JP5011750B2 - 除湿機 - Google Patents

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Description

本発明は、吸湿剤を担持した除湿ローターで水分を吸湿し、吸湿した水分を凝縮水として回収する構成を有した、衣類などの乾燥を行う除湿機に関する。
従来の除湿ローターで吸湿した水分を凝縮水として回収する除湿機としては、除湿ローターが吸湿した水分を加熱器で加熱して高温の再生空気に放出させ、この放出した水分を含む高湿の再生空気を凝縮器において冷却して凝縮水を回収し、水分を除去された再生空気を加熱器に戻して循環させる構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
この再生空気循環型の構成では、高湿の再生空気が装置外部に排出されず、また、再生空気から水分を回収する際に得られる凝縮熱も利用できるため、衣類等の乾燥を素早くできるという利点がある。この乾燥効率を高めるには、乾燥対象物に供給する空気の風量を増加させるとともに、できるだけ高温低湿の乾燥空気にして供給することが重要である。
このような乾燥用途に用いられる除湿機としては、ファンにより送風される空気を、まず凝縮器に供給し、高湿の再生空気を冷却することにより凝縮熱を与えて高温にし、その後に除湿ローターに供給して湿気を除去するとともに吸着熱を与えて高温低湿にして乾燥対象物に供給するものが一般的である。
特開2000−126498号公報([0012]、図2)
このような従来の除湿機では、凝縮器で生成される凝縮水や再生空気が循環する風路で結露した結露水が水滴となり、この水滴が循環風路内に溜まり、さらに接続部の隙間などから漏れ出す場合があり、余分な水滴を確実にドレンタンクへ回収しないと、除湿ローターの吸湿効率や凝縮器の冷却効率の低下を招くとともに除湿機外にも漏出するという課題があり、除湿機内の余分な水滴を速やかにドレンタンクへ導くことが要求されている。
また、除湿ローターや凝縮器が循環風路などの構成部品で覆われる配置になると、通風量が低減して除湿能力が低下するが、通風の支障とならない配置とすると機器形状が大型化するという課題があり、省スペースで通風抵抗を少なくできる部品構成が要求されている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、循環風路内の水滴を少なくするとともに、水漏れが生じた場合でも支障なく水滴をドレンタンクへ導くことができるようにして、機外への水滴の漏出を防ぎ、除湿ローターの吸湿効率や凝縮器の冷却効率を維持し、また除湿ローターや凝縮器などへの通風抵抗を低減して除湿効率を向上するとともに、設置面積を減らした使い易い除湿機を提供することを目的としている。
本発明の除湿機は上記目的を達成するために、供給空気から吸湿するとともに加熱空気に水分を放出して再生する除湿ローターと、前記除湿ローターに空気を供給して水分を吸湿させる吸湿風路と、前記除湿ローターに再生空気を循環させて水分を放出させる循環風路と、前記除湿ローターに供給する再生空気を加熱する加熱器と、前記循環風路の一画を形成する再生空気通路および冷却空気が流れる冷却空気風路を有する凝縮器と、前記吸湿風路、前記冷却空気風路および前記循環風路を区画形成する仕切壁と、この仕切壁の下方に設けたドレンタンクと、前記仕切壁に形成したドレンパンを有し、このドレンパンは、結露水を集めて、前記ドレンタンクに導き、前記除湿ローターを囲み、取付枠を形成する仕切壁の下方に、循環風路をドレンパンと一体に形成したものである。
この手段により、除湿ローターの通風抵抗を低減して除湿効率を向上するとともに、設置面積を減らした使い易い除湿機が得られる。
また他の手段は、上記第1の課題解決手段において、前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導くようにしたものである。
この手段により、循環風路から漏出する水滴を少なくするとともに、水漏れが生じた場合でも支障なく水滴をドレンタンクへ導くことができる除湿機が得られる。
