JP5011775B2 - 燃料電池型発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を改質器で改質することで得られた改質ガスを発電セル(燃料電池本体)で電気化学反応させることで電力を取り出す燃料電池型発電装置に関する。
携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といった小型電子機器がめざましい進歩・発展を遂げている。上記のような電子機器の電源として、アルカリ乾電池、マンガン乾電池といった一次電池又はニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン電池といった二次電池が用いられている。ところが、一次電池及び二次電池は、エネルギーの利用効率の観点から検証すると、必ずしもエネルギーの有効利用が図られているとは言えない。そのため、今日では、一次電池及び二次電池の代替えとして、高いエネルギー利用効率を実現できる燃料電池を電子機器に応用するために、研究・開発が行われている。燃料電池は水素の電気化学反応により電力を取り出すものであり、水素は貯蔵・取扱いに問題があるので、メタノール等の燃料を貯蔵しておく必要がある。そのような燃料を用いて電力を取り出す燃料電池型発電装置が開発されている(例えば、特許文献1)。そのような燃料電池型発電装置においては、貯蔵した燃料と水から水素を改質器で生成し、その水素を燃料電池に供給し、その水素の電気化学反応により燃料電池で電力を取り出している。
特開2002−117874号公報
しかしながら、発電セル(燃料電池本体)から取り出す電力量が定常発電状態から急激に低下した場合、発電セルでの水素ガスの使用量が減少する影響により、発電セル内の流路における圧力損失が大きくなったり、発電セルの下流にある触媒燃焼器等における圧力損失が大きくなったりする。そのため、発電セルの上流にある改質器における圧力が急激に上昇する。このような圧力の急激な上昇によってガスの逆流、ガスの流量の低下等が複合的に発生し、装置全体の動作が不安定になるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、発電セルが定常発電状態から急に停止し、又は急に降下した場合でも、発電セルの上流にある改質器における圧力が急に上昇することを抑えることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明では、燃料電池型発電装置が、燃料を改質することで改質ガスを生成する改質器と、前記改質器から送り込まれた改質ガスの電気化学反応により電力を取り出す発電セルと、前記発電セルから排出される未反応の燃料を燃焼して前記改質器を加熱する第1の燃焼器と、前記第1の燃焼器を収容する断熱構造と、前記改質器と前記発電セルとの間に介在し、前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力が所定値以上となるとその改質ガスを排出するバルブと、前記断熱構造の外に設けられ、前記バルブから排出された改質ガスを燃焼する第2の燃焼器と、前記第1の燃焼器に、前記改質ガスを完全燃焼する量よりも少ない量の空気を供給するとともに、前記第2の燃焼器に、前記改質ガスを完全燃焼するために十分な量の空気を供給する供給制御手段と、を備えるという構成を採った。
上記発明において、好ましくは、前記バルブは前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力によって機械式に作動するリリーフバルブである。
また、好ましくは、前記燃料電池型発電装置が、前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力を測定する圧力計と、前記圧力計によって測定された圧力が所定値以上となると、前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスを前記バルブから排出させ、前記圧力計によって測定された圧力が所定値未満となると、前記バルブからの改質ガスの排出を止めるコントローラと、を更に備える。
また、好ましくは、前記発電セルから排出される未反応の燃料を前記第2の燃焼器に排出する制御バルブを更に備える。
前記第2の燃焼器は、前記第1の燃焼器から排出される未燃焼の燃料を燃焼させるための流入路を更に備えるようにしてもよい。
前記第1の燃焼器から排出される未燃焼の燃料を燃焼させる第3の燃焼機を更に備えるようにしてもよい。
前記第3の燃焼器は、前記断熱構造の外に設けられるようにすることが好ましい。
前記第3の燃焼器は前記第2の燃焼器と隣接して設けられ、熱的に接触しているようにすることが好ましい
