JP5011070B2 - 画像処理装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラーの原稿の画像を2色で画像形成する所謂2色コピーに関するものである。
従来、カラーデジタル複写機において、画像読取部により読み取られた画像がモノクロ(白黒)画像であるかカラー画像であるかをACS(Auto Color Selection)処理により自動的に判別する技術が搭載されているものがある(例えば下記特許文献1参照)。
一方、カラーの原稿の画像を2色で画像形成する所謂2色コピー技術が広く知られている。この2色コピー技術は、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)、K(黒)の中から2色がユーザにより選択され、この選択色により原稿の画像を用紙に表現するものであり、特に、R(赤)、G(緑)、B(青)のうちユーザにより指定された一色(以下、指定色という)とK(黒)とにより原稿の画像を用紙に表現する2色コピーの形態が現在良く利用されている。
特開平04−282968号公報
R(赤)、G(緑)、B(青)のうちユーザにより指定された一色とK(黒)とにより原稿の画像を用紙に表現する前記2色コピーの場合、従来では、各色の画像のうち黒色の画像については黒色で表現され、その他の画像については全て前記指定色で表現されていた。
しかしながら、R(赤)、G(緑)、B(青)の画像のうち例えば青色の画像については、ユーザが黒色で表現させたいと望む場合がある。また、前述のような2色コピーの場合、R(赤)、G(緑)、B(青)の中には、黒色で表現する方が色合い的に好ましい色もある。ところが、前述の従来構成では、R(赤)、G(緑)、B(青)の画像は全て前記指定色で表現されることとなるため、用紙に形成される画像の色合いが原稿の画像の色合いと異なり、ユーザに違和感を抱かせることがあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、2色コピーを行う場合に、原稿の色合いをより自然な態様で再現したりユーザが望む画像を再現したりすることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、原稿に複数の有彩色で表された画像の画像データを取得し、取得した画像データを、1つの色成分である第1の色成分の画像データに変換する変換処理と、1の有彩色成分である、前記第1の色成分と異なる第2の色成分の画像データに変換する変換処理とが実行可能な画像処理装置であって、取得した画像データに、前記第2の色成分の画像データと前記第1及び第2の色成分と異なる有彩色成分である第3の色成分を含む複数の有彩色成分の画像データとが含まれているとき、該第3の色成分の画像データと前記第3の色成分以外の前記複数の有彩色成分の他の成分の画像データとの差に応じて、前記第3の色成分の画像データを、前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかを選択し、選択した方の変換処理を実行する変換部を備える画像処理装置である。
この発明によれば、例えば、前記第2の色成分の画像データと前記第3の色成分の画像データとの差が比較的小さい場合には、前記取得した画像データを前記第2の色成分の画像データに変換し、前記第3の色成分の画像データと前記第2の色成分の画像データとの差が比較的大きい場合には、前記取得した画像データを黒色成分の画像データに変換するというように、前記第3の色成分の画像データと前記第2の色成分の画像データとの差に応じて、前記取得した画像データを第1の色成分(前述の例では黒色成分)の画像データに変換するか前記第2の色成分の画像データに変換するかが選択される。これにより、従来のように、各色の画像データのうち黒色の画像データについては黒色で表現し、その他の画像データについては全て前記指定色で表現する構成に比して、原稿の画像の色合いにより近い色合いの画像を用紙に再現することが可能となる。
本発明の第2態様は、本発明の第1態様の画像処理装置において、前記第3の色成分の画像データから前記第3の色成分以外の前記複数の有彩色成分の他の成分の画像データを減算した減算値をそれぞれ算出し、前記減算値のそれぞれが予め定められた閾値より大きいか否かを判断する判断部と、を備え、前記変換部は、前記判断部により前記減算値のそれぞれが前記閾値より大きいと判断された場合には、前記第3の色成分の画像データを前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を実行し、それ以外の場合には、前記第3の色成分の画像データを前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を実行するものである。
この発明によれば、判断部により、前記第3の色成分の画像データから前記第2の色成分の画像データを減算した減算値が算出され、前記減算値が予め定められた閾値より大きいか否かが判断される。そして、前記変換部により、前記減算値が前記閾値より大きい場合、すなわち前記第3の色成分が比較的大きな影響を有している場合には、前記取得した画像データが黒色の画像データに変換され、それ以外の場合には、前記取得した画像データが前記第2の色成分の画像データに変換される。
このような処理により、従来のように、各色の画像データのうち黒色の画像データについては黒色で表現し、その他の画像データについては全て前記指定色で表現する構成に比して、原稿の画像の色合いにより近い色合いの画像を用紙に再現することができる。
本発明の第3態様は、本発明の第1態様または第2態様の画像処理装置において、前記第1の色成分は黒色成分である。