また他の手段は、供給空気から吸湿するとともに加熱空気に水分を放出して再生する除湿ローターと、前記除湿ローターに空気を供給して水分を吸湿させる吸湿風路と、前記除湿ローターに再生空気を循環させて水分を放出させる循環風路と、前記除湿ローターに供給する再生空気を加熱する加熱器と、前記循環風路の一画を形成する再生空気通路および冷却空気が流れる冷却空気風路を有する凝縮器と、前記吸湿風路、前記冷却空気風路および前記循環風路を区切り形成する仕切壁と、この仕切壁の下方に設けたドレンタンクと、前記仕切壁に形成したドレンパンを有し、このドレンパンは、結露水を集めて、前記ドレンタンクに導き、前記凝縮器は薄板伝熱板の積層体で形成され、この凝縮器を収納する収納部の外周に保持リブを設け、下辺の保持リブと凝縮器との間に隙間を形成したものである。
この手段により、水漏れが生じた場合でも支障なくドレンタンクへ導くことができるようにして、凝縮器の冷却効率の低下を防ぐことができる除湿機が得られる。
また他の手段は、上記第の課題解決手段において、前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導くようにしたものである。
この手段により、循環風路から漏出する水滴を少なくするとともに、水漏れが生じた場合でも支障なく水滴をドレンタンクへ導くことができる除湿機が得られる。
また他の手段は、上記第の課題解決手段において、保持リブと凝縮器の間にシール材を介在させたものである。
この手段により、凝縮器から漏出する水滴を少なくするとともに、水漏れが生じた場合でも支障なくドレンタンクへ導くことができるようにして、凝縮器の冷却効率の低下を防ぐことができる除湿機が得られる。
本発明によれば、吸気口から吸い込まれた空気は、第1ダクトおよび第2ダクトの通風抵抗を受けずに除湿ローターに円滑に供給されるので、機内抵抗が低く抑えられ風量が十分に確保され、高乾燥度かつ大風量の排出空気を衣類等の乾燥対象物に供給できる。
また、機器の中央側に配置された凝縮機や循環風路などの隙間から水が漏れ出した場合は主受部に導き入れ、その周辺から漏れ出した場合は、副受部にて確実に受けることができ、機器外への水漏れ防止を確実に実施することができる。
また、部品点数を削減することができ、かつ循環風路内の結露水をそのままドレンタンクに排水できるので、漏水の発生を抑制することができる。
また、循環風路内の通風抵抗を低減することにより、除湿性能の確保ができる。
また、薄板伝熱板の積層体の隙間から水漏れした場合や、収納部と凝縮器の連結部分から水漏れした場合でも、保持リブにより収納部で水が漏れないようにするとともに、下辺の保持リブと凝縮器との間に形成した隙間に一時的に貯えて、外部への水漏れを防止することができる。
また、保持リブと凝縮器の間にシール材を介在させることにより、高温高湿の循環空気を外部に漏らさずに凝縮器に流入させることができるため、除湿能力を維持することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、供給空気から吸湿するとともに加熱空気に水分を放出して再生する除湿ローターと、前記除湿ローターに空気を供給して水分を吸湿させる吸湿風路と、前記除湿ローターに再生空気を循環させて水分を放出させる循環風路と、前記除湿ローターに供給する再生空気を加熱する加熱器と、前記循環風路の一画を形成する再生空気通路および冷却空気が流れる冷却空気風路を有する凝縮器と、前記吸湿風路、前記冷却空気風路および前記循環風路を区切り形成する仕切壁と、この仕切壁の下方に設けたドレンタンクと、前記仕切壁に形成したドレンパンを有し、このドレンパンは、結露水を集めて、前記ドレンタンクに導き、前記除湿ローターを囲み、取付枠を形成する仕切壁の下方に、循環風路をドレンパンと一体に形成したものであり、除湿ローターの下方のスペースを循環風路とすることでスペースを有効活用して省スペース化を図り、かつ部品点数を削減することができ、さらに循環風路の下面をドレンパンとすることで、循環風路内の結露水をそのままドレンタンクに排水できるという作用を有する。
