている。
図3に示すように、押圧度合調整機構32は、1つのボルト33および2つのロックナット34、34を一組とする複数組(例えば四組)で構成されている。各組のボルト33は、加振器27のフランジ部27bのねじ孔27cにねじ込まれることによって、加振器27に連結されるとともに、ボルト33の軸部33aが支持プレート31の孔31aに貫通するように配置されている。また、各ボルト33の軸部33aには、支持プレート31の両側にロックナット34、34がそれぞれ螺合し、支持プレート31に対して締め付けられている。これにより、各ボルト33が、支持プレート31にロックされている。
このように構成された押圧度合調整機構32により、響板23への加振器27の押圧度合の調整は、例えば次のように行われる。押圧度合を高める場合には、各組のロックナット34、34のうち、加振器27から遠いロックナット34(以下「前側ナット34A」という)を緩め、支持プレート31から離した後、加振器27に近いロックナット34(以下「後側ナット34B」という)を、支持プレート31に対して締め付ける方向に回すことによって、ボルト33を響板23側(図3の左側)に移動させる。これに伴い、ボルト33に連結された加振器27も、響板23側に移動する。その後、前側ナット34Aを締め付け、ボルト33を支持プレート31にロックする。以上により、響板23への加振器27の押圧度合が高まり、その状態で、加振器27が保持される。逆に、押圧度合を低くする場合には、後側ナット34Bを上記と逆方向に回すことによって、ボルト33を支持プレート31側(図3の右側)に移動させる。これに伴い、加振器27も、支持プレート31側に移動する。その後、ボルト33とともに移動した前側ナット34Aを締め付け、ボルト33を支持プレート31にロックする。以上により、響板23への加振器27の押圧度合が低くなり、その状態で、加振器27が保持される。
以上のようにして、響板23への加振器27の押圧度合を、適度に調整することにより、加振器27の加振部27aを介して、響板23を十分に振動させることができる状態で、加振器23が支持される。そして、この加振器23は、鍵13が押鍵されると、ピアノ本体2に内蔵された楽音発生装置(図示せず)から出力される駆動信号によって駆動され、響板23を振動させることによって、楽音を発生させ、主として低音域から中音域の楽音を良好に発生させることができる。
図4は、加振器および押圧度合調整機構の変形例を示している。この加振器40は、前記加振器27と同様の加振部40aを有し、支持プレート31側の面の中央には、ねじ穴40b(凹部)が形成されている。また、この加振器40では、前記加振器27と異なり、フランジ部が省略されている。なお、加振器40の上記ねじ穴40bは、加振器40自体の組立用としてあらかじめ設けられているものである。
一方、押圧度合調整機構41は、1つのボルト33、2つのロックナット34、34、および1つの押圧用ナット35で構成されている。ボルト33は、前記押圧度合調整機構32のそれと逆向きに配置されている。すなわち、ボルト33は、支持プレート31の孔31aに貫通するとともに、軸部33aが加振器40のねじ穴40bにねじ込まれている。また、両ロックナット34、34は、前記押圧度合調整機構32と同様に、支持プレート31の両側において、ボルト33の軸部33aにそれぞれ螺合し、支持プレート31に対して締め付けられている。さらに、ボルト33の軸部33aには、加振器40と後側ナット34Bの間に、押圧用ナット35が螺合し、加振器40に対して締め付けられている。
このように構成された押圧度合調整機構41により、響板23への加振器40の押圧度合の調整は、例えば次のように行われる。押圧度合を高める場合には、両ロックナット34、34を若干緩めた後、ボルト33を、加振器40に対して緩めるように、両ロックナット34、34とともに所定方向に回す。この場合、ボルト33は、支持プレート31に対して不動であるのに対し、加振器40は、響板23側に移動する。その後、両ロックナット34、34および押圧用ナット35を締め付ける。以上により、響板23への加振器40の押圧度合が高まり、その状態で、加振器40が保持される。逆に、押圧度合を低くする場合には、押圧用ナット35を緩め、加振器40から離すとともに、両ロックナット34、34を若干緩めた後、ボルト33および両ロックナット34、34を、上記と逆方向に回す。これにより、ボルト33がねじ穴40bにねじ込まれ、それに伴い、加振器40が支持プレート31側に移動する。その後、両ロックナット34、34および押圧用ナット35を締め付ける。以上により、響板23への加振器40の押圧度合が低くなり、その状態で、加振器40が保持される。