前記第2の燃焼器は、排出されるガス当該燃料電池型発電装置の外部に放出するための放出路を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、改質器から発電セルへ送られる改質ガスの圧力が所定値以上となると、改質器から発電セルへ送られる改質ガスがバルブによって排出されるので、発電セルの上流にある改質器における圧力が急に上昇することを抑えることができる。そのため、燃料電池型発電装置のガスの流れが安定し、装置全体の動作も安定する。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1実施形態における燃料電池型発電装置1のブロック図であり、図2は、燃料電池型発電装置1の概略断面図である。この燃料電池型発電装置1は、カートリッジ2、ポンプ3、蒸発器4、改質器5、一酸化炭素除去器6、リリーフバルブ7、発電セル(燃料電池本体)8、触媒燃焼器9及び触媒燃焼器10を備える。この燃料電池型発電装置1はノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、レジスタ及びプロジェクタ等といった電子機器に搭載されている。ポンプ3、蒸発器4、改質器5、一酸化炭素除去器6、リリーフバルブ7、発電セル8、触媒燃焼器9及び触媒燃焼器10が電子機器本体に内蔵され、カートリッジ2が電子機器本体に対して着脱可能とされ、カートリッジ2が電子機器本体に装着されるとカートリッジ2とポンプ3が接続される。
カートリッジ2には、液体燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)と水が混合した状態又は別々に貯留されている。
ポンプ3は、カートリッジ2内の液体燃料と水を吸引して、液体燃料と水の混合液を蒸発器4に送液するものである。
蒸発器4には電熱材からなる電気ヒータ41が設けられている。電気ヒータ41は、電気抵抗値が温度に依存するものであり、温度センサとしても機能する。ポンプ3から蒸発器4に送られた混合液は電気ヒータ41の熱や触媒燃焼器9の熱により蒸発される。蒸発器4で気化した混合気は改質器5へ送られる。
改質器5には、電気抵抗値が温度に依存する電熱材からなる電気ヒータ51が設けられている。改質器5の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。蒸発器4から改質器5に送られた混合気は、改質器5の流路を流れ、電気ヒータ51や触媒燃焼器9により加熱されて、触媒により反応を起こす。燃料と水の触媒反応によって水素、二酸化炭素(及び、後述の副生成物である微量な一酸化炭素等)が生成される。なお、燃料がメタノールの場合、改質器5では主に次式(1)に示すような反応が起こる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
一酸化炭素は化学反応式(1)についで逐次的に起こる次式(2)のような式によって微量に副生される。
2+CO2→H2O+CO …(2)
改質器5で生成された改質ガスは一酸化炭素除去器6へ送られる。更に、外部の空気が一酸化炭素除去器6へ送られる。一酸化炭素除去器6には、電気抵抗値が温度に依存する電熱材からなる電気ヒータ61が設けられている。一酸化炭素除去器6の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。改質器5から一酸化炭素除去器6に送られた改質ガスが空気と混合して一酸化炭素除去器6の流路を流れ、電気ヒータ61や触媒燃焼器9により加熱される。
そして、改質ガスのうち一酸化炭素が触媒により次式(3)のように優先的に酸化される。これにより二酸化炭素が生成され、改質ガスから一酸化炭素が除去される。例えば、改質ガス中の一酸化炭素の濃度が10ppm以下になる。
2CO+O2→2CO2 …(3)
上記蒸発器4、改質器5及び一酸化炭素除去器6は箱状の断熱構造20内に収容されている。断熱構造20内の気圧は真空圧(例えば、10Pa以下)に保たれている。
発電セル8は、電解質膜82と、電解質膜82の一方の面に接合された燃料極膜81と、電解質膜82の他方の面に接合された酸素極膜83と、燃料極膜81に接合してその接合面に流路を形成した燃料極セパレータ85と、酸素極膜83に接合してその接合面に流路を形成した酸素極セパレータ86とを備える。電解質膜82、燃料極膜81、酸素極膜83を接合したものが膜電極接合体84である。
一酸化炭素除去器6から排出された改質ガスは配管71を通って発電セル8の燃料極セパレータ85の流路に送られる。もう一方の酸素極セパレータ86の流路には空気が送られる。そして、燃料極膜81に供給された改質ガス中の水素が、酸素極膜83を介して、酸素極膜83に供給された空気中の酸素と電気化学反応することによって、燃料極膜81と酸素極膜83との間で電力が生じる。なお、電解質膜82が水素イオン透過性の電解質膜(例えば、固体高分子電解質膜)の場合には、燃料極膜81では次式(4)のような反応が起き、燃料極膜81で生成された水素イオンが電解質膜82を透過し、酸素極膜83では次式(5)のような反応が起こる。
2→2H++2e- …(4)
2H++1/2O2+2e-→H2O …(5)
燃料極膜81と酸素極膜83は負荷(例えば、モータ、DC−DCコンバータ、二次電池等)に接続され、発電セル8で取り出された電力により負荷が動作する。