また、前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導く構成としたものであり、除湿ローターおよび凝縮器から漏れ出た結露水を仕切壁の下方の主受部に集め、主受部の下方に配置されたドレンタンクに導き、また循環風路の外へ水滴が漏れた場合でも、別に設けた副受部に集めて、副受部の下方に配置されたドレンタンクに導くという作用を有する。
また、凝縮器は薄板伝熱板の積層体で形成され、この凝縮器を収納する収納部の外周に保持リブを設け、下辺の保持リブと凝縮器との間に隙間を形成したものであり、積層体で形成された凝縮器の収納部外周に保持リブを設けているため、薄板伝熱板の積層体の隙間から水漏れした場合や、収納部と凝縮器の連結部分から水漏れした場合でも、保持リブにより収納部内に水が伝わり、収納部外に水が漏れないようにできるとともに、下辺の保持リブと凝縮器との間に隙間を形成したことにより、積層体の隙間から漏れた水や、外周の保持リブに伝わった水を、下辺の保持リブの隙間に一時的に貯えることができ、外部への水漏れを防ぐという作用を有する。
また、前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導く構成としたものであり、除湿ローターおよび凝縮器から漏れ出た結露水を仕切壁の下方の主受部に集め、主受部の下方に配置されたドレンタンクに導き、また循環風路の外へ水滴が漏れた場合でも、別に設けた副受部に集めて、副受部の下方に配置されたドレンタンクに導くという作用を有する。
また、保持リブと凝縮器の間にシール材を介在させたものであり、保持リブと凝縮器の間にシール材を介在させて、高温高湿の循環風が凝縮器に流入するとき、シール材により循環風を外部に漏らさないようにすることで、凝縮器内で結露する水が確保されるため、除湿能力が確保されるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態にかかる除湿機の斜視図、図2は除湿機の分解斜視図である。図1および図2において、除湿機の外郭を形成するハウジング1は、楕円形の水平断面形状を有しており、このハウジング1の長辺側に吸気口3が開口され、この吸気口3には着脱自在にフィルター2が配設されており、ハウジング1の底部には凝縮水を排水するためのドレンタンク4を着脱自在に収納している。
ハウジング1の上面には除湿機の運転を操作するための操作部5、除湿機を運搬するときに把持するハンドル6、および乾燥空気を排出するための排気口7が設けられており、排気口7の上部には風向変更手段8としてのルーバー9と駆動モーター10を具備している。
ハウジング1内には、内部を区画する仕切壁11が形設されており、この仕切壁11に円盤状の除湿ローター12と矩形状の凝縮器13が水平方向に並んで収容されている。また、仕切壁11の吸気口3側には、加熱器14を内包して加熱用開口部15を開口した扇形断面の加熱器ケース16が除湿ローター12に近接するように付設されており、加熱器ケース16の下方には循環ファン17を収納した循環ケーシング18が配設されている。また、仕切壁11の排気口7側には、除湿ローター12を介して加熱器ケース16の加熱用開口部15と相対する扇形断面の再生チャンバー19が付設されており、再生チャンバー19の排気口7側にハウジング1内に送風するためのファン20が配設されている。ファン20は、ファンケーシング23、羽根24およびモーター25で構成され、ファン20の運転により併設されている除湿ローター12と凝縮器13とに分かれて通風され、排気口7から乾燥風が排出される。
図3〜図6に示すようにハウジング1内には併設された除湿ローター12と凝縮器13の下方にドレンタンク4が配設されている。凝縮器13は、後述するようにファン20によって供給される空気を水平方向に通す外部通路と、循環ファン17によって循環する再生空気を鉛直方向に通す内部通路を有しており、内部通路の入口部25を上面側、出口部26を下面側に配設している。