この発明によれば、2色コピーに用いられる一方の色として黒色が用いられ、前記減算値が前記閾値より大きいと判断された場合、前記取得した画像データが黒色の画像データに変換される。
本発明の第4態様は、本発明の第1態様の画像処理装置において、前記第1の色成分は黒色成分であり、前記変換部は、取得した画像データに、前記第2及び第3の色と異なる有彩色成分である第4の色成分の画像データが含まれているとき、前記第3の色成分の画像データ及び前記第2の色成分の画像データの差と、前記第3の色成分の画像データ及び前記第4の色成分の画像データの差とに応じて、前記取得した画像データを、黒色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかを選択し、選択した方の変換処理を実行するものである。
この発明によれば、前記第1の色成分は黒色成分であり、取得した画像データが3つの色成分の画像データを含む場合に、前記第3の色成分の画像データ及び前記第2の色成分の画像データの差と前記第3の色成分の画像データ及び前記第4の色成分の画像データの差とに応じて、前記取得した画像データを黒色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかが選択される。これにより、従来のように、各色の画像データのうち黒色の画像データについては黒色で表現し、その他の画像データについては全て前記指定色で表現する構成に比して、原稿の画像の色合いにより近い色合いの画像を用紙に再現することが可能となる。
本発明の第5態様は、本発明の第4態様の画像処理装置において、前記第3の色成分の画像データから前記第2の色成分の画像データを減算した第1の減算値を算出し、前記第1の減算値が予め定められた第1の閾値より大きいか否かを判断するとともに、前記第3の色成分の画像データから前記第4の色成分の画像データを減算した第2の減算値を算出し、前記第2の減算値が予め定められた第2の閾値より大きいか否かを判断する判断部を備え、前記変換部は、前記判断部により前記第1の減算値が前記第1の閾値より大きく且つ前記第2の減算値が前記第2の閾値より大きいと判断された場合には、前記取得した画像データを黒色の画像データに変換する変換処理を実行し、それ以外の場合には、前記取得した画像データを前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を実行するものである。
この発明によれば、判断部により、前記第3の色成分の画像データから前記第2の色成分の画像データを減算した第1の減算値が算出され、前記第1の減算値が予め定められた第1の閾値より大きいか否かが判断されるとともに、前記第3の色成分の画像データから前記第4の色成分の画像データを減算した第2の減算値が算出され、前記第2の減算値が予め定められた第2の閾値より大きいか否かが判断される。
そして、前記変換部により、前記第1の減算値が前記第1の閾値より大きく且つ前記第2の減算値が前記第2の閾値より大きい場合、すなわち前記第3の色成分が前記第2及び第4の色成分より比較的大きな影響を有している場合には、前記取得した画像データが黒色の画像データに変換され、それ以外の場合には、前記取得した画像データが前記第1の色成分の画像データに変換される。
このような処理により、従来のように、各色の画像データのうち黒色の画像データについては黒色で表現し、その他の画像データについては全て前記指定色で表現する構成に比して、原稿の画像の色合いにより近い色合いの画像を用紙に再現することができる。
本発明の第6態様は、本発明の第1態様ないし第5態様のいずれかの画像処理装置において、前記第2の色成分を指定する入力を行うための第1の入力操作部を備えるものである。
この発明によれば、黒色と有彩色のうちいずれか1つの特定色とにより2色コピーを行う際の前記特定色をユーザが設定することができる。よって、ユーザが望む画像を生成することができる。
本発明の第7態様は、本発明の第1態様ないし第6態様のいずれかの画像処理装置において、前記第3の色成分を指定する入力を行うための第2の入力操作部を備えるものである。
この発明によれば、黒色と有彩色のうちいずれか1つの特定色とにより2色コピーを行う場合に、黒色で表現することを所望する、前記特定色と異なる他の有彩色をユーザが設定することができる。よって、ユーザが望む画像を生成することができる。
本発明の第8態様は、本発明の第1態様ないし第7態様のいずれかの画像処理装置と、前記変換部による変換後の画像データを用いて用紙に画像を形成する画像形成部とを備える画像形成装置である。
この発明によれば、画像形成装置において、本発明の第1態様ないし第7態様のいずれかの作用が得られる。
本発明によれば、2色コピーを行う場合に、原稿の色合いをより自然な態様で再現したりユーザが望む画像を再現したりすることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態における複写機の概略構成図である。図1に示すように、複写機1は、複写機本体内にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色別に画像形成部2M、2C、2Y、2Kが並設されている。
画像形成部2M、2C、2Y及び2K(これらを纏めて画像形成部2という)は、用紙に対するカラー画像の形成(印刷)を行うものであり、例えばアモルファスシリコンからなる感光体ドラム3、この感光体ドラム3の周囲に配設された帯電部4、露光部5、現像部6及び感光体クリーニング部7を備えている。