燃料極セパレータ85の流路を通過した改質ガスには、未反応の水素も含まれている。例えば、発電セル8が定常発電状態で動作している場合、水素の消費率を80%で行うとすると、20%の未反応の水素が残る。そして、燃料極セパレータ85の流路を通過して排出された排改質ガスは、触媒燃焼器9に供給される。更に、外部の空気が触媒燃焼器9に供給される。
触媒燃焼器9には、電気抵抗値が温度に依存する電熱材からなる電気ヒータ91が設けられている。触媒燃焼器9の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。燃料極セパレータ85から触媒燃焼器9に送られた排改質ガスが空気と混合して触媒燃焼器9の流路を流れ、電気ヒータ91により加熱される。触媒燃焼器9の流路を流れている混合気のうち水素が触媒により燃焼し、これにより燃焼熱が発する。この触媒燃焼器9が断熱構造20内に収容され、触媒燃焼器9で発生した燃焼熱は蒸発器4における蒸発、改質器5における改質反応、一酸化炭素除去器6における選択酸化反応に用いられる。また、断熱構造20内では、蒸発器4、改質器5、一酸化炭素除去器6及び触媒燃焼器9が熱伝導材21に接するように搭載され、触媒燃焼器9の燃焼熱が熱伝導材21によって蒸発器4、改質器5、一酸化炭素除去器6に伝導する。また、触媒燃焼器9に供給される空気の量は断熱構造20内の温度によって調整され、そのため、触媒燃焼器9では水素が完全燃焼するわけではなく、微量の水素が残る。
触媒燃焼器9から触媒燃焼器10に微量の水素が残っている混合気が供給され、更に外部の空気が触媒燃焼器10に供給される。触媒燃焼器10には、電気抵抗値が温度に依存する電熱材からなる電気ヒータ11が設けられている。触媒燃焼器10の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。また、この触媒燃焼器10は、断熱構造20の外にある。
触媒燃焼器9から触媒燃焼器10に送られた混合気が空気と混合して触媒燃焼器10の流路を流れ、電気ヒータ11により加熱される。触媒燃焼器10の流路を流れている混合気のうち水素が触媒により燃焼する。これにより、触媒燃焼器9から送られてきた混合気中に含まれる微量な水素が除去され、触媒燃焼器10の流路を流れた混合気は外部に放出される。そのため、外部に排出される混合気は不燃性ガスとなる。触媒燃焼器10で水素が完全燃焼するために、十分な量の空気が触媒燃焼器10に供給される。
一酸化炭素除去器6と発電セル8の燃料極との間の配管71にはリリーフバルブ7が設けられている。このリリーフバルブ7は、一酸化炭素除去器6から発電セル8へと配管71を流れる改質ガスの圧力が所定値(例えば、10kPa)以上になったら開弁し、配管71内の改質ガスを逃すものである。
図3は、リリーフバルブ7の一例を示したものである。図3に示すように、配管71にはオリフィス72が形成され、配管71の外周面であってオリフィス72の周囲には弁座73が形成されている。また、配管71の外側にはハウジング74が設けられ、ハウジング74によってオリフィス72の周囲に空間75が形成されている。ハウジング74にはシャフト76が設けられ、シャフト76がハウジング74の内側に突出し、シャフト76がハウジング74に対してその軸線方向に移動可能に設けられている。シャフト76の先端には弁体77が取り付けられ、シャフト76にはスプリング78が巻装されている。スプリング78によって弁体77が弁座73に向けて付勢されている。空間75は、図1に示すような配管79によって触媒燃焼器10に通じている。
このような機械式の受動的なリリーフバルブ7においては、配管71を流れる改質ガスの圧力が所定値未満である場合には、スプリング78の弾性力によって弁体77が弁座73に押し当てられ、弁体77によってオリフィス72が閉塞されている。一方、配管71を流れる改質ガスの圧力が所定値以上になると、その圧力によって弁体77がスプリング78の弾性力に抗して弁座73から離れる。そのため、オリフィス72が開放され、配管71内の改質ガスが空間75へ流れ、更に配管79によって触媒燃焼器10へと流れ込む。触媒燃焼器10では、リリーフバルブ7から流れてきた微量な水素を含む混合気のうちの水素が燃焼される。
以上のように発電セル8が定常発電状態から急に停止したり、負荷変動により急に出力が降下したりすると、リリーフバルブ7が開弁することで、発電セル8の上流にある一酸化炭素除去器6、改質器5、蒸発器4における圧力が急に上昇することが抑えられる。そのため、燃料電池型発電装置1のガスの流れが安定し、装置全体の動作も安定する。
また、リリーフバルブ7から排出された改質ガスの余剰分は触媒燃焼器10に送られ、改質ガス中の水素が触媒燃焼器10で燃焼されるので、燃料電池型発電装置1から排出されるガス、つまり、触媒燃焼器10から排出されるガスは不燃性ガスとなる。そのため、燃料電池型発電装置1の安全性も確保することができる。
〔第2の実施の形態〕