凝縮器13の内部通路は、上部の入口部25が除湿ローター12の上方に形成される第1ダクト27を介して再生チャンバー19と連通し、また下部の出口部26が除湿ローター12の下方に形成される第2ダクト28を介して循環ケーシング18に形成される循環ファン17の吸込口と連通している。したがって循環ケーシング18から吐出した再生空気が、図5の矢符に示すように、循環ケーシング18と接続された加熱器ケース16に流入し、加熱器ケース16に開口した扇形の加熱用開口部15から除湿ローター12を介して再生チャンバー19に受風され、再生チャンバー19から第1ダクト27を通って凝縮器13の内部通路に入り、内部通路から第2ダクト28を通って循環ファン17に廻流する循環風路29が形設されることになる。
また、第1ダクト27は除湿ローター12を包囲する仕切壁11の上部に一体に配設され、また第2ダクト28は仕切壁11の下部に一体に配設されている。第2ダクト28の上部には、ドレンパン90の一部をなす主受部91が一体に形成され、主受部91の外周側の仕切壁11に副受部92を設けて、主受部91で捕集しきれない水滴を集めるようにしている。
このような構成とすることにより、ファン20からの供給空気を通す除湿ローター12と凝縮器13は、接続ダクトなどの構成部品で遮蔽されずに空気供給方向に対して広く開放されているため、ファン20の除湿ローター12供給経路における通路抵抗が少なくなり、除湿ローター12への供給風量が増加することになる。さらに、第1ダクト27と第2ダクト28は除湿ローター12と凝縮器13の上下に配置されているので、ハウジング1の設置面積を少なくすることができ、省スペースで便利に使用することができる。
また、第1ダクト27は凝縮器13方向に向けて下り勾配が形成されており、この下り勾配に沿って結露した水滴が凝縮器13の内部通路側に移動するため、第1ダクト27内への水滴の滞留は低減できる。また、ドレンパン90の主受部91の最下点近傍には排水口30が設けられており、この排水口30にはストッパー31が付設され、ドレンタンク4の着脱に連動して開閉するものである。
第2ダクト28の上面側には、再生チャンバー19の最下点と連通する水抜き管32および循環ケーシング18の最下点と連通するドレン孔33が接続されている。水抜き管32は再生チャンバー19の最下点とはネジで固定してあるが、第2ダクト28への接続は、第2ダクト28に設けた開口穴に対し、水抜き管32が挿入することで、第2ダクト28とは固定していない。したがって再生チャンバー19内に結露した水滴は水抜き管32を通って第2ダクト28に滴下し、また循環ケーシング18内に結露した水滴はドレン孔33を通じて第2ダクト28内に滴下することになる。また、第2ダクト28に水抜き管32を固定せず接続しているため、第2ダクト28が変形して寸法のばらつきが生じた場合でも、再生チャンバー19には変形の応力が伝わらないので、再生チャンバー19に設けた除湿ローター12の回転軸が傾いて加熱器ケース16に接触することはなく、除湿ローター12は正常回転を続けることができる。
また、製品が傾けられた場合などに再生チャンバー19内の結露水が除湿ローター12側に流出することがあるが、再生チャンバー19の最下点に、かつ除湿ローター12と近接した位置に、凹部94を設けているので、流出した結露水が除湿ローター12に接触して吸収されることにより、水滴の処理が簡単に行え、ハウジング1外への水漏れを防止することができる。
このように、第1ダクト27内に結露した水滴は、上述したように凝縮器13の内部通路に移動して凝縮器13の内部通路に結露する凝縮水とともに下方の第2ダクト28に滴下する。したがって循環風路29内に発生する水滴や凝縮水がすべて第2ダクト28に集水されて、さらにドレンタンク4に収納されることになり、循環風路29内の水滴は速やかに排出することができる。また、積層板の隙間や、第1ダクト27と加熱器14と凝縮器13の隙間、第2ダクト28と凝縮器13と循環ケーシング18の隙間、再生チャンバー19と除湿ローター12の隙間から水漏れが発生した場合でも、ドレンパン90の副受部92で水を捕集し、ドレンタンク4へ導くことにより、ハウジング1外部への水漏れを防止することができるものである。