帯電部4は、感光体ドラム3の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。露光部5は、後述の画像データ記憶部40(図2参照)等から送信されてきた画像データに基づき生成されたレーザービーム(LED光)を感光体ドラム3の表面に照射し、該ドラム表面上に静電潜像を形成するものである。現像部6は、感光体ドラム3に形成された静電潜像に対してトナー供給部61から供給されるトナーを付着させることで、トナー像として静電潜像を顕在化させるものである。感光体クリーニング部7は、後述する中間ベルト10へのトナー画像の一次転写終了後、感光体ドラム3表面上のトナーを清掃するものである。
画像形成部2M〜2Kの下方には、感光体ドラム3表面に顕在化したトナー像の中間転写(一次転写)を行うための中間転写ローラ9(一次転写ローラ)及び中間ベルト(中間転写ベルト)10が配設されている。中間ベルト10は、所定のベルト体からなり、各感光体ドラム3と対向配置された中間転写ローラ9によって感光体ドラム3に押圧された状態で、駆動ローラ11〜13によって無端回転するように構成されている。感光体ドラム3上に形成される各色のトナー像は、無端回転される中間ベルト10上に、それぞれタイミングを合わせて、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの順に転写されて重ね合わされる。これにより中間ベルト10上にY、M、C、Kの4色からなるカラー画像が形成される。
駆動ローラ13と対向する位置には、中間ベルト10を介して2次転写ローラ14が設けられている。2次転写ローラ14は、後述の制御部33からの転写バイアスによって中間ベルト10上のカラー画像を用紙へ転写するものである。
また、複写機1は、画像形成部2Y〜2Kへ向けて給紙を行う給紙部15を備えている。給紙部15は、各サイズの用紙を収納する給紙カセット151、用紙が搬送される経路である搬送路152、及び搬送路152中の用紙の搬送を行う搬送ローラ153等を備え、給紙カセット151から1枚ずつ取り出された用紙を画像形成部2Y〜2K、すなわち2次転写ローラ14の位置へ向けて搬送する。なお、給紙部15は、2次転写処理された用紙を定着部16へ搬送し、この定着処理された用紙を複写機本体上部の用紙排出トレイ17へ排出する。
搬送路152における2次転写ローラ14より下流側の適所には、定着部16が設けられている。定着部16は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着部16はヒートローラ161及び圧ローラ162からなり、ヒートローラ161の熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ162によって圧力をかけてトナーを用紙上に定着させる。
また、複写機1は、除電クリーニング18及び濃度センサ19を備えている。除電クリーニング18は、中間ベルト10上のトナー(残留トナー)を除去(回収)するものである。除電クリーニング18は、図略のクリーニング電極及びクリーニングブラシ(回転ブラシ)からなり、クリーニング電極によってトナーの帯電電荷と逆極性のクリーニングバイアスをクリーニングブラシに印加し、これによる静電気力によって中間ベルト10上のトナーをクリーニングブラシに移動させることでトナー除去を行う。
濃度センサ19は、中間ベルト10の表面(以降、適宜「ベルト表面」という)における濃度を測定するものである。
複写機本体の上部には、原稿読取部20と原稿給送部24とが設けられている。原稿読取部20は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部21と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台22及び原稿読取スリット23とを備える。スキャナ部21は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台22に載置された原稿を読み取るときは、原稿台22に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部33(図2参照)へ出力する。また、原稿給送部24により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介して原稿給送部24による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部33へ出力する。
原稿給送部24は、原稿を載置するための原稿載置部25と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部26と、原稿載置部25に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送し、原稿排出部26へ排出するための給紙ローラや搬送ローラ(図示せず)等からなる原稿搬送機構27を備える。原稿搬送機構27は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット23と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図示せず)を備え、原稿の両面の画像を、原稿読取スリット23を介してスキャナ部21から読取可能にしている。
また、原稿給送部24は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部24の前面側を上方に移動させて原稿台22の上面を開放することにより、原稿台22の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