また、加振器40のねじ穴40bに代えて、ボルト33の軸部33aがその軸方向に移動自在に挿入されるばか穴(凹部)を、加振器40に形成してもよい。この場合、押圧度合を高めるときには、ボルト33を両ロックナット34、34で支持プレート31にロックした状態において、押圧用ナット35を加振器40に対して締め付ける方向に回す。これにより、押圧用ナット35で加振器40を押圧しながら、響板23側に移動させることによって、押圧度合を容易に高めることができる。逆に、押圧度合を低くするときには、押圧用ナット35を上記と逆方向に回すことによって、押圧度合を容易に低くすることができる。以上のように、押圧用ナット35を回すことにより、押圧度合の微調整を容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、加振器27、40が、加振器支持機構30によって支持されているので、従来と異なり、加振器27、40の重さが響板23に作用することがなく、響板23の振動を阻害することがない。また、加振器27、40の加振部27a、40aが響板23に押圧されているので、加振器27、40の振動を加振部27a、40aから響板23に十分に伝達することができる。以上により、響板23を十分に振動させることができ、それにより、アコースティックピアノに近似した広がりや深みのある良質の楽音および所望の音量を得ることができる。
また、押圧度合調整機構32、41によって、響板23への加振器27、40の押圧度合を適切に調整できるので、響板23の十分な振動を確保することができる。また、押圧度合調整機構32、41を、ボルト33およびロックナット34や押圧用ナット35という比較的単純な構成によって、容易に実現することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、加振器27、40を1つのみ用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、振動特性が同一または異なる複数の加振器を、響板23に押圧した状態で、かつ適当なレイアウトで配置してもよい。また、複数の加振器を配置する場合、上述した加振器支持機構30で加振器27、40を支持するのに加えて、支持プレートと加振器の間にばねを介在させ、そのばねの付勢力によって、加振器を響板23に押圧するようにしてもよい。この場合には、加振器による振動がばねで吸収されることによって、加振器による響板の振動の周波数帯域が、より低い側にシフトするものの、複数の加振器全体として、振動数範囲が広がり、それにより、より広範囲の音域の楽音を得ることができる。
また、実施形態では、加振器支持機構30の支持プレート31を、スタンド天板24およびペダル土台21に固定したが、両者24、21の一方のみに固定することも可能である。また、響板23が振動する際の微振動が支持プレート31に伝播するのを防止するために、支持プレート31と、これを支持するスタンド天板24やペダル土台21との間に、ダンパ部材を介在させてもよい。
さらに、スタンド天板24を省略し、支持プレート31を棚板6に取り付けてもよい。また、下前板22を、支持プレートとして利用してもよい。これらの場合には、スタンド天板24や支持プレート31を省略でき、その分、部品点数および製造コストを削減することができる。また、実施形態で示した電子ピアノ1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態によるアップライト型の電子ピアノを示す斜視図である。 図1の電子ピアノを示す図であり、(a)背面図、(b)A−A線に沿う断面の内部構造図である。 加振器の周囲を示す拡大図である。 加振器および押圧度合調整機構の変形例を示す拡大図である。
符号の説明
1 電子ピアノ(電子鍵盤楽器)
13 鍵
23 響板
27 加振器
27a 加振部
28 響板スピーカ
30 加振器支持機構(加振器支持手段)
31 支持プレート(支持部材)
31a 孔
32 押圧度合調整機構
33 ボルト
33a 軸部
34 ロックナット
35 押圧用ナット
40 加振器
40a 加振部
40b ねじ穴(凹部)
41 押圧度合調整機構

Claims (2)

  1. 複数の鍵の押鍵状態に基づいて楽音信号を生成し、当該生成された楽音信号に基づいて楽音を発生させる電子鍵盤楽器であって、
    響板と、
    加振部を有し、前記楽音信号に基づき、前記加振部を介して前記響板を振動させることにより、楽音を発生させる加振器と、
    この加振器を、前記加振部を前記響板に押圧した状態で支持する加振器支持手段と、
    を備え、
    前記加振器支持手段は、
    前記響板から間隔を隔てて設けられ、前記加振器を支持する不動の支持部材と、
    この支持部材と前記加振器の間に設けられ、前記響板への当該加振器の押圧度合を調整する押圧度合調整機構と、を有し
    前記押圧度合調整機構は、
    一端部が前記加振器に連結されるとともに、他端部が前記支持部材に形成された孔を貫通するボルトと、
    このボルトの前記支持部材の両側に螺合し、当該支持部材に対して締め付けられることにより、前記ボルトを前記支持部材に対してロックする2つのロックナットと、
    を有していることを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 前記加振器は、前記支持部材側の面に設けられた凹部を有し、
    前記ボルトの前記一端部が、前記凹部に当該ボルトの軸方向に移動自在に挿入されており、
    前記押圧度合調整機構は、前記ボルトの前記加振器と当該加振器側の前記ロックナットとの間に螺合し、当該加振器を前記響板に押圧するための押圧用ナットを、さらに有していることを特徴とする請求項に記載の電子鍵盤楽器。
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