図7は、除湿機の内部主要部品の分解斜視図である。図に示すように仕切壁11には円形開口部34および矩形開口部35が開口しており、円形開口部34には、除湿ローター12の回転軸36を備えて扇帯状の周壁面37により扇形断面を形成した再生チャンバー19が配設され、第1ダクト27との接続口38を上面に開口している。また、再生チャンバー19内部には、除湿ローター12と対向する遮熱板39が配設され、さらに再生チャンバー19の周壁面37を覆うように延設されている。再生チャンバー19に一体形成された回転軸36を挿嵌するように除湿ローター12が円形開口部34に収容され、矩形開口部35には凝縮器13が収容される。ファン20によって供給される空気が除湿ローター12と凝縮器13とに適正に分流されることになる。
この円形開口部34に除湿ローター12が収容された状態で、再生チャンバー19の逆側から断面扇形の加熱器ケース16が取り付けられる。また、加熱用開口部15は、再生チャンバー19の扇形断面部と相対するように配設され、加熱器ケース16内に収容された加熱器14の輻射熱を除湿ローター12に直接照射するように構成されている。
また、加熱器ケース16の下方には循環ファン17を収容した金属部40と樹脂部41からなる循環ケーシング18が配設され、樹脂部41に付設されるモーター42に連結されている。モーター42を駆動すると循環ファン17が回転し、金属部40に開口した吸込口43から空気を吸い込んで、加熱器ケース16に接続される吐出口44から送風され、吐出口44近傍には、遮熱部材45が付設されており、加熱器14からの放熱や加熱器ケース16からの伝熱に起因する樹脂部41の熱変形が抑制されている。
図8は、除湿ローター12の詳細構成を示す分解斜視図である。除湿ローター12は、セラミック繊維、ガラス繊維等の無機繊維、もしくはそれら無機繊維とパルプとを混合して抄造した平面紙とコルゲート加工を施した波型紙を巻装したドーナツ状の円盤体に、吸湿剤46として、例えば、シリカゲル、ゼオライトなどの無機質の吸着型吸湿剤、有機高分子電解質すなわちイオン交換樹脂などの吸湿剤、塩化リチウムなどの吸収型吸湿剤を1種類もしくは2種類以上を複合して担持した吸湿素子47を備えている。この吸湿素子47は、外周にギア48を周設したリング状のフレームA49と、外輪50から吸湿素子47の中心穴51と係合する内輪52に向けて放射状に複数本のリブ53が架橋されたフレームB54とで両軸側から挟み込んで収納される。吸湿素子47の中心穴51に軸受部55が嵌入され、フレームB54と螺子止めされることにより吸湿素子47が保護される構成となる。
除湿ローター12を回転させる駆動手段56は、フレームA49のギア48と噛合する歯車57と駆動モーター58により構成され、除湿ローター12の回転速度は、通常、毎時10〜40回転の範囲に設定される。フレームA49には外周に沿ってギア48の凹状部を覆うように第1遮蔽壁59が一体形成されており、また、歯車57にも外周に沿って歯合する凹状部を覆うように第2遮蔽壁60が一体形成されている。第1遮蔽壁59と第2遮蔽壁60は、ファン20により除湿ローター12に供給される空気が除湿ローター12をバイパスするのを抑制するものである。
図9は、凝縮器13の詳細構成を示す概略分解斜視図である。凝縮器13は薄肉のシートに凹凸部を所定のパターンで形成した伝熱板61aと、同様の薄厚のシートに伝熱板61aと異なる凹凸部のパターンを形成した伝熱板61bを交互に複数枚積層した積層型熱交換器で構成される。複数枚積層された伝熱板61aおよび伝熱板61bの各々の間隙に循環ファン17により循環する再生空気とファン20により供給される空気を交互に流すことにより、再生空気が流れる内部通路62とファン20により供給される空気が流れる外部通路63が一段おきに形成され、熱交換できるように構成されている。
伝熱板61aには、中空凸状の間隔リブ64aを突設しており、伝熱板61bにも中空凸状の間隔リブ64bを突設している。伝熱板61aの間隔リブ64aは伝熱板61bに当接することにより、内部通路62の通路間隔が保持され、伝熱板61bの間隔リブ64は、伝熱板61aに当接することにより、外部通路63の通路間隔を所定寸法にして保持される。