図2は、複写機1の概略構成の一例を示すブロック構成図である。図2に示すように、複写機1は、ネットワークI/F(インターフェース)部30、画像データ記憶部40、操作パネル部50、記録部60、クリーニング部70、濃度センサ19及び制御部33を備えている。
ネットワークI/F部30は、LAN等のネットワークを介して接続されたPC等の情報処理装置(外部装置)との間における種々のデータの送受信を制御するものである。画像データ記憶部40は、ネットワークI/F部30を介してPC等から送信されてきた画像データを一時的に記憶するものである。操作パネル部50は、複写機1のフロント部に設けられ、ユーザによる各種指示入力が行われる入力キーとして機能したり、所定の情報を表示したりするものである。
記録部60は、上記画像形成部2、転写部61、定着部16及び給紙部9を備え、画像データ記憶部40に記憶されるなどした画像データに基づいて用紙に対する画像印刷を行うものである。転写部61は、上述の中間ベルト10、駆動ローラ11〜13及び2次転写ローラ14等からなり、感光体ドラム3上のトナー像を中間ベルト10を介して用紙に転写するものである。
クリーニング部70は上記除電クリーニング18からなるものである(感光体クリーニング部7も含む)。濃度センサ19は、図1に示す濃度センサ19である。
制御部33は、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータなどからなり、上記各機能部に対する各種制御信号の送受信を行い、複写機1全体の動作制御を司るものである。
また、制御部33は、表示制御部34と、黒生成部35と、判断部36と、変換部37とを備える。
表示制御部34は、操作パネル部50に表示される図略の表示画面において所定の操作を行うことにより、2色コピー(本実施形態では、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれか一色と黒(K)色とによるコピー)を指示するための入力画面を操作パネル部50に表示する。図3は、この入力画面の一例を示す図である。
図3に示すように、該入力画面G1には、2色コピーの実行を指示するための「YES」ボタン38と、2色コピーの実行の撤回指示を行うための「NO」ボタン39とが表示され、「YES」ボタン38が操作されると、表示制御部34は、図4に示す入力画面G2を操作パネル部50に表示する。なお、「NO」ボタン39が操作されると、表示制御部34は、例えば図略の初期画面を表示する。
図4に示す入力画面G2は、2色コピーを実行する際に用いる色として、黒以外にどの色を用いるかを選択する画面であり、該画面G2には、R(赤)を選択するための「赤」ボタン40と、G(緑)を選択するための「緑」ボタン41と、B(青)を選択するための「青」ボタン42とが表示される。この入力画面G2で指定された色を第1指定色という。
この入力画面G2においていずれかのボタンが操作されると、図5に示すような入力画面G3が表示される。ここで、本実施形態においては、入力画面G2で選択した前記第1指定色と黒色以外の色の画像を黒色で表現(画像形成)することができるようになっており、該入力画面G3は、黒色で表現する色を設定するための画面である。
すなわち、図5に示す入力画面G3は、前記入力画面G2において前記第1指定色として例えば「赤」ボタン40により赤色が設定された場合に操作パネル部50に表示される画面であり、該画面G3には、「緑」ボタン43と、「青」ボタン44と、「黒色で表現しない」ボタン45とが表示される。この画面G3において、例えば「青」ボタン44が操作された場合、画像形成装置1は、原稿における青色の画像を黒色で用紙に再現(画像形成)する。また、「黒色で表現しない」ボタン45が操作された場合、画像形成装置1は、原稿における赤色、緑色及び青色の画像を全て赤色で用紙に再現する。この入力画面G3で指定された色(黒色で表現すべき色)を第2指定色という。
前記入力画面G3においていずれかのボタンが操作されると、例えば図6に示す確認画面G4が操作パネル部50に表示される。この確認画面G4においては、前記各画面G1〜G3で選択された内容に基づいて行われた処理後の画像46と、前記各画面G1〜G3で入力された内容の適否をユーザに確認させるためのメッセージ47と、「OK」ボタン48と、「NO」ボタン49とが表示される。
この確認画面G4において、「OK」ボタン48が操作されると、表示制御部34は、その旨を示す情報を判断部36及び変換部37に出力する一方、「NO」ボタン49が操作されると、入力画面G1〜G3のいずれかの入力画面を再び表示する。
黒生成部35、判断部36及び変換部37は、原稿読取部20から取得されたR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の画像データを取得すると以下に説明する処理を実行する。なお、黒生成部35、判断部36及び変換部37は、前記CCDセンサに備えられる画素のうち予め定められた大きさの領域に含まれるR(赤),G(緑)、B(青)の各画素からそれぞれ得られる画像データを1画素の画像データとして扱う。
黒生成部35は、原稿読取部20から取得されたR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の画像データに基づきK(黒)の画像データを生成するものである。