図4は、第2実施形態における燃料電池型発電装置101のブロック図である。この燃料電池型発電装置101は、第1実施形態の燃料電池型発電装置1の各構成要素に加えて、触媒燃焼器110を具備する。この触媒燃焼器110には、電気抵抗値が温度に依存する電熱材からなる電気ヒータ111が設けられ、触媒燃焼器110の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。また、この触媒燃焼器110は、断熱構造20の外にある。
配管79は触媒燃焼器10に接続されているのではなく、触媒燃焼器110に接続されている。そのため、配管71に流れる改質ガスの圧力が所定値以上になってリリーフバルブ7が開弁すると、改質ガスの余剰分がリリーフバルブ7から触媒燃焼器110に流れる。そして、外部から触媒燃焼器110に供給された空気中の酸素と、リリーフバルブ7から触媒燃焼器110に供給された改質ガス中の水素とが反応して、水素が除去される。
このような構成とすれば、触媒燃焼器110を別途設けているので、リリーフバルブ7が開き改質ガスが流れてきた際の触媒燃焼器10での圧損変動を抑えることができる。
また、触媒燃焼器110は触媒燃焼器10と隣接して設けられ、熱的に接触しているので触媒燃焼器10の電気ヒータ11の熱を利用して、常に無駄なく触媒燃焼可能な温度に保つことが可能である。このため、リリーフバルブ7が開き改質ガスが流れてきた瞬間から触媒燃焼が開始されるようになっている。また、図4では、電気ヒータ111を電気ヒータ11と別体としたが、電気ヒータ111と電気ヒータ11をひとつの電気ヒータで兼用しても良い。
〔第3の実施の形態〕
図5は、第3実施形態における燃料電池型発電装置201のブロック図である。この燃料電池型発電装置201は、第2実施形態の燃料電池型発電装置101から触媒燃焼器10を取り外したものである。
〔第4の実施の形態〕
図6は、第4実施形態における燃料電池型発電装置301のブロック図である。この燃料電池型発電装置301においては、第1実施形態の燃料電池型発電装置1の各構成要素を有する。但し、配管79は触媒燃焼器10に接続されているのではなく、触媒燃焼器9に接続されている。そのため、配管71に流れる改質ガスの圧力が所定値以上になってリリーフバルブ7が開弁すると、改質ガスの余剰分がリリーフバルブ7から触媒燃焼器9に流れる。
〔第5の実施の形態〕
図7は、第5実施形態における燃料電池型発電装置401のブロック図である。この燃料電池型発電装置401は、第3実施形態の燃料電池型発電装置201の各構成要素に加えて、制御バルブ410を具備する。この制御バルブ410は、発電セル8の燃料極と触媒燃焼器110との間の流路に設けられている。発電セル8の燃料極から排出された排改質ガスが分岐して制御バルブ410を通って触媒燃焼器110に供給され、その排改質ガスの流量が制御バルブ410によって制御される。熱源に利用する排改質ガスの一部を触媒燃焼器110で燃焼させるようにでき、改質温度調整の自由度をあげている。
〔第6の実施の形態〕
図8は、第6実施形態における燃料電池型発電装置501のブロック図である。この燃料電池型発電装置501は、機械式の受動的なリリーフバルブ7の代わりに、電気信号によって開閉を行う電気制御式の能動的なバルブ570を具備する。このバルブ570は、開弁することによって配管71から配管79への改質ガスの流れを許容し、閉弁することによって配管71から配管79への改質ガスの流れを阻止するものである。
更に、この燃料電池型発電装置501は、圧力計571と、コントローラ572とを具備する。圧力計571は、配管71に流れる改質ガスの圧力を測定し、測定圧力を電気信号に変換するものである。圧力計571の測定圧力は電気信号としてコントローラ572に送られる。コントローラ572は、圧力計571の測定圧力を所定値と比較する機能と、比較の結果、圧力計571から転送された測定圧力が所定値以上である場合にバルブ570を開く機能と、圧力計571から転送された測定圧力が所定値未満である場合にはバルブ570を閉じる機能とを有する。この燃料電池型発電装置501のその他の構成要素については、第1実施形態の燃料電池型発電装置1の構成要素と同じである。
発電セル8が定常発電状態で動作していると、圧力計571の測定圧力が所定値未満であるので、コントローラ572がバルブ570を閉じる。一方、発電セル8が定常発電状態から急に停止したり、負荷変動により急に出力が降下したりすると、圧力計571の測定圧力が所定値以上となるので、コントローラ572によってバルブ570が開き、配管71に流れる改質ガスのうち余剰分が触媒燃焼器10に流れる。
このような構成とすることで、開閉の圧力閾値、開閉度等を自由に変えることができるようになる。
なお、図4に示された燃料電池型発電装置101、図5に示された燃料電池型発電装置201、図6に示された燃料電池型発電装置301、図7に示された燃料電池型発電装置401についても、リリーフバルブ7の代わりに、バルブ570と同様な電気制御式バルブを設け、コントローラ572と同様にコントローラがその電気制御式バルブを制御しても良い。