また内部通路62は、再生空気が下向きに流れるように鉛直方向に配設されるので、内部通路62に結露した水滴が、その自重と下向きに流れる再生空気の風圧により速やかに滴下して内部通路62内の水滴滞留による通路閉塞が抑制される。また、外部通路63は内部通路62と直交するように水平方向に配設されるので、ファン20により供給される空気が除湿ローター12と外部通路63をともに水平方向に略平行状態で流れるため、ファン20の通風抵抗が減少し、ファン20の風量が増加することになる。また、内部通路62の出口まで滴下した水滴は、直角台形状に形成された伝熱板61aおよび伝熱板61bの傾斜面に沿って最下点まで順次移動し、最下点において大粒となって自重により速やかに滴下分離する。
図10および図11は、凝縮器13の固定保持状態を示す分解斜視図である。凝縮器13を収納して固定保持するケース体69には、積層完了寸法Aよりも小さい幅寸法Bの収納部70が形成されている。また保持リブ93に係合するように凝縮器13にシール材95を貼付け、この収納部70に伝熱板積層状態の凝縮器13を白抜矢印に示すように挿入すると、ケース体69の凝縮器13の収納方向奥面に付設した保持リブ93に凝縮器13が当接して収納が完了する。この収納完了状態において収納部70の幅寸法Bは、積層完了寸法Aよりも小さいので、積層状態の伝熱板61aおよび伝熱板61bの各々に押圧力が積層方向より加わることになる。この押圧力によって伝熱板61aに形成された間隔リブ64aの突設面と、この突設面と接する伝熱板61bとの当接力が増加して内部通路62の気密性が高められ、また、伝熱板61bに形成された間隔リブ64bの突設面と、この突設面と接する伝熱板61aとの当接力が増加して外部通路63の気密性が高められることになる。
また保持リブ93に係合するように凝縮器13の上下にシール材95を貼付けてあるため、内部通路と外部通路との気密性を高めることができ、さらに上部に貼り付けたシール材95により高温高湿の循環風が凝縮器13に流入するとき、循環風を外部に漏らさないようにすることで、凝縮器13内の風量を保ち熱交換効率が適正に維持されるため、除湿能力を確保することができる。
このように、伝熱板積層完了寸法Aよりも小さい幅寸法Bの収納部70に凝縮器13を伝熱板積層状態で収納し、シール材95による収納部70と凝縮器13が圧入されることにより、内部通路62および外部通路63の気密性の向上が図られ、除湿能力を確保することができる。
また、収納部70の外周に保持リブ93を設けているので、伝熱板積層の隙間から水が漏れた場合でも、外周の保持リブ93を伝って下方に流れ、収納部70の下辺の保持リブ93aは一部が凝縮器13より突出されて枠囲いされているため隙間96が形成され、漏れ出た水滴は下辺の保持リブ93aで受けられ、隙間96を移動して開口部(図示せず)からドレンタンク4内へ回収されるものである。
図12は、除湿機の運転動作を示す簡易水平断面図である。図示しない操作部において除湿機の運転を指示すると、ファン20、循環ファン17、駆動モーター58、加熱器14が各々駆動する。まずファン20の駆動によって吸気口3からハウジング1内に空気が吸引される。この時、空気中の塵埃は吸気口3に付設されたフィルター2により除去される。ハウジング1内に吸引された空気は、ハウジング1の長辺方向においてファン20の風上側に水平方向に並設されている除湿ローター12と凝縮器13に供給される。この空気は、除湿ローター12と凝縮器13に分流し、かつハウジング1の概略短辺方向を並行に流れるため、通風抵抗が並列に分散して通風距離も短くなり、ファン20に対する機内抵抗が低下してファン20の送風量が増加することになる。除湿ローター12側に分流した空気は、凝縮熱を受けずに除湿ローター12に供給される。したがって除湿ローター12において吸湿効率の低下はなく、供給空気は湿気を除去されるとともに吸着熱を与えられて高温低湿になる。一方、凝縮器13側に分流した空気は、吸着熱を受けず凝縮器13の外部通路63に供給される。したがって凝縮器13において冷却効率の低下はなく、供給空気は内部通路62を流れる再生空気を冷却して凝縮熱を奪い高温になる。除湿ローター12で吸湿された高温低湿の空気と凝縮器13で凝縮熱を奪った高温の空気は、ともにファン20に吸込まれて攪拌され排気口7から排出される。この排出空気は、除湿ローター12において吸湿効率の低下がなく十分に吸湿された空気と、凝縮器13において冷却効率の低下がなく十分に凝縮熱を奪った空気との混合空気であり高い乾燥度を有している。また、この空気は上述したようにファン20に対する機内抵抗の低下により十分に風量も確保されているので、この高乾燥度かつ大風量の排出空気を排気口7から衣類等の乾燥対象物に供給すると、極めて高い乾燥効率が得られることになる。