判断部36は、画素ごとに、前記入力画面G3において第2指定色(前述の例では青)が指定された場合、その第2指定色の画像データが他の色の画像データに比して当該画素の色に大きな影響を有しているか否かを判断するものである。すなわち、判断部36は、前記第2指定色の画像データの画素値から他の色(黒色は含まない)の画像データの画素値を差し引いた値(以下、減算値という)をそれぞれ算出し、その減算値が所定の閾値より大きいか否かを判断する。例えば前記第2指定色がB(青)色である場合、判断部36は、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからR(赤)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−R)と、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからG(緑)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−G)とをそれぞれ算出し、
B−R>W1 ・・・(1)
B−G>W2 ・・・(2) (W1,W2は閾値)
前記式(1),(2)の両方を満たすか否かを画素ごとに判断する。
変換部37は、前記判断部36により前記式(1),(2)の両方を満たすと判断された場合、当該画素の画像データをK(黒)色の画像データに変換する一方、前記判断部36により前記式(1),(2)の片方しか満たさない又は両方満たさないと判断された場合、当該画素の画像データを前記第1指定色(ここでは赤色)の画像データに変換する。
これにより、前記第2指定色(前述の例では青)の画像データが他の色の画像データに比して当該画素の色に大きな影響を有している場合、前記第2指定色で表現されている画像については前記第1指定色で表現されずに黒色で表現されることとなる。
なお、制御部33は、原稿読取部20から出力された各色の画像データ、黒生成部35により生成されたK(黒)色の画像データ及び前記変換部37による変換処理により生成されたK(黒)色及びR(赤)色の画像データに対し、ガンマ補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。また、前記第1の色成分は黒色成分、第2の色成分はR(赤)色成分、第3の色成分はB(青)色成分、第4の色成分はG(緑)成分に相当する。
図7は、2色コピー時における制御部33による処理のフローチャートを示す図である。制御部33は、画素ごとに図3に示す処理を実行する。また、ここでは、前記第1指定色としてR(赤)色が、前記第2指定色としてB(青)色がそれぞれ選択されているものとする。
図7に示すように、制御部33は、当該画素の画像データがカラーの画像データであるか否かを判断し(ステップ♯1)、カラーの画像データである場合には(ステップ♯1でYES)、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからR(赤)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−R)と、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからG(緑)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−G)とをそれぞれ算出し、それらの減算値(B−R)が前記閾値W1より大きく且つ減算値(B−G)が閾値W2より大きいか否かを判断する(ステップ♯2)。
変換部37は、前記判断部36により前記減算値(B−R)が前記閾値W1より大きく且つ減算値(B−G)が閾値W2より大きいと判断された場合には(ステップ♯2でYES)、当該画素の画像データを黒色の画像データに変換する一方(ステップ♯3)、それ以外の場合、すなわち前記式(1),(2)のうち少なくとも一方を満たさない場合には(ステップ♯2でNO)、当該画素の画像データをR(赤)色の画像データに変換する(ステップ♯4)。
なお、ステップ♯1において、カラーの画像データでない場合には(ステップ♯1でNO)、ステップ♯2〜♯4の処理を実行しないで一連の処理を終了する。
以上のように、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからR(赤)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−R)と、当該画素のB(青)色の画像データの画素値BからG(緑)色の画像データの画素値Rを差し引いたときの減算値(B−G)とをそれぞれ算出し、前記減算値(B−R)が前記閾値W1より大きく且つ減算値(B−G)が閾値W2より大きいと判断された場合には、当該画素の画像データを黒色の画像データに変換し、それ以外の場合には、当該画素の画像データをR(赤)色の画像データに変換する処理を画素ごとに行うようにしたので、前記第2指定色の画像データが他の色の画像データに比して当該画素の色に大きな影響を有している場合、すなわち原稿において前記第2指定色で表されている画像を黒色で表現することができる。これにより、2色コピーの場合に、原稿の色合いをより忠実に再現したりユーザの所望する画像を再現したりすることができる。
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記判断部36による判断処理を行う前に、前記R(赤)、G(緑)、B(青)の各色の画像データを、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各補色の画像データに変換する補色変換部が備えられている場合には、このC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の画像データを、再度、前記R(赤)、G(緑)、B(青)の画像データに変換した上で、前記判断部36による判断処理を行うようにしてもよいし、或いは、各補色の画像データについての前記式(1),(2)に相当する式を設定し、この式に基づいて、当該画素の画像データを例えば黒色の画像データに変換するか赤色の画像データに変換するかを判断するようにしてもよい。