また、リリーフバルブ7やバルブ570を一酸化炭素除去器6と発電セル8との間に設けたが、改質器5と発電セル8との間であればどこでも良い。例えば、改質器5と一酸化炭素除去器6の間にリリーフバルブ7やバルブ570を設けても良い。
第1実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。 第1実施形態の燃料電池型発電装置の断面図である。 上記燃料電池型発電装置に用いられたリリーフバルブを示した図面である。 第2実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。 第3実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。 第4実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。 第5実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。 第6実施形態の燃料電池型発電装置のブロック図である。
符号の説明
1、101、201、301、401、501 燃料電池型発電装置
5 改質器
6 一酸化炭素除去器
7 リリーフバルブ
8 発電セル(燃料電池本体)
9、10、110 触媒燃焼器
570 バルブ
571 圧力計
572 コントローラ

Claims (9)

  1. 燃料を改質することで改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質器から送り込まれた改質ガスの電気化学反応により電力を取り出す発電セルと、
    前記発電セルから排出される未反応の燃料を燃焼して前記改質器を加熱する第1の燃焼器と、
    前記第1の燃焼器を収容する断熱構造と、
    前記改質器と前記発電セルとの間に介在し、前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力が所定値以上となるとその改質ガスを排出するバルブと、
    前記断熱構造の外に設けられ、前記バルブから排出された改質ガスを燃焼する第2の燃焼器と、
    前記第1の燃焼器に、前記改質ガスを完全燃焼する量よりも少ない量の空気を供給するとともに、前記第2の燃焼器に、前記改質ガスを完全燃焼するために十分な量の空気を供給する供給制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池型発電装置。
  2. 前記バルブは前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力によって機械式に作動するリリーフバルブであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池型発電装置。
  3. 前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスの圧力を測定する圧力計と、
    前記圧力計によって測定された圧力が所定値以上となると、前記改質器から前記発電セルへ送られる改質ガスを前記バルブから排出させ、前記圧力計によって測定された圧力が所定値未満となると、前記バルブからの改質ガスの排出を止めるコントローラと、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池型発電装置。
  4. 前記発電セルから排出される未反応の燃料を前記第2の燃焼器に排出する制御バルブを更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の燃料電池型発電装置。
  5. 前記第2の燃焼器は、前記第1の燃焼器から排出される未燃焼の燃料を燃焼させるための流入路を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の燃料電池型発電装置。
  6. 前記第1の燃焼器から排出される未燃焼の燃料を燃焼させる第3の燃焼機を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の燃料電池型発電装置。
  7. 前記第3の燃焼器は、前記断熱構造の外に設けられることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池型発電装置。
  8. 前記第3の燃焼器は前記第2の燃焼器と隣接して設けられ、熱的に接触していることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池型発電装置。
  9. 前記第2の燃焼器は、排出されるガス当該燃料電池型発電装置の外部に放出するための放出路を備えることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の燃料電池型発電装置。
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