以上のように本発明にかかる除湿機は、余分な結露水を確実にドレンタンクに導いて処理することができるので、循環風路の抵抗を低減して乾燥効率を高めるとともに、機外への漏水を防ぐことものであり、また設置場所の制約を減らして使い勝手の向上を図ったものであり、除湿機、乾燥機、衣類乾燥機、衣類乾燥洗濯機、浴室乾燥機、空調機または溶剤回収装置等の高品質で高機能な除湿運転が所望される用途に適している。
本発明の実施の形態に係る除湿機の斜視図 同、除湿機の分解斜視図 同、除湿機の正面透視図 同、除湿機の背面透視図 同、除湿機の背面分解図 同、除湿機の水抜き管を説明する要部斜視図 同、除湿機の主要部品の分解斜視図 同、除湿機に搭載する除湿ローターの分解斜視図 同、除湿機に搭載する凝縮器の要部分解斜視図 同、除湿機に搭載する凝縮器の構成を示す分解斜視図 同、除湿機に搭載する凝縮器の拡大斜視図 同、除湿機の運転動作を示す簡易水平断面図
4 ドレンタンク
11 仕切壁
12 除湿ローター
13 凝縮器
14 加熱器
19 再生チャンバー
27 第1 ダクト( 循環風路)
28 第2 ダクト( 循環風路)
29 循環風路
32 水抜き管
61a、61b 伝熱板
70 収納部
90 ドレンパン
91 主受部
92 副受部
93 保持リブ
93a 保持リブ
94 凹部
95 シール材
96 隙間

Claims (5)

  1. 供給空気から吸湿するとともに加熱空気に水分を放出して再生する除湿ローターと、前記除湿ローターに空気を供給して水分を吸湿させる吸湿風路と、前記除湿ローターに再生空気を循環させて水分を放出させる循環風路と、前記除湿ローターに供給する再生空気を加熱する加熱器と、前記循環風路の一画を形成する再生空気通路および冷却空気が流れる冷却空気風路を有する凝縮器と、前記吸湿風路、前記冷却空気風路および前記循環風路を区切り形成する仕切壁と、この仕切壁の下方に設けたドレンタンクと、前記仕切壁に形成したドレンパンを有し、このドレンパンは、結露水を集めて、前記ドレンタンクに導き、前記除湿ローターを囲み、取付枠を形成する仕切壁の下方に、循環風路をドレンパンと一体に形成した除湿機。
  2. 前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導く請求項1記載の除湿機。
  3. 供給空気から吸湿するとともに加熱空気に水分を放出して再生する除湿ローターと、前記除湿ローターに空気を供給して水分を吸湿させる吸湿風路と、前記除湿ローターに再生空気を循環させて水分を放出させる循環風路と、前記除湿ローターに供給する再生空気を加熱する加熱器と、前記循環風路の一画を形成する再生空気通路および冷却空気が流れる冷却空気風路を有する凝縮器と、前記吸湿風路、前記冷却空気風路および前記循環風路を区切り形成する仕切壁と、この仕切壁の下方に設けたドレンタンクと、前記仕切壁に形成したドレンパンを有し、このドレンパンは、結露水を集めて、前記ドレンタンクに導き、前記凝縮器は薄板伝熱板の積層体で形成され、この凝縮器を収納する収納部の外周に保持リブを設け、下辺の保持リブと凝縮器との間に隙間を形成した除湿機。
  4. 前記ドレンパンは、前記仕切壁に形成した主受部と副受部を有し、前記主受部は凝縮器と除湿ローターの結露水を集め、前記副受部は各部品の隙間から漏れた結露水を集めて、前記ドレンタンクに導く請求項3記載の除湿機。
  5. 前記保持リブと凝縮器の間にシール材を介在させた請求項3または4のいずれかに記載の除湿機。
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