[2]前記実施形態は、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれか一色と黒(K)色とによる2色コピーを想定したものであるが、本件は、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれか二色による2色コピーの場合にも同様に適用可能である。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の内部構成を概略的に示す側面図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 入力画面G1を示す図である。 入力画面G2を示す図である。 入力画面G3を示す図である。 入力画面G4を示す図である。 2色コピー時における制御部による処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
33 制御部
34 表示制御部
35 黒生成部
36 判断部
37 変換部

Claims (6)

  1. 原稿に複数の有彩色で表された画像の画像データを取得し、取得した画像データを、1つの色成分である第1の色成分の画像データに変換する変換処理と、1の有彩色成分である、前記第1の色成分と異なる第2の色成分の画像データに変換する変換処理とが実行可能な画像処理装置であって、
    取得した画像データに、前記第2の色成分の画像データと前記第1及び第2の色成分と異なる有彩色成分である第3の色成分を含む複数の有彩色成分の画像データとが含まれているとき、該第3の色成分の画像データと前記第3の色成分以外の前記複数の有彩色成分の他の成分の画像データとの差に応じて、前記第3の色成分の画像データを、前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかを選択し、選択した方の変換処理を実行する変換部と、
    前記第3の色成分の画像データから前記第3の色成分以外の前記複数の有彩色成分の他の成分の画像データを減算した減算値をそれぞれ算出し、前記減算値のそれぞれが予め定められた閾値より大きいか否かを判断する判断部と、を備え、
    前記変換部は、前記判断部により前記減算値のそれぞれが前記閾値より大きいと判断された場合には、前記第3の色成分の画像データを前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を実行し、それ以外の場合には、前記第3の色成分の画像データを前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を実行する画像処理装置。
  2. 原稿に複数の有彩色で表された画像の画像データを取得し、取得した画像データを、1つの色成分である第1の色成分の画像データに変換する変換処理と、1の有彩色成分である、前記第1の色成分と異なる第2の色成分の画像データに変換する変換処理とが実行可能な画像処理装置であって、
    取得した画像データに、前記第2の色成分の画像データと前記第1及び第2の色成分と異なる有彩色成分である第3の色成分の画像データとが含まれているとき、該第3の色成分の画像データと前記第2の色成分の画像データとの差に応じて、前記取得した画像データを、前記第1の色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかを選択し、選択した方の変換処理を実行する変換部を備え、
    前記第1の色成分は黒色成分であり、
    前記変換部は、取得した画像データに、更に前記第2及び第3の色と異なる有彩色成分である第4の色成分の画像データが含まれているとき、前記第3の色成分の画像データ及び前記第2の色成分の画像データの差と、前記第3の色成分の画像データ及び前記第4の色成分の画像データの差とに応じて、前記取得した画像データを、黒色成分の画像データに変換する変換処理を行うか前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を行うかを選択し、選択した方の変換処理を実行する画像処理装置。
  3. 前記第3の色成分の画像データから前記第2の色成分の画像データを減算した第1の減算値を算出し、前記第1の減算値が予め定められた第1の閾値より大きいか否かを判断するとともに、前記第3の色成分の画像データから前記第4の色成分の画像データを減算した第2の減算値を算出し、前記第2の減算値が予め定められた第2の閾値より大きいか否かを判断する判断部を備え、
    前記変換部は、前記判断部により前記第1の減算値が前記第1の閾値より大きく且つ前記第2の減算値が前記第2の閾値より大きいと判断された場合には、前記取得した画像データを黒色の画像データに変換する変換処理を実行し、それ以外の場合には、前記取得した画像データを前記第2の色成分の画像データに変換する変換処理を実行する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の色成分を指定する入力を行うための第1の入力操作部を備える請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記第3の色成分を指定する入力を行うための第2の入力操作部を備える請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記変換部による変換後の画像データを用いて用紙に画像を形成する画像形成部と
    を備える画像形成装置